JP2001249040A - 流体検知センサ及びその製造方法 - Google Patents

流体検知センサ及びその製造方法

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JP2001249040A
JP2001249040A JP2000060645A JP2000060645A JP2001249040A JP 2001249040 A JP2001249040 A JP 2001249040A JP 2000060645 A JP2000060645 A JP 2000060645A JP 2000060645 A JP2000060645 A JP 2000060645A JP 2001249040 A JP2001249040 A JP 2001249040A
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heater
heating element
temperature
thin film
detection sensor
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Application number
JP2000060645A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujiwara
剛史 藤原
Akira Sasaki
昌 佐々木
Kenichi Nakamura
健一 中村
Norihiro Konda
徳大 根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス等の流体の流量を検出するための流体検
知センサ(ガスフローセンサ)において、ヒータの抵抗
値を小さくして発熱を大きくすると共にサーモパイルの
ゼーベック係数を高くし、流体検知センサの感度を向上
させる。 【解決手段】 薄膜状のブリッジ部35の上面にポリシ
リコンからなるヒータ36を設け、その両側にサーモパ
イル37、38を配置する。このサーモパイル37、3
8はポリシリコンとアルミニウムの細線によって構成さ
れている。ここで、ヒータ36とサーモパイル37、3
8のポリシリコン細線41には、P(燐)がイオン注入
等によってドーピングされており、ヒータ36のドーピ
ング量がポリシリコン細線41よりも大きくなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体検知センサ及
びその製造方法に関し、特に、ヒーターのような発熱体
とサーモパイルのような測温体とを備え、測温体の検出
温度の変化によって流体の有無または流体流量を検出す
る流体検知センサとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来構造の流体検知センサ1を図1及び
図2に示す。ここで、図2は図1のA−A線断面を表し
ている。ただし、図1ではヒーターやサーモパイル等を
露出させた状態で表しており、図2ではその上を保護膜
10等で覆った状態で表している。この流体検知センサ
1にあっては、シリコン基板2の上面に凹状の空隙部3
を形成し、この空隙部3を覆うようにしてシリコン基板
2の上面に絶縁薄膜4を設け、この絶縁薄膜4の一部に
よって空隙部3の上に薄膜状のブリッジ部5を形成して
いる。このブリッジ部5は空隙部3内の空間(空気)に
よってシリコン基板2と断熱されている。ブリッジ部5
の表面においては、その中央部にヒータ6を設け、ヒー
タ6を挟んで対称な位置(上流側と下流側)にそれぞれ
測温体としてサーモパイル7、8を設けている。また、
ヒータ6及びサーモパイル7、8を覆うようにしてシリ
コン基板2の上を保護膜10で被覆している。
【0003】上記サーモパイル7、8はBiSb/Sb
からなる熱電対によって構成されており、ブリッジ部5
の縁を横切るようにしてBiSbからなる第1の細線1
1とSbからなる第2の細線12が交互に配線され、ブ
リッジ部5内における第1の細線11と第2の細線12
の接続点によって温接点13の群が構成され、ブリッジ
部5外における第1の細線11と第2の細線12の接続
点によって冷接点14の群を構成している。
【0004】サーモパイル7、8の温接点13及び冷接
