JP2001280687A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001280687A
JP2001280687A JP2000093743A JP2000093743A JP2001280687A JP 2001280687 A JP2001280687 A JP 2001280687A JP 2000093743 A JP2000093743 A JP 2000093743A JP 2000093743 A JP2000093743 A JP 2000093743A JP 2001280687 A JP2001280687 A JP 2001280687A
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air filter
lid
opening
air
air conditioner
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JP2000093743A
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Masanari Nishimoto
雅成 西本
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込みグリル10を開閉することなくエアフ
ィルター11の着脱ができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 吸込みグリル10の近傍にエアフィルタ
ー11を着脱するための開口部12を設け、この開口部
12を開閉するための蓋13を吸込みグリル10に回動
自在に取り付ける。蓋13を開くと、開口部12内にエ
アフィルター11が現われ、エアフィルター11を出入
れできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱可能なエアフ
ィルターが備えられた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機では、ファンを回転
させることにより、吸込口から室内の空気を吸い込ん
で、その空気を熱交換器によって熱交換して吹出口から
室内へ吹き出している。そして、吸込口には、吸込みグ
リルが設けられ、その内面側にエアフィルターが設けら
れている。
【0003】室内の空気が空気調和機に吸い込まれると
き、エアフィルターによりゴミやほこりが除去されてい
る。そして、部屋の空気が浄化されるのにともない、エ
アフィルターの表面には、多くのゴミやほこりが付着す
る。このゴミやほこりは、通風の障害となって吹出風量
を減少させ、冷房又は暖房能力が低下する要因となり、
エネルギーが無駄に消費されることになる。そのため、
エアフィルターを清掃して、付着したゴミやほこりを定
期的に除去し、所定の吹出風量を維持する必要がある。
【0004】従来の空気調和機では、吸込みグリルの一
端を本体に回動可能に取り付け、他端の嵌合爪を本体の
嵌合溝に挿抜するようにして、吸込みグリルを開閉自在
とし、エアフィルターを取り外すことができるようにし
ていた。
【0005】ところが、エアフィルターを清掃する際、
吸込みグリルを開くと、空気調和機の内部が露出するた
め、ファン、モータ等や電装品に触れてしまう恐れがあ
った。また、吸込みグリルを開くときに、それ自身の重
さによって勢いよく開いて、吸込みグリルが人の頭や顔
にぶつかる恐れがあった。特に、壁の近くに備えられた
天井吊り形空気調和機の場合には、勢いよく開いた吸込
みグリルが壁に当たって、壁や部品を傷付ける恐れがあ
った。
【0006】そこで、特開平11ー14089号公報に
は、吸込みグリルを開くときの開角度を制限して、清掃
のためにエアフィルターを着脱する際に、内部の危険な
部位に手が接触しないようにする空気調和機の吸込みグ
リル開閉装置が開示されている。また、特開昭61ー2
37933号公報には、吸込みグリルを開閉することな
く、エアフィルターを吸込みグリルの内面側に着脱する
ことができるように、エアフィルター挿入用開口部を設
けた天井吊り形空気調和機が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、前者の
空気調和機では、吸込みグリルを開くときの開角度を制
限しているが、エアフィルターを手でつまんで取り出せ
るように吸込みグリルを開くと、指や細い物等の異物は
内部に入ることが可能となる。そのため、異物が前面パ
