JP2001295510A - フェンス - Google Patents

フェンス

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JP2001295510A
JP2001295510A JP2000111199A JP2000111199A JP2001295510A JP 2001295510 A JP2001295510 A JP 2001295510A JP 2000111199 A JP2000111199 A JP 2000111199A JP 2000111199 A JP2000111199 A JP 2000111199A JP 2001295510 A JP2001295510 A JP 2001295510A
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fence
wing plate
horizontal frame
support
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JP2000111199A
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English (en)
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Juichi Yoshida
重一 吉田
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Sanyo Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外に設置されるフェンスに関し、経済性及
び施工性に優れ、併せて目隠し性及び通風性が十分に確
保されるフェンスを提供することを課題とする。 【解決手段】 基礎の左右部に、それぞれ長手方向に形
成された溝部1を向かい合わせて配置される一対の支柱
2と、これら支柱2間に、端部をそれぞれ各支柱の溝部
に嵌入して横向きに配置される羽板4と、上記各支柱2
の溝部内に配置され、隣り合う羽板間に介在させて羽板
間の隙間を一定に保持するためのスペーサ3と、を有す
る構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置される
フェンスに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置される間仕切り、柵、塀等の
フェンスに関して、特に目隠しや通風性が確保されるも
のに、羽板を用いたフェンスがある。このようなフェン
スとして例えば、特開平11−241530号公報に記
載の木製フェンスが知られている。
【0003】この木製フェンスは、左右の縦枠101間
に複数枚の羽板102を取付けたものである。図10に
示すように、上記縦枠101は、押出形材からなり、こ
の縦枠101の羽板取付面の両側には、羽板側に突出し
た側部突片103が全長にわたって形成され、縦枠10
1の突出片の中央部に長手方向にそれぞれ間隔を有して
中央突片104が形成されている。羽板102の端部の
表裏面には、それぞれ中央突片104の端部に当接させ
る係止溝105が形成され、かつ羽板の端部の一方のコ
ーナ部を、一方の側部突片103に当接させて羽板10
2を縦枠101に固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記木製フェ
ンスの縦枠101には、羽板102を一定間隔に固定す
るために、縦枠に間隔を有して中央突片104を設けて
おり、このため、押出形材からなる縦枠101を切り欠
いて中央突片104を加工する必要がある。また中央突
片104に木製の羽板102を嵌合係止されるために、
羽板に係止溝105を設ける必要があり、そのための加
工が複雑でコスト高になる等、の問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、経済性及び施工性に優れ、併せて目隠し性及
び通風性が十分に確保されるフェンスを提供することを
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明に係るフェンスは、図1乃至図6に示
すように、基礎の左右部に、それぞれ長手方向に形成さ
れた溝部1を向かい合わせて配置される一対の支柱2
と、これら支柱2間に、端部をそれぞれ各支柱の溝部1
に嵌入して横向きに配置される羽板4,42,62と、
上記各支柱2の溝部内に配置され、隣り合う羽板間に介
在させて羽板間の隙間を一定に保持するためのスペーサ
3,31,41,61と、を有するものとした。
