JP2001309691A - スイッチドリラクタンスモータ及びそのセンサレス駆動回路 - Google Patents

スイッチドリラクタンスモータ及びそのセンサレス駆動回路

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JP2001309691A
JP2001309691A JP2000117661A JP2000117661A JP2001309691A JP 2001309691 A JP2001309691 A JP 2001309691A JP 2000117661 A JP2000117661 A JP 2000117661A JP 2000117661 A JP2000117661 A JP 2000117661A JP 2001309691 A JP2001309691 A JP 2001309691A
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Hisayoshi Ota
久義 太田
Hidekazu Igarashi
英一 五十嵐
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Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子極の位置検出センサや予め算出した通
電パターンを用いることの無い、スイッチドリラクタン
スモータのセンサレス駆動回路と、そのセンサレス駆動
回路に使用されるスイッチドリラクタンスモータを提供
すること。 【解決手段】 図7(c)に示すように、B相を励磁し
た状態で、ロータ極2bが2つの非励磁相であるC相と
A相のステータ極4dの略中間に位置すると、A相電圧
とC相電圧とは略等しくなり、その電圧差は略0ボルト
となる。電圧差が所定値より小さくなると転流指令が出
力されて、図7(d)に示すように、励磁相がB相から
C相に切り替えられ、SRモータ1が左方向への回転を
継続する。このように、非励磁相に生じる変圧器起電力
を用いて、即ち非励磁相の電機子巻線電圧の電圧差によ
り、SRモータ1をセンサレスで駆動することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、スイッチドリラ
クタンスモータのセンサレス駆動回路と、そのセンサレ
ス駆動回路に使用されるスイッチドリラクタンスモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、スイッチドリラクタンスモータ
(以下「SRモータ」と称す)の駆動回路には、ロータ
リエンコーダなどのセンサが用いられており、そのセン
サによって回転子極の位置が検出され、所定のタイミン
グで転流が行われて、該SRモータが駆動されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
る回転子極の位置検出センサをSRモータの駆動回路に
用いると、回路コストがアップしてしまう。また、セン
サが故障すると、SRモータを駆動できなくなる。更
に、センサは、センサに付属する導線と共にSRモータ
のハウジング内の空間を占有するので、SRモータの小
型化が困難になる、などといった問題点がある。
【0004】一方、SRモータの回転子極の位置とイン
ダクタンス値(又は、電機子電流値)との関係を予め測
定し、そのインダクタンス値に対する最適な通電パター
ンを算出して、これを記憶しておき、この通電パターン
を用いて、SRモータをセンサレスで駆動するものもあ
る。しかし、かかる方式では、予め通電パターンを算出
して記憶しておかなければならないので、その通電パタ
ーンの算出自体が困難であるだけでなく、通電パターン
を記憶するための回路が別途必要になって回路コストを
アップさせてしまうという問題点がある。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、回転子極の位置検出センサや予め
算出した通電パターンを用いることの無い、スイッチド
リラクタンスモータのセンサレス駆動回路と、そのセン
サレス駆動回路に使用されるスイッチドリラクタンスモ
ータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載のセンサレス駆動回路は、複数相の電
機子巻線が巻回された固定子と、その固定子内で回転可
能にされた回転子とを有するスイッチドリラクタンスモ
ータをセンサレスで駆動するものであり、前記複数相の
電機子巻線を順次励磁する相励磁回路と、その相励磁回
路により励磁の行われていない非励磁相の変圧器起電力
を検出する起電力検出回路と、その起電力検出回路によ
り検出された非励磁相の変圧器起電力に応じて前記相励
磁回路の励磁相を切り替えて転流を行う転流回路とを備
えている。
【0007】請求項1記載のスイッチドリラクタンスモ
ータのセンサレス駆動回路によれば、相励磁回路により
