JP2001312393A - 印刷サービス管理システムおよび管理サーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷依頼から納品までに要する時間に応じ
て、印刷を実行させるプリンタを選定すること。 【解決手段】 プリンタ３の印刷スケジュールおよび所
在地情報を記憶するプリンタ情報ＤＢ４１を備える。ユ
ーザ端末５から印刷データと配送先情報を含む印刷依頼
を受け付けて、印刷終了時刻予測部１３が、各プリンタ
ごとに印刷を実行した場合の印刷終了時刻を予測し、配
送時間予測部１４が、各プリンタ３の所在地から配送に
要する時間を予測する。出力プリンタ決定部１７は、予
測結果に基づいて、どのプリンタ３に印刷データの印刷
を実行させるかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプリンタを
管理する技術にかかり、特に各プリンタで印刷した印刷
物を配送するサービスを提供する場合における印刷スケ
ジュールを管理する技術に関する。

【０００２】

【発明の背景】従来技術ではない関連技術として、プリ
ントステーションが備える大判プリンタへ、インターネ
ット等のネットワークを介して、自己のコンピュータか
ら直接印刷を依頼し、印刷された印刷物を指定された配
送先へ配送する大判印刷サービスシステムがある。この
大判印刷サービスシステムでは、プリントステーション
を複数設定し、各地に点在するように配置することがで
きる。

【０００３】サービスを提供する提供者および当該サー
ビスの利用者の双方にとって、一般に、印刷を依頼して
から納品が完了するまでの時間は短い方が好ましい。こ
こで、ユーザが印刷を依頼してから、印刷物が指定され
た配送先へ配送されるまでに要する時間を考えると、こ
の時間は印刷に要する時間と、配送に要する時間に大別
できる。

【０００４】通常、大判プリンタで印刷を行う場合、用
紙サイズが大きいこと、解像度が高いこと等の理由か
ら、１枚の印刷を行うのに数十分以上を要することが多
い。従って、印刷待ち状態の印刷ジョブが多いプリント
ステーションでは、新たに依頼を受けると着手までの待
ち時間が長くなる。このため、新たに依頼を受けた印刷
が完了する時刻は遅くなる。印刷を早く完了させるため
には、待ち時間は短い方が好ましい。

【０００５】一方、配送に要する時間は、主として、配
送先の所在地とプリントステーションの所在地との距離
に依存する。従って、配送先に近いプリントステーショ
ンに依頼するほど、配送に要する時間は短くなる。しか
し、上述の通り、印刷待ち状況によっては、必ずしも納
品が早くなるとは限らない。

【０００６】早く納品したい場合は、ユーザ自らが印刷
待ち状況および配送に要する時間を考慮してプリントス
テーションを選択し、印刷を依頼しなければならなかっ
た。かかる事情は大判プリンタを利用した大判印刷サー
ビスシステムに限らず、通常のサイズのプリンタを利用
した印刷システムでも同様である。

【０００７】そこで、本発明は、印刷依頼から納品まで
に要する時間に応じて、印刷を実行させるプリンタを選
定するための技術を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では以下の処理を行う。すなわち、少なくと
も、印刷データと納品場所に関する情報を受け付ける。
複数あるプリンタのそれぞれに、受け付けた印刷データ
を印刷させ、かつ、当該印刷物を納品場所に納品した場
合の納品予定時刻を予測する。予測結果に基づいて、印
刷を実行させるプリンタを決定する。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を用いて説明する。

【００１０】図１は、本発明に係る印刷サービス管理シ
ステムを含む、印刷サービス提供システムの一例の構成
を示す図である。本システムは、管理サーバ１と、複数
のプリンタサーバ２と、プリンタサーバ２に接続された
プリンタ３とを備える。管理サーバ１と各プリンタサー
バ２とは、それぞれネットワーク９を介して接続されて
いる。各プリンタサーバ２には、１台以上のプリンタ３
が接続されている。なお、本印刷サービスの提供を受け
るユーザの端末５は、ネットワークを介して管理サーバ
１と接続することができる。

【００１１】そして、いわゆるプリントステーションと
呼ばれる印刷サービスを提供する店舗は、このプリンタ
サーバ２およびプリンタサーバ２に接続されたプリンタ
３を１組以上備える。同一プリントステーションのプリ
ンタサーバ２とプリンタ３は、必ずしも同一の店舗には
存在しなければならないものではない。例えば、ネット
ワーク９を介して接続され、プリンタサーバ２と１台以
上のプリンタ３が離れた場所に設置された構成とするこ
とも可能である。また、管理サーバ１は、プリンタ３等
を備えたプリントステーションのいずれかの店舗に設置
してもよいし、プリントステーション以外の場所に設置
してもよい。

【００１２】管理サーバ１およびプリンタサーバ２は、
いずれもコンピュータシステムにより構成される。以下
に説明する各構成または各機能は、例えば、プログラム
を実行することにより実現される。また、ユーザ端末５
は、専用端末である必要はなく、個人的に用いられ、他
の用途にも利用できる普及型のコンピュータを利用でき
る。

