JP2001251630A - 画像信号符号化装置およびその方法 - Google Patents

画像信号符号化装置およびその方法

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JP2001251630A
JP2001251630A JP2000060733A JP2000060733A JP2001251630A JP 2001251630 A JP2001251630 A JP 2001251630A JP 2000060733 A JP2000060733 A JP 2000060733A JP 2000060733 A JP2000060733 A JP 2000060733A JP 2001251630 A JP2001251630 A JP 2001251630A
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Katsuya Oshima
勝也 大島
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NEC Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される画像信号からシーンチェンジが検
出される場合でも安定した符号量の割り当てを行う画像
信号符号化装置を提供する。 【解決手段】 外部から入力された第1の画像データと
第1の画像データの1フレーム前または1フィールド前
の第2の画像データとの差分データを直交変換する直交
変換部と、直交変換された差分データを量子化パラメー
タを用いて量子化する量子化部と、量子化された差分デ
ータと量子化パラメータを符号化して外部へ出力する符
号化部と、符号化された差分データの第1の符号量と前
回符号化された差分データの第2の符号量との比較結果
からシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出部
と、シーンチェンジ検出部でシーンチェンジが検出され
ない場合、第1の符号量に基づいて量子化パラメータを
設定し、シーンチェンジが検出された場合、第1の符号
量に基づいて設定された値に予め定められた一定値を増
分して得られた値に量子化パラメータを設定する量子化
パラメータ設定部とからなる画像信号符号化装置を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を圧縮符
号化する画像信号符号化装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号をデジタル化して伝送ま
たは記録する技術が広く用いられつつある。画像信号を
伝送する場合、その伝送コストを削減するために画像信
号を圧縮符号化して伝送する。また、画像信号を記録媒
体に記録する場合においても、その記憶容量を削減する
ために画像信号を圧縮符号化して記録媒体に記録する。
圧縮符号化装置は上記に示される画像信号を圧縮符号化
する技術である。
【0003】図6は、従来技術における画像信号符号化
装置を示す。
【0004】従来技術における画像信号符号化装置10
1は、差分データ量子化部X、フレーム遅延部Y、量子
化パラメータ設定部Z、および可変長符号化部109か
らなる。
【0005】差分データ量子化部Xの構成を以下に示
す。
【0006】差分データ量子化部Xは、減算部102、
離散コサイン変換(DCT)処理部104、および量子
化部105からなる。
【0007】減算部102は第1の外部装置(図示せ
ず)、離散コサイン変換(DCT)処理部104、およ
び後述するフレーム遅延部Yと接続されている。
【0008】DCT処理部104は、減算部102およ
び量子化部105と接続されている。
【0009】量子化部105はDCT処理部104、可
変長符号化部109、フレーム遅延部Y、および量子化
パラメータ設定部Zと接続されている。
【0010】差分データ量子化部Xの動作を以下に示
す。
【0011】まず、第1の外部装置から画像データD1
01が減算部102へ入力される。ここで、画像データ
D101は1フレーム毎に順次減算部102へ入力され
る。減算部102は1フレームの画像データD101の
入力に応答して、この1フレームの画像データD101
と、後述するフレーム遅延部Yから入力される、この画
像データD101の1フレーム前の画像データD10
1’との差分を演算し、得られた差分データD102を
DCT処理部104に出力する。
【0012】DCT処理部104は、減算部102から
入力された差分データD102に離散コサイン変換処理
を行うことにより得られる変換係数データD103を量
子化部105に出力する。
【0013】量子化部105は、DCT処理部104か
ら入力された変換係数データD103を量子化して得ら
れた量子化データD104を後述するフレーム遅延部Y
と可変長符号化部109に出力する。このときの量子化
ステップは後述する量子化パラメータ設定部Zから入力
されるQパラメータP101を用いる。
【0014】フレーム遅延部Yの構成を以下に示す。
【0015】フレーム遅延部Yは、逆量子化部110、
離散コサイン逆変換(IDCT)処理部111、加算器
112、フレーム遅延部107、動き補償部106、お
よび動き検出部103からなる。
【0016】逆量子化部110は、差分データ量子化部
X、量子化パラメータ設定部Zおよび離散コサイン逆変
換(IDCT)処理部111と接続されている。
【0017】IDCT処理部111は、逆量子化部11
0および加算器112と接続されている。
【0018】加算器112は、フレーム遅延部107お
よび動き補償部106と接続されている。
【0019】フレーム遅延部107は、加算器112お
よび動き補償部106と接続されている。
【0020】動き補償部106は、フレーム遅延部10
7、動き検出部103、差分データ量子化部X、および
加算部112と接続されている。
【0021】動き検出部103は、第1の外部装置およ
び動き補償部106と接続されている。
【0022】フレーム遅延部Yの動作を以下に示す。
【0023】まず、差分データ量子化部Xから量子化デ
ータD104が逆量子化部110に入力される。逆量子
化部110は、その量子化データD104を逆量子化
し、得られた変換係数データD103’をIDCT処理
部111に出力する。このとき、量子化データD104
は後述する量子化パラメータ設定部Zから入力されるQ
パラメータP101を用いて逆量子化される。
【0024】IDCT処理部111は、変換係数データ
D103’に離散コサイン逆変換処理を行って得られた
差分データD102’を加算器112へ出力する。
【0025】加算器112は、差分データD102’と
動き補償部106から出力された1フレーム前の画像デ
ータD101’とを加算して得られた局部復号データD
108をフレーム遅延部107に出力する。この局部復
号データD108は、外部から入力された画像データD
