JP2001295316A - 建設機械の作業装置 - Google Patents

建設機械の作業装置

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JP2001295316A
JP2001295316A JP2000117029A JP2000117029A JP2001295316A JP 2001295316 A JP2001295316 A JP 2001295316A JP 2000117029 A JP2000117029 A JP 2000117029A JP 2000117029 A JP2000117029 A JP 2000117029A JP 2001295316 A JP2001295316 A JP 2001295316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業具連結手段の構成を簡略化すると共に、
作業具連結手段に対して簡単な作業で作業具を交換でき
るようにする。 【解決手段】 作業具連結装置25は、アーム15に取
付けられたフック支持体26と、フック支持体26に固
定して設けられ、バケット38の第1の取付ピン40に
係合する固定フック30と、フック支持体26に回動可
能に取付けられ、第2の取付ピン41に係合する回動フ
ック31と、フック支持体26に取付けられ、第2の取
付ピン41に係合するラッチ板33とによって構成して
いる。従って、作業具連結装置25は、各フック30,
31、バケット38間に形成された三角形によりバケッ
ト38を簡単、かつ強固に支持する。しかも、バケット
38を着脱するときには、取付ピン40,41に各フッ
ク30,31等を径方向の外周側から容易に係合,離脱
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木作業、
建設作業を行うのに好適に用いられる油圧ショベル等の
建設機械の作業装置に関し、特に、複数種類の作業具を
交換して取付ける構成とした建設機械の作業装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械に用
いる作業装置は、上部旋回体の前側に俯仰動可能に設け
られたブームと、該ブームの先端側に俯仰動可能に設け
られたアームと、該アームの先端側に回動可能に設けら
れたバケット等の作業具と、前記ブーム、アームおよび
作業具をそれぞれ駆動する油圧シリンダとによって大略
構成されている。
【0003】また、油圧ショベルの作業装置には、形状
や大きさの異なる複数種類のバケットを交換して取付け
たり、例えば掘削作業、突き崩し作業、地固め作業等の
作業内容に応じてバケット、ブレーカ、タンパ等の作業
具を交換して取付ける構造を備えたものがあり、このよ
うな作業装置を有する油圧ショベルは、1台の車両で複
数種類の作業を行なうことができる。
【0004】この種の従来技術による作業装置は、例え
ば特開平9−209391号公報(以下、第1の従来技
術という)、特開平11−117345号公報(以下、
第2の従来技術という)等によって知られている。この
作業装置は、アームの先端側に作業具連結手段を備え、
作業具には該作業具連結手段に係合する第1,第2の取
付ピンを有し、該作業具は作業具連結手段に各取付ピン
を介して着脱可能(交換可能)に取付ける構成としてい
る。
【0005】ここで、第1の従来技術による作業具連結
手段は、作業具に設けられた第1,第2の取付ピンのう
ち、一方の取付ピンに係合する切欠きを有するブラケッ
トと、該ブラケットに揺動可能に設けられ、他方のピン
に係合する切欠きを有するアームと、前記ブラケットと
アームとの間に設けられ、ブラケットに対してアームを
揺動し、ブラケットの切欠きとアームの切欠きとの間隔
を接近、離間する油圧シリンダ等の開閉装置とによって
大略構成している。
【0006】そして、第1の従来技術による作業具連結
手段は、油圧シリンダによってブラケットの切欠きとア
ームの切欠きとを接近させ、この状態でブラケットとア
ームを作業具の第1,第2の取付ピン間に配置する。次
に、油圧シリンダによりブラケットの切欠きとアームの
切欠きとを離間させ、該各切欠きを取付ピンに係合す
る。これにより、作業具連結手段は、作業具の各取付ピ
ンに内側から係合するから、作業具を着脱可能に保持す
ることができる。
【0007】また、第2の従来技術による作業具連結手
段は、アームの先端にカプラを設け、該カプラには、作
業具に設けられた第1,第2の取付ピンのうち、一方の
取付ピンに係合するフック部を一体に設け、また、作業
具の他方の取付ピンが挿通するピン穴を有するカプラリ
ンクを回動可能に設ける構成としている。
【0008】そして、第2の従来技術による作業具連結
手段は、カプラに一体に設けられたフック部を作業具の
一方の取付ピンに係合させ、また、他方の取付ピンを作
業具のブラケットとカプラリンクのピン穴とに挿通す
る。これにより、作業具連結手段は、作業具の各取付ピ
ンに係合し、該作業具を着脱可能に保持することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平9−
209391号公報に記載された第1の従来技術による
油圧ショベルの作業装置では、ブラケットとアームとの
間に油圧シリンダを設けているから、作業具連結手段の
構造が複雑になる上に、油圧シリンダを駆動するための
ホース等が必要になり、作業装置全体としてコストの上
昇、組立作業性の低下等を招くという問題がある。
【0010】また、特開平11−117345号公報に
記載された第2の従来技術による油圧ショベルの作業装
