JP2001274093A - 半導体基材及びその製造方法 - Google Patents

半導体基材及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の選択成長に用いられるSiO2などの
マスク材料を用いること無しに転位密度を低減させた、
高品質なエピタキシャル膜を備える半導体基材及び成長
方法を提供すること。 【解決手段】 先ず、基板1の結晶成長面に凸部11と
凹部12とを設ける。その後、この基板に例えばGaN
系化合物半導体などの半導体結晶成長用の原料ガスを供
給し、凸部11の上方部から専ら結晶成長させることで
第1の半導体層2を形成する。この際、ラテラル方向成
長が生じることで凹部12が空洞部13となって残留す
る。そして第1の半導体層2の表面に、表面状態を変化
させる物質(アンチサーファクタント材料)を作用さ
せ、アンチサーファクタント材料3を固定化させる。し
かる後、原料ガスを供給し、半導体結晶からなるドット
構造を新たな結晶成長核として生成される第2の半導体
層4を形成して、本発明の半導体基材が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体基材及びそ
の製造方法に関し、特に用いる材料がGaN系化合物半
導体の場合に好適な半導体基材及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】GaN系化合物半導体結晶のエピタキシ
ャル成長は、格子整合する基板の入手が困難であるた
め、一般にサファイア基板などの上にバッファ層を介し
て行われている。この場合、エピタキシャル膜と基板と
の格子不整合のため、成長界面から転位などの格子欠陥
が導入され、エピタキシャル膜の表面には約1010cm
-2オーダーの転位が存在する。前記エピタキシャル膜中
の転位は、デバイスにおいてリーク電流、非発光センタ
ーや電極材料の拡散の原因となるため、転位密度を減ら
す方法が試みられている。
【0003】その一つとして、例えば特開平10−31
2971号公報に記載されているような、選択成長を用
いた方法がある。この方法は、SiOなどのマスク材
料を用いて基板上にパターニングを施与して選択成長を
行い、さらにこのマスク材料を埋め込むまで成長を続け
ることで、マスク材料により転位が遮断され、或いはマ
スク上における結晶成長過程で転位の伝搬方向が曲げら
れるなどの効果により、転位密度の低減がなされるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、マスク材料を埋め込む際に、マスク上を成長面
に対して横方向に成長した結晶が、成長が進むにつれそ
の結晶軸が傾く(Tilt;チルト)という現象がおこ
る。マスク上ではチルトした結晶同士が合体するのでそ
こで新たな欠陥が発生する。結晶軸がチルトする原因は
定かではないが、マスク材料が影響しているものと考え
られる。また、マスクを作製する工程はエピタキシャル
結晶成長装置から一旦外部に取り出してから行う必要が
あるため、工程の複雑化、基板の汚染、又は基板表面が
損傷を受ける可能性がある等の問題を有している。特に
上記のマスクを使った選択成長プロセスを多重化する場
合の、エピタキシャル成長装置から一旦外部に取り出す
工程の煩雑さと汚染・表面損傷の可能性の問題は大き
い。
【0005】近年、ハライド気相エピタキシャル法(H
VPE)等を使って高品質のGaN基板が得られる様に
なってきてはいる。しかし、それでも105〜107cm-2
の転位密度の基板であり、デバイスの高性能化には更に
転位密度を下げることが要求され、また不可欠でもあ
る。
【0006】従って本発明は、GaN系化合物半導体結
晶のエピタキシャル成長において、従来の選択成長に用
いられるSiO2などのマスク材料を用いること無しに
転位密度を低減させた、従って成長が進むにつれその結
晶軸が傾くチルト現象が著しく改善された高品質なエピ
タキシャル膜を備える半導体基材、及びエピタキシャル
成長装置に基板を装填してから外部に取り出すことなく
低転位密度のエピタキシャル膜が得られる成長方法を提
供することを目的とし、特に、比較的高品質なGaN基
板を、更に転位密度を低減させ、より高品質なエピタキ
シャル膜を得るための成長方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基材は、
基板の結晶成長面が凹凸面とされ、該凹凸面における凸
部の上方部から専ら結晶成長させて第1半導体層が形成
され、その上にアンチサーファクタント材料が固定化さ
れた界面又は領域を介して第2半導体層が形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の半導体基材の製造方法は、
基板上に半導体結晶を気相成長させるにあたり、予め基
板表面に凹凸面加工を施した後に該基板に対して原料ガ
スを供給し、前記凹凸面における凸部の上方部から専ら