電機子巻線のいずれかの相が励磁されると共に、その相
励磁回路により励磁の行われていない非励磁相の変圧器
起電力が、起電力検出回路によって検出される。転流回
路は、起電力検出回路によって検出された非励磁相の変
圧器起電力に応じて、相励磁回路の励磁相を切り替えて
転流を行う。これにより、スイッチドリラクタンスモー
タがセンサレスで駆動される。
【0008】請求項2記載のスイッチドリラクタンスモ
ータのセンサレス駆動回路は、請求項1記載のセンサレ
ス駆動回路において、前記起電力検出回路は、前記相励
磁回路により励磁の行われていない2以上の非励磁相の
変圧器起電力の電圧差を検出する電圧差検出回路と、そ
の電圧差検出回路により検出された電圧差が所定値以下
となった場合に前記転流回路へ転流指令を出力する転流
指令回路とを備えている。
【0009】請求項3記載のスイッチドリラクタンスモ
ータのセンサレス駆動回路は、請求項1又は2に記載の
センサレス駆動回路において、前記電圧差検出回路は、
前記2以上の非励磁相の変圧器起電力の電圧差を演算す
る差動アンプと、その差動アンプの出力電圧を正方向に
整流する倍電圧整流回路とを備えている。よって、2以
上の非励磁相の変圧器起電力の電圧差は、差動アンプに
よって演算された後に、倍電圧整流回路によって正方向
に整流されるので、必ず正の電圧値となる。従って、そ
の電圧差が所定値以下であるか否かの比較を、正電圧の
しきい値を用いて行うことができるので、かかる電圧差
の比較を容易に行うことができるのである。
【0010】請求項4記載のスイッチドリラクタンスモ
ータのセンサレス駆動回路は、請求項1から3のいずれ
かに記載のセンサレス駆動回路において、前記相励磁回
路から出力される相励磁信号をパルス幅変調して、前記
スイッチドリラクタンスモータの回転速度を調整するパ
ルス幅変調回路を備えている。このパルス幅変調回路に
よって、スイッチドリラクタンスモータの回転速度を調
整できると共に、相励磁信号に交流成分を加えて、非励
磁相の変圧器起電力を容易に検出することができる。
【0011】請求項5記載のスイッチドリラクタンスモ
ータは、請求項1から4のいずれかに記載のセンサレス
駆動回路に使用されるものであり、前記電機子巻線は2
以上の同じ相の電機子巻線を有しており、その2以上の
同じ相の電機子巻線は、前記相励磁回路により励磁が行
われた場合に同じ極性を示すように前記固定子に巻回さ
れている。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実
施例のスイッチドリラクタンスモータ(以下「SRモー
タ」と称す)の構成を示した簡略図である。SRモータ
1は、回転軸3に固設されたロータ2を、ステータ4内
に回転可能に軸支して構成されている。ロータ2は、回
転軸3に固設される円形のボス部2aと、そのボス部2
aの周方向に等間隔を空けて放射状に突設された4極の
ロータ極2bとを有している。また、ステータ4は、内
周方向に等間隔を空けて突設された6極のステータ極4
dを有している。
【0013】この6極のステータ極4dには、A相、B
相、C相の3相の電機子巻線4a,4b,4cが対向す
るステータ極4dに2極ずつそれぞれ巻回されている。
この対向する2極の電機子巻線4a〜4cは、励磁(通
電)を行うことにより、その電機子巻線4a〜4cが巻
回されるステータ極4dをN極またはS極の同じ極性に
励磁する方向に巻回されている。これにより、励磁時に
おける非励磁相への漏れ磁束を多くして、非励磁相の変
圧器起電力の検出を良好にしている。
【0014】図2を参照して、この点を説明する。図2
(a)は、本実施例のSRモータ1においてA相の電機
子巻線4aを励磁した場合の磁束の状態を示した図であ
り、図2(b)は、従来のSRモータにおいてA相の電
機子巻線を励磁した場合の磁束の状態を示した図であ
る。図2に示すように、本実施例のSRモータ1では、
励磁されたA相のステータ極4dは、同じ極性のN極に
励磁されるので、励磁により生じる磁束5は、A相の電
機子巻線4aに対向しているロータ極2bから入って、
別のロータ極2bを通り、非励磁のステータ極4dであ
るB相及びC相のステータ極4dへ入って、A相のステ
ータ極4dへ戻っている。
【0015】これに対し、図2(b)に示すように、従
来のSRモータでは、励磁されたA相のステータ極は、
一方がN極に他方がS極に励磁されるので、励磁により
生じる磁束5は、N極に励磁されたA相のステータ極か
ら対向するロータ極へ入り、更に、そのロータ極からS
極に励磁されたA相のステータ極へ入って、元のN極に
励磁されたステータ極へ戻っており、非励磁のB相及び
C相のステータ極への漏れ磁束が殆どない。
【0016】両者を比較すれば明らかなように、本実施
例のSRモータ1では、励磁によってステータ極4dが
N極またはS極の同じ極性に励磁されるように電機子巻
線4a〜4cが巻回されているので、励磁時における非
励磁相への漏れ磁束を多くすることができる。漏れ磁束
が多くなると、モータの回転効率は悪くなるが、その
