JP2001246837A - インクジェット記録シート及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録シート及びその製造方法

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JP2001246837A
JP2001246837A JP2000062595A JP2000062595A JP2001246837A JP 2001246837 A JP2001246837 A JP 2001246837A JP 2000062595 A JP2000062595 A JP 2000062595A JP 2000062595 A JP2000062595 A JP 2000062595A JP 2001246837 A JP2001246837 A JP 2001246837A
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JP2000062595A
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Satoshi Kuwabara
敏 桑原
Hideaki Sasaki
英明 佐々木
Norio Yabe
紀雄 矢部
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェット記録が可能でかつ高光沢な記録
層を有し、記録後、平面のみならず、凹凸や曲面を有す
る被着体にも良好に貼着が可能なインクジェット記録シ
ートを提供する。 【構成】支持体の片面に熱可塑性樹脂層と、1層以上の
インク受容層を順次設けたインクジェット記録シートに
おいて、該支持体の引っ張り伸度が100〜700%であり、
引張強度が10kgf/mm2以下であるフィルムであることを
特徴とするインクジェット記録シート。高平滑な樹脂フ
ィルム上に設けたインク受容層と支持体とを溶融樹脂を
用いラミネート接着後、樹脂フィルムをインク受容層か
ら剥離して製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、インクジェット
記録シートに関し、特に、インクの吸収性や保存性等
の、インクジェット記録材料としての基本的な特性を満
たしながら、凹凸や曲面を有する被着体にも貼り付け可
能な貼着性を併せ持つインクジェット記録シートとその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を種々の動作原理により飛翔させて、紙などの記
録用紙に付着させ画像や文字などの記録を行なう技術で
ある。この技術を用いた記録装置は動作が高速で低騒音
である上、多色化が容易であること、さらに現像や定着
などの化学薬品を使用した画像形成処理が不要であるこ
となどから、種々の用途において急速に普及している。
また、多色インクジェット記録技術を用いると、製版方
式による多色印刷やカラー写真方式によって形成される
画像と比較して遜色のない高品位な記録画像を得ること
も可能であり、少部数の印刷用途には印刷物を安価に作
製することができるので、最近ではインクジェット記録
技術がフルカラーの画像記録分野にまで広く応用されて
いる。
【0003】従来、インクジェット記録方式で使用され
る記録用紙として、通常の印刷や筆記用途に用いられる
上質紙やコーテッド紙が対応できるように、記録装置や
インク組成などについてさまざまな面からの検討がなさ
れている。しかしながら、一方では、記録装置の動作の
高速化や高精細化あるいはフルカラー化などに見られる
ように最近のインクジェット記録装置の大幅な性能向上
は、インクジェット記録方式による記録技術の可能性を
広げ、新たな用途を年々拡大している。
【0004】インクジェット記録装置を用途別に分類し
た場合、個人用出力機を指向した、A3ノビサイズ(330m
m×483mm)程度までの大きさのカットシートを記録シー
トに用いる、いわゆる汎用小型インクジェットプリンタ
ーと、業務用出力機としてAOサイズ(841mm×1189mm)
以上の記録画像を得ることも可能な大型インクジェット
プロツター(ワイドフォーマット)に大別することがで
きる。
【0005】大型インクジェットプロツターを用いて記
録されたシートは屋内や屋外に貼着され、小ロットのポ
スター・看板・POPなどの商業広告分野で使用され、企
業内などで行われるプレゼンテーション用の出力物とし
ての需要も年々増えている。
【0006】商業広告分野で要求されるインクジェット
記録シートの品質には、例えば、屋外用途を想定した場
合、記録シートに記録された印字画像の画質はもちろ
ん、長期間に渡る印字画像の安定性が挙げられる。すな
わち、該インクジェット記録シートは屋外の壁面の装飾
