JP2001298573A - ネットワークスキャナ装置、ネットワークスキャナ読み取り制御方法およびネットワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

ネットワークスキャナ装置、ネットワークスキャナ読み取り制御方法およびネットワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体

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JP2001298573A
JP2001298573A JP2000109043A JP2000109043A JP2001298573A JP 2001298573 A JP2001298573 A JP 2001298573A JP 2000109043 A JP2000109043 A JP 2000109043A JP 2000109043 A JP2000109043 A JP 2000109043A JP 2001298573 A JP2001298573 A JP 2001298573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶領域を確保したり、セキュリティに対処
する設定が必要となるなど、導入時の設定や、その後の
クライアントの増加などに対する保守に専門的な知識を
必要としていた。 【解決手段】 スキャンクライアント50の側でクイッ
クスキャンクライアントプログラム60を実行させてお
き、ユーザがスキャンサーバ10で読み取り操作を始め
ると、スキャンサーバ10はブロードキャストパケット
などを送信してスキャンクライアント50から自己を特
定するためのユーザ情報を送信させ、スキャンサーバ1
0でユーザを指定してスキャニングすると、読み取られ
たデータは選択されたスキャンクライアント50に向け
て送出されるので、スキャンクライアント50ではクリ
ップボードあるいはファイルに保存され、ユーザがスキ
ャンクライアント50の端末に戻ってペースト操作など
を実行すると同データを利用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナをネット
ワークに接続して同ネットワークに接続された他のクラ
イアントで画像データを受領するネットワークスキャナ
装置、ネットワークスキャナ読み取り制御方法およびネ
ットワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のネットワークスキャナ装
置として、ネットワークに接続されたファイルサーバに
画像データを集中的に保存させ、画像データを必要とす
るクライアントが同ファイルサーバの所定の領域から読
み取るものが知られている。
【0003】あるいは、画像データをスキャナとネット
ワークとの間に介在されるスキャンサーバに大容量の記
憶領域を設け、クライアントが同記憶領域の画像データ
を読み取るものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のネット
ワークスキャナ装置においては、次のような課題があっ
た。ファイルサーバを必要とする前者のものでは、記憶
領域を確保したり、セキュリティに対処する設定が必要
となるなど、導入時の設定や、その後のクライアントの
増加などに対する保守に専門的な知識を必要とせざるを
得なかった。
【0005】また、画像データの記憶領域を有するもの
でも、画像データをネットワーク上に公開することにな
るのでセキュリティの問題は避けられない。本発明は、
上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な設定と操
作で利用することが可能なネットワークスキャナ装置、
ネットワークスキャナ読み取り制御方法およびネットワ
ークスキャナ制御プログラムを記録した媒体の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、スキャナをネットワーク
に接続するスキャンサーバと、同ネットワークに接続さ
れて上記スキャンサーバから画像データを受領するスキ
ャンクライアントとを有するネットワークスキャナ装置
であって、上記スキャンサーバは、上記ネットワークを
介して待機状態にある上記スキャンクライアントに識別
データの送信を促して転送先のスキャンクライアントを
検出するクライアント検出手段と、上記スキャナを制御
して画像を読み取らせ、読み取られた画像データを上記
検出されたクライアントに転送する読み取り転送手段と
を有し、上記スキャンクライアントは、画像データを保
存可能な記憶手段と、上記クライアント検出手段が上記
ネットワークを介してスキャンクライアントを検出する
際に当該スキャンクライアントのネットワーク上におけ
る識別データを返信する識別データ返信手段と、上記ス
キャンサーバから転送される画像データを所定の態様で
上記記憶手段に保存する画像データ保存制御手段とを有
する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、スキャンサーバのクライアント検出手段
が、上記ネットワークを介して待機状態にある上記スキ
ャンクライアントに識別データの送信を促すと、上記ス
キャンクライアントの識別データ返信手段は、当該スキ
ャンクライアントのネットワーク上における識別データ
を返信するので、上記クライアント検出手段は転送先の
スキャンクライアントを検出する。すると、スキャンサ
ーバの読み取り転送手段は接続されているスキャナを制
御して画像を読み取らせ、読み取られた画像データを検
出されたスキャンクライアントに転送し、スキャンクラ
イアントの画像データ保存制御手段は同転送される画像
データを受領して所定の態様で記憶手段に保存する。
【0008】すなわち、画像データを受領しようとする
スキャンクライアントが識別データを出力可能な状態で
待機しているので、スキャンサーバはこの識別データを
受信してスキャンクライアントを特定できる。そして、
スキャンサーバとスキャンクライアントとの間で画像デ
ータを転送する。待機しているスキャンクライアントに
識別データの送信を促す具体的な一例として、請求項2
にかかる発明は、上記請求項1に記載のネットワークス
キャナ装置において、上記クライアント検出手段は、上
記ネットワークに宛先を特定しない問い合わせの情報を
含むブロードキャストパケットを送出し、上記識別デー
タ返信手段は、上記ブロードキャストパケットの受信を
