JP2001290389A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001290389A
JP2001290389A JP2000103371A JP2000103371A JP2001290389A JP 2001290389 A JP2001290389 A JP 2001290389A JP 2000103371 A JP2000103371 A JP 2000103371A JP 2000103371 A JP2000103371 A JP 2000103371A JP 2001290389 A JP2001290389 A JP 2001290389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温情報に基づいて目標温度や供給電力を適
切に設定することにより、環境温度に影響されず良好な
画像形成を行うことが可能な画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 像加熱装置Rの温度制御を行う為前記像
加熱装置の温度を検出する加熱温度検知手段515と、
室温を検出する室温検知手段106と、前記像加熱装置
Rを一定の目標温度に制御する温度制御手段13aと、
前記目標温度を設定する目標温度設定手段13bを有
し、前記室温検知手段106による室温情報に基づい
て、前記目標温度設定手段13bにより前記目標温度を
任意の値に設定すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は像加熱装置を備えた
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式、静電記録方式等を
採用する画像形成装置に具備される画像熱定着装置(像
加熱装置)においては、トナー像を担持したシート材
を、互いに圧接して回転する定着ローラと加圧ローラと
で形成される圧接ニップ域を通過させることにより、上
記トナー像をシート材上に永久画像として定着させる、
いわゆる熱ローラ方式の加熱定着手段が広く用いられて
いる。
【0003】また、スタンバイ時に電力を供給せず、消
費電力を極力低く抑えた加熱定着手段、詳しくは支持体
に取り付けた発熱体(以下、ヒータと称する)と加圧ロ
ーラとの間に薄肉のフィルム(以下、定着フィルムと称
する)を介在させ、未定着トナー画像の形成されたシー
ト材を該フィルムと密着させた状態でヒータ・加圧ロー
ラ間に通紙し、該シート材上にトナー像を加熱定着させ
るフィルム加熱方式による加熱定着手段がある。
【0004】画像熱定着装置を構成する上記2種類の加
熱定着手段は、該加熱定着させる温度を制御する為、定
着温度検知手段を1つ以上有している。該定着温度検知
手段は一般的にサーミスタを用いることが多く、該ヒー
タや該加圧ローラに接して具備することで該ヒータや該
加圧ローラの温度を検出する。最近では該ヒータや該加
圧ローラの輻射熱を計測することで該加熱定着させる温
度を検出する手法も検討されている。
【0005】図7は、さらに具体的な上記フィルム加熱
方式による加熱定着手段の代表的な1例を示す概略構成
図(断面図)である。図7において、画像熱定着装置5
10は、ヒータ511、支持体としてのガイド部材51
2、定着フィルム513、これらに対して圧接し、ニッ
プ部(加熱ニップ部)Nを形成する加圧ローラ514等
から構成されており、該圧接ニップ部Nにトナー像Tを
担持したシート材(記録材)Pが通紙され、ヒータ51
1の熱により該トナー像Tをシート材Pに定着させてい
る。
【0006】ヒータ511は、定着フィルム513の回
転移動をガイドするガイド部材512に固定されてい
る。このガイド部材512は、例えば耐熱性の樹脂部材
で形成され、加熱部材としてのヒータ511を保持する
とともに定着フィルム513のガイドも兼ねている。さ
らに、定着フィルム513との回転摺動性を高める為
に、定着フィルム513と、ヒータ511及びガイド部
材512の外周面との間に耐熱性のグリス等を介在させ
ている。またヒータ511の温度を検出する為、定着温
度検知手段として一般的にサーミスタ515が具備され
る。代表的なサーミスタ515の設置手段としてヒータ
511に耐熱性の接着材で接着する方法やバネ性部材の
圧力を利用して押し付けて設置する方法がある。
【0007】該サーミスタ515によって検出した温度
に基き、温度制御手段がヒータ511への供給電力を調
