JP2001285222A - 受信エリア監視・制御方法及び放送システム - Google Patents

受信エリア監視・制御方法及び放送システム

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JP2001285222A
JP2001285222A JP2000095575A JP2000095575A JP2001285222A JP 2001285222 A JP2001285222 A JP 2001285222A JP 2000095575 A JP2000095575 A JP 2000095575A JP 2000095575 A JP2000095575 A JP 2000095575A JP 2001285222 A JP2001285222 A JP 2001285222A
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transmission
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勝 鈴木
Shigeru Kawamura
繁 川村
Kazu Moriyama
和 森山
Seiichiro Ito
誠一郎 伊藤
Nobuyuki Yamashita
信之 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデジタル放送システムでは、他エリア
からの送信電波を受信するオーバーリーチが発生し、送
信電波の干渉が起こり、受信状態が不安定となるという
問題点があったが、本発明は、送信電波のオーバーリー
チによって発生するエリア内の送信電波の干渉をなく
し、受信状態を安定化させる受信エリア監視・制御方法
及び放送システムを提供する。 【解決手段】 送信所の送信装置からの送信電波に付与
された認識番号、または送信電波の受信の遅延時間によ
って自他エリアからの送信電波を認識し、他エリアの送
信所の送信装置に受信状況をレポートして、当該送信装
置でのアンテナのチルド角制御/送信電力制御を行う受
信エリア監視・制御方法及び放送システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波デジタル信
号による放送システムに係り、特に、多数エリアからの
同一周波数にて信号を受信する場合に、他エリアからの
送信電波のオーバーリーチによる干渉をなくし自エリア
の送信電波のみを安定に受信することを実現する受信エ
リア監視・制御方法及び放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地上波デジタル放送システムにつ
いて図3を用いて説明する。図3は、従来の地上波デジ
タル放送システムの一部を示す概略図である。図3に示
すように、従来の地上波デジタル放送システムの一部
は、A地区の送信所に設けられたA地区送信装置1と、
B地区の送信所に設けられたB地区送信装置2と、A地
区送信装置1とB地区送信装置2との間を中継する中継
器3と、A地区受信地域に設けられた受信機4と、B地
区受信地域に設けられた受信機5とから基本的に構成さ
れている。
【0003】次に、上記システムにおける動作を説明す
る。放送電波を受信したA地区送信装置1は、放送内容
を中継器3に送信すると共に、A地区受信地域内に設け
られた一般視聴者の受信機4にも放送内容を送信する。
A地区送信装置1から受信した電波を中継器3は中継増
幅し、B地区送信装置2に向けて送信する。中継器3か
ら放送電波を受信したB地区送信装置2は、B地区受信
地域内に設けられた一般視聴者の受信機5に放送内容を
送信する。
【0004】尚、デジタル放送に関する従来技術とし
て、平成7年(1995年)3月31日公開の特開平7
−86981号公報「ディジタル信号伝送方法」(出願
人:日本放送協会、発明者:加藤久和他)がある。この
技術は、伝送すべきアナログ信号を階層符号化手段によ
り高速及び低速のディジタル信号に変換し、これら信号
を高速な主要変調信号と低速なスペクトル拡散変調信号
で送信し、受信側では両信号を受信CN比で制御される
階層復号化手段により再生するものであり、マイクロ波
帯において低いC/Nでも受信可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタル放送システムでは、A地区受信地域の受信機4
は、A地区送信装置1からの送信電波と共にB地区送信
装置2からの送信電波も受信してしまうことがあり、ま
た、B地区受信地域の受信機5についても同様な現象は
発生することがあり、この現象を送信電波の「オーバー
リーチ」と称し、本来受信するべき送信電波との干渉が
発生してしまい、受信状態が不安定になるという問題点
があった。尚、このオーバーリーチの程度は、季節によ
りその程度か任意に変動することとなる。
【0006】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、送信電波のオーバーリーチによって発生するエリア
