JP2001244652A - 操作パネル - Google Patents

操作パネル

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JP2001244652A
JP2001244652A JP2000055102A JP2000055102A JP2001244652A JP 2001244652 A JP2001244652 A JP 2001244652A JP 2000055102 A JP2000055102 A JP 2000055102A JP 2000055102 A JP2000055102 A JP 2000055102A JP 2001244652 A JP2001244652 A JP 2001244652A
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Tadashi Takano
正 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パネル本体上で開閉するように、一端を
回動中心に保持されて回動自在な蓋を備えた操作パネル
において、前記蓋の開閉に関わる構造を改良する。 【解決手段】 蓋102を閉状態から所定角度開くよう
に回動させたときに、蓋102の舌部115が操作パネ
ル本体のカバー101の爪部116の第1の凸部116
aを乗り越えて、第1と第2の凸部116a,116b
の間に弾性的に係合し、蓋102が保持される。これか
ら更に蓋102を開く方向に回動させようとしても、舌
部115が凸部116bを乗り越えられず、回動が阻止
される。この状態から更に蓋102を強い力で開こうと
すると、蓋102の嵌合部114の開口部119からカ
バー101の回動中心軸111が抜け、蓋102がカバ
ー101から外れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の操作パ
ネルに関し、特に操作パネル本体上で開閉するように、
一端を回動中心に保持されて回動自在な蓋を備えた操作
パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばファクシミリ装置などの操
作パネルにおいては、操作パネルに設けられる入力キー
の数を増やさずに入力キーを有効に使用するために、操
作パネル本体の入力キー群上で開閉するように回動自在
な蓋を備え、その開閉を検知することにより、入力キー
の入力機能を切り換える構成が採用されている。例え
ば、ファクシミリ装置では、ワンタッチで宛先の電話番
号を入力するためのワンタッチダイヤルキー群上で開閉
するように回動自在なワンタッチパネル蓋が設けられ、
その開閉に応じて、各ワンタッチダイヤルキーに割り当
てられた宛先の電話番号が切換えられたり、宛先の入力
機能がそれ以外の入力機能に切り換えられたりする構成
が採用されている。
【0003】このような操作パネルの従来の構成では、
図10に示すように操作パネルが設けられる装置(ここ
ではファクシミリ装置を示す)の本体1の設置面(通常
は水平面)に対し操作パネル20が平行、すなわち水平
に配置されており、操作パネルの蓋102は、操作パネ
ル20の本体に対して90°以上開き、所定角度で不図
示のストッパに係合して、自重により、その開き角の位
置で保持されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、蓋102は開いた状態で自重により所定の開
き角で保持されるため、安定して保持するためには、装
置本体1の設置面(水平面)に対して90°以上、望ま
しくは120°程度まで開くようにする必要があり、そ
のためのスペースを確保するため、どうしても操作パネ
ル20のレイアウト、及び蓋102の回動中心の位置が
制約を受けてしまうという欠点があった。すなわち、蓋
102が大きな角度で開いても装置本体1の上面と干渉
しないように、操作パネル20が装置本体1の上面から
突出して配置されるため、パーソナルユース、スモール
オフィスユースに対応して、操作パネル20と装置本体
1の上面をフラットにして、装置全体をコンパクト化し
ようとした場合、またデザインに自由度を持たせようと
した場合に制約を受けてしまうという欠点があった。
【0005】また、上記従来例においては、装置本体1
がある程度の大きさを持っており、この装置がファクシ
