JP2001244016A

JP2001244016A - カード型周辺装置

Info

Publication number: JP2001244016A
Application number: JP2000058009A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Matsumiya; 博志松宮; Nobuo Saito; 信雄齊藤; Naoki Ikemori; 直樹池森
Original assignee: Nagano Fujitsu Component Ltd
Current assignee: Nagano Fujitsu Component Ltd
Priority date: 2000-02-29
Filing date: 2000-02-29
Publication date: 2001-09-07
Also published as: US6480390B2; US20010017771A1

Abstract

(57)【要約】【課題】不使用時にコンタクトが剥き出しにならない
ようにコンタクトを遮蔽する機能を有するコネクタ部を
備えたカード形周辺装置を提供する。【解決手段】回路基板１２と、装着対象機器に回路基
板１２を接続するための複数のコンタクトを備えたコネ
クタ部１４と、各コンタクトの装着対象機器側接点１８
を露出するための開口部３０を有し、且つ回路基板１２
を固定して収容すると共にコネクタ部１４を摺動可能に
収容する中空カード形の筐体１６とを備えて成るカード
形周辺装置を提供する。コネクタ部１４はスライドノブ
２４を有しており、このスライドノブ２４をスライドノ
ブ用開口部３２内で移動させることにより、開口部３０
から接点１８が露出して装着対象機器の端子と接続可能
となるオープン状態と、接点１８が筐体１６内に収納さ
れて外部の塵埃等から保護されるシャット状態との２つ
の状態を取ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器本体に接
続して使用される周辺装置に関し、より詳細には接触式
コンタクトを有するコネクタ部を備えたカード形周辺装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】デジタルカメラや小型ゲーム機等の、携
帯可能な小型電子機器で使用される周辺装置として、機
器本体に着脱自在に装着されるカード形周辺装置が知ら
れている。このようなカード形周辺装置には、個人情
報、技術データ、音楽、静動画像、ゲームソフト等が記
録されており、その使用環境及び保管環境は場所を選ば
ず多種多様である。

【０００３】一般に、カード形周辺装置は、電子部品群
を搭載した回路基板と、装着対象機器に回路基板を接続
するためのコネクタ部と、回路基板及びコネクタ部を収
容する中空カード形の筐体とを備えて構成されるが、こ
れらのカード形周辺装置が、塵埃等に曝される環境下に
あっても確実に機能するためには、インターフェイスと
なるコネクタ部のコンタクトの接触信頼性が極めて重要
である。

【０００４】一般に従来の装置では、コンタクトが剥き
出しの状態になっており、塵埃の多い環境に保管した場
合には、コンタクトの特に接点部分に塵埃が堆積して、
使用の際に接点の接触が不安定になったり、導通が得ら
れない場合がある。

【０００５】従来の装置においても、筐体の内側に入り
込んだ位置にコンタクトの接点部分を設け、塵埃が接点
部分に堆積し難くする工夫はあるが、装着対象機器の端
子を当該コンタクトに接続するために筐体に設けた導入
部は常に開放されているので、塵埃の堆積防止は十分で
はない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塵埃
がコンタクトに堆積するのを防止するように、通常使用
しない時にコンタクトが剥き出しの状態にならないよう
にコンタクトを遮蔽する機能を有するコネクタ部を備え
たカード形周辺装置を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、回路基板と、回路基板に
接続されるコンタクトを有するコネクタ部と、コンタク
トを露出させる開口部を有して回路基板及びコネクタ部
を収容する中空カード形の筐体とを具備するカード形周
辺装置において、コネクタ部のコンタクトを選択的に遮
蔽する遮蔽手段を具備することを特徴とするカード形周
辺装置を提供する。

【０００８】上記構成によれば、装置の不使用時には、
コンタクトを遮蔽することによって、塵埃の堆積を防止
する事ができる。

【０００９】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
のカード形周辺装置において、遮断手段が、筐体内でコ
ネクタ部を、コンタクトが開口部に露出する第１位置
と、コンタクトが筐体内側に遮蔽される第２位置とのい
ずれかに、選択的に配置できるようにする移動機構を備
えるカード形周辺装置を提供する。

【００１０】上記構成によれば、装置の不使用時には、
コネクタ部を第２位置に移動させることによって、コン
タクトへの塵埃の堆積を防止する事ができる。

【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項２に記載
のカード形周辺装置において、コネクタ部が回路基板か
ら独立して移動可能であり、コンタクトは、コネクタ部
が第１位置にあるときに回路基板に接続されるとともに
コネクタ部が第２位置にあるときに回路基板から分離さ
れるカード形周辺装置を提供する。

【００１２】上記構成によれば、装置の不使用時には、
コネクタ部のみを第２位置へ移動させることによってコ
ンタクトを筐体内側に遮蔽して、塵埃の堆積を防止する
事ができる。

【００１３】請求項４に記載の発明は、請求項３に記載
のカード形周辺装置において、コネクタ部が回路基板と
は別体の第２の回路基板からなり、コンタクトが第２の
回路基板上にパターン形成されるカード形周辺装置を提
供する。

【００１４】上記構成によれば、装置の不使用時には、
第２の回路基板のみを第２位置へ移動させることによっ
てコンタクトを筐体内側に遮蔽して、塵埃の堆積を防止
する事ができる。

【００１５】請求項５に記載の発明は、請求項３に記載
のカード形周辺装置において、コネクタ部が回路基板と
は別体の基材を備え、コンタクトが基材に固定される導
通板からなるカード形周辺装置を提供する。