101が差分データ量子化部Xで量子化されたときに生
じた量子化誤差を含む。
【0026】フレーム遅延部107は、局部復号データ
D108を1フレーム遅延させて動き補償部106に出
力する。
【0027】動き補償部106は、後述する動き検出部
103から出力された動きベクトルデータを参照して、
局部復号データD108に含まれる各画素の位置を変更
した画像データを1フレーム前の画像データD101’
として差分データ量子化部Xおよび加算部112に出力
する。
【0028】動き検出部103には第1の外部装置から
画像データD101が入力される。動き検出部103
は、その画像データD101を蓄積する。また、動き検
出部103は、入力された画像データD101と1フレ
ーム前の画像データとを比較して、画像データD101
に含まれる画素ブロック毎に動きの大きさ、および方向
を検出して得られた動きベクトルを示す動きベクトルデ
ータを動き補償部106へ出力する。
【0029】可変長符号化部109の構成を以下に示
す。可変長符号化部109は、第2の外部装置(図示せ
ず)、差分データ量子化部Xおよび量子化パラメータ設
定部Zと接続されている。
【0030】可変長符号化部109の動作を以下に示
す。可変長符号部109は、量子化部105から入力さ
れた量子化データD104にハフマン符号などを用いた
2進符号化を行い、得られた符号化データD105を量
子化パラメータ設定部Zに出力する。また、可変長符号
部109は、この符号化データD105と後述する量子
化パラメータ設定部Zから出力されたQパラメータP1
01とを予め規定されたフォーマットに変換し、出力デ
ータとして第2の外部装置に出力する。
【0031】量子化パラメータ設定部Zの構成を以下に
示す。
【0032】量子化パラメータ設定部Zは、符号量計測
部108、シーンチェンジ検出部113、および符号化
制御部114からなる。
【0033】符号量計測部108は、可変長符号化部1
09および符号化制御部114と接続されている。
【0034】シーンチェンジ検出部113は、第1の外
部装置および符号化制御部114と接続されている。
【0035】符号化制御部114は、符号量計測部10
8、シーンチェンジ検出部113、差分データ量子化部
X、可変長符号化部109およびフレーム遅延部Yと接
続されている。また、符号化制御部114には予め設定
された目標ビットレートが入力される。
【0036】量子化パラメータ設定部Zの動作を以下に
示す。
【0037】まず、符号化データD105が可変長符号
化部109から符号量計測部108に入力される。符号
量計測部108は、符号化データD105の符号量を計
測し、得られた符号量データD106を符号化制御部1
14に出力する。
【0038】符号化制御部114は、目標ビットレー
ト、符号量データD106、および後述するシーンチェ
ンジ検出部113から入力されたシーンチェンジフラグ
D107に基づいてQパラメータP101を設定し、こ
のQパラメータP101を差分データ量子化部X、可変
長符号化部109およびフレーム遅延部Yに出力する。
ここで、シーンチェンジフラグD107がアクティブの
場合、急激に符号量が大きくならないようにQパラメー
タP101を設定する。
【0039】シーンチェンジ検出部113の構成を図7
に示す。シーンチェンジ検出部113は、遅延部12
1、差分絶対値和計算部122、および比較部123か
らなる。遅延部121は第1の外部装置および差分絶対
値和計算部122と接続されている。差分絶対値和計算
部122は第1の外部装置、遅延部121、および比較
部123と接続されている。比較部123は差分絶対値
和計算部122および符号化制御部114と接続されて
いる。
【0040】シーンチェンジ検出部113の動作を以下
に示す。まず、第1の外部装置から画像データD101
が遅延部121および差分絶対値和計算部122へ入力
される。遅延部121はその画像データを1フィールド
または1フレーム分遅延させて差分絶対値和計算部12
2へ出力する。差分絶対値和計算部122は画像データ
D101と遅延部121から入力された1フィールドま
たは1フレーム分遅延させた画像データの差分絶対値和
を求める。ここで求められた差分絶対値和を示すデータ
を比較部123へ出力する。比較部123には予め定め
られたしきい値124が入力されている。比較部123
は、差分絶対値和計算部122から通知されたデータか
ら得られる差分絶対値和としきい値124とを比較す
る。この場合、差分絶対値和がしきい値124より大き
い場合、比較部123はシーンチェンジフラグD107
をアクティブにして符号化制御部114に出力する。ま
た、差分絶対値和がしきい値124より小さい場合、比
較部123はシーンチェンジフラグD107を非アクテ
ィブにして符号化制御部114に出力する。
【0041】上記の従来技術によると、入力画像のシー
ンチェンジは入力された画像データとその画像データの
1フィールドまたは1フレーム前の画像データとを比較
することによって検出されている。
【0042】他に、画像信号符号化に関する従来技術を
以下に示す。
【0043】特開平6−54319号公報は「フレーム
間符号化装置」を開示している。この従来技術は、シー
ンチェンジ回路において入力された画像データからシー
ンチェンジを検出する。また、この従来技術は、シーン
チェンジを検出すると、シーンチェンジと検出された画
像データにフレーム内符号化を行う。また、この従来技
術は、フレーム内符号化が行われた時を零として送信さ
れるフレーム数をカウントし、そのフレーム数が所定値
以上の場合、受信側のバッファ残量が最大値を保つよう
に量子化を制御する。
【0044】特開平7−30889号公報は「画像デー
タ符号化装置」を開示している。この従来技術は、直交
変換方式の画像データ符号化装置である。この従来技術
は、画像データを圧縮した後に得るれる符号量を所定の
符号量以下になるように制御する。この従来技術は、ま
ず、画像データを構成するブロック毎の発生符号量を測
定する。次に、この発生符号量を所定の符号量と比較し
て、DCT係数(量子化パラメータと同義)を切り捨て
ることにより画像データの符号量を制御する。このDC
T係数の切り捨て範囲は、画像データ全体から得られる
符号量が目標値になるように制御される。
【0045】特開平10−126792号公報は「画像
符号化方法および装置」を開示している。この従来技術
は、まず目標ビットレートを設定し、画像データの符号
化時に予め定められた中間点までの符号化によって発生
した発生ビット数と、この目標ビットレートとに基づい
て量子化幅を修正し画像データの符号化を行う。この従
来技術は、まず目標ビットレートから換算して得られた
1ピクチャーあたりに発生させるビット量より小さい最
低発生ビット基準量を算出する。次に、発生ビット数と
目標ビットレートから換算して得られた画像データの中
間点までに発生すべき発生ビット基準量との差を発生ビ
