JP2001306287A - 異機種間代行印刷システム - Google Patents
異機種間代行印刷システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プロトコル、プリンタ言語、解像度などが元
のプリンタと異なるプリンタでも正常に印刷できる代行
印刷方式を提供する。 【解決手段】 複数の機種の異なるプリンタが接続され
たネットワーク上のコンピュータにおける代行印刷シス
テムである。アプリケーションから印刷データを受け取
ると、これをプリンタの機種に依存しないコマンドおよ
びページ毎のイメージデータに変換する。各プリンタ機
種に対する印刷上必要なプリンタ情報を管理、保持す
る。使用中のプリンタが使用不能となった場合、使用可
能な代行プリンタをネットワークから探し出し、代行プ
リンタのプリンタ情報を得る。このプリンタ情報に基づ
いて、前記のコマンドおよびイメージデータを代行プリ
ンタ用に変換する。変換結果を代行プリンタに送ること
により、代行印刷を行う。イメージデータを展開する際
に、解像度がネットワークに接続されている全てのプリ
ンタの機種の解像度の最小公倍数となるように行うこと
により、解像度の変換による画質の劣化を避けることが
できる。
のプリンタと異なるプリンタでも正常に印刷できる代行
印刷方式を提供する。 【解決手段】 複数の機種の異なるプリンタが接続され
たネットワーク上のコンピュータにおける代行印刷シス
テムである。アプリケーションから印刷データを受け取
ると、これをプリンタの機種に依存しないコマンドおよ
びページ毎のイメージデータに変換する。各プリンタ機
種に対する印刷上必要なプリンタ情報を管理、保持す
る。使用中のプリンタが使用不能となった場合、使用可
能な代行プリンタをネットワークから探し出し、代行プ
リンタのプリンタ情報を得る。このプリンタ情報に基づ
いて、前記のコマンドおよびイメージデータを代行プリ
ンタ用に変換する。変換結果を代行プリンタに送ること
により、代行印刷を行う。イメージデータを展開する際
に、解像度がネットワークに接続されている全てのプリ
ンタの機種の解像度の最小公倍数となるように行うこと
により、解像度の変換による画質の劣化を避けることが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク・プ
リンタ間の代行印刷に関する技術であり、さらに詳細に
は、ネットワーク上のウィンドウズ・ベースのコンピュ
ータが機種の異なるネットワーク・プリンタ間で代行印
刷を行う方法およびシステムである。
リンタ間の代行印刷に関する技術であり、さらに詳細に
は、ネットワーク上のウィンドウズ・ベースのコンピュ
ータが機種の異なるネットワーク・プリンタ間で代行印
刷を行う方法およびシステムである。
【０００２】
【従来の技術】ウィンドウズ（Windows（米国Microsoft
Corporation の登録商標））をＯＳ（オペレーティン
グシステム）とするコンピュータが、ネットワークに接
続され、且つこのネットワークに接続された複数のプリ
ンタを使用できる場合、これらのをネットワークプリン
タと称する。このような環境下で、印刷中のプリンタに
エラーが発生し、印刷ジョブの続行が不可能となった場
合、別のネットワークプリンタを選択し、これに中断し
た印刷ジョブを引き続き実行させる（即ち、代行印刷さ
せる）ことができる。しかし、１つのネットワークに様
々な種類のプリンタが接続されている場合も少なくな
い。異機種間で問題となるのは、例えば、通信プロトコ
ル、プリンタ言語、解像度などが異なる場合である。し
たがって、従来の代行印刷の方式のように単に印刷デー
タの送り先を変更するだけでは、これらの相違を克服し
て正常に印刷できない。例えば、ウィンドウズのプリン
タドライバはページ毎にイメージに展開するが、展開し
たイメージと異なる解像度のプリンタへ印刷する場合、
解像度変換が必要になる。この解像度変換により画素デ
ータが間引きされることがある。このような場合、印刷
品質が落ちることになる。
Corporation の登録商標））をＯＳ（オペレーティン
グシステム）とするコンピュータが、ネットワークに接
続され、且つこのネットワークに接続された複数のプリ
ンタを使用できる場合、これらのをネットワークプリン
