JP2001256166A - 画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体

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JP2001256166A
JP2001256166A JP2000064282A JP2000064282A JP2001256166A JP 2001256166 A JP2001256166 A JP 2001256166A JP 2000064282 A JP2000064282 A JP 2000064282A JP 2000064282 A JP2000064282 A JP 2000064282A JP 2001256166 A JP2001256166 A JP 2001256166A
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job
image processing
image
stop
remote device
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JP2000064282A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kanematsu
伸一 金松
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のジョブが管理される画像処理装置にお
けるジョブ停止処理効率を格段に向上させ、ユーザの利
便性を高めることである。 【解決手段】 複数のジョブに対し一括してジョブ停止
指示がなされた場合、Job Manager1519
が付加された識別情報に基づき特定される停止対象の全
ジョブを実行待ちキューの最後尾のジョブから順次一時
停止させ、その後個々のジョブに対し順次ジョブ停止処
理を行う構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して機器制御情報および画像データをリモート機器と
相互に送受信し、かつ、ローカル機器を制御して異なる
画像処理要求を並行処理可能な画像処理装置および画像
処理方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機においては、複写動作を
開始し動作が終了するまでの間で、ユーザの指示により
装置の動作を停止させる制御手段を備えている。これに
より、複写モードの設定の誤りなどによってユーザが意
図しない動作を開始した後でも、ユーザからの操作指示
により複写動作を停止させることが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、各種画
像処理装置は単機能だけでなく、1つの装置でスキャ
ナ、プリンタ、複写機、FAXなど複数の機能を備え、
各機能の同時実行が可能であるものも多い。
【0004】また、異なる機能間での同時実行だけでな
く、例えば複写動作の指示を複数受け付け可能で、受け
付けた動作指示を順次実行することが可能である場合も
ある。
【0005】さらに、ネットワーク接続されたリモート
機器と1つの処理、例えば大量の原稿複写など、1つの
処理を複数の機器で分担して実行する機能を備えた画像
処理装置も実現されている。
【0006】また、このような複数のジョブを並行処理
可能な複合画像処理装置においては、ジョブ単位での実
行制御、機器の使用効率を向上させる目的で、個々のジ
ョブの特徴によりジョブに優先度付けを行い、それに基
づいたジョブ実行制御を行うことが多い。
【0007】このような優先度付きジョブを並行実行可
能な装置においては、ジョブ制御部内部でジョブの実行
待ちキューを持ち、ジョブ優先度の高い順にキューに並
べることによってジョブ優先度によって実行制御を行う
のが一般的である。
【0008】しかしこのような構成において、例えば、
装置に複数のコピージョブが投入されていて先頭のジョ
ブが動作中、残りのジョブがキューに付けられ実行待ち
である場合に、ユーザが全てのコピージョブの停止(取
り消し)を指示した場合、ジョブ制御部内部ではコピー
のジョブキューに存在する個々のジョブに対してジョブ
停止の処理を順次行うことになる。
【0009】そのため、単純にジョブキューの先頭(実
行中)ジョブから順次停止処理を行うと、先頭ジョブが
停止されると同時にキュー上の次のジョブが実行状態と
なり、ジョブ制御部はさらにこのジョブに対して停止処
理をおこなうこととなる。そのため一括してジョブを停
止(取り消し)したいにもかかわらず、実行待ち状態の
ジョブは一且実行中になってから停止される可能性があ
った。
【0010】そのため、装置として不必要な動作が発生
し装置の利用効率が悪化し、またユーザの使い勝手も悪
くなるという問題があった。
【0011】さらに、このようなジョブの並行実行可能
な装置においては、ユーザが装置に投入した特定のジョ
ブのみを停止させたい場合でも、従来は装置全体に対す
る停止指示手段しか具備していなかっため、ユーザが停
止させたいジョブとともに、装置全体が停止してしまっ
ていた。
【0012】また、リモート機器と連携してジョブ処理
中の場合、ローカル機器側、すなわちユーザの手元側
(ローカル)の機器のジョブのみの動作を停止したい場
合であっても、リモート機器側のジョブも停止してしま
うという問題があった。
【0013】逆に、リモート機器のジョブのみを停止し
たい場合であってもユーザの手元側(ローカル)の機器
のジョブも停止してしまうという問題があった。
【0014】そのため、複数のジョブを同時に実行可能
であるにもかかわらず、装置の利用効率が悪化し、また
ユーザの使い勝手も悪くなるという問題があった。
【0015】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、複数のジョブ
に対し一括してジョブ停止指示がなされた場合、付加さ
れた識別情報に基づき特定される停止対象の全ジョブを
前記実行待ちキューの最後尾のジョブから順次一時停止
させ、その後個々のジョブに対し順次ジョブ停止処理を
行うことにより、複数のジョブがジョブ待ちキューに管
理されている状態で、一括停止が指示された際に、停止
されたジョブが一旦実行状態となることがなくなり、ジ
ョブ停止処理効率を格段に向上させ、ユーザの利便性を
高めることができる画像処理装置および画像処理方法お
よび記憶媒体を提供すること、また、本発明の第2の目
的は、ユーザからジョブ停止指示がなされた場合、前記
第1の付加手段により付加された識別情報と前記ローカ
ル機器とリモート機器とに対するジョブ情報とに基づ
き、前記リモート機器にて実行中のジョブと前記ローカ
ル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョブリストを
個別に表示し、該個別に表示された停止可能なジョブリ
スト中から、所望の停止ジョブ候補を選択し、該選択さ
れたジョブのみを停止させることにより、ローカル機
器,リモート機器とを利用して所定の画像処理を行うジ
ョブを並行処理可能な画像処理装置において、停止した
いジョブをユーザ等が選択可能となり、実行中の他のジ
ョブ処理状態を停止することなく、選択したローカル機
器または/およびリモート機器のジョブ処理のみを自在
に停止させて、ユーザによる特定ジョブ停止要求に適応
できるジョブ停止処理環境を自在に構築することができ
る画像処理装置および画像処理方法および記憶媒体を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体(例えばLAN,WAN等を含む)
を介して機器制御情報および画像データをリモート機器
(図11に示す画像処理装置1023)と相互に送受信
し、かつ、ローカル機器(図2に示すスキャナ207
0,プリンタ2095)を制御して異なる画像処理要求
を並行処理可能な画像処理装置であって、前記通信媒体
を介して接続されるリモート機器と相互に連携し、画像
処理内容を分担してジョブを実行可能とする機器制御手
段(図1に示す例えばCPU2001による)と、ジョ
ブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることによっ
てジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御手段
(図1に示す例えばCPU2001による)と、各ジョ
ブを特定するための識別情報(図70に示すジョブID
等)を自動的に付加する第1の付加手段(図1に示す例
えばCPU2001による)と、いずれかのジョブが実
行中に、ユーザからのジョブ停止要求に従い停止させる
ジョブを指示する指示手段(図3に示す操作部2012
上より指示される)と、前記指示手段により複数のジョ
ブに対し一括してジョブ停止指示がなされた場合、前記
第1の付加手段により付加された識別情報に基づき特定
される停止対象の全ジョブを前記実行待ちキューの最後
尾のジョブから順次一時停止させ、その後個々のジョブ
に対し順次ジョブ停止処理を行うジョブ停止制御手段
(図1に示す例えばCPU2001による)とを備えた
ものである。
【0017】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体(例えばLAN,WAN等を含む)を介して機器制御
情報および画像データをリモート機器と相互に送受信
し、かつ、ローカル機器(図11に示す画像処理装置1
023)を制御して異なる画像処理要求を並行処理可能
な画像処理装置であって、前記通信媒体を介して接続さ
れるリモート機器と相互に連携し、画像処理内容を分担
してジョブを実行可能とする機器制御手段(図1に示す
例えばCPU2001による)と、ジョブ優先度の高い
順に実行待ちキューに並べることによってジョブ優先度
によって実行制御を行うジョブ制御手段(図1に示す例
えばCPU2001による)と、各ジョブを特定するた
めの識別情報を自動的に付加する第1の付加手段(図1
に示す例えばCPU2001による)と、ジョブ実行中
にジョブの停止を装置に対し指示する指示手段と、前記
指示手段によりユーザからジョブ停止指示がなされた場
合、前記第1の付加手段により付加された識別情報と前
記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情報と
に基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと前記
ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョブリ
ストを個別に表示するジョブ表示手段(図3に示す操作
部2012による)と、前記ジョブ表示手段により個別
に表示された停止可能なジョブリスト中から、所望の停
止ジョブ候補を選択する選択手段(図3に示す操作部2
012による)と、前記選択手段により選択されたジョ
ブのみを停止させるジョブ停止制御手段(図1に示す例
えばCPU2001による)とを有するものである。
【0018】本発明に係る第3の発明は、前記選択手段
は、前記リモト機器にて実行中のジョブと前記ローカル
機器で実行中のジョブとを停止可能なジョブリスト中か
ら同時に選択可能とするものである。
【0019】本発明に係る第4の発明は、画像処理要求
がなされているジョブに対し、前記第1の付加手段によ
る識別情報に加え、ユーザにより設定される任意のジョ
ブ情報を付加する第2の付加手段を有するものである。
【0020】本発明に係る第5の発明は、前記機器制御
手段は、通信媒体に通信可能に接続されたリモート機器
の中から、ユーザにより指定されたリモート機器と連携
して各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0021】本発明に係る第6の発明は、前記機器制御
手段は、前記通信媒体に通信可能に接続されたリモート
機器の中から、自動的に選択したリモート機器と連携し
て各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0022】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体(例えばLAN,WAN等を含む)を介して機器制御
情報および画像データをリモート機器(図11に示す画
像処理装置1023)と相互に送受信し、かつ、ローカ
ル機器(図2に示すスキャナ2070,プリンタ209
5)を制御して異なる画像処理要求を並行処理可能な画
像処理装置における画像処理方法であって、前記通信媒
体を介して接続されるリモート機器と相互に連携し、画
像処理内容を分担してジョブを実行可能とする機器制御
工程(図示しない)と、ジョブ優先度の高い順に実行待
ちキューに並べることによってジョブ優先度によって実
行制御を行うジョブ制御工程(図示しない)と、各ジョ
ブを特定するための識別情報を自動的に付加する第1の
付加工程(図示しない)と、いずれかのジョブが実行中
に、ユーザからのジョブ停止要求に従い停止させるジョ
ブを指示する指示工程(図72に示すステップ(10
2))と、前記指示工程により複数のジョブに対し一括
してジョブ停止指示がなされた場合、前記第1の付加工
程により付加された識別情報に基づき特定される停止対
象の全ジョブを前記実行待ちキューの最後尾のジョブか
ら順次一時停止させ、その後個々のジョブに対し順次ジ
ョブ停止処理を行うジョブ停止制御工程(図72に示す
ステップ(103)〜(106))とを備えたものであ
る。
【0023】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体(例えばLAN,WAN等を含む)を介して機器制御
情報および画像データをリモート機器(図11に示す画
像処理装置1023)と相互に送受信し、かつ、ローカ
ル機器(図2に示すスキャナ2070,プリンタ209
5)を制御して異なる画像処理要求を並行処理可能な画
像処理装置における画像処理方法であって、前記通信媒
体を介して接続されるリモート機器と相互に連携し、画
像処理内容を分担してジョブを実行可能とする機器制御
工程(図示しない)と、ジョブ優先度の高い順に実行待
ちキューに並べることによってジョブ優先度によって実
行制御を行うジョブ制御工程(図示しない)と、各ジョ
ブを特定するための識別情報を自動的に付加する第1の
付加工程(図示しない)と、ジョブ実行中にジョブの停
止を装置に対し指示する指示工程(図76に示すステッ
プ(111))と、前記指示工程によりユーザからジョ
ブ停止指示がなされた場合、前記第1の付加工程により
付加された識別情報と前記ローカル機器とリモート機器
とに対するジョブ情報とに基づき、前記リモート機器に
て実行中のジョブと前記ローカル機器で実行中のジョブ
とで停止可能なジョブリストを個別に表示するジョブ表
示工程(図76に示すステップ(114))と、前記ジ
ョブ表示工程により個別に表示された停止可能なジョブ
リスト中から、所望の停止ジョブ候補を選択する選択工
程(図76に示すステップ(115))と、前記選択工
程により選択されたジョブのみを停止させるジョブ停止
制御工程(図76に示すステップ(117)〜(11
9))とを有するものである。
【0024】本発明に係る第9の発明は、前記選択工程
は、前記リモート機器にて実行中のジョブと前記ローカ
ル機器で実行中のジョブとを停止可能なジョブリスト中
から同時に選択可能とするものである。
【0025】本発明に係る第10の発明は、画像処理要
求がなされているジョブに対し、前記第1の付加工程に
よる識別情報に加え、ユーザにより設定される任意のジ
ョブ情報を付加する第2の付加工程(図示しない)を有
するものである。
【0026】本発明に係る第11の発明は、前記機器制
