JP2001269472A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001269472A
JP2001269472A JP2000086981A JP2000086981A JP2001269472A JP 2001269472 A JP2001269472 A JP 2001269472A JP 2000086981 A JP2000086981 A JP 2000086981A JP 2000086981 A JP2000086981 A JP 2000086981A JP 2001269472 A JP2001269472 A JP 2001269472A
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JP
Japan
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board
control board
relay
lid
box
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JP2000086981A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Atsushi Saito
篤 斉藤
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継基板の基板接続端子と制御基板とを接続
するための基板接続ケーブルが相互に絡み合ったり、遊
技機の構成部材に絡み合う不具合を防止する。 【解決手段】 遊技機に配置された電気器機を制御する
制御基板150と、電気器機と制御基板150との接続
を中継するために制御基板150に対する基板接続端子
と電気器機に対する器機接続端子とをそれぞれ有する中
継基板155と、制御基板150と中継基板155とを
それぞれ収納する基板ボックス30と、を備える。中継
基板155の基板接続端子は基板ボックス30内に収納
された状態で基板接続ケーブル310、320によって
制御基板150に接続される。中継基板155の器機接
続端子は基板ボックス30から露出した状態で器機接続
ケーブル311、321によって電気器機に接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機、ス
ロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、パチンコ機において、そ
の所定位置には、モータ、ソレノイド、ランプ、スピー
カ、検出スイッチ、図柄表示装置等の各種の電気器機が
配置されている。また、パチンコ機の裏側には、前記各
種の電気器機を制御するための所要数の制御基板が配設
されている。これら制御基板と、各種の電気器機とがそ
れぞれ接続ケーブル(1、2本の接続線によって構成さ
れた接続ケーブルや複数本、多数本の接続線を備えて構
成された接続ケーブルがある。)によって電気的に接続
されるようになっている。したがって、パチンコ機に配
置される各種の電気器機の数が多くなると、これにとも
なって制御基板の数も多くなり、これら電気器機と制御
基板とをそれぞれ接続するための接続ケーブルの数も多
くなる。このため、パチンコ機の裏側において、各種の
接続ケーブルの配線が煩雑化し、これら接続ケーブルが
相互に絡み合ったり、あるいは、パチンコ機の裏側配設
部材に絡み合う不具合が生じやすくなる。このような不
具合を軽減するために、パチンコ機の裏側において、各
種の電気器機と、これに対応する制御基板との間に中継
基板を配設することが知られている。すなわち、中継基
板には、各種の電気器機に対応する器機接続コネクタ
(器機接続端子)と、各種の制御基板に対応する基板接
続コネクタ(基板接続端子)とがそれぞれ設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記中継基
板において、その器機接続コネクタを適宜に集約して、
その数を減らし、その分だけ中継基板の器機接続コネク
タと電気器機とを接続する器機接続ケーブルの本数を減
らすことは可能である。そして、器機接続ケーブルの本
数を減らすことによって、器機接続ケーブルが相互に絡
み合ったり、あるいは器機接続ケーブルがパチンコ機の
裏側配設部材に絡み合うことを防止することができる。
しなしながら、各種の制御基板に対応する基板接続コネ
クタの数は軽減することが困難であり、中継基板の基板
接続コネクタと制御基板とを接続するための基板接続ケ
ーブルの本数は依然として減らすことができない。この
ため、中継基板の基板接続コネクタと制御基板とを接続
するための基板接続ケーブルにおいては、相互に絡み合
ったり、あるいはパチンコ機の裏側配設部材に絡み合う
不具合が生じる場合があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、中継基板の基板接続端子と、制御基板とを接続する
ための基板接続ケーブルが相互に絡み合ったり、遊技機
の構成部材に絡み合う不具合を防止することできる配線
接続構造をもつ遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとお
りの構成を要旨とする。したがって、基板ボックス内に
おいて、中継基板の基板接続端子が基板接続ケーブルに
よって制御基板に容易にかつ確実に接続される。さら
に、基板ボックス内に中継基板が配設されるため、短い
基板接続ケーブルを用いて制御基板と中継基板とを接続
することができるとともに、基板接続ケーブルが相互に
絡み合ったり、遊技機の構成部材に絡み合う不具合が解
消される。また、基板ボックス内において、基板接続ケ
ーブルによって中継基板と制御基板とが接続される構造
上、制御基板の片側寄りあるいは周縁部近傍の限られた
スペースに中継基板に対する接続端子(コネクタ)を配
設する必要性を解消することが可能となる。言い換える
と、制御基板の中央部近傍の任意の位置に接続端子を配
設しても、その制御基板の接続端子と、中継基板の基板
接続端子とを基板接続ケーブルによって容易に接続する
ことができる。このため、制御基板に対する回路部品の
配設や、パターン配線の設計の自由度が高められる。
【0006】また、第2の発明に係る遊技機は、請求項
2に記載のとおりの構成を要旨とする。したがって、基
板ボックスのベース体に開閉可能に装着された蓋体の制
御基板用蓋板部によって制御基板を覆い、中継基板用蓋
板部によって中継基板を覆い、さらに、中継基板用蓋板
部の開口部から中継基板の器機接続端子を露出させるこ
とによって、その器機接続端子に対する器機接続線の接
続作業の悪化を防止しながら、制御基板に対する不正行
為の防止を良好に図ることができる。
【0007】また、第3の発明に係る遊技機は、請求項
3に記載のとおりの構成を要旨とする。したがって、1
つの基板ボックスの基板配設領域には複数の制御基板
と、これら複数の制御基板が接続される1つの中継基板
とがそれぞれ収納されることによって、各制御基板をそ
れぞれ専用の基板ボックスに収納する必要性を解消する
ことができる。このため、各制御基板に対する専用の基
板ボックスを製作する手間を削減することができ、その
分だけ、部品点数や組付工数を軽減してコスト低減を図
ることが可能となる。また、複数の制御基板と、1つの
中継基板とを接続するために、1つの中継基板に設けら
れる基板接続端子(コネクタ)の数よりも、同中継基板
に設けられる器機接続端子(コネクタ)の数を減らすこ
とも可能となる。すなわち、複数の制御基板と所望とす
る電気器機、例えば、ランプ、スピーカ等とを接続する
ために、中継基板にはその所望とする電気器機に対する
器機接続端子(コネクタ)を1つにまとめ、1つの接続
ケーブルによって各制御基板と電気器機とを接続するこ
とができる。このため、各制御基板と電気器機とを接続
する接続ケーブルの数も減らすことができ、接続ケーブ
ルの数を減らした分だけ接続作業が容易となるととも
に、接続不良を軽減することができる。しかも、不正行
為の防止管理も容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。遊技機としてのパチンコ機を背面側
から表した図9と、図9のXーX線に基づく断面で表し
た図10において、遊技機としてのパチンコ機1の外枠
