JP2001257538A - 直交ミキサ回路及び複素ミキサ回路 - Google Patents

直交ミキサ回路及び複素ミキサ回路

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JP2001257538A
JP2001257538A JP2000070318A JP2000070318A JP2001257538A JP 2001257538 A JP2001257538 A JP 2001257538A JP 2000070318 A JP2000070318 A JP 2000070318A JP 2000070318 A JP2000070318 A JP 2000070318A JP 2001257538 A JP2001257538 A JP 2001257538A
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Mamoru Ugajin
守 宇賀神
Tsuneo Tsukahara
恒夫 束原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IF信号の位相ずれを悪化させることなくミ
キサの増幅特性ばらつきを除去することで、高精度にイ
メージ波抑圧を行う受信機を提供する。 【解決手段】 差動アンプと、差動トランジスタ対と、
インピーダンス回路と、負荷インピーダンスとを有して
おり、差動アンプの差動出力を、第1の差動トランジス
タ対及び第1のインピーダンス回路の結合点と第2の差
動トランジスタ対及び第2のインピーダンス回路の結合
点とに各々結合し、負荷インピーダンスと第1及び第2
の差動トランジスタ対との結合点から、第1の差動乗算
信号と第2の差動乗算信号との積を出力し、負荷インピ
ーダンスと第3及び第4の差動トランジスタ対との結合
点から、第1の差動乗算信号と第3の差動乗算信号との
積を出力する回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信に使用する受信機の高精度・高性能化に関する直交ミ
キサ回路及び複素ミキサ回路である。特にイメージ波抑
圧の高性能化に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来一般的に使用されているイ
メージ抑圧型受信機の構成図である。本構成では、受信
されたRF信号は、90度位相の異なる内部信号(LO
信号)と乗算され、ローパスフィルタ(LPF)を通るこ
とで、90度位相の異なるIF信号になる。この後、一
方の信号を90度位相シフトして加算することでイメー
ジ信号の抑圧を行う。尚、従来技術のイメージ抑圧型受
信機では本図に示したように通常2個の独立した乗算器
(ミキサ)が用いられる。
【0003】図7は、従来一般的に用いられるギルバー
トセルミキサ回路の構成図である。本図からわかるよう
に、RF信号は下段トランジスタのゲート端子に入力さ
れる。従って本ミキサ回路の出力信号振幅は主に下段ト
ランジスタの信号増幅特性により決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術で説明したイメージ抑圧型受信機では、2つのIF信
号間に振幅のずれ(ΔAIF/AIF)、又は位相差の9
0度からのずれ(Δθ :ラジアン)が存在するとイ
メージ抑圧比(IRR)が劣化し、 IRR≒{(ΔAIF/AIF+(ΔθIF}/4 (1) となる(RF Microelectronics, Rehzad Razavi, Prentic
e Hall PTR, p143)。
【0005】上記のIF信号間のずれを発生させる主要
因の1つに、受信機に用いられているミキサの特性ばら
つきがある。例えば2つのミキサの増幅特性に2%程度
の相対誤差が存在した場合、IRRは約40dBに劣化
する。
【0006】図8は、ミキサの増幅特性ばらつきを軽減
するための従来技術としての直交ミキサ回路(国際会議
ISSCC93-TP9.4)である。この構成は、図7に示した従
来技術のギルバートセルミキサを2個結合し、RF信号
入力用のトランジスタのソース端子を結合したものであ
る。しかしながら、この構成では、RF信号入力用トラ