タと称する。このような環境下で、印刷中のプリンタに
エラーが発生し、印刷ジョブの続行が不可能となった場
合、別のネットワークプリンタを選択し、これに中断し
た印刷ジョブを引き続き実行させる（即ち、代行印刷さ
せる）ことができる。しかし、１つのネットワークに様
々な種類のプリンタが接続されている場合も少なくな
い。異機種間で問題となるのは、例えば、通信プロトコ
ル、プリンタ言語、解像度などが異なる場合である。し
たがって、従来の代行印刷の方式のように単に印刷デー
タの送り先を変更するだけでは、これらの相違を克服し
て正常に印刷できない。例えば、ウィンドウズのプリン
タドライバはページ毎にイメージに展開するが、展開し
たイメージと異なる解像度のプリンタへ印刷する場合、
解像度変換が必要になる。この解像度変換により画素デ
ータが間引きされることがある。このような場合、印刷
品質が落ちることになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、プロトコル、プリンタ言語、解像
度などが元のプリンタと異なるプリンタでも正常に印刷
できる代行印刷方式を提供することを課題とする。
なされたものであり、プロトコル、プリンタ言語、解像
度などが元のプリンタと異なるプリンタでも正常に印刷
できる代行印刷方式を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
請求項１の異機種間代行印刷システムは、複数の機種の
異なるプリンタが接続されたネットワーク上のコンピュ
ータにおける異機種間代行印刷システムであり、該シス
テムが、所与の印刷データをプリンタの機種に依存しな
いコマンドおよびページ毎のイメージデータに変換する
イメージ展開手段と、各プリンタ機種に対する印刷上必
要なプリンタ情報を管理するプリンタ情報管理手段と、
使用中のプリンタが使用不能となった場合、使用可能な
代行プリンタを求める代行プリンタ判定手段と、前記代
行プリンタのプリンタ情報を前記プリンタ情報管理手段
から得る情報獲得手段と、前記情報獲得手段が得たプリ
ンタ情報に基づいて、前記コマンドおよび前記イメージ
データを前記代行プリンタ用に変換する変換手段と、変
換手段からの変換結果を前記代行プリンタに送る送出手
段とを備えたことを特徴とする。請求項２の異機種間代
行印刷システムは、請求項１において、各プリンタに対
する前記プリンタ情報が、それぞれのプリンタ言語への
変換テーブルを含み、且つ前記変換手段が、前記コマン
ドを代行プリンタのプリンタ言語に変換する言語変換手
段を含むことを特徴とする。請求項３の異機種間代行印
刷システムは、請求項１又は２において、各プリンタに
対する前記プリンタ情報が、それぞれのプリンタの解像
度を含み、且つ前記変換手段が、イメージデータの解像
度を代行プリンタの解像度に変換する解像度変換手段を
含むことを特徴とする。請求項４の異機種間代行印刷シ
ステムは、請求項３において、前記イメージ展開手段
が、前記イメージデータの解像度が前記ネットワークに
接続された全てのプリンタの機種の解像度の最小公倍数
となるように前記展開を行うことを特徴とする。請求項
５の異機種間代行印刷システムは、請求項１乃至４の何
れかにおいて、各プリンタに対する前記プリンタ情報
が、それぞれのプリンタに必要なプロトコルを含み、且
つ前記送出手段が、前記代行プリンタのプロトコルを用
いて送信することを特徴とする。
請求項１の異機種間代行印刷システムは、複数の機種の
異なるプリンタが接続されたネットワーク上のコンピュ
ータにおける異機種間代行印刷システムであり、該シス
テムが、所与の印刷データをプリンタの機種に依存しな
いコマンドおよびページ毎のイメージデータに変換する
イメージ展開手段と、各プリンタ機種に対する印刷上必
要なプリンタ情報を管理するプリンタ情報管理手段と、
使用中のプリンタが使用不能となった場合、使用可能な
代行プリンタを求める代行プリンタ判定手段と、前記代
行プリンタのプリンタ情報を前記プリンタ情報管理手段
から得る情報獲得手段と、前記情報獲得手段が得たプリ
ンタ情報に基づいて、前記コマンドおよび前記イメージ
データを前記代行プリンタ用に変換する変換手段と、変
換手段からの変換結果を前記代行プリンタに送る送出手
