JP2001269624A - 仕分けシステム - Google Patents

仕分けシステム

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JP2001269624A
JP2001269624A JP2000086957A JP2000086957A JP2001269624A JP 2001269624 A JP2001269624 A JP 2001269624A JP 2000086957 A JP2000086957 A JP 2000086957A JP 2000086957 A JP2000086957 A JP 2000086957A JP 2001269624 A JP2001269624 A JP 2001269624A
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JP2000086957A
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Joji Kishimoto
譲二 岸本
Kohei Kuge
浩平 久下
Masahito Takeda
雅人 武田
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Okura Yusoki KK
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Okura Yusoki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の自重をうまく利用することにより、仕
分けの際にエネルギ効率を向上できる仕分けシステムを
提供する。 【解決手段】 仕分けシステム1は、投入口2aからの物
品Aを水平状の搬送方向および下流側に向って下方向に
傾斜した傾斜状の搬送方向に沿って搬送する投入搬送手
段2を備える。この投入搬送手段2には、投入口2a以下
の高さ位置に位置する仕分け箱部105に向けて、水平状
の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜した傾斜
状の搬送方向に沿って搬送する仕分け搬送手段3を連設
する。制御手段6は、物品Aの仕分け先情報に基づいて
特定した仕分け箱部105内に物品Aを落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を所定の仕分
け収容部に仕分ける仕分けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の仕分けシステムは、例え
ば、投入口から投入された物品を、搬送途中でその投入
口より高い位置まで一旦持上げてから下降させ、その
後、下流の仕分け搬送手段に向けて排出する投入搬送手
段を備えている。
【0003】そして、仕分け搬送手段に搬入された物品
は、制御手段の制御に基づいて、複数の仕分け収容部の
うちの所定の仕分け収容部に落下により収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の仕分けシステムでは、投入口から投入された物品
を、搬送途中でその投入口より高い位置まで一旦持上げ
るので、物品の自重に抗してこの物品を搬送しなければ
ならず、エネルギ効率が悪い問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、物品の自重をうまく利用することにより、仕分け
の際にエネルギ効率を向上できる仕分けシステムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の仕分けシ
ステムは、仕分け先情報表示部を有する物品が投入され
る投入口を有し、この投入口から投入された物品を水平
状の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜した傾
斜状の搬送方向の少なくともいずれかの搬送方向に沿っ
て搬送する投入搬送手段と、この投入搬送手段で搬送中
の物品の仕分け先情報表示部から仕分け先情報を読み取
る仕分け先情報読取手段と、前記投入搬送手段の前記投
入口以下の高さ位置で互いに隣接した状態で縦横に並ん
で位置し少なくとも上方に向って開口した複数の仕分け
収容部を有し、前記投入搬送手段からの物品を受け取
り、この受け取った物品を前記仕分け収容部に向けて水
平状の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜した
傾斜状の搬送方向の少なくともいずれかの搬送方向に沿
って搬送する仕分け搬送手段と、前記仕分け先情報読取
手段で読み取られた物品の仕分け先情報に基づいて前記
複数の仕分け収容部のうちからその物品に応じた仕分け
収容部を特定し、この特定した仕分け収容部内にその物
品が落下するように前記仕分け搬送手段を制御する制御
手段とを備えたものである。
【0007】そして、この構成では、投入搬送手段は、
投入口から投入された物品を水平状の搬送方向および下
流側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送方向の少な
くともいずれかの搬送方向に沿って搬送し、仕分け搬送
手段は、投入搬送手段からの物品を投入口以下の高さ位
置に位置する仕分け収容部に向けて水平状の搬送方向お
よび下流側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送方向
