JP2001294816A - 無鉛性カチオン電着塗料組成物及びその電着塗装方法 - Google Patents

無鉛性カチオン電着塗料組成物及びその電着塗装方法

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JP2001294816A
JP2001294816A JP2000113726A JP2000113726A JP2001294816A JP 2001294816 A JP2001294816 A JP 2001294816A JP 2000113726 A JP2000113726 A JP 2000113726A JP 2000113726 A JP2000113726 A JP 2000113726A JP 2001294816 A JP2001294816 A JP 2001294816A
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JP2000113726A
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Tsutomu Shigenaga
勉 重永
Kunio Murase
久仁雄 村瀬
Kozo Nasu
幸造 那須
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Nippon Paint Co Ltd
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Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレー方法等によって表面に形成された化
成皮膜に一部欠損部分を有している被塗物に電着塗装し
た場合でも、欠損部分の腐食を防止することができる、
無鉛性カチオン電着塗料組成物を提供すること。 【解決手段】 質量比90/10〜10/90のトリポ
リリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミニウム
との混合物からなる防錆顔料成分を0.2〜1.0質量
%、水可溶性の希土類金属塩からなる防錆インヒビター
成分を金属として0.05〜0.1質量%含有してなる
ことを特徴とする無鉛性カチオン電着塗料組成物、及び
該組成物を用いて被塗物としての鋼板を使用した構造物
に電着塗装を行うことを特徴とする電着塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬、スプレー等
により予め表面処理された被塗物上に電着塗装する際に
好適に使用しうる無鉛性カチオン電着塗料組成物及びそ
の電着塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の外板等に用いられる鋼板は、
通常、防食性能を付与するため、プライマーである電着
塗料を塗装する前に、リン酸亜鉛等の化成処理剤により
表面処理が施され、化成皮膜が予め形成されている。そ
の表面処理は一般的には浸漬やスプレーにより行われる
が、特にスプレーを用いた場合、被塗物である鋼板の表
面を完全に表面処理することは難しく、鋼板の一部は化
成皮膜の覆われていない部分、即ち未処理部分としての
皮膜欠損部を有していた。従来は、鉛化合物を含む電着
塗料を塗装すれば、その鉛化合物の防食効果の働きによ
り、上記皮膜欠損部分を有していても、その部分からの
鋼板の腐食が防止できた。
【0003】ところが、近年、地球環境保全への高まり
から、有害物質である鉛化合物を含まないカチオン電着
塗料の利用が、しだいに多くなってきた。この鉛化合物
を含まない電着塗料を、上記のような皮膜欠損を有する
鋼板上に塗装すると、鉛化合物による防食効果がないた
め、その部分から腐食が進行するという問題が生じてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
処理による化成皮膜に一部欠損部分を有している被塗物
に電着塗装した場合でも、欠損部分の腐食を防止するこ
とができる、無鉛性カチオン電着塗料組成物及びその電
着塗装方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、質量比90/
10〜10/90のトリポリリン酸アルミニウムとリン
モリブデン酸アルミニウムとの混合物からなる防錆顔料
成分を0.2〜1.0質量%、水可溶性の希土類金属塩
からなる防錆インヒビター成分を金属として0.05〜
0.1質量%含有してなることを特徴とする無鉛性カチ