【0007】本発明に係るフェンスは、図7乃至図9に
示すように、基礎の左右部に、それぞれ配置される支持
柱75と、これら支持柱の下端部間及び上端部間に、そ
れぞれ長手方向に形成された溝部を向かい合わせて配置
される横枠71と、これら横枠間に、端部をそれぞれ各
横枠の溝部に嵌入して縦向きに配置される羽板74,8
1,91と、上記各横枠の溝部内に配置され、隣り合う
羽板間に介在させて羽板間の隙間を一定に保持するため
のスペーサ73,84,92,93と、を有するものと
した。
【0008】また、本発明に係るフェンスは、上記スペ
ーサ41,84に、このスペーサと接する上記羽板4
2,81と同等の傾斜角度を有する傾斜面部46,4
7,86を設け、羽板を上記支柱2もしくは上記横枠7
1に対して所定の角度傾斜させたものである。
【0009】さらに、本発明に係るフェンスは、上記支
柱2もしくは上記横枠71の溝部内に配置される上記ス
ペーサ61,92,93の溝幅方向側の端部に、上記羽
板62,91の端部を嵌入させる係止凹部を設け、羽板
を上記支柱もしくは上記横枠に対して所定の角度傾斜さ
せたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るフェンスの実施
の形態を図面に基づいて説明する。図1は、第一の実施
の形態に係るフェンスの分解斜視図を示したものであ
る。このフェンスは、基礎10に断面コの字状の一対の
支柱2を向かい合わせて立設し、スペーサ3を介して両
支柱2間に上下に複数枚の羽板4を配置したものであ
る。支柱2と、これに隣接する他の一対の一の支柱2と
は、背面同士を当接させ、これら両支柱2の前面にカバ
ー部材5を取付けて、隣接する支柱2の表面を覆う。支
柱2の上部には笠木6が取付けられる。
【0011】上記支柱2は、ステンレス製のチャンネル
材であるが、他にアルミニウム、鋼等の材料を用いるこ
ともできる。この支柱2は、背面部11と、この背面部
11の両側から立ち上がる左右の側面部12、及び一定
間隔を有する溝部1が形成された正面部13からなる。
正面部13には、両側面部12から内方向に屈曲する左
右の正面板部14が、さらに背面方向に屈曲突入する左
右の屈曲部15が設けられ、これら屈曲部15間等に溝
部1が形成されている。
【0012】スペーサ3は、上面部18、側面部19及
び下面部20を有する断面コの字形の形状をなし、金属
製又は合成樹脂製の部材である。スペーサ3の上面部1
8にはビス25取付け用の孔23が、またこの下方の下
面部20には工具(ドライバー等)用の操作孔24が形
成されている。
【0013】羽板4は、長方形状の木製の板材であり、
その板厚は、上記支柱2の溝部1の屈曲部15間の間隔
より僅かに小さくして、溝部1への嵌入が容易に行えか
つガタつかないようにしている。カバー部材5は、木製
の長尺材であり、天板部26とこの天板部26の両側か
ら横方に屈曲する側板部27とからなる。天板部26に
は3箇所にビス孔28が設けられている。笠木6は、天
板部30と側板部31とからなる木製の長尺材である。
【0014】上記フェンスを組み立てる場合には、基礎
10の上に一対の支柱2を、その溝部1を向かい合わせ
て立設する。羽板4には、予めビス25等の止着具を用
いて、羽板4の下部の両端部にスペーサ3を固定してお
く。ビス25を止着する際には、スペーサ3の操作孔2
4を利用して工具を操作する。この羽板4は、その両端
部のスペーサ3を、支柱2の上部から支柱2の溝部1に
嵌合させた状態で、支柱2の上部から落とし込む。この
スペーサ3の幅は羽板4の板厚より大きく形成されてい
る。これにより、支柱2の屈曲部15先端部と背面部1
1との間にスペーサ3が嵌合係止され、支柱2同士の間
隔を一定に維持する。また、スペーサ3を羽板4間に介
在させ、スペーサ3の上下幅に該当する隙間を形成し、
フェンスの通風性及び目隠し性を確保する。
【0015】必要に応じ、上記一対の支柱2の隣に他の
一対の支柱2を立設し、これに羽板4を装着してフェン
スを延設する。そして、隣接する支柱2同士の前面部
に、カバー部材5を取付けて支柱2の前面部を覆う。カ
バー部材5は、ビス孔28を利用してビス25止めす
る。最後に、フェンスの上部に笠木6を取付けて仕上げ
る。
【0016】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、羽板及び支柱に係止溝或いは突片等の特別な加
工等を施すこともなく、単なる平板状の羽板4を簡易な
スペーサ3を介して装着する嵌め込み方式の簡単な構造
であるから、部材の製造コストが軽減され、また作業が
容易で施工性にも優れ、併せて目隠し性及び通風性が十
分に確保される。またこのフェンスは、羽板4、カバー