置では、カプラリンクをバケットのブラケットに取付け
るときに、作業具のブラケットに形成されたピン穴とカ
プラリンクのピン穴とを位置合わせし、これらのピン穴
に亘って取付ピンを挿入しなくてはならず、位置合わせ
作業に時間を要するから、組立作業性が低下するという
問題がある。
【0011】一方、第1、第2の従来技術による作業具
連結手段は、作業具を交換するときに、他の作業具に設
けられた第1の取付ピンと第2の取付ピンとの間隔が異
なる場合には、油圧シリンダによるブラケットとアーム
の開き寸法を調整したり、フック部とカプラリンクとの
回動角度を調整したりすることにより対応することがで
きる。
【0012】しかし、作業具に設けられた取付ピンの長
さ寸法、即ち取付ピンの両端側を支持しているブラケッ
ト間の寸法が異なる場合には、これに対応することがで
きない。このため、作業具連結手段に作業具を取付ける
ことができたとしても、作業具によってはブラケットと
作業具連結手段との間に隙間が形成されてしまい、この
隙間により取付ピンの軸方向にがたつきを生じてしまう
という問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、油圧シリンダ等のアク
チュエータを用いることなく作業具を着脱することがで
き、作業具連結手段の構成を簡略化することができるよ
うにした建設機械の作業装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、作業具に設け
られた取付ピンを抜き差しすることなく、簡単な作業で
作業具を交換することができるようにした建設機械の作
業装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、作業具連結手
段に対して作業具ががたつくのを防止して、作業性、信
頼性を向上することができるようにした建設機械の作業
装置を提供することにある。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、作業具連結
手段にブラケットの間隔が異なる他の作業具を連結した
ときに、作業具が作業具連結手段に対してがたつくのを
防止し、種々の作業具を利用することができるようにし
た建設機械の作業装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による油
圧ショベルの作業装置は、車体のフレームに俯仰動可能
に取付けられたブームと、該ブームの先端側に俯仰動可
能に設けられたアームと、該アームの先端側に設けられ
た作業具連結手段と、ブラケットに設けられた第1,第
2の取付ピンにより該作業具連結手段を用いて前記アー
ムの先端側に着脱可能に取付けられる作業具とによって
構成している。
【0018】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、作業具連結手
段は、アームの先端側に取付けらるフック支持体と、該
フック支持体に固定して設けられ作業具の第1,第2の
取付ピンのうち一方の取付ピンに係合する固定フック
と、前記フック支持体に回動可能に設けられ他方の取付
ピンに係合する回動フックと、該回動フックに対して相
対移動可能に設けられ該回動フックと一緒に他方の取付
ピンに係合することにより回動フックの抜止めを行なう
抜止め部材とにより構成したことにある。
【0019】このように構成したことにより、第1,第
2の取付ピンのうち、一方の取付ピンに外周側から固定
フックを係合し、この状態で回動フックを揺動しつつ外
周側から他方の取付ピンに係合し、続いて抜止め部材を
他の取付ピンに外周側から係合することによって、作業
具連結手段と作業具との間には、固定フック、回動フッ
ク、作業具等によって三角形を形成することができるか
ら、作業具連結手段に対して作業具を強固に支持するこ
とができる。しかも、固定フック、回動フックおよび抜
止め部材は、いずれも取付ピンに外周側から係合する構
成としているから、これらを取付ピンに対して容易に係
合、離脱することができる。
【0020】請求項2の発明によると、回動フックと抜
止め部材との間には、該回動フックと抜止め部材を他方
の取付ピンに係合させた状態で両者を一体的に固定する
固定部材を設けたことにある。
【0021】このように構成したことにより、固定部材
は、回動フックと抜止め部材を他方の取付ピンに係合さ
せた状態で両者を一体的に固定することができるから、
作業時等に抜止め部材が他方の取付ピンから離脱するの
を防止することができる。
【0022】請求項3の発明によると、固定フックに
は、該固定フックを作業具の一方の取付ピンに係合させ
たときに作業具のブラケットに対して弾性的に当接する
弾性体を設けたことにある。
【0023】このように構成したことにより、取付ピン
を支持しているブラケットと固定フックとの間に隙間が
ある場合でも、弾性体は、固定フックを作業具の一方の
取付ピンに取付けたときに作業具のブラケットに弾性的
に当接し、該ブラケットと固定フックとの間の隙間を埋
めてがたつきを抑えることができる。
【0024】請求項4の発明によると、抜止め部材に
は、該抜止め部材を作業具の他方の取付ピンに係合させ
たときに作業具のブラケットに対して弾性的に当接する
弾性体を設けたことにある。
【0025】このように構成したことにより、取付ピン
を支持しているブラケットと抜止め部材との間に隙間が
ある場合でも、弾性体は、抜止め部材を作業具の他方の
取付ピンに取付けたときに作業具のブラケットに弾性的
に当接するから、該ブラケットと抜止め部材との間の隙
間を埋めてがたつきを抑えることができる。
【0026】請求項5の発明によると、回動フックは、
