JP2001303017A - リグノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれを用いた熱圧成形体及び熱圧成形体の製造方法 - Google Patents
リグノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれを用いた熱圧成形体及び熱圧成形体の製造方法Info
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Abstract
熱圧成形体熱圧成形体の製造方法の提供。 【解決手段】 ジフェニルメタンジイソシアネート(以
下「MDI」という)及びa1 MDI系多核縮合体a
2の混合物(ポリメリックMDI)又はポリメリックM
DIと数平均分子量32〜10,000の水酸基含有化
合物とを反応させ得られるNCO末端プレポリマーを含
有する有機ポリイソシアネート組成物(A)及びワック
スエマルジョン(B)からなるリグノセルロース系材料
用接着剤組成物であって、a1とa2の質量比がa1:
a2=20:80〜70:30であり、(B)のワック
ス成分の酸価が10mgKOH/g以下、融点が40〜
160℃、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)によるポリスチレン換算の数平均分子量10
0〜1,000の成分がGPCのピーク面積比で80%
以上であるリグノセルロース系材料の熱圧成形体用接着
剤組成物。
Description
ネート化合物、ワックスエマルジョン、及び触媒からな
るリグノセルロース系材料用接着剤組成物、並びにそれ
を用いた離型性及び耐熱水性等の優れた物性を有する熱
圧成形体及び熱圧成形体の製造方法に関する。
ース系材料の熱圧成形体(パーティクルボード、MDF
と称される中密度繊維板等のボード等)用の接着剤とし
て、従来、尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン樹
脂、フェノール樹脂、フェノールメラミン樹脂等のホル
マリン系接着剤が使用されてきた。しかしながら、住宅
環境の向上や健康面での安全性向上の点から、最近の、
例えばシックハウス症候群の問題に見られるように接着
剤から放出されるホルマリンを低減化させる必要が出て
きた。
ホルマリン系接着剤である有機ポリイソシアネート樹脂
が、元来その構造にホルマリンを含有しないという特徴
に加えて、その卓越した接着特性、耐熱水性等により、
使用されてきている。しかし、有機ポリイソシアネート
樹脂を前記熱圧成形体用の接着剤として用いる場合、そ
の優れた接着性の為、連続又はバッチ式プレスにて熱圧
成形する際、接触する金属表面(以下、熱盤と称す
る。)に強固に接着するという現象が生じて、前記成形
体を安定的に連続製造できないという問題点が生じる。
題を解決するため、離型剤(以下、外部離型剤と称す
る。)を直接、熱盤での熱圧前に塗布しておく方法が特
開昭52−154875号公報等に提案されている。
した離型性を確保するためには適宜、熱盤に塗布する必
要があり、その塗布方法の作業性の困難さ、煩雑さとい
う問題点がある。
はなく、有機ポリイソシアネートに添加剤(以下、内部
離型剤と称する。)を混合する方法が、特開昭57−1
13053号公報、特開昭55−160014号公報
等、において提案されている。また、特開平4−232
004号公報では、エマルジョンワックスと有機ポリイ
ソシアネートの相溶化剤として、オルトリン酸中性エス
テルを添加して、リグノセルロース系材料を熱圧成形す
る方法が提案されている。
果を発揮させる為に、多量の内部離型剤を使用する必要
があり、その使用量の多さ故の物性低下という悪影響が
生じることと実際の製造工程では長時間の持続性の面、
及び経済性の面からも困難な点があり、現状の生産工程
にそのまま適用するに至っていない。また、特開平4−
232004号公報では、常温で操作し易い液状の、ワ
ックスとオルトリン酸中性エステルの混合液を得ること
ができず、エマルジョンワックスの取扱いに問題があっ
た。更に特開昭57−113053号公報、特開平4−
232004号公報では、各種ワックスを使用する旨の
記載があるが、ワックス成分についての分子量分布と接
着剤性能の関係を示唆する記載はない。
71566号公報には、有機ポリイソシアネート系化合
物、低分子量低密度ポリエチレン、水を必須成分とする
接着剤組成物及びこれを用いたボードの製造方法が提案
されている。
報においては、接着剤の低温安定性について考慮がされ
てない。トリレンジイソシアネートベースの接着剤は、
低温安定性は良好であるが、臭気等の問題がある。一
方、一般的なジフェニルメタンジイソシアネートベース
の接着剤は、臭気の問題はあまり起こらないが、低温安
定性が不十分であり、冬期には加熱処理等が必要にな
る。
結果、特定の有機ポリイソシアネート化合物と、一定の
幅の分子量、融点、酸価を有するパラフィンワックスエ
マルジョンと触媒からなる接着剤組成物がリグノセルロ