ミリ装置などの場合、排紙トレイ121,122が装置
本体1から張り出しているため、装置の設置面積が実質
的に大きく、蓋102が開いた状態で、ユーザが不用意
に手をぶつけて蓋102あるいは操作パネル20を破損
させる可能性は少ないといえる。
【0006】しかし、この従来例と同様の構成をコンパ
クトな装置に採用した場合、当然その装置は狭いスペー
スに設置されるため、操作パネルの蓋が開いた状態でユ
ーザが不用意に手を蓋にぶつけてしまう可能性がより高
くなる。
【0007】そして、蓋が破損した場合は蓋の閉状態が
検知できなくなるため、蓋の開閉により入力機能が切り
換えられる入力キー群の蓋の閉状態での入力機能が使用
できなくなり、このために、蓋を新品と交換するまでの
間、装置を使用できなくなる場合もある。
【0008】さらに、操作パネル本体が破損した場合は
操作パネルを交換する必要があり、上記と同様に装置を
使用できなくなるばかりかユーザに大きな出費を強いる
という欠点があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
で、その課題は、この種の操作パネルにおいて、操作パ
ネルが搭載される電子機器の本体上面とフラットにして
も、操作パネルの蓋が保持される開き角まで開くときに
電子機器の本体上面と干渉することがなく、また、電子
機器の設置面に対する蓋の前記開き角を90°より小さ
くすることができ、さらに、ユーザが前記の開き角まで
開いた状態の蓋に対し不用意に手をぶつけるなどして開
く方向に過大な力を加えても、蓋ないし操作パネル本体
の破損を防止できる構成を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、操作パネル本体上で開閉するよう
に、一端を回動中心に保持されて回動自在な蓋を備えた
操作パネルにおいて、前記蓋の回動中心側の端部に設け
られた第1の係合部と、前記操作パネル本体において前
記第1の係合部と係合し得る位置に設けられた第2の係
合部を有し、該第2の係合部は可撓性を有し、前記第1
の係合部と対向する側に第1の凸部とこれより突出量が
大きな第2の凸部が形成されており、前記蓋を閉状態か
ら所定角度開くように回動させたときに、前記第1の係
合部が前記第2の係合部の第1の凸部を乗り越えて第1
の凸部と第2の凸部の間に弾性的に係合することにより
前記蓋が保持され、更に前記蓋を前記所定角度以上開く
方向に回動させようとしたときに、前記第1の係合部が
前記第2の凸部を乗り越えられずに回動が阻止されるよ
うにした構成を採用した。
【0011】更に、前記操作パネル本体に設けられ、前
記蓋の回動中心となる回動中心軸と、前記蓋の一端に設
けられ、前記回動中心軸に対して回動可能に嵌合する嵌
合部とを有し、前記嵌合部は、円筒形で外周の一部が開
口部として切り欠かれた形状に形成されるとともに、可
撓性を有し、前記蓋を前記所定角度以上開く方向に回動
させようとして回動が阻止された状態から更に前記蓋を
開く方向に所定以上の力で回動させようとしたときに、
前記嵌合部の開口部から前記回動中心軸が抜けて前記蓋
が前記操作パネル本体から外れるようにした構成を採用
した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここでは、ファクシミリ装置に搭載
される操作パネルの実施形態を示す。まずファクシミリ
装置全体の構成について説明し、その後、操作パネルの
詳細を説明する。
【0013】〈ファクシミリ装置全体の構成の説明〉図
1は、本実施形態の操作パネルを搭載した画像形成装置
としてのファクシミリ装置の全体の構成を示す断面図で
あり、図2はその全体の外観を示す斜視図である。
【0014】図1において、1は装置本体、2はカート
リッジカバーであるとともに原稿(シート)Sを複数枚
積載することができるように構成されたシート原稿載置
台、3は原稿Sの画像情報を読み取る画像読取部、4は
記録紙Pに画像を記録するレーザビームプリンタからな
る記録装置本体、5は原稿搬送部、6は原稿押圧部、7
は密着型イメージセンサ、8は光信号走査部であるレー
ザスキャナ、9は画像形成部(画像形成手段)、10は
定着部(熱定着器)、11はカセット部、12はASF
給紙部、13は記録紙搬送路切換えフラッパ、14は記
録排紙カバー、15はフェースダウンガイド、16はフ
ェースダウン記録排紙トレイ、17は放熱ダクト、18
は上原稿ガイド、19は下原稿ガイド、20は操作パネ