整し、該サーミスタ515の検出温度が所定の目標温度
となるようにフィードバック制御を行っている。これに
より、定着ニップ部Nが所望の定着温度に保たれるよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度制
御の目標温度を通常の条件下において一意に定めると、
該画像形成装置が設置された環境の温度(室温)が低い
場合(低温環境下)には、周囲の部材や記録材に奪われ
る熱量が多くなり、熱容量の大きい厚紙等が通紙された
際に定着不良が発生し易くなってくる。また、環境温度
(室温)が高い場合(高温環境下)には、周囲の部材や
記録材に奪われる熱量が少なくなり、非通紙部昇温が生
じた場合の高温オフセットやオーバーシュートが生じた
場合のスメア(フィルムと紙の間でスリップして画像が
乱れる問題)が発生し易くなってくる。
【0009】そこで本発明は、室温情報に基づいて目標
温度や供給電力を適切に設定することにより、環境温度
に影響されず良好な画像形成を行うことが可能な画像形
成装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記課題を解決するために下記の構成を特徴とする
ものである。
【0011】〔1〕:像加熱装置の温度制御を行う為前
記像加熱装置の温度を検出する加熱温度検知手段と、室
温を検出する室温検知手段と、前記像加熱装置を一定の
目標温度に制御する温度制御手段と、前記目標温度を設
定する目標温度設定手段を有し、前記室温検知手段によ
る室温情報に基づいて、前記目標温度設定手段により前
記目標温度を任意の値に設定することを特徴とする画像
形成装置。
【0012】〔2〕:〔1〕に記載の画像形成装置にお
いて、前記目標温度制御手段が前記像加熱装置を複数段
階の目標温度に制御し、このうち少なくとも一段階の目
標温度を前記目標温度設定手段が前記室温情報に基づい
て任意の値に設定することを特徴とする画像形成装置。
【0013】〔3〕:〔2〕に記載の画像形成装置にお
いて、前記像加熱装置が、立ち上げ期間中は第1の目標
温度に制御され、像加熱期間中は第2の目標温度に制御
されることを特徴とする画像形成装置。
【0014】〔4〕:〔3〕に記載の画像形成装置にお
いて、前記目標温度設定手段が、前記室温情報に基づい
て第1の目標温度を任意の値に設定することを特徴とす
る画像形成装置。
【0015】〔5〕:〔3〕又は〔4〕に記載の画像形
成装置において、前記目標温度設定手段が、前記室温情
報に基づいて第2の目標温度を任意の値に設定すること
を特徴とする画像形成装置。
【0016】〔6〕:〔1〕乃至〔5〕に記載の画像形
成装置において、前記像加熱装置への通電を開始してか
ら記録材を給紙するまでの時間を制御する給紙タイミン
グ制御手段を有し、前記室温検知手段による室温情報に
基づいて、前記給紙タイミング制御手段により給紙タイ
ミングを任意の値に設定することを特徴とする画像形成
装置。
【0017】〔7〕:〔1〕乃至〔6〕に記載の画像形
成装置において、前記目標温度設定手段が、前記室温情
報に基づいて、前記第1目標温度の継続時間を任意の値
に設定することを特徴とする画像形成装置。
【0018】〔8〕:像加熱装置の温度制御を行う為前
期像加熱装置の温度を検出する定着温度検知手段と室温
を検出する室温検知手段と、前記像加熱装置が目的温度
に達するまで一定の電力を加える電力制御手段と、前記
電力制御手段の電力を任意の値に設定する電力設定手段
を有し、前記室温情報に基づいて前記電力設定手段によ
り前記電力制御手段の電力を任意の値に設定することを
特徴とする画像形成装置。
【0019】
〔9〕:〔8〕に記載の画像形成装置にお
いて、前記像加熱装置が複数段階の目標温度に制御さ
れ、このうち少なくとも一段階の目標温度に達するよう
に前記電力設定手段が、前記電力制御手段の電力を前記
室温情報に基づいて設定することを特徴とする画像形成
装置。
【0020】〔10〕:
〔9〕に記載の画像形成装置に
おいて、前記像加熱装置が、立ち上げ期間中は第1の目
標温度に制御され、像加熱期間中は第2の目標温度に制
御され、該第1の目標温度から第2の目標温度に達する
まで前記電力設定手段が、前記電力制御手段の電力を前
記室温情報に基づいて設定することを特徴とする画像形
成装置。
【0021】〔11〕:前記像加熱装置が、フィルム
と、該フィルムと圧接して加熱ニップを形成する加圧部
材とを有し、画像が形成された記録材を前記加熱ニップ
に通して加熱するフィルム加熱方式の装置であることを
