JP2001311254A - 建築板及び表面化粧装置 - Google Patents

建築板及び表面化粧装置

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JP2001311254A JP2000126076A JP2000126076A JP2001311254A JP 2001311254 A JP2001311254 A JP 2001311254A JP 2000126076 A JP2000126076 A JP 2000126076A JP 2000126076 A JP2000126076 A JP 2000126076A JP 2001311254 A JP2001311254 A JP 2001311254A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸模様の形成と装飾塗装とを同時に行うこ
とのできる表面化粧装置を提供する。 【解決手段】 離型剤供給装置10によってエンボスロ
ール4の表面に離型剤を付着させる。制御部22は、噴
射パターンデータに基づいてインク噴射部21からのイ
ンク噴射を制御し、エンボスロール4の凹部4bにポイ
ント色インクを付着させる。転移ロール31を介してエ
ンボスロール4の凸部4aに着色粒体混入インクを付着
させる。搬送ベルト3によって搬送される塑性板状体S
にエンボスロール4を回動させながら圧接させる。エン
ボスロール4の凸部4aによって塑性板状体Sに凹部
(溝部)Saが形成され、その凹部Saに着色粒体混入
インクが転写されて、目地調の塗装がなされる。塑性板
状体Sの凸部Sbにポイント色インクが転写されて表面
の装飾塗装がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築板及び表面化粧
装置に関し、特に、表面に凹凸模様と装飾塗装とが施さ
れた建築板、及び、該建築板を製造するのに適する表面
化粧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面に凹凸模様と装飾塗装とが施された
建築板は、例えば押出成型等によって形成された塑性板
状体の表面にエンボス加工を施すことで凹凸模様を形成
した後に、その塑性板状体を硬化養生して基板となし、
更にその基板に裏面部のバックシーラ塗装、表面部の下
塗,中塗,上塗、表面部の化粧塗装、クリア塗装などの
加工を順に施すことで製作されている。また、上塗工程
においては、例えば天然石が持つ自然な素材感や質感を
表現するために砂撒き塗装が施されることがある。
【0003】特開平7−112420号公報には、押出
成形体の表面に圧接して押出成形体の表面に模様を付与
するエンボスロールを備えた模様付押出成形体の製造装
置および製造方法が記載されている。また、特開平8−
258021号公報には、金型より押し出された無機質
板にエンボスロールを押圧して無機質板の表面に模様付
けする装置が記載されている。
【0004】特開2000−16885号公報には、繊
維補強セメント板にリシン調の表面化粧を施す方法が記
載されている。さらにこの公報には、繊維補強セメント
板の配合材料中に着色顔料を添加して基材そのものを着
色することで、表面に付着させた着色粒子の色彩と併せ
て複雑な色彩の組み合わせを得ることが記載されてい
る。
【0005】本出願人は特許第2543840号公報
で、表面に凹凸模様を有する無機質板の表面全体にリシ
ン塗装を施した後に、凸部に付着したリシン塗膜をリバ
ースロールによって掻き取ることで、無機質板表面の凹
部にのみリシン塗装が施された無機質板を得る方法を提
案している。
【0006】また、本出願人は特許第2784529号
公報で、インクジェット方式の塗装ヘッドを複数組用い
建築用板の凹部表面に異なる色の塗料をスポット的に塗
布することで、異なる色の塗料が混じり合ったぼかし色
柄模様を現出させるようにした塗装方法を提案してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹凸模
様と装飾塗装とが施された建築板で、凹部底部のみに微
少凹凸感を発現させることができなかった。また、従来
の建築板を製造する表面化粧装置では、凹凸模様付け工
程に続いて複数の塗装工程が必要であるため、どうして
も建築板の製造コストが高価になるという問題がある。
