JP2001243268A - 最適設計支援装置および方法、並びに最適設計支援プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

最適設計支援装置および方法、並びに最適設計支援プログラムを記録した記録媒体

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JP2001243268A
JP2001243268A JP2000052872A JP2000052872A JP2001243268A JP 2001243268 A JP2001243268 A JP 2001243268A JP 2000052872 A JP2000052872 A JP 2000052872A JP 2000052872 A JP2000052872 A JP 2000052872A JP 2001243268 A JP2001243268 A JP 2001243268A
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JP2000052872A
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English (en)
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Takahiro Kubo
貴裕 久保
Akio Takato
昭夫 高藤
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適化手法における探索効率の向上を図ると
ともに最適解の精度の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 目標仕様を満足するまで入力パラメータ
を変更して最適解を探索するという作業を繰返し行う最
適設計支援装置において、解析対象となる解析モデルに
解析を実行する解析実行手段1と、前記解析実行手段1
の実行結果2を取得する解析結果取得手段3と、前記解
析結果取得手段3の取得した解析実行結果2を評価する
解析結果評価手段4と、前記解析結果手段4の評価が不
適切である際に前記最適解を評価するための目的関数を
修正する目的関数修正手段7と、前記解析実行手段1に
よる解析結果と既に得られた解析結果とを前記目標仕様
に基づいて収束判定し、収束するまで前記入力パラメー
タを修正する収束判定手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最適設計支援装置
および方法、並びに最適設計支援プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の最適設計において、解析結果を最
適化手法へ取り込む方法として、「最適解探索方法及び
最適解探索装置」(特開平11−85720号公報)
に、最適解の探索結果から選択された事例の集合を用い
て最適解の探索方向を制限するための判断規則を帰納的
に生成する方法が開示されている。
【0003】これは、検出された解の適合度が設定され
た閾値の領域に属するものを事例として保存し、さらに
それを分類クラスとして保持し、最適解の探索方向を制
限していく方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、保存する解の判定に用いる上限及び下限の
閾値をそれぞれ初期解集団の上位集団及び下位集団から
求め、その閾値が最適解の探索方向の制限に最後まで適
用される。
【0005】したがって、最適解の探索領域が初期解集
団に依存することになり、得られる最適解の精度に問題
があった。
【0006】また、上記従来技術では、検出された解と
閾値との間での評価であり、最適解の探索過程において
発生するエラー情報等、最適解探索プロセス内での事象
を反映しておらず探索効率に問題があった。
【0007】上記の問題を解決するために、本発明は、
最適解探索プロセスにおいて発生した設計上不適当であ
ると出力された情報を逐次取り入れ、その情報を最適解
の探索方向の制限値として使用することにより、最適化
手法における探索効率の向上を図るとともに最適解の精
度の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、目
標仕様を満足するまで入力パラメータを変更して最適解
を探索するという作業を繰返し行う最適設計支援装置に
おいて、解析対象となる解析モデルに解析を実行する解
析実行手段と、前記解析実行手段の実行結果を取得する
解析結果取得手段と、前記解析結果取得手段の取得した
解析実行結果を評価する解析結果評価手段と、前記解析
結果手段の評価が不適切である際に前記最適解を評価す
