JP2001256470A - 指紋照合機および指紋読み取り窓の構造 - Google Patents

指紋照合機および指紋読み取り窓の構造

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JP2001256470A
JP2001256470A JP2000067003A JP2000067003A JP2001256470A JP 2001256470 A JP2001256470 A JP 2001256470A JP 2000067003 A JP2000067003 A JP 2000067003A JP 2000067003 A JP2000067003 A JP 2000067003A JP 2001256470 A JP2001256470 A JP 2001256470A
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Hajime Iwai
一 岩井
Isao Yoshida
功 吉田
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Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚損された指紋読み取り窓を容易に交換できる
ようにする。 【解決手段】指紋照合機の外殻を構成するケースKの一
部に開口5が形成されて、開口5が蓋部材4によって施
蓋される。開口5を施蓋している蓋部材4は、ケースK
の一部を構成している。蓋部材4に形成されている開口
部6が、光透過性部材からなる指紋読み取り用の窓部材
7によって施蓋される。窓部材7は蓋部材4の裏面側に
配設されて、蓋部材4に形成された保持用脚部11によ
って弾力的に保持されている。ケースKには、2つの係
止部21,22が形成され、これに対応して蓋部材4に
は2つの係合部23,24が形成されている。係止部2
1に係合部23を差し込んだ状態で蓋部材4を下方へ揺
動させることにより、係止部22に係合部24が係合さ
れて、蓋部材4がケースKに固定される。ケースK内に
は、窓部材7を下方から支承する支承面37を形成して
おくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋照合機および指
紋読み取り窓の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本人確認のためのパスワードを用いる代
わりに、指紋照合によって本人であるか否かの確認を行
うことが多くなっており、このために指紋照合機が用い
られる。光学式の指紋照合機にあっては、指紋の凹凸を
光りの強弱に変換して、これを撮像素子にて電気信号
(指紋に応じた画像信号)に変換し、得られた電気信号
をあらかじめ記憶されている本人用の電気信号と比較す
ることにより、本人であるか否かの確認が行われるよう
になっている。このような光学式の指紋照合機にあって
は、指先が接触される指紋読み取り窓を備えて、その内
方側に装備された光源からの検知光線が指紋読み取り窓
に当てられ、この指紋読み取り窓からの反射光を最終的
に撮像素子に入力させるようになっている。光学式の指
紋照合機を開示したものとして、例えば特開平10−2
89304号公報があるが、従来のものはいずれも、指
先が接触される指紋読み取り窓が指紋照合機のケース内
に配設されて、外部からは容易には取外せないように設
定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、指紋読み取
り窓は、指先が繰り返し接触される関係上、汚損され易
いものである。特に、指紋の凹凸に応じた光の強弱を強
調できるようにシリコン膜のようなコーティグ層が表面
に形成されている場合は、より汚損され易いものとな
る。指紋読み取り窓が汚損されると、指紋の読み取り精
度が悪くなってしまし、本人確認の精度の悪化となって
しまう。このため、指紋読み取り窓が汚損された場合
は、これを交換することが考えられるが、従来のものは
窓部材の交換ということが意図されていなかったため、
指紋照合機を全体的に交換するか、あるいは指紋照合機
の製造メーカに窓部材の交換を依頼するしかなく、交換
を依頼している間は指紋照合機が使用できないことにも
なっていた。
【0004】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その第1の目的は、汚損された指紋読み取
り窓を容易に交換できるようにした指紋照合機を提供す
ることにある。
【0005】本発明の第2の目的は、指紋読み取り窓の
交換用として好適な指紋読み取り窓の構造を提供するこ
とにある。
【0006】なお、本発明の目的は、上記のように明記
されたものに限らず、後述された実質的に好ましいある
