JP2001249927A - 広告提供方法および広告提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットなどに代表されるオープンな
通信ネットワークを介して、顧客の趣味趣向に適応する
情報に付随して顧客の関心が高い広告を提供する広告提
供方法および広告提供システムに関する。 【解決手段】 オープンな通信ネットワーク（例えば、
インターネットなど）を介して、通信端末（例えば、顧
客通信端末４等）に広告情報を提供する広告提供方法で
あって、顧客が登録した所定の顧客情報に基づいて、当
該顧客に適応したコンテンツを検索するための検索項目
を設定した専用検索メニューを含む専用ページを作成す
るとともに、前記通信ネットワークを介して当該顧客が
前記専用ページを閲覧可能に提供し、前記顧客情報に基
づいて、前記広告情報から当該顧客に適した専用広告情
報を選択し、前記専用ページ或いは選択されたコンテン
ツに、前記専用広告情報を付加して提供することを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どに代表されるオープンな通信ネットワークを介して、
顧客の趣味趣向に適応する情報に付随して顧客の関心が
高い広告を提供する広告提供方法および広告提供システ
ムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネット等に代表されるオ
ープンな通信ネットワークを用い、例えば、ウェブペー
ジ上に、企業、団体等の宣伝、広告をオンラインで載せ
るオンライン広告が盛んに行われている。オンライン広
告として代表的なのは、例えば、バナー広告表示、テキ
スト広告表示、動画広告表示等が挙げられる。バナー表
示広告は、インターネット上のウェブページの画面の一
部に略矩形状の広告を表示するものであり、クリックす
ることで、広告主のホームページにジャンプ出来るよう
になっている。テキスト広告は、文字通り、広告主の名
前や商品名が画面上に表示されるものである。また、動
画表示広告は、所定の領域をクリックすると、商品或い
はサービス等を説明するビデオクリップ等の動画が表示
されるものである。

【０００３】これら、オンライン広告は、家庭内で、パ
ーソナルコンピュータ（以下、ＰＣという）、ゲーム機
或いはインターネット対応の家電などの画面上で見られ
る他、最近では、携帯電話等の携帯端末やモバイル端末
の画面上で移動しながらも見ることが出来る。ところ
で、インターネットを使用した従来の広告方法は、例え
ば、不特定多数の人間がアクセスするＹａｈｏｏ（登録
商標）などの検索エンジンやポータルサイトに多大な広
告費用を支払って広告を掲示する方法、或いは当該広告
と関連するホームページ上に当該広告を掲示する方法が
主流であった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客側
にとっては、検索エンジンやポータルサイトにアクセス
するのは、膨大な情報の中から必要な情報を入手するた
めの手がかりとして一時的に利用する場合が多く、広告
等に関心がない場合が多い。更に、所定のホームページ
にアクセスしたからといって、顧客が必ずしもその情報
に興味を持っている訳ではなく、広告提供者が意図する
程の広告効果が得られていなかった。従って、従来のオ
ンライン広告方法では、例えば、放送型或いは雑誌型の
広告と同様に、広告提供者からの一方的な情報提供に陥
りやすく、インターネット等のインタラクティブなネッ
トワークの特色を十分に発揮した効果的或いは個別的な
広告方法とはなっていなかったと言える。

【０００５】また、顧客側にとっても、膨大な情報の中
から自分の趣味趣向に適した情報（広告情報も含む）を
素早く入手することが困難であった。特に、携帯端末や
モバイル端末では、画面の大きさや通話料金の制約上、
より素早く欲しい情報を入手出来ることが望ましい。

【０００６】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、顧客の趣味趣向に応じた広告を効果的に提供
出来る広告方法および広告システムを提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１記載の発明は、例えば、図１〜図１０に示
すように、オープンな通信ネットワーク（例えば、イン
ターネットなど）を介して、通信端末（例えば、顧客通
信端末４等）に広告情報を提供する広告提供方法であっ
て、顧客が登録した所定の顧客情報に基づいて、当該顧
客に適応したコンテンツを検索するための検索項目を設
定した専用検索メニューを含む専用ページを作成すると
ともに、前記通信ネットワークを介して当該顧客が前記
専用ページを閲覧可能に提供し、前記顧客情報に基づい
て、前記広告情報から当該顧客に適した専用広告情報を
選択し、前記専用ページ或いは選択されたコンテンツ
に、前記専用広告情報を付加して提供することを特徴と
している。

【０００８】請求項１記載の発明によれば、顧客の顧客
情報に基づいて、当該顧客に適応したコンテンツを検索
するための検索項目を設定した顧客専用検索メニューを
含む専用ページが作成され、当該顧客の顧客特性に基づ
いて広告情報の中から当該顧客に適した専用広告情報が
前記専用ページ或いは選択されたコンテンツに付加され
て提供されるので、顧客にとっては必要とする情報を迅
速に入手可能であり、広告主にとっては、より効率的な
広告を行うことが出来る。即ち、顧客側にとっては、顧
客専用ページを提供することにより、顧客がこの専用ペ
ージを利用して迅速に必要とする情報が得られる。一
方、広告主側にとっては、この専用ページを利用する頻
度が増え、更に顧客に適応した専用広告情報のみが提供
されるので、広告情報の閲覧の確率が高くなる。従っ
て、広告主、顧客の互いにとって利益となる。