特徴とする〔1〕乃至〔10〕の何れか1項に記載の画
像形成装置。
【0022】〔12〕:像形成手段により記録材上に未
定着画像を形成し、該画像を前記像加熱装置により加熱
して記録材上に熱定着させることを特徴とする〔1〕乃
至〔10〕の何れか1項に記載の画像形成装置。
【0023】
【発明の実施の形態】〈第1の実施形態〉図1は本発明
の第1の実施形態である画像形成装置(プリンタ)を説
明する図である。
【0024】給紙カセット1に積載されているシート材
(記録材)Pはカセット給紙ローラ3によって給紙さ
れ、搬送ローラ4によりプリンタ内のシート材搬送路5
上を搬送されてレジストローラ6により所定のタイミン
グで像形成手段側に給送され、給紙センサ7により該先
端と後端の位置が検出される。
【0025】一方、該給紙センサ7によるシート材先端
の検知と同期して画像形成を開始し、先ず感光ドラム9
上を光走査装置15により走査露光して潜像を形成し、
該潜像を現像手段16により現像してトナー画像Tとす
る。
【0026】そして該感光ドラム9と転写ローラ8との
対向部(転写部)mに前記シート材Pとトナー画像Tが導
入され、転写ローラ8に印加された転写バイアスによ
り、トナー画像Tがシート材P上に転写される。
【0027】これらの像形成手段によってトナー画像T
が転写されたシート材Pは、画像熱定着装置(像加熱装
置)510で加熱及び加圧され、トナー画像Tがシート
材上に定着されたのち、排紙ローラ12にて排紙され
る。
【0028】なお、画像熱定着装置510の概略構成は
前述した図7の装置と同じであるので、同一の要素に同
符番を付して再度の説明を省略した。
【0029】該画像熱定着装置510における温度調節
は、サーミスタ(加熱温度検知手段)515によりセラ
ミックヒータ511の温度を検出し、該検出温度に基づ
いてCPU13に内包される目標温度制御手段13aが
ヒータ駆動回路14を制御し、該検出温度が目標温度設
定手段で設定した目標温度になるようにセラミックヒー
タ511への印加電力を調整する。
【0030】本実施形態では、画像形成装置内の給気口
近傍に設けた室温検知手段(室温サーミスタ)106に
より環境温度(室温)を検知し、この室温情報に基づい
て、前記目標温度を任意の値に設定している。
【0031】以下にこの動作を図2のフローチャートに
沿って説明する。
【0032】本装置の電源SWがオンされると(30
1)、定着温度サーミスタ515の温度情報Tmと室温
サーミスタ106の室温情報TrがそれぞれCPU13
内の目標温度制御手段13aに電気信号として常に伝達
される。続いて本装置101は、プリントスタート命令
を待つスタンバイ状態(302)となり、CPU13が
プリントスタート命令を受け付けた場合(303)、室
温情報Trについて所定の温度Txとの大小関係を判定
する室温情報判定制御を実施する(304)。
【0033】このとき環境温度が高くTr≧Txであれ
ば(305)、目標温度設定手段13bにより目標温度
をTt1に設定する(306)。
【0034】反対に環境温度が低くTr<Txであれば
(307)、目標温度設定手段13bにより目標温度を
Tt2に設定する(308)。
【0035】この制御目標温度をTt1<Tt2なる値
に設定すると、環境温度が高い(すなわち、定着器ユニ
ットに与える熱量が比較的少なくても十分に定着でき
る)ときには定着ヒータ制御目標温度を下げることで、
画像熱定着装置510及びシート材Pに与える熱量が多
すぎた場合に発生するホットオフセット等の問題を防止
できる。
【0036】また逆に環境温度が低いときには、(すな
わち、画像熱定着装置510及びシート材Pに与える熱
量を大きくしないと定着できない)ときには定着ヒータ
制御目標温度を上げることで、画像熱定着装置510及
びシート材Pに与える熱量が少なすぎた場合に発生する
定着不良等の問題を防止できる。
【0037】なお室温情報判定制御における閾値Tx
は、Tx=5℃〜35℃に設定した。該値は、ヒータ5
11の出力や室温サーミスタ106の設置個所等、装置
構成に応じて最も適当な固定値に任意設定が可能であ
る。
【0038】〈第2の実施形態〉本実施形態は、目標温
度を複数段階に制御していることを特徴としており、そ
の他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0039】図3は、本装置の画像形成動作時の各タイ
ミングにおける定着温度Tmを示した図である。
【0040】同図に示したように本装置では、立ち上げ