の少なくともいずれかの搬送方向に沿って搬送するの
で、従来とは異なり投入口から投入された物品を搬送途
中でその投入口より高い位置まで持上げることがなく、
物品の下降を基調とするので、物品の自重をうまく利用
することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の仕分けシステムの
一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0009】図1および図2において、1は仕分けシス
テムで、この仕分けシステム1は、バーコード等の仕分
け先情報表示部A1を有する扁平状の物品A、すなわ
ち、例えば、封筒、小包み、書類、書籍等を宛先等の次
の行先別に自動的に仕分けるシステムである。
【0010】この仕分けシステム1は、所定高さ位置に
位置する投入口2aを有し、この投入口2aから投入された
物品Aを搬送面にて載置状態で搬送する投入搬送手段2
を備えており、この投入搬送手段2には、物品Aを搬送
面にて載置状態で搬送しながら仕分ける立体型の仕分け
搬送手段3が連設されている。
【0011】また、投入搬送手段2の搬送途中には、物
品Aの仕分け先情報表示部A1から仕分け先情報を読み
取るバーコードスキャナ等の仕分け先情報読取手段5が
設けられており、この仕分け先情報読取手段5からの仕
分け先情報はコントローラ等の制御手段6に送信され
る。
【0012】投入搬送手段2は、投入口2aが形成された
投入コンベヤ装置11を備え、この投入コンベヤ装置11に
は、インダクションコンベヤ等にて構成された間隙設定
コンベヤ装置12が連設されている。また、この間隙設定
コンベヤ装置12には、円弧状の中継コンベヤ装置13が連
設されており、この中継コンベヤ装置13には、搬送終端
側に向って下方向に傾斜した傾斜コンベヤ装置14が連設
されている。そして、この傾斜コンベヤ装置14の上方位
置に、スキャナ取付け部15が設けられ、このスキャナ取
付け部15に仕分け先情報読取手段5が取り付けられてい
る。
【0013】なお、投入コンベヤ装置11、間隙設定コン
ベヤ装置12および中継コンベヤ装置13の各々は、水平状
の搬送方向に沿って物品Aを搬送可能な構成とされ、傾
斜コンベヤ装置14は、下流側に向って下方向に傾斜した
傾斜状の搬送方向に沿って物品Aを搬送可能な構成とさ
れており、投入搬送手段2は、物品Aの下降を基調と
し、搬送途中で物品Aを上昇させることがない。このた
め、物品Aの自重に抗するためのエネルギが不要にな
り、必要以上のエネルギを消費することもない。
【0014】なお、間隙設定コンベヤ装置12は、各物品
A間の間隙を所定距離に設定するものであり、所定範
囲、例えば0〜120m/分の範囲内で搬送速度を変更
可能な速度可変コンベヤ、この速度可変コンベヤの下流
に位置して搬送速度を所定値、例えば60m/分に保持
する速度一定コンベヤ等にて構成されている。
【0015】仕分け搬送手段3は、傾斜コンベヤ装置14
に連設された一つのユニットである仕分け装置としての
第1仕分け装置16を備え、この第1仕分け装置16には、
一つのユニットである間隙設定コンベヤ装置17を介して
仕分け装置としての第2仕分け装置18が連設されてい
る。
【0016】ここで、この第1仕分け装置16は、図3お
よび図4に示すように、傾斜コンベヤ装置14の搬送終端
部が挿入された一つの物品投入口部21を一側面に有して
おり、他側面には上下方向に並んで位置する複数、例え
ば三つの物品排出口部、すなわち、上段物品排出口部2
3、中段物品排出口部24および下段物品排出口部25が設
けられている。なお、物品投入口部21、上段物品排出口
部23、中段物品排出口部24および下段物品排出口部25
は、投入搬送手段2の投入口2a以下の高さ位置に位置す
る。
【0017】また、この第1仕分け装置16は、これらの
上段物品排出口部23、中段物品排出口部24および下段物
品排出口部25の各々に対応した状態で、互いに異なる高
さ位置に位置する三つの仕分けコンベヤ、すなわち、上
段仕分けコンベヤ26、中段仕分けコンベヤ27、下段仕分
けコンベヤ28を有している。なお、上段仕分けコンベヤ
26、中段仕分けコンベヤ27および下段仕分けコンベヤ28
の各々は、搬送用の駆動手段29および回動用の駆動手段
30の各々で駆動可能であり、回動用の駆動手段30からの
駆動力では搬送終端側が昇降するように搬送始端側を中
心として回動する。
【0018】そして、上段仕分けコンベヤ26と上段物品
排出口部23との間には、水平状の上段搬送コンベヤ31が
配設されており、この上段搬送コンベヤ31の搬送始端が
上段仕分けコンベヤ26の搬送終端の近傍位置に位置し、
上段搬送コンベヤ31の搬送終端が上段物品排出口部23に
挿入されている。なお、この上段搬送コンベヤ31は、駆
動モータ31a等にて構成された駆動手段31bにて駆動され
る。
【0019】また、上段仕分けコンベヤ26と中段仕分け
コンベヤ27との間には、搬送始端側から搬送終端側に向
って下方向に傾斜した傾斜状の第1の中継コンベヤ32が
配設されており、この第1の中継コンベヤ32の搬送始端
が上段仕分けコンベヤ26の搬送終端の近傍位置に位置
し、第1の中継コンベヤ32の搬送終端が中段仕分けコン
ベヤ27の搬送始端の近傍位置に位置している。なお、こ
の第1の中継コンベヤ32は、駆動モータ等にて構成され
た駆動手段32aにて駆動される。また、第1の中継コン
ベヤ32の搬送始端部は、上段搬送コンベヤ31の搬送始端
部の略真下に位置し、両搬送始端部間には物品Aの縦断