るための目的関数を修正する目的関数修正手段と、前記
解析実行手段による解析結果と既に得られた解析結果と
を前記目標仕様に基づいて収束判定し、収束するまで前
記入力パラメータを修正する収束判定手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の第2発明は、第1発明の最適設計
支援装置において、前記解析結果評価手段が、前記評価
が不適切であると判断した入力パラメータに対する制約
条件を最適解の探索領域の制約情報として登録すること
を特徴とする。
【0010】本発明の第3発明は、第1発明の最適設計
支援装置において、前記目的関数修正手段が、前記評価
が不適切であると判断した入力パラメータに対するペナ
ルティを計算して前記目的関数に加算することを特徴と
する。
【0011】本発明の第4発明、第2または第3発明の
最適設計支援装置において、前記収束判定手段が、前記
解析結果評価手段が登録した最適解の探索領域の制約情
報を使用して入力パラメータの修正を行うことを特徴と
する。
【0012】本発明の第5発明は、コンピュータを用い
て目標仕様を満足するまで入力パラメータを変更して最
適解を探索するという作業を繰返し行う最適設計支援方
法において、解析対象となる解析モデルに解析を実行す
る解析実行ステップと、前記解析実行手段の実行結果を
取得する解析結果取得ステップと、前記解析結果取得ス
テップで取得した解析実行結果を評価する解析結果評価
ステップと、前記解析結果ステップの評価が不適切であ
る際に前記最適解を評価するための目的関数を修正する
目的関数修正ステップと、前記解析実行ステップによる
解析結果と既に得られた解析結果とを前記目標仕様に基
づいて収束判定し、収束するまで前記入力パラメータを
修正する収束判定ステップとを備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の第6発明は、第5発明の最適設計
支援方法において、前記解析結果評価ステップが、前記
評価が不適切であると判断した入力パラメータに対する
制約条件を最適解の探索領域の制約情報として登録する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の第7発明は、第5発明の最適設計
支援方法において、前記目的関数修正ステップが、前記
評価が不適切であると判断した入力パラメータに対する
ペナルティを計算して前記目的関数に加算することを特
徴とする。
【0015】本発明の第8発明は、第6または第7発明
に記載の最適設計支援方法において、前記収束判定ステ
ップは、前記解析結果評価手段が登録した最適解の探索
領域の制約情報を使用して入力パラメータの修正を行う
ことを特徴とする。
【0016】本発明の第9発明は、目標仕様を満足する
まで入力パラメータを変更して最適解を探索するという
作業を繰返し行う最適設計支援方法をコンピュータに実
行させるための最適設計支援プログラムを記録した記録
媒体であって、該プログラムは、解析対象となる解析モ
デルに解析を実行させ、実行された解析結果を取得さ
せ、取得された解析結果を評価させ、解析結果の評価が
不適切である際に前記最適解を評価するための目的関数
を修正させ、前記解析結果と既に得られた解析結果とを
前記目標仕様に基づいて収束判定させ、収束するまで前
記入力パラメータを修正させることを特徴とする。
【0017】本発明の第10発明は、第9発明の最適設
計支援プログラムを記録した記録媒体において、前記解
析結果評価において、前記評価が不適切であると判断し
た入力パラメータに対する制約条件を最適解の探索領域
の制約情報として登録させることを特徴とする。
【0018】本発明の第11発明は、第9発明の最適設
計支援プログラムを記録した記録媒体において、前記目
的関数修正において、前記評価が不適切であると判断し
た入力パラメータに対するペナルティを計算して前記目
的関数に加算させることを特徴とする。
【0019】本発明の第12発明は、第10または第1
1発明の最適設計支援プログラムを記録した記録媒体に
おいて、前記収束判定において、前記解析結果評価にお
いて登録させた最適解の探索領域の制約情報を使用して
入力パラメータを修正させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の最適設計支援装置の機能
構成を示す機能ブロック図である。図1において、1は
コンピュータシミュレーションを実行する解析実行部、
2は解析実行部1の解析結果の出力データ、3は解析結
果データ2の取得部、4はデータ取得部3が取得した解
析結果データ2を評価する解析結果評価部、5は最適解
の探索領域を制限する探索領域制約情報データベース、
6はペナルティ計算部、7はペナルティ計算部6で作成