ット誤差として算出する。次に、この発生ビット誤差に
比例した数を目標のビットレートから差し引いた数と、
目標ビットレートとの比に基づいて量子化幅を決定す
る。次に入力されるピクチャーをこの量子化幅で符号化
し、この符号化によって発生するビット数を検出する。
この発生ビット数が最低発生ビット基準量以下である場
合、この符号化されたピクチャーと同じ符号化の困難さ
をもつピクチャーを符号化する場合に、発生ビット数が
最低発生ビット基準量を超えるように量子化幅を変更す
る。
【0046】特開平10−174058号公報は「符号
量制御装置」を開示している。この従来技術は、リアル
タイムの可変ビットレートの符号化方法を用いる。この
従来技術は、まず記録媒体の空き容量を媒体容器検出手
段で検出する。次に、符号制御手段で記録時間を参照し
てセグメントあたりの目標符号量を設定する。その結
果、セグメント毎にMPEGの符号化手段の符号化状態
を制御する。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
信号を圧縮符号化する場合に、目標となるビットレート
の範囲内で符号量の割り当てを行う画像信号符号化装置
および画像信号符号化方法を提供することにある。
【0048】また、本発明の目的は、入力される画像信
号からシーンチェンジが検出される場合でも安定した符
号量の割り当てを行う画像信号符号化装置および画像信
号符号化方法を提供することにある。
【0049】さらに、本発明の目的は、入力される画像
信号に量子化・符号化して得られた符号量からシーンチ
ェンジを検出する画像信号符号化装置および画像信号符
号化方法を提供することにある。
【0050】さらに、本発明の目的は、装置規模を小型
化した画像信号符号化装置を提供することにある。
【0051】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中の請求
項対応の技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号
等が添記されている。その番号、記号等は、請求項対応
の技術的事項と実施の複数・形態のうち少なくとも1つ
の技術的事項との一致・対応関係を明白にしているが、
その請求項対応の技術的事項が実施の形態の技術的事項
に限定されることを示すためのものではない。
【0052】上記の課題を解決するために、本発明によ
ると、外部から入力された第1の画像データ(D1)と
第1の画像データの1フレーム前または1フィールド前
の第2の画像データ(D1’)との差分データ(D2)
を直交変換する直交変換部(4)と、直交変換された差
分データ(D3)を量子化パラメータ(P1)を用いて
量子化する量子化部(5)と、量子化された差分データ
(D4)と量子化パラメータを符号化して外部へ出力す
る符号化部(9)と、符号化された差分データ(D5)
の第1の符号量(D6)と前回符号化された差分データ
(D5)の第2の符号量(D6)との比較結果からシー
ンチェンジを検出するシーンチェンジ検出部(13)
と、シーンチェンジ検出部(13)でシーンチェンジが
検出されない場合、第1の符号量(D1)に基づいて量
子化パラメータ(P1)を設定し、シーンチェンジが検
出された場合、第1の符号量(D1)に基づいて設定さ
れた値に予め定められた一定値を増分して得られた値に
量子化パラメータ(P1)を設定する量子化パラメータ
設定部(14)とからなる画像信号符号化装置を提供す
る。
【0053】上記の画像信号符号化装置において、シー
ンチェンジ検出部(13)は、第1の符号量(D6)と
第2の符号量(D6)とをスライス(22)単位で比較
してシーンチェンジを検出することが可能であり、ここ
で、スライス(22)は画像データ1フレーム(21)
が垂直方向に複数に分割された場合の分割部を示す。
【0054】上記の画像信号符号化装置において、量子
化された差分データ(D4)はスライス単位で符号化さ
れており、第1の符号量(D6)は、先頭から符号化部
(5)で符号化された符号化スライス(22)までの差
分データの符号量を累積したものであり、第2の符号量
(D6)は、以前に符号化された差分データの先頭か
ら、差分データの先頭から符号化スライス(22)まで
のスライス数と同数のスライス(22)までの符号量を
累積したものとすることも可能である。
【0055】また、上記の画像信号符号化装置におい
て、量子化された差分データ(D4)はスライス単位で
符号化されており、第1の符号量(D6)は、先頭から
符号化部(5)で符号化された符号化スライス(22)
までの差分データの符号量を累積したものであり、第2
の符号量(D6)は、以前に符号化された差分データに
含まれる全符号量と、差分データの先頭から符号化スラ
イス(22)までのスライス数を差分データの全スライ
ス数で除算して得られる数とを乗算して得られたもので
ある。
【0056】上記の画像信号符号化装置において、シー
ンチェンジ検出部(13)は、 SF1>α×SF2 を満たす場合、シーンチェンジを検出することも可能で
あり、ここで、SF1は第1の符号量(D6)、SF2
は第2の符号量(D6)、およびαは予め設定された1
以上の数を示す。
【0057】上記の画像信号符号化装置において、シー
ンチェンジ検出部(13)は、このαの値を、目標ビッ
トレートの値に応じて変更することも可能であり、ここ
で、目標ビットレートは画像データまたは差分データを
符号化する場合にその画像データまたはその差分データ
の1スライスまたは1マクロブロックあたりに発生させ
るべき符号量で示される。
【0058】また、上記の課題を解決するために、本発
明によると、(a)外部から第1の画像データが入力さ
れるステップと、(b)第1の画像データと第1の画像
データの1フレーム前または1フィールド前の第2の画
像データとの差分データを直交変換するステップと、
(c)直交変換された差分データを量子化パラメータを
用いて量子化するステップと、(d)量子化された差分
データと量子化パラメータを符号化して外部へ出力する
ステップと、(e)符号化された差分データの第1の符
号量と前回符号化された差分データの第2の符号量との
比較結果からシーンチェンジを検出するステップと、
(f)(e)ステップでシーンチェンジが検出されない
場合、第1の符号量に基づいて量子化パラメータを設定
するステップと、(g)(e)ステップでシーンチェン
ジが検出される場合、第1の符号量に基づいて定められ
た値に予め定められた一定値を増分することにより得ら
れる値に量子化パラメータを設定するステップとからな
る画像信号符号化方法を提供する。
【0059】上記の画像信号符号化方法において、
(e)ステップは、第1の符号量と第2の符号量とをス
ライス単位で比較してシーンチェンジを検出するステッ
プからなることが可能であり、ここで、スライスは画像
データ1フレームが垂直方向に複数に分割された場合の
分割部を示す。
【0060】上記の画像信号符号化方法において、量子