段とを備えたことを特徴とする。請求項２の異機種間代
行印刷システムは、請求項１において、各プリンタに対
する前記プリンタ情報が、それぞれのプリンタ言語への
変換テーブルを含み、且つ前記変換手段が、前記コマン
ドを代行プリンタのプリンタ言語に変換する言語変換手
段を含むことを特徴とする。請求項３の異機種間代行印
刷システムは、請求項１又は２において、各プリンタに
対する前記プリンタ情報が、それぞれのプリンタの解像
度を含み、且つ前記変換手段が、イメージデータの解像
度を代行プリンタの解像度に変換する解像度変換手段を
含むことを特徴とする。請求項４の異機種間代行印刷シ
ステムは、請求項３において、前記イメージ展開手段
が、前記イメージデータの解像度が前記ネットワークに
接続された全てのプリンタの機種の解像度の最小公倍数
となるように前記展開を行うことを特徴とする。請求項
５の異機種間代行印刷システムは、請求項１乃至４の何
れかにおいて、各プリンタに対する前記プリンタ情報
が、それぞれのプリンタに必要なプロトコルを含み、且
つ前記送出手段が、前記代行プリンタのプロトコルを用
いて送信することを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例と添
付図面により本発明を詳細に説明する。なお、複数の図
面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。 （実施の形態１）図１は、本発明の代行印刷方式を実現
可能なネットワーク構成例を示す図である。図１のネッ
トワークは伝送路１、伝送路１に接続された複数のコン
ピュータ２、および伝送路１に接続された複数の種々の
プリンタ３−ｉ（ｉ＝１，２，．．．）からなる。各プ
リンタ３−ｉは、コンピュータから依頼された印刷を実
行中に何らかの障害によりその印刷ジョブを遂行できな
くなった場合、少なくともその旨は報告するものとす
る。この場合は、ジョブ単位の代行印刷となる。仮に、
プリンタが、正常に印刷できたページ数も含めて障害の
報告ができるならば、ジョブの途中からでも代行印刷が
可能となる。
付図面により本発明を詳細に説明する。なお、複数の図
面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。 （実施の形態１）図１は、本発明の代行印刷方式を実現
可能なネットワーク構成例を示す図である。図１のネッ
トワークは伝送路１、伝送路１に接続された複数のコン
ピュータ２、および伝送路１に接続された複数の種々の
プリンタ３−ｉ（ｉ＝１，２，．．．）からなる。各プ
リンタ３−ｉは、コンピュータから依頼された印刷を実
行中に何らかの障害によりその印刷ジョブを遂行できな
くなった場合、少なくともその旨は報告するものとす
る。この場合は、ジョブ単位の代行印刷となる。仮に、
プリンタが、正常に印刷できたページ数も含めて障害の
報告ができるならば、ジョブの途中からでも代行印刷が
可能となる。
【０００６】図２は、図１の各コンピュータ２のソフト
ウェアシステムのうち本発明の説明に関する部分を概略
的に示す図である。図２において、ネットワークのコン
ピュータ２は、図示しないウィンドウズをＯＳとするの
が好ましい。図１において、普通の実線のブロックはプ
ログラムを表し、二重線のブロックは、データ構造を表
す。本発明のシステム２０は、本発明によるプリンタド
ライバ２０２、ＯＳの一部であるＧＤＩ（Graphics Dev
ice Interface ）２０４およびスプーラ２０６、並びに
印刷処理部２０８を含む。本発明の印刷処理部２０８
（詳細に後述する）は、ＯＳの一部であるプリントプロ
セッサ、ランゲージモニタ、ポートモニタ、またはこれ
らの任意の組合せで実現することが可能である。ＧＤＩ
２０４は、ＯＳ上で稼働し印刷機能を有するアプリケー
ション２１０から印刷命令を受け取ると、これを描画命
令に変換してプリンタドライバ２０２に渡す。本発明の
プリンタドライバ２０２は、１つの印刷ジョブに対して
印刷命令と印刷データをＧＤＩ２０４から受け取ると、
図６に示すようなデータ構造を生成する。即ち、ジョブ
の初めにジョブのためのコマンド、ページ毎にイメージ
に展開したイメージデータおよびページのためのコマン
ド、さらにジョブの終わりにジョブのためのコマンドを