ネルと吸込みグリルの隙間から内部に侵入して、ファン
や電装品に接触する恐れがある。
【0008】また、後者の空気調和機では、エアフィル
ター挿入用開口部を設けることにより、吸込みグリルの
開閉を行わないようにしているが、エアフィルターの把
手部が外面に露出しているため、機体の振動等によって
エアフィルターが飛び出したり、垂れてきたり、あるい
は落下する恐れがある。
【0009】本発明はかかる問題を解決し、エアフィル
ターを着脱するときにキャビネット内への異物の侵入を
阻止するとともに、エアフィルターが飛び出したり、垂
れてきたり、あるいは落下することを防止して、安全性
を向上させた空気調和機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る空気調和機では、吸込みグリルの内面
側にエアフィルターを着脱できるようにしておき、この
エアフィルターを出入れできるようにキャビネット又は
吸込みグリルに開口部を設けるものとした。そして、こ
の開口部は、キャビネット又は吸込みグリルに取り付け
られる蓋によって開閉できるようにした。蓋を吸込みグ
リルに取り付けて一体化しておくと、キャビネットへの
取り付け作業が一度ですみ、別々にしておくよりも好適
である。
【0011】その結果、開口部から吸込みグリルの内面
側にエアフィルターを挿入あるいは抜き出すことによっ
て、吸込みグリルを開閉することなくエアフィルターを
着脱することができる。また、開口部を蓋で塞いでいる
ため、エアフィルターは外部に露出しない。そのため、
運転時に振動の影響等によってエアフィルターが、飛び
出したり、垂れてきたり、あるいは落下することを防止
できる。なお、吸込みグリルを開閉しないため、天井吊
り形空気調和機のエアフィルターを着脱する場合にも、
勢いよく開いた吸込みグリルが頭や顔あるいは壁等に当
たることがなくなる。
【0012】そして、開口部内の空間にエアフィルター
の一部を突出させて、その突出した部分に把手を形成
し、この把手をつかんでエアフィルターの着脱を行うよ
うにすると、エアフィルターの着脱のためにエアフィル
ターの挿入口に手を挿入する必要がない。したがって、
挿入口は、エアフィルターを出入れできるだけの必要最
小限の隙間とすることができ、指等の異物の侵入を防止
することができる。
【0013】そして、蓋を開口部内の支軸周りに回動自
在に設けると、蓋が開いても蓋の一部は開口部内にあっ
て、開口部を全開状態にすることがないので、指等の異
物の侵入がなくなる。また、開いた蓋がエアフィルター
を出入れする方向に対して前面側に位置するように支軸
を配置しておけば、エアフィルターを前面側から着脱す
る場合に、蓋が邪魔して、不用意に指等が内部に侵入し
てしまうことを防げる。
【0014】ここで、蓋を必要時以外は閉状態としてお
くための閉止機構を設けると、エアフィルターを装着し
た後は必ず蓋は閉まるので、蓋を開いたまま空気調和機
を運転することがなくなり、開口部からエアフィルター
が飛び出すことを防止できる。そして、閉止機構として
は、蓋を閉方向に付勢する付勢体とすればよい。
【0015】また、蓋を開くと同時にエアフィルターを
引き出すための引出機構を設けると、エアフィルターの
取り外しの作業効率を高めることができる。この引出機
構として蓋の内側にフックを設け、蓋の開放動作に従っ
てこのフックがエアフィルターに当接して、エアフィル
ターを引き出すようにする。そして、フックの当接部を
ローレット等の摩擦係数が高くなるような形状にしてお
くと、当接部がエアフィルターに当接すると、その摩擦
力によってエアフィルターが確実に蓋の開放につれて引
き出される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
実施の形態について、図面を用いて説明する。図1、図
2に示す空気調和機は、キャビネット1の下面に吸込口
2を設け、前面に吹出口3を設け、室内の天井に取り付
けられる天井吊り形空気調和機である。
【0017】キャビネット1の内部には、吸込口2から
吸い込んだ空気を吹出口3から吹き出すように空気の流
れを発生させるクロスフローファン4と、吸込口2から
吸い込んだ空気を冷風又は温風に変えるための熱交換器
5と、これらを制御する制御装置が内装された電装ボッ
クス6と、冷房時に熱交換器5の表面に生じる水滴を受
ける露受皿7と、クロスフローファン4を取り囲むよう
に設けられて吸込口2から吸い込んだ空気を熱交換器5
に導くファンケース8とが備えられている。また、吹出
口3にはルーバ9が設けられ、吹き出される冷風又は温
