JP2001244619A - はんだ付方法 - Google Patents

はんだ付方法

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JP2001244619A
JP2001244619A JP2000056802A JP2000056802A JP2001244619A JP 2001244619 A JP2001244619 A JP 2001244619A JP 2000056802 A JP2000056802 A JP 2000056802A JP 2000056802 A JP2000056802 A JP 2000056802A JP 2001244619 A JP2001244619 A JP 2001244619A
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JP
Japan
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soldering
component
soldered
solder
chip component
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Withdrawn
Application number
JP2000056802A
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English (en)
Inventor
Shoichi Mizuuchi
彰一 水内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 価格低減ができる光ビームおよびレーザによ
るチップ部品のはんだ付方法と装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 チップ部品4をプリント基板5の所定の
パッド7a,7bにマウントした後、上部よりチップ部
品押え機構8により、チップ部品4が移動しないように
加圧した状態において、チップ部品4の一方であるはん
だ付部12a、およびプリント基板5のパッド7a近傍
を、局部を加熱することが可能なビームエネルギー3を
照射するとともに、糸はんだ送り装置9より糸はんだ1
3を適量供給し、はんだ付をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品のはんだ
付などに非接触加熱源として使用される、光ビーム加熱
装置やレーザ加熱装置を用いた、チップ部品等のはんだ
付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ビーム加熱装置とソルダーペーストを
用いて、チップ部品をプリント基板の所定の位置へはん
だ付する場合について、その構成とはんだ付方法につい
て説明する。
【0003】図5は、従来のはんだ付装置の構成を示す
もので、(a)は装置の概要を示し、(b)は、はんだ
付部を示すものである。図5において、1は光ファイ
バ、2は集光レンズ、3は集光レンズより出射されたビ
ームエネルギー、4はチップ部品、5はチップ部品が実
装されるプリント基板、6ははんだ付材料であるソルダ
ーペースト、7はプリント基板のパッドである。
【0004】この、従来のはんだ付方法におけるはんだ
付手順としては、まずプリント基板5のはんだ付部であ
るパッド7に、はんだ付材料であるソルダーペースト6
を適量塗布した後、チップ部品4がマウントされる。
【0005】この状態において、集光レンズ2より出射
されたビームエネルギー3により、チップ部品4全体お
よびチップ部品が実装されるプリント基板5を、はんだ
付材料であるソルダーペースト6が溶融する温度になる
まで加熱する。
【0006】この時、留意することは、ソルダーペース
ト6に含有しているフラックスが、出射されたビームエ
ネルギー3の急激なエネルギーにより突沸し、ハンダボ
ールが発生しないようにビームエネルギー3を、最適な
はんだ付ができるようにコントロールする必要があるこ
とである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のソルダー
ペーストによる、チップ部品をはんだ付する方法では、
ハンダボールの発生がありハンダボールの発生を零にす
ることは不可能であった。また、はんだ材料の価格にお
いては、ディスペンサー仕様のソルダーペーストの価格
は約50円/g、であり、糸はんだの価格約5円/gと
比較して非常に高価である。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、糸はんだを使用することにより、はんだ材料の価格