いは利点として表現されたものを提供することをも暗黙
的に含むものである。
【0007】前記第1の目的を達成するため、本発明に
あってあっては基本的に次のような解決手法を採択して
ある。すなわち、指紋照合機の外殻を構成するケースの
一部が、該ケースとは別体に形成されて光透過性部材か
らなる指紋読み取り用の窓部材によって構成され、前記
窓部材が、前記ケースに対して、該ケースの外部から着
脱自在に取付けられている、ようにしてある。このよう
な解決手法を採択することにより、指紋読み取り用の窓
部材をケースに対して容易に取付、取外すことができ、
汚損した窓部材の交換を容易に行うことができる。
【0008】窓部材によって施蓋される開口部を有する
蓋部材(窓部材の枠部材ともなる)を別途用意して、こ
の蓋部材を、ケースの一部を構成させると共にケースに
対して外部から着脱自在とすることもできる。このよう
にした場合は、まず蓋部材をケースから取外すことによ
り、窓部材がケースから取外されることになる。窓部材
の周囲つまり蓋部材も、指先が接触されて汚損され易い
ので、窓部材と共に蓋部材も合わせて交換することがで
きる。
【0009】蓋部材に、窓部材保持用の保持部を形成す
ることもでき、この場合は、窓部材を蓋部材にあらかじ
め保持させておくことにより、蓋部材のケースに対する
取付によって窓部材のケースに対する取付けを得ること
ができ、また蓋部材をケースから取外すことにより窓部
材のケースからの取外しを得ることができる。
【0010】ケース内には、窓部材を支承するための支
承面を形成しておくことができ、この場合は、指先によ
り押圧される窓部材をしっかり受けとめる上で好ましい
ものとなる。
【0011】蓋部材のケースに対する着脱自在な取付け
は、ケースに設けた係止部と蓋部材に設けた係合部との
係脱を利用して行うことができ、この場合は、ねじ等の
固定具や固定具を操作するために工具を別途を用いるこ
となく、蓋部材つまり窓部材をケースに対して極めて容
易に取付、取外すことができる。このような係止部と係
合部との係脱、つまり蓋部材のケースに対する取付、取
外しは、蓋部材をケースに対して所定の動きをさせるこ
とにより行われるが、この所定の動きとしては、例えば
蓋部材を揺動させたり、あるいはスライドさせる等、適
宜採択することができる。
【0012】ケースとしては、指紋照合機専用であって
もよく、あるいはノートパソコンに代表される情報処理
装置におけるキーボード用ケース等指紋照合機が組み込
まれる他の機器類のケースをそのまま有効に利用するよ
うにすることもできる。
【0013】蓋部材における開口部の内周縁部には、指
先検出用の光線が通過される左右一対の切欠開口を形成
しておくことができる。
【0014】本発明による指紋照合機は、入室制限用に
用いる等、適宜の用途に用いることができる。
【0015】前記第2の目的を達成するため、本発明に
あっては次のような解決手法を採択してある。すなわ
ち、光透過性部材からなる窓部材と、該窓部材によって
施蓋される開口部が形成された蓋部材とからなり、前記
蓋部材には、該蓋部材の取付用となる係合部が形成され
ている、ようにしてある。このような解決手法を採択す
ることにより、窓部材をその周囲の枠部材となる蓋部材
と共に、交換用として提供することができる。また、係
合部を利用した取付けにより、交換作業も容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明が適用された指紋照合機の
一例について、図面を参照しつつ以下に説明するが、ま
ず図1〜図4を参照しつつ本発明の概要について説明す
る。指紋照合機の外殻を構成するケースKは、それぞれ
合成樹脂によって形成された下ケース1と上ケース2と
から構成されている。この下ケース1と上ケース2と
は、下ケース1の下方から取付、取外されるねじ3(図
4を参照))によって互いに固定、一体化されている。
このようなケースK内に、後述する各種部品が装備され
る空間が画成されている。
【0017】上ケース2の一部は、蓋部材4によって構
成されている。この蓋部材4は、合成樹脂によって上ケ
ース2とは別体に形成されて、上ケース2の上面のかな
り大きい面積部分と側面の一部とを構成するようになっ
ている。この蓋部材4は、別途固定具を用いることなく
上ケース2に対して着脱自在とされており、この蓋部材
4の形状に対応した形状の開口5が上ケース2に形成さ
れている。勿論、この開口5は、蓋部材4によって施蓋
されるものであり、蓋部材4によって開口5を施蓋した
取付状態では、蓋部材4における外周縁部の表面が開口
5における内周縁部の表面に対して面一とされる。
【0018】蓋部材4のうち上ケース2の上面部分を構
成する部分には、開口部6が形成され、この開口部6が
窓部材7によって施蓋されている。窓部材7は、蓋部材