【０００９】ここで、オープンな通信ネットワークと
は、いわゆるインターネットなどのインタラクティブな
ネットワークのことである。通信端末としては、例え
ば、ＰＣ、ゲーム機、インターネット対応の家電、携帯
電話等の携帯端末やモバイル端末など、ネットワークに
アクセス可能なものであれば、どのようなものであって
もよい。広告情報は、例えば、企業、商店などの商品或
いはサービス情報であってもよいし、或いは集会、イベ
ント等のお知らせ、或いはＰＲ情報などの宣伝も含む概
念であるが、必ずしも営利を目的としたものでなくとも
よい。広告の形式は、例えば、バナー広告、テキスト広
告、ビデオクリップ等の動画を流す動画広告、音声で告
知する音声広告や音楽を流す音楽広告、壁紙やレイアウ
トで企業や商品等をイメージさせる壁紙広告やレイアウ
ト広告などが挙げられるが、これに限るものではなく、
通信ネットワークを介して提供可能な広告形式であれば
どのようなものであってもよい。

【００１０】また、バナーやテキスト、動画などの広告
は、クリックにより、広告ページへの移動、動画再生、
音楽再生、音声再生などを起こすことが出来る。更に、
通信端末が、携帯電話等の電話機能のある端末の場合に
は、広告をクリックすることにより、直接或いは間接的
に広告主に電話がかけられるようにしてもよい。顧客情
報は、例えば、住所、氏名、年齢、性別、職業、会社
名、電子メールアドレス、趣味、アンケートなどの結果
等、顧客に関する情報であればどのようなものであって
もよい。検索メニューは、例えば、階層式になってい
て、表示された部分をクリックすることにより表示され
たサイトにジャンプアップ出来るようになっている。コ
ンテンツとは、いわゆる情報の内容であり、例えば、音
楽情報サイト、映画情報サイト、スポーツサイトなどで
提供される情報内容のことをいう。専用ページには、リ
ンクが張られ、提供されるコンテンツ群の中から顧客の
必要とする情報を入手するためのポータルサイト的な役
割を担うものである。

【００１１】請求項２記載の発明は、請求項１記載の広
告提供方法において、前記広告情報を、所定の対象顧客
属性に分類し、前記広告情報の対象顧客属性と当該顧客
の顧客情報とが適合する専用広告情報を前記専用ページ
或いは選択されたコンテンツに付加して提供することを
特徴としている。

【００１２】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、広告情報が所定の対象顧客属性に分類され、広告情
報の対象顧客属性と当該顧客の顧客情報とが適合する専
用広告情報が専用ページ或いは選択されたコンテンツに
付加されて提供されるので、例えば、広告主が希望する
対象顧客属性に属する顧客のみに広告情報が提供される
こととなって、広告主側は、更に確実な広告効果を得る
ことが出来る。

【００１３】ここで、対象顧客属性とは、例えば、広告
主が希望する顧客対象を項目単位で分類したものや、或
いは広告内容から予め設定された条件式で効果的な顧客
層に分類したものなど、任意に設定して良い。

【００１４】請求項３記載の発明は、オープンな通信ネ
ットワークを介して、通信端末に広告情報を提供する広
告提供方法であって、顧客が登録した希望メールコンテ
ンツを含む所定の顧客情報に基づいて、当該顧客用の専
用メールを作成し、前記顧客の顧客情報に基づいて、前
記広告情報から当該顧客に適した専用広告情報を選択
し、前記専用メールに、前記専用広告情報を付加して送
信することを特徴としている。

【００１５】請求項３記載の発明によれば、顧客情報を
登録した希望メールコンテンツを含む顧客情報により、
当該顧客に適応した情報が掲載された専用メールが作成
され、当該顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報か
ら当該顧客に適した専用広告情報が選択され、専用メー
ルに付加されて提供されるので、顧客にとっては必要と
する情報のメールが入手でき、広告主にとっても、その
顧客に適した広告情報が専用メールに付加されるので、
顧客に対してより効率的な広告を行うことが出来る。よ
り具体的には、顧客にとっては、送信された専用メール
によって興味のある情報が得られる。一方、広告主にと
っては、顧客がメールを閲覧する頻度が増えるととも
に、顧客に適した専用広告情報のみが提供されるので、
高い広告情報閲覧確率での広告情報の提供が出来る。従
って、広告主、顧客の互いにとって利益となる。

【００１６】ここで、メールは、単一の情報が掲載され
たメールであってもよいし、複数の情報が掲載された、
いわゆるメールマガジンのようなものであってもよい。
専用メールは、予め用意した各カテゴリに関するメール
から顧客が選択したメールコンテンツに対するメールの
みならず、顧客情報に基づいて選択されるメールも含ま
れる。具体的には、顧客情報から趣味がスキーである場
合、冬期時、スキー場に関するメールも付加してもよい
ことを意味する。

【００１７】請求項４記載の発明は、請求項３記載の広
告提供方法において、前記広告情報を、所定の対象顧客
属性に分類し、前記広告情報の対象顧客属性と当該顧客
の顧客情報とが適合する専用広告情報を、前記専用メー
ルに付加して送信することを特徴としている。

【００１８】請求項４記載の発明によれば、請求項３記
載の発明と同様の効果が得られることは無論の他、特
に、広告情報が所定の対象顧客属性に分類され、広告情
報の対象顧客属性と当該顧客の顧客情報とが適合する専
用広告情報が専用メールに付加されて送信されるので、
例えば、広告主が希望する対象顧客属性に属する顧客の
みに広告情報が提供されることとなって、広告主側は、
更に確実な広告効果を得ることが出来る。