風の風向きを調節できるようにされている。
【0018】そして、吸込口2には、物や手等が吸込口
2からキャビネット1の内部へ侵入することを防止する
ための吸込みグリル10が嵌め込まれ、吸込みグリル1
0の内面側にゴミやほこりを除去して吸い込んだ空気を
浄化するための着脱可能なエアフィルター11が設けら
れている。
【0019】図3に示すように、吸込みグリル10は、
所定の間隔で前後方向に平行に並べられた棧12と、こ
の棧12を支持する枠13とから一体的に構成され、吸
込口2を塞ぐように枠13がキャビネット1に固定され
ている。そして、枠13は、棧12の前面を除く三方を
取り囲むように形成され、断面略U字型の側枠14と、
両側の側枠14を後面側で繋ぐ後枠15とから成り、最
前面側の棧12にガイド枠16が一体形成されている。
また、側枠14の内側壁17の内面側にはフィルターガ
イド18が突出形成されており、このフィルターガイド
18と棧12との隙間にエアフィルター11が保持され
る。なお、ガイド枠16の上面の高さは、棧12の上面
の高さと同じにするとともに、湾曲面とすることによ
り、エアフィルター11を着脱するときスムーズに出入
れできるようになっている。
【0020】そして、吸込みグリル10の前面側には棧
12で覆われていない空間が存在し、この空間がエアフ
ィルター11を出入れするための開口部19とされる。
そして、開口部19を開閉する蓋20が吸込みグリル1
0に回動自在に取り付けられ、これら吸込みグリル10
と蓋20が一つの組品とされる。
【0021】エアフィルター11は、ポリプロピレン樹
脂製ネット網を利用して空気を浄化できるように、これ
らを可撓性の骨組みに取り付けて平板状とした一般的な
ものであり、その前面側に把手21が形成されている。
エアフィルター11は、開口部19内における挿入口2
2から挿入され、吸込グリル10の内面側に、フィルタ
ーガイド18と棧12とに挟まれることによって装着さ
れる。ここで、挿入口22は、両側のフィルターガイド
18と、ガイド枠16とによって形成された隙間であ
り、指等の侵入を防止するようにエアフィルター11を
挿入できるだけの大きさとされる。なお、図2中、23
はストッパであり、エアフィルター11が当接すること
によりエアフィルター11の挿入を規制している。これ
により、エアフィルター11の装着時に把手21は開口
部19内に突出するようにされる。
【0022】図4に示すように、蓋20は、開口部19
を覆う開閉パネル24と、開口部19内の支軸25に回
動自在に取り付けられる取付部26とから成り、エアフ
ィルター11を引き出すためのフック27が、開閉パネ
ル24の内面側に一体に形成されている。そして、図3
に示されるように、この蓋20は、吸込グリル10の側
枠14の前端に挟まれるようにして、前端に突設された
支軸25に取付部26のボス孔28が嵌め込まれて回動
自在に支持される。開閉パネル24の後面側に引っ掛け
部29が形成され、これに指を引っ掛けて蓋20を開閉
することができる。
【0023】そして、図5に示すように、支軸25ある
いは取付部26のボスにねじりコイルバネ30が巻き付
けられ、その一端が取付部26に当設され、他端が側枠
14に当接される。このバネ30の付勢力によって、蓋
20は図中矢印で示す閉方向に付勢される。したがっ
て、蓋20が開くように回転させても、バネ30の作用
によって自動的に蓋20を閉じることができ、閉め忘れ
を防止できる。このとき、開閉パネル24の前端部に切
込部31が形成されており、この切込部31が吸込口2
の端面に当接することによって、蓋20の回動が規制さ
れ、蓋20はキャビネット1と面一になった閉状態に保
持される。すなわち、上記のバネ30、切込部31によ
って、蓋20を自動的に閉状態にして、この状態を保持
する閉止機構が構成される。なお、閉止機構としては、
バネ30以外にも、モータによって蓋20を開閉した
り、エアー、磁石等を利用して、蓋20を吸着して閉状
態に保持するものでもよい。
【0024】また、フック27は、蓋20を開放すると
きにエアフィルター11に当接してエアフィルター11
を引き出すための引出機構として機能するものであっ
て、その先端がエアフィルター11の前端に当接する当
接部32とされる。ここで、フック27は、開閉パネル
24に対して約45度の角度で形成されている。なお、
この角度は、例えば図7に示すように蓋20が半開き状
態になったときにフック27がエアフィルター11の前
端に当接するようにフック27の長さに応じて決定され
る。フック27の当接部32には、滑り止めとしてのロ