分、非励磁相の変圧器起電力の検出を良好に行うことが
でき、SRモータ1のセンサレス駆動を確実に行うこと
ができる。
【0017】図3は、本実施例のセンサレス駆動回路の
概略的な構成を示したブロック図である。図3に示すよ
うに、センサレス駆動回路10は、主に、速度調整回路
11と、相励磁回路12と、センサレス制御回路13と
により構成されている。速度調整回路11は、所定のデ
ューティ比で発振する矩形波を出力するための公知のパ
ルス幅変調回路(PWM(Pulse Width Modulation)回
路)であり、回路内に設けられた図示しない可変抵抗の
抵抗値を変更することによって、出力される矩形波のデ
ューティ比を変更して、SRモータ1の回転速度を調整
している。
【0018】相励磁回路12は、図4に示すインバータ
回路により構成されている。図4は、SRモータ1の3
相の電機子巻線4a〜4cを共に図示した相励磁回路1
2の回路図である。相励磁回路(インバータ回路)12
は、3相(A相、B相、C相)の電機子巻線4a〜4c
に、24ボルトの直流電圧を順次通電(励磁)切替する
ための回路である。相励磁回路12の直流電源21のプ
ラス側端子には、上アームトランジスタとしての3つの
PNPトランジスタQu1,Qv1,Qw1のエミッタ
端子が接続され、直流電源21のグランド側端子には、
下アームトランジスタとしての3つのN−MOS電界効
果トランジスタQx1,Qy1,Qz1のソース端子が
接続されて、これらにより3相の電機子巻線4a〜4c
に対応した3つのアームが形成されている。即ち、上ア
ームトランジスタQu1〜Qw1のコレクタ端子と、下
アームトランジスタQx1〜Qz1のドレイン端子との
間に、3相の電機子巻線4a〜4cがそれぞれ接続され
ている。
【0019】上アームトランジスタQu1〜Qw1のベ
ース・エミッタ間には、保護及びベース電圧のフローテ
ィング防止用の4.7kΩの抵抗Ru1〜Rw1が接続
されており、また、上アームトランジスタQu1〜Qw
1のベース端子には、180Ω(2W)の抵抗Ru2〜
Rw2の一端が接続され、その抵抗Ru2〜Rw2の他
端には、NPNトランジスタQu2〜Qw2のコレクタ
端子が接続されている。トランジスタQu2〜Qw2の
エミッタ端子は接地されると共に、そのベース・エミッ
タ間には10kΩの抵抗Ru3〜Rw3が接続されてい
る。更に、トランジスタQu2〜Qw2のベース端子に
は、4.7kΩの抵抗Ru4〜Rw4の一端が接続され
ている。この抵抗Ru4〜Rw4の他端は、相励磁回路
12の入力端として、後述するセンサレス制御回路13
の出力端a〜cと接続され、センサレス制御回路13の
出力に応じて、上アームトランジスタQu1〜Qw1が
オンまたはオフするように構成されている。
【0020】下アームトランジスタQx1〜Qz1のゲ
ート・ソース間には、保護及びゲート電圧のフローティ
ング防止用の10kΩの抵抗Rx1〜Rz1が接続され
ている。また、下アームトランジスタQx1〜Qz1の
ゲート端子は、1kΩの抵抗Rx2〜Rz2を介してセ
ンサレス制御回路13の出力端a〜cと接続されると共
に、チョッパドライバとしてのNPNトランジスタQx
2〜Qz2のコレクタ端子と接続されている。このトラ
ンジスタQx2〜Qz2は、エミッタ端子が接地され、
そのベース・エミッタ間に10kΩの抵抗Rx3〜Rz
3が接続された、いわゆるオープンコレクタ形のNPN
デジタルトランジスタとされている。このトランジスタ
Qx2〜Qz2のベース端子は、10kΩの抵抗Rx4
〜Rz4を介して速度調整回路(PWM回路)11の出
力端に接続されている。よって、下アームトランジスタ
Qx1〜Qz1は、センサレス制御回路13の出力と速
度調整回路(PWM回路)11の出力とに応じてオンま
たはオフされる。具体的には、下アームトランジスタQ
x1〜Qz1は、センサレス制御回路13からハイ信号
が出力されており、かつ、速度調整回路11からロウ信
号が出力されてトランジスタQx2〜Qz2がオフして
いる場合に限りオンされる。
【0021】前記した通り、速度調整回路11からは所
定のデューティ比の矩形波が出力されるので、下アーム
トランジスタQx1〜Qz1は、上アームトランジスタ
Qu1〜Qw1がオンされている間に、速度調整回路1
1の矩形波のデューティ比でオンオフを繰り返す。電機
子巻線4a〜4cへの通電と非通電とは、この下アーム
トランジスタQx1〜Qz1のオンオフに連動して切り
替えられる。よって、非励磁相の変圧器起電力を検出す
るために必要な交流成分を、パルス幅変調回路により構
成される速度調整回路11によって生成することができ
るのである。
【0022】なお、上アームトランジスタQu1〜Qw
1のコレクタ・エミッタ間、および、下アームトランジ
スタQx1〜Qz1のソース・ドレイン間には、SRモ
ータ1の各電機子巻線4a〜4cを挟んで、アームトラ
ンジスタQu1〜Qz1のオンまたはオフ時に電機子巻