基端側をフック支持体に設けられた連結ピンに回動可能
に取付けると共に先端側に他方の取付ピンに係合する切
欠開口を設ける構成とし、抜止め部材は、基端側を前記
連結ピンの径方向にスライド可能に取付けると共に先端
側に他方の取付ピンに係合する切欠開口を設ける構成と
したことにある。
【0027】このように構成したことにより、回動フッ
クを作業具の他方の取付ピンに近付けた状態で、該回動
フックが回動(揺動)することにより、その切欠開口は
他方の取付ピンに外周側から容易に係合することができ
る。また、抜止め部材がスライドすることにより、その
切欠開口は他方の取付ピンに容易に係合することができ
る。
【0028】請求項6の発明によると、フック支持体に
は回動フックを回動可能に支持する連結ピンを設け、抜
止め部材には該連結ピンが挿通される長穴状のガイド穴
を設け、抜止め部材は回動フックに対し該ガイド穴に沿
って相対移動することにより他方の取付ピンに係合する
ラッチ板により構成したことにある。
【0029】このように構成したことにより、ラッチ板
はフック支持体の連結ピンに回動フックと一緒に取付け
ることができる。しかも、ラッチ板は、長穴状のガイド
穴により回動フックに対して移動可能となっているか
ら、該ガイド穴に沿って移動することができ、他方の取
付ピンに係合、離脱するすることができる。
【0030】請求項7の発明によると、作業具連結手段
は作業具を構成する2個のブラケット間で取付ピンが着
脱可能に係合するフックを有し、該フックには作業具の
取付ピンに係合したときにブラケットに対して弾性的に
当接する弾性体を設けたことにある。
【0031】このように構成したことにより、作業具連
結手段のフックを作業具の取付ピンに係合したときに
は、該フックに設けられた弾性体がブラケットとフック
との間の隙間に応じて弾性変形し、フックとブラケット
との間の隙間を埋めるから、前記各ブラケット間でフッ
クのがたつくのを防止することができる。
【0032】請求項8の発明によると、弾性体は作業具
連結手段のフックに取付けられた板ばねにより構成した
ことにある。これにより、フックを取付ピンに係合した
ときには、板ばねがフックとブラケットとの間の隙間に
応じて撓み(弾性変形)、前記各ブラケット間でフック
のがたつくのを防止する。
【0033】請求項9の発明によると、板ばねは作業具
連結手段のフックに交換可能に取付ける構成としたこと
にある。これにより、例えば撓み量の小さい板ばね、撓
み量の大きい板ばねを用意し交換して用いることによ
り、フックとブラケットとの間の隙間が小さい場合から
大きい場合まで、広範囲に対応することができる。ま
た、板ばねがへたりを生じたり、損傷したときには、容
易に交換することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の作業装置としてバックホウ式のバケットを備
えた油圧ショベルの作業装置を例に挙げ、図1ないし図
17に基づいて詳細に説明する。
【0035】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載され、該下部走行体1と
共に車体を構成する上部旋回体で、該上部旋回体2は、
旋回フレーム3と、該旋回フレーム3上のほぼ中央に設
けられた運転席4と、該運転席4の後側に位置して前記
旋回フレーム3の後端部に取付けられたカウンタウェイ
ト5とによって大略構成されている。また、旋回フレー
ム3の前部には後述する作業装置11が設けられてい
る。
【0036】11は上部旋回体2に設けられた作業装置
で、該作業装置11は、旋回フレーム3に俯仰動可能に
設けられたロアブーム12と、該ロアブーム12の先端
部に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム
13と、該アッパブーム13の先端部に左,右方向に揺
動可能に取付けられたアームリテーナ14と、該アーム
リテーナ14に俯仰動可能に設けられたアーム15と、
該アーム15の先端に回動可能に取付けられた後述の作
業具連結装置25およびバケット38とによって大略構
成されている。
【0037】また、ロアブーム12の先端部とアームリ
テーナ14との間にはリンクロッド16が回動可能に連
結され、該リンクロッド16は、ロアブーム12、アッ
パブーム13、アームリテーナ14と共に平行リンクを
形成し、この平行リンクによりロアブーム12に対して
アーム15(アームリテーナ14)を常時平行状態に保
持している。
【0038】さらに、旋回フレーム3とロアブーム12
との間にはブームシリンダ17が設けられ、アームリテ
ーナ14とアーム15との間にはアームシリンダ18が
設けられ、アーム15と作業具連結装置25(バケット
38)との間にはバケットシリンダ19が設けられてい
る。また、ロアブーム12とアッパブーム13との間に
はオフセットシリンダ20が設けられている。
【0039】21,21はアーム15の先端側に該アー
ム15を左,右から挟むように設けられた左,右一対の
アームリンク(左側のみ図示)で、該アームリンク21
は、図2に示すように、基端側が連結ピン22を介して
アーム15に回動可能に取付けられている。
【0040】23,23はアームリンク21の先端側に
挟まれるように設けられた左,右一対の中継リンクで、
該左,右の中継リンク23,23は連結板23Aによっ
て一体的に固着されている。また、中継リンク23は、
基端側がアームリンク21の先端側とバケットシリンダ
19のロッド先端に連結ピン24を介して回動可能に取
付けられている。
【0041】25はアーム15の先端部に回動可能に取