を低減することおよび、ハンダボールを防止してはんだ
付品質のさらなる向上が可能となる、はんだ付方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の手段は、光を集光し、ある局部を加
熱することが可能な光ビームを使用し、部品をはんだ付
する場合において、まず、部品を実装しようとするプリ
ント基板の所定の位置にマウントし、さらに、マウント
した部品が動かないように押さえるとともに、部品のは
んだ付される2箇所の一方に、光ビームを照射し加熱し
たところに、糸はんだを供給することによってはんだ付
をおこない、さらに、部品のもう一方のはんだ付する箇
所を同様にはんだ付するはんだ付方法。
【0010】本発明の第2の手段は、光を集光し、ある
局部を加熱することが可能な光ビームを使用して、部品
をはんだ付する場合において、まず、部品を実装しよう
とするプリント基板の所定の位置にマウントし、さら
に、マウントした部品が動かないように押さえるととも
に、部品のはんだ付される2箇所を同時に、光ビームを
照射し加熱したところに、糸はんだを供給することによ
ってはんだ付するはんだ付方法。
【0011】本発明の第3の手段は、光を集光し、ある
局部を加熱することが可能な光ビームを使用して、部品
をはんだ付する場合において、まず、部品を実装しよう
とするプリント基板の所定の位置にマウントし、さら
に、マウントした部品が動かないように押さえるととも
に、大きさの異なる部品を対応して光の出射部および糸
はんだ供給部を可変し、部品のはんだ付される2箇所の
一方に、光ビームを照射し加熱したところに、糸はんだ
を供給することによってはんだ付をおこない、さらに、
もう一方のはんだ付する箇所を、同様にはんだ付するは
んだ付方法。
【0012】本発明の第4の手段は、光を集光し、ある
局部を加熱することが可能な光ビームを使用して、部品
をはんだ付する場合において、まず、部品を実装しよう
とするプリント基板の所定の位置にマウントし、さら
に、マウントした部品が動かないように押さえるととも
に、大きさの異なる部品に対応して光の出射部および糸
はんだ供給部を可変しマウントした部品が動かないよう
に押さえるとともに、はんだ付する部品の2箇所を同時
にはんだ付するはんだ付方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の手段は、部品が実
装されるプリント基板の所定の位置に部品をマウントし
た後、マウントされた部品が移動しないよう、上部より
押え機構によって押さえる。この部品を押さえた状態に
おいて、集光レンズより出射されたビームエネルギーに
より、プリント基板のはんだ付位置、すなわちパッドお
よび部品の一方のはんだ付部を、糸はんだが溶融可能な
温度になるまで加熱した所に、糸はんだ送り装置より糸
はんだを適量供給しはんだ付する。
【0014】さらに他方を、先ほどと同様のはんだ付方
法にてはんだ付をおこなうことによって、糸はんだを使
用することが可能になり、ハンダボールの発生を防止す
るとともに、はんだ材料の価格低減をおこなうものであ
る。
【0015】なお、このときに使用するチップ部品の押
え機構には、チップ部品の高さ方向における寸法のバラ
ツキ、および押え機構の急激な上下移動によるチップ部
品への損傷を防止する為、チップ部品の押え機構にスプ
リングなどの緩衝機能を装備してもよい。
【0016】上記はんだ付方法により、糸はんだを使用
することが可能になり、ハンダボールの発生を防止する
とともに、はんだ材料の価格低減が可能になる作用を有
する。
【0017】本発明の第2の手段は、部品が実装される
プリント基板の所定の位置に部品をマウントした後、マ
ウントされた部品が移動しないよう、上部より押え機構
によって押さえる。この部品を押さえた状態において、
集光レンズより出射されたビームエネルギーにより、プ
リント基板のはんだ付位置、すなわちパッドおよび部品
の両方のはんだ付部を、糸はんだが溶融可能な温度にな
るまで加熱した所に、糸はんだ送り装置より糸はんだを
適量供給し同時にはんだ付する。
【0018】これにより糸はんだを使用することが可能
になり、ハンダボールの発生を防止するとともに、はん
だ材料の価格低減をおこない、さらに本発明第1の手段
に比べて、はんだ付時間を約1/2にすることが可能で
ある。
【0019】なお、光ファイバーは分岐することが可能
であるため、両方のはんだ付部を2分岐ファイバーを使
用し、同時に加熱してもよい。
【0020】また、このときに使用するチップ部品の押
え機構には、チップ部品の高さ方向における寸法のバラ
ツキ、および押え機構の急激な上下移動によるチップ部
品への損傷を防止する為、チップ部品の押え機構にスプ