点14の数をそれぞれn個、温接点13の温度をTh、
冷接点14の温度をTcとすると、サーモパイル13、
14の出力電圧(両端間電圧)Vは、次の(1)式で表
される。 V=n・α(Th−Tc) …(1) ただし、αはゼーベック係数である。
【0005】この流体検知センサ1は気体の流れが生じ
る箇所に置かれ、ヒータ6に電流を流して発熱させなが
ら上流側及び下流側のサーモパイル7、8の出力が監視
される。気体の流れていない無風時においては、配置の
対称性より上流側サーモパイル7の温接点温度と下流側
サーモパイル8の温接点温度とは等しいから、サーモパ
イル7の出力電圧とサーモパイル8の出力電圧とは等し
くなる。これに対し、図1に矢印で示すように、上流側
から下流側に向けて気体が移動していると、上流側のサ
ーモパイル7の温接点は気体の流れで冷却されて降温
し、その出力電圧は小さくなる。一方、気体によってヒ
ータ6の熱が下流側へ輸送されて下流側のサーモパイル
8の温接点は温度が上昇し、その出力電圧は大きくな
る。しかも、両サーモパイル7、8の温接点温度の差
は、気体の流量が大きくなるにつれて拡大するから、そ
れに伴う両サーモパイル7、8の出力電圧値の差により
気体の流量を測定することができる。
【0006】次に、上記流体検知センサ1の製造プロセ
スを図3(a)(b)(c)(d)、図4(e)(f)
(g)及び図5(h)(i)(j)により説明する。こ
れらの製造プロセスを説明する図はいずれも、図1のB
−B線に沿った断面を表している。以下、これらの図に
従って当該製造プロセスを説明する。
【0007】まず、熱酸化法等によりシリコン基板2の
表裏両面に例えばSiOからなる絶縁薄膜4を形成し
[図3(a)]、スパッタリング法等を用いて上面側の
絶縁薄膜4の上にBiSbを堆積させてBiSb膜16
を形成する[図3(b)]。ついで、イオン注入法等に
よりBiSb膜16にドーピングを行う[図3
(c)]。さらに、フォトリソグラフィによりBiSb
膜16をエッチングし、BiSb膜16によってヒータ
6、サーモパイル7、8の各第1の細線11のパターン
を形成し、さらにパターニングされたBiSb膜16の
表面に酸化膜17を形成する[図3(d)]。
【0008】この後、温接点13及び冷接点14となる
箇所で第1の細線11を覆う酸化膜17の一部をエッチ
ングして開口18を設け[図4(e)]、酸化膜17の
上からSbをスパッタ等で堆積させ、さらにフォトリソ
グラフィによってSb膜をパターニングしてサーモパイ
ル7、8の第2の細線12を形成する[図4(f)]。
このとき、第2の細線12は、酸化膜17の開口18を
通して各端を第1の細線11の各端に接続され、第1の
細線11と第2の細線12によってサーモパイル7、8
が形成される。
【0009】次に、ヒータ6の両端とサーモパイル7、
8の両端において、第1の細線11とヒータ6を覆うそ
れぞれの酸化膜17の一部をエッチングして開口19を
設け、ヒータ6の両端とサーモパイル7、8の両端にワ
イヤパッド9、15を設ける[図4(g)]。ついで、
CVD法等により基板全体に例えばSiOを堆積さ
せ、配線保護のための保護膜10を形成する[図5
(h)]。
【0010】この後、保護膜10を部分的にエッチング
して各ワイヤパッド9、15の上面を露出させる。この
とき同時に、ヒータ6とサーモパイル7、8の中間にお
いて、保護膜10と絶縁薄膜4を部分的にエッチング除
去し、さらにエッチングにより絶縁薄膜4も部分的に除
去して開口20をあけ、開口20から半導体基板2を露
出させる[図5(i)]。ついで、この開口21から半
導体基板2の上面をエッチングすることにより半導体基
板2の上面に空隙部3を凹設すると共に絶縁薄膜4によ
ってブリッジ部5を形成する[図5(j)]。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような流体検知
センサでは、その感度を決定する要因は2つあり、それ
は発熱体であるヒータの上昇温度と測温体であるサーモ
パイルのゼーベック係数の大きさである。その理由は、
上記(1)式から分かるように、ヒータの上昇温度が大
きいほど温接点の温度が高くなるので、サーモパイルの
出力電圧も大きくなり、またゼーベック係数が大きいほ
どサーモパイルの出力電圧が大きくなるからである。