【００１６】上記構成によれば、装置の不使用時には、
導通板からなるコンタクトが固定された基材のみを第２
位置へ移動させることによってコンタクトを筐体内側に
遮蔽して、塵埃の堆積を防止する事ができる。

【００１７】請求項６に記載の発明は、請求項２に記載
のカード形周辺装置において、コネクタ部が回路基板と
一体に移動可能であり、コンタクトが回路基板上にパタ
ーン形成されるカード形周辺装置を提供する。

【００１８】上記構成によれば、装置の不使用時には、
コネクタ部と一体の回路基板を第２位置へ移動させるこ
とによってコンタクトを筐体内側に移動させ、塵埃の堆
積を防止する事ができる。

【００１９】請求項７に記載の発明は、請求項２〜６の
いずれか１項に記載のカード形周辺装置において、移動
機構が、筐体の外部からコネクタ部を移動操作できるよ
うにする操作部を備えるカード形周辺装置を提供する。

【００２０】上記構成によれば、装置の不使用時には、
操作部を操作して筐体外部からコネクタ部を移動操作
し、コンタクトを筐体内側に遮蔽して塵埃の堆積を防止
する事ができる。

【００２１】請求項８に記載の発明は、請求項２〜７の
いずれか１項に記載のカード形周辺装置において、移動
機構が、コネクタ部を第１位置に解除可能に係止する係
止部を備えるカード形周辺装置を提供する。

【００２２】上記構成によれば、コンタクトが開口部に
露出する使用可能状態で、コネクタ部を解除可能に係止
することが可能である。

【００２３】請求項９に記載の発明は、請求項１に記載
のカード形周辺装置において、遮蔽手段が、筐体の開口
部を形成する壁部分からなり、壁部分が、コネクタ部の
コンタクトを開口部に露出させる第１位置と、コンタク
トに重畳してコンタクトを遮蔽する第２位置との間で移
動できるように筐体に設けられるカード形周辺装置を提
供する。

【００２４】上記構成によれば、装置の不使用時には、
壁部分を第２位置へ移動してコンタクトに重畳させ、コ
ンタクトへの塵埃の堆積を防止する事ができる。

【００２５】請求項１０に記載の発明は、請求項１に記
載のカード形周辺装置において、遮蔽手段が、筐体に移
動可能に設置され、開口部を選択的に開放及び閉鎖する
カバーを備えるカード形周辺装置を提供する。

【００２６】上記構成によれば、装置の不使用時には、
カバーによって開口部を閉鎖することによって、コンタ
クトへの塵埃の堆積を防止する事ができる。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一
又は類似の構成要素には共通の参照番号を付す。

【００２８】図１に、本発明の第１の実施形態によるカ
ード形周辺装置１の略示部分拡大斜視図を示す。このカ
ード形周辺装置１は、メモリ等の電子部品群を搭載した
回路基板１２と、装着対象機器に回路基板１２を接続す
るためのコネクタ部１４と、回路基板１２及びコネクタ
部１４を収容する中空カード形の筐体１６とを備えて構
成される。

【００２９】図２及び図３に示すように、コネクタ部１
４は、装着対象機器の端子に接触する対象機器側接点１
８及び回路基板１２の接点２８と接触する回路基板側接
点２０を一体に有する複数のコンタクト２２と、スライ
ドノブ２４と、コンタクト２２及びスライドノブ２４が
固定的に設置されるベース部２６とを備えて構成され、
筐体１６内に摺動可能に取付けられる。コネクタ部１４
は回路基板１２とは別体の第２の回路基板からなり、コ
ンタクト２２がこの第２の回路基板上にパターン形成さ
れる。

【００３０】回路基板１２には、コネクタ部１４のコン
タクト２２の各回路基板側接点２０に接触可能な接点２
８を先端に有する板ばね状の端子２９が設けられてい
る。筐体１６には、コネクタ部１４の対象機器側接点１
８を露出するための複数のスリット状の接点用開口部３
０と、コネクタ部のスライドノブ２４を受容する矩形の
スライドノブ用開口部３２とが設けられ、スライドノブ
２４は、この開口部３２内で装置長手方向へ移動可能で
ある。隣合う接点用開口部３０の間はそれぞれリブ３４
（図１）により隔てられている。

【００３１】スライドノブ用開口部３２の寸法は、コネ
クタ部１４のコンタクト２２の対象機器側接点１８の寸
法、筐体１６の接点用開口部３０の寸法、及びスライド
ノブ２４の寸法等の相互関係により、スライドノブ２４
のスライドノブ用開口部３２内の移動によって、対象機
器側接点１８の十分な露出とこの接点１８の筐体１６内
への完全な収納が達成されるように適切に決定される。

【００３２】この実施形態のカード形周辺装置１では、
コネクタ部１４のスライドノブ２４をスライドノブ用開
口部３２内で直線的に移動させることにより、コネクタ
部１４を筐体内のガイド（図示せず）に沿って摺動さ
せ、接点用開口部３０から対象機器側接点１８が露出す
る第１位置、即ちオープン状態（図３（ａ））と、対象
機器側接点１８が筐体１６内に収納されて開口部３０に
露出しない第２位置、即ちシャット状態（図３（ｂ））
との２つの状態に、選択的に配置することが出来る。