面積より少しだけ広い開口面積の物品通過間隙が形成さ
れている。
【0020】さらに、中段仕分けコンベヤ27と中段物品
排出口部24との間には、搬送始端側から搬送終端側に向
ってやや下方向に傾斜した略水平状の中段搬送コンベヤ
33が配設されており、この中段搬送コンベヤ33の搬送始
端が中段仕分けコンベヤ27の搬送終端の近傍位置に位置
し、中段搬送コンベヤ33の搬送終端が中段物品排出口部
24に挿入されている。なお、この中段搬送コンベヤ33
は、駆動モータ等にて構成された駆動手段33aにて駆動
される。
【0021】また一方、中段仕分けコンベヤ27と下段仕
分けコンベヤ28との間には、搬送始端側から搬送終端側
に向って下方向に傾斜した傾斜状の第2の中継コンベヤ
34が配設されており、この第2の中継コンベヤ34の搬送
始端が中段仕分けコンベヤ27の搬送終端の近傍位置に位
置し、第2の中継コンベヤ34の搬送終端が下段仕分けコ
ンベヤ28の搬送始端の近傍位置に位置している。なお、
この第2の中継コンベヤ34は、駆動モータ等にて構成さ
れた駆動手段34aにて駆動される。また、第2の中継コ
ンベヤ34の搬送始端部は、中段搬送コンベヤ33の搬送始
端部の略真下に位置し、両搬送始端部間には物品Aの縦
断面積より少しだけ広い開口面積の物品通過間隙が形成
されている。
【0022】なお、下段仕分けコンベヤ28の搬送終端
は、下段物品排出口部25に進入可能である。また、下段
物品排出口部25の下方位置には、下段仕分けコンベヤ28
の搬送終端と対向可能な仕分け不可物品退避用の物品排
出口部25aが開口形成されており、この物品排出口部25a
には退避用搬送手段であるシュート36の搬送始端が挿入
されている。このシュート36の搬送終端は、仕分け不可
物品収容用の箱部であるノーリードボックス37の側板上
縁に連結されている。なお、このノーリードボックス37
は、少なくとも上方および前方に向って開口している。
【0023】次いで、図5および図6を参照して、上段
仕分けコンベヤ26の構造を説明する。なお、中段仕分け
コンベヤ27および下段仕分けコンベヤ28は、上述の上段
仕分けコンベヤ26と同一構造である。
【0024】この上段仕分けコンベヤ26は、図5および
図6に示すように、互いに離間対向した細長形状のコン
ベヤフレーム41a,41bを有しており、これらの両コンベ
ヤフレーム41a,41bの長手方向の一端側は、ベース43に
立設された対応する支柱部材42a,42bの上端部に回動可
能に連結されている。
【0025】また、両コンベヤフレーム41a,41bの長手
方向の両端部間には、回転体としての駆動ローラ44およ
び従動ローラ45が回転可能に取り付けられており、これ
らの駆動ローラ44および従動ローラ45間に無端体として
の一対の平ベルト等の搬送ベルト46が走行可能に巻き掛
けられている。そして、この搬送ベルト46は、駆動手段
29の駆動モータ47からの駆動力で駆動ローラ44が駆動回
転することにより、所定方向に向って走行し、上面部分
にて物品Aを載置状態で搬送する。
【0026】なお、両コンベヤフレーム41a,41bの下端
縁間を連結した底板50の二箇所には、下方に向って突出
状のローラ取付け部51,51が形成され、このローラ取付
け部51には回転体である圧接ローラ52が取り付けられて
おり、この圧接ローラ52の軸方向は、上段仕分けコンベ
ヤ26の搬送方向と交差する水平方向に一致している。
【0027】また、図5および図6において、56は駆動
源としてのサーボモータであり、このサーボモータ56か
らの駆動力は、タイミングプーリ57、タイミングベルト
58等にて構成された動力伝達機構59を介して駆動軸61に
伝達される。
【0028】この駆動軸61は、ベース43に立設された支
持部材62a,62bの上端部に回転可能に支持されており、
この駆動軸61の軸方向が上段仕分けコンベヤ26の搬送方
向と交差する水平方向に一致している。
【0029】また、この駆動軸61の水平方向に沿った軸
方向の両端近傍の位置には、円板状の駆動回動体として
の偏心カム63,63が取り付けられており、この偏心カム
63は、サーボモータ56からの駆動力で駆動軸61の駆動回
転により、この駆動軸61を中心として偏心回動可能であ
る。
【0030】さらに、ベース43にはシリンダ保持部65が
突設され、このシリンダ保持部65にて付勢体としてのエ
アーシリンダ66が保持されている。このエアーシリンダ
66のロッド67の先端部は、上段仕分けコンベヤ26の搬送
終端側の下面部の所定部位、すなわち、底板50の所定箇
所に形成されたロッド連結部68に回動可能に連結されて
いる。なお、サーボモータ56、動力伝達機構59、駆動軸
61、偏心カム63、エアーシリンダ66等にて回動用の駆動
手段30が構成されている。図示しないが、付勢体は、エ
アーシリンダ66には限定されず、ばね等でもよい。
【0031】そして、エアーシリンダ66は、上段仕分け
コンベヤ26を偏心カム63側である下方に向けて常時付勢
し、その結果、上段仕分けコンベヤ26の圧接ローラ52の
外周面は偏心カム63の外周面に常時圧接している。
【0032】したがって、この圧接ローラ52の外周面と
偏心カム63の外周面とが圧接した状態で、偏心カム63が
駆動軸61を中心として所定角度だけ偏心回動すると、上
段仕分けコンベヤ26は、その偏心カム63の偏心回動に応
じて所定方向に回動し、対応する上段物品排出口部23側
に向けて物品投入口部21側からの物品Aを搬送可能な対
応段排出姿勢になったり、対応する上段物品排出口部23