【0012】一方、従来の流体検知センサにあっては、
ヒータとサーモパイルの一方の導電配線(第1の細線)
とは同じ材料を用い、しかも同じドーピング量としてい
る。そして、その材料としてはゼーベック係数の高い半
導体材料が用いられており、例えばBiSbが用いられ
ている。このような半導体材料の一般的な性質として
は、ドーピング量を減らすとゼーベック係数は高くなる
が、抵抗率も高くなることが分かっている。
【0013】従って、従来の流体検知センサでは、サー
モパイルの出力電圧を大きくして感度を上げるためにド
ーピング量を減らしてゼーベック係数を高くしたとする
と、ドーピング量が少ないためヒータの抵抗率が高くな
り、それによってヒータの抵抗値が大きくなる。ヒータ
の発熱温度はヒータに供給される電力で決定されるが、
ヒータに供給できる電圧には限度があるので、ヒータの
抵抗値が高すぎると十分発熱させることができなくな
り、流体検知センサの感度低下を招く。逆に、ドーピン
グ量を増やすと全く逆のことが起こり、ヒータの抵抗値
を下げることができるので、ヒータからの発熱は十分と
なるが、ゼーベック係数が小さくなることによってサー
モパイルの出力電圧が低下し、流体検知センサの感度が
悪くなる。よって、従来の流体検知センサでは、ドーピ
ング量をコントロールしても流体検知センサの感度をよ
り向上させることは困難であった。
【0014】本発明は、上記の従来例の課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、ドーピン
グ量をコントロールすることによって感度をより向上さ
せることができる流体検知センサを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る流体検知セ
ンサは、基板により少なくとも一部が空中で支持された
絶縁薄膜と、前記絶縁薄膜の空中支持部分の表面に配置
され、不純物ドーピングされた発熱体と、前記発熱体を
挟んで前記絶縁薄膜の表面に配置され、一方の導電配線
に不純物をドーピングされた少なくとも2つの接触電位
差測温体とを備え、前記接触電位差測温体を構成する一
方の導電配線の不純物ドーピング量と前記発熱体の不純
物ドーピング量とが互いに異なっていることを特徴とす
るものである。
【0016】本発明に係る別な流体検知センサは、基板
により少なくとも一部が空中で支持された絶縁薄膜と、
前記絶縁薄膜の空中支持部分の表面に配置され、不純物
をドーピングされた発熱体と、前記発熱体の片側で前記
絶縁薄膜の表面に配置され、一方の導電配線に不純物を
ドーピングされた接触電位差測温体とを備え、前記接触
電位差測温体を構成する一方の導電配線の不純物ドーピ
ング量と前記発熱体の不純物ドーピング量とが互いに異
なっていることを特徴とするものである。
【0017】本発明において、発熱体とは例えば抵抗体
材料を用いたヒーターである。接触電位差測温体とは、
少なくとも2種類の導電配線の接触電位差により温度を
計測するものであって、例えばサーモパイルがある。ま
た、導電配線の材料としては、金属材料でもよく、半導
体材料でもよい。
【0018】また、上記各流体検知センサの実施形態
は、前記発熱体と、前記接触電位差測温体を構成する一
方の導電配線がポリシリコンからなるものである。
【0019】また、上記各流体検知センサの実施形態
は、周囲温度を測定するための周囲温度測温抵抗体をさ
らに備えたものにおいて、前記発熱体と前記周囲温度測
温抵抗体の不純物ドーピング量を等しくしたものであ
る。
【0020】本発明に係る流体検知センサの製造方法
は、基板の表面に絶縁薄膜を形成する工程と、前記絶縁
薄膜の上に第1の材料を形成する工程と、前記第1の材
料のほぼ全面にドーピングを行う工程と、前記第1の材
料をパターニングすることによって発熱体と接触電位差
測温体の一方の導電配線とを作製する工程と、前記発熱
体もしくは前記第1の材料のうち発熱体となる領域に、
さらにドーピングを行う工程と、接触電位差測温体の他
方の導電配線を作製する工程とからなることを特徴とし
ている。ここで、発熱体もしくは第1の材料のうち発熱
体となる領域にさらにドーピングを行うとは、このドー
ピングが発熱体のパターニング前に行われてもよく、パ
ターニング後に行われてもよいことを意味している。
【0021】