御工程は、前記通信媒体に通信可能に接続されたリモー
ト機器の中から、ユーザにより指定されたリモート機器
と連携して各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0027】本発明に係る第12の発明は、前記機器制
御工程は、前記通信媒体に通信可能に接続されたリモー
ト機器の中から、自動的に選択したリモート機器と連携
して各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0028】本発明に係る第13の発明は、所定の通信
媒体(例えばLAN,WAN等を含む)を介して機器制
御情報および画像データをリモート機器(図11に示す
画像処理装置1023)と相互に送受信し、かつ、ロー
カル機器(図2に示すスキャナ2070,プリンタ20
95)を制御して異なる画像処理要求を並行処理可能な
画像処理装置に、前記通信媒体を介して接続されるリモ
ート機器と相互に連携し、画像処理内容を分担してジョ
ブを実行可能とする機器制御工程と、ジョブ優先度の高
い順に実行待ちキューに並べることによってジョブ優先
度によって実行制御を行うジョブ制御工程(図示しな
い)と、各ジョブを特定するための識別情報を自動的に
付加する第1の付加工程(図示しない)と、いずれかの
ジョブが実行中に、ユーザからのジョブ停止要求に従い
停止させるジョブを指示する指示工程(図72に示すス
テップ(102))と、前記指示工程により複数のジョ
ブに対し一括してジョブ停止指示がなされた場合、前記
第1の付加工程により付加された識別情報に基づき特定
される停止対象の全ジョブを前記実行待ちキューの最後
尾のジョブから順次一時停止させ、その後個々のジョブ
に対し順次ジョブ停止処理を行うジョブ停止制御工程
(図72に示すステップ(103)〜(106))と実
行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可
能な記憶媒体に記録したものである。
【0029】本発明に係る第14の発明は、所定の通信
媒体(例えばLAN,WAN等を含む)を介して機器制
御情報および画像データをリモート機器(図11に示す
画像処理装置1023)と相互に送受信し、かつ、ロー
カル機器(図2に示すスキャナ2070,プリンタ20
95)を制御して異なる画像処理要求を並行処理可能な
画像処理装置に、前記通信媒体を介して接続されるリモ
ート機器と相互に連携し、画像処理内容を分担してジョ
ブを実行可能とする機器制御工程(図示しない)と、ジ
ョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることによ
ってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御工
程(図示しない)と、各ジョブを特定するための識別情
報を自動的に付加する第1の付加工程(図示しない)
と、ジョブ実行中にジョブの停止を装置に対し指示する
指示工程(図76に示すステップ(111))と、前記
指示工程によりユーザからジョブ停止指示がなされた場
合、前記第1の付加工程により付加された識別情報と前
記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情報と
に基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと前記
ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョブリ
ストを個別に表示するジョブ表示工程(図76に示すス
テップ(114))と、前記ジョブ表示工程により個別
に表示された停止可能なジョブリスト中から、所望の停
止ジョブ候補を選択する選択工程(図76に示すステッ
プ(115))と、前記選択工程により選択されたジョ
ブのみを停止させるジョブ停止制御工程(図76に示す
ステップ(117)〜(119))とを実行させるため
のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
に記録したものである。
【0030】本発明に係る第15の発明は、前記選択工
程は、前記リモート機器にて実行中のジョブと前記ロー
カル機器で実行中のジョブとを停止可能なジョブリスト
中から同時に選択可能とするものである。
【0031】本発明に係る第16の発明は、画像処理要
求がなされているジョブに対し、前記手段1の付加工程
による識別情報に加え、ユーザにより設定される任意の
ジョブ情報を付加する第2の付加工程を有するものであ
る。
【0032】本発明に係る第17の発明は、前記機器制
御工程は、前記通信媒体に通信可能に接続されたリモー
ト機器の中から、ユーザにより指定されたリモート機器
と連携して各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0033】本発明に係る第18の発明は、前記機器制
御工程は、前記通信媒体に通信可能に接続されたリモー
ト機器の中から、自動的に選択したリモート機器と連携
して各ジョブ処理を並行処理するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
装置及びその動作について詳細に説明する。
【0035】図1は、本発明の第1実施形態を示す画像
処理装置の構成を説明するブロック図である。
【0036】図1において、2000はコントロールユ
ニット(Controller Unit:CU)で、
CU2000は画像入力デバイスであるスキャナ(Sc
anner)2070や画像出力デバイスであるプリン
タ(Printer)2095と接続し、一方ではLA
N2011や公衆回線(WAN)2051と接続するこ
とで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
【0037】2001はCPUで、システム全体を制御
するコントローラである。2002はRAMで、CPU
2001が動作するためのシステムワークメモリであ
り、画像データを一時記憶するための画像メモリでもあ
る。2003はROMで、ブートROMとして機能し、
システムのブートプログラムが格納されている。
【0038】2004はハードディスクドライブ(HD
D)で、システムソフトウェア、画像データを格納す
る。2006は操作部I/Fで、操作部2012とのイ
ンタフェース部として機能し、操作部2012に表示す
る画像データを操作部2012に対して出力する。ま
た、操作部2012から本システム使用者が入力した情
報を、CPU2001に伝える役割をする。
【0039】2010はネットワーク(Networ
k)で、LAN2011に接続し、情報の入出力を行
う。2050はモデム(Modem)で、公衆回線20
51に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスが
システムバス2007上に配置される。
【0040】2005はイメージバスI/F(Imag
e Bus I/F)で、システムバス2007と画像
データを高速で転送する画像バス2008を接続し、デ
ータ構造を変換するバスブリッジである。
【0041】2008は画像バスで、PCIバスまたは
IEEE1394で構成される。画像バス2008上に
は以下のデバイスが配置される。
【0042】2060はラスタイメージプロセッサ(R
IP)で、PDLコードをビットマップイメージに展開
する。2020はデバイスI/F部で、画像入出力デバ
イスであるスキャナ2070やプリンタ2095とCU
2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変
換を行う。
【0043】2080はスキャナ画像処理部で、入力画
像データに対し補正、加工、編集を行う。2090はプ
リンタ画像処理部で、プリント出力画像データに対し
て、プリンタの補正、解像度変換等を行う。
【0044】2030は画像回転部で、画像データの回
転処理を行う。2040は画像圧縮部で、多値画像デー
タはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、M
Hの圧縮伸長処理を行う。
【0045】図2は、図1に示した画像入出力デバイス
の一例を示す図であり、図1と同一のものには同一の符
号を付してある。
【0046】図2において、2070は画像入力デバイ
スであるスキャナで、原稿となる紙上の画像を照明し、
CCDラインセンサ(図示しない)を走査することで、
ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿
用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセット
し、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示
することにより、CPU2001がスキャナ2070に
指示を与え、フイーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフ
ィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0047】2095は画像出力デバイスであるプリン
タで、ラスタイメージデータ2096を用紙上の画像に
変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体
ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからイ
ンクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェ
ット方式等があるが、本発明の適用においてはどの方式
でも構わない。
【0048】プリント動作の起動は、CPU2001か
らの指示によって開始する。プリンタ部2095には、
異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるよ
うに複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット
2101、2102、2103、2104がある。ま
た、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受ける
ものである。
【0049】図3は、図1に示した操作部2012の構
成を説明する概略平面図であり、図1と同一のものには
同一の符号を付してある。
【0050】図3において、2013はLCD表示部
で、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、シ
ステムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキ
ーが押されると、その位置情報をCPU2001に伝え
る。
【0051】2014はスタートキーで、原稿画像の読
み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2
014の中央部には、緑と赤の2色表示可能なLED2
018があり、その色によってスタートキー2014が
使える状態にあるかどうかを示す。
【0052】2015はストップキーで、設定した画像
処理条件に基づく稼働中のジョブ動作を止める働きをす
る。2016はIDキーで、使用者のユーザIDを入力
する時に用いる。2017はリセットキーで、操作部2
012からの設定を初期化する時に用いる。
【0053】図4は、図1に示したスキャナ画像処理部
2080の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0054】図4において、2081は画像バスI/F
コントローラで、画像バス2008と接続し、そのバス
アクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処
理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発
生させる。
【0055】2082はフィルタ処理部で、空間フィル
タでコンボリューション演算を行う。2083は編集部
で、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた
閉領域を認識して、その開領域内の画像データに対し
て、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を
行う。
【0056】2084は変倍処理部で、読み取り画像の
解像度を変える場合にラスタイメージの主走査方向につ
いて補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変
倍については、画像読み取リラインセンサ(図示しな
い)の走査する速度を変えることで行う。
【0057】2085はテーブルで、読み取った輝度デ
ータである画像データを濃度データに変換するために、
行うテーブル変換である。2086は2値化処理部で、
多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やス
クリーン処理によって2値化し、該2値化処理が終了し
た画像データは、再び画像バスコントローラ2081を
介して、画像バス2008上に転送される。
【0058】図5は、図1に示したプリンタ画像処理部
2090の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0059】図5において、2091は画像バスI/F
コントローラで、画像バス2008と接続し、そのバス
アクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処
理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発
生させる。
【0060】2092は解像度変換部で、Networ
k(LAN)2011あるいは公衆回線2051からき
た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換する
ための解像度変換を行う。2093はスムージング処理
部で、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等
の自黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする
処理を行う。
【0061】図6は、図1に示した画像圧縮部2040
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0062】図6において、2041は画像バスI/F
コントローラで、画像バス2008と接続し、そのバス
アクセスシーケンスを制御する働き、入力バッファ20
42・出力バッファ2045とのデータのやりとりを行
うためのタイミング制御及び、画像圧縮部2043に対
するモード設定などの制御を行う。以下に画像圧縮部2
040の処理手順を示す。
【0063】先ず、画像バス2008を介して、CPU
2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画
像圧縮制御のための設定を行う。この設定により画像バ
スI/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に
対して画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・J
BIG伸長等の)を行う。
【0064】そして、必要な設定を行った後に、再度C
PU2001から画像バスコントローラ2041に対し
