JP2001296320A - プローブユニット及び計測装置 - Google Patents

プローブユニット及び計測装置

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JP2001296320A
JP2001296320A JP2000114085A JP2000114085A JP2001296320A JP 2001296320 A JP2001296320 A JP 2001296320A JP 2000114085 A JP2000114085 A JP 2000114085A JP 2000114085 A JP2000114085 A JP 2000114085A JP 2001296320 A JP2001296320 A JP 2001296320A
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聖悟 石岡
Hideji Yamaoka
秀嗣 山岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板に帯電した静電気による計測器の破
壊を防止し得るプローブユニット等を提供すること。 【解決手段】 回路基板100上の回路配線101に接
触する一対のピン1a及び1bを有するプローブユニッ
トにおいて、ピン1aと1bとの間を電気的に切り離し
可能に短絡するスイッチ1dを設け、ピン1a及び1b
を回路配線101に接触する瞬間には、スイッチ1dを
閉じてピン1a及び1bを短絡させることにより、静電
気をGNDに逃がし、その後、スイッチ1dを開いて計
測を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の回路配
線の特性を計測するためのプローブユニット及び計測装
置に関し、特に、回路配線間のインピーダンスを計測す
るのに好適なプローブユニットおよび計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の処理速度の高速化に伴
い、回路基板の回路配線には、高周波な電気信号が印加
される。このため、回路配線間、特に、GNDパターン
と他のパターンとの間のインピーダンスを計測し、該回
路配線が回路を正常に動作させることができるかを検査
することが必要とされている。
【0003】従来のインピーダンスの計測装置を図4に
より説明する。
【0004】計測装置は、プローブユニット201と、
計測器202と、からなる。
【0005】プローブユニット201は、計測の対象と
なる2つの回路配線101にそれぞれ接触する一対のピ
ン201a及び201bを備え、各ピン201a又は2
01bは、計測器の計測信号の送受信端子202aとG
ND端子202bとにそれぞれ接続される。
【0006】計測においては、一対のピン201a及び
201bを回路配線101にそれぞれ接触させ、計測器
202の送受信端子202aからピン201aを介して
回路配線に計測信号を発して、その反射波を同じくピン
を介して送受信端子202aにおいて受信し、観察・計
算することによりインピーダンスが計測される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の回路基板
は、実装密度の向上等の観点からいわゆる多層基板化が
進んでいる。このような多層基板は、導体としての回路
配線が積層されることにより、キャパシタンスが存在
し、静電気が高電圧で帯電しやすい。
【0008】このため、プローブユニットのピンを回路
配線に接触させると、回路基板に蓄積された静電気が計
測器へ突入し、計測器の破壊の一因となっており、これ
を防止する必要がある。
【0009】静電気による計測器の破壊を防止する方法
としては、例えば、いわゆるイオンブロアーによる回路
基板の帯電除去が提案されているが、この手法によれば
回路基板の表層の静電気は除去できても、内層の静電気
は除去しきれない場合がある。
【0010】従って、本発明の目的は、回路基板に帯電
した静電気による計測器の破壊を防止し得るプローブユ
ニット及び計測装置を提供することにある。
【0011】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、回路基
板上の回路配線に接触する一対の接触部材を有するプロ
ーブユニットにおいて、前記接触部材間を電気的に切り
離し可能に短絡する短絡手段を備えたことを特徴とする
プローブユニットが提供される。
【0012】この場合、前記短絡手段は、少なくとも前
記接触部材が前記回路配線に接触した瞬間には、前記2
つの部材間を電気的に短絡することができる。
【0013】また、前記短絡手段は、前記回路配線の計
測時に、前記接触部材間を電気的に切り離すことができ
る。
【0014】また、本発明によれば、回路基板上の回路