【0008】この発明はこのような課題に鑑みてなされ
たものであり、凹凸模様の形成と装飾塗装とを同時に行
うことのできる表面化粧装置、及びその表面化粧装置を
適用することで独特の意匠効果を現出させた建築板を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の建築板は、セメ
ント基板の表面に、最上位置にあってほぼ平面上に位置
する凸部と、該凸部よりも下の位置にある凹部とを備え
るものであって、該凹部の最下位置にある底部が、着色
のための顔料、意匠性付与のための粒状体、及び、固着
のための樹脂を成分として含む粒体混入インクで着色さ
れ、該凹部の内の前記底部以外の部分は前記セメント基
板が可視状態である。
【0010】また、前記粒体混入インクは、メッシュ形
状に刻印されていることで、着色部の鮮明度を向上させ
る。また、前記樹脂は、セメントアルカリ成分との反応
性を有することで、セメント基板への乗りをよくするこ
とができる。また、前記セメント基板は全体に着色のた
めの顔料を有することで、傷がついても目立たなくする
ことができる。
【0011】また、本発明の表面化粧装置は、建築板の
表面にエンボス加工を施すエンボスロールと、前記エン
ボスロールの凹部に第1のインクを供給する第1のイン
ク供給装置と、前記エンボスロールの凸部に第2のイン
クを供給する第2のインク供給装置とを備えるものであ
る。
【0012】また、前記エンボスロールに離型剤を供給
する離型剤供給装置を備えることで、エンボスロールに
成形材料が付着するのを防止できる(型離れが良好にな
る)。また、前記第1のインク供給装置は、インクジェ
ットヘッドを有することで、きめ細かな任意の印刷模様
にすることができる。
【0013】また、前記第2のインク供給装置は、前記
エンボスロールの凸部に当接する転移ロールを有するこ
とで、容易にエンボスロールの凸部だけに選択的にイン
クを供給することができる。また、前記エンボスロール
の凸部は、その表面に第2のインクを保持するのに適す
る溝を有することで、インクを確実に保持することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は本発明に係る表面化粧装置の構造を説明する図であ
る。表面化粧装置1は、搬送基台2上を搬送ベルト3で
搬送される塑性板状体(成形体)Sの表面に当接するよ
うに配置されたエンボスロール4と、このエンボスロー
ル4を塑性板状体Sの移動に同調させて回転駆動させる
ための図示しないロール回転駆動装置と、離型剤供給装
置10と、第1のインク供給装置20と、第2のインク
供給装置30と、クリーニング部40とからなる。
【0015】塑性板状体Sは、図示しない押出成形装置
によって押出成形される。塑性板状体Sの成形材料はセ
メントを主成分としたセメント配合物(セメント混練
物)であり、顔料を混入したものを用いる。製品となる
建築板の基材色に応じて顔料を調合する。なお、塑性板
状体Sは、押出成形以外の方法で製作したものでもよ
い。
【0016】図示しないロール回転駆動装置は、塑性板
状体Sの搬送速度に対応してエンボスロール4の回転速
度を制御しながら、エンボスロール4を塑性板状体Sの
搬送方向(図1においては時計方向)に回転させる。な
お、場合によっては、回転駆動装置を使用せずに、塑性
板状体Sの搬送力を利用して、エンボスロール4を回転
させることも可能である。
【0017】エンボスロール4の周面には複数の凸部4
aが形成されている。この凸部4aによって塑性板状体
Sの表面に凹部Saが形成される。エンボスロール4の
凹部(凸部4aが形成されていない外周面)4bによっ
て塑性板状体Sの表面に凸部Sbが形成される。すべて
の凸部Sbは一般的にほぼ平面上に位置する。実際に
は、塑性板状体Sの表面に形成する凹凸模様に対応させ
てエンボスロール4の周面に形成する凸部4aの位置,
形状が設定される。本実施の形態では、ウレタン樹脂被
覆を施したエンボスロール4を用いる。
【0018】エンボスロール4の軸部にはエンボスロー
ル4の回転角度を検出するためにロータリパルスエンコ
ーダ5を設ける。ロータリパルスエンコーダ5の出力で
ある回転角度信号5aは第1のインク供給装置20内の
制御部22に供給される。
【0019】離型剤供給装置10は、スプレーヘッド1
1と、図示しない離型剤供給タンクと、この離型剤供給