【００１９】請求項５は、オープンな通信ネットワーク
に接続可能な通信端末に広告情報を提供する広告提供シ
ステムであって、広告情報を記憶する広告情報記憶手段
（例えば、広告データベース５３ｂ等）と、顧客単位に
所定の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段（例えば、
顧客情報データベース５３ａ等）と、前記顧客情報に基
づいて、当該顧客に適応したコンテンツを検索するため
の検索項目を設定した専用検索メニューを含む専用ペー
ジを作成する専用ページ作成手段（例えば、制御部５１
等）と、前記顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報
記憶手段に記憶された広告情報の中から当該顧客に適し
た専用広告情報を選択する専用広告情報選択手段（例え
ば、制御部５１等）と、前記通信端末からの情報提供要
求に基づいて、前記専用ページ及びコンテンツを当該通
信端末に送信する際に、前記専用広告情報選択手段によ
って選択された専用広告情報を付加して提供する処理を
行う広告提供処理手段（例えば、制御部５１等）と、を
備えていることを特徴としている。請求項５記載の発明
によれば、請求項１記載の発明と同様の効果が得られ
る。

【００２０】請求項６記載の発明は、オープンな通信ネ
ットワークに接続可能な通信端末に広告情報を提供する
広告提供システムであって、広告情報を記憶する広告情
報記憶手段と、顧客単位に所定の顧客情報を記憶する顧
客情報記憶手段と、顧客が登録した希望メールコンテン
ツを含む所定の顧客情報に基づいて専用メールを作成す
る専用メール作成手段（例えば、制御部５１等）と、前
記顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報記憶手段に
記憶された広告情報の中から当該顧客に適した専用広告
情報を選択する専用広告情報選択手段と、前記専用メー
ルを送信する際に、前記専用広告情報選択手段によって
選択された専用広告情報を当該専用メールに付加して提
供する処理を行う広告提供処理手段と、を備えているこ
とを特徴としている。請求項６記載の発明によれば、請
求項３記載の発明と同様の効果が得られる。

【００２１】請求項７は、請求項５又は６記載の広告提
供システムにおいて、前記広告情報記憶手段には、前記
広告情報が所定の対象顧客属性に従って分類されて記憶
され、前記専用広告情報選択手段は、前記広告情報の対
象顧客属性と当該顧客の顧客情報とが適合する専用広告
情報を選択するように構成されていることを特徴として
いる。請求項７記載の発明によれば、請求項２又は４記
載の発明と同様の効果が得られる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
広告提供方法、広告提供システムについて説明する。図
１は、本発明にかかる広告提供システムの全体構成を示
す図である。図１に示す広告提供システム１は、企業或
いは主催者などの広告提供者側が有する広告通信端末２
…（例えば、パーソナルコンピュータ等）と、コンテン
ツ提供者側が有するコンテンツ通信端末３…（例えば、
パーソナルコンピュータ等）と、顧客側が有する顧客通
信端末４…（例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電
話等）と、本システムの中核をなす情報提供サーバ装置
５と、がインターネット等のオープンな通信ネットワー
クを介して接続されたネットワークシステムである。

【００２３】広告通信端末２…は、入力装置（図示省
略）、制御装置（図示省略）、表示装置、（図示省略）
通信装置（図示省略）などを備え、ＷＷＷ（World Wide
Web）ブラウザがインストールされ、情報提供サーバ装
置５にアクセスすることにより、表示装置の画面上でウ
ェブページをみることができる。また、広告通信端末２
…により、広告主は、自己の商品等の広告情報を通信装
置から情報提供サーバ装置５に送信することが出来る。
このとき広告主は、広告通信端末２…により、予め設定
された属性項目（例えば、年齢、性別、職業、地域等）
に希望する条件を記入することにより対象顧客属性を登
録することができ、当該対象顧客属性データは、前記広
告情報とともに情報提供サーバ装置５に送信される。加
えて、広告通信端末２…は、電子メールを作成する機能
および情報提供サーバ装置５を介して電子メールの送受
信機能を備えている。

【００２４】コンテンツ通信端末３…には、入力装置
（図示省略）、制御装置（図示省略）、表示装置、（図
示省略）通信装置（図示省略）などを備え、ＷＷＷブラ
ウザがインストールされ、情報提供サーバ装置５にアク
セスすることにより、表示装置の画面上でウェブページ
をみることができる。また、コンテンツ通信端末３…に
より、コンテンツ提供主は、自己が提供するコンテンツ
を通信装置により情報提供サーバ装置５に送信すること
が出来る。また、コンテンツ提供主は、コンテンツ通信
端末３…により、自己の名前、メールアドレス、住所な
どを登録するとともに、予め設定されたコンテンツカテ
ゴリ分類（例えば、音楽、スポーツ、ニュース等）、キ
ーワード、対象とする顧客の属性（例えば、地域、年
齢、性別など）を記入することによりコンテンツ属性を
登録することができ、当該コンテンツ属性データは、前
記広告情報とともに情報提供サーバ装置５に送信され
る。加えて、コンテンツ通信端末３…は、電子メールを
作成する機能および情報提供サーバ装置５を介して電子
メール情報を顧客通信端末４…に送信する機能を備えて
いる。

【００２５】顧客通信端末４…には、入力装置（図示省
略）、制御装置（図示省略）、表示装置、（図示省略）
通信装置（図示省略）などを備え、ＷＷＷブラウザがイ
ンストールされ、情報提供サーバ装置５にアクセスする
ことにより、表示装置の画面上でウェブページを見るこ
とができる。顧客は、この顧客通信端末４…を使って、
当該情報提供サービスのサイトの顧客情報入力ウェブペ
ージを開き、所定の記入欄に、入力装置により必要事項
を入力することが出来、入力された顧客情報データは通
信装置により情報提供サーバ装置５に送信される。顧客
通信端末４…は、電子メールの作成および情報提供サー
バ装置５との間で電子メールの送受信が可能となってい
る。