結晶成長させて第1の半導体層を形成する工程と、前記
第1の半導体層の表面状態をアンチサーファクタント材
料により変化させ、しかる後原料ガスを供給することで
前記第1の半導体層表面に成長される半導体結晶からな
るドット構造を新たな結晶成長核として生成される第2
の半導体層を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0009】上記の場合において、アンチサーファクタ
ント材料としてはSiを用いることが好ましい。また、
第1の半導体層の成長を、基板の凹部を第1の半導体層
が覆う前に停止し、次いでその表面状態をアンチサーフ
ァクタント材料により変化させるようにすることは、好
ましい態様である。
【0010】
【作用】基板の結晶成長面が凹凸面とし、該凹凸面にお
ける凸部の上方部から専ら結晶成長させて第1半導体層
を形成する過程は、当該凸部からの結晶成長部だけから
発生した、或いは凸部に存する転位線を承継つつ成長す
るモードと、ラテラル方向成長をなし実質的に無転位状
態の成長モードとを有し、約1桁の転位密度低減効果を
生む。本発明においては、このようにして形成した第1
の半導体層の表面状態をアンチサーファクタント材料に
より変化させ、しかる後第2の半導体層を形成する。ア
ンチサーファクタント材料を供給によって改質された表
面には、アンチサーファクタント材料が固定化されるこ
とになるのであるが、当該固定化されたアンチサーファ
クタント材料が転位線の延伸を阻止する作用をなす。こ
れにより、第1の半導体層中に残留している転位線の延
伸が遮断され、その上に成長される第2の半導体層はさ
らなる低転位密度化が図られるものである。
【0011】
【発明の実施の態様】以下図面に基づいて本発明の実施
態様を説明する。図1は本発明にかかる半導体基材の製
造プロセスを示す図である。図において、先ず(a)に
示す通り、基板1の結晶成長面に凸部11と凹部12と
を設ける。その後、この基板に例えばGaN系化合物半
導体などの半導体結晶成長用の原料ガスを供給し、凸部
11の上方部から専ら結晶成長させることで第1の半導
体層2を形成する(図1(b))。この際、ラテラル方
向成長が生じることで凹部12が空洞部13となって残
留する。そして第1の半導体層2の表面に、表面状態を
変化させる物質(アンチサーファクタント材料)を作用
させ、アンチサーファクタント材料3を固定化させる
(図1(c))。しかる後、原料ガスを供給し、半導体
結晶からなるドット構造を新たな結晶成長核として生成
される第2の半導体層4を形成して(図1(d))、本
発明の半導体基材が完成する。
【0012】上記した半導体基材について詳述する。基
板1の結晶成長面に形成される凸部11は、その上方部
から専ら結晶成長が行われるような形状とされる。「上
方部から専ら結晶成長が行われる」とは、凸部11の頂
点ないし頂面及びその近傍での結晶成長が優勢に行い得
る状態をいい、成長初期には凹部12での成長が生じて
もよいが最終的には凸部11の結晶成長が優勢となるこ
とを指す。つまり上方部を新たな結晶成長核としたラテ
ラル成長により低転位領域が形成されれば、従来のマス
クを要する選択成長と同様の効果がある。これが基板へ
の凹凸部施与によりマスクレスで成長可能となる。
【0013】この実施例では凸部11をストライプ状に
形成した場合を示しており、凹凸の形状にもよるが、こ
の場合第1の半導体層2の原料ガスが凹部12及びその
近傍に十分至らず、凸部11の上方部からしか結晶成長
が起こらない。従って、結晶成長初期は凸部11の上方
部にその断面形状がキノコ状の結晶単位が生成される。
このような状況下、結晶成長が続けられると凸部11の
上方部を起点とし横方向に成長した膜がつながって、や
がて図1(b)のように凹部に空洞部13を残したまま、
基板1の凹凸面を第1の半導体層12が覆うことにな
る。この場合、横方向に成長した部分、つまり凹部12
上部には低転位領域が形成され、作製した膜の高品質化
が図れているのである。
【0014】ついで第1の半導体層2の表面にアンチサ
ーファクタント材料を固定化させるのであるが、その方
法としては表面とアンチサーファクタント材料を接触さ
せる手法が挙げられる。接触の方法は限定されないが、
例えば有機金属気相成長法(MOCVD法)を用いる場
合であれば、MOCVD装置内に前記第1の半導体層2
を成長させた基板を据え付け、装置内にアンチサーファ
クタント材料を供給すればよい。その供給方法として
は、例えばテトラエチルシラン(TESi)、シラン
(SiH4)等のSiを含む化合物をガス状として供給
する方法が挙げられる。
【0015】アンチサーファクタント材料を表面に作用
させることにより、表面エネルギーが高い、微小な領域
が表面に多数存在するようになる。すなわち、アンチサ
ーファクタント材料3が基板表面に固定化されることに
なる(図1(c))。
【0016】その後連続して第2の半導体層4の材料と