【００３３】つまり、装置１を使用する際には、図３
（ａ）に示すように、スライドノブ２４を筐体１６の接
点用開口部３０側へ移動させて各対象機器側接点１８を
各開口部３０に露出させ、対象機器の端子と接触可能な
状態にする。この際、コネクタ部１４の各回路基板側接
点２０が回路基板１２の各端子２９の各接点２８と接触
するように構成されており、対象機器と装置１内の回路
基板１２とが電気的に接続される。なお、筐体１６又は
コネクタ部１４、あるいはこれら両方に、コネクタ部１
４を、この対象機器側接点１８が露出する位置に解除可
能に係止する係止部を設けても良い。

【００３４】一方、装置１を使用しない際には、図３
（ｂ）に示すように、スライドノブ２４を筐体１６の接
点用開口部３０の反対側へ移動させて対象機器側接点１
８を筐体１６内に収納し、対象機器側接点１８を外部の
塵埃等から保護することが出来る。この際、コネクタ部
１４の各回路基板側接点２０は回路基板１２の各端子２
９の各接点２８と接触していない。

【００３５】図４に、本発明の第２の実施形態によるカ
ード形周辺装置２の略示斜視図を示す。このカード形周
辺装置２も又、第１の実施形態の装置１と同様に、メモ
リ等の電子部品群を搭載した回路基板１２と、装着対象
機器に回路基板１２を接続するためのコネクタ部１４
と、回路基板１２及びコネクタ部１４を収容する中空カ
ード形の筐体１６とを備えて構成される。

【００３６】図５及び図６に示すように、コネクタ部１
４は、円板状であり、対象機器側接点１８及び回路基板
側接点２０を一体に有する複数のコンタクト２２と、回
転ノブ３６と、コンタクト２２及び回転ノブ３６が固定
的に設置されるベース部２６とを備えて構成され、筐体
１６内に回転可能に取付けられる。コネクタ部１４は回
路基板１２とは別体の第２の回路基板からなり、コンタ
クト２２がこの第２の回路基板上にパターン形成され
る。

【００３７】回路基板１２には、コネクタ部１４のコン
タクト２２の各回路基板側接点２０に接触可能な接点２
８を先端に有する板ばね状の端子２９が設けられてい
る。筐体１６には、複数のスリット状の接点用開口部３
０と、コネクタ部１４の回転ノブ３６を受容する円形の
回転ノブ用開口部３８とが設けられ、回転ノブ３６は、
この開口部３８内で回転可能である。

【００３８】この実施形態のカード形周辺装置２では、
コネクタ部１４の回転ノブ３６を回転ノブ用開口部３８
内で回転させることにより、コネクタ部１４を筐体１６
内で回転させ、接点用開口部３０から対象機器側接点１
８が露出する第１位置、即ちオープン状態（図６
（ａ））と、対象機器側接点１８が筐体１６内に収納さ
れて開口部３０に露出しない第２位置、即ちシャット状
態（図６（ｂ））との２つの状態に、選択的に配置する
ことが出来る。

【００３９】つまり、装置２を使用する際には、図６
（ａ）に示すように、回転ノブ３６をコネクタ部１４の
各対象機器側接点１８が筐体１６の各接点用開口部３０
から露出される位置へ回転させ、対象機器の端子と接触
可能な状態にする。この際、コネクタ部１４の回路基板
側接点２０が回路基板１２の各端子２９の接点２８と接
触するように構成されており、対象機器と装置２内の回
路基板１２とが電気的に接続される。なお、筐体１６又
はコネクタ部１４、あるいはこれら両方に、コネクタ部
１４を、この対象機器側接点１８が露出する位置に解除
可能に係止する係止部を設けても良い。

【００４０】一方、装置２を使用しない際には、図６
（ｂ）に示すように、回転ノブ３６を上述の位置、つま
りコネクタ部１４の各対象機器側接点１８が筐体１６の
各接点用開口部３０から露出される位置から例えばほぼ
１８０°回転させて対象機器側接点１８を筐体１６内に
収納し、対象機器側接点１８を外部の塵埃等から保護す
ることが出来る。この際、コネクタ部１４の各回路基板
側接点２０は回路基板１２の接点２８と接触していな
い。

【００４１】図７に、本発明の第３の実施形態によるカ
ード形周辺装置３の略示斜視図を示す。このカード形周
辺装置３は、メモリ等の電子部品群を搭載すると共に装
着対象機器と電気的に接続されるコネクタ部４０を一体
的に備えた回路基板４１と、回路基板４１を摺動可能に
収容する中空カード形の筐体４２とを備えて構成され
る。

【００４２】図８及び図９に示すように、回路基板４１
は、回路基板４１の前縁に沿って回路基板４１上にパタ
ーン形成される複数のコンタクト２２を備えるコネクタ
部４０と、筐体４２に設けられたストッパー４４を受容
する側方の凹部４６と、回路基板４１全体を直線的に移
動させるための後端のノック部４８と、弾性変形可能な
側方のスライドロック用ツメ５０とを備えて構成され、
筐体４２内に摺動可能に取付けられる。筐体４２には、
コネクタ部４０の各コンタクト２２の接点１８を露出す
る前端の複数のスリット状の接点用開口部３０と、回路
基板４１のノック部４８を受容する後端のノック用開口
部５４と、回路基板４１のスライドロック用ツメ５０を
受容する側面のツメ用開口部５６と、回路基板４１の凹
部４６と協働して回路基板４１の移動を制限する側面内
側に突出するストッパー４４とを備える。回路基板４１
と筐体４２との間には、回路基板４１を後方へ付勢する
圧縮ばね５２が配置される。隣合う接点用開口部３０の
間はそれぞれリブ３４により隔てられている。