オン電着塗料組成物を提供するものであり、そのことに
より上記目的が達成される。上記防錆顔料成分の含有量
は全顔料成分中に3〜30質量%であることが好まし
い。
【0006】また、上記希土類金属塩はセリウムの有機
酸塩であることが好ましい。
【0007】また、電着塗料として上記無鉛性カチオン
電着塗料組成物を用いて、被塗物としての鋼板を使用し
た構造物に電着塗装を行うことを特徴とする電着塗装方
法を提供するものであり、この場合、被塗物として亜鉛
ニッケル鋼板を使用した構造物を用いることが好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の無鉛性カチオン電着塗料
組成物は、特定の成分からなる防錆顔料成分と防錆イン
ヒビター成分とを含有する無鉛性カチオン電着塗料組成
物である。
【0009】ここで、「無鉛性」とは、実質上鉛を含ま
ないことをいい、環境に悪影響を与えるような量で鉛を
含まないことを意味する。具体的には、カチオン電着浴
中の鉛化合物濃度が100ppm、好ましくは50pp
mを超える量で鉛を含まないことをいう。
【0010】このカチオン電着塗料組成物を用いて電着
塗装を行う場合の被塗物は、予め、浸漬、スプレー方法
等によりリン酸亜鉛処理等の表面処理の施された導体で
あることが好ましいが、この表面処理が施されていない
ものであっても良い。また、導体とは、電着塗装を行う
に当り、陰極になり得るものであれば特に制限はなく、
金属基材が好ましい。そのような金属基材としては、冷
延鋼板や亜鉛ニッケル鋼板等の鋼板を挙げることができ
る。また、そのような鋼板は、先に述べた自動車ボディ
ーのように、特定の用途に用いられるような構造物とな
っていてもよい。この構造物とは、上記金属素材を、自
動車用やその他の用途に用いられるように、凹凸状等に
成形加工されてできたものを言う。上記被塗物は、特に
自動車用に用いられる場合には、耐食性の点から、亜鉛
ニッケル鋼板を使用した構造物であることが好ましい。
【0011】上記防錆顔料成分は、質量比90/10〜
10/90のトリポリリン酸アルミニウムとリンモリブ
デン酸アルミニウムとの混合物からなるものであり、上
記カチオン電着塗料組成物中に0.2〜1.0質量%含
有されているものである。
【0012】このトリポリリン酸アルミニウムとリンモ
リブデン酸アルミニウムとを2つ組み合わせて用いるこ
とにより、防錆効果を高めることができる。その質量比
は、好ましくは60/40〜40/60である。90/
10〜10/90の範囲外にあると、上記混合物による
防錆効果を十分に発揮することができない恐れがある。
また、上記防錆顔料成分の含有量としては、電着塗料組
成物中に0.2〜1.0質量%、好ましくは0.4〜
0.8質量%である。0.2質量%未満であると、十分
な耐食性が得られず、1.0質量%を超えると、塗膜の
外観が低下する恐れがある。
【0013】一方、上記防錆インヒビタ−とは、水可溶
性の希土類金属塩からなるものであり、上記カチオン電
着塗料中に0.05〜0.1質量%含まれている必要が
ある。
【0014】この希土類金属塩は、水可溶性であること
により、電着浴中での状態では、塗料組成物中の水性媒
体中に溶解しているが、電着塗装時には、被塗物上に析
出するか、あるいは形成された電着塗膜中に存在するこ
とになる。ここで、その被塗物表面に皮膜欠損部がある
と、電着初期に局部的にこの可溶性の希土類金属塩が析
出して、その皮膜欠損部の電気抵抗を高め、さらに前述
したトリポリリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸ア
ルミニウムとからなる防錆顔料成分との相乗効果によ
り、発生する錆を不働態化し、腐食電流を抑制し、この
結果、先の皮膜欠損部からの耐食性の低下を補うことが
できると考える。
【0015】上記の水可溶性の希土類金属塩としては、
スカンジウム、イットリウムおよびランタノイド系の1
5種の金属と硝酸、硫酸等の無機酸または蓚酸、酢酸、
乳酸等の有機酸との塩であって、水可溶性のものをい
う。ランタノイド系の15種の金属とは、ランタン、セ
リウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマ
リウム、ユロピウム、ガドリウム、テルビウム、ジスプ
ロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテ
ルビウム、ルテチウムである。中でも、入手のしやすさ
や、コスト面、取り扱いの面からセリウム、ネオジウ