ルである。
【0015】以下、これらの各部の構成の詳細を説明す
る。
【0016】まず、原稿Sを搬送しながらその画像情報
を読取る画像読取部3の構成では、まずシート原稿載置
台2上に積載された原稿Sを摩擦片21と圧接する分離
ローラ22で1枚ずつ分離して給送し、次いで、その分
離された1枚の原稿Sを押圧バネ23により押圧された
給紙コロ24及びこれに圧接する給紙ローラ25で密着
型イメージセンサ7に搬送し、その原稿Sを原稿押圧部
6で密着型イメージセンサ7に押圧して密着させ、原稿
Sの画像情報を密着型イメージセンサ7で読取った後、
原稿Sを押圧バネ23により押圧された排紙コロ26及
びこれに圧接する排紙ローラ27によって装置の外に排
出するようになっている。尚、この間、原稿Sは、上原
稿ガイド18と下原稿ガイド19によりガイドされる。
【0017】シート原稿載置台2は、傾斜して設けられ
ており、原稿Sはその自重によって分離ローラ24に導
かれる為、予備搬送部が不要なコンパクトな構成となっ
ている。
【0018】シート原稿載置台2には、原稿Sの搬送方
向と直角な方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なス
ライダ2aが設けられている。そして、そのスライダ2
aによってシート原稿載置台2上に積載された原稿Sの
両サイドを揃えることができるようになっている。ま
た、原稿Sが長尺原稿の場合、原稿トレイ2bによって
原稿Sの後端部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下が
るのを防止することができる。
【0019】記録装置本体4の構成では、電気制御部2
8から出力される画像信号に基づいてレーザスキャナ8
のレーザビーム発信器8aから変調された光信号のビー
ムを射出し、この変調ビームをポリゴンミラー8bによ
って画像形成部9の感光ドラム9aに走査光として照射
して、感光ドラム9a表面に画像情報を形成し、さらに
カセット部11から画像形成部9に給送された記録紙
(シート)Pに画像情報を転写して定着した後、その記
録紙Pを記録紙積載トレイ16上に排紙するようになっ
ている。
【0020】感光ドラム9aは、一次帯電器9bと現像
ローラ9cとクリーニングブレード9dとともに記録カ
ートリッジ9e内に一体に組み込まれていて、装置本体
1に対して着脱自在に構成されている。そして、感光ド
ラム9aは、その表面が一次帯電器9bにより均一に帯
電され、その表面にポリゴンミラー8bから送られる走
査光が折り返しミラー8cを介して照射されると、その
表面に潜像が形成され、その潜像が現像ローラ9cから
供給されるトナーによって顕画化されるようになってい
る。
【0021】画像形成部9の感光ドラム9a周辺部に
は、転写帯電器9fが配置されている。また、感光ドラ
ム9aよりも下流側の記録紙搬送経路には、熱定着器1
0、排紙ローラ対10a及びフェースダウン用排紙ロー
ラ対10bが配置されている。
【0022】記録紙Pは、転写帯電器9fで感光ドラム
9a表面に形成されたトナー像を転写された後、搬送ガ
イド29に沿って搬送され、熱定着器10でトナー像を
定着されて、その後、排紙ローラ対10aに送られる。
【0023】ユーザは、2つの記録紙Pの出力様式、い
わゆる、フェースダウン排紙とフェースアップ排紙のう
ちいずれかを選択することができる。ここで、フェース
ダウン排紙とは、原稿の記録面を下向きにして、出力ぺ
ージ順が揃うように排紙する様式をいう。また、フェー
スアップ排紙とは、記録面を上向きにして、記録出力し
た内容を排紙中にも確認できるようにした様式をいう。
その両方式の切換えは、記録紙搬送路切換えフラッパ1
3を動かし、記録後の記録紙Pの搬送経路を切換えるこ
とにより行われる。
【0024】図1は、フェースダウン排紙の状態を示し
ている。フラッパ13で上方に向きを変えられた記録紙
Pは、フェースダウンガイド15に沿ってガイドされ、
フェースダウン用排紙ローラ対10bによりカートリッ
ジカバー2と一体になった放熱ダクト17上とそれと連
続したフェースダウン記録紙排紙トレイ16上に排出さ
せられる。
【0025】放熱ダクト17は定着部10の上方に位置
し、定着部10で発生した熱は自然対流により放熱ダク
ト17に沿って上方に放熱されると共に、熱が画像形成
部9(カートリッジ9e)に回り込まない様、遮蔽して
いる。
