JP2001242781A - 触覚ピンディスプレイ装置及び該触覚ピンディスプレイ装置をコンピュータで実現するための記録媒体 - Google Patents

触覚ピンディスプレイ装置及び該触覚ピンディスプレイ装置をコンピュータで実現するための記録媒体

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JP2001242781A
JP2001242781A JP2000051495A JP2000051495A JP2001242781A JP 2001242781 A JP2001242781 A JP 2001242781A JP 2000051495 A JP2000051495 A JP 2000051495A JP 2000051495 A JP2000051495 A JP 2000051495A JP 2001242781 A JP2001242781 A JP 2001242781A
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Yoshihiko Okada
世志彦 岡田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標指示装置により指示される画面上の位置
が移動して、触覚ピンディスプレイの出力が切り替わる
場合に、視覚に障害を持つユーザがその表示の切り替わ
る前後の図形の位置関係を容易に把握することを可能と
する触覚ピンディスプレイ装置を提供することである。 【解決手段】 移動情報生成部202は、座標指示装置
500が指示するパソコン等の画面上の座標の位置が移
動して、触覚ピンディスプレイの出力が切り替わる場合
に、触覚ピンディスプレイの出力が切り替わる前後にお
ける座標指示装置が指示する画面上の位置の関係を明ら
かにする移動情報を生成し、移動情報出力装置400
は、この移動情報生成部202で生成された移動情報を
触覚ピンや他の手段で提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが目的とす
る座標をマウス、カーソルキー、タッチパネルなどの座
標指示装置で指示することで、この座標に対応する位置
の情報を触覚ピンの状態により提示する触覚ピンディス
プレイ装置に関し、特に、指示位置やその周囲の図形の
形状や輪郭などの情報を把握することができる触覚ピン
ディスプレイ装置及びこの触覚ピンディスプレイ装置を
コンピュータによって実現するための記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触覚ピンディスプレイ装
置は、主に視覚障害者がコンピュータディスプレイなど
に表示されている図形の形状や配置などの情報を把握す
るために用いる。
【0003】この技術の従来方式として、特開平10−
55252号公報(以下、文献1)、特許公報第290
4202号(以下、文献2)に開示されている技術があ
る。
【0004】文献1は、GUI(グラフィカルユーザイン
タフェース)にて表示されたディスプレイの内容を、触
覚情報として凸凹表示するタブレットを有し、この凸凹
表示されたタブレットの所定箇所をポインティングする
ことによって、コンピュータ本体部に情報を入力可能な
コンピュータシステムが開示されている。文献1に記載
の技術では、このような構成を取ることによって、ディ
スプレイを見なくても、GUI表示されているコンピュー
タを触覚にて操作可能である。
【0005】次に文献2では、GUI表示されている対話
部品を触覚ピン情報に変換し、ユーザの要求に応じて、
画面全体を表示したり、細部を詳しく見るといったこと
が可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に触覚ピンディス
プレイでは、通常のCRTディスプレイや液晶ディスプレ
イの画面表示と比較して解像度がかなり低いために、ユ
ーザが指定した位置座標の周囲の小さい領域の情報を触
覚ピンディスプレイに表示するといった方法が用いられ
る。このような方法では、ユーザが座標の指定を行う度
に、その指定された座標に従い触覚ピンディスプレイに
表示する領域を切り替えていく必要がある。この場合、
視覚表示であれば、その切り替わった表示を眺めること
で前後のつながりを把握できる。しかし、触覚ピンディ
スプレイの触覚表示では、触知できる部分は触覚ピンデ
ィスプレイ表示面全体でなく指先などの一部分であるた
め、触覚ピンディスプレイに表示する領域のつながりを
把握することは困難である。そのため以下のような課題
がある。
【0007】第1の課題は、もとの位置の図形と現在位
置の図形との関係が分からなくなることである。その理
由は、指示座標を移動して画面を切り替える際に、ユー
ザが触知できる部分が指先のごくわずかな範囲に限ら
れ、極めて単純な図形しか把握できないからである。