リングなどの緩衝機能を装備してもよい。
【0021】本発明の第3の手段は、部品が実装される
プリント基板の所定の位置に部品をマウントした後、マ
ウントされた部品が移動しないよう、上部より押え機構
によって押さえるとともに大きさの異なる部品に対応で
きるよう、光の出射部および糸はんだ供給部を可変でき
る機構を備える。この異なる部品に対応できるよう、光
の出射部および糸はんだ供給部を可変できる機能を備え
た部品押え機構により、部品を押さえた状態において、
集光レンズより出射されたビームエネルギーによって、
プリント基板のはんだ付位置、すなわちパッドおよび部
品の一方のはんだ付部を、糸はんだが溶融可能な温度に
なるまで加熱した状態で、糸はんだ送り装置より糸はん
だを適量供給しはんだ付する。さらに他方を、先ほどと
同様のはんだ付方法にてはんだ付をおこなう。これによ
り糸はんだを使用することが可能になり、ハンダボール
の発生を防ぎはんだ付品質の向上を計るとともに、はん
だ材料の価格低減をおこない、さらに異なるサイズの部
品にも対応できるものである。
【0022】この場合、第2の手段同様に光ファイバー
は分岐することが可能であるため、両方のはんだ付部を
2分岐ファイバーを使用し加熱してもよい。
【0023】また、このときに使用する部品の押え機構
には、部品のサイズがことなることによる高さ方向の寸
法差と、部品の高さ方向における寸法のバラツキ、およ
び押え機構の急激な上下移動によるチップ部品への損傷
を防止する為、部品の押え機構にスプリングなどの緩衝
機能を装備してもよい。
【0024】本発明の第4の手段は、部品が実装される
プリント基板の所定の位置に部品マウントした後、マウ
ントされた部品が移動しないよう、上部より押え機構に
よって押さえるとともに大きさの異なる部品に対応でき
るよう、光の出射部および糸はんだ供給部を可変できる
機能を備える。この異なる部品に対応できるよう、光の
出射部および糸はんだ供給部を可変できる機能を備えた
部品押え機構により部品を押さえた状態において、集光
レンズより出射されたビームエネルギーによって、プリ
ント基板のはんだ付位置、すなわちパッドおよび部品の
両方のはんだ付部を、糸はんだが溶融可能な温度になる
まで加熱した所に、糸はんだ送り装置より糸はんだを適
量供給し、同時にはんだ付することに使用するプリント
基板において、はんだ付部のパッド形状をビームの焦点
径の大きさに適したサイズにするとともに、パッド周囲
のレジストを除去することにより、ビーム光による基板
の焼損を防ぐことで、糸はんだを使用したはんだ付裕度
がさらに大きくなり、ハンダボールの発生を防ぎはんだ
付品質の向上を計るとともに、はんだ材料の価格低減を
おこなうものである。
【0025】なお、部品の両方のはんだ付部を、同時に
はんだ付する場合、第2の手段同様光ファイバーは分岐
することが可能であるため、両方のはんだ付部を2分岐
ファイバーを使用し加熱してもよい。
【0026】また、このときに使用する部品の押え機構
には、部品の高さ方向における寸法のバラツキ、および
押え機構の急激な上下移動による部品への損傷を防止す
る為、部品の押え機構にスプリングなどの緩衝機能を装
備してもよい。
【0027】以下、本発明の実施の形態について図を参
照しながら説明する。
【0028】(実施の形態1)図1(a)は、本発明の
実施の形態1のはんだ付装置全体の概略構成を示すもの
であり、図1(b)は、はんだ付部を示すものである。
【0029】以下、本発明の実施の形態1の動作につい
て説明する。
【0030】まず、図1(a)において、はんだ付に必
要な光エネルギーと糸はんだは、位置決め装置(ロボッ
ト)への取り付け治具11、に取り付けられたレンズホ
ルダー10には、集光レンズ2と、糸はんだ13を精度
よく供給する、糸はんだ送り装置9が固定されている。
位置決め装置(ロボット)への取り付け治具11には、
さらにチップ部品押え機構8が備えられてあり、チップ
部品4がプリント基板5の所定のはんだ付位置でマウン
トされた後、チップ部品4の高さ方向における寸法のバ
ラツキ、および押え機構の急激な上下移動によるチップ
部品への損傷を防止する為、チップ部品4を加圧すると
きにスプリングなどの緩衝機能のある、チップ部品押え
緩衝機能14を備えたチップ部品押え機構8により、上
部から移動しないように加圧し固定される。はんだ付に
必要な光エネルギーは、光ファイバー1から集光レンズ
2を通り、ビームエネルギー3となってチップ部品の一
方のはんだ付部付近に集光される。
【0031】図1(b)では、チップ部品押え機構8に
より上部から移動しないように加圧し固定されたチップ
部品4とプリント基板5とのはんだ付方法を示す。
【0032】まずビームエネルギー3により、チップ部