ム、プラセオジムの有機酸塩が好ましい。その有機酸と
しては、酢酸が好ましい。
【0016】上記防錆インヒビターの塗料中の含有量
が、0.05質量%未満であると、耐食性が低下する恐
れがあり、0.1質量%を超えると塗膜外観が低下する
恐れがある。
【0017】本発明の無鉛性カチオン電着塗料組成物
は、上記の防錆顔料成分のほかに通常用いられている他
の防錆顔料、例えばリン酸亜鉛、リン酸鉄、リン酸アル
ミニウム、リン酸カルシウム、亜リン酸亜鉛、シアン化
亜鉛、酸化亜鉛、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸アル
ミニウム、モリブデン酸カルシウム等を含有させても良
い。そのほかに、チタンホワイト、カーボンブラック及
びベンガラのような着色顔料、カオリン、タルク、ケイ
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、マイカ、クレー及び
シリカのような体質顔料等を含有させても良い。
【0018】このように、上記防錆顔料成分以外に他の
防錆顔料、着色顔料および体質顔料を顔料成分として含
むが、上記防錆顔料成分は全顔料成分中に3〜30質量
%、好ましくは5〜20質量%含有するとよい。3質量
%未満であると、耐食性が低下し、30質量%を超える
と、分散ペーストの安定性が低下する恐れがある。
【0019】上記顔料を電着塗料に用いる場合、まず、
上記防錆顔料成分を含むすべての顔料成分を、顔料分散
樹脂とともに水性媒体中に分散させて顔料分散ペースト
を調製する。ここで、この顔料分散樹脂としては、一般
に、カチオン性又はノニオン性の低分子量界面活性剤や
4級アンモニウム基及び/又は3級スルホニウム基を有
する変性エポキシ樹脂等のようなカチオン性重合体を用
いる。水性媒体としてはイオン交換水や少量のアルコー
ル類を含む水等を用いる。一般に、顔料と顔料分散樹脂
とは、1/0.5〜1/0.2の固形分質量比で、顔料
と水性媒体とは30/70〜50/50の固形分質量比
で用いる。
【0020】これらの成分を混合した後、混合物を顔料
が所定の均一な粒径、通常15μm以下となるまで分散
させる。分散には通常、ボールミルやサンドグラインド
ミル等の分散装置を用いる。
【0021】本発明の無鉛性カチオン電着塗料組成物
は、上記以外の成分として、アミノ基含有エポキシ樹脂
およびブロックポリイソシアネート硬化剤を含有する。
【0022】上記アミノ基含有エポキシ樹脂としては、
一般的なカチオン電着塗料に使用される公知の樹脂であ
る。そのアミノ基含有エポキシ樹脂の分子量としては6
00から8000であり、アミン価としては16〜23
0であり、エポキシ当量としては300〜4000であ
るのが、一般的に用いられている。
【0023】典型的なものとしては、ビスフェノール型
エポキシ樹脂のエポキシ環の全部をアミン化合物であ
る、活性水素化合物で開環するか、または一部のエポキ
シ環を他の活性水素化合物で開環し、残りのエポキシ環
をアミン化合物である活性水素化合物で開環して製造さ
れる。
【0024】上記ビスフェノール型エポキシ樹脂の典型
例はビスフェノールA型またはビスフェノールF型エポ
キシ樹脂である。前者の市販品としてはエピコート82
8(油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量180〜1
90)、エピコート1001(同、エポキシ当量450
〜500)、エピコート1010(同、エポキシ当量3
000〜4000)などがあり、後者の市販品としては
エピコート807、(同、エポキシ当量170)などが
ある。
【0025】また、特開平5−306327号に開示さ
れているように、オキサゾリドン環を鎖中に含んでいる
エポキシ樹脂から出発してもよい。これらのエポキシ樹
脂は、開環後0.3〜4.0meq/gのアミン当量と
なるように、より好ましくはそのうちの5〜50質量%
が1級アミノ基が占めるように活性水素化合物で開環す
るのが望ましい。
【0026】上記アミン化合物としては1級アミン、2
級アミンがある。具体例としては、ブチルアミン、オク
チルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、メチル
ブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、N−メチルエタノールアミンなどのほか、アミノ
エチルエタノールアミンのケチミン、ジエチレントリア