ース系材料の熱圧成形体用接着剤組成物として前記の諸
問題を解決できることを見いだし、本発明を完成させる
に至った。
(8)に示されるものである。 (1) ジフェニルメタンジイソシアネート(a1)及
びジフェニルメタンジイソシアネート系多核縮合体(a
2)を含有する有機ポリイソシアネート組成物(A)、
並びにワックスエマルジョン(B)からなるリグノセル
ロース系材料用接着剤組成物であって、(a1)と(a
2)の質量比が(a1):(a2)=20:80〜7
0:30であり、(a1)中の2,2′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(イ)、2,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(ロ)、及び4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(ハ)の質量比が、((イ)
+(ロ)):(ハ)=5:95〜50:50であり、
(B)のワックス成分の酸価が10mgKOH/g以
下、融点が40〜160℃であり、かつゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレ
ン換算の数平均分子量100〜1,000である成分が
GPCのピーク面積比で80%以上であることを特徴と
する、リグノセルロース系材料の熱圧成形体用接着剤組
成物。
ト(a1)及びジフェニルメタンジイソシアネート系多
核縮合体(a2)からなるポリイソシアネートと、数平
均分子量32〜10,000の水酸基含有化合物(a
3)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポ
リマーを含有する有機ポリイソシアネート組成物
(A)、並びにワックスエマルジョン(B)からなるリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物であって、(a
1)と(a2)の質量比が(a1):(a2)=20:
80〜70:30であり、(a1)中の2,2′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(イ)、2,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(ロ)、及び4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(ハ)の質量比が、
((イ)+(ロ)):(ハ)=5:95〜50:50で
あり、(B)のワックス成分の酸価が10mgKOH/
g以下、融点が40〜160℃であり、かつゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリス
チレン換算の数平均分子量100〜1,000である成
分がGPCのピーク面積比で80%以上であることを特
徴とする、請求項1又は2記載のリグノセルロース系材
料の熱圧成形体用接着剤組成物。
パラフィン系ワックスエマルジョンであることを特徴と
する、前記(1)又は(2)の接着剤組成物。
モンタン系ワックスエマルジョンであることを特徴とす
る、前記(1)又は(2)の接着剤組成物。
とを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかのリグ
ノセルロース系材料用接着剤組成物。
に含有してなることを特徴とする、前記(1)〜(6)
のいずれかのリグノセルロース系材料用接着剤組成物。
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体。
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体の製造方法。
成成分について述べる。本発明に用いられる有機ポリイ
ソシアネート組成物(A)は、いわゆる2核体と言われ
るイソシアネート基及びベンゼン環を1分子中に各2個
有するジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MD
Iと略称する)(a1)と、いわゆる多核体と言われる
イソシアネート基及びベンゼン環を1分子中に各3個以
上有するジフェニルメタンジイソシアネート系多核縮合
体(以下、MDI系多核縮合体と略称する)(a2)か
らなるポリイソシアネネート(以下、ポリメリックMD
Iと略称する)、又はポリメリックMDIと数平均分子
量が32〜10,000の水酸基含有化合物(a3)と
を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマ
ーを含有するものである。
(a2)の質量比は、作業性、毒性、強度等の総合的に
考慮すると、(a1):(a2)=20:80〜70:
30であることが必要であり、(a1):(a2)=3
0:70:〜60:40が好ましい。
ぎる場合は、有機ポリイソシアネート化合物(A)の低
粘度化が達成しにくい。また、(a1)が多すぎる場合