て画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像
バスI/Fコントローラ2041はRAM2002もし
くは画像バス2008上の各デバイスから画像データの
転送を開始する。
【0065】次に、受け取った画像データは入力バッフ
ァ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像
データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。
この際、入力バッファは画像バスI/Fコントローラ2
041と、画像圧縮部2043両者の間で、画像データ
を転送できるかどうかを判断し、画像バス2008から
の画像データの読み込み、及び画像圧縮部2043への
画像の書き込みが不可能である場合は、データの転送を
行わないような制御を行う(以後このような制御をハン
ドシェークと呼称する)。
【0066】そして、画像圧縮部2043は受け取った
画像データを、一旦RAM2044に格納する。これは
画像圧縮を行う際には行う画像圧縮処理の種類によっ
て、数ライン分のデータを要するためであり、最初の1
ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データ
を用意してからでないと画像圧縮が行えないためであ
る。
【0067】このようにして画像圧縮を施された画像デ
ータは直ちに出力バッファ2045に送られ、出力バッ
ファ2045では、画像バスI/Fコントローラ204
1及び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、
画像データを画像バスI/Fコントローラ2041に転
送する。画像バスI/Fコントローラ2041では転送
された圧縮(もしくは伸長)された画像データをRAM
2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデ
ータを転送する。こうした一連の処理は、CPU200
1からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処
理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止
要求が出るまでに圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰
り返される。
【0068】図7は、図1に示した画像回転部2030
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0069】図7において、2031は画像バスI/F
コントローラで、画像バス2008と接続し、そのバス
シーケンスを制御する働き、画像回転部2032にモー
ド等を設定する制御、及び画像回転部2032に画像デ
ータを転送するためのタイミング制御を行う。2033
はRAMである。以下に画像回転部2030の処理手順
を示す。
【0070】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向・
角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度、CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2031に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。なお、ここでは32bitをその
サイズとし回転を行う画像サイズを32×32(bi
t)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送
させる際に32bitを単位とする画像転送を行うもの
とする(扱う画像は2値を想定する)。
【0071】以下、図8,図9を参照して、図7に示し
た画像回転部2030の回転処理について説明する。
【0072】図8,図9は、図7に示した画像回転部2
030の回転処理の一例を示す図である。
【0073】上述のように、32×32bitの画像を
得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要
があり、且つ、図8に示すように不連続なアドレスから
画像データを転送する必要がある。
【0074】そして、不連続アドレッシングにより転送
された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転さ
れているように、RAM2033に書き込まれる。例え
ば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された
32bitの画像データを、図9に示すように、Y方向
に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すこと
で、画像が回転される。
【0075】32×32bitの画像回転(RAM20
33への書き込み)が完了した後、画像回転部2032
はRAM2033から上述した読み出し方法で画像デー
タを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に
画像データを転送する。
【0076】そして、回転処理された画像データを受け
取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続ア
ドレッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス
2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした
一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くな
るまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返
される。
【0077】図10は、図1に示したデバイスI/F部
2020の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0078】図において、2021は画像バスI/Fコ
ントローラで、画像バス2008と接続し、そのバスア
クセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F2
020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させ
る。また、外部のスキャナ2070及びプリンタ209
5への制御信号を発生させる。
【0079】2022はスキャンバッファで、スキャナ
2070から送られてくる画像データを一時保存し、画
像バス2008に同期させて画像データを出力する。2
023はシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部
で、スキャンバッファ2022に保存された画像データ
を順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008
に転送できる画像データのデータ幅に変換する。
【0080】2024はパラレルシリアル・シリアルパ
ラレル変換部で、画像バス2008から転送された画像
データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバ
ッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変
換する。プリントバッファ2025は、画像バス200
8から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ
2095に同期させて画像データを出力する。画像スキ
ャン時の処理手順を以下に示す。
【0081】スキャナ2070から送られてくる画像デ
ータをスキャナ2070から送られてくるタイミング信
号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存す
る。そして、画像バス2008が、例えばPCIバスの
場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入
ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット
分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル
変換部2023に送り、32ビットの画像データに変換
し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像
バス2008上に転送する。
【0082】また、画像バス2008が、例えばIEE
E1394の場合には、バッファ内の画像データを先入
れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレル
シリアル変換部2023に送り、シリアル画像データに
変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して
画像バス2008上に転送する。画像プリント時の処理
手順を以下に示す。
【0083】画像バス2008が、例えばPCIバスの
場合には、画像バス2008から送られてくる32ビッ
トの画像データを画像バスI/Fコントローラ2021
で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024に送り、プリンタ2095の入力データビッ
ト数の画像データに分解し、プリントバッファ2025
に保存する。
【0084】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、画像バス2008から送られてくるシリ
アル画像データを画像バスI/Fコントローラ2021
で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024に送り、プリンタ2095の入力データビッ
ト数の画像データに変換し、プリントバッファ2025
に保存する。そして、プリンタ2095から送られてく
るタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像デー
タを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0085】図11は、本発明に係る画像処理装置を適
用可能なネットワークシステムの一例を示す図である。
以下、構成および動作について説明する。
【0086】図11において、1001は画像処理装置
で、後述するスキャナとプリンタから構成され、スキャ
ナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク1
010(以下LAN)に流したり、LAN1010から
受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。
【0087】また、スキャナから読み込んだ画像を図示
しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN
等の回線1030に送信したり、PSTNまたはISD
Nから受信した画像をプリンタによりプリントアウトで
きる。
【0088】1002はデータベースサーバで、画像処
理装置l001により読み込んだ2値画像及び多値画像
をデータベースとして管理する。1003はデータベー
スクライアントで、データベースサーバ1002に保存
されている画像データを聞覧検索等できる。
【0089】1004は電子メールサーバで、画像処理
装置1001により読み取った画像を電子メールの添付
として受け取ることができる。1005は電子メ―ルの
クライアントで、電子メールサーバ1004の受け取っ
たメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したり
することが可能である。
【0090】1006はHTML文書をLAN1010
に提供するWWWサーバで、画像処理装置1001によ
りWWWサーバ1006で提供されるHTML文書をプ
リントアウトできる。
【0091】1011はルータで、LAN1010をイ
ンターネット/イントラネット1012と連結する。イ
ンターネット/イントラネット1012に、前述したデ
ータベースサーバ1002、WWWサーバ1006、電
子メールサーバl004、画像処理装置1001と同様
の装置が、それぞれデータベースサーバ1021、WW
Wサーバ1022、電子メールサーバ1023として連
結している。
【0092】一方、画像処理装置1001は、PSTN
またはISDN等の回線1030を介して、FAX装置
1031と送受信可能になっている。また、LAN10
10上にプリンタ1040も連結されており、画像処理
装置1001により読み取った画像をプリントアウト可
能なように構成されている。
【0093】図12は、本発明に係る画像処理装置にお
けるソフトウエア構成を説明するブロック図である。
【0094】図12において、1501はユーザインタ
フェース(UI)を司るものであり、オペレータが本複
合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモ
ジュールである。本モジュールは、オペレータの操作に
従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の
依頼、或いはデータの設定等を行う。
【0095】1502はデータベースモジュールで、A
ddress−Book、即ちデータの送付先、通信先
等を管理する。なお、Address−Bookの内容
は、UI1501からの操作によりデータの追加、削
除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モ
ジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとし
て使用されるものである。
【0096】1503はWeb−Serverモジュー
ルであり、図示しないWebクライアントからの要求に
より、複合画像処理を行う画像処理装置の管理情報を通
知するために使用される。管理情報は、後述のCont
roll−API1518を介して読み取られ、後述の
HTTP1512、TCP/IP1516、Netwo
rk−Driver1517を介してWebクライアン
トに通知される。
【0097】1504はUniversal−Send
モジュールで、即ち、データの配信を司り、UI150
1によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示
された通信(出力)先に配布するものである。
【0098】また、オペレータにより、本画像処理装置
のスキャナ機能を使用し配布データの生成が指示された
場合は、後述のControll−API1518を介
して機器を動作させ、データの生成を行う。
【0099】1505はプリントモジュールで、Uni
versal−Sendモジュール1504内で出力先
にプリンタが指定された際に実行される。1506はE
−mailモジュールで、Universal−Sen
d1504内で通信先にE−mailアドレスが指定さ
れた際に実行される。
【0100】1507はDBモジュールで、Unive
rsal−Send1504内で出力先にデータベース
が指定された際に実行される。1508はDPモジュー
ルで、Universal−Send1504内で出力
先に本画像処理装置と同様の複合型の画像処理装置が指
定された際に実行されるモジュールである。