生成する。この時使用するコマンドは、独自のもので
も、既存のもの（例えば、ＲＰＤＬ，ＥＳＣ／Ｐなど)
でもよい。「ジョブのためのコマンド」はジョブ全体に
対する制御を行うコマンド群である。これは、ジョブの
開始・終了、部数、両面、ソート・ステープル等の排紙
処理などを制御するコマンドである。「ページのための
コマンド」は各ページに対する制御を行うコマンド群で
あり、用紙サイズ、給紙トレイ、排紙トレイ、印刷方向
などを制御するコマンドである。「イメージデータ」は
各ページを展開したイメージデータである。イメージデ
ータは解像度、イメージの大きさを含む。イメージデー
タは圧縮されている場合もある。
ウェアシステムのうち本発明の説明に関する部分を概略
的に示す図である。図２において、ネットワークのコン
ピュータ２は、図示しないウィンドウズをＯＳとするの
が好ましい。図１において、普通の実線のブロックはプ
ログラムを表し、二重線のブロックは、データ構造を表
す。本発明のシステム２０は、本発明によるプリンタド
ライバ２０２、ＯＳの一部であるＧＤＩ（Graphics Dev
ice Interface ）２０４およびスプーラ２０６、並びに
印刷処理部２０８を含む。本発明の印刷処理部２０８
（詳細に後述する）は、ＯＳの一部であるプリントプロ
セッサ、ランゲージモニタ、ポートモニタ、またはこれ
らの任意の組合せで実現することが可能である。ＧＤＩ
２０４は、ＯＳ上で稼働し印刷機能を有するアプリケー
ション２１０から印刷命令を受け取ると、これを描画命
令に変換してプリンタドライバ２０２に渡す。本発明の
プリンタドライバ２０２は、１つの印刷ジョブに対して
印刷命令と印刷データをＧＤＩ２０４から受け取ると、
図６に示すようなデータ構造を生成する。即ち、ジョブ
の初めにジョブのためのコマンド、ページ毎にイメージ
に展開したイメージデータおよびページのためのコマン
ド、さらにジョブの終わりにジョブのためのコマンドを
生成する。この時使用するコマンドは、独自のもので
も、既存のもの（例えば、ＲＰＤＬ，ＥＳＣ／Ｐなど)
でもよい。「ジョブのためのコマンド」はジョブ全体に
対する制御を行うコマンド群である。これは、ジョブの
開始・終了、部数、両面、ソート・ステープル等の排紙
処理などを制御するコマンドである。「ページのための
コマンド」は各ページに対する制御を行うコマンド群で
あり、用紙サイズ、給紙トレイ、排紙トレイ、印刷方向
などを制御するコマンドである。「イメージデータ」は
各ページを展開したイメージデータである。イメージデ
ータは解像度、イメージの大きさを含む。イメージデー
タは圧縮されている場合もある。
【０００７】本発明によれば、プリンタドライバ２０２
は、図６に示したデータを生成する際に、プリンタ独自
の言語に依存するコマンドは使用しないようにする。ま
た、各プリンタに合わせてイメージの解像度を変換する
際にデータの損失が生じて画質が劣化することのないよ
うに、コンピュータ２の利用可能な全てのネットワーク
プリンタ３の解像度の最小公倍数を求め、プリンタドラ
イバ２０２は、この最小公倍数をイメージデータの解像
度とする。プリンタドライバ２０２は、この最小公倍数
を解像度の変換を行う印刷処理部２０８が分かるように
しておく。システム２０は、プリンタ状態取得部２１２
と代行プリンタ判定部２１３を含む。プリンタ状態取得
部２１２は、ネットワーク１に接続されているプリンタ
３の動作状態を取得する。これにより、例えば使用中の
プリンタが紙詰まりであるというような情報を得ること
ができるので、各プリンタ３−ｉが利用可能かどうかを
知ることができる。代行プリンタ判定部２１３は、この
ような情報をもとに代行印刷が必要かどうかを示す情報
と、必要な場合には代行プリンタのＩＤまたはアドレス
とを出力し、印刷処理部２０８が分かるようにする。さ
らに、システム２０は、プリンタ構成取得部２１４を含
む。プリンタ構成取得部２１４は、例えば、ＯＳのＳＮ
ＭＰ（Simple Network Management Protocol）を用いて
ネットワーク１に接続されているプリンタ３のアドレス
および機種などを収集して、図３に示すようなネットワ
ークプリンタリスト２２０を生成する。
は、図６に示したデータを生成する際に、プリンタ独自
の言語に依存するコマンドは使用しないようにする。ま