開始t0からシート材Pが定着ニップ部Nに到達する直
前のタイミングt1までは第1目標温度T1で、t1か
ら1枚目のシート材Pが定着ニップ部Nを抜けるt2ま
でのタイミングは通常目標温度(第2目標温度)T2で
温度制御を行い、シート材Pが定着ニップ部Nに存在し
ないt2からt3までのタイミングでは紙間目標温度T
kで温度制御する。
【0041】このように立ち上げ開始(前回転)時の目標
温度T1と通常目標温度T2の関係をT2≧T1とする
ことで、通常目標温度T2を高い温度に設定する場合に
も、画像熱定着装置510が必要以上に温まり、ホット
オフセットを生じさせる等の問題を防止できる。
【0042】本実施形態においては、室温サーミスタ1
06の検出情報Trに基づいて、第1目標温度T1を変
更する。
【0043】即ち図2の室温情報判定制御(304)に
おいて、環境温度が低くTr<Txであれば(30
7)、目標温度設定手段13bにより第1の目標温度T
1をTt2に設定する(308)ことで、低温環境時の
定着不良を防止する。また環境温度が高くTr≧Txで
あれば(305)、目標温度設定手段13bにより第1
目標温度T1をTt1に設定する(306)ことで、画
像熱定着装置510が温まり過ぎることによるホットオ
フセットを防止する。
【0044】また、第1目標温度T1を固定とし、第2
目標温度を室温情報Trに応じて任意の値に設定しても
良い。さらに第1目標温度T1のみでなく、第2目標温
度も同時に室温情報Trに応じて任意の値に設定しても
良い。
【0045】また、前記目標温度設定手段13bが、前
記室温情報Trに基づいて、前記第1目標温度T1の継
続時間を任意の値に設定しても良い。例えば室温情報判
定制御(304)でTr≧Txであれば(305)第1
目標温度T1の継続時間を短くして定着装置510へ与
える熱量を減らして過度の昇温を防止する(306)。
反対に室温情報判定制御(304)でTr<Txであれ
ば(307)、第1目標温度T1の継続時間を長くして
定着装置510へ与える熱量を増やし、定着不足を防止
する(308)。
【0046】〈第3の実施形態〉本実施形態は、室温情
報に基づいてヒータへの供給電力を任意の値に設定する
ことを特徴としている。具体的には図4に示したように
第1の実施形態と比べ、目標温度設定手段13bに代え
て電力設定手段13cを設け、該電力設定手段13cが
室温情報に基づいてヒータ11への供給電力の値を設定
し、ヒータ駆動回路(電力制御手段)14が、この設定
された電力をヒータに供給する。
【0047】図5は、本実施形態のプリント動作時のフ
ローチャートである。
【0048】本実施形態では、室温情報判定制御(30
4)でTr≧Txであれば(305)定着ヒータ511
への供給電力をWlに設定する(306)。反対に室温
情報判定制御(304)でTr<Txであれば(30
7)、定着ヒータ511への供給電力をW2に設定する
(308)。
【0049】このとき、供給電力をWl<W2なる値に
設定すると、周囲温度が高い(すなわち、画像熱定着装
置510に与える電力、すなわち熱量が比較的少なくて
も十分に定着できる)ときには定着ヒータ供給電力を下
げることで、画像熱定着装置510及びシート材(印字
用紙)Pに与える熱量を与えすぎた場合に発生するオー
バーシュート(温度上昇時に目標温度を超えて温度が上
昇してしまうこと)を防止し、穏やかに温度を上昇させ
ることで熱量を与えすぎた場合に発生する過定着による
ホットオフセット等の問題を防止できる。
【0050】また逆に周囲温度が低いときには、(すな
わち、画像熱定着装置510に与える熱量を大きくしな
いと定着できない)ときには定着ヒータ印加電力を上げ
ることで、より早く所定温度に立ち上げることができ、
定着ヒータ511への通電開始後一定時間後に給紙を行
い、それから画像熱定着装置510までの距離と用紙搬
送速度によって一意に決まる時間内に画像熱定着装置5
10へ与える熱量をより多くできるので、画像熱定着装
置510及びシート材Pに与える熱量が少なすぎた場合
に発生する定着不良等の問題を防止できる。
【0051】なお、室温情報に基づく制御は、前述の実
施形態と組み合わせて実施しても良く、例えばステップ
306,308において目標温度及び供給電力を任意に
設定するようにしても良い。
【0052】〈第4の実施形態〉本実施形態は、室温情
報に基づいてシート材の給紙タイミングを任意に設定す
ることを特徴としている。前述した第1の実施形態と比
べ、目標温度設定手段13bに代えてCPU13に内包
