JP2001281156A - 外観検査装置用照明装置 - Google Patents

外観検査装置用照明装置

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JP2001281156A
JP2001281156A JP2000097407A JP2000097407A JP2001281156A JP 2001281156 A JP2001281156 A JP 2001281156A JP 2000097407 A JP2000097407 A JP 2000097407A JP 2000097407 A JP2000097407 A JP 2000097407A JP 2001281156 A JP2001281156 A JP 2001281156A
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JP2000097407A
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Juichi Shintani
寿一 新谷
Mutsuto Oe
睦人 大江
Hidenobu Umeda
英伸 梅田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面反射率が異なった様々な被検物に対し
て、外観検査可能なコントラストで照明することができ
る外観検査装置用照明装置を提供する。 【解決手段】 被検物1に対して照射された照明光を検
出器40に導くことにより被検物1の表面性状を検査す
る外観検査装置に用いられる照明装置において、被検物
1の検査領域3表面を照明して、その反射光を検出器4
0に導く直接照明手段31と、被検物1の検査領域3裏
面を照明して、その透過光を検出器40に導く間接照明
手段32とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観検査装置に用
いられる照明装置に関し、詳しくは、被検物の表面性状
を観察するために被検物の検査領域に対して検査用照明
光を照射する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検物の表面性状、例えばボトル等の被
検物の表面にある微小な傷や印刷物の印刷状態等、を検
査するための検査装置においては、被検物の検査領域を
照明するための照明装置が設けられている。この照明装
置には、図1に示すように、反射型のものと透過型のも
のがある。反射型照明装置は、図1(A)に示すよう
に、照明装置131からの照明光111を被検物101
の検査領域に対して直接照射したときに、その表面で反
射してくる反射照明(直接照明)光111cを検査光と
して検出器140に導いている。また、透過型照明装置
は、図1(B)に示すように、被検物101を挟んで検
出器140の反対側に設けられた照明装置132からの
照明光112が、被験物101を透過して被験物101
を裏面側から照明する透過照明(間接照明)光112a
を検査光として検出器140に導いている。
【0003】高表面反射率の不透明な被検物の表面に図
2のような背景部202と色の抜かれた文字部201と
からなる色抜き文字印刷された被検物に対して反射型照
明装置で照明する場合、背景部202及び色の抜かれた
文字部201のコントラストは、それぞれ、図4(B)
に示すような、バックグラウンド部311とピーク部3
12とになる。両者のコントラストは検出器140で検
出可能な大きさであるので、反射型照明装置は不透明の
被検物101に対して有効な照明手段であると言える。
しかしながら、例えば、青色又は無色の透明又は半透明
な被検物101の表面に図2のような色抜き文字印刷が
形成された被検物101に対して反射型照明装置で照明
する場合、大部分の照明光が被検物101を透過するた
めに、被検物表面で反射する反射光が少なくなる。その
結果、被検物表面で反射したあと検出器140に入射す
る光の絶対的な光量が少なくなるために、背景部202
及び色の抜かれた文字部201のコントラストは、図4
(A)に示すような、低ピークのピーク部302とバッ
クグラウンド部301になる。したがって、両者のコン
トラストが小さいために検出器140での検出が困難と