【００１３】管理サーバ１には、好ましくは以下の構成
を備える。すなわち、通信制御部１１と、印刷終了時刻
予測部１３と、配送時間予測部１４と、印刷コスト算出
部１５と、配送コスト算出部１６と、出力プリンタ決定
部１７と、表示制御部１８と、バッファ１９と、プリン
タ情報データベース４１と、コスト情報データベース４
２とを備える。上記各構成は、例えば、印刷終了時刻予
測部１３、配送時間予測部１４およびプリンタ情報デー
タベース４１を省略することができ、または、印刷コス
ト算出部１５、配送コスト算出部１６およびコスト情報
データベース４２を省略することができる。その他に、
ある機能を実現するために必要な構成のみを残し、他の
構成については可能な限り省略することができる。

【００１４】通信制御部１１は、各プリンタサーバ２お
よび各ユーザ端末５との間の通信の制御を行う。例え
ば、通信制御部１１は、ユーザ端末５からの印刷依頼８
０（図５参照）を受け付けて、バッファ１９へ格納す
る。また、出力プリンタ決定部１７からの指示により、
バッファ１９に格納されている印刷依頼８０を指定され
たプリンタサーバ２へ転送する。

【００１５】ここで、印刷依頼８０は、図５に示すよう
に、少なくとも、印刷すべき印刷データ８３と配送先情
報８５とを含む。配送先情報８５は、印刷データ８３を
印刷した印刷物の配送先を示す情報である。すなわち、
本システムが管理する印刷サービスでは、印刷物の納品
場所が配送先情報８５が示す配送先である。ユーザは配
送先を複数指定することもできる。その場合、配送先情
報８５は配送先の数だけ印刷依頼８０に含まれる。ま
た、各配送先への配送部数の指定を含めることもでき
る。

【００１６】印刷終了時刻予測部１３は、ユーザ端末５
から送られた印刷依頼８０に基づいて、印刷終了時刻を
予測する。各プリンタ３ごとにスケジュールが異なるの
で、印刷終了時刻の予測は、各プリンタ３ごとに行う。
例えば、プリンタ情報データベース４１を参照して、印
刷依頼８０に含まれる印刷データ８２（図５参照）を印
刷したときの、印刷終了時刻を予測する。具体的には、
プリンタ情報データベース４１に記憶されている待ち時
間４１３（図２参照）または予約状況４１６（図３参
照）から、各プリンタ３が新たな印刷依頼を着手可能な
時刻を求める。そして、印刷データ８３から、あるい
は、好ましくは、印刷データ８３とプリンタ情報データ
ベース４１に記憶されている機種４１２（図２参照）ま
たは印刷速度４１５（図３参照）とから、各プリンタ３
での印刷に要する時間を求める。これらから、各プリン
タ３ごとに印刷終了予定時刻を求める。例えば、印刷デ
ータのデータサイズ、印刷用紙のサイズ等から印刷に要
する時間を求めるようにしてもよい。

【００１７】配送時間予測部１４は、ユーザ端末５から
送られた印刷依頼８０に基づいて、配送に要する時間を
予測する。配送時間は、プリンタ３の所在地から配送先
の所在地までの距離に依存する。このため、配送時間の
予測は、各プリントサーバ２または各プリンタ３ごとに
行う。例えば、プリンタ情報データベース４１に含まれ
る各プリンタ３の所在地４１２（図２、３参照）から、
印刷依頼８０に含まれる配送先情報８５（図５参照）が
示す配送先へ配送するために要する時間を予測する。具
体的には、配送先情報８５に含まれる配送先の郵便番号
と、所在地４１２に含まれる郵便番号とから、プリンタ
所在地と配送先との相対的な距離を求める。この相対的
な距離は、好ましくは、直線距離、交通状況等を考慮し
て配送時間に換算した距離、または、両地点が属する地
域ブロック間の距離のいずれかを求めてもよい。そし
て、配送に要する予測配送時間を算出する。予想配送時
間の算出は、好ましくは、この相対距離に基づいて算出
するか、または、所定の２地点間の配送時間は経験則か
らわかっているので、これをあらかじめ保持しておい
て、これに基づいて配送時間を算出するようにしてもよ
い。なお、郵便番号の代りに、電話番号の市外局番およ
び局番を用いてもよい。

【００１８】印刷コスト算出部１５は、ユーザ端末５か
ら送られた印刷依頼８０に基づいて、印刷に要する費用
の見積りを行う。例えば、印刷依頼８０に含まれる印刷
データ８２（図５参照）を解析して、用紙サイズ、印刷
に必要な印刷枚数、インク使用量等の消耗品の使用量を
予測する。そして、プリンタに設定されている印刷媒体
（用紙種類）に関する情報、予測した各消耗品の使用
量、および、コスト情報データベース４２に記憶されて
いる印刷媒体種類４２１およびインク種類４２２（図４
参照）ごとの単価等から、印刷コストを見積る。

