JP2001281501A - レーザダイオードモジュール及びその組立方法 - Google Patents

レーザダイオードモジュール及びその組立方法

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JP2001281501A JP2000094961A JP2000094961A JP2001281501A JP 2001281501 A JP2001281501 A JP 2001281501A JP 2000094961 A JP2000094961 A JP 2000094961A JP 2000094961 A JP2000094961 A JP 2000094961A JP 2001281501 A JP2001281501 A JP 2001281501A
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lens
ferrule
laser diode
casing
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Yasuhiro Ichihara
康弘 市原
Takashi Shiotani
隆司 塩谷
Toshiya Kishida
俊哉 岸田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 組み立てが簡単で高い光結合効率を有するレ
ーザダイオードモジュールを提供する。 【解決手段】 レーザダイオードモジュールは、レーザ
ダイオードアセンブリ4と、レンズ−ファイバアセンブ
リ6と、スリーブ8とを含んでいる。レンズ−ファイバ
アセンブリ6は第1の穴26と、第2の穴28を有し、
第1の穴26中にレンズ36が挿入固定され、第2の穴
28中に光ファイバ40を格納したフェルール38が圧
入されている。フェルールの一端は斜め研磨されてお
り、他端は所定距離ケーシングの端面から突出してい
る。レンズとフェルールの一端との間の距離が所定距離
となるようにレンズ及びフェルールはケーシング中に固
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
(LD)と光ファイバとを光学的に結合するレーザダイ
オードモジュール(LDモジュール)に関する。
【0002】光ファイバを伝送路として使用する光通信
システムにおいては、発光部(例えばレーザダイオー
ド)からの出射光を光ファイバ内に導入するために、発
光部と光ファイバ入射端面とを所定の位置関係で固定
し、これらの間に集光用のレンズを設けてなるLDモジ
ュールが使用される。
【0003】この種のLDモジュールにおいては、構成
部品間の位置関係が直接的に光結合効率に影響を及ぼす
から、各構成部品は1μm以下という極めて高い精度で
位置決めされることが要求される。また、長期間この位
置決め精度が維持されることが要求される。
【0004】
【従来の技術】通信装置に組み込まれるプリント配線板
に実装される部品は、一般に表面実装型部品とスルーホ
ール型部品に分類される。表面実装型部品の代表例はL
SIであり、フラットパッケージ型といわれる形状を有
している。
【0005】この部品はリフロー半田付けという方法に
よって半田付けが行われる。即ち、ペースト状の半田を
プリント配線板に印刷し、このペースト半田部分に表面
実装型部品を粘着させ、半田の表面温度が220℃以上
となるコンベアー炉の中で半田付けを行う。
【0006】スルーホール実装型部品の代表例は、大容
量コンデンサーや端子数の多いLSIである。端子数の
多いLSIはPGA(ピン・グリッド・アレイ)という
端子形態を成している。
【0007】これらのスルーホール実装型部品はフロー
半田付けという方法によって半田付けが行われる。即
ち、スルーホール実装型部品の端子をプリント配線板の
スルーホールに挿入し、プリント配線板を部品実装面と
反対の側から260℃程度の半田槽に入れ、半田付けを
行う。
【0008】ところで、LDモジュール等の光モジュー
ルを表面実装型部品又はスルーホール実装型部品と同様
に半田付け工程でプリント配線板上に実装するには、所
謂ピグテール型と呼ばれる光ファイバコード付光モジュ
ールは不向きである。
【0009】通常、光ファイバコードはナイロン製被覆
を有しており、このナイロン製被覆は耐熱性が80℃程
度しかないため半田付け工程で溶けてしまう。また、光
ファイバコード自体が製造現場において収容や取扱いの
不具合をもたらし、プリント配線板への実装効率を著し
く低下させることになる。
【0010】このため、光モジュールの半田付け工程を
可能として製造コストの低減を図るには、光ファイバコ
ードを含まない、所謂レセプタクル型光モジュールの提
供が不可欠となっている。
【0011】従来のレセプタクルLDモジュールは、特
開平11−295559号に開示されているような光コ
ネクタのフェルールを挿入する雌型のレセプタクル構造
が一般的である。
【0012】雌型のLDモジュールは、LDパッケージ