化された差分データはスライス単位で符号化されてお
り、第1の符号量は、先頭から(d)ステップで符号化
された符号化スライスまでの差分データの符号量を累積
したものでもよく、第2の符号量は、以前に符号化され
た差分データの先頭から、差分データの先頭から符号化
スライスまでのスライス数と同数のスライスまでの符号
量を累積したものでもよい。
【0061】また、上記の画像信号符号化方法におい
て、量子化された差分データはスライス単位で符号化さ
れており、第1の符号量は、先頭から(d)ステップで
符号化された符号化スライスまでの差分データの符号量
を累積したものでもよく、第2の符号量は、以前に符号
化された差分データに含まれる全符号量と、差分データ
の先頭から符号化スライスまでのスライス数を差分デー
タを構成する全スライス数で除算して得られる数とを乗
算して得られたものでもよい。
【0062】上記の画像信号符号化方法において、
(e)ステップは、 SF1>α×SF2 を満たす場合、シーンチェンジを検出するステップから
なることが可能であり、ここで、SF1は第1の符号
量、SF2は第2の符号量、およびαは予め設定された
1以上の数を示す。
【0063】また、上記の画像信号符号化方法におい
て、(e)ステップは、αの値を、目標ビットレートの
値に応じて変更するステップをさらに含み、ここで、目
標ビットレートは画像データまたは差分データを符号化
する場合に画像データまたは差分データの1スライスま
たは1マクロブロックあたりに発生させるべき符号量で
ある。
【0064】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明にお
ける画像信号符号化装置を説明する。
【0065】図1は、本発明における画像信号符号化装
置の第1の実施形態を示す。
【0066】本発明の第1の実施形態における画像信号
符号化装置1は、差分データ量子化部A、フレーム遅延
部B、量子化パラメータ設定部C、および可変長符号化
部9からなる。
【0067】差分データ量子化部Aの構成を以下に示
す。
【0068】差分データ量子化部Aは、減算部2、離散
コサイン変換(DCT)処理部4、および量子化部5か
らなる。
【0069】減算部2は第1の外部装置(図示せず)、
離散コサイン変換(DCT)処理部4、および後述する
フレーム遅延部Bと接続されている。
【0070】DCT処理部4は、減算部2および量子化
部5と接続されている。
【0071】量子化部5はDCT処理部4、可変長符号
化部9、フレーム遅延部B、および量子化パラメータ設
定部Cと接続されている。
【0072】差分データ量子化部Aの動作を以下に示
す。
【0073】まず、第1の外部装置から画像データD1
が減算部2へ入力される。この第1の外部装置からの画
像データD1は、必ずしも本来の時間順に入力される必
要はなく、本来の順序とは逆の順番で入力されたり、任
意の並べ替えが行われた順番で入力されてもよい。減算
部2は画像データD1の入力に応答して、この画像デー
タD1と、後述するフレーム遅延部Bから入力される、
この画像データD1の1フレーム前の画像データD1’
との差分を演算し、得られた差分データD2をDCT処
理部4に出力する。ここで、差分データD2はフレーム
間差分以外にもフィールド間差分によって得ることも可
能である。また、入力された画像データD1にフレーム
内符号化を行う場合、減算部2はその画像データD1を
そのままDCT処理部4に出力する。
【0074】ここで、図2は画像データのフレーム構成
を示す。図2において、縦方向を垂直(V)方向、横方
向を水平(H)方向とする。1フレーム21は複数のス
ライス22からなる。このスライス22は水平方向に配
置された複数のマクロブロック23からなる。本実施例
では、1スライス22は垂直方向に1個分、水平方向に
1フレーム21の左端から右端までのマクロブロック2
3からなる。このマクロブロック23は、複数のDCT
ブロック(図示せず)から構成される。DCTブロック
は、垂直方向と水平方向の画素数が予め定められてい
る。DCTブロックは、DCT処理部4で離散コサイン
変換処理される時の単位ブロックとなる。
【0075】DCT処理部4は、減算部2から入力され
た差分データD2に離散コサイン変換処理を行い、得ら
れる変換係数データD3を量子化部5に出力する。ここ
で、DCT処理部4は離散コサイン変換処理に限られ
ず、他の直交変換処理を行うことも可能である。この直
交変換の例はアマダール変換などである。
【0076】量子化部5は、DCT処理部4から入力さ
れた変換係数データD3を量子化して得られた量子化デ
ータD4を後述するフレーム遅延部Bと可変長符号化部
9に出力する。このときの量子化ステップは後述する量
子化パラメータ設定部Cから入力されるQパラメータP
1を用いる。ここで、本実施例では、変換係数データD
3はスライス単位で変更されるQパラメータP1を用い
て量子化される。この量子化でのQパラメータの変更は
スライス単位またはマクロブロック単位で行われてもよ
い。
【0077】可変長符号化部9の構成を以下に示す。可
変長符号化部9は、第2の外部装置(図示せず)、差分
データ量子化部Aおよび量子化パラメータ設定部Cと接
続されている。
【0078】可変長符号化部9の動作を以下に示す。可
変長符号部9は、量子化部5から入力された量子化デー
タD4にハフマン符号などを用いた2進符号化を行い、
得られた符号化データD5を量子化パラメータ設定部C
に出力する。また、可変長符号部9は、この符号化デー
タD5と後述する量子化パラメータ設定部Cから出力さ
れたQパラメータP1とを予め規定されたフォーマット
に変換し、出力データとして第2の外部装置に出力す
る。
【0079】フレーム遅延部Bの構成を以下に示す。
【0080】フレーム遅延部Bは、逆量子化部10、離
散コサイン逆変換(IDCT)処理部11、加算器1
2、フレーム遅延部7、動き補償部6、および動き検出
部3からなる。
【0081】逆量子化部10は、差分データ量子化部
A、量子化パラメータ設定部Cおよび離散コサイン逆変
換(IDCT)処理部11と接続されている。
【0082】IDCT処理部11は、逆量子化部10お
よび加算器12と接続されている。
【0083】加算器12は、IDCT処理部11、フレ
ーム遅延部7および動き補償部6と接続されている。
【0084】フレーム遅延部7は、加算器12および動
き補償部6と接続されている。また、フレーム遅延部7
はフレームを遅延させるために、データを記録するメモ
リを有する。
【0085】動き補償部6は、フレーム遅延部7、動き
検出部3、差分データ量子化部A、および加算部12と
接続されている。
【0086】動き検出部3は、第1の外部装置および動
き補償部6と接続されている。また、動き検出部3は第
1の外部装置から入力される画像データを記憶するメモ
リを有する。
【0087】フレーム遅延部Bの動作を以下に示す。
【0088】まず、差分データ量子化部Aから量子化デ