【0026】ユーザがフェースアップ排紙を選択する場
合には、図示していない切換えレバーによりフラッパ1
3の向きを変え、記録排紙カバー14上に記録紙Pを排
出させる。
【0027】カセット部11は、装置本体1の底部に配
設されている。カセット30に積載された記録紙Pは、
リフタアーム(給送力付与手段)31により中板32が
上方に回動させられることによって、分離ローラ33に
圧接され、分離パッド34によって1枚ずつ分離され
(摩擦片分離方式)、給紙ローラ対35によって、搬送
ガイド36およびリアカバー37により形成された搬送
路に沿って反転して搬送され、搬送ローラ38によって
画像形成部9に送られる。
【0028】また、カセット30は、記録紙積載可能枚
数が例えば約250枚であり、図1において装置本体1
に向かって左側方向に引き出されるように構成されてい
る(フロントローディング方式)。また、積載可能な記
録紙サイズは、例えばA4、レターの2種類である。
【0029】ASF給紙部12は、レーザスキャナ8お
よび画像形成部9に対し画像読取部3とは反対側に位置
している。
【0030】ASFトレイ39上に載置された記録紙Q
は、ASF中板40が図中左方に回動させられることに
よって、ASF分離ローラ41に圧接され、ASF分離
パッド42によって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方
式)て搬送され、さらに搬送ローラ38によって画像形
成部9に送られる。
【0031】ASFトレイ39では、記録紙積載可能枚
数が例えば約100枚であり、記録紙サイズに応じて移
動可能に配設されたASFスライダ43によって記録紙
Qが側面を規制されて斜行しないようになっており、ま
たASFスライダ43を移動させることで封筒からA
4、レターサイズ、リーガルサイズの紙幅まで対応でき
るようになっている。
【0032】カートリッジカバー(原稿載置台)2と、
画像読取部3、放熱ダクト17、操作パネル20は一体
であって、支点44を中心にして装置本体1に対して回
動自在に支持されていて、これらを図1中左方向に回動
させて開くことによって、記録カートリッジ9eを外に
引き出して交換できるようになっている。
【0033】また、このファクシミリ装置では、カート
リッジカバー2にインターロック機構が備わっており、
カートリッジカバー2が開いているか又は記録カートリ
ッジ9eが装置本体1にセットされていない場合、記録
装置本体4が動作しないようになっている。
【0034】また、記録中にジャムが発生した場合、カ
ートリッジカバー2、リアカバー37、フェースダウン
ガイド15、カセット部11のいずれかを開けることに
よって、装置本体1の内部に滞留している記録シートP
ないしQを取り出すことができるようになっている。
【0035】また、記録排紙カバー14は、記録紙フェ
ースアップ排紙部を形成し、図示しないビスによって装
置本体に対し固定されている。記録排紙カバー14の下
方には、装置全体の制御を行なう電気制御部28が設け
られている。
【0036】〈操作パネルの説明〉次に、操作パネル2
0の詳細を図3〜図9により説明する。
【0037】操作パネル20の斜視図を図3に、また操
作パネル20のワンタッチパネル蓋102を開いた状態
を図4に示す。
【0038】操作パネル20は、操作パネル本体のカバ
ーである操作カバー101、ワンタッチパネル蓋10
2、数値入力用のテンキー103(ダイヤル用で12
個)、各種ファンクションキー104(6個)、ワンタ
ッチキー105(24個)、スタートキー106、スト
ップキー107等の各種キースイッチ、制御基板108
(図1に示す)、各種メッセージの表示を行うLCD1
09、エラー表示等の表示を行う各種LED110a,
110b等からなる。
【0039】ワンタッチパネル蓋102は、図4に示す
操作カバー101に設けられた回動中心軸111を回動
中心とし、一端を回動中心に保持され、他端を自由端と
して、図3に示す閉じた状態と図4に示す開いた状態に
回動自在に構成されている。そして、閉まっているとき
は、ワンタッチパネル蓋102に形成された筒部112
が操作カバー101に形成された穴部113の下に設け
られた図示していないスイッチを押すことで閉状態が検
知されることにより、各ワンタッチキー105は予め登
録された電話番号をワンタッチで入力するワンタッチダ
イヤルキーとして機能させられる。また、ワンタッチパ