【0008】第2の課題は、複数の図形が重なっていた
り、グラフィカルユーザインタフェースのアイコン等の
ように似たような形状の図形が密集している場合に、ど
の線がどの図形に属するのか、又は図形がいくつあるの
かといったことを把握することが困難なことである。
【0009】第3の課題は、表示される領域より図形が
大きいような場合に、表示図形の輪郭を辿り、その図形
を把握することが困難である。例えば、水平、垂直の線
であっても、触覚ピンディスプレイの表示が切り替わっ
たときに別の線として感じられたり、表示される図形を
小さく表示すれば、斜めの線が階段状の図形なのか、直
線なのか区別がつかないこともある。
【0010】第4の課題は、円のように曲線等を含む複
雑な図形が表示されている場合に、その図形の形状を把
握することが困難なことである。
【0011】上記の課題に対し、文献1に記載の技術で
は、指定した位置のディスプレイの一部の領域を触覚表
示することについて記述されている。しかし、上記4つ
の課題を解決する手段については何ら開示されていな
い。
【0012】また、文献2に記載の技術では、触覚ピン
ディスプレイ表示を拡大、縮小したり、記号的な表現を
用いるなどして図形を区別する方法について開示されて
いるものの、かかる方法を用いても、画面上のアイコン
などのように同じ属性を持つものが多数存在する場合
や、図形が重なっている場合に図形の区別を行うことは
困難であり、上記した第3の課題を解決するまでに至ら
ない。さらに、かかる方法を用いれば、アイコンのよう
に矩形で表現されるものの形状の把握は比較的容易であ
るものの、円等の曲線を含む図形を把握することは困難
であり、上記した第4の課題を解決する手段については
何も開示されていない。よって、上記4つの課題は依然
として解決されていない。
【0013】本発明は、上記の従来技術の課題に鑑み発
明なされたものであり、本発明の目的は、上記課題を軽
減または解決することの可能な触覚ピンディスプレイ装
置及びこの触覚ピンディスプレイ装置をコンピュータに
よって実現するための記録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の触覚ピン
ディスプレイ装置は、座標指示装置が指示するCRTディ
スプレイや液晶ディスプレイ等の画面上の座標の位置が
移動して、触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる場
合に、触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる前後に
おける座標指示装置が指示する画面上の位置の関係を明
らかにする移動情報を生成する移動情報生成部と、この
移動情報生成部で生成された移動情報を出力する移動情
報出力装置とを有する。
【0015】このような構成採用し、座標指示装置によ
り指示される位置が移動する時に、移動の速度や移動前
後の位置関係を抽出して触覚ピンや他の手段で提示する
ことにより、視覚に障害を持つユーザが、触覚ピンディ
スプレイの表示を切り替える際の図形の位置関係を容易
に把握することができ、ユーザがもとの図形と現在位置
の図形との関係が分からなくなるという本発明の第1の
課題を解決している。
【0016】本発明の第2の触覚ピンディスプレイ装置
は、前記触覚ピンディスプレイに出力する図形の表示倍
率の切り替えについての制御を行う拡大表示制御部を有
する。
【0017】このような構成を採用し、触覚ピンディス
プレイに表示されている図形の表示倍率を操作すること
により、視覚に障害を持つユーザが図形の形状の把握を
容易にすることができ、図形の大きさが表示領域より小
さすぎたり、大きすぎたりするために表示輪郭を辿って
図形を把握することが困難であるという本発明の第3の
課題を解決している。
【0018】本発明の第3の触覚ピンディスプレイ装置
は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の画面上に
複数の図形が重なって表示されている場合に、その重な
って表示されている図形から任意の図形を選択して触覚
ピンディスプレイに表示するために、前記触覚ピンディ
スプレイに出力する図形の切り替え表示についての制御
を行う図形切替表示制御部を有する。
【0019】このような構成を採用し、複数の重なって
いる図形を一度に表示するのではなく、図形ごとに切り
替えたり表示方法を変化させることにより、視覚に障害
を持つユーザが、密集または交差している図形の輪郭の
区別やその図形の個数を容易に把握することができ、複
数の図形が重なっていたり、グラフィカルユーザインタ
フェースのアイコン等のように似たような形状の図形が
密集している場合に、どの線がどの図形に属するのか、
又は図形がいくつあるのかといったことを把握すること
が困難なことであるという本発明の第2の課題を解決し
ている。