ミンのジケチミンなどの1級アミンをブロックした2級
アミンがある。アミン類は複数のものを併用して用いて
もよい。
【0027】エポキシ環を開環するために使用し得る他
の活性水素化合物としては、フェノール、クレゾール、
ノニルフェノール、ニトロフェノールなどのモノフェノ
ール類;ヘキシルアルコール、2−エチルヘキサノー
ル、ステアリルアルコール、エチレングリコールまたは
プロピレングリコールのモノブチル−またはモノヘキシ
ルエーテルなどのモノアルコール類;ステアリン酸およ
びオクチル酸などの脂肪族モノカルボン酸類;グリコー
ル酸、ジメチロールプロピオン酸、ヒドロキシピバリン
酸、乳酸、クエン酸などの脂肪族ヒドロキシカルボン
酸;およびメルカプトエタノールなどのメルカプトアル
カノールが挙げられる。
【0028】上記ブロックポリイソシアネート硬化剤の
調製に用いられるイソシアネートは、脂肪族ポリイソシ
アネート又は脂環式ポリイソシアネートであることが好
ましい。具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、水添トリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメ
タンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、2,5−もしくは
2,6−ビス(イソシアナートメチル)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン(ノルボルナンジイソシアネー
トとも称される。)等の脂肪族ジイソシアネート又は脂
環式ジイソシアネート、それらの二量体(ビウレッ
ト)、三量体(イソシアヌレート)等が挙げられる。そ
して、これらをエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールな
どの脂肪族多価アルコールとNCO/OH比2以上で反
応させて得られる付加体ないしプレポリマーをブロック
したものを上記ブロックポリイソシアネート硬化剤とし
て使用する。
【0029】ブロック剤は、ポリイソシアネート基に付
加し、常温では安定であるが解離温度以上に加熱すると
遊離のイソシアネート基を再生し得るものである。
【0030】ブロック剤の具体例には、フェノール、ク
レゾール、キシレノール、クロロフェノールおよびエチ
ルフェノールなどのフェノール系ブロック剤;ε−カプ
ロラクタム、δ−パレロラクタム、γ−ブチロラクタム
およびβ−プロピオラクタムなどのラクタム系ブロック
剤;アセト酢酸エチルおよびアセチルアセトンなどの活
性メチレン系ブロック剤;メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、アミルアルコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコ
ール、グリコール酸メチル、グリコール酸ブチル、ジア
セトンアルコール、乳酸メチルおよび乳酸エチルなどの
アルコール系ブロック剤;ホルムアルドキシム、アセト
アルドキシム、アセトキシム、メチルエチルケトオキシ
ム、ジアセチルモノオキシム、シクロヘキサンオキシム
などのオキシム系ブロック剤;ブチルメルカプタン、ヘ
キシルメルカプタン、t−ブチルメルカプタン、チオフ
ェノール、メチルチオフェノール、エチルチオフェノー
ルなどのメルカプタン系ブロック剤;酢酸アミド、ベン
ズアミドなどの酸アミド系ブロック剤;コハク酸イミド
およびマレイン酸イミドなどのイミド系ブロック剤;イ
ミダゾール、2−エチルイミダゾールなどのイミダゾー
ル系ブロック剤;ピラゾール系ブロック剤;及びトリア
ゾール系ブロック剤等を挙げることができる。このう
ち、160℃以下の低温硬化を望む場合には、ラクタム
系およびオキシム系ブロック剤を使用するのが良い。
【0031】本発明の無鉛性カチオン電着塗料組成物
は、上記のアミノ基含有エポキシ樹脂、ブロックポリイ
ソシアネート硬化剤、防錆顔料成分を含む顔料分散ペー
ストおよび防錆インヒビターを中和剤を含む水性媒体中
に分散することによって調製される。中和剤は塩酸、硝
酸、リン酸、ギ酸、酢酸、乳酸のような無機酸または有
機酸である。その量は少なくとも20%、好ましくは3
0〜60%の中和率を達成する量である。
【0032】通常、上記アミノ基含有エポキシ樹脂とブ
ロックポリイソシアネート硬化剤とを、予め所定量仕込
んで混合し、その混合物を上記中和剤を含有する水性媒
体中に添加してエマルションを作製し、得られたエマル