付けられた本実施の形態による作業具連結手段としての
作業具連結装置で、該作業具連結装置25は、図3に示
す如く、後述するフック支持体26、固定フック30、
回動フック31、ラッチ板33、板ばね34,36、固
定ピン37等によって大略構成されている。
【0042】26はフック支持体で、該フック支持体2
6は、アーム15の先端部を挟むように配設された左,
右一対の側板27,27と、該各側板27の基端側に設
けられ、該各側板27をアーム15に回動可能に連結し
た連結ピン28と、前記各側板27の先端側に設けられ
た連結ピン29とによって大略構成されている。
【0043】ここで、各側板27のうち、左側の側板2
7は、図4、図5に示すように、長円状の板体からな
り、その長さ方向の中間部には、後述の固定フック30
が取付けられる取付座27Aが形成されている。なお、
右側の側板27は左側の側板27と対称形状となってい
るだけなのでその説明を省略する。さらに、各側板27
の先端側に設けられた連結ピン29には、中継リンク2
3の先端部と、後述の回動フック31、ラッチ板33と
が取付けられている。
【0044】30はフック支持体26の各側板27間に
取付けられた固定フックで、該固定フック30は、図
6、図7に示す如く、基端側が各側板27の取付座27
A間にボルト止めされ、先端側が斜め下側に伸びた左,
右一対の板体30A,30Aと、該各板体30Aの先端
側にそれぞれ形成された切欠開口30B,30Bとによ
って構成されている。ここで、各切欠開口30Bは、後
述する第2の取付ピン41と反対側に向けて開口し、第
1の取付ピン40に外周側から係合するものである。
【0045】31はフック支持体26の先端側に設けら
れた回動フックで、該回動フック31は、図8、図9に
示す如く、ほぼ長円状に形成された左,右一対の板体3
1A,31Aと、該各板体31Aの基端側に位置して該
各板体31Aを連結した連結筒体31Bと、前記各板体
31Aの先端側に固着された固定板31Cとによって大
略構成されている。また、各板体31Aの先端側には、
回動フック31が揺動(回動)することにより第1の取
付ピン40と反対側から第2の取付ピン41に係合する
切欠開口31Dが形成されている。さらに、各板体31
Aの長さ方向中間部には、後述の固定ピン37が挿通す
るピン穴31Eが穿設されている。また、固定板31C
には、後述のラッチ板33を第2の取付ピン41から離
脱させるための離脱用ボルト32が上向きに螺着されて
いる。
【0046】このように構成された回動フック31は、
図3に示すように、その基端側がフック支持体26の先
端側に設けられた連結ピン29の中央部分に回動可能に
取付けられている。これにより、回動フック31は、フ
ック支持体26(固定フック30)に対する回動角度を
調整することにより、固定フック30の切欠開口30B
と該回動フック31の切欠開口31Dとの離間寸法を変
更することができ、作業具として用いられる他のバケッ
ト、ブレーカ、タンパ(いずれも図示せず)毎に異なる
取付ピン間の距離に対応することができる。
【0047】33は回動フック31を挟むように配設さ
れた抜止め部材としてのラッチ板で、該ラッチ板33
は、図10、図11に示す如く、回動フック31の各板
体31Aに対面して配設された左,右の板体33A,3
3Aと、該各板体33Aを連結するように前方に張出し
た連結板33Bとによって大略構成されている。また、
各板体33Aの基端側には、第2の取付ピン41に対す
る係合方向、即ち長さ方向に長穴状となったガイド穴3
3Cが形成され、ラッチ板33は該ガイド穴33Cによ
って連結ピン29の軸線と直交する方向にスライド可能
となっている。また、各板体33Aの先端側には、第2
の取付ピン41に係合する切欠開口33Dが形成されて
いる。さらに、各板体33Aの長さ方向中間部には、回
動フック31のピン穴31Eに対応する位置にピン穴3
3Eが穿設されている。
【0048】ここで、ラッチ板33は、ガイド穴33C
を介してフック支持体26の連結ピン29に移動可能、
即ち、連結ピン29に取付けられた回動フック31と相
対移動可能となっている。そして、回動フック31の切
欠開口31Dは、連結ピン29を中心として揺動しなが
ら第2の取付ピン41に係合するのに対し、ラッチ板3
3の切欠開口33Dは、ガイド穴33Cに沿って移動
(スライド)しながら第2の連結ピン41に係合するよ
うに形成されている。これにより、ラッチ板33は、第
2の取付ピン41に切欠開口33Dを係合することによ
って回動フック31の切欠開口31Dが取付ピン41か
ら離脱するのを後述の固定ピン37と共に防止すること
ができる。
【0049】34,34は固定フック30の各板体30
A外面に位置して切欠開口30Bの近傍に交換可能に取
付けられた弾性体としての左,右一対の板ばねで、該各
板ばね34は、板体30Aにボルト35,35を介して
取付けられた長方形状の取付部34Aと、該取付部34
Aの両端側から切欠開口30Bに沿って湾曲して伸びた
ばね部34B,34Bとによって構成されている。
【0050】そして、板ばね34は、図14に示すよう
に、自由状態においてばね部34Bが後述するバケット
38に設けられたブラケット39,39間の離間寸法
(第1の取付ピン40の有効長さ寸法)L1 よりも大き
く張出した全体幅寸法L2 を有している。ここで、例え
ば板ばね34には、前述した全体幅寸法が小さくなるよ
うに撓み量が小さく形成された板ばね、大きくなるよう
に撓み量が大きく形成された板ばね等の他の板ばねが用
意され、これらの板ばねは、他の作業具に設けられたブ
ラケット間の離間寸法に応じて適宜交換して用いられ
る。