2は方形枠状に形成され、その前側には前枠3が前枠ヒ
ンジ機構(図示しない)によって開閉可能に装着されて
いる。前枠3の開口窓部には、ガラス扉4が開閉可能に
装着され、同前枠3の裏面には、その開口窓の周縁部に
沿って基枠5が装着されている。基枠5の枠内には遊技
盤6が着脱可能に嵌込まれ、同基枠5にはその片側の枠
部に設けられた裏セットヒンジ機構11によって裏セッ
ト板10が開閉可能に装着されている。さらに、基枠5
の所定位置には同基枠5に対し裏セット板10を閉じ状
態に保持するための所要数の留め具12が裏セット板1
0に対し係脱可能に設けられている。
【0009】裏セット板10は、合成樹脂の射出成形に
よって所望とする形状に形成されている。そして、裏セ
ット板10の裏面側には、その上部から下部に向けて球
タンク13、タンクレール14、球払出装置(図示しな
い)等が装着されている。また、裏セット板10の裏面
には、球タンク13及びタンクレール14が配設されて
いる部分を除くほぼ全域にわたってボックス装着部16
が設けられている。また、この実施の形態において、図
1〜図3に示すように、裏セット板10裏面のボックス
装着部16には、ボックスヒンジ機構17によって制御
ボックス装置29が開閉可能に装着されている。ボック
スヒンジ機構17を構成するヒンジ板18とヒンジ軸1
9のうち、ヒンジ板18がボックス装着部16の一側寄
りの上下部2箇所に設けられている。また、ボックス装
着部16の他側寄りには、後述するベース体31と第1
の蓋体60に対する共通の拘束手段としての上下一対の
拘束用突部20と、後述するベース体31と第2の蓋体
100に対する拘束手段としての上下一対の拘束用突部
25とがそれぞれ一体状に突設されている。これら各一
対の拘束用突部20、25は、その根本部側軸部が大径
で先端側の差込軸部21、26が小径の段差軸状にそれ
ぞれ形成されている。
【0010】図8に示すように、制御ボックス装置29
は、各種のモータ、ソレノイド、ランプ、スピーカ、図
柄表示装置等を制御するためのもので、主制御基板15
0、電源基板160、賞球制御基板170、発射制御基
板180、音声制御基板190、ランプ制御基板20
0、等の各種の制御基板、及び中継基板155、220
を収納する基板ボックス30を備えている。図1〜図3
に示すように、基板ボックス30は、ベース体31と第
1、第2の蓋体60、100とをそれぞれ備え、これら
ベース体31及び第1、第2の両蓋体60、100は、
合成樹脂の射出成形によってそれぞれ形成されている。
【0011】また、ベース体31は、裏セット板10の
裏面のほぼ全域(球タンク13及びタンクレール14が
配設されている部分は除く)にわたる大きさに形成され
ている。図1に示すように、ベース体31の裏面の上下
部には、第1基板配設領域50と第2基板配設領域55
とがそれぞれ区画形成されている。また、ベース体31
の裏面には第1基板配設領域50と第2基板配設領域5
5とをそれぞれ取り囲むようにして上外壁部32、中間
仕切壁35、下外壁部40、一側の側壁部45及び他側
の側壁部47がそれぞれ突設されている。また、ベース
体31の一側の側壁部45の上下部2箇所には、ボック
ス装着部16のヒンジ板18のヒンジ孔にそれぞれ回動
並びに挿脱可能に差し込まれるヒンジ軸19が設けられ
ている。そして、ヒンジ板18とヒンジ軸19とを有す
るボックスヒンジ機構17によって、ボックス装着部1
6に対し基板ボックス30が、そのベース体31におい
て開閉可能に装着されている。
【0012】また、図2〜図4に示すように、ベース体
31の他側の側壁部47には、ボックス装着部16の他
側寄りに突設された拘束手段としての上下各一対の拘束
用突部20、25に対応する位置において張出部48が
所定長さだけ張り出されている。そして、ベース体31
の張出部48には、ボックス装着部16の上下各一対の
拘束用突部20、25の差込軸部21、26が差し込ま
れて位置決めされ、かつベース体31を移動不能に閉じ
位置に拘束する被拘束部としての被拘束用孔49がそれ
ぞれ形成されている。また、ベース体31の中間仕切壁
35と他側の側壁部47との交差部近傍には延出部46
が設けられている。そして、ベース体31の延出部46
と、その延出部46に対向するボックス装着部16の一
部分との間には、ベース体31を閉じ状態に施錠するた
めの施錠装置90が配設されている。
【0013】図1と図7に示すように、施錠装置90
は、ベース体31の延出部46の内部に固定されたシリ
ンダ錠91を主体として構成され、そのシリンダ錠91
の鍵穴はベース体31の延出部46の板面に露出してい
る。シリンダ錠91の錠軸93の前端部には錠板94が
固定され、この錠板94に係脱可能に係合する係止孔9
6を有する金属板等の耐磨耗性及び剛性を有する係止板
95が裏セット板10のボックス装着部16の所定位置
に固定されている。なお、この実施の形態において、パ
チンコ機の前枠3及びガラス扉4を施錠・解錠するため
のシリンダ錠に対応する鍵を共用して使用できるよう
に、前記シリンダ錠91の施錠・解錠の設定がなされて
いる。これによって鍵の保管・管理等が煩雑化する不具
合が解消されている。
【0014】図2と図5に示すように、ベース体31の
第1基板配設領域50の底部をなす底板部51には、主
制御基板150と、中継基板220とをそれぞれ取り付
けるための所要数の基板取付用ボス52がそれぞれ突設
されている。そして、各基板取付用ボス52に対し主制
御基板150と中継基板220とがそれぞれ上下に隣接
して載置されかつこれら主制御基板150と中継基板2
20とを通してビスがそれぞれねじ込まれることによっ
て主制御基板150と中継基板220とが取り付けられ
るようになっている。
【0015】また、図3、図6及び図7に示すように、
ベース体31の第2基板配設領域55の底部をなす底板
部56には、電源基板160と、その電源基板160を
周囲を取り囲むようにして、賞球制御基板170、発射
制御基板180、音声制御基板190、ランプ制御基板
200、及び中継基板220をそれぞれ取り付けるため
の所要数の基板取付用ボス57がそれぞれ突設されてい
る。そして、第2基板配設領域55のほぼ中央部におい
て、各基板取付用ボス57に対し電源基板160が載置
され、その電源基板160を通してビスがねじ込まれる
ことによって電源基板160が取り付けられるようにな
っている。また、第2基板配設領域55には、電源基板
160の下方に隣接して、発射制御基板180が、右側
に隣接して賞球制御基板170が、左側の上下部に隣接
してランプ制御基板200と音声制御基板190とが各
基板取付用ボス57とビスによってそれぞれ取り付けら
れている。さらに、ランプ制御基板200、電源基板1
60及び賞球制御基板170の上方に跨って中継基板2
20が各基板取付用ボス57とビスによって取り付けら
れるようになっている(図8参照)。
【0016】ベース体31の第1基板配設領域50と第
2基板配設領域55とをそれぞれ区画して囲む上外壁部
32、中間仕切壁35、下外壁部40及び一側の側壁部
45は、それぞれ前側(ボックス装着部16側)が開口
する断面ほぼコの字状に形成されている。そして、図5
に示すように、第1基板配設領域50において、上外壁
部32と中間仕切壁35との相対する内壁部の内側には
それぞれ溝部を隔ててガイドレール34、37が形成さ
れている。また、図2に示すように、第1基板配設領域
50において、一側の側壁部45の内壁部には、溝部を
隔てて内側壁46aが形成されている。さらに、第1基
板配設領域50を囲む上外壁部32、中間仕切壁35及
び一側の側壁部45には、後述する第1の蓋体60を着
脱可能に装着するための多数個の装着孔58が、壁方向
に所定の間隔ピッチをもって各壁部の突出端をなす端壁
部から内壁にわたってそれぞれ切り欠き状に形成されて
いる(図1参照)。
【0017】図5に示すように、第2基板配設領域55
において、中間仕切壁35と下外壁部40との相対する
内壁部の内側にはそれぞれ溝部を隔ててガイドレール3
9、42が形成されている。また、図3に示すように、
第2基板配設領域55において、一側の側壁部45の内
壁部には、溝部を隔てて内側壁46bが形成されてい
る。さらに、第2基板配設領域55を囲む中間仕切壁3
5、下外壁部40及び一側の側壁部45には、後述する
第2の蓋体100を着脱可能に装着するための多数個の