タンクからスプレーヘッド11へ離型剤を供給するため
の離型剤供給路と、スプレーヘッド11からの離型剤の
噴射を制御する制御部等からなる。この離型剤供給装置
10は、スプレーヘッド11を介して所定量の離型剤を
エンボスロール4の表面へ噴射して、離型剤をエンボス
ロール4の表面に付着(スプレー付与)させる。この離
型剤のスプレー付与によって、エンボスロール4の表面
には、液滴状に離型剤が付与される。図1では、エンボ
スロール4の表面に付着した液滴状の離型剤を○(白
丸)印で模式的に示す。
【0020】離型剤としては、脂肪酸を主成分とするエ
マルジョンを使用する。これにより、その後に付与する
着色処理剤(インク)のエンボスロール4表面への付着
を阻害しないようにする。離型剤の付与位置は、エンボ
スロール4の回転方向に対して、クリーニング部40よ
りも下流側であって第1のインク供給装置20よりも上
流側とする。クリーニング部40によってエンボスロー
ル4の表面に残留したインク等が除去されるので(エン
ボスロール4表面の清掃化がなされるので)、離型剤の
付与がエンボスロール4に対して最初に行われる処理と
なる。
【0021】第1のインク供給装置20は、インク噴射
部21と、制御部22と、噴射パターンデータ格納部2
3と、ポイントインク供給タンク(図示せず)及びポイ
ントインク供給タンクからインク噴射部21へインクを
供給するためのポイントインク供給路等からなる。
【0022】インク噴射部21は、複数のインクジェッ
トヘッドをエンボスロール4の長手方向に所定の間隔で
配設したインクジェットヘッドを複数組備える。本実施
の形態では、3組のインクジェットヘッドを備える。こ
れにより、3系統のポイント色インク(水性)をエンボ
スロール4表面の任意の位置に付与できる。図1では、
エンボスロール4の表面にドット状に付与されたポイン
ト色インクを●(黒丸)印で模式的に示す。このポイン
ト色インクは、塑性板状体Sの凸部Sb領域に転写され
る。
【0023】噴射パターンデータ格納部23には、ポイ
ント色インクの噴射パターンのデータが予め格納されて
いる。噴射パターンデータ格納部23は、半導体メモリ
を用いて構成する。なお、噴射パターンデータ格納部2
3は、磁気記録装置等を用いて構成してもよい。制御部
22は、ロータリパルスエンコーダ5から供給される回
転角度信号5aに基づいてエンボスロール4の回転位置
を判断し、その回転位置に対応する噴射パターンデータ
に基づいてインク噴射部21の噴射動作を制御する。制
御部22は、マイクロコンピュータシステムを利用して
構成する。
【0024】本実施の形態では、エンボスロール4のほ
ぼ真上にインク噴射部21を配置し、エンボスロール4
のほぼ最上位置においてポイント色インクを供給する。
なお、ポイント色インクを供給する位置は、離型剤供給
装置10よりも下流側であれば他の位置であってもよ
い。
【0025】第2のインク供給装置30は、転移ロール
31と、アプリケータロール32と、インク回収バス3
3と、ドクターナイフ34と、以下図示していないが、
着色粒体混入インク供給タンクと、この着色粒体混入イ
ンク供給タンクから着色粒体混入インクをアプリケータ
ロール32へ供給するためのインク供給路と、インク回
収バス33に回収されたインクを着色粒体混入インク供
給タンクへ戻すためのインク戻し機構と、着色粒体混入
インク供給タンク内のインクを撹拌するためのインク撹
拌機構等からなる。
【0026】転移ロール31を介してエンボスロール4
の凸部4a表面に転移された着色粒体混入インクは、塑
性板状体Sの凹部Sa底部に転写されることになる。転
移ロール31は、ウレタンゴム被覆を施したものを用い
る。ウレタンゴムの硬度は60度〜75度である。この
転移ロール31は、エンボスロール4の凸部表面にウレ
タンゴム被覆部が転接するよう配置される。また、転移
ロール31に転接するようにアプリケータロール32が
配置される。転移ロール31及びアプリケータロール3
2の下方にインク回収バス33が設けられる。
【0027】着色粒体混入インクは、例えば、アクリル
酢酸ビニル系エマルジョン樹脂などのように、セメント
アルカリ成分との反応性を有する樹脂と粒状体と顔料と
を調合した着色処理剤を用いる。例えばアクリル酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョン30〜50%、顔料(弁柄、鉄