や宣伝広告等の用途に供せられるため、自然光や風雨に
記録画像が曝されると必然的に画像の色変化やインク受
容層の黄変等の変化が生じる。そのため、印字画像の退
色や、記録シート記録面そのものの変色のない良好な耐
光性(耐候性)と、雨等の水が記録画像にかかっても記
録画像のインクがにじまない良好な耐水性が求められて
いる。
【0007】これらの要求に対応し得る一つの方法は、
記録画像を形成するインクジェットプロツターのインク
として顔料系インクを用いる方法が有利であることが一
般に知られている。
【0008】一方、記録シートを任意の形状の被着体上
に貼着する際、被着体表面に凸凹や曲面が存在すると、
被着体表面の表面積は被着体の投影平面の面積より大き
くなる。一般的な使用形態として、記録シートは貼着し
ようとする被着体の投影平面の面積に合わせてカッティ
ングされ、凸凹や曲面の存在による面積増加分は考慮さ
れないことが多い。この面積差のために記録シートが被
着体表面に追従できず、貼着時に記録シートが被着体表
面から浮いたり、しわが入ることが多いという問題があ
った。
【0009】被着体表面の形状に合わせて施工者の手で
も容易に記録シートをある程度伸長でき、かつ被着体に
隙間なく該記録シートを貼着するには、記録シートが変
形する必要がある。例えば柔軟性に優れ、人の手でも容
易に引伸ばし変形させることが可能な軟質な樹脂フィル
ムがこの目的を得るに好適な支持体として従来使用され
ている。しかし、これらの軟質な支持体は一般的に、引
張強度が低く変形しやすいこと、また、軟化温度が100
℃前後あるいは100℃以下と低いことから、支持体上に
インク受容層を塗工法で直接設けようとすると、規定厚
みのインク受容層を十分に乾燥することができず生産が
困難であった。
【0010】また、インク受容層を軟質な支持体上に直
接形成できても、無機微粒子及び結着性樹脂を主成分と
するインク受容層は軟質な支持体よりも伸びにくく、支
持体への接着性が乏しい。このため、形成されたインク
ジェット記録シートを伸長するとインク受容層に亀裂が
生じたり、支持体からインク受容層が剥げ落ちやすくな
るなどの問題が生じる。
【0011】特に、軟質塩化ビニルフィルムのように多
量の可塑剤がフィルム自身に含有されているフィルムを
支持体に用いた場合には、フィルムに含有される可塑剤
のために、インク受容層と軟質塩化ビニルフィルム間の
接着性が十分でなく、インク受容層を形成することが難
しい。また、インク受容層が黄変してしまうという欠点
があった。
【0012】さらに、無機微粒子及び結着性樹脂を主成
分とするインク受容層においては、インク吸収性をあげ
るため、無機微粒子の含有割合が高く、インク受容層表
面に高い光沢性付与することが困難であった。このた
め、インク受容層を平滑な樹脂フィルム等の仮支持体上
に形成せしめ、接着剤(ポリウレタン系接着剤等)等を
介してインク受容層を支持体に接着した後、仮支持体の
みを剥離除去する製法が従来行われてきた。しかしなが
ら、この方法では、インク受容層と支持体とを貼り合わ
せる際にロール等で圧力をかける必要があるため、硬く
てもろいインク受容層に細かなひび割れが生じ、画像に
じみが発生したり、記録後、インク受容層の画像部に大
きなひび割れが発生するという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の諸欠点を解消し、高光沢なインク受容層表面を有し、
かつ平面のみならず、凸凹や曲面を有する被着体への貼
着性が良好なインクジェット記録シートとその製造方法
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、支
持体の片面上に溶融法で設けられた樹脂層と、1層以上
のインク受容層を順次設けた構成を有し、該支持体が、
引張伸度が100〜700%でかつ、引張強度が10kgf/mm2
下である樹脂フィルムであることを特徴とするインクジ
ェット記録シートによって達成することができた。
【0015】又上記インクジェット記録シートは、予め
高平滑な樹脂フィルム上にインク受容層組成液を塗布乾
燥せしめ、次いで該インク受容層と支持体とを溶融した
熱可塑性樹脂を用いてラミネート接着した後、該フィル
ムをインク受容層から剥離してする方法により効率的に
製造することができた。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳述する。本
発明において用いる支持体に好適な材質はインクジェッ
ト記録シートに耐水性を付与する点からプラスチックフ
ィルムが好ましく、凹凸のある被着体への良好な貼着性
を持たせるためにJIS C−2318による測定法におい
て引張伸度が少なくとも100〜700%、及び引張強度が10
kgf/mm2以下の範囲であるフィルムが好ましい。具体的