【００４３】この実施形態のカード形周辺装置３では、
回路基板４１を筐体４２内で装置長手方向に移動させる
ことにより、コネクタ部４０を、各接点用開口部３０か
ら各コンタクト２２の接点１８が露出する第１位置、即
ちオープン状態（図９（ａ））と、各接点１８が筐体４
２内に収納されて各開口部３０に露出しない第２位置、
即ちシャット状態（図９（ｂ））との２つの状態に、選
択的に配置することが出来る。

【００４４】つまり、装置３を使用する際には、図９
（ａ）に示すように、回路基板４１のノック部４８を筐
体４２の接点用開口部３０側へ押し、ばね５２を圧縮す
るようにして回路基板４１全体を筐体４２の接点用開口
部３０側へ移動させて各コンタクト２２の接点１８を各
開口部３０に露出させ、対象機器の端子と接触可能な状
態とする。回路基板４１のコネクタ部４０の各コンタク
ト２２の接点１８が対象機器の端子と接触するために十
分露出されるところまで回路基板４１が移動すると、回
路基板４１に設けられた内方に弾性変形させられていた
スライドロック用ツメ５０が筐体４２のツメ用開口部５
６に入って元の形状に戻るように変形する。それにより
このツメ５０がツメ用開口部５６の係合縁部５８と係合
して、回路基板４１が圧縮ばね５２の付勢に抗してオー
プン状態に維持される。装置３はこの状態で対象機器に
装着される。

【００４５】一方、装置３を使用しない際には、上記の
オープン状態において、ツメ用開口部５６に受容されて
いるスライドロック用ツメ５０を内方に向かって押して
弾性変形させ、ツメ用開口部５６との係合を解除する。
すると圧縮ばね５２のばね力により回路基板４１全体が
筐体４２のノック用開口部５４側に移動し、各コンタク
ト２２の接点１８が筐体４２内に収納される。圧縮ばね
５２のばね力による回路基板４１全体の筐体４２のノッ
ク用開口部５４側へのこの移動は、筐体４２に設けられ
たストッパー４４と回路基板４１に設けられた凹部４６
のストッパー係合部６２とが係合することによって、回
路基板４１のコネクタ部４０の各コンタクト２２の接点
１８が完全に筐体４２内に収納される適切な位置で停止
する（図９（ｂ））。この状態において、各接点１８は
筐体４２内に完全に収納されており、外部の塵埃等から
保護される。

【００４６】図１０に、本発明の第４の実施形態による
カード形周辺装置４の略示部分拡大斜視図を示す。この
カード形周辺装置４は、メモリ等の電子部品群を搭載し
た回路基板１２と、装着対象機器に回路基板を接続する
ためのコネクタ部１４と、回路基板１２及びコネクタ部
１４を収容する中空カード形の筐体１６とを備えて構成
される。

【００４７】このコネクタ部１４は、対象機器側接点１
８及び回路基板側接点２０とを一体に有する複数の薄板
状のコンタクト２２と、スライドノブ２４と、コンタク
ト２２及びスライドノブ２４が固定的に取付けられる基
材、即ちベース部２６とを備えて構成され、筐体１６内
に回路基板１２から独立して摺動可能に取付けられる。
回路基板１２には、コネクタ部１４のコンタクト２２の
回路基板側接点２０に接触可能な接点２８を先端に有す
る板ばね状の端子２９が設けられている。筐体１６に
は、コネクタ部１４の対象機器側接点１８を露出する複
数のスリット状の接点用開口部３０と、コネクタ部１４
のスライドノブ２４を受容する矩形のスライドノブ用開
口部３２とが設けられ、スライドノブ２４は、この開口
部３２内で横方向へ移動可能である。隣合う接点用開口
部３０の間はそれぞれリブ３４により隔てられ、リブ３
４の下方には、コネクタ部１４の対象機器側接点１８が
収納される間隙が設けられている。

【００４８】スライドノブ用開口部３２の寸法は、コネ
クタ部１４の対象機器側接点１８の寸法、筐体１６の接
点用開口部３０の寸法、及びスライドノブ２４の寸法等
の相互関係により、スライドノブ２４のスライドノブ用
開口部３２内の移動によって、対象機器側接点１８の十
分な露出とこの接点１８の筐体１６内（本実施形態では
より具体的にはリブ３４の下）への完全な収納が達成さ
れるように適切に決定される。

【００４９】この実施形態のカード形周辺装置４では、
コネクタ部１４のスライドノブ２４をスライドノブ用開
口部３２内で直線的に移動させることにより、コネクタ
部１４を筐体内で移動させ、接点用開口部３０から対象
機器側接点１８が露出する第１位置、即ちオープン状態
（図１０）と、対象機器側接点１８がリブ３４の下方に
収納されて開口部３０に露出しない第２位置、即ちシャ
ット状態との２つの状態に選択的に配置することが出来
る。

【００５０】つまり、装置４を使用する際には、図１０
に示すように、スライドノブ２４を各対象機器側接点１
８が隣合うリブ３４の間に位置する側へ移動させて各対
象機器側接点１８を各開口部３０に露出させ、対象機器
の端子と接触可能な状態にする。なお、筐体１６又はコ
ネクタ部１４、あるいはこれら両方に、コネクタ部１４
を、この対象機器側接点１８が露出する位置に解除可能
に係止する係止部を設けても良い。