線4a〜4cに生じる逆起電力作用に起因する電流を還
流させるためのフリーホイールダイオードDu〜Dz
が、それぞれ逆並列に接続されている。
【0023】図3に示すように、センサレス制御回路1
3は、ロータ歯位置検出回路14と、転流回路15と、
相励磁信号出力回路16とにより構成されている。図5
は、このセンサレス制御回路13のロータ歯位置検出回
路14の回路図である。ロータ歯位置検出回路14は、
第3入力端IN3からハイ信号が入力されている状態
で、第1入力端IN1へ入力される電圧と第2入力端I
N2へ入力される電圧との電圧差が所定値以下になった
場合に、一定時間ロウを維持する信号を出力する回路で
ある。まず、図5を参照して、このロータ歯位置検出回
路14について説明する。
【0024】ロータ歯位置検出回路14の第1入力端I
N1には、270Ωの抵抗R1の一端が接続され、その
抵抗R1の他端は、他端が接地された100kΩの抵抗
R2の一端に接続されると共に、差動アンプ22のマイ
ナス側入力端に接続されている。同様に、第2入力端I
N2には、270Ωの抵抗R3の一端が接続され、その
抵抗R3の他端は、他端が接地された100kΩの抵抗
R4の一端に接続されると共に、差動アンプ22のプラ
ス側入力端に接続されている。
【0025】差動アンプ22は、第1入力端IN1へ入
力される電圧と第2入力端IN2へ入力される電圧との
電圧差を演算するための回路であり、プラス側電圧を+
15ボルトに、マイナス側電圧を−15ボルトに設定さ
れたオペアンプOPを有している。オペアンプOPのマ
イナス側入力端には、それぞれ1kΩの抵抗R5および
抵抗R6の一端と、他端が接地された100pFのコン
デンサC1とが接続されている。抵抗R5の他端は、前
記した抵抗R1の一端に接続され、抵抗R6は、帰還抵
抗として、その他端がオペアンプOPの出力端に接続さ
れている。また、オペアンプOPのプラス側入力端に
は、それぞれ1kΩの抵抗R7および抵抗R8の一端
と、他端が接地された100pFのコンデンサC2とが
接続されている。抵抗R7の他端は、前記した抵抗R3
の一端に接続され、抵抗R8の他端は接地されている。
【0026】このように、差動アンプ22の各抵抗R5
〜R8の抵抗値はいずれも1kΩにされているので、差
動アンプ22からは抵抗R4と抵抗R2との電圧差がそ
のまま出力される。なお、各抵抗R5〜R8の抵抗値を
調整して、この差動アンプ22から抵抗R4と抵抗R2
との電圧差を増幅して出力するようにしても良い。
【0027】差動アンプ22の出力端は、倍電圧整流回
路23の入力端に接続されている。倍電圧整流回路23
は、−15ボルト〜+15ボルトの差動アンプ22の出
力電圧を、0ボルト〜+30ボルトの正方向に整流する
ための回路であり、47nFのコンデンサC3の一端
が、この倍電圧整流回路23の入力端とされている。コ
ンデンサC3の他端は、アノード端子が接地されたダイ
オードD1のカソード端子と、ダイオードD2のアノー
ド端子とに接続されている。ダイオードD2のカソード
端子は、他端が接地された3.3nFのコンデンサC4
の一端と、同様に他端が接地された1.8kΩの抵抗R
9とに接続されると共に、倍電圧整流回路23の出力端
として、コンパレータCPのプラス側入力端に接続され
ている。
【0028】コンパレータCPは、第1入力端IN1へ
入力される電圧と第2入力端IN2へ入力される電圧と
の電圧差が所定値以下になったか否かを比較するための
ものであり、このコンパレータCPのマイナス側入力端
には、比較のための「しきい値」を設定するしきい値設
定回路24が接続されている。
【0029】しきい値設定回路24は、一端が電源の+
24ボルトに接続された68kΩの抵抗R10を有して
おり、その抵抗R10の他端は、0〜27kΩの範囲で
抵抗値を変更できる可変抵抗VRの一端に接続されてい
る。可変抵抗VRの他端は接地されており、また、抵抗
R10及び可変抵抗VRには、それぞれ並列に47μF
のコンデンサC5,C6が接続されている。可変抵抗V
Rの非接地端、即ち、可変抵抗VRと抵抗R10との接
続端は、しきい値設定回路24の出力端として、コンパ
レータCPのマイナス側入力端に接続されている。よっ
て、可変抵抗VRの抵抗値を調整することにより、コン
パレータCPへ出力される「しきい値」を変化させるこ
とができる。
【0030】なお、差動アンプ22の出力電圧を、倍電
圧整流回路23によって正方向に整流し、その整流した
電圧値をコンパレータCPで比較するように構成してい
るので、上記のように、しきい値設定回路24の出力電
圧を正の電圧の範囲で調整することができる。よって、
しきい値設定回路24の回路構成を簡易にすることがで
きるのである。
【0031】コンパレータCPの出力端は、56kΩの
抵抗R11を介して電源の+5ボルトにプルアップされ
ると共に、単安定マルチバイブレータMMのB端子に接
続されている。単安定マルチバイブレータMMは、CD
端子へハイ信号が入力されている場合に、B端子の入力