【００１９】配送コスト算出部１６は、ユーザ端末５か
ら送られた印刷依頼８０に基づいて、配送に要する費用
の見積りを行う。配送費用は配送手段に依存する。ま
た、配送手段によっては、プリンタ３の所在地から配送
先の所在地までの距離に依存する。このため、配送費用
の見積りは、各プリントサーバ２または各プリンタ３ご
とに行う。例えば、プリンタ情報データベース４１に含
まれる所在地４１２（図２、３参照）から、印刷依頼８
０に含まれる配送先情報８５（図５参照）により定まる
配送先へ配送するのに要する費用を算出する。具体的に
は、配送先情報８５に含まれる配送先の郵便番号と、所
在地４１２に含まれる郵便番号とから、プリンタ所在地
と配送先との相対的な距離を求め、プリンタ所在地と配
送先との相対的な距離を求める。この相対的な距離は、
好ましくは、直線距離、交通状況等を考慮して配送時間
に換算した距離、または、両地点が属する地域ブロック
間の距離のいずれかを求めてもよい。配送距離別の単価
４２３から配送料を見積る。配送距離別単価の代りに、
物流業者の価格リストを用いてもよい。なお、郵便番号
の代りに、電話番号の市外局番および局番を用いてもよ
い。

【００２０】出力プリンタ決定部１７は、印刷依頼を受
けた印刷データを、管理下にあるプリンタ３のうちの、
どのプリンタ３から出力させるかを決定する。さらに、
出力プリンタ決定部１７は、通信制御部１１に対して、
決定されたプリンタ３が接続されているプリンタサーバ
２へ、印刷要求８０を転送する指示をする。出力プリン
タの決定は、印刷終了時刻予測部１３と配送時間予測部
１４の予測結果に基づいて行う場合、すなわち予想配送
完了時刻に基づいて行う場合(時間優先モード)と、印刷
コスト算出部１５と配送コスト算出部１６の見積り結果
に基づいて行う場合、すなわち見積ったコストに基づい
て行う場合(費用優先モード)と、ユーザが選択して決定
する場合（ユーザ選択モード）がある。時間優先モー
ド、費用優先モードまたはユーザ選択モードの選択は、
表示制御部１８から伝えられるユーザ端末５からの指定
に基づいて行ってもよいし、あらかじめいずれかに定め
ておいてもよい。

【００２１】例えば、時間優先モードの場合、配送完了
時刻算出部において、印刷終了予測時刻に予測配送時間
を加えて、配送完了時刻を算出し、この配送完了時刻が
一番早くなるプリンタ３を出力プリンタに決定する。ま
た、費用優先モードの場合、印刷コスト算出部１５が見
積った印刷コストと、配送コスト算出部１６が見積った
配送コストの合計が、最も安くなるプリンタを出力プリ
ンタとして決定する。ユーザ選択モードの場合、後述す
るように、表示制御部１８からユーザが選択したプリン
タの通知を受け、出力プリンタとして決定する。

【００２２】出力させるプリンタが決定したら、プリン
タ情報データベース４１を参照して、そのプリンタ３が
接続されているプリンタサーバ２のアドレス情報４１１
（図２、３参照）を取得する。そして、そのプリンタサ
ーバ２に対して、印刷依頼８０を転送するように、通信
制御部１１に指示をする。

【００２３】表示制御部１８は、ユーザインターフェー
ス画面を表示させるための情報を生成し、ユーザ端末５
へ送信するために通信制御部１１へ出力する。ユーザイ
ンターフェース画面は、ユーザに対して情報を提示し、
ユーザからの指示を受け付けるための画面である。ユー
ザインターフェース画面は、ユーザ端末５に表示され
る。ユーザインターフェース画面には、例えば、図６に
示す優先モード選択画面１００、図７に示すプリンタ選
択画面２００、および図８に示す優先モード選択画面３
００がある。

【００２４】図６に示す優先モード選択画面１００は、
モード表示領域１１０、１２０、１３０と、発注ボタン
１４０と、キャンセルボタン１５０とが配置されてい
る。モード表示領域１１０、１２０、１３０には、時間
優先モード、費用優先モードおよびユーザ選択モードに
関する情報がそれぞれ表示されている。時間優先モード
と費用優先モードの表示領域１１０、１２０に表示され
ている情報は、表示制御部１８が、印刷終了時刻予測部
１３と、配送時間予測部１４と、印刷コスト算出部１５
と、配送コスト算出部１６とから取得した情報に基づい
て求める。つまり、最も早く配送が完了する場合と、最
も安くサービスを提供できる場合について、それぞれ予
定納品時刻と費用をそれぞれ求める。ユーザ選択モード
表示領域１３０には、全プリンタについて納品予定時刻
と費用が一覧表示され、そこから選択可能であることを
表示している。

【００２５】各モード表示領域１１０、１２０、１３０
には、それぞれのモードを選択するためのチェックボッ
クス１１１、１２１、１３１が配置されている。ユーザ
は、いずれか選択するモードのチェックボックスをチェ
ックすることができる。ユーザが発注ボタン１４０を押
すと、いずれのモードが選択されているかを示す情報
が、ユーザ端末５から表示制御部１８へ伝えられる。表
示制御部１８は、時間優先モードまたは費用優先モード
が選択されたときは、選択モードを示す情報を出力プリ
ンタ決定部１７へ伝える。ユーザ選択モードが選択され
たときは、図７に示すプリンタ選択画面２００を表示さ
せるための処理を行う。

