JP2001249668A - 音声信号または楽音信号の処理装置およびその処理プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

音声信号または楽音信号の処理装置およびその処理プログラムが記録された記録媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力音声信号と調和を保ちながら、変化に富
んだ付加音信号を生成することができる音声信号または
楽音信号の処理装置を提供する。 【解決手段】 入力音声の検出されたピッチは、ピッチ
が入力音声の直近となる音高の検出部21において、対
数値表現で、入力音声のピッチに、そのピッチが最も近
くなる音高のピッチ(半音単位のピッチ)に補正され
る。減算器22においては、入力音声の検出されたピッ
チから入力音声の直近の音高に対応するピッチを減算し
て補正量を算出する。この補正量を、加算器23におい
て、「ハーモニー音の音高」に対応する半音単位のピッ
チに加算することにより、補正されたハーモニー音のピ
ッチの値が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号または楽
音信号の付加音を生成する音声信号または楽音信号の処
理装置、および、この処理装置の機能を実現させるため
の処理プログラムが記録された記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】入力されたユーザの音声信号の音声ピッ
チをリアルタイムに検出し、所定のハーモニーモードに
従って、入力された音声信号のピッチを変更してハーモ
ニー音信号を生成し、入力された音声信号と混合してス
ピーカから出力するものが、例えば、特開平11−13
3990号公報等で知られている。ハーモニーモードに
は、「ボコーダハーモニーモード」,「コーダルハーモ
ニーモード」,「デチューンハーモニーモード」,「ク
ロマチックハーモニーモード」がある。
【0003】図11は、ボコーダハーモニーモードの各
タイプの一例を示す説明図である。ボコーダハーモニー
モードは、例えば、音声を入力しながらハーモニーパー
トに選ばれた鍵域を弾くと、入力された音声の声質で、
鍵盤操作子の音高に対応するピッチでハーモーニー音が
発音されるモードである。上述したハーモニーパート
は、右手鍵域(UPPER)、左手鍵域(LOWER)
のほか、自動演奏のソングトラック、外部入力等から、
ユーザにより選択することができる。ハーモニータイプ
によって、発音させるハーモニー音を、ハーモニーパー
トの音高から、オクターブシフトさせたり、入力音声の
ピッチを中心とする1オクターブの範囲内にハーモニー
音をシフト(オートトランスポーズ)させたりする。
【0004】図12は、デチューンハーモニーモードの
タイプの一例を示す説明図である。デチューンハーモニ
ーモードは、入力音声のピッチを、わずかにずらせた音
を鳴らすことによりコーラス効果をねらったモードであ
る。このハーモニー音の音高は、デチューン量と入力音
声によって決まる。1タイプしか図示していないが、デ
チューン量を変えることで複数のタイプを設定できる。
【0005】図13は、クロマチックハーモニーモード
の各タイプの一例を示す説明図である。クロマチックハ
ーモニーモードは、入力音声から固定ピッチ分シフトし
たハーモニー音を鳴らすモードである。このハーモニー
音の音高も、ピッチシフト量と入力音声とによって決ま
る。タイプの種類を切り替えることにより、ピッチシフ
ト量が変わる。
【0006】図14は、コーダルハーモニーモードの各
タイプの一例を示す説明図である。コーダルハーモニー
モードは、例えば、自動伴奏コード鍵域の鍵盤操作子で
指定したコード(和音)タイプを認識し、そのコードタ
イプで、入力音声のピッチに合ったハーモニー音を鳴ら
すモードである。音声を入力するだけで、指定されたコ
ードタイプに合ったハーモニー音が鳴る。認識できるコ
ードタイプは、MIDI仕様書に規定された37種類で
あり、ハーモニータイプと、このコードタイプ、およ
び、入力音声のピッチの直近となる音高のピッチ(ボー
カルノート)に応じて、ハーモニー音のピッチを決定す
る。なお、本明細書中において、音高とは、オクターブ
を区別した音名に対応するピッチを意味し、ピッチの周
波数が半音単位で規格化されている。MIDI仕様書で
はノートコードと呼ばれ、音名(C4)を60として0
〜127の番号が付されている。ただし、音名に対する
ピッチの周波数は、音名「A4」が440Hzとなる絶
対的な周波数からシフトした周波数に対応させる場合
や、平均律とは異なる純正律を使用する場合もある。
【0007】ハーモニータイプを切り替えることによ
り、種々のハーモニー音を付けることができる。1声
(1ボイス)や2声(2ボイス)を選択したり、入力音
声のピッチに対し、上(「1声が上」)や下(「1声が
下」)の音高のハーモニー音を指定することができる。
「1声がベース(Bass)」は、コード指定したコー
ドのルート音をハーモニー音の音高とするものである。
また、ユニゾンにおいては、入力音声のピッチに合った
音高のハーモニー音、および、これより1〜数オクター
ブ上か、1〜数オクターブ下の音高のハーモニー音の中
から選択する。
【0008】上述したデチューンハーモニーモードおよ
びクロマチックハーモニーモードにおいて、ハーモニー
音の音高は、入力音声信号のピッチ(ボーカルピッチ)
を、デチューンまたはピッチシフトしたピッチとなる。
従って、ボーカルピッチそのものからデチューンまたは
ピッチシフトさせれば、入力音声とハーモニー音との間
には、常にピッチ周波数の比例関係が保たれる。しか
し、上述したボコーダハーモニーモードおよびコーダル
ハーモニーモードにおいては、ハーモニー音は、鍵盤操
作子やコード指定により指定される、音高に対応するピ
ッチとなる。このピッチは半音単位で規格化されてい
る。すなわち、ボコーダモードでは、ハーモニー音は、
ハーモニーパートの音高に対応するピッチあるいはこれ
をオクターブ単位で移調したピッチが与えられる。ま
た、コーダルハーモニーモードでは、入力音声のピッチ
の直近となる音高とコード指定とに応じて、ハーモニー
音に音高が指定され、この音高に対応した半音単位の規
格化されたピッチが与えられる。
【0009】一方、入力音声のボーカルピッチは、必ず
しも音高に対応する規格化されたピッチになるとは限ら
ない。すなわち、ユーザが歌うピッチがずれていたり、
不安定であったりして、ピッチが正確でないと、入力音
声のピッチは、音高に対応したピッチからずれることに
なる。従って、ユーザが歌うときの入力音声に上述した