しての、例えばGaN系化合物半導体材料を供給する
と、表面エネルギーの高い領域からはGaN系化合物半
導体は成長しにくく、ドット構造が形成される。この現
象は、アンチサーファクタント材料が基板上に吸着又は
化学結合により固定化されて結晶表面を覆い、GaN系
結晶の二次元成長を阻害するとも解釈される。即ち、あ
たかも選択成長に用いるSiO2マスクの如く作用する
ものであって、このような作用は、Ge、Mg、Zn等
のアンチサーファクタント材料でも得られる。しかしな
がら、結晶の汚染の問題を回避するという点において、
Siを用いることが望ましい。
【0017】本発明におけるドット構造とは、アンチサ
ーファクタント材料が作用していない領域、或いはGa
Nの成長を阻害しない領域から発生する微小構造体を指
し、その形状は多面構造、ドーム状、棒状など、様々な
形態を呈し、かかる形態は結晶成長条件、下地の結晶
性、アンチサーファクタント材料の分布密度などにより
異なることになる。
【0018】アンチサーファクタント材料が作用する領
域の密度は、アンチサーファクタント材料の供給量、供
給時間または基板の温度などにより制御できる。
【0019】ドット構造が形成されたあと、さらに連続
してGaN系化合物半導体の成長を行うと、ドット構造
を新たな結晶成長核としてエピタキシャル成長が起こ
り、第2の半導体層4が形成される(図1(d))。ドッ
ト構造は微小開口領域からのエピタキシャル成長によっ
て形成されるため、転位線がこの開口を通して延伸する
確率は極めて低くなり、また下地から伸びた転位線はア
ンチサーファクタント材料のマスクとしての作用で遮断
されるため、エピタキシャル膜表面での転位密度は低減
されることになる。
【0020】本発明によれば、基板1への凹凸面形成に
よるラテラル方向成長にて第1の半導体層2を成長し、
その表面上へのアンチサーファクタント材料3の固定化
(原子レベルのマスクといえる)によるラテラル方向成
長にて第2の半導体層4を成長するので、転位線の遮断
を2段階で行うことができるので、成長結晶層の一層の
低転位密度化が図られる。このような多段階の転位線遮
断は、基板1へ施与した凹凸面を第1の半導体層2の表
面に施与することでも達成できるが、この場合は一旦基
板を成長炉から取り出して凹凸加工をせねばならず、作
業性の観点からは不都合が有るが、本発明の方法では連
続的にこれらの工程を行えるので好ましい。
【0021】なお、第1の半導体層2の成長において、
該層が凹部12を覆う前に、即ち上述したキノコ状の結
晶単位の段階で第1の半導体層2の成長を停止し、アン
チサーファクタント材料3を前記キノコ状の結晶単位の
表面に固定化するようにしてもよい。転位線は成長条件
によってはラテラル方向に延伸する場合があり、そして
このような転位線の複数が互いに合流して大きな転位欠
陥を生起する場合があるが、キノコ状の結晶単位の段階
でアンチサーファクタント材料3を固定化して転位線の
延伸を遮断すれば、このような転位欠陥の生成を低減で
きる意味において有用である。
【0022】上記した基板1とは、各種の半導体結晶層
を成長させるためのベースとなる基板であって、格子整
合のためのバッファ層等も未だ形成されていない状態の
ものを言う。このような基板としては、サファイア(C
面、A面、R面)、SiC(6H、4H、3C)、Ga
N、Si、スピネル、ZnO,GaAs,NGOなどを
用いることができるが、発明の目的に対応するならばこ
のほかの材料を用いてもよい。なお、基板の面方位は特
に限定されなく、ジャスト基板でも良いしオフ角を付与
した基板であっても良い。更に、サファイア基板などに
数μmのGaN系半導体をエピタキシャル成長してある
基板を用いても良い。
【0023】基板1上に成長される半導体結晶としては
種々の半導体材料を用いることができ、AlxGa1-x-y
InyN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で
はx、yの組成比を変化させたGaN、Al0.5Ga0.5
N、In0.5Ga0.5Nなどが例示できる。
【0024】中でも、AlGaN等のAlを含有する半
導体材料の場合、従来のマスク方式ではSiO2マスク
層上に成長するという問題があったが、本発明によると
マスクレス化によりかかる問題が解消されるため、従来
できなかったAlGaNのラテラル成長が可能となり低
転位で高品質な膜の成長が基板直上から可能となる。こ
のため紫外線発光素子等で問題となるGaN層による光
吸収がなくなり応用上特に好適である。
【0025】
【実施例】以下具体的な実施例につき説明する。 [実施例1]c面サファイア基板上にフォトレジストの
パターニング(幅:2μm、周期:4μm、ストライプ
方位:ストライプ延伸方向がサファイア基板の<11−
20>方向)を行い、RIE(Reactive Ion Etching)
装置で5μmの深さまで断面方形型にエッチングした。