信号が立ち下がると、コンデンサC7の容量と抵抗R1
2の抵抗値とで定まる所定時間ロウを維持する信号を、
Qバー端子から出力する。CD端子は、第3入力端IN
3に接続され、Qバー端子は、このロータ歯位置検出回
路14の出力端OUTとされている。即ち、このQバー
端子から出力される信号が、転流回路15(図3及び図
6参照)へ出力される転流指令となっている。なお、コ
ンデンサC7の容量は0.1μF、抵抗R12の抵抗値
は2.2MΩである。
【0032】このようにロータ歯位置検出回路14は、
第3入力端IN3からハイ信号が入力されている状態
で、第1入力端IN1へ入力される電圧と第2入力端I
N2へ入力される電圧との電圧差が所定値以下になった
場合に、所定時間ロウを維持する信号(転流指令)を出
力するものである。
【0033】図6は、上述したロータ歯位置検出回路1
4を3組備えたセンサレス制御回路13の回路図であ
る。3組のロータ歯位置検出回路14は、C相の電機子
巻線4cの励磁中に、A相及びB相の電機子巻線4a,
4bの変圧器起電力を比較するものと(14c)、A相
の電機子巻線4aの励磁中に、B相及びC相の電機子巻
線4b,4cの変圧器起電力を比較するものと(14
a)、B相の電機子巻線4bの励磁中に、C相及びA相
の電機子巻線4c,4aの変圧器起電力を比較するもの
と(14b)、の3組がある。
【0034】ロータ歯位置検出回路14cの第1入力端
IN1にはA相の電機子巻線4aのプラス側端uが、第
2入力端IN2にはB相の電機子巻線4bのプラス側端
vが、また、第3入力端IN3にはC相の電機子巻線4
cに対するセンサレス制御回路13の出力端cが、それ
ぞれ接続されている。このロータ歯位置検出回路14c
の出力端OUTは、2入力オアOR1の一端に入力さ
れ、そのオアOR1の出力端は、単安定マルチバイブレ
ータMM1のB端子に接続されている。また、出力端O
UTは単安定マルチバイブレータMM3のCD端子にも
接続されている。
【0035】同様に、ロータ歯位置検出回路14aの第
1入力端IN1にはB相の電機子巻線4bのプラス側端
vが、第2入力端IN2にはC相の電機子巻線4cのプ
ラス側端wが、また、第3入力端IN3にはA相の電機
子巻線4aに対するセンサレス制御回路13の出力端a
が、それぞれ接続されている。このロータ歯位置検出回
路14aの出力端OUTは、2入力オアOR2の一端に
入力され、そのオアOR2の出力端は、単安定マルチバ
イブレータMM2のB端子に接続されている。また、出
力端OUTは単安定マルチバイブレータMM1のCD端
子にも接続されている。
【0036】更に、ロータ歯位置検出回路14bの第1
入力端IN1にはC相の電機子巻線4cのプラス側端w
が、第2入力端IN2にはA相の電機子巻線4aのプラ
ス側端uが、また、第3入力端IN3にはB相の電機子
巻線4bに対するセンサレス制御回路13の出力端b
が、それぞれ接続されている。このロータ歯位置検出回
路14bの出力端OUTは、2入力オアOR3の一端に
入力され、そのオアOR3の出力端は、単安定マルチバ
イブレータMM3のB端子に接続されている。また、出
力端OUTは単安定マルチバイブレータMM2のCD端
子にも接続されている。
【0037】単安定マルチバイブレータMM1〜MM3
は、CD端子へハイ信号が入力されている場合に、B端
子の入力信号が立ち下がると、コンデンサC11〜C1
3の容量と抵抗R21〜R23の抵抗値とで定まる所定
時間ロウを維持する信号を、Qバー端子から出力するも
のである。各コンデンサC11〜C13の容量はそれぞ
れ100μFとされており、各抵抗R21〜R23の抵
抗値はぞれぞれ2.2MΩとされている。
【0038】各2入力オアOR1〜OR3の他方の入力
端には、SRモータ1の運転(駆動)と停止とを切り替
えるスイッチSWが接続されている。このスイッチSW
が電源の5ボルト側に接続されると、SRモータ1は停
止し、逆に、0ボルト側に接続されると、SRモータ1
は運転(駆動)を開始する。
【0039】単安定マルチバイブレータMM1のQバー
端子は、3入力オアOR11の入力端に接続されてい
る。このオアOR11の他の2つの入力端には、B相及
びC相の電機子巻線4b,4cに対するセンサレス制御
回路13の出力端b,cがそれぞれ接続されており、こ
のオアOR11の出力端はインバータIV1の入力端に
接続されている。インバータIV1の出力端は、更に、
2入力オアOR21の入力端に接続され、そのオアOR
21のもう1つの入力端は、前記したスイッチSWと接
続されている。このオアOR21の出力端は、A相の電
機子巻線4aに対するセンサレス制御回路13の出力端
aとされている。
【0040】また、単安定マルチバイブレータMM2の
Qバー端子は、3入力オアOR12の入力端に接続され
ている。このオアOR12の他の2つの入力端には、A
相及びC相の電機子巻線4a,4cに対するセンサレス
制御回路13の出力端a,cがそれぞれ接続されてお