【0051】これにより、各板ばね34は、図15に示
すように、固定フック30をバケット38の取付ピン4
0に係合させたときには、ブラケット39に設けられた
ボス部39Aの内端面に弾性的に当接し、該ブラケット
39と固定フック30との間の隙間を埋め、バケット3
8が取付ピン40の軸方向にがたつくのを防止すること
ができる。
【0052】また、36,36はラッチ板33の各板体
33A外面に位置して切欠開口33Dの近傍に交換可能
に取付けられた弾性体としての左,右の板ばねで、該各
板ばね36は、固定フック30側の板ばね34とほぼ同
様に、板体33Aにボルト35,35を介して取付けら
れた長方形状の取付部36Aと、該取付部36Aの一方
の端部から切欠開口33Dに沿って湾曲して伸びたばね
部36Bとによって構成されている。そして、板ばね3
6は、自由状態においてばね部36Bがバケット38の
各ブラケット39間寸法(第2の取付ピン41の有効長
さ寸法)L3 よりも大きく張出した全体幅寸法L4 を有
している。ここで、例えば板ばね36には、前記板ばね
34と同様に、全体幅寸法が異なるように撓み量が設定
された他の板ばねが用意され、適宜交換して用いられ
る。
【0053】これにより、各板ばね36は、板ばね34
と同様に、ラッチ板33をバケット38の取付ピン41
に係合させたときには、ブラケット39に設けられたボ
ス部39Aの内端面に弾性的に当接し、バケット38が
がたつくのを防止することができる。
【0054】37は回動フック31とラッチ板33との
間に設けられた固定部材としての固定ピンで、該固定ピ
ン37は、第2の取付ピン41に対し回動フック31と
ラッチ板33の両方が係合した状態で、それぞれのピン
穴31E,33Eに亘って挿通され、両者を一体的に固
定するものである。
【0055】一方、38は作業具連結装置25に着脱可
能に取付けられる作業具の一つを構成するバックホウ式
のバケットで、該バケット38は、図1に示す如く、U
字状に折曲げられた底板と左,右の側板とによって前方
に開口し、開口側の先端部には複数の爪部が設けられて
いる。また、バケット38の基端側には左,右のブラケ
ット39,39が設けられ、該各ブラケット39の開口
側寄りには、ボス部39A,39Aを介して第1の取付
ピン40が取付けられ、後部側にはボス部39A,39
Aを介して第2の取付ピン41がほぼ平行に取付けられ
ている。
【0056】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、本実施の形態の特徴部
分である作業具連結装置25を用いたバケット38の着
脱作業について図12ないし図17を参照して説明す
る。
【0057】まず、作業具連結装置25にバケット38
を取付ける場合には、図12に示す如く、バケット38
をブラケット39が上側となるように配置し、この状態
でロアブーム12、アーム15等を操作して作業具連結
装置25をバケット38に近付ける。
【0058】そして、図13に示すように、固定フック
30に設けられた切欠開口30Bをバケット38の第1
の取付ピン40に外周側から径方向に係合する。このと
きには、図15に示すように、板体30Aに設けられた
板ばね34がブラケット39のボス部39A端面に弾性
的に当接するから、固定フック30に対してバケット3
8ががたつくのを防止することができる。
【0059】次に、第1の取付ピン40に固定フック3
0を係合させたら、図16に示すように、回動フック3
1を第2の取付ピン41に向けて回動し、該取付ピン4
1に切欠開口31Dを径方向の横側から係合する。
【0060】また、第2の取付ピン41に回動フック3
1の切欠開口31Dを係合させたら、図17に示すよう
に、ラッチ板33を下向きにスライドさせ、第2の取付
ピン41に切欠開口33Dに上側から係合させる。この
ときには、固定フック30に設けられた板ばね34と同
様に、ラッチ板33に設けられた板ばね36がブラケッ
ト39のボス部39A端面に弾性的に当接するから、ラ
ッチ板33(回動フック31)とバケット38との隙間
を埋め、該バケット38ががたつくのを防止することが
できる。
【0061】そして、第2の取付ピン41に回動フック
31とラッチ板33とを係合させたら、該回動フック3
1とラッチ板33とに亘って固定ピン37を取付けるこ
とにより、両者を一体的に固定することができる。
【0062】このようにして、第1の取付ピン40に固
定フック30を係合し、第2の取付ピン41に回動フッ
ク31とラッチ板33を係合することにより、固定フッ
ク30、回動フック31、バケット38(ブラケット3
9)等によってピン29,40,41を結ぶ三角形を形
成することができる。従って、作業具連結装置25は、
この三角形による支持でバケット38を確実に支持する
ことができる。
【0063】一方、作業具連結装置25からバケット3
8を取外す場合には、前述した取付作業と逆の作業を行
なうことにより取外すことができる。このバケット38
の取外し作業では、第2の取付ピン41からラッチ板3
3を取外すときに、離脱用ボルト32をねじ込んでラッ
チ板33の連結板33Bを上側に押圧することにより、
該ラッチ板33を容易に取外すことができる。
【0064】かくして、本実施の形態によれば、作業具
連結装置25にバケット38を取付ける場合に、第1の
従来技術で述べたように別途油圧シリンダ等の動力源を
設ける必要がないから、作業具連結装置25の構成を簡
略化することができ、組立作業性の向上、コストの低減
等を図ることができる。
【0065】しかも、バケット38に設けられた第1の
取付ピン40に対し固定フック30を係合するとき、ま
た第2の取付ピン41に対し回動フック31、ラッチ板