た、各プリンタに合わせてイメージの解像度を変換する
際にデータの損失が生じて画質が劣化することのないよ
うに、コンピュータ２の利用可能な全てのネットワーク
プリンタ３の解像度の最小公倍数を求め、プリンタドラ
イバ２０２は、この最小公倍数をイメージデータの解像
度とする。プリンタドライバ２０２は、この最小公倍数
を解像度の変換を行う印刷処理部２０８が分かるように
しておく。システム２０は、プリンタ状態取得部２１２
と代行プリンタ判定部２１３を含む。プリンタ状態取得
部２１２は、ネットワーク１に接続されているプリンタ
３の動作状態を取得する。これにより、例えば使用中の
プリンタが紙詰まりであるというような情報を得ること
ができるので、各プリンタ３−ｉが利用可能かどうかを
知ることができる。代行プリンタ判定部２１３は、この
ような情報をもとに代行印刷が必要かどうかを示す情報
と、必要な場合には代行プリンタのＩＤまたはアドレス
とを出力し、印刷処理部２０８が分かるようにする。さ
らに、システム２０は、プリンタ構成取得部２１４を含
む。プリンタ構成取得部２１４は、例えば、ＯＳのＳＮ
ＭＰ（Simple Network Management Protocol）を用いて
ネットワーク１に接続されているプリンタ３のアドレス
および機種などを収集して、図３に示すようなネットワ
ークプリンタリスト２２０を生成する。
【０００８】ネットワークプリンタリスト２２０に現れ
るプリンタの機種に関する情報は、図４に示すように、
プリンタ情報テーブル２４０、プリンタ言語変換テーブ
ル２５０、プロトコル記憶部２６０から得ることができ
る。図４において、プリンタ情報テーブル２４０を構成
する各レコードは、プリンタ機種（即ち、プリンタの機
種を識別する識別子（ＩＤ））、その機種でサポートさ
れているプリンタ言語のプリンタ言語ＩＤ、解像度２４
２、およびその機種のプロトコルのＩＤを少なくとも含
む。さらに、プリンタ情報テーブル２４０の各レコード
に、該当する機種と互換性の高い順にプリンタ機種ＩＤ
を並べた互換リスト２４４を含めて、代行プリンタの決
定に利用しても良い。プリンタ言語テーブル記憶部２５
０には、プリンタ情報テーブル２４０の各プリンタ言語
ＩＤに対応したプリンタ言語変換テーブルが記憶されて
いる。プリンタ言語ＩＤで識別されるプリンタ言語変換
テーブルは、プリンタドライバ２０２が生成した図６の
データに使用されるジョブのためのコマンドおよびペー
ジのためのコマンドをそのプリンタ言語のコマンドへと
変換するものである。各プリンタ言語変換テーブルは、
制御コマンドとイメージ印刷コマンドから成り、描画コ
マンドを持つ必要はない。プロトコル記憶部２６０に
は、プリンタ情報テーブル２４０の各プロトコルＩＤに
対応したプロトコルの情報が記憶されている。
るプリンタの機種に関する情報は、図４に示すように、
プリンタ情報テーブル２４０、プリンタ言語変換テーブ
ル２５０、プロトコル記憶部２６０から得ることができ
る。図４において、プリンタ情報テーブル２４０を構成
する各レコードは、プリンタ機種（即ち、プリンタの機
種を識別する識別子（ＩＤ））、その機種でサポートさ
れているプリンタ言語のプリンタ言語ＩＤ、解像度２４
２、およびその機種のプロトコルのＩＤを少なくとも含
む。さらに、プリンタ情報テーブル２４０の各レコード
に、該当する機種と互換性の高い順にプリンタ機種ＩＤ
を並べた互換リスト２４４を含めて、代行プリンタの決
定に利用しても良い。プリンタ言語テーブル記憶部２５
０には、プリンタ情報テーブル２４０の各プリンタ言語
ＩＤに対応したプリンタ言語変換テーブルが記憶されて
いる。プリンタ言語ＩＤで識別されるプリンタ言語変換
テーブルは、プリンタドライバ２０２が生成した図６の
データに使用されるジョブのためのコマンドおよびペー
ジのためのコマンドをそのプリンタ言語のコマンドへと
変換するものである。各プリンタ言語変換テーブルは、
制御コマンドとイメージ印刷コマンドから成り、描画コ
マンドを持つ必要はない。プロトコル記憶部２６０に
は、プリンタ情報テーブル２４０の各プロトコルＩＤに
対応したプロトコルの情報が記憶されている。
【０００９】以上のようなシステム構成における印刷処
理部２０８の動作を説明する。図５は、図２の印刷処理