と、光コネクタのフェルールが挿入されるレセプタクル
アセンブリと、LDパッケージとレセプタクルアセンブ
リの間に介装され、レーザダイオードに対してレセプタ
クルアセンブリを3軸方向に調整するのを許容するスリ
ーブとで構成される。
【0013】従来の雌型のレセプタクルLDモジュール
の組立方法は以下に示す通りである。まず、LDパッケ
ージとスリーブとレンズが挿入固定されたレセプタクル
アセンブリとを組立治具上にセットする。
【0014】LDパッケージのLDにはLD駆動電源が
接続され、LDからレーザビームが出射される。一方、
レセプタクルアセンブリには光コネクタのフェルールが
挿入され、光コネクタの反対側にはフェルール内の光フ
ァイバに入射した光量をモニタする光パワーメータが接
続されている。
【0015】この状態で、LDからのレーザビームに対
してレンズを光軸方向(Z方向)と光軸に垂直な方向
(XY方向)に移動させ、光パワーメータの読みが最大
値を示すところを探し出す。
【0016】光パワーメータの読みが最大値を示すとこ
ろで調整は終了し、レセプタクルアセンブリとスリーブ
の界面及びスリーブとLDパッケージの界面をそれぞれ
溶接固定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したレセプタクル
LDモジュール(特開平11−295559号)におけ
る、半導体レーザモジュールの組み立ては、レンズが挿
入固定されたレセプタクルとレーザホルダに保持された
半導体レーザ装置とリングとを組立治具上に固定し、他
端に光パワーメータが接続された光ファイバが挿入固定
されたフェルールをこのレセプタクル内に挿入して、光
軸調整後に、レーザホルダとリングの境界線上、リング
とレセプタクルの境界線上を溶接、接着などにより固定
することにより行われる。
【0018】このように従来においては、光パワーメー
タに他端が接続された光ファイバが挿入固定されたフェ
ルールがレセプタクルに挿入されて、光軸調整が行われ
るが、フェルールとレセプタクル間は接続されず、測定
後においてもその設定された位置関係が精密に維持され
るわけでない。
【0019】また、コネクタフェルールを用いて、レセ
プタクルの凸部に嵌合することにより固定する場合に
も、フェルールの挿入ごとに挿入長などが微妙に変化
し、これらの位置関係を精度よく保つことができない。
【0020】また、半導体レーザチップから出射される
レーザビームの反射を防ぐためにフェルールを斜めにカ
ットすることがあるが、カット方向と半導体レーザチッ
プの位置との関係を一定とする必要があり、レセプタク
ルにフェルールを挿入する際に挿入方向を軸とする回転
が生じてしまうと、理想的な位置関係が崩れ、反射防止
効率が低下してしまう。
【0021】従って、たとえレセプタクルに挿入される
フェルールの挿入長を一定とする思想だけでは、かかる
回転による反射防止効率の低下を抑えきれない。
【0022】よって、本発明の目的は、組み立て、光軸
調整が容易で調整後の位置関係の維持に適したレーザダ
イオードモジュールを提供することである。
【0023】本発明の他の目的は、光軸調整が容易なレ
ーザダイオードモジュールの組立方法を提供することで
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ベース
と、該ベース上に固定されたキャリアと、該キャリア上
に搭載されたレーザダイオードと、該レーザダイオード
を包囲するように前記ベースに固定されたキャップと、
該キャップを包囲するように前記ベースに固定されたホ
ルダとを含んだレーザダイオードアセンブリと;第1の
直径と第1の中心軸を有する第1の穴、該第1の直径よ
りも小さな第2の直径と該第1の中心軸からオフセット
した第2の中心軸を有し前記第1の穴と連通した第2の
穴、第1端及び第2端を有するケーシングと、前記ケー
シングの前記第1の穴中に前記第1端側から挿入固定さ
れたレンズと、斜め研磨された第1端と第2端を有し、
該第1端と前記レンズ間の距離が所定距離で且つ前記第
2端が前記ケーシングから突出するように前記第2の穴
中に前記ケーシングの前記第2端側から挿入固定された
内部に光ファイバが格納されたフェルールとを含んだレ
ンズ−ファイバアセンブリと;前記ホルダに固定された
第1端と、前記ケーシングの前記第1端が挿入固定され
た第2端を有するスリーブとを具備し、前記フェルール
の前記第1端は、前記第1の中心軸から遠い側が前記レ
ンズから軸方向に遠ざかるように斜め研磨されているこ
とを特徴とするレーザダイオードモジュールが提供され
る。
【0025】好ましくは、フェルールの斜めに研磨され
た第1端の傾斜角度は、フェルールの中心軸に垂直の面
から約4度〜約8度の範囲内である。ケーシングはフェ
ルールとレンズとの間の第1及び第2の穴と外部とを連
通する第3の穴を有しており、この第3の穴はピンによ
り塞がれている。
【0026】本発明の他の側面によると、第1端、第2
端及び貫通穴を有するケーシングと、該貫通穴中に挿入
固定されたレンズと、斜め研磨された第1端と第2端を