側に向けて物品投入口部21側からの物品Aを搬送不可能
な下段送り姿勢になったりする。
【0033】すなわち、この上段仕分けコンベヤ26は、
対応段搬送姿勢時には、物品Aを上段搬送コンベヤ31に
向けて搬送する。そして、上段仕分けコンベヤ26は、上
段物品排出口部23以外に搬送する物品Aが傾斜コンベヤ
装置14から搬送されてくると、搬送終端側が下降する方
向に回動し、下段送り姿勢となり、その物品Aを第1の
中継コンベヤ32に向けて搬送する。
【0034】なお、上段仕分けコンベヤ26および中段仕
分けコンベヤ27が下段送り姿勢にあり、下段仕分けコン
ベヤ28が対応段搬送姿勢にある状態では、図3に示され
るように、上段仕分けコンベヤ26、第1の中継コンベヤ
32、中段仕分けコンベヤ27、第2の中継コンベヤ34およ
び下段仕分けコンベヤ28は、それぞれ略同一面状に位置
しており、この状態では、物品投入口部21に投入された
物品Aは、下流側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬
送方向に沿って、下段物品排出口部25から排出される。
【0035】また一方、上段仕分けコンベヤ26、中段仕
分けコンベヤ27および下段仕分けコンベヤ28が、下段送
り姿勢にある状態では、物品投入口部21に投入された物
品Aは、下流側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送
方向に沿って搬送され、物品排出口部25aから排出さ
れ、シュート36を介してノーリードボックス37内に収容
される。例えば、仕分け先情報読取手段5が、物品Aの
仕分け先情報表示部A1から、仕分け先情報を読み取れ
なかった場合である。
【0036】さらに、上段仕分けコンベヤ26が下段送り
姿勢で、中段仕分けコンベヤ27が対応段搬送姿勢にある
状態では、物品投入口部21に投入された物品Aは、中段
仕分けコンベヤ27から中段搬送コンベヤ33を経て、下流
側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送方向に沿って
搬送され、中段物品排出口部24から排出される。
【0037】なお、上段搬送コンベヤ31、第1の中継コ
ンベヤ32、中段搬送コンベヤ33、第2の中継コンベヤ34
の各々は、例えば、無端体としての平ベルト等の搬送ベ
ルトを備えたベルトコンベヤである。
【0038】また、上段搬送コンベヤ31は、物品Aを水
平状の搬送方向に沿って搬送可能な構成とされ、上段仕
分けコンベヤ26、中段仕分けコンベヤ27、下段仕分けコ
ンベヤ28、第1の中継コンベヤ32、中段搬送コンベヤ3
3、第2の中継コンベヤ34の各々は、下流側に向って下
方向に傾斜した傾斜状の搬送方向に沿って物品Aを搬送
可能な構成とされており、第1仕分け装置16は、物品A
の下降を基調とし、搬送途中で物品Aを上昇させること
がない。このため、物品Aの自重に抗するためのエネル
ギが不要になり、必要以上のエネルギを消費することも
ない。
【0039】間隙設定コンベヤ装置17は、図3および図
4に示すように、第1仕分け装置16の上段物品排出口部
23、中段物品排出口部24および下段物品排出口部25の各
々に対応した状態で、互いに異なる高さ位置に水平に位
置する複数段状、例えば三段状のインダクションコンベ
ヤ等の間隙設定コンベヤ、すなわち、上段間隙設定コン
ベヤ71、中段間隙設定コンベヤ72および下段間隙設定コ
ンベヤ73を有している。
【0040】また、これらの上段間隙設定コンベヤ71、
中段間隙設定コンベヤ72および下段間隙設定コンベヤ73
の各々は、例えば、所定範囲、例えば0〜120m/分
の範囲内で搬送速度を変更可能な速度可変コンベヤ74、
この速度可変コンベヤ74の下流に位置して搬送速度を所
定値、例えば、60m/分に保持する速度一定コンベヤ
75等にて構成されている。
【0041】そして、第1仕分け装置16の上段物品排出
口部23からの物品Aは、上段間隙設定コンベヤ71で物品
A間の間隙が所定距離に設定され、その後、第2仕分け
装置18に向けて水平状の搬送方向に沿って搬送される。
また、第1仕分け装置16の中段物品排出口部24からの物
品Aは、中段間隙設定コンベヤ72で物品A間の間隙が所
定距離に設定され、その後、第2仕分け装置18に向けて
水平状の搬送方向に沿って搬送される。さらに、第1仕
分け装置16の下段物品排出口部25からの物品Aは、下段
間隙設定コンベヤ73で物品A間の間隙が所定距離に設定
され、その後、第2仕分け装置18に向けて水平状の搬送
方向に沿って搬送される。なお、下段間隙設定コンベヤ
73の速度可変コンベヤ74の下方位置に、ノーリードボッ
クス37が設置されている。
【0042】第2仕分け装置18は、図1および図2に示
すように、物品Aの仕分け先の数に応じて増設可能な複
数台の仕分け用の隣接ユニット81,81,81……を備えて
いる。
【0043】なお、図1に示されるように、間隙設定コ
ンベヤ装置17に連設された先頭の隣接ユニット81から数
えて、七番目の隣接ユニット81と八番目の隣接ユニット
81との間には、円弧状の中継コンベヤユニット82および
間隙設定コンベヤユニット83が配設されている。なお、
間隙設定コンベヤユニット83は、間隙設定コンベヤ装置
17と同一構造である。また、各隣接ユニット81、中継コ
ンベヤユニット82および間隙設定コンベヤユニット83の
各々は、物品Aを水平状の搬送方向に沿って搬送可能な
構成とされている。
【0044】ここで、図7ないし図10を参照して、各