【0101】1509はRemote−Copy−Sc
anモジュールであり、本複合型の画像処理装置のスキ
ャナ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複
合型の画像処理装置を出力先とし、本複合型の画像処理
装置単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行
う。
【0102】1510はRemote−Copy−Pr
intモジュールであり、本複合型の画像処理装置のプ
リンタ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の
本複合型の画像処理装置を入力先とし、本本複合型の画
像処理装置単体で実現しているCopy機能と同等の処
理を行うモジュールである。
【0103】1511はWeb−Pull−Print
モジュールで、即ちインターネットまたはイントラネッ
ト上の各種ホームベージの情報を読み出して印刷する。
1512はHTTPモジュールで、本複合型の画像処理
装置がHTTPにより通信する際に使用され、後述のT
CP/IPモジュール1516により前述のWeb−S
erverモジュール1503、Web−Pull−P
rintモジュール1511に通信を提供するものであ
る。
【0104】1513はlprモジュールであり、後述
のTCP/IPモジュール1516により前述のUni
versal−Sendモジュール1504内のプリン
タモジュール1505に通信を提供するものである。
【0105】1514はSMTPモジュールであり、後
述のTCP/IPモジュール1516により前述のUn
iversal−Sendモジュール1504内のE−
mallモジュール1506に通信を提供するものであ
る。
【0106】1515はSalutation−Man
ager(SLM)モジュールであり、後述のTCP/
IPモジュール1516により前述のUniversa
l−Sendモジュール1504内のデータベースモジ
ュール1517、DPモジュール1518、及びRem
ote−Copy−Scanモジュール1509、Re
mote−Copy−Printモジュール1510に
通信を提供するものである。
【0107】1516はTCP/IPモジュール(TC
P/IPモジュール)であり、前述の各種モジュールに
後述のNetwork−Driverによりネットワー
ク通信を提供するものである。1517はネットワーク
ドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部
分を制御するものである。
【0108】1518はControll−APIであ
り、Universal−Sendモジュール1504
等の上流モジュールに対し、後述のJob−Manag
er1519等の下流モジュールとのインタフェースを
提供するものであり、上流、及び下流のモジュール間の
依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものであ
る。
【0109】1519はJob−Managerであ
り、前述の各種モジュールよりControll−AP
I1518を介して指示される処理を解釈し、後述の各
モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュ
ールは、本複合型の画像処理装置内で実行されるハード
的な処理を一元管理するジョブ制御部として機能するも
のである。
【0110】1520はCODEC−Managerで
あり、Job−Manager1519が指示する処理
の中でデータの各種圧縮/伸長を管理・制御するもので
ある。1521はFBE−Encoderであり、Jo
b−Manager1519、Scan−Manage
r1524により実行されるスキャン処理により読み込
まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するもの
である。
【0111】1522はJPEG−CODECであり、
Job−Manager1519、Scan−Mana
ger1524により実行されるスキャン処理、及びP
rint−Manager1526により実行される印
刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及
び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。
【0112】1523はMMR−CODECであり、J
ob−Manager1519、Scan−Manag
er1524により実行されるスキャン処理、及びPr
int−Manager1526により実行される印刷
処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印
刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0113】1524はScan−Managerであ
り、Job−Manager1519が指示するスキャ
ン処理を管理・制御するものである。1525はSCS
Iドライバであり、Scan−Manager1524
と本複合型の画像処理装置が内部的に接続しているスキ
ャナ部との通信を行うものである。
【0114】1526はPrint−Managerで
あり、Job−Manager1519が指示する印刷
処理を管理・制御するものである。1527はEngi
ne−I/Fドライバであり、Print−Manag
er1526と印刷部とのI/Fを提供するものであ
る。1528はパラレルポートドライバであり、Web
−Pull−Print1511がパラレルポートを介
して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提
供するものである。
【0115】図13は、本発明に係る画像処理装置にお
ける配信処理を伴う組込みアプリケーション(モジュー
ル)の構成を説明するブロック図である。
【0116】図13において、4050は操作部アプリ
ケーション(UI)で、操作部2012に対応して動作
するアプリケーションであり、アドレスブック4051
を備える。
【0117】4100は送信側のリモートコピーアプリ
ケーション、4150は送信側の同報配信アプリケーシ
ョン、4200は、Web Pull Printモジ
ュール、4250はWeb Serverモジュールで
ある。
【0118】4300は受信側のリモートコピーデバイ
ス、4350は同報配信で送信されてきたイメージを汎
用のプリンタで受信・プリントするプリントデバイス、
4400はリモートプリントデバイス、4450はノー
ツサーバで、同報配信で送信されてきたイメージを受信
・格納する。4500はOriginal Image
DBサーバで、同報配信で送信されてきたイメージを
2値のイメージとして受信・格納する。
【0119】4550はMail Serverで、同
報送信されてきたイメージを受信・格納する。4600
はOriginal Image DBサーバで、同報
配信で送信されてきたイメージを多値のイメージとして
受信・格納する。4650はWeb Serverで、
情報コンテンツを含んでいる。4700はWeb Br
ovserで、Web Serverなどにアクセスす
る。以下、それぞれのアプリケーション群の処理につい
て詳細に説明するUIアプリケーション4050におい
て、Address Book4051は、画像処理装
置内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードデ
ィスクなど)に保存されており、この中には、ネットワ
ークに接続された機器の特徴が記載されている。例え
ば、機器の正式名やエイリアス名,機器のネットワーク
アドレス,機器の処理可能なネットワークプロトコル,
機器の処理可能なドキュメントフォーマット,機器の処
理可能な圧縮タイプ,機器の処理可能なイメージ解像
度,プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段
情報,サーバ(コンピュータ)機器の場合のドキュメン
トを格納可能なフォルダ名が含まれている。
【0120】以下に説明する各アプリケーションは、上
記Address Book4051に記載された情報
により配信先の特徴を判別することが可能となる。
【0121】また、このAddress Book40
51は、編集可能であると共に、ネットワーク内のサー
バコンピュータなどに保存されているものをダウンロー
ドして使用するかまたは、直接参照することも可能であ
る。
【0122】リモートコピーアプリケーション4100
は、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報を
前記Address Book4051より判別し、そ
れに従い、スキャナにより読みとった2値画像を公知の
MMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(T
agged Image File Format)化
し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリン
タ機器に送信する。SLM4103とは、詳細には説明
しないが、公知のSalutation Manage
r(または、Smart Link Manager)
と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロ
トコルの一種である。
【0123】同報配信アプリケーション4150は、前
記リモートコピーアプリケーション4600と違い、一
度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信する事が可
能である。また、配信先もプリンタ機器にとどまらず、
いわゆるサーバコンピュータにも直接配信可能である。
以下、配信先に従って順に説明する。
【0124】配信先の機器が公知のネットワークプリン
タプロトコルであるLPD(Line Printer
Daemon)、プリンタ制御コマンドとして公知の
LIPSを処理可能だとAddress Book40
51より判別した場合、同様にAddress Boo
k4051より判別した画像解像度に従って画像読み取
りを行い、画像自体は、公知のFBE(First B
inari Encoding)を用いて圧縮し、さら
にLIPSコード化して、公知のネットワークプリンタ
プロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
【0125】配信先の機器が前記SLMで通信可能で、
サーバ機器の場合、AddressBook4051よ
り、サーバアドレス、サーバ内のフォルダの指定を判別
し、リモートコピーアプリケーション4100と同様
に、スキャナにより読みとった2値画像を公知のMMR
圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagg
ed Image File Format)化し、S
LMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフ
ォルダに格納する事が可能である。
【0126】また、本実施形態の機器では、相手機器で
あるサーバが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理
可能だと判別した場合、前記の2値画像と同様に多値読
み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり
公知のJFIF化し、SLMを通して、ネットワーク上
のサーバ機器の特定のフォルダに格納する事が可能であ
る。
【0127】配信先の機器が公知のE−Mailサーバ
である場合、Address Book4051に記載
されたメールアドレスを判別し、スキャナにより読み取
った2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それ
を公知のTIFF(Tagged Image Fil
e Format)化し、公知のSMTP(Simpl
e Mail Transfer Protcol)4
154を使用して、E−Mallサーバに送信する。そ
の後の配信は、Mail Server4550に従っ
て実行される。なお、Web Pull Printア
プリケーション4200,Web Serverアプリ
ケーション4250は、本実施形態と直接関係しないの
で、説明は省略する。
【0128】以下、図3に示した操作部2012に表示
される各種の画面について詳細に説明する。なお、本発
明に係る画像処理装置が提供する機能は、Copy/S
end/Retrieve/Tasks/Manage
ment/Configurationの6つの大きな
カテゴリに分かれており、これらは操作部2012の操
作画面上の上部に表示される6つのメインタブに対応し
ている。これらのメインタブを押すことにより、各カテ
ゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリヘの
切り換えが許可されない場合は、メインタブの表示色が
変わり、メインタブを押しても反応しない。
【0129】カテゴリCopyは自機が有するスキャナ
とプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機
能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続され
たプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能
(リモートコピー)を含む。
【0130】カテゴリSendは自機が有するスキャナ
に置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリ
ンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)およびデー
タベースに転送する機能であり、宛先を複数指定するこ
とが可能である。
【0131】カテゴリRetrieveは外部にあるド
キュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する
機能である。ドキュメントの取得手段としてWWW、電
子メール、ファイル転送およびファックスの使用が可能
である。
【0132】カテゴリTasksはファックスやインタ
ーネットプリントなどの外部から送られるドキュメント
を自動処理し、定期的にRetrieveを行うための
タスクの生成、管理を行う。
【0133】カテゴリManagementはジョブ・
アドレス帳・ブックマーク・ドキュメント・アカウント
情報などの管理を行う。
【0134】カテゴリConFigurationでは
自機に関しての設定(ネットワーク、時計など)を行
う。
【0135】以下、図14を参照して、コントローラ内
でジョブに対する設定値、デバイス(スキャナ、プリン
タなど)の機能、ステータス、課金情報等をContr
olAPIに準拠したデータ形態で保持するデータベー
スと、そのデータベースとのI/FをDevice I
nformation Service(以下、DIS
と呼称する)について説明する。
【0136】図14は、本発明に係る画像処理装置にお
けるDISとデバイスマネージャとの連携形態の一例を
示すブロック図である。以下、その構成と動作について
説明する。
【0137】図14において、基本的に、Jobの開始
命令など動的な情報はJobManager7101か
ら各DocumentManagerであるScanM