内の送信電波の干渉をなくし、受信状態を安定化させる
ことができる受信エリア監視・制御方法及び放送システ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、同一周波数を用いて放送内容を
送信する地上波デジタル放送システムであって、複数の
送信所の送信装置と、各送信所のエリア内で当該送信所
の送信装置からの送信電波を受信する受信機とを備え、
受信機が当該エリア以外のエリアの送信所の送信装置か
らも送信電波を受信する場合の受信エリア監視・制御方
法及び放送システムにおいて、受信機が、送信所の送信
装置から送信電波に付与されて送信された識別子から自
エリアからの送信電波であるか若しくはそれ以外の他エ
リアからの送信電波であるかを認識し、自エリアからの
送信電波を取得するものであり、他エリアからの送信電
波のオーバーリーチによる干渉をなくし、自エリアの送
信電波のみを安定に受信できる。
【0008】また、本発明は、同一周波数を用いて放送
内容を送信する地上波デジタル放送システムであって、
複数の送信所の送信装置と、各送信所のエリア内で当該
送信所の送信装置からの送信電波を受信する受信機とを
備え、受信機が当該エリア以外のエリアの送信所の送信
装置からも送信電波を受信する場合の受信エリア監視・
制御方法及び放送システムにおいて、受信機が、送信電
波を受信する遅延時間により自エリアからの送信電波で
あるか若しくはそれ以外の他エリアからの送信電波であ
るかを認識し、自エリアからの送信電波を取得するもの
であり、他エリアからの送信電波のオーバーリーチによ
る干渉をなくし、自エリアの送信電波のみを安定に受信
できる。
【0009】また、本発明は、上記発明において、受信
機が、他エリアからの送信電波の受信状況を当該他エリ
アの送信所の送信装置に通知し、送信装置は通知された
受信状況に応じて他エリアへの送信電波を低減するよう
アンテナのチルド角制御、送信電力の制御、又はこれら
両方を組み合わせた制御を行うものであり、他エリアの
送信装置のアンテナ等を制御することにより他エリアか
らの送信電波のオーバーリーチによる干渉をなくし、自
エリアの送信電波のみを安定に受信できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0011】本発明の実施の形態に係る受信エリア監視
・制御方法及び放送システムは、同一周波数を用いて放
送内容を送信する地上波デジタル放送システムであっ
て、複数の送信所の送信装置と、各送信所のエリア内で
当該送信所の送信装置からの送信電波を受信する受信機
とを備え、受信機が当該エリア以外のエリアの送信所の
送信装置からも送信電波を受信する場合に、受信機が、
送信所の送信装置から送信電波に付与されて送信された
識別子(認識番号)から自エリアからの送信電波である
か若しくはそれ以外の他エリアからの送信電波であるか
を認識し、自エリアからの送信電波を取得するものであ
り、他エリアからの送信電波のオーバーリーチによる干
渉をなくし、自エリアの送信電波のみを安定に受信でき
るものである。ここで、識別子(認識番号)を用いて自
他エリアからの送信電波を認識する処理は、後述する送
信電波認識手段における第1の処理が相当している。
【0012】また、本発明の実施の形態に係る受信エリ
ア監視・制御方法及び放送システムは、同一周波数を用
いて放送内容を送信する地上波デジタル放送システムで
あって、複数の送信所の送信装置と、各送信所のエリア
内で当該送信所の送信装置からの送信電波を受信する受
信機とを備え、受信機が当該エリア以外のエリアの送信
所の送信装置からも送信電波を受信する場合に、受信機
が、送信電波を受信する遅延時間により自エリアからの
送信電波であるか若しくはそれ以外の他エリアからの送
信電波であるかを認識し、自エリアからの送信電波を取
得するものであり、他エリアからの送信電波のオーバー
リーチによる干渉をなくし、自エリアの送信電波のみを
安定に受信できるものである。ここで、遅延時間を用い
て自他エリアからの送信電波を認識する処理は、後述す
る送信電波認識手段における第2の処理が相当してい
る。
【0013】また、本発明の実施の形態に係る受信エリ
ア監視・制御方法及び放送システムは、上記発明におい
て、受信機が、他エリアからの送信電波の受信状況を当
該他エリアの送信所の送信装置に通知し、送信装置は通
知された受信状況に応じて他エリアへの送信電波を低減
するようアンテナのチルド角制御、送信電力の制御、又
はこれら両方を組み合わせた制御を行うものであり、他
エリアの送信装置のアンテナ等を制御することにより他
エリアからの送信電波のオーバーリーチによる干渉をな
くし、自エリアの送信電波のみを安定に受信できるもの
である。
【0014】ここで、他エリアからの送信電波の受信状
況を通知するのは、後述するように、受信機における受
信状況通知手段にて処理され、受信状況の通知に従って
アンテナ等を制御するのは、送信装置におけるオーバー
リーチ低減制御手段にて制御される。
【0015】本発明の実施の形態に係る地上波デジタル