には、軟質塩化ビニル、またはポリエチレンのフィルム
が好ましく用いられる。支持体の厚みとしては特に制限
はないが、25〜150μmの厚みのフィルムを使用すると
作業性が良く好ましい。
【0017】軟質塩化ビニルフィルムは、塩化ビニルの
単独重合体であってもよく、また他の共重合可能な単量
体との共重合体から成形されてもよい。すなわち、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニルー塩化ビニリデン共重合体樹
脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル
ーアクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン等が好適に用いられる。これらの塩化ビニル系重合体
は、単独で用いてもよく、また2種以上を混合して用い
てもよい。さらに本発明のインクジェット記録シートと
しての用途に耐え得る強度を損わない範囲で他の汎用樹
脂を混合してもよい。
【0018】軟質塩化ビニルフィルムには柔軟性を賦与
する目的で可塑剤が含有されているが、例えば、ジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジデシルフタレ
ート、ジトリデシルフタレート、ブチルベンジルフタレ
ート等のフタル酸エステル、トリクレジルホスフェー
ト、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェ
ート、2−エチルへキシルジフェニルホスフェート、ク
レジルジフェニルホスフェート等のリン酸エステル、
1,3−ブタンジオールアジペート、1,4一ブタンジオー
ルアジペート、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバ
ケート、ジオクチルアゼレート、アセチルクエン酸トリ
ー2−エチルへキシル等の脂肪酸ジエステル、ポリプロ
ピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート等のポリ
エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油等のエポキシ系可
塑剤、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸エステル等の塩
素系可塑剤等を用いることができる。これらの可塑剤の
添加量は、塩化ビニル系重合体100重量部に対して、10
〜100重量部の量で含有されている。
【0019】ポリエチレンフィルムは、高密度ポリエチ
レン(HDPE)低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度
ポリエチレン(LLDPE)、超高分子量ポリエチレン等の
ように製造方法や分子構造により様々に分類されるが、
いずれのポリエチレンから成形されるかによって機械的
性質も大きく異なる。しかしながら、本発明でいう引張
伸度及び引張強度の範囲内であり、かつインクジェット
記録シートとしての用途に耐え得る強度を損なわない範
囲であれば、これらを使用することができる。
【0020】なお、支持体となるフィルムには着色顔料
や染料等の着色剤や、酸化チタン、酸化アルミニウム、
酸化亜鉛、酸化錫、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネ
シウム、カオリン、クレー、ゼオライトなどの各種充填
剤、酸化防止剤、金属キレート剤などの老化防止剤、紫
外線吸収剤などを適宜配合して調製することができる。
インクジェット記録シートへの記録画像の画像品質を向
上させる目的で、支持体の隠蔽性を高めるために、前記
充填剤を85%以上の不透明度(JIS P−8138)及び75%
以上の白色度(JIS−P8123)が得られるまで含有させる
とよい。
【0021】必要に応じて設けられる、支持体の一方の
面に形成される粘着剤層としては、当該インクジェット
記録シートを接着させるべき被着体との接着性が得られ
るものであればよく、例えば天然ゴム系粘着剤、合成ゴ
ム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテ
ル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコーン樹
脂系粘着剤などの従来公知のものを広く用いることがで
きるが、好ましい粘着剤層の厚みは15〜40μmであり、
ステンレス板への接着力がJIS Z−0237に基づく測定法
により2000g/25mm以上となることが好ましい。さらに
好ましくはインクジェット記録シートの不透明度を向上
させる目的で着色剤、充填剤、遮光剤などを適宜添加す