待機し、受信すると上記識別データを返信する構成とし
てある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、宛先を特定しないブロードキャストパケ
ットに問い合わせの情報を含めて送出するため、各スキ
ャンクライアントは必然的にこのパケットを受信するこ
とになり、その内容から問い合わせであることを判別し
て識別データを送信する。ブロードキャストを利用すれ
ば、予めスキャンサーバにスキャンクライアントを登録
しておく煩わしさを解消できる。しかしながら、ネット
ワークの構成上、ブロードキャストパケットは必ずしも
全てのスキャンクライアントに到達しないこともある。
このため、請求項3にかかる発明は、上記請求項2に記
載のネットワークスキャナ装置において、上記クライア
ント検出手段は、上記ブロードキャストパケットが到達
しない上記スキャンクライアントに識別データの送信を
促すパケットを送出する構成としてある。
【0010】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記ブロードキャストパケットが到達し
ない所定のスキャンクライアントに対して個別にパケッ
トを送出して識別データの送信を促すため、利用できな
いスキャンクライアントはなくなる。すなわち、上記ブ
ロードキャストパケットが到達しないような場合でも、
個別にパケットを送出して識別データの送信を促すこと
により、特定のスキャンクライアントで利用できないと
いう状況がなくなる。
【0011】さらに、請求項4にかかる発明は、上記請
求項1〜請求項3のいずれかに記載のネットワークスキ
ャナ装置において、上記スキャンクライアントは、上記
読み取り条件情報を設定する読み取り条件情報設定手段
を有するとともに、上記識別データ返信手段は、上記識
別データを送信するとともに同設定された読み取り条件
情報を送信し、上記クライアント検出手段は、上記読み
取り条件情報を受信し、上記読み取り転送手段は、同読
み取り条件情報に従って上記スキャナに画像の読み取り
を行わせる構成としてある。
【0012】スキャナによる読み取りは、読み取り密度
や原稿サイズや色数などの諸条件を変更できるのが通常
である。一方、スキャナに一通りの読み取り条件を設定
できるだけであると、複数のユーザがいる場合に利用し
ずらい。このため、上記のように構成した請求項4にか
かる発明においては、各スキャンクライアントの側で読
み取り条件情報設定手段を利用して読み取り条件の情報
を設定できるようにしてあり、このようにして設定した
読み取り条件情報を上記識別データ返信手段が上記識別
データとともに送信する。そして、上記クライアント検
出手段が上記読み取り条件情報を受信する際には、上記
読み取り転送手段が同読み取り条件情報を取得し、この
取得した読み取り条件情報に従って上記スキャナに画像
の読み取りを行わせる。
【0013】さらに、請求項5にかかる発明は、上記請
求項1〜請求項4のいずれかに記載のネットワークスキ
ャナ装置において、上記読み取り転送手段は、複数の上
記読み取り条件情報を受信可能であり、いずれかを選択
する条件情報選択手段を有する構成としてある。個別に
各ユーザが読み取り条件を設定しておいて利用できるよ
うにするとしても、情報を設定するスキャンクライアン
トの側で操作しつつ、スキャナの設置場所で簡単に切り
換えられないようでは使いづらい。このため、上記のよ
うに構成した請求項5にかかる発明においては、スキャ
ンクライアントの側で設定した複数の読み取り条件情報
を上記読み取り転送手段で受信し、条件情報選択手段を
利用してその中のいずれかを選択する。
【0014】例えば、カラーでの読み取りと、モノクロ
での読み取りとに対応した二つの読み取り条件情報を設
定しておくと、それらは識別データとともに送信され、
スキャナの側ではそれらを表示するなどしていずれか一
方を選択することになる。ネットワークに複数のユーザ
がいる場合、ブロードキャストパケットに対して待機し
ている複数のスキャンクライアントが識別データを送信
することになる。すると、スキャンサーバはすべてのス
キャンクライアントに画像データを送信するとか、送信
すべき相手とは異なる相手に送信する事態が生じうる。
このため、請求項6にかかる発明は、上記請求項1〜請
求項5のいずれかに記載のネットワークスキャナ装置に
おいて、上記読み取り転送手段は、複数の上記識別デー
タを受信可能であり、同識別データに基づいてスキャン
クライアントを選択するクライアント選択手段を有する
構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、複数の上記識別データが送信されても上
記読み取り転送手段はそれらを受信し、クライアント選
択手段で同識別データに対応したスキャンクライアント
を選択する。例えば、識別データを表示して任意のもの
を選択できるようにする。そして、選択結果を取得して
対応するスキャンクライアントに上記画像データを送信
する。さらに、請求項7にかかる発明は、上記請求項1
〜請求項6のいずれかに記載のネットワークスキャナ装
置において、上記画像データ保存制御手段は、上記画像
データを編集用のコピーバッファ領域として保存し、同
コピーバッファから任意にペースト可能とする構成とし
てある。
【0016】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、送信されてきた画像データを上記画像デ
ータ保存制御手段が編集用のコピーバッファ領域に保存
する。これにより、コンピュータのアプリケーションで
利用する際には任意にペーストするだけでコピーバッフ
ァから転送される。さらに、請求項8にかかる発明は、
上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載のネットワー
クスキャナ装置において、上記画像データ保存制御手段
は、上記画像データを所定のファイル形式で保存する構
成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、送信されてきた画像データを上記画像デ
ータ保存制御手段が記憶領域に対して所定のファイル形
式で保存する。これにより、コンピュータのアプリケー
ションで利用する際には同ファイルを開いて読み込むだ
けで転送される。また、ファイル形式で保存されるの
で、再利用の可能性も高い。このように、画像データを
受領しようとするスキャンクライアントに識別データの
出力を促し、スキャンサーバはこの識別データを受信し