【００５１】一方、装置４を使用しない際には、スライ
ドノブ２４を先程と反対側に移動させて、各対象機器側
接点１８をリブ３４の下方に重ねるようにして収納し、
対象機器側接点１８を外部の塵埃等から保護することが
出来る。

【００５２】図１１に、本発明の第５の実施形態による
カード形周辺装置５の略示部分拡大斜視図を示す。この
実施形態では、スライド式の防塵カバー６４を設けるこ
とによって、上述の実施形態と同様にオープン状態とシ
ャット状態の２つの状態を取ることを可能にする。

【００５３】このカード形周辺装置５は、メモリ等の電
子部品群を搭載すると共に、装着対象機器と電気的に接
続されるコネクタ部６７を一体的に備えた回路基板６５
と、回路基板６５を固定して収容する中空カード形の筐
体６６と、筐体６６に取付けられる防塵カバー６４とを
備えて構成される。

【００５４】回路基板６５のコネクタ部６７は、回路基
板６５の前縁に沿って回路基板６５上にパターン形成さ
れる、装着対象機器の端子と接触する複数のコンタクト
２２を備えている。筐体６６には、コネクタ部６７の各
コンタクト２２の接点１８を露出する前端の複数のスリ
ット状の接点用開口部３０と、防塵カバー６４を受容す
る開口部６８と、防塵カバー６４のスライドノブ２４を
受容する矩形のスライドノブ用開口部３２とが設けら
れ、スライドノブ２４は、この開口部３２内で横方向へ
移動可能である。隣合う接点用開口部３０の間はそれぞ
れリブ３４により隔てられている。防塵カバー６４は、
防塵カバー６４に固定的に取付けられたスライドノブ２
４を有し、シャット状態において筐体６６の接点用開口
部３０を完全に閉鎖することが可能であり、且つ、オー
プン状態において各接点１８が十分に露出されると共に
対象機器への装置５の装着に支障のない位置に配置可能
な寸法及び形状とされる。図１１に示した実施形態で
は、防塵カバー６４は、オープン状態において、筐体６
６の各接点用開口部３０に隣接するリブ３４に重なる形
状にされている。防塵カバー６４は筐体６６に摺動可能
に取付けられる。

【００５５】スライドノブ用開口部３２の寸法は、防塵
カバー６４の形状及び寸法の他、筐体６６の接点用開口
部３０の寸法、及びスライドノブ２４の寸法等の相互関
係により、スライドノブ２４のスライドノブ用開口部３
２内の移動によって、接点用開口部３０の開放及び各コ
ンタクト２２の接点１８の十分な露出と、防塵カバー６
４によるこの接点用開口部３０の完全な閉鎖及び各コン
タクト２２の接点１８の遮蔽が達成されるように適切に
決定される。

【００５６】この実施形態のカード形周辺装置５では、
筐体６６に摺動可能に取付けられた防塵カバー６４のス
ライドノブ２４をスライドノブ用開口部３２内で直線的
に移動させることにより、防塵カバー６４を移動させ、
接点用開口部３０を開放して各コンタクト２２の接点１
８を露出するオープン状態と、接点用開口部３０を防塵
カバー６４によって閉鎖して各接点１８を遮蔽するシャ
ット状態との２つの状態を取ることが出来る。

【００５７】つまり、装置５を使用する際には、図１１
に示すように、スライドノブ２４を防塵カバー６４がリ
ブ３４と重なり、筐体６６の接点用開口部３０を開放す
る側へ移動させて各コンタクト２２の接点１８を露出さ
せ、対象機器の端子と接触可能な状態にする。

【００５８】一方、装置５を使用しない際には、スライ
ドノブ２４を先程と反対側に移動させて防塵カバー６４
が筐体６６の接点用開口部３０を閉鎖して各コンタクト
２２の接点１８を遮蔽するようにし、各接点１８を外部
の塵埃等から保護することが出来る。又、装置５を防塵
カバー６４が筐体６６の接点用開口部３０を閉鎖した状
態で対象機器に装着することは困難であるため、装置５
のシャット状態での装着を未然に防ぐことが出来る。

【００５９】図１２に略示部分拡大斜視図を示した第６
の実施形態のカード形周辺装置６は、各コンタクト２２
の接点１８の間を隔ててスリット状の接点用開口部を形
成する壁部分（リブ）自体を、上述の第５の実施形態の
カード形周辺装置５におけるスライド式の防塵カバーと
したものである。

【００６０】このカード形周辺装置６は、メモリ等の電
子部品群を搭載すると共に、装着対象機器と電気的に接
続されるコネクタ部６７を一体的に備えている回路基板
６５と、回路基板６５を固定して収容する筐体本体７１
及び筐体本体７１に摺動可能に取付けられたスライドリ
ブ７２を備えて成る中空カード形の筐体７０とを有して
構成される。

【００６１】回路基板６５のコネクタ部６７は、回路基
板６５の前縁に沿って回路基板６５上にパターン形成さ
れる、装着対象機器の端子と接触する複数のコンタクト
２２を備えている。筐体７０の筐体本体７１には、回路
基板６５のコネクタ部６７を露出すると共にスライドリ
ブ７２を受容する前方の開口部７４と、スライドリブ７
２のスライドノブ２４を受容する矩形のスライドノブ用
開口部３２とが設けられ、スライドノブ２４は、この開
口部３２内で横方向へ移動可能である。スライドリブ７
２は、スライドリブ７２に固定的に取付けられたスライ
ドノブ２４と複数のリブ３４とを有しており、シャット
状態においてコネクタ部６７の各コンタクト２２の接点
１８を完全に遮蔽することが可能であり、且つ、オープ
ン状態において各接点１８を十分に露出すると共に対象
機器への装置６の装着に適している寸法及び形状とされ
る。スライドリブ７２は筐体本体７１に対し摺動可能に
取付けられる。

