JP2001285487A - 留守番電話メッセージ提供システム - Google Patents

留守番電話メッセージ提供システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼者の伝言の録音を促すために発せられる
伝言メッセージであるガイダンスを、特殊な音声により
提供可能にする。 【解決手段】 インターネット７を通じてメッセージデ
ータサーバ６から選んだメッセージデータを、電話端末
１の電話番号に対応させて設定登録可能にする留守番応
答サービスセンタ４を設け、被呼側の電話端末１の着信
不能時に留守番応答サービスセンタ４から発呼側の電話
端末１１に対し、メッセージデータにもとづくガイダン
スを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被呼側の電話機に
対する着信が不能となった場合等において、ガイダンス
用のメッセージを発呼側に特殊音声により提供する留守
番電話メッセージ提供システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の留守番電話応答サービスでは、例
えば携帯電話機宛に着信があったときに、この被呼側の
携帯電話機が通話中であったり、受信エリア外にあった
り、あるいは電源スイッチが切られるなどして、着信不
能となっている場合に、電話網に設けられた留守番応答
サービスセンタが、例えば「只今留守にしています。御
用件のある方はお話し下さい」等のガイダンスをアナウ
ンスした後に、ボイスメールである発呼者の伝言メッセ
ージを記録媒体に記録している。
【０００３】また、この伝言メッセージの記録を行った
後は、前記携帯電話機を通じて被呼者からの要求がある
と、その伝言メッセージが再生されて留守番応答サービ
スセンタから被呼側の携帯電話機に送信される。従っ
て、被呼者である携帯電話機の携帯者が発呼者による伝
言メッセージの内容を聞くことができる。そして、この
ような留守番電話のガイダンスや応答サービスは、通
常、電話事業者によりサービス業務の一つとしてユーザ
に提供されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の留守番電話応答サービスには、電話事業者が提供
する、予め記録されたガイダンス応答や被呼者の音声に
よる極ありふれた音声メッセージのみが用いられている
ため、発呼者の伝言の録音を促す目的を達成できるもの
の、前記ガイダンス応答の表現に特徴がなく、従って他
のガイダンス応答や音声メッセージなどとの識別性を欠
くという問題があった。
【０００５】本発明は前記のような問題を解決するもの
であり、発呼者の伝言の録音を促すために発せられるガ
イダンスとしての伝言メッセージを、特殊な音声により
提供することにより、そのガイダンスに面白さを加え、
他の音声メッセージなどに対して顕著な識別性を付与で
きる留守番電話メッセージ提供システムを得ることを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明にかかる留守番電話メッセージ提供システムは交
換機を介してインターネットに接続される電話端末と、
前記インターネットに接続されて、ガイダンスのための
特殊な音声によるメッセージデータを提供するメッセー
ジデータサーバと、前記交換機に接続されて、前記イン
ターネットを通じて前記メッセージデータサーバから選
んだメッセージデータを、前記電話端末の電話番号に対
応させて設定登録可能にする留守番応答サービスセンタ
とを備えて、被呼側の前記電話端末による着信不能時に
前記留守番応答サービスセンタから発呼側の電話端末に
対し、前記メッセージデータにもとづくガイダンスを提
供するようにしたものである。これにより、発呼者の伝
言の録音を促すために発せられる伝言メッセージである
ガイダンスを、特殊な音声により提供することにより、
そのガイダンス応答に面白さを加え、他の音声メッセー
ジなどに対して顕著な識別性を付与できる。
【０００７】また、本発明にかかる留守番電話メッセー
ジ提供システムは、前記インターネットを通じて前記メ
ッセージデータサーバから選んだメッセージデータを、
前記電話端末の電話番号に対応させて設定可能にする留
守番メッセージメモリを設けて、被呼側の前記電話端末
による着信不能時に前記留守番メッセージメモリから発
呼側の電話端末に対し、前記メッセージデータにもとづ
くガイダンスを提供するようにしたものである。これに
より、メッセージデータサーバから留守番メッセージメ
モリにダウンロードした特殊な音声メッセージを用い
て、留守番応答サービスセンタを介さずに発呼者の伝言
の記録を促すことができる。
【０００８】また、本発明にかかる留守番電話メッセー