ションと上記顔料分散ペーストとを所定量仕込んで電着
塗料を調製する。ここで、上記防錆インヒビターは、上
記で作製したエマルションまたは上記顔料ペーストに添
加しても良い。好ましくは、エマルションに添加する。
【0033】ブロックポリイソシアネート硬化剤の量
は、硬化時にアミノ基含有エポキシ樹脂中の1級、2級
又は/及び3級アミノ基、水酸基等の活性水素含有官能
基と反応して良好な硬化塗膜を与えるのに十分でなけれ
ばならず、一般に樹脂の硬化剤に対する固形分質量比で
表して一般に90/10〜50/50、好ましくは80
/20〜65/35の範囲である。
【0034】上記カチオン電着塗料は、ジラウリン酸ジ
ブチルスズ、ジブチルスズオキサイドのようなスズ化合
物や、通常のウレタン開裂触媒を含むことができる。鉛
を実質的に含まないため、その量はブロックポリイソシ
アネート硬化剤の0.1〜5質量%とすることが好まし
い。
【0035】さらに上記カチオン電着塗料は、水混和性
有機溶剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、及
び顔料などの常用の塗料用添加剤を含むことができる。
【0036】このようにして調製されたカチオン電着塗
料組成物は、通常のカチオン電着塗装方法に従い、被塗
物に塗装される。
【0037】
【実施例】以下の製造例および実施例は、限定でなく例
示目的のみで与えられる。これらにおいて「部」および
「%」は特記しない限り質量基準による。
【0038】製造例1 アミノ基含有エポキシ樹脂の合成 攪拌機、冷却器、窒素注入管、温度計および滴下ロート
を取り付けたフラスコにビスフェノールA型エポキシ樹
脂(エポキシ当量188)752.0部、メタノール7
7.0部、メチルイソブチルケトン200.3部および
ジラウリン酸ジブチルスズ0.3部を仕込み、室温で攪
拌し均一溶液とし、2,4−/2,6−トリレンジイソ
シアネート80/20(質量比)混合物174.2部を
50分間かけて滴下すると発熱により系内の温度が70
℃に達した。IRスペクトルはイソシアネートに基づく
2280cm-1の吸収の消失およびウレタンのカルボニ
ル基に基づく1730cm-1の吸収の出現を示した。
【0039】N,N−ジメチルベンジルアミン2.7部
を加えた後、系内を120℃まで昇温し、副生するメタ
ノールをデカンターを用いて留去させながらエポキシ当
量が463に達するまで反応を行った。IRスペクトル
はウレタンのカルボニル基に基づく1730cm-1の吸
収の消失およびオキサゾリドン環のカルボニル基に基づ
く1750cm-1の吸収の出現を示した。
【0040】オクチル酸158.3部およびメチルイソ
ブチルケトン83.3部を加え125℃の温度を保持し
ながらエポキシ当量が1146に達するまで反応を行っ
た。系内の温度が110℃になるまで冷却し、アミノエ
チルエタノールアミンのケチミン(79質量%のメチル
イソブチルケトン溶液)47.2部、ジエタノールアミ
ン42.0部、N−メチルエタノールアミン30.0部
およびメチルイソブチルケトン17.3部を加えた後、
昇温し、120℃で2時間反応させた。このようにして
不揮発分80%のアミノ基含有エポキシ樹脂を得た。
【0041】製造例2 ポリイソシアネート硬化剤の合成 攪拌機、冷却器、窒素導入管、温度計および滴下ロート
を取り付けたフラスコに、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートのイソシアヌレート型三量体(コロネートHX、日
本ポリウレタン社製)199部、メチルイソブチルケト
ン122.8部、およびジブチルスズジラウレート0.
2部を秤取し、50℃まで昇温した。外部から冷却して
温度を50℃に保ちながらメチルエチルケトオキシム8
7部を2時間かけて滴下した。滴下終了後70℃に昇温
し、この温度を保ちながらIR分析によりイソシアネー
ト基が消失するまで反応させ、脂肪族ブロックポリイソ
シアネート硬化剤を得た。
【0042】製造例3 顔料分散ペーストの調製(1) 顔料分散樹脂ペーストの調製(1−1) エポキシ当量450のビスフェノール型エポキシ樹脂に
2−エチルヘキサノールハーフブロック化イソホロンジ
イソシアネートを反応させ、1−(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)−2−プロパノールおよびジメチロールプロピ
オン酸で3級スルホニウム化した顔料分散用樹脂ワニス
208部(スルホニウム化率70.6%、樹脂固形分6
0%)、イオン交換水408部、カーボンブラック3.
