JP2001282239A - 携帯電話 - Google Patents

携帯電話

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JP2001282239A
JP2001282239A JP2000094147A JP2000094147A JP2001282239A JP 2001282239 A JP2001282239 A JP 2001282239A JP 2000094147 A JP2000094147 A JP 2000094147A JP 2000094147 A JP2000094147 A JP 2000094147A JP 2001282239 A JP2001282239 A JP 2001282239A
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performance
data
performance data
guide
input
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JP2000094147A
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Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、演奏操作による演奏データ
の入力を可能とし、携帯していつでもどこにいても楽器
演奏の練習を行うことが可能な携帯電話を提供すること
である。 【解決手段】 電話番号データまたは演奏データを入力
するための入力手段としてフレットボタン23及びピッ
キング操作ボタン21,22を携帯電話1の筐体1Aに
設け、記憶部11に記憶されている演奏データに従って
前記フレットボタン23またはピッキング操作ボタン2
1,22を発光させて、演奏操作のガイドを表示する。
CPU8は表示されるガイドに従って正しい操作が入力
された否かを判定し、判定結果に応じた結果を表示部4
に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話に係り、詳
細には、携帯電話における楽器演奏練習用のガイド表示
制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、楽譜を見ないでも楽器を演奏
できるように演奏操作をガイドする演奏教習装置が知ら
れている。この演奏教習装置は、例えば鍵盤楽器であれ
ば、各鍵にLED等の発光素子を設け、記憶されている
演奏データの進行に伴って押鍵タイミングに先立ってそ
の鍵に対応している発光素子を点灯させ、演奏操作をガ
イドする。このような演奏教習装置によれば、点灯して
いる鍵を視覚によって確認することで次に押鍵すべき鍵
の位置を認識することができるので、楽器演奏の未経験
者や年少者等が楽譜が読めなくても楽器を演奏できるよ
うになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
演奏教習装置は楽器に適用されるものであるので、楽器
を持ち歩いていない外出時や、持ち歩くことが困難な大
型の楽器に適用した場合は、演奏教習装置を用いた演奏
の練習をすることができなかった。
【0004】一方、近年では携帯電話や携帯情報端末等
の携帯機器が広く普及し、例えば、携帯電話では電話の
着信時に鳴動させる着信メロディを設定可能となってい
る。この着信メロディ用の演奏データは、端末本体に設
けられた電話番号入力用の各数値キーにそれぞれ音高を
割当て、使用者の手動操作により曲中の各音の音高を指
定したり、音長を指定する。また、着信メロディ用の演
奏データの入力方法として、演奏データ入力用の装置へ
電話端末本体を接続し、着信メロディを登録するものも
ある。
【0005】しかしながら、従来の演奏データの入力方
法は手動操作で入力する場合には、通常の楽器の演奏操
作とは異なり円滑に入力することが難しく、その操作も
煩雑なものであった。また、演奏データ入力用の装置を
利用する場合には、入力操作は容易であるが使用者自ら
が作曲した曲を着信メロディに設定することができな
い。特に、楽器演奏の経験者にとっては楽器と同様の演
奏操作で演奏データを入力できないことから入力操作が
より一層煩雑に感じられる。
【0006】そこで、本発明の課題は、演奏操作による
演奏データの入力を可能とし、携帯していつでもどこに
いても楽器演奏の練習を行うことが可能な携帯電話を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を1例として例示する。符号等は、後述
する図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、通話機能を有する
携帯電話において、電話本体に設けられ、演奏操作によ
り演奏データを入力する入力手段(例えば、図1に示す
フレットボタン23、ピッキング操作ボタン21,2
2)と、演奏データを記憶する記憶手段(例えば、図2
に示す記憶部11)と、この記憶手段に記憶されている
演奏データに従って、前記入力手段の演奏操作を視覚的
に事前にガイドするガイド表示制御手段(例えば、図2
に示すCPU8;図5のS4〜S9;図6)と、このガ
イド表示制御手段による演奏操作のガイドに従って、前
記入力手段に対して正しい演奏操作が入力されたか否か
を判定する判定手段(例えば、図2に示すCPU8;図
5のS10〜S11)と、この判定手段による判定結果
に応じた処理を実行する処理実行手段(例えば、図2に
示すCPU8;図5のS12〜S15)と、を備えるこ
とを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の携帯電話によれば、通
話機能を有する携帯電話において、演奏操作により演奏
データを入力する入力手段を電話本体に設け、ガイド表
示制御手段は、記憶手段に記憶されている演奏データに
従って前記入力手段の演奏操作を視覚的に事前にガイド
し、この演奏操作のガイドに従って前記入力手段に対し
て正しい演奏操作が入力されたか否かを判定手段によっ
て判定し、判定結果に応じた処理を処理実行手段によっ
て実行する。
【0010】従って、外部の相手といつでもどこにいて
も通話を行うことができるばかりでなく、電話本体に設
けられた演奏データの入力を行い、この入力された演奏
データに従って表示される操作ガイドを見ながら、いつ
でもどこにいても携帯電話を用いて楽器の練習ができ
る。また、正しい操作が行われたか否かが判定され、そ
の結果に応じた処理が実行されるので、使用者は正しい
操作を行ったか否かを正確に把握できる。
【0011】請求項2記載の発明は、通話機能を有する
携帯電話において、電話番号用モードでは電話をかける
際に操作される電話番号入力キーとなり、演奏用モード
では演奏を行う際に演奏操作される演奏データ入力キー
または演奏データ入力ボタンとなる入力手段(例えば、
図1に示すフレットボタン23、ピッキング操作ボタン
21,22)と、演奏データが記憶されている記憶手段
(例えば、図2に示す記憶部11)と、この記憶手段に
記憶されている演奏データに従って、前記入力手段の演
奏操作を視覚的に事前にガイドするガイド表示制御手段
(例えば、図2に示すCPU8;図5のS4〜S9;図
6)と、このガイド表示制御手段による演奏操作のガイ
ドに従って、前記入力手段に対する演奏操作を判定し、
この判定結果に応じた処理を実行する処理実行手段(例
えば、図2に示すCPU8;図5のS10〜S15)
と、を備えることを特徴としている。
【0012】この請求項2記載の携帯電話によれば、通
話機能を有する携帯電話において、入力手段は、電話番
号用モードでは電話をかける際に操作される電話番号入
力キーとなり、演奏用モードでは演奏を行う際に演奏操
作される演奏データ入力キーまたは演奏データ入力ボタ
ンとなり、記憶手段は演奏データを記憶しており、ガイ
ド表示制御手段は記憶手段に記憶されている演奏データ
に従って、前記入力手段の演奏操作を視覚的に事前にガ
イドし、処理実行手段は、この演奏操作のガイドに従っ
て、前記入力手段に対する演奏操作を判定し、この判定