ハーモニー音を付けると、入力音声と本来調和している
はずのハーモニー音に、濁りが発生する。
【0010】これに対し、従来から知られている、入力
音声に対するピッチ補正を行ってリード音として放音さ
せれば、入力音声も半音単位のピッチに補正されるの
で、入力音声とハーモニー音との調和が保たれる。しか
し、リード音およびハーモニー音に、ユーザが歌う歌の
微妙な音程のずれが反映されなくなってしまう。また、
上述したデチューンハーモニーモードやクロマチックハ
ーモニーモードにおいて、入力音声のボーカルピッチか
ら固定ピッチ分シフトさせた音をハーモニー音とすれ
ば、入力音声の微妙なピッチのずれを残して、入力音声
とハーモニー音との調和をとることが可能である。しか
し、歌の旋律が時間とともに変化しても、リード音とハ
ーモニー音とは、常に一定のピッチ差を保つものである
ために、変化の乏しいハーモニー音となってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、入力音声信号と
調和を保ちながら、変化に富んだ付加音信号を生成する
音声信号または楽音信号の処理装置、および、音声信号
または楽音信号の処理プログラムが記録された記録媒体
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、音声信号または楽音信号を入力信
号として付加音信号を生成する音声信号または楽音信号
の処理装置において、前記入力信号のピッチを検出する
ピッチ検出手段、前記付加音信号の音高を制御する制御
データを入力する制御データ入力手段、少なくとも前記
制御データに基づいて前記付加音信号の音高を指定する
音高指定手段、前記入力信号のピッチと、前記入力信号
のピッチの直近となる音高のピッチとの差に応じて、指
定された前記付加音信号の音高に対応するピッチを補正
するピッチ補正手段、前記付加音信号の補正されたピッ
チを有する音声信号または楽音信号を生成する付加音信
号生成手段を有するものである。従って、入力信号とピ
ッチの調和を保ちながら、入力音声信号と同様に変化に
富んだ付加音信号を生成することができる。また、付加
音信号の音高を制御する制御データを入力するだけでよ
いので、入力が簡単になる。
【0013】請求項2に記載の発明においては、音声信
号または楽音信号を入力信号として付加音信号を生成す
る音声信号または楽音信号の処理装置において、前記入
力信号のピッチを検出するピッチ検出手段、時間的に変
化する音高データを入力する音高データ入力手段、前記
付加音信号の音高を制御する制御データを入力する制御
データ入力手段、少なくとも前記制御データに基づいて
前記付加音信号の音高を指定する音高指定手段、前記音
高データに対応するピッチと前記入力信号のピッチとの
差に応じて、指定された前記付加音信号の音高に対応す
るピッチを補正するピッチ補正手段、前記付加音信号の
補正されたピッチを有する音声信号または楽音信号を生
成する付加音信号生成手段を有するものである。従っ
て、入力信号とピッチの調和を保ちながら、入力音声と
同様に変化に富んだ付加音信号を生成することができ
る。また、時間的に変化する音高データによる楽音信号
を演奏再生すれば、歌の基準ピッチとして放音させるこ
とが可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の音声信号または楽音信号の処理装置
において、前記付加音信号生成手段は、前記入力信号の
波形を、補正された前記付加音信号のピッチを有する波
形に変換するものである。従って、入力信号と音質が近
いハーモニー音信号を生成することができる。
【0015】請求項4に記載の発明においては、音声信
号または楽音信号を入力信号として付加音信号を生成さ
せる機能をコンピュータに実現させるための音声信号ま
たは楽音信号の処理プログラムが記録された記録媒体で
あって、前記入力信号のピッチを検出させるピッチ検出
機能、前記付加音信号の音高を制御する制御データに基
づいて前記付加音信号の音高を指定させる音高指定機
能、前記入力信号のピッチと、前記入力信号のピッチの
直近となる音高のピッチとの差に応じて、指定された前
記付加音信号の音高に対応するピッチを補正させるピッ
チ補正機能、前記付加音信号の補正されたピッチを有す
る音声信号または楽音信号を生成させる付加音信号生成
機能を有するものである。従って、請求項1に記載の発
明と同様の機能をコンピュータに実現させることができ
るプログラムを提供することができる。
【0016】請求項5に記載の発明においては、音声信
号または楽音信号を入力信号として付加音信号を生成さ
せる機能をコンピュータに実現させるための音声信号ま
たは楽音信号の処理プログラムが記録された記録媒体で
あって、前記入力信号のピッチを検出させるピッチ検出
機能、時間的に変化する音高データを入力させる音高デ
ータ入力機能、前記付加音信号の音高を制御する制御デ
ータを入力させる制御データ入力機能、少なくとも前記
制御データに基づいて前記付加音信号の音高を指定させ
る音高指定機能、前記音高データに対応するピッチと前
記入力信号のピッチとの差に応じて、指定された前記付
加音信号の音高に対応するピッチを補正させるピッチ補
正機能、前記付加音信号の補正されたピッチを有する音
声信号または楽音信号を生成させる付加音信号生成機能
を有するものである。従って、請求項2に記載の発明と
同様の機能をコンピュータに実現させることができるプ
ログラムを提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の音声信号または
楽音信号の処理装置の実施の形態を説明するための機能
ブロック構成図である。最初に全体構成を説明する。図
中、1は音声入力部としてのマイクロフォン、2は押鍵
により演奏データが出力される鍵盤操作子、3は記憶さ
れた演奏データが読み出される自動演奏部、4はMID
I(Musical Instrument Digital Interface)信号等を
入力する外部入力部、5は機能やパラメータの設定を行
うための操作パネル、6は音声入力のピッチ(ボーカル
ピッチ)を検出するピッチ検出部である。
【0018】7は音声入力の声質を制御するフォルマン
ト変更部であり、例えば、7aは音声入力をそのまま通
過させるか否かを制御するスイッチ、7bはリード音ま
たはハーモニー音のいずれか一方のフォルマントを変更
する第1のフォルマント変更部、7c,7dはハーモニ
ー音のフォルマントを変更する第2,第3のフォルマン
ト変更部である。第1〜第3のフォルマント変更部7b
〜7dは、いずれも、機能を停止してフォルマントを変
更しない場合がある。8は入力信号のピッチを変換する