部２０８の動作例を示す図である。図５において、ま
ず、利用者が指定したプリンタ（例えば、３Ｘとする）
のアドレスまたはＩＤを得る（ステップ３００）。この
アドレスを基に、ネットワークプリンタリスト２２０お
よびプリンタ情報テーブル２４０を用いて、プリンタ３
Ｘの言語変換テーブル、解像度およびプロトコルを得る
（ステップ３０１）。ステップ３０２において印刷デー
タがあるかどうかを判断し、あればステップ３０４に進
む。プリンタドライバ２０２が生成した図６のデータを
解析し、ジョブのためのコマンドはジョブコマンド記憶
部２７０に格納する。続いて、代行プリンタ判定部２１
３に問い合わせ、利用可能なプリンタのアドレスを得る
（ステップ３０６）。このアドレスが現在使用中のプリ
ンタ３Ｘのアドレスと異なるかどうかを調べて、代行の
切要性を判断する（３０８）。代行が必要な場合は、ス
テップ３１０に進み、代行プリンタ（例えば、３Ｙとす
る）のアドレスを基に、ネットワークプリンタリスト２
２０およびプリンタ情報テーブル２４０を用いて、プリ
ンタ３Ｙの言語変換テーブル、解像度およびプロトコル
を得る。このとき、ジョブコマンド記憶部２７０からジ
ョブのためのコマンドを得ることにより、ジョブの途中
からの代行印刷も可能になる。ステップ３１２におい
て、図６のコマンドをプリンタ３−ｉの言語変換テーブ
ルを用いてプリンタ３−ｉ用のコマンドに変換する。ス
テップ３１４において、１ページ分のイメージデータの
解像度をプリンタ３−ｉの解像度に変換する。このと
き、図６のイメージデータの解像度は全てのネットワー
クプリンタ３の解像度の最小公倍数に設定されているの
で、解像度の変換に伴って画質が劣化することはない。
最後に、ステップ３１６において、プリンタ３−ｉのプ
ロトコルで印刷データと印刷コマンドをプリンタ３−ｉ
に送り、ステップ３０２に戻る。ステップ３０８におい
て、代行印刷が必要でない場合、ステップ３１０を省略
して、それまで使用していたプリンタ３Ｘの言語変換テ
ーブル、解像度およびプロトコルを用いて、ステップ３
１２、３１４および３１６を実行する。
理部２０８の動作を説明する。図５は、図２の印刷処理
部２０８の動作例を示す図である。図５において、ま
ず、利用者が指定したプリンタ（例えば、３Ｘとする）
のアドレスまたはＩＤを得る（ステップ３００）。この
アドレスを基に、ネットワークプリンタリスト２２０お
よびプリンタ情報テーブル２４０を用いて、プリンタ３
Ｘの言語変換テーブル、解像度およびプロトコルを得る
（ステップ３０１）。ステップ３０２において印刷デー
タがあるかどうかを判断し、あればステップ３０４に進
む。プリンタドライバ２０２が生成した図６のデータを
解析し、ジョブのためのコマンドはジョブコマンド記憶
部２７０に格納する。続いて、代行プリンタ判定部２１
３に問い合わせ、利用可能なプリンタのアドレスを得る
（ステップ３０６）。このアドレスが現在使用中のプリ
ンタ３Ｘのアドレスと異なるかどうかを調べて、代行の
切要性を判断する（３０８）。代行が必要な場合は、ス
テップ３１０に進み、代行プリンタ（例えば、３Ｙとす
る）のアドレスを基に、ネットワークプリンタリスト２
２０およびプリンタ情報テーブル２４０を用いて、プリ
ンタ３Ｙの言語変換テーブル、解像度およびプロトコル
を得る。このとき、ジョブコマンド記憶部２７０からジ
ョブのためのコマンドを得ることにより、ジョブの途中
からの代行印刷も可能になる。ステップ３１２におい
て、図６のコマンドをプリンタ３−ｉの言語変換テーブ
ルを用いてプリンタ３−ｉ用のコマンドに変換する。ス
テップ３１４において、１ページ分のイメージデータの
解像度をプリンタ３−ｉの解像度に変換する。このと
き、図６のイメージデータの解像度は全てのネットワー
クプリンタ３の解像度の最小公倍数に設定されているの
で、解像度の変換に伴って画質が劣化することはない。
最後に、ステップ３１６において、プリンタ３−ｉのプ
ロトコルで印刷データと印刷コマンドをプリンタ３−ｉ
に送り、ステップ３０２に戻る。ステップ３０８におい
て、代行印刷が必要でない場合、ステップ３１０を省略
して、それまで使用していたプリンタ３Ｘの言語変換テ
ーブル、解像度およびプロトコルを用いて、ステップ３
１２、３１４および３１６を実行する。
【００１０】
【発明の効果】このように、本発明によれば、プリンタ