【作用】本発明に係る流体検知センサもしくはその製造
方法における一方の形態は、発熱体の両側に接触電位差
測温体を配置したものであり、他方の形態は、発熱体の
片側に接触電位差測温体を配置したものである。発熱体
の両側に接触電位差測温体を設けたものでは、双方向で
流体流量を測定可能で、低流速域で高感度であるという
利点があり、発熱体の片側に接触電位差測温体を配置し
たものでは、高流速域でも測定可能であるという利点が
ある。
【0022】いずれの流体検知センサにおいても、接触
電位差測温体を構成する一方の導電配線の不純物ドーピ
ング量と発熱体の不純物ドーピング量とを互いに異なら
せることにより、接触電位差測温体のゼーベック係数を
低下させることなく発熱体の抵抗値を下げることがで
き、流体検知センサの感度をより向上させることができ
る。不純物ドーピング量の異ならせ方は、一般的には、
接触電位差測温体を構成する一方の導電配線の不純物ド
ーピング量を小さくし、発熱体の不純物ドーピング量を
大きくすることによって効果が得られる。
【0023】また、接触電位差測温体の一方の導電配線
としてポリシリコンを用いれば、アルミニウム等と組み
合わせることによって接触電位差測温体を形成すること
ができ、しかも加工性が良好となる。
【0024】また、周囲温度を測定するための周囲温度
測温抵抗体を設けた場合には、この周囲温度測温抵抗体
の不純物ドーピング量と発熱体の不純物ドーピング量と
を等しくすれば、ヒータの発熱温度を周囲温度に対して
一定温度だけ高い温度に保持することが容易になる。
【0025】また、本発明にかかる流体検知センサの製
造方法においては、発熱体の不純物ドーピングと接触電
位差測温体の不純物ドーピングとを別々に行うのでな
く、発熱体に不純物を追加ドーピングするようにしてい
るので、ドーピング処理工程の所要時間を短くすること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の一実
施形態による流体検知センサ(ガスフローセンサ)31
の構造を図6及び図7に示す。図7は図6のC−C線断
面を表し、図6は保護膜40等を除去してサーモパイル
37、38を露出させた状態の平面を表している。この
流体検知センサ31にあっては、シリコン基板32の上
面に上方で広くなった凹状の空隙部33を形成し、この
空隙部33を覆うようにしてシリコン基板32の上面に
絶縁薄膜34を設け、この絶縁薄膜34の一部によって
空隙部33の上に薄膜状のブリッジ部35を形成してい
る。このブリッジ部35は空隙部33内によってシリコ
ン基板32と断熱されている。ブリッジ部35の表面に
おいては、その中央部にポリシリコンからなるヒータ3
6を設け、ヒータ36を挟んで上流側と下流側の対称な
位置にそれぞれ測温体としてサーモパイル37、38を
設けている。また、ブリッジ部35の外側において、絶
縁薄膜34の上に周囲温度感知用の測温抵抗体52を設
けてあり、ヒータ36、サーモパイル37、38及び測
温抵抗体52を覆うようにしてシリコン基板32の上を
保護膜40で覆っている。
【0027】上記サーモパイル37、38はポリシリコ
ン/アルミニウムからなる熱電対によって構成されてお
り、絶縁薄膜34の縁を横切るようにしてポリシリコン
からなる第1の細線41とアルミニウムからなる第2の
細線42が交互に、かつ平行に配線され、絶縁薄膜34
内における第1の細線41と第2の細線42の接続点に
よって温接点43の群が構成され、絶縁薄膜34外にお
ける第1の細線41と第2の細線42の接続点によって
冷接点44の群を構成している。
【0028】冷接点44は、ヒートシンクの役目をする
シリコン基板32の上に位置しているので、気体に接触
しても温度は変化しにくいが、温接点43はシリコン基
板32から浮いたブリッジ部35の上に形成されている
ので、熱容量が小さく、気体に触れると敏感に温度が変
化する。
【0029】また、ブリッジ部35の外側(シリコン基
板32の上面)において、絶縁薄膜34の上面には、周
囲温度を計測するため、ポリシリコンからなる測温抵抗
体52が設けられている。
【0030】この流体検知センサ31においても、サー
モパイル37、38の温接点43及び冷接点44の数を
それぞれn個、温接点43の温度をTh、冷接点44の