るとよい。
【0022】アクリル系粘着剤は本発明で好ましく使用
される粘着剤であり、具体例としては、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸アミル、アクリル酸−2−エチルへキシル、アクリ
ル酸オクチル、アクリル酸シクロへキシル、アクリル酸
ベンジルなどのアクリル酸アルキルエステルや、メタク
リル酸ブチル、メタクリル酸−2−エチルへキシル、メ
タクリル酸シクロへキシル、メタクリル酸べンジルなど
のメタクリル酸エステルなどの粘着性能のある低ガラス
転移点温度の重合体を与えるモノマーの単独重合体若し
くはこれら2種以上の共重合体などが挙げられる。
【0023】また、上記アクリル樹脂系重合体には、ア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルエーテ
ル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などのビニル基含有化合物の接着性能や凝集力能のある
高ガラス転移点温度を有する重合体を与えるコモノマー
の1種以上を共重合させることができる。さらに、上記
アクリル樹脂系重合体には、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸な
どのカルボキシル基含有モノマー、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、4一ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、N−メチロールアクリルアミド、アリルアル
コールなどのヒドロキシル基含有モノマー、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジェチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなどの三級アミノ基含有モノマー、ア
クリルアミド、メタクリルアミドなどのアミド基含有モ
ノマー、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N−t−プチルアクリルアミド、N−オクチルア
クリルアミドなどのN−置換アミド基含有モノマー、グ
リシジルメタクリレートなどのエポキシ基含有モノマー
などの官能基含有モノマーの1種または2種以上を共重
合させることができる。
【0024】支持体上に形成された粘着剤層を保護する
ために貼り付けるセパレートフィルムとしては、プラス
チックフィルムが好ましく、20〜100μmの厚みがある
ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。セパ
レートフィルムの粘着剤層を保護すること以外の役割
は、外部からインクジェット記録シートに不用意に力が
かけられた場合、柔軟性に富んだ支持体に伸びを与えて
該記録シートを変形することを防ぐ効果と、インクジェ
ットプロツター上で記録を行うに足る剛度を補う効果が
挙げられる。
【0025】なお、セパレートフィルムにおいて、粘着
剤層と貼合わされる側の面には必要に応じてシリコーン
などによる離型処理を行うことができる。
【0026】本発明のインク受容層は、平滑な樹脂フィ
ルム上に設けられた後、支持体に転写される。本発明の
平滑な樹脂フィルムとしては、該フィルムがインク受容
層から剥離された後のインク受容層表面の60°鏡面光沢
度が60%以上、更に好ましくは70%以上になるように選
択することが好ましい。60%以上であると、好ましい記
録画像が得られ、また、剥離ムラ等の問題もなくインク
受容層からの剥離を行うことができる。インク受容層形
成用の高平滑な樹脂フィルムとしてポリエチレンテレフ
タレートフィルムが特に好ましく使用可能である。該フ
ィルムの厚みとしては特に制限はないが、20〜150μm
の厚みの範囲で使用することができる。
【0027】インク受容層は無機微粒子と結着性樹脂か
らなる皮膜であり、インクの吸収、インク受容層の転写
効率を考慮すると、特に好ましい厚みは10〜40μmであ
り、特に好ましくは15μm〜35μmである。インク受容
層皮膜の形成方法としては、ブレードコータ、エアナイ
フコータ、ロールコータ、カーテンコータ、ダイコー
タ、バーコータ、ロッドブレードコータ、グラビアコー
タなどによる通常の塗工方法を用いることができ、塗膜
の乾燥には、熱風や赤外線などによって乾燥固化する方
法を用いる。なお、該インク受容層は2層以上あつても
よい。
【0028】本発明の好ましい態様によれば、上述のイ
ンク受容層に含まれる無機微粒子には、公知公用の各種
顔料を使用することができる。例えば、合成非晶質シリ