anager7103,PrintManager71
04に直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容な
ど静的な情報はDIS7102を参照する。
【0138】各ScanManager7103,Pr
intManager7104からの静的、動的情報、
イベントはDIS7102を介してJobManage
r7101に伝えられる。
【0139】各ScanManager7103,Pr
intManager7104からDIS7102のデ
ータベースにデータの設定、取得を行う場合、DIS7
102の内部データ形式がControl API準拠
であることから、Control APIに準拠したデ
ータ形式と各ScanManager7103,Pri
ntManager7104が理解できるデータ形式と
の相互の変換処理を行う。
【0140】例えば、各ScanManager710
3,PrintManager7104からステータス
データの設定を行う場合、デバイス固有のデータを解釈
し、Control APIで定義される対応するデー
タに変換し、DIS7102のデータベースヘ書き込み
を行う。JobManager7101からDIS71
02のデータベースにデータの設定、取得を行う場合に
は、JobManager7101とDIS7102の
間でデータの変換は生じない。
【0141】また、DIS7102には、ScanMa
nager7103,PrintManager710
4から通知される各種イベント情報に基づき、イベント
データの更新が行われる。
【0142】図15は、図14に示したDIS7102
に保持されるデータベースの一例を説明する図である。
図中内の矩形は、それぞれデータベース(以下、DBと
呼称する)を表している。
【0143】図15において、7201はSuperv
isorDBであり、機器全体についてのステータスや
ユーザ情報を保持しているデータベースとして機能し、
ユーザIDやパスワード等、バックアップが必要な情報
はHD装置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発
性の記憶装置に保持される。
【0144】7202はScanComponentD
B、7203はPrintComponentDBであ
り、これらComponentDBは存在するComp
onent毎に対応して保持される。
【0145】例えば、プリンタのみからなる機器の場合
はPrintComponentDBのみが存在し、ま
た例えば、FAXを備えた機器の場合は、FAXCom
ponentDBが保持される。
【0146】なお、各ComponentDBには初期
化時に、それぞれ対応するDocumentManag
erがComponentの機能やステータスを設定す
る。
【0147】7204はScanrJobServic
eDB、7205はPrintjobServiceD
Bであり、これらのJobServiceDBもCom
ponentDB同様、初期化時にそれぞれ対応するD
ocumentManagerが機器で使用できる機能
や、それらのサポート状況を設定する。以下、JobD
B、DocumentDBについて説明する。
【0148】7206はScanJobDB、7207
はPrintJobDBの各JobDB、7208はS
canDocumentDB、7209はPrintD
ocumentDBである。
【0149】なお、JobDB、DocumentDB
はJobとそれに付随するDocumentが生成され
る度にJobManagerにより動的に確保、初期化
が行われ、必要な項目の設定が行われる。
【0150】また、各DocumentManager
はJobの処理開始前にJobDB、およびDocum
entDBから処理に必要な項目を読み出し、Jobを
開始する。その後、Jobが終了するとこれらのJo
b、及びそれに付随していたDocumentのDBは
解放される。jobは1つ以上のDocunentを持
つので、あるJobに対して複数のDocumentD
Bが確保される場合がある。
【0151】7211はイベントテーブルで、各Doc
unentManagerから通知されるイベント情報
を保持するデータベースとして機能する。7210はソ
フトカウンタで、装置のScan回数、Print回数
を記録するためのカウンタテーブルを備えている。
【0152】なお、本実施形態において、Docune
ntManagerから通知されるイベントには、Sc
anDocumentManager7103からのC
omponentの状態遷移、Scan処理動作完了や
各種のエラー、またPrintDocunentMan
ager7104からのComponentの状態遷
移、Print処理動作完了、紙詰まり、給紙カセット
オープンなどがあり、それぞれのイベントを識別するた
めのイベントIDが予め定められている。
【0153】上述したようにDocumentMana
gerからイベントが発行された場合、DIS7102
はイベントテーブル7211に発行されたイベントID
と必要なら該イベントに付随する詳細データを登録す
る。
【0154】また、DocunentManagerか
らイベントの解除が通知された場合、解除指定されたイ
ベントデータをイベントデータベース7211から削除
する。
【0155】JobManager7101よりイベン
トのポーリングが行われた場合、DISはイベントデー
タベース7210を参照し、現在発生しているイベント
IDと必要ならイベントに付随する詳細データをJob
Manager7101へ返信し、現在イベントが発生
していなければその旨を返信する。
【0156】また、Scan処理動作完了、Print
処理動作完了のイベントが通知された場合は、Sca
n、Printを行ったユーザのカウンタ値を更新す
る。このソフトウエアによるカウンタは不慮の電源遮断
などでその値が失われないように、バックアップされた
メモリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置にその値が更
新されるたびに書き戻す。 〔スキャン動作〕以下にスキャン動作の詳細について説
明する。
【0157】図16は、本発明に係る画像処理装置にお
けるスキャン制御構成を説明するブロック図であり、以
下、構成および動作について説明する。
【0158】図において、PCIバス8105にCPU
8101とメモリ(Memory)8102、画像の圧
縮・伸長ボード(CODEC)8104、及びスキヤナ
8107と、このシステムを接続するための17Fを提
供するSCSII/F回路(SCSIControll
er)8103が接続されている。
【0159】SCSII/F回路8103とスキヤナ
(または複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニッ
ト)8107はSCSIインタフェースケーブル810
6で接続されている。
【0160】また、PCIバス8105にはIDE C
ontroner8108が接続されており、IDE
Cable8109を介してIDE Hard Dis
k8110と接続されている。
【0161】図17は、本発明に係る画像処理装置にお
けるスキャン制御ソフトウエア構成を説明するブロック
図であり、以下、構成および動作について説明する。
【0162】図17において、8201はJobMan
agerで、アプリケーションレベルの要求を分類、保
存する機能を持つ。8202はDISで、アプリケーシ
ョンレベルからのスキャン動作に必要なパラメータを保
存する。アプリケーションからの要求は図16に示した
メモリ8102に保存される。
【0163】8203はスキャン動作管理部で、Job
Manager8201とDIS8202からスキャン
を行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作管理部
8203はJobManager8201から図18に
示すジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ8
301を受け取り、該テーブルデータ8301に基づ
き、DIS8202よりスキャンパラメータ8302を
受け取る。これにより、アプリケーションから要求され
ているスキャン条件に基づくスキャン動作をを行う。
【0164】なお、図18は、図17に示したスキャン
動作管理部8203がDIS8202,JobMana
ger8201から受け取るパラメータの一例を示す図
である。
【0165】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ8302をドキュ
メント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡
す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャン
シーケンス制御部8204は、スキヤン画像属性830
8の内容に従ってSCSI制御部8207をコントロー
ルする。
【0166】これにより図16に示したPCIバス81
05に接続されたSCSIController810
3を動作させることにより、SCSIケーブル8106
を介してScanner8107にSCSI制御コマン
ドを送ることによりスキャンが実行される。スキャンし
た画像はSCSICable8106を介してSCSI
Contoller8103にわたり、さらにPCI
バス8105を介してMemory8102に格納され
る。
【0167】スキャンシーケンス制御部8204はスキ
ャンが終了し、PCI8105を介してMemory8
102に画像が格納された時点で、スキャンパラメータ
8302のスキャン画像圧縮形式8309の内容にした
がって、Memory8102に格納されているスキャ
ン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に
対して要求を出す。
【0168】そして、要求を受け取った圧縮・伸長制御
部8205はPCIバス8105に接続されているCO
DEC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部8
204からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧
縮を行う。圧縮・伸長制御部8205は圧縮された画像
をPCIバス8105を介してMemory8102に
格納する。
【0169】スキャンシーケンス制御部8204は圧縮
・伸長制御部8205がスキヤン画像圧縮形式8309
で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、Memor
y8102に格納した時点で、スキャンパラメータ83
02の画像ファイルタイプ8307にしたがってMem
ory8102に格納されている圧縮されたスキャン画
像をファイル化する。
【0170】そして、スキャンシーケンス制御部820
4はファイルシステム部8206に対して、スキャンパ
ラメータ8302の画像ファイルタイプ8307で指定
されたファイル形式でファイル化することを要求する。
ファイルシステム部8206はスキャンシーケンス制御
部8204からの画像ファイルタイプ8307にしたが
って、Memory8102に格納されている圧縮され
た画像をファイル化し、PCIバス8105を介してI
DE−Ccntrouer8108に転送し、IDE
Cable8109を介してIDE Hard Dis
k8110に転送することによりスキャンされた圧縮画
像をファイル化する。
【0171】そして、スキャンシーケンス制御部820
4はファイルシステム部8206がIDE Hard
Disk8110にファイル化された画像を格納した時
点で、Scanner8107上の一枚の現行の処理が
終了したとして、スキャン動作管理部8203にスキャ
ン終了通知を送り返す。
【0172】この時点でScanner8107上にま
だスキャンが行われていない原稿が存在し、JobMa
nager8201からスキャン要求が存在する場合に
は、再度、DIS8202に格納されているスキャンパ
ラメータ8302を用いてスキャンシーケンス制御部8
204にスキャン動作を要求する。
【0173】Scanner8107上にスキャンされ
ていない原稿が存在しない場合、またはJobMana
ger8201からのスキャン要求が存在しない場合に
は、スキャン動作が終了したものとしてJobMana
ger8201に対してスキャン終了通知を発行する。 〔プリント動作〕以下でプリント動作について詳細に説
明する。
【0174】図19は、本発明に係る画像処理装置にお
けるプリント制御構成を説明するブロック図である。以
下、構成および動作について説明する。
【0175】図19において、PCIバス9005にC
PU9001とメモリ9002、画像の圧縮・伸張ボー
ド9004、及びプリンタ9007と、このシステムを
接続するためのI/Fを提供するEngineI/Fボ
ード9003が接続されている。EngineI/Fボ
ード9003とプリンタ(または複合機能を有する複写
機のプリンタ機能ユニット)9007はエンジンインタ
フェースケーブル9006で接続されている。
【0176】EngineI/Fボード9003は内部
にDPRAMを持ち、このDPRAMを介してプリンタ
ヘのパラメータ設定及びプリンタの状態読み出しと、プ
リントの制御コマンドのやり取りを行う。また、Eng
ineI/Fボード9003はVideoコントローラ
を持ち、プリンタからエンジンインタフェースケーブル
経由で与えられるVCLK(VideoClock)と
HSYNCに合わせて、PCIバス9005上に展開さ
れているイメージデータをエンジンインタフェースケー
ブルを介し、図20に示すタイミングチャートに従う制
御信号に同期するタイミングでプリンタに送信する。
【0177】図20において、VCLKはビデオクロッ
クで、常時発生されており、水平同期信号HSYNCが
プリンタの1ラインの開始に同期して与えられる。Vi
deoコントローラは設定された画像幅(WIDTH)
分のデータを、設定されたPCIバス上のメモリ(SO
URCE)から読み出して、Video信号としてエン
ジンインタフェースケーブルに出力する。これを指定ラ
イン分(LINES)繰り返した後、IMAGE_EN
D割り込みを発生する。
【0178】先に説明したとおり、CPU上のアプリケ
ーションプログラムからControllAPIにプリ
ントジョブの指示が渡されると、ControllAP
IはこれをコントローラレベルのJobManager
7101にジョブとして渡す。さらにこのJobMan
ager7101はジヨブの設定をDIS7102に格
納し、PrintManager7104にジョブの開
始を指示する。PrintManager7104はジ
ョブを受け付けるとDIS7102からジョブ実行に必
要な情報を読み出し、EngineI/Fボード及び、
DPRAMを介してプリンタに設定する。
【0179】図21は、本発明に係る画像処理装置にお
けるEngineI/Fボードに対する設定項目の一例
を示す図であり、図22は、本発明に係る画像処理装置
におけるDPRAMを介して設定される項目及び制御コ
マンド、状態コマンドの一例を示す図である。
【0180】ここで、説明を簡単にするために、ジョブ
を非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズ2値画像
を、2ページ1部プリント、プリンタが600dpiの
解像度性能を持つものとして、具体的なデータ処理動作
について説明する。
【0181】まず、このジョブを受けるとPrintM
anager7104は、この画像の幅(この場合8.