有し該レンズと該第1端との間の距離が所定距離となる
ように前記貫通穴中に挿入固定された内部に光ファイバ
が格納されたフェルールとを含んだレンズ−ファイバア
センブリを使用するレーザダイオードモジュールの組立
方法であって、レーザダイオード及びホルダを有するレ
ーザダイオードアセンブリ、スリーブ及び前記レンズ−
ファイバアセンブリを組立治具上にセットし;光パワー
メータを前記フェルールの前記第2端に光学的に接続
し;前記スリーブの第1端を前記ホルダに接触させ、該
スリーブの第2端側から前記ケーシングの前記第1端を
挿入し;前記レーザダイオードから出射されたレーザビ
ームのパワーを前記光パワーメータでモニタしながら、
前記レンズ−ファイバアセンブリを前記レーザダイオー
ドに対して光軸方向及び光軸に垂直な方向に移動させ;
前記光パワーメータの読みが最大値を示す位置で前記ス
リーブと前記ホルダ及び前記スリーブと前記ケーシング
とを溶接固定する;ことを特徴とするレーザダイオード
モジュールの組立方法が提供される。
【0027】本発明の更に他の側面によると、ベース
と、該ベース上に固定されたキャリアと、該キャリア上
に搭載されたレーザダイオードと、該レーザダイオード
を包囲するように前記ベースに固定されたキャップと、
該キャップを包囲するように前記ベースに固定されたホ
ルダとを含んだレーザダイオードアセンブリと;第1の
直径と第1の中心軸を有する第1の穴、該第1の直径よ
りも小さな第2の直径と該第1の中心軸からオフセット
した第2の中心軸を有し前記第1の穴と連通した第2の
穴、第1端及び第2端を有するケーシングと、前記ケー
シングの前記第1の穴中に前記第1端側から挿入固定さ
れたレンズと、斜め研磨された第1端と第2端を有し、
該第1端と前記レンズ間の距離が所定距離で且つ前記第
2端が前記ケーシングから突出するように前記第2の穴
中に前記ケーシングの前記第2端側から挿入固定された
内部に光ファイバが格納されたフェルールとを含んだレ
ンズ−ファイバアセンブリとを具備し;前記ケーシング
の前記第1端は前記ホルダに固定されており;前記フェ
ルールの前記第1端は、前記第1の中心軸から遠い側が
前記レンズから軸方向に遠ざかるように斜めに研磨され
ていることを特徴とするレーザダイオードモジュールが
提供される。
【0028】本発明の更に他の側面によると、レンズ−
ファイバアセンブリの組立方法であって、第1の直径と
第1の中心軸を有する第1の穴、該第1の直径よりも小
さな第2の直径と該第1の中心軸からオフセットした第
2の中心軸を有し前記第1の穴と連通した第2の穴、第
1端及び第2端を有するケーシングを用意し;前記ケー
シングの前記第1の穴中に前記第1端側からレンズを挿
入して所定位置で固定し;斜め研磨された第1端と第2
端を有し、光ファイバが格納されたフェルールを、該第
1端と前記レンズ間の距離が所定距離で且つ前記第1端
の前記第1の中心軸から遠い側が前記レンズから軸方向
に遠ざかるような位置関係で、前記第2の穴中に挿入
し;前記フェルールを固定する;ことを特徴とするレン
ズ−ファイバアセンブリの組立方法が提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明第1実
施形態の断面図が示されている。レーザダイオードモジ
ュール(LDモジュール)2はレーザダイオードアセン
ブリ(LDアセンブリ)4と、レンズ−ファイバアセン
ブリ6と、スリーブ8とを含んでいる。
【0030】LDアセンブリ4はLDパッケージ10
と、LDパッケージ10のベース14に固定されたLD
ホルダ12とから構成される。LDホルダ12はステン
レス鋼から形成され、開口13を有している。
【0031】LDパッケージ10のベース14はコバー
ルから形成されている。ベース14には銅から形成され
たキャリア16が固定されており、キャリア16上には
レーザダイオード(LD)18が搭載されている。
【0032】レーザダイオード18はベース14に固定
されたキャップ20により包囲されている。キャップ2
0はレーザビームの透過窓21を有している。レーザダ
イオード18を駆動するための端子22がベース14か
ら突出している。
【0033】レンズ−ファイバアセンブリ6はステンレ
ス鋼から形成されたケーシング24を含んでいる。ケー
シング24は第1の直径を有する第1の穴26と、第1
の直径よりも小さな第2の直径を有する第2の穴28を
有している。第2の穴28は第1の穴26からオフセッ
トして形成されており(図の場合は、穴26の中心軸に
対して穴28の中心軸を上方にずらせている)、第1及
び第2の穴26,28は互いに連通している。
【0034】ケーシング24は更に、第2の穴28を外
部と連通する空気抜き用の第3の穴30を有しており、
この第3の穴30はピン32により塞がれている。ケー
シング24は接続されるべきコネクタをガイドするコネ
クタガイド34を有している。尚、穴30はフェルール
を穴内に挿入した時にも、レンズ・フェルール間の空間
と外部との連通が確保されるような場所に設けることが
好ましい。
【0035】ケーシング24の第1の穴26中には非球