ータD4が逆量子化部10に入力される。逆量子化部1
0は、その量子化データD4を逆量子化し、得られた変
換係数データD3’をIDCT処理部11に出力する。
この逆量子化は、この量子化データD4が量子化される
時に用いられたQパラメータP1を用いて逆量子化され
る。このQパラメータP1は後述する量子化パラメータ
設定部Cから入力される。
【0089】IDCT処理部11は、変換係数データD
3’に離散コサイン逆変換処理を行って得られた差分デ
ータD2’を加算器12へ出力する。
【0090】加算器12は、差分データD2’と動き補
償部6から出力された1フレーム前の画像データD1’
とを加算して得られた局部復号データD8をフレーム遅
延部7に出力する。この局部復号データD8は、外部か
ら入力された画像データD1が差分データ量子化部Aで
量子化されたときに生じた量子化誤差を含む。
【0091】フレーム遅延部7は、局部復号データD8
を1フレーム遅延させて動き補償部6に出力する。
【0092】動き補償部6は、後述する動き検出部3か
ら出力された動きベクトルデータを参照して、局部復号
データD8に含まれる各画素の位置を変更した画像デー
タを1フレーム前の画像データD1’として差分データ
量子化部Aおよび加算部12に出力する。
【0093】また、動き検出部3には第1の外部装置か
ら画像データD1が入力される。動き検出部3は、その
画像データD1を蓄積する。また、動き検出部3は、入
力された画像データD1と1フレーム前の画像データと
を比較して、画像データD1に含まれる画素ブロック毎
に動きの大きさ、および方向を検出して得られた動きベ
クトルを示す動きベクトルデータを動き補償部6へ出力
する。
【0094】量子化パラメータ設定部Cの構成を以下に
示す。
【0095】量子化パラメータ設定部Cは、符号量計測
部8、符号量比較部13、および符号化制御部14から
なる。
【0096】符号量計測部8は、可変長符号化部9、符
号量比較部13、および符号化制御部14と接続されて
いる。
【0097】符号量比較部13は、符号量計測部8およ
び符号化制御部14と接続されている。図3は、符号量
比較部13の構成を示す。符号量比較部13は、スライ
ス符号量累積部31、遅延部32、比較部33からな
る。スライス符号量累積部31は遅延部32および比較
部33と接続されている。遅延部32は比較部33と接
続されている。
【0098】符号化制御部14は、符号量計測部8、符
号量比較部13、差分データ量子化部A、可変長符号化
部9およびフレーム遅延部Bと接続されている。また、
符号化制御部14には予め設定された目標ビットレート
が入力される。図4は、符号化制御部14の構成を示
す。符号化制御部14は初期値演算部41、Qパラメー
タ演算部42、および複雑度演算部43からなる。初期
値演算部41は、Qパラメータ演算部42、および複雑
度演算部43と接続されている。また、初期値演算部4
1には、目標ビットレートが入力される。
【0099】量子化パラメータ設定部Cの動作を以下に
示す。
【0100】まず、符号化データD5が可変長符号化部
9から符号量計測部8に入力される。符号量計測部8
は、符号化データD5の符号量を計測し、得られた符号
量データD6を符号量比較部13、および符号化制御部
14に出力する。
【0101】符号量比較部13は、符号量データD6か
ら符号量を計測する。この計測された符号量が前回計測
された符号量より著しく大きい場合、符号量比較部13
はシーンチェンジフラグD7をアクティブにして符号化
制御部14に出力する。また、この計測された符号量が
前回計測された符号量とほぼ等しいかより少ない場合、
符号量比較部13はシーンチェンジフラグD7を非アク
ティブにして符号化制御部14に出力する。
【0102】次に、符号量比較部13の動作を詳細に示
す。符号量計測部8から入力された符号量データD6
は、スライス符号量累積部31に入力される。スライス
符号量累積部31は、入力された符号量データD6を1
スライス分累積し、得られたスライス符号量を遅延部3
2および比較部33に出力する。遅延部32はスライス
符号量累積部31から入力されたスライス符号量を遅延
させて比較部33に出力する。この場合、遅延部32は
比較部33で比較される、遅延部32から出力されるス
ライス符号量と、スライス符号量累積部31から出力さ
れるスライス符号量との符号化モードを一致させる。こ
こで、符号化モードはフレーム間符号化やフレーム内符
号化を示す。例として、入力される画像データD1を符
号化する場合、15フレームを1周期として、その1周
期中1フレームはフレーム内符号化され、14フレーム
はフレーム間符号化されるとする。遅延部32にフレー
ム内符号化された符号量から得られたスライス符号量が
入力された場合、遅延部32はそのスライス符号量を1
5フレーム遅延させて比較部33へ出力する。また、遅
延部32にフレーム間符号化された符号量から得られた
スライス符号量が入力された場合、遅延部32は次に入
力されたスライス符号量がフレーム間符号化された符号
量から得られたものである場合、そのスライス符号量を
1フレーム遅延させて比較部33へ出力し、遅延部32
は次に入力されたスライス符号量がフレーム内符号化さ
れた符号量から得られたものである場合、そのスライス
符号量を2フレーム遅延させて比較部33へ出力する。
【0103】比較部33はスライス符号量累積部31か
ら出力されたスライス符号量(第1のスライス符号量)
と遅延部32から出力されたスライス符号量(第2のス
ライス符号量)とを比較する。この比較結果が、 SF1>α×SF2 を示す場合、符号量比較部13はシーンチェンジフラグ
D7をアクティブにして符号化制御部14に出力する。
ここで、SF1は第1のスライス符号量、SF2は第2
のスライス符号量、およびαは予め設定された1以上の
数を示す。また、この比較結果が、 SF1≦α×SF2 を示す場合、符号量比較部13はシーンチェンジフラグ
D7を非アクティブにして符号化制御部14に出力す
る。
【0104】符号化制御部14は、目標ビットレート、
符号量データD6、およびシーンチェンジフラグD7に
基づいてQパラメータP1を設定し、このQパラメータ
P1を差分データ量子化部A、可変長符号化部9および
フレーム遅延部Bに出力する。
【0105】以下に符号化制御部14の動作を詳細に示
す。まず、複雑度演算部43に符号量計測部8から符号
量データD6が入力される。また、複雑度演算部43に
後述するQパラメータ演算部42からQパラメータP1
が入力される。複雑度演算部43は、1フレーム分の符
号量データD6とQパラメータ演算部42から入力され
たQパラメータP1との積を複雑度データとして初期値
演算部41に出力する。
【0106】初期値演算部41には、目標ビットレート
が入力される。この目標ビットレートは画像データを量
子化・符号化した時にその画像データ1スライスまたは
1マクロブロックあたりに発生させるべき符号量を示