【0020】本発明の第4の触覚ピンディスプレイ装置
は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の画面上に
表示されている図形の形状が複雑である場合に、その図
形の輪郭の一部分を触覚ピンディスプレイに表示し、そ
の表示を当該図形の輪郭に沿って自動的に切り替えるた
めに、触覚ピンディスプレイに出力する図形の輪郭の表
示についての制御を行う図形輪郭表示制御部を有する。
【0021】このような構成を採用し、図形の輪郭の一
部分の表示を、その図形の輪郭に沿って自動的に切り替
えることにより、視覚に障害を持つユーザが、円のよう
な曲線等を含む複雑な図形の形状を容易に把握すること
ができ、円のように曲線等を含む複雑な図形が表示され
ている場合に、その図形の形状を把握することが困難で
あるという本発明の第4の課題を解決している。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1を参照すると、本発明の第1の触覚ピ
ンディスプレイ装置は、触覚ピンディスプレイ100と
出力情報生成部200と蓄積部300と移動情報出力装
置400と座標指示装置500と移動速度検出部600
と触知位置識別部700とを含む。
【0024】触覚ピンディスプレイ100は、触覚ピン
の状態により、例えばピンを上下動することにより、ユ
ーザに対し、画面上に表示された図形の形状などの図形
情報を出力する。触覚ピンは触覚ピンディスプレイ10
0上にマトリクス状等の形態で配置されている。
【0025】座標指示装置500は、パソコンなどの画
面上の表示したい位置を指示するものであり、例えば、
マウスやカーソルキー、タッチパネルなどが該当する。
この座標指示装置で指示された座標の位置情報を出力情
報生成部200に出力する。
【0026】移動情報出力装置400は、座標指示装置
500により指示される画面上の位置が移動された場合
に、その位置の移動に関する移動情報を出力する。ここ
でいう移動情報とは、座標指示装置500により指示さ
れる画面上の位置の移動量を画面上のX座標、Y座標で
表現した情報や、移動を知らせる効果音、移動を知らせ
るためにユーザの指の位置の周りの部分の触覚ピンの上
下動、移動後に座標指示装置500により指示される画
面上の位置に存在する図形に関する情報などが考えら
れ、音声により移動情報を出力する場合には、音響装置
がこの移動情報出力装置400に組み込まれる。
【0027】移動速度検出部600は、座標指示装置5
00により指示される画面上の位置を移動した場合の移
動速度を検出し、この検出した移動速度を出力情報生成
部200に出力する。この移動速度検出部600は、以
前の位置の座標と、現在の位置の座標と移動の間に経過
した時間から、求めるなどの方法で実現できるが、この
方法に限定されるものではない。
【0028】触知位置識別部700は、触覚ピンディス
プレイ100上に置いたユーザの指の触知位置を検出
し、この検出された触知位置情報を出力情報生成部20
0に出力する。
【0029】蓄積部300は、画面情報蓄積部301と
表示設定蓄積部302とを備え、それぞれ以下の情報を
保持している。
【0030】画面情報蓄積部301は、コンピュータデ
ィスプレイなどの画面上に配置されている図形のサイ
ズ、位置、形状などに図形に関する図形情報を保持す
る。
【0031】表示設定蓄積部302は、触覚ピンディス
プレイ100の表示設定情報を保持する。表示設定情報
には、触覚ピンディスプレイ100上に表示する図形の
現在の表示倍率、位置、形状等についての情報が該当す
る。
【0032】出力情報生成部200は、触覚ピン出力情
報生成部201と移動情報生成部202とを備え、座標
指示装置500により入力された座標の位置情報に対応
する図形情報を画面情報蓄積部301から取得し、触覚
ピンの状態により触覚ピンディスプレイに図形等を表示
するための触覚ピン出力情報の生成を行い、触覚ピンデ
ィスプレイ100に出力する。また、出力情報生成部2
00は、触覚ピン出力情報生成部201と移動情報生成
部202とを備え、移動速度検出部600により入力さ
れた移動速度と、座標指示装置500により入力された
座標の位置情報を用いて、移動情報の生成を行い、移動
情報出力装置400に出力する。出力情報生成部200
に含まれる触覚ピン出力情報生成部201、移動情報生
成部202は、それぞれ以下のように動作する。
【0033】触覚ピン出力情報生成部201は、座標指
示装置500により入力された座標の位置情報を入力
し、画面情報蓄積部301からこの座標の位置情報に対
応する図形に関する図形情報を取得する。そして、触覚
ピン出力情報生成部201は、その図形情報を触覚ピン
の状態により触覚ピンディスプレイに表示するために、
表示設定蓄積部302に蓄積されている触覚ピンディス
プレイ100の表示設定情報と触知位置識別部700に
より検出された触知位置を参酌して、触覚ピンの状態、