部材5及び笠木6等の木製の部材と、支柱2等の金属製
横枠とを組み合わせ、支柱2を木製のカバー部材5で覆
うこととしたから、十分な強度が確保されるとともに、
高級感があり、全体に木が有する自然な風合のフェンス
が形成される。
【0017】図2に示すフェンスは、上記スペーサの他
の形態を示している。このフェンスのスペーサ31以外
の構成については、上記第一の実施の形態と同様であ
り、ここでは説明及び図示を一部省略する。このフェン
スに用いられるスペーサ31は、上面部32、側面部3
3及び下面部34を有する断面コの字形の形状をなし、
金属製又は合成樹脂製の部材である。スペーサ31の上
面部32にはビス25用の孔35が、またこの下方の下
面部34には工具用の操作孔36が形成されている。
【0018】このスペーサ31の前後の幅は、羽板4の
板厚と同程度に形成され、支柱2の屈曲部15間に嵌入
自在である。このため、スペーサ31は上下の羽板4間
の間隔は一定に保持するが、羽板4を装着した状態であ
っても支柱2間隔の拡縮が可能であり、支柱2の設置場
所を調整することができる。
【0019】図3及び図4は、第二の実施の形態に係る
フェンスを示したものである。このフェンスは、支柱
2、カバー部材5及び笠木6については第一の実施の形
態と同様であるので、その説明及び図示を一部省略す
る。このフェンスは、スペーサ41を介して、両支柱2
間に装着する羽板42を垂直向きから少し傾斜させて配
置したものである。
【0020】スペーサ41は、木製、合成樹脂製或いは
金属製からなり、所定の板厚を有する平行四辺形状の板
片である。このスペーサ41は、側面部48,43間の
板厚が支柱2の屈曲部15先端部と背面部11との間隔
より少し小さく、また前面部44と後面部45との幅
は、支柱2の側面部12間の間隔より僅かに小さく形成
され、上面部46と下面部47とはそれぞれ垂直向きか
ら所定の角度傾斜して形成されており、それぞれ相対す
る面は互いに平行である。
【0021】羽板42は、所定の板厚を有する長尺状の
木製の板材であり、長尺方向の端部の中央部には突出部
50が形成されている。この突出部50の断面形状は、
平行四辺形或いはこれに近い形状であり、この突出部5
0の前面部51と後面部52間の水平間隔は、支柱2の
屈曲部15の間隔より僅かに小さく形成して、屈曲部1
5間に嵌入可能としている。
【0022】上記フェンスを組み立てる場合には、基礎
10に一対の支柱2をその溝部1を向かい合わせて立設
する。そして、スペーサ41をそれぞれ両支柱2の溝部
1内の、屈曲部15の先端部と背面部11との間に嵌入
し、そのまま落とし込む。最下端のスペーサ41aは、
下面部を水平に形成したほうが安定性が良い。次に、羽
板42を、その突出部50が支柱2の屈曲部15間に嵌
入した状態で、支柱2の上から落とし込み、スペーサ4
1の上面部46に係止させる。
【0023】この上面部46は、所定の傾斜角度を有し
ているので、羽板42も同様な角度で傾斜する。同様に
してスペーサ41、羽板42を支柱2の溝部1に繰り返
して落とし込み、上端部にスペーサ41を配置する。こ
の上端部のスペーサ41bは、その上面部が水平に形成
されたものを用いる。図4に示すように、上記スペーサ
41は、上下に隣り合う上側の羽板42の下端部と下側
の羽板42の上端部との間の水平方向の隙間を一定に維
持し、これら羽板42間の通風性及び目隠し性を確保す
る。羽板42の垂直方向の隙間は、スペーサ41の上下
方向の幅を拡縮することにより調節できる。上下の羽板
42間の垂直方向について、隙間を無くするか或いは羽
板42同士を重ねるようにすれば、水平方向は完全に目
隠しされる。
【0024】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、第一の実施の形態に係るフェンスと同様、羽板
及び支柱に特別な加工等を施すこともなく、突出部50
を設けた木製の羽板42を簡易なスペーサ41を介して
装着する嵌め込み方式の簡単な構造であるから、部材の
製造コストが軽減され、加えて作業が容易で施工性にも
優れる。また、このフェンスは、羽板42の配置によっ
ては水平向きの視界が完全に遮られることから目隠し性
に優れ、羽板42の端部同士の水平向きの間隔も十分に
確保されて通風性も良く、加えて木が有する自然な風合
のフェンスが形成される。
【0025】図5及び図6は、第三の実施の形態に係る
フェンスを示したものである。このフェンスは、支柱
2、カバー部材5及び笠木6については第一の実施の形
態と同様であるので、その説明及び図示を一部省略す
る。このフェンスは、スペーサ61又はスペーサ69を
介して、両支柱2の溝部1幅の範囲で、羽板62を垂直
向きから所定角度傾斜させて配置したものである。