されたペナルティにより目的関数を修正する目的関数修
正部、8は最適解の探索の終了判定を行う収束判定部で
ある。
【0022】また、図2は、図1の最適設計支援装置の
ハードウエア構成図である。図2に示すように本発明の
最適設計支援装置は、該装置を制御および管理するCP
U100、最適設計のためのプログラムを含む各種プロ
グラムならびに各種データが格納されるROM101、
処理に必要なデータが格納されるRAM102、各種デ
ータの入力ならびに指示を行うキーボードやマウスなど
からなる入力部103、解析モデルや処理結果を出力す
るためのディスプレイやプリンタなどからなる出力部1
04、入力部103および出力部104とCPU100
とを接続するI/Oデバイス105、FD(フレキシブ
ルディスク)などの記録媒体107が着脱自在にセット
されてCPU100の制御により記録媒体107をアク
セスしてデータの読書きをするための外部記憶ドライバ
106、インターネットなどを含む外部の通信ネットワ
ーク109とCPU100とを接続する通信デバイス1
08で構成される。
【0023】次に、図1および図2の最適設計支援装置
において実行される最適設計処理の動作について説明す
る。
【0024】本実施の形態においては、最適設計の対象
として、樹脂部品の成形におけるランナー径の決定を例
にあげて説明する。
【0025】図3は多数個取り平板金型への射出成形
を、図4はその解析モデルを示した図である。図3にお
いて、21〜23は金型、27はメインランナー、24
〜26はサブランナーである。
【0026】射出成形による樹脂の成形において、射出
成形機(図示せず)より射出された溶融樹脂は、メイン
ランナー27からサブランナー24〜26を流動して、
金型21〜23に充填され固化する。その際、成形樹脂
の品質を保つために各金型への樹脂の充填時間ができる
だけ等しくなるようにランナー径を設計することが重要
となる。
【0027】本例では、最適設計として、樹脂流動解析
においてサブランナー24、25、26のランナー径を
変更し、金型21、22、23の充填口に対向したA、
B、Cの位置に樹脂が到達するまでの充填時間を均一に
するサブランナー径を最適化手法を用いて求めるもので
ある。
【0028】具体的には、サブランナー24、25、2
6の径をそれぞれ設計変数とし、充填時間の均一性を評
価するために次式(1)を目的関数とする。
【0029】 F(x1,x2,x3)=|ft1(x1)−ft2(x2)|+ |ft1(x1)−ft3(x3)|+|ft2(x2)− ft3(x3)| ・・・(1 ) 式(1)において、ft1(x1)、ft2(x2)、
ft3(x3)は、サブランナー24、25、26の径
がそれぞれx1、x2、x3の場合に、それぞれ金型2
1、22、23のA、B、Cの位置に樹脂が到達するま
での時間を表わす。
【0030】次に図5のフローチャートを用いて、最適
設計支援方法について説明する。
【0031】まず、最適化手法を実施するための各種パ
ラメータを初期化する(S1)。具体的には、最適解の
探索回数の上限数、設計値として各サブランナーのラン
ナー径の初期値を設定し、更にそれら設計値の1つを設
計変数に設定するとともに、収束判定のための設計変数
および設計目標に対する目的関数の収束基準値を設定す
る。
【0032】そして、境界条件の設定や要素分割のなさ
れた解析モデルに対して樹脂流動解析を行う(S2)。
樹脂流動解析には、例えば市販されているMOLDFL
OW(米国MOLDFLOW社製)などを使用してもよ
い。
【0033】樹脂流動解析が終了すると解析システムが
実行した解析結果データ2を解析結果データ取得部3に
取り込み、解析結果を評価する(S3)。
【0034】図6は、MOLDFLOWの出力する解析
結果データファイルの内容の一部である。詳細はMOL
DFLOWのマニュアルに記載されているが、簡単に説
明すると、1行目にはデータ項目が、2行目にはその単
位が出力されている。データ項目は列方向に左から圧
力、樹脂温度、充填時間、流動中心の温度、エアートラ
ップ、ウエルドライン、流動先端の前進位置の順にデー
タが並んでいる。そして、3行目以降に解析により得ら
れた結果がメッシュ(要素)のノード(節点)毎に上記
のデータ項目に対応して出力される。左端の列の数値が
そのノード番号である。
【0035】この解析結果データファイル内の金型2
1、22、23のA、B、Cの位置のノード番号の充填
時間が記述されている部分を読む。
【0036】サブランナーのランナー径が不適切である
と、充填不良(ショートショット)が起こるが、この
時、解析結果データファイル内では前記充填不良を示す
ためにさまざまな表記がなされる。
【0037】例えば、図7に示すように、金型21のA