5”の側とする)の画像バイト数をWIDTH=8.5
×600÷8≒630(Bytes)と算出する。
【0182】次に、ライン数をLINES=11×60
0=6600(Lines)と演算する。そして、これ
らの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が格納
されているSOURCEアドレスとを、図21に示した
パラメータWIDTH,LINES,SOURCEに設
定する。この時点でEngineI/Fボード9003
は画像出力の用意が完了しているが、プリンタ2095
からのHSYNC信号が来ていないため(VCLKは来
ている)画像データを出力していない。
【0183】次に、PrintManager7104
は、図22に示したDPRAMの所定のアドレス(Bo
okNo)に出力部数である「1」を書き込む。その
後、1ページ目に対する出力用紙の給紙要求(FEED
_REQ)を出し、プリンタ2095からのイメージ要
求コマンドIMAGE REQを待つ。
【0184】そして、プリンタ2095からイメージ要
求コマンドIMAGE_REQが来たら、イメージ開始
コマンドIMAGE STARTを出す。これを受けて
プリンタ2095は水平同期信号HSYNCを出し始
め、水平同期信号HSYNC待ちであったEngine
I/Fボード9003は画像を出力する。プリンタ20
95は出力用紙の後端を検出すると、イメージ終了コマ
ンドIMAGE_ENDを出力し、出力用紙が排出され
ると、ステータスSHEET_OUTを出力する。
【0185】PrintManager7104は1ペ
ージ目のイメージ終了コマンドIMAGE_ENDを受
けて、2ページ目のパラメータWIDTH,LINE
S,SOURCEをEngineI/Fボード9003
に設定し、給紙要求コマンドFEED REQを出し
て、イメージ要求コマンドIMAGE REQを待つ。
2ページ目のイメージ要求コマンドIMAGE REQ
が来てからの動作は、1ページ目と同様である。 〔第1のジョブ停止処理〕次に、ユーザによりジョブ実
行中に、操作部2012上のSTOPキーが押下された
場合の、ジョブ制御部であるJobManager71
01の処理について説明する。
【0186】JobManager7101はジョブを
受け付けた時点でジョブ制御に必要なジョブ管理データ
を個々のジョブ毎に確保し、ジョブが終了して削除され
るまでの間、ステータス、受け付け時間、画像を形成出
力した用紙枚数など各種ジョブ情報を保持している。
【0187】図23は、本発明に係る画像処理装置にお
けるジョブ管理テーブルの一例を示す図であり、図14
に示したJobManager7101内に保持される
例に対応する。なお、JobManager7101は
その内部にジョブ種別にジョブ管理テーブルを持ち、ジ
ョブが投入されるとジョブ管理テーブルから空きエント
リを取得し、ジョブデータを保持する。
【0188】図23において、ジョブ管理テーブル20
1は、CopyJob用のテーブルであり、個々のエン
トリが実際のCopyJobに対応している。
【0189】個々のジョブに対応するエントリのデータ
構成は、データ属性202とそれぞれの具体的な値20
3とから記述されている。
【0190】211は装置内のジョブに対してユニーク
になるよう自動的に割り当てられるジョブIDであると
ともに、ID自体にCopyPrint、Remote
Print(ネットワーク上のリモート機器から投入さ
れた印刷処理)などジョブ種別情報が埋め込まれてい
る。
【0191】212はユーザから指定可能なジョブ名で
あり,図23の例では指定されていない場合を示す。2
13はジョブの種別を示す。214はジョブを投入した
ユーザのID、215はユーザ名である。ジョブ状態2
16は現在のジョブの状態を反映する。
【0192】217は前記JobManager710
1によってジョブが受け付けられた時刻を保持する。2
18はジョブ実行時間であり、ジョブが処理開始されて
から経過した時間を記録している。
【0193】ジョブ優先度219は該ジョブの処理優先
度を保持している。220は該ジョブで印刷出力された
用紙枚数をカウントしている。エラー情報221は該ジ
ョブ処理中に発生したエラーに関する情報を保持する。
【0194】なお、図示しない次ジョブヘのポインタは
ジョブキューに相当するリスト構造を実現するためのデ
ータであり、ジョブキューの次のジョブのジョブ管理テ
ーブルを指している。当然キュー末尾のジョブ管理テー
ブルの次ジョブヘのポインタは次ジョブがないことを示
す特別な値(NULL値)が設定される。
【0195】ジョブ情報に関する問い合わせや操作は、
対象となるジョブを識別するためジョブIDと共に行わ
れ、jobManager7101はジョブ管理テーブ
ルの各エントリのジョブID211を検索し、ジョブを
特定する。
【0196】JobManager7101は投入され
たジョブ情報に含まれるジョブ種別と優先度に基づい
て、個々のジョブ管理テーブル同士の連結を次ジョブヘ
のポインタを用いて生成する。
【0197】すなわち、投入されたジョブに対応するジ
ョブ管理テーブルは、すべて先頭(実行中)のコピージ
ョブから優先度順に連結されリスト構造を成す。ジョブ
優先度が同じである場合はジョブの投入順でジョブ管理
テーブルの連結を生成し、この連結の順序でJobMa
nager1519(図12参照)はジョブを実行す
る。
【0198】つまり、JobManager1519内
部のジョブ管理テーブルの連結構造は、図24に示すご
とく、ジョブキューと等しいデータ構造を構成する。
【0199】図24は、図12に示したJobMana
ger1519内部のジョブ管理テーブルの連結構造の
一例を示す図であり、図24ではCopyJob001
実行中に、それと同じ優先度「100」を持つCopy
Job002が投入された後、両者よりも優先度が高い
CopyJob003(優先度「80」)が投入され、
CopyJob003が実行中、CopyJob00
1、CopyJob002がジョブキューに連結され実
行待ちとなっている状態を示している。
【0200】ここでは具体例として、操作部2012上
のSTOPキーが押下によって、図24に示したCop
yJob00l、CopyJob002、CopyJo
b003が存在している場合に、全てのコピージョブの
停止(取り消し)を指示する場合を図25に示すフロー
チャートおよび図26、図27、図28に示すジョブ処
理キュー連結状態推移図を参照して説明する。
【0201】図25は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、ジョブ実行中にユーザによりSTOPキー20
15が押下された場合のジョブ終了処理手順に対応す
る。なお、(101)〜(108)は各ステップを示
す。
【0202】図26〜図28は、図12に示したJob
Manager1519内部のジョブ管理テーブルに連
結管理されるCopyjobのキューの推移状態を説明
する図である。
【0203】先ず、ステップ(101)で、CopyJ
obが投入されている状態で、ユーザにより、操作部2
012上のSTOPキー2015が押下されて、ステッ
プ(102)でSTOPキー2015の押下が検知され
ると、操作部2012よりJobManager151
9へとその旨が通知されると、ステップ(103)にて
JobManager1519はジョブキュー(Cop
yJobのジョブ管理テーブルの連結)をチェックし、
停止すべきCopyJobがあることを検知する。
【0204】続いて、ステップ(104)で、JobM
anager1519は、図26に示すように、ジョブ
キューの末尾のジョブ(図26では、Copyjob0
02)から順次、Pause処理を発行し、全Copy
Jobを一時停止状態(Pause(1)→Pause
(2)→Pause(3))にする。
【0205】これはジョブキューの先頭ジョブが一時停
止すると、ジョブキューの次ジョブが実行開始されるこ
とを回避するためである。
【0206】このようにして、全CopyJobを一時
停止状態へ移行させた後、ステップ(105)にて、全
ジョブに対してCancel処理を発行し、ジョブの取
り消し処理を行う。
【0207】この時は、既に全ジョブとも停止状態とな
っているため、Cancel処理の発行順序はジョブキ
ューの先頭からでも、末尾からでもどちらもでよい。
【0208】すなわち、本実施形態では、図27に示す
ように、ジョブキューの末尾のジョブ(図26では、C
opyjob002)から順次取り消し処理(Canc
el(1)→Cancel(2)→Cancel
(3))を行っている場合を示すが、先頭のジョブから
取り消し処理を行ってもよい。
【0209】そして、全ジョブヘのCnacel処理が
完了した後、ステップ(106)にてJobManag
er1519は関連するジョブ管理テーブル、ジョブキ
ューデータを解放し、ステップ(107)で、操作部2
012上のSTOPキー押下により指示された全Cop
yJob削除完了を操作部2012に通知し、ステップ
(108)で、ジョブ停止処理を完了する(図28参
照)。
【0210】なお、本実施形態における画像処理装置に
おいては、ジョブ種毎にジョブキューを管理するため、
上記ステップ(101)からステップ(108)の処理
において、STOP処理されたジョブ以外の実行中ジョ
ブ、例えばFAX送受信ジョブやPDLプリントジョブ
は停止されることなく、それぞれの処理を継続すること
が可能である。
【0211】上記第1実施形態によれば、ジョブの優先
度付き実行制御を行う装置において、複数のジョブを一
括して停止(取り消し)する場合に、全ジョブを一旦停
止させた後にジョブ停止処理を行うので、画像処理装置
内における無駄なジョブ停止動作を排除し、ユーザの使
い勝手を向上させることができる。
【0212】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
リモート機器と連携してジョブ処理中の場合、ローカル
機器側、すなわちユーザの手元側(ローカル)の機器の
ジョブのみ動作を停止したい場合であっても、連結され
たジョブの順序に従うため、リモート機器側のジョブと
ローカルなジョブとが混在するジョブを停止したいとい
う要求に応えることができない場合が生じる。
【0213】そこで、停止したジョブの種別を特定し
て、ユーザが停止要求するジョブの種別を判定して、停
止要求がなされているリモート機器のジョブのみあるい
は、ユーザの手元側(ローカル)の機器のジョブのみの
停止にも自在に応じることができるように構成してもよ
い。以下、その実施形態について説明する。 〔第2のジョブ停止処理〕 ジョブ停止処理の詳細な説明 次に、ユーザによりジョブ実行中にSTOPキーが押下
された場合の、ジョブ制御部であるJobManage
r7101の処理について説明する。
【0214】なお、ジョブ管理データについては、第1
実施形態に示したジョブ管理データと同様なので、詳細
な説明は省略する。
【0215】次に、ネットワーク接続されたリモート機
器と連携して動作する場合について説明する。
【0216】本発明の装置1001に対し、自動的に、
あるいはユーザにより選択されたネットワーク接続され
る一つ以上の機器(例えば、電子メールサーバ1023
とプリンタ1040)との連携動作が処理投入時に指定
された場合、リモート機器に対して配分した処理をジョ
ブとしてジョブ識別情報と共に送信すると共に、ローカ
ル、リモート機器ともに処理を開始する。
【0217】リモート機器側は処理が完了すると、前記
ジョブ識別情報と共にジョブ完了した旨を通知する。こ
うしてローカル側の機器と処理を配分したリモート側の
すべての機器の処理が完了した時点で、画像処理装置1
001に指示された処理が完了する。
【0218】以下、図29に示したフローチャートおよ
び図30に示すジョブ選択画面および図31にジョブ停
止状態画面に基づき、ジヨブ実行中にユーザによりST
OPキー2015が押下された場合のジョブ停止処理手
順について説明する。
【0219】図29は、本発明に係る画像処理装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、ジョブ実行中にユーザによりSTOPキー20
15が押下された場合のジョブ終了処理手順に対応す
る。なお、(110)〜(122)は各ステップを示
す。
【0220】図30,図31は、本発明に係る画像処理
装置における停止ジョブ選択処理状態を説明する図であ