言語、解像度またはプロトコルの異なるプリンタ間で代
行印刷が可能となる。また、解像度の変換に伴って画質
が劣化することがない。以上は、本発明の説明のために
実施の形態の例を掲げたに過ぎない。したがって、本発
明の技術思想または原理に沿って上述の実施の形態に種
々の変更、修正または追加を行うことは、当業者には容
易である。故に、本発明は、以上述べた実施の形態に捕
らわれることなく、ただ特許請求の範囲の記載に従って
解釈するべきである。
言語、解像度またはプロトコルの異なるプリンタ間で代
行印刷が可能となる。また、解像度の変換に伴って画質
が劣化することがない。以上は、本発明の説明のために
実施の形態の例を掲げたに過ぎない。したがって、本発
明の技術思想または原理に沿って上述の実施の形態に種
々の変更、修正または追加を行うことは、当業者には容
易である。故に、本発明は、以上述べた実施の形態に捕
らわれることなく、ただ特許請求の範囲の記載に従って
解釈するべきである。
【図１】本発明の代行印刷方式を実現可能なネットワー
ク構成例を示す図である。
ク構成例を示す図である。
【図２】図１のコンピュータのソフトウェアにおける本
発明の一実施例によるシステムの構成を概略的に示す図
である。
発明の一実施例によるシステムの構成を概略的に示す図
である。
【図３】ネットワークプリンタリストの構成例を示す図
である。
である。
【図４】図２のプリンタ情報テーブル、プリンタ言語変
換テーブルおよびプロトコル記憶部の構成を示す図であ
る。
換テーブルおよびプロトコル記憶部の構成を示す図であ
る。
【図５】図２の印刷処理部の動作を例を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図６】図２のプリンタドライバが生成するデータの構
造を示す略図である。
造を示す略図である。
１ ネットワークの伝送路 ２ コンピュータ ３ プリンタ ２０ コンピュータにおける本発明に関わるソフトウェ
ア ２０２ プリンタドライバ ２０４ ＧＤＩ（Graphics Device Interface ） ２０６ スプーラ ２０８ プリントプロセッサ、ランゲージモニタ、ポー
トモニタを用いた印刷処理部 ２１２ プリンタ状態取得部 ２１３ 代行プリンタ判定部 ２１４ プリンタ構成取得部 ２２０ ネットワークプリンタリスト ２４０ プリンタ情報テーブル ２５０ プリンタ言語変換テーブル記憶部 ２６０ プロトコル記憶部 ２７０ ジョブコマンド記憶部
ア ２０２ プリンタドライバ ２０４ ＧＤＩ（Graphics Device Interface ） ２０６ スプーラ ２０８ プリントプロセッサ、ランゲージモニタ、ポー
トモニタを用いた印刷処理部 ２１２ プリンタ状態取得部 ２１３ 代行プリンタ判定部 ２１４ プリンタ構成取得部 ２２０ ネットワークプリンタリスト ２４０ プリンタ情報テーブル ２５０ プリンタ言語変換テーブル記憶部 ２６０ プロトコル記憶部 ２７０ ジョブコマンド記憶部
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の機種の異なるプリンタが接続され
たネットワーク上のコンピュータにおける異機種間代行
印刷システムであり、該システムが、所与の印刷データ
をプリンタの機種に依存しないコマンドおよびページ毎
のイメージデータに変換するイメージ展開手段と、各プ
リンタ機種に対する印刷上必要なプリンタ情報を管理す
るプリンタ情報管理手段と、使用中のプリンタが使用不
能となった場合に使用可能な代行プリンタを求める代行
プリンタ判定手段と、前記代行プリンタのプリンタ情報
を前記プリンタ情報管理手段から得る情報獲得手段と、
前記情報獲得手段が得たプリンタ情報に基づいて前記コ
マンドおよび前記イメージデータを前記代行プリンタ用
に変換する変換手段と、変換手段からの変換結果を前記
代行プリンタに送る送出手段とを備えたことを特徴とす
る異機種間代行印刷システム。 - 【請求項２】 各プリンタに対する前記プリンタ情報
が、それぞれのプリンタ言語への変換テーブルを含み、
且つ前記変換手段が、前記コマンドを代行プリンタのプ
リンタ言語に変換する言語変換手段を含むことを特徴と
する請求項１記載の異機種間代行印刷システム。 - 【請求項３】 各プリンタに対する前記プリンタ情報