黒、酸化鉄イエロ、複合酸化物緑色顔料など)5〜20
%、添加剤(浸透剤、増粘剤、分散剤、消泡剤など)5
〜20%、水20〜30%の割合で調整したエマルジョ
ン塗料に、砂やプラスチックビーズ等の粒状体の所定量
を配合したものを用いる。砂やプラスチックビーズ等の
粒状体は、代表直径が0.1〜2.0mmのものを使用
する。着色粒体混入インクの粘度は、0.02〜0.0
3Pa・sに調整する。そして、エンボスロール4の凸
部表面に50〜600g/m2のインクが転移されるよ
うに、成分及び粘度を調整する。本実施の形態では、着
色粒体混入インクは「モルタル目地」に相当する底部の
色に調色する。
【0028】なお、図示しない着色粒体混入インク供給
タンクでは、着色粒体混入インクをエアを巻き込まない
ようにして撹拌することで、粒状体の沈降を防止する。
そして、着色粒体混入インクをポンプ等(図示せず)を
利用してアプリケータロール32へ供給する。また、転
移ロール31表面の未転移インクは、ドクターナイフ3
4によってインク回収バス33へ回収される。回収され
たインクは着色粒体混入インク供給タンクへ戻される。
【0029】クリーニング部40は、クリーニングロー
ル41と、ドクターナイフ42と回収バス43とを備え
る。クリーニングロール41は、スポンジ等の柔軟性を
有する材料で形成する。このクリーニングロール41
は、エンボスロール4の凸部4a及び凹部4bに当接す
るよう配置される。このクリーニングロール41によっ
てエンボスロール4の表面に残留した未転写処理剤を転
移除去し、クリーニングロール41に転移された未転写
処理剤をドクターナイフ42によって回収バス43に回
収する。
【0030】図2はエンボスロールの構造を説明する図
である。図2(a)はエンボスロールの斜視図、図2
(b)はエンボスロールの凸部の拡大図、図2(c)は
エンボスロールの凸部表面に形成された溝の構造を示す
拡大断面図である。
【0031】エンボスロール4の凸部4a表面には、図
2(b)に示すように、メッシュ状に多数の溝(凹凸
部)を形成する。これにより、エンボスロール4の凸部
4a表面に転移された着色粒体混入インクを確実に保持
できる。本実施の形態では、この溝をレーザ加工によっ
て形成している。2.54cm(1インチ)当たり75
本〜85本の溝を設ける。溝の深さは100〜150μ
mである。このように、エンボスロール4の凸部4a表
面に多数の溝(凹凸部)を形成することで、このエンボ
スロール4の凸部4a表面に転移された着色粒体混入イ
ンクの保持力を確保する。
【0032】なお、このメッシュ形状の溝(凹凸部)は
塑性板状体Sに形成された凹部Saの底部に刻印される
ことになるが、着色粒体混入インクが転写されて着色さ
れることによって目視ではメッシュ形状の識別が困難で
ある。一方、メッシュ形状の溝(凹凸部)が塑性板状体
Sの凹部Saに形成されることで、深みのある着色効果
を発揮させることができる。
【0033】図3はインク噴射部の一具体例を説明する
図である。図3に示すインク噴射部21は、多色表現を
可能にするため3組のインクジェットヘッドP(前),
C(中央),B(後)を備える。各インクジェットヘッ
ドP,C,Bは、複数のインクジェットノズルをエンボ
スロール4の長手方向に例えば2mmのピッチで配列し
てなる。各インクジェットヘッドP,C,Bは近接させ
て配置しており、インク噴射方向はエンボスロール4の
回転中心点を指向する。
【0034】図4はエンボスロール表面の着色領域の一
例及びその着色領域を指定する方法の一例を説明する図
である。図4ではエンボスロール4の表面を展開した状
態を示す。エンボスロール表面の着色領域及びその色
は、建築板の表面化粧デザインに基づいて設定される。
符号CA1,CA2,CA3は各着色領域を、符号L1
〜Ln〜Ln+3は仮想着色ラインのライン番号を、符号M
1〜Mmはインクジェットヘッドのノズル番号を示す。
【0035】各着色領域CA1,CA2,CA3を仮想
着色ラインL1〜Ln+3毎に区分けし、各仮想着色ライン
L1〜Ln+3毎に着色領域に対応するインクジェットヘッ
ドのノズル番号M1〜Mmを求める。各着色領域CA1,
CA2,CA3に着色すべき色に対応して、その着色す
べき色を供給することのできるインクジェットヘッド
P,C,Bを指定する。