なるので、検査領域を判定評価することができないとい
う問題がある。
【0004】一方、透過型照明装置は、透明又は半透明
な被検物に対しては有効に照明するが、例えば、白色等
のほとんどの光を反射する不透明な被検物に対して透過
型照明装置で照明した場合、その照明光は不透明な被検
物を透過することがないために、検査領域を判定評価す
ることができない。さらに、図3に示すような、印刷さ
れた下地210上に色付き背景部211と色付き文字部
212からなる色付き文字部が形成された透明又は半透
明な被検物に対して透過型照明装置で照明する場合、ピ
ーク部302とバックグラウンド部301との間でのコ
ントラストは、図4(A)に示すような低コントラスト
となるために、検査領域を判定評価することができない
という問題がある。
【0005】このように、従来の外観検査装置用照明装
置で様々な被検物、例えば不透明、半透明又は透明とい
った下地の表面反射率が異なったり、表面反射率の異な
る印刷物が形成されたりした被検物を照明するときに、
照明された被検物の検査領域におけるコントラストが小
さいために被検物の表面性状を観察することができなく
ない被検物があるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
すべき技術的課題は、表面反射率が異なった様々な被検
物に対して、外観検査可能なコントラストで照明するこ
とができる外観検査装置用照明装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本発明に係る外観検査装置用照
明装置は、被検物に対して照射された照明光を検出器に
導くことにより被検物の表面性状を検査する外観検査装
置に用いられる照明装置であって、被検物の検査領域表
面を照明して、その反射光を検出器に導く直接照明手段
と、被検物の検査領域裏面を照明して、その透過光を検
出器に導く間接照明手段とを備えることを特徴としてい
る。つまり、直接照明手段と間接照明手段の両者を備え
るとともに両者が被検物を同時に照明することを基本的
特徴としている。
【0008】上記構成によれば、高表面反射率でほとん
どの光を反射する不透明な被検物の場合、直接照明手段
から不透明な被検物の検査領域に対して照射された直接
照明光が検査領域表面で反射し、その表面反射光が検出
器に導かれる。また、間接照明手段から照射された間接
照明光の大部分は被検物を透過することなく被検物の表
面で反射するので検査領域の照明にわずかに寄与するの
みである。したがって、両照明手段からの照明光が加算
されるとともに、直接照明手段から照射された直接照明
光が、不透明な被検物の検査領域を主として照明する。
直接照明手段からの照明光により、被検物の検査領域に
おいて十分なコントラストが得られるので、不透明な被
検物の表面性状を判定評価することができる。
【0009】一方、低表面反射率で透明な被検物の場
合、直接照明手段から照射された直接照明光の大部分が
被検物を透過するために、わずかな照明光が検査領域表
面で反射して、その表面反射光が検出器に取り込まれ
る。また、間接照明手段から照射された間接照明光は被
検物を透過したあと被検物を背後から照明して検査領域
の裏面を照明する。したがって、両照明手段からの照明
光が加算されるとともに、間接照明手段から照射された
間接照明光が、透明な被検物の検査領域を主として照明
する。間接照明手段からの照明光により、被検物の検査
領域において十分なコントラストが得られるので、透明
な被検物の表面性状を判定評価することができる。
【0010】また、反射及び透過とが略半分ずつである
半透明な被検物の場合、上述した不透明な被検物及び透
明な被検物の中間的な挙動をする。すなわち、直接照明
手段から照射された直接照明光及び間接照明手段から照
射された間接照明光が、検査領域の表面及び裏面をそれ
ぞれ照明する。すなわち、各照明光は、略等しい光強度
で半透明な被検物の検査領域を照明する。直接照明光及
び間接照明光の両照明光により、被検物の検査領域は十
分なコントラストを有することができるので、半透明な
被検物の表面性状を判定評価することができる。
【0011】以上説明したように、本発明の照明装置
は、不透明、半透明、又は透明といった表面反射率の異