される給紙タイミング制御手段が室温情報に基づいて画
像熱定着装置510への通電を開始してからシート材P
を給紙するまでの時間を任意に設定した点が異なり、そ
の他の構成は同じである。
【0053】本実施形態では、図2の室温情報判定制御
(304)において、環境温度が低くTr<Txであれ
ば(307)、上記給紙するまでの時間を長く設定し、
定着装置510に与える熱量を増やす(308)こと
で、低温環境時の定着不良を防止する。また環境温度が
高くTr≧Txであれば(305)、給紙するまでの時
間を短く設定し、定着装置510に与える熱量を減らす
(306)ことで、画像熱定着装置510が温まり過ぎ
ることによるホットオフセットを防止する。
【0054】なお、室温情報に基づく制御は、前述の実
施形態と組み合わせて実施しても良く、例えばステップ
306,308において給紙するまでの時間だけでな
く、目標温度又は/及び供給電力を任意に設定するよう
にしても良い。
【0055】〈その他〉図1に示した第1の実施形態で
は、画像熱定着装置510に定着温度サーミスタ515
が1つ具備されている構成を示したが、図6に示したよ
うに、定着温度サーミスタ402を2つ具備し、どちら
か1方を第1の温度検知手段として用いる構成としても
良い。なお、この他の構成は同一である。
【0056】例えば、ヒータ511が通紙可能な記録材
サイズに応じて複数の発熱部を持ち、これに応じた複数
の定着温度サーミスタ402が配置されている場合、プ
リント時に通紙された記録材サイズによって選択された
側の定着温度サーミスタ402を加熱温度検知手段とし
て用いれば良い。
【0057】上記の実施形態では、テンションレスのフ
ィルム加熱方式を示したが、ヒータや駆動ローラ等の複
数の部材間に張設したフィルムを回転駆動する方式でも
良い。
【0058】また、上記画像熱定着装置の加熱源は、セ
ラミックヒータに限らず、フィルムに設けた導電層に磁
束を作用させて誘導電流を発生させ、このジュール熱に
よりフィルム自体を発熱させる電磁誘導方式のものでも
良い。
【0059】更に、本発明はフィルム駆動方式に限ら
ず、熱ローラ方式の像加熱装置を具備した画像形成装置
にも同様に適用できる。
【0060】また、本発明の像加熱装置は、定着装置に
限らず、画像の表面状態(艶等)を改質する装置や、仮
定着する装置などであっても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
室温情報に基づいて目標温度や供給電力を適切に設定す
ることにより、環境温度に影響されず良好な画像形成を
行うことが可能な画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装
置の概略構成図
【図2】 第1の実施形態におけるプリント動作時のフ
ローチャート
【図3】 第2の実施形態における第1,第2目標温度
の説明図
【図4】 本発明の第3の実施形態にかかる画像形成装
置の概略構成図
【図5】 第3の実施形態におけるプリント動作時のフ
ローチャート
【図6】 その他の実施形態の説明図
【図7】 従来の像加熱装置の概略構成図
【符号の説明】
1 給紙カセット 3 カセット給紙ローラ 4 搬送ローラ 5 シート材搬送路 6 レジストローラ 7 給紙センサ 8 転写ローラ 9 感光ドラム 11 ヒータ 12 排紙ローラ 13 CPU 13a 目標温度制御手段 13b 目標温度設定手段 13c 電力設定手段 14 ヒータ駆動回路 15 光走査装置 16 現像手段 101 本装置 106 室温サーミスタ 402 定着温度サーミスタ 510 画像熱定着装置(像加熱定着手段) 511 セラミックヒータ 512 ガイド部材 513 定着フィルム 514 加圧ローラ 515 サーミスタ N 定着ニップ部 P シート材(記録材) T トナー画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA12 DA38 EA12 EC20 ED17 ED25 EE02 EE07 EF06 EF09 JA11 JC08 2H033 AA02 BA11 BA12 BA25 BA30 BE03 CA03 CA04 CA05 CA07 CA28 CA30 CA32 CA48 9A001 HH34 JJ35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像加熱装置の温度制御を行う為前記像加
    熱装置の温度を検出する加熱温度検知手段と、室温を検