装着孔59が、壁方向に所定の間隔ピッチをもってかつ
各壁部の突出端をなす端壁部から内壁にわたってそれぞ
れ切り欠き状に形成されている。
【0018】ベース体31の第1基板配設領域50に
は、主制御基板150と中継基板155とを収納して保
護するための第1の蓋体60が着脱開閉可能に装着され
ている。また、ベース体31の第2基板配設領域55に
は、電源基板160、賞球制御基板170、発射制御基
板180、音声制御基板190、ランプ制御基板20
0、及び中継基板220を収納して保護するための第2
の蓋体100が着脱開閉可能に装着されている。
【0019】第1の蓋体60は、主制御基板150の全
体、並びに中継基板155の上半部を覆う制御基板用蓋
板部61と、中継基板155の下半部を覆う中継基板用
蓋板部70とを備え、かつ制御基板用蓋板部61が高く
中継基板用蓋板部70が低い段差箱形状に形成されてい
る。さらに、図2と図5に示すように、制御基板用蓋板
部61の四周縁には、上壁部64、仕切壁69、一側の
側壁部75及び他側の側壁部78がそれぞれベース体3
1に向けてほぼ直角状に延出されている。そして、仕切
壁69のほぼ中間高さ位置から中継基板用蓋板部70が
延出されている。中継基板用蓋板部70の下縁部には、
下壁部71が形成され、左右両側部には、一側の側壁部
75及び他側の側壁部78に連続する側壁部が形成され
ている。
【0020】また、制御基板用蓋板部61の周囲には補
強用環状凹凸部62が形成され、内面には複数条の内側
リブ63が形成されている。さらに、制御基板用蓋板部
61には放熱用孔68が適宜に形成されている(図1参
照)。また、図6に示すように、中継基板用蓋板部70
には、中継基板155上に配置された各種のコネクタを
露出するためのコネクタ開口部82が形成され、中継基
板用蓋板部70の内面には、そのコネクタ開口部82の
周囲を覆う囲い壁83が突設されている。この囲い壁8
3の先端は中継基板155の板面に接近または当接する
位置まで延出されている。
【0021】図5に示すように、第1の蓋体60の上壁
部64と下壁部71には、ベース体31の第1基板配設
領域50のガイドレール34、37が差し込まれる溝部
をもってスライド部66、73がそれぞれ形成されてい
る。図6に示すように、第1の蓋体60の両スライド部
66、73の外側面には、第1基板配設領域50の上下
の各装着孔58の後方からこれら装着孔58に差し込ま
れる閉止片67が突設されている。さらに、第1の蓋体
60の一側の側壁部75には、ベース体31の第1基板
配設領域50の一側の側壁部45の内側壁46bが所定
量だけ相対的に移動可能に差し込まれる溝部をもって外
壁部76が形成されている。そして、この外壁部76の
外側面には、第1基板配設領域50の一側の各装着孔5
8の後方からこれら各装着孔58に差し込まれる閉止片
67がそれぞれ突設されている。
【0022】また、図2に示すように、第1の蓋体60
の他側の側壁部78には、ベース体31の第1基板配設
領域50の他側の側壁部47が所定量だけ相対的に移動
可能に差し込まれる溝部をもって外壁部79が形成され
ている。また、他側の側壁部78の外壁部79の先端部
には、ベース体31の他側の側壁部47の張出部48に
近接して張出部80が形成されている。この張出部80
の上下2箇所には、図2と図4に示すように、裏セット
板10のボックス装着部16の上部寄り部分で一対をな
す拘束手段としての拘束用突部20がその差込軸部21
においてそれぞれ差し込まれることで位置決され、第1
の蓋体60を移動不能に閉じ位置に拘束する被拘束部と
しての被拘束用凹部81が形成されている。
【0023】また、第1の蓋体60の他側の側壁部78
と、これに対向するベース体31の他側の側壁部47と
の間には第1の封印手段130が配設されている。図4
に示すように、第1の封印手段130は、複数の封印部
131を有している。こられ封印部131は、封印ボス
部132、封印締付部134及びこれら封印ボス部13
2と封印締付部134とを締め付ける封印ネジ(図示し
ない)とを備えている。さらに、封印ボス部132は、
ベース体31の他側の側壁部47から切断可能に延出さ
れた切断用連結片の先端部に形成され、封印締付部13
4は、第1の蓋体60の他側の側壁部78から切断可能
に延出された切断用連結片の先端部に形成されている。
また、封印ネジ(図示しない)としては、締め付け方向
へは回転して締め付けられ反対方向には回転不能に形成
されたワンウエーねじや、所定値以上の締め付けトルク
で頭部が切断される切断ねじ等が用いられる。
【0024】図3、図5及び図6に示すように、ベース
体31の第2基板配設領域55に着脱開閉可能に装着さ
れる第2の蓋体100は、電源基板160、賞球制御基
板170、発射制御基板180、音声制御基板190、
ランプ制御基板200、及び中継基板220の下部を覆
う制御基板用蓋板部101と、中継基板220の上半部
を覆う中継基板用蓋板部110とを備え、かつ制御基板
用蓋板部101が高く中継基板用蓋板部110が低い段
差箱形状に形成されている。さらに、図3と図5に示す
ように、制御基板用蓋板部101の四周縁には、仕切壁
109、下壁部111、一側の側壁部115及び他側の
側壁部118がそれぞれベース体31に向けてほぼ直角
状に延出されている。そして、図5に示すように、仕切
壁109のほぼ中間高さ位置から中継基板用蓋板部11
0が延出されている。また、中継基板用蓋板部110の
上縁部には上壁部104が形成されている。
【0025】図3と図5に示すように、第2の蓋体10
0においても、第1の蓋体60とほぼ同様にして制御基
板用蓋板部101の周囲には補強用環状凹凸部102が
形成され、内面には複数条の内側リブ103が形成され
ている。さらに、制御基板用蓋板部101には放熱用孔
68が適宜に形成されている。また、図6に示すよう
に、中継基板用蓋板部110には、中継基板220上に
配置された各種のコネクタを露出するためのコネクタ開
口部122が形成され、中継基板用蓋板部110の内面
には、そのコネクタ開口部82の周囲を覆う囲い壁12
3が突設されている。この囲い壁123の先端は中継基
板220の板面に接近または当接する位置まで延出され
ている。
【0026】さらに、図5に示すように、第2の蓋体1
00の上壁部104と下壁部111には、ベース体31
の第2基板配設領域55のガイドレール39、42が差
し込まれる溝部をもってスライド部106、113がそ
れぞれ形成されている。これらスライド部106、11
3の外側面には、第2基板配設領域55の上下の各装着
孔59の後方からこれら装着孔59にそれぞれ差し込ま
れる閉止片107が突設されている。また、図3に示す
ように、第2の蓋体100の一側の側壁部115には、
ベース体31の第2基板配設領域55の一側の側壁部1
15の内側壁が所定量だけ相対的に移動可能に差し込ま
れる溝部をもって外壁部116が形成されている。そし
て、この外壁部116の外側面には、第2基板配設領域
55の一側の各装着孔59の後方からこれら各装着孔5
9にそれぞれ差し込まれる閉止片107が突設されてい
る。
【0027】また、図3に示すように、第2の蓋体10
0の他側の側壁部118には、ベース体31の第2基板
配設領域55の他側の側壁部47が所定量だけ相対的に
移動可能に差し込まれる溝部をもって外壁部119が形
成されている。また、他側の側壁部118の外壁部11
9の先端部には、ベース体31の他側の側壁部47の張
出部48に近接して張出部120が形成されている。こ
の張出部120の上下2箇所には、ボックス装着部16
の拘束用突部25がその差込軸部26においてそれぞれ
差し込まれて位置決めされ、第2の蓋体100を移動不
能に閉じ位置に拘束する被拘束部としての被拘束用凹部
121が形成されている。また、第2の蓋体100の他
側の側壁部118と、これに対向するベース体31の他
側の側壁部47との間には第2の封印手段140が配設
されている。図4に示すように、第2の封印手段140
は、第1の封印手段130とほぼ同様に構成され、複数
の封印部141を有している。こられ封印部141は、
封印ボス部142、封印締付部144及びこれら封印ボ
ス部142と封印締付部144とを締め付ける封印ネジ
147とを備えている。
【0028】また、この実施の形態において、図3に示
すように、第2基板配設領域55のほぼ中央部に位置す