例えばピンの上下動を制御するための触覚ピン出力情報
を生成し、生成された触覚ピン出力情報を触覚ピンディ
スプレイ100に出力する。更に、触覚ピン出力情報生
成部201は、画面情報蓄積部301から入力された座
標の位置情報に対応する図形に関する図形情報を表示設
定蓄積部302に対し出力する。
【0034】移動情報生成部202は、座標指示装置5
00から座標の位置情報を逐次入力し、更に、表示設定
蓄積部302から座標指示装置500が指示する画面上
の位置に存在する図形に関する図形情報を入力する。ま
た、移動情報生成部202は、触知位置識別部700に
より検出された触知位置も入力する。移動情報生成部2
02は、座標指示装置500によって、指示する座標が
移動する等して、触覚ピンディスプレイ100が出力す
る触覚ピン出力が切り替わる場合に移動情報を生成し、
この生成した移動情報を移動情報出力装置400に出力
する。
【0035】(動作の説明)次に、本発明の第1の実施
の形態の動作について図2を用いて詳細に説明する。
【0036】座標指示装置500により画面上の座標を
取得し、座標の位置情報として出力情報生成部200に
出力される(図2の201)。同時に触知位置識別部7
00は、触覚ピンディスプレイ上でのユーザの指の位置
を識別した触知位置情報を出力情報生成部200に出力
する(図2の202)。また、移動速度検出部600
は、座標指示装置500により指示された座標の移動速
度を検出して、出力情報生成部200に出力する(図2
の203)。
【0037】触覚ピン出力情報生成部201は、入力さ
れた座標の位置情報を用いて、画面情報蓄積部301か
らその座標の位置にある図形のサイズ、位置、形状など
の図形情報を取得する。そして、触覚ピン出力情報生成
部201は、画面情報蓄積部301から入力された座標
の位置情報に対応する図形に関する図形情報を表示設定
蓄積部302に対し出力する(図2の204)。
【0038】移動情報生成部202は、移動速度検出部
600により入力された移動速度から、その移動速度が
高速か低速かを判断する。具体的には、触覚ピンディス
プレイのサイズや解像度から決定したしきい値により、
低速度、高速度の判断を行う(図2の205)。移動情
報生成部202が移動速度を低速であると判断した場
合、移動情報生成部202は移動情報の生成を行わな
い。
【0039】また、移動情報生成部202が移動速度を
高速であると判断した場合、移動情報生成部202はそ
の旨を触覚ピン出力情報生成部201に伝える。そし
て、移動情報生成部202は、座標指示装置500から
入力された座標の位置情報を用いて、移動情報を生成す
る(図2の206)。具体的には、移動情報生成部20
2は、座標指示装置500により入力される移動前の座
標の位置と現在の座標の位置から移動前後の位置を導出
して、移動前後の座標指示装置により指示された座標の
位置等の移動情報を生成する。また、移動情報生成部2
02は、表示設定蓄積部302から図形情報を入力し、図
形情報と現在の座標の位置とを用いて移動後の画面上の
位置に存在する図形についての移動情報を生成すること
も可能である。そして、移動情報生成部202は、この
移動情報を移動情報出力装置400に出力する(図2の
207)。移動情報出力装置400は、移動情報生成部
202により入力された移動情報を出力する。、この場
合、移動情報出力装置400は、移動前後の座標指示装
置により指示された座標の位置情報や、画面上の移動後
の位置に存在する図形についての情報を音声により出力
する場合や、触知位置識別部700から触知位置情報を入
力し、触知位置情報を用いて、触覚ピンディスプレイに
より、ユーザの指の位置の周りの部分の触覚ピンの状態
により出力する場合が考えられる(図2の208)。
【0040】触覚ピン出力情報生成部201は、移動速
度が高速である旨を移動情報生成部202から受け取っ
た場合、触覚ピン出力情報を生成しない。移動情報生成
部202から移動速度が高速である旨を受け取らない場
合、触覚ピン出力情報生成部201は、画面情報蓄積部
301に蓄積されている図形情報から、表示設定蓄積部
302に蓄積されている触覚ピンディスプレイ100の
表示設定情報と触知位置識別部700により検出された
触知位置情報を参酌して、触覚ピンディスプレ上のどの
触覚ピンを上下動させるかを指示する触覚ピン出力情報
を生成する(図2の209)。そして、触覚ピン出力情
報生成部201は、この触覚ピン出力情報を触覚ピンデ
ィスプレイ100に出力する(図2の210)。
【0041】触覚ピンディスプレイ100は、触覚ピン
出力情報生成部201により入力された触覚ピン出力情
報をピンの凹凸などで出力する(図2の211)。
【0042】本発明の第1の実施の形態では、座標指示
装置によって指示される座標の位置が移動することによ
って、触覚ピンディスプレイの出力が切り替わる場合