【0026】スペーサ61は、木製、合成樹脂製或いは
金属製からなる。このスペーサ61には、上面部65の
前端部を断面L状に切り欠いた上側係止凹部63、及び
下面部66の後端部を断面L状に切り欠いた下側係止凹
部64が形成されている。スペーサ69は、上記スペー
サ61の前端部にさらに突出部57を、同様にスペーサ
61の後端部に突出部58をそれぞれ設けた形状であ
る。
【0027】上記スペーサ61の前面部67と後面部6
8間の幅は、支柱2の屈曲部15間の間隔と同程度に形
成され、これら両面部67,68がそれぞれ屈曲部15
の壁面に摺接する。なお、この場合にスペーサ61の上
面部65と下面部66間の幅を十分にとれば、スペーサ
61はより安定して固定される。羽板62は、所定の板
厚を有する長方形状の木製の板材である。
【0028】上記フェンスを組み立てる場合には、基礎
10に一対の支柱2をそれぞれ溝部1を向かい合わせて
立設し、図5に示すように、スペーサ61をそれぞれ支
柱2の屈曲部15間に嵌入し、支柱2の下端部に配置す
る。次に、羽板62の長尺側の端部を支柱2の溝部1に
嵌入した状態で、支柱2の上から落とし込み、その下端
部をスペーサ61の上側係止凹部63に係止する。
【0029】続いて、別のスペーサ61を支柱2の屈曲
部15間に嵌入するとともに、その下側係止凹部64を
上記先に落とし込んだ羽板62の上端部に係止させる。
この状態で羽板62は、屈曲部15間の間隔に応じた傾
きの状態に維持される。羽板62の傾斜角度は、支柱2
の屈曲部15間の間隔等を変えることによって調整でき
る。以後、スペーサ61と羽板62の落とし込みを繰り
返し、最後にスペーサ61を支柱2の上端部に配置し、
図6(a)(b)に示すように笠木6を支柱2の上部に
装着する。
【0030】上記スペーサ69は、その突出部57,5
8が支柱2の側面部12に摺接する形態であり、スペー
サ61に比べて支柱2の溝部1内における固定が安定す
る。上記スペーサ61,69は、上下に隣り合う上側の
羽板62の下端部と下側の羽板62の上端部との間の水
平方向の隙間を一定に維持し、これら羽板62間の通風
性及び目隠し性を確保する。
【0031】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、第一の実施の形態に係るフェンスと同様、羽板
及び支柱に特別な加工等を施すこともなく、単なる平板
状の木製の羽板62をスペーサ61,69を介して装着
する嵌め込み方式の簡単な構造であるから、部材の製造
コストが軽減され、加えて作業が容易で施工性にも優れ
る。またこのフェンスは、羽板62の配置によっては水
平向きの視界が完全に遮られることから目隠し性に優
れ、羽板62の端部同士の水平向きの間隔も十分に確保
できて通風性も良く、加えて木が有する自然な風合のフ
ェンスが形成される。
【0032】図7は、第四の実施の形態に係るフェンス
の分解斜視図を示したものである。このフェンスは、断
面コの字状の横枠71を上下の位置に配置し、スペーサ
73を介して両横枠71間に縦に複数枚の羽板74を配
置したものである。横枠71の両側には、支持柱75を
立設して横枠71を固定する。
【0033】上記横枠71は、ステンレス製のチャンネ
ル材であるが、その他アルミニウム、鋼等の材料を用い
てもよい。この横枠71の形状は、上記第一の実施の形
態で用いた支柱2と同様であり、またスペーサ73及び
羽板74の形状材質についても、それぞれ上記第一の実
施の形態で用いたスペーサ31及び羽板4と同様であ
り、ここでは説明を省略する。なお、下側に設けられる
横枠71には水抜孔を設けておく。
【0034】支持柱75は、ステンレス製、アルミニウ
ム製等の金属製であり、側板部76と中央板77よりな
るH形材である。支持柱75はこの他にチャンネル材等
を用いてもよい。また、上記スペーサ31に代えて、こ
のスペーサ31の上面部に、隣接する羽板74間に跨る
ような天板を有するスペーサを用いてもよく、この場合
には、天板がスペーサの両側の羽板74の上端部に係止
されるので、スペーサをあえて羽板74に固着する必要
はない。
【0035】上記フェンスの形態は、基本的には、第一
の実施の形態に係るフェンスの向きを変えて羽板74を
縦に配置したものである。このフェンスを組み立てる場
合には、基礎10に支持柱75を立設し、基礎10の上
部に配置した横枠71の一端部を支持柱75の側板部7
6間に嵌入する。そして、予め上下両端部にスペーサ7
3を固定した羽板74を用い、この羽板74の下端部を
横枠71の溝部72に嵌入して縦向きに配置する。同様
にして、所定数の羽板74を横に並べて配置する。
【0036】上記横枠71の他端部側に支持柱75を立
設し、横枠71の端部を支持柱75の側板部76間に嵌