る底板部56上には、撓み防止用ボス145が、第2の
蓋体100の制御基板用蓋板部101の内面に接近する
位置まで突設されている。そして、第2の蓋体100の
制御基板用蓋板部101を通してビス146が撓み防止
用ボス145にねじ込まれることによって、第2の蓋体
100が大型化した場合においても、制御基板用蓋板部
101の撓みが防止され、制御基板用蓋板部101の撓
みが原因となる不具合が解消されるようになっている。
【0029】すなわち、この実施の形態において、基板
ボックス30のベース体31に対し第1の蓋体60と第
2の蓋体100とをそれぞれ組み付ける場合、裏セット
板10のボックス装着部16に対しベース体31が取り
外された状態で行われたり、あるいは、ボックス装着部
16に対し、ベース体31がヒンジ軸19を支点として
後方に開かれた状態で行われる。
【0030】まず、基板ボックス30のベース体31の
第1基板配設領域50に対し、第1の蓋体60を装着す
る場合、第1基板配設領域50の上下部及び一側部に配
設された各装着孔58に対し第1の蓋体60の上下部と
一側部に設けられた各閉止片67を位置合わせしなが
ら、第1基板配設領域50の後方から第1の蓋体60を
嵌込む。すると、第1基板配設領域50の各装着孔58
に対し第1の蓋体60の各閉止片67がそれぞれ差し込
まれる。この際、ベース体31の第1基板配設領域50
のガイドレール34、37と、第1の蓋体60のスライ
ド部66、73とが相互の溝部においてそれぞれ互い違
いに嵌込まれる。
【0031】ここで、第1の蓋体60を一方向(図1に
向かって右側)に所定量だけ、例えば、ベース体31の
他側の側壁部47に対し第1の蓋体60の他側の側壁部
78が当接する位置までスライドさせることによって、
第1の蓋体60の各閉止片67が各装着孔58の開口縁
部に係合する。そして、前記各閉止片67による係合力
によってベース体31の第1基板配設領域50に対し第
1の蓋体60が浮き上がることなく閉止位置に係止され
る(図2、図5及び図6参照)。また、第1の蓋体60
が前記閉止位置に配置されることによって、第1の蓋体
60の被拘束用凹部81とベース体31の被拘束用孔4
9とが同一中心線上に位置合わせされる。さらに、第1
の蓋体60に対する第1の封印手段130においても、
その各封印部131の封印ボス部132と封印締付部1
34とが同一中心線上に位置合わせされる(図2及び図
4参照)。
【0032】また、ベース体31の第2基板配設領域5
5に対し第2の蓋体100を装着する場合、前記第1の
蓋体60を装着する場合とほぼ同様にして、第2基板配
設領域55の各装着孔59に対し第2の蓋体100の各
閉止片107を位置合わせしながら、第2基板配設領域
55の後方から第2の蓋体100を嵌込む。その後、ベ
ース体31の他側の側壁部47に対し第2の蓋体100
の他側の側壁部118が当接する位置まで、第2の蓋体
100を一方向にスライドさせることによって、第2の
蓋体100の各閉止片107が各装着孔の開口縁部に係
合する(図3、図5及び図6参照)。これによって、ベ
ース体31の第2基板配設領域55に対し第2の蓋体1
00が浮き上がることなく閉止位置に係止される。さら
に、第2の蓋体100の被拘束用凹部とベース体31の
係止孔とが同一中心線上に位置合わせされるとともに、
第2の蓋体100に対する第2の封印手段140におい
ても、その各封印部141の封印ボス部142と封印締
付部144とが同一中心線上に位置合わせされる(図3
及び図4参照)。
【0033】前記したようにしてベース体31に第1の
蓋体60と第2の蓋体100とが組み付けられて基板ボ
ックス30が構成されるとともに、そのボックス内に各
種の制御基板150、160、170、180、19
0、200及び中継基板155、220が収納されて制
御ボックス装置29が構成される。裏セット板10のボ
ックス装着部16に対し、制御ボックス装置29を、そ
のベース体31において装着する場合、ボックス装着部
16の上下一対のヒンジ板18の上方からベース体31
の上下一対のヒンジ軸19がそれぞれ差し込まれて組み
付けられる。
【0034】その後、裏セット板10のボックス装着部
16に対し、制御ボックス装置29が、そのベース体3
1のヒンジ軸19を支点として閉じられる。すると、第
1の蓋体60の被拘束用凹部81とベース体31の被拘
束用孔49とがボックス装着部16の拘束用突部20に
それぞれ嵌込まれて位置決めされ、第1の蓋体60が移
動不能にかつ閉じ状態に拘束されるとともに、第2の蓋
体100の被拘束用凹部121とベース体31の被拘束
用孔49とがボックス装着部16の拘束用突部25に嵌
込まれて位置決めされ、第2の蓋体100が移動不能に
かつ閉じ状態に拘束される。ここで、施錠装置90のシ
リンダ錠91の鍵穴に鍵(図示しない)を差し込み、そ
の鍵操作によって錠軸93を所定方向に例えば90度回
動する。すると、錠軸93の錠板94が施錠位置に配置
され、ボックス装着部16の係止板95に係合する(図
7参照)。これによって、ボックス装着部16に対し制
御ボックス装置29がそのベース体31において施錠さ
れる。
【0035】また、第1の封印手段130の複数の封印
部131のうち、任意の封印部131の封印締付部13
4から封印ボス部132に対し封印ネジ(図示しない)
がねじ込まれることによってベース体31に対し第1の
蓋体60が封印される。また、第2の封印手段140の
複数の封印部141のうち、任意の封印部141の封印
締付部144から封印ボス部142に対し封印ネジがね
じ込まれることによってベース体31に対し第2の蓋体
100が封印される。
【0036】また、制御ボックス装置29の各種の制御
基板150、160、170、180、190、200
の保守・点検を行う場合、前記とは逆の手順に操作する
ことによって、裏セット板10のボックス装着部16に
対し制御ボックス装置29がヒンジ軸19を支点として
開かれ、あるいは取り外される。また、第1の封印手段
130及び第2の封印手段140において封印ネジ(図
示しない)によって封印状態にある各封印部(封印締付
部134、144と封印ボス部132、142)13
1、141は、その切断用連結片において取り除かれ
る。そして、ベース体31に対し第1の蓋体60及び第
2の蓋体100が取り外された状態で、各種の制御基板
150、160、170、180、190、200の保
守・点検が容易に行われる。
【0037】前記したように、この実施の形態におい
て、また、基板ボックス30のベース体31対し、第1
の蓋体60を装着する場合、ベース体31の装着孔58
に対し各閉止片67、74を差し込んだ後、第1の蓋体
60を一方向(図に向かって右側)にスライドさせるこ
とによって、第1の蓋体60の各閉止片67が各装着孔
58の開口縁部に係合し、これによって、ベース体31
対し第1の蓋体60を容易に装着することができる。ま
た、ベース体31に対し第2の蓋体100を装着する場
合においてもほぼ同様に操作することによってベース体
31対し第2の蓋体100を容易に装着することができ
る。
【0038】また、第1の蓋体60(及び第2の蓋体1
00)は四角箱形状に形成され、その四周部のうち、上
下両側部と一側部の計3辺の長手方向にそれぞれ所定間
隔を保って複数の閉止片67(107)が配設されてい
る。さらに、第1の蓋体60(及び第2の蓋体100)
の残る他辺において第1の封印手段130(第2の封印
手段140)が配設される。このため、第1の蓋体60
(及び第2の蓋体100)の四周部に対し数多くの第1
の封印手段130(第2の封印手段140)を配設する
必要性を解消することができるばかりでなく、ベース体
31に対し、第1の蓋体60(及び第2の蓋体100)
を浮き上がることなく確実かつ強固に閉止保持すること
ができる。このため、ベース体31と第1の蓋体60
(及び第2の蓋体100)との間に金属板、針金等の異
物が差し込まれることを確実に阻止することができ、異
物の差し込みによって第1の蓋体60(及び第2の蓋体
100)が強制的に開かれる不具合を確実に防止するこ
とができ、不正行為を防止することができる。
【0039】また、この実施の形態において、ベース体
31の第1基板配設領域50(及び第2基板配設領域5
5)のガイドレール34、37(及びガイドレール3
9、42)と、第1の蓋体60(及び第2の蓋体10
0)のスライド部66、73(ス及びライド部106、