【００２６】情報提供サーバ装置５は、図２に示すよう
に、内部に、制御部５１、通信部５２、記憶部５３など
を備え、例えば、ワークステーションや、高速且つ大容
量データ処理が可能なパーソナルコンピュータなどで構
成される。そして、情報提供サーバ装置５は、ＷＷＷサ
ーバ５４と、メール配信サーバ５５としての機能を備え
ている。

【００２７】制御部５１は、内部にＣＰＵ（図示省略）
を備え、記憶部５３に記憶された実行プログラムに従っ
て、顧客情報に基づいて当該顧客に適応したコンテンツ
を検索するための検索項目を設定する検索項目決定し、
当該顧客専用ページを作成する専用ページ作成処理（専
用ページ作成手段としての機能）、顧客の登録したメー
ルマガジン項目により当該顧客専用メールを作成する専
用メール作成処理（専用メール作成手段としての機
能）、顧客情報に基づいて広告主から提供される広告情
報の中から顧客に適した専用広告情報を選択する専用広
告情報選択処理（専用広告情報選択手段としての機
能）、選択された広告情報を専用ページ或いは選択され
たコンテンツに付加する広告提供処理（広告提供処理手
段としての機能）、顧客による広告情報の閲覧結果をま
とめて広告主に報告するレポート作成処理などを行う。
また、制御部５１は、内部に時計機能を備え、メールマ
ガジンの発行タイミングを管理している。

【００２８】通信部５２は、広告通信端末２…、コンテ
ンツ通信端末３…、顧客通信端末４…との間でのデータ
の送受信を行う。記憶部５３は、プログラム、データ等
が記憶される装置である。この記憶部５３は磁気的、光
学的記録媒体若しくは半導体メモリなどＣＰＵで読み取
り可能な記録媒体を含んだ構成であり、顧客情報データ
ベース５３ａ、広告データベース５３ｂ、コンテンツデ
ータベース５３ｃ、プログラムデータベース５３ｄ、ア
クセスログデータベース５３ｅ等が格納されている。こ
こで、記録媒体は、フロピィーディスク、ＣＤ−ＲＯＭ
等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を
含む。また、記録媒体に格納するプログラム、データ等
は、その一部若しくは全部をサーバからネットワーク回
線などの伝送媒体を介して伝送制御部から受信する構成
にしてもよく、更に、記録媒体は、ネットワーク上に構
築されたサーバの記録媒体であってもよい。

【００２９】顧客情報データベース５３ａは、顧客が入
力した住所、氏名、年齢、職業、会社名、メールアドレ
ス、顧客のパスワード、メールマガジン（専用メール）
の発送希望の有無、メールマガジンの項目内容などの顧
客情報が、各顧客毎に記憶されたデータベースである。
広告データベース５３ｂは、広告主から提供される広告
データが、広告主によって登録された対象顧客属性デー
タとともに記録されるデータベースである。コンテンツ
データベース５３ｃは、コンテンツ提供主から提供され
たコンテンツデータが記憶されたデータベースであり、
音楽サイト、スポーツサイト、映画サイト、コミュニテ
ィサイトなどに分類されて記憶されている。プログラム
データベース５３ｄは、顧客情報から顧客に適応した検
索項目を決定する検索項目決定し、専用ページを作成す
る専用ページ作成用プログラム、広告情報の対象顧客属
性と顧客情報とのマッチングを行って専用広告情報を選
択するプログラム、決定された専用広告情報の専用ペー
ジやコンテンツに付加して提供する広告情報提供用プロ
グラム等が記憶されている。アクセスログデータベース
５３ｅには、例えば、顧客が当該情報提供サービスサイ
トにアクセスしたアクセス記録や、広告の閲覧履歴の記
録などを記憶するアクセスデータなどが記憶されてい
る。

【００３０】次に、上記構成の広告提供システム１を用
いた広告提供方法について説明する。かかる広告提供方
法は、顧客が所有する携帯電話の画面上に広告を提供す
るものであり、図２に示す広告情報登録処理と、図３に
示す顧客登録処理と、図４に示す専用ページ作成処理
と、図５に示す専用広告情報選択処理と、図６に示す情
報提供処理に分けられる。これらフローチャートで示す
各機能を実現するプログラムは制御部５１が読み取り可
能なプログラムコードの形態で記憶部５３に記憶媒体と
して格納されている。また、このプログラムはプログラ
ムコードの形態でネットワーク回線などの伝送媒体を介
して伝送することが出来る。

【００３１】本発明に係る広告提供サービスの提供者
は、まず、予備段階として、本広告提供サービスのサイ
トを作成して、情報提供サーバ装置５のコンテンツデー
タベース５３ｃに格納するとともに、インターネットを
介して顧客が本サービスサイトにアクセス可能な状態と
しておく。従って、顧客は雑誌などを見て、当該サイト
のＵＲＬを入力するすることにより当該サイトにアクセ
ス出来、また、他のサイトからのリンクや、メールマガ
ジンなど、メールによる紹介からのリンクによっても当
該サイトにアクセス出来る。なお、当該広告提供サービ
スサイトにアクセスし易いように検索エンジン（例え
ば、ヤフーなど）に登録しておいてもよい。

【００３２】次いで、図２に示す広告情報登録処理につ
いて説明する。広告情報登録処理においては、まず、ス
テップＳ１で、対象顧客属性の登録を行う。具体的に
は、図７（ａ）に示す広告通信端末２の画面上表示され
た、対象顧客属性項目（例えば、地域、年齢、性別等）
の各項目１０１〜１０３に順次希望する条件を入力し、
入力が終了したら「登録」ボタン１０４をクリックして
ステップＳ２に移行する。