結果に応じた処理を実行する。
【0013】従って、外部の相手といつでもどこにいて
も通話を行うことができるばかりでなく、記憶されてい
る演奏データに従って表示される操作ガイドを見なが
ら、いつでもどこにいても携帯電話を用いて楽器の練習
ができる。また、正しい操作が行われたか否かが判定さ
れ、その結果に応じた処理が実行されるので、使用者は
正しい操作を行ったか否かを正確に把握できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の携帯電話において、前記入力手段は、楽音の音高
を指定する音高指定手段(例えば、図1に示すフレット
ボタン23)と、発音タイミングを指定するピッキング
操作手段(例えば、図1に示すピッキング操作ボタン2
1,22)と、を備え、前記ガイド表示制御手段は、前
記記憶手段に記憶されている演奏データに従って、前記
音高指定手段またはピッキング操作手段のうち少なくと
もいずれか一方を光学的に視覚表示させる視覚表示制御
手段(例えば、図2に示すCPU8、LED駆動回路3
B;図5のS9)を更に備えることを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の携帯電話によれば、演
奏データの入力手段として、楽音の音高を指定する音高
指定手段と、発音タイミングを指定するピッキング操作
手段と、を備え、視覚表示制御手段によって、前記記憶
手段に記憶されている演奏データに従って、前記音高指
定手段またはピッキング操作手段のうち少なくともいず
れか一方を光学的に視覚表示させる。
【0016】したがって、例えば弦楽器のように音高を
指定する部分と発音タイミングを指定する部分とが分け
て設けられる楽器の演奏操作を、携帯電話において有効
にガイドすることができる。また、操作ガイドが視覚表
示されるので、使用者にとって分かりやすいガイドを示
すことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1または2
に記載の携帯電話において、電話端末本体に設けられ、
前記演奏データに関する情報または演奏操作をガイドす
るガイドマークを表示する表示手段(例えば、図1に示
す表示部4)を更に備え、前記ガイド表示制御手段は、
前記記憶手段に記憶されている演奏データに従って、前
記演奏データに関する情報(例えば、図1に示すコード
名401)または前記ガイドマーク(例えば、図1に示
すピッキング方向マーク402、ピッキングマーク40
4)を前記表示手段に表示させるマーク表示制御手段
(例えば、図2に示すCPU8;図5のS8)を更に備
えることを特徴としている。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、表示手
段を電話端末本体に設け、マーク表示制御手段によっ
て、前記記憶手段に記憶されている演奏データに従っ
て、演奏データに関する情報または演奏操作をガイドす
るガイドマークを前記表示手段に表示させる。
【0019】したがって、表示手段に表示される情報や
ガイドマークによって演奏操作を予見したり、具体的に
知ることが出来るので、使用者にとって分かりやすい操
作ガイドを示すことができ、楽器演奏の練習を効率よく
行うことができる。
【0020】また、請求項5記載の発明のように請求項
4記載の携帯電話において、前記マーク表示制御手段
は、演奏の進行に伴って前記ガイドマーク(例えば、図
1に示すピッキングマーク404)を基準線(例えば、
図1に示す基準線403)に接近するように連続的に移
動させて表示し、前記判定手段は、前記ガイドマークが
基準線に到達したタイミングで前記入力手段に対して正
しい演奏操作が入力されたか否かを判定する(例えば、
図2に示すCPU8;図5のS10〜S11)ことが有
効である。
【0021】この請求項5記載の発明によれば、前記マ
ーク表示制御手段は、演奏の進行に伴って前記ガイドマ
ークを基準線に接近するように連続的に移動させて表示
し、前記判定手段は、前記ガイドマークが基準線に到達
したタイミングで前記入力手段に対して正しい演奏操作
が入力されたか否かを判定するので、演奏操作を行うタ
イミングを確認しながら演奏の練習ができる。その結
果、曲のリズムや音符(またはコード)の音長を習得で
きる。
【0022】また、請求項6記載の発明のように、請求
項1または2記載の携帯電話において、前記処理実行手
段により実行される処理には、前記判定手段による判定
結果に応じた結果の報知(例えば、図5のS14)が含
まれることが有効である。
【0023】請求項6記載の発明によれば、前記判定手
段による判定結果に応じた結果を報知するので、使用者
は自分が行った操作について正誤を客観的に知ることが
でき、楽器練習の効果をあげることができる。
【0024】また、請求項7記載の発明のように、請求
項1または2記載の携帯電話において、前記記憶手段に
記憶される演奏データは外部(例えば、図4に示す携帯
電話1またはホストサーバ40)から受信した演奏デー
タであることが有効である。
【0025】この請求項7記載の発明によれば、携帯電
話において外部から容易に演奏データを受信して、受信
した演奏データに基づき演奏操作のガイド表示を行うこ
とができるので、所望の曲を迅速かつ容易に入手して、
演奏の練習をすることができる。
【0026】また、請求項8記載の発明のように、請求
項1または2記載の携帯電話において、前記記憶手段に
記憶される演奏データは、使用者により入力された演奏
データ、およびネットワークを介してホストサーバーか
ら配信された演奏データのいずれかであることが有効で
ある。
【0027】この請求項8記載の発明によれば、前記記
憶手段に記憶される演奏データは、使用者により入力さ
れた演奏データ、およびネットワークを介してホストサ
ーバーから配信された演奏データのいずれかであるの
で、使用者により入力された演奏データ、およびネット
ワークを介してホストサーバーから配信された演奏デー
タのいずれかの演奏データに基づき演奏操作のガイド表
示を行うことができるので、使用者の好みの演奏データ
により構成される曲またはホストサーバーから配信され
た所望の曲を迅速かつ容易に入手して、演奏の練習をす
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明に係る携帯電話の実施の形態を説明する。詳細は後述
するが、本発明に係る携帯電話は電話機能を備えるばか
りでなく、電子楽器としても機能する。
【0029】本実施の形態では弦楽器型の携帯電話1に
ついて説明する。まず、構成を説明する。
【0030】図1は本実施の形態における携帯電話1の
外観構成を示す図である。図1に示すように、携帯電話
1は筐体1Aの表面に後述する入力パネル2(フレット
ボタン23及びピッキング操作ボタン21,22を含
む)、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成
される表示部4を備え、表示部4の上部にレシーバ(受
話部)6、入力パネル2の下部にマイク(送話部)5が
設けられる。また、筐体1Aの右肩部には楽音を出力す
るスピーカ7が設けられる。また、筐体1Aの上部には
伸縮自在にアンテナ14が設けられており、電話をかけ
るときにアンテナ14を引き出すようになっている。筐
体1Aの裏面には充電パック等の電源部(図示省略)が
設けられる。筐体1Aの側面には回転スイッチ15が設
けられる。これらの各構成要素は筐体1A内部に収納さ
れた回路基板の電子回路(図2参照)に接続され、後述
するCPU8により各部の動作が制御される。
【0031】入力パネル2は、弦楽器(ここでは一例と
してギターとする)のフレットを模して固定的に設けた
第1〜第4のフレット24,25,26,27と、ギタ
ーの演奏操作で楽音の音高を指定するための複数のフレ
ットボタン23a〜23xと、楽音の発音タイミングを
指示する操作であるピッキング操作を入力するためのダ
ウンピッキング操作ボタン21及びアップピッキング操
作ボタン22と、を有する。以下の説明において、各フ
レットボタン23a〜23xをそれぞれ区別する必要が
ない場合は、まとめてフレットボタン23と呼ぶ。