面レンズ36が挿入され、低融点ガラスで固定されてい
る。ケーシング24の第2の穴28中には光ファイバ4
0が格納されたフェルール38が、斜め研磨された一端
38aとレンズ36との間が所定距離となるように圧入
固定されている。即ち、穴28の壁面とフェルールの外
側面との間の静止摩擦力で主に固定されている。
【0036】フェルール38は例えばジルコニアから形
成されており、他端38bはケーシング24の端部から
所定距離突出している。フェルール38の一端38aの
傾斜角度は、フェルール38の中心軸に垂直な面に対し
て約4度〜約8度の範囲内であり、好ましくは約6度で
ある。
【0037】フェルール38は、斜め研磨された一端3
8aの第1の穴26の中心軸から一番遠い側がレンズ3
6から一番遠くなるように第2の穴28中に圧入されて
いる。
【0038】レーザダイオード18から出射された光ビ
ームを光ファイバ40に効率良く結合し、レーザダイオ
ード18への反射帰還光を防止するために、フェルール
38のこの取りつけ位置関係は重要である。符号42は
レーザダイオード18から出射された光ビームの光路を
示している。
【0039】本実施形態のLDモジュール2は、レーザ
ダイオード18から出射されたレーザビームに対してレ
ンズ36を光軸方向(Z軸方向)及び光軸に直角方向
(XY軸方向)に調整可能な所謂3軸調整可能型LDモ
ジュールであり、主に基幹系に使用される。以下、第1
実施形態のLDモジュール2の組立方法について説明す
る。
【0040】まず、LDアセンブリ4、レンズ−ファイ
バアセンブリ6及びスリーブ8を組立治具上にセットす
る。フェルール38の他端38b、即ち光ファイバ40
の他端を光パワーメータに光学的に接続する。
【0041】具体的には、弾性スリーブ等を介してフェ
ルール38を接続すべき光コネクタのフェルールに突き
当て接続する。そして、光コネクタの他端に光パワーメ
ータを接続する。
【0042】スリーブ8の一端をLDアセンブリ4のL
Dホルダ12に接触させ、該スリーブ8の他端側からケ
ーシング24の一端を挿入する。
【0043】レーザダイオード18から出射されたレー
ザビームのパワーを光パワーメータでモニタしながら、
レンズ−ファイバアセンブリ6をレーザダイオード18
に対して光軸方向(Z軸方向)及び光軸に垂直な方向
(XY軸方向)に移動させる。
【0044】そして、光パワーメータの読みが最大値を
示す位置で、スリーブ8とケーシング24とを溶接固定
し、更にスリーブ8とLDホルダ12とを溶接固定す
る。例えば、レーザスポット溶接が採用可能である。
【0045】このように、本実施形態のLDモジュール
2の組立方法によると、レンズ36とフェルール38の
間の光学的位置関係が固定されたレンズ−ファイバアセ
ンブリ6を使用してLDアセンブリ2を組み立てるた
め、3軸方向の光学系の調整を容易に行うことができ、
光結合効率の高いLDモジュールを容易に組み立てるこ
とができる。
【0046】図2を参照すると、本発明第2実施形態の
LDモジュール2Aの断面図が示されている。上述した
第1実施形態と実質的に同一構成部分については同一符
号を付し、その説明を省略する。本実施形態のLDモジ
ュール2AはXY軸方向の2軸調整タイプであり、主に
加入者系に使用される。
【0047】LDモジュール2AはLDアセンブリ4
と、LDアセンブリ4に固定されたレンズ−ファイバア
センブリ6´を含んでいる。レンズ−ファイバアセンブ
リ6´のケーシング24は第1の直径を有する第1の穴
26´と第1の穴26´からオフセットされた第1の直
径より小さな第2の直径を有する第2の穴28を有して
いる。第1の穴26´は直径が徐々に小さくなるテーパ
部27を有している。
【0048】ケーシング24の第1の穴26´中には球
レンズ36´が挿入され、低融点ガラス44で固定され
ている。一方、ケーシング24の第2の穴28中には光
ファイバ40が内部に格納されたフェルール38が圧入
されている。
【0049】球レンズ36´に対するフェルール38の
斜め研磨された一端38aの取付位置関係は第1実施形
態と同様に重要である。即ち、フェルール38は、斜め
研磨された一端38aの第1の穴26´の中心軸から一
番遠い側が球レンズ36´から一番遠ざかるような位置
関係で第1の穴28中に圧入されている。
【0050】本実施形態のLDモジュール2Aの組立方
法は以下の通りである。まず、レーザダイオードアセン
ブリ4及びレンズ−ファイバアセンブリ6´を組立治具
上にセットする。
【0051】次いで、光パワーメータをフェルール38
の他端38b、即ち光ファイバ40の他端に光学的に接
続する。具体的には、弾性スリーブ等を介してフェルー
ル38にコネクタのフェルールを突き当て接続し、コネ
クタの他端に光パワーメータを接続する。
【0052】次いで、レンズ−ファイバアセンブリ6´
のケーシング24の一端をLDアセンブリ4のLDホル
ダ12に接触させる。この状態で、レーザダイオード1
8から出射されたレーザビームのパワーを光パワーメー
タでモニタしながら、レンズ−ファイバアセンブリ6´