り、図29はジョブ選択画面例および図77はジョブ停
止状態画面例を示す。
【0221】先ず、ステップ(111)で、CopyJ
obが投入されている状態で、ユーザにより、操作部2
012上のSTOPキー2015が押下されて、ステッ
プ(112)でSTOPキー2015の押下が検知さ、
操作部2012よりJobManager1519へと
その旨が通知されると、ステップ(113)で、Job
Manager1519はジョブ管理テーブルを検索
し、実行中の全ジョブのエントリからジョブIDを取得
し、まずジョブIDから得られるジョブ種別情報から、
ローカル機器にて実行中のジョブを特定する。
【0222】続いて、ステップ(114)にて同様にリ
モート機器にて実行中であるジョブを特定する。次に、
検索したジョブIDとジョブが実行されている機器別
に、操作部にSTOP対象となりうるジョブの一覧が図
30に示すようにローカルジョブとリモートジョブとが
テーブルDELETAB中でそれぞれ識別表示され、ス
テップ(115)にて、ユーザに対しSTOPするジョ
ブの選択を待つ。
【0223】ここで、テーブルDELETABの枠LJ
OBE内にはローカル機器で実行中のローカルジョブL
JOB311、LJOB312、LJOB313、LJ
OB314が、枠RJOBE内にはネットワーク上のリ
モート機器(ネットワーク上の機器番号192.16
8.0.159)で実行中のRJOBジョブ321が、
RJOBジョブ320の枠内には別のリモート機器(ネ
ットワーク上の機器番号192.168.0.43)で
実行中の各ジョブが、それぞれ機器別にリスト表示され
ている。
【0224】図30に示す如く表示されたローカルジョ
ブLJOB311、LJOB312、LJOB313、
LJOB314,RJOBジョブ321,RJOBジョ
ブ331の中からユーザはSTOPしたいジョブを選択
し、キー341にて決定する。
【0225】図30の例では、ローカルジョブLJOB
313およびRJOBジョブ321が選択されており、
ジョブ選択をやり直す場合はキー340にて選択をクリ
アすることが可能である。
【0226】ここで、表示されるジョブー覧の内容に
は、図30に示す如く装置のジョブ制御部内で使用され
るジョブIDの他にも、ユーザによって付加された、よ
りユーザにとって識別しやすいジョブ情報の表示とする
ことも可能である。
【0227】このようにして、キー341が押下され、
停止対象となるジョブID選択が確定すると、操作部2
012からJobManager1519へと通知さ
れ、JobManager1519は、ステップ(11
6)にて選択されたジョブがローカル機器にて実行中
か、リモート機器が実行中かを判別し、ステップ(11
7)にて、まずローカル機器のジョブの停止処理を行
う。
【0228】この際、JobManager1519は
該ジョブIDから停止対象と指定されたジョブを特定
し、スキャナ、プリンタなど該ジョブに関連する動作を
司るDocumentManagerに対し動作停止の
指示を行う。
【0229】続いて、ステップ(118)にてリモート
機器で実行されているジョブを停止するため、停止対象
として選択されたジョブを実行中のリモート機器に対
し、該ジョブのジョブIDとともにジョブ停止を通知す
る。
【0230】そして、ステップ(119)で、ジョブ停
止を通知されたリモート機器はジョブIDから停止ジョ
ブを特定し、ローカル機器と同様にして該ジョブの停止
処理を行い、ステップ(120)にて、指定ジョブを停
止した旨をローカル機器に対し返信する。ローカル機器
のジョブ、リモート機器のジョブともに停止対象のジョ
ブをすべて停止完了したことを検知したローカル機器
は、ステップ(121)で、その旨を図31に示す如く
ジョブ情報とともに表示し、ユーザに通知を行い、ステ
ップ(122)にてすべてのジョブ停止処理を完了す
る。
【0231】このステップ(110)からステップ(1
22)の処理において、STOP処理されたジョブ以外
の実行中ジョブは停止されることなく、それぞれの処理
を継続することが可能であり、複数のジョブが複数の機
器において実行中であってもユーザがStopしたいジ
ョブのみを停止することができるのである。
【0232】上記第2実施形態によれば、複数のジョブ
を同時実行可能である、相互に接続された複数の機器に
わたって、ユーザが所望する特定のジョブのみを停止さ
せることが可能であり、装置の動作効率が向上し、ユー
ザの使い勝手も改善される。
【0233】また、ユーザがジョブに任意の識別情報を
付加することを可能としたので、ユーザによりわかりや
すいジョブー覧を表示し、使い勝手をさらに向上させる
ことができる。
【0234】以下、図32に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像処理シス
テムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0235】図32は、本発明に係る画像処理装置を適
用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ
処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説
明する図である。
【0236】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0237】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0238】本実施形態における図25,図29に示す
機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリや
FD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。
【0239】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0240】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0241】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0242】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0243】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0244】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第18の発明によれば、複数のジョブに対し一括して
ジョブ停止指示がなされた場合付加された識別情報に基
づき特定される停止対象の全ジョブを前記実行待ちキュ
ーの最後尾のジョブから順次一時停止させ、その後個々
のジョブに対し順次ジョブ停止処理を行うので、複数の
ジョブがジョブ待ちキューに管理されている状態で、一
括停止が指示された際に、停止されたジョブが一旦実行
状態となることがなくなり、ジョブ停止処理効率を格段
に向上させ、ユーザの利便性を高めることができる。
【0245】また、ユーザからジョブ停止指示がなされ
た場合、前記第1の付加手段により付加された識別情報
と前記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情
報とに基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと
前記ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョ
ブリストを個別に表示し、該個別に表示された停止可能
なジョブリスト中から、所望の停止ジョブ候補を選択
し、該選択されたジョブのみを停止させるので、ローカ
ル機器,リモート機器とを利用して所定の画像処理を行
うジョブを並行処理可能な画像処理装置において、停止
したいジョブをユーザ等が選択可能となり、実行中の他
のジョブ処理状態を停止することなく、選択したローカ
ル機器または/およびリモート機器のジョブ処理のみを
自在に停止させて、ユーザによる特定ジョブ停止要求に
適応できるジョブ停止処理環境を自在に構築することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構
成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した画像入出力デバイスの一例を示す
図である。
【図3】図1に示した操作部の構成を説明する概略平面
図である。
【図4】図1に示したスキャナ画像処理部の構成を説明
するブロック図である。
【図5】図1に示したプリンタ画像処理部の構成を説明
するブロック図である。
【図6】図1に示した画像圧縮部の構成を説明するブロ
ック図である。
【図7】図1に示した画像回転部の構成を説明するブロ
ック図である。
【図8】図7に示した画像回転部の回転処理の一例を示
す図である。
【図9】図7に示した画像回転部の回転処理の一例を示
す図である。
【図10】図1に示したデバイスI/F部の構成を説明
するブロック図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置を適用可能なネッ
トワークシステムの一例を示す図である。
【図12】本発明に係る画像処理装置におけるソフトウ
エア構成を説明するブロック図である。
【図13】本発明に係る画像処理装置における配信処理
を伴う組込みアプリケーション(モジュール)の構成を
説明するブロック図である。
【図14】本発明に係る画像処理装置におけるDISと
デバイスマネージャとの連携形態の一例を示すブロック
図である。
【図15】図14に示したDIS7102に保持される
データベースの一例を説明する図である。
【図16】本発明に係る画像処理装置におけるスキャン
制御構成を説明するブロック図である。
【図17】本発明に係る画像処理装置におけるスキャン
制御ソフトウエア構成を説明するブロック図である。
【図18】図17に示したスキャン動作管理部8203
がDIS8202より受け取るJobManager8
201から受け取るパラメータの一例を示す図である。
【図19】本発明に係る画像処理装置におけるプリント
制御構成を説明するブロック図である。
【図20】図19に示したEngineI/Fボードと
プリンタとの転送タイミングを説明するタイミングチャ
ートである。
【図21】本発明に係る画像処理装置におけるEngi
neI/Fボードに対する設定項目の一例を示す図であ
る。
【図22】本発明に係る画像処理装置におけるDPRA
Mを介して設定される項目及び制御コマンド、状態コマ
ンドの一例を示す図である。
【図23】本発明に係る画像処理装置におけるジョブ管
理テーブルの一例を示す図である。
【図24】図12に示したJobManager内部の
ジョブ管理テーブルの連結構造の一例を示す図である。
【図25】本発明に係る画像処理装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図26】図12に示したJobManager内部の
ジョブ管理テーブルに連結管理されるCopyjobの
キューの推移状態を説明する図である。
【図27】図12に示したJobManager内部の
ジョブ管理テーブルに連結管理されるCopyjobの
キューの推移状態を説明する図である。
【図28】図12に示したJobManager内部の
ジョブ管理テーブルに連結管理されるCopyjobの
キューの推移状態を説明する図である。
【図29】本発明に係る画像処理装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図30】本発明に係る画像処理装置における停止ジョ
ブ選択処理状態を説明する図である。
【図31】本発明に係る画像処理装置における停止ジョ
ブ選択処理状態を説明する図である。
【図32】本発明に係る画像処理装置を適用可能な画像
処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1519 Job−Manager 1524 Scan−Manager 1526 Print−Manager 2000 コントロールユニット 2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 HDD 2012 操作部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して機器制御情報お