放送システムについて図1を用いて説明する。図1は、
本発明の実施の形態に係る地上波デジタル放送システム
のの一部を示す概略図である。尚、図3と同様の構成を
とる部分については同一の符号を付して説明している。
本実施の形態に係る地上波デジタル放送システムの一部
(本システム)は、図1に示すように、A地区の送信所
に設けられたA地区送信装置1と、B地区の送信所に設
けられたB地区送信装置2と、A地区送信装置1とB地
区送信装置2との間を中継する中継器3と、A地区受信
地域に設けられた一般視聴者用の受信機4と、B地区受
信地域に設けられた一般視聴者用の受信機5とから基本
的に構成されている。
【0016】上記本システムにおける各部の基本的機能
及び動作は、図3に示した各部と同様のものとなってい
る。従って、相違する点を詳しく説明する。A地区送信
所の送信装置1は、放送電波に当該送信所の認識番号0
1を付与して送信する。B地区送信所の送信装置2は、
放送電波に当該送信所の認識番号02を付与して送信す
る。
【0017】受信機4,5は、送信電波のオーバーリー
チを監視するために自エリアの送信電波認識処理を行う
送信電波認識手段と、認識した他エリアからの送信電波
の受信状況を他エリアの送信装置に通知する受信状況通
知処理を行う受信状況通知手段とを備えている。
【0018】送信電波認識手段は、第1の処理と第2の
処理との何れかにより実現される。送信電波認識手段に
おける第1の処理は、送信装置1,2から送信された放
送電波に付与された送信所の認識番号01,02を受信
の際に取得し、その認識番号(送信所番号)によって自
エリアの送信電波と他エリアの送信電波とを認識し、自
エリアの送信電波のみを選択して取得する。
【0019】具体的には、A地区受信地域の受信機4
は、A地区送信所の送信装置1から認識番号01が付与
された送信電波を受信すると共にB地区送信所の送信装
置2から認識番号02が付与された送信電波を受信す
る。そして、受信機4には、予め自エリアの送信電波の
認識番号は「01」と設定されており、認識番号01の
送信電波を認識し、選択して内部に取り込む。
【0020】また、B地区受信地域の受信機5は、A地
区送信所の送信装置1から認識番号01が付与された送
信電波を受信すると共にB地区送信所の送信装置2から
認識番号02が付与された送信電波を受信する。そし
て、受信機5には、予め自エリアの送信電波の認識番号
は「02」と設定されており、認識番号02の送信電波
を認識し、選択して内部に取り込む。
【0021】送信電波認識手段における第2の処理は、
送信所の送信装置から送信所番号を付与することができ
ない地域等で実施するものであり、受信する電波の遅延
時間を利用して自エリアの送信電波と他エリアの送信電
波とを認識するものである。
【0022】例えば、A地区受信地域の受信機4は、A
地区送信所の送信装置1から時間的には先にA地区受信
地域用の送信電波を受信し、その後にB地区送信所の送
信装置2から遅延してB地区受信地域用の送信電波を受
信することになる。
【0023】従って、A地区受信地域の受信機4は、最
初(遅延時間ゼロ)に受信した送信電波を自エリアの送
信電波と認識し、B地区受信地域の受信機5は、その後
(遅延時間T)に受信した送信電波を自エリアの送信電
波と認識するものである。
【0024】つまり、角地区受信地域内の受信機は、予
め自エリアの送信電波を受信するタイミングを最初の送
信電波を受信してから経過する遅延時間(遅延時間ゼロ
も含む)で設定されており、当該遅延時間に一致した時
に受信した送信電波を自エリアの送信電波とするもので
ある。
【0025】尚、送信電波認識手段の第1,2の処理で
は、自エリアの送信電波を認識すると共に、結果として
他エリアからの送信電波の受信状況も認識することにな
る。
【0026】次に、受信状況通知手段は、上記送信電波
認識手段の第1,2の処理で認識した他エリアからの送
信電波の受信状況を他エリアの送信所の送信装置に通知
する手段である。図1の例では、有線の一般公衆回線等
を使用して受信状況を通知しているが、無線装置を用い
て無線にて通知するようにしても構わない。
【0027】具体的には、A地区受信地域内の受信機4
は、B地区送信所の送信装置2にB地区のエリアからの
送信電波の受信状況に関するデータ(受信レポート)を
通知している。また、B地区受信地域内の受信機5は、
A地区送信所の送信装置1にA地区のエリアからの送信
電波の受信状況に関するデータ(受信レポート)を通知
している。
【0028】更に、上記受信レポートを受けた送信所の
送信装置は、オーバーリーチ低減制御を行う。送信装置
におけるオーバーリーチ低減制御を図2を用いて説明す
る。図2は、本発明の実施の形態に係るオーバーリーチ
低減制御を説明するための概略図である。図2に示すよ
うに、B地区送信所の送信装置2は、B地区受信地域内
の受信機5に向けて送信電波を出力している。また、A
地区受信地域内の受信機4はB地区送信所の送信装置2
から受信した送信電波の受信状況を受信レポートとして
一般公衆回線等を利用して送信装置2に出力する。