配線に接触する一対の接触部材を有するプローブユニッ
トにおいて、前記接触部材が前記回路配線に接触した
際、前記回路配線へ向かう方向に移動可能に前記接触部
材と連結された基体と、前記基体に設けられ、かつ、各
々の前記接触部材が電気的に接続された一対の導電部材
と、双方の前記導電部材に接触し、前記接触部材間を電
気的に短絡する短絡部材と、を備え、前記基体が前記回
路配線へ向かう方向に移動することにより前記導電部材
が移動した際、前記導電部材が前記短絡部材から離れる
ように前記短絡部材を設けたことを特徴とするプローブ
ユニットが提供される。
【0015】この場合、前記短絡部材に取り付けられ、
前記短絡部材と前記回路基板との間に介在し、前記短絡
部材が前記回路基板に近接する距離を制限する部材を設
けることもできる。
【0016】また、前記短絡部材は、弾性部材を介して
前記基体に取り付けることもできる。
【0017】また、前記短絡部材は、少なくとも前記接
触部材が前記回路配線に接触した瞬間には、前記導電部
材に接触しているようにすることができる。
【0018】また、前記短絡部材は、前記基体が前記回
路配線へ向かう方向に所定量移動した後に、前記導電部
材が前記短絡部材から離れるように設けることもでき
る。
【0019】また、本発明によれば、回路基板上の回路
配線に接触する一対の接触部材を有するプローブユニッ
トにおいて、前記接触部材が前記回路配線に接触した
際、前記回路配線へ向かう方向に移動可能に前記接触部
材と連結された基体と、前記接触部材にそれぞれ設けら
れた突出部に接触し、前記接触部材間を電気的に短絡す
る短絡部材と、を備え、前記短絡部材は、前記基体が前
記回路配線へ向かう方向に移動することにより、前記突
出部から離れるように前記基体に取り付けられたことを
特徴とするプローブユニットが提供される。
【0020】この場合、前記基体と前記接触部材との間
に弾性部材を介在させることにより、前記基体を前記回
路配線へ向かう方向に移動可能にすることができる。
【0021】また、本発明によれば、回路基板の回路配
線間のインピーダンスを計測するために、前記回路配線
に接触する一対の接触部材を有するプローブユニット
と、該プローブユニットを介して前記回路配線のインピ
ーダンスを計測する計測器と、を備えた計測装置におい
て、前記接触部材間を電気的に切り離し可能に短絡する
短絡手段を備えたことを特徴とする計測装置が提供され
る。
【0022】また、本発明によれば、回路基板の回路配
線間のインピーダンスを計測するために、前記回路配線
に接触する一対の接触部材を有するプローブユニット
と、該プローブユニットを介して前記回路配線のインピ
ーダンスを計測する計測器と、を備えた計測装置におい
て、前記プローブユニットが、前記接触部材が前記回路
配線に接触した際、前記回路配線へ向かう方向に移動可
能に前記接触部材と連結された基体と、前記基体に設け
られ、かつ、各々の前記接触部材が電気的に接続された
一対の導電部材と、双方の前記導電部材に接触し、前記
接触部材間を電気的に短絡する短絡部材と、を備え、前
記基体が前記回路配線へ向かう方向に移動することによ
り前記導電部材が移動した際、前記導電部材が前記短絡
部材から離れるように前記短絡部材を設けたことを特徴
とする計測装置が提供される。
【0023】また、本発明によれば、回路基板の回路配
線間のインピーダンスを計測するために、前記回路配線
に接触する一対の接触部材を有するプローブユニット
と、該プローブユニットを介して前記回路配線のインピ
ーダンスを計測する計測器と、を備えた計測装置におい
て、前記プローブユニットが、前記接触部材が前記回路
配線に接触した際、前記回路配線へ向かう方向に移動可
能に前記接触部材と連結された基体と、前記接触部材に
それぞれ設けられた突出部に接触し、前記接触部材間を
電気的に短絡する短絡部材と、を備え、前記短絡部材
は、前記基体が前記回路配線へ向かう方向に移動するこ
とにより、前記突出部から離れるように前記基体に取り
付けられたことを特徴とする計測装置が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施形態に係る計測装
置Aの概略図である。
【0026】計測装置Aは、プローブユニット1と、計
測器2と、からなる。
【0027】プローブユニット1は、計測の対象となる
回路基板100上の2つの回路配線101にそれぞれ接
触する一対の接触部材であるピン1a及び1bと、これ
らを支持する絶縁材料からなる本体1cと、ピン1aと
1bとの間に設けられたスイッチ1dと、を備える。
【0028】各ピン1a及び1bが接触する回路配線1
01は、通常一方の配線がGND配線である。
【0029】各ピン1a又は1bは、計測器2の計測信
号の送受信端子2aとGND端子2bとにそれぞれ接続
される。