ピッチ変換部であり、8a〜8cは第1〜第3のピッチ
変換部であって、例えば、第1のピッチ変換部8aは、
リード音またはハーモニー音のいずれか一方のピッチを
変換し、第2,第3のピッチ変換部8b,8cはハーモ
ニー音のピッチを変換する。
【0019】9はピッチ検出部6が出力する音声入力の
ピッチやチャンネル割当部10から出力される演奏デー
タ等に基づいて、ピッチ変換部8および音源部12が出
力するピッチを制御するピッチ制御部、10は鍵盤操作
子2,自動演奏部3,外部入力部4等からの制御入力
を、ピッチ制御部9および音源部12の制御入力として
選択的に割り当てるチャンネル割当部、11は各機能ブ
ロックを統括して制御する機能制御部、12は楽音信号
を生成する音源部である。13は効果付与部であり、1
3a〜13eは第1〜第5の効果付与部であって、例え
ば、第1の効果付与部13aはリード音に対する効果を
付与し、第2の効果付与部13bはリード音またはハー
モニー音に対する効果を付与し、第3,第4の効果付与
部は、ハーモニー音に対する効果を付与し、第5の効果
付与部13eは楽音に対する効果を付与する。操作パネ
ル5に設けられたスイッチにより、入力信号の種類別
に、効果を簡単に素早く付与することが可能である。
【0020】14は信号出力制御部であり、機能制御部
11により制御される。14a〜14eは第1〜第5の
信号出力制御部であって、14aはリード音に対する音
量比を制御し、14bはリード音またはハーモニー音の
いずれか一方に対する音量比を制御し、14c,14d
はハーモニー音に対する音量比を制御し、14eは楽音
に対する音量比を制御する。また、各系統を出力をする
か否かも制御する。ハーモニー音信号は、信号出力制御
部14aまたは14bのいずれか一方から出力されるリ
ード音信号と混合されて出力されるほか、リード音信号
が出力されないで、ハーモニー音信号単独で出力される
ことも可能である。15はパン制御部、16は第1〜第
5の信号出力制御部14a〜14eの出力をミキシング
して増幅することにより、ステレオあるいは3Dサウン
ドの音声あるいは楽音信号を出力するアンプ部、17は
1個以上のスピーカ、18は操作パネル上の液晶等によ
る表示器である。図1においてはボーカルハーモニーの
パートを4系統設けた例を示している。パートの割り当
ては、操作パネル5により設定され、機能制御部11に
より制御されてチャンネル割当部10において実行され
る。
【0021】次に上述した実施の形態の動作概要を説明
する。マイクロフォン1の出力は、フォルマント変更部
7およびピッチ検出部6に入力される。図示のフォルマ
ント変更部7の一例においては、音声入力をそのまま出
力する1系統、音声入力をフォルマント変更(変更しな
い場合を含む)して出力する3系統という、最大4系統
を出力することができる。スイッチ部7aをオフとし
て、音声入力をそのまま出力しない場合に、第1のフォ
ルマント変更部7bが、リード音に対するフォルマント
変更を行う場合がある。この場合、ハーモニー音は2系
統となる。
【0022】第1〜第3のフォルマント変更部7b〜7
dの出力は、それぞれ第1〜第3のピッチ変換部8a〜
8cに出力される。スイッチ部7aの出力、第1〜第3
のピッチ変換部8a〜8cの出力、および、音源部12
の各系統の出力は、それぞれ、第1〜第4の効果付与部
13a〜13eにおいて効果を付与される。さらに、第
1〜第5の信号処理部14a〜14eにおいて、特定の
1または複数のチャンネルだけを出力したり、パン制御
部15の重み付け制御により、各系統の信号の定位を決
定する。信号出力制御部14aの出力はリード音信号と
なり、信号出力制御部14bの出力はリード音信号もし
くはハーモニー音信号のいずれか一方となり、信号出力
制御部14c,14dの出力はハーモニー音信号とな
り、信号出力制御部14eの出力は楽音信号となり、そ
れぞれ、アンプ部16においてミキシングされ、スピー
カ17より放音される。
【0023】一方、ピッチ検出部6は、ゼロクロス法
等、音声分析の分野で周知の技術を用いてボーカルピッ
チを検出し、ピッチ制御部9に出力する。ピッチ制御部
9は、ハーモニーモードに従って、変換後のピッチを決
定し、ピッチ変換部8、フォルマント変更部7、音源部
12、効果付与部13等に出力する。ピッチ変換は、入
力波形のフォルマントを保持したままピッチを変換する
という従来より知られた方法を用いることができる。簡
単に概要を説明する。入力波形を所定の周期ごとに窓関
数を用いて切り出しを開始し、切り出された波形を並べ
る。このときの周期の逆数が出力波形のピッチとなる。
このような処理を2系列で行い、交互に切り出しを開始
するようにすれば、入力信号のピッチよりも高いピッチ
周波数の出力波形も得られる。その際、窓関数の幅は出
力周期の2倍以下とし、隣接する窓関数同士が重ならな
いようにする。上述したピッチ変換の波形の切り出し時
に波形の読み出し速度を変えることにより、波形そのも
のの形を変化させることにより、フォルマント変更がで
き、これにより入力音声の声質を、男声から女声、女声
から男声に変換させることができる。
【0024】ピッチ制御部9は、フォルマント変更部
7、効果付与部13を制御し、ピッチ変換前後のピッチ
差、すなわち、入力音声のボーカルピッチとピッチ変換
されたハーモニー音とのピッチ差に応じてハーモニー音
に付与する効果(声質を含む)の種類を変更したり、お
よびまたは、効果の程度を変更する機能を有している。
その結果、使用者の音声入力に対し、ハーモニー音に変
化に富んだ効果を付与したり、ハーモニー音に対して使
用者の音声のピッチからのピッチ差に応じた適切な効果
の付与を自動的に行うことができる。
【0025】チャンネル割当部10は、鍵盤操作子2、
自動演奏部3、外部入力部4のいずれかの演奏入力デー
タをハーモニーパートに割り当てて、上述したピッチ制
御部9に出力したり、他の演奏入力データを楽音発生用
のチャンネルに割り当てて、音源部12において生成さ
れる楽音の音高等を制御する。操作パネル5の出力は機
能制御部11を介して、フォルマント変更部7、ピッチ
制御部9、チャンネル割当部10、音源部12、効果付
与部13、信号出力制御部14、パン制御部15、アン
プ16、表示器18等の各機能を制御する。
【0026】上述した構成により、マイクロフォン1か
ら入力された音声信号に対応するリード音と入力音声に
基づいて生成されたハーモニー音と楽音とは、所望に応
じて効果が付与されて、少なくとも1つが選択されミキ
シングされて放音されることになる。付与される効果と
しては、ジェンダー(男声,女声,中間声といった声質
のタイプおよび深さ)、ビブラート、トレモロ、音量、