隣接ユニット81の構造を説明する。
【0045】この隣接ユニット81は、図7ないし図10
に示すように、外形略直方体形状に形成されており、こ
の隣接ユニット81の一側面である右側面には上下方向に
並んで位置する複数、例えば三つの物品入口部101が開
口形成されている。これらの三つの物品入口部101は、
第1仕分け装置16の三つの上段物品排出口部23、中段物
品排出口部24および下段物品排出口部25と対向する位置
に位置し、投入搬送手段2の投入口2a以下の高さ位置に
位置する。
【0046】また、隣接ユニット81の他側面である左側
面には、物品入口部101に対応して、上下方向に並んで
位置する複数、例えば三つの物品出口部102が開口形成
されている。そして、隣接ユニット81内には、物品入口
部101と物品出口部102とを連通した水平で直線状の搬送
経路部103が三段状に形成されている。なお、隣接ユニ
ット81の前面側には、搬送経路部103に沿ってカバー体1
04が着脱自在に取り付けられている。
【0047】さらに、隣接ユニット81の前面側には、互
いに近接した状態で縦横に並んで位置、例えば、前面か
ら見て6行3列の行列状に位置する複数の仕分け収容部
としての仕分け箱部105が形成されている。これらの仕
分け箱部105の各々は、上方および前方に向って開口し
ている。なお、仕分け箱部105は、投入搬送手段2の投
入口2a以下の高さ位置に位置する。また、仕分け箱部10
5は、収容する物品Aに関する物品情報等を表示する表
示手段106を有している。仕分け箱部105は、図示しない
が、前面開口を開閉可能な扉体を備えた構成でもよい。
【0048】また、隣接ユニット81は、これらの仕分け
箱部105の各々に対応して、各仕分け箱部105内の上部位
置に位置する複数の仕分けコンベヤ111を有しており、
各仕分けコンベヤ111は、搬送始端側が昇降するように
搬送終端側を中心として回動可能である。
【0049】これらの複数の仕分けコンベヤ111の各々
は、互いに離間対向した左右一対の細長形状のコンベヤ
フレーム112a,112bを有しており、これらのコンベヤフ
レーム112a,112bの搬送終端部間には、図8に示される
ように、軸方向が仕分けコンベヤ111の搬送方向と交差
する水平方向に一致した駆動軸115が架け渡されてい
る。また、この駆動軸115の外周側には、円筒状の駆動
ローラ116が取り付けられているとともに、駆動軸115の
一端部にはプーリ117が取り付けられている。なお、こ
の駆動軸115は、隣接ユニット81の機枠110にて所定位置
で回転可能に保持されている。
【0050】また一方、コンベヤフレーム112a,112bの
搬送始端部間には、軸方向が仕分けコンベヤ111の搬送
方向と交差する水平方向に一致した従動軸118が架け渡
され、この従動軸118の外周側には従動ローラ119が取り
付けられている。そして、これらの駆動ローラ116およ
び従動ローラ119間に無端体としての一対の平ベルト等
の搬送ベルト120が走行可能に巻き掛けられている。さ
らに、コンベヤフレーム112a,112bの長手方向の中間部
間には、軸方向が仕分けコンベヤ111の搬送方向と交差
する水平方向に一致した回動用の中間軸121が架け渡さ
れ、この中間軸121の軸方向の一端部にはロッド連結部1
22が形成されている。なお、両コンベヤフレーム112a,
112bの長手方向に沿った下端縁間は、底板112cで連結さ
れている。また、両コンベヤフレーム112a,112bの長手
方向に沿った上端縁間は、搬送ベルト120を載置する載
置部で一体的に連結されている。
【0051】また、隣接ユニット81は、仕分けコンベヤ
111を搬送始端側が昇降するように搬送終端側を中心と
して回動させる複数の駆動手段としてのエアーシリンダ
125を有している。これらのエアーシリンダ125は、仕分
けコンベヤ111の各々に対応した状態で、各仕分けコン
ベヤ111の側方近傍位置に位置している。また、このエ
アーシリンダ125のロッド126の先端部は、対応する仕分
けコンベヤ111の中間軸121のロッド連結部122に回動可
能に連結されている。
【0052】そして、エアーシリンダ125のロッド126が
進退すると、対応する仕分けコンベヤ111は、そのロッ
ド126の進退に応じて所定方向に回動し、上流側からの
物品Aを対応する仕分け箱部105に収容可能な物品収容
姿勢になったり、上流側からの物品Aを搬送ベルト120
の搬送面で受け取って載置状態で搬送する物品受取り姿
勢になったりする。
【0053】すなわち、仕分けコンベヤ111は、物品収
容姿勢時には、図11の二点鎖線で示すように、搬送始
端側から搬送終端側に向って下方向に比較的大きく傾斜
した傾斜状態にあり、この仕分けコンベヤ111の搬送始
端部とこの仕分けコンベヤ111に対して上流側に隣接す
る仕分けコンベヤ111の搬送終端部との間には、物品A
を通過可能な間隙ができており、その結果、上流側から
の物品Aが、対応する仕分け箱部105内に落下により収
容される。
【0054】また、仕分けコンベヤ111は、物品受取り
姿勢時には、図11の実線で示すように、水平面に対す
る所定の傾斜角度αをもって、搬送始端側から搬送終端
側に向って上方向に傾斜した傾斜状態にあり、この仕分
けコンベヤ111の搬送始端部が、この仕分けコンベヤ111
に対して上流側に隣接する仕分けコンベヤ111の搬送終
端部より下方位置に位置し、隣接する仕分けコンベヤ11
1の乗移り位置に段差が存在する。その結果、物品Aの
乗り移りの際に、物品Aの搬送方向先端が、乗り移ろう