113)とが相互の溝部においてそれぞれ互い違いに嵌
込まれる構造上、ベース体31と第1の蓋体60(及び
第2の蓋体100)との間に金属板、針金等の異物が差
し込まれることをより一層確実に防止することができ、
不正行為の防止に効果が大きい。
【0040】また、裏セット板10のボックス装着部1
6に対し、制御ボックス装置29を装着する場合、ボッ
クス装着部16の上下一対のヒンジ板18の上方からベ
ース体31の上下一対のヒンジ軸19をそれぞれ差し込
んで組み付けた後、ヒンジ軸19を支点として制御ボッ
クス装置29を閉じことによって、第1の蓋体60の被
拘束用凹部81とベース体31の被拘束用孔49とがボ
ックス装着部16の拘束用突部20に嵌込まれて位置決
めされ、第1の蓋体60が移動不能にかつ閉じ状態に拘
束されるとともに、第2の蓋体100の被拘束用凹部1
21とベース体31の被拘束用孔49とがボックス装着
部16の拘束用突部25に嵌込まれて位置決めされ、第
2の蓋体100が移動不能にかつ閉じ状態に拘束され
る。そして、この状態において、ベース体31に対し第
1の蓋体60と第2の蓋体100とが取り外し不能にロ
ック(拘束)される。このため、第1の封印手段130
あるいは第2の封印手段140において封印ネジが不測
に取り外されたり、あるいは各封印部が不測に切断され
たとしても、第1の蓋体60あるいは第2の蓋体100
が開放されて不正行為がなされる不具合を防止すること
ができる。
【0041】このようにして、ボックス装着部16の拘
束用突部20、25に対しベース体31の被拘束用孔4
9と第1、第2の両蓋体60の被拘束用凹部81、12
1とを嵌込むという、きわめて簡単な操作によってボッ
クス装着部16に対し制御ボックス装置29を容易に位
置決めし、かつ移動不能に閉じ位置に拘束することがで
きる。さらに、前記とは逆の手順で操作することによっ
て、ボックス装着部16に対し制御ボックス装置29を
容易に取り外すことができる。このため、従来を異な
り、複数の締め付けねじを制御ボックス装置29のベー
ス体31を通してボックス装着部16に締め付けて取り
付けたり、あるいは複数の締め付けねじを外して取り外
す、という煩わしさも解消することができる。
【0042】また、この実施の形態において、施錠装置
90のシリンダ錠91の鍵穴に鍵を差し込み、その鍵操
作によってボックス装着部16に対し制御ボックス装置
29を、そのベース体31において施錠することができ
る。このため、制御ボックス装置29がヒンジ軸19を
支点として不測に開かれることを防止することができ、
ベース体31に対し第1の蓋体60や第2の蓋体100
が取り外されて各種の制御基板に対する不正行為がなさ
れる不具合を防止することができる。また、施錠装置9
0のシリンダ錠91は、パチンコ機1の前枠3及びガラ
ス扉4を施錠・解錠するためのシリンダ錠に対応する鍵
を共用して使用できるように設定されている。このた
め、施錠装置90の専用の鍵を準備し、その鍵を保管・
管理する煩わしさを解消することができる。
【0043】また、この実施の形態において、基板ボッ
クス30は、裏セット板10の裏面のほぼ全域(球タン
ク13及びタンクレール14が配設されている部分は除
く)にわたる大きさに形成され、その基板ボックス30
には、各種の制御基板150、160、170、18
0、190、200及び中継基板155、220が集中
して収納される。このため、各種の制御基板に対応して
それぞれ個別に形成された基板ボックスに対し制御基板
をそれぞれ内設して、各種の制御ボックス装置を構成す
る必要性を解消することができる。この結果、各種の制
御ボックス装置をそれぞれ個別に制作する制作コスト、
これら各種の制御ボックス装置をパチンコ機の裏面側に
点在させて装着する組付コスト等を削減することができ
る。
【0044】また、この実施の形態において、ベース体
31には、第1基板配設領域50と第2基板配設領域5
5とがそれぞれ区画形成され、第1基板配設領域50に
は、主制御基板150と中継基板155が配設され、か
つ第1の蓋体60によって覆われている。第2基板配設
領域55には、電源基板160、賞球制御基板170、
発射制御基板180、音声制御基板190、ランプ制御
基板200、及び中継基板220が配設され、かつ第2
の蓋体100によって覆われている。このため、蓋体が
過大に大型化し、強度が著しく低下する不具合を防止す
ることができる。
【0045】次に、基板ボックス30の第1基板配設領
域50に配置された主制御基板150、中継基板155
並びに第2基板配設領域55に配置された電源基板16
0、賞球制御基板170、発射制御基板180、音声制
御基板190、ランプ制御基板200、及び中継基板2
20の配線接続構造を図11〜図13にしたがって説明
する。まず、第1基板配設領域50において、主制御基
板150には、主制御回路を構成する各種回路部品(C
PU、RAM、ROM等)やプリント配線によるパター
ン配線が配置されるとともに、主制御基板150の一側
寄り(中継基板155に接近して隣接する片側寄り)に
おいて接続端子としての所要数のコネクタが配設されて
いる。
【0046】一方、中継基板155には、その一側寄り
(主制御基板150に接近して隣接する片側寄り)にお
いて主制御基板150の各コネクタにそれぞれ対応する
基板接続端子としての所要数の基板接続コネクタが配置
されている。そして、基板接続コネクタは、接続ケーブ
ル310、320、330、340、350によって主
制御基板150の各コネクタとそれぞれ電気的に接続さ
れている。また、中継基板155には、その他側寄りに
おいて、器機接続端子としての所要数の器機接続コネク
タと、所要数の中継接続コネクタとがそれぞれ配置され
ている。さらに、前記各基板接続コネクタと所要数の器
機接続コネクタ及び所要数の中継接続コネクタは、中継
基板155にプリント配線されたパターン配線によって
それぞれ接続されている。
【0047】中継基板155の器機接続コネクタには、
遊技盤6の裏側に配設されたパネル中継基板及び図柄制
御基板にそれぞれ対応する器機接続ケーブル311、3
21の端末コネクタが差し込まれ、これによって、主制
御基板150と、パネル中継基板及び図柄制御基板が電
気的に接続されるようになっている。また、中継基板1
55の中継接続コネクタには、中継接続ケーブル33
1、341、375aの一端側の端末コネクタがそれぞ
れ差し込まれて接続される。
【0048】第2基板配設領域55のほぼ中央部に配設
された電源基板160には、電源電圧、例えば、AC2
4Vを、所望とする制御信号用電圧、例えば、DC5
V、2系統のDC12V(DC12V1、DC12V
2)、DC34V、脈流24V等にそれぞれ変換調整す
る電源回路(整流回路、電圧調整回路等を含む)が設け
られている。また、電源基板160には、その周縁部近
傍において、電源コネクタ及び各制御基板に対するコネ
クタが配置されている。
【0049】図11に向かって、電源基板160の右側
に接近して隣接する位置に配設された賞球制御基板17
0、下側に接近して隣接する位置に配設されたの発射制
御基板180、左側の上下部に接近して隣接する位置に
配設されたランプ制御基板200及び音声制御基板19
0には、それぞれ所要数のコネクタが配置されている。
そして、電源基板160と賞球制御基板170とは、そ
の各コネクタに接続ケーブル371が差し込まれること
で電気的に接続され、電源基板160と発射制御基板1
80とは、その各コネクタに接続ケーブル372が差し
込まれることで電気的に接続されている。さらに、電源
基板160とランプ制御基板200とは、その各コネク
タに接続ケーブル374が差し込まれることで電気的に
接続され、電源基板160と音声制御基板190とは、
その各コネクタに接続ケーブル373が差し込まれるこ
とで電気的に接続されている。また、賞球制御基板17
0と発射制御基板180とは、その各コネクタに接続ケ
ーブル343、380がそれぞれ差し込まれることで電
気的に接続され、ランプ制御基板200と音声制御基板
190とは、その各コネクタに接続ケーブル390、3
94がそれぞれ差し込まれることで電気的に接続されて
いる。
【0050】電源基板160、賞球制御基板170及び
ランプ制御基板200、の上側に跨って配設された中継
基板220には、その一側寄り(電源基板160、賞球