パン(定位)、デチューン(後述するデチューンハーモ
ニーモード以外のモードにおけるハーモニー音のデチュ
ーン)、リバーブ(残響)、コーラスなどがある。
【0027】図1においては、機能的にわかりやすくす
るために、効果付与部13において効果の付与を行うも
のとしているが、ビブラート、デチューンなどのピッチ
の変化に関するものは、ピッチ変換部8におけるピッチ
変換と同時に行うことができる。また、音量およびパン
については、信号出力制御部14において行うことにな
る。一方、ジェンダーの効果制御は、フォルマント変更
部7において行う。操作パネル5および機能制御部11
は、使用者の入力音声信号(リード音信号)に付与する
効果と、ハーモニー音信号に付与する効果とを独立して
設定できるようにしている。
【0028】リード音信号の出力系統数、ハーモニー音
信号の出力系統数は任意である。リード音に対しては、
フォルマント変更および効果を付与せずに第1の信号出
力制御部14aに入力してもよい。第1のフォルマント
変更部7b、第1のピッチ変換部8a、第2の効果付与
部13b、第2の信号出力制御部14bを、リード音の
信号処理専用のブロックとしてもよい。信号出力制御部
14においては、リード音信号、複数のハーモニー音信
号、および楽音信号の各出力系統の任意のものを1また
は複数選択してアンプ16に供給して、スピーカ17か
ら放音させることができる。なお、この機能ブロック図
においては、アナログ信号処理とディジタル信号処理の
区別をしていないので、A/D変換器、D/A変換器の
記載を省略している。一例として、マイクロフォン1の
アナログ信号は、A/D変換器を通してディジタル信号
に変換してから後続のブロックに供給される。また、信
号出力制御部14においては、複数系統の出力を重み付
けした後にディジタル加算し、D/A変換器を通してア
ンプ16に出力する。
【0029】マイクロフォン1等から入力された入力音
声は、フォルマント変更部7を通り、ピッチ変換部8に
おいて、指定されたハーモニー音の音高に対応するピッ
チに変換されてハーモニー音となる。従って、入力音声
から生成されるハーモニー音のピッチは、音高に対応し
た半音単位で規格化されたピッチである。その結果、入
力音声のピッチと、ハーモニー音のピッチとは、周波数
比が一定しないので調和しない。そこで、この実施の形
態では、入力音声が音高に対応したピッチからずれてい
れば、ハーモニー音のピッチを補正して、半音単位のピ
ッチの値から、入力音声と同じようにずらせるようにし
た。
【0030】図2は、本発明の第1の実施の形態におけ
るハーモニー音のピッチを出力する処理の一例を示す説
明図である。図中、21はピッチが入力音声の直近とな
る音高の検出部、22は減算器、23は加算器である。
各ピッチは、例えばセント価のように、周波数の対数値
を用いる。従って、実周波数を用いた演算においては加
減算を乗除算で行うことになる。図3は、本発明の第1
の実施の形態におけるピッチ変換動作の一例を示す模式
的説明図である。図中、横軸は時間、縦軸はピッチであ
る。この実施の形態は、入力音声が音高に正確に対応す
るピッチから外れていた場合に、ハーモニー音のピッチ
を補正するというものである。
【0031】図2に示すように、入力音声の検出された
ピッチは、ピッチが入力音声の直近となる音高の検出部
21において、対数値表現で、入力音声のピッチに、そ
のピッチが最も近くなる音高のピッチ(半音単位のピッ
チ)に補正される。言い換えれば、入力音声のピッチを
音高に同定する。なお、先に説明したように、本明細書
では、オクターブを区別した音名のピッチに音高という
用語を使用している。減算器22においては、入力音声
の検出されたピッチから入力音声の直近の音高に対応す
るピッチを減算して補正量を算出する。この補正量を、
加算器23において、「ハーモニー音の音高」に対応す
る半音単位のピッチに加算することにより、補正された
ハーモニー音のピッチの値が出力される。なお、補正さ
れたピッチにさらに一定値を加減算して補正されたピッ
チをシフト(移調)させてもよい。ここで、「ハーモニ
ー音の音高」とは、ボコーダハーモニーモードにおい
て、ハーモニーパートに指定された演奏入力の音高ある
いはオクターブシフトされた音高である。コーダルハー
モニーモードにおいては、入力音声の直近の音高と、コ
ード指定に基づいて決定される音高である。
【0032】図3に示すように、入力音声の直近の音高
およびハーモニー音の音高が変化しない限り、入力音声
の揺らぎに関わらず、入力音声のピッチとハーモニー音
のピッチとの間には、一定周波数比の関係が成立するの
で、ユーザの音声に調和したハーモニー音を生成するこ
とができる。ただし、入力音声のピッチのずれが、楽譜
に記述された本来の音高から±50セントを超えてしま
うと、直近の音高が正しい音高から変化してしまう。従
って、ボコーダハーモニーモードにおいては、誤った補
正がされてしまう。しかし、入力音声に対する上述した
一定周波数比の関係は保たれる。また、コーダルハーモ
ニーモードにおいては、誤ったメロディーの音高に応じ
た誤ったハーモニー音が生成されることになる。しか
し、入力音声に対する上述した一定比の関係は満足され
る。
【0033】なお、ボコーダモードにおけるハーモニー
パートには、左手鍵域、右手鍵域を割り当てるほか、自
動演奏トラックのパートや外部入力機器を割り当てても
よい。また、コード指定についても、自動伴奏モードに
おけるコード鍵域を割り当てるほか、自動演奏モードに
おける特定のソングトラックを割り当てて、ソングトラ
ック中のコード(和音)を入力することにより、曲の進
行に合わせたコーダルハーモニーを付けることができ
る。マイクロフォン1から入力されたユーザの元の入力
音声であるリード音を、必ずしもこの装置のスピーカか
ら出力させる必要はない。ユーザの入力音声は、直接に
聴取者に伝わる場合があるし、別のオーディオアンプを
通して出力される場合もある。ハーモニー音のピッチを
出力する方法は、図2に示した演算処理に限られず、入
力音声の検出されたピッチおよびハーモニー音の音高に
対応するピッチによって変換テーブルを参照し、補正さ
れたパーもニー音のピッチを出力するようにしてもよ
い。
【0034】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
るハーモニー音のピッチを出力する処理の一例を示す説
明図である。図中、図3と同様な部分には同じ符号を付
している。図5は、本発明の第2の実施の形態における
ピッチ変換動作の一例を示す模式的説明図である。図
中、横軸は時間、縦軸はピッチである。この実施の形態
