JP2001303779A - 敷地高低差のある住宅 - Google Patents

敷地高低差のある住宅

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JP2001303779A
JP2001303779A JP2000121467A JP2000121467A JP2001303779A JP 2001303779 A JP2001303779 A JP 2001303779A JP 2000121467 A JP2000121467 A JP 2000121467A JP 2000121467 A JP2000121467 A JP 2000121467A JP 2001303779 A JP2001303779 A JP 2001303779A
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JP
Japan
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entrance hall
house
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slope
height difference
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JP2000121467A
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English (en)
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Yutaka Nunomura
豊 布村
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の建築地盤面が道路面よりも低い場合で
あっても、住宅の道路側における住宅内外からの景観を
魅力あるものにすることができる住宅を提供すること。 【解決手段】 建築地盤面1と道路面2との間に高低差
のある住宅Aにおいて、建物の道路側に上階まで吹き抜
けた玄関ホール7を配置し、この玄関ホール7の道路側
内壁に沿ってスロープ8を配置し、このスロープ8に沿
って複数の開口窓10を前記玄関ホール7の内壁に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅に関し、特に、
道路面よりも低い敷地に建てられた住宅における景観に
考慮した敷地高低差のある住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、住宅の建築地盤面と道路面と
の高さの関係は、建築地盤面が道路面よりも高く形成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築地
盤面が道路面よりも低い敷地に建物が立設された住宅の
場合、道路側に設けられた玄関や住宅全体が道路面より
も高低差の分だけ低くなるため、住宅内部から外の景観
を楽しむことができないし、道路側における住宅の外観
も魅力に乏しいという問題点があった。この問題を解決
するための手段として、盛土工事や架台構築等によって
建築地盤面と道路面との高低差をなくす方法が考えられ
るが、これらの方法では、建築地盤面が脆弱となり、地
盤の補強や改良に多大な費用および手間が生じてしまう
という問題点があった。本発明は、かかる従来の問題点
を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、道
路面よりも低い敷地に建てられた住宅において、住宅の
道路側における住宅内外からの景観を魅力あるものにす
ることができる住宅を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1記載の敷地高低差のある住宅で
は、建築地盤面と道路面との間に高低差のある住宅にお
いて、建物の道路側に上階まで吹き抜けた玄関ホールを
配置し、この玄関ホールの道路側の内壁に沿ってスロー
プを配置し、このスロープに沿って複数の開口窓を玄関
ホールの壁面に設けたことを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
敷地高低差のある住宅において、前記建物の屋根を敷地
後方に面した片流れの屋根としたことを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の敷地高低差のある住宅において、前記玄関ホー
ルの床面のみ道路面と同じ高さで形成して玄関ホールを
中二階とし、この玄関ホールに一階と連絡する階段を接
続したことを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の敷地高低差のある住宅において、
前記玄関ホールの天井にトップライトを配設したことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 <実施の形態1>図1は、本発明の敷地高低差のある住
宅の実施の形態1を示す側面図、図2は一階平面図、図
3は二階平面図、図4は正面図である。図1に示すよう
に、本実施の形態の住宅Aは、建築地盤面1が道路面2
よりも低い敷地に立設され、屋根が敷地後方側に面した
片流れの屋根3で形成された二階建て建物である。ま
た、建物の道路側には階段4を有するアプローチ5が設
置され、このアプローチ5は建物中央に配置された玄関
ドア6と接続されている。
【0009】前記玄関ドア6より建物内部に入ると、上
方が二階まで吹き抜けた開放的な雰囲気の玄関ホール7
があり、この玄関ホール7の左手正面にはスロープ8の
上り口が配置されている。また、前記玄関ホール7の天
井にはトップライト9が設置されているので、昼はトッ
プライト9からの採光によって玄関ホール7全体を明る
くできるとともに、夜は星空を見ながらスロープ8を昇
降することができる。
【0010】前記スロープ8は、二階まで一定の勾配で
玄関ホール7の道路側内壁に沿って周設されており(一
点鎖線と矢印で図示)、このスロープ8を昇降する際に
外の景観が見えるように複数の開口窓10が配設されて
いる。よって、スロープ8を昇降するときに様々な高さ
・角度から外の景観を楽しむことができる。
【0011】前記スロープ8の途中にはドア11が設置
されており、建物後方のキッチン12、ダイニングルー
ム13、リビングルーム14、サニタリールーム15な
どの各部屋へ通じている。前記スロープ8を上った二階