カ、コロイダルシリカ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、炭酸カル
シウム、酸化錫、カオリン、クレー、珪藻土、プラスチ
ックピグメントなどが挙げられ、さらに微細な金属酸化
物を使用することもできる。これらの金属酸化物はゾル
状態(例えば、シリカゾル、アルミナゾル、ジルコニア
ゾル、チタニアゾル等)でインク受容層の塗工液に配合
されることが好ましい。特に、アルミナゾルを用いると
透明なインク受容層を設けることが出きるためより好ま
しく用いられる。
【0029】また、結着性樹脂としては、公知公用の各
種樹脂を使用することができるが、例えば、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、水溶性セルロー
ス、カゼイン、ゼラチン、澱粉、ポリアクリル酸、ポリ
アクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレ
ングリコール、またはスチレン−ブタジエン共重合体な
どの共役ジエン系重合体、アクリル重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体等の水性分散
樹脂(ポリマーラテックス)から選ばれる樹脂を使用す
ることが望ましい。中でも、鹸化度95%以上のポリビ
ニルアルコールは、インク受容層を形成する無機微粒子
を結着させるには好ましい樹脂である。
【0030】インク受容層中の無機微粒子と結着性樹脂
の組成比としては、塗布乾燥させることにより皮膜が形
成でき、インクジェット記録に供するに足るインク吸収
性がある限りどのような比率でもよいが、好ましくは無
機微粒子100重量部に対して、5〜40重量部の範囲で結着
性樹脂を配合するとよい。
【0031】なお、該インク受容層形成用の組成液に
は、必要に応じて顔料分散剤、カップリング剤、ゲル化
剤、増粘剤、レベリング剤、消泡剤又は抑泡剤、界面活
性剤、蛍光増白剤、着色染料、着色顔料、定着剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、耐水化剤などの各種添加剤を配
合してもよい。
【0032】支持体の片面とインク受容層との間に溶融
法により設けられる熱可塑性樹脂としては、支持体とイ
ンク受容層を充分接着できるものであれば何を用いても
かまわないが、常温で支持体よりも柔らかい、すなわち
支持体よりも引張伸度が大きく、また引張強度は低い樹
脂であることが好ましい。また、抗張力(ASTM D-88
2)が100〜200kg/cm2、破断点伸び(ASTM D-882)が60
0%以上、スティフネス(ASTM D-747)が300〜600 kg/
cm2、弾性モジュラス(ASTM D-882)が100〜250kg/cm2
であるとなお好ましい。
【0033】本発明の熱可塑性樹脂層は、溶融法にて設
けるため、VICAT軟化点50〜70℃、メルトインデックス1
0〜20g/10minであると好ましい。このような熱可塑性樹
脂層を形成する樹脂としては、低密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、アイオノ
マー、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリー4−メチ
ルペンテン等が挙げられる。なかでも、エチレンー酢酸
ビニル共重合体を用いた場合、インク受容層との接着力
が非常に大きくインク受容層が剥げ落ちることを防ぐこ
とができるため、好ましい。特に好ましい熱可塑性樹脂
はエチレンと共重合される酢酸ビニルの含有量が10重量
%以上であるエチレンー酢酸ビニル共重合体である。
【0034】本発明の支持体として可塑剤が含有されて
いる樹脂フィルム(例えば軟質塩化ビニルフィルム)を
用いた場合、本発明の熱可塑性樹脂層をインク受容層と
支持体の間に設けることにより、可塑剤の悪影響を防ぐ
ことが可能である。特に、インク受容層の黄変は、フィ
ルム表面に多量にブリードアウトした可塑剤がインク受
容層に何らかの影響を与えるために発生すると考えられ
る。本発明の熱可塑性樹脂層が可塑剤のバリア層として
の機能も併せ持つため、支持体表面の可塑剤がインク受
容層まで移行しないので、インク受容層の黄変を防ぐこ
とが可能となる。
【0035】さらに、支持体表面に多量にブリードアウ
トした可塑剤により、インク受容層と軟質塩化ビニルフ
ィルム間の接着性が十分でなく、インク受容層を形成す
ることが難しいという問題も解決できる。
【0036】本発明のインクジェット記録シートは具体
的には、以下のように製造されることが好ましい。ま
ず、予め平滑な樹脂フィルム上に無機微粒子と結着性樹
脂を主成分とするインク受容層組成液を塗布乾燥し、皮
膜としてインク受容層を形成せしめ、次いで該インク受