【００３３】ステップＳ２では、広告原稿および当該広
告原稿の掲載期間の登録を行う。具体的には、図７
（ｂ）に示す画面上に表示された「広告原稿」記入欄１
０５に広告内容を記載するとともに、広告の「掲載期
間」の記入欄１０６に掲載期間を入力した後、「登録」
ボタン１０７をクリックしてステップＳ３に移行する。
ここで、「広告原稿」の記入欄１０６には、広告の内容
のみならず広告の方法（例えば、バナー広告、テキスト
広告等）の指定も含まれる。ステップＳ３では、図７
（ｃ）に示す画面上に「登録完了しました。」１０８の
表示がなされ、登録が完了する。そして、登録が完了す
ると、当該対象顧客属性データと広告データは、情報提
供サーバ装置５に送信され（ステップＳ４）、顧客情報
データベース５３ａに記憶され（ステップＳ５）、当該
広告情報登録処理が終了する。なお、登録項目は、上記
項目以外にも、例えば、職業、趣味、アンケートなどを
加えてもよい。

【００３４】次に、図３に示す顧客登録処理について説
明する。顧客登録処理において、ステップＳ１１では、
不特定の顧客が、顧客通信端末４…（例えば、携帯電
話）にインストールされたブラウザを立ち上げ、サーチ
エンジン等を介して当該広告提供サービスサイトにアク
セスすると、当該広告提供サービスサイトのフロントペ
ージが顧客通信端末４…の表示装置の画面に表示され
る。このフロントページには、サービス内容を説明する
画面が表示されるとともに、図８（ａ）に示すログイン
画面が表示される。そして、初めての場合、「初めての
方」と表示された部分１０９をクリックすると、ステッ
プＳ１２に移行して、顧客データ入力処理を行う。

【００３５】ステップＳ１２では、図８（ｂ）に示すよ
うに、基本情報入力項目、例えば、「ｅ−ｍａｉｌ」記
入欄１１０、「性別」記入欄１１１、「年齢」記入欄１
１２等が表示され、各項目について顧客がデータを入力
し、入力後は、「登録」ボタン１１３をクリックしてス
テップＳ１３に移行する。ここで、基本情報とは、上記
項目以外に、例えば、住所、氏名、職業、家族構成、趣
味などがある。

【００３６】ステップＳ１３では、図８（ｃ）に示す画
面上に「登録完了しました。」１１４の表示がなされ、
登録が完了する。そして、登録が完了すると、ステップ
Ｓ１４に移行して、当該顧客情報データを、情報提供サ
ーバ装置５に送信する処理を行う。ここで、入力項目の
記入方法が正しくない場合および記入漏れがある場合に
は、情報提供サーバ装置５には送信されず、当該不正箇
所を指摘するとともに、再度、記入欄に記入を促す表示
がなされる。

【００３７】なお、この顧客情報データ入力処理では、
顧客情報記入欄は、顧客の基本情報記入欄の他、アンケ
ート記入欄やメールマガジンの発行希望の有無およびこ
のメールマガジンに載せる希望の情報選択欄などが設け
られ、これら基本情報、アンケート情報及びメールマガ
ジン情報が情報提供サーバ装置５に送信される。アンケ
ート情報とは、例えば、趣味や関心事を複数の選択肢か
ら選択したり、或いはメールマガジンの発行を希望する
か複数の問題に対して「ＹＥＳ」か「Ｎｏ」かをチェッ
クしたアンケート結果情報などである。メールマガジン
とは、予め設定したメールコンテンツ（株情報、天気予
報、スポーツ結果情報）から顧客が選択した項目の情報
を定期的にメール配信するサービスである。

【００３８】ステップＳ１５では、情報提供サーバ装置
５は、送信された顧客情報をチェックし、当該顧客のＩ
Ｄを発行し、当該顧客に送信する処理を行った後、ステ
ップＳ１６に移行する。ステップＳ１６では、ＩＤ情報
を含む顧客情報を顧客単位に顧客情報データベースに記
憶して、当該顧客登録処理を終了する。

【００３９】次に、図４に示す専用ページ作成処理につ
いて説明する。この専用ページ作成処理は、顧客によっ
て入力された顧客情報に基づいて、当該顧客に最適な検
索メニューを決定し、配列するものである。この専用ペ
ージ作成処理が開始されると、まず、ステップＳ２１
で、当該顧客のための専用ページを開設し、当該専用ペ
ージのＵＲＬを決定する。この専用ページは、予めフォ
ーマットされ、例えば、図９（ｂ）に示すように、専用
ページ１１５には、検索項目の「メニュー」欄１１６や
「広告」欄１１７が、予め割り付けされている。

【００４０】なお、この専用ページにアクセスするため
には、ＩＤとパスワードの入力が必要となるように構成
されている。次いで、ステップＳ２２では、入力された
顧客情報の記入内容に基づいて、プログラムデータベー
ス５３ｄから検索項目を決定する検索項目決定用プログ
ラムを読み出して、当該顧客に適応したコンテンツを検
索するための検索項目を決定し、ステップＳ２２に移行
する。このとき、各検索項目は重み付けがなされる。こ
こで、検索項目の決定にあたっては、コンテンツの属性
と顧客情報とがマッチした項目の重みが大きくなるよう
になっている。また、年齢や性別、地域なども考慮して
項目が設定される。具体的には、例えば、顧客がスポー
ツに対する興味が高い場合には、スポーツサイトの検索
項目の重みが大きくなる。

【００４１】ステップＳ２３では、決定された検索項目
を重み付けに従って検索項目が表示されるように、専用
ページのメニュー欄に割り付ける割付処理を行った後、
ステップＳ２４に移行する。ステップＳ２４では、当該
専用ページをコンテンツデータベース５３ｃに記憶する
処理を行って当該専用ページ作成処理を行う。なお、当
該専用ページは、顧客の検索項目の利用履歴をアクセス
ログデータベース５３ｅに記憶しておき、その利用頻度
に応じて随時順番が変わるようになっていて、よく使う
検索項目が直ぐ分かる専用ページ更新処理を行うように
してもよい。