は、(a1)が低温時の固化(結晶化)するため、
(A)の低温安定性が低下しやすい。
メタンジイソシアネート(以下、2,2′−MDIと略
称する)(イ)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート(以下、2,4′−MDIと略称する)(ロ)
及び4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(以
下、4,4′−MDIと略称する)(ハ)からなるもの
であり、質量構成比は、((イ)+(ロ)):(ハ)=
5:95〜50:50、好ましくは((イ)+
(ロ)):(ハ)=10:90〜45:55である。
(イ)と2,4′−MDI(ロ)の合計量((イ)+
(ロ))が5質量%未満の場合は、(A)の低温安定性
が低下しやすい。また、有機ポリイソシアネート化合物
(A)だけでなく必要に応じて使用する尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、尿素メラミン樹脂、フェノール樹脂、フェノ
ールメラミン樹脂等のホルマリン縮合系樹脂への相溶性
が低下し、また、(ハ)は(イ)と(ロ)より、後添加
する水、後述するホルマリン縮合系樹脂(D)に含まれ
る水、ワックスエマルジョンに含まれる水、リグノセル
ロース系材料に含まれる活性水素等との反応が速いた
め、熱圧成形以前にその前硬化の分だけ物性が発現しな
いこと、及び粘度上昇のためリグノセルロース系材料へ
の接着剤組成物の均一塗布並びに均一な成形(フォーミ
ング)ができず、密度、物性、厚み等において均質な熱
圧成形体が得られないという問題が生じる。一方、50
質量%を越える場合は、(ハ)よりも(イ)と(ロ)の
方が分子構造的に柔軟なため、得られる熱圧成形体の物
性が発現しにくくなる。
リマーに用いられる水酸基含有化合物(a3)は、数平
均分子量が32〜10,000のものである。このよう
な(a3)としては、例えばメタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、オクタノール、ラウリルア
ルコール等の低分子モノオール類、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,
3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロ
ヘキサン−1,4−メタノール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリ
オール類、低分子モノオールにエチレンオキサイドやプ
ロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを開環付
加させて得られる高分子ポリエーテルモノオール類、低
分子モノオールにε−カプロラクトンやγ−バレロラク
トン等の環状エステルを開環付加得られる高分子ポリエ
ステルモノオール類、低分子ポリオールやアミン化合物
にエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアル
キレンオキサイドを開環付加させて得られる高分子ポリ
エーテルポリオール類、低分子ポリオールやコハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、フタル酸、マ
レイン酸、トリメリット酸等のポリカルボン酸(これら
のアルキルエステル、酸無水物、酸ハライドを含む)と
反応させて得られる、又は低分子モノオールにε−カプ
ロラクトンやγ−バレロラクトン等の環状エステルを開
環付加得られる高分子ポリエステルモノオール類等が挙
げられる。これらは、単独あるいは2種類以上の混合物
として用いることができる。
には、ポリメリックMDIと(a3)を、イソシアネー
ト基/水酸基=1.5〜500以下、好ましくは2.0
〜400の範囲で反応させる。(a3)が多すぎる場合
は、(A)の粘度が高くなり、作業性が低下しやすくな
る。
質量%が好ましく、特に28〜33質量%がより好まし
い。また、25℃における粘度は1,000mPa・s
以下、好ましくは800mPa・s以下である。
必要に応じてポリメリックMDI、はポリメリックMD
Iと(a3)と反応させて得られるイソシアネート基末
端プレポリマー以外のポリイソシアネートを併用するこ
とができる。このようなポリイソシアネートとしては、
液状MDI(カルボジイミド変性MDI)、トリレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナフタ
レンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート等
のポリイソシアネートの単独又は2種以上の混合物や、
前記ポリイソシアネートに触媒を加え、二量体(ウレト
ジオン変性)又は三量体(イソシアヌレート変性)とし
たもの等が挙げられる。
(B)のその目的とするところは、熱盤との接着性を回
避させるための離型剤としての効果であり、例えば、パ