ジ提供システムは、前記電話端末が携帯電話機とするこ
とで、メッセージデータサーバからの伝言メッセージを
特殊な音声にて発呼者に、ローコストかつ迅速に提供で
きる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
について説明する。図１は本発明の留守番電話メッセー
ジ提供システムを示すブロック図であり、同図におい
て、１は被呼側の電話端末としての例えば携帯電話機、
２は基地局、３は交換機、４は交換機３側に設けられた
留守番応答サービスセンタ、５は加入者情報データベー
ス、１１は発呼側の電話端末としての携帯電話機であ
る。
【００１０】前記留守番応答サービスセンタ４は、被呼
側の携帯電話機１が前記各種の事情により受信不能状態
にあるときに、発呼側の携帯電話機１１へ提供するガイ
ダンスのデータを格納するとともに、そのガイダンスに
従って発呼者が返す音声による応答メッセージをディジ
タル記録によって蓄積する音声蓄積部４Ａを有し、これ
らのガイダンスのためのメッセージや応答メッセージが
留守番サービス加入者である被呼者により検索または指
定されて用いられる。また、前記音声蓄積部４Ａは、被
呼者がメッセージデータサーバからダウンロードした音
声ガイダンスを蓄積可能にしている。また、前記加入者
情報データベース５は、携帯電話機１が留守番サービス
を受ける加入者情報を保持している。
【００１１】また、６はインターネット７を介して交換
機３に接続された前記のメッセージデータサーバであ
り、これが特殊な音声によるメッセージデータをインタ
ーネット７を通じて前記携帯電話機１や留守番応答サー
ビスセンタ４へ提供可能にしている。ここで、特殊な音
声とは例えばテレビアニメなどで著名な「ドラエもん」
の声や、芸能人の特徴のある音声などであり、必要に応
じ背景音を付属させることができる。
【００１２】このメッセージデータサーバ６は、交換機
３との間でプログラムの転送を行うための転送プログラ
ムを格納したメモリ６Ａ、前記特殊な音声のデータを蓄
積したディスク装置６Ｂおよびダウンロード要求受信／
応答部６Ｃを備えている。
【００１３】一方、前記携帯電話機１は入力装置として
のキー（図示しない）、表示装置としての液晶表示パネ
ル（図示しない）、交換機３との間でプログラムの転送
を行うための転送プログラムを格納したメモリ１Ａおよ
びダウンロード要求部１Ｂなどを備えている。
【００１４】次に動作を、図２に示すフローチャートを
参照しながら説明する。いま、発呼者の携帯電話機１１
から発信が行われて基地局２に接続が行われると（ステ
ップＳ１）、交換機３は基地局２を通して指定した電話
番号の被呼者の携帯電話機１を呼び出す。そして、被呼
者が受信操作を行って通話可能とした場合には（ステッ
プＳ２）、通信回線を接続し、通話を行えるようにする
（ステップＳ３）。
【００１５】一方、前記発呼者の携帯電話機１１が交換
機３を介して被呼者の携帯電話機１を呼び出した場合に
おいて、被呼者が通話圏外に居たり、携帯電話機１の電
源スイッチが切られているような場合には、携帯電話機
１、１１どうしが通話不能状態となる（ステップＳ
２）。
【００１６】この場合には、交換機３はその通話不能状
態を検出し、留守番応答サービスセンタ４から発呼側の
携帯電話機１１に対し、例えば「只今留守にしていま
す。用件のある方はお話し下さい」のメッセージをガイ
ダンスとして送信する（ステップＳ５）。なお、このガ
イダンスのサービスをする前に、交換機３は加入者情報
データベース５を検索し、被呼者の携帯電話機１１が留
守番電話サービスを受けられる加入者であるか否かを確
認する（ステップＳ４）。そして、サービスを受ける加
入者であることが確認された場合に、前記のようにガイ
ダンスの送信を可能にする（ステップＳ５）。
【００１７】続いて、前記ガイダンスに従って、発呼者
は携帯電話機１１から用件（伝言メッセージ）を話す
と、これが交換機３を通じて留守番応答サービスセンタ
４の音声蓄積部４Ａにディジタル記録により蓄積される
（ステップＳ６）。従って、被呼者はその後に、携帯電
話機１から交換機３を通じて、前記留守番応答サービス
センタ４にアクセス（ステップＳ７）し、音声蓄積部４
Ａの伝言メモを検索することにより、自身宛の前記発呼
者からの用件（伝言メッセージ）を聞き取ることができ
る（ステップＳ８）。
【００１８】ところで、前記音声蓄積部４Ａは、通話時
間以外に、被呼側の携帯電話機１のダウンロード要求部
１からの指示により、転送プログラムに従って、インタ
ーネット７を通じて、メッセージデータサーバ６のディ
スク装置６に予め格納してある特殊な音声データを、交
換機３を通してダウンロード可能としてある。このダウ
ンロードは、メッセージデータサーバ６のダウンロード
は、ダウンロード要求／応答部６ｃを通してメモリ６Ａ