【0030】スイッチ1dは、ピン1aと1bとを電気
的に切り離し可能に短絡する短絡手段として機能するも
のであり、手動により開閉するスイッチの他、計測器2
からの制御信号2cにより開閉するリレー又は半導体素
子等である計測器2は、公知の計測器と同様に、送受信
端子2aからプローブユニット1を介して回路配線に計
測信号を発して、その反射波を送受信端子2aにおいて
受信し、観察・計算することによりインピーダンスを計
測するものである。
【0031】係る構成からなる計測装置Aでは、スイッ
チ1dを閉じてピン1aと1bとを短絡した状態で、プ
ローブユニット1の各ピン1a及び1bを回路配線10
1に接触させる。すなわち、少なくともピン1aと1d
とを回路配線101に接触する瞬間には、スイッチ1d
を閉じるのである。
【0032】すると、回路配線101間に帯電した静電
気がスイッチ1dを通って、計測器2のGND端子2d
からGNDへ流れ込むこととなる。この結果、静電気が
送受信端子2aから計測器2へ突入し、計測器2が破壊
されることが防止される。なお、静電気をGNDへ逃が
すのに必要な時間はおよそ100msec程度で十分で
ある。
【0033】その後、スイッチ1dを開いてピン1aと
1bとを電気的に切り離すことにより、回路配線101
間のインピーダンスを計測することができる。すなわ
ち、計測時には、ピン1aと1bとを電気的に切り離す
のである。
【0034】次に、プローブユニット1の他の実施形態
について説明する。
【0035】図2(a)は、本発明の他の実施形態に係
るプローブユニット10の構成を示す断面図である。
【0036】プローブユニット10は、回路配線101
に接触する一対の接触部材としてのピン11a及び11
bと、ピン11a及びピン11bに連結された基体12
と、、スプリング15を介して基体12に取り付けられ
た導電性材料からなる短絡部材13と、短絡部材13に
取り付けられた脚部材14と、を備える。
【0037】基体12は、更に、絶縁性材料からなる本
体部12aと、導電性材料からなり本体部12aに固定
された筒状の2つの筒状部12bと、を備える。
【0038】本体部12aの中央部は、スプリング15
の一端が取り付けられ、また、スプリング15の一端側
を収容するように凸状に形成されている。圧縮ばねであ
るスプリング15の他端は、短絡部材13の上面に取り
付けられており、常時短絡部材13を回路基板100側
へ押圧している。なお、スプリング15は、弾性を有す
る材料であれば、例えば、ゴム等から構成してもよいこ
とはいうまでもない。
【0039】筒状部12bは、ピン11a及びピン11
bの一部が挿通される筒状を成し、これらのピン11a
及びピン11bが、筒状部12bの内面を摺動するよう
にして出し入れ自在となっている。また、筒状部12b
の内部には、ピン11a及びピン11bを常時回路基板
100の方向へ付勢するスプリング16が設けられる。
このスプリング16も圧縮ばねであるが、弾性を有する
材料であれば、例えば、ゴム等から構成してもよいこと
はいうまでもない。
【0040】このように基体12と、ピン11a及びピ
ン11bと、を連結することにより、ピン11a及びピ
ン11bを回路配線101に接触した際に、基体12を
押圧すると、基体12が回路配線101へ向かって移動
することが可能となる。
【0041】また、各々の筒状部12bには、これに一
体に形成された導電性を有する導電部材としての突出部
12cをそれぞれ備える。この突出部12cは、短絡部
材13の方向(図でいう内側)にそれぞれ突出してお
り、短絡部材13がこれらを跨いで搭載されるように設
けられている。
【0042】短絡部材13は、上述した通りスプリング
15に付勢されており、通常、これら双方の突出部12
cの上面に接触していることとなる。この結果、通常の
状態においては、ピン11aとピン11bとは、導電性
を有する筒状部12b、突出部12c及び短絡部材13
を介して、電気的に接続された(短絡された)状態にあ
る。
【0043】また、短絡部材13の下面には、短絡部材
13と回路基板100との間に介在して、回路基板10
0に短絡部材13が近接する距離を制限する脚部材14
が設けられている。このように短絡部材13を設けたの
は、後で説明するように、基体12が回路配線101へ
向かう方向に移動することにより突出部12cが移動し
た際、突出部12cが短絡部材13から離れるようにす
るためである。
【0044】また、この脚部材14は、その下端がピン
11a及び11bの下端よりも距離dだけ高くなるよう
な長さを有している。このようにしたのは、後で説明す
るように、短絡部材13が、基体12が回路配線101
へ向かう方向に所定量移動した後に、突出部12cから
離れるようにするためである。
【0045】次に、プローブユニット10の作用につい
て説明する。
【0046】まず、ユーザは、基体12の本体部12a