てスキャンクライアントを特定して画像データを転送す
る手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はな
く、その方法としても機能することは容易に理解でき
る。このため、請求項9〜請求項16にかかる発明も、
必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有
効であることに相違はない。
【0018】ところで、このようなネットワークスキャ
ナ装置は単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み
込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想
としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。
従って、ソフトウェアであったりハードウェアであった
りするなど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現
化例としてネットワークスキャナ装置のソフトウェアと
なる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体
上においても当然に存在し、利用されるといわざるをえ
ない。
【0019】その一例として、請求項17〜請求項24
にかかる発明は、ネットワークスキャナ制御プログラム
を記録した媒体として構成してある。むろん、その記録
媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体
であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体に
おいても全く同様に考えることができる。また、一次複
製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余
地無く同等である。その他、供給方法として通信回線を
利用して行なう場合でも本発明が利用されていることに
はかわりない。
【0020】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒
体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよ
うな形態のものとしてあってもよい。本発明をソフトウ
ェアで実現する場合、ハードウェアやオペレーティング
システムを利用する構成とすることも可能であるし、こ
れらと切り離して実現することもできる。例えば、補間
処理するために画像データを入力する処理といっても、
その実現方法はオペレーティングシステムにおける所定
の関数を呼び出して処理することも可能であれば、この
ような関数を呼び出すことなくハードウェアから入力す
ることも可能である。そして、実際にはオペレーティン
グシステムの介在のもとで実現するとしても、プログラ
ムが媒体に記録されて流通される過程においては、この
プログラムだけで本発明を実施できるものと理解するこ
とができる。
【0021】また、本発明をソフトウェアで実施する場
合、発明がプログラムを記録した媒体として実現される
のみならず、本発明がプログラム自体として実現される
のは当然であり、プログラム自体も本発明に含まれる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、画像デー
タを受領しようとするスキャンクライアントに識別デー
タの出力を促し、この識別データを受信してスキャンサ
ーバがスキャンクライアントを特定して画像データを転
送するようにしたため、煩わしい設定を行うことなく簡
易にネットワークを介して画像の読み取りを実施するこ
とが可能なネットワークスキャナ装置を提供することが
できる。
【0023】また、請求項2にかかる発明によれば、ス
キャンクライアントの特定するために、スキャンサーバ
から宛先を特定しない問い合わせの情報を含むブロード
キャストパケットを送出し、スキャンクライアントは当
該ブロードキャストパケットの受信を待機するようにし
たので、構成が簡易になる。さらに、請求項3にかかる
発明によれば、ブロードキャストパケットが到達しない
場合であってもスキャンクライアントを特定することが
可能となる。
【0024】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
スキャンクライアントで設定した任意の読み取り条件で
画像の読み取りを行うことができる。さらに、請求項5
にかかる発明によれば、複数の読み取り条件の中から選
択でき、便利になる。さらに、請求項6にかかる発明に
よれば、複数のスキャンクライアントがある場合でも確
実に特定のスキャンクライアントとの間で画像データの
転送を行うことができる。
【0025】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
画像データを編集用のコピーバッファ領域に保存するの
で、アプリケーションなどから簡易にペーストして利用
でき、ネットワークを介して読み取ってアプリケーショ
ンで利用できるようになるまでを極めて簡易に実現でき
る。さらに、請求項8にかかる発明によれば、画像デー
タを所定のファイル形式で保存するため、ペーストで利
用できないような場合でも画像データ自身の利用は容易
になる。
【0026】さらに、請求項9〜請求項16にかかる発
明によれば、同様の効果を奏するネットワークスキャナ
読み取り制御方法を提供でき、請求項17〜請求項24
にかかる発明によれば、同様の効果を奏するネットワー
クスキャナ制御プログラムを記録した媒体を提供でき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるネットワークスキャナ装置をブロック図により示し
ている。
【0028】同図において、スキャンサーバ10はスキ
ャナ20とネットワーク30との間に介在されている。
スキャンサーバ10では、スキャナ20と直に接続する
ためのSCSIインターフェイス11aと、ネットワー
ク30に接続するためのネットワークインターフェイス
11bとがバス12に接続され、同じバス12に接続さ
れたCPU13がワークエリアとしてのRAM14を使
用しつつROM15に書き込まれたファームウェアを実
行して画像を読み取るなどの制御を行っている。また、
バス12にはハードディスクドライブ16が接続されて
おり、読み取られた画像データを蓄積したり、オペレー