品4のはんだ付される一方であるチップ部品のはんだ付
部12aとパッド7a近傍を糸はんだ13が溶融する温
度になるまで加熱する。次に糸はんだ送り装置9より糸
はんだ13を、パッド7aのはんだ付部にはんだ付に必
要なはんだ量を供給しはんだ付する。
【0033】一方のパッド7a部のはんだ付が終了した
後は、チップ押え機構8を上方に待避させ、位置決め装
置(ロボット)の回転軸を180°回転し、取り付け治
具11に付帯する集光レンズ2、糸はんだ送り装置9
を、もう一方のチップ部品4のチップ部品のはんだ付部
12bとプリント基板5のパッド7b部を、加熱可能な
位置に移動し位置決めする。
【0034】この状態において、先ほどと同様のはんだ
付寸法によりはんだ付をおこなう。
【0035】(実施の形態2)図2(a)は、本発明の
実施の形態2のはんだ付装置全体の概略構成を示すもの
であり、図2(b)は、はんだ付部を示すものである。
【0036】以下、本発明の実施の形態2の動作につい
て説明する。
【0037】まず、図2(a)において、はんだ付に必
要な光エネルギーと糸はんだは、位置決め装置(ロボッ
ト)への取り付け治具11の一方に取り付けられたレン
ズホルダー10aに集光レンズ2aと糸はんだ13a
を、精度よく供給する糸はんだ送り装置9aが、また取
り付け治具11のもう一方には、レンズホルダー10b
に集光レンズ2bと糸はんだ13bを、精度よく供給す
る糸はんだ送り装置9bが、計2セット固定され取り付
けられている。
【0038】位置決め装置(ロボット)への取り付け治
具11には、さらにチップ部品押え機構8が備えてあ
り、チップ部品4がプリント基板5の所定のはんだ付位
置にマウントされた後、チップ部品4の高さ方向におけ
る寸法のバラツキ、および押え機構の急激な上下移動に
よるチップ部品への損傷を防止する為、チップ部品4を
加圧するときにスプリングなどの緩衝機能のある、チッ
プ部品押え緩衝機能14を備えたチップ部品押え機構8
により、上部から移動しないように加圧し固定される。
はんだ付に必要な光エネルギーは、光ファイバー1a,
1bから集光レンズ2a,2bを通り、ビームエネルギ
ー3a,3bとなってチップ部品4の両側のはんだ付部
付近に同時に集光される。
【0039】図2(b)では、チップ部品押え機構8に
より上部から移動しないように加圧し固定されたチップ
部品4と、プリント基板5とのはんだ付方法を示す。
【0040】まずビームエネルギー3a,3bにより、
チップ部品4のチップ部品のはんだ付部12a,12b
と、パッド7a,7b近傍を糸はんだ13a,13bが
溶融する温度になるまで加熱する。次に糸はんだ送り装
置9a,9bより糸はんだ13a,13bを、パッド7
a,7bのはんだ付部に同時に、はんだ付に必要なはん
だ量を送給しはんだ付する。
【0041】(実施の形態3)図3(a)は、本発明の
実施の形態3のはんだ付装置全体の概略構成を示すもの
であり、図3(b)は、はんだ付部を示すものである。
【0042】以下、本発明の実施の形態3の動作につい
て説明する。
【0043】まず、図3(a)において、はんだ付に必
要な光エネルギーと糸はんだは、位置決め装置(ロボッ
ト)への取り付け治具11の一方に取り付けられたレン
ズホルダー10に集光レンズ2と、糸はんだ13を精度
よく供給する糸はんだ送り装置9が固定されており、レ
ンズホルダー10はチップ部品4の大きさに応じて、左
右に可変できる機能15を備えている。位置決め装置
(ロボット)への取り付け治具11には、さらにチップ
部品押え機構8が備えられてあり、チップ部品4がプリ
ント基板5の所定のはんだ付位置にマウントされた後、
チップ部品4の高さ方向における寸法のバラツキ、およ
び押え機構の急激な上下移動によるチップ部品への損傷
を防止する為、チップ部品4を加圧するときにスプリン
グなどの緩衝機能のある、チップ部品押え緩衝機能14
を備えたチップ部品押え機構8により、上部から移動し
ないように加圧し固定される。はんだ付に必要な光エネ
ルギーは、光ファイバー1から集光レンズ2を通り、ビ
ームエネルギー3となってチップ部品のはんだ付部付近
に同時に集光される。
【0044】図3(b)では、チップ部品押え機構8に
より上部から移動しないように加圧し固定されたチップ
部品4とプリント基板5とのはんだ付方法は、まずビー
ムエネルギー3a,3bによりチップ部品4のはんだ付
部12a,12bとパッド7a,7b近傍を糸はんだ1
3が溶融する温度になるまで加熱する。次に糸はんだ送
り装置9より糸はんだ13を、パッド7a,7bのはん
だ付部にはんだ付に必要な量を送給し、同時にはんだ付
する。
【0045】チップ部品4の大きさが変化した場合は、
レンズホルダー10のチップ部品4の大きさに応じて、
左右に可変できる機構15により、最適なはんだ付位置