り、このオアOR12の出力端はインバータIV2の入
力端に接続されている。インバータIV2の出力端は、
更に、2入力オアOR22の入力端に接続され、そのオ
アOR22のもう1つの入力端は、後述する単安定マル
チバイブレータMM4のQ端子に接続されている。この
オアOR22の出力端は、B相の電機子巻線4bに対す
るセンサレス制御回路13の出力端bとされている。
【0041】更に、単安定マルチバイブレータMM3の
Qバー端子は、3入力オアOR13の入力端に接続され
ている。このオアOR13の他の2つの入力端には、A
相及びB相の電機子巻線4a,4bに対するセンサレス
制御回路13の出力端a,bがそれぞれ接続されてお
り、このオアOR13の出力端はインバータIV3の入
力端に接続されている。インバータIV3の出力端は、
C相の電機子巻線4cに対するセンサレス制御回路13
の出力端cとされている。
【0042】単安定マルチバイブレータMM4は、CD
端子が電源の+5ボルトに接続されているので、B端子
の入力信号が立ち下がると、コンデンサC14の容量と
抵抗R24の抵抗値とで定まる所定時間ハイを維持する
信号を、Q端子から出力する。コンデンサC14の容量
は47μF、抵抗R24の抵抗値は120kΩとされて
いる。この単安定マルチバイブレータMM4のB端子
は、前記したスイッチSWに接続されており、スイッチ
SWが「停止(5v)」から「運転(0v)」に切り替
えられると、B端子に立ち下がり信号が入力される。そ
の結果、Q端子から所定時間ハイを維持する信号が出力
され、これにより、B相の電機子巻線4bから励磁が開
始されてSRモータ1が回転を始める。
【0043】なお、このセンサレス制御回路13におい
て、転流回路15は、オアOR1〜OR3および単安定
マルチバイブレータMM1〜MM3により構成され、相
励磁信号出力回路16は、オアOR11〜OR13,O
R21,OR22、インバータIV1〜IV3および単
安定マルチバイブレータMM4により構成される。
【0044】次に、図7及び図8を参照して、上記のよ
うに構成されたセンサレス駆動回路10の動作について
説明する。図7は、電機子巻線4a〜4cへの励磁とそ
の励磁に伴ってロータ2が回転する様子とを示した図で
あり、図8は、SRモータ1の駆動時におけるセンサレ
ス駆動回路10のタイミングチャートである。
【0045】まず、スイッチSWが「停止」にある場合
には、オアOR21の出力aがハイとなる。その結果、
オアOR12にハイが入力されてインバータIV2から
ロウが出力されると共に、単安定マルチバイブレータM
M4のQ端子からロウが出力されているので、オアOR
22の出力bはロウとなる。また、オアOR21の出力
がハイとなるので、オアOR13にハイが入力されてイ
ンバータIV3の出力cがロウとなる。よって、スイッ
チSWが「停止」にある場合には、A相の電機子巻線4
aが励磁され、SRモータ1は図7(a)に示す状態で
停止している。
【0046】次に、スイッチSWを「停止」から「運
転」に切り替えると、単安定マルチバイブレータMM4
のB端子の入力信号が立ち下がるので、そのQ端子から
所定時間ハイ信号が出力され、オアOR22の出力bが
ハイとなる。その結果、オアOR11にハイが入力され
てインバータIV1からロウが出力されると共に、スイ
ッチSWからはロウが出力されているので、オアOR2
1の出力aはロウとなる。また、オアOR22の出力が
ハイとなるので、オアOR13にハイが入力されてイン
バータIV3の出力cがロウとなる。よって、スイッチ
SWが「停止」から「運転」に切り替えると、B相の電
機子巻線4bが励磁される。これにより、SRモータ1
のロータ2は、図7における左方向へ回転を始める。
【0047】B相の電機子巻線4bが励磁されている間
は、3組あるロータ歯位置検出回路14のうち、第3入
力端IN3にハイが入力されるロータ歯位置検出回路1
4bのみが有効となる。ロータ歯位置検出回路14bで
は、励磁されていないC相とA相の電機子巻線4c,4
aに生じる変圧器起電力による電圧差が比較される。即
ち、図5において、第1入力端IN1にC相の電機子巻
線電圧(以下「C相電圧」と略す)が入力され、第2入
力端IN2にA相の電機子巻線電圧(以下「A相電圧」
と略す)が入力される。入力された両電圧は、差動アン
プ22によって、(A相電圧)−(C相電圧)として電
圧差が演算される。演算された電圧差は、次段の倍電圧
整流回路23によって0ボルト以上の正の電圧に整流さ
れ、その後、しきい値設定回路24で設定されている
「しきい値(電圧値)」と比較される。
【0048】B相の電機子巻線4bを励磁することによ
り、ロータ2は左方向へ回転し、図7(a)の状態か
ら、まず、図7(b)に示す状態となる。図7(b)に
示すように、2つの非励磁相であるC相及びA相のう
ち、ロータ極2bがC相よりA相のステータ極4dに近
い位置にある場合には、A相電圧はC相電圧より大きい
(A相電圧>C相電圧)。この状態のA相電圧とC相電