4の内方側(ケースK内の空間側)に配設されて、後述
するように開口部6を施蓋した状態で蓋部材4に保持さ
れている。勿論、この窓部材7の上面に指先が接触され
るものである。
【0019】蓋部材4は、後述するように、ねじ等の固
定具を別途用いることなく、上ケース2(ケースK)に
対してその外部から着脱自在に取付けられる。図1から
図3には蓋部材4の上ケース2に対する取付状態が示さ
れ、図4には蓋部材4の上ケース2からの取外し状態が
示される。窓部材7は蓋部材4に保持されているので、
蓋部材4を上ケース2から取外すことにより、窓部材7
が蓋部材4と共に上ケース2から取外される。同様に、
蓋部材4を上ケース2に取付けることにより、蓋部材7
が上ケース2に取付けられる。
【0020】蓋部材4と窓部材7とのセット体は、窓部
材7が汚損されたときの交換用として、他の部材とは別
途独立して提供(販売))することが可能である。つま
り、窓部材7が汚損されときは、汚損された古い窓部材
7と蓋部材4とのセット体を上ケース2から取外して、
新しい窓部材7と蓋部材4とのセット体をあらたに上ケ
ース2に取付ければよいことになる。勿論、窓部材7と
蓋部材4とのセット体のみの交換となるので、指紋照合
機全体のコストからすれば、極めて安価に交換すること
ができる。勿論、上記セット体の交換は、ユーザ自身で
容易に行うことができる。
【0021】ケースK内には、後述するように、窓部材
7に接触された指先の指紋に応じた信号を得るための各
種要素が内蔵され、得られた信号は最終的に電気信号と
して、接続ケーブル8を介して外部へ出力される。な
お、接続ケーブル8つまりその接続端子8aの形式は、
実施形態ではUSB式とされているが、他の形式のもの
を採択することもできる。
【0022】次に、本発明実施形態の詳細について説明
する。まず、蓋部材4と窓部材7との詳細について、図
12〜図18を参照しつつ説明する。薄い肉厚とされた
蓋部材4に形成された開口部6の周縁部は、開口部6か
ら離れるにしたがって徐々に高くなるように傾斜されて
(この傾斜面部が符号4aで示される)、指先を開口部
6(つまり窓部材7)へ導入し易くなるように設定され
ている。この蓋部材4の内面のうち開口部6の直近位置
から、複数(実施形態では4個)の保持用脚部(保持部
を構成))11が突出形成されている。この保持用脚部
11は、細長くされて、十分に弾性変形できるようにさ
れており、蓋部材4と一体成形されている。4つの保持
用脚部11は、長方形の4隅に位置するように位置設定
されている。なお、蓋部材4には、ケースKに対する着
脱自在な取付けのために係合部が形成されているが、こ
の点については、後述する。
【0023】窓部材7は、透光性(光透過性)部材によ
って薄い板状として形成されており、その平面形状が、
図18に示されるように長方形の4隅を斜めに切り欠い
たような形状とされている。窓部材7の左右(図18上
下方向)の各端面からは、わずかに突出する突起部7a
が形成されている。この左右一対の突起部7aは、窓部
材7の側面に沿って比較的長く伸びているが、その端部
は窓部材7の前後方向(図18左右方向)までは達しな
い長さとされている。この突起部7aは、窓部材7に一
体成形されているものである。
【0024】前記蓋部材4に形成された保持用脚部11
は、窓部材7における左右一対の突起部7aの長手方向
端部に位置されて、窓部材7をその周縁部から弾力的に
保持するようになっている。なお、保持用脚部11の先
端部に爪部を形成して、この爪部が窓部材7の下面に位
置するように設定することにより、窓部材7の保持機能
を一層高めることもできる。窓部材7が保持用脚部11
に保持された保持状態では、窓部材7によって蓋部材4
の開口部6がその内方側から施蓋されることになる。こ
の施蓋状態において、窓部材7のうち上面となる面に
は、シリコン膜のように、指紋の凹凸の検知精度を向上
させる(光りの強弱をより明確にする)ためのコーティ
ング層12(図17参照))が形成されている。なお、
図17において、コーティング層12は、その存在を明
確に示すために実際よりも誇張して厚く描かれている。
【0025】蓋部材4を、別途固定具を用いることなく
上ケース2に着脱自在にするために、図4に示すよう
に、ケースKには、第1係止部21と、第2係止部22
とが形成されている。第1係止部21は、上ケース2の
上面のうち開口5の一方側端部付近において、差込用開
口部の形式として左右一対形成されている。また、第2
係止部22は、上記開口5の他方側端部付近において、
下ケース1の側壁上部の内面に、1つの凹部形式として
形成されている。蓋部材4には、第1係止部11に対応
して第1係合部23が一体成形され、第2係止部22に
対応して第2係合部24が一体成形されている。第1係