ティングシステムや各種のアプリケーションなども記録
できるようになっている。
【0029】バス12には所定のインターフェイスを介
してLCD17aやタッチパネル17bが接続されてお
り、CPU13の制御によって適宜必要な情報をLCD
17aに表示しつつその表面に装着されたタッチパネル
17bのタッチ操作に応答して制御を変更できるように
なっている。なお、本スキャンサーバ10にはセントロ
ニクスインターフェイス11cを備えてプリンタ40を
接続できるようになっており、同プリンタ40はネット
ワーク30を介して入力される印刷データに基づいて印
刷を実施したり、CPU13による制御の元でスキャナ
20で読み取った画像データを印刷するコピー機能など
が実現できるようになっている。
【0030】スキャンクライアント50はネットワーク
30に接続された端末であり、オペレーティングシステ
ム51のネットワーク通信機能52を介して上記ネット
ワーク30とネットワーク通信が可能となっている。ま
た、ハードディスクドライブ53が備えられ、上記スキ
ャナ20で読み取られた画像データを記憶したり、アプ
リケーション55などを記録できるようになっている。
ここで、オペレーティングシステム51の機能の一つと
してクリップボード54があり、これはアプリケーショ
ン55で編集を行う際のコピーバッファ領域である。す
なわち、任意のアプリケーション55で所定のデータを
コピーすると、同データはクリップボード54に保存さ
れ、ペーストすると同データが張り付けられる。このク
リップボード54はオペレーティングシステム51の機
能であるのでアプリケーション55に関わらず利用で
き、あるアプリケーション55でコピーされたデータは
他のアプリケーション55でペーストすることができ
る。
【0031】また、オペレーティングシステム51の拡
張機能として後述するクイックスキャンクライアントプ
ログラム60が実行され、上記スキャンサーバ10のハ
ードディスクドライブ16に記録されたクイックスキャ
ンサーバプログラム70が実行されると所定の制御の元
で画像データの読み取りを簡易に行うことができるよう
になる。図2はクイックスキャンクライアントプログラ
ム60とクイックスキャンサーバプログラム70の連携
状況を示している。なお、クイックスキャンサーバプロ
グラム70はスキャンサーバ10のハードディスクドラ
イブ16に記録されている。
【0032】スキャンサーバ10の側では、クイックス
キャンサーバプログラム70はスキャナ20を制御し、
オペレーティングシステム16aとネットワークインタ
ーフェイス11bを介してネットワーク(イーサネット
(登録商標))30に接続されている。一方、スキャン
クライアント50の側ではクイックスキャンクライアン
トプログラム60がオペレーティングシステム51のネ
ットワーク通信機能52を利用して、ネットワークイン
ターフェイス56を介してネットワーク(イーサネッ
ト)30に接続されている。また、クイックスキャンク
ライアントプログラム60とクイックスキャンサーバプ
ログラム70の間では後述するクイックスキャン通信プ
ロトコルを介してデータ転送が行われ、スキャナ20が
読み取った画像データはクリップボード54に保存され
てアプリケーション55にて利用できるようになってい
る。
【0033】本実施形態におけるクイックスキャン通信
プロトコルは、TCP接続とUDP接続を利用して以下
に詳述する手順で行われる。図3はクイックスキャンサ
ーバプログラム70の処理手順をフローチャートにより
示しており、図4はクイックスキャンクライアントプロ
グラム60の処理手順をフローチャートにより示してい
る。また、図5は通信手順を時系列的に示している。ス
キャンサーバ10では、ステップS102にて初期設定
を行ない、ステップS104にて正常であるか否かをチ
ェックする。正常であると判断すると、ステップS10
6にて操作入力を待機する。図6はLCD17aの表示
例を示している。LCD17aはドットマトリクス表示
で任意の文字や図柄を表示可能であり、スキャナ20の
設定あるいは操作子を表示できるようになっている。ま
た、LCD17a上にはタッチパネル17bを配置して
あり、タッチパネル17bはタッチされた部位を示す検
出信号を出力する。従って、同検出信号が示すタッチ位
置と操作子の図柄の配置位置の情報を対比してどの操作
子を操作したことになるのかが分かるようになってい
る。
【0034】図6の表示例ではLCD17aの右方部分
にSTARTボタン71aとSTOPボタン71bとC
LEARボタン71cとが表示されている。また、中央
部分にはユーザ設定領域71dと個別指定領域71eと
が表示され、現時点ではそれぞれに「なし」と表示され
ている。クイックスキャンはスキャンサーバ10から特
定のスキャンクライアントのクリップボードに画像デー
タを送信するものであり、先ずは受け取るスキャンクラ
イアント、すなわち図6に示すユーザを選択しなければ
ならない。本実施形態においては、以下のようにしてク
ライアント検出手段を構成している。
【0035】通常の場合の操作はユーザ設定領域71d
をタッチする。ステップS106でそのタッチ位置を判
断すると、ユーザ設定領域71dであるので、この場合
はブロードキャスト操作であると判断してステップS1
10を介してステップS112にてブロードキャストパ
ケットを送出する。このブロードキャストパケットは通
常の宛先を指定されるパケットとは異なり、接続されて
いる全てのスキャンクライアントに到達する。
【0036】ここで、到達する側のスキャンクライアン
トについて説明する。スキャンクライアントでも最初に
ステップS202にて初期設定を行ない、ステップS2
04にて正常であるか否かをチェックする。正常である
と判断すると、ステップS206にてパケットを待機す
るため、上述したブロードキャストパケットを受信す
る。このブロードキャストパケットはスキャンクライア
ントの側では問い合わせパケットの意味を有し、問い合
わせパケットに対してはスキャンクライアントを特定す
るユーザ情報とスキャナ20での読み取り条件を指定す
るジョブ情報を送出しなければならない。これはスキャ
ンクライアントにおける識別データ返信手段を構成す
る。
【0037】ユーザ情報は図7に示すようにスキャンク
ライアント50のTCP/IPアドレスとユーザ名であ
り、各スキャンクライアント50のコンピュータをネッ
トワーク30に接続するにあたって設定しておいた情報
である。一方、ジョブ情報はジョブ名を付けて複数設定