【００２６】これに対して、図８に示すモード選択画面
３００では、時間優先モードと費用優先モードの表示領
域３１０、３２０に、予定納品時刻と費用を表示しな
い。すなわち、個々のプリンタごとに予定納品時刻と費
用を算出した後に、モードを選択するのではなく、先に
モードを選択する場合に用いる。

【００２７】プリンタ選択画面２００には、図７に示す
ように、納品予定時刻・費用一覧表示領域２１０と、発
注ボタン２２０と、キャンセルボタン２３０とが配置さ
れている。納品予定時刻・費用一覧表示領域２１０に
は、各プリンタ２１２ごとに、予定納品時刻２１３と費
用２１４が表示されていて、プリンタ２１２選択用のチ
ェックボックス２１１が対応付けて表示されている。ユ
ーザがいずれかのチェックボックス２１１をチェックし
て発注ボタン２２０を押すと、その選択されたプリンタ
を示す情報がユーザ端末５から表示制御部１８へ伝えら
れる。表示制御部１８は、その選択されたプリンタを出
力プリンタとして、出力プリンタ決定部１７へ知らせ
る。ユーザ選択モードでは、ユーザが予定納品時刻と費
用を見たうえで、自らが希望するプリンタへ印刷を依頼
することができる。

【００２８】プリンタ情報データベース４１は、管理サ
ーバ１の管理下にあるすべてのプリンタ３の印刷スケジ
ュールに関する情報、所在地に関する情報、および、印
刷処理能力に関する情報を記憶する。

【００２９】プリンタ情報データベース４１は、各プリ
ンタ３に関する情報を記憶する。その例を、図２および
図３に示す。図２に示す例では、データ項目として、プ
リンタサーバ２のアドレス情報４１１、プリンタ３の所
在地４１２、プリンタの機種４１３、および、着手まで
の待ち時間４１４を備える。

【００３０】プリンタサーバ２のアドレス情報４１１
は、管理サーバがプリンタサーバ２へアクセスするため
のアドレス情報である。所在地４１２は、プリンタ３が
設置されている場所を示すものであり、好ましくは、郵
便番号と住所が記憶されている。あるいは、市外局番と
局番を含む電話番号を記憶しておいてもよい。プリンタ
の機種４１３からは、プリンタの印刷処理能力を知るこ
とができる。着手までの待ち時間４１４は、現時点で印
刷依頼を受けた場合に、その印刷依頼に関する処理を開
始できるようになるまでの時間を示す。待ち時間４１４
が０時間ということは、印刷依頼を受けると、今すぐに
印刷を開始することができる状態であることを示す。

【００３１】また、図３に示す例では、データ項目とし
て、プリンタサーバ２のアドレス情報４１１、プリンタ
３の所在地４１２、プリンタの印刷速度４１５、およ
び、予約状況４１６を備える。

【００３２】印刷速度４１５は、各プリンタ３が、あら
かじめ定めた単位の印刷を行うのに要する時間を示す。
例えば、図３に示すように、各プリンタ３でＡ０サイズ
の用紙に720dpi×720dpi(dot per inch)で印刷を行った
場合に要する時間等を記憶しておくようにしてもよい。
これから、印刷処理能力がわかる。予約状況４１６は、
各プリンタ３が印刷の予約を受け付けるようにした場
合、その予約の入り具合を示すものである。例えば、図
３に示す予約状況は、所定の時間単位で、予約が入って
いる時間帯（黒で塗りつぶし）と、予約が入っていない
時間帯（白抜き）とを示している。なお、予約がキャン
セルされた場合には、予約の整理、再配置を行い、連続
した印刷時間を確保するようにしてもよい。

【００３３】コスト情報データベース４２は、各消耗品
の単価、および配送費用算出のための情報を記憶する。
例えば、図４に示すように、用紙の種類別単価４２１、
インクの種類別、色別の単価４２２、配送先の距離別の
単価４２３等を記憶する。

【００３４】つぎに、本実施形態における印刷依頼から
出力プリンタ決定までの処理手順について、図９および
図１０を用いて説明する。

【００３５】図９は、第１の処理手順を示すフローチャ
ートである。

【００３６】まず、管理サーバ１がユーザ端末５から印
刷依頼を受け付ける（Ｓ１０１）。この印刷依頼に基づ
いて、印刷物の納品時刻の予測（Ｓ１０２、Ｓ１０３）
と、サービス費用の見積り（Ｓ１０４、Ｓ１０５）を行
う。なお、印刷物の納品時刻の予測とサービス費用の見
積りは、いずれを先に行ってもよい。

【００３７】すなわち、印刷終了時刻予測部１３が印刷
終了時刻を予測する（Ｓ１０２）。配送時間予測部１４
が配送時間を予測する（Ｓ１０３）。なお、Ｓ１０２と
Ｓ１０３の順序を入れ替えて、配送時間を予測した後
に、印刷終了時刻を予測してもよい。