この時のアスペクト比は2.5であった。フォトレジス
トを除去後、MOVPE装置に基板を装着した。その
後、水素雰囲気下で1100℃まで昇温し、サーマルエ
ッチングを行った。その後温度を500℃まで下げ、3
族原料としてトリメチルガリウム(以下TMG)を、N
原料としてアンモニアを流し、GaN低温バッファー層
を成長した。つづいて温度を1000℃に昇温し原料と
してTMG・アンモニアを、ドーパントとしてシランを
流し、第1の半導体層としてのn型GaN層を成長し
た。その時の成長時間は、通常の凹凸の施していない場
合のGaN成長における4μmに相当する時間とした。
これにより、図1(b)に示すように凹部に空洞部13を
残したまま凹凸部を覆い、平坦になったGaN膜からな
る第1の半導体層2が得られた。
【0026】次にTMG、アンモニアの供給を止め、成
長温度をそのままとして、続いてH2をキャリアガスと
して、アンチサーファクタント材料としてのSiを含む
化合物であるテトラエチルシランを供給し、第1の半導
体層2の表面に10秒間接触させた。
【0027】テトラエチルシランの供給を止め、再び第
2の半導体層4形成のための原料としてのTMG、アン
モニアを供給し、GaNからなるドット構造を形成し
た。その後連続して原料を供給し、ドット同士が合体
し、表面が平坦に埋め込まれるまで成長を続けた。これ
により、厚さ2μmのGaNからなる第2の半導体層4
を形成した。
【0028】このようにして成長した第2の半導体層4
表面の転位密度を測定したところ、105cm-2であっ
た。また断面TEM観察から、空洞上部での新たな欠陥
の発生は観察されなかった。
【0029】[実施例2]上記実施例1で得られた半導
体基材における第2の半導体層4の表面に、上記と同様
にしてアンチサーファクタント材料の供給源としてのテ
トラエチルシランを供給し、その後結晶成長させる工程
を繰り返し、アンチサーファクタント材料が固定化され
た界面を5つ多重化したGaN半導体結晶を作製した。
5つ目の界面上に成長したGaN半導体結晶層の転位密
度を測定したところ、102cm-2まで低下した。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の半導体基材
及びその製造方法によれば、マスク材料を用いること無
しに転位密度の低減させることができる。これにより高
品質なGaN系化合物半導体結晶の作製が可能となる。
この上にLEDやLDなどの半導体発光素子や受光素
子、電子デバイスを作製すれば、その特性は飛躍的に向
上することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基材の製造工程を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 11 凸部 12 凹部 13 空洞部 2 第1の半導体層 3 アンチサーファクタント材料 4 第2の半導体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 洋一郎 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5F041 AA40 CA33 CA40 CA65 CA74 5F045 AA04 AB14 AC01 AC08 AC09 AC12 AF02 AF04 AF09 AF12 AF14 BB12 DA52 DA53 5F073 CA01 CB05 CB19 DA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の結晶成長面が凹凸面とされ、該凹
    凸面における凸部の上方部から専ら結晶成長させて第1
    半導体層が形成され、その上にアンチサーファクタント
    材料が固定化された界面又は領域を介して第2半導体層
    が形成されていることを特徴とする半導体基材。
  2. 【請求項2】 基板上に半導体結晶を気相成長させるに
    あたり、予め基板表面に凹凸面加工を施した後に該基板
    に対して原料ガスを供給し、前記凹凸面における凸部の
    上方部から専ら結晶成長させて第1の半導体層を形成す
    る工程と、前記第1の半導体層の表面状態をアンチサー
    ファクタント材料により変化させ、しかる後原料ガスを
    供給することで前記第1の半導体層表面に成長される半
    導体結晶からなるドット構造を新たな結晶成長核として
    生成される第2の半導体層を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体基材の成長方法。
  3. 【請求項3】 アンチサーファクタント材料がSiであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の成長方法。
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