の位置で充填不良が起こり、そのノード番号が1である
とすると解析結果データファイルにノード番号1のデー
タが出力されず、正常な解析結果が得られた場合の出力
内容と異なる結果が出力される。
【0038】このようにして、解析結果を評価して、正
常な結果が得られている場合はS8の処理に進む。
【0039】エラーを起こしている場合は、充填不良を
起こす原因となったサブランナーのランナー径(設計変
数)を解析結果評価部4が探索領域制約情報データベー
ス5との照合により評価を行う。
【0040】評価は、充填不良を起こす原因となったラ
ンナー径が探索領域制約情報データベース5に記述され
ているランナー径の実行不可領域に含まれるかどうかを
判断することで行う(S4)。
【0041】図8は、探索領域制約情報データベース5
を説明する図である。図8に示すように、探索領域制約
情報データベース5には各ランナー径に対する制約条件
として実行不可領域が定義されており、Design
Value1のブロックにはサブランナー24のランナ
ー径の、Design Value2のブロックにはサ
ブランナー25のランナー径の、Design Val
ue3のブロックにはサブランナー26のランナー径の
実行不可領域がそれぞれ定義されている。
【0042】Lower Boundary(L/B)
は実行不可領域の下限、UpperBoundary
(U/B)は実行不可領域の上限であり、各ランナー径
に対する実行不可領域が、(L/B)<ランナー径<
(U/B)であることを意味している。
【0043】上記充填不良を起こす原因となったランナ
ー径がDesign Value1でその値が、0.3200
00E-00だとすると、図8に示す実行不可領域に含まれる
ため、ペナルティ関数の計算を行う(S6)。
【0044】一方、上記充填不良を起こす原因となった
ランナー径が探索領域制約情報データベース5に定義さ
れている実行不可領域に含まれなかった場合、新たな情
報として探索領域制約情報データベース5の該当するラ
ンナー径のところに追加する(S5)。
【0045】探索領域制約情報データベース5への追加
は、追加するランナー径に値を加減して追加する。
【0046】なお、探索領域制約情報データベース5
は、最適設計処理を実行する際に新たに定義してもよい
し、過去の設計ノウハウとして蓄積されたデータベース
を利用することもできる。さらに、このようにして蓄積
された探索領域制約情報データベースは、次に設計する
際に活用することができ、初期設計の品質を高めること
が可能である。
【0047】S6では、上記充填不良を起こす原因とな
ったランナー径に対するペナルティをペナルティ関数を
用いて計算する。
【0048】ペナルティ関数は、対象により任意に変更
することでランナー径に対するペナルティを変更するこ
とができるが、例えば、p(x)=a/xとする。
【0049】p(x)はペナルティ関数、aは定数、x
は充填不良を起こす原因となったランナー径である。
【0050】こうして求めたペナルティの値を式(1)
の目的関数に加算して、目的関数を修正する(S7)。
【0051】そして、設計変数に対する目的関数が収束
しているか判定し(S8)、収束していなければ、設計
変数の値を更新し(S9)、更新後の設計変数の値が探
索領域制約情報データベースの実行不可領域に入ってい
るかを判定する(S10)。
【0052】実行不可領域に入っている場合は、現状の
設計変数による最適解の探索を続行することは不可能で
あり、設計変数の変更を行う(S12)。実行不可領域
に入っていない場合は、次の最適解の探索が可能か判断
を行う(S13)。
【0053】一方、S8で設計変数に対する目的関数が
収束していれば、次に設計目標に対する目的関数の値を
求め、該目的関数が収束しているか判断し(S11)、
収束していれば、最適解の探索を終了する。
【0054】上記目的関数の収束判定は、直前の最適解
の探索結果に対する目的関数の値と今回の最適解の探索
結果に対する目的関数の値との差分の絶対値が予め設定
された基準値以下であるかどうかで判定する。
【0055】S11で設計変数に対する目的関数が収束
していなければ、感度解析を行って新たに対象とする設
計変数を決定し(S12)、S1で設定した最適解の探
索回数の上限値と比較し、繰返し計算が可能か調べて
(S13)、探索回数の上限に達していれば最適解の探
索を終了する。
【0056】S13で最適解の探索が可能であれば、S
2の樹脂流動解析に戻り再び最適解の探索を繰返す。
【0057】なお、上記最適解の探索により得られた解
や、また必要に応じて探索過程の情報は出力部を介して
表示およびプリントアウトされる。
【0058】以上説明した最適設計支援装置は、図5の
フローチャートを含んで示される最適設計処理を機能さ