ンジスタの増幅率ばらつきを完全には除去できないため
に、IF−IとIF−Q間に信号振幅のずれが残存す
る。
【0007】また、IF−IとIF−Qとの間の信号振
幅のずれを完全に除去するために、図9に示すようにR
F信号入力用のトランジスタを共通化することも考えら
れる。しかしながら、この構成では2つの内部信号(L
O−IとLO−Q)間に位相差の90度からのずれ(Δ
θLO:ラジアン)が存在すると、内部信号間で干渉を
起こし、IF信号における位相のずれがLO信号間の位
相のずれよりも悪化するという問題がある。例えば、ゲ
ート長0.2μmのCMOSで図9の回路を構成した場
合、回路シミュレータHSPICEの計算結果では ΔθIF≒1.4ΔθLO となり内部信号間に干渉がない図8の場合(ΔθIF
ΔθLO)に比べてIF信号位相ずれが約3dB悪化す
る。
【0008】本発明は、以上のような点に鑑みて、IF
信号の位相ずれを悪化させることなくミキサの増幅特性
ばらつきを除去することで、高精度にイメージ波抑圧を
行う受信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明の直交ミキサ回路は、第1の差動乗算信号
を受容し1対の差動出力を提供する差動アンプと、第2
の差動乗算信号を受容する2対のトランジスタからなる
第1及び第2の差動トランジスタ対と、第2の差動乗算
信号と周波数が等しくかつ90度位相の異なる第3の差
動乗算信号を受容する2対トランジスタからなる第3及
び第4の差動トランジスタ対と、電流源として動作する
第1及び第2のインピーダンス回路と、インピーダンス
値の相等しい第1及び第2及び第3及び第4の負荷イン
ピーダンスとを有し、第1及び第2の差動トランジスタ
対のドレイン端子がそれぞれ第1及び第2の負荷インピ
ーダンスを介して第1の電源電位に接続され、第3及び
第4の差動トランジスタ対のドレイン端子がそれぞれ第
3及び第4の負荷インピーダンスを介して第1の電源電
位に接続され、第1及び第3の差動トランジスタ対のソ
ース端子間が直結され、第2及び第4の差動トランジス
タ対のソース端子間が直結され、第1及び第3の差動ト
ランジスタ対のソース端子が第1のインピーダンス回路
を介して第2の電源電位に接続され、第2及び第4の差
動トランジスタ対のソース端子が第2のインピーダンス
回路を介して第2の電源電位に接続され、前記差動アン
プの差動出力を、前記第1の差動トランジスタ対と第1
のインピーダンス回路との結合点と前記第2の差動トラ
ンジスタ対と第2のインピーダンス回路との結合点とに
各々結合し、前記第1及び第2の負荷インピーダンスと
前記第1及び第2の差動トランジスタ対との結合点か
ら、前記第1の乗算信号と前記第2の乗算信号との積を
出力し、前記第3及び第4の負荷インピーダンスと前記
第3及び第4の差動トランジスタ対との結合点から、前
記第1の乗算信号と前記第3の乗算信号との積を出力す
るよう構成した。
【0010】上記目的を達成するための第2の発明の直
交ミキサ回路は、前記差動アンプが、前記第1の電源端
子と前記第2の電源端子の間に、直列挿入される、第1
の差動乗算信号を受容する差動トランジスタ対と電流源
として動作するインピーダンス回路とを有する。
【0011】上記目的を達成するための第3の発明の直
交ミキサ回路は、前記インピーダンス回路が第1乗算信
号又は第2乗算信号の周波数にほぼ共振する、容量とイ
ンダクタの並列回路を有する並列共振回路である。
【0012】上記目的を達成するための第4の発明の直
交ミキサ回路は、前記インピーダンス回路がインダクタ
により構成される。
【0013】上記目的を達成するための第5の発明の直
交ミキサ回路は、前記インピーダンス回路がゲート電位
が固定されたトランジスタにより構成される。
【0014】上記目的を達成するための第6の発明の複
素ミキサ回路は、第4の差動乗算信号を受容する4対の
トランジスタからなる第5及び第6及び第7及び第8の
差動トランジスタ対と、第4の差動乗算信号と周波数が
等しくかつ90度位相の異なる第5の差動乗算信号を受
容する4対トランジスタからなる第9及び第10及び第
11及び第12の差動トランジスタ対と、電流源として
動作する第3及び第4及び第5及び第6のインピーダン