【0036】このようにして、各仮想着色ラインL1〜
Ln+3毎に使用するインクジェットヘッドP,C,Bと
インク噴射を行う各インクジェットヘッドのノズル番号
M1〜Mmとの対応を示す噴射パターンデータを生成し、
生成した噴射パターンデータを図1に示した噴射パター
ンデータ格納部23に格納しておく。
【0037】なお、縦方向(エンボスロール4の回転方
向)の解像度、すなわち、使用する仮想着色ラインL1
〜Ln+3の間隔は、エンボスロール4の回転速度とイン
クジェットヘッドのノズルのオンオフ速度により決定さ
れる。横方向(エンボスロール4の長手方向)の解像
度、すなわち、仮想着色ラインL1〜Ln+3上の解像度は
インクジェットヘッドのノズルの配列ピッチにより決定
される。
【0038】図5はインクジェットヘッドの噴射繰返し
周期と仮想着色ラインの間隔との関係を説明する図であ
る。インクジェットヘッド(ノズル)の噴射繰返し周期
をΔtとし、最初のインク噴射によって仮想着色ライン
L1に対するインク噴射を行い、次のインク噴射で仮想
着色ラインL2に対するインク噴射を行うものとする
と、仮想着色ラインの間隔、すなわち、ライン間距離
は、エンボスロール4の径Rとエンボスロール4の回転
速度ωとの積Rωになる。言い換えれば、噴射繰返し周
期Δtの間におけるエンボスロール4の周面の移動量が
仮想着色ラインの間隔となる。
【0039】図6は噴射パターンデータの一例を説明す
る図である。噴射パターンデータは、各仮想着色ライン
番号毎に使用するインクジェットヘッドとインク噴射を
行うノズル番号とが対応つけられている。図6に示した
噴射パターンデータは、図4に示した着色領域CA1を
インクジェットヘッドPを用いて着色し、着色領域CA
2をインクジェットヘッドCを用いて着色する場合を示
している。
【0040】なお、噴射パターンデータはパーソナルコ
ンピュータ等を利用して着色シミュレーションによって
自動的に生成する。具体的には、エンボスロール4によ
って凹凸模様が形成された塑性板状体Sの表面をデジタ
ルカラーカメラ等で撮像して得た画像データをパーソナ
ルコンピュータに取り込み、塑性板状体Sの表面に形成
された凹部Sa及び凸部Sbの領域をデジタル画像処理
によって識別・抽出する。さらに、塑性板状体S表面の
デジタル画像上に塗装模様を描画させて、デザイン(装
飾模様の形状や色合い)の検討を行い、所望のデザイン
を決定する。そして、デザインが決定されたデジタル画
像を、仮想着色ラインの間隔及びインクジェットヘッド
の配設ピッチとに基づいて設定される領域に分割し、各
仮想着色ライン毎にインクを噴射するノズル番号を求め
て、噴射パターンデータを生成する。
【0041】図1に示した制御部22は、ロータリパル
スエンコーダ5から出力される回転角度信号5aに基づ
いてエンボスロール4の回転位置を求め、各インクジェ
ットヘッドP,C,Bによって着色できるラインと仮想
着色ライン番号との対応を付ける。そして、制御部22
は、噴射パターンデータ格納部23に格納されている噴
射パターンデータに基づいて各インクジェットヘッド
P,C,Bの各ヘッドの噴射動作を制御する。
【0042】図7は着色ラインの塗り分け動作を説明す
る図である。図7は3組のインクジェットヘッドP,
C,Bを用いて1本の仮想着色ラインを3系統の色に塗
り分ける場合の動作を示す。図7において、○(丸)印
は各インクジェットヘッドノズルを示しており、矢印は
そのノズルからインクが噴射されることを示している。
【0043】エンボスロール4の回動により目的とする
仮想着色ラインがインクジェットヘッドPに対向する位
置となった時点で、制御部22は、各ヘッドに対して噴
射指令信号を供給して各ヘッドからインクを噴射させ
る。図7(a)では、ノズル番号M7〜M14,ノズル番
号M21〜M24,ノズル番号M27〜M30の各ノズルから第
1の色のインクを噴射させる例を示している。
【0044】エンボスロール4の回動により目的とする
仮想着色ラインがインクジェットヘッドCに対向する位
置となった状態で、制御部22は、インクジェットヘッ
ドCの各ヘッドに対して噴射指令信号を供給して各ヘッ
ドからインクを噴射させる。図7(b)では、ノズル番
号M1〜M6,M25〜M26の各ノズルから第2の色のイン
クを噴射させる例を示してる。
【0045】エンボスロール4がさらに回動されて目的