【００６２】スライドノブ用開口部３２の寸法は、コネ
クタ部６７の各コンタクト２２の接点１８の寸法、スラ
イドリブ７２の各リブ３４及びリブ間の寸法、及びスラ
イドノブ２４の寸法等の相互関係により、スライドノブ
２４のスライドノブ用開口部３２内の移動によって、各
コンタクト２２の接点１８の十分な露出と、スライドリ
ブ７２の各リブ３４による各接点１８の完全な遮蔽とが
達成されるように適切に決定される。

【００６３】この実施形態のカード形周辺装置６では、
筐体本体７１に摺動可能に取付けられたスライドリブ７
２のスライドノブ２４をスライドノブ用開口部３２内で
直線的に移動させることにより、スライドリブ７２を移
動させ、スライドリブ７２のリブ３４の間から各コンタ
クト２２の接点１８が露出される第１位置、即ちオープ
ン状態と、各接点１８がスライドリブ７２に遮蔽される
第２位置、即ちシャット状態との２つの状態に、選択的
に配置することが出来る。

【００６４】つまり、装置６を使用する際には、図１２
に示すように、スライドノブ２４をスライドリブ７２の
各リブ３４が各コンタクト２２の接点１８の間に位置す
る側へ移動させて各接点１８を隣合うリブの間から露出
させ、対象機器の端子と接触可能な状態にする。

【００６５】一方、装置６を使用しない際には、スライ
ドノブ２４を先程と反対側に移動させてスライドリブ７
２の各リブ３４がコネクタ部６７の各コンタクト２２の
接点１８の上方に重なって各接点１８を遮蔽するように
し、各接点１８を外部の塵埃等から保護することが出来
る。又、装置６を各リブ３４が各接点１８を遮蔽した状
態で対象機器に装着することは困難であるため、装置６
のシャット状態での装着を未然に防ぐことが出来る。

【００６６】図１３（ａ）、（ｂ）に、本発明の第７の
実施形態のカード形周辺装置７の略示斜視図を示す。こ
の実施形態のカード形周辺装置７は、メモリ等の電子部
品群を搭載すると共に、パターン形成された、装着対象
機器の端子と接触する複数のコンタクト２２を有するコ
ネクタ部を一体的に備えた回路基板（図示無し）と、回
路基板を固定して収容し、コネクタ部の各コンタクト２
２の接点１８を露出する前端の複数のスリット状の接点
用開口部３０を有する中空カード形の筐体７６とから構
成されるカード形周辺装置において、更に、筐体７６の
外側を摺動する防塵カバー７８を有するものである。

【００６７】この防塵カバー７８は、筐体７６の外側に
摺動可能に取付けられ、防塵カバー７８を筐体７６に設
けられた接点用開口部３０側へ移動させた場合に、少な
くともこの開口部３０を閉鎖する寸法とされる。防塵カ
バー７８は、筐体７６の接点用開口部３０側については
この接点用開口部３０が完全に閉鎖される位置まで、
又、この反対側については、接点用開口部３０が開放さ
れて各コンタクト２２の接点１８が十分に露出されると
共に対象機器への装置７の装着に支障のない位置まで摺
動可能とされる。

【００６８】この実施形態のカード形周辺装置７では、
筐体７６に摺動可能に取付けられた防塵カバー７８を移
動させることによって、筐体７６の接点用開口部３０を
開放して各コンタクト２２の接点１８を露出するオープ
ン状態（図１３（ａ））と、筐体７６の接点用開口部３
０を防塵カバー７８によって閉鎖して各接点１８を遮蔽
するシャット状態（図１３（ｂ））との２つの状態を取
ることが出来る。

【００６９】つまり、装置７を使用する際には、図１３
（ａ）に示すように、防塵カバー７８を後方、即ち筐体
７６の接点用開口部３０の反対側へ移動させて接点用開
口部３０を開放し、各コンタクト２２の接点１８を露出
させて対象機器の端子と接触可能な状態にする。

【００７０】一方、装置７を使用しない際には、図１３
（ｂ）に示すように、防塵カバー７８を前方、即ち筐体
７６の接点用開口部３０側へ移動させて防塵カバー７８
が接点用開口部３０を閉鎖して各コンタクト２２の接点
１８を遮蔽するようにし、各接点１８を外部の塵埃等か
ら保護することが出来る。又、防塵カバー７８がシャッ
ト状態を維持するように相互嵌合式の仮保持構造７７を
設け、装置７を防塵カバー７８が接点用開口部３０を閉
鎖した状態で対象機器に装着することを困難とし、装置
７のシャット状態での装着を未然に防ぐようにしても良
い。あるいは、逆に、装置７を対象機器に挿入すること
によって防塵カバー７８が移動し、シャット状態からオ
ープン状態になるように構成しても良い。