    出する室温検知手段と、前記像加熱装置を一定の目標温
    度に制御する温度制御手段と、前記目標温度を設定する
    目標温度設定手段を有し、前記室温検知手段による室温
    情報に基づいて、前記目標温度設定手段により前記目標
    温度を任意の値に設定することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記目標温度制御手段が前記像加熱装置を複数段階
    の目標温度に制御し、このうち少なくとも一段階の目標
    温度を前記目標温度設定手段が前記室温情報に基づいて
    任意の値に設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、前記像加熱装置が、立ち上げ期間中は第1の目標温
    度に制御され、像加熱期間中は第2の目標温度に制御さ
    れることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置におい
    て、前記目標温度設定手段が、前記室温情報に基づいて
    第1の目標温度を任意の値に設定することを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の画像形成装置に
    おいて、前記目標温度設定手段が、前記室温情報に基づ
    いて第2の目標温度を任意の値に設定することを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の画像形成装置に
    おいて、前記像加熱装置への通電を開始してから記録材
    を給紙するまでの時間を制御する給紙タイミング制御手
    段を有し、前記室温検知手段による室温情報に基づい
    て、前記給紙タイミング制御手段により給紙タイミング
    を任意の値に設定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6に記載の画像形成装置に
    おいて、前記目標温度設定手段が、前記室温情報に基づ
    いて、前記第1目標温度の継続時間を任意の値に設定す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像加熱装置の温度制御を行う為前期像加
    熱装置の温度を検出する定着温度検知手段と室温を検出
    する室温検知手段と、前記像加熱装置が目的温度に達す
    るまで一定の電力を加える電力制御手段と、前記電力制
    御手段の電力を任意の値に設定する電力設定手段を有
    し、前記室温情報に基づいて前記電力設定手段により前
    記電力制御手段の電力を任意の値に設定することを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像形成装置におい
    て、前記像加熱装置が複数段階の目標温度に制御され、
    このうち少なくとも一段階の目標温度に達するように前
    記電力設定手段が、前記電力制御手段の電力を前記室温
    情報に基づいて設定することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像形成装置におい
    て、前記像加熱装置が、立ち上げ期間中は第1の目標温
    度に制御され、像加熱期間中は第2の目標温度に制御さ
    れ、該第1の目標温度から第2の目標温度に達するまで
    前記電力設定手段が、前記電力制御手段の電力を前記室
    温情報に基づいて設定することを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記像加熱装置が、フィルムと、該フ
    ィルムと圧接して加熱ニップを形成する加圧部材とを有
    し、画像が形成された記録材を前記加熱ニップに通して
    加熱するフィルム加熱方式の装置であることを特徴とす
    る請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 像形成手段により記録材上に未定着画
    像を形成し、該画像を前記像加熱装置により加熱して記
    録材上に熱定着させることを特徴とする請求項1乃至1
    0の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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