なる様々な被検物に対して、表面性状を検査することが
できる高コントラストで被検物を照明することができ
る。
【0012】好ましくは、直接照明手段と間接照明手段
との両者が、被検物に対して検出器と同一側に配置され
るとともに、被検物を挟んで間接照明手段の反対側に光
反射手段を配置されてなり、間接照明手段からの照明光
は、被検物が光透過性の場合、被検物を透過した後、光
反射手段で反射して被検物の検査領域裏面を照明すると
ともに該領域を透過して検出器に至るようにする。
【0013】上記構成によれば、間接照明手段から出射
された照明光は、被検物を透過したあと、被検物を挟ん
で間接照明手段の反対側に配置された光反射手段におい
て反射する。光反射手段で反射した光は、被検物を透過
したあと、被検物を背後から照明して検査領域の裏面を
照明する。そして、裏面側からの照明光は、検査領域を
透過して検出器に至る。したがって、被検物に対して検
出器の反対側に間接照明手段を配置する場合と比較し
て、照明装置とともに外観検査装置をコンパクトにする
ことができる。
【0014】直接照明手段と間接照明手段とは、上記検
出器の光路を挟んで互いに反対の側に配置することが好
ましい。
【0015】上記構成にすることにより、例えば直接照
明手段を先に設けたあとに間接照明手段を設けるが、そ
の直接照明手段の反対側には広い開放的な空間が形成さ
れており、この空間に間接照明手段を設ける。したがっ
て、間接照明手段の取り付け作業が簡単になるととも
に、間接照明手段の位置決め調整作業も容易に行なうこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
る外観検査装置用照明装置について、図5〜図8に従っ
て詳細に説明する。
【0017】まず、図5及び6を参照しながら、被検物
としての円筒状ボトル1の表面性状を検査するための外
観検査装置について説明する。
【0018】図5は、照明装置30が組み込まれた外観
検査装置を模式的に示す斜視図である。図6は、照明装
置30から円筒状ボトル1に対して照明光を照射して、
円筒状ボトル1上の検査領域3の像をラインセンサー4
0に取り込む様子を模式的に示す説明図である。
【0019】外観検査装置は、線状光を出射して円筒状
ボトル1を照明する照明装置30と、円筒状ボトル1に
おける細長い検査領域3の像を取り込むラインセンサー
40と、円筒状ボトル1を挟んでラインセンサー40の
反対側(すなわち図5において円筒状ボトル1の下方)
に配置されて円筒状ボトル1の内部を透過した光をその
表面で反射させる反射台20と、ラインセンサー40か
ら取り込まれた画像情報に基づいて円筒状ボトル1の外
観状態を判定評価する画像処理部とを備えている。
【0020】照明装置30は、ハロゲンランプ等の光源
50と、円筒状ボトル1の上方に配置されて円筒状ボト
ル1をそれぞれ直接及び間接的に照明する直接照明装置
31及び間接照明装置32と、光源50から出射された
光を直接照明装置31及び間接照明装置32に導く円形
断面をした多数の光ファイバーが束ねられた接続ケーブ
ル51とを備えている。すなわち、照明装置30は、直
接照明装置31及び間接照明装置32の両者により円筒
状ボトルを同時に照明する。
【0021】直接照明装置31及び間接照明装置32
は、いずれも、板状且つ長尺形状をしており、ラインセ
ンサー40と円筒状ボトル1との間の空間に配置され
る。すなわち、直接照明装置31は、図5及び6に図示
されるように、ラインセンサー40のレンズ41と円筒
状ボトル1の検査領域3との間を結ぶ光路10の左側に
配置されるとともに、所望の検査領域3と平行であって
且つ光路10に対して角度θで傾斜配置されている。こ
の角度θは、直接照明装置31から出射された光が円筒
状ボトル1の検査領域3を照明し、その表面で反射した
光が検出器40に導かれるように決定される。一方、間
接照明装置32は、ラインセンサー40の光路10を挟
んで直接照明装置31の反対側(すなわち図1において
ラインセンサー40の光路10の右側)に配置されると
ともに、光路10及び検査領域3に対して平行配置され
ている。そして、直接照明装置31及び間接照明装置3
2の両者は、一端が接続ケーブル51を介して光源50
に接続されるとともに、円筒状ボトル1に向けられた反