【００３８】さらに、印刷コスト算出部１５が印刷コス
トを算出し（Ｓ１０４）、配送コスト算出部１６が配送
コストを算出する（Ｓ１０５）。なお、Ｓ１０４とＳ１
０５の順序を入れ替えて、配送コストを算出した後に印
刷コストを算出してもよい。

【００３９】ここで、表示制御部１８は、モード選択画
面１００を表示するための情報をユーザ端末５へ送信す
る。ユーザ端末５では、モード選択画面１００が表示さ
れて、ユーザがモードを選択する（Ｓ１０６）。

【００４０】ここで、ユーザ選択モードが選択される
と、さらに、表示制御部１８は、プリンタ選択画面２０
０を表示するための情報をユーザ端末５へ送信する。ユ
ーザ端末５では、プリンタ選択画面２００が表示され
て、ユーザがプリンタを選択する（Ｓ１１１、Ｓ１１
２）。ユーザの選択結果に基づいて、出力プリンタ決定
部１７が出力プリンタを決定する（Ｓ１０７）。

【００４１】時間優先モードまたは費用優先モードのい
ずれかが選択されると、出力プリンタ決定部１７が出力
プリンタを決定する（Ｓ１０７）。

【００４２】図１０は第２の処理手順を示すフローチャ
ートである。

【００４３】管理サーバ１がユーザ端末５から印刷依頼
を受け付けると、表示制御部１８がモード選択画面３０
０を表示するための情報をユーザ端末５へ送信する。ユ
ーザ端末５では、モード選択画面３００が表示されて、
ユーザがモードを選択する（Ｓ２０２）。

【００４４】時間優先モードが選択された場合、印刷終
了時刻予測部１３が印刷終了時刻を予測し（Ｓ２１
１）、配送時間予測部１４が配送時間を予測する（Ｓ２
１２）。なお、Ｓ２１１とＳ２１２の順序を入れ替えが
可能であることは、第１の処理手順同様である。

【００４５】費用優先モードが選択された場合、印刷コ
スト算出部１５が印刷コストを算出し（Ｓ２２１）、配
送コスト算出部１６が配送コストを算出する（Ｓ２２
２）。なお、Ｓ２２１とＳ２２２の順序を入れ替えが可
能であることは、第１の処理手順同様である。

【００４６】ユーザ選択モードが選択された場合、Ｓ２
３１からＳ２３４までは、第１の処理手順のＳ１０２か
らＳ１０５と同様である。Ｓ２３５、Ｓ２３６は、第１
の処理手順のＳ１１１とＳ１１２と同様である。

【００４７】いずれのモードが選択された場合でも、最
後に出力プリンタ決定部１７が出力プリンタを決定する
（Ｓ２０３）。

【００４８】本実施形態により、時間優先モード、費用
優先モード、ユーザ選択モードのいずれかを、ユーザ自
身が選択することができる。すなわち、納品に要する時
間が最短になるようにするか、費用が安くなるようにす
るか、納品時間と費用のバランスを考慮するか、ユーザ
が選択することができる。

【００４９】時間優先モードでは、最も早く印刷して納
品が完了するプリンタに印刷を行わせることができる。
費用優先モードでは、最も安価に印刷サービスの提供を
受けることができる。ユーザ選択モードでは、ユーザ自
らが納品時間と費用のバランスを考慮して、プリンタを
指定することができる。

【００５０】また、第２の処理手順によれば、処理時間
の予測や費用の見積もりを行う前にモードを選択するの
で、処理時間が短縮できる。

【００５１】つぎに、本発明の第２の実施形態につい
て、第１の実施形態との相違点を中心に説明する。

【００５２】図１１は、第２の実施形態に係る印刷サー
ビス管理システムの構成を示す図である。第１の実施形
態と同様に、管理サーバ１と、プリンタサーバ２と、プ
リンタ３と、ユーザ端末５と、ネットワークと９を備え
る。管理サーバ１には、通信制御部１１と、出力プリン
タ決定部１７と、表示制御部１８と、プリンタサーバ情
報データベース１２とを備える。

【００５３】プリンタサーバ情報データベース１２に
は、プリンタサーバ２のアドレス情報が記憶されてい
る。

【００５４】通信制御部１１は、印刷依頼８０を受け付
けると、プリンタサーバ情報２に基づいて、各プリンタ
サーバ２へ印刷依頼を転送する。出力プリンタ決定部１
７は、プリンタサーバ２から配送が完了する予想時刻に
関する情報を受け取り、これに基づいて出力プリンタを
決定する。具体的には、上記第１の実施形態において説
明した通りである。

【００５５】プリンタサーバ２には、通信制御部２１
と、印刷終了時刻予測部１３と、配送時間予測部１４
と、印刷コスト算出部１５と、配送コスト算出部１６
と、プリンタ情報データベース４１と、コスト情報デー
タベース４２とを備える。

【００５６】プリンタ情報データベース４１には、自ら
に接続されているプリンタ３に関する情報を記憶する。
プリンタサーバのアドレス情報４１１とプリンタ３の所
在地４１２は、保持していなくてもよい。コスト情報デ
ータベース４２の配送先の距離別単価４２３は、自らに
接続されているプリンタ３から配送する場合の単価を記
憶する。