ラフィンワックス、モンタンワックス、カルナバワック
ス、ライスワックス等の天然ワックス、及びパラフィン
ワックス誘導体、モンタンワックス誘導体、硬化ひまし
油、ステアリン酸アミド等の合成ワックスを水性エマル
ジョンにしたもの等が挙げられる。その中でも特に、パ
ラフィン系ワックス、モンタン系ワックス及びその誘導
体が良好な離型性を発現し、二次的効果として、熱圧成
形体の耐熱水性に良好な効果を与えることになる。
の乳化剤を用いることが可能である。このような乳化剤
としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩等の界面
活性剤や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアリールエーテル等の脂肪酸とのエステ
ル等の界面活性剤を挙げることができる。
(B)において、ワックス成分の酸価は、10mgKO
H/g以下である。酸価が10mgKOH/gより大き
いと、(A)成分に用いられる有機ポリイソシアネート
化合物と、水ないしはリグノセルロース系材料に含まれ
る活性水素との反応が阻害され、高い物性値を有する成
形体が得られない。
る。ワックス成分の融点が40℃未満の場合では、通常
の熱圧成形温度である100〜200℃の条件下で蒸
発、気化しやすくなり、離型性を発揮しづらくなる。一
方、融点が160℃以上の場合では、熱圧成形温度が2
00℃の条件下であっても成形時間内に成形体の内部の
温度が必ずしもその温度まで上昇するとは限らないた
め、ワックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、
熱盤との離型性を発揮できない。また、安定なワックス
エマルジョンを得ることが難しい。
た換算値の数平均分子量が100〜1,000である成
分が、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)のピーク面積比で80%以上のものである。数平均
分子量は種々の方法で測定できるが、本発明ではGPC
による。
で80%以上の成分が、数平均分子量100未満の場合
は、通常の熱圧成形温度である100〜200℃の条件
下で蒸発、気化しやすくなり、離型性を発揮しづらくな
る。また、この成分の数平均分子量が1,000以上の
場合は、ワックスエマルジョンの安定性が悪くなるとと
もに有機ポリイソシアネート化合物との相溶性が低下す
ることと、下記のように融点が相対的に高くなるため、
ワックス成分が成形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤
との離型性を発揮できない。
GPCのピーク面積比で80%未満の場合は、ワックス
エマルジョンの安定性が悪くなるとともに有機ポリイソ
シアネート化合物との相溶性が低下することと、下記の
ように融点が相対的に高くなるため、ワックス成分が成
形体表面に熱移動しづらくなり、熱盤との離型性を発揮
できない。
分析)において、1700〜1760cm-1のピーク
(カルボニル基)と2900〜2960cm-1のピーク
(メチレン基)との吸光度比は(1700〜1760c
m-1のピークの吸光度/2900〜2960cm-1のピ
ークの吸光度)は0.1以下、好ましくは0.05以下
である。この吸光度比が大きい場合は、熱盤との離型性
を発揮できない。更に、ワックスエマルジョン(B)の
固形分は10〜60質量%のものが好ましい。
は、前記(A)成分と(B)成分及びリグノセルロース
系材料との反応硬化を促進するための触媒としても作用
するものである。
等がある。アミン系触媒の具体例として、トリエチルア
ミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、
N−メチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1
−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1
−シアノイミダゾール、1−シアノメチルイミダゾー
ル、1,2−ジメチルイミダゾール、1,4−ジメチル
イミダゾール、1−メチル−2−エチルイミダゾール、
1−メチル−4−エチルイミダゾール、1−エチル−2
−メチルイミダゾール、1−エチル−4−メチルイミダ
ゾール、ピリジン、α−ピコリン等が挙げられる。
応する活性水素を有するアミン系触媒として、N,N−
ジメチルエタノールアミン等のN,N−ジアルキルアル
カノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等のN
−アルキルジアルカノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のトリアルカノールアミン、N,N,N′−トリメ
チルアミノエチルエタノールアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルヒドロキシプロピレンジアミン等も
使用することができる。
る金属化合物であれば特に制限はなく、例えば、スズ、
亜鉛、カルシウム、チタン等のエステル化物、金属塩、
酸誘導体、酸化物、塩化物等が挙げられ、具体的には、
ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレー
ト、ジブチルチンジクロライド、オクチル酸スズ、オク
チル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、テトラブチルチタ
ネート、テトラステアリルチタネート、酸化スズ、塩化
スズ、塩化マグネシウム等が挙げられる。
(A)に対して、0.1〜20質量%が好ましく、特に
0.5〜15質量%が好ましい。かかる(C)成分の配
合量が前記下限値未満である場合には、硬化しにくく固
結反応が不充分で、目的とした成形体が得られにくくな
る傾向があり、また前記上限値を越える場合には、硬化
反応が速すぎて熱盤での熱圧までにリグノセルロース系
材料が反応固化してしまい正常な成形体が得られない。
素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミン共縮合樹脂、フェ
ノール樹脂、フェノールメラミン共縮合樹脂等が混合使
用できる。(D)成分に対する(A)成分の配合量は、
固形分換算の質量比で、(A)成分/(D)成分=5/
95〜95/5が好ましく、特に10/90〜90/1
0が好ましい。
リグノセルロース系材料に本発明の接着剤組成物を塗布
し、加熱圧縮することによって得られる。このリグノセ
ルロース系材料としては、パーティクルボード、オリエ
ンテッドストランドボード(OSB)、ウェイファーボ
ード、ラミネーテッドベニアランバー(LVL)、ラミ
ネーテッドストランドランバー(LSL)、パラレルス
トランドランバー(PSL)等に使用される木質削片で
あるストランドチップ、ダストチップ、フレークチップ
や、ハードボード、中密度繊維板(MDF)、インシュ
レーションボード等に使用されるファイバー、コーリャ
ン茎、バガス、籾殻、麻、わら、い草、あし、椰子の実
や樹、ゴムの樹、とうもろこし、おがくず等が挙げられ
る。これらは単独で使用してもよいし、2種類以上を組
み合わせて使用してもよい。
リイソシアネート化合物(A)、ワックスエマルジョン
(B)、触媒(C)は、リグノセルロース系材料に塗布
する直前に前記の3成分を混合して使用するか、又は
(A)〜(C)を別々に塗布して使用する。このとき、
水を加えた4成分であってもよい。連続ラインで製造す
るときは、ワックスエマルジョン(B)と触媒(C)を
あらかじめ混合しておいたものを使用するほうが好まし
い。この予備混合物と有機ポリイソシアネート化合物
(A)と水をスタティックミキサーで連続的に混合して
から、リグノセルロース系材料に塗布し、成形する。
接着剤組成物を成形体用材料に塗布してから熱圧成形す
るという方法である。成形条件はボードの公知の成形条
件であればすべて適用できる。好ましい熱圧条件は、温
度:70〜230℃、圧力:1〜10MPa、時間:成
形体の厚さ1mm当たり5〜15秒である。
加量は、リグノセルロース系材料に対して、有機ポリイ
ソシアネート化合物(A)が固形分で5〜20質量%、
ワックスエマルジョン(B)が固形分で0.5〜10質
量%、触媒(C)が固形分で0.005〜4質量%であ
る。
リイソシアネート、及び特定の融点範囲、特定分子量分
布を有するワックス成分を含有し、特定酸価を有するワ
ックスエマルジョンを用いた接着剤及びこれを用いた成
形体の製造方法により、木質チップ、木質繊維等のリグ
ノセルロース系材料の熱圧成形時に、熱盤表面との接着
を防ぐことができるだけでなく、物性面でも優れたリグ
ノセルロース系材料の熱圧成形体を得ることが可能とな
った。
着剤組成物、並びに及びそれを用いた熱圧成形体及び製
造方法を、合成例及び実施例に基づいて更に詳細に説明
するが、本発明はかかる合成例及び実施例のみに限定さ
れるものではない。なお、GPC分析における「%」は
ピーク面積比を示す。
A1)については、容量が2,000mlの反応器に原
料イソシアネートを表1に示す量を仕込んだ後、40℃
で1時間撹拌混合し、有機ポリイソシアネート組成物A
1を得た。
ま用い、有機ポリイソシアネート組成物A5、A6とし
た。
容量が2,000mlの反応器を用いて、原料イソシア
ネートと原料モノ又はポリオールを表1に示す量を仕込
んだ後、80℃まで昇温して3時間反応させて、それぞ
れ有機ポリイソシアネート組成物A2〜A4、A7を合
成した。原料の種類、使用量、分析値、低温貯蔵安定性
(A5以外)の結果を表1に示す。A5は液状ではない
ので、低温貯蔵安定性試験は行わなかった。
5℃にて1ヶ月保存し、外観にて評価した。 ○:沈殿物、浮遊物の発生等の異常が確認されない ×:沈殿物、浮遊物の発生等の異常が確認される
得られた有機ポリイソシアネートA1〜A7と下記に示
すB液、C液、D液を組み合わせてリグノセルロース系
材料用接着剤組成物を調整した。その各接着剤組成物の