圧との電圧差、即ち、倍電圧整流回路23の出力電圧
は、しきい値設定回路24によって設定されている「し
きい値」より大きく、コンパレータCPの出力はハイと
なっており、単安定マルチバイブレータMMのQバー端
子の出力はハイのままである。
【0049】この図7(b)の状態からロータ2が更に
左回転し、図7(c)に示すように、ロータ極2bが2
つの非励磁相であるC相とA相のステータ極4dの略中
間に位置すると、A相電圧とC相電圧とは略等しくなり
(A相電圧≒C相電圧)、その電圧差は略0ボルトとな
る。すると、倍電圧整流回路24によって正方向に整流
されたA相電圧とC相電圧との電圧差は、しきい値設定
回路24の「しきい値」より小さくなり、コンパレータ
CPの出力がハイからロウへ立ち下がる。この立ち下が
り信号が単安定マルチバイブレータMMのB端子へ入力
されると、Qバー端子から所定時間ロウを維持する信号
が出力される。この信号が転流指令である。
【0050】転流指令が出力されると、図6の単安定マ
ルチバイブレータMM2のCD端子がロウになるので、
そのQバー端子からオアOR12へハイ信号が出力され
る。これによりインバータIV2の出力がロウとなっ
て、オアOR22の出力bがハイからロウへ切り替わ
り、B相の電機子巻線4bの励磁が終了する。単安定マ
ルチバイブレータMM4のQ端子はロウを出力している
からである。
【0051】また、転流指令が出力されると、オアOR
3の出力が立ち下がり、単安定マルチバイブレータMM
3のQバー端子から所定時間ロウを維持する信号が出力
される。このときの出力a,bはロウになっているの
で、オアOR13の入力がすべてロウになり、インバー
タIV3へロウが入力される。その結果、インバータI
V3がハイ出力となり、C相の電機子巻線4cが励磁さ
れる。
【0052】上述したように、ロータ2の回転に応じて
転流が行われ、励磁相がA相、B相、C相、A相、・・
・の順に切り替わり、図7(a)、(b)、・・・
(f)、(a)、・・・の順に、SRモータ1が左方向
へ回転するのである。このように、本実施例の駆動回路
10によれば、非励磁相に生じる変圧器起電力を用い
て、即ち、非励磁相の電機子巻線電圧の電圧差により、
SRモータ1をセンサレスで駆動することができるので
ある。
【0053】なお、スイッチSWが「運転」から「停
止」に切り替えられた場合には、前記したように、オア
OR21の出力aがハイとなり、その結果、オアOR1
2にハイが入力されてインバータIV2からロウが出力
されると共に、単安定マルチバイブレータMM4からロ
ウが出力されているので、オアOR22の出力bはロウ
となる。また、オアOR21の出力がハイとなるので、
オアOR13にハイが入力されてインバータIV3の出
力cがロウとなる。よって、A相の電機子巻線4aが励
磁された状態、即ち、図7(a)に示す状態でSRモー
タ1は停止する。
【0054】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】
【発明の効果】 本発明のスイッチドリラクタンスモー
タのセンサレス駆動回路によれば、非励磁相の変圧器起
電力に応じて転流を行い、スイッチドリラクタンスモー
タをセンサレスで駆動することができる。よって、回転
子極の位置検出センサを用いる必要がないので、その
分、回路コストを低減し、且つ、スイッチドリラクタン
スモータを小型化することができるという効果がある。
また、予め通電パターンを算出して記憶させておく必要
もないので、通電パターンの算出作業を無くして、モー
タ駆動回路の開発期間を短縮し開発コストを低減できる
と共に、その通電パターンの記憶回路を削除して回路コ
ストを低減することができるという効果がある。
【0056】また、本発明のスイッチドリラクタンスモ
ータによれば、同じ相の電機子巻線は、相励磁回路によ
り励磁が行われた場合に同じ極性を示すように固定子に
巻回されている。よって、励磁時における固定子の非励
磁相への磁束の漏れが多くなるので、非励磁相の変圧器
起電力の検出を良好に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるスイッチドリラクタ
ンスモータ(SRモータ)の構成を示した簡略図であ
る。
【図2】 (a)は、本実施例のSRモータにおいてA
相の電機子巻線を励磁した場合の磁束の状態を示した図
であり、(b)は、従来のSRモータにおいてA相の電
機子巻線を励磁した場合の磁束の状態を示した図であ
る。
【図3】 本発明の一実施例であるセンサレス駆動回路
の概略的な構成を示したブロック図である。
【図4】 相励磁回路(インバータ回路)の回路図であ
る。
【図5】 ロータ歯位置検出回路の回路図である。
【図6】 センサレス制御回路の回路図である。
【図7】 (a)〜(f)は、電機子巻線への励磁とそ
の励磁に伴ってロータが回転する様子とを示した図であ
る。