が、それぞれのプリンタの解像度を含み、且つ前記変換
手段が、イメージデータの解像度を代行プリンタの解像
度に変換する解像度変換手段を含むことを特徴とする請
求項１又は２記載の異機種間代行印刷システム。 - 【請求項４】 前記イメージ展開手段が、前記イメージ
データの解像度が前記ネットワークに接続された全ての
プリンタの機種の解像度の最小公倍数となるように前記
展開を行うことを特徴とする請求項３記載の異機種間代
行印刷システム。 - 【請求項５】 各プリンタに対する前記プリンタ情報
が、それぞれのプリンタに必要なプロトコルを含み、且
つ前記送出手段が、前記代行プリンタのプロトコルを用
いて送信することを特徴とする請求項１乃至４の何れか
に記載の異機種間代行印刷システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000125019A JP2001306287A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | 異機種間代行印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000125019A JP2001306287A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | 異機種間代行印刷システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001306287A true JP2001306287A (ja) | 2001-11-02 |
| JP2001306287A5 JP2001306287A5 (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=18635049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000125019A Pending JP2001306287A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | 異機種間代行印刷システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001306287A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2011121437A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Thomson Licensing | 3d disparity maps |
| WO2012161734A1 (en) * | 2011-05-26 | 2012-11-29 | Thomson Licensing | Scale-independent maps |
-
2000
- 2000-04-25 JP JP2000125019A patent/JP2001306287A/ja active Pending
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| US10791314B2 (en) | 2010-03-31 | 2020-09-29 | Interdigital Ce Patent Holdings, Sas | 3D disparity maps |
| WO2012161734A1 (en) * | 2011-05-26 | 2012-11-29 | Thomson Licensing | Scale-independent maps |
| US20140125660A1 (en) * | 2011-05-26 | 2014-05-08 | Thomson Licensing | Scale-independent maps |
| US9600923B2 (en) * | 2011-05-26 | 2017-03-21 | Thomson Licensing | Scale-independent maps |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080527 |