をつまんで、図2(a)の状態からプローブユニット1
0を図の下方へ移動し、ピン11a及びピン11bを回
路配線101に接触させる。この場合、短絡部材13
は、2つの突出部12cの双方に接触しているので、ピ
ン11aとピン11bとは電気的に短絡されている。
【0047】この結果、回路配線101間に帯電した静
電気が、計測器2のGNDに流れ込み、計測器2の破壊
が防止される。
【0048】ユーザは、スプリング16の付勢力に対抗
して、そのまま基体12を回路配線101の方へ押圧
し、これを移動させると、ピン11a及び11b以外の
部分は、回路配線101の方へ移動することとなるが、
やがて脚部材14の下面が回路基板100の表面に当接
し、スプリング15に対抗して短絡部材13が回路基板
100に近接することが制限されることとなる。その一
方で、突出部12cは基体12と共に回路基板100へ
向かって下降する。
【0049】この結果、短絡部材13が突出部12cの
双方から離れることとなり、ピン11aとピン11bと
が電気的に切り離されることとなる。
【0050】図2(b)は、基体12を回路配線101
へ向かって移動した結果、短絡部材13が突出部12c
から離れた態様を示す図である。この後、回路配線10
1間のインピーダンスの測定が可能となる。
【0051】また、プローブユニット10を回路基板1
00から離すと、スプリング15及び16の付勢力によ
り、各構成は図2(a)の態様に復元し、繰り返し計測
を行うことができる。
【0052】このように、プローブユニット10では、
ピン11aと11bとの間の短絡及び切り離しを、手動
又は計測器2の制御等によらず、プローブユニット10
を回路基板100に向かって押圧するだけで行うことが
できるので、計測が極めて簡単になる。
【0053】また、プローブユニット10では、脚部材
14が回路基板100に接触したときに、短絡部材13
が突出部12cから離れ、ピン11aと11bとの短絡
が解除されるが、脚部材14は、その下端がピン11a
及び11bの下端よりも距離dだけ高くなるような長さ
を有するので、ピン11a及び11bが回路配線101
に接触した瞬間には、回路基板100に接触せず、基体
12を少し押し込んでから接触することとなる。すなわ
ち、ピン11aと11bとが回路配線101に接触して
から、これらの短絡が解除されるまで、一定の時間が稼
げる。
【0054】このため、回路配線101間の静電気の十
分な放電時間(およそ100msec)が確保され、ユ
ーザは、静電気の放電時間を意識することなく、プロー
ブユニット10を扱うことができる。
【0055】次に、プローブユニット10の他の実施形
態について説明する。
【0056】図3(a)は、本発明の他の実施形態に係
るプローブユニット20の構成を示す断面図である。
【0057】上述したプローブユニット10では、突出
部12cを基体12に設け、基体12と共に突出部12
cが移動することにより、短絡部材13が突出部12c
から離れるようにした。しかし、短絡部材13を基体1
2と共に移動させ、突出部12cから離れるようにする
ことも可能である。図3(a)は、係る構成のプローブ
ユニット20である。
【0058】プローブユニット20は、回路配線101
に接触する一対の接触部材としてのピン21a及び21
bと、ピン21a及びピン21bに連結された基体22
と、、基体22に取り付けられた短絡部材23と、を備
える。
【0059】基体22は、更に、絶縁性材料からなる本
体部22aと、本体部12aに固定された筒状の2つの
筒状部22bと、を備える。
【0060】筒状部22bは、ピン21a及びピン21
bの一部が挿通される筒状を成し、これらのピン21a
及びピン21bが、筒状部12bの内面を摺動するよう
にして出し入れ自在となっている。また、筒状部22b
の内部には、ピン21a及びピン21bを常時回路基板
100の方向へ付勢するスプリング24が設けられる。
このスプリング24は圧縮ばねであるが、弾性を有する
材料であれば、例えば、ゴム等から構成してもよいこと
はいうまでもない。
【0061】このように基体22と、ピン21a及びピ
ン21bと、を連結することにより、ピン21a及びピ
ン21bを回路配線101に接触した際に、基体22を
押圧すると、基体22が回路配線101へ向かって移動
することが可能となる。
【0062】また、ピン21a及びピン21bは、これ
らに一体に設けられた導電性材料からなる突出部25a
及び25bを有する。この突出部25a及び25bは、
筒状部22bの内側の側面に設けられたスリット22
b’から筒状部22b外へ突出しており、短絡部材23
の平板部23aがこれらを跨いで搭載されるように設け
られている。
【0063】短絡部材23は、導電性を有する平板状の
平板部23aと、この平板部23aを基体22の本体部