には、図3に示すように接客用の和室16、夫婦の寝室
17などが配置されているため、来客者は玄関ホール7
よりスロープ8を通じて外の景観を楽しみながら和室1
6へ案内され接客を受けることができる。なお、18は
二階用のトイレである。
【0012】また、建物の外観は、図4に示すように屋
根部分が道路側から直接見えず、敷地高低差を視覚的に
補うことができるとともに、複数の開口窓10が住宅の
アクセントとして道路側から見た住宅の表情を魅力に富
んだものとしている。
【0013】<実施の形態2>次に本発明の実施の形態
2を図5および図6を用いて説明する。なお、実施の形
態1と同じものには同一の記号を付してその説明は省略
する。本発明の実施の形態の住宅Bは、図5および図6
に示すように玄関ホール7のみ床面の高さを道路面と同
じ高さで形成して玄関ホール7を中二階とし、二階へは
スロープ8を使用し、一階へは玄関ホール7と接続され
た階段19を使用して移動可能とした。よって、玄関ホ
ール7と外部との連絡が違和感なくスムーズに行えると
ともに、二階と玄関ホール7との床面の高低差を実施の
形態1よりも低く抑えてスロープ9の勾配を緩やかに形
成できる。
【0014】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
などがあっても本発明に含まれる。例えば、スロープ8
から外の景観が見える高さに合わせて配設された開口窓
10の種類・形状・大きさなどは自由に設定することが
できる。また、スロープ8は、玄関ホール7の道路側内
壁に沿って設置されていればよく、スロープ8の上り口
は玄関ホール7の任意の位置に設定できる。さらに、建
築基準法に基づきスロープ8に滑り止めの溝や手摺りを
設置することは安全上当然の措置として考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明にあっては、建築地盤面と道路面との間に高低差
のある住宅において、建物の道路側に上階まで吹き抜け
た玄関ホールを配置し、この玄関ホールの道路側の内壁
に沿ってスロープを配置し、このスロープに沿って複数
の開口窓を玄関ホールの壁面に設けたので、建築地盤面
と道路面との間に高低差があり、玄関ホールの床面が道
路面よりも低く形成された場合でも、玄関ホールには上
階まで吹き抜けた開放的な空間が形成され、玄関ホール
内壁に沿って設置されたスロープや複数の開口窓によっ
て、居住者あるいは来客者はスロープを昇降する際に景
観を十分に楽しむことができる。また、建物の外観は複
数の開口窓によって住宅内外からの景観を変化に富んだ
魅力あるものにすることができる。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
敷地高低差のある住宅において、前記建物の屋根を敷地
後方に面した片流れの屋根としたので、玄関ホールの吹
き抜けをさらに高く形成することができるとともに、道
路側から建物の後方が見えないため、住宅全体が道路面
よりも低いという印象を払拭できる。請求項3記載の発
明では、請求項1または2記載の敷地高低差のある住宅
において、前記玄関ホールの床面のみ道路面と同じ高さ
で形成して玄関ホールを中二階とし、この玄関ホールに
一階と連絡する階段を接続したので、外部と玄関ホール
とを違和感なく接続できるとともに、スロープの勾配を
緩やかに形成できる。請求項4記載の発明では、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の敷地高低差のある住宅に
おいて、前記玄関ホールの天井にトップライトを配設し
たので、玄関ホールに十分な採光を得ることができ、イ
スやテーブルを設置して、玄関ホールをちょっとした接
客空間として利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の敷地高低差のある住宅の実施の形態1
を示す側面図である。
【図2】実施の形態1の敷地高低差のある住宅の一階平
面図である。
【図3】実施の形態1の敷地高低差のある住宅の二階平
面図である。
【図4】実施の形態1の敷地高低差のある住宅の正面図
である。
【図5】本発明の敷地高低差のある住宅の実施の形態2
を示す側面図である。
【図6】実施の形態2の敷地高低差のある住宅の一階・
中二階平面図である。
【符号の説明】
A,B 住宅 1 建築地盤面 2 道路面 3 片流れの屋根 4 階段 5 アプローチ 6 玄関ドア 7 玄関ホール 8 スロープ 9 トップライト 10 開口窓 11 ドア 12 キッチン 13 ダイニングルーム 14 リビングルーム 15 サニタリールーム 16 和室 17 夫婦の寝室 18 二階用のトイレ 19 階段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築地盤面と道路面との間に高低差のあ
    る住宅において、 建物の道路側に上階まで吹き抜けた玄関ホールを配置
    し、 この玄関ホールの道路側の内壁に沿ってスロープを配置
    し、 このスロープに沿って複数の開口窓を玄関ホールの壁面
    に設けたことを特徴とする敷地高低差のある住宅。
  2. 【請求項2】 前記建物の屋根を敷地後方に面した片流
    れの屋根としたことを特徴とする請求項1記載の敷地高
    低差のある住宅。
  3. 【請求項3】 前記玄関ホールの床面のみ道路面と同じ
    高さで形成して玄関ホールを中二階とし、この玄関ホー
    ルに一階と連絡する階段を接続したことを特徴とする請
    求項1または2記載の敷地高低差のある住宅。
  4. 【請求項4】 前記玄関ホールの天井にトップライトを
    配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の敷地高低差のある住宅。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088711A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Misawa Homes Co Ltd 住宅
JP2008169665A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Misawa Homes Co Ltd 住宅
JP2012255333A (ja) * 2012-08-06 2012-12-27 Misawa Homes Co Ltd 住宅

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