は、入力音声に対する基準ピッチとなるメロディーパー
トを設定するものである。ユーザは、図1の操作パネル
5により、メロディーパートに、ユーザが歌うピッチの
基準にするための演奏入力を指定する。ユーザは、メロ
ディーパートの音高に対応するピッチと差が生じないよ
うに歌うようにする。例えば、右鍵域をメロディーパー
トに割り当てて主旋律を弾きながら歌う。加えて、ボコ
ーダハーモニーモードのときには、ハーモニーパートと
して左鍵域を指定すると、左鍵域の鍵盤操作子2の音高
またはオクターブシフトした音高がハーモニー音に指定
される。また、コーダルハーモニーモードのときに、左
手側の自動伴奏鍵域で押さえる1または複数の鍵盤操作
子2によって指定するコード指定と、右鍵域の鍵盤操作
子2によって指定されるメロディーパートの音高とによ
って、ハーモニー音の音高が指定される。この場合も、
入力音声のピッチは、必ずしも、メロディーパートの鍵
盤操作子2の音高のピッチに一致せず、ずれたり揺らい
だりする。従って、入力音声のピッチと、ハーモニー音
のピッチとは、メロディーパートの音高とハーモニー音
の音高とが、ともに一定の期間中であっても調和しな
い。
【0035】図4において、減算器22において、入力
音声の検出されたピッチからメロディーパートの音高に
対応するピッチを引く。このピッチ差を、加算器23に
おいて、ハーモニー音の音高に対応するピッチに加算す
る。このようにして、補正されたハーモニー音のピッチ
が得られる。その結果、図5に示すように、ハーモニー
音のピッチと入力音声のピッチとの間には、そのときの
メロディーパートの音高と、ハーモニーパートの音高あ
るいはコード指定とによって決まる一定周波数比の関係
が成立する。従って、ユーザの歌う音声に調和したハー
モニー音を生成することができる。なお、上述したメロ
ディーパートの演奏入力によって、必ずしも楽音を発生
させる必要はない。上述した入力音声の基準となる音高
を指定することのみを目的として使用されてもよい。
【0036】上述した説明では、メロディパートに、右
鍵域を割り当てたが、メロディー演奏が記録された自動
演奏トラックのパートや外部入力機器のパートを割り当
ててもよい。この場合、ユーザ自らは楽器を演奏しない
ので、カラオケ装置に適する。ユーザは、歌いながら、
鍵盤でハーモニーパートやコード指定をリアルタイムで
行う。あるいは、ハーモニーパートやコード指定の伴奏
パートまでも、メロディーパートともに、自動演奏トラ
ックのパートや外部入力機器を割り当てて、同期して再
生されて自動演奏されるようにしてもよい。この実施の
形態においても、補正されたピッチにさらに一定値を加
減算して補正されたピッチを移調(シフト)させてもよ
い。また、演算処理に変えて変換テーブルを用いてもよ
い。
【0037】図6は、図1に示した実施の形態のハード
ウエア構成を示す図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。41はCD(コン
パクトディスク)プレイヤーやカセットプレイヤー等か
らの音声信号が入力されるライン入力部、42はインタ
ーフェース、43はCPUバス、44はRAM、45は
ROM、46はCPU、47は音源部、48はDSP、
49は外部記憶装置、50はインターフェース、51は
外部入出力装置である。
【0038】マイクロフォン1またはライン入力部41
の入力は、アナログ入力用のインターフェース42にお
いてA/D変換され、CPUバス43に入力される。こ
のCPUバス43には、RAM44,ROM45,CP
U46などの複数のハードウエアが接続されている。表
示器18は、ハーモーニーや個々のパラメータの設定メ
ニュー等を表示する。ROM45には、CPU46を用
いて実行される本発明の音声信号または楽音信号の処理
プログラムのほか、波形データやプリセットデータ、パ
ラメータの変換テーブル、デモンストレーション用ソン
グデータなどが記憶されている。RAM44には、CP
U46が処理の実行に要するワーキングエリア、パラメ
ータ編集時のバッファ領域等が設けられている。
【0039】図1の自動演奏部3の記憶部ともなる外部
記憶装置49の記録媒体としては、ROMカートリッ
ジ、フレキシブル磁気ディスク(FD)等を用い、音色
データや曲データ(ソングデータ)集が記録され、RO
M45にはないデータを追加することができる。また、
記録再生可能な装置としたときには、ソングデータを記
録および再生することができる。インターフェース50
は、MIDI入出力端子あるいはRS232C端子を備
え、MIDI鍵盤,シーケンサ等のMIDI機器、楽音
データ再生機能を有する音源装置、パーソナルコンピュ
ータ等の外部入出力装置51との間で、MIDIデータ
の転送を行う。
【0040】音源部47は、図1に示した音源部12の
機能ブロックとは必ずしも一致しないが、CPUバス4
3から楽音パラメータを入力して楽音信号を生成する。
DSP48は、CPU46によって制御されて、マイク
ロフォン1あるいはライン入力41からの音声信号のフ
ォルマント変更、ピッチ検出、ピッチ変換等を行うとと
もに、入力音声信号、楽音信号にリバーブやコーラス等
の効果を付与する。音源部47およびDSP48の機能
の少なくとも一部は、CPU46により実行されるソフ
トウエアで実現させることもできる。なお、上述したD
SPを機能分割して、入力音声信号のピッチ検出および
ピッチ変換関係と、出力信号に対する効果付与とに別の
DSPを使用してもよい。DSP48の出力信号は、図
示を省略したD/A変換器によりアナログ信号に変換さ
れて、アンプ16を経てスピーカ17から音声または楽
音信号が放音される。
【0041】CPU46は、マイクロフォン1等からの
入力音声信号、鍵盤操作子2、操作パネル5からの操作
情報、外部記憶装置49または外部入出力装置51から
の演奏データに対し、RAM44およびROM45を用
いて処理を行い、各種設定メニュー画面を表示器18に
表示したり、処理された演奏データを基に音源部47、
DSP48、アンプ16をコントロールしたり、MID
Iデータをインターフェース50を介して外部に出力す
る。演奏データは、外部記憶装置49、場合により外部
入出力装置51に、SMF(Satandard MIDI File)
等のシーケンスデータを保存することができる。
【0042】本発明の音声信号または楽音信号の処理装
置は、図6に示した専用のハードウエア構成上で実現す
ることができるほか、ディジタルアナログ変換部(DA
C)が搭載され、コーデック(CODEC)ドライバが
インストールされたパーソナルコンピュータにおいて、
CPUとオペレーティングシステム(OS)の下で音声