ーレット33が形成されている。これに応じてエアフィ
ルター11の把手21の上面にもローレット33が形成
されている。なお、滑り止めとしては、ローレット33
以外にも、ゴム等の摩擦係数の高い材料を貼り付けても
よく、互いの表面に細かい凹凸を形成してもよい。ま
た、図9に示すように、キャビネット1に開口部19を
設け、蓋20をキャビネット1に取り付けるようにして
もよい。
【0025】エアフィルター11を交換するに際して、
蓋20を開いていくと、図7に示すように、フック27
がエアフィルター11に当接して、エアフィルター11
の把手21を下方に押さえ付ける。蓋20をさらに開い
ていくと、図8に示すように、フック27の前側が湾曲
され、当接部32のローレット33がエアフィルター1
1のローレット33に引っ掛かり、蓋20の開放に伴っ
てエアフィルター11が斜め下方に引き出される。
【0026】そして、引き出されたエアフィルター11
の把手21を手でつかんで下方に押さえ付け、フック2
7とエアフィルター11のローレット33を引き離しな
がら、エアフィルター11を引き抜く。このとき、蓋2
0が閉まらないように手で押さえておく。
【0027】次に、エアフィルター11を装着すると
き、蓋20をキャビネット1に当接するまで開き、エア
フィルター11をフック27に当たらないようにして挿
入口22に押し込む。このとき、エアフィルター11の
把手21を奥まで押し込む必要がないので、手指は開口
部19内に侵入するに止まり、内部にある部材に対して
エアフィルター11や蓋20の一部が接触を邪魔するこ
とになる。
【0028】ここで、蓋20が前側に向かって開く構造
としているため、万一蓋20が引っ掛かって開いたまま
の状態となっても開閉パネル24に当たり、エアフィル
ター11が落ちることがない。また、開閉パネル24や
フック27が邪魔することによって、異物がキャビネッ
ト1内部に侵入することを防止できる。
【0029】次に、他の実施形態の蓋20を図10、図
11に示す。フック27と開閉パネル24とを繋ぐよう
に押さえ板34を形成し、エアフィルター11を挿入す
る際にエアフィルター11を押し込むようにしてもよ
い。その他の構成は上記実施形態と同じである。
【0030】この場合、図10のように、蓋20を開い
て挿入口22にエアフィルター11を挿入し、そのまま
蓋20を閉じると、図11のように、押さえ板34が把
手21の前端に当接し、蓋20が閉まるにつれてエアフ
ィルター11が押し込まれる。そして、蓋20が閉状態
になると、エアフィルター11を完全に挿入することが
できる。また、この押さえ板34がエアフィルター11
を押さえているため、空気調和機の運転時にエアフィル
ター11がずれることを防止でき、エアフィルター11
のがたつきによる振動時のびびり音の発生も防止でき
る。なお、蓋20を開くときには、フック27によって
エアフィルター11が引き出される。
【0031】さらに、図12〜図15に別の実施の形態
を示す。図12、図13に示すように、蓋20は、開閉
パネル24と、開口部19内の後面側に設けられた支軸
25に回動自在に取り付けられる取付部26とから成
り、蓋20は後面側に向けて開くように開閉する。そし
て、フィルターガイド18は、開口部19内においてキ
ャビネット1の下面付近に向かって湾曲しながら延伸さ
れ、エアフィルター11を挿入する際に、エアフィルタ
ー11が斜め下方から挿入口22に自然に導かれるよう
になっている。
【0032】また、エアフィルター11を引き出すため
の引出機構が設けられており、蓋20の開閉に応じてエ
アフィルター11の挿入又は抜出しが行える。引出機構
は、吸込みグリル10の側枠14に設けられた軌道35
に沿って移動する溝型部材36と、溝型部材36に係合
するようにエアフィルター11に一体に形成された突起
37と、溝型部材36と開閉パネル24を連結するリン
ク38とから構成される。溝型部材36には、エアフィ
ルター11の着脱時に突起37がそれぞれ係合するよう
に前壁39と後壁40が形成され、前壁39と後壁40
との間に突起37が入り込む。前壁39にリンク38の
一端が回転自在に取り付けられ、リンク38の他端が開
閉パネル24の上面に回転自在に取り付けられる。そし
て、側枠14の軌道35は、後面側ではフィルターガイ
ド18と平行であり、前面側に向かうにしたがってフィ
ルターガイド18から離れるような形状へと変化してい
る。なお、その他の構成は上記実施形態と同じである。
【0033】エアフィルター11を引き出すとき、図1