制御基板170及びランプ制御基板200に接近して隣
接する片側寄り)において電源基板160、賞球制御基
板170及びランプ制御基板200の各コネクタにそれ
ぞれ対応する基板接続端子としての所要数の基板接続コ
ネクタ及び電源コネクタがそれぞれ配置されている。そ
して、中継基板220と電源基板160とは、その相互
に設けられたコネクタに基板接続ケーブル375、37
6及び電源ケーブル361がそれぞれ差し込まれること
によって電気的に接続される。また、中継基板220と
賞球制御基板170(発射制御基板180も含む)と
は、その相互に配設されたコネクタに基板接続ケーブル
342、381、382がそれぞれ差し込まれることに
よって電気的に接続される。さらに、中継基板220と
ランプ制御基板200(音声制御基板190も含む)と
は、その相互に配設されたコネクタに基板接続ケーブル
332、391、392がそれぞれ差し込まれることに
よって電気的に接続される(図11及び図12参照)。
【0051】また、中継基板220には、その他側寄り
において、器機接続端子としての所要数の器機接続コネ
クタと、所要数の中継接続コネクタとがそれぞれ配置さ
れるとともに、電源コード360が延出されている。そ
して、前記各基板接続コネクタと所要数の器機接続コネ
クタ及び中継接続コネクタは、中継基板220にプリン
ト配線されたパターン配線によってそれぞれ接続され、
さらに、電源コード360は、電源コネクタに接続され
ている(図12参照)。また、中継基板220の器機接
続コネクタには、遊技盤6の裏側に配設された図柄制御
基板、遊技盤6に所定位置に組み付けられたランプ、ス
ピーカ、賞球モータ、発射モータにそれぞれ対応する器
機接続ケーブル376a、393、383の端末コネク
タがそれぞれ差し込まれる。これによって、電源基板1
60、ランプ制御基板200、音声制御基板190、賞
球制御基板170及び発射制御基板180が中継基板2
20を介して、図柄表示制御基板、ランプ、スピーカ、
賞球モータ、発射モータにそれぞれ電気的に接続される
ようになっている。
【0052】また、中継基板220の中継接続コネクタ
には、第1基板配設領域50の中継接続コネクタに一端
が接続された中継接続ケーブル331、341、375
aの他端側の端末コネクタが差し込まれる。これによっ
て、主制御基板150と、電源基板160並びに同主制
御基板150と副制御基板としての賞球制御基板17
0、発射制御基板180、音声制御基板190及びラン
プ制御基板200がそれぞれ電気的に接続されるように
なっている(図11及び図12参照)。
【0053】すなわち、図13に示すように、例えば、
AC24Vの電源電圧は電源基板160の電源回路にお
いて、所望とする制御信号用電圧、例えば、DC5V、
2系統のDC12V1、DC12V2、DC34V、脈
流24V等にそれぞれ変換調整された後、主制御基板1
50に対しては、制御用、モータ用、近接スイッチ用、
ソレノイド用として用いられるDC5V、2系統のDC
12V1、DC12V2、DC34Vの各電圧がそれぞ
れ供給される。また、賞球制御基板170に対しては、
制御用、メカスイッチ用、近接スイッチ用、ソレノイド
・モータ用として用いられるDC5V、2系統のDC1
2V1、DC12V2、DC34Vの各制御信号用電圧
がそれぞれ供給される。
【0054】また、図柄表示制御装置に対しては、制御
用、表示用として用いられるDC5V、DC12V1の
各制御信号用電圧がそれぞれ供給され、音声制御基板1
90に対しては制御用、音声用(スピーカ用)として用
いられるDC5V、DC12V1の各制御信号用電圧が
それぞれ供給される。また、ランプ制御基板200に対
しては、制御用、ダイナミックLED用、スタティック
LED用、ランプ用として用いられるDC5V、DC1
2V1、DC34V、脈流24Vの各制御信号用電圧が
それぞれ供給され、発射制御基板180に対しては、制
御用、モータ用として用いられるDC5V、DC34V
の各制御信号用電圧がそれぞれ供給されるようになって
いる。
【0055】また、図12に示すように、主制御基板1
50からパネル中継基板、図柄表示制御基板、賞球制御
基板170、発射制御基板180、音声制御基板190
及びランプ制御基板200に対しそれぞれ制御信号が出
力される。さらに、副制御基板としての各制御基板17
0、180、190、200から各種の電気器機に対し
それぞれ制御信号が出力されるようになっている。ま
た、この実施の形態において、第2基板配設領域55の
電源基板160には、本来の電源回路(整流回路、電圧
調整回路等を含む)の他に、バックアップ回路400
と、停電検出回路及び停電時遮断回路410とがそれぞ
れ設置されている(図13参照)。
【0056】バックアップ回路400は、周知のように
コンデンサを主体として構成されている。そして、外部
電源が何らかの原因で停電(数十ミリ秒の電源遮断も停
電とみなす)した場合、そのバックアップ回路400の
コンデンサに蓄積された電荷に基づいて、各制御基板1
50、170、180、190、200に配置されたR
AMに対し、例えば、数時間継続して電源を供給するよ
うになっている。また、停電検出回路及び停電時遮断回
路410は、外部電源の供給が不安定となり、その電源
電圧が所定値以下となったとき、あるいは数十ミリ秒の
電源遮断状態になったときに、停電検出回路において停
電とみなして判断し、その停電の判断によって、停電時
遮断回路が機能し、即座に各制御基板150、170、
180、190、200に対する電源供給を停止するよ
うになっている。なお、停電検出回路及び停電時遮断回
路410において、電源電圧が設定範囲内に復帰する
と、遮断状態を解除して電源電圧を各制御基板150、
170、180、190、200のCPUに供給し、こ
れらCPUを再作動させるようになっている。
【0057】この実施の形態に係る遊技機としてのパチ
ンコ機1は、上述したように構成される。したがって、
基板ボックス30内において、第1基板配設領域50で
は、中継基板155の各基板接続コネクタと、主制御基
板150の各コネクタに対し基板接続ケーブル310、
320、330、340、350の両端部の端末コネク
タがそれぞれ差し込まれることによって中継基板155
と主制御基板150とが容易にかつ正確に接続される。
また、第2基板配設領域55では、中継基板220の各
基板接続コネクタと、電源基板160、賞球制御基板1
70及びランプ制御基板200の各コネクタに対し各基
板接続ケーブル361、375、376、342、38
1、382、332、391、392の両端部の端末コ
ネクタがそれぞれ差し込まれることによって、中継基板
220と電源基板160、賞球制御基板170及びラン
プ制御基板200とが容易にかつ正確に接続される。さ
らに、発射制御基板180は賞球制御基板170のパタ
ン配線を介して中継基板220に正確に接続され、音声
制御基板190はランプ制御基板200のパタン配線を
介して中継基板220に正確に接続される。
【0058】また、同一の基板ボックス30内に中継基
板155、220がそれぞれ配設される。このため、短
い基板接続ケーブルを用いて中継基板155と主制御基
板150とを接続し、中継基板220と副制御基板とし
ての各制御基板(電源基板160、賞球制御基板17
0、発射制御基板180、音声制御基板190及びラン
プ制御基板200)とを接続することができる。この結
果、各基板接続ケーブルが相互に絡み合ったり、パチン
コ機1の裏構成部材に絡み合う不具合が解消される。
【0059】また、この実施の形態において、1つの基
板ボックス30のベース体31の第1基板配設領域50
に開閉可能に装着された第1の蓋体60の制御基板用蓋
板部61によって主制御基板150を覆い、中継基板用
蓋板部70によって中継基板155を覆い、さらに、中
継基板用蓋板部70のコネクタ開口部122から中継基
板155の各器機接続コネクタを露出させることによっ
て、その各器機接続コネクタに対する器機接続ケーブル
311、321(及び中継接続ケーブル331、34
1、375a)の接続作業の悪化を防止しながら主制御
基板150に対する不正行為の防止を図ることができ
る。また、ベース体31の第2基板配設領域55におい
ても、ほぼ同様にして、その第2基板配設領域55に開
閉可能に装着された第2の蓋体100の制御基板用蓋板