容層面と支持体の片面とを互いに向き合うように配置し
た後、両者の間に溶融状態の熱可塑性樹脂を流し込んで
ラミネートし冷却してインク受容層と支持体を接着す
る。その後、前記の樹脂フィルムをインク受容層から剥
離除去して記録面を形成する。溶融法により支持体と接
着したインク受容層にひびが入らない理由は定かではな
いが、ラミネート時にインク受容層にかかる圧力が極力
小さいものであるためであろうと推測される。
【0037】さらに粘着剤層はインク受容層が設けられ
た面とは反対の支持体面に塗工等により形成せしめ、セ
パレートフィルムは粘着剤層形成後、その上に貼合せて
設けられる。粘着剤層及び粘着層を保護するセパレート
フィルムは、前記熱可塑性樹脂層を形成する前後のいず
れのタイミングでも設けることが可能である。
【0038】本発明において、溶融状態の熱可塑性樹脂
を用いて支持体の片面と高平滑な樹脂フィルム上に形成
されたインク受容層とをラミネートする方法は、押出し
ラミネート加工として知られる樹脂成形技術を用いるこ
とが好ましい。熱可塑性樹脂層の厚みは10〜30μmであ
ることが特に好ましい。熱可塑性樹脂がエチレン−酢酸
ビニル共重合体である場合は20μm以上であることが好
ましい。
【0039】
【実施例】以下に具体的にな実施例を例示するが、本発
明はこれによって限定されるものではない。なお、実施
例中で示す部及び%は重量部及び重量%を意味してお
り、諸物性値の測定は下記の要領で行なった。
【0040】印字機器としては、大型インクジェットプ
ロツターとしてRoland社製のCAMMJET CJ−70を用い、
インクは、メーカー指定の純正インクであるシアン
(c)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B
K)を使用した。
【0041】本発明でいうインクジェット記録シートの
各構成層の厚みは、JIS P−8118に準じた測定法あるい
はニコン社製顕微鏡を用いて測微計により測定した。ま
た、インク受容層表面の鏡面光沢度はJIS Z−8741に準
じて、鏡面光沢度計GM−3D(村上色彩研究所製)により
光入射角60°にて測定した。
【0042】記録面の非印字部の変色は、インクジェッ
ト記録シートを60℃の雰囲気下に7日間保存し、保持前
後の色相の変化値を持って評価した。測定器には測色計
SPM100II(グレタグ社製)を用い、D50光源、2°視野に
於けるL*値、a*値、及びb *値をそれぞれ測定した。色相
の変化値は次式で計算される色差△Eを基準に評価し
た。
【0043】色差△E=((L*−L*')2+(a*−a*')2
+(b*−b*')20.5 ここで、L*、a*、b*:60℃の環境下に7日間保持後の値 L*'、a*'、b*':60℃の環境下に保持前の値 評価内容は次の通りである。 ○:色差△Eの値が2.0未満であり、目視で記録面の変
色が気にならない。 △:色差△Eの値が2.0以上5.0未満であり、目視で記録
面の変色が気になる部分がある。 ×:色差△Eの値が5.0以上であり、目視で記録面の変
色が認められる
【0044】インクジェット記録適性は、前記インクジ
ェットプロツターを用いて100mm×1000mmの大きさの長
方形をインクジェット記録シートに隙間なく隣り合せに
ベタ印字して記録した、シアンとマゼンタの混色青部と
マゼンダとイエローの混色赤部、及びシアンとイエロー
の混色緑部において、それぞれの色のインク受容層への
定着性と各色間の境界でのにじみ具合を次に示すような
方法で官能評価した。 ○:インキのはじき、にじみ、溢れが認められず、印字
部を布で擦っても色落ちしない。 ×:インキのはじき、にじみ、溢れが認められるか、あ
るいは印字部を布で擦ると色落ちする。
【0045】また、記録面の外観については、以下のよ
うに目視評価した。 ○:インクジェット記録の前後において記録面に亀裂が
なく、良好な面性状である。 ×:インクジェット記録の前後において記録面に亀裂を
生じて見苦しい。
【0046】インクジェット記録シートの引張伸びは次
のように評価した。25mm幅×300mm長の大きさの記録シ
ートの中央にマジック(登録商標)にて100mmの長さの
線を引いた後セパレートフィルムを剥離し、一方の端か
ら25mmの部分を平坦な面に接着し、他方の端を素手で掴
んで中央に引かれた線上のインク受容層に亀裂が発生す
るまで引き伸ばして平坦な面に接着する。このときの線
の伸び率を該記録シートの引張伸び(%)とした。
【0047】インクジェット記録シートに設けられた粘
着剤層の接着性は、JIS Z−0237に準じて測定し、イン
クジェット記録シートの貼着性は、面内に高さ20mm、底
面の直径が100mmのお皿を伏せたような形状の凸状の曲
面を有する被着体上に300mm×300mmの大きさの、セパレ