【0032】各フレット24,25,26,27にはそ
れぞれ6つのフレットボタン23が配設され、各列には
4つのフレットボタン23が整列して配設される。左端
に整列するフレットボタン23a,23g,23m,2
3sは第6弦、左から2番目に整列するフレットボタン
23b,23h,23n,23tは第5弦、左から3番
目に整列するフレットボタン23c,23i,23o,
23uは第4弦、左から4番目に整列するフレットボタ
ン23d,23j,23p,23vは第3弦、左から5
番目に整列するフレットボタン23e,23k,23
q,23wは第2弦、右端に整列するフレットボタン2
3f,23l,23r,23xは第1弦を意味する。
【0033】演奏データ入力時には、携帯電話1をギタ
ーに見立てて筐体1Aを裏側から左手で支えつつ、左手
の指で入力パネル2に設けられたフレットボタン23を
押し、かつ、右手の指でピッキング操作ボタン21,2
2のいずれかを押すことにより、ギターの演奏と同様の
操作で演奏データを入力できる。
【0034】フレットボタン23及びピッキング操作ボ
タン21,22は、電話番号用モード或いは演奏用モー
ドのモード切替設定に応じて、操作時に入力されるキー
コードが切り替えられる。電話番号用モードにおいて、
フレットボタン23及びピッキング操作ボタン21,2
2は電話番号データ入力用の数値キー「0」〜「9」、
記号キー「#」,「*」、電話をかけるときや着信に応
答するときに操作される応答キー、入力した演奏データ
や電話番号データを登録する際に操作される登録キー等
がそれぞれ割当てられる。また、演奏用モードにおいて
フレットボタン23は演奏データ入力用の音高指定キー
となり、所定の音高が各ボタンに割当てられる。ピッキ
ング操作ボタン21,22は発音タイミング指定キーと
なる。上記各モードは何れかのボタンに割当てられたモ
ードキーの押下操作の都度切り替え設定される。
【0035】更に、フレットボタン23及びピッキング
操作ボタン21,22は内部にLED等により構成され
る発光素子3a〜3z(以下、LED3a〜3zと呼
ぶ)をそれぞれ内蔵した発光ボタンであり、演奏データ
に対応付けられた操作ガイドデータに従って発光する。
以下の説明において、フレットボタン23及びピッキン
グ操作ボタン21,22を特に区別する必要がない場合
はまとめて発光ボタン2Aと呼ぶ。
【0036】LED3a〜3zはLED駆動回路3Bか
ら出力される点灯信号に従って点灯または消灯し、演奏
時に操作すべき発光ボタン2Aを光学的な視覚表示によ
りガイドする。また、発光ボタン2Aの押圧操作に伴っ
て発光する。演奏操作を光学的な視覚表示でガイドする
場合、LED駆動回路3Bは曲(演奏データ)の進行に
伴い、後述する操作ガイドデータに従ってCPU8によ
り生成される点灯信号に基づき、演奏データ入力の際に
押圧すべき発光ボタン2Aに対応するLED3a〜3z
(操作ガイドデータの「点灯LED指示データ」;図3
の11b参照)を所定のタイミング(操作ガイドデータ
の「点灯タイミングデータ」;図3の11b参照)で発
光させる。
【0037】例えば、図1はコード「Am」の操作ガイ
ドの一例を示している。第1フレット24の第2弦に位
置するフレットボタン23e、第2フレット25の第3
弦に位置するフレットボタン23j、及び第2フレット
25の第4弦に位置するフレットボタン23iがそれぞ
れ発光している。このとき、使用者の左手の指で発光し
ているフレットボタン23e,23i,23jを押し、
同時に発光しているダウンピッキング操作ボタン21を
右手の指で押すと、CPU8はコード「Am」に対応す
る和音の楽音をギターの音色でスピーカ7から放音させ
る。
【0038】表示部4はLCD等により構成され、CP
U8からの表示指示に従って生成された表示データを表
示する。例えば、演奏データの進行に伴い、演奏データ
に関連する情報であるコード名401や、演奏操作をガ
イドするマークであるピッキング方向マーク402、ピ
ッキングマーク404、及び基準線403等の表示を行
う。前記コード名401、ピッキング方向マーク40
2、及びピッキングマーク404の表示データは演奏デ
ータに対応付けられた操作ガイドデータとして記憶部1
1に記憶されている(図3参照)。なお、基準線403
は本実施の形態では、操作ガイドを行っている間、表示
部4の最下部に固定的に表示されるものとして説明する
が、例えば、筐体1Aの表示部4を囲む縁部を基準線4
03としてもよい。また、基準線403の表示位置は表
示部4の下部に限らず、上部でも側部でもよい。
【0039】後述する演奏練習処理(図5参照)を実行
しているとき、表示部4には図1に示すように、今回と
次回の押さえるべきコード名401が表示され、押さえ
るべきピッキング操作ボタン21,22を指示するピッ
キング方向マーク402が表示される。ピッキング方向
マーク402は図中左向き矢印「←」はアップピッキン
グを意味し、図中右向き矢印「→」はダウンピッキング
を意味する。また、実際のギターを演奏する際にピッキ
ングするか否かを示すピッキングマーク404が各弦毎
に表示される。このピッキングマーク404は、ピッキ
ングする場合は「○」マーク、ピッキングしない場合は
「×」マークで表される。これらのピッキングマーク4
04,…は、演奏の進行に伴って所定速度で表示部4に
表示される基準線403に接近するように移動しながら
表示され、基準線403に到達したタイミングが発音タ
イミング、すなわち、押下すべきフレットボタン23及
びピッキング操作ボタン21,22を押下し、楽音を放
音させるタイミングであることを意味する。
【0040】表示部4に表示される上述のコード名40
1、ピッキング方向マーク402、及びピッキングマー
ク404は、発光ボタン2Aの発光と対応しており、演
奏データの進行(曲の進行)に伴い順次更新表示しなが
ら、演奏操作をガイドする。
【0041】また、表示部4は電話着信時に発信元の電
話番号を表示したり、電話番号登録時に入力された電話
番号や名前を表示したり、演奏練習に使用できる曲名を
一覧表示する。
【0042】回転スイッチ15は、使用者の指によって
操作され、上下方向へ回転させる回転操作と、筐体1A
側へ押圧する押圧操作とが可能である。回転操作では、
その回転操作方向(上下方向)に連動して、表示部4の
表示画面をスクロールしたり、反転表示位置を移動する
ことができ、押圧操作では、反転表示項目の選択を確定
することができる。
【0043】図2は筐体1A内部に収納される回路基板
に実装される電子回路の機能ブロック図である。図2に
示すように、携帯電話1は、LED3a〜3zを内蔵し
た発光ボタン2A(フレットボタン23及びピッキング
操作ボタン21,22)、表示部4、マイク5、レシー
バ6、スピーカ7、CPU8、音源9、音声処理部1
0、記憶部11、ROM12、無線部13、アンテナ1
4、及び回転スイッチ15により構成される。
【0044】CPU8は発光ボタン2Aまたは回転スイ
ッチ15から入力される各種指示に従った処理を実行す
るため、携帯電話1の各部の動作を制御する。
【0045】CPU8は後述する演奏練習処理(図5参
照)において、記憶部11の演奏データメモリ11aか
ら選択された演奏データを読み出し、該演奏データに対
応付けられた操作ガイドデータを記憶部11の操作ガイ
ドデータメモリ11bから読み出して、この操作ガイド
データに従って発光ボタン2Aを発光させたり、表示部
4に操作ガイド(コード名401、ピッキング方向マー
ク402、ピッキングマーク404、基準線403等)
を表示させる。そして、CPU8は前記発光ボタン2A
の発光及び表示部4に表示される操作ガイドに伴って、
発光ボタン2Aに対して正しい演奏操作が入力されたか
否かを判定し、判定結果を表示部4に表示させ、判定結
果に応じて前記発光ボタン2Aを所定パターンで発光さ
せる。また演奏操作の判定結果として点数を計数し、正
しい演奏操作を多く行った場合には高得点を取得する。
【0046】また、CPU8は入力パネル2に対してギ
ターの演奏操作によって演奏データが入力されると、演
奏操作(発光ボタン2Aの押下操作)から曲を構成する