部101によって各制御基板(電源基板160、賞球制
御基板170、発射制御基板180、音声制御基板19
0及びランプ制御基板200)を覆い、中継基板用蓋板
部110によって中継基板220を覆い、中継基板用蓋
板部110のコネクタ開口部122から中継基板220
の各器機接続コネクタを露出させることによって、その
各器機接続コネクタに対する器機接続ケーブル383、
376a、393(及び中継接続ケーブル331、34
1、375a)の接続作業の悪化を防止しながら各制御
基板に対する不正行為の防止を図ることができる。
【0060】また、基板ボックス30の第2基板配設領
域55には複数の制御基板(電源基板160、賞球制御
基板170、発射制御基板180、音声制御基板190
及びランプ制御基板200)と、これら複数の制御基板
が接続される1つの中継基板220とがそれぞれ収納さ
れることによって、各制御基板をそれぞれ別の専用の基
板ボックスに収納する必要性を解消することができる。
このため、各制御基板にそれぞれ対応する専用の基板ボ
ックスを製作する手間を削減することができ、その分だ
け、部品点数や組付工数を軽減してコスト低減を図るこ
とが可能となる。さらに、第2基板配設領域55の複数
の制御基板と、1つの中継基板220とを接続するため
に、1つの中継基板220に設けられる基板接続端子
(コネクタ)の数よりも、同中継基板220に設けられ
る器機接続端子(コネクタ)の数を減らすことができ
る。すなわち、複数の制御基板(電源基板160、賞球
制御基板170、発射制御基板180、音声制御基板1
90及びランプ制御基板200)と所望とする電気器機
とを接続するために、中継基板220にはその所望とす
る電気器機に対する器機接続端子(コネクタ)を少ない
数にまとめ、少ない数の接続ケーブルによって各制御基
板と電気器機とを接続することができる。
【0061】例えば、図11と図12に示すように、賞
球制御基板170と発射制御基板180に対する器機接
続コネクタを1つにまとめ、ランプ制御基板200と音
声制御基板190に対する器機接続コネクタを1つにま
とめることができる。このため、各制御基板と電気器機
とを接続する器機接続ケーブル383、393の数も減
らすことができ、器機接続ケーブル383、393の数
を減らした分だけ接続作業が容易となるとともに、接続
不良を軽減することができる。
【0062】また、この実施の形態において、図11に
向かって、電源基板160の右側に接近して隣接する位
置に賞球制御基板170、下側に接近して隣接する位置
に発射制御基板180、左側の上下部に接近して隣接す
る位置にランプ制御基板200及び音声制御基板190
がそれぞれ配設され、電源基板160の周囲の各コネク
タとこれら各コレクタにそれぞれ接近して対向する各制
御基板のコネクタに対し接続ケーブル371、372、
373、374が差し込まれることで、電源基板160
と各制御基板170、180、190、200がそれぞ
れ電気的に接続される。このため、電源基板160と各
制御基板とを接続する各接続ケーブル371、372、
373、374を可及的に短い接続ケーブルを用いて接
続することができる。この結果、電源基板160におい
て変換調整された制御信号用電圧が各接続ケーブル37
1、372、373、374において電圧降下する不具
合を軽減することができる。言い換えると、電源基板1
60から各制御基板に対し、所望とする制御信号用電圧
を安定よく供給することができる。
【0063】さらに、電源基板160に対し中継基板1
55、220、中継接続ケーブル375、375a及び
接続ケーブル350を介して電気的に接続された主制御
基板150は、電源基板160が配設される第2基板配
設領域55と接近して隣接する第1基板配設領域50に
配設されている。このため、電源基板160において変
換調整された制御信号用電圧が中継基板155、220
及び中継接続ケーブル375、375a及び接続ケーブ
ル350において電圧降下する不具合を軽減することが
でき、主制御基板150に対しても、所望とする制御信
号用電圧を安定よく供給することができる。
【0064】しかも、電源基板160が配設された第2
基板配設領域55とは区画された第1基板配設領域50
に主制御基板150が配置され、第1、第2の各基板配
設領域50、55がそれぞれ第1、第2の蓋体60、1
00によってそれぞれ覆われている。このうち、主制御
基板150を覆う第1の蓋体60を導電性材料、例え
ば、金属板、導電性樹脂材等によって形成したり、ある
いは、第1の蓋体60の内面又は表面に導電性金属薄膜
(メッキ、蒸着等も含む)を設けて第1の蓋体60に電
磁波等のシールド性をもたせることによって、電磁波等
から主制御基板150を保護することができる。例え
ば、電源基板160において電磁波等が発生した場合、
第1の蓋体60が有する電磁波等のシールド性によって
前記電磁波等を遮断することができ、電源基板160に
おいて発生した電磁波等が原因となって主制御基板15
0が誤動作する不具合を防止することができる。また、
電源基板160において電磁波等が発生した場合に、主
制御基板150、賞球制御基板170等の各制御基板が
誤動作する不具合を防止するために、図11の鎖線で示
すように、電源基板160を覆い囲むようにして導電性
のシールド壁700をベース体31あるいは第2の蓋体
100に設けるとよい。
【0065】また、この実施の形態において、外部電源
が何らかの原因で停電(数十ミリ秒の電源遮断も停電と
みなす)した場合、第2基板配設領域55の電源基板1
60のバックアップ回路400のコンデンサに蓄積され
た電荷に基づいて、各制御基板に配置されたRAMに対
し、例えば、数時間継続して電源が供給される。これに
よって、RAM内の各種のデータ(主として遊技デー
タ)が消滅する不具合を解消することができる。
【0066】しかも、第2基板配設領域55に配設され
た1つの専用の電源基板160に対し、バックアップ回
路400を設けることによって各種の制御基板に、これ
ら制御基板のRAMをバックアップするためのバックア
ップ回路をそれぞれ個別に配設する必要がなくなり、そ
の分だけコスト低減を図ることが可能となる。さらに、
電源基板160の近傍、この実施の形態において、電源
基板160の周囲に接近して隣接する位置において各制
御基板が配設されている。このため、電源基板160と
各制御基板とを接続する各接続ケーブルを可及的に短い
接続ケーブルを用いて接続することができる。この結
果、バックアップ電圧が接続ケーブルにおいて電圧降下
したり、消耗することを軽減することができ、バックア
ップ時間を長く保つことが可能となる。
【0067】また、外部電源の供給が不安定となり、そ
の電源電圧が所定値以下となったとき、あるいは数十ミ
リ秒の電源遮断状態になった場合、第2基板配設領域5
5の電源基板160の停電検出回路及び停電時遮断回路
410のうち、停電検出回路において停電とみなして判
断し、その停電の判断によって、停電時遮断回路が機能
し、即座に各制御基板に対する電源供給が停止される。
したがって、各制御基板に対する供給電源が不安定とな
ったり、一時的に遮断されたりすることが原因となっ
て、各制御基板のCPUが誤動作する不具合を防止する
ことができる。すなわち、停電検出回路及び停電時遮断
回路410によって電源供給を停止することで、CPU
の誤動作を回避することができる。このように、1つの
専用の電源基板160に対し、停電検出回路及び停電時
遮断回路410を設けることによって、各種の制御基板
に、停電検出回路及び停電時遮断回路をそれぞれ個別に
配設する必要がなくなり、その分だけコスト低減を図る
ことが可能となる。
【0068】また、基板ボックス30内において、基板
接続ケーブル310、320、330、340、350
によって中継基板155と主制御基板150とを接続
し、基板接続ケーブル361、376、375、34
2、381、382、332、391、392によって
中継基板220と各制御基板(電源基板160、賞球制
御基板170、発射制御基板180、音声制御基板19
0及びランプ制御基板200)とを接続する構造上、制
御基板(主制御基板150、電源基板160、賞球制御
基板170、発射制御基板180、音声制御基板190
及びランプ制御基板200)の片側寄りあるいは周縁部
近傍に接続端子(コネクタ)を配設する必要性を解消す
ることができる。