信号または楽音信号の処理プログラムが動作するように
して実現することもできる。この音声信号または楽音信
号の処理プログラムは、通信回線あるいはCD−ROM
等の記録媒体により供給され、パーソナルコンピュータ
のハード磁気ディスクにインストールされる。
【0043】図7は、図1に示した実施の形態の外観図
である。図中、図1,図6と同様な部分には同じ符号を
付して説明を省略する。61は電子楽器本体、62は操
作子群、17Aは左スピーカ、17Bは右スピーカであ
る。電子楽器本体61は、複数の鍵盤操作子2と左右の
スピーカ17A,17Bを有する。操作パネル5には複
数の操作子からなる操作子群62および表示器18が設
けられている。鍵盤操作子2およびその他の操作子は概
念的に図示しており、具体的な形状および個数に限定す
るものではない。本発明に関係が深いスイッチとして
は、ボーカルハーモニー(リード音信号およびハーモニ
ー音信号)の出力をオンオフする設定スイッチ、このボ
ーカルハーモニーに対するリバーブ効果の付与をオンオ
フする設定スイッチ、ボーカルハーモニーに対するリバ
ーブ効果以外の効果の付与をオンオフする設定スイッチ
などがある。この他、入力音声に対する効果の付与をオ
ンオフする設定スイッチ、楽音信号に対する効果の付与
をオンオフする設定スイッチ、ボーカルハーモニーの設
定を行うボーカルハーモニースイッチ、設定メニューの
切り替えを行う「BACK」スイッチ、「NEXT」ス
イッチ、パラメータの選択を行う「+」スイッチ、
「−」スイッチ等がある。図示を省略したが、電子楽器
本体61には、ROMカートリッジやFDの挿入スロッ
ト、MIDI端子、RS232C端子等を備える。ピッ
チベンドホイールやモジュレーションホイールを設けて
もよい。
【0044】図1に示したパン制御部15は、音像の定
位を決めるものであり、左スピーカ17A,右スピーカ
17Bから出力される音声あるいは楽音の音量比を制御
することによって、ボーカル音、ハーモニー音、楽音の
各定位位置を個別に制御する。パン制御も一種の効果付
与である。従来、一種の音響効果として、楽音信号をラ
ンダムに定位させるというランダムパンを行うことがあ
った。例えば、自分が弾いた楽音信号が押鍵ごとに右か
ら次に左からと、あちらこちらから聞こえるようにする
ことがあった。このようなランダムパンを、音声信号あ
るいは楽音信号に個別に付与するためのパラメータを設
けてもよい。
【0045】図8〜図10は、本発明の実施の形態の動
作を説明する処理ステップのフローチャートである。図
8は、メインフローチャートである。S71において、
装置が初期化され、S72において、操作パネルで演奏
の各種設定を行う。具体的には、図7に示した操作子群
62により、各種の制御入力、あるいは、各種のパラメ
ータの設定等を表示器18の表示画面切り替えとともに
行う。このステップは図9を参照して後述する。S73
において、演奏データの検出と音声や楽音信号に対する
信号処理を行う。このステップは図10を参照して後述
する。
【0046】S74においては演奏を行う。ここでは、
各種の入力、パラメータ設定に基づきリード音、ハーモ
ニー音の出力、および、楽音の演奏を行う。従って、第
1に、図6に示した、鍵盤操作子2の押鍵に応じた演奏
データ、第2に、外部記憶装置49から入力された自動
演奏データ、あるいは、外部入出力装置51から入力さ
れたMIDIデータ、第3に、マイクロフォン1、ライ
ン入力41から入力のあった音声あるいは楽音信号等の
演奏入力に基づいて、操作パネル5で設定された制御モ
ードや設定パラメータに従って、リード音信号、ハーモ
ニー音信号、楽音信号を生成し、アンプ16に供給し、
楽音信号や音声信号としてスピーカ17から発音させ
る。リード音信号、ハーモニー音信号からなるボーカル
音信号は、鍵盤での演奏データ等によって、オリジナル
の入力音声信号のほか、入力音声の音色、特に、声質の
ジェンダーを変えたり(女声→男声、男声→女声、
等)、ピッチを変更させることができる。S74の処理
が終了すると再びS72に戻り、S72〜S74が繰り
返し実行される。
【0047】図9は、パネル設定の処理を示すフローチ
ャートである。S81においては、ハーモニー設定変更
指示があるか否かを判定し、変更指示があるときには右
側のフローに入り、S82に処理を進め、変更指示がな
いときにはS83に処理を進める。S82においては、
メロディーチャンネルやハーモニーチャンネルの設定変
更指示があるか否かを判定し、変更指示があるときには
S84に処理を進め、指示がないときにはS85に処理
を進める。S84においては、メロディーチャンネルや
ハーモニーチャンネルの変更設定をする。鍵盤や外部か
らのMIDI信号のチャンネルを割り当てるだけでな
く、自動演奏のトラックを割り当てることもできる。S
85において、処理モードの変更指示があるか否かを判
定し、変更指示があるときにはS86に処理を進め、変
更指示がないときにはS87に処理を進める。
【0048】S86においては、入力音声をどのように
処理してリード音とハーモニー音の音声を出力するかの
設定を行う。具体的には、処理モードA,B,Cのいず
れかによる変更設定を行う。処理モードAは、上述した
本発明の実施の形態の処理モードであり、処理モード
B,Cは従来の処理モードである。処理モードAにおい
ては、元の入力音声のピッチのままでリード音とする。
ハーモニー音は、ハーモニーモードに従って生成される
が、元の入力音声のピッチずれに調和するようにハーモ
ニー音のピッチを修正する。
【0049】処理モードBにおいては、元の入力音声の
ピッチは、オクターブを区別した最寄りの音名の音高に
対応するピッチに補正してリード音とする。入力音声の
音高が多少ずれていても,それを正しい音高に補正す
る。ハーモニー音は、ハーモニーモードに従って生成さ
れる。元の入力音声のピッチが半音単位の音高に対応す
るピッチに補正されているので、ハーモニー音のピッチ
を修正する必要性はない。処理モードCにおいては、元
の入力音声のピッチのままリード音とする。ハーモニー
音は、ハーモニーモードに従って生成されるが、ハーモ
ニー音のピッチと元の入力音声のピッチとのずれは考慮
しない。S87においては、指示のあったその他の処理
を実行する。
【0050】S83においては、自動演奏に関する処理
指示があるか否かを判定し、処理指示があるときには、
右側のフローに入り、S88に処理を進め、指示がない
ときにはS89に処理を進める。S88においては、曲
選択の指示があるか否かを判定し、曲選択の指示がある
ときにはS90に処理を進め、指示がないときにはS9
1に処理を進める。S90においては、選択された自動