【００７１】図１４（ａ）、（ｂ）に、本発明の第８の
実施形態のカード形周辺装置８の略示斜視図を示す。こ
の実施形態のカード形周辺装置８は、メモリ等の電子部
品群を搭載すると共に、パターン形成された、装着対象
機器の端子と接触する複数のコンタクト２２を有するコ
ネクタ部を一体的に備えた回路基板（図示無し）と、回
路基板を固定して収容し、コネクタ部の各コンタクト２
２の接点１８を露出する前端の複数のスリット状の接点
用開口部３０を有する中空カード形の筐体８０とから構
成されるカード形周辺装置において、更に、筐体８０の
外側に脱着可能に装着される防塵キャップ８２を有する
ものである。

【００７２】この防塵キャップ８２は、防塵キャップ８
２を筐体８０に設けられた接点用開口部３０側へ装着し
た場合に少なくともこの開口部３０を閉鎖し、反対側に
装着した場合に接点用開口部３０が開放されて各コンタ
クト２２の接点１８が十分に露出されると共に対象機器
への装置８の装着に支障を来たさない寸法及び形状とさ
れる。この防塵キャップ８２は好ましくは、ゴムやウレ
タン等の柔軟性のある材料を用いて製造され、装置８へ
の脱着が容易に行われるようにする。更に、防塵キャッ
プ８２の外部表面に滑り止め部分８４を設けても良い。

【００７３】この実施形態のカード形周辺装置８では、
防塵キャップ８２を筐体８０の接点用開口部３０側又は
その反対側に装着することにより、筐体８０の接点用開
口部３０を開放して各コンタクト２２の接点１８を露出
するオープン状態（図１４（ａ））と、筐体８０の接点
用開口部３０を防塵キャップ８２によって閉鎖して各接
点１８を遮蔽するシャット状態（図１４（ｂ））との２
つの状態を取ることが出来る。

【００７４】つまり、装置８を使用する際には、図１４
（ａ）に示すように、防塵キャップ８２を筐体８０の接
点用開口部３０の反対側へ装着して各接点用開口部３０
を開放し、各コンタクト２２の接点１８を露出させて対
象機器の端子と接触可能な状態にする。

【００７５】一方、装置８を使用しない際には、図１４
（ｂ）に示すように、防塵キャップ８２を筐体８０の接
点用開口部３０側へ装着し、この開口部３０を閉鎖して
各コンタクト２２の接点１８を遮蔽するようにし、各接
点１８を外部の塵埃等から保護することが出来る。又、
防塵キャップ８２が接点用開口部３０を閉鎖した状態で
装置８を対象機器に装着することは困難であるので、装
置８のシャット状態での装着が未然に防がれる。

【００７６】図１５（ａ）、（ｂ）に、本発明の第９の
実施形態のカード形周辺装置９の略示斜視図を示す。こ
の実施形態のカード形周辺装置９は、メモリ等の電子部
品群を搭載すると共に、パターン形成された、装着対象
機器の端子と接触する複数のコンタクト２２を有するコ
ネクタ部を一体的に備えた回路基板（図示無し）と、回
路基板を固定して収容し、コネクタ部の各コンタクト２
２の接点１８を露出する前端の複数のスリット状の接点
用開口部３０を有する中空カード形の筐体８６とから構
成されるカード形周辺装置において、更に、筐体８６に
揺動可能に取付けられた防塵カバー８８を有するもので
ある。

【００７７】この防塵カバー８８は、コの字形のフレー
ム部９０と、このフレーム部９０のコの字の２つの腕部
９２の間に設けられたカバー部９４を有している。防塵
カバー８８は、筐体８６にフレーム部９０のコの字の２
つの腕部９２の先端部分で揺動可能に取付けられる。カ
バー部９４は、防塵カバー８８を筐体８６に重ねるよう
にして閉じた場合に、少なくとも筐体８６に設けられた
接点用開口部３０を閉鎖する寸法とされる。防塵カバー
８８の揺動範囲は、少なくとも、筐体８６と重なり、カ
バー部９４が接点用開口部３０を閉鎖して各コンタクト
２２の接点１８を遮蔽する閉位置から、接点用開口部３
０が開放されて各接点１８が十分に露出されると共に対
象機器に装着可能となる開位置までとする。

【００７８】この実施形態のカード形周辺装置９では、
筐体８６に揺動可能に取付けられた防塵カバー８８を揺
動させることによって、筐体８６の接点用開口部３０を
開放して各コンタクト２２の接点１８を露出するオープ
ン状態（図１５（ａ））と、筐体８６の接点用開口部３
０を防塵カバー８８によって閉鎖して各接点１８を遮蔽
するシャット状態（図１５（ｂ））との２つの状態を取
ることが出来る。

【００７９】つまり、装置９を使用する際には、図１５
（ａ）に示すように、防塵カバー８８を筐体８６と防塵
カバー８８のフレーム部９０の腕部９２との成す角がほ
ぼ１８０°となるように開いて接点用開口部３０を開放
し、各コンタクト２２の接点１８を露出させて対象機器
の端子と接触可能な状態にする。

【００８０】一方、装置９を使用しない際には、図１５
（ｂ）に示すように、防塵カバー８８を筐体８６と重ね
るようにして閉じ、防塵カバー８８のカバー部９４が筐
体８６の接点用開口部３０を閉鎖して各コンタクト２２
の接点１８を遮蔽するようにし、各接点１８を外部の塵
埃等から保護することが出来る。又、防塵カバー８８を
閉じた状態で装置９を対象機器に装着することは困難で
あるので、装置９のシャット状態での装着が未然に防が
れる。