33を係合するときには、各取付ピン40,41の外周
側から容易に係合することができる。従って、第2の従
来技術のように取付ピンを挿通するための位置合わせ作
業を行なうことなく、バケット38の着脱作業を簡単に
行なうことができるから、一人でバケット38の着脱作
業を行なうこともできる。
【0066】また、第1の取付ピン40に固定フック3
0を係合し、第2の取付ピン41に回動フック31等を
係合した状態では、固定フック30、回動フック31お
よびバケット38によって三角形を形成することができ
るから、作業具連結装置25に対してバケット38等の
作業具を強固に支持することができ、作業時の耐久性を
高め、信頼性を向上することができる。
【0067】一方、固定フック30に板ばね34を設
け、ラッチ板33に板ばね36を設け、これらの板ばね
34,36をバケット38のブラケット39にそれぞれ
弾性的に押付ける構成としている。
【0068】これにより、作業具連結装置25とバケッ
ト38との間でバケット38ががたつくような事態を防
止することができ、作業性、信頼性等を向上することが
できる。また、板ばね34,36は作業具連結装置25
に対してボルト35によって交換可能に取付けられてい
るから、例えば撓み量の小さい板ばね、撓み量の大きい
板ばねを用意し交換して用いることにより、隙間が小さ
い場合から大きい場合まで、広範囲に対応することがで
きる。また、板ばね34,36がへたりを生じたり、損
傷したときには、ボルト35によって容易に交換するこ
とができる。
【0069】しかも、バケット38を、他のバケットや
作業具に交換したときに、作業具毎にブラケットの間隔
が異なる場合には、板ばね34,36がブラケットとの
隙間に応じて撓み量を変化させ、この隙間を埋める。従
って、数多くの種類の作業具をがたつくことなく確実に
取付けることができ、作業具連結装置25の適用範囲を
広めることができる。
【0070】さらに、ラッチ板33は第2の取付ピン4
1に対する係合方向に長穴状となったガイド穴33Cを
介してフック支持体26の連結ピン29に移動可能に取
付ける構成としているから、ラッチ板33を回動フック
31と一緒に連結ピン29を利用して取付けることがで
き、構成を簡略化することができる。しかも、ラッチ板
33は、ガイド穴33Cにより回動フック31に対して
移動可能となっているから、該ラッチ板33を第2の取
付ピン41に容易に係合、離脱するすることができる。
【0071】なお、実施の形態では、作業具連結装置2
5は、バケット38の第1の取付ピン40に固定フック
30を係合し、第2の取付ピン41に回動フック31と
ラッチ板33を係合した場合を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限るものではなく、例えば図18に示す
変形例による作業具連結装置25′のように、固定フッ
ク30′を第2の取付ピン41に係合し、回動フック3
1′とラッチ板33′を第1の取付ピン40に係合する
構成としてもよい。
【0072】また、実施の形態では、板ばね34は、長
方形状の取付部34Aと該取付部34Aから伸びたばね
部34B,34Bとによって構成し、板ばね36は、長
方形状の取付部36Aと該取付部36Aから伸びたばね
部36Bとによって構成した場合を例示したが、本発明
はこれに限らず、例えば、板ばね34,36は複数枚の
板ばねを重ね合わせることによりリーフスプリングとし
て形成してもよい。この場合には、重ね合わせるばね板
の枚数を調整することにより、撓み量を容易に変更する
ことができる。
【0073】また、実施の形態では、作業具連結装置2
5に作業具としてバックホウ式のバケット38を着脱す
る場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば作業具連結装置25にブレーカ、タンパ等か
らなる他の作業具をバケット38に代えて取付ける構成
としてもよい。
【0074】さらに、実施の形態では、履帯を有する下
部走行体1を備えた油圧ショベルを例示したが、これに
替えて、ホイール式の油圧ショベル等の他の建設機械に
適用してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、作業具連結手段は、アームの先端側に取付けらる
フック支持体と、該フック支持体に固定して設けられ作
業具の第1,第2の取付ピンのうち一方の取付ピンに係
合する固定フックと、前記フック支持体に回動可能に設
けられ他方の取付ピンに係合する回動フックと、該回動
フックに対して相対移動可能に設けられ該回動フックと
一緒に他方の取付ピンに係合することにより回動フック
の抜止めを行なう抜止め部材とにより構成している。
【0076】従って、第1,第2の取付ピンのうち、一
方の取付ピンに外周側から固定フックを係合し、この状
態で回動フックを揺動しつつ外周側から他方の取付ピン
に係合し、続いて抜止め部材を他の取付ピンに外周側か
ら係合することによって、作業具連結手段と作業具との
間には、固定フック、回動フック、作業具等によって三
角形を形成することができるから、作業具連結手段に対
して作業具を強固に支持することができ、信頼性を向上
することができる。しかも、固定フック、回動フックお
よび抜止め部材は、いずれも取付ピンに外周側から係合
する構成としているから、これらを取付ピンに対して容
易に係合、離脱することができ、作業具を着脱するとき
の作業性を向上することができる。
【0077】請求項2の発明によれば、回動フックと抜
止め部材との間には、該回動フックと抜止め部材を他方
の取付ピンに係合させた状態で両者を一体的に固定する