音符の各種パラメータを抽出し、音符毎に演奏データメ
モリ11aに記憶する。すなわち、CPU8は、演奏操
作により押下されたフレットボタン23から楽音の音色
データ“ONSYOKU”及び音高データ“ONKOU”を取得す
る。またピッキング操作ボタン21,22の押下時刻で
ある発音タイミング“t”を取得する。これらのパラメ
ータにより決定される音符データを演奏操作に伴って取
得し、演奏データとして記憶部11の演奏データメモリ
11a(図3参照)に記憶する。
【0047】ここで、コード(和音)が入力された場合
は、音符データに代えてコードデータとして記憶しても
よい。この場合は押下されたフレットボタン23からコ
ードの各音高を抽出し、音高データ“ONKOU(N1)”、“O
NKOU(N2)”、“ONKOU(N3)”を取得し、ピッキング操作
ボタン21,22の押下時刻からコードの発音タイミン
グ“t”を取得する。
【0048】演奏データ登録の際、CPU8は演奏デー
タに従って操作ガイドデータを生成し、記憶部11の操
作ガイドデータメモリ11bに記憶する。すなわち、各
音符データの音高データ“ONKOU”から「点灯LED指
示データ」を生成し、また発音タイミング“t”から
「点灯タイミングデータ」を生成し、前記点灯LED指
示データ及び点灯タイミングデータを各音符データの操
作ガイドデータとして演奏データと対応づけて記憶する
(図3参照)。
【0049】また、発光ボタン2Aの操作により電話番
号データが入力されると、入力された電話番号データを
記憶部11の電話番号メモリ11cに登録したり、入力
された電話番号データに対して電話を発信して通話した
り、記憶部11の演奏データメモリ11aに記憶されて
いる演奏データを入力された電話番号の相手先に送信し
たりする。電話番号メモリ11cに電話番号データを登
録する際は、登録する電話番号データに名前や会社名等
の個人情報を対応付けて記憶するようにしてもよい。
【0050】音源9は、例えばPCM(Pulse Code Mod
ulation)音源により構成され、所定の音色のPCM波
形データが記憶された波形データROM(Read Only Me
mory)を有する。フレットボタン23の押下操作により
所定の音高が指定され、ピッキング操作ボタン21,2
2の押下操作があると、CPU8は指定された音高に対
応するPCM波形データを波形データROM9aから読
み出し、音声処理部10に渡す。音声処理部10は入力
されたPCM波形データをD/A変換し、ローパスフィ
ルタ(LPF;Low Pass Filter)により所定の周波数
以上の周波数帯域の信号をカットしてノイズを除去し、
増幅器を介してスピーカ7へ出力する。スピーカ7は音
声処理部10から出力された所定の音色・音高を持つ楽
音を放音する。なお、放音する楽音は単音であっても、
和音であってもよい。
【0051】波形データROM9aに記憶される波形デ
ータの音色は、例えば、図1に示すような弦楽器型の携
帯電話1であればギターやウクレレ等の弦楽器の音色が
プリセットされている。また、複数の音色の波形データ
を記憶しておき、発光ボタン2Aを操作することにより
複数の音色のなかから所望の音色を選択できるようにし
てもよい。
【0052】音声処理部10はA/Dコンバータ、D/
Aコンバータ、LPF、及び増幅器等により構成され
る。通話時にマイク5から入力される音声はA/Dコン
バータにより音声ディジタルデータに変換されて無線部
13に対して出力される。
【0053】無線部13は音声データを変調、復調する
変調/復調回路等により構成され、音声処理部10から
入力された音声ディジタルデータを携帯電話の通信方式
に適合するように変調し、アンテナ14を介して基地局
へ送信する。また、無線部13は基地局から送信された
着信信号をアンテナ14により受信すると、CPU8に
着信検出信号を与え、受信した音声データを復調して音
声処理部10へ渡す。音声処理部10では復調された音
声ディジタルデータをD/Aコンバータにより音声アナ
ログデータに変換して増幅器を介してレシーバ6から出
力する。
【0054】記憶部11は、例えば、不揮発性の半導体
メモリ等の記憶媒体により構成され、演奏操作によって
登録される演奏データや電話番号データ、及び操作ガイ
ドデータを記憶する。
【0055】図3は、記憶部11に記憶される操作ガイ
ドデータ及び演奏データの格納例を示す図である。
【0056】図3に示すように、各曲の演奏データは複
数の音符(またはコード)の組み合わせにより構成され
る。各音符には音符データ(またはコードデータ)と操
作ガイドデータとが設定されている。
【0057】操作ガイドデータは、点灯する発光ボタン
2Aを指定する点灯LED指示データと発光するタイミ
ングを指定する点灯タイミングデータと表示部4に表示
すべきピッキングマーク404、ピッキング方向マーク
402、及びコード名データの各表示データを含む。点
灯タイミングデータは、演奏者が発光ボタン2Aの発光
を確認してから運指し、押下するまでの準備時間を考慮
して前記発音タイミングデータよりも所定時間だけ早い
時間に設定されるようにしてもよい。
【0058】音符データ(またはコードデータ)は音色
データ、音高データ、発音タイミング等の楽音放音に関
するパラメータを含む。CPU8は楽音放音時には当該
演奏データに含まれる音符データ(またはコードデー
タ)に従い、前記パラメータにより指定された楽音を音
源9において発生させ、スピーカ7から出力する。
【0059】演奏データ及び操作ガイドデータは、外部
から受信して記憶したもの、または携帯電話1の発光ボ
タン2Aの操作により使用者が作成して登録したものの
いずれでもよい。外部から受信する場合については詳細
を後述する(図4参照)。
【0060】ROM12は、携帯電話1の基本プログラ
ムや各種処理プログラムを記憶するプログラムROM1
2aを備えるとともに、各処理に必要なデータ等を記憶
している。
【0061】前記処理プログラムには、演奏練習処理の
他、例えば通話時に行われる通話処理や演奏データ登録
時に行われる演奏データ登録処理を実行するための各種
処理プログラムが含まれる。これらの各処理プログラム
は、読み取り可能なプログラムコードの形態でプログラ
ムROM12aに格納され、CPU8はこのプログラム
コードに従った動作を逐次実行する。
【0062】次に、携帯電話1において演奏データや操
作ガイドデータ(以下、演奏データ等という)を外部か
ら受信して取得する処理について、図4を参照して説明
する。図4は、本発明に係る携帯電話1を一つまたは複
数利用して構成される通信システム50の一例を示す図
である。
【0063】この図4に示すように、携帯電話1,1は
無線部13及びアンテナ14から最寄りの基地局20を
介してネットワーク30に通信接続し、演奏データ等を
配信するホストサーバ40にアクセスしてホストサーバ
40に蓄積されている演奏データ等の中から所望の演奏
データ等をダウンロードし、記憶部11に記憶する。
【0064】ホストサーバ40は、演奏データや演奏デ
ータに対応する操作ガイドデータを複数記憶している演
奏データ/操作ガイドデータROM43と、通信接続さ
れた携帯電話1から要求された演奏データ等をその要求
元に配信する配信部42と、携帯電話1,1間で各種デ
ータを転送する転送部44と、演奏データ/操作ガイド
データROM43に記憶されている演奏データ等を要求
元へ配信する処理を制御するCPU41とから構成され
る。
【0065】ホストサーバ40のCPU41は通信接続
された携帯電話1から演奏データ等の配信の申込みを受
信すると、その申込みに応答して配信可能な演奏データ
等に関連する情報(曲名、作曲者名、演奏時間等)を演
奏データ/操作ガイドデータROM43から読み出して
申込み元の携帯電話1に配信部42から送信する。更
に、携帯電話1から演奏データ等の配信要求を受信する
と、その配信要求に応じて演奏データ等の課金データを
送信する。配信要求元において課金が承諾され、仮想通
貨データを受信すると要求された演奏データ等を演奏デ
ータ/操作ガイドデータROM43から読み出して配信
部42から送信する。
【0066】このように携帯電話1は外部のホストサー