に、座標指示装置によって指示される座標位置の移動前
後の関係を示す移動情報を生成し、移動情報出力装置を
用いてこの生成した移動情報をユーザに対して出力する
構成を採用することにより、ユーザがもとの図形と現在
位置の図形との関係が分からなくなるという本発明の第
1の課題を解決している。また、座標の移動速度に応じ
て移動速度に応じて移動情報を生成するように構成する
ことによって、さらに上記の課題を解決することができ
る。
【0043】〔第2の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第2の触覚ピンディスプ
レイ装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0044】図3を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、出力情報生成部200が、図1に示された第1
の実施の形態における触覚ピン出力情報生成部201と
移動情報生成部202の構成に加え、拡大表示制御部2
03を有する点で異なる。また、本発明の第2の実施の
形態は、出力制御指示装置800を有する点で、図1に
示された第1の実施の形態と異なる。以下に第1の実施
の形態を異なる部分について説明する。
【0045】出力制御指示装置800は、触覚ピン出力
情報生成部201からの触覚ピン出力情報の出力をユー
ザが制御するものである。具体的には、ユーザは出力制
御指示装置800により、拡大表示制御部203に対
し、触覚ピンディスプレイに表示された図形の表示倍率
の切り替えを要求する倍率切り替えについての指示を与
えることができる。
【0046】拡大表示制御部203は、出力制御指示装
置800の指示に従い、触覚ピンディスプレイ100に
出力する図形の表示の倍率切り替えについての制御を行
う。そして、拡大表示制御部203は、出力制御指示装
置800より入力された倍率切り替えについての指示に
従って、図形の表示の倍率切り替えに関する情報の生成
を行う。
【0047】第2の実施の形態における触覚ピン出力情
報生成部201は、第1の実施の形態における触覚ピン
出力情報生成部201が行う動作に加え、拡大表示制御
部203からの図形の表示の倍率切り替えに関する情報
を用いて触覚ピン出力情報の生成を行い、触覚ピンディ
スプレイ100に触覚ピン出力情報の出力を行う。
【0048】(動作の説明)次に、本発明の第2の実施
の形態の動作について図4を用いて詳細に説明する。
【0049】また、この移動速度検出部600、移動情
報生成部202の動作は第1の実施の形態と同様である
ので、説明を省略している。
【0050】座標指示装置500により指示されたパソ
コンなどの画面上の座標は、出力情報生成部200に出
力される(図4の401)。また、触知位置識別部70
0は、触覚ピンディスプレイ上でのユーザの指の位置を
識別して、出力情報生成部200に出力する(図4の4
02)。さらに、出力制御指示装置800により倍率切
り替えについての指示が出力情報生成部200に入力さ
れる(図4の403)。
【0051】触覚ピン出力情報生成部201は、入力さ
れた座標の位置情報を用いて、画面情報蓄積部301か
らその座標の位置にある図形のサイズ、位置、形状など
の図形情報を取得する。そして、触覚ピン出力情報生成
部201は、画面情報蓄積部301から入力された座標
の位置情報に対応する図形に関する図形情報を表示設定
蓄積部302に対し出力する(図4の404)。
【0052】拡大表示制御部203は、出力制御指示装
置800により入力された倍率切り替えについての指示
と表示設定蓄積部302に蓄積されている表示設定情報
を用いて、図形の表示の倍率切り替えに関する情報を生
成する(図4の405)。そして、拡大表示制御部20
3は、この図形の表示の倍率切り替えに関する情報を触
覚ピン出力情報生成部201に出力する。更に、拡大表
示制御部203は、倍率切り替えについての指示に従っ
て変更された図形の表示倍率についての情報を表示設定
蓄積部302に出力する。
【0053】触覚ピン出力情報生成部201は、画面情
報蓄積部301に蓄積された図形情報と拡大表示制御部
203により入力された図形の表示の倍率切り替えに関
する情報を用いて、表示設定蓄積部302に蓄積されて
いる表示についての設定情報と触知位置検出部700に
より検出されたユーザの指の位置を参酌することによ
り、触覚ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させ
るかを指示する触覚ピン出力情報を生成する(図4の4
06)。ユーザの指の位置を参酌するのは、触覚ピンデ
ィスプレイ上のユーザの指の位置を中心として図形の表
示を拡大または縮小するためである。触覚ピン出力情報
生成部201は、この触覚ピン出力情報を触覚ピンディ
スプレイ100に出力する(図4の407)。更に、触