【図8】 センサレス駆動回路のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 スイッチドリラクタンスモータ 2 ロータ(回転子) 4 固定子(ステータ) 4a,4b,4c 電機子巻線 10 センサレス駆動回路 11 速度調整回路(PWM回路)(パル
ス幅変調回路) 12 相励磁回路(インバータ回路) 14 ロータ歯位置検出回路(起電力検出
回路) 15 転流回路 16 相励磁信号出力回路 22 差動アンプ(電圧差検出回路の一
部) 23 倍電圧整流回路(電圧差検出回路の
一部) 24 しきい値設定回路(転流指令回路の
一部) CP コンパレータ(転流指令回路の一
部) MM 単安定マルチバイブレータ(転流指
令回路の一部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 BB04 DD09 FF03 GG01 HA01 HA07 HB16 LL17 5H619 AA13 BB01 BB06 BB24 PP01 PP13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相の電機子巻線が巻回された固定子
    と、その固定子内で回転可能にされた回転子とを有する
    スイッチドリラクタンスモータのセンサレス駆動回路に
    おいて、 前記複数相の電機子巻線を順次励磁する相励磁回路と、 その相励磁回路により励磁の行われていない非励磁相の
    変圧器起電力を検出する起電力検出回路と、 その起電力検出回路により検出された非励磁相の変圧器
    起電力に応じて前記相励磁回路の励磁相を切り替えて転
    流を行う転流回路とを備えていることを特徴とするスイ
    ッチドリラクタンスモータのセンサレス駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記起電力検出回路は、前記相励磁回路
    により励磁の行われていない2以上の非励磁相の変圧器
    起電力の電圧差を検出する電圧差検出回路と、その電圧
    差検出回路により検出された電圧差が所定値以下となっ
    た場合に前記転流回路へ転流指令を出力する転流指令回
    路とを備えていることを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチドリラクタンスモータのセンサレス駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧差検出回路は、前記2以上の非
    励磁相の変圧器起電力の電圧差を演算する差動アンプ
    と、その差動アンプの出力電圧を正方向に整流する倍電
    圧整流回路とを備えていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のスイッチドリラクタンスモータのセンサレ
    ス駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記相励磁回路から出力される相励磁信
    号をパルス幅変調して、前記スイッチドリラクタンスモ
    ータの回転速度を調整するパルス幅変調回路を備えてい
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    スイッチドリラクタンスモータのセンサレス駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のセン
    サレス駆動回路に使用されるスイッチドリラクタンスモ
    ータにおいて、 前記電機子巻線は2以上の同じ相の電機子巻線を有して
    おり、その2以上の同じ相の電機子巻線は、前記相励磁
    回路により励磁が行われた場合に同じ極性を示すように
    前記固定子に巻回されていることを特徴とするスイッチ
    ドリラクタンスモータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180059A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Denso Corp 車両用交流回転電機
CN100394671C (zh) * 2003-01-22 2008-06-11 株式会社起源 磁阻电动机以及磁阻电动机用定子的磁石
JP2013009536A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Shinano Kenshi Co Ltd モータ駆動回路
CN104242580A (zh) * 2014-10-14 2014-12-24 山东理工大学 一种汽车用可变绕组起动发电机
JP2016178841A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 高橋 久 モータ制御装置及びロータ位置検出装置

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