22aに固定するための支柱部23bと、からなる。
【0064】上述した通り、ピン21aと21bとは、
スプリング24により常時回路配線101側へ付勢され
ており、これらに一体に設けられた突出部25a及び2
5bは、通常、短絡部材23の平板部23aの上面に接
触していることとなる。
【0065】この結果、通常の状態においては、ピン2
1aとピン21bとは、突出部25a及び25b、及
び、短絡部材23の平板部23aを介して、電気的に接
続された(短絡された)状態にある。
【0066】なお、後で説明するように、短絡部材23
は、基体22に取り付けられているので、基体22が回
路配線101へ向かう方向に移動することにより、これ
と共に移動し、突出部25a及び25bから離れるよう
になる。
【0067】次に、プローブユニット20の作用につい
て説明する。
【0068】まず、ユーザは、基体22の本体部22a
をつまんで、図3(a)の状態からプローブユニット2
0を図の下方へ移動し、ピン21a及びピン21bを回
路配線101に接触させる。接触した瞬間、短絡部材2
3の平板部23aは、突出部25a及び25bの双方に
接触しているので、ピン21aとピン21bとは電気的
に短絡されている。
【0069】この結果、回路配線101間に帯電した静
電気が、計測器2のGNDに流れ込み、計測器2の破壊
が防止される。
【0070】ユーザは、スプリング24の付勢力に対抗
して、そのまま基体22を回路配線101の方へ押圧
し、これを移動させると、ピン21a及び21b、更
に、これに一体化された突出部25a及び25b以外の
構成は、回路配線101の方へ移動することとなり、短
絡部材23は、基体22と共に回路基板100へ向かっ
て下降する。
【0071】この結果、短絡部材23の平板部23aが
突出部25a及び25bの双方から離れることとなり、
ピン21aとピン21bとが電気的に切り離されること
となる。
【0072】図3(b)は、基体22を回路配線101
へ向かって移動した結果、短絡部材23の平板部23a
が突出部25a及び25bから離れた態様を示す図であ
る。この後、回路配線101間のインピーダンスの測定
が可能となる。
【0073】また、プローブユニット20を回路基板1
00から離すと、スプリング24の付勢力により、各構
成は図3(a)の態様に復元し、繰り返し計測を行うこ
とができる。
【0074】このように、プローブユニット20では、
上述したプローブユニット10と同様に、ピン21aと
21bとの間の短絡及び切り離しを、手動又は計測器2
の制御等によらず、プローブユニット20を回路基板1
00に向かって押圧するだけで行うことができるので、
計測が極めて簡単になる。
【0075】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは
いうまでもなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々の変形が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回路基板に帯電した静電気による計測器の破壊を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る計測装置Aの概略図
である。
【図2】(a)は、本発明の他の実施形態に係るプロー
ブユニット10の構成を示す断面図である。(b)は、
短絡部材13が突出部12cから離れた態様を示す図で
ある。
【図3】(a)は、本発明の更に他の実施形態に係るプ
ローブユニット20の構成を示す断面図である。(b)
は、短絡部材23の平板部23aが突出部25a及び2
5bから離れた態様を示す図である。
【図4】従来の計測装置の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G011 AA09 AB01 AC08 AD01 AE01 AF01 2G028 AA04 BB10 BC01 CG08 HM05 MS05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上の回路配線に接触する一対の
    接触部材を有するプローブユニットにおいて、 前記接触部材間を電気的に切り離し可能に短絡する短絡
    手段を備えたことを特徴とするプローブユニット。
  2. 【請求項2】 前記短絡手段は、少なくとも前記接触部
    材が前記回路配線に接触した瞬間には、前記2つの部材
    間を電気的に短絡することを特徴とする請求項1に記載
    のプローブユニット。
  3. 【請求項3】 前記短絡手段は、前記回路配線の計測時
    に、前記接触部材間を電気的に切り離すことを特徴とす
    る請求項1に記載のプローブユニット。
  4. 【請求項4】 回路基板上の回路配線に接触する一対の