とする仮想着色ラインがインクジェットヘッドBに対向
する位置となった状態で、制御部22は、インクジェッ
トヘッドBの各ノズルに対して噴射指令信号を供給して
各ノズルからインクを噴射させる。図7(c)では、ヘ
ッド番号M15〜M20の各ノズルから第3の色のインクを
噴射させる例を示してる。
【0046】この結果、図7(d)に示すように、目的
とする1本の仮想着色ラインを3系統の色を用いて塗り
分けることができる。もっとも、この仮想着色ライン上
には、塑性板状体Sの表面で凹部Saとなる箇所もある
ので、その箇所には第1のインク供給装置20によるイ
ンク供給はなされない。また、デザイン上、意識的に空
白部(インクを転写しない領域)を設けることも行われ
る。異なる色が隣接する領域では異なる色のインクが互
いににじみあって、独特の意匠効果を発揮させることが
できる。色のにじみを避けたい場合には、空白部(イン
クを転写しない領域)を設ける。
【0047】なお、図7では各インクジェットヘッド
P,C,Bによってそれぞれ異なる領域に異なるインク
を付着させる例を示したが、同一の領域に異なるインク
を重ねて付着させることで合成された色を得るようにし
てもよい。また、各インクジェットヘッドP,C,B
は、同一の色でその濃度が異なるインクをそれぞれ噴射
するようにしてもよい。さらに、濃度の異なるインクを
所定の領域に重ねて付着させることで、多様な濃度階調
を得るようにしてもよい。
【0048】図8はエンボスロールに対する離型剤,ポ
イント色インク,着色粒体混入インクの供給動作を説明
する図、図9は本発明に係る表面化粧装置によって製作
した建築板の表面化粧例を説明する図である。
【0049】最初に、離型剤供給装置10によってエン
ボスロール4の表面に離型剤が、図8(a)に示すよう
に、液滴状に付着される。次に、図8(b)に示すよう
に、第1のインク供給装置20によってエンボスロール
4の凹部4bにポイント色インク(水性)がインクジェ
ット塗装法によりドット状に付着される。離型剤とポイ
ント色インク(水性)とは相互に作用し合い、それらの
一部は相溶かし合って、図8(c)に示すように、離型
剤とポイント色インク(水性)とが混ざり合った所謂
「にじみ状態」となる。ついで、図8(d)に示すよう
に、第2のインク供給装置30によってエンボスロール
4の凸部4aに着色粒体混入インクが供給される。
【0050】そして、エンボスロール4の各表面に離型
剤、ポイント色インク(水性)及び着色粒体混入インク
がそれぞれ付着された状態で、図1に示すように、この
エンボスロール4を塑性板状体Sの表面に圧接させるこ
とで、ポイント色インク(水性)及び着色粒体混入イン
クが塑性板状体Sの表面に転写される。これにより、エ
ンボスロールを用いた加工工程だけで、図9に示すよう
に、着色凹凸模様の表面化粧を施すことができる。
【0051】なお、図9では、塑性板状体Sに凹部(溝
部)を形成し、その凹部を目地色にリシン調の塗装を
し、塑性板状体Sの凸部(溝部を除く表面)の所定の領
域にポイント色を「かすれ」や「にじみ」の自然な感じ
が現出されるように塗装した例を示している。ポイント
色を塗装しない領域は、基材色(塑性板状体Sの成形材
料に含まれる顔料によって決まる)となる。ポイント色
は、基材色との調和を考慮してその色合いを決める。
【0052】このように本発明に係る表面化粧装置を用
いることで、エンボスロール4を用いた加工工程の1工
程で、塑性板状体Sの表面に凹凸模様を付与するととも
に、凹部(溝部)Saに対する目地調の塗装と凸部Sb
に対するデザイン(意匠)塗装とを同時に行うことがで
きる。なお、表面化粧が施された塑性板状体Sは、硬化
・養生がなされた後に、クリア塗装が施されて、最終製
品としての建築板となる。
【0053】また、建築板の成形材料に顔料を混入した
ものを用いるので、建築板は内部まで基材色で均一に着
色される。したがって、建築板の表面が傷つけられた
り、ポイント色インクによる塗装が傷つけられたりした
場合でも、セメント基材の地肌色(グレー色)が露見す
ることがなく、外観意匠性を損なうことがない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る表面化
粧装置によれば、セメント基板の表面に対して、凹凸模
様の形成と装飾塗装とを同時に行うことができるので、