ネル蓋102が開いているときは筒部112が前記スイ
ッチから離れることで開状態が検知されることにより、
ワンタッチキー105は各種データ登録用のキー等とし
て機能させられる。なお、ワンタッチパネル蓋102に
は、閉じた状態でワンタッチキー105が嵌挿される穴
123が形成されている。また、ワンタッチパネル蓋1
02は、全体が合成樹脂から一体に形成されている。
【0040】次に、図5は、ワンタッチパネル蓋102
の回動中心周辺部の拡大斜視図である。
【0041】図5において、111a,111b(図4
では111で示した)は、操作カバー101に設けられ
た円柱形の回動中心軸であり、ワンタッチパネル蓋10
2の回動中心となる。
【0042】114a,114bは、ワンタッチパネル
蓋102に一体に形成された嵌合部であり、ワンタッチ
パネル蓋102の一端の両側に形成され、回動中心軸1
11a,111bに対して回動可能に嵌合される。これ
によりワンタッチパネル蓋102の一端が回動中心軸1
11a,111bに保持される。嵌合部114a,11
4bは、後述する図6〜8に示すように、円筒形で外周
の一部が開口部119a,119bとして切り欠かれた
形状に形成されており、可撓性を有し、外力により後述
する図8に示すように開口部119a,119bが広が
るように弾性変形可能になっている。そして、開口部1
19a,119bは、後述する図7に示すように次に述
べる舌部115が後述する爪部116の第1と第2の凸
部116a,116bの間に係合したときに、両者の接
点Aに対向する嵌合部114a,114bの円周上の部
位に設けられている。
【0043】115は、ワンタッチパネル蓋102に一
体に形成された舌部であり、蓋102の回動中心側の端
縁の中央部から突出して形成されている。この舌部11
5は次に述べる爪部116と係合する係合部である。
【0044】116は、舌部115と係合し合う係合部
としての爪部であり、操作カバー101において舌部1
15に対向して舌部115と係合し得る位置に設けら
れ、舌部115と対向する側の面に第1の凸部116a
と第2の凸部116bが形成されている。第1の凸部1
16aは爪部116の先端部近傍に形成されている。第
2の凸部116bは爪部116の先端に形成されてお
り、第1の凸部116aより突出量が大きく形成されて
いる。爪部116は合成樹脂からなる操作カバー101
に一体に形成されている。そして、爪部116は、それ
ぞれの両脇に切り込みが設けられていることにより、可
撓性を有するように、すなわち厚さ方向に弾性変形する
ように構成されている。
【0045】117a,117bは、ワンタッチパネル
蓋102の壁部であり、同蓋102の回動中心側の端部
の縁を蓋102の表面に対してL字形に屈曲させるよう
にして形成されている(図6,7参照)。
【0046】次に、ワンタッチパネル蓋102が閉状態
から開状態に至り、さらに外れるまでの動作を図6〜図
8により説明する。これらは、操作パネル20のワンタ
ッチパネル蓋102の回動中心近傍の断面図である。
【0047】図6は、ワンタッチパネル蓋102が閉ま
った状態を示している。この状態からユーザが手でワン
タッチパネル蓋102を図中時計方向に回動させて徐々
に開いて行くと、図7に示すように所定の角度開いたと
きに、ワンタッチパネル蓋102の舌部115が操作カ
バー101の爪部116を図中反時計方向(左下方向)
に弾性変形させて第1の凸部116aを乗り越え、爪部
116が時計方向に復帰することにより、クリックを伴
って舌部115が第1と第2の凸部116a,116b
の間に弾性的に係合する。これによりワンタッチパネル
蓋102が保持される。
【0048】この状態からユーザがワンタッチパネル蓋
102を更に時計方向に回動させようとした場合、爪部
116は舌部115の押圧により図中反時計方向に弾性
変形するが、凸部116bの突出量が大きいために舌部
115が凸部116bを乗り越えることができず、ワン
タッチパネル蓋102のそれ以上の時計方向への回動が
阻止される。
【0049】これに対してユーザが更に所定以上の強い
力を加えてワンタッチパネル蓋102を時計方向に回動
させようとしたときは、ワンタッチパネル蓋102は舌
部115と爪部116の接点Aを支点として時計方向に
回動しようとし、その力により、図8に示すように、こ
のとき接点Aに対向している開口部119a,119b