ートフィルムを剥離したインクジェット記録シートを凸
状の曲面に沿って密着するように貼り付け、その貼着け
状態から次のように目視評価した。
【0048】 ○:全体に浮きや、しわが発生することなく、インクジ
ェット記録シートを被着体に密着させて貼着けることが
できる。 ×:浮きやしわが発生し、インクジェット記録シートを
被着体に密着させて貼着けることができない。
【0049】実施例1.インク受容層を形成する平滑な
樹脂フィルムには、東レ社製38μmの厚みのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(以後、PETフィルムと略
記)を用いた。インク受容層形成用の組成液は、平均粒
径が200nmであるアルミナゾル(固形分として)100部に
対し、ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ製)10
部、水500部からなる、濃度18%の水性分散液を調製し
た。この塗工液を前記の樹脂フィルム上にダイコータに
て乾燥固形分の厚みが、30μmになるように塗工しドラ
イヤー内温度130℃にて乾燥せしめ、インク受容層を形
成した。
【0050】次いで、支持体には引張伸度が300%であ
り、引張強度が4kgf/mm2である厚み50μmの白色軟質塩
化ビニルフィルムを用い、片面にはアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmとなるように塗布乾燥し、帝人製
50μmの厚みのPETフィルムをセパレートフィルムとし
て粘着剤層上に貼合せた。
【0051】そして、平滑な樹脂フィルム上に形成され
たインク受容層と支持体の粘着剤層が形成された面と反
対の面が互いに向き合うようにした上で、両者の間に23
0℃に加熱され溶融した14重量%の酢酸ビニルを含有し
たエチレンー酢酸ビニル共重合体(VICAT軟化点:
61℃、メルトインデックス(ASTM D-1238改):15g/10
min、抗張力(ASTM D-882):150kg/cm2、破断点伸び
(ASTM D-882):700%、スティフネス(ASTM D-74
7):450kg/cm2、弾性モジュラス(ASTM D-882):170
kg/cm2)を流し込んでラミネートした。これを冷却後、
38μmのPETフィルムのみをインク受容層から剥離除去
し、熱可塑性樹脂層が20μmのインクジェット記録シ
ートを得た。
【0052】実施例2.支持体に引張伸度が600%であ
り、引張強度が1.5kgf/mm2である厚み50μmの白色ポ
リエチレンフィルムを用いた以外は、実施例1と同様に
してインクジェット記録シートを得た。 実施例3.熱可塑性樹脂層の厚さを8μmにした以外
は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを
得た。
【0053】比較例1.支持体として引張伸度が300%で
あり、引張強度が4kgf/mm2である厚み50μmの白色軟質
塩化ビニルフィルムを用い、片面にはアクリル系粘着剤
を乾燥後の厚みが30μmとなるように塗布乾燥し、50μ
mの厚みのPETフィルムを粘着剤層上にセパレートフィ
ルムとして貼合せた。
【0054】インク受容層形成用の組成液は、実施例1
と同様に調製した。この組成液を前記の支持体の粘着剤
層が形成された面とは反対の面にダイコータにて乾燥固
形分の厚みが、30μmになるように塗工しドライヤー温
度130℃にて乾燥せしめたが、支持体が著しく歪み変形
した上、支持体上にインク受容層が密着せず、インクジ
ェット記録シートを得ることができなかった。
【0055】比較例2.実施例1と同様にしてインク受容
層を高平滑な樹脂フィルム上に設け、支持体に粘着剤層
及びセパレートフィルムを形成した。ウレタン系接着剤
として、武田薬品工業社製 タケネートD110N 100部に
対して、日立化成ポリマー社製のテスラック2503−63を
30部、トルエン180部、酢酸エチル120部からなる固形分
濃度30%の塗工液を調整し、この接着剤を支持体の白色
軟質塩化ビニルフィルムの粘着剤層が形成された面とは
反対面に乾燥後の塗工厚みが5μmとなるようにバーコ
ータにて塗工し、ドライヤー内温度80℃にて乾燥した直
後、前記のインク受容層が該接着剤層上に合わさるよう
に積層し、ニツプロールを通して接着させた(ドライラ
ミネート加工)。その後、38μmのPETフィルムのみを
インク受容層から剥離除去してインクジェット記録シー
トを得た。
【0056】比較例3.支持体として引張伸度が120%で
あり、引張強度が19kgf/mm2である50μmの厚みの白色P
ETフィルムを用いた以外は実施例1と同様にしてインク
ジェット記録シートを作製した。
【0057】実施例及び比較例に示したインクジェット