温度をTcとすると、サーモパイル43、44の出力電
圧(両端間電圧)Vは、次の(2)式で表される。 V=n・α(Th−Tc) …(2) ただし、αはゼーベック係数である。
【0031】また、この流体検知センサ31において
は、測温抵抗体52、ヒータ36、サーモパイル37、
38の第1の細線41はそれぞれ同一材料(ポリシリコ
ン)によって形成され、P(燐)等の不純物をドーピン
グされているが、ヒータ36の不純物ドーピング量は第
1の細線41の不純物ドーピング量よりも大きくなって
いる。例えば、ヒータ36と第1の細線41が膜厚50
0nmのポリシリコンからなる場合、第1の細線41に
は1×1020個/cm程度の密度でPがドーピング
されるのに対し、ヒータ36には4×1020個/cm
程度の密度でPがドーピングされる。
【0032】この流体検知センサ31にあっても、ヒー
タ36に電流を流して発熱させながら上流側及び下流側
のサーモパイル37、38の出力が監視される。気体の
流れていない無風時には、サーモパイル37の出力電圧
とサーモパイル38の出力電圧とは等しいが、図6に矢
印で示す方向に、上流側から下流側に向けて気体が移動
していると、上流側のサーモパイル37の温接点43は
冷却されて降温し、出力電圧が小さくなる。一方、気体
によって運ばれる熱で下流側のサーモパイル38の温接
点43は温度が上昇し、出力電圧が大きくなる。従っ
て、両サーモパイル37、38の出力電圧値の差により
空気の流量を測定することができる。また、この実施形
態のようにヒータ36の両側にサーモパイル37、38
を配置した構造の場合には、図6の矢印方向と反対向き
に気体が流れた場合にも流体流量(ガス流量)を検出す
ることができる。
【0033】しかも、この流体検知センサ31では、第
1の細線41よりもヒータ36の不純物ドーピング量を
大きくしているので、ヒータ36の抵抗を下げることが
でき、ヒータ36の発熱温度を高くすることができる。
一方、第1の細線41の不純物ドーピング量はヒータ3
6よりも小さくなっているので、ゼーベック係数を高く
することができる。よって、ゼーベック係数の高いサー
モパイル37、38を用いながらヒータ36の発熱温度
を高くすることができ、流体検知センサ31の感度をよ
り向上させることができる。
【0034】周囲温度測定用の測温抵抗体52は、周囲
温度に依らず発熱温度を一定にしてヒータ36を駆動す
る場合には必要ないが、周囲温度に対して一定温度だけ
高い温度でヒータ36を駆動させたい場合には、周囲温
度測定用の測温抵抗体52の抵抗値を測定し、それをヒ
ータ36の発熱温度にフィードバックさせることにより
ヒータ36の発熱温度が周囲温度よりも一定温度だけ高
くなるようにすることができる。
【0035】なお、39、45及び53は、それぞれヒ
ータ36、サーモパイル37、38及び測温抵抗体52
にワイヤボンディングするためのワイヤパッドである。
【0036】次に、上記流体検知センサ31の製造プロ
セスを図8(a)(b)(c)(d)、図9(e)
(f)(g)(h)(i)及び図10(j)(k)
(l)(m)により説明する。これらの製造プロセスを
説明する図はいずれも、図6(a)のD−D線に沿った
断面を表している。以下、これらの図に従って当該製造
プロセスを説明する。
【0037】まず、熱酸化法等によりシリコン基板32
の表裏両面に例えばSiOからなる絶縁薄膜34を形
成し[図8(a)]、CVD法等を用いて上面側の絶縁
薄膜34の上にポリシリコンを膜厚500nmとなるよ
うに堆積させてポリシリコン膜46を形成する[図8
(b)]。ついで、イオン注入法等によりポリシリコン
膜46の全体にP等の不純物原子をイオン注入法等でド
ーズ量1×1020個/cmだけドーピングさせる
[図8(c)]。さらに、ポリシリコン膜46の表面全
体をレジスト膜54で覆った後、ポリシリコン膜46の
ヒータ形成領域56a及び測温体形成領域65bでレジ
スト膜54に窓55を開口させる[図8(d)]。
【0038】この窓55を通してさらにP等の不純物原
子をイオン注入法等により3×10 20個/cmだけ
追加注入させる[図9(e)]。ついで、レジスト膜5
4を除去すると、ヒータ形成領域56a及び測温体形成
領域56bでは不純物濃度が4×1020個/cm
なり、それ以外の領域(特に、サーモパイル形成領域)