バ40から演奏データをダウンロードして記憶部11の
演奏データメモリ11aに記憶し、着信メロディに設定
したり、操作ガイドデータをダウンロードして記憶部1
1の操作ガイドデータメモリ11bに記憶し、操作ガイ
ドを表示させて曲の演奏操作を練習することができる。
【0067】次に動作を説明する。携帯電話1の発光ボ
タン2Aの操作により、演奏練習を開始する指示が入力
されると、CPU8はプログラムROM12aから演奏
練習処理プログラムを読み出して、図5に示す演奏練習
処理を実行する。
【0068】図5は演奏練習処理を説明するフローチャ
ートである。演奏練習処理において、まず、CPU8は
演奏練習に使用する演奏データの選択を受け付けるた
め、記憶部11の演奏データメモリ11aに記憶されて
いる演奏データの曲名をすべて読み出し、表示部4に選
択可能に一覧表示させる(ステップS1)。その後、発
光ボタン2Aに割当てられている図示しないカーソルキ
ーの移動操作や回転スイッチ15の操作によって、表示
されている曲名の中から所望の曲が選択され(ステップ
S2)、更に発光ボタン2Aに割当てられた登録キー等
の操作によって曲開始が指示されると(ステップS
3)、CPU8は選択された曲の演奏データに対応する
操作ガイドデータを記憶部11から読み出す(ステップ
S4)。
【0069】演奏練習開始の際、CPU8はカウンタN
を初期値「1」に設定し(ステップS5)、読み出した
操作ガイドデータに含まれるコード名のうち、今回のコ
ード(N個目;ここでは1個目)と次回のコード(N+
1個目;ここでは2個目)を読み出して、表示部4に表
示する(ステップS6;図1、図6参照)。
【0070】また、N個目の音符(またはコード)の操
作ガイドの点灯タイミングが到来すると(ステップS
7;Yes)、N個目のコードに対応するピッキングマ
ーク404及びピッキング方向マーク402を表示部4
の所定の表示位置に表示させる。また、時間経過ととも
にピッキングマーク404が基準線403へ接近するよ
うにピッキングマーク404の表示位置を更新し、表示
する(ステップS8;図1、図6参照)。ピッキングマ
ーク404は発音タイミングとなる時刻に基準線403
に到達するように移動する。
【0071】更に、CPU8はN個目のコードの点灯L
ED指示データに従って、押下すべきフレットボタン2
3を点灯表示する(ステップS9)。
【0072】その後、N個目のピッキングマーク404
が基準線403に到達し、発音タイミングが到来すると
(ステップS10;Yes)、CPU8は発光している
フレットボタン23やピッキング操作ボタン21,22
が押下されたか否かを判断し(ステップS11)、発光
しているフレットボタン23とピッキング操作ボタン2
1,22とが押下され、操作ガイドに対応する正しい演
奏操作が行われた場合は(ステップS11;Yes)、
音源9に対して、操作されたボタンに対応する楽音を発
生させる指示を出力する。音源9は楽音の発生指示に応
じて対応する楽音を発生し、音声処理部10へ渡し、D
/A変換等の処理を行った後、スピーカ7から放音する
(ステップS12)。
【0073】そして、CPU8は図示しない点数レジス
タに点数を加算する(ステップS13)。
【0074】ステップS11において、操作ガイドに対
応するフレットボタン23やピッキング操作ボタン2
1,22が操作されず、操作が誤りであると判断すると
(ステップS11;No)、そのコードの楽音を放音せ
ず、また、点数を加算せずにステップS14へ進む。
【0075】ステップS14において、CPU8は演奏
練習の途中結果を報知する(ステップS14)。演奏練
習の途中結果は例えば、正しい演奏操作が行われた場合
は、点数レジスタに記憶されている点数を表示部4に表
示したり、全ての発光ボタン2Aを一瞬発光させたりす
る方法で報知される。また、演奏操作をミスした場合は
その旨を表示部4に表示させる方法等で報知される。
【0076】また、CPU8はN個目のコードに対応す
る発光ボタン2Aを消灯し(ステップS15)、カウン
タNをインクリメントする(N+1→N;ステップS1
6)。曲が終了していない場合は(ステップS17;N
o)、ステップS6へ戻り、表示部4に対するコード名
401の表示、ピッキングマーク404の表示、及びピ
ッキング方向マーク402の表示や、発光ボタン2Aの
点灯等の操作ガイドを行い、N個目のピッキングマーク
404が基準線403に到来するタイミングで発光して
いるフレットボタン23及びピッキング操作ボタン2
1,22が操作されると、正しい操作を行ったと判断し
て点数を加算したり、その結果を表示し、正しい操作が
行われなかった場合は点数を加算せずに操作をミスした
旨を表示し、発光しているボタンを消灯して、次のコー
ドの処理へ移る。
【0077】このようにステップS6〜S16の処理を
曲の終了まで順次繰り返し、曲が終了すると、一連の演
奏練習処理を終了する。
【0078】図1及び図6を参照して、演奏練習処理に
おいて表示される操作ガイドの具体例を説明する。演奏
練習処理に使用される演奏データに対応する操作ガイド
データには、1つ目のコードは「Am」、2つ目のコー
ドは「C」、3つ目のコードは「D」が設定されている
ものとする。
【0079】ステップS1〜S4の処理によって、曲
(演奏データ)が選択されて、演奏データに対応する操
作ガイドデータが読み出され、ステップS5における初
期化処理を行った後、ステップS6の処理によって1つ
目のコード「Am」と2つ目のコード「C」が図1に示
すようにコード名401として表示部4に表示される。
そして操作ガイドデータの1つ目のコードの点灯タイミ
ングデータによって決定されている点灯タイミングが到
来すると、ステップS8の処理によってN個目のコード
に対応するピッキングマーク404とピッキング方向マ
ーク402とが表示部4に表示される。図1に示す例で
は、ピッキング方向マーク402によりダウンピッキン
グが指示され、ピッキングマーク404として1〜5弦
には「○」マーク、6弦には「×」マークが表示され
る。ピッキングマーク404は演奏の進行に伴い順次基
準線403に接近するように移動表示されている。また
ステップS9の処理により1個目のコードに対応するフ
レットボタン23e,23i,23jが点灯され、ま
た、ダウンピッキング操作ボタン21が点灯される。
【0080】このような操作ガイドが表示された状態
で、使用者は点灯しているフレットボタン23e,23
i,23jを押さえ、かつ、点灯しているピッキング操
作ボタン21をピッキングマーク404の基準線到来時
に合わせて押下すれば、正しい演奏操作を入力したと判
定されて、スピーカ7から「Am」のコードの楽音が放
音され、点数が加算される。また、結果が表示される。
【0081】この場合、正しい演奏操作が入力されたか
否かは、例えば、まず、現在表示中の操作ガイドに対応
する演奏データに設定されている各コードの発音タイミ
ングデータを演奏データメモリ11aから読み出し、
「Am」のコードの発音タイミング(ピッキングマーク
404の基準線到来時と対応している)である時刻また
は予め設定されている数秒の許容時間帯に、点灯してい
るピッキング操作ボタン21の押下信号を検出したか否
かによって判定する。前記基準線到来時にピッキング操
作ボタン21の押下信号を検出しない場合は、点数を減
算する、またはなにも加算しない。逆に、前記基準線到
来時にピッキング操作ボタン21の押下信号を検出した
場合は、点数を加算する。
【0082】前記基準線到来時にピッキング操作ボタン
21の押下信号を検出した場合は、更に、「Am」コー
ドに設定されている音高データを前記演奏データメモリ
11aから読み出し、この音高データと、フレットボタ
ン23の押下信号によって指定された音高とを比較し、
この比較結果(互いに一致している音高の個数)に応じ
て、点数を加減算する。また、その結果を表示する。
【0083】なお、演奏操作の判定方法はその他の方法
としてもよい。例えば、操作ガイド表示中にも各ボタン
の押下操作に従って演奏データを記憶するようにし、
「Am」のコードに対応して、点灯しているピッキング
操作ボタン21をピッキングマーク404の基準線到来