ス回路と、インピーダンス値の相等しい第5及び第6及
び第7及び第8の負荷インピーダンスとを有し、第5及
び第6及び第11及び第12の差動トランジスタ対のド
レイン端子がそれぞれ第5及び第6の負荷インピーダン
スを介して第1の電源電位に接続され、第7及び第8及
び第9及び第10の差動トランジスタ対のドレイン端子
がそれぞれ第7及び第8の負荷インピーダンスを介して
第1の電源電位に接続され、第5及び第7の差動トラン
ジスタ対のソース端子間が直結され、第6及び第8の差
動トランジスタ対のソース端子間が直結され、第9及び
第11の差動トランジスタ対のソース端子間が直結さ
れ、第10及び第12の差動トランジスタ対のソース端
子間が直結され、第5及び第7の差動トランジスタ対の
ソース端子が第3のインピーダンス回路を介して第2の
電源電位に接続され、第6及び第8の差動トランジスタ
対のソース端子が第4のインピーダンス回路を介して第
2の電源電位に接続され、第9及び第11の差動トラン
ジスタ対のソース端子が第5のインピーダンス回路を介
して第2の電源電位に接続され、第10及び第12の差
動トランジスタ対のソース端子が第6のインピーダンス
回路を介して第2の電源電位に接続され、第6の乗算信
号を、前記第5の差動トランジスタ対と第3のインピー
ダンス回路との結合点と前記第6の差動トランジスタ対
と第4のインピーダンス回路との結合点とに各々結合
し、第6の乗算信号と周波数が等しく位相が90度異な
る第7の乗算信号を、前記第9の差動トランジスタ対と
第5のインピーダンス回路との結合点と前記第10の差
動トランジスタ対と第6のインピーダンス回路との結合
点とに各々結合し、前記第5及び第6の負荷インピーダ
ンスと前記第5及び第6の差動トランジスタ対との結合
点から、前記第1の直交ミキサ回路出力と前記第4の乗
算信号との積を出力し、前記第7及び第8の負荷インピ
ーダンスと前記第7及び第8の差動トランジスタ対との
結合点から、前記第1の直交ミキサ回路出力と前記第5
の乗算信号との積を出力するよう構成した。
【0015】上記目的を達成するための第7の発明の複
素ミキサ回路は、第6の発明に記載のインピーダンス回
路が第4乗算信号又は第6乗算信号の周波数にほぼ共振
する、容量とインダクタの並列回路を有する並列共振回
路である。
【0016】上記目的を達成するための第8の発明の複
素ミキサ回路は、第6の発明に記載のインピーダンス回
路がインダクタにより構成される。
【0017】上記目的を達成するための第9の発明の複
素ミキサ回路は、第6の発明に記載のインピーダンス回
路がゲート電位が固定されたトランジスタにより構成さ
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
の直交ミキサ回路である。
【0019】本実施形態は、容量及びインダクタを並列
接続した共振回路(タンク回路)を電流源に用いている。
本実施形態は、特願平11−238279に提示された
相補型ミキサ回路を2個結合し、かつRF信号入力用の
差動アンプ及び2個のタンク回路を共通にしてIF出力
信号間の振幅のずれを大幅に縮小するものである。
【0020】タンク回路は、その共振周波数近傍の信号
に対して大きなインピーダンスを示す。従って、交流
(AC)的にはタンク回路はオープンと考えても良い。
これにより、本実施形態は、図9に示したRF入力トラ
ンジスタを共通にした直交ミキサ回路とACモデル的に
は同一であり、RF信号の増幅を行うトランジスタが共
通のため、IF−I及びIF−Qの間の信号振幅のずれ
を除去できる。
【0021】また、本実施形態では、RF信号を入力す
る差動アンプと内部(LO)信号を入力するトランジス
タ対が直流(DC)的に切断されており、それぞれのD
Cバイアスを独立に設定できる。従って、IF信号にお
ける位相のずれがLO信号間の位相ずれよりもさらに小
さくなるように、LO信号を入力するトランジスタのD
Cバイアスを設定することができる。即ち、本実施形態
では、LO信号間の干渉を利用してLO信号における位
相ずれを補正することができる。例えばゲート長0.2
μmのCMOSで図1の回路を構成した場合、LO信号
を入力するトランジスタのゲートDCバイアスとIF信
号の位相ずれの関係は図2のようになる(回路シミュレ