をレーザダイオード18に対して光軸に垂直な方向(X
Y方向)に移動させる。
【0053】光パワーメータの読みが最大値を示す位置
でケーシング24をLDホルダ12に溶接固定する。こ
の溶接には、例えばレーザスポット溶接を採用可能であ
る。
【0054】本実施形態のLDモジュール2Aは上述し
た第1実施形態のLDモジュール2のスリーブ8を使用
していないので、光軸方向(Z軸方向)の位置調整は不
可能である。
【0055】しかし、レーザダイオード18、球レンズ
36´及びフェルール38の一端38aとの間の光軸方
向の相対的位置関係は光学的に設計可能であり、本実施
形態では球レンズ36´とフェルール38の一端38a
の位置関係の固定されたレンズ−ファイバアセンブリ6
´を使用している。
【0056】よって、レンズ−ファイバアセンブリ6´
をレーザダイオード18に対してXY軸方向に調整する
だけで、ある程度充分な効率でレーザダイオード18か
ら出射されたレーザビームを光ファイバ40の一端に結
合することができる。本実施形態のLDアセンブリ2A
は、主に加入者系の光源として使用される。
【0057】次に、図3(A)〜図3(D)及び図4
(A)〜図4(B)を参照して、第2実施形態のLDモ
ジュール2Aに使用されるレンズ−ファイバアセンブリ
6´の組立方法について説明する。第1実施形態のLD
モジュール2に使用されるレンズ−ファイバアセンブリ
6の組立方法も同様である。
【0058】まず、図3(A)に示すように、第1の穴
26´、第2の穴28及び空気抜き用の第3の穴30を
有するケーシング24を用意する。このケーシング24
は例えばステンレス鋼から形成されており、例えばメタ
ル・インジェクション・モールド法により製造される。
【0059】次いで、図3(B)に示すように、第2の
穴26´中に球レンズ36´を挿入し、低融点ガラス
(融点約400℃)44でケーシング24に固定する。
球レンズ36´はケーシング24の端面からD1の距
離、例えば0.24mm±0.05mmの精度で取り付
けられる。
【0060】次いで、図3(C)に示すように、面合わ
せ治具46の穴47中にフェルール38の一端38aを
挿入し、フェルール38の斜め研磨された端面38aを
穴26´,28のオフセット関係に従って、前記条件を
満たすように、所定の位置関係に合わせる。この状態
で、図3(D)に示すようにフェルール38をフェルー
ル挿入治具48にセットする。
【0061】次に、図4(A)に示すように、ケーシン
グ24の端面とフェルール38の一端38aが所定の距
離D2となるようにケーシング24とフェルール挿入治
具48をセットする。
【0062】次いで、図4(B)に示すように、フェル
ール挿入治具48の送り量Sでフェルール38の圧入の
長さを管理する。代案として、フェルール38のケーシ
ング24の端面からの突出量でフェルール38の圧入の
長さを管理するようにしても良い。圧入圧力は40〜1
30kgfである。フェルール38の圧入完了後、必要
であれば内部の塵等を除去した後に、空気抜き穴30を
防塵ピン32で塞ぐ。
【0063】本実施形態では、ケーシング24に空気抜
き穴30が設けられているため、フェルール38の圧入
に伴う空気圧の上昇を空気抜き穴30から逃すことがで
きるため、フェルール38を容易に圧入することができ
る。従って、(球)レンズ36´を低融点ガラスで固定
してからフェルールを挿入しても圧力によるレンズ36
´の破壊の恐れもなく、又、フェルール挿入後に融点ま
で熱することによるフェルール等の変形の恐れもなくな
る。
【0064】尚、フェルール38の圧入完了後は、塵が
第1及び第2の穴26´,28中に入るのを防止するた
めに空気抜き穴30を防塵ピン32で塞ぐ必要がある。
【0065】図5(A)及び図5(B)を参照すると、
図3(C)の面合わせ治具46を使用しないフェルール
38の他の位置合わせ方法が示されている。即ち、図5
(A)に示すようにフェルール38には切り欠き50が
設けられており、図5(B)に示すようにケーシング2
4にはガイドレール52が設けられている。
【0066】フェルール38の切り欠き50をケーシン
グ24のガイドレール52に合わせてフェルール38を
ケーシング24中に挿入することにより、フェルール3
8は所定位置関係でケーシング24に固定される。尚、
ガイドレール52は前記した穴26´,28のオフセッ
トに応じたフェルール38の斜面カット部の方向が所定
の方向となるように設けている。
【0067】フェルール38の切り欠き50は例えば切
削等により形成可能であり、ケーシング24のガイドレ
ール52はケーシング製造時に同時に形成する。ケーシ
ング24に切り欠きを設け、フェルール38にガイドレ
ールを設けるようにしてもよい。
【0068】図6(A)及び図6(B)を参照すると、
フェルールの位置合わせ方法の更に他の実施形態が示さ
れている。この実施形態では、フェルール38に捺印又
はレーザによりマーキング54が施され、ケーシング2
4にも同様な方法によりマーキング56が施されてい
る。
