JP2001275193A - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JP2001275193A
JP2001275193A JP2000083541A JP2000083541A JP2001275193A JP 2001275193 A JP2001275193 A JP 2001275193A JP 2000083541 A JP2000083541 A JP 2000083541A JP 2000083541 A JP2000083541 A JP 2000083541A JP 2001275193 A JP2001275193 A JP 2001275193A
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JP
Japan
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sound
hearing aid
input
sound input
hearing
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JP2000083541A
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Inventor
Naoaki Sakabe
侃右 坂部
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SONAARU BARRIERFREE LAB KK
Original Assignee
SONAARU BARRIERFREE LAB KK
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全話音を明確に捉え、補聴機能をよりアップ
する。 【解決手段】 複数の音入力子機1-1、1-2、1-3を身
体の異なる箇所に配置し、これらの音入力子機1-1、1
-2、1-3からの音を無線で親機2に取り込み、親機2で
多チャンネル分割によるチャンネル毎のコンプレッショ
ン、増幅等の処理を行い、最後に音加算し、無線で音出
力子機3に送信し、音出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、補聴器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、補聴器にはアナログ型とディジタ
ル型がある。アナログ型は1つのマイクで音を電気信号
に変え、過大入力をコンプレッションして増幅し、ボリ
ュウムで音量調節してイヤホーンに出力するものであ
る。外形的には、耳穴型、耳かけ型、箱型がある。ディ
ジタル型はマイク入力をA/D変換し、4チャンネル程
度の周波数帯域に分け、各チャンネル毎に独立してコン
プレッション、増幅し、加算後、D/A変換し、あるい
はディジタルのままイヤホーンに出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の補聴器
のアナログ型のうち、耳穴型、耳かけ型ではマイクとイ
ヤホーンが近いため、イヤホーンの音が漏れてマイクに
入るハウリングが起きやすい。このため、高度難聴では
イヤモールドで密閉する。耳穴型では電気的カップリン
グによる発振が起きやすいため、増幅度を上げにくく、
軽度、中等度用が主流となっている。
【0004】また、耳穴、みみかけ型では、電池の占め
る量が大きいが、それでも消耗が激しく2〜3日で交換
が必要で、電池代がかなりかかる。また、発汗や耳垢に
よるイヤホーン、マイクのつまりや電気的故障が起きや
すく、使わない時は乾燥剤入りの容器にしまうなど手間
がかかる。
【0005】箱型は比較的丈夫で、単3電池使用で長持
ちするが、コードが煩わしいこと、補聴器使用が分かる
こと、ポケット等にしまうため、マイクがふさがれて籠
もった音になりやすい。という問題がある。
【0006】難聴のタイプや程度は人により異なる。こ
とに周波数弁別能力が異なる。一般に高音部の音を聞く
方が衰えやすい。補聴器でこの低下した状態に合わせて
音を大きくするよう調節することをフィティングと言
い、補聴器を使う際の大切な作業だが、これをするには
かなり経験と知識が必要なことあり、時間がかかる。
【0007】補聴器は音を全体的に大きくしてしまい、
背景雑音部分が肝心の音声を聞くのを妨げて(マスキン
グと言う)、少し騒がしい所や少し離れた人の声は聞き
取れない。
【0008】また、言葉の聴き取りには高音部分の弁別
力が必要だが、これを補って高音部の増幅度を上げる
と、サラサラした堅い音になり、頭が痛くなる。
【0009】難聴には、伝音性難聴と感音性難聴があ
り、老人性難聴など大部分は感音性難聴である。伝音声
難聴の場合は音は歪まず、音が小さく聞こえるだけなの
で、音を増幅すればはっきり聞こえる。
【0010】感音性難聴の場合は、音の振動を神経パル
スに変える蝸牛器官の有毛細胞が弱く(特に高音部分が
低下しやすい)なり、音の周波数特性がかなり歪んで聞
こえる。
【0011】ディジタル型は、ディジタル処理なので、
内部のカップリングによる発振はなく、チャンネル数、
増幅度、コンプレッションのタイプ等が自由にとれ(プ