とする仕分けコンベヤ111の搬送始端部に当接すること
がない。なお、所定の傾斜角度αは、搬送ベルト120に
よる搬送効率の低下を最小限におさえつつ、物品Aの折
れ曲り等の悪影響を受けにように、例えば、約2度に設
定されている。また、エアーシリンダ125は、ロッド126
の進退時に仕分けコンベヤ111に強い衝撃力が作用する
ことを防止する緩衝手段の機能を有している。
【0055】また、隣接ユニット81は、図8および図9
に示されるように、同じ段に位置する仕分けコンベヤ11
1の搬送ベルト120を一斉に同期的に走行させる複数の駆
動手段131を有している。これらの三つの駆動手段131
は、同じ段に位置する仕分けコンベヤ111群の各々に対
応した状態で、隣接ユニット81の後面側に位置してい
る。
【0056】この駆動手段131は、駆動源しての駆動モ
ータ132を有するとともに、複数のガイドプーリ133およ
び駆動軸115のプーリ117間に架け渡された共通無端体13
4等にて構成された伝動手段135を有している。そして、
駆動モータ132からの駆動力は、伝動手段135を介して駆
動軸115に伝達され、駆動軸115の駆動回転に応じて搬送
ベルト120が走行する。
【0057】一方、隣接ユニット81は、図12および図
13に示すように、対応する駆動手段131の駆動モータ1
32に接続された駆動源動作検知手段としてのロータリー
エンコーダ141,141,141を有している。これらのロー
タリーエンコーダ141,141,141の各々は、対応する駆
動モータ132の回転に応じて所定のパルス信号を制御手
段6に送信する。この制御手段6は、そのパルス信号に
基づいて、パルス数を累積し、移動中の物品Aに関する
理論上の物品位置データを取得する。
【0058】また一方、隣接ユニット81の各仕分けコン
ベヤ111の搬送終端部の上方位置には、検知手段として
の光学系センサ142a,142b,142c,142d,142e,142fが
それぞれ配設されている。これらの光学系センサ142a,
142b,142c,142d,142e,142fの各々は、対応する仕分
けコンベヤ111上で物品Aが詰まったことを検知する機
能を有している。
【0059】また、これらの光学系センサ142a,142b,
142c,142d,142e,142fのうち、隣接ユニット81の物品
出口部102に隣接した仕分けコンベヤ111の搬送終端部の
上方位置に位置する光学系センサ142fは、物品Aの通過
を検知する物品通過検知手段としての機能を兼ねてい
る。
【0060】すなわち、この光学系センサ142fは、互い
に隣り合う隣接ユニット81,81の接続部分に位置してお
り、一方の隣接ユニット81から他方の隣接ユニット81へ
と乗り移る物品Aの存在を検知し、所定の検知信号を制
御手段6に送信する。この制御手段6は、その検知信号
に基づいて、移動中の物品Aに関する実際上の物品位置
データを取得する。
【0061】そして、この制御手段6は、取得した実際
上の物品位置データと理論上の物品位置データとを比較
手段145で比較する。次いで、この制御手段6は、実際
上の物品位置データと理論上の物品位置データとが異な
ると判断した場合、修正手段146でこの理論上の物品位
置データを修正することによって、理論上の物品位置デ
ータと実際上の物品位置データとを一致させる。そし
て、この制御手段6は、理論上の物品位置データに基づ
いて、仕分けコンベヤ111で搬送中の物品Aの位置を把
握しつつ、隣接ユニット81を制御し、物品Aを所定の仕
分け箱部105に収容して仕分ける。
【0062】ここで、例えば、図14に示すように、仕
分けコンベヤ111の長さL=450mm、仕分けコンベ
ヤ111の搬送速度V=60m/分で、ロータリーエンコ
ーダ141が30mm/パルスのものである場合、各隣接
ユニット81の搬送始端と搬送終端の距離間のパルス数
は、2700/30=90パルスとなる。
【0063】また、制御手段6は、図15に示すよう
に、物品Aに関する物品情報を記憶する記憶部147を備
えている。そして、この記憶部147には、例えば、記憶
エリア1ないし記憶エリア100が存在し、ロータリー
エンコーダ141にて1パルス入力される毎に、物品情報
はその記憶エリアを1づつスライドしていく。
【0064】なお、記憶部147に、記憶エリア1から記
憶エリア100までの100の記憶エリアを設けるの
は、理論上は、ロータリーエンコーダ141からのパルス
信号は、90パルスしか入力されないはずだが、実際
は、搬送中の物品等のずれ、滑り等により、ロータリー
エンコーダ141からのパルス信号は、例えば80ないし
100パルスとなることが考えられるからである。
【0065】そして、例えば、物品Aが、隣り合う隣接
ユニット81,81の乗移り位置、つまり光学系センサ142f
の位置に到着した際に、その物品Aに関する物品情報
が、記憶エリア85に入っていた場合、制御手段6は、
その記憶エリア85の物品情報を記憶エリア91に格納
することで、トラッキング修正をする。
【0066】次に、上記一実施の形態の動作を説明す
る。
【0067】物品Aを投入口2aに順次投入すると、この
投入された物品Aは、投入コンベヤ装置11にて搬送さ
れ、間隙設定コンベヤ装置12で搬送されつつ各物品A間
の間隙が所定距離に設定され、その後、中継コンベヤ装
置13を経て傾斜コンベヤ装置14にて搬送される。
【0068】この傾斜コンベヤ装置14による搬送中に、
仕分け先情報読取手段5にて、物品Aの仕分け先情報表
示部A1から仕分け先情報が読み取られる。