0部、カオリン184.5部、二酸化チタン232部、
および質量比50/50のトリポリリン酸アルミニウム
とリンモリブデン酸アルミニウムとの混合物であるリン
酸系防錆顔料62.5部、ジブチルスズオキサイド18
部をサンドグライドミルに入れ、粒度が15μm以下に
なるまで分散して顔料分散ペーストA−1を得た。ここ
で、上記リン酸系防錆顔料は、塗料中に0.50質量
%、全顔料成分中に12.5質量%含有されている。
【0043】顔料分散樹脂ペーストの調製(1−2) 上記リン酸系防錆顔料の配合量を25部とし、カオリン
222部とした以外は、上記顔料分散ペースト(1−
1)と同様にして顔料分散ペーストA−2を得た。ここ
で、上記リン酸系防錆顔料は、塗料中に0.20質量
%、全顔料成分中に5質量%含有されている。
【0044】顔料分散樹脂ペーストの調製(1−3) 上記リン酸系防錆顔料の配合量を125部とし、カオリ
ン122部とした以外は、上記顔料分散ペースト(1−
1)と同様にして顔料分散ペーストA−3を得た。ここ
で上記リン酸系防錆顔料は、塗料中に1.00質量%、
全顔料成分中に25質量%含有されている。
【0045】顔料分散樹脂ペーストの調製(1−4) 上記リン酸系防錆顔料の配合量を12.5部とし、カオ
リン234.5部とした以外は、上記顔料分散ペースト
(1−1)と同様にして顔料分散ペーストA−4を得
た。ここで、上記リン酸系防錆顔料は、塗料中に0.1
0質量%、全顔料成分中に2.5質量%含有されてい
る。
【0046】顔料分散樹脂ペーストの調製(1−5) 上記リン酸系防錆顔料の配合量を156.3部とし、カ
オリン90.7部とした以外は、上記顔料分散ペースト
(1−1)と同様にして顔料分散ペーストA−5を得
た。ここで、上記リン酸系防錆顔料は、塗料中に1.2
5質量%、全顔料成分中に31.5質量%含有されてい
る。
【0047】顔料分散ペーストの調製(2) トリポリリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミ
ニウムとの質量比が90/10である以外は、上記顔料
分散樹脂ペーストの調製(1−1)と同様にして顔料分
散ペーストBを得た。
【0048】顔料分散樹脂ペーストの調製(3) トリポリリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミ
ニウムとの質量比が10/90である以外は、上記顔料
分散樹脂ペーストの調製(1−1)と同様にして顔料分
散ペーストCを得た。
【0049】顔料分散樹脂ペーストの調製(4) トリポリリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミ
ニウムとの質量比が100/0である以外は、上記顔料
分散樹脂ペーストの調製(1−1)と同様にして顔料分
散ペーストDを得た。
【0050】顔料分散樹脂ペーストの調製(5) トリポリリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミ
ニウムとの質量比が0/100である以外は、上記顔料
分散樹脂ペーストの調製(1−1)と同様にして顔料分
散ペーストEを得た。
【0051】実施例1 製造例1で得たアミノ基含有エポキシ樹脂525部と製
造例2で得た脂肪族ブロックポリイソシアネート硬化剤
257部を均一に混合し、その後エチレングリコールモ
ノ−2−エチルヘキシールエーテルを固形分に対して3
%になるように添加した。これを、予め所定量のイオン
交換水に中和率40%になるような量の酢酸を加え、更
に酢酸セリウム4.8g(塗料中にセリウム金属イオン
として0.05質量%)を加えて溶解させた水性媒体中
に添加した後、所定の固形分濃度までゆっくりとイオン
交換水で希釈した。そして減圧下でメチルイソブチルケ
トンを除去し、固形分36.0%のメインエマルション
を得た。
【0052】次にメインエマルション1667部、製造
例3で得た顔料分散ペーストA−1を357部およびイ
オン交換水1976部を混合して、固形分20.0%の
カチオン電着塗料を調製した。
【0053】得られたカチオン電着塗料を、リン酸亜鉛
処理した冷延鋼板および亜鉛ニッケル鋼板に乾燥膜厚が
10±2μmとなるように電着塗装し、その後160℃
で10分間焼付けを行い、硬化塗膜を得た。得られた硬
化塗膜を以下の方法に基づいて評価した。結果を表3に
示す。ここで、リン酸亜鉛処理された冷延鋼板及び亜鉛
ニッケル鋼板は、その表面処理により形成された化成皮
膜の質量が1.8g/m2であった。通常この皮膜質量
が2.0g/m2以下ならば、不完全な化成処理とされ
る。
【0054】硬化塗膜の評価法 (1)ドロコート耐食性試験 Na+、Ca2+、Cl-、SO4 2-イオンを約15%含有
する泥を厚さ約0.3〜0.6mmとなるように塗装板
の硬化塗膜に塗布し、乾燥させた。この塗装板を塩水噴