記録シートの諸特性を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように、インクジェット
記録適性及びインク受容層表面の鏡面光沢度は、比較例
1以外はいずれも優れてはいる。しかしながら、比較例2
ではインクジェット記録シートを得た直後に記録を行っ
た場合、記録後に画像を形成した画像部に亀裂が発生し
たり、可塑剤のブリードアウトによる記録面の黄変が認
められた。また、比較例3では、試験に用いた被着体に
貼着する際、インクジェット記録シートにしわが発生
し、しわを伸ばしての修正を試みたが該記録シートを伸
ばすことができず被着体に密着させて貼着けることがで
きなかった。
【0060】これに対して実施例1及び実施例2では、す
べての評価項目で優れた結果を示した。特に、貼着性に
ついては、インクジェット記録シートの引張伸びが大き
く素手でも該シートを引き伸ばせることがしわの修正を
可能ならしめ、良好な結果をもたらした。
【0061】さらに、本発明によるインクジェット記録
シートの製造方法は、実施例1〜実施例2と比較例1〜比
較例2を対比して明らかなように、軟質塩化ビニルやポ
リエチレンのような柔軟な析質からなる支持体を用いた
場合、高光沢で、かつ黄変や記録部に亀裂の発生のない
良好なインク受容層を得るのに有用であることが分か
る。
【0062】
【発明の効果】これまで説明してきたように本発明の構
成及び製造方法を用いて製造されたインクジェット記録
シートは、インク受容層に亀裂などが発生することなく
良好なインクジェット記録が可能であった。さらに、容
易に人の手でも変形させることが可能である。したがっ
て、記録シートを接着させようとする被着体表面に凸凹
や曲面が存在しても、その形状に沿って該記録シートを
変形させつつ追従させられるので、被着体の投影平面と
の面積差が原因となる施工時の浮きやしわの発生を伴わ
ずに良好な貼着性を併せ持つインクジェット記録シート
を提供することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 紀雄 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社東松山事業所内 Fターム(参考) 2C056 FC06 2H086 BA02 BA15 BA19 BA24 BA41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の片面上に溶融法で設けられた樹脂
    層と、1層以上のインク受容層を順次設けた構成を有
    し、該支持体が、引張伸度が100〜700%でかつ、引張強
    度が10kgf/mm2以下である樹脂フィルムであることを特
    徴とするインクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】支持体の片面上に溶融法で設けられた樹脂
    層と、1層以上のインク受容層を順次設けた構成を有
    し、かつインク受容層が設けられた面とは反対の該支持
    体面に粘着剤層と、粘着剤層を保護するセパレートフィ
    ルムを順次設けた構成からなり、該支持体が、引張伸度
    が100〜700%でかつ、引張強度が10kgf/mm2以下である
    樹脂フィルムであることを特徴とするインクジェット記
    録シート。
  3. 【請求項3】インク受容層表面の60度鏡面光沢度が60%
    以上である請求項1又は2に記載のインクジェット記録
    シート。
  4. 【請求項4】平滑な樹脂フィルム上にインク受容層組成
    液を塗布乾燥せしめ、次いで該インク受容層と支持体と
    を溶融した熱可塑性樹脂を用いてラミネート接着した
    後、該フィルムをインク受容層から剥離して製造するこ
    とを特徴とする請求項1〜3に記載のインクジェット記
    録シートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004045860A1 (ja) * 2002-11-20 2004-06-03 Daicel Chemical Industries, Ltd. 記録用シート
JP2005225944A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインク及びインクジェット記録方法

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WO2004045860A1 (ja) * 2002-11-20 2004-06-03 Daicel Chemical Industries, Ltd. 記録用シート
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