【0069】例えば、図14に示すように、基板ボック
ス30内に設けられた主制御基板等の1つの制御基板5
50と、1つの中継基板555において、その制御基板
550に対する制御回路の回路部品(CPU、RAM、
ROM等)の配設位置に対応して制御基板550の中央
部、一側部等の任意の位置にそれぞれコネクタ561、
562、563、564を配設することができる。この
ような場合においても、これら各コネクタ561、56
2、563、564と中継基板555の各基板コネクタ
571、572、573、574と基板接続ケーブル5
81、582、583、584によって容易に接続する
ことが可能となる。したがって、制御基板550の中央
部、一側部等の任意の位置にそれぞれコネクタ561〜
564を配設することができるため、制御基板550に
対する回路部品の配設や、パターン配線の設計の自由度
を高めることができる。さらに、図14に示すように、
中継基板555の例えば4つ基板コネクタ571〜57
4をパターン配線を介して、例えば2つの数少ない器機
接続コネクタ591、592にまとめることも容易であ
る。
【0070】なお、この発明は前記実施の形態に限定す
るものではない。例えば、前記実施の形態ではパチンコ
機1の裏セット板10の裏面に設けられたボックス装着
部16に対し制御ボックス装置29が装着される場合を
例示したが、スロットマシン等の遊技機の所定位置に設
定されるボックス装着部に対し制御ボックス装置が装着
される場合においても採用することができる。また、前
記実施の形態では制御ボックス装置29のベース体31
に第1基板配設領域50と第2基板配設領域55とを配
設し、各基板配設領域50、55に対し第1の蓋体60
と第2の蓋体100とをそれぞれ配設したが、ベース体
31に3つ又はそれ以上の基板配設領域を配設し、各基
板配設領域ごとに蓋体を装着してもよい。さらに、ベー
ス体31に対し1つの基板配設領域のみ設け、その1つ
の基板配設領域に対し数多くの制御基板を配設し、1つ
の蓋体によって覆うように構成してもよい。
【0071】また、前記実施の形態ではボックス装着部
16から突設された拘束手段としての拘束用突部20、
25が段差軸状に形成される場合を例示したが、拘束用
突部を弾性的な係止作用を有するクリップによって構成
し、ボックス装着部16に対し制御ボックス装置29の
ベース体31及び第1、第2の両蓋体60、100を閉
じたときには、その拘束用突部、すなわちクリップの弾
性力によってベース体31及び第1、第2の両蓋体6
0、100を位置決め係止し、移動不能に閉じ位置に拘
束することも可能である。この場合、施錠装置90は必
ずしも設けなくてもよい。また、ボックス装着部16の
拘束手段を拘束用凹部(孔も含む)によって構成する一
方、ベース体31と、蓋体(第1、第2の両60、10
0)とのうち、少なくとも一方の部材に対し、前記拘束
用凹部に差し込まれることによって係合する被拘束部を
形成してもよい。例えば、蓋体(第1、第2の両60、
100)に対しベース体31の孔等を貫通してボックス
装着部16の拘束用凹部に差し込まれる被拘束部を突設
してもよい。さらに、ベース体31に対しボックス装着
部16の拘束用凹部に差し込まれる被拘束部を突設して
もよい。但し、この場合、ベース体31と蓋体(第1、
第2の両60、100)との間には、差込動作によって
相互に係合する係合突部と、係合凹部(孔も含む)とが
それぞれ形成される。さらにまた、前記拘束用凹部に差
し込まれる被拘束部を蓋体(第1、第2の両60、10
0)とは別体の専用の被拘束部材によって構成してもよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
基板ボックス内において、中継基板の基板接続端子と主
制御基板とを基板接続ケーブルによって容易に接続する
ことができる。さらに、基板ボックス内に中継基板が配
設されるため、短い基板接続ケーブルを用いて制御基板
と中継基板の基板接続端子とを接続することができとと
もに、基板接続ケーブルが相互に絡み合ったり、遊技機
の構成部材に絡み合う不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機としてのパ
チンコ機の制御ボックス装置を示す制御ボックス装置を
示す背面図である。
【図2】同じく制御ボックス装置を示す図1のII−I
I線に基づく横断面図である。
【図3】同じく制御ボックス装置を示す図1のIII−
III線に基づく横断面図である。
【図4】同じく制御ボックス装置を示す図1のIV−I
V線に基づく縦断面図である。
【図5】同じく制御ボックス装置を示す図1のV−V線
に基づく縦断面図である。
【図6】同じく制御ボックス装置を示す図1のVI−V
I線に基づく縦断面図である。
【図7】同じく制御ボックス装置を示す図1のVII−
VII線に基づく横断面図である。
【図8】同じく制御ボックス装置の各種の制御基板の配
列状態を示す説明図である。
【図9】同じく遊技機としてのパチンコ機全体を示す背
面図である。
【図10】同じくパチンコ機全体を示す図9のX−X線
に基づく縦断面図である。
【図11】同じく制御ボックス装置の各種の制御基板図
と中継基板との接続を示す接続配線である。
【図12】同じく制御ボックス装置の各種の制御基板
図、中継基板図及び電気器機の制御信号の流れを示す説
明図である。
【図13】同じく各種の制御基板に対する電源基板から
の配電を示す説明図である。
【図14】同じくこの発明の他の実施の形態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 6 遊技盤 10 裏セット板 16 ボックス装着部 29 制御ボックス装置 30 基板ボックス 31 ベース体 50 第1基板配設領域 55 第2基板配設領域 60、100 蓋体 150 主制御基板 155、220 中継基板 160 電源基板 170 賞球制御基板 180 発射制御基板 190 音声制御基板 200 ランプ制御基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に配置された電気器機を制御する
    制御基板と、 前記電気器機と前記制御基板との接続を中継するために
    前記制御基板に対する基板接続端子と前記電気器機に対
    する器機接続端子とをそれぞれ有する中継基板と、 前記制御基板と前記中継基板とをそれぞれ収納する基板
    ボックスと、を備え、 前記中継基板の基板接続端子は前記基板ボックス内に収
    納された状態で基板接続ケーブルによって前記制御基板
    に接続され、 前記中継基板の器機接続端子は前記基板ボックスから露
    出した状態で器機接続ケーブルによって前記電気器機に
    接続されている遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機であって、 基板ボックスは、ベース体と、そのベース体に開閉可能
    に装着された蓋体とを備え、 前記蓋体には制御基板を覆う制御基板用蓋板部と、中継
    基板を覆う中継基板用蓋板部と、を備え、 前記中継基板用蓋板部には、前記中継基板の器機接続端
    子を露出させる開口部が形成されている遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の遊技機であっ
    て、 1つの基板ボックスには、少なくとも1つの基板配設領
    域が設けられ、 前記基板配設領域には複数の制御基板と、これら複数の
    制御基板が接続される1つの中継基板とがそれぞれ収納
    されている遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095048A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Olympia:Kk 基板ケース
JP2015186706A (ja) * 2015-07-29 2015-10-29 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2020137717A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
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