【0069】次いで、物品Aは、その仕分け先情報等に
基づいて、第1仕分け装置16にて所定の物品排出口部に
仕分けることで目的段に振り分けられてから、間隙設定
コンベヤ装置17で搬送されつつ各物品A間の間隙が所定
距離に設定され、その後、第2仕分け装置18に搬入され
る。
【0070】そして、この第2仕分け装置18に搬入され
た物品Aは、隣接ユニット81の仕分けコンベヤ111にて
案内され、所定の仕分け箱部105に仕分けられる。
【0071】ここで、例えば、ある物品Aの仕分け先
が、図7に示す隣接ユニット81の搬送終端位置の上段に
位置する仕分け箱部105に特定されたとすると、この特
定された仕分け箱部105の上方位置に位置する仕分けコ
ンベヤ111は、同じ段における上流に位置する物品受取
り姿勢にある仕分けコンベヤ111でその物品Aが搬送さ
れている間に、物品収容姿勢になる。
【0072】また、一旦物品収容姿勢になった仕分けコ
ンベヤ111は、省エネ化等を図るため、後続の物品A
が、この物品収容姿勢にある仕分けコンベヤ111と同じ
段における下流に位置する仕分けコンベヤ111に対応す
る仕分け箱部105に仕分けられるものでない限り、物品
収容姿勢を保持する。すなわち、物品収容姿勢にある仕
分けコンベヤ111は、次の物品Aが対応する仕分け箱部1
05上を通過して下流側の仕分け箱部105に仕分けられる
ものである場合に、回動により物品収容姿勢から物品受
取り姿勢に姿勢変更する。
【0073】そして、上記一実施の形態によれば、投入
搬送手段2は、投入口2aから投入された物品Aを水平状
の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜した傾斜
状の搬送方向の搬送方向に沿って搬送する。また、仕分
け搬送手段3も、投入搬送手段2からの物品Aを投入口
2a以下の高さ位置に位置する仕分け箱部105に向けて水
平状の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜した
傾斜状の搬送方向に沿って搬送する。
【0074】したがって、従来とは異なり投入口2aから
投入された物品Aを、搬送途中でその投入口2aより高い
位置まで持上げることがなく、物品Aの下降を基調とす
るので、物品Aの自重をうまく利用することにより、位
置エネルギに変換される無駄なエネルギの損失がなく、
エネルギ効率を向上でき、省エネ化を図ることできる。
なお、仕分け搬送手段3が立体型であるため、従来に比
べて、要求される設置床面面積の確保も容易である。
【0075】また、仕分け搬送手段3の第1仕分け装置
16の上段仕分けコンベヤ26、中段仕分けコンベヤ27、下
段仕分けコンベヤ28は、駆動手段30からの駆動力で回動
することにより、対応する上段物品排出口部23、中段物
品排出口部24および下段物品排出口部25側に向けて物品
投入口部21側からの物品Aを搬送可能な対応段搬送姿勢
および搬送不可能な下段送り姿勢のいずれか一方の姿勢
から他方の姿勢となり、物品Aを上段物品排出口部23、
中段物品排出口部24、下段物品排出口部25および物品排
出口部25aのいずれかに仕分けできる。
【0076】したがって、従来のようなバケットコンベ
ヤを備えた構成等に比べて、構造を簡単にできるととも
に、物品投入口部21および物品排出口部23,24,25間で
の物品Aの移動距離が短くでき、仕分け作業の効率を向
上できる。
【0077】また、駆動手段30のエアーシリンダ66は、
上段仕分けコンベヤ26、中段仕分けコンベヤ27、下段仕
分けコンベヤ28を偏心カム63に圧接させているので、偏
心カム63を高速で偏心回動させても、上段仕分けコンベ
ヤ26、中段仕分けコンベヤ27および下段仕分けコンベヤ
28のそれぞれの搬送終端側が浮き上がることがなく、効
率良くかつ適切に仕分け作業をできる。なお、この駆動
手段30は、偏心カム63によるハード的特性と、サーボモ
ータ56によるソフト的特性とを融合させた構成であるか
ら、高速で回動させる場合であっても、滑らかな位置制
御が可能である。
【0078】さらに、仕分け搬送手段3の第2仕分け装
置18の仕分けコンベヤ111は、搬送始端部が上流側に隣
接する仕分けコンベヤ111の搬送終端部より下方位置に
位置するように、搬送始端側から搬送終端側に向って上
方向に例えば約2度だけ傾斜した傾斜状の物品受取り姿
勢で、上流側からの物品を受け取るので、扁平状の物品
Aの搬送方向先端側が下方に少し折れ曲ってしても、そ
の物品Aの折れ曲り等の影響を受けることがなく、搬送
効率の低下を最小限におさえつつ、安定した仕分け作業
をできる。
【0079】また、制御手段6は、物品通過検知手段と
しての光学系センサ142fからの検知信号に基づいて実際
上の物品位置データを取得し、ロータリーエンコーダ14
1からの検知信号に基づいて理論上の物品位置データを
取得し、これらの取得した実際上の物品位置データと理
論上の物品位置データとが異なる場合に、この理論上の
物品位置データを修正することによって理論上の物品位
置データと実際上の物品位置データとを一致させるの
で、隣接ユニット81をいくら増やしても、搬送中の物品
Aの滑り等に基づく実際上の物品位置と理論上の物品位
置との誤差が、隣接ユニット81ごとに累積されることが
なく、安定した仕分け作業をできる。
【0080】なお、上記実施の形態の仕分けシステム1
は、封筒、小包み等の扁平状の物品Aを仕分けるのに最
も適したシステムであるが、扁平状の物品A以外の他の
形状の物品にも適用可能である。