す。本実施例では、この目標ビットレートは1スライス
あたりに発生させるべき符号量とする。初期値演算部4
1は、複雑度演算部43から入力される複雑度データと
この目標ビットレートを用いて、初期Qパラメータを求
める。この初期Qパラメータは複雑度データを1フレー
ムあたりの目標ビットレートで割った値である。この1
フレームあたりの目標ビットレートは、入力された目標
ビットレートから求められる。初期値演算部41は、こ
の初期Qパラメータと目標ビットレートとをQパラメー
タ演算部42へ出力する。
【0107】Qパラメータ演算部42には、初期値演算
部41から初期Qパラメータと目標ビットレートが入力
される。また、Qパラメータ演算部42には、複雑度演
算部43から符号量データD6が入力される。さらに、
Qパラメータ演算部42には、符号量比較部13からシ
ーンチェンジフラグD7が入力される。このシーンチェ
ンジフラグD7が非アクティブの場合、Qパラメータ演
算部42は、符号量データD6から得られるスライスあ
たりの符号量と目標ビットレートを比較する。スライス
あたりの符号量が目標ビットレートより大きい場合、Q
パラメータ演算部42は、初期Qパラメータの値に所定
数を加えたものをQパラメータP1とする。また、スラ
イスあたりの符号量が目標ビットレートより小さい場
合、Qパラメータ演算部42は、初期Qパラメータの値
から所定数を減算したものをQパラメータP1とする。
また、このシーンチェンジフラグD7がアクティブの場
合、Qパラメータ演算部42は初期Qパラメータの値に
オフセット値を加えたものをQパラメータP1とする。
このオフセット値は、上記所定数よりもはるかに大きな
数である。また、このオフセット値は、シーンチェンジ
を示す画像データを量子化・符号化する場合に、この画
像データに対するスライスあたりの符号量が目標ビット
レートとほぼ等しくなるときのQパラメータを参照して
求められることが望ましい。また、Qパラメータ演算部
42は上記に示される初期Qパラメータの値に所定数を
加えたものの値にオフセット値を加えたものをQパラメ
ータP1とすることも可能である。Qパラメータ演算部
42は、上記で求められたQパラメータP1を複雑度演
算部43、差分データ量子化部A、可変長符号化部9お
よびフレーム遅延部Bに出力する。
【0108】本発明における画像符号化装置の第1の実
施形態の有する効果を示す。
【0109】本実施例は、画像データを圧縮符号化して
得られた符号量の急激な変化によってシーンチェンジを
検出している。また、図6,7で示される従来技術は、
シーンチェンジ検出部113による画像データの比較結
果によってシーンチェンジを検出している。ここで、画
像データの比較によって検出されたシーンチェンジ画像
において、そのシーンチェンジ画像を符号化した時の符
号量は必ずしも急激に増加するわけではない。この理由
として、画像データの比較ではシーンチェンジと検出さ
れる場合でも、実際にその画像データにDCT処理およ
び量子化を行って得られる量子化データD4に同じよう
な値が多く含まれる場合、この量子化データ値は可変長
符号化によって短い符号を割り当てられ、量子化データ
値から得られる符号量はあまり多くない場合(シーンチ
ェンジ誤検出)がある。従来技術は上記の画像データを
量子化する場合に、発生する符号量を抑えるためにシー
ンチェンジに対応したQパラメータで量子化する。この
ために、従来技術は上記の画像データに対して過剰に量
子化を行い、必要以上に画質劣化を引き起こす場合があ
る。本実施例は、実際に画像データを圧縮符号化して発
生する符号量によってシーンチェンジを検出するため
に、従来技術で引き起こされる画質劣化を引き起こすこ
とはない。
【0110】また、シーンチェンジ誤検出とは逆に、画
像データの比較ではシーンチェンジが検出されない画像
データを符号化した時にその画像データの符号量が急激
に増加する場合もある。この場合も本発明ではシーンチ
ェンジと検出して発生する符号量を抑えることが可能と
なるという効果も有する。
【0111】また、従来技術ではシーンチェンジ検出時
に画像データを比較するために、画像データを遅延させ
るためのメモリを必要とする。本実施例はこのようなメ
モリを必要としないため、このメモリ分装置規模を小さ
くすることが可能である。
【0112】さらに、本実施例は画像データをスライス
単位で比較し、そのスライス単位で発生する符号量の変
化によってシーンチェンジを検出するという特徴を有す
る。
【0113】次に、本発明における画像信号符号化装置
の第2の実施形態を以下に示す。
【0114】本発明における画像信号符号化装置の第2
の実施形態の構成は、図1で示されるように差分データ
量子化部A、フレーム遅延部B、量子化パラメータ設定
部C、および可変長符号化部9からなる。また、本発明
における画像信号符号化装置の第2の実施形態では、シ
ーンチェンジ検出に関して本発明における画像信号符号
化装置の第1の実施形態と異なる。このため、本発明に
おける画像信号符号化装置の第2の実施形態では、量子
化パラメータ設定部Cに含まれる符号量比較部13の構
成および動作が本発明における画像信号符号化装置の第
1の実施形態と異なる。
【0115】差分データ量子化部A、フレーム遅延部
B、量子化パラメータ設定部C、および可変長符号化部
9の構成、動作は符号量比較部13を除いて本発明にお
ける画像信号符号化装置の第1の実施形態と同じであ
る。
【0116】符号量比較部13の構成および動作を以下
に示す。
【0117】図5は、本発明における画像信号符号化装
置の第2の実施形態に含まれる符号量比較部13の構成
を示す。この符号量比較部13はスライス符号量蓄積部
51、画面和演算部52、遅延部53、乗算部54、お
よび比較部55からなる。
【0118】スライス符号量蓄積部51は、符号量計測
部8、画面和演算部52、および比較部55と接続され
ている。画面和演算部52はスライス符号量蓄積部51
および遅延部53と接続されている。遅延部53は画面
和演算部52および乗算部54と接続されている。乗算
部54は遅延部53および比較部55と接続されてい
る。比較部55はスライス符号量蓄積部51、乗算部5
4および符号化制御部14と接続されている。
【0119】この符号量比較部13の動作を以下に示
す。まず、符号量計測部8から符号量データD6がスラ
イス符号量蓄積部51に入力される。スライス符号量累
積部51は、入力された符号量データD6を1スライス
分累積し、得られたスライス符号量を画面和演算部52
および比較部55に出力する。また、スライス符号量累
積部51は、符号量データD6を1スライス分蓄積する
度にスライスカウント信号を乗算部54に出力する。
【0120】画面和演算部52は、入力された符号量デ
ータD6から符号量のフレーム和またはフィールド和を
計算し、得られた符号量を示すデータを遅延部53に出
力する。
【0121】遅延部53は、この符号量を示すデータを
遅延させて乗算部54に出力する。ここで、遅延部53