【0069】フェルール38のマーキング54とケーシ
ング24のマーキング56を合わせて、ケーシング24
の第2の穴28中にフェルール38を圧入することによ
り、フェルール38は所定位置関係でケーシング24に
固定される。
【0070】図7(A)はフェルールを2方向(例えば
上下、左右)から挟みこんで保持するタイプの挿入治具
48である。一対の保持部48aはフェルールの外側面
の形状に合わせ、フェルールと接触する面に丸みを持た
せると更に好ましい。もちろん、3方向以上から挟みこ
むようにしてもよい。
【0071】この構成により単に挿入方向に向かってフ
ェルールの端部を押圧して挿入するのに対して、挿入中
のフェルールの挿入穴に対する軸回りの回転を効果的に
防止することができる。
【0072】図7(B)のフェルール挿入治具58は、
フェルールの外側面とフェルール保持部のフェルール挿
入口60の壁面との摩擦力により更に挿入中のフェルー
ルの挿入穴に対する軸回りの回転を効果的に防止するこ
とができる。
【0073】また、いずれの挿入治具にしても、図5
(A)及び図5(B)に示すごとく、フェルールの外側
面と、フェルール挿入治具のフェルール保持部又はフェ
ルール挿入口の壁面に嵌合するガイド溝などをフェルー
ルの挿入方向と平行に設けて、フェルールの挿入穴に対
する軸回りの回転を効果的に防止することが好ましい。
尚この際、ケーシング24のフェルール挿入口内にもガ
イドレールを同時に設けることとすることを防げない。
【0074】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、ケーシン
グにレンズ及びフェルールが所定位置関係で固定された
レンズ−ファイバアセンブリを使用してLDモジュール
を組み立てるため、光結合効率の良いLDモジュールを
容易に組み立てることができる。
【0075】更に、組み立て、光軸調整が容易で調整後
の位置関係の維持に適したLDモジュールを提供するこ
とができる。本発明のLDモジュールによると、フェル
ール挿入時における反射防止効率の低下を防止すること
ができる。
【0076】レンズ−ファイバアセンブリのフェルール
は、接続すべき光コネクタのフェルールと同一形状をし
ているため、弾性スリーブ等を使用して接続すべき光コ
ネクタと簡単に且つ高信頼性を持って接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のLDモジュールの断面図
である。
【図2】本発明第2実施形態のLDモジュールの断面図
である。
【図3】図3(A)〜図3(D)はレンズ−ファイバア
センブリの組み立て方法を説明する図である。
【図4】図4(A)〜図4(B)はレンズ−ファイバア
センブリの組み立て方法を説明する図である。
【図5】図5(A)及び図5(B)はフェルールの位置
合わせ方法の他の実施形態を説明する図である。
【図6】図6(A)及び図6(B)はフェルールの位置
合わせ方法の更に他の実施形態を説明する図である。
【図7】図7(A)はフェルール挿入治具を示す図であ
り、図7(B)は他のフェルール挿入治具を示す図であ
る。
【符号の説明】
2,2A LDモジュール 4 LDアセンブリ 6 レンズ−ファイバアセンブリ 8 スリーブ 10 LDパッケージ 12 LDホルダ 18 LD 24 ケーシング 26 第1の穴 28 第2の穴 36 非球面レンズ 36´ 球レンズ 38 フェルール 40 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 俊哉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 CA10 DA04 DA15 DA18 5F073 AB27 AB28 BA01 EA28 FA06 FA07 FA14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、該ベース上に固定されたキャ
    リアと、該キャリア上に搭載されたレーザダイオード
    と、該レーザダイオードを包囲するように前記ベースに
    固定されたキャップと、該キャップを包囲するように前
    記ベースに固定されたホルダとを含んだレーザダイオー
    ドアセンブリと;第1の直径と第1の中心軸を有する第
    1の穴、該第1の直径よりも小さな第2の直径と該第1
    の中心軸からオフセットした第2の中心軸を有し前記第
    1の穴と連通した第2の穴、第1端及び第2端を有する
    ケーシングと、前記ケーシングの前記第1の穴中に前記
    第1端側から挿入固定されたレンズと、斜め研磨された
    第1端と第2端を有し、該第1端と前記レンズ間の距離
    が所定距離で且つ前記第2端が前記ケーシングから突出
    するように前記第2の穴中に前記ケーシングの前記第2
    端側から挿入固定された内部に光ファイバが格納された
    フェルールとを含んだレンズ−ファイバアセンブリと;
    前記ホルダに固定された第1端と、前記ケーシングの前
