JP2001300177A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2001300177A
JP2001300177A JP2000127454A JP2000127454A JP2001300177A JP 2001300177 A JP2001300177 A JP 2001300177A JP 2000127454 A JP2000127454 A JP 2000127454A JP 2000127454 A JP2000127454 A JP 2000127454A JP 2001300177 A JP2001300177 A JP 2001300177A
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JP
Japan
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rotor
slope
outer peripheral
washing
stirring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000127454A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Matsuda
眞一 松田
Masami Fukumoto
正美 福本
Hiroko Minayoshi
裕子 皆吉
Masamitsu Mihara
正光 三原
Katsuya Saito
克哉 齋藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内槽の内底部に回転自在に配設した回転翼を
有する洗濯乾燥機において、回転翼を駆動する駆動手段
のトルクを低減するとともに、乾燥行程で衣類がからみ
にくくしてしわを抑え、衣類に万遍なく温風を当てて効
率よく、かつ短時間で乾燥できるようにする。 【解決手段】 筐体1内部に弾性的に吊支した外槽3内
に回転中心軸を鉛直方向に有する内槽4を回転自在に支
持し、内槽4の内底部に回転翼25を回転自在に支持
し、内槽4または回転翼25をモータ8により駆動し、
内槽4内に乾燥用送風機12とヒータ13により温風を
送風する。回転翼25は、外周部に傾斜面26を有する
基盤27に放射状に攪拌用突出リブ28を設け、攪拌用
突出リブ28は断面を両側に斜面を有する略台形とし、
斜面は上面に対して回転翼25の中央部で緩斜面で、外
周部で急斜面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内槽の内底部に回
転自在に配設した回転翼を有する洗濯乾燥機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図9に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図9に示すように、筐体1は、内部に複数
のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3
を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収
する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物および
乾燥対象物(以下、衣類という)を収容する内槽4を中
空で2重構造とした洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に
配設し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼6を回
転自在に配設している。また、内槽4の内部周壁には小
孔(図示せず)を多数設けるとともに、上方には流体バ
ランサ7を設けている。
【0004】モータ(駆動手段)8は、外槽3の底部に
取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱
水軸5に切り換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介し
て、内槽4または回転翼6に連結している。回転翼6は
外周部に外周方向に高くなる傾斜面10を有する略鍋型
の形状をし、撹拌用突出リブ11を形成して、乾燥行程
においては、乾燥対象物を回転翼6の回転による遠心力
で傾斜面10に沿って上方へと舞い上がりやすくしてい
る。
【0005】乾燥用送風機12は、ヒータ13により加
熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース114を通
して温風噴出口15より内槽4内に送風するもので、筐
体1の略上方に設けており、乾燥用送風機12とヒータ
13とで温風送風手段を構成している。循環ダクト16
は、湿った温風の除湿を行うもので、一端を外槽2の排
水経路口17に接続した下部蛇腹状ホース18に接続
し、他端を乾燥用送風機12に接続している。
【0006】排水弁19は、外槽2の底部に固定し、下
部蛇腹状ホース18と循環ダクト16からの排水を排水
ダクト20を通して排水弁19に導き、排水ホース21
から機外へ排水するように構成している。外槽カバー2
2は外槽2の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバ
ー22に中蓋23を開閉自在に設け、衣類の出し入れを
行うようにしている。冷却用送風機24は筐体1内部に
外部から冷却風を導入するもので、筐体1の側壁に設け
ている。
【0007】上記構成において動作を説明する。洗濯行
程では、中蓋23を開けて、内槽4内に衣類と水または
湯および洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁(図示
せず)を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8を
駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9を洗濯側
に設定して、モータ8の動力を洗濯軸を介して回転翼6
に伝達し、回転翼6が回転することで、衣類が回転翼6
の撹拌用突出リブ11に引っかかり、中心部へ引き込ま
れる。内槽4の中心下層部の衣類は、引き込まれた衣類
により、内槽4の上層部へ押し上げられる。このように
して内槽4内の衣類を撹拌して、衣類同士、または内槽
4、回転翼6との接触によるこすれにより洗濯する。
【0008】脱水行程では、洗濯終了後、排水弁19を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を脱水軸を
介し内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与える
ことにより、水分を衣類から分離することで行う。
【0009】乾燥行程では、排水弁19を開くととも
に、モータ8を駆動して回転翼6を回転させ、衣類に遠
心力を与えることにより、衣類を外へはね飛ばすように
する。すると回転翼6の傾斜面10で衣類を上方へはね
上げようとする力が働き(遠心力の分力)、衣類が撹拌
される。この撹拌を繰り返しながら乾燥用送風機12に
よる送風とヒータ13による発熱により、上部蛇腹状ホ
ース14を通して内槽4内へ温風を送り込む。この温風
は、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内側へ
出た後、下部蛇腹状ホース18を通過して、循環ダクト
16へ至る。
【0010】衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、
外槽3の内壁や循環ダクト16内を通過しているとき、
筐体1の側面に設置した冷却送風機24による外部空気
の流入で、外槽3や循環ダクト16の外壁は冷却される
ことになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿っ
た温風は除湿されて乾燥用送風機12へ戻る。この循環
路で温風を循環させることにより、内槽4内の乾燥対象
物を乾燥させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、回転翼6は、外周部に傾斜面10を設けた略鍋型
の形状を有しており、衣類を包み込むように衣類と接し
ている。このため、回転翼6の内部に設けた撹拌用突出
リブ11と衣類の引っ掛かりがよく、衣類と回転翼6の
間にすべりが発生しにくい。したがって、大容量の衣類
を洗濯しようとする際には、モータ8のトルクは大きな
トルクが必要となる。
【0012】また、乾燥行程で回転翼を正逆回転すると
き、回転方向によって回転翼の回転量が異なると、撹拌
用突出リブに引っかけて衣類をはね上げるときの衣類の
動きが回転翼の回転方向によりことなり、衣類がからみ
やすくなって、衣類に万遍なく温風を当てることができ
ず、乾燥むらができたり、しわが多くなるという問題を
有していた。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、回転
翼を駆動する駆動手段のトルクを低減するとともに、乾
燥行程で衣類がからみにくくしてしわを抑え、衣類に万
遍なく温風を当てて効率よく、かつ短時間で乾燥できる
ようにすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内部に弾性的に吊支した外槽内に回転
中心軸を鉛直方向に有する内槽を回転自在に支持し、内
槽の内底部に回転翼を回転自在に支持し、内槽または回
転翼を駆動手段により駆動し、内槽内に温風送風手段に
より温風を送風するよう構成し、回転翼は、外周部に傾
斜面を有する基盤に放射状に撹拌用突出リブを設け、撹
拌用突出リブは断面を両側に斜面を有する略台形とし、
斜面は上面に対して回転翼の中央部で緩斜面で、外周部
で急斜面に形成したものである。
【0015】これにより、回転翼を駆動する駆動手段の
トルクを低減することができるとともに、乾燥行程で衣
類がからみにくくしてしわを抑えることができ、衣類に
万遍なく温風を当てて効率よく、かつ短時間で乾燥する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持した内槽
と、前記内槽の内底部に回転自在に支持した回転翼と、
前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽
内に温風を送風する温風送風手段とを備え、前記回転翼
は、外周部に傾斜面を有する基盤に放射状に撹拌用突出
リブを設け、前記撹拌用突出リブは断面を両側に斜面を
有する略台形とし、前記斜面は上面に対して回転翼の中
央部で緩斜面で、外周部で急斜面に形成したものであ
り、撹拌用突出リブの斜面を中央部で緩斜面とすること
により、回転翼の中央部において撹拌用突出リブと衣類
との間で滑りやすくなり、回転翼を駆動する駆動手段の
トルクを低減することができ、また、外周部で急斜面と
することにより、乾燥行程で回転翼を正逆回転させたと
き、撹拌用突出リブに衣類を確実に引っかけてはね上げ
ることができ、このことにより、衣類がからみにくくな
ってしわを抑えることができるとともに、衣類に万遍な
く温風を当てることができて、効率よく、かつ短時間で
乾燥することができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、回転翼の撹拌用突出リブは、外周
部近傍の上面を、正逆回転する回転翼の回転量が少ない
方向へ湾曲させたものであり、乾燥行程で回転翼を正逆
回転させたとき、回転翼の回転量の多少に関係なく、撹
拌用突出リブに衣類を確実に引っかけてはね上げること
ができ、このことにより、衣類がからみにくくなってし
わを抑えることができるとともに、衣類に万遍なく温風