が開くようにワンタッチパネル蓋102の嵌合部114
a,114bが弾性変形し、開口部119a,119b
から回動中心軸111a,111bが抜け、ワンタッチ
パネル蓋102が操作パネル本体の操作カバー101か
ら外れる。
【0050】以上のような本実施形態の操作パネル20
によれば、ワンタッチパネル蓋102は、図7のように
所定角度開いた状態で、自重によらず、ワンタッチパネ
ル蓋102の舌部115と操作カバー101の爪部11
6の係合によって保持されるため、このときの開き角は
所望に設定でき、これにより、例えば図9に示すように
装置本体1の設置面に対する開き角Bを90°以下にす
ることが可能である。そうすることにより、操作パネル
20と装置本体1の上面をフラットに構成しても、ワン
タッチパネル蓋102が保持される開き角Bまで開かれ
るときに装置本体1と干渉することがない。また、操作
パネル20を装置本体1に対して傾斜して配置しても蓋
102を大きく開ける必要がないため、装置のデザイン
の自由度が増す。したがって、図1,図9に示すように
操作パネル20及び画像読取部3を装置本体1の設置面
に対し傾けて配置して装置の設置面積を小さくすること
ができ、また、操作パネル20と装置本体1の上面をフ
ラットにしてコンパクトな装置構成とすることができ
る。
【0051】またワンタッチパネル蓋102を閉状態か
ら図7に示した開き角まで開いた時に舌部115が爪部
116の第1の凸部116aを乗り越えて第1と第2の
凸部116a,116bの間に係合することにより、所
定の開き角度でクリックがあるため、ユーザはその角度
でワンタッチパネル蓋102が保持されることを感覚的
に知ることができる。もし分からなくても、ユーザがそ
れ以上開こうとすると蓋102を外すことになる強い力
が必要になるので、それ以上開けようとすることは殆ど
ない(発明者のテストにおいてはなかった)。
【0052】また、ユーザがさらに強引にワンタッチパ
ネル蓋102を開く方向に回動させようとして、もしく
はユーザが不用意に手を開状態のワンタッチパネル蓋1
02にぶつけて、開く方向に過大な力を加えた場合は、
ワンタッチパネル蓋102の嵌合部114a,114b
の開口部119a,119bから操作カバー101の回
動中心軸111a,111bが抜けて、ワンタッチパネ
ル蓋102が操作パネル20の本体から外れるので、ワ
ンタッチパネル蓋102、操作パネル20の本体ともに
破損することがない。また、外れたワンタッチパネル蓋
102は、その嵌合部114a,114bを操作カバー
101の回動中心軸111a,111bに嵌合させて操
作パネル20の本体に取り付ければ使用可能であり、修
理や交換する必要がない。
【0053】また、爪部116は合成樹脂からなる操作
カバー101に一体に形成されており、嵌合部114
a,114bと舌部115も合成樹脂からなるワンタッ
チパネル蓋102に一体に形成されているため、部品点
数を増やすことなく、コストアップすることもない。な
お、部品点数とコストの点で不利であるが、これらの部
材をそれぞれ別部品で構成し、結合して一体化してもよ
い。
【0054】以上に説明した本発明に係る操作パネルの
構成は、ファクシミリ装置に限らず、他の各種の電子機
器の操作パネルに適用できることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、操作パネル本体上で開閉するように、一端を
回動中心に保持されて回動自在な蓋を備えた操作パネル
において、前記蓋を閉状態から所定角度開くように回動
させたときに、前記蓋と操作パネル本体に設けた係合部
どうしの弾性的な係合により前記蓋が保持され、それ以
上の回動が阻止されるようにしたので、前記蓋の開いた
状態で保持される時の開き角を所望に設定でき、それを
小さく設定することにより、操作パネルをこれが搭載さ
れる電子機器の本体上面とフラットにしても、前記蓋が
保持される開き角まで開くときに電子機器の本体上面と
干渉することがなく、また、電子機器の設置面に対する
前記蓋の前記開き角を90°以下にすることができる。
したがって、電子機器のデザインの自由度が増し、操作
パネルをこれが搭載される電子機器の本体上面とフラッ
トにしたり、傾斜させたりして電子機器をコンパクトに
することができる。さらに、ユーザが開いた状態の前記
蓋に対し不用意に手をぶつけるなどして開く方向に過大
な力を加えても、前記蓋が操作パネル本体から外れるの