    記第1端が挿入固定された第2端を有するスリーブとを
    具備し、 前記フェルールの前記第1端は、前記第1の中心軸から
    遠い側が前記レンズから軸方向に遠ざかるように斜め研
    磨されていることを特徴とするレーザダイオードモジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記フェルールの前記第1端の傾斜角度
    は、該フェルールの中心軸に垂直な面から約4度〜約8
    度の範囲内である請求項1記載のレーザダイオードモジ
    ュール。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングは前記レンズと前記フェ
    ルールとの間の前記第1及び第2の穴と外部とを連通す
    る第3の穴と、該第3の穴を塞ぐピンを有している請求
    項1記載のレーザダイオードモジュール。
  4. 【請求項4】 第1端、第2端及び貫通穴を有するケー
    シングと、該貫通穴中に挿入固定されたレンズと、斜め
    研磨された第1端と第2端を有し、該レンズと該第1端
    との間の距離が所定距離となるように前記貫通穴中に挿
    入固定された内部に光ファイバが格納されたフェルール
    とを含んだレンズ−ファイバアセンブリを使用するレー
    ザダイオードモジュールの組立方法であって、 レーザダイオード及びホルダを有するレーザダイオード
    アセンブリ、スリーブ及び前記レンズ−ファイバアセン
    ブリを組立治具上にセットし;光パワーメータを前記フ
    ェルールの前記第2端に光学的に接続し;前記スリーブ
    の第1端を前記ホルダに接触させ、該スリーブの第2端
    側から前記ケーシングの前記第1端を挿入し;前記レー
    ザダイオードから出射されたレーザビームのパワーを前
    記光パワーメータでモニタしながら、前記レンズ−ファ
    イバアセンブリを前記レーザダイオードに対して光軸方
    向及び光軸に垂直な方向に移動させ;前記光パワーメー
    タの読みが最大値を示す位置で前記スリーブと前記ホル
    ダ及び前記スリーブと前記ケーシングとを溶接固定す
    る;ことを特徴とするレーザダイオードモジュールの組
    立方法。
  5. 【請求項5】 第1の直径と第1の中心軸を有する第1
    の穴、該第1の直径よりも小さな第2の直径と該第1の
    中心軸からオフセットした第2の中心軸を有し前記第1
    の穴と連通した第2の穴、第1端及び第2端を有するケ
    ーシングと、前記ケーシングの前記第1の穴中に前記第
    1端側から挿入固定されたレンズと、斜め研磨された第
    1端と第2端を有し、該第1端と前記レンズ間の距離が
    所定距離で且つ前記第2端が前記ケーシングから突出す
    るように前記第2の穴中に前記ケーシングの前記第2端
    側から挿入固定された内部に光ファイバが格納されたフ
    ェルールとを含んだレンズ−ファイバアセンブリを使用
    するレーザダイオードモジュールの組立方法であって、 レーザダイオード及びホルダを有するレーザダイオード
    アセンブリ、スリーブ及び前記レンズ−ファイバアセン
    ブリを組立治具上にセットし;光パワーメータを前記フ
    ェルールの前記第2端に光学的に接続し;前記スリーブ
    の第1端を前記ホルダに接触させ、該スリーブの第2端
    側から前記ケーシングの前記第1端を挿入し;前記レー
    ザダイオードから出射されたレーザビームのパワーを前
    記光パワーメータでモニタしながら、前記レンズ−ファ
    イバアセンブリを前記レーザダイオードに対して光軸方
    向及び光軸に垂直な方向に移動させ、 前記光パワーメータの読みが最大値を示す位置で前記ス
    リーブと前記ホルダ及び前記スリーブと前記ケーシング
    とを溶接固定する;ことを特徴とするレーザダイオード
    モジュールの組立方法。
  6. 【請求項6】 ベースと、該ベース上に固定されたキャ
    リアと、該キャリア上に搭載されたレーザダイオード
    と、該レーザダイオードを包囲するように前記ベースに
    固定されたキャップと、該キャップを包囲するように前
    記ベースに固定されたホルダとを含んだレーザダイオー
    ドアセンブリと;第1の直径と第1の中心軸を有する第
    1の穴、該第1の直径よりも小さな第2の直径と該第1
    の中心軸からオフセットした第2の中心軸を有し前記第
    1の穴と連通した第2の穴、第1端及び第2端を有する
    ケーシングと、前記ケーシングの前記第1の穴中に前記
    第1端側から挿入固定されたレンズと、斜め研磨された
    第1端と第2端を有し、該第1端と前記レンズ間の距離
    が所定距離で且つ前記第2端が前記ケーシングから突出
    するように前記第2の穴中に前記ケーシングの前記第2
    端側から挿入固定された内部に光ファイバが格納された
    フェルールとを含んだレンズ−ファイバアセンブリとを