可能な読み取り条件であり、図8に示すデータベースと
して保存されている。設定される項目は、「ジョブ名」
と「給紙」と「用紙サイズ」と「解像度」と「色設定」
と「保存タイプ」である。ここで、「給紙」はスキャナ
20における読み取り原稿の指定であり、「原稿台」、
「ADF」、「透過原稿ユニット」のいずれかである。
用紙サイズは「A3」、「A4」、「A5」、「B
4」、「B5」、「往復はがき」、「はがき」のいずれ
かと「縦」、「横」のいずれかの組み合わせである。解
像度はdpi表示で「800」、「720」、「60
0」、「400」、「360」、「300」、「20
0」、「100」、「72」、「50」のいずれかであ
る。色設定は「カラー写真」、「256色カラー」、
「白黒写真」、「白黒ハーフトーン」、「白黒線画」の
いずれかである。なお、これらは色数に対応しており、
それぞれフルカラー、256色、モノクロ256階調、
モノクロ2階調ディザ、モノクロ2階調を表している。
最後の保存タイプはスキャニングされた画像データの保
存形式であり、ファイル形式で保存する「ファイル」
と、クリップボードに保存する「クリップボード」のい
ずれかである。
【0038】すなわち、毎回、個別に指示するのは煩雑
であるため、ジョブ名を付けて組み合わせ自体をデータ
ベースに登録できるようになっている。図9〜図12は
スキャンクライアント50にて読み取り条件を設定する
ための設定画面を示している。ステップS203にてス
キャンクライアント50ごとにコンピュータのディスプ
レイにこれらを表示し、キーボードやマウスでいずれか
を選択して設定する。各画面において反転表示が選択し
た設定であり、「OK」ボタンをマウスなどでクリック
すると反転表示の設定が反映される。図9の例では「原
稿台」が選択され、図10の例では「A4」が選択さ
れ、図11の例では「360」dpiが選択され、図1
2の例では「カラー写真」が選択されている。そして、
これらの組み合わせを図13に示すジョブ名入力画面か
らジョブ名を入力してデータベースに反映させることに
なる。むろん、これらが条件情報設定手段を構成する。
【0039】以上のようなジョブ情報のデータベースを
準備しておけば、ステップS212にてスキャンクライ
アント50は図7に示すユーザ情報と図8に示すジョブ
情報をブロードキャストパケットに対する応答としてス
キャンサーバ10に送出する。なお、本実施形態におい
てはこのユーザ情報が識別データとなっている。スキャ
ンサーバ10は、このユーザ情報とジョブ情報をステッ
プS114にて取得し、ステップS116にて受信不良
がないと判断すればステップS118にてユーザ情報と
ジョブ情報の選択を行うことになる。図14はユーザの
選択画面を示し、図15はジョブの選択画面を示してい
る。
【0040】ユーザは複数の場合と単数の場合とがあ
り、ステップS118では複数の場合を想定して先ずは
ユーザを選択させる。図14に示すように、ブロードキ
ャストパケットに応答したユーザのユーザ名がボタン表
示されるので、いずれかをタッチ操作する。また、一画
面では表示しきれなくなる場合に備えて画面上の下方部
分には前ボタン72a、次ボタン72b、キャンセルボ
タン72cが表示されている。これらのボタンは、前ボ
タン72aで前のページを表示し、次ボタン72bで次
のページを表示し、キャンセルボタン72cでユーザ選
択をキャンセルことを示している。むろん、この選択が
クライアント選択手段を構成している。
【0041】ユーザ情報を選択したら、各ユーザ情報と
ともに送られてきたジョブ情報の選択を行うため、図1
5に示す画面表示を行う。この例では、ユーザAを選択
したものとして図8に示す4つのジョブ名がボタン表示
されている。そして、画面上の下方部分には表示ボタン
73a、キャンセルボタン73b、okボタン73cが
表示されている。これらのボタンは、表示ボタン73a
でジョブ名に登録した内容を表示させ、キャンセルボタ
ン73bでジョブ情報の選択をキャンセルし、okボタ
ン73cでタッチしたジョブ情報を選択したものと判断
して次のステップへ移行する。むろん、この選択が条件
情報選択手段を構成している。
【0042】このようにしてユーザ情報とジョブ情報が
選択されると、ステップS126にてジョブ情報で指定
された読み取り条件を表すコマンドをスキャナ20に出
力し、続いて同読み取り条件でスキャニングを実行させ
る。なお、実際のスキャニングはSTARTボタン71
aとSTOPボタン71bとCLEARボタン71cを
操作して開始/終了/キャンセルする。そして、ステッ
プS128では選択されたジョブ情報とともにスキャニ
ングされたデータを上記選択したユーザ情報に対応する
TCP/IPアドレスを宛先アドレスとしてデータパケ
ットを送出する。以上のようにしてデータパケットを送
出する処理が読み取り転送手段を構成する。
【0043】スキャンクライアントの側ではステップS
212にてユーザ情報とジョブ情報を送出した後、再
度、ステップS206でパケットの受信を待機している
が、上述したようにして選択されたユーザ情報のTCP
/IPアドレスを宛先アドレスとしてデータパケットが
送出されるので、ステップS208にてパケットを受信
するとともにステップS214にてデータパケットであ
ると判断し、ステップS214以下の処理を実行する。
【0044】ステップS214では送信されてくるジョ
ブ情報のうちの保存タイプを抽出するとともに、データ
パケットに基づいてデータの受信処理を行なう。そし
て、ステップS216では抽出した保存タイプに従って
処理を分岐し、保存タイプが「クリップボード」であれ
ばステップS218にてクリップボードに保存するし、
保存タイプが「ファイル」であればステップS220に
てファイルに保存する。このようにしてクリップボード
かファイルで保存させる処理が画像データ保存制御手段
を構成する。クリップボードもファイルも共に記憶手段
としてのハードディスクドライブ53に保存されること
になるが、クリップボードはオペレーティングシステム
51が管理するクリップボード54として保存されるこ
とになる。そして、保存が完了すると再びステップS2
06にてパケットの受信を待機する。
【0045】一方、スキャンサーバ10の側では、ステ
ップS128にてデータの送信を完了すると、ステップ
S130にてデータの送信が正常に行われたか否かを判
断し、正常に行えた場合にはステップS106にて次な
る操作入力を待機するし、正常に行えなかった場合には
ステップS132にてエラー表示してから同ステップS
106へと進む。ところで、これまではスキャンサーバ