【００５７】通信制御部２１は、管理サーバ１から印刷
依頼８０の転送を受け付け、印刷終了時刻予測部１３、
配送時間予測部１４、印刷コスト算出部１５および配送
コスト算出部１６の処理結果を管理サーバ１へ送信する
ために出力する。

【００５８】印刷終了時刻予測部１３と、配送時間予測
部１４と、印刷コスト算出部１５と、配送コスト算出部
１６は、自らに接続されているプリンタ３について、第
１の実施形態において説明した処理を行う。

【００５９】上記第２の実施形態によれば、各プリンタ
サーバ２に分散して情報を保持させて、分散処理するこ
とができるので、管理サーバ１に情報および処理が集中
することがない。なお、本実施形態において、全プリン
タサーバ２が上述の構成を備えるようにしてもよいし、
一部プリンタサーバ２は上記構成を備えず、第１の実施
形態と同様に、管理サーバ１で納品完了時刻の予測やサ
ービス費用の見積り等を行ってもよい。さらに、処理時
間の予測、または費用の見積もりのいずれか一方のみを
管理サーバ１で行い、他方をプリンタサーバ２で行うよ
うにしてもよい。

【００６０】また、上記第１および第２のいずれの実施
形態においても、管理サーバ１を複数備えて、管理サー
バ１で行う処理を分散させてもよい。

【００６１】

【発明の効果】本発明によれば、印刷依頼から納品まで
に要する時間に応じて、印刷を実行させるプリンタを選
定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係る印刷サービス管
理システムの構成を示す説明図である。

【図２】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおけるプリンタ情報データベースの記憶内容の例
を示す説明図である。

【図３】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおけるプリンタ情報データベースの記憶内容の例
を示す説明図である。

【図４】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおけるコスト情報データベースの記憶内容の例を
示す説明図である。

【図５】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおける印刷依頼のデータ形式の例を示す説明図で
ある。

【図６】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおける優先モード選択画面の例を示す説明図であ
る。

【図７】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおけるプリンタ選択画面の例を示す説明図であ
る。

【図８】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおける優先モード選択画面の例を示す説明図であ
る。

【図９】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シス
テムにおける第１の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１０】本発明の実施形態に係る印刷サービス管理シ
ステムにおける第２の処理手順を示すフローチャートで
ある。

【図１１】本発明の第２の実施形態に係る印刷サービス
管理システムの構成を示す説明図である。

【符号の説明】

１…管理サーバ ２…プリンタサーバ ３…プリンタ ５…ユーザ端末 ９…ネットワーク １１…通信制御部 １２…プリンタサーバ情報データベース １３…印刷終了時刻予測部 １４…配送時間予測部 １５…印刷コスト算出部 １６…配送コスト算出部 １７…出力プリンタ決定部 １８…表示制御部 １９…バッファ ４１…プリンタ情報データベース ４２…コスト情報データベース １００…優先モード選択画面 ２００…プリンタ選択画面 ３００…優先モード選択画面