では不純物濃度が1×1020個/cmとなる[図9
(f)]。
【0039】この後、フォトリソグラフィによりポリシ
リコン膜46をエッチングし、ポリシリコン膜46によ
ってヒータ36、周囲温度測定用の測温抵抗体52、サ
ーモパイル37、38の各第1の細線41のパターンを
形成し、さらにパターニングされたポリシリコン膜46
の不純物を熱拡散させる。このとき、ポリシリコン膜4
6の表面には酸化膜47が形成される[図9(g)]。
【0040】この結果、同時にパターニングされたヒー
タ36、測温抵抗体52、サーモパイル37、38の各
第1の細線41のうち、ヒータ36の不純物濃度だけが
高くなる。
【0041】ついで、温接点43及び冷接点44となる
箇所で第1の細線41を覆う酸化膜47の一部をエッチ
ングして開口48を設け[図9(h)]、酸化膜47の
上からアルミニウムをスパッタ等で堆積させ、さらにフ
ォトリソグラフィによってアルミニウム膜をパターニン
グしてサーモパイル47、48の第2の細線42を形成
する[図9(i)]。このとき、第2の細線42は、酸
化膜47の開口48を通して各端を第1の細線41の各
端に接続され、絶縁薄膜47の下に形成された第1の細
線41と第2の細線42とによってサーモパイル37、
38が形成される。
【0042】次に、サーモパイル37、38の両端、ヒ
ータ36の両端および測温抵抗体52の両端において、
酸化膜47の一部をエッチングして開口49を設け、サ
ーモパイル37、38の両端、ヒータ36の両端及び測
温抵抗体の両端に金属材料を堆積させてそれぞれのワイ
ヤパッド45、39、53を設ける[図10(j)]。
ついで、CVD法等により基板全体に例えばSiO
堆積させ、配線保護のための保護膜40を形成する[図
10(k)]。
【0043】この後、保護膜51を部分的にエッチング
して各ワイヤパッド45、39、53の上面を露出させ
る。同時にヒータ36とサーモパイル37、38の中間
において、保護膜21をエッチング除去し、さらにエッ
チングにより絶縁薄膜34も部分的に除去して開口51
を形成し、開口51から半導体基板32を露出させる
[図10(l)]。ついで、この開口51から半導体基
板32の上面をエッチングすることにより半導体基板3
2の上面に空隙部33を凹設すると共に絶縁薄膜34に
よってブリッジ部35を形成する[図10(j)]。
【0044】このようにしてヒータ形成領域で不純物を
追加ドーピングすることによって流体検知センサ31を
製造すれば、無駄なドーピング処理時間を減らすことが
でき、効率よく感度の良好な流体検知センサを製造する
ことができる。
【0045】(第2の実施形態)図11及び図12は本
発明のさらに別な実施形態による流体検知センサ(ガス
フローセンサ)61の構造を示す平面図及び断面図であ
る。図11は保護膜40等を除去してサーモパイル37
とヒータ36を露出させた状態の平面を表している。こ
の流体検知センサ61は、ブリッジ部35の上面におい
て、ヒータ36の片側(上流側又は下流側)にのみサー
モパイル37を設けたものである。このような構造によ
れば、第1の実施形態によるものよりも、より高流速域
で測定可能になる。
【0046】図13は、サーモパイル37が上流側に配
置された流量検知センサ61に用いられているヒータ制
御回路62を示す図である。このヒータ制御回路62
は、ヒータ36の発熱温度が測温抵抗体52で検出され
ている周囲温度よりも一定温度だけ高い温度に自動調整
する働きをする。このヒータ制御回路62は、固定抵抗
63、64と分圧抵抗65、66、オペアンプ(差動増
幅回路)67及びトランジスタ68によって構成されて
いる。固定抵抗63、64はヒータ36及び測温抵抗体
52と共にブリッジ回路を構成されており、固定抵抗6
3と測温抵抗体52の中点がオペアンプ67の反転入力
端子に接続され、固定抵抗64とヒータ36の中点がオ
ペアンプ67の非反転入力端子に接続されている。トラ
ンジスタ68は、電源と固定抵抗63の間に挿入されて
おり、直列に接続された分圧抵抗65、66はトランジ
スタ68のベースとグランドの間に接続されている。オ
ペアンプ67の出力は分圧抵抗65、66の中点に接続
されている。
【0047】このヒータ制御回路62は、ヒータ36を
周囲温度に対して一定温度高い温度で熱平衡状態を保と