合部23は、蓋部材4の一方側端部より突出された左右
一対の舌片状の形式として形成されている。また、第2
係合部24は、蓋部材4の他方側端部付近において、先
端部が爪部状の形式として形成されている。
【0026】窓部材7を保持した蓋部材4のケースKに
対する取付けは、図4に示すように、蓋部材4を上ケー
ス2の上面に対して若干傾斜させて状態で、その第1係
合部23を第1係止部21内に挿入する。次いで、係止
部11付近を中心として蓋部材4を下方へ揺動させて、
第2係止部12に第2係合部24を係合させれば、取付
完了となる。蓋部材4のケースKからの取外しは、上記
とは逆の手順で行えばよい。すなわち、蓋部材4のうち
第2係合部24に対応した位置に外部から若干の押圧力
を加えて、第2係合部24を第2係止部22から離脱さ
せた状態として、蓋部材4を上方へ揺動させ、この後、
第1係合部23を第1係止部21から引き抜けばよい。
このように、実施形態では、2モーションの所定の動き
によって蓋部材4のケースKに対する着脱を行うように
したが、例えば蓋部材4をケースKに対してスライドさ
せるという1モンーションによって着脱するようにさせ
るようにする等、着脱するのに必要な蓋部材4の所定の
動き(つまり係止部と係合部との構造選択)は、適宜改
変できるものである。
【0027】次に、ケースK内の詳細について図4〜図
11を参照しつつ説明する。まず、ケースK内には、合
成樹脂からなる保持体Hが装備される。この保持体H
は、その上部側面に形成された爪部形状の係合部31
を、上ケース2の内面から突出形成されて先端が爪部形
状の係止部32に係合させることにより、ケースK内の
所定位置に固定される。この保持体Hには、光源装置L
と、第1,第2の2つの反射ミラー33、34と、レン
ズ35と、撮像素子36とが保持されている。光源装置
Lは、光源としての発光素子42(実施形態ではLED
であるがこれに限定されない)と、発光素子42からの
光線を広く面状に拡散させる導光板43とを有して、導
光板43が、取付状態にある窓部材7に対して光線を面
状に照射する。窓部材7からの反射光が、第1ミラー3
3より第2ミラー34を経てレンズ35に入力され、こ
のレンズ35を通過した反射光線が撮像素子36に入力
される。撮像素子36では、入力された反射光の強弱を
電気信号に変換する。
【0028】上記保持体Hは、その左右側壁部の上面
が、窓部材7を支承する支承面37として構成されてい
る。すなわち、取付状態にある窓部材7の左右一対の突
起部7aが、支承面37上に載置されて、指先により窓
部材7が押圧されたときでも、窓部材7が下方へ変位し
ないように、しっかりと下方から窓部材7を支承する。
そして、窓部材7の取付状態では、支承面37と蓋部材
4(の開口部6の内周縁部)によって窓部材7が挟持さ
れて、窓部材7は上下方向(板厚方向)に位置ずれしな
いようにされている。また、保持体Hには、取付状態に
ある(支承面37に支承された)窓部材7の周囲のう
ち、支承面37よりも若干高く上方へ伸びる左右壁部3
8および前壁部39が形成されている。さらに、前記光
源装置Lにおける後述するホルダ41には支承面37よ
りも若干高く上方へ伸びる後壁部41aが形成されてお
り、このストッパ部としての前後左右の壁部38、3
9、41aにより、取付状態にある窓部材7が、前後左
右に大きく変位してしまう事態が防止されるようになっ
ている。
【0029】光源装置Lについて、図4〜図11を参照
しつつ説明する。光源装置Lは、合成樹脂で形成された
ホルダ41を有して、前述の発光素子42と導光板43
の他、発光素子42用の基板44を保持している。ホル
ダ41は、ほぼ平板状の支承板部41bを有して、この
支承板41b上に導光板42が載置される。ホルダ41
の後端部(図9左方側)には薄い開口部41cが形成さ
れて、導光板43の後端部がこの開口部41c内にがた
つきなく嵌合されている。さらに、支承板部41bの前
端部は、上方へ短く伸びるストッパ壁部41dとされ
て、導光板43の前方への変位を規制している。
【0030】ホルダ41には、導光板43よりも後方に
おいて、基板44が保持されている。図10に示すよう
に、基板44の上端面には係止突起部44aが形成され
て、この係止突起部44aが、ホルダ41の基端部に形
成された係止開口部41eへがたつきなく嵌合されてい
る。また、基板44の下端面には切欠開口44bが形成
されて、この切欠開口44b内に、ホルダ41から後方
へ短く突出された係止突起部41fが嵌合されている。
このようにしてホルダ41に保持された基板44には、
左右方向(導光板43の後端面に沿う方向で、図8上下
方向)に間隔をあけて複数(実施形態では3個)の発光
素子42が取付けられている。この発光素子42は、導
光板43の後端面直近に位置されて、導光板43の後端