【0081】また、上記いずれの実施の形態において
は、第1仕分け装置16と第2仕分け装置18との間に間隙
設定コンベヤ装置17を配設した構成として説明したが、
例えば、この間隙設定コンベヤ装置17は必ずしも必要で
はなく、また、第2仕分け装置18の隣接ユニット81の間
に位置する間隙設定コンベヤユニット83も必ずしも必要
ではない。さらに、第2仕分け装置18の隣接ユニット81
の設置状態は、設置場所に応じて適宜に変更できる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、投入搬送
手段は、投入口から投入された物品を水平状の搬送方向
および下流側に向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送方
向の少なくともいずれかの搬送方向に沿って搬送すると
ともに、仕分け搬送手段も、投入搬送手段からの物品を
投入口以下の高さ位置に位置する仕分け収容部に向けて
水平状の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜し
た傾斜状の搬送方向の少なくともいずれかの搬送方向に
沿って搬送するので、従来とは異なり投入口から投入さ
れた物品を搬送途中でその投入口より高い位置まで持上
げることがなく、物品の下降を基調とするので、物品の
自重をうまく利用することにより、位置エネルギに変換
される無駄なエネルギの損失がなく、仕分けの際にエネ
ルギ効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕分けシステムの一実施の形態を示す
平面図である。
【図2】同上仕分けシステムを示す一部を省略した正面
図である。
【図3】同上仕分けシステムの第1仕分け装置を示す正
面図である。
【図4】同上第1仕分け装置を示す平面図である。
【図5】同上第1仕分け装置の上段仕分けコンベヤ26を
示す正面図である。
【図6】同上第1仕分け装置の上段仕分けコンベヤ26を
示す側面図である。
【図7】同上仕分けシステムの第2仕分け装置を示す正
面図である。
【図8】同上第2仕分け装置を示す平面図である。
【図9】同上第2仕分け装置を示す背面図である。
【図10】同上第2仕分け装置を示す側面図である。
【図11】同上第2仕分け装置の仕分けコンベヤを示す
概要側面図である。
【図12】同上第2仕分け装置の仕分けコンベヤを示す
概要平面図である。
【図13】同上第2仕分け装置の仕分けコンベヤを示す
概要側面図である。
【図14】同上第2仕分け装置の仕分けコンベヤを示す
概要平面図である。
【図15】同上仕分けシステムの制御手段の記憶エリア
を示す図である。
【符号の説明】
1 仕分けシステム 2 投入搬送手段 2a 投入口 3 仕分け搬送手段 5 仕分け先情報読取手段 6 制御手段 A 物品 A1 仕分け先情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 雅人 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 Fターム(参考) 3F015 AA12 HA01 JC08 JC12 JC18 3F079 AA01 BA12 CA06 CB29 CB35 CC06 CC13 DA12 DA21 EA05 EA12 EA15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分け先情報表示部を有する物品が投入
    される投入口を有し、この投入口から投入された物品を
    水平状の搬送方向および下流側に向って下方向に傾斜し
    た傾斜状の搬送方向の少なくともいずれかの搬送方向に
    沿って搬送する投入搬送手段と、 この投入搬送手段で搬送中の物品の仕分け先情報表示部
    から仕分け先情報を読み取る仕分け先情報読取手段と、 前記投入搬送手段の前記投入口以下の高さ位置で互いに
    隣接した状態で縦横に並んで位置し少なくとも上方に向
    って開口した複数の仕分け収容部を有し、前記投入搬送
    手段からの物品を受け取り、この受け取った物品を前記
    仕分け収容部に向けて水平状の搬送方向および下流側に
    向って下方向に傾斜した傾斜状の搬送方向の少なくとも
    いずれかの搬送方向に沿って搬送する仕分け搬送手段
    と、 前記仕分け先情報読取手段で読み取られた物品の仕分け
    先情報に基づいて前記複数の仕分け収容部のうちからそ
    の物品に応じた仕分け収容部を特定し、この特定した仕
    分け収容部内にその物品が落下するように前記仕分け搬
    送手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    仕分けシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834155B1 (ja) * 2015-02-20 2015-12-16 日本協同企画株式会社 果菜自動選別装置
CN106583259A (zh) * 2017-01-20 2017-04-26 林钰贸 一种基于rfid技术的快递智能分拣***

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834155B1 (ja) * 2015-02-20 2015-12-16 日本協同企画株式会社 果菜自動選別装置
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