演奏を行う曲目(ソング)を設定して、S89に処理を
進める。なお、電源投入時には 前回最後に選択した曲
データがセットされているので、必要に応じて曲目の変
更を行う。なお曲データは、図6に示したROM45や
外部記憶装置49から読み込まれて、RAM44に記憶
される。
【0051】S91においては、再生指示があるか否か
を判定し、再生指示があるときにはS92に処理を進
め、再生指示がないときにはS93に処理を進める。S
92においては、選択された曲の演奏データの再生を開
始させ、S89に処理を進める。S93においては、停
止指示があるか否かを判定し、停止指示があるときには
S94に処理を進め、停止指示がないときにはS95に
処理を進める。S94においては、再生中の自動演奏を
停止させて、S89に処理を進める。S95において
は、その他の設定指示、例えば、早送り,戻し,編集を
実行してS89に処理を進める。S89においては、ハ
ーモニー設定、自動演奏以外の、その他の設定指示、例
えば効果設定、音色変更の指示等があるか否かを判定
し、指示があるときにはS96に処理を進め、その他の
設定を行い、指示がないときには、メインルーチンに戻
る。
【0052】図10は、本発明の実施の形態の動作を説
明する演奏データ検出と信号処理を示すフローチャート
である。S101において、鍵盤操作状態を検出し、音
高を指定する演奏データを生成し、S102において外
部入力端子から入力されるシーケンサ,パーソナルコン
ピュータ,電子楽器などからのMIDI形式の演奏デー
タを入力する。S103において、自動演奏が再生状態
であるか否かを判定し、再生状態であればS104に処
理を進め、再生状態でなけれは、S105に処理を進め
る。S104においては、SMF等の形式で演奏データ
が記憶された記憶装置から、演奏データを読み出してS
105に処理を進める。S105において、音声処理の
設定があるか否かを判定し、あるときにはS106に処
理を進め、ないときにはメインルーチンに戻る。
【0053】S106以降は、処理モードA,B,Cに
従って音声処理を行う。説明を簡単にするため、以下、
ハーモニーモードが、ボコーダハーモニーモードまたは
コーダルハーモニーモードの場合であって、かつ、入力
音声がメロディパートの音高を基準に歌われ、メロディ
ーパートの音高を基準として処理をする場合について説
明する。S106において、処理モードAであるか否か
を判定し、処理モードAであればS107に処理を進
め、処理モードAでなければS108に処理を進める。
S108において、処理モードBであるか否かを判定
し、処理モードBであればS109に処理を進め、処理
モードBでなければ、残りの処理モードCと判定してS
110に処理を進める。
【0054】S107,S111〜S116は処理モー
ドAのステップである。S107においては、マイク入
力やライン入力された入力音声のピッチを検出する。S
111において、メロディーパートの音高に対応するピ
ッチと入力音声のピッチとの差を検出し、S112にお
いて、ハーモニーモードに従って、ハーモニー音の音高
を決定する。ボコーダモードのときには、ハーモニーパ
ートの音高あるいはこれをオクターブシフトさせてハー
モニー音の音高を決定する。コーダルハーモニーモード
のときには、ハーモニータイプおよびハーモニーパート
のコード指定とメロディーパートの音高とによってハー
モニー音の音高を決定する。
【0055】S113において、ピッチ差に応じてハー
モニー音のピッチを補正し、S114において、入力音
声をそのピッチが補正されたハーモニー音のピッチとな
るようにピッチ変換して、ハーモニー音を生成する。な
お、ピッチ変換として、図1を参照して説明した方法を
用いるときには、元のの入力音声のピッチを知る必要は
必ずしもない。S115においては、入力音声や、ハー
モニー音の処理チャンネルに効果を付与し、S116に
おいては、入力音声(リード音)とハーモニー音とを混
合して、メインルーチンに戻る。
【0056】処理モードBにおいては、S109におい
て、入力音声のピッチをメロディーパートの音高のピッ
チに補正し、S117において、ハーモニーモードに従
ってハーモニー音の音高を決定し、S114以降に処理
を進める。処理モードCにおいては、ハーモニーモード
に従ってハーモニー音の音高を決定し、S114以降に
処理を進める。
【0057】なお、上述した処理モードAにおいて、ボ
コーダハーモニーモードの場合に、ハーモニーパートか
ら演奏入力がないときには、S107〜S114のステ
ップをスキップして、CPUの処理負担を軽減させるこ
とが可能である。また、コーダルハーモニーモードの場
合に、従来、1度、コード指定がされると、コードチェ
ンジまでそのコード指定を持続させている。これに代え
て、ハーモニーパートから、コード指定の押鍵データが
出力されているときにのみ、ハーモニー音を生成するよ
うにした場合には、同様にしてコード指定の押鍵がなさ
れていない期間において、S107〜S114のステッ
プをスキップすることが可能である。上述した説明で
は、マイクロフォン1やライン入力41に入力される音
は、ユーザの歌う音声信号であったが、ピッチ検出でき
るものであれば、楽音信号やその他の音響信号であって
もよい。
【0058】上述した説明では、ハーモニー音として、
入力信号と同じ音質(声質)あるいはジェンダーコント
ロールを行った音質(声質)とし、いずれにしても、入
力音声の波形を加工したものであった。しかし、ハーモ
ニー音に、入力音声とは異なる楽器音色を与えてもよ
い。その第1の方法は、別に楽音信号波形を用意し、こ
のピッチを、上述したピッチ変換と同様の方法でピッチ
変換する。第2の方法は、音源部12から出力させる。
具体的には、従来、元となる入力音声に対して適用され
ていた、入力音声のピッチで楽音を発生させるピッチ・
トゥ・ノートと呼ばれる技術を、ハーモニー音の生成に
用いる。第2の方法の場合、楽音の音色として、コーラ
ス系の音色を選択すれば、入力音声と違和感の少ないハ
ーモニー音となる。
【0059】本発明の音声信号または楽音信号の処理装
置を適用して好適な装置としては、音声または楽音信号
を入力する機能を備えた、電子楽器、ゲーム機、カラオ
ケ装置などのアミューズメント機器、テレビジョンなど
の各種家電機器、携帯電話などの通信機器、パーソナル
コンピュータなどがあり、これらの機器の音声信号また
は楽音信号の処理部に用いることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、入力音声信号と調和を保ちながら、変化に富んだ
付加音信号を生成できるという効果がある。また、入力