2のように蓋20が閉じた状態から図13のように蓋2
0が開いた状態にすると、溝型部材36が軌道35に沿
って前面側に移動し、後壁40が突起37に当接してエ
アフィルター11が引き出される。そして、図14に示
すように、蓋20を開いてエアフィルター11が引き出
されたときに、手で把手21をつかんでエアフィルター
11を抜き出す。図中、実線で示されているエアフィル
ター11の位置は、蓋20を開いて引き出されたときの
状態を示している。このとき、溝型部材36はエアフィ
ルター11に対して傾斜しているので、破線で示すよう
に、突起37の下端が前壁39の上端よりも上方に位置
する。したがって、突起37は前壁39の上方を通過で
きるので、容易にエアフィルター11を引き抜くことが
できる。
【0034】エアフィルター11を挿入するときには、
エアフィルター11の突起37が溝型部材36と係合で
きるまで挿入してから、蓋20を閉じると、前壁39が
突起37に当接してエアフィルター11が押し込まれ
る。なお、前壁39が突起37を押さえることによっ
て、空気調和機の運転時にエアフィルターがずれること
を防止できる。
【0035】このとき、図15に示すように、実線で示
されている溝型部材36の位置は、エアフィルター11
を挿入するために蓋20を開いたときの状態を示してお
り、エアフィルター11を挿入すると、突起37が溝型
部材36の前壁39の上方を通過して後壁40に当接す
る。そして、蓋20を閉じると、破線で示すように、溝
型部材36が軌道35に沿って後面側に移動する。この
とき、溝型部材36は徐々にエアフィルター11に近付
いていくため、前壁39は突起37の下方を通過するこ
となく突起37に当接して、エアフィルター11を押し
込むことができる。
【0036】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されることなく、本発明の範囲内において適宜修正を加
えることができる。例えば、空気調和機としては、天井
吊り型空気調和機に限らず壁や窓に備えるものであって
もよい。また、開口部19を開閉する蓋20としては、
開口部19内の支軸25に回動自在に取り付けるだけで
なく、取り外しが可能なものとして、エアフィルター1
1の装着時に吸込みグリル10に取り付けるようにして
もよい。
【0037】そして、蓋20の構造としては、図16〜
図18に示すように、蓋20を吸込みグリル10の下面
に沿ってスライドさせて、開口部19を開閉するように
してもよい。このとき、開閉パネル24の前端部と、水
平方向に移動可能な溝型部材36とは、コード41によ
って開口部19内に設けたプーリ42を介して連結され
ている。ここで、エアフィルター11の前端部の上方に
は、溝型部材36に係合するための突起37を形成す
る。
【0038】図17に示すように、開閉パネル24を後
面側にスライドさせると、コード41に引っ張られるこ
とによって溝型部材36が前面側に移動する。そして、
溝型部材36の後壁40が突起37に当接してエアフィ
ルター11を引き出す。また、溝型部材36を後面側の
方向に付勢するようにバネを設けておくと、開閉パネル
24から手を放すと、バネによって自動的に蓋20を閉
じることができるとともに、溝型部材36の前壁39が
突起37に当接してエアフィルター11を押し込むこと
ができる。なお、図18に示すように、突起37の幅
は、フィルターガイド18と干渉しないように、エアフ
ィルター11の幅よりも狭くしている。
【0039】
【発明の効果】この発明に係る空気調和機では、吸込み
グリルの近傍にエアフィルターを着脱するための開口部
と、この開口部を開閉するための蓋を設けることで、吸
込みグリルを開閉することなくエアフィルターを着脱す
ることが可能となるとともに、空気調和機の運転時にエ
アフィルターが飛び出したり、ずれたりすることを防止
できる。その結果、エアフィルターの着脱時に、内部の
危険な部位に触れてしまうことを防ぐことができる。ま
た、開口部に蓋を設けているため、外観が見苦しくなら
なくてすむ。
【0040】そして、蓋の開閉に伴ってエアフィルター
を移動させるようにすることにより、エアフィルターの
着脱が容易となり、エアフィルターをこまめに清掃する
ことができ、エアフィルターの表面に付着したゴミやほ
こりによる冷房能力や暖房能力の低下を防ぐことができ
る。その結果、エネルギーが無駄に消費されることを防
止して、省エネルギーに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井吊り型空気調和機の斜視図