時(この時点には、予め数秒の許容時間帯が設けられて
いる)に使用者が押したか否かを、記憶部11の演奏デ
ータメモリ11aに発音タイミングデータが記憶されて
いるのか否かを通じて判定するようにしてもよい。前記
基準線到来時に発音タイミングデータが記憶されていな
い場合は、点数を減算する、またはなにも加算しない。
逆に、前記基準線到来時に発音タイミングデータが記憶
されている場合は、点数を加算する。
【0084】次に、2個目のコード「C」の操作ガイド
表示に移る。図6に示すように、表示部4には今回のコ
ード名「C」と次回のコード名「D」とが表示される。
また、今回のコード「C」に対応するピッキングマーク
404として1〜5弦に「○」マーク、6弦に「×」マ
ークが表示される。また、ピッキング方向マーク402
としてダウンピッキングを意味する右方向矢印が表示さ
れる。更に、「C」コードに対応する操作ガイドとして
フレットボタン23e,23i,23nが点灯され、ま
た、ダウンピッキング操作ボタン21が点灯される。
【0085】このような操作ガイド表示がなされている
状態において、使用者は、点灯しているフレットボタン
23e,23i,23nを押さえ、かつ点灯しているピ
ッキング操作ボタン22を、ピッキングマーク404の
基準線到来時に合わせて押下すれば、正しい演奏操作を
入力したと判断されて、「C」のコードの楽音が放音さ
れ、点数が加算される。また、結果が表示される。この
ように、演奏データに伴って順次操作ガイドが表示さ
れ、操作の正誤が判定されて、結果が表示される。
【0086】以上説明したように、本発明の携帯電話1
はLED3a〜3zを内蔵した発光ボタン2A(フレッ
トボタン23、ピッキング操作ボタン21,22)を、
弦楽器(ギター)を模した入力パネル2上に配設し、演
奏データ入力時にはフレットボタン23を音高指定キー
として機能させるとともにピッキング操作ボタン21,
22を発音タイミング指定キーとして機能させ、楽器の
演奏操作と同様の操作で演奏データの入力を可能とす
る。また、電話番号データ入力時には各発光ボタン2A
に電話番号入力用の数値キー、応答キー、モードキー、
登録キー等を割当て、電話番号データの入力も可能とす
る。
【0087】そして、携帯電話1は演奏データ及び操作
ガイドデータを記憶部11に記憶し、該操作ガイドデー
タに従って対応する発光ボタン2Aを発光させる。すな
わち演奏の進行に伴い光学的な視覚表示により演奏操作
をガイドし、かつ、表示部4に演奏データに関する情報
や演奏操作をガイドするマークを表示する。CPU8は
操作ガイドに従い正しい操作が行われたか否かを判定
し、判定結果に応じて点数を加算したり、操作の正誤に
応じた結果表示を行うといった処理を行う。
【0088】従って、使用者は楽器の演奏操作と同様の
操作で演奏データを入力することができるので演奏デー
タの入力が容易となる。また、演奏データに従って、光
学的な操作ガイドや表示部4に表示される操作ガイドが
表示されるので、楽譜がなくても曲び演奏を可能とし、
いつでもどこにいても楽器の演奏を練習できる。更に、
演奏操作の練習中に、操作の正誤を判定してその結果を
報知するので、客観的に練習の成果を確認することがで
きる。
【0089】また、本実施の形態の携帯電話1では、音
高を指定するフレットボタン23と発音タイミングを指
定するピッキング操作ボタン21,22とを設け、各ボ
タンをそれぞれ点灯させて、操作をガイドするので、例
えば弦楽器のように音高を指定する部分と発音タイミン
グを指定する部分とが分けて設けられる楽器の演奏操作
を、携帯電話1において有効にガイドすることができ
る。また、操作する位置が各ボタンの点灯によって直接
示されるので、使用者にとって分かりやすいガイドを示
すことができる。
【0090】また、表示部4にはコード名401、ピッ
キングマーク404、及びピッキング方向マーク402
等の操作ガイドが表示されるので、演奏操作を予見した
り、具体的に知ることが出来、使用者にとって分かりや
すい操作ガイドを示すことができる。その結果、楽器演
奏の練習を効率よく行うことができる。
【0091】更に、ピッキングマーク404を基準線4
03に向かって接近するように移動させながら表示し、
基準線403に到来するタイミングを操作タイミングと
して操作の正誤を判定するので、演奏操作を行うタイミ
ングを確認しながら演奏操作の練習を行うことができ
る。その結果、曲のリズムや音符(またはコード)の音
長を習得することができる。
【0092】また、携帯電話1を携帯していつでもどこ
にいても作曲して演奏データとして携帯電話1に登録し
ておくことができるので、楽曲制作に役立つ。また、作
成し、登録した演奏データを容易に送信することができ
るので携帯電話1を利用したコミュニケーションが活性
化する。
【0093】また、携帯電話1の電話機能によって演奏
データや操作ガイドデータを外部から受信して記憶部1
1に記憶し、演奏練習用に使用できるので、所望の曲の
演奏データ等を容易かつ迅速に入手して練習できる。
【0094】なお、上述の実施の形態では、発光ボタン
2Aの点灯による操作ガイドと、表示部4に表示される
操作ガイドとを同時に行っているが、演奏の上達に応じ
て、操作ガイドの表示内容を変更するようにしてもよ
い。例えば、上達する(取得点数が高くなる)につれ
て、発光ボタン2Aを点灯せずに表示部4にコード名4
01のみを表示するようにすれば、使用者がコードの押
え方を覚えたか否かを判定できる。また、演奏データの
進行テンポを徐々に速くし、それに応じて操作ガイドの
表示も速く切り替わるようにしてもよい。
【0095】また、操作ガイドとして押圧するフレット
ボタン23とピッキング操作ボタン21,22とを発光
し、表示部4に表示されるピッキングマーク404の基
準点への到達をもってピッキングのタイミングを指示す
ることとしたが、例えば、アルペジオ操作ボタンを設
け、ピッキングの他にアルペジオをガイドしてもよい
し、上述のダミーの弦に対する弦のチョーキング等の操
作を含めるようにしてもよい。
【0096】また、フレットボタン23とピッキング操
作ボタン21,22とが操作された直後に、回転スイッ
チ15を回転操作すると、現在押されているフレットボ
タン23に対応する音高の楽音に対してチョーキングが
かかるようにしてもよい。
【0097】また、上述の実施の形態では、弦楽器型の
携帯電話1の例を示したが、例えば、図7に示すよう
に、弦楽器型に配列されたキー群を持たない通常のキー
配列の携帯電話100に本発明を適用してもよい。
【0098】図7は本発明を適用した他の実施の形態を
示しており、ここでは、鍵盤(ソフトキーボード4a)
を表示部4に表示する携帯電話100を示している。
【0099】この携帯電話100は、筐体100Aの表
面にキー群2、LCD等により構成される表示部4を備
え、表示部4の上部にレシーバ6、キー群2の下部にマ
イク5が設けられる。また、筐体100Aの右肩部には
楽音を出力するスピーカ7が設けられる。また、筐体1
00Aの上部には伸縮自在にアンテナ14が設けられて
おり、電話をかけるときにアンテナ14を引き出すよう
になっている。筐体100Aの裏面には充電パック等の
電源部が設けられる。これらの各構成要素は筐体100
A内部に収納された回路基板の電子回路(図2参照)に
接続され、後述するCPU8により各部の動作が制御さ
れる。
【0100】なお、図7に示す携帯電話100におい
て、図1及び図2に示す携帯電話1の構成と同一の各部
については同一の符号を付し、各部の詳細な説明を省略
することとする。
【0101】図7に示すように、携帯電話100のキー
群2は、従来の携帯電話と同様の外観構成であるが、各
キーの内部には携帯電話1の発光ボタン2Aと同様にそ
れぞれLED3a〜3lを内蔵した発光キー102a〜
102lが配設される。更に、各キー102a〜102
lの内部にはキー押下時の圧力を検出する押圧センサ1
6a〜16lが内蔵され、演奏データ登録時には音高/
音長/ベロシティ指定キーとして機能し、電話番号入力
時には数値キーとして機能する。
【0102】すなわち、各発光キー102b〜102i