は、比較部55で比較される、遅延部53から出力され
る符号量を示すデータと、スライス符号量累積部51か
ら出力される符号量を示すデータとの符号化モードを一
致させる。
【0122】乗算部54は、スライス符号量蓄積部51
から出力されるスライスカウント信号により、取得した
カウント数から1フレームに含まれるスライス数を除算
して得られる乗数βと遅延部53から出力される符号量
のフレーム和またはフィールド和との乗算を行い、得ら
れた符号量を示すデータを比較部55に出力する。つま
り、乗算部54は符号化が完了し発生符号量の累積計算
が行われたスライス数に対応する過去の発生符号量の累
積を、発生符号量の画面和にスライス数の割合を乗じる
ことにより求めている。
【0123】比較部55はスライス符号量累積部51か
ら出力されたスライス符号量(第1のスライス符号量)
と乗算部54から出力された符号量(第2のスライス符
号量)とを比較する。この比較結果が、 SF1>α×SF2 ここで、SF1は第1のスライス符号量、SF2は第2
のスライス符号量、およびαは予め設定された1以上の
数を示し、この条件が成立する場合、符号量比較部13
はシーンチェンジフラグD7をアクティブにして符号化
制御部14に出力する。また、この比較結果が、 SF1≦α×SF2 を示す場合、符号量比較部13はシーンチェンジフラグ
D7を非アクティブにして符号化制御部14に出力す
る。
【0124】本発明における画像信号符号化装置の第2
の実施形態では、本発明における画像信号符号化装置の
第1の実施形態と同様に、シーンチェンジ誤検出に伴う
画質劣化を起こさないという効果を有する。
【0125】また、シーンチェンジ誤検出とは逆に、画
像データの比較ではシーンチェンジが検出されない画像
データを符号化した時にその画像データの符号量が急激
に増加する場合もある。この場合も本発明における画像
信号符号化装置の第2の実施形態ではではシーンチェン
ジと検出して発生する符号量を抑えることが可能となる
という効果を有する。
【0126】また、従来技術ではシーンチェンジ検出時
に画像データを比較するために、画像データを遅延させ
るためのメモリを必要とする。本実施例はこのようなメ
モリを必要としないため、このメモリ分装置規模を小さ
くすることが可能である。
【0127】さらに、本発明における画像信号符号化装
置の第2の実施形態では、画像データをスライス単位で
比較し、そのスライス単位で発生する符号量の変化によ
ってシーンチェンジを検出するという特徴を有する。こ
の比較では、1フレーム前に入力された画像データでの
スライス単位の符号量は、その1フレーム中に含まれる
複数のスライスを符号化した時に発生する符号量の平均
である。このため、本発明の第1の実施形態よりも画像
データの局所的な変動による影響を抑えることが可能と
なり、より安定してシーンチェンジを検出することが可
能となる。
【0128】
【発明の効果】本発明は、符号化された画像データの符
号量からシーンチェンジを検出するために、安定した符
号量が得られるという効果を有する。
【0129】また、本発明はシーンチェンジを検出する
ために画像データを格納する必要がないため、その格納
領域分装置を小型化することが可能であるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像信号符号化装置の第1の実
施形態を示す。
【図2】画像データのフレーム構成を示す。
【図3】本発明における画像信号符号化装置の第1の実
施形態に含まれる符号量比較部の構成を示す。
【図4】本発明における画像信号符号化装置の第1の実
施形態に含まれる符号化制御部の構成を示す。
【図5】本発明における画像信号符号化装置の第2の実
施形態に含まれる符号量比較部の構成を示す。
【図6】従来技術における画像信号符号化装置を示す。
【図7】従来技術における画像信号符号化装置に含まれ
るシーンチェンジ検出部の構成を示す。
【符号の説明】
1,101 画像信号符号化装置 2,102 減算部 3,103 動き検出部 4,104 離散コサイン変換(DCT)処理部 5,105 量子化部 6,106 動き補償部 7,107 フレーム遅延部 8,108 符号量計測部 9,109 可変長符号化部 10,110 逆量子化部 11,111 離散コサイン逆変換(IDCT)処理部 12,112 加算器 13 符号量比較部 14,114 符号化制御部 21 1フレーム 22 スライス 23 マクロブロック 31 スライス符号量累積部 32,53,121 遅延部 33,55,123 比較部 41 初期値演算部 42 Qパラメータ演算部 43 複雑度演算部 51 スライス符号量累積部 52 画面和演算部 54 積算部 113 シーンチェンジ検出部 122 差分絶対値和計算部 124 しきい値 A,X 差分データ量子化部 B,Y フレーム遅延部 C,Z 量子化パラメータ設定部 D1,D1’,D101,D101’ 画像データ D2,D2’,D102,D102’ 差分データ D3,D3’,D103,D103’ 変換係数データ D4,D104 量子化データ D5,D105 符号化データ D6,D106 符号量データ D7,D107 シーンチェンジフラグ D8,D108 局部復号データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA23 GA11 GB09 GB17 GB19 GB23 GB26 GB37 KA03 KA21 KA24 LA14 5C059 KK08 KK29 KK34 MA00 MA23 MC11 MC38 MD08 ME02 NN28 NN43 PP26 SS06 SS11 TA45 TA52 TB06 TC06 TC14 TC37 TC43 TD05 TD06 TD11 UA02 UA05 5J064 AA04 BA01 BA09 BA16 BB04 BC01 BD02 BD03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力された第1の画像データと
    前記第1の画像データのフレームまたはフィールドより
    前のフレームまたはフィールドに対する第2の画像デー
    タとの差分データを直交変換する直交変換部と、 前記直交化された差分データを量子化パラメータを用い
    て量子化する量子化部と、 前記量子化された差分データと前記量子化パラメータを
    符号化して外部へ出力する符号化部と、 前記符号化された差分データの第1の符号量と以前に符
    号化された差分データの第2の符号量との比較結果から
    シーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出部と、 前記シーンチェンジ検出部でシーンチェンジが検出され
    ない場合、前記第1の符号量に基づいて前記量子化パラ
    メータを設定し、前記シーンチェンジが検出された場
    合、前記第1の符号量に基づいて定められた値に予め定