音声の微妙な音程のずれを残したまま、リード音とハー
モニー音との調和をとれるという効果がある。その結
果、多少歌の下手な人でも気持ちのよいハーモニーを聞
かせることができるとともに、ユーザの歌声の微妙な音
程のずれを積極的に利用した人間味あるハーモニー音を
生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の音声信号または楽音信号の処理装置
の実施の形態を説明するための機能ブロックの構成図で
ある。
【図2】 本発明の第1の実施の形態におけるハーモニ
ー音のピッチを出力する処理の一例を示す説明図であ
る。
【図3】 本発明の第1の実施の形態におけるピッチ変
換動作の一例を示す模式的説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態におけるハーモニ
ー音のピッチを出力する処理の一例を示す説明図であ
る。
【図5】 本発明の第2の実施の形態におけるピッチ変
換動作の一例を示す模式的説明図である。
【図6】 図1に示した実施の形態のハードウエア構成
を示す図である。
【図7】 図1に示した実施の形態の外観図である。
【図8】 本発明の実施の形態の動作を説明するメイン
フローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態の動作を説明するパネル
設定の処理を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態の動作を説明する演奏
データ検出と信号処理を示すフローチャートである。
【図11】 ボコーダハーモニーモードの各タイプの一
例を示す説明図である。
【図12】 デチューンハーモニーモードのタイプの一
例を示す説明図である。
【図13】 クロマチックハーモニーモードの各タイプ
の一例を示す説明図である。
【図14】 コーダルハーモニーモードの各タイプの一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロフォン、2 鍵盤操作子、3 自動演奏
部、4 外部入力部、5操作パネル、6 ピッチ検出
部、7 フォルマント変更部、8 ピッチ変換部、9
ピッチ制御部、10 チャンネル割当部、11 機能制
御部、12 音源部、13 効果付与部、14 信号出
力制御部、15 パン制御部、16 アンプ、17 ス
ピーカ、18 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 9/02 L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号または楽音信号を入力信号とし
    て付加音信号を生成する音声信号または楽音信号の処理
    装置において、 前記入力信号のピッチを検出するピッチ検出手段、 前記付加音信号の音高を制御する制御データを入力する
    制御データ入力手段、 少なくとも前記制御データに基づいて前記付加音信号の
    音高を指定する音高指定手段、 前記入力信号のピッチと、前記入力信号のピッチの直近
    となる音高のピッチとの差に応じて、指定された前記付
    加音信号の音高に対応するピッチを補正するピッチ補正
    手段、 前記付加音信号の補正されたピッチを有する音声信号ま
    たは楽音信号を生成する付加音信号生成手段、 を有することを特徴とする音声信号または楽音信号の処
    理装置。
  2. 【請求項2】 音声信号または楽音信号を入力信号とし
    て付加音信号を生成する音声信号または楽音信号の処理
    装置において、 前記入力信号のピッチを検出するピッチ検出手段、 時間的に変化する音高データを入力する音高データ入力
    手段、 前記付加音信号の音高を制御する制御データを入力する
    制御データ入力手段、 少なくとも前記制御データに基づいて前記付加音信号の
    音高を指定する音高指定手段、 前記音高データに対応するピッチと前記入力信号のピッ
    チとの差に応じて、指定された前記付加音信号の音高に
    対応するピッチを補正するピッチ補正手段、 前記付加音信号の補正されたピッチを有する音声信号ま
    たは楽音信号を生成する付加音信号生成手段、 を有することを特徴とする音声信号または楽音信号の処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記付加音信号生成手段は、 前記入力信号の波形を、補正された前記付加音信号のピ
    ッチを有する波形に変換するものである、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の音声信号ま
    たは楽音信号の処理装置。
  4. 【請求項4】 音声信号または楽音信号を入力信号とし
    て付加音信号を生成させる機能をコンピュータに実現さ
    せるための音声信号または楽音信号の処理プログラムが
    記録された記録媒体であって、 前記入力信号のピッチを検出させるピッチ検出機能、 前記付加音信号の音高を制御する制御データに基づいて
    前記付加音信号の音高を指定させる音高指定機能、 前記入力信号のピッチと、前記入力信号のピッチの直近
    となる音高のピッチとの差に応じて、指定された前記付
    加音信号の音高に対応するピッチを補正させるピッチ補
    正機能、 前記付加音信号の補正されたピッチを有する音声信号ま
    たは楽音信号を生成させる付加音信号生成機能、 を有する音声信号または楽音信号の処理プログラムが記
    録された記録媒体。
  5. 【請求項5】 音声信号または楽音信号を入力信号とし
    て付加音信号を生成させる機能をコンピュータに実現さ
    せるための音声信号または楽音信号の処理プログラムが
    記録された記録媒体であって、 前記入力信号のピッチを検出させるピッチ検出機能、 時間的に変化する音高データを入力させる音高データ入
    力機能、 前記付加音信号の音高を制御する制御データを入力させ
    る制御データ入力機能、 少なくとも前記制御データに基づいて前記付加音信号の
    音高を指定させる音高指定機能、 前記音高データに対応するピッチと前記入力信号のピッ
    チとの差に応じて、指定された前記付加音信号の音高に
    対応するピッチを補正させるピッチ補正機能、 前記付加音信号の補正されたピッチを有する音声信号ま
    たは楽音信号を生成させる付加音信号生成機能、 を有する音声信号または楽音信号の処理プログラムが記
    録された記録媒体。
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