を当てることができて、効率よく、かつ短時間で乾燥す
ることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、回転翼の撹拌用突出リブ
は、正逆回転する回転翼の回転量の少ない方向に対向す
る側の外周部近傍の斜面を、回転量の多い方向に対向す
る側の斜面より急斜面としたものであり、乾燥行程で回
転翼を正逆回転させたとき、回転翼の回転量の多少に関
係なく、撹拌用突出リブに衣類を確実に引っかけてはね
上げることができ、このことにより、衣類がからみにく
くなってしわを抑えることができるとともに、衣類に万
遍なく温風を当てることができて、効率よく、かつ短時
間で乾燥することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、回転翼の基盤の外周上端部と
撹拌用突出リブの外周端がほぼ同じ位置になるように形
成したものであり、撹拌用突出リブを回転翼の外周部の
高さまで形成しているため、回転翼の回転力を衣類に十
分に伝えることができ、衣類の撹拌をよくし、乾燥効率
を向上することができる。また、衣類の撹拌がよいた
め、乾燥行程での撹拌回数を減らすことができ、衣類の
からみ、しわを抑えることができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、筐体内部に弾性
的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記
外槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内槽の内底部
に回転自在に支持した回転翼と、前記内槽または回転翼
を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温
風送風手段とを備え、前記回転翼は、外周部に傾斜面を
有する基盤に放射状に撹拌用突出リブを設け、前記傾斜
面を曲面状に形成したものであり、回転翼により衣類を
撹拌し上方へはね上げるとき、回転翼の外周部の傾斜面
の上になるほど、衣類に作用する回転力の垂直成分が徐
々に大きくなり、衣類をより上方へはね上げることがで
き、乾燥しすくなる。また、撹拌効率がよくなるので、
乾燥行程での撹拌回数を減らすことができるため、衣類
のからみが減り、しわの発生を抑えることができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、回転翼の基盤に複数の穴を設
けたものであり、乾燥行程で内槽内に送風された温風
は、衣類の内部を通った後、回転翼の基盤に設けた複数
の穴より排出されるため、温風が衣類を通過やすくな
り、乾燥時間を短縮できるとともに、乾燥むらを低減す
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0023】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、回転翼25は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面
26を有する略鍋型とした基盤27に放射状に撹拌用突
出リブ28を設け、中央を山状に盛り上げて凸部29を
形成している。撹拌用突出リブ28は断面を両側に斜面
28aを有する略台形とし、斜面は上面28bに対し
て、回転翼25の中央部aでは、図3(a)に示すよう
に、上面に対する角度θ1が小さい緩斜面に形成し、外
周部bでは、図3(b)に示すように、上面に対する角
度θ2が大きい急斜面に形成している。他の構成は従来
例と同じである。
【0024】上記構成において動作を説明する。洗濯行
程では、中蓋23を開けて、内槽4に衣類と水または湯
および洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁(図示せ
ず)を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8を駆
動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9を洗濯側に
切り換えることで、内槽4は固定されている。そして、
モータ8の動力を洗濯軸を介して回転翼25に伝達し、
回転翼25が回転する。回転翼25を回転することで、
衣類を回転翼25の撹拌用突出リブ28に引っかけ撹拌
する。
【0025】このとき、衣類が回転翼25の中央の凸部
29にのり、回転翼25の底部まで沈み込みにくい。ま
た、撹拌用突出リブ28は回転翼25の中央部aでは緩
斜面に形成しているので、衣類と回転翼25の撹拌用突
出リブ28との引っ掛かりが少なくなり、衣類と回転翼
25との間に滑りを発生させることができる。このた
め、大容量の衣類を洗濯しようとする際でも、モータ8
のトルクが小さいのものでも十分に衣類を撹拌すること
ができる。
【0026】つぎに、乾燥行程では、排水弁19を開く
とともに、モータ8を駆動して回転翼25を回転させ、
衣類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へはね上
げるようにして衣類が撹拌される。この撹拌を繰り返し
ながら乾燥用送風機12による送風とヒータ13による
発熱により、上部蛇腹状ホース14を通して内槽4内へ
温風を送り込み、衣類を乾燥する。
【0027】このとき、撹拌用突出リブ28は外周部で
急斜面としているので、回転翼25を正逆回転させたと
き、撹拌用突出リブ28に衣類を確実に引っかけてはね
上げることができる。また、このとき、撹拌用突出リブ
28の中央部の緩斜面と凸部29は衣類の引っかかりが
少ないので、撹拌用突出リブ28の外周部で引っかけて
はね上げようとしている衣類の動きに追従し、はね上げ
ようとしている衣類の妨げにならず、衣類のねじれを防
ぐことができる。このことにより、衣類がからみにくく