覚ピン出力情報生成部201は、画面情報蓄積部301
から入力された座標の位置情報に対応する図形に関する
図形情報を表示設定蓄積部302に対し出力する。
【0054】触覚ピンディスプレイ100は、触覚ピン
出力情報生成部201により入力された触覚ピン出力情
報をピンの凹凸などで出力する(図4の408)。
【0055】本発明の第2の実施の形態では、触覚ピン
ディスプレイに表示されている図形が小さい場合に表示
倍率を拡大して図形を表示し、表示されている図形が大
きい場合に表示倍率を縮小して図形を表示する構成を採
用することにより、図形の大きさが表示領域より小さす
ぎたり、大きすぎたりするために表示輪郭を辿って図形
を把握することが困難であるという本発明の第3の課題
を解決している。
【0056】〔第3の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第3の触覚ピンディスプ
レイ装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0057】図5を参照すると、本発明の第3の実施の
形態は触覚ピンディスプレイ100と出力情報生成部2
00と蓄積部300と座標指示装置500と出力制御指
示装置800とを含む。
【0058】触覚ピンディスプレイ100は、本発明の
第1の実施の形態における触覚ピンディスプレイ100
と同じものである。
【0059】出力情報生成部200は、触覚ピン出力情
報生成部201と図形切替表示制御部204とを備え
る。
【0060】第3の実施の形態における触覚ピン出力情
報生成部201は、第1の実施の形態における触覚ピン
出力情報生成部201が行う動作に加え、図形切替表示
制御部204からの図形の切り替えに関する情報を用い
て触覚ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させる
かを指示する触覚ピン出力情報の生成を行い、触覚ピン
ディスプレイ100に対し出力を行う。
【0061】図形切替表示制御部204は、出力制御指
示装置800からの指示に従って、触覚ピンディスプレ
イ100に出力する図形の切り替え表示についての制御
を行い、図形の切り替えに関する情報の生成を行い、触
覚ピン出力情報生成部201に対し出力を行う。さら
に、図形切替表示制御部204は、出力制御指示装置8
00からの指示に従って選択された図形についての情報
を表示設定蓄積部302に出力する。
【0062】蓄積部300は、画面情報蓄積部301と
表示設定蓄積部302とを備える。
【0063】第3の実施の形態における画面情報蓄積部
301は、第1の実施の形態における画面情報蓄積部3
01と同じものである。
【0064】第3の実施の形態における表示設定蓄積部
302は第1の実施の形態における表示設定蓄積部30
2が行う動作に加えて、図形切替表示制御部204によ
り現在選択されている図形についてのサイズ、位置、形
状などの情報を保持する。
【0065】座標指示装置500は、第1の実施の形態
における座標指示装置500と同じでものある。
【0066】出力制御指示装置800は、触覚ピン出力
情報201からの触覚ピン出力情報の出力をユーザが制
御するものである。具体的には、ユーザは出力制御指示
装置800により、図形切替表示制御部204に対し、
触覚ピンディスプレイに表示された図形の切り替えを要
求する図形の切り替えついての指示を与えることができ
る。
【0067】(動作の説明)次に、本発明の第3の実施
の形態の動作について図6を用いて詳細に説明する。
【0068】座標指示装置500により指示されたパソ
コンなどの画面上の座標は、出力情報生成部200に出
力される(図6の601)。
【0069】触覚ピン出力情報生成部201は、入力さ
れた座標指示装置500により指示された座標を用い
て、画面情報蓄積部301からパソコンなどの画面上の
位置にある図形のサイズ、位置、形状などの図形情報を
取得する。そして、触覚ピン出力情報生成部201は、
画面情報蓄積部301から入力された座標の位置情報に
対応する図形に関する図形情報を表示設定蓄積部302
に対し出力する(図6の602)。
【0070】出力制御指示装置800により図形の切り
替えついての指示が出力情報生成部200に入力される
(図6の603)。
【0071】図形切替表示制御部204は、出力制御指
示装置800により入力された図形の切り替えについて
の指示と表示設定蓄積部302に蓄積されている表示に
ついての設定情報を参照して図形の切り替えに関する情
報を生成する(図6の604)。具体的には、表示設定
蓄積部302には、座標指示装置500により指示され
ている画面上の位置に存在し、重なっている図形に関す
る情報が触覚ピン出力情報生成部201によって入力さ
れている。従って、図形切替表示制御部204は、表示
設定蓄積部302に蓄積されているこの図形に関する情
報を参酌して図形の切り替えに関する情報を生成する。