【００４２】次に、図５に示す専用広告情報選択処理に
ついて説明する。この専用広告情報選択処理は、個々の
顧客の特性と広告主の希望する対象顧客属性とがマッチ
ングした広告情報を選択する処理である。この専用広告
情報選択処理が開始されると、まず、ステップＳ３１
で、、プログラムデータベースから専用広告情報選択用
プログラムを読み出して、当該顧客に適した専用広告情
報の選択処理を行う。即ち、広告主の希望する対象顧客
属性と顧客の顧客情報データのマッチングを行って専用
広告情報の選択を行う。具体的には、例えば、広告主の
希望する対象顧客属性が「２０〜３０歳の独身女性で東
京都内在住」であった場合、顧客Ａが、年齢＝２５歳、
性別＝女性、結婚＝独身、住所＝世田谷区在住の顧客情
報を持つ者であればマッチングする。しかし、顧客Ａ
が、年齢＝２５歳、性別＝女性、結婚＝既婚、住所＝世
田谷区在住の顧客情報を持つ者であれば、マッチングし
ないこととなる。

【００４３】次いで、ステップＳ３２では、選択された
専用広告情報を当該顧客の専用ページの広告欄に割り付
ける処理を行って、当該専用広告情報選択処理を終了す
る。ここで、対象顧客属性と顧客情報がマッチングする
広告情報が所定数以上ある場合には、例えば、よりマッ
チング項目の多い広告情報を掲載する処理、或いは時間
によって広告情報を入れ替える処理などを行う。また、
コンテンツに専用広告情報を掲載する場合には、よりコ
ンテンツの属性に近い専用広告情報が掲載される処理を
行う。

【００４４】次に、図６に示す専用ページおよびコンテ
ンツなどの情報提供処理について説明する。この情報提
供処理では、まず、ステップＳ４１では、例えば、顧客
Ａが、当該サービスサイトにアクセスすると、図９
（ａ）に示すログイン画面上が表示され、この表示され
た画面のＩＤ（ｕｓｅｒ−ｎａｍｅ）欄１１８とＰＡＳ
Ｓ（パスワード）欄１１９に各々自分のＩＤおよびパス
ワードを入力する（ステップＳ４２）と、制御部５１に
より、ＩＤとパスワードの認証を行う顧客認証処理がな
される（ステップＳ４３）。そして、正しく認証された
場合には、ステップＳ４４に移行し、図９（ｂ）に示す
ように、前記専用ページ作成処理によって作成された専
用ページ１１５が画面上に表示される。このとき、専用
ページ１１５の検索メニュー欄１１６は、検索項目決定
処理に従って決定された顧客に最適の検索メニューが表
示され、同時に、広告情報表示欄１１７には、専用広告
情報選択処理によって選択された専用広告情報が表示さ
れる。

【００４５】次いで、ステップＳ４５では、検索メニュ
ーから任意のコンテンツを選択すると、図９（ｃ）に示
すように、当該コンテンツのウェブページ画面１２０
に、各情報１２１とともに専用広告情報１２２が掲載さ
れ（ステップＳ４６）、本情報提供処理を終了する。

【００４６】なお、顧客が専用ページおよびコンテンツ
に掲載された専用広告情報を閲覧した場合には、その閲
覧履歴情報がアクセスログデータベース５３ｅに記憶さ
れる。閲覧履歴情報としては、顧客情報（だれが）、閲
覧時間情報（いつ）、閲覧場所情報（どこで）、広告内
容情報（何を）、コンテンツ情報（どこから）などであ
る。かかる閲覧履歴情報は、統計処理され、前記専用広
告情報を選択する際の基礎データとして用いられる。即
ち、閲覧する顧客に偏りがある場合には、該当する顧客
に対して専用広告情報として選択される確率が高くなる
ように、プログラムが修正される。

【００４７】次に、メールマガジン作成送信処理につい
て図１０を用いて説明する。かかるメールマガジンを作
成する前に、顧客は、前記顧客情報登録処理において、
希望するメールコンテンツの登録を行う。ここで、メー
ルコンテンツは、例えば、出会い、タウン情報、スポー
ツ、生活・文化、学習・教養、ビジネスなどの各カテゴ
リに分類され、各カテゴリの更に下層に各メールコンテ
ンツが表示され、そのメールコンテンツを選択すると、
そのメールコンテンツ選択情報が顧客情報データベース
５３ａに記憶される。

【００４８】そして、ステップＳ５１では、制御部５１
がメールマガジンを発行するタイミングと判別した場合
に、顧客情報データベース５３ａから顧客情報を読み出
し、選択されたメールコンテンツ情報などを抽出する。
次いで、ステップＳ５２では、コンテンツデータベース
５３ｃから該当するメールコンテンツを取り出すと共
に、予め登録されたおすすめのメールコンテンツの中か
ら顧客情報にマッチングするメールコンテンツも取り出
す。具体的には、おすすめメールコンテンツとしてスキ
ー場情報があった場合、顧客情報に趣味がスキーである
顧客に対して、かかるメールコンテンツを希望していな
い場合でもメールを送れるようにする。

【００４９】次いで、ステップＳ５３では、前述した専
用広告情報選択処理を行い、専用広告情報を選択した
後、ステップＳ５４に移行する。ステップＳ５４では、
取り出されたメールコンテンツを合成する処理を行い、
ステップＳ５５に移行する。ステップＳ５５では、合成
されたメールコンテンツ（メールマガジン）を、顧客情
報データベース５３ａに記憶されたメールアドレスに送
信する処理を行った後、本メールマガジン作成送信処理
を終了する。