にビームエネルギー3を集光し、(実施の形態2)およ
び(実施の形態3)のはんだ付方法により、チップ部品
4のはんだ付をおこなう。
【0046】(実施の形態4)図4(a)は、本発明の
実施の形態4のはんだ付装置全体の概略構成を示すもの
であり、図4(b)は、上部から見たプリント基板のは
んだ付部近傍を、示すものである。
【0047】以下、本発明の実施の形態4の動作につい
て説明する。
【0048】まず、図4(a)において、はんだ付に必
要な光エネルギーと糸はんだは、位置決め装置(ロボッ
ト)への取り付け治具11、に取り付けられたレンズホ
ルダー10、に集光レンズ2と、糸はんだ6を精度よく
供給する糸はんだ送り装置9が、固定されている。位置
決め装置(ロボット)への取り付け治具11には、さら
にチップ部品押え機構8が備えられてあり、チップ部品
4がプリント基板5の所定のはんだ付位置にマウントさ
れた後、チップ部品4の高さ方向における寸法のバラツ
キ、および押え機構の急激な上下移動によるチップ部品
への損傷を防止する為、チップ部品4を加圧するときに
スプリングなどの緩衝機能のある、チップ部品押え緩衝
機能14を備えたチップ部品押え機構8により、上部か
ら移動しないように加圧し固定される。はんだ付に必要
は光エネルギーは、光ファイバー1から集光レンズ2を
通り、ビームエネルギー3となってチップ部品のはんだ
付部品近傍に集光される。
【0049】図4(b)では、チップ部品押え機構8に
より上部から移動しないように加圧し固定されたチップ
部品4とプリント基板5とのはんだ付方法に適したプリ
ント基板の構造を示す。まずビームエネルギー3のビー
ムの焦点径16によって加熱される、チップ部品4のは
んだ付される側12aとパッド7a近傍を、糸はんだ1
3が溶融する温度になるまで加熱する。この時、プリン
ト基板5のパッド7aの大きさを、ビーム光の焦点径1
6の大きさに適したサイズにする。すなわち、ビーム光
の焦点径16の大きさよりも0.2〜0.4mm大きな
サイズにするとともに、パッド7a周囲のレジスト除去
部17aのグリーンレジストが除去されていることによ
り、糸はんだ送り装置9より糸はんだ13を、パッド7
aのはんだ付部に、はんだ付に必要な量を送給しはんだ
付した時、プリント基板5のパッド7a周囲がビーム光
による熱ダメージを受けることがない為、はんだ付裕度
を大きくすることができる。片側のパッド7a部のはん
だ付が終了した後は、チップ押え機構8を上方に待避さ
せ、位置決め装置(ロボット)の回転軸を180°回転
し、取り付け治具11に付帯する集光レンズ2、糸はん
だ送り装置9を、もう一方のチップ部品のはんだ付部と
プリント基板5のパッド7b部を、加熱可能な位置に移
動し位置決めする。このとき、プリント基板5のパッド
7b部と、周囲のレジスト除去部17bは、ビーム光に
よる熱ダメージを受けないように、パッド7aおよびレ
ジスト除去部17aと同様の処理がされている。この状
態において、先ほどと同様のはんだ付方法によりはんだ
付をおこなう。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の手段によれば、チップ部品を移動しないように
上部より押さえること、およびビームエネルギーを使用
することにより、糸はんだを使用したはんだ付が可能に
なる。
【0051】これにより、従来のソルダーペーストを使
用したはんだ付方法では不可能であった、ハンダボール
の発生を無くすことが可能となり、さらに、はんだ材料
の価格を約1/10に低減することができる優れた効果
を奏するものである。
【0052】また、本発明の第2の手段によれば、チッ
プ部品を移動しないように上部より押さえること、およ
びチップ部品両方のはんだ付部にビームエネルギーを同
時使用することにより、糸はんだを使用したはんだ付が
可能になるとともに、はんだ付時間を本発明の第1の手
段より約1/2にすることが可能になる。
【0053】これにより、従来のソルダーペーストを使
用したはんだ付方法では不可能であった、ハンダボール
の発生を無くすことが可能となり、さらに、はんだ材料
の価格を約1/10に低減することができるとともに、
はんだ付時間をさらに約1/2に短縮できる、優れた効
果を奏するものである。
【0054】また、本発明の第3の手段によれば、チッ
プ部品を移動しないように上部より押さえること、およ
びチップ部品のサイズに応じて、集光レンズと糸はんだ
送給装置の位置を可変することにより、チップ部品のサ
イズ変化に対応可能となり、糸はんだを使用したはんだ
付が可能になる。
【0055】これにより、従来のソルダーペーストを使
用したはんだ付方法では不可能であった、ハンダボール
の発生を無くすことが可能となり、はんだ材料の価格を