内の転送プログラムの手順に従って、実行される。従っ
て、この特殊な音声メッセージによるガイダンスを、交
換機３を通して前記発呼者の携帯電話機１１に提供可能
となる。
【００１９】すなわち、このような特殊な音声によるガ
イダンスサービスによって、これまでの無味乾燥のメッ
セージに比べて発呼者に好感を与え、さらに他のガイダ
ンスのためメッセージ等との識別が容易になる。
【００２０】図２はこの発明の実施の他の形態を示す。
この形態では、被呼側の携帯電話機１自体に留守番サー
ビスメモリ１２を有し、この留守番サービスメモリ１２
にはダウンロード要求部１Ｂからの指示により、転送プ
ログラムに従ってメッセージサーバ６のディスク装置６
Ｂから、前記同様の特殊な音声のデータを、インターネ
ット７を通してダウンロードし、蓄積可能としてある。
【００２１】従って、この場合には、この特殊な音声に
よるガイダンスを、電話会社が管理する前記メッセージ
サービスセンタ４からでなく、自身の携帯電話機１内の
留守番サービスメモリ１２から選択的に取り出して使用
できる。このため、留守番サービスの契約に加入せず
に、ローコストかつ迅速に、ガイダンスのメッセージを
発呼者に提供できることとなる。この場合には、携帯電
話機１に別途用意された応答サービスメモリ(図示しな
い)に、前記ガイダンスに従って発呼者の用件をディジ
タル記録することとなる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発呼者
の伝言の録音を促すために発せられる伝言メッセージで
あるガイダンスを、特殊な音声により提供することによ
り、そのガイダンスに面白さを加え、他の音声メッセー
ジなどに対して顕著な識別性を付与できる。
【００２３】また、被呼側の携帯電話機の留守番サービ
スメモリにインターネットを通して特殊な音声をダウン
ロードすることで、電話会社がサービスする定形的なメ
ッセージを使用せずに、愉快で好感が持てるガイダンス
を発呼者に提供することができる。
【００２４】また、このようなガイダンス応答サービス
は、電源オフ時や通話可能な圏外にあるとき通話不能に
陥る携帯電話機通信に用いて、極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態による留守番電話応答シス
テムを示すブロック図である。
【図２】本発明による伝言メッセージの提供手順を示す
フローチャートである。
【図３】本発明の実施の他の一形態による留守番電話応
答システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
１、１１ 携帯電話機 ３ 交換機 ４ 留守番応答サービスセンタ ５ 加入者情報データベース ６ メッセージデータサーバ ７ インターネット １２ 留守番サービスメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 交換機を介してインターネットに接続さ
    れる電話端末と、前記インターネットに接続されて、ガ
    イダンスのための特殊な音声によるメッセージデータを
    提供するメッセージデータサーバと、前記交換機に接続
    されて、前記インターネットを通じて前記メッセージデ
    ータサーバから選んだメッセージデータを、前記電話端
    末の電話番号に対応させて設定登録可能にする留守番応
    答サービスセンタとを備え、被呼側の前記電話端末によ
    る着信不能時に前記留守番応答サービスセンタから発呼
    側の電話端末に対し、前記メッセージデータにもとづく
    ガイダンスを提供することを特徴とする留守番電話メッ
    セージ提供システム。
  2. 【請求項２】 交換機を介してインターネットに接続さ
    れる電話端末と、前記インターネットに接続されて、ガ
    イダンスのための特殊な音声によるメッセージデータを
    提供するメッセージデータサーバと、前記電話端末に設
    けられて、前記インターネットを通じて前記メッセージ
    データサーバから選んだメッセージデータを、前記電話
    端末の電話番号に対応させて設定可能にする留守番メッ
    セージメモリとを備え、被呼側の前記電話端末による着
    信不能時に前記留守番メッセージメモリから発呼側の電
    話端末に対し、前記メッセージデータにもとづくガイダ
    ンスを提供することを特徴とする留守番電話メッセージ
    提供システム。
  3. 【請求項３】 前記電話端末が携帯電話機であることを
    特徴とする請求項１または請求項２に記載の留守番電話
    メッセージ提供システム。
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