で、前記蓋ないし操作パネル本体の破損を防止できると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の操作パネルが搭載されたフ
ァクシミリ装置の全体の構成を示す断面図である。
【図2】同ファクシミリ装置の全体の外観を示す斜視図
である。
【図3】同ファクシミリ装置の操作パネルのワンタッチ
パネル蓋を閉じた状態の外観を示す斜視図である。
【図4】同操作パネルのワンタッチパネル蓋を開いた状
態の外観を示す斜視図である。
【図5】同操作パネルのワンタッチパネル蓋の回動中心
近傍の拡大斜視図である。
【図6】同操作パネルのワンタッチパネル蓋を閉じた状
態の回動中心近傍の断面図である。
【図7】同操作パネルのワンタッチパネル蓋を所定角度
開いた状態の回動中心近傍の断面図である。
【図8】同操作パネルのワンタッチパネル蓋が操作パネ
ル本体から外れる様子を示す回動中心近傍の断面図であ
る。
【図9】同ワンタッチパネル蓋が開いて保持された状態
の装置設置面に対する開き角を示す説明図である。
【図10】従来の操作パネルを搭載した装置の外観を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 シート原稿載置台 3 画像読取部 4 記録装置本体 5 原稿搬送部 9 画像形成部 11 カセット部 12 ASF給紙部 20 操作パネル 101 操作カバー 102 ワンタッチパネル蓋 111a,111b 回動中心軸 114a,114b 嵌合部 115 舌部 116 爪部 116a 第1の凸部 116b 第2の凸部 117a,117b 壁部 119a,119b 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネル本体上で開閉するように、一
    端を回動中心に保持されて回動自在な蓋を備えた操作パ
    ネルにおいて、 前記蓋の回動中心側の端部に設けられた第1の係合部
    と、 前記操作パネル本体において前記第1の係合部と係合し
    得る位置に設けられた第2の係合部を有し、 該第2の係合部は可撓性を有し、前記第1の係合部と対
    向する側に第1の凸部とこれより突出量が大きな第2の
    凸部が形成されており、 前記蓋を閉状態から所定角度開くように回動させたとき
    に、前記第1の係合部が前記第2の係合部の第1の凸部
    を乗り越えて第1の凸部と第2の凸部の間に弾性的に係
    合することにより前記蓋が保持され、 更に前記蓋を前記所定角度以上開く方向に回動させよう
    としたときに、前記第1の係合部が前記第2の凸部を乗
    り越えられずに回動が阻止されるようにしたことを特徴
    とする操作パネル。
  2. 【請求項2】 前記操作パネル本体に設けられ、前記蓋
    の回動中心となる回動中心軸と、 前記蓋の一端に設けられ、前記回動中心軸に対して回動
    可能に嵌合する嵌合部とを有し、 前記嵌合部は、円筒形で外周の一部が開口部として切り
    欠かれた形状に形成されるとともに、可撓性を有し、 前記蓋を前記所定角度以上開く方向に回動させようとし
    て回動が阻止された状態から更に前記蓋を開く方向に所
    定以上の力で回動させようとしたときに、前記嵌合部の
    開口部から前記回動中心軸が抜けて前記蓋が前記操作パ
    ネル本体から外れるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の操作パネル。
  3. 【請求項3】 前記操作パネルが電子機器に搭載され、
    前記蓋が前記所定角度開かれて保持された状態で、前記
    電子機器の本体の設置面に対する前記蓋の開き角が90
    °以下であることを特徴とする請求項1に記載の操作パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記第2の係合部は合成樹脂から形成さ
    れた前記操作パネル本体のカバーと一体に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の操作パネル。
JP2000055102A 2000-03-01 2000-03-01 操作パネル Withdrawn JP2001244652A (ja)

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