ータHSPICEの計算結果)。本図からLO信号入力
用トランジスタのゲート/ソース間DCバイアスをトラ
ンジスタの閾値(0.3V)近傍に設定することで位相
ずれは ΔθIF<0.8ΔθLO となることがわかる。LO信号における位相ずれが本実
施形態の直交ミキサ回路により補正され、IF信号にお
ける位相ずれがLO信号間に干渉が無い場合よりもさら
に2dB以上改善されることがわかる(図9の直交ミキ
サよりも5dB以上位相ずれが改善される)。
【0022】図8に示した従来技術の直交ミキサ回路で
は、LO信号間の干渉を起こすことができない。また、
図9に示した直交ミキサ回路では、LO信号入力用トラ
ンジスタのゲート/ソース間DCバイアスは、RF信号
入力用トランジスタを流れるDC電流で決定され、トラ
ンジスタの閾値よりも約0.2V大きい値にバイアスさ
れる。従って、図8又は図9の直交ミキサ回路では、本
実施形態のような効果を発揮することはできない。
【0023】図3は、本発明の第2の実施形態の直交ミ
キサ回路である。
【0024】本実施形態は、第1の実施形態の直交ミキ
サ回路におけるRF信号入力用の差動アンプをPMOS
を用いて構成し、RF信号入力用トランジスタのドレイ
ン端子とLO信号入力用トランジスタのソース端子を直
結したものである。本実施形態においても、RF信号入
力用トランジスタとLO信号入力用トランジスタのDC
バイアスを独立に設定できる。このため第1の実施形態
と同様の効果を持つ直交ミキサ回路を構成できる。
【0025】図4は、本発明の第3の実施形態の複素ミ
キサ回路である。
【0026】本実施形態は、第1の実施形態の直交ミキ
サ回路を2個結合し、内部信号及び負荷インピーダンス
を共通化したものである。2つの直交ミキサ回路は、フ
ィルタ等によって生成された90度位相の異なる2つの
RF信号と90度位相の異なる2つのLO信号との乗算
を行う。その乗算結果を、付加インピーダンスを共通に
することで一方を加算し、他方を減算した形でIF出力
している。
【0027】複素ミキサでは、RF信号の誤差成分とL
O信号の誤差成分の乗算分のみがIF信号の誤差成分と
して出力されるため、IF信号の誤差成分を縮小するこ
とができる(CMOS Wireless Transceiver Design, Jan C
rols and Michiel Steyaert,Kluwer Academic Publishe
rs, p179)。また、本実施形態では、第1の実施形態と
同じ効果により、LO信号間の干渉を利用してLO信号
における位相ずれを補正することができる。これにより
本実施形態の複素ミキサでは、大幅にIF信号間のずれ
を縮小することができる。
【0028】本実施の形態では、RF信号入力用の差動
アンプを除去した構成となっているが、差動アンプを付
加した構成でも同じ効果を発揮できることはいうまでも
ない。
【0029】また、本実施形態では、RF−Q信号とL
O2−Q信号との乗算結果を減算する構成としたが、図
5に示すようにRF−Q信号とLO2−I信号との乗算
結果を減算する構成にしてもよい。
【0030】以上説明した第1及び第2及び第3の実施
形態では、LO信号入力にNMOSトランジスタ対を用
いたが、PMOSトランジスタ対をLO入力に用いるこ
ともできる。即ち、第1又は第2又は第3の実施形態
の、全てのNMOSトランジスタをPMOSトランジス
タに置き換え、全てのPMOSトランジスタをNMOS
トランジスタに置き換え、接地電位と電源電位の接続を
入れ替えれば、同様の直交ミキサ回路及び複素ミキサ回
路を構成できる。
【0031】また、以上説明した第1及び第2及び第3
の実施の形態では、タンク回路を定電流源として用いた
が、タンク回路の代わりに高周波信号に対して高いイン
ピーダンスを示すインダクタンス値の大きなインダクタ
(RFチョークコイル)、若しくは電流源として通常用い
られるゲート電位を固定したトランジスタ等を用いても
良い。
【0032】
【発明の効果】従って、本発明による直交ミキサ回路及
び複素ミキサ回路によれば、LO信号における位相ずれ
を補正することでIF信号の位相ずれを大幅に縮小し、
且つミキサの増幅特性ばらつきを大幅に軽減すること