面に向けて発光される。
【0031】図11に示されるように、導光板43は、
それぞれ光透過性部材からなる本体板部43Aと本体板
部43Aの上面に一体化された表面板部43Bとから構
成されている。本体板部43Aの上面には、そのほぼ全
面に渡って、細かい溝部46が形成されている。この溝
46は、入力された発光素子42からの光線を広く面状
に分散させるためのもので、発光素子42からの受光方
向とほぼ平行な方向に伸びており、かつ受光方向に沿っ
て多数形成されている。上記表面板部43Bによって、
本体板部43Aで広く分散された光線が所定方向に向け
て発光される均一光線となるように矯正される。
【0032】ホルダ41は、その後端部から前後方向
(図4左右方向))中間部に渡って、保持体Hに形成さ
れた保持部45上に載置、保持されている。ホルダ41
には、基板44よりも後方において、ほぼ上下方向に伸
びる係止孔部41gが形成され、この係止孔部41g
に、保持体Hに形成された上下方向に短く伸びる係止突
起部46がきつく嵌合されている。ホルダHは、上記保
持部45の直下方において、レンズ35を保持してお
り、このレンズ45の直後方において撮像素子36を保
持している。第1反射ミラー33は、取付状態にある窓
部材7の下方で、導光板43の延長線上に配置されてい
る。第2反射ミラー34は、取付状態にある窓部材7の
下方に位置するようにして、もっとも低い位置に配置さ
れている。導光板43の厚さが薄いので、ケースK全体
として上下方向長さを小さく設定することができる。
【0033】導光板43は、取付状態にある窓部材7に
対して傾斜配置されて、斜め方向から窓部材7に向けて
光線を照射するようになっており、このような斜めから
の照射を行うことから、第1反射ミラー33が導光板4
3の延長方向に配置されている。つまり、導光板43と
第1反射ミラー33との間の空間が、第1反射ミラー3
3から第2反射ミラー34への反射光線経路(の一部)
構成しており、第2反射ミラー34からの反射光が、導
光板43の傾斜方向とほぼ一致するようにされて、導光
板43の下方に設置されたレンズ35へ反射光が入力さ
れるように設定されている。
【0034】窓部材7に指先が接触されているか否かを
確認するために、保持体Hには、その左側の側壁部の上
部において発光素子51(実施形態ではLED)が配設
される一方、右側の側壁部の上部において、発光素子5
1の延長線上において受光素子52が配設されている。
この各素子51、52の高さ位置は、取付状態にある窓
部材7の上面よりも若干高い位置とされている。窓部材
7に指先が接触されたとき、発光素子51からの光線が
遮断されて受光素子42に入力されないことによって、
指先の存在が確認されることになる。蓋部材4における
開口部6の内周縁部のうち、上記発光素子51と受光素
子52とを結ぶ結合線上において、左右一対の切欠開口
4bが形成されて(図4,図12,図16参照))、蓋
部材4が指先検知の邪魔にならないようにされている。
【0035】図19は、指紋照合機のケースを、ノート
パソコンNPにおけるキーボード用ケース61によって
兼用させた場合の一例を示す。すなわち、ノートパソコ
ンNPにおいて、本人確認のために、パスワードの代わ
りに指紋照合機を用いるようにしたものである。図19
において、62はデイスプレイ63を有する蓋側ケー
ス、64は各種キー、65はマウスパッド、66,67
はクリックキーである。上記キー64、マウスパッド6
5、クリックキー66、67を有するキーボード用ケー
ス61が、前述した指紋照合機のケースKとして用いら
れている。そして、蓋部材4がキーボード用ケース61
の一部を構成している。勿論、蓋部材4の下方に配設さ
れる図4に示されるような指紋照合機用の各種部品は、
キーボード用ケース61内に装備されている(ただし接
続ケーブル8は不用である)。勿論ノートパソコン以外
に、デスクトップ型パソコン、その他の情報処理装置に
も本発明は適用することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、汚損した窓部材をあた
らしい窓部材に容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された指紋照合機の平面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図2の左側面図。
【図4】図1のX4−X4線相当断面図。
【図5】ケース内に装備される保持体およびこれに取付
けられた部品の平面図。
【図6】ケースを除外した状態での図4のX6−X6線
相当断面図。
【図7】上ケースと保持体との結合状態を示す要部断面
図。
【図8】光源装置の平面図。
【図9】図8のX9−X9線相当断面図。
【図10】光源用基板を図9右方から見たときの図。