入する。他の横枠71を用い、羽板74の上端部をその
溝部72に嵌入して、羽板74の上部に横枠71を装着
する。この横枠71は、笠木の役目も果たす。必要に応
じ、ビス25等の止着具を用いて横枠71を支持柱75
に固定する。
【0037】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、横枠71及び羽板74に特別な加工等を施すこ
ともなく、単なる平板状の羽板74をスペーサ73を介
して装着するといった嵌め込み方式の簡単な構造である
から、部材の製造コストが軽減され、また作業が容易で
施工性にも優れ、併せて目隠し性及び通風性が十分に確
保される。
【0038】図8は、第五の実施の形態に係るフェンス
の分解斜視図を示したものである。このフェンスは、支
持柱75及び横枠71については第四の実施の形態と同
様であるので、その説明及び図示を一部省略する。この
フェンスは、基本的には、第二の実施の形態に係るフェ
ンスの羽板81を縦に配置したものである。この羽板8
1の形状材質は、第二の実施の形態に係る羽板42と同
様であり、長尺方向の端部の中央部には突出部82が形
成されている。
【0039】羽板81間に介在させるスペーサ84は、
基板85の両側から、羽板81の傾斜角度に対応する傾
きを有して側板86がそれぞれ突設された、コ字形状の
金属製又は合成樹脂製の部材である。このスペーサ84
は、作業の便宜を図るため、予めビス25等の止着具を
用いて羽板81の上下の突出部82に取付けておく。
【0040】このフェンスを組み立てる場合には、上記
スペーサ84を固定した羽板81を用い、この羽板81
の下端部を横枠71の溝部72に嵌入して縦向きに配置
し、同様にして、所定数の羽板81を並べて配置する。
そして、他の横枠71を用い、羽板81の突出部82及
びスペーサ84をその溝部72に嵌入して、羽板81の
上部に横枠71を装着する。なお、基礎10に支持柱を
立設し、横枠71を支持柱の側板部間に嵌入して横枠7
1を取付ける点は、上記実施の形態と同様である。
【0041】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、横枠71及び羽板81に特別な加工等を施すこ
ともなく、突出部82を設けた羽板81をスペーサ84
を介して装着するといった嵌め込み方式の簡単な構造で
あるから、部材の製造コストが軽減され、また作業が容
易で施工性にも優れ、併せて目隠し性及び通風性が十分
に確保される。
【0042】図9は、第六の実施の形態に係るフェンス
の分解斜視図を示したものである。このフェンスは、支
持柱75及び横枠71については第四の実施の形態と同
様であるので、その説明及び図示を一部省略する。この
フェンスは、基本的には第三の実施の形態に係るフェン
スの向きを変え、羽板91を縦向きに並べて配置したも
のである。この羽板91は、第三の実施の形態に係る羽
板62と形状材質は同様である。
【0043】羽板91の下部間に介在させるスペーサ9
2は、第三の実施の形態に係るスペーサ61と形状材質
は同様である。また、羽板91の上端部に介在させるス
ペーサ93は、上記スペーサ92の上面部に、隣接する
羽板91どうしに跨るような天板部94を設けたもので
ある。
【0044】このフェンスを組み立てる場合には、スペ
ーサ92を横枠71の溝部72に嵌入し、続いて、縦向
きの羽板91の下端部を溝部72に差し込み、羽板91
の先端部を上記スペーサ92の係止凹部95に係止させ
る。そして、このスペーサ92に対応する羽板91の上
端部にスペーサ93を載置する。さらに、別のスペーサ
92を溝部72に嵌入して、このスペーサ92の係止凹
部96を先に装着した羽板91の後端部に係止させる。
これにより、羽板91は溝部72に対して所定の角度を
有して固定される。
【0045】続いて、羽板91を溝部72に差し込み、
スペーサ92の係止凹部95に係止させる一方、この羽
板91の上端部と、隣り合う羽板91の上端部とにわた
ってスペーサ93を載置し、その係止凹部95,96に
両羽板91の端部を係止させる。以降も同様にして所定
の数の羽板91を並べて配置する。そして、上記実施の
形態と同様に、別の横枠71を用い、羽板91の上部及
びスペーサ93をその溝部72に嵌入した状態で、横枠
71を羽板91の上部に装着する。基礎10に支持柱を
立設し、横枠71を支持柱の側板部間に嵌入して横枠7
1を固定する点は、上記第四の実施の形態と同様であ
る。
【0046】従って、上記実施の形態に係るフェンスに
よれば、横枠71及び羽板91に特別な加工等を施すこ
ともなく、平板状の羽板91をスペーサ92,93を介
して装着するといった嵌め込み方式の簡単な構造である