うとするものであり、例えば無風状態の熱平衡状態から
気体の流れのある状態に変化してヒータ36の温度が下
がると、オペアンプ67の非反転入力端子の電位が下が
り、トランジスタ68を駆動し、電流が供給されて再び
熱平衡状態になるという動作を繰り返す。周囲温度が変
化した場合も同様である。詳しくいうと、このヒータ制
御回路62にあっては、ヒータ36の発熱温度が平衡時
の温度よりも上昇すると、オペアンプ67から出力され
る電流が増加するので、分圧抵抗65と66の中点の電
圧が高くなる。その結果、トランジスタ68のベース電
流が減少し、ブリッジ回路に流れる電流も減少する。こ
の結果、ヒータ36に流れる電流が減少してヒータ36
の発熱温度が下がる。逆に、ヒータ36の発熱温度が平
衡時の温度よりも低下すると、オペアンプ67から出力
される電流が減少するので、分圧抵抗65と66の中点
の電圧が低くなる。その結果、トランジスタ68のベー
ス電流が増加し、ブリッジ回路に流れる電流も増加す
る。この結果、ヒータ36に流れる電流が増加してヒー
タ36の発熱温度が上がる。
【0048】また、周囲温度を検出している測温抵抗体
52の温度が平衡時の温度よりも上昇すると、オペアン
プ67から出力される電流が減少するので、分圧抵抗6
5と66の中点の電圧が低くなる。その結果、トランジ
スタ68のベース電流が増加し、ブリッジ回路に流れる
電流も増加する。この結果、ヒータ36に流れる電流が
増加してヒータ36の発熱温度が上がる。逆に、測温抵
抗体52の発熱温度が平衡時の温度よりも低下すると、
オペアンプ67から出力される電流が増加するので、分
圧抵抗65と66の中点の電圧が高くなる。その結果、
トランジスタ68のベース電流が減少し、ブリッジ回路
に流れる電流も減少する。この結果、ヒータ36に流れ
る電流が減少してヒータ36の発熱温度が下がる。
【0049】ヒータ制御回路62は、上記のような動作
により、ヒータ36の発熱温度が一定に保たれるように
自動調整すると共に、測温抵抗体52の検知温度が下が
ったらヒータ36の温度も下げ、測温抵抗体52の検知
温度が上がったらヒータ36の温度も上昇させる。
【0050】次に、上記のようなヒータ制御回路62に
おいて、ヒータ36の発熱温度を測温抵抗体52の温度
よりも一定温度だけ高い温度に保つための条件を明らか
にする。いま、ヒータ36の抵抗温度係数をβh、測温
抵抗体52の抵抗値をβbとする。ある周囲温度で測温
抵抗体52の抵抗値がRhで、ヒータ36がそれよりも
一定温度だけ高くて抵抗値がRbになっていて、ブリッ
ジ回路が平衡状態にあるとすると、次の(3)式が成り
立つ。ただし、R1、R2は2つの固定抵抗63、64
の抵抗値である。 R1・Rh=R2・Rb …(3)
【0051】この平衡状態から、周囲温度がΔT(℃)
だけ上昇した場合を考えると、測温抵抗体の温度は、 Rh(ΔT)=Rh(1+βh・ΔT) …(4) となる。このとき、ヒータ36の温度も同じだけ上昇し
て Rb(ΔT)=Rb(1+βb・ΔT) …(5) となった抵抗値でブリッジ回路が平衡になればよいか
ら、次の(6)式が成立すればよい。 R1・Rh(ΔT)=R2・Rb(ΔT) …(6) この(6)式に(4)式及び(5)式を代入すると、 R1・Rh(1+βh・ΔT)=R2・Rb(1+βb・ΔT) …(7) となる。この式に上記(3)式を適用すると、 βh・ΔT=βb・ΔT …(8) が得られる。
【0052】従って、βh=βbであれば、任意の温度
上昇ΔTについて条件を満たすことが分かる。よって、
図13のようなヒータ制御回路62を用い、測温抵抗体
52の抵抗温度係数βbとヒータ36の抵抗温度係数βh
を等しくしておけば、ヒータ36の発熱温度を測温抵抗
体52の検出温度よりも一定温度だけ高い値に制御でき
ることが分かる。半導体の抵抗温度係数はドーピング量
により決定されるので、ヒータ36と測温抵抗体52を
同一工程で作製し、ドーピング量を等しくすれば、周囲
温度を測温抵抗体52で測定し、ヒータ36の発熱温度
が周囲より一定温度だけ高い値に調整できる。
【0053】
【発明の効果】本発明の流体検知センサによれば、発熱
体のドーピング量と接触電位差測温体のドーピング量を
異ならせることによって発熱体の抵抗を下げると共に接
触電位差測温体の出力を大きくすることができ、感度を