    具備し;前記ケーシングの前記第1端は前記ホルダに固
    定されており;前記フェルールの前記第1端は、前記第
    1の中心軸から遠い側が前記レンズから軸方向に遠ざか
    るように斜めに研磨されていることを特徴とするレーザ
    ダイオードモジュール。
  7. 【請求項7】 前記フェルールの前記第1端の傾斜角度
    は、該フェルールの中心軸に垂直な面から約4度〜約8
    度の範囲内である請求項6記載のレーザダイオードモジ
    ュール。
  8. 【請求項8】 第1端、第2端及び貫通穴を有するケー
    シングと、該貫通穴中に挿入固定されたレンズと、斜め
    に研磨された第1端と第2端を有し、該レンズと該第1
    端との間の距離が所定距離となるように前記貫通穴中に
    挿入固定された内部に光ファイバが格納されたフェルー
    ルとを含んだレンズ−ファイバアセンブリを使用するレ
    ーザダイオードモジュールの組立方法であって、 レーザダイオード及びホルダを有するレーザダイオード
    アセンブリと前記レンズ−ファイバアセンブリとを組立
    治具上にセットし;光パワーメータを前記フェルールの
    前記第2端に光学的に接続し;前記ケーシングの前記第
    1端を前記ホルダに接触させ;前記レーザダイオードか
    ら出射されたレーザビームのパワーを前記光パワーメー
    タでモニタしながら、前記レンズ−ファイバアセンブリ
    を前記レーザダイオードに対して光軸に垂直な方向に移
    動させ;前記光パワーメータの読みが最大値を示す位置
    で前記ケーシングと前記ホルダとを溶接固定する;こと
    を特徴とするレーザダイオードモジュールの組立方法。
  9. 【請求項9】 レンズ−ファイバアセンブリの組立方法
    であって、 第1の直径と第1の中心軸を有する第1の穴、該第1の
    直径よりも小さな第2の直径と該第1の中心軸からオフ
    セットした第2の中心軸を有し前記第1の穴と連通した
    第2の穴、第1端及び第2端を有するケーシングを用意
    し;前記ケーシングの前記第1の穴中に前記第1端側か
    らレンズを挿入して所定位置で固定し;斜め研磨された
    第1端と第2端を有し、光ファイバが格納されたフェル
    ールを、該第1端と前記レンズ間の距離が所定距離で且
    つ前記第1端の前記第1の中心軸から遠い側が前記レン
    ズから軸方向に遠ざかるような位置関係で、前記第2の
    穴中に挿入し;前記フェルールを固定する;ことを特徴
    とするレンズ−ファイバアセンブリの組立方法。
  10. 【請求項10】 前記ケーシングは前記レンズと前記フ
    ェルールとの間の前記第1及び第2の穴と外部とを連通
    する第3の穴を有しており、 該第3の穴を塞ぐステップを更に具備した請求項9記載
    のレンズ−ファイバアセンブリの組立方法。
  11. 【請求項11】 レーザダイオードモジュールであっ
    て、 レーザダイオードと;第1の穴及び該第1の穴に対して
    オフセットした第2の穴を有するケーシングと、該第1
    の穴内に固定されたレンズと、該第2の穴内に設けられ
    た光ファイバとを含み、前記レーザダイオードからのレ
    ーザビームを前記レンズを介して前記光ファイバに導く
    レンズ−ファイバアセンブリとを具備し;前記第2の穴
    内の前記光ファイバはフェルールに挿入固定されるとと
    もに、該フェルールは前記第2の穴に圧入されている、 ことを特徴とするレーザダイオードモジュール。
  12. 【請求項12】 前記フェルールの前記第2の穴に挿入
    される側の端面は挿入方向に対して所定角度斜めに形成
    されており、 前記フェルールの外周面及び前記第2の穴を画成する前
    記ケーシングの壁面のいずれか一方に凸状の突起が形成
    されており、他方に該突起に嵌合する該フェルールの挿
    入方向に伸長するガイド溝が形成されている請求項11
    記載のレーザダイオードモジュール。
  13. 【請求項13】 前記ケーシングは前記レンズと前記フ
    ェルールとの間の空間とケーシング外部とを連通する第
    3の穴を有している請求項11記載のレーザダイオード
    モジュール。
  14. 【請求項14】 レンズ挿入用の第1の穴と、該第1の
    穴に連通すると共に該第1の穴からオフセットしたフェ
    ルール挿入用の第2の穴と、レンズとフェルール間の空
    間を外部と連通する第3の穴を有するケーシングを用い
    たレンズ−ファイバアセンブリの製造方法であって、 前記第1の穴内にレンズを設置固定するステップと、 レンズ設置固定後に前記第2の穴内に光ファイバが挿入
    固定されたフェルールを所定長さ圧入するステップと;
    を具備したことを特徴とするレンズ−ファイバアセンブ
    リの製造方法。
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