【図11】導光板の要部断面側面図。
【図12】蓋部材の斜視図。
【図13】蓋部材と窓部材とのセット体の平面図。
【図14】蓋部材と窓部材とのセット体の裏面図。
【図15】図13の右側面図。
【図16】図15の左側面図。
【図17】図13のX17−X17線相当断面図。
【図18】窓部材の平面図。
【図19】指紋照合機が組み込まれたノートパソコンの
一例を示す斜視図。
【符号の説明】
K:ケース H:保持体 L:光源装置 NP:ノートパソコン 1:下ケース 2:上ケース 4:蓋部材 5:蓋部材で施蓋される開口 6:蓋部材に形成された開口部 7:窓部材 11:保持用脚部(保持部) 21:第1係止部 22:第2係止部 23:第1係合部 24:第2係合部 37:支承面 41:ホルダ 42:発光素子 43:導光板 43A:本体板部 43B:表面板部 44:基板 51:発光素子(指先検出用) 52:受光素子(指先検出用) 61:キーボード用ケース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指紋照合機の外殻を構成するケースの一部
    が、該ケースとは別体に形成されて光透過性部材からな
    る指紋読み取り用の窓部材によって構成され、 前記窓部材が、前記ケースに対して、該ケースの外部か
    ら着脱自在に取付けられている、ことを特徴とする指紋
    照合機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ケースの一部が、該ケースとは別体に形成されると
    共に前記窓部材によって施蓋される開口部を有する蓋部
    材によって構成されており、 前記蓋部材が、前記ケースの外部から該ケースに対して
    着脱自在とされており、 前記蓋部材を前記ケースから取外すことにより、前記窓
    部材が該ケースの外部から取外し可能とされている、こ
    とを特徴とする指紋照合機。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記蓋部材に、前記窓部材を保持するための保持部が形
    成されている、ことを特徴とする指紋照合機。。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3において、 前記ケース内に、前記窓部材を支承する支承面部が構成
    され、 前記窓部材が、前記支承面部と蓋部材とによって挟まれ
    た状態で前記ケース内に配設されている、ことを特徴と
    する指紋照合機。
  5. 【請求項5】請求項2ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、 前記ケースに、複数の係止部が形成され、 前記蓋部材に、前記係止部に対して係脱自在とされた複
    数の係合部が形成されて、該係合部と係止部とを係合さ
    せることにより該蓋部材の該ケースに対する取付状態と
    される、ことを特徴とする指紋照合機。
  6. 【請求項6】請求項2ないし請求項5のいずれか1項に
    おいて、 前記ケースが情報処理装置におけるキーボード用ケース
    とされている、ことを特徴とする指紋照合機。
  7. 【請求項7】光透過性部材からなる窓部材と、該窓部材
    によって施蓋される開口部が形成された蓋部材とからな
    り、 前記蓋部材には、該蓋部材の取付用となる係合部が形成
    されている、ことを特徴とする指紋読み取り窓の構造。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記蓋部材に、前記窓部材を保持するための保持部が形
    成されている、ことを特徴とする指紋読み取り窓の構
    造。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記保持部が、前記蓋部材の内面から突出形成されて、
    該蓋部材の内方側から前記開口部を施蓋するように配設
    された前記窓部材の周縁部を弾力的に保持する複数の保
    持用脚部として構成されている、ことを特徴とする指紋
    読み取り窓の構造。
  10. 【請求項10】請求項7ないし請求項9のいずれか1項
    において、 前記蓋部材には、前記開口部の内周縁部において、左右
    一対の切欠開口が形成されている、ことを特徴とする指
    紋読み取り窓の構造。
  11. 【請求項11】請求項7ないし請求項10のいずれか1
    項において、 前記蓋部材が、情報処理装置におけるキーボード用ケー
    スの一部を構成するように設定されている、ことを特徴
    とする指紋読み取り窓の構造。
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