固定部材を設けているので、固定部材は、作業時等に抜
止め部材が他方の取付ピンから離脱するのを防止するこ
とができ、信頼性を高めることができる。
【0078】請求項3の発明によれば、固定フックに
は、該固定フックを作業具の一方の取付ピンに係合させ
たときに作業具のブラケットに対して弾性的に当接する
弾性体を設けているので、取付ピンを支持しているブラ
ケットと固定フックとの間に隙間がある場合でも、弾性
体によってブラケットと固定フックとの間の隙間を埋め
てがたつきを抑えることができ、作業性、信頼性等を向
上することができる。
【0079】請求項4の発明によれば、抜止め部材に
は、該抜止め部材を作業具の他方の取付ピンに係合させ
たときに作業具のブラケットに対して弾性的に当接する
弾性体を設けているので、取付ピンを支持しているブラ
ケットと抜止め部材との間に隙間がある場合でも、弾性
体は、ブラケットと抜止め部材との間の隙間を埋めてが
たつきを抑えることができ、作業性、信頼性等を向上す
ることができる。
【0080】請求項5の発明によれば、回動フックは、
基端側をフック支持体に設けられた連結ピンに回動可能
に取付けると共に先端側に他方の取付ピンに係合する切
欠開口を設ける構成とし、抜止め部材は、基端側を前記
連結ピンの径方向にスライド可能に取付けると共に先端
側に他方の取付ピンに係合する切欠開口を設ける構成と
しているので、回動フックを作業具の他方の取付ピンに
近付けた状態で、該回動フックが回動(揺動)すること
により、その切欠開口は他方の取付ピンに外周側から容
易に係合することができる。また、抜止め部材がスライ
ドすることにより、その切欠開口は他方の取付ピンに容
易に係合することができる。これらのことにより、作業
具連結手段に対する作業具の着脱作業を容易に行なうこ
とができる。
【0081】請求項6の発明によれば、フック支持体に
は回動フックを回動可能に支持する連結ピンを設け、抜
止め部材には該連結ピンが挿通される長穴状のガイド穴
を設け、抜止め部材は回動フックに対し該ガイド穴に沿
って相対移動することにより他方の取付ピンに係合する
ラッチ板により構成しているので、ラッチ板はフック支
持体の連結ピンに回動フックと一緒に取付けることがで
き、これらの取付構造を簡略化することができる。しか
も、ラッチ板は、長穴状のガイド穴によって回動フック
に対して移動可能となっているから、他方の取付ピンに
係合、離脱するすることができ、作業具の着脱作業を容
易に行なうことができる。
【0082】請求項7の発明によれば、作業具連結手段
は作業具を構成する2個のブラケット間で取付ピンが着
脱可能に係合するフックを有し、該フックには作業具の
取付ピンに係合したときにブラケットに対して弾性的に
当接する弾性体を設けているので、作業具連結手段のフ
ックを作業具の取付ピンに係合したときには、該フック
に設けられた弾性体は、ブラケットとフックとの間の隙
間に応じて弾性変形し、フックとブラケットとの間の隙
間を埋めることができ、前記各ブラケット間でフックの
がたつくのを防止することができる。この結果、数多く
の種類の作業具をがたつくことなく確実に取付けること
ができ、作業の範囲を広めることができる。
【0083】請求項8の発明によれば、弾性体は作業具
連結手段のフックに取付けられた板ばねにより構成して
いるので、フックを取付ピンに係合したときには、板ば
ねがフックとブラケットとの間の隙間に応じて撓むか
ら、各ブラケット間でフックのがたつくのを防止するこ
とができる。
【0084】請求項9の発明によれば、板ばねは作業具
連結手段のフックに交換可能に取付ける構成としている
ので、例えば撓み量の小さい板ばね、撓み量の大きい板
ばねを用意し交換して用いることにより、フックとブラ
ケットとの間の隙間が小さい場合から大きい場合まで、
広範囲に対応することができる。また、板ばねがへたり
を生じたり、損傷したときには、容易に交換することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による作業装置を備えた油
圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のアーム、作業具連結装置、バケット等
を示す一部破断の要部拡大図である。
【図3】作業具連結装置とバケットとを分解した状態で
示す要部拡大の外観斜視図である。
【図4】フック支持体の側板を単体で示す正面図であ
る。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた側板の平面図
である。
【図6】固定フックを単体で示す正面図である。
【図7】図6中の矢示 VII−VII 方向からみた固定フッ
クの右側面図である。
【図8】回動フックを単体で示す正面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた回動フックの
右側面図である。
【図10】ラッチ板を単体で示す正面図である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみたラッチ板
の右側面図である。
【図12】作業具連結装置をバケットに近付けている状
態を示す一部破断の要部拡大図である。
【図13】作業具連結装置の固定フックをバケットの第
1の取付ピンに係合させた状態を示す一部破断の要部拡
大図である。
【図14】固定フック(ラッチ板)を取付ピンから離脱
して板ばねを自由状態で示す要部拡大図である。
【図15】固定フック(ラッチ板)を取付ピンに係合し
て板ばねを弾性変形させた状態を示す要部拡大図であ
る。
【図16】作業具連結装置の固定フックをバケットの第