仕込み量、有機ポリイソシアネート組成物と水との混合
液の可使時間、離型性、物性を表2に示す。なお、比較
例1は、離型剤を用いなかったため成形体が熱盤に非常
に強固に接着したため、物性評価はできなかった。ま
た、比較例2は、固体のためリグノセルロース系材料用
接着剤組成物として使用することができなかった。
℃、酸価=1mgKOH/g、GPCによるポリスチレ
ン換算数平均子量100〜1,000の成分=88.8
%、固形分=30%、IR分析による1700〜176
0cm-1のピークと2900〜2960cm-1のピーク
との吸光度比=0.03) Q:パラフィン系のワックスエマルジョン(融点=60
℃、酸価=1mgKOH/g、GPCによるポリスチレ
ン換算数平均子量100〜1,000の成分=82.3
%、固形分=30%、IR分析による1700〜176
0cm-1のピークと2900〜2960cm-1のピーク
との吸光度比=0.05) R:モンタン系のワックスエマルジョン(融点=85
℃、酸価=90mgKOH/g、GPCによるポリスチ
レン換算数平均子量1,000以下の成分=23.1
%、固形分=30%、IR分析による1700〜176
0cm-1のピークと2900〜2960cm-1のピーク
との吸光度比=0.17) [C液原料] S:トリエチレンジアミン T:モノエタノールアミン [D液原料] M:尿素メラミン共縮合樹脂(モル比=1.5、固形分
=50%)
方法] (1)成形条件 ボードサイズ:40cm×40cm ボード厚み:15mm 設定密度:720kg/m3 木質チップ又は木質繊維の含水率及び樹種:3%、針葉
樹 製品含水率:9% マット含水率:16% 熱盤(プレス)温度:160℃ 熱盤(プレス)圧力:3MPa(面圧) 熱盤(プレス)時間:150秒
用いて得られるパーティクルボード(実施例1、2及び
比較例1、3)については、下記の1)の方法にて作成
し、木質繊維を用いて得られる中密度繊維板(実施例
3、4及び比較例4)については、下記の2)の方法に
て作成した。
体の作成方法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを撹拌羽根のつい
た容積約0.5m3のブレンダーに投入し、そこに表2
に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物と離型剤と
三級アミン触媒及びマット含水率用の水の混合物を、約
10分間混合撹拌しながらスプレー塗布した。その後、
その接着剤組成物が塗布された木質チップを取り出し
て、成形後の成形体の密度が設定密度になるように計量
し、下記の鉄板上に前記ボードサイズになるようにフォ
ーミングし、更に同形状の鉄板を上に載せ、前記条件で
熱圧成形した。
作成方法 表2に記載の量の針葉樹の木質チップを加圧リファイナ
ーを用いて、蒸解圧力=0.7MPa、蒸解温度=12
0℃の条件で解繊(繊維化)した。それを配管に通し、
そこに表2に記載の量の有機ポリイソシアネート化合物
と離型剤と三級アミン触媒及びマット含水率用の水の混
合物をスプレーした後、引き続き配管を通すことによ
り、前記マット含水率になるまで乾燥させた。その後、
その接着剤組成物が塗布された木質繊維を取り出して、
成形後の成形体の密度が設定密度になるように計量し、
下記の鉄板上に前記ボードサイズになるようにフォーミ
ング成形装置を用いてフォーミングし、更に同形状の鉄
板を上に載せ、前記条件で熱圧成形した。
ト組成物と水とを質量比で1/1で混合して、その混合
液の25℃でのゲル化時間を測定し、3時間以上の場合
には「可」と判定し、3時間未満の場合には「不可」と
判定した。
パネル製の鉄板(SPCC−SB)を置き、前記成形時
に離型性の確認を行った。
び比較例1,3の成形体の各種物性値については、JI
S A 5908に準じて測定し、実施例3,4及び比
較例4の成形体の各種物性値については、JIS A
5905に準じて測定した。
びポリスチレン換算の分子量測定結果(抜粋)である。
トである。
びポリスチレン換算の分子量測定結果(抜粋)である。
トである。
Claims (8)
- 【請求項1】 ジフェニルメタンジイソシアネート(a
1)及びジフェニルメタンジイソシアネート系多核縮合
体(a2)を含有する有機ポリイソシアネート組成物
(A)、並びにワックスエマルジョン(B)からなるリ
グノセルロース系材料用接着剤組成物であって、 (a1)と(a2)の質量比が(a1):(a2)=2
0:80〜70:30であり、(a1)中の2,2′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(イ)、2,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(ロ)、及び4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(ハ)の質量
比が、((イ)+(ロ)):(ハ)=5:95〜50:
50であり、 (B)のワックス成分の酸価が10mgKOH/g以