なってしわを抑えることができるとともに、衣類に万遍
なく温風を当てることができて、効率よく、かつ短時間
で乾燥することができる。
【0028】脱水行程については、従来例と同じである
ので説明を省略する。
【0029】(実施例2)図4に示すように、回転翼3
0は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面31を有する
略鍋型とした基盤32に放射状に撹拌用突出リブ33を
設け、中央を山状に盛り上げて凸部34を形成してい
る。撹拌用突出リブ33は断面を両側に斜面を有する略
台形とし、斜面は上面に対して中央部では緩斜面に形成
し、外周部では急斜面に形成している。
【0030】また、撹拌用突出リブ33の外周部近傍の
上面に湾曲部35を形成し、この湾曲部35は、正逆回
転する回転翼30の回転量が少ない方向へ湾曲させてい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0031】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作と乾燥行程での基本的
な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0032】乾燥行程で、回転翼30を正逆回転させ
て、衣類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へは
ね上げるようにして衣類を撹拌し、この撹拌を繰り返し
ながら温風により衣類を乾燥する。
【0033】このとき、回転方向によって回転翼30の
回転量が異なるときは、撹拌用突出リブ33の湾曲部3
5が湾曲している側の回転方向(回転翼30の回転量が
少ない方向)、すなわち、図4で時計方向(矢印方向)
に回転させるときの衣類の回転量を多くすることができ
て、回転翼30の回転量の多少に関係なく、正逆回転方
向の衣類の回転量をほぼ同じにでき、衣類同士のからみ
を抑えることができる。
【0034】このことにより、衣類がからみにくくなっ
てしわを抑えることができるとともに、衣類に万遍なく
温風を当てることができて、効率よく、かつ短時間で乾
燥することができる。
【0035】(実施例3)図5に示すように、回転翼の
撹拌用突出リブ36は、正逆回転する回転翼の回転量の
少ない方向に対向する側の外周部近傍の斜面37を、回
転量の多い方向に対向する側の斜面38より急斜面とし
ている。他の構成は上記実施例1または2と同じであ
る。
【0036】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作と乾燥行程での基本的
な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0037】乾燥行程で、回転翼を正逆回転させて、衣
類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へはね上げ
るようにして衣類を撹拌し、この撹拌を繰り返しながら
温風により衣類を乾燥する。
【0038】このとき、回転方向によって回転翼の回転
量が異なるときは、撹拌用突出リブ36の急斜面とした
斜面37側の回転方向(回転翼の回転量が少ない方
向)、すなわち、図5で右方向(矢印方向)に回転させ
るときの衣類の回転量を多くすることができて、回転翼
の回転量の多少に関係なく、正逆回転方向の衣類の回転
量をほぼ同じにでき、衣類同士のからみを抑えることが
できる。
【0039】このことにより、衣類がからみにくくなっ
てしわを抑えることができるとともに、衣類に万遍なく
温風を当てることができて、効率よく、かつ短時間で乾
燥することができる。
【0040】(実施例4)図6に示すように、回転翼3
9は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面40を有する
略鍋型とした基盤41に放射状に撹拌用突出リブ42を
設け、中央を山状に盛り上げて凸部43を形成してい
る。撹拌用突出リブ42は、その外周端42aが基盤4
1の外周上端部41aとほぼ同じ位置になるように形成
している。なお、図示していないが、撹拌用突出リブ4
2は断面を両側に斜面を有する略台形とし、斜面は上面
に対して中央部では緩斜面に形成し、外周部では急斜面
に形成している。他の構成は上記実施例1〜3と同じで
ある。
【0041】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作と乾燥行程での基本的
な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0042】乾燥行程で、回転翼39を回転させて、衣
類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へはね上げ
るようにして衣類を撹拌し、この撹拌を繰り返しながら
温風により衣類を乾燥する。
【0043】ここで、撹拌用突出リブ42の外周端42
aを回転翼39の基盤41の外周上端部41aとほぼ同
じ位置になるように形成しているため、回転翼39の回
転力を衣類に十分に伝えることができ、衣類の撹拌をよ
くすることができ、乾燥効率を向上することができる。
また、衣類の撹拌がよいため、乾燥行程での撹拌回数を
減らすことができ、衣類のからみ、しわを抑えることが
できる。
【0044】(実施例5)図7に示すように、回転翼4
4は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面45を有する
基盤46に放射状に撹拌用突出リブ47を設け、中央を
山状に盛り上げて凸部48を形成している。基盤46の
傾斜面45を曲面状に形成している。なお、図示してい
ないが、撹拌用突出リブ47は断面を両側に斜面を有す
る略台形とし、斜面は上面に対して中央部では緩斜面に
形成し、外周部では急斜面に形成している。他の構成は
上記実施例1〜4と同じである。