【図2】天井吊り型空気調和機の断面図
【図3】吸込みグリルの斜視図
【図4】蓋の斜視図
【図5】蓋が閉状態のときの開口部の端部断面図
【図6】蓋が閉状態のときの開口部の中央断面図
【図7】蓋が半開き状態のときの開口部の断面図
【図8】蓋が開状態のときの開口部の断面図
【図9】キャビネットに設けた蓋を示し、蓋が閉状態の
ときの開口部の端部断面図
【図10】押さえ板を設けた蓋を示し、エアフィルター
を挿入したときの状態を示す図
【図11】押さえ板を設けた蓋を示し、エアフィルター
を押し込んだときの状態を示す図
【図12】溝型部材と突起とリンクによる引出機構を示
し、蓋を閉じたときの状態を示す図
【図13】溝型部材と突起とリンクによる引出機構を示
し、蓋を開いてエアフィルターを引き出したときの状態
を示す図
【図14】溝型部材と突起とリンクによる引出機構を示
し、引き出されたエアフィルターを抜き出すときの状態
を説明する図
【図15】溝型部材と突起とリンクによる引出機構を示
し、挿入されたエアフィルターを押し込むときの状態を
説明する図
【図16】蓋をスライドさせて開閉するときの引出機構
を示し、蓋を閉じたときの状態を示す図
【図17】蓋をスライドさせて開閉するときの引出機構
を示し、蓋を開いてエアフィルターを引き出したときの
状態を示す図
【図18】図15のA−A断面図
【符号の説明】
1 キャビネット 2 吸込口 3 吹出口 10 吸込みグリル 11 エアフィルター 18 フィルターガイド 19 開口部 20 蓋 22 挿入口 25 支軸 27 フック 30 ねじりコイルバネ 33 ローレット 34 押さえ板 35 軌道 36 溝型部材 41 コード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの吸込みグリルの内面側に
    着脱可能なエアフィルターが設けられ、前記キャビネッ
    トに該エアフィルターを出入れするための開口部が設け
    られ、該開口部を開閉する蓋が前記キャビネットに取り
    付けられたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 キャビネットの吸込みグリルの内面側に
    着脱可能なエアフィルターが設けられ、前記吸込みグリ
    ルに該エアフィルターを出入れするための開口部が設け
    られ、該開口部を開閉する蓋が前記吸込みグリルに取り
    付けられたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記開口部内に前記エアフィルターの一
    部が突出され、その突出した部分に把手が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記蓋は、前記開口部内に設けられた支
    軸周りに回動自在に支持され、該蓋は前記エアフィルタ
    ーの前面側に配置されたことを特徴とする請求項1〜3
    のうちいずれか一項記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記蓋を閉状態に保持する閉止機構が設
    けられたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか
    一項記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記閉止機構は、蓋を閉方向に付勢する
    付勢体とされたことを特徴とする請求項5記載の空気調
    和機。
  7. 【請求項7】 前記蓋を開いたときに前記エアフィルタ
    ーを引き出すための引出機構が設けられたことを特徴と
    する請求項1〜6のうちいずれか一項記載の空気調和
    機。
  8. 【請求項8】 前記引出機構は、エアフィルターに当接
    して該エアフィルターを引き出すように前記蓋の内側に
    設けられたフックであることを特徴とする請求項7記載
    の空気調和機。
  9. 【請求項9】 エアフィルターに当接する前記フックの
    当接部は摩擦係数を高めるような表面形状とされたこと
    を特徴とする請求項8記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 キャビネットが天井に取り付けられ、
    天井吊り形とされたことを特徴とする請求項1〜9のう
    ちいずれか一項記載の空気調和機。
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