対側の末端は、多数の光ファイバーが検査領域3の方向
に沿って1列に稠密に配列されており、全体として略線
状の照明光を円筒状ボトル1に出射する。
【0022】なお、間接照明装置32は、ラインセンサ
ー40の光路10を挟んで直接照明装置31と同一側
や、円筒状ボトル1を挟んでラインセンサー40の反対
側といった様々な位置にも配置することができるが、好
ましくは、ラインセンサー40の光路10を挟んで直接
照明装置31の反対側に配置される。このような構成に
することにより、直接照明装置31の反対側において広
く開放的な空間が形成されるために、間接照明装置32
の取り付け作業が簡単になるとともに、間接照明装置3
2の位置決め調整作業も容易に行なうことができる。
【0023】ラインセンサー40は、多数のCCD(電
荷結合素子)が検査領域3の方向に沿って一列に配列さ
れた検出部(不図示)と、検査領域3の像を所定の倍率
に縮小して検出部上に結像するレンズ41とを有してい
る。
【0024】反射台20は、円筒状ボトル1側の面がV
字状に屈折したV字ブロック形状をしている。V字状に
屈折した面は、高い反射率を有する2つの反射面21か
ら構成されている。2つの反射面21がなすV字の角度
は、間接照明装置32から出射された直接照明光11が
円筒状ボトル1を透過してあと反射面21上で反射した
裏面反射光12bが検査領域3を背後から照明可能なよ
うに、照明装置30の配置及び円筒状ボトル1等の被験
物の形状に応じて適宜決定される。
【0025】円筒状ボトル1は、不図示の回転駆動装置
により回動自在に支持されている。円筒状ボトル1は、
反射面21から少し距離を離した状態で、あるいは、反
射面21と接した状態で支持することができる。そし
て、不図示の回転駆動装置により回動自在に支持された
円筒状ボトル1が一回転すると、円筒状ボトル1の円周
面の全面にわたって外観検査が行なわれる。
【0026】次に、このような照明装置及び外観検査装
置を用いて被検物の表面性状を検査する外観検査方法に
ついて、従来技術で説明した色抜き文字印刷(図2参
照)又は色付き文字印刷(図3参照)が形成された、不
透明、半透明及び透明なボトルの3つの場合に分けてそ
れぞれ説明する。
【0027】まず、高表面反射率で不透明な円筒状ボト
ル1の場合について、図5、図6(A)、図7及び図8
を参照しながら説明する。
【0028】図2に示すような色抜き文字印刷が形成さ
れた不透明な円筒状ボトル1の円筒面2に対して、図6
(A)に示すように直接照明装置31及び間接照明装置
32から線状光を同時に照射する。不透明な円筒状ボト
ル1の検査領域3に対して直接照明装置31から照射さ
れた直接照明光11のほとんどが検査領域3における色
抜き文字印刷部分で反射するので、十分な光量を有した
反射光11cがラインセンサー40に導かれる。また、
間接照明装置32から照射された間接照明光12の大部
分は円筒状ボトル1を透過することなく円筒状ボトル1
の表面で反射するために、その表面反射光12cは検査
領域3の照明にわずかに寄与するだけである。したがっ
て、両照明装置によって照明された不透明な円筒状ボト
ル1の検査領域3においては、図8の上段に配置された
模式図のように、各照明装置からの照明光が加算され
る。そして、直接照明装置31から照射された直接照明
光11が、主として、不透明な円筒状ボトル1の検査領
域3を照明する。その結果、照明された色抜き文字印刷
は図7に示すような高コントラストを有しているので、
ラインセンサー40での認識が可能になり、不透明な円
筒状ボトル1の表面に形成された色抜き文字が判定評価
される。
【0029】また、図3に示すような、不透明な円筒状
ボトル1の円筒面2上に色付き文字印刷の形成された円
筒状ボトル1に対して、直接照明装置31及び間接照明
装置32から線状光を同時に照射する。上述した色抜き
文字印刷の場合と同様に、両照明装置からの照明光が加
算されるとともに、直接照明装置31から照射された直
接照明光11が、主として、不透明な円筒状ボトル1の
検査領域3を照明する。その結果、照明された色付き文
字印刷は図7に示すような高コントラストを有している
ので、ラインセンサー40での認識が可能になり、不透
明な円筒状ボトル1の表面に形成された色付き文字が判
定評価される。