その後、図形切替表示制御部204は、現在出力制御指
示装置800の図形の切り替えついての指示により、選
択されている図形に関する情報を表示設定蓄積部302
に保存する(図6の605)。そして、図形切替表示制
御部204は、この図形の切り替えに関する情報を触覚
ピン出力情報生成部201に出力する。
【0072】触覚ピン出力情報生成部201は、画面情
報蓄積部301から入力した図形情報と図形切替表示制
御部204により入力された図形の切り替えに関する情
報を用いて、表示設定蓄積部302に蓄積されている表
示についての設定情報を参酌することにより、触覚ピン
ディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させるかを指示す
る触覚ピン出力情報を生成する(図6の606)。ユー
ザの指の位置を参酌するのは、触覚ピンディスプレイ上
のユーザの指の位置を中心として図形の表示の切り替え
を行うためである。触覚ピン出力情報生成部201は、
この触覚ピン出力情報を出力装置に出力する(図6の6
07)。
【0073】触覚ピンディスプレイ100は、触覚ピン
出力情報生成部201により入力された触覚ピン出力情
報をピンの凹凸などで出力する(図6の608)。
【0074】本発明の第3の実施の形態では、座標指示
装置が指示する位置に存在する触覚ピンディスプレイに
表示されている図形重なっていたり、密集している場合
に、図形の表示を切り替えて一つずつ表示する構成を採
用することにより、複数の図形が重なっていたり、グラ
フィカルユーザインタフェースのアイコン等のように似
たような形状の図形が密集している場合に、どの線がど
の図形に属するのか、又は図形がいくつあるのかといっ
たことを把握することが困難なことであるという本発明
の第2の課題を解決している。
【0075】〔第4の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第4の触覚ピンディスプ
レイ装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0076】図7を参照すると、本発明の第4の実施の
形態は、出力情報生成部200が、図5に示された第3
の実施の形態における図形切替表示制御部204に替え
て、図形輪郭表示制御部205を有する点で異なる。
【0077】出力制御指示装置800は、触覚ピン出力
情報201からの触覚ピン出力情報の出力をユーザが制
御するものである。具体的には、ユーザは出力制御指示
装置800により、図形輪郭表示制御部205に対し、
触覚ピンディスプレイに出力する図形の輪郭の一部分を
輪郭に沿って切り替えながら表示することを要求する図
形の輪郭表示についての指示を与えることができる。
【0078】第4の実施の形態における触覚ピン出力情
報生成部201は、第1の実施の形態における触覚ピン
出力情報生成部201が行う動作に加え、図形輪郭表示
制御部205からの図形の輪郭表示に関する情報を用い
て触覚ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させる
かを指示する触覚ピン出力情報の生成を行い、触覚ピン
ディスプレイ100に対し出力を行う。
【0079】図形輪郭表示制御部205は、出力制御指
示装置800からの制御に従って、触覚ピンディスプレ
イ100に出力する図形の輪郭の表示について制御す
る。そして、図形輪郭表示制御部205は、出力制御指
示装置800より入力された図形の輪郭表示ついての指
示に従って、図形の輪郭表示に関する情報の生成を行
う。
【0080】(動作の説明)次に、本発明の第4の実施
の形態の動作について図8を用いて詳細に説明する。
【0081】本発明の第4の実施の形態は、画面上に1
つだけ図形が存在するか、または複数存在する図形から
1つだけ選択されていることが前提となる。
【0082】座標指示装置500により指示されたパソ
コンなどの画面上の座標は、出力情報生成部200に出
力される(図8の801)。
【0083】触覚ピン出力情報生成部201は、入力さ
れた座標指示装置500により指示された座標を用い
て、画面情報蓄積部301からパソコンなどの画面上の
位置にある図形のサイズ、位置、形状などの図形情報を
取得する。そして、触覚ピン出力情報生成部201は、
画面情報蓄積部301から入力された座標の位置情報に
対応する図形に関する図形情報を表示設定蓄積部302
に対し出力する(図8の802)。
【0084】出力制御指示装置800により図形の輪郭
表示ついての指示が出力情報生成部200に入力される
(図8の803)。ここで、図形が複数存在して、1つ
の図形が選択されていない場合には、処理を終了する
(図8の804)。
【0085】図形輪郭表示制御部205は、この図形の
輪郭表示ついての指示と表示設定蓄積部302に蓄積さ
れている表示についての設定情報を参照して図形の一部