【0045】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作と乾燥行程での基本的
な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0046】乾燥行程で、回転翼44を回転させて、衣
類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へはね上げ
るようにして衣類を撹拌し、この撹拌を繰り返しながら
温風により衣類を乾燥する。
【0047】ここで、基盤46の傾斜面45を曲面状に
形成しているため、回転翼44により衣類を撹拌し上方
へはね上げるとき、回転翼44の外周部の傾斜面45の
上になるほど、衣類に作用する回転力の垂直成分が徐々
に大きくなり、衣類をより上方へはね上げることができ
る。この結果、衣類の中を温風が通りやすくなって、乾
燥しすくなる。また、撹拌効率がよくなるので、乾燥行
程での撹拌回数を減らすことができるため、衣類のから
みが減り、しわの発生を抑えることができる。
【0048】(実施例6)図8に示すように、回転翼4
9は、外周部に外周方向に高くなる傾斜面50を有する
基盤51に複数の穴52を設けるとともに、放射状に撹
拌用突出リブ53を設け、中央を山状に盛り上げて凸部
54を形成している。撹拌用突出リブ53は断面を両側
に斜面を有する略台形とし、斜面は上面に対して中央部
では緩斜面に形成し、外周部では急斜面に形成してい
る。他の構成は上記実施例1〜5と同じである。
【0049】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作と乾燥行程での基本的
な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省
略する。
【0050】乾燥行程で、回転翼49を回転させて、衣
類に遠心力を与えることにより、衣類を上方へはね上げ
るようにして衣類を撹拌し、この撹拌を繰り返しながら
温風により衣類を乾燥する。
【0051】このとき、内槽内に送風された温風は、衣
類の内部を通った後、回転翼49の基盤51に設けた複
数の穴52より排出されるため、温風が衣類を通過しや
すくなり、乾燥時間を短縮できるとともに、乾燥むらを
低減することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に支持した回
転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、
前記内槽内に温風を送風する温風送風手段とを備え、前
記回転翼は、外周部に傾斜面を有する基盤に放射状に撹
拌用突出リブを設け、前記撹拌用突出リブは断面を両側
に斜面を有する略台形とし、前記斜面は上面に対して回
転翼の中央部で緩斜面で、外周部で急斜面に形成したか
ら、回転翼の中央部において撹拌用突出リブと衣類との
間で滑りやすくなり、回転翼を駆動する駆動手段のトル
クを低減することができ、また、外周部で急斜面とする
ことにより、乾燥行程で回転翼を正逆回転させたとき、
撹拌用突出リブに衣類を確実に引っかけてはね上げるこ
とができ、衣類がからみにくくなってしわを抑えること
ができるとともに、衣類に万遍なく温風を当てることが
できて、効率よく、かつ短時間で乾燥することができ
る。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、回転翼の
撹拌用突出リブは、外周部近傍の上面を、正逆回転する
回転翼の回転量が少ない方向へ湾曲させたから、乾燥行
程で回転翼を正逆回転させたとき、回転翼の回転量の多
少に関係なく、撹拌用突出リブに衣類を確実に引っかけ
てはね上げることができ、衣類がからみにくくなってし
わを抑えることができるとともに、衣類に万遍なく温風
を当てることができて、効率よく、かつ短時間で乾燥す
ることができる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、回転翼の
撹拌用突出リブは、正逆回転する回転翼の回転量の少な
い方向に対向する側の外周部近傍の斜面を、回転量の多
い方向に対向する側の斜面より急斜面としたから、乾燥
行程で回転翼を正逆回転させたとき、回転翼の回転量の
多少に関係なく、撹拌用突出リブに衣類を確実に引っか
けてはね上げることができ、衣類がからみにくくなって
しわを抑えることができるとともに、衣類に万遍なく温
風を当てることができて、効率よく、かつ短時間で乾燥
することができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、回転翼の
基盤の外周上端部と撹拌用突出リブの外周端がほぼ同じ
位置になるように形成したから、撹拌用突出リブを回転
翼の外周部の高さまで形成しているため、回転翼の回転
力を衣類に十分に伝えることができ、衣類の撹拌をよく
し、乾燥効率を向上することができる。また、衣類の撹
拌がよいため、乾燥行程での撹拌回数を減らすことがで
き、衣類のからみ、しわを抑えることができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、筐体内部
に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向に有
し前記外槽内に回転自在に支持した内槽と、前記内槽の
内底部に回転自在に支持した回転翼と、前記内槽または
回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風
する温風送風手段とを備え、前記回転翼は、外周部に傾
斜面を有する基盤に放射状に撹拌用突出リブを設け、前
記傾斜面を曲面状に形成したから、回転翼により衣類を
撹拌し上方へはね上げるとき、回転翼の外周部の傾斜面
の上になるほど、衣類に作用する回転力の垂直成分が徐
々に大きくなり、衣類をより上方へはね上げることがで