【００５０】ここで、送信されたメールマガジンの画面
表示例を図１１に示す。図１１に示すように、送信され
たメールマガジンには、選択されたメールコンテンツと
広告情報が画面上に表示される。

【００５１】以上が顧客に対する専用広告情報の提供の
主要なフローであるが、広告主に対しては、図１２に示
すレポート報告処理のように、顧客による広告の閲覧結
果をレポートとしてまとめ、当該レポートを広告主に報
告する。このレポート報告処理が開始されると、まず、
ステップＳ６１で、該当する広告に関する閲覧履歴情報
がアクセスログデータベース５３ｅから抽出される。

【００５２】次いで、ステップＳ６２では、抽出された
閲覧履歴情報を所定のフォーマットのレポートにまとめ
る処理を行う。具体的には、例えば、閲覧回数や閲覧し
た顧客層、閲覧時間などを統計的に処理したデータを表
やグラフにまとめたレポートや、個々の閲覧履歴をリス
トにした、例えば、図１３に示すように、広告閲覧時間
や広告閲覧者の年齢などのレポート１０が作成される。
次いで、ステップＳ６３では、作成したレポートを広告
主に配信する処理を行って本レポート報告処理を終了す
る。

【００５３】以上説明した本発明に係る広告提供方法及
び広告提供システムによれば、顧客の顧客情報に基づい
て、当該顧客に適応したコンテンツを検索するための検
索項目を設定した顧客専用検索メニューを含む専用ペー
ジが作成され、当該顧客の顧客特性に基づいて広告主が
提供する広告情報の中から当該顧客に適した専用広告情
報が前記専用ページ或いは選択されたコンテンツに付加
されて提供されるので、顧客にとっては必要とする情報
を素早く入手可能であり、広告主にとっては、より効率
的な広告を行うことが出来る。

【００５４】より具体的には、顧客専用ページを提供す
ることにより、顧客がこの専用ページを利用して素早く
必要とする情報が得られるので、この専用ページを利用
する頻度が増え、更に顧客に適応した専用広告情報のみ
が提供されるので、広告情報の閲覧の確率が高くなるこ
ととなって、広告主、顧客の互いにとって利益となる。
特に、広告情報の対象顧客属性と当該顧客の顧客情報と
が適合する専用広告情報が専用ページ或いは選択された
コンテンツに付加されて提供されるので、広告主が希望
する対象顧客属性に属する顧客のみに広告情報が提供さ
れることとなって、広告主側は、更に確実な広告効果を
得ることが出来る。

【００５５】なお、上記実施の形態に示した広告提供シ
ステムの構成は一例であり、本発明を限定的に解するも
のではない。例えば、対象顧客属性は、予め決められた
項目について広告主側が登録する構成としたが、広告内
容のキーワードに基づいて予め決められた属性を判別す
るプログラムを作成し、このプログラムを用いて自動的
に対象顧客属性を決定するように構成してもよい。この
際、アクセスログに記憶された過去の広告閲覧履歴デー
タから対象顧客属性を判別するようにしてもよい。ま
た、専用広告情報を選択する場合にもこの広告閲覧履歴
データにより、統計解析処理を行い、その結果、最適な
広告対象および広告タイミングを反映させた解析手法に
より選択してもよい。具体的には、ある広告に対し、特
定の年齢層の人間が閲覧する傾向が強い場合には、その
年齢層の顧客に集中的に広告を行ったり、また、特定の
時間に閲覧される傾向が強い場合には、その時間に合わ
せて広告を行う。また、特に、顧客端末側にＧＰＳ機能
を備えている場合には、顧客がいる場所によって、その
場所に合った専用広告情報に変更する手法を取り入れて
も良い。また、上記例は、携帯電話の画面表示で説明し
たが、本発明は、情報通信端末として、パーソナルコン
ピュータやＰＤＡ端末などでも同様の効果が得られるこ
とは無論である。また、顧客の認証方法として、指紋認
証、ＩＣカードによる認証、音声、磁気、バーコードに
よる認証でもよく、顧客を認証出来るものであれば、ど
のようなものであってもよい。

【００５６】

【発明の効果】請求項１又は５記載の発明によれば、顧
客の顧客情報に基づいて、当該顧客に適応したコンテン
ツを検索するための検索項目を設定した顧客専用検索メ
ニューを含む専用ページが作成され、当該顧客の顧客特
性に基づいて広告主が提供する広告情報の中から当該顧
客に適した専用広告情報が前記専用ページ或いは選択さ
れたコンテンツに付加されて提供されるので、顧客にと
っては必要とする情報を素早く入手可能であり、広告主
にとっては、より効率的な広告を行うことが出来る。よ
り具体的には、顧客専用ページを提供することにより、
顧客がこの専用ページを利用して素早く必要とする情報
が得られるので、この専用ページを利用する頻度が増
え、更に顧客に適応した専用広告情報のみが提供される
ので、広告情報の閲覧の確率が高くなることとなって、
広告主、顧客の互いにとって利益となる。

【００５７】請求項２又は７記載の発明によれば、請求
項１、５、６記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、広告主が提供する広告情報を、所定
の対象顧客属性に分類され、広告情報の対象顧客属性と
当該顧客の顧客情報とが適合する専用広告情報が専用ペ
ージ或いは選択されたコンテンツに付加されて提供され
るので、例えば、広告主が希望する対象顧客属性に属す
る顧客のみに広告情報が提供されることとなって、広告
主側は、更に確実な広告効果を得ることが出来る。