の下部に記入された「ド」、「レ」、「ミ」、・・・等の
文字はそのキーの割当てられた音高「C3」、「D
3」、「E3」、・・・を示している。なお、「#」キー
102lを「シャープ」、「*」キー102kを「フラ
ット」とし、「#」キー102lまたは「*」キー10
2kと発光キー102b〜102iとの同時操作によ
り、半音上がる音高や半音下がる音高を指定できる。更
に、オクターブキーを備え、オクターブキーの操作によ
り1オクターブシフトした音高を指定できるようにした
り、休符キーを備え、休符を入力できるようにしてもよ
い。
【0103】また、表示部4に表示されるソフトキーボ
ード4aは音高「C3」、「C3#」、「D3」、「D
3#」,…「F4」の各鍵を持ち、各鍵の楽音が発音さ
れるタイミングには対応する鍵が反転表示される。
【0104】このように構成される携帯電話100にお
いても、携帯電話1と同様の処理を実行する。すなわ
ち、携帯電話100のCPU8は演奏練習処理(図5参
照)において、記憶部11の演奏データメモリ11aか
ら選択された演奏データを読み出し、該演奏データに対
応付けられた操作ガイドデータを記憶部11の操作ガイ
ドデータメモリ11bから読み出して、この操作ガイド
データに従って発光キー102a〜102lを演奏の進
行に伴い、発光させる。また、表示部4にソフトキーボ
ード4aを表示し、操作ガイドデータに従ってソフトキ
ーボード4aの所定の音高を示すソフトキーを反転表示
させる。
【0105】また、表示部4に表示されるソフトキーボ
ード4aの上部のガイドマーク表示領域4bに基準線4
dに向かって所定速度で移動するようにガイドマーク4
c,4c,…を表示する。ガイドマーク4cが基準線4
dに到達したタイミングが発光キーの押下タイミングを
意味する。
【0106】図7において、ガイドマーク表示領域4b
の横軸はソフトキーボード4aにおける音高を表し、ま
た縦軸はキーの押下タイミングまでの時間を表してい
る。例えば、図7に示す例では、ソフトキーボード4a
の「F3」を示す鍵と「A4」を示す鍵とが反転され、
これらの音高の鍵の真上にあるガイドマーク4c,4c
が基準線4dに到達した場合は、対応する発光キー10
2e,102gを押下するタイミングが到来したことを
意味する。更に、発光キー102e,102gを点灯
し、操作を光学的な視覚表示によりガイドしている。こ
のような状態で操作ガイドに従って発光キー102e,
102gが押下されると、スピーカ7からピアノやオル
ガン等の音色の楽音を放音する。
【0107】CPU8は前記発光キー102a〜102
lの発光及び表示部4に表示される操作ガイドに伴っ
て、正しい演奏操作が入力されたか否かを判定し、判定
結果を表示部4に表示させたり、判定結果に応じて前記
発光ボタン2Aを所定パターンで発光させたりする。ま
た演奏操作の判定結果として点数を計数し、正しい演奏
操作を多く行った場合には高得点を取得する。
【0108】この場合、正しい演奏操作が入力されたか
否かは、例えば、まず、現在表示中の操作ガイドに対応
する演奏データに設定されている発音タイミングデータ
を演奏データメモリ11aから読み出し、音符の発音タ
イミング(ピッキングマーク404の基準線到来時と対
応している)である時刻または予め設定されている数秒
の許容時間帯に、いずれかの発光キーの押下信号を検出
したか否かによって判定する。前記基準線到来時に発光
キーの押下信号を検出しない場合は、点数を減算する、
またはなにも加算しない。逆に、前記基準線到来時に発
光キーの押下信号を検出した場合は、点数を加算する。
【0109】前記基準線到来時に発光キーの押下信号を
検出した場合は、更に、発光キーの押下信号によって指
定される音高データと、前記演奏データに設定されてい
る音高データとを比較し、この比較結果(互いに一致し
ている音高データの個数)に応じて、点数を加減算す
る。また、その結果を表示する。
【0110】なお、演奏操作の判定方法はその他の方法
としてもよい。例えば、操作ガイド表示中にも各発光キ
ーの押下操作に従って演奏データを記憶するようにし、
ソフトキーボード4aの鍵に対応する発光キーをガイド
マーク4cの基準線到来時(この時点には、予め数秒の
許容時間帯が設けられている)に使用者が押したか否か
を、記憶部11の演奏データメモリ11aに音高データ
が記憶されているのか否かを通じて判定する。前記基準
線到来時に音高データが記憶されていない場合は、点数
を減算する、またはなにも加算しない。逆に、前記基準
線到来時に音高データが記憶されている場合は、点数を
加算する。
【0111】次に、前記基準線到来時に音高データが記
憶されている場合には、ソフトキーボード4aの「F
3」を示す鍵と「A4」に対応した操作ガイドデータ
(音高データ)と、今回、記憶部11の演奏データメモ
リ11aに記憶されている各音高データとを比較し、こ
の比較結果(互いに一致している音高データの個数)に
応じて、点数が加減算される。また、その結果が表示さ
れる。
【0112】以上説明したように、携帯電話100によ
れば、LED3a〜3l及び押圧センサ16a〜16l
を電話番号入力用の発光キー102a〜102lに内蔵
し、各発光キー102a〜102lにそれぞれ音高を割
当てて電話番号データまたは演奏データの入力を可能と
する。そして、演奏データに対応する操作ガイドデータ
を記憶部11に記憶しておき、操作ガイドデータに従っ
て対応する発光キー102a〜102lを発光させ、演
奏操作をガイドするとともに、表示部4にソフトキーボ
ード4aを表示し、表示画面上で演奏操作をガイドす
る。更に表示部4にガイドマーク表示領域4bを設け、
楽音に対応するソフトキーに向かってガイドマーク4c
が接近するように移動表示し、基準線4dに到来したタ
イミングがその音高に対応する発光キーを押下するタイ
ミングであることをガイドする。
【0113】従って、使用者は発光キーやソフトキーボ
ードにおいて視覚的に指示される操作ガイドに従って鍵
盤楽器の演奏操作を学ぶことができ、いつでもどこにい
ても楽器の練習ができる。
【0114】なお、本発明に係る携帯電話の外観構成は
図1、図6、及び図7に示すものに限定されるものでは
なく適宜変更可能である。例えば、携帯電話の筐体の形
状をピアノ等の鍵盤楽器、ギター等の弦楽器、トロンボ
ーン等の金管楽器、クラリネット等の木管楽器、または
マラカス等の打楽器等の各種楽器そのものの形状を模し
たものとしてもよい。更に、筐体の形状に応じた音色が
プリセットされているものとしてもよい。また、図7に
示す携帯電話100において、表示部4の表示画面上に
タッチパネルを設け、表示されるソフトキーボード4a
を直接タッチすることで、演奏操作を入力できるように
してもよい。
【0115】また、フレットボタン23や発光キー10
2a〜102lによって指定可能な音高の範囲は任意で
あり、また、具体的な筐体の形状や配置するキーの種
類、配設箇所等は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜
変更可能である。
【0116】また、操作ガイドはLEDによる視覚表示
のみならず、液晶表示素子等、視覚的に操作を指示する
ものであればどのようなものでもよい。
【0117】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外部の相
手といつでもどこにいても通話を行うことができるばか
りでなく、電話本体に設けられた演奏データの入力を行
い、この入力された演奏データに従って表示される操作
ガイドを見ながら、いつでもどこにいても携帯電話を用
いて楽器の練習ができる。また、正しい操作が行われた
か否かが判定され、その結果に応じた処理が実行される
ので、使用者は正しい操作を行ったか否かを正確に把握
できる。
【0118】請求項2記載の発明によれば、外部の相手
といつでもどこにいても通話を行うことができるばかり
でなく、記憶されている演奏データに従って表示される
操作ガイドを見ながら、いつでもどこにいても携帯電話
を用いて楽器の練習ができる。また、正しい操作が行わ
れたか否かが判定され、その結果に応じた処理が実行さ
れるので、使用者は正しい操作を行ったか否かを正確に