せるためのコンピュータで読取可能な記録媒体に格納さ
れたプログラムで実現される。記録媒体は、図2の装置
と分離可能に構成される記録媒体であり、上記したFD
の他、CD−ROM、DVD、MOなどの光/光磁気デ
ィスク媒体、ICカード媒体、磁気テープ媒体であって
もよい。
【0059】また、図2で示した通信ネットワーク10
9から最適設計処理を機能させるプログラムをダウンロ
ードするようにしてもよい。
【0060】更に、記録媒体に格納される内容は、プロ
グラムに限定されずデータであってもよい。
【0061】なお、本発明は、上記の実施の形態で説明
した樹脂流動解析の最適設計に限定されるものではな
く、構造解析などコンピューターを用いた各種解析にお
ける最適設計についても有用である。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1、第5、第9および第3、
第7、第11発明によれば、解析実行手段から出力され
た解析結果の情報を取得し、前記取得された情報が設計
上不適切な設計値である場合、目的関数を修正すること
により、単に数値計算のみで最適解の評価を行うのでは
なく、対象物で発生している事例も含めて最適解の探索
を行うことができるため、シミュレーションによって得
られた結果に対する精度を向上させるという効果を奏す
る。
【0063】本発明の第2、第6、第10発明によれ
ば、さらに解析結果の評価が不適切であると判断した入
力パラメータに対する制約条件を最適解の探索領域の制
約情報として登録することにより、次に設計を行う際の
設計情報として活用することが可能となり、初期設計の
品質を向上させるという効果を奏する。
【0064】本発明の第4、第8、第12発明によれ
ば、さらに設計上不適切な設計値に関する情報が制約情
報として、次の最適解の探索のための設計パラメータの
修正に使用でき探索方向を絞りこむことができるので最
適解の探索効率が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における最適設計支援装置
の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における最適設計支援装置
のハードウエア構成図である。
【図3】多数個取り平板金型への射出成形を説明する図
である。
【図4】図3の解析モデルを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における最適設計支援方法
の処理手順を説明するためのフローチャート図である。
【図6】解析結果ファイルの内容を説明するための図で
ある。
【図7】充填不良時の解析結果ファイルの内容を説明す
るための図である。
【図8】ペナルティ関数情報データベースの内容を説明
するための図である。
【符号の説明】
1:解析実行部 2:解析結果データ 3:解析結果データ取得部 4:解析結果評価部 5:探索領域制約情報データベース 6:ペナルティ計算部 7:目的関数修正部 8:収束判定部 21、22、23:金型 24、25、26:サブランナー 27:メインランナー 100:CPU 101:ROM 102:RAM 103:入力部 104:出力部 105:I/Oデバイス 106:外部記憶ドライバ 107:記録媒体 108:通信デバイス 109:通信ネットワーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標仕様を満足するまで入力パラメータ
    を変更して最適解を探索するという作業を繰返し行う最
    適設計支援装置において、 解析対象となる解析モデルに解析を実行する解析実行手
    段と、 前記解析実行手段の実行結果を取得する解析結果取得手
    段と、 前記解析結果取得手段の取得した解析実行結果を評価す
    る解析結果評価手段と、 前記解析結果手段の評価が不適切である際に前記最適解
    を評価するための目的関数を修正する目的関数修正手段
    と、 前記解析実行手段による解析結果と既に得られた解析結
    果とを前記目標仕様に基づいて収束判定し、収束するま
    で前記入力パラメータを修正する収束判定手段とを備え
    たことを特徴とする最適設計支援装置。
  2. 【請求項2】 前記解析結果評価手段は、前記評価が不
    適切であると判断した入力パラメータに対する制約条件
    を最適解の探索領域の制約情報として登録することを特
    徴とする、請求項1に記載の最適設計支援装置。
  3. 【請求項3】 前記目的関数修正手段は、前記評価が不
    適切であると判断した入力パラメータに対するペナルテ
    ィを計算して前記目的関数に加算することを特徴とす
    る、請求項1に記載の最適設計支援装置。