で、高精度のイメージ抑圧を行う受信機を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の直交ミキサ回路の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による、直交ミキサ回
路のDCバイアスと位相ずれ補正効果との関係を、回路
シミュレータHSPICEで計算した結果を示すグラフ
である。
【図3】本発明の第2の実施形態の直交ミキサ回路の構
成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の第1の複素ミキサ回
路の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の第2の複素ミキサ回
路の構成図である。
【図6】従来のイメージ抑圧型受信機の構成図である。
【図7】従来用いられていたギルバートセルミキサ回路
の構成図である。
【図8】従来の直交ミキサ回路の構成図である。
【図9】RF入力用トランジスタを共通にした直交ミキ
サ回路構成図である。
【符号の説明】
1 差動アンプ 2 差動トランジスタ対 3 インピーダンス回路 4 負荷インピーダンス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の差動乗算信号を受容し1対の差動
    出力を提供する差動アンプと、 第2の差動乗算信号を受容する2対のトランジスタから
    なる第1及び第2の差動トランジスタ対と、 第2の差動乗算信号と周波数が等しくかつ90度位相の
    異なる第3の差動乗算信号を受容する2対トランジスタ
    からなる第3及び第4の差動トランジスタ対と、 電流源として動作する第1及び第2のインピーダンス回
    路と、 インピーダンス値の相等しい第1及び第2及び第3及び
    第4の負荷インピーダンスとを有し、 第1及び第2の差動トランジスタ対のドレイン端子がそ
    れぞれ第1及び第2の負荷インピーダンスを介して第1
    の電源電位に接続され、 第3及び第4の差動トランジスタ対のドレイン端子がそ
    れぞれ第3及び第4の負荷インピーダンスを介して第1
    の電源電位に接続され、 第1及び第3の差動トランジスタ対のソース端子間が直
    結され、 第2及び第4の差動トランジスタ対のソース端子間が直
    結され、 第1及び第3の差動トランジスタ対のソース端子が第1
    のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接続さ
    れ、 第2及び第4の差動トランジスタ対のソース端子が第2
    のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接続さ
    れ、 前記差動アンプの差動出力を、前記第1の差動トランジ
    スタ対と第1のインピーダンス回路との結合点と前記第
    2の差動トランジスタ対と第2のインピーダンス回路と
    の結合点とに各々結合し、 前記第1及び第2の負荷インピーダンスと前記第1及び
    第2の差動トランジスタ対との結合点から、前記第1の
    差動乗算信号と前記第2の差動乗算信号との積を出力
    し、 前記第3及び第4の負荷インピーダンスと前記第3及び
    第4の差動トランジスタ対との結合点から、前記第1の
    差動乗算信号と前記第3の差動乗算信号との積を出力す
    ることを特徴とする直交ミキサ回路。
  2. 【請求項2】 前記差動アンプが、前記第1の電源端子
    と前記第2の電源端子の間に、直列挿入される、第1の
    差動乗算信号を受容する差動トランジスタ対と電流源と
    して動作するインピーダンス回路とを有することを特徴
    とする請求項1に記載の直交ミサ回路。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンス回路が第1乗算信号
    又は第2乗算信号の周波数にほぼ共振する、容量とイン
    ダクタの並列回路を有する並列回路であることを特徴と
    する請求項1に記載の直交ミキサ回路。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス回路がインダクタに