    められた一定値を増分することにより得られる値に前記
    量子化パラメータを設定する量子化パラメータ設定部
    と、 からなる画像信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像信号符号化装置に
    おいて、 前記シーンチェンジ検出部は、前記第1の符号量と前記
    第2の符号量とをスライス単位で比較して前記シーンチ
    ェンジを検出し、ここで、前記スライスは画像データ1
    フレームが垂直方向に複数に分割された場合の分割部を
    示す。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像信号符号化装置に
    おいて、 前記量子化された差分データはスライス単位で符号化さ
    れており、 前記第1の符号量は、先頭から前記符号化部で符号化さ
    れた符号化スライスまでの前記差分データの符号量を累
    積したものであり、 前記第2の符号量は、前記以前に符号化された差分デー
    タの先頭から、前記差分データの先頭から前記符号化ス
    ライスまでのスライス数と同数のスライスまでの符号量
    を累積したものである。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の画像信号符号化装置に
    おいて、 前記量子化された差分データはスライス単位で符号化さ
    れており、 前記第1の符号量は、先頭から前記符号化部で符号化さ
    れたスライスまでの前記差分データの符号量を累積した
    ものであり、 前記第2の符号量は、前記以前に符号化された差分デー
    タに含まれる全符号量に、前記差分データの先頭から前
    記符号化部で符号化されたスライスまでのスライス数を
    前記差分データの全スライス数で除算して得られる数を
    乗算して得られたものである。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    画像信号符号化装置において、 前記シーンチェンジ検出部は、 SF1>α×SF2 を満たす場合、前記シーンチェンジを検出し、ここで、
    SF1は前記第1の符号量、SF2は前記第2の符号
    量、およびαは予め設定された1以上の数を示す。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像信号符号化装置に
    おいて、 前記シーンチェンジ検出部は、 前記αの値を、目標ビットレートの値に応じて変更する
    ことをさらに含み、ここで、前記目標ビットレートは画
    像データまたは前記差分データを符号化する場合に前記
    画像データまたは前記差分データの1スライスまたは1
    マクロブロックあたりに発生させるべき符号量で示され
    る。
  7. 【請求項7】 (a)外部から第1の画像データが入力
    されるステップと、 (b)前記第1の画像データと前記第1の画像データの
    1フレーム前または1フィールド前の第2の画像データ
    との差分データを直交変換するステップと、 (c)前記直交変換された差分データを量子化パラメー
    タを用いて量子化するステップと、 (d)前記量子化された差分データと前記量子化パラメ
    ータを符号化して外部へ出力するステップと、 (e)前記符号化された差分データの第1の符号量と以
    前に符号化された差分データの第2の符号量との比較結
    果からシーンチェンジを検出するステップと、 (f)前記(e)ステップで前記シーンチェンジが検出
    されない場合、前記第1の符号量に基づいて前記量子化
    パラメータを設定するステップと、 (g)前記(e)ステップで前記シーンチェンジが検出
    される場合、前記第1の符号量に基づいて定められた値
    に予め定められた一定値を増分することにより得られる
    値に前記量子化パラメータを設定するステップと、 からなる画像信号符号化方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像信号符号化方法に
    おいて、 前記(e)ステップは、前記第1の符号量と前記第2の
    符号量とをスライス単位で比較して前記シーンチェンジ
    を検出するステップからなり、ここで、前記スライスは
    画像データ1フレームが垂直方向に複数に分割された場
    合の分割部を示す。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像信号符号化方法に
    おいて、 前記量子化された差分データはスライス単位で符号化さ
    れており、 前記第1の符号量は、先頭から前記(d)ステップで符
    号化された符号化スライスまでの前記差分データの符号
    量を累積したものであり、 前記第2の符号量は、前記以前に符号化された差分デー
    タの先頭から前記差分データの先頭から符号化スライス
    までのスライス数と同数のスライスまでの符号量を累積
    したものである。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の画像信号符号化方法
    において、 前記量子化された差分データはスライス単位で符号化さ
    れており、 前記第1の符号量は、先頭から前記(d)ステップで符
    号化された符号化スライスまでの前記差分データの符号
    量を累積したものであり、 前記第2の符号量は、前記以前に符号化された差分デー
    タの全符号量と、前記差分データの先頭から前記符号化
    スライスまでのスライス数を前記差分データの全スライ
    ス数で除算して得られる数とを乗算して得られたもので
    ある。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれか1項に記
    載の画像信号符号化方法において、 前記(e)ステップは、 SF1>α×SF2 を満たす場合、前記シーンチェンジを検出するステップ
    からなり、ここで、SF1は前記第1の符号量、SF2
    は前記第2の符号量、およびαは予め設定された1以上
    の数を示す。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像信号符号化方
    法において、 前記(e)ステップは、 前記αの値を、目標ビットレートの値に応じて変更する
    ステップをさらに含み、ここで、前記目標ビットレート
    は画像データまたは前記差分データを符号化する場合に
    前記画像データまたは前記差分データの1スライスまた
    は1マクロブロックあたりに発生させるべき符号量であ
    る。
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