【0029】A地区受信地域内の受信機4から入力され
た受信レポートに従って、B地区送信所の送信装置2内
のオーバーリーチ低減制御手段がオーバーリーチ低減の
ための制御処理を行う。この制御処理とは、アンテナの
チルド角を制御したり、送信電力を制御したりするもの
である。従って、オーバーリーチ低減制御手段は、アン
テナのチルド角を制御・調整する手段であり、送信電力
を制御する手段である。
【0030】これにより、他エリアからの送信電波のオ
ーバーリーチによる自エリアの送信電波との干渉をなく
し、各地区の受信地域内の受信機において安定した電波
を受信することが可能となった。
【0031】上記本システムにおいて、本発明の実施の
形態に係る受信エリア監視・制御方法は、各地区受信地
域内の受信機が送信所番号又は遅延時間により自エリア
の送信電波と他エリアの送信電波とを認識して、自エリ
アの送信電波を取得すると共に、他エリアの送信電波の
受信状況を当該他エリアの送信装置に通知して、その送
信装置でオーバーリーチ低減制御を行うものであり、こ
れにより、送信電波のオーバーリーチによって発生する
エリア内の送信電波の干渉をなくし、受信状態を安定化
させることができる。
【0032】本発明の実施の形態に係る受信エリア監視
・制御方法及び放送システムによれば、各地区受信地域
内の受信機で、各地区送信所の送信装置から送信電波に
付与された送信所番号又は送信電波の受信タイミングの
遅延時間を基に、自他エリアの送信電波を認識して、自
エリアの送信電波を取得するようにしているので、エリ
ア内の送信電波の干渉をなくすことができる効果があ
る。
【0033】また、本発明の実施の形態に係る受信エリ
ア監視・制御方法及び放送システムによれば、各地区受
信地域内の受信機で認識した他エリアの送信電波の受信
状況を受信レポートとして当該他エリアの送信装置に通
知し、その受信レポートに従って送信装置がオーバーリ
ーチ低減制御を行うようにしているので、他エリアの送
信装置におけるアンテナ等を制御して他エリアからの送
信電波のオーバーリーチによる干渉をなくすようにし、
受信状態を更に安定化させることができる効果がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、同一周波数を用いて放
送内容を送信する地上波デジタル放送システムであっ
て、複数の送信所の送信装置と、各送信所のエリア内で
当該送信所の送信装置からの送信電波を受信する受信機
とを備え、受信機が当該エリア以外のエリアの送信所の
送信装置からも送信電波を受信する場合の受信エリア監
視・制御方法及び放送システムにおいて、受信機が、送
信所の送信装置から送信電波に付与されて送信された識
別子から自エリアからの送信電波であるか若しくはそれ
以外の他エリアからの送信電波であるかを認識し、自エ
リアからの送信電波を取得するものとしているので、他
エリアからの送信電波のオーバーリーチによる干渉をな
くし、自エリアの送信電波のみを安定に受信できる。
【0035】また、本発明によれば、同一周波数を用い
て放送内容を送信する地上波デジタル放送システムであ
って、複数の送信所の送信装置と、各送信所のエリア内
で当該送信所の送信装置からの送信電波を受信する受信
機とを備え、受信機が当該エリア以外のエリアの送信所
の送信装置からも送信電波を受信する場合の受信エリア
監視・制御方法及び放送システムにおいて、受信機が、
送信電波を受信する遅延時間により自エリアからの送信
電波であるか若しくはそれ以外の他エリアからの送信電
波であるかを認識し、自エリアからの送信電波を取得す
るものとしているので、他エリアからの送信電波のオー
バーリーチによる干渉をなくし、自エリアの送信電波の
みを安定に受信できる効果がある。
【0036】また、本発明によれば、上記発明におい
て、受信機が、他エリアからの送信電波の受信状況を当
該他エリアの送信所の送信装置に通知し、送信装置は通
知された受信状況に応じて他エリアへの送信電波を低減
するようアンテナのチルド角制御、送信電力の制御、又
はこれら両方を組み合わせた制御を行う受信エリア監視
・制御方法及び放送システムとしているので、他エリア
の送信装置のアンテナ等を制御することにより他エリア
からの送信電波のオーバーリーチによる干渉をなくし、
自エリアの送信電波のみを安定に受信できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る地上波デジタル放送
システムのの一部を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るオーバーリーチ低減
制御を説明するための概略図である。
【図3】従来の地上波デジタル放送システムの一部を示
す概略図である。
【符号の説明】
1…A地区送信所の送信装置、 2…B地区送信所の送
信装置、 3…中継器、 4…A地区受信地域の受信