    より構成されることを特徴とする請求項1に記載の直交
    ミキサ回路。
  5. 【請求項5】 前記インピーダンス回路がゲート電位が
    固定されたトランジスタにより構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の直交ミキサ回路。
  6. 【請求項6】 第4の差動乗算信号を受容する4対のト
    ランジスタからなる第5及び第6及び第7及び第8の差
    動トランジスタ対と、 第4の差動乗算信号と周波数が等しくかつ90度位相の
    異なる第5の差動乗算信号を受容する4対トランジスタ
    からなる第9及び第10及び第11及び第12の差動ト
    ランジスタ対と、 電流源として動作する第3及び第4及び第5及び第6の
    インピーダンス回路と、 インピーダンス値の相等しい第5及び第6及び第7及び
    第8の負荷インピーダンスとを有し、 第5及び第6及び第11及び第12の差動トランジスタ
    対のドレイン端子がそれぞれ第5及び第6の負荷インピ
    ーダンスを介して第1の電源電位に接続され、 第7及び第8及び第9及び第10の差動トランジスタ対
    のドレイン端子がそれぞれ第7及び第8の負荷インピー
    ダンスを介して第1の電源電位に接続され、 第5及び第7の差動トランジスタ対のソース端子間が直
    結され、 第6及び第8の差動トランジスタ対のソース端子間が直
    結され、 第9及び第11の差動トランジスタ対のソース端子間が
    直結され、 第10及び第12の差動トランジスタ対のソース端子間
    が直結され、 第5及び第7の差動トランジスタ対のソース端子が第3
    のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接続さ
    れ、 第6及び第8の差動トランジスタ対のソース端子が第4
    のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接続さ
    れ、 第9及び第11の差動トランジスタ対のソース端子が第
    5のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接続
    され、 第10及び第12の差動トランジスタ対のソース端子が
    第6のインピーダンス回路を介して第2の電源電位に接
    続され、 第6の乗算信号を、前記第5の差動トランジスタ対と第
    3のインピーダンス回路との結合点と前記第6の差動ト
    ランジスタ対と第4のインピーダンス回路との結合点と
    に各々結合し、 第6の乗算信号と周波数が等しく位相が90度異なる第
    7の乗算信号を、前記第9の差動トランジスタ対と第5
    のインピーダンス回路との結合点と前記第10の差動ト
    ランジスタ対と第6のインピーダンス回路との結合点と
    に各々結合し、 前記第5及び第6の負荷インピーダンスと前記第5及び
    第6の差動トランジスタ対との結合点から、前記第1の
    直交ミキサ回路出力と前記第4の乗算信号との積を出力
    し、 前記第7及び第8の負荷インピーダンスと前記第7及び
    第8の差動トランジスタ対との結合点から、前記第1の
    直交ミキサ回路出力と前記第5の乗算信号との積を出力
    することを特徴とする複素ミキサ回路。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンス回路が第4乗算信号
    又は第6乗算信号の周波数にほぼ共振する、容量とイン
    ダクタの並列回路を有する並列共振回路であることを特
    徴とする請求項6に記載の複素ミキサ回路。
  8. 【請求項8】 前記インピーダンス回路がインダクタに
    より構成されることを特徴とする請求項6に記載の複素
    ミキサ回路。
  9. 【請求項9】 前記インピーダンス回路がゲート電位が
    固定されたトランジスタにより構成されることを特徴と
    する請求項6に記載の複素ミキサ回路。
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