    接触部材を有するプローブユニットにおいて、 前記接触部材が前記回路配線に接触した際、前記回路配
    線へ向かう方向に移動可能に前記接触部材と連結された
    基体と、 前記基体に設けられ、かつ、各々の前記接触部材が電気
    的に接続された一対の導電部材と、 双方の前記導電部材に接触し、前記接触部材間を電気的
    に短絡する短絡部材と、を備え、 前記基体が前記回路配線へ向かう方向に移動することに
    より前記導電部材が移動した際、前記導電部材が前記短
    絡部材から離れるように前記短絡部材を設けたことを特
    徴とするプローブユニット。
  5. 【請求項5】 前記短絡部材に取り付けられ、前記短絡
    部材と前記回路基板との間に介在し、前記短絡部材が前
    記回路基板に近接する距離を制限する部材を設けたこと
    を特徴とする請求項4に記載のプローブユニット。
  6. 【請求項6】 前記短絡部材は、弾性部材を介して前記
    基体に取り付けられたことを特徴とする請求項5に記載
    のプローブユニット。
  7. 【請求項7】 前記短絡部材は、少なくとも前記接触部
    材が前記回路配線に接触した瞬間には、前記導電部材に
    接触していることを特徴とする請求項4に記載のプロー
    ブユニット。
  8. 【請求項8】 前記短絡部材は、前記基体が前記回路配
    線へ向かう方向に所定量移動した後に、前記導電部材が
    前記短絡部材から離れるように設けられたことを特徴と
    するプローブユニット。
  9. 【請求項9】回路基板上の回路配線に接触する一対の接
    触部材を有するプローブユニットにおいて、 前記接触部材が前記回路配線に接触した際、前記回路配
    線へ向かう方向に移動可能に前記接触部材と連結された
    基体と、 前記接触部材にそれぞれ設けられた突出部に接触し、前
    記接触部材間を電気的に短絡する短絡部材と、を備え、 前記短絡部材は、前記基体が前記回路配線へ向かう方向
    に移動することにより、前記突出部から離れるように前
    記基体に取り付けられたことを特徴とするプローブユニ
    ット。
  10. 【請求項10】 前記基体と前記接触部材との間に弾性
    部材を介在させることにより、前記基体を前記回路配線
    へ向かう方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項
    4又は9に記載のプローブユニット。
  11. 【請求項11】 回路基板の回路配線間のインピーダン
    スを計測するために、前記回路配線に接触する一対の接
    触部材を有するプローブユニットと、該プローブユニッ
    トを介して前記回路配線のインピーダンスを計測する計
    測器と、を備えた計測装置において、 前記接触部材間を電気的に切り離し可能に短絡する短絡
    手段を備えたことを特徴とする計測装置。
  12. 【請求項12】 回路基板の回路配線間のインピーダン
    スを計測するために、前記回路配線に接触する一対の接
    触部材を有するプローブユニットと、該プローブユニッ
    トを介して前記回路配線のインピーダンスを計測する計
    測器と、を備えた計測装置において、 前記プローブユニットが、 前記接触部材が前記回路配線に接触した際、前記回路配
    線へ向かう方向に移動可能に前記接触部材と連結された
    基体と、 前記基体に設けられ、かつ、各々の前記接触部材が電気
    的に接続された一対の導電部材と、 双方の前記導電部材に接触し、前記接触部材間を電気的
    に短絡する短絡部材と、を備え、 前記基体が前記回路配線へ向かう方向に移動することに
    より前記導電部材が移動した際、前記導電部材が前記短
    絡部材から離れるように前記短絡部材を設けたことを特
    徴とする計測装置。
  13. 【請求項13】 回路基板の回路配線間のインピーダン
    スを計測するために、前記回路配線に接触する一対の接
    触部材を有するプローブユニットと、該プローブユニッ
    トを介して前記回路配線のインピーダンスを計測する計
    測器と、を備えた計測装置において、 前記プローブユニットが、 前記接触部材が前記回路配線に接触した際、前記回路配
    線へ向かう方向に移動可能に前記接触部材と連結された
    基体と、 前記接触部材にそれぞれ設けられた突出部に接触し、前
    記接触部材間を電気的に短絡する短絡部材と、を備え、 前記短絡部材は、前記基体が前記回路配線へ向かう方向
    に移動することにより、前記突出部から離れるように前
    記基体に取り付けられたことを特徴とする計測装置。
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