【0030】次に、低表面反射率の透明な円筒状ボトル
の場合について、図5、図6(B)、図7及び図8を参
照しながら説明する。
【0031】図2に示すような色抜き文字印刷が形成さ
れている透明な円筒状ボトル1の円筒面2に対して、直
接照明装置31及び間接照明装置32から線状光を同時
に照射する。直接照明装置31から円筒状ボトル1の検
査領域3に対して照射された直接照明光11が検査領域
3の表面でわずかに反射してラインセンサー40に取り
込まれるが、その大部分の光すなわち透過光11aは透
明な円筒状ボトル1を透過したあと円筒面2の裏面又は
反射台20の反射面21で反射する。この裏面反射光1
1bは、検査領域3から外れた場所を照射するために、
ラインセンサー40に導かれることがない。したがっ
て、直接照明装置31から照射された直接照明光は、検
査領域3の照明にわずかに寄与する。
【0032】また、間接照明装置32から照射された間
接照明光12は、円筒状ボトル1の表面でわずかに反射
するが、その大部分の光すなわち透過光12aは、円筒
状ボトル1を透過したあと円筒面2の裏面及び反射台2
0の反射面21で反射する。この裏面反射光12bは、
検査領域3を背後から照明して、裏面反射光12bがラ
インセンサー40に導かれる。
【0033】このように、直接照明装置31及び間接照
明装置32から透明な円筒状ボトル1の検査領域3に対
して照明光11,12がそれぞれ同時に照射されると、
図8の下段に配置された模式図のように、両照明装置か
らの照明光が加算されるとともに、間接照明装置32か
ら照射された間接照明光12が、主として、透明な円筒
状ボトル1の検査領域3を照明する。その結果、照明さ
れた色抜き文字印刷は図7に示すような高コントラスト
を有しているので、ラインセンサー40での認識が可能
になり、透明な円筒状ボトル1の表面に形成された色抜
き文字が判定評価される。
【0034】図3に示すような色付き文字印刷が形成さ
れている透明な円筒状ボトル1の円筒面2に対して、直
接照明装置31及び間接照明装置32からそれぞれ線状
光を同時に照射する。そのとき、間接照明装置32から
照射された間接照明光12が透明な円筒状ボトル1を透
過して裏面側で反射する。この裏面反射光12bは検査
領域3を背後から照明するものの、上述した不透明な円
筒状ボトル1上に色付き文字印刷された場合と同様に、
両照明装置からの照明光が加算されるとともに、直接照
明装置31から照射された直接照明光11が、主とし
て、透明な円筒状ボトル1の検査領域3を照明する。そ
の結果、照明された色付き文字印刷は図7に示すような
高コントラストを有しているので、ラインセンサー40
での認識が可能になり、透明な円筒状ボトル1の表面に
形成された色付き文字が判定評価される。
【0035】表面反射率が中程度、すなわち半透明な円
筒状ボトル1の場合について、図5、図7及び図8を参
照しながら説明する。
【0036】半透明な円筒状ボトル1は、上述した不透
明ボトルと透明ボトルとの略中間的な挙動をする。すな
わち、図2に示すような色抜き文字印刷が形成されてい
る円筒状ボトル1の円筒面2に対して、直接照明装置3
1及び間接照明装置32からそれぞれ線状光を同時に照
射すると、直接照明装置31から出射した直接照明光1
1が検査領域3で反射して表面反射光11cがラインセ
ンサー40に導かれる。それとともに、間接照明装置3
2から出射した間接照明光12は、円筒状ボトル1を透
過したあと、反射台20の反射面21で反射する。この
裏面反射光12bは、検査領域3を背後から照明して、
裏面反射光12bがラインセンサー40に導かれる。す
なわち、図8の中段に表わした模式図のように、両照明
装置からの照明光が加算されるとともに、表面反射光1
1c及び裏面反射光12bは略等しい光量で検査領域3
を照明する。その結果、照明された色抜き文字印刷は図
7に示すような高コントラストを有しているので、ライ
ンセンサー40での認識が可能になり、半透明な円筒状
ボトル1の表面に形成された色抜き文字が判定評価され
る。
【0037】図3に示すような、色付き文字印刷が形成
されている半透明な円筒状ボトル1の円筒面2に対し
て、直接照明装置31及び間接照明装置32からそれぞ
れ線状光を同時に照射する。間接照明装置32から照射
された間接照明光12が半透明な円筒状ボトル1を透過