  4. 【請求項4】 前記収束判定手段は、前記解析結果評価
    手段が登録した最適解の探索領域の制約情報を使用して
    入力パラメータの修正を行うことを特徴とする、請求項
    2または3に記載の最適設計支援装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータを用いて目標仕様を満足す
    るまで入力パラメータを変更して最適解を探索するとい
    う作業を繰返し行う最適設計支援方法において、 解析対象となる解析モデルに解析を実行する解析実行ス
    テップと、 前記解析実行手段の実行結果を取得する解析結果取得ス
    テップと、 前記解析結果取得ステップで取得した解析実行結果を評
    価する解析結果評価ステップと、 前記解析結果ステップの評価が不適切である際に前記最
    適解を評価するための目的関数を修正する目的関数修正
    ステップと、 前記解析実行ステップによる解析結果と既に得られた解
    析結果とを前記目標仕様に基づいて収束判定し、収束す
    るまで前記入力パラメータを修正する収束判定ステップ
    とを備えたことを特徴とする最適設計支援方法。
  6. 【請求項6】 前記解析結果評価ステップは、前記評価
    が不適切であると判断した入力パラメータに対する制約
    条件を最適解の探索領域の制約情報として登録すること
    を特徴とする、請求項5に記載の最適設計支援方法。
  7. 【請求項7】 前記目的関数修正ステップは、前記評価
    が不適切であると判断した入力パラメータに対するペナ
    ルティを計算して前記目的関数に加算することを特徴と
    する、請求項5に記載の最適設計支援方法。
  8. 【請求項8】 前記収束判定ステップは、前記解析結果
    評価手段が登録した最適解の探索領域の制約情報を使用
    して入力パラメータの修正を行うことを特徴とする、請
    求項6または7に記載の最適設計支援方法。
  9. 【請求項9】 目標仕様を満足するまで入力パラメータ
    を変更して最適解を探索するという作業を繰返し行う最
    適設計支援方法をコンピュータに実行させるための最適
    設計支援プログラムを記録した記録媒体であって、 該プログラムは、 解析対象となる解析モデルに解析を実行させ、 実行された解析結果を取得させ、 取得された解析結果を評価させ、 解析結果の評価が不適切である際に前記最適解を評価す
    るための目的関数を修正させ、 前記解析結果と既に得られた解析結果とを前記目標仕様
    に基づいて収束判定させ、収束するまで前記入力パラメ
    ータを修正させることを特徴とする、最適設計支援プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記解析結果評価において、前記評価
    が不適切であると判断した入力パラメータに対する制約
    条件を最適解の探索領域の制約情報として登録させるこ
    とを特徴とする、請求項9に記載の最適設計支援プログ
    ラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記目的関数修正において、前記評価
    が不適切であると判断した入力パラメータに対するペナ
    ルティを計算して前記目的関数に加算させることを特徴
    とする、請求項9に記載の最適設計支援プログラムを記
    録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記収束判定において、前記解析結果
    評価において登録させた最適解の探索領域の制約情報を
    使用して入力パラメータを修正させることを特徴とす
    る、請求項10または11に記載の最適設計支援プログ
    ラムを記録した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003141192A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Hitachi Ltd 機械構造物の設計支援方法及び設計支援システム
US7502714B2 (en) 2004-08-17 2009-03-10 Fujitsu Limited Device, method and program for optimization analysis
US8577653B2 (en) 2010-12-08 2013-11-05 Fujitsu Limited Optimization processing method and apparatus

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