    よび画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置であって、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御手段と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    手段と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加手段と、いずれかのジョブが実行中に、ユー
    ザからのジョブ停止要求に従い停止させるジョブを指示
    する指示手段と、 前記指示手段により複数のジョブに対し一括してジョブ
    停止指示がなされた場合、前記第1の付加手段により付
    加された識別情報に基づき特定される停止対象の全ジョ
    ブを前記実行待ちキューの最後尾のジョブから順次一時
    停止させ、その後個々のジョブに対し順次ジョブ停止処
    理を行うジョブ停止制御手段と、を備えたことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して機器制御情報お
    よび画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置であって、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御手段と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    手段と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加手段と、 ジョブ実行中にジョブの停止を装置に対し指示する指示
    手段と、 前記指示手段によりユーザからジョブ停止指示がなされ
    た場合、前記第1の付加手段により付加された識別情報
    と前記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情
    報とに基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと
    前記ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョ
    ブリストを個別に表示するジョブ表示手段と、 前記ジョブ表示手段により個別に表示された停止可能な
    ジョブリスト中から、所望の停止ジョブ候補を選択する
    選択手段と、 前記選択手段により選択されたジョブのみを停止させる
    ジョブ停止制御手段と、を有することを特徴とする画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記リモート機器にて
    実行中のジョブと前記ローカル機器で実行中のジョブと
    を停止可能なジョブリスト中から同時に選択可能とする
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像処理要求がなされているジョブに対
    し、前記第1の付加手段による識別情報に加え、ユーザ
    により設定される任意のジョブ情報を付加する第2の付
    加手段を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記機器制御手段は、通信媒体に通信可
    能に接続されたリモート機器の中から、ユーザにより指
    定されたリモート機器と連携して各ジョブ処理を並行処
    理することを特徴とする請求項1または2記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記機器制御手段は、前記通信媒体に通
    信可能に接続されたリモート機器の中から、自動的に選
    択したリモート機器と連携して各ジョブ処理を並行処理
    することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介して機器制御情報お
    よび画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置における画像処理方法であっ
    て、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御工程と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    工程と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加工程と、 いずれかのジョブが実行中に、ユーザからのジョブ停止
    要求に従い停止させるジョブを指示する指示工程と、 前記指示工程により複数のジョブに対し一括してジョブ
    停止指示がなされた場合、前記第1の付加工程により付
    加された識別情報に基づき特定される停止対象の全ジョ
    ブを前記実行待ちキューの最後尾のジョブから順次一時
    停止させ、その後個々のジョブに対し順次ジョブ停止処
    理を行うジョブ停止制御工程と、とを備えたことを特徴
    とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介して機器制御情報お
    よび画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置における画像処理方法であっ
    て、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御工程と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    工程と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加工程と、 ジョブ実行中にジョブの停止を装置に対し指示する指示
    工程と、 前記指示工程によりユーザからジョブ停止指示がなされ
    た場合、前記第1の付加工程により付加された識別情報
    と前記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情
    報とに基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと
    前記ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョ
    ブリストを個別に表示するジョブ表示工程と、 前記ジョブ表示工程により個別に表示された停止可能な
    ジョブリスト中から、所望の停止ジョブ候補を選択する
    選択工程と、 前記選択工程により選択されたジョブのみを停止させる
    ジョブ停止制御工程と、を有することを特徴とする画像
    処理方法。
  9. 【請求項9】 前記選択工程は、前記リモート機器にて
    実行中のジョブと前記ローカル機器で実行中のジョブと
    を停止可能なジョブリスト中から同時に選択可能とする
    ことを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像処理要求がなされているジョブに
    対し、前記第1の付加工程による識別情報に加え、ユー
    ザにより設定される任意のジョブ情報を付加する第2の
    付加工程を有することを特徴とする請求項7または8記
    載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記機器制御工程は、前記通信媒体に
    通信可能に接続されたリモート機器の中から、ユーザに
    より指定されたリモート機器と連携して各ジョブ処理を
    並行処理することを特徴とする請求項7または8記載の
    画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記機器制御工程は、前記通信媒体に
    通信可能に接続されたリモート機器の中から、自動的に
    選択したリモート機器と連携して各ジョブ処理を並行処
    理することを特徴とする請求項7または8記載の画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 所定の通信媒体を介して機器制御情報
    および画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置に、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御工程と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    工程と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加工程と、 いずれかのジョブが実行中に、ユーザからのジョブ停止
    要求に従い停止させるジョブを指示する指示工程と、 前記指示工程により複数のジョブに対し一括してジョブ
    停止指示がなされた場合、前記第1の付加工程により付
    加された識別情報に基づき特定される停止対象の全ジョ
    ブを前記実行待ちキューの最後尾のジョブから順次一時
    停止させ、その後個々のジョブに対し順次ジョブ停止処
    理を行うジョブ停止制御工程とを実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】 所定の通信媒体を介して機器制御情報
    および画像データをリモート機器と相互に送受信し、か
    つ、ローカル機器を制御して異なる画像処理要求を並行
    処理可能な画像処理装置に、 前記通信媒体を介して接続されるリモート機器と相互に
    連携し、画像処理内容を分担してジョブを実行可能とす
    る機器制御工程と、 ジョブ優先度の高い順に実行待ちキューに並べることに
    よってジョブ優先度によって実行制御を行うジョブ制御
    工程と、 各ジョブを特定するための識別情報を自動的に付加する
    第1の付加工程と、 ジョブ実行中にジョブの停止を装置に対し指示する指示
    工程と、 前記指示工程によりユーザからジョブ停止指示がなされ
    た場合、前記第1の付加工程により付加された識別情報
    と前記ローカル機器とリモート機器とに対するジョブ情
    報とに基づき、前記リモート機器にて実行中のジョブと
    前記ローカル機器で実行中のジョブとで停止可能なジョ
    ブリストを個別に表示するジョブ表示工程と、 前記ジョブ表示工程により個別に表示された停止可能な
    ジョブリスト中から、所望の停止ジョブ候補を選択する
    選択工程と、 前記選択工程により選択されたジョブのみを停止させる
    ジョブ停止制御工程とを実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記選択工程は、前記リモート機器に
    て実行中のジョブと前記ローカル機器で実行中のジョブ
    とを停止可能なジョブリスト中から同時に選択可能とす
    ることを特徴とする請求項14記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 画像処理要求がなされているジョブに
    対し、前記第1の付加工程による識別情報に加え、ユー
    ザにより設定される任意のジョブ情報を付加する第2の
    付加工程を有することを特徴とする請求項13または1
    4記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記機器制御工程は、前記通信媒体に
    通信可能に接続されたリモート機器の中から、ユーザに
    より指定されたリモート機器と連携して各ジョブ処理を
    並行処理することを特徴とする請求項13または14記
    載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記機器制御工程は、前記通信媒体に
    通信可能に接続されたリモート機器の中から、自動的に
    選択したリモート機器と連携して各ジョブ処理を並行処
    理することを特徴とする請求項13または14記載の記
    憶媒体。
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