より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の流体検知センサの構造を示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は同上の流体検知セ
ンサの製造プロセスを説明する断面図である。
【図4】(e)(f)(g)は図2の続図である。
【図5】(h)(i)(j)は図3の続図である。
【図6】本発明の一実施形態による流体検知センサの構
造を示す平面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】(a)(b)(c)(d)は同上の流体検知セ
ンサの製造プロセスを説明する断面図である。
【図9】(e)(f)(g)(h)(i)は図8の続図
である。
【図10】(j)(k)(l)(m)は図9の続図であ
る。
【図11】本発明の別な実施形態による流体検知センサ
の構造を示す平面図である。
【図12】同上の流体検知センサの断面図である。
【図13】同上の流体検知センサに用いられているヒー
タ制御回路を示す図である。
【符号の説明】
32 半導体基板 34 絶縁薄膜 35 ブリッジ部 36 ヒータ 37、38 サーモパイル 52 測温抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 昌 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 中村 健一 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 根田 徳大 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 2F035 EA02 EA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板により少なくとも一部が空中で支持
    された絶縁薄膜と、前記絶縁薄膜の空中支持部分の表面
    に配置され、不純物をドーピングされた発熱体と、前記
    発熱体を挟んで前記絶縁薄膜の表面に配置され、一方の
    導電配線に不純物をドーピングされた少なくとも2つの
    接触電位差測温体とを備え、 前記接触電位差測温体を構成する一方の導電配線の不純
    物ドーピング量と前記発熱体の不純物ドーピング量とが
    互いに異なっていることを特徴とする流体検知センサ。
  2. 【請求項2】 基板により少なくとも一部が空中で支持
    された絶縁薄膜と、前記絶縁薄膜の空中支持部分の表面
    に配置され、不純物をドーピングされた発熱体と、前記
    発熱体の片側で前記絶縁薄膜の表面に配置され、一方の
    導電配線に不純物をドーピングされた接触電位差測温体
    とを備え、 前記接触電位差測温体を構成する一方の導電配線の不純
    物ドーピング量と前記発熱体の不純物ドーピング量とが
    互いに異なっていることを特徴とする流体検知センサ。
  3. 【請求項3】 前記発熱体と、前記接触電位差測温体を
    構成する一方の導電配線がポリシリコンからなることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の流体検知センサ。
  4. 【請求項4】 周囲温度を測定するための周囲温度測温
    抵抗体をさらに備えた請求項1又は2に記載の流体検知
    センサにおいて、 前記発熱体と前記周囲温度測温抵抗体の不純物ドーピン
    グ量とを等しくしたことを特徴とする流体検知センサ。
  5. 【請求項5】 基板の表面に絶縁薄膜を形成する工程
    と、 前記絶縁薄膜の上に第1の材料を形成する工程と、 前記第1の材料のほぼ全面にドーピングを行う工程と、 前記第1の材料をパターニングすることによって発熱体
    と接触電位差測温体の一方の導電配線とを作製する工程
    と、 前記発熱体もしくは前記第1の材料のうち発熱体となる
    領域に、さらにドーピングを行う工程と、 接触電位差測温体の他方の導電配線を作製する工程とか
    らなる流体検知センサの製造方法。
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