から、部材の製造コストが軽減され、また作業が容易で
施工性にも優れ、併せて目隠し性及び通風性が十分に確
保される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフェ
ンスによれば、支柱間に、端部をそれぞれ各支柱の溝部
に嵌入して横向きに配置される羽板と、各支柱の溝部内
に配置され、羽板間の隙間を一定に保持するためのスペ
ーサと、を有するものとしたから、簡易な部品を用いた
嵌め込み方式の簡単な構成でフェンスが形成され、部材
の製造コストが軽減され、また作業が容易で施工性にも
優れ、併せて目隠し性及び通風性が十分に確保されると
いう効果がある。
【0048】また、本発明に係るフェンスによれば、支
持柱の下端部間及び上端部間に、溝部を向かい合わせて
配置される横枠と、これら横枠間に縦に配置される羽板
と、羽板間の隙間を一定に保持するためのスペーサと、
を有するものとしたから、簡易な部品を用いた嵌め込み
方式の簡単な構成でフェンスが形成され、部材の製造コ
ストが軽減され、また作業が容易で施工性にも優れ、併
せて目隠し性及び通風性が十分に確保されるという効果
がある。
【0049】また、スペーサに羽板と同等の傾斜角度を
有する傾斜面部を設けることとしたから、簡単な構成で
自由に羽板を傾斜させ、また羽板間の隙間を確保するこ
とができるという効果がある。
【0050】また、溝部内に配置されるスペーサの溝幅
方向側の端部に、羽板の端部を嵌入させる係止凹部を設
けることとしたから、簡単な構成で羽板を傾斜させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図2】第一の実施の形態に係り、他のスペーサを用い
たフェンスの分解斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図4】第二の実施の形態に係るフェンスの側面の説明
図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図6】第三の実施の形態に係るフェンスの、(a)断
面図、(b)正面図である。
【図7】本発明の第四の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図8】本発明の第五の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図9】本発明の第六の実施の形態に係るフェンスの分
解斜視図である。
【図10】従来例に係るフェンスの部分的な分解斜視図
である。
【符号の説明】
1,72 溝部 2 支柱 3,31,41,61,69,73,84,92,93
スペーサ 4,42,62,74,81,91 羽板 5 カバー部材 6 笠木 71 横枠 75 支持柱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎の左右部に、それぞれ長手方向に形
    成された溝部を向かい合わせて配置される一対の支柱
    と、 これら支柱間に、端部をそれぞれ各支柱の溝部に嵌入し
    て横向きに配置される羽板と、 上記各支柱の溝部内に配置され、隣り合う羽板間に介在
    させて羽板間の隙間を一定に保持するためのスペーサ
    と、を有することを特徴とするフェンス。
  2. 【請求項2】 基礎の左右部に、それぞれ配置される支
    持柱と、 これら支持柱の下端部間及び上端部間に、それぞれ長手
    方向に形成された溝部を向かい合わせて配置される横枠
    と、 これら横枠間に、端部をそれぞれ各横枠の溝部に嵌入し
    て縦向きに配置される羽板と、 上記各横枠の溝部内に配置され、隣り合う羽板間に介在
    させて羽板間の隙間を一定に保持するためのスペーサ
    と、を有することを特徴とするフェンス。
  3. 【請求項3】 上記スペーサに、このスペーサと接する
    上記羽板と同等の傾斜角度を有する傾斜面部を設け、羽
    板を上記支柱もしくは上記横枠に対して所定の角度傾斜
    させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    フェンス。
  4. 【請求項4】 上記支柱もしくは上記横枠の溝部内に配
    置される上記スペーサの溝幅方向側の端部に、上記羽板
    の端部を嵌入させる係止凹部を設け、羽板を上記支柱も
    しくは上記横枠に対して所定の角度傾斜させたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のフェンス。
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