下、融点が40〜160℃であり、かつゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレ
ン換算の数平均分子量100〜1,000である成分が
GPCのピーク面積比で80%以上であることを特徴と
する、リグノセルロース系材料の熱圧成形体用接着剤組
成物。 - 【請求項2】 ジフェニルメタンジイソシアネート(a
1)及びジフェニルメタンジイソシアネート系多核縮合
体(a2)からなるポリイソシアネートと、数平均分子
量32〜10,000の水酸基含有化合物(a3)を反
応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマーを
含有する有機ポリイソシアネート組成物(A)、並びに
ワックスエマルジョン(B)からなるリグノセルロース
系材料用接着剤組成物であって、 (a1)と(a2)の質量比が(a1):(a2)=2
0:80〜70:30であり、(a1)中の2,2′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(イ)、2,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(ロ)、及び4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(ハ)の質量
比が、((イ)+(ロ)):(ハ)=5:95〜50:
50であり、 (B)のワックス成分の酸価が10mgKOH/g以
下、融点が40〜160℃であり、かつゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレ
ン換算の数平均分子量100〜1,000である成分が
GPCのピーク面積比で80%以上であることを特徴と
する、請求項1又は2記載のリグノセルロース系材料の
熱圧成形体用接着剤組成物。 - 【請求項3】 ワックスエマルジョン(B)が、パラフ
ィン系ワックスエマルジョンであることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】 ワックスエマルジョン(B)が、モンタ
ン系ワックスエマルジョンであることを特徴とする、請
求項1又は2に記載の接着剤組成物。 - 【請求項5】 触媒(C)を更に含有してなることを特
徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のリグ
ノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項6】 ホルマリン縮合系樹脂(D)を更に含有
してなることを特徴とする、請求項1から6のいずれか
1項に記載のリグノセルロース系材料用接着剤組成物。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体。 - 【請求項8】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
接着剤組成物を用いたリグノセルロース系材料の熱圧成
形体の製造方法。
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WO2009028082A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 熱圧成型用離型剤組成物とボードの製造方法 |
JP2013513007A (ja) * | 2009-12-08 | 2013-04-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリイソシアネートに基づく高反応性の安定化された接着剤 |
JP2015193145A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 東ソー株式会社 | 木質ボードの製造方法 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000121943A patent/JP3894412B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2009028082A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 熱圧成型用離型剤組成物とボードの製造方法 |
CN101827910A (zh) * | 2007-08-31 | 2010-09-08 | 三井化学株式会社 | 热压成型用脱模剂组合物和板的制造方法 |
JP2013513007A (ja) * | 2009-12-08 | 2013-04-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリイソシアネートに基づく高反応性の安定化された接着剤 |
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