霧6時間、乾燥3時間、及び湿潤14時間という条件の
繰り返しモードにて試験した。その後、硬化塗膜上の泥
を洗浄して落とし、塗膜の表面に発生したブリスターの
面積を目視で評価した。結果を表3に示す。
【0055】評価基準は、以下の通りとした。
【0056】
【表1】 ブリスター発生面積 評価 0〜15% ◎ 15〜30% ○ 30〜100% ×
【0057】(2)塩水噴霧試験 上記で得られた塗膜に大刃カッターを用いて、交差する
対角線状に、素地に達するクロスカットを入れた。JI
S Z2371に規定する塩水噴霧試験器に720時間
入れ、クロスカット部の錆ふくれ幅を測定し、以下の基
準で評価した。結果を表3に示す。
【0058】
【表2】 2.0mm未満 ◎ 2.0〜3.0mm ○ 3.0mm以上 ×
【0059】実施例2、3、4および5 それぞれ顔料分散ペーストA−2、A−3、BおよびC
を用いた以外は、実施例1と同様にして、カチオン電着
塗料を調製し、ドロコート耐食性試験と塩水噴霧試験と
を行い評価した。その結果を表3に示す。
【0060】実施例6 塗料中のセリウム金属含有量が0.10質量%となるよ
うに、添加する酢酸セリウムの質量を9.5gとした以
外は、実施例1と同様にしてカチオン電着塗料を調製
し、評価を行った。その結果を表3に示す。
【0061】実施例7 酢酸セリウムの代わりに、酢酸ネオジムを用いた以外
は、実施例1と同様にしてカチオン電着塗料を調製し、
評価を行った。その結果を表3に示す。
【0062】比較例1、2、3および4 顔料分散ペーストA−4、A−5、DおよびEを用いた
以外は、実施例1と同様にしてカチオン電着塗料を調製
し、評価を行った。その結果を表3に示す。
【0063】比較例5および6 それぞれ、添加する酢酸セリウムの質量を1.9g、1
4.3gとした以外は、実施例1と同様にしてカチオン
電着塗料を調製して、評価を行った。その結果を表3に
示す。
【0064】比較例7 顔料分散ペーストA−4を用い、添加する酢酸セリウム
を1.9gとした以外は、実施例1と同様にしてカチオ
ン電着塗料を調製して評価を行った。その結果を表3に
示す。
【0065】
【表3】
【0066】実施例からわかるように、その表面処理が
不完全である場合であっても、上記の防錆顔料成分と防
錆インヒビターとを含むカチオン電着塗料を塗装するこ
とにより、ドロコート耐食性および塩水噴霧に対する耐
食性を、向上させることができた。
【0067】
【発明の効果】表面処理による化成皮膜に欠損部分を有
する被塗物に、トリポリリン酸アルミニウムとリンモリ
ブデン酸アルミニウムとの混合物からなる防錆顔料成分
と水可溶性の希土類金属塩からなる防錆インヒビターを
配合した無鉛性カチオン電着塗料を電着塗装することに
より、その欠損部分の腐食を防止することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 久仁雄 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 那須 幸造 広島県広島市南区仁保沖町1番30号 日本 ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4J038 DB001 DB151 DG302 GA09 HA336 HA376 HA426 JA43 KA05 NA03 PA04 PB07 PC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量比90/10〜10/90のトリポ
    リリン酸アルミニウムとリンモリブデン酸アルミニウム
    との混合物からなる防錆顔料成分を0.2〜1.0質量
    %、水可溶性の希土類金属塩からなる防錆インヒビター
    成分を金属として0.05〜0.1質量%含有してなる
    ことを特徴とする無鉛性カチオン電着塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記防錆顔料成分の含有量が、全顔料成
    分中に3〜30質量%であることを特徴とする請求項1
    記載の無鉛性カチオン電着塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記希土類金属塩が、セリウムの有機酸
    塩であることを特徴とする請求項1または2記載の無鉛
    性カチオン電着塗料組成物。
  4. 【請求項4】 電着塗料として請求項1〜3のいずれか
    記載の無鉛性カチオン電着塗料組成物を用いて、被塗物
    としての鋼板を使用した構造物に電着塗装を行うことを
    特徴とする電着塗装方法。
  5. 【請求項5】 前記被塗物としての鋼板が亜鉛ニッケル
    鋼板である請求項4記載の電着塗装方法。
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