機、 5…B地区受信地域の受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 繁 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 森山 和 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 伊藤 誠一郎 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 山下 信之 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA01 AA30 BA14 BA25 DA01 5C061 BB03 5K042 AA08 BA14 CA13 DA15 DA19 EA01 HA11 JA01 NA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一周波数を用いて放送内容を送信する
    地上波デジタル放送システムであって、複数の送信所の
    送信装置と、前記各送信所のエリア内で当該送信所の送
    信装置からの送信電波を受信する受信機とを備え、前記
    受信機が前記エリア以外のエリアの送信所の送信装置か
    らも送信電波を受信する場合の受信エリア監視・制御方
    法において、 前記複数の送信所の送信装置は、各々異なる識別子を送
    信電波に付与して送信し、前記各受信機は前記識別子に
    より自エリアからの送信電波であるか若しくはそれ以外
    の他エリアからの送信電波であるかを認識し、前記自エ
    リアからの送信電波を取得することを特徴とする受信エ
    リア監視・制御方法。
  2. 【請求項2】 同一周波数を用いて放送内容を送信する
    地上波デジタル放送システムであって、複数の送信所の
    送信装置と、前記各送信所のエリア内で当該送信所の送
    信装置からの送信電波を受信する受信機とを備え、前記
    受信機が前記エリア以外のエリアの送信所の送信装置か
    らも送信電波を受信する場合の受信エリア監視・制御方
    法において、 前記各受信機は送信電波を受信する遅延時間により自エ
    リアからの送信電波であるか若しくはそれ以外の他エリ
    アからの送信電波であるかを認識し、前記自エリアから
    の送信電波を取得することを特徴とする受信エリア監視
    ・制御方法。
  3. 【請求項3】 各受信機は認識した他エリアからの送信
    電波の受信状況を前記他エリアの送信所の送信装置に通
    知し、前記送信装置は前記通知された受信状況に応じて
    他エリアへの送信電波を低減するようアンテナのチルド
    角制御若しくは送信電力の制御若しくはこれら両方を組
    み合わせた制御を行うことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の受信エリア監視・制御方法。
  4. 【請求項4】 同一周波数を用いて放送内容を送信する
    地上波デジタル放送システムであって、複数の送信所の
    送信装置と、前記各送信所のエリア内で当該送信所の送
    信装置からの送信電波を受信する受信機とを備え、前記
    受信機が前記エリア以外のエリアの送信所の送信装置か
    らも送信電波を受信する放送システムにおいて、 前記送信所の送信装置は、送信所固有の識別子を送信電
    波に付与して送信する送信装置であり、 前記受信機は、受信した送信電波に付与された送信所固
    有の識別子から自エリアからの送信電波であるか若しく
    はそれ以外の他エリアからの送信電波であるかを認識
    し、前記自エリアからの送信電波を取得する第1の送信
    電波確認手段を備える受信機であることを特徴とする放
    送システム。
  5. 【請求項5】 同一周波数を用いて放送内容を送信する
    地上波デジタル放送システムであって、複数の送信所の
    送信装置と、前記各送信所のエリア内で当該送信所の送
    信装置からの送信電波を受信する受信機とを備え、前記
    受信機が前記エリア以外のエリアの送信所の送信装置か
    らも送信電波を受信する放送システムにおいて、 前記受信機は、送信電波を受信する遅延時間により自エ
    リアからの送信電波であるか若しくはそれ以外の他エリ
    アからの送信電波であるかを認識し、前記自エリアから
    の送信電波を取得する第2の送信電波確認手段を備える
    受信機であることを特徴とする放送システム。
  6. 【請求項6】 受信機は、認識した他エリアからの送信
    電波の受信状況を前記他エリアの送信所の送信装置に通
    知する受信状況通知手段を備える受信機であり、 送信装置は、前記通知された受信状況に応じて他エリア
    への送信電波を低減するようアンテナのチルド角制御若
    しくは送信電力の制御若しくはこれら両方を組み合わせ
    た制御を行うオーバーリーチ低減制御手段を備えること
    を特徴とする請求項4又は請求項5記載の放送システ
    ム。
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