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Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のプリンタを用いて提供する印刷サー
   ビスの管理をするシステムであって、 前記複数のプリンタの印刷スケジュール、および、前記
   複数のプリンタのそれぞれの所在地に関する所在地情報
   を記憶するプリンタ情報記憶部と、 少なくとも、印刷データと、当該印刷データを印刷した
   印刷物の配送先を示す配送先情報とを受け付ける受付部
   と、 前記各プリンタごとに当該印刷データの印刷を実行させ
   た場合に、当該各プリンタごとの印刷終了時刻を、前記
   印刷スケジュールに基づいて予測する第１の予測部と、 前記プリンタの所在地情報および前記配送先情報に基づ
   いて、前記各プリンタごとに、当該プリンタの所在地か
   ら前記配送先までの配送に要する配送時間を予測する第
   ２の予測部と、 前記第１および第２の予測部の予測結果に基づいて、前
   記複数のプリンタのうちのいずれに前記印刷データの印
   刷を実行させるかを決定する決定部と、を備えることを
   特徴とする印刷サービス管理システム。
2. 【請求項２】請求項１記載の印刷サービス管理システム
   であって、 前記決定部は、 前記第１の予測部が予測した各プリンタの印刷終了時刻
   に、前記第２の予測部が予測した、それぞれ対応するプ
   リンタを用いた場合の前記配送時間を加え、最も早い時
   刻に配送が完了するプリンタに前記印刷データの印刷を
   実行させるように決定することを特徴とする印刷サービ
   ス管理システム。
3. 【請求項３】請求項１および２のいずれか一項に記載の
   印刷サービス管理システムであって、 前記プリンタ情報記憶部は、 前記複数のプリンタの印刷処理能力に関する情報をさら
   に記憶し、 前記第１の予測部は、 前記印刷データ、前記印刷スケジュール、および、前記
   プリンタの印刷処理能力に基づいて、前記印刷終了時刻
   を予測することを特徴とする印刷サービス管理システ
   ム。
4. 【請求項４】請求項１から３のうちのいずれか一項に記
   載の印刷サービス管理システムであって、 前記複数のプリンタと、ネットワークを介して接続さ
   れ、 前記決定部が決定したプリンタへ送信するために、前記
   受付部が受け付けた前記印刷データおよび前記配送先情
   報を前記ネットワークへ出力する出力部を、さらに備え
   ることを特徴とする印刷サービス管理システム。
5. 【請求項５】請求項１から４のうちのいずれか一項に記
   載の印刷サービス管理システムであって、 前記印刷スケジュールは、前記各プリンタが前記印刷デ
   ータの印刷を開始することができる時刻を示す情報であ
   ることを特徴とする印刷サービス管理システム。
6. 【請求項６】複数のプリンタを管理する管理サーバであ
   って、 少なくとも、印刷データと、当該印刷データを印刷した
   印刷物の配送先を示す配送先情報とを受け付ける受付部
   と、 前記受付部が受け付けた前記印刷データと前記配送先情
   報とを、送信するために出力する出力部と、 前記各プリンタで前記印刷データの印刷を行い、印刷さ
   れた印刷物を前記配送先情報が示す配送先へ配送した場
   合に、前記印刷物の配送が完了する予想時刻に関する情
   報を受け付ける受付部と、 前記受付部が受け付けた予想時刻に関する情報に基づい
   て、前記複数のプリンタのうちのいずれに印刷を実行さ
   せるかを決定する決定部と、を備えることを特徴とする
   管理サーバ。
7. 【請求項７】請求項６記載の管理サーバにおいて、 前記配送が完了する予想時刻に関する情報は、 前記印刷物の配送が完了する予想時刻、または、 印刷が終了する予想時刻および前記印刷物の配送に要す
   る予想配送時間であることを特徴とする管理サーバ。
8. 【請求項８】プリンタの印刷スケジュールを管理するプ
   リンタサーバであって、 印刷データと、当該印刷データを印刷した印刷物の配送
   先を示す配送先情報とを受け付ける受付部と、 前記プリンタの印刷スケジュールを記憶する記憶部と、 前記受付部が受け付けた前記印刷データおよび前記記憶
   部に記憶された印刷スケジュールに基づいて、前記プリ
   ンタで当該印刷データの印刷を実行した場合の印刷終了
   時刻を予測する第１の予測部と、 前記受付部が受け付けた前記配送先情報に基づいて、前
   記プリンタが印刷した印刷物の配送に要する所要時間を
   予測する第２の予測部と、 前記第１および第２の予測部が予測した予測結果を送信
   するために出力する出力部と、を備えることを特徴とす
   るプリンタサーバ。
9. 【請求項９】請求項８記載のプリンタサーバにおいて、 前記第１の予測部が予測した印刷終了時刻、および、第
   ２の予測部が予測した配送に要する所要時間に基づい
   て、前記印刷物の配送が完了する時刻を算出する配送完
   了時刻算出部を、さらに備え、 前記出力部は、前記第１および第２の予測部が予測した
   予測結果の代りに、前記配送完了時刻算出部が算出した
   前記印刷物の配送が完了する時刻を出力することを特徴
   とするプリンタサーバ。
10. 【請求項１０】複数のプリンタを備え、前記複数のプリ
    ンタのいずれかに、印刷を実行させ、印刷された印刷物
    を配送先へ納品する印刷サービスの提供をする印刷シス
    テムであって、 前記複数のプリンタの印刷スケジュール、および、前記
    複数のプリンタのそれぞれの所在地に関する所在地情報
    を記憶するプリンタ情報記憶部と、 当該印刷サービスの費用を算出するための情報を記憶す
    るコスト情報記憶部と、 少なくとも、印刷データと、印刷物の配送先を示す配送
    先情報とを受け付ける受付部と、 前記受付部が受け付けた前記印刷データ、および、前記
    プリンタ情報記憶部に記憶された前記印刷スケジュール
    に基づいて、前記各プリンタに印刷を行わせた場合の印
    刷終了予定時刻を、各プリンタごとに予測する第１の予
    測部と、 前記受付部が受け付けた前記配送先情報、および、前記
    プリンタ情報記憶部に記憶された前記所在地情報に基づ
    いて、前記各プリンタの所在地から前記配送先情報が示
    す配送先までの予定配送時間を、各プリンタごとに予測