凹凸模様と装飾塗装とを有する建築板を少ない加工工程
で経済的に生産することができる。また、建築板表面に
形成した凹部のみにリシン調の塗装を施した建築板を少
ない加工工程で経済的に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面化粧装置の構造を説明する図
である。
【図2】エンボスロールの構造を説明する図である。
【図3】インク噴射部の一具体例を説明する図である。
【図4】エンボスロール表面の着色領域の一例及びその
着色領域を指定する方法の一例を説明する図である。
【図5】インクジェットヘッドの噴射繰返し周期と仮想
着色ラインの間隔との関係を説明する図である。
【図6】噴射パターンデータの一例を説明する図であ
る。
【図7】着色ラインの塗り分け動作を説明する図であ
る。
【図8】エンボスロールに対する離型剤,ポイント色イ
ンク,着色粒体混入インクの供給動作を説明する図であ
る。
【図9】本発明に係る表面化粧装置によって製作した建
築板の表面化粧例を説明する図である。
【符号の説明】
1 表面化粧装置 2 搬送基台 3 搬送ベルト 4 エンボスロール 4a 凸部 4b 凹部 5 ロータリパルスエンコーダ 10 離型剤供給装置 20 第1のインク供給装置 21 インク噴射部 22 制御部 23 噴射パターンデータ格納部 30 第2のインク供給装置 31 転移ロール 32 アプリケータロール 40 クリーニング部 S 塑性板状体 Sa 凹部(溝部) Sb 凸部(表面部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E162 CA01 FA12 FB00 4G054 AA01 AB01 AB04 AC04 BC05 BC24 BC28 DA01 4G055 AA01 AB03 AC01 BA47

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント基板の表面に、最上位置にあっ
    てほぼ平面上に位置する凸部と、該凸部よりも下の位置
    にある凹部とを備える建築板であって、 該凹部の最下位置にある底部が、着色のための顔料、意
    匠性付与のための粒状体、及び、固着のための樹脂を成
    分として含む粒体混入インクで着色され、該凹部の内の
    前記底部以外の部分は前記セメント基板が可視状態であ
    ることを特徴とする建築板。
  2. 【請求項2】 前記粒体混入インクは、メッシュ形状に
    刻印されていることを特徴とする請求項1記載の建築
    板。
  3. 【請求項3】 前記樹脂は、セメントアルカリ成分との
    反応性を有することを特徴とする請求項1又は2記載の
    建築板。
  4. 【請求項4】 前記セメント基板は全体に着色のための
    顔料を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか
    に記載の建築板。
  5. 【請求項5】 建築板の表面にエンボス加工を施すエン
    ボスロールと、前記エンボスロールの凹部に第1のイン
    クを供給する第1のインク供給装置と、前記エンボスロ
    ールの凸部に第2のインクを供給する第2のインク供給
    装置とを備えることを特徴とする表面化粧装置。
  6. 【請求項6】 前記エンボスロールに離型剤を供給する
    離型剤供給装置を備えることを特徴とする請求項5記載
    の表面化粧装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のインク供給装置は、インクジ
    ェットヘッドを有することを特徴とする請求項5又は6
    記載の表面化粧装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のインク供給装置は、前記エン
    ボスロールの凸部に当接する転移ロールを有することを
    特徴とする請求項5乃至7いずれかに記載の表面化粧装
    置。
  9. 【請求項9】 前記エンボスロールの凸部は、その表面
    に第2のインクを保持するのに適する溝を有することを
    特徴とする請求項5乃至8いずれかに記載の表面化粧装
    置。
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