き、乾燥しすくなる。また、撹拌効率が良くなるので、
乾燥行程での撹拌回数を減らすことができるため、衣類
のからみが減り、しわの発生を抑えることができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、回転翼の
基盤に複数の穴を設けたから、乾燥行程で内槽内に送風
された温風は、衣類の内部を通った後、回転翼の基盤に
設けた複数の穴より排出されるため、温風が衣類を通過
やすくなり、乾燥時間を短縮できるとともに、乾燥むら
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】同洗濯乾燥機の回転翼の上面図
【図3】(a)同洗濯乾燥機の回転翼の中央部の断面図 (b)同洗濯乾燥機の回転翼の外周部の断面図
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の
斜視図
【図5】本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の
撹拌用突出リブの断面図
【図6】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の
断面図
【図7】本発明の第5の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の
要部断面図
【図8】本発明の第6の実施例の洗濯乾燥機の回転翼の
斜視図
【図9】従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
1 筐体 3 外槽 4 内槽 8 モータ(駆動手段) 12 乾燥用送風機(温風送風手段) 13 ヒータ(温風送風手段) 25 回転翼 26 傾斜面 27 基盤 28 撹拌用突出リブ 28a 斜面 28b 上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆吉 裕子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三原 正光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 齋藤 克哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA16 BB15 BB16 CA06 CB07 EA01 EA06 MA01 MA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
    転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
    した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に支持した回
    転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、
    前記内槽内に温風を送風する温風送風手段とを備え、前
    記回転翼は、外周部に傾斜面を有する基盤に放射状に撹
    拌用突出リブを設け、前記撹拌用突出リブは断面を両側
    に斜面を有する略台形とし、前記斜面は上面に対して回
    転翼の中央部で緩斜面で、外周部で急斜面に形成した洗
    濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 回転翼の撹拌用突出リブは、外周部近傍
    の上面を、正逆回転する回転翼の回転量が少ない方向へ
    湾曲させた請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 回転翼の撹拌用突出リブは、正逆回転す
    る回転翼の回転量の少ない方向に対向する側の外周部近
    傍の斜面を、回転量の多い方向に対向する側の斜面より
    急斜面とした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 回転翼の基盤の外周部上端部と撹拌用突
    出リブの外周端がほぼ同じ位置になるように形成した請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
    転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
    した内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に支持した回
    転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、
    前記内槽内に温風を送風する温風送風手段とを備え、前
    記回転翼は、外周部に傾斜面を有する基盤に放射状に撹
    拌用突出リブを設け、前記傾斜面を曲面状に形成した洗
    濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 回転翼の基盤に複数の穴を設けた請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003040458A1 (fr) * 2001-11-08 2003-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha Lave-linge/seche-linge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003040458A1 (fr) * 2001-11-08 2003-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha Lave-linge/seche-linge
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