1の取付ピンに係合させ、回動フックを第2の取付ピン
に係合させた状態を示す一部破断の要部拡大図である。
【図17】作業具連結装置の固定フックをバケットの第
1の取付ピンに係合させ、回動フックとラッチ板を第2
の取付ピンに係合させた状態を示す一部破断の要部拡大
図である。
【図18】本発明の変形例によるアーム、作業具連結装
置、バケット等を示す一部破断の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体) 2 上部旋回体(車体) 11 作業装置 12 ロアブーム 13 アッパブーム 15 アーム 25 作業具連結装置(作業具連結手段) 26 フック支持体 29 連結ピン 30 固定フック 30B,31D,33D 切欠開口 31 回動フック 33 ラッチ板(抜止め部材) 33C ガイド穴 34,36 板ばね(ばね部材) 37 固定ピン(固定部材) 38 バケット(作業具) 39 ブラケット 40 第1の取付ピン 41 第2の取付ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宿澤 一徳 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内 (72)発明者 長井 佐織 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D012 HA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフレームに俯仰動可能に取付けら
    れたブームと、該ブームの先端側に俯仰動可能に設けら
    れたアームと、該アームの先端側に設けられた作業具連
    結手段と、ブラケットに設けられた第1,第2の取付ピ
    ンにより該作業具連結手段を用いて前記アームの先端側
    に着脱可能に取付けられる作業具とによって構成してな
    る建設機械の作業装置において、 前記作業具連結手段は、前記アームの先端側に取付けら
    るフック支持体と、該フック支持体に固定して設けられ
    前記作業具の第1,第2の取付ピンのうち一方の取付ピ
    ンに係合する固定フックと、前記フック支持体に回動可
    能に設けられ他方の取付ピンに係合する回動フックと、
    該回動フックに対して相対移動可能に設けられ該回動フ
    ックと一緒に他方の取付ピンに係合することにより回動
    フックの抜止めを行なう抜止め部材とにより構成したこ
    とを特徴とする建設機械の作業装置。
  2. 【請求項2】 前記回動フックと抜止め部材との間に
    は、該回動フックと抜止め部材を前記他方の取付ピンに
    係合させた状態で両者を一体的に固定する固定部材を設
    けてなる請求項1に記載の建設機械の作業装置。
  3. 【請求項3】 前記固定フックには、該固定フックを作
    業具の一方の取付ピンに係合させたときに前記作業具の
    ブラケットに対して弾性的に当接する弾性体を設けてな
    る請求項1または2に記載の建設機械の作業装置。
  4. 【請求項4】 前記抜止め部材には、該抜止め部材を作
    業具の他方の取付ピンに係合させたときに前記作業具の
    ブラケットに対して弾性的に当接する弾性体を設けてな
    る請求項1,2または3に記載の建設機械の作業装置。
  5. 【請求項5】 前記回動フックは、基端側を前記フック
    支持体に設けられた連結ピンに回動可能に取付けると共
    に先端側に他方の取付ピンに係合する切欠開口を設ける
    構成とし、前記抜止め部材は、基端側を前記連結ピンに
    スライド可能に取付けると共に先端側に他方の取付ピン
    に係合する切欠開口を設ける構成としてなる請求項1,
    2,3または4に記載の建設機械の作業装置。
  6. 【請求項6】 前記フック支持体には前記回動フックを
    回動可能に支持する連結ピンを設け、前記抜止め部材に
    は該連結ピンが挿通される長穴状のガイド穴を設け、前
    記抜止め部材は回動フックに対し該ガイド穴に沿って相
    対移動することにより前記他方の取付ピンに係合するラ
    ッチ板により構成してなる請求項1,2,3または4に
    記載の建設機械の作業装置。
  7. 【請求項7】 車体のフレームに俯仰動可能に取付けら
    れたブームと、該ブームの先端側に俯仰動可能に設けら
    れたアームと、該アームの先端側に設けられた作業具連
    結手段と、離間した2個のブラケット間に設けられた第
    1,第2の取付ピンにより該作業具連結手段を用いて前
    記アームの先端側に着脱可能に取付けられる作業具とに
    よって構成してなる建設機械の作業装置において、 前記作業具連結手段は前記作業具を構成する2個のブラ
    ケット間で前記取付ピンが着脱可能に係合するフックを
    有し、該フックには前記作業具の取付ピンに係合したと
    きにブラケットに対して弾性的に当接する弾性体を設け
    たことを特徴とする建設機械の作業装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性体は前記作業具連結手段のフッ
    クに取付けられた板ばねにより構成してなる請求項3,
    4または7に記載の建設機械の作業装置。
  9. 【請求項9】 前記板ばねは前記作業具連結手段のフッ
    クに交換可能に取付ける構成としてなる請求項8に記載
    の建設機械の作業装置。
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