約1/10に低減することができるとともに、チップ部
品のサイズ変化に対応できる優れた効果を奏するもので
ある。
【0056】本発明の第4の手段によれば、プリント基
板のパッド形状をビームの焦点径の大きさに適したサイ
ズにするとともに、パッド周囲のレジストを除去するこ
とによって、ビーム光による基板の焼損を防止し、糸は
んだと光ビームおよびレーザを使用するはんだ付方法の
はんだ付裕度が、さらに大きくできる優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1におけるはんだ付
装置の概略構成図 (b)同装置のはんだ付要部構成図
【図2】(a)本発明の実施の形態3におけるはんだ付
装置の概略構成図 (b)同装置のはんだ付要部構成図
【図3】(a)本発明の実施の形態3におけるはんだ付
装置の概略構成図 (b)同装置のはんだ付要部構成図
【図4】(a)本発明の実施の形態4におけるはんだ付
装置の概略構成図 (b)同装置のはんだ付要部構成図
【図5】(a)従来のソルダーペーストによるはんだ付
装置の概略構成図 (b)同装置のはんだ付要部構成図
【符号の説明】
1 光ファイバー 2 集光レンズ 3 ビームエネルギー 4 チップ部品 5 プリント基板 6 ソルダーペースト 7 パッド 8 チップ部品押え機構 9 糸はんだ送り装置 10 レンズホルダ 11 自動機への取り付け部 12 チップ部品のはんだ付部 13 糸はんだ 14 チップ部品押え緩衝機能 15 左右に可変できる機構 16 ビーム光の焦点径 17 レジスト除去部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を集光し、ある局部を加熱することが
    可能な光ビームを使用し、部品をはんだ付する場合にお
    いて、まず、部品を実装しようとするプリント基板の所
    定の位置にマウントし、さらに、マウントした部品が動
    かないように押さえるとともに、部品のはんだ付される
    2箇所の一方に、光ビームを照射し加熱したところに、
    糸はんだを供給することによってはんだ付をおこない、
    さらに、部品のもう一方のはんだ付する箇所を同様には
    んだ付するはんだ付方法。
  2. 【請求項2】 光を集光し、ある局部を加熱することが
    可能な光ビームを使用して、部品をはんだ付する場合に
    おいて、まず、部品を実装しようとするプリント基板の
    所定の位置にマウントし、さらに、マウントした部品が
    動かないように押さえるとともに、部品のはんだ付され
    る2箇所を同時に、光ビームを照射し加熱したところ
    に、糸はんだを供給することによってはんだ付するはん
    だ付方法。
  3. 【請求項3】 光を集光し、ある局部を加熱することが
    可能な光ビームを使用して、部品をはんだ付する場合に
    おいて、まず、部品を実装しようとするプリント基板の
    所定の位置にマウントし、さらに、マウントした部品が
    動かないように押さえるとともに、大きさの異なる部品
    に対応して光の出射部および糸はんだ供給部を可変し、
    部品のはんだ付される2箇所の一方に、光ビームを照射
    し加熱したところに、糸はんだを供給することによって
    はんだ付をおこない、さらに、もう一方のはんだ付する
    箇所を、同様にはんだ付するはんだ付方法。
  4. 【請求項4】 光を集光し、ある局部を加熱することが
    可能な光ビームを使用して、部品をはんだ付する場合に
    おいて、まず、部品を実装しようとするプリント基板の
    所定の位置にマウントし、さらに、マウントした部品が
    動かないように押さえるとともに、大きさの異なる部品
    に対応して光の出射部および糸はんだ供給部を可変し、
    マウントした部品が動かないように押さえるとともに、
    はんだ付する部品の2箇所を同時にはんだ付するはんだ
    付方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009516378A (ja) * 2005-11-18 2009-04-16 パック テック−パッケージング テクノロジーズ ゲーエムベーハー マイクロ電子部品とキャリア基板との間に接点構造を形成する方法、および、この方法によって形成されるアセンブリユニット
JP2011258799A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Toyota Industries Corp はんだ付け装置

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