がブロードキャストパケットを利用してスキャンクライ
アントからの返信を待ち、返信に基づいてユーザを選択
できるようにしていた。しかしながら、ブロードキャス
トパケットが利用できない場合もあり、その場合には図
6に示す個別指定領域71eをタッチしてスキャンクラ
イアントを特定する。特定はTCP/IPアドレスを個
別に指定するとか、予めTCP/IPアドレスとユーザ
名を対応させて記憶しておき、図14に示す選択画面を
表示して選ぶようにしても良い。
【0046】個別指定領域71eをタッチした場合、先
ずは読み取り条件を特定する必要があるので、ステップ
S120にてその特定されたスキャンクライアントに対
して問合せパケットを送出する。一方、スキャンクライ
アントの側ではブロードキャストパケットの場合でも個
別指定の場合でも問い合わせパケットとして共通に扱
い、ステップS210の判断を経てステップS212に
てユーザ情報とジョブ情報を送出する。そして、スキャ
ンサーバ10の側ではステップS122にて対応するジ
ョブ情報を取得できたか判断する。
【0047】続くステップS124では取得されたジョ
ブ情報を図15に示す画面表示に基づいて選択する。ジ
ョブ情報が選択された以降は上述したステップS126
以下の処理を実行してスキャニングとデータ送信を行
う。次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明す
る。スキャンクライアントのユーザがネットワーク30
上に接続されたスキャナ20を利用する場合、スキャン
クライアント50のコンピュータでクイックスキャンク
ライアントプログラム60を実行させる。そして、スキ
ャナ20の設置場所でスキャンサーバ10の電源を立ち
上げる。
【0048】最初、スキャンサーバ10のLCD17a
には図6に示す画面表示がなされており、スキャンクラ
イアント自身がブロードキャストパケットを利用できる
端末であればユーザ設定領域71dをタッチするし、ブ
ロードキャストパケットを利用できない端末であれば個
別指定領域71eをタッチする。これにより、スキャン
サーバ10ではブロードキャストパケットあるいは直接
問い合わせパケットを作成し、スキャンクライアント5
0に対して送出する(図5に示す手順1)。
【0049】すると、これらのパケットを受信したスキ
ャンクライアント50はユーザの操作を待つことなくユ
ーザ情報とジョブ情報を送出する(手順2)。次に、ス
キャンサーバ10ではブロードキャストパケットの場合
のみユーザの選択を行ない、さらにジョブ情報を選択す
る。そして、選択したジョブ情報の読み取り条件がスキ
ャナ20に送出され(手順4)、同スキャナ20は読み
取り条件を設定してスキャニングを待機する。
【0050】ここでユーザはスキャナ20の原稿台など
に原稿をセットし、STARTボタン71aを押してス
キャニングを開始したり、STOPボタン71bを押し
てスキャニングを終了させたり、CLEARボタン71
cで前のスキャニングを取り消すといった操作を行う。
スキャニングによってデータはスキャンサーバ10に入
力され(手順5)、さらにスキャンサーバ10がネット
ワーク30を介して送信するためのフォーマットに変更
し、スキャンクライアント50に送信する(手順6)。
そして、スキャンクライアントは同データを受信し、ク
リップボードかファイル形式で保存する。
【0051】クリップボードに保存することを選択した
場合、アプリケーション55では挿入箇所を決めてペー
スト操作する。これにより、オペレーティングシステム
51の管理のもとでクリップボード54に保存されてい
るデータがアプリケーション55中に張り付けられる。
このように、スキャンクライアント50の側でクイック
スキャンクライアントプログラム60を実行させてお
き、ユーザがスキャンサーバ10で読み取り操作を始め
ると、スキャンサーバ10はブロードキャストパケット
などを送信してスキャンクライアント50から自己を特
定するためのユーザ情報を送信させ、スキャンサーバ1
0でユーザを指定してスキャニングすると、読み取られ
たデータは選択されたスキャンクライアント50に向け
て送出されるので、スキャンクライアント50ではクリ
ップボードあるいはファイルに保存され、ユーザがスキ
ャンクライアント50の端末に戻ってペースト操作など
を実行すると同データを利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるネットワークスキ
ャナ装置のブロック図である。
【図2】クイックスキャンクライアントプログラムとク
イックスキャンサーバプログラムの連携状況を示す図で
ある。
【図3】クイックスキャンサーバプログラムのフローチ
ャートである。
【図4】クイックスキャンクライアントプログラムのフ
ローチャートである。
【図5】通信手順を時系列的に示す図である。
【図6】スキャンサーバでの画面表示を示す図である。
【図7】ユーザ情報を示す図である。
【図8】ジョブ情報データベースを示す図である。
【図9】給紙の指定の選択画面を示す図である。
【図10】用紙サイズの指定の選択画面を示す図であ
る。
【図11】解像度の指定の選択画面を示す図である。
【図12】色設定の選択画面を示す図である。
【図13】ジョブ名の設定画面を示す図である。
【図14】ユーザの選択画面を示す図である。
【図15】ジョブ情報の選択画面を示す図である。
【符号の説明】
10…スキャンサーバ 20…スキャナ 30…ネットワーク 40…プリンタ 50…スキャンクライアント 51…オペレーティングシステム 53…ハードディスクドライブ 54…クリップボード 55…アプリケーション 70…クイックスキャンサーバプログラム

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナをネットワークに接続するスキ
    ャンサーバと、同ネットワークに接続されて上記スキャ
    ンサーバから画像データを受領するスキャンクライアン
    トとを有するネットワークスキャナ装置であって、 上記スキャンサーバは、 上記ネットワークを介して待機状態にある上記スキャン
    クライアントに識別データの送信を促して転送先のスキ
    ャンクライアントを検出するクライアント検出手段と、 上記スキャナを制御して画像を読み取らせ、読み取られ
    た画像データを上記検出されたクライアントに転送する
    読み取り転送手段とを有し、 上記スキャンクライアントは、 画像データを保存可能な記憶手段と、 上記クライアント検出手段が上記ネットワークを介して