把握できる。
【0119】請求項3記載の発明によれば、例えば弦楽
器のように音高を指定する部分と発音タイミングを指定
する部分とが分けて設けられる楽器の演奏操作を、携帯
電話において有効にガイドすることができる。また、操
作ガイドが視覚表示されるので、使用者にとって分かり
やすいガイドを示すことができる。
【0120】請求項4記載の発明によれば、表示手段に
表示される情報やガイドマークによって演奏操作を予見
したり、具体的に知ることが出来るので、使用者にとっ
て分かりやすい操作ガイドを示すことができ、楽器演奏
の練習を効率よく行うことができる。
【0121】請求項5記載の発明によれば、演奏操作を
行うタイミングを確認しながら演奏の練習ができる。そ
の結果、曲のリズムや音符(またはコード)の音長を習
得することができる。
【0122】請求項6記載の発明によれば、判定結果に
応じた結果を報知するので、使用者は自分が行った操作
について正誤を客観的に知ることができ、楽器練習の効
果をあげることができる。
【0123】請求項7記載の発明によれば、携帯電話に
おいて外部から容易に演奏データを受信して、受信した
演奏データに基づき演奏操作のガイド表示を行うことが
できるので、所望の曲を迅速かつ容易に入手して、演奏
の練習をすることができる。
【0124】請求項8記載の発明によれば、使用者によ
り入力された演奏データ、およびネットワークを介して
ホストサーバーから配信された演奏データのいずれかの
演奏データに基づき演奏操作のガイド表示を行うことが
できるので、使用者の好みの演奏データにより構成され
る曲またはホストサーバーから配信された所望の曲を迅
速かつ容易に入手して、演奏の練習をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における携帯電話1の外観構
成を示す図である。
【図2】携帯電話1の筐体1A内部に収納される回路基
板に実装される電子回路の機能ブロック図である。
【図3】記憶部11に記憶される操作ガイドデータ、及
び演奏データの格納例を示す図である。
【図4】本発明に係る携帯電話1を利用して構成される
通信システム50の一例を示す図である。
【図5】演奏練習処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】演奏練習処理において表示される操作ガイドの
具体例を示す図である。
【図7】本発明を適用した他の実施の形態である鍵盤型
の携帯電話100の外観構成を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話 1A 筐体 2 入力パネル 21 ダウンピッキング操作ボタン 22 アップピッキング操作ボタン 23(23a〜23x) フレットボタン 24 第1フレット 25 第2フレット 26 第3フレット 27 第4フレット 401 コード名表示 402 ピッキング方向マーク 403 基準線 404 ピッキングマーク 3a〜3z LED(発光素子) 3B LED駆動回路 4 表示部 5 マイク 6 レシーバ 7 スピーカ 8 CPU 9 音源 9a 波形データROM 10 音声処理部 11 記憶部 11a 演奏データメモリ 11b 操作ガイドデータメモリ 11c 電話番号メモリ 12 ROM 12a プログラムROM 13 無線部 14 アンテナ 15 回転スイッチ 100 携帯電話 100A 筐体 102a〜102l 発光キー 102m 応答キー 102n モードキー 102o 登録キー 4a ソフトキーボード 4b ガイドマーク表示領域 4c ガイドマーク 4d 基準線
フロントページの続き Fターム(参考) 5D082 AA04 AA09 AA14 AA24 AA27 5D378 MM21 MM52 MM96 NN03 NN12 NN16 NN23 NN25 TT04 TT05 TT23 TT26 5K011 AA09 DA26 HA06 JA03 KA00 5K027 AA11 BB02 FF03 FF25 5K067 AA21 BB04 EE02 FF02 FF23 HH22 HH23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通話機能を有する携帯電話において、 電話本体に設けられ、演奏操作により演奏データを入力
    する入力手段と、 演奏データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている演奏データに従って、前
    記入力手段の演奏操作を視覚的に事前にガイドするガイ
    ド表示制御手段と、 このガイド表示制御手段による演奏操作のガイドに従っ
    て、前記入力手段に対して正しい演奏操作が入力された
    か否かを判定する判定手段と、 この判定手段による判定結果に応じた処理を実行する処
    理実行手段と、 を備えることを特徴とする携帯電話。
  2. 【請求項2】通話機能を有する携帯電話において、 電話番号用モードでは電話をかける際に操作される電話
    番号入力キーとなり、演奏用モードでは演奏を行う際に
    演奏操作される演奏データ入力キーまたは演奏データ入
    力ボタンとなる入力手段と、 演奏データが記憶されている記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている演奏データに従って、前
    記入力手段の演奏操作を視覚的に事前にガイドするガイ
    ド表示制御手段と、 このガイド表示制御手段による演奏操作のガイドに従っ
    て、前記入力手段に対する演奏操作を判定し、この判定
    結果に応じた処理を実行する処理実行手段と、 を備えることを特徴とする携帯電話。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、楽音の音高を指定する音
    高指定手段と、発音タイミングを指定するピッキング操
    作手段と、を備え、 前記ガイド表示制御手段は、前記記憶手段に記憶されて
    いる演奏データに従って、前記音高指定手段またはピッ
    キング操作手段のうち少なくともいずれか一方を光学的
    に視覚表示させる視覚表示制御手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1または2記載の携帯電話。
  4. 【請求項4】電話端末本体に設けられ、前記演奏データ
    に関する情報または演奏操作をガイドするガイドマーク
    を表示する表示手段を更に備え、 前記ガイド表示制御手段は、前記記憶手段に記憶されて
    いる演奏データに従って、前記演奏データに関する情報
    または前記ガイドマークを前記表示手段に表示させるマ
    ーク表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項
    1または2に記載の携帯電話。
  5. 【請求項5】前記マーク表示制御手段は、演奏の進行に
    伴って前記ガイドマークを基準線に接近するように連続
    的に移動させて表示し、 前記判定手段は、前記ガイドマークが基準線に到達した
    タイミングで前記入力手段に対して正しい演奏操作が入
    力されたか否かを判定することを特徴とする請求項4記
    載の携帯電話。
  6. 【請求項6】前記処理実行手段により実行される処理に
    は、前記判定手段による判定結果に応じた結果の報知が
    含まれることを特徴とする請求項1または2記載の携帯
    電話。
  7. 【請求項7】前記記憶手段に記憶される演奏データは外
    部から受信した演奏データであることを特徴とする請求
    項1または2記載の携帯電話。
  8. 【請求項8】前記記憶手段に記憶される演奏データは、
    使用者により入力された演奏データ、およびネットワー
    クを介してホストサーバーから配信された演奏データの
    いずれかであることを特徴とする請求項1または2記載
    の携帯電話。
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