ロセッサの処理能力にかかる)、アナログではとても難
しかった(自由度が極端に低い)フィティングがやりや
すくなった。しかし、外部のフィティング用コンピュー
タを使って難聴者の聴覚特性に合わせて各チャンネルの
仕様(コンプレッションタイプ、増幅度等)をプログラ
ムするが、基本的な機能は未だ増幅器の拡張に過ぎな
い。
【0012】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、聴覚理論の進歩やデータ処理の進歩を取
り入れたアルゴリズムによる処理プログラムやデータを
容易に交換でき、より機能アップした補聴器を安価に提
供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の補聴器は、各
々に少なくともマイクロホンと、通信手段を有する複数
の音入力子機と、少なくともイヤホーンと、通信手段と
を有する少なくとも1台の音出力子機と、前記複数の音
入力子機及び前記音出力子機と無線で通信可能な親機
と、から構成されている。
【0014】この補聴器は、複数の音入力子機を異なる
箇所に配置することにより、音の取り込みが容易とな
る。また、複数の音入力子機よりの音を差動的に取り込
むことにより、背景雑音を除去できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態である補聴器の構成を示すブロック図である。複数
台の音入力子機1-1、1-2、1-3と、1台の親機2と、
1台の音出力子機3とから構成されている。
【0016】音入力子機1-1は、マイク・アンプ11
と、A/Dコンバータ12と、子機通信機13と、コン
トローラ14とを備えている。子機通信機13はアンテ
ナ機能15を持ち、微弱電波を授受する。他の音入力子
機1-2、1-3も音入力子機1-1と同様の構成を有する。
【0017】親機2は、親通信機21と、汎用コントロ
ーラ22と、電源スイッチ・ボリュウム23とを有す
る。親通信機21もアンテナ機能24を備え、微弱電波
を授受する。音出力子機3は、子機通信機31と、コン
トローラ32と、アンプ、イヤホーン33を有する。子
機通信機31はアンテナ機能34を備え、微弱電波を授
受する。
【0018】上記した音入力子機1-1、1-2、1-3、親
機2、及び音出力子機3のマイク、イヤホーンを含めた
通信機能は、携帯電話器等の一般用の機能を利用する。
親機2の汎用コントローラ22はWearable Computer 用
の汎用型コンピュータを使用し、処理プログラム、メイ
ンメモリはカード等により交換可能としている。汎用コ
ンピュータ22を、このように構成することにより、聴
覚理論の進歩やデータ処理の進歩を取り入れた新しいア
ルゴリズムによる処理プログラムやデータに容易に交換
でき、補聴器全体を交換しないで機能アップすることが
可能となる。
【0019】また、親機2は通信機能やコンピュータ自
体も交換が容易な構造とし、急激な技術革新を比較的容
易に取り入れやすいようにしている。
【0020】親機2はポケットやハンドバッグ等に入る
小型で、例えば腕時計型やペンダント型の形状としても
よい。電源は充電型電池か単3乾電池等、安価なものを
使用する。操作は電源スイッチと音量ボリュウム程度の
簡単なものである。
【0021】各音入力子機1-1、1-2、1-3は、電源用
電池、電源スイッチを備え、種々の使用形態に合わせ
て、腕時計型、タイピン型、バッチ型、指輪型、イヤリ
ング型などの外形形状とする。携帯電話器用の音入力手
段を利用してもよい。音出力子機3は電源用電池、電源
スイッチを備え、耳穴型の外形形状としている。携帯電
話器用の音出力手段(イヤホーン)を用いてもよい。
【0022】音入力子機1は、2台を2箇所、衣服など
でマイクがふさがれない所に付け、電源スイッチを入れ
ておく。親機2との間で通信が行われ、マイクに入った
音入力は、ディジタルデータとして親機2に常時送られ
る。
【0023】親機2では、図2に示す処理を行う。すな
わち、第1の音入力子機1-1からの音入力データを取り
込み(ステップST1)、続いて第2の音入力子機1-2
の音入力データを取り込み(ステップST2)、これら
両音入力データの差値を求める(ステップST3)。両
音入力の差を求めるのは、2台の音入力子機1-1、1 -2
のマイクへの入力は背景雑音で、ほとんど変わらない
が、近い話者からの音声は大きさが異なるため、両者の
差を取ると背景雑音が消され、音声のみが得られやすい
ためである。もっとも、話音からの距離の差により、音
声波形の位相ずれができるため、一方を遅延させて位相
を揃えるようにしている。
【0024】状況により、全話音をより明確にとらえる
ため、もう1台の音入力子機1-3をONし、話者に近い
場所に装着してもよい。親機のプロセッサはこれを検知
して入力モードを2入力から3入力モードに切り替え
る。
【0025】上記差値を求めた後、周波数帯域により4
〜6チャンネル程度に分割し(ステップST4)、各チ
ャンネル毎に利用者の難聴特性に応じた増幅度、コンプ
レッションタイプが設定された状態で増幅される(ステ
ップST5)。また、増幅と同時に音声データとの照合
により、音声が発声されている区間と無音区間を識別
し、増幅度をダイナミックに変え、無音区間では増幅度