    スキャンクライアントを検出する際に当該スキャンクラ
    イアントのネットワーク上における識別データを返信す
    る識別データ返信手段と、 上記スキャンサーバから転送される画像データを所定の
    態様で上記記憶手段に保存する画像データ保存制御手段
    とを有することを特徴とするネットワークスキャナ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のネットワークスキ
    ャナ装置において、上記クライアント検出手段は、上記
    ネットワークに宛先を特定しない問い合わせの情報を含
    むブロードキャストパケットを送出し、上記識別データ
    返信手段は、上記ブロードキャストパケットの受信を待
    機し、受信すると上記識別データを返信することを特徴
    とするネットワークスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のネットワークスキ
    ャナ装置において、上記クライアント検出手段は、上記
    ブロードキャストパケットが到達しない上記スキャンク
    ライアントに識別データの送信を促すパケットを送出す
    ることを特徴とするネットワークスキャナ装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のネットワークスキャナ装置において、上記スキャン
    クライアントは、上記読み取り条件情報を設定する読み
    取り条件情報設定手段を有するとともに、上記識別デー
    タ返信手段は、上記識別データを送信するとともに同設
    定された読み取り条件情報を送信し、上記クライアント
    検出手段は、上記読み取り条件情報を受信し、上記読み
    取り転送手段は、同読み取り条件情報に従って上記スキ
    ャナに画像の読み取りを行わせることを特徴とするネッ
    トワークスキャナ装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のネットワークスキャナ装置において、上記読み取り
    転送手段は、複数の上記読み取り条件情報を受信可能で
    あり、いずれかを選択する条件情報選択手段を有するこ
    とを特徴とするネットワークスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のネットワークスキャナ装置において、上記読み取り
    転送手段は、複数の上記識別データを受信可能であり、
    同識別データに基づいてスキャンクライアントを選択す
    るクライアント選択手段を有することを特徴とするネッ
    トワークスキャナ装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のネットワークスキャナ装置において、上記画像デー
    タ保存制御手段は、上記画像データを編集用のコピーバ
    ッファ領域として保存し、同コピーバッファから任意に
    ペースト可能とすることを特徴とするネットワークスキ
    ャナ装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載のネットワークスキャナ装置において、上記画像デー
    タ保存制御手段は、上記画像データを所定のファイル形
    式で保存することを特徴とするネットワークスキャナ装
    置。
  9. 【請求項9】 スキャナをネットワークに接続するスキ
    ャンサーバにて画像を読み取り、同ネットワークに接続
    されたスキャンクライアントにて上記スキャンサーバか
    らの画像データを受領するためのネットワークスキャナ
    読み取り制御方法であって、 上記スキャンサーバでは、 上記ネットワークを介して待機状態にある上記スキャン
    クライアントに識別データの送信を促して転送先のスキ
    ャンクライアントを検出させるクライアント検出工程
    と、 上記スキャナを制御して画像を読み取らせ、読み取られ
    た画像データを上記検出されたクライアントに転送する
    読み取り転送工程とを実行し、 上記スキャンクライアントでは、 上記クライアント検出工程で上記ネットワークを介して
    スキャンクライアントを検出する際に当該スキャンクラ
    イアントのネットワーク上における識別データを返信さ
    せる識別データ返信工程と、 上記スキャンサーバから転送される画像データを所定の
    態様で所定の記憶領域に保存させる画像データ保存制御
    工程とを実行させることを特徴とするネットワークスキ
    ャナ読み取り制御方法。
  10. 【請求項10】 上記請求項9に記載のネットワークス
    キャナ読み取り制御方法において、上記クライアント検
    出工程では、上記ネットワークに宛先を特定しない問い
    合わせの情報を含むブロードキャストパケットを送出さ
    せ、上記識別データ返信工程では、上記ブロードキャス
    トパケットの受信を待機し、受信すると上記識別データ
    を返信することを特徴とするネットワークスキャナ読み
    取り制御方法。
  11. 【請求項11】 上記請求項10に記載のネットワーク
    スキャナ読み取り制御方法において、上記クライアント
    検出工程では、上記ブロードキャストパケットが到達し
    ない上記スキャンクライアントに識別データの送信を促
    すパケットを送出することを特徴とするネットワークス
    キャナ読み取り制御方法。
  12. 【請求項12】 上記請求項9〜請求項11のいずれか
    に記載のネットワークスキャナ読み取り制御方法におい
    て、上記スキャンクライアントでは、上記読み取り条件
    情報を設定する読み取り条件情報設定工程を実行すると
    ともに、上記識別データ返信工程では、上記識別データ
    を送信するとともに同設定された読み取り条件情報を送
    信し、上記クライアント検出工程では、上記読み取り条
    件情報を受信し、上記読み取り転送工程では、同読み取
    り条件情報に従って上記スキャナに画像の読み取りを行
    わせることを特徴とするネットワークスキャナ読み取り
    制御方法。
  13. 【請求項13】 上記請求項9〜請求項12のいずれか
    に記載のネットワークスキャナ読み取り制御方法におい
    て、上記読み取り転送工程では、複数の上記読み取り条