    する第２の予測部と、 前記コスト情報記憶部を参照して、前記各プリンタに印
    刷を行わせた場合の当該印刷サービスの費用を、各プリ
    ンタごとに見積る見積り部と、 前記第１および第２の予測部の予測結果に基づいて、最
    も早く納品可能なプリンタを決定し、かつ、前記見積り
    部の見積り結果に基づいて、最も安くサービス提供が可
    能なプリンタを決定する決定部と、 前記決定部が決定した前記最も早く納品可能なプリン
    タ、および、前記最も安くサービス提供が可能なプリン
    タのいずれかを一方を選択する選択指示を受け付ける選
    択受付部と、 前記選択受付部が受け付けた選択指示によって定まるプ
    リンタに対して送信するために、前記受付部が受け付け
    た前記印刷データと前記配送先情報とを出力する出力部
    と、を備えることを特徴とする印刷システム。
11. 【請求項１１】請求項１０に記載された印刷システムで
    あって、 前記決定部が決定した前記最も早く納品可能なプリン
    タ、および、前記最も安くサービス提供が可能なプリン
    タについて、予定納品時刻を示す情報と前記見積り部が
    見積った当該印刷サービスの費用を示す情報とを表示す
    るために出力する表示出力部を、さらに備えることを特
    徴とする印刷システム。
12. 【請求項１２】請求項１１に記載された印刷システムで
    あって、 前記表示出力部は、 前記複数のプリンタのすべてについて、予定納品時刻を
    示す情報と前記見積り部が見積った当該印刷サービスの
    費用を示す情報とを、表示するために出力することを特
    徴とする印刷システム。
13. 【請求項１３】請求項１０から１２のうちのいずれか一
    項に記載された印刷システムであって、 前記見積り部は、 前記コスト情報記憶部を参照して、前記印刷データの印
    刷に要する印刷コストを算出し、かつ、前記各プリンタ
    ごとに、前記印刷データを印刷した印刷物の配送に要す
    る配送コストを算出して、当該印刷サービスの費用を見
    積ることを特徴とする印刷システム。
14. 【請求項１４】複数のプリンタのいずれかに印刷を実行
    させ、印刷された印刷物を納品する印刷サービスの管理
    を行うシステムであって、 少なくとも、印刷データと納品場所に関する情報とを含
    む印刷依頼を受け付ける受付部と、 前記各プリンタに前記印刷データを印刷させ、かつ、当
    該印刷物を前記納品場所に納品した場合の納品予定時刻
    を予測する予測部と、 前記予測部の予測結果に基づいて、印刷を実行させるプ
    リンタを決定する決定部と、を備えることを特徴とする
    印刷サービス管理システム。
15. 【請求項１５】複数のプリンタを管理するサーバに実行
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数のプリンタの印刷スケジュール、および、前記
    複数のプリンタのそれぞれの所在地に関する所在地情報
    を記憶する処理と、 少なくとも、印刷データと、当該印刷データを印刷した
    印刷物の配送先を示す配送先情報とを受け付ける処理
    と、 前記各プリンタごとに当該印刷データの印刷を実行させ
    た場合に、当該各プリンタごとの印刷終了時刻を、前記
    印刷スケジュールに基づいて予測する第１の予測処理
    と、 前記プリンタの所在地情報および前記配送先情報に基づ
    いて、前記各プリンタごとに、当該プリンタの所在地か
    ら前記配送先までの配送に要する配送時間を予測する第
    ２の予測処理と、 前記第１および第２の予測処理の予測結果に基づいて、
    前記複数のプリンタのうちのいずれに前記印刷データの
    印刷を実行させるかを決定する処理と、を備えることを
    特徴とする記録媒体。
16. 【請求項１６】複数のプリンタを管理する方法であっ
    て、 前記複数のプリンタの印刷スケジュール、および、前記
    複数のプリンタのそれぞれの所在地に関する所在地情報
    を記憶する処理と、 少なくとも、印刷データと、当該印刷データを印刷した
    印刷物の配送先を示す配送先情報とを受け付ける処理
    と、 前記各プリンタごとに当該印刷データの印刷を実行させ
    た場合に、当該各プリンタごとの印刷終了時刻を、前記
    印刷スケジュールに基づいて予測するとともに、前記プ
    リンタの所在地情報および前記配送先情報に基づいて、
    前記各プリンタごとに、当該プリンタの所在地から前記
    配送先までの配送に要する配送時間を予測する処理と、 前記予測結果に基づいて、前記複数のプリンタのうちの
    いずれに前記印刷データの印刷を実行させるかを決定す
    る処理と、を備えることを特徴とするプリンタ管理方
    法。
17. 【請求項１７】複数のプリンタを備え、前記複数のプリ
    ンタのいずれかに、印刷を実行させ、印刷された印刷物
    を納品する印刷サービスの提供をする印刷システムであ
    って、 ユーザインターフェース画面と、 当該印刷サービスの発注から、印刷物の納品までの時間
    が最短になるようなプリンタを予測する第１の予測部
    と、 当該印刷サービスにかかる費用が最も安くなるようなプ
    リンタを予測する第２の予測部と、 前記複数のプリンタのいずれかに対して、印刷データを
    送信するために出力する出力部と、を備え、 前記ユーザインターフェース画面は、 可能な限り納品時刻を早くする時間優先モードの選択を
    受け付ける第１選択領域と、 可能な限り費用を安価にする費用優先モードの選択を受
    け付ける第２選択領域と、 当該印刷サービスを発注するための指示を受け付ける指
    示受付領域と、を備え、 前記第１の予測部は、 前記第１選択領域が選択された状態で、前記指示受付領
    域が指示を受け付けたときに、印刷物の納品までの時間
    が最短になるようなプリンタを予測し、 前記第２の予測部は、 前記第２選択領域が選択された状態で、前記指示受付領
    域が指示を受け付けたときに、当該印刷サービスにかか
    る費用が最も安くなるようなプリンタを予測し、 前記出力部は、 前記第１または第２の予測部が予測したプリンタへ送信
    するために前記印刷データを出力することを特徴とする
    印刷システム。