【００５８】請求項３又は５記載の発明によれば、顧客
情報を登録した希望メールコンテンツを含む顧客情報に
より、当該顧客に適応した情報が掲載されたメールが作
成され、当該顧客の顧客情報に基づいて、広告主によっ
て提供される広告情報から当該顧客に適した専用広告情
報が選択され、専用メールに付加されて提供されるの
で、顧客にとっては必要とする情報のメールを入手で
き、広告主にとっても、その顧客に適した広告情報なの
で、顧客に対してより効率的な広告を行うことが出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる広告情報提供システムの全体構
成を示す図である。

【図２】広告情報登録処理のフローチャートである。

【図３】顧客登録処理のフローチャートである。

【図４】専用ページ作成処理のフローチャートである。

【図５】専用広告情報選択処理のフローチャートであ
る。

【図６】情報提供処理のフローチャートである。

【図７】広告情報登録処理で行われる画面表示の一例を
示す図である。

【図８】顧客登録処理で行われる画面表示の一例を示す
図である。

【図９】情報提供処理で行われる画面表示の一例を示す
図である。

【図１０】メールマガジン作成送信処理のフローチャー
トである。

【図１１】メールマガジンの画面表示の一例を示す図で
ある。

【図１２】レポート報告処理のフローチャートである。

【図１３】レポート報告処理で作成されたレポートの一
例を示した図である。

【符号の説明】

１ 広告情報提供システム ２ 広告主通信端末 ３ コンテンツ提供者通信端末 ４ 顧客通信端末 ５ 情報提供サーバ装置 ５１ 制御部（専用メール作成手段、専用広告情報選
択手段、広告提供処理手段） ５２ 通信部 ５３ 記憶部 ５３ａ 顧客情報データベース（顧客情報記憶手段） ５３ｂ 広告データベース（広告情報記憶手段） ５３ｃ コンテンツデータベース ５３ｄ プログラムデータベース

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B049 AA02 AA06 BB49 EE05 FF01 5B075 ND20 PP13 PQ02 PQ05 UU24 5B089 GA11 GB03 HA10 JA22 JA24 JB22 KA18 KC44

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 オープンな通信ネットワークを介して、
   通信端末に広告情報を提供する広告提供方法であって、 顧客が登録した所定の顧客情報に基づいて、当該顧客に
   適応したコンテンツを検索するための検索項目を設定し
   た専用検索メニューを含む専用ページを作成するととも
   に、前記通信ネットワークを介して当該顧客が前記専用
   ページを閲覧可能に提供し、 前記顧客情報に基づいて、前記広告情報から当該顧客に
   適した専用広告情報を選択し、 前記専用ページ或いは選択されたコンテンツに、前記専
   用広告情報を付加して提供することを特徴とする広告提
   供方法。
2. 【請求項２】 請求項１記載の広告提供方法において、 前記広告情報を、所定の対象顧客属性に分類し、 前記広告情報の対象顧客属性と当該顧客の顧客情報とが
   適合する専用広告情報を前記専用ページ或いは選択され
   たコンテンツに付加して提供することを特徴とする広告
   提供方法。
3. 【請求項３】 オープンな通信ネットワークを介して、
   通信端末に広告情報を提供する広告提供方法であって、 顧客が登録した希望メールコンテンツを含む所定の顧客
   情報に基づいて、専用メールを作成し、 前記顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報から当該
   顧客に適した専用広告情報を選択し、 前記専用メールに、前記専用広告情報を付加して送信す
   ることを特徴とする広告提供方法。
4. 【請求項４】 請求項３記載の広告提供方法において、 前記広告情報を、所定の対象顧客属性に分類し、 前記広告情報の対象顧客属性と当該顧客の顧客情報とが
   適合する専用広告情報を、前記専用メールに付加して送
   信することを特徴とする広告提供方法。
5. 【請求項５】 オープンな通信ネットワークに接続可能
   な通信端末に広告情報を提供する広告提供システムであ
   って、 広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、 顧客単位に所定の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段
   と、 前記顧客情報に基づいて、当該顧客に適応したコンテン
   ツを検索するための検索項目を設定した専用検索メニュ
   ーを含む専用ページを作成する専用ページ作成手段と、 前記顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報記憶手段
   に記憶された広告情報の中から当該顧客に適した専用広
   告情報を選択する専用広告情報選択手段と、 前記通信端末からの情報提供要求に基づいて、前記専用
   ページ及びコンテンツを当該通信端末に送信する際に、
   前記専用広告情報選択手段によって選択された専用広告
   情報を前記専用ページ及びコンテンツに付加して提供す
   る処理を行う広告提供処理手段と、 を備えていることを特徴とする広告提供システム。
6. 【請求項６】 オープンな通信ネットワークに接続可能
   な通信端末に広告情報を提供する広告提供システムであ
   って、 広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、 顧客単位に所定の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段
   と、 顧客が登録した希望メールコンテンツを含む所定の顧客
   情報に基づいて専用メールを作成する専用メール作成手
   段と、 前記顧客の顧客情報に基づいて、前記広告情報記憶手段
   に記憶された広告情報の中から当該顧客に適した専用広
   告情報を選択する専用広告情報選択手段と、 前記専用メールを送信する際に、前記専用広告情報選択
   手段によって選択された専用広告情報を当該専用メール
   に付加して提供する処理を行う広告提供処理手段と、 を備えていることを特徴とする広告提供システム。
7. 【請求項７】 請求項５又は６記載の広告提供システム
   において、 前記広告情報記憶手段には、前記広告情報が所定の対象
   顧客属性に従って分類されて記憶され、 前記専用広告情報選択手段は、前記広告情報の対象顧客
   属性と当該顧客の顧客情報とが適合する専用広告情報を
   選択するように構成されていることを特徴とする広告提
   供システム。