して裏面側で反射した裏面反射光12bが、検査領域3
を背後からわずかに照明する。両照明装置からの照明光
が加算されるとともに、直接照明装置31から照射され
た直接照明光11が、主として、半透明な円筒状ボトル
1の検査領域3を照明する。その結果、照明された色付
き文字印刷は図7に示すような高コントラストを有して
いるので、ラインセンサー40での認識が可能になり、
半透明な円筒状ボトル1の表面に形成された色付き文字
が判定評価される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の照明装置から出射された光の挙動を示
す概念図である。(A)及び(B)は、それぞれ、反射
型照明装置の場合及び透過型照明装置の場合を示す。
【図2】 ボトルに色抜き文字が印刷された色抜き文字
印刷を示す説明図である。
【図3】 色付き下地上にさらに色付き文字及び色付け
背景部とが印刷された色付け文字印刷を示す説明図であ
る。
【図4】 図2の色抜き文字印刷を図1の照明装置で照
明したときにおけるA-A断面でのコントラスト状態を
示す説明図である。(A)及び(B)は、それぞれ、低
コントラストの場合及び高コントラストの場合を示す。
【図5】 外観検査装置に組み込まれた本発明の実施例
に係る照明装置を模式的に示す斜視図である。
【図6】 図1の照明装置で被検物を照明したときにお
ける照明光の光路を模式的に示す説明図である。(A)
及び(B)は、被検物が、それぞれ、不透明ボトル及び
透明ボトルである場合を示す。
【図7】 図2の色抜き文字印刷を本発明の照明装置で
照明したときにおけるA-A断面でのコントラスト状態
を示す説明図である。
【図8】 反射率の異なった3種類のボトルを、図1の
照明装置により照明したときにおけるA-A断面でのコ
ントラスト状態を示す説明グラフである。
【符号の説明】
1 円筒状ボトル(被検物) 2 円筒面 3 検査領域 10 光路 11 直接照明光(反射照明光) 11a 透過光 11b 裏面反射光 11c 表面反射光 12 間接照明光(透過照明光) 12a 透過光 12b 裏面反射光 12c 表面反射光 20 反射台 21 反射面(光反射手段) 30 照明装置 31 直接照明手段(反射照明手段) 32 間接照明手段(透過照明手段) 40 ラインセンサー(検出器) 41 レンズ 50 光源 311 バックグラウンド部 312 ピーク部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 英伸 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA12 AA16 AB02 AB11 BA01 BB01 BB17 CA03 CB01 CB02 DA08 5B047 AA07 AA11 BB02 BC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検物に対して照射された照明光を検出
    器に導くことにより被検物の表面性状を検査する外観検
    査装置に用いられる照明装置において、 被検物の検査領域表面を照明して、その反射光を検出器
    に導く直接照明手段と、 被検物の検査領域裏面を照明して、その透過光を検出器
    に導く間接照明手段とを備えることを特徴とする外観検
    査装置用照明装置。
  2. 【請求項2】 上記直接照明手段と上記間接照明手段と
    の両者が、上記被検物に対して上記検出器と同一側に配
    置されるとともに、上記被検物を挟んで間接照明手段の
    反対側に光反射手段を配置されてなり、 間接照明手段からの照明光は、被検物が光透過性の場
    合、該被検物を透過した後、光反射手段で反射して被検
    物の検査領域裏面を照明するとともに該領域を透過して
    検出器に至ることを特徴とする請求項1記載の外観検査
    装置用照明装置。
  3. 【請求項3】 上記直接照明手段と間接照明手段とは、
    上記検出器の光路を挟んで互いに反対の側に配置されて
    いることを特徴とする請求項2記載の外観検査装置用照
    明装置。
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