    件情報を受信可能であり、いずれかを選択する条件情報
    選択工程を有することを特徴とするネットワークスキャ
    ナ読み取り制御方法。
  14. 【請求項14】 上記請求項9〜請求項13のいずれか
    に記載のネットワークスキャナ読み取り制御方法におい
    て、上記読み取り転送工程では、複数の上記識別データ
    を受信可能であり、同識別データに基づいてスキャンク
    ライアントを選択するクライアント選択工程を実行する
    ことを特徴とするネットワークスキャナ読み取り制御方
    法。
  15. 【請求項15】 上記請求項9〜請求項14のいずれか
    に記載のネットワークスキャナ読み取り制御方法におい
    て、上記画像データ保存制御工程では、上記画像データ
    を編集用のコピーバッファ領域として保存し、同コピー
    バッファから任意にペースト可能とすることを特徴とす
    るネットワークスキャナ読み取り制御方法。
  16. 【請求項16】 上記請求項9〜請求項15のいずれか
    に記載のネットワークスキャナ読み取り制御方法におい
    て、上記画像データ保存制御工程では、上記画像データ
    を所定のファイル形式で保存することを特徴とするネッ
    トワークスキャナ読み取り制御方法。
  17. 【請求項17】 スキャナをネットワークに接続するス
    キャンサーバにて画像を読み取り、同ネットワークに接
    続されたスキャンクライアントにて上記スキャンサーバ
    からの画像データを受領するためのネットワークスキャ
    ナ制御プログラムを記録した媒体であって、 上記スキャンサーバでは、 上記ネットワークを介して待機状態にある上記スキャン
    クライアントに識別データの送信を促して転送先のスキ
    ャンクライアントを検出させるクライアント検出機能
    と、 上記スキャナを制御して画像を読み取らせ、読み取られ
    た画像データを上記検出されたクライアントに転送する
    読み取り転送機能とをコンピュータに実行させ、 上記スキャンクライアントでは、 上記クライアント検出機能が上記ネットワークを介して
    スキャンクライアントを検出する際に当該スキャンクラ
    イアントのネットワーク上における識別データを返信さ
    せる識別データ返信機能と、 上記スキャンサーバから転送される画像データを所定の
    態様で所定の記憶領域に保存させる画像データ保存制御
    機能とをコンピュータに実行させることを特徴とするネ
    ットワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体。
  18. 【請求項18】 上記請求項17に記載のネットワーク
    スキャナ制御プログラムを記録した媒体において、上記
    クライアント検出工程では、上記ネットワークに宛先を
    特定しない問い合わせの情報を含むブロードキャストパ
    ケットを送出させ、上記識別データ返信工程では、上記
    ブロードキャストパケットの受信を待機し、受信すると
    上記識別データを返信することを特徴とするネットワー
    クスキャナ制御プログラムを記録した媒体。
  19. 【請求項19】 上記請求項18に記載のネットワーク
    スキャナ制御プログラムを記録した媒体において、上記
    クライアント検出工程では、上記ブロードキャストパケ
    ットが到達しない上記スキャンクライアントに識別デー
    タの送信を促すパケットを送出することを特徴とするネ
    ットワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体。
  20. 【請求項20】 上記請求項17〜請求項19のいずれ
    かに記載のネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体において、上記スキャンクライアントでは、上
    記読み取り条件情報を設定する読み取り条件情報設定工
    程を実行するとともに、上記識別データ返信工程では、
    上記識別データを送信するとともに同設定された読み取
    り条件情報を送信し、上記クライアント検出工程では、
    上記読み取り条件情報を受信し、上記読み取り転送工程
    では、同読み取り条件情報に従って上記スキャナに画像
    の読み取りを行わせることを特徴とするネットワークス
    キャナ制御プログラムを記録した媒体。
  21. 【請求項21】 上記請求項17〜請求項20のいずれ
    かに記載のネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体において、上記読み取り転送工程では、複数の
    上記読み取り条件情報を受信可能であり、いずれかを選
    択する条件情報選択工程を有することを特徴とするネッ
    トワークスキャナ制御プログラムを記録した媒体。
  22. 【請求項22】 上記請求項17〜請求項21のいずれ
    かに記載のネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体において、上記読み取り転送工程では、複数の
    上記識別データを受信可能であり、同識別データに基づ
    いてスキャンクライアントを選択するクライアント選択
    工程を実行することを特徴とするネットワークスキャナ
    制御プログラムを記録した媒体。
  23. 【請求項23】 上記請求項17〜請求項22のいずれ
    かに記載のネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体において、上記画像データ保存制御工程では、
    上記画像データを編集用のコピーバッファ領域として保
    存し、同コピーバッファから任意にペースト可能とする
    ことを特徴とするネットワークスキャナ制御プログラム
    を記録した媒体。
  24. 【請求項24】 上記請求項17〜請求項23のいずれ
    かに記載のネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体において、上記画像データ保存制御工程では、
    上記画像データを所定のファイル形式で保存することを
    特徴とするネットワークスキャナ制御プログラムを記録
    した媒体。
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