を下げて音声を聞かせやすくする(ステップST6)。
この場合、全話時と音無しなどを聞く時とは各チャンネ
ルのダイナミックレンジを変えたり、コンプレッション
タイプを変えるようにしてしてもよい。
【0026】また、他の処理として、発声された音の音
素を認識し(単語レベルの認識、さらに時系列的に全話
の意味をとらえた認識など)、その音素と同じでよりク
リアな(例えば女性の発音)音素に置き換え、前後の渡
りをなめらかにして出力し、音声を聞き取りやすくモー
ドも選択できるようにしてもよい。
【0027】以上のようにして処理された音データは、
加算など合成処理をして(ステップST7)、音声調節
された(ステップST8)後、音出力子機3に向けて無
線で送信される(ステップST9)。
【0028】上記した実施形態補聴器によれば、汎用プ
ロセッサによる音データ処理のため、ソフトの変更のみ
で処理内容を改善でき、新しい音声理論やデータ処理技
術の進歩を容易に取り入れることができる。
【0029】また、小型化のためのタスタムLSIを作
るには、非常に高価な資金が必要だが、携帯電話、Wear
able Computer など一般に利用されている機器を利用し
ているため、比較的安価にしかも技術革新を速やかに取
り入れることができる。電源を電池など安価な物を使う
ため、メンテナンスコストが非常に安くすむ。このよう
な柔軟性を持った補聴器の出現により、難聴者自身によ
る様々な環境でのフィールドテストを行うこともでき、
これまでごく一部の健聴者による実験室でのテストに基
づく理論を越えた新しい発見が大いに期待できる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、離れた2箇所以上の
位置で音入力が可能なため、背景雑音を容易に消去し、
音声をよりクリアに捕らえることができる。
【0031】また、会話以外でも音源の方向が明瞭に捉
えることができ、通行時等、また人から呼ばれた時な
ど、生活上便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である補聴器の構成を示
すブロック図である。
【図2】同実施形態補聴器の親機の処理動作を説明する
ためのフロー図である。
【符号の説明】
-1、1-2、1-3 音入力子機 2 親機 3 音出力子機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々に少なくともマイクロホンと、通信手
    段を有する複数の音入力子機と、 少なくともイヤホーンと、通信手段とを有する少なくと
    も1台の音出力子機と、 前記複数の音入力子機及び前記音出力子機と無線で通信
    可能な親機と、 からなることを特徴とする補聴器。
  2. 【請求項2】前記親機には、プログラムを記憶するメモ
    リは差し替え可能に構成したことを特徴とする請求項1
    記載の補聴器。
  3. 【請求項3】前記親機は、前記複数の音入力子機からの
    入力を差動的に取り込む手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の補聴器。
  4. 【請求項4】前記親機は、2台の音入力子機と3台の音
    入力子機とを選択的に通信可能であり、入力モードを2
    入力と、3入力のいずれかに切り替える入力モード切替
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の補聴器。
  5. 【請求項5】前記親機は、前記音入力子機の入力を周波
    数帯域により、数チャンネルに分割し、各チャンネル毎
    に難聴特性に応じて増幅度、コンプレッションタイプを
    設定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の補
    聴器。
JP2000083541A 2000-03-24 2000-03-24 補聴器 Pending JP2001275193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011300A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Ntt Data Hokuriku Corp 無線補聴器システム
JP2008178680A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 人工内耳装置、および体外集音装置、ならびにそれらを有する人工内耳システム
JP2010528541A (ja) * 2007-06-13 2010-08-19 ヴェーデクス・アクティーセルスカプ 異なるユーザによって使用される補聴器間で会話グループを構築する補聴器システム

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JP2008178680A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 人工内耳装置、および体外集音装置、ならびにそれらを有する人工内耳システム
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