【００８１】

【発明の効果】本発明によれば、塵埃がコンタクトに堆
積するのを防止するように、通常使用しない時にコンタ
クトが剥き出しの状態にならないようにコンタクトを遮
蔽する機能を有するコネクタ部を備えたカード形周辺装
置が提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態によるカード形周辺装
置の略示部分拡大斜視図である。

【図２】図１の実施形態のカード形周辺装置のコネクタ
部の略示斜視図であり、それぞれ（ａ）上面、（ｂ）下
面を示している。

【図３】図１の実施形態のカード形周辺装置の矢視線Ｘ
−Ｘ′に沿った略示部分断面図であり、（ａ）オープン
状態、（ｂ）シャット状態である。

【図４】本発明の第２の実施形態によるカード形周辺装
置の略示斜視図である。

【図５】図４の実施形態のカード形周辺装置のコネクタ
部の略示斜視図であり、それぞれ（ａ）上面、（ｂ）下
面を示している。

【図６】図４の実施形態のカード形周辺装置の矢視線Ｙ
−Ｙ′に沿った略示部分断面図であり、（ａ）オープン
状態、（ｂ）シャット状態である。

【図７】本発明の第３の実施形態によるカード形周辺装
置の略示斜視図である。

【図８】図７の実施形態のカード形周辺装置の回路基板
の略示斜視図である。

【図９】図７の実施形態のカード形周辺装置の略示内部
構造図であり、（ａ）オープン状態、（ｂ）シャット状
態である。

【図１０】本発明の第４の実施形態によるカード形周辺
装置の略示部分拡大斜視図であり、部分的に内部構造が
示されている。

【図１１】本発明の第５の実施形態によるカード形周辺
装置の略示部分拡大斜視図である。

【図１２】本発明の第６の実施形態によるカード形周辺
装置の略示部分拡大斜視図である。

【図１３】本発明の第７の実施形態によるカード形周辺
装置の略示斜視図であり、（ａ）オープン状態、（ｂ）
シャット状態である。

【図１４】本発明の第８の実施形態によるカード形周辺
装置の略示斜視図であり、（ａ）オープン状態、（ｂ）
シャット状態である。

【図１５】本発明の第９の実施形態によるカード形周辺
装置の略示斜視図であり、（ａ）オープン状態、（ｂ）
シャット状態である。

【符号の説明】１、２、３、４、５、６、７、８、９…カード形周辺装
置１２…回路基板１４…コネクタ部１６…筐体１８…対象機器側接点２０…回路基板側接点２２…コンタクト２４…スライドノブ２６…ベース部２８…接点３０…接点用開口部３２…スライドノブ用開口部３４…リブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者池森直樹東京都品川区東五反田２丁目３番５号富士通高見澤コンポーネント株式会社内Ｆターム(参考） 5E087 EE04 EE14 LL02 LL11 LL17 LL27 LL29 LL33 LL34 MM08 QQ06 RR13

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回路基板と、該回路基板に接続されるコ
ンタクトを有するコネクタ部と、該コンタクトを露出さ
せる開口部を有して該回路基板及び該コネクタ部を収容
する中空カード形の筐体とを具備するカード形周辺装置
において、前記コネクタ部の前記コンタクトを選択的に遮蔽する遮
蔽手段を具備することを特徴とするカード形周辺装置。
【請求項２】前記遮断手段が、前記筐体内で前記コネ
クタ部を、前記コンタクトが前記開口部に露出する第１
位置と、該コンタクトが前記筐体内側に遮蔽される第２
位置とのいずれかに、選択的に配置できるようにする移
動機構を備える請求項１に記載のカード形周辺装置。
【請求項３】前記コネクタ部が前記回路基板から独立
して移動可能であり、前記コンタクトは、該コネクタ部
が前記第１位置にあるときに前記回路基板に接続される
とともに該コネクタ部が前記第２位置にあるときに該回
路基板から分離される請求項２に記載のカード形周辺装
置。
【請求項４】前記コネクタ部が前記回路基板とは別体
の第２の回路基板からなり、前記コンタクトが該第２の
回路基板上にパターン形成される請求項３に記載のカー
ド形周辺装置。
【請求項５】前記コネクタ部が前記回路基板とは別体
の基材を備え、前記コンタクトが該基材に固定される導
通板からなる請求項３に記載のカード形周辺装置。
【請求項６】前記コネクタ部が前記回路基板と一体に
移動可能であり、前記コンタクトが該回路基板上にパタ
ーン形成される請求項２に記載のカード形周辺装置。
【請求項７】前記移動機構が、前記筐体の外部から前
記コネクタ部を移動操作できるようにする操作部を備え
る請求項２〜６のいずれか１項に記載のカード形周辺装
置。
【請求項８】前記移動機構が、前記コネクタ部を前記
第１位置に解除可能に係止する係止部を備える請求項２
〜７のいずれか１項に記載のカード形周辺装置。
【請求項９】前記遮蔽手段が、前記筐体の前記開口部
を形成する壁部分からなり、該壁部分が、前記コネクタ
部の前記コンタクトを該開口部に露出させる第１位置
と、該コンタクトに重畳して該コンタクトを遮蔽する第
２位置との間で移動できるように該筐体に設けられる請
求項１に記載のカード形周辺装置。
【請求項１０】前記遮蔽手段が、前記筐体に移動可能
に設置され、前記開口部を選択的に開放及び閉鎖するカ
バーを備える請求項１に記載のカード形周辺装置。