分の輪郭表示に関する情報を生成する(図8の80
5)。具体的には、図形の一部分の輪郭表示に関する情
報とは、図形の輪郭の一部分だけを触覚ピンディスプレ
イ100に表示して、その表示を図形の輪郭に沿って切
り替えるためのものである。そして、図形輪郭表示制御
部205は、この図形の一部分の輪郭表示に関する情報
を触覚ピン出力情報生成部201に出力する。
【0086】触覚ピン出力情報生成部201は、画面情
報蓄積部301から取得した図形情報と図形輪郭表示制
御部205により入力された図形の輪郭表示に関する情
報を用いて、表示設定蓄積部302に蓄積されている表
示についての設定情報を参酌することにより、触覚ピン
ディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させるかを指示す
る触覚ピン出力情報を生成する(図8の806)。ユー
ザの指の位置を参酌するのは、触覚ピンディスプレイ上
のユーザの指の位置を中心として図形の一部分の輪郭表
示の切り替えを行うためである。触覚ピン出力情報生成
部201は、この触覚ピン出力情報を出力装置に出力す
る(図8の807)。
【0087】触覚ピンディスプレイ100は、触覚ピン
出力情報生成部201により入力された触覚ピン出力情
報をピンの凹凸などで出力する。この処理は1つの図形
の輪郭を一回り表示するまで繰り返し行われる(図8の
808)。
【0088】本発明の第4の実施の形態では、座標指示
装置が指示する位置に存在する触覚ピンディスプレイに
表示されている図形が複雑な形状をしている場合に、図
形の輪郭の一部分の表示を図形の輪郭に沿って一回りす
るまで自動的に切り替えて表示する構成を採用すること
により、円のように曲線等を含む複雑な図形が表示され
ている場合に、その図形の形状を把握することが困難で
あるという本発明の第4の課題を解決している。
【0089】〔第5の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第5の触覚ピンディスプ
レイ装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説
明する。
【0090】図9を参照すると、本発明の第5の実施の
形態は、触覚ピンディスプレイ100と、出力情報生成
部200と、蓄積部300と、移動情報出力装置400
と、座標指示装置500と、移動速度検出部600と、
触知位置識別部700と、出力制御指示装置800とか
ら構成されている。
【0091】第5の実施の形態における触覚ピンディス
プレイ100と、移動情報出力装置400と、座標指示
装置500と、移動速度検出部600と、触知位置識別
部700とは第1の実施の形態におけるそれぞれのもの
と同じで動作を行う。
【0092】蓄積部300は、画面情報蓄積部301と
表示設定蓄積部302とを備える。
【0093】第5の実施の形態における画面情報蓄積部
301は、第1の実施の形態における画面情報蓄積部3
01と同じ内容を保存している。
【0094】第5の実施の形態における表示設定蓄積部
302は図5に示した第3の実施の形態における表示設
定蓄積部302と同じ内容を保存している。
【0095】出力情報生成部200は、触覚ピン出力情
報生成部201と、移動情報生成部202と、拡大表示
制御部203と、図形切替表示制御部204と、図形輪
郭表示制御部205とを備える。
【0096】第5の実施の形態における触覚ピン出力情
報生成部201は、第1の実施の形態における触覚ピン
出力情報生成部201が行う動作に加え、拡大表示制御
部203からの図形の拡大表示に関する情報を用いて触
覚ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させるかを
指示する触覚ピン出力情報の生成、図形切替表示制御部
204からの図形の切り替えに関する情報を用いて触覚
ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させるかを指
示する触覚ピン出力情報の生成または図形輪郭表示制御
部205からの図形の輪郭表示に関する情報を用いて触
覚ピンディスプレ上のどの触覚ピンを上下動させるかを
指示する触覚ピン出力情報の生成を行い、触覚ピンディ
スプレイ100に出力する。
【0097】第5の実施の形態における拡大表示制御部
203は第2の実施の形態の拡大表示制御部203と同
じ動作を行う。
【0098】第5の実施の形態における図形切替表示制
御部204は、第3の実施の形態の図形切替表示制御部
204と同じ動作を行う。
【0099】第5の実施の形態における図形輪郭表示制
御部205は、第4の実施の形態の図形輪郭表示制御部
205と同じ動作を行う。
【0100】(動作の説明)次に、本発明の第5の実施
の形態の動作について図10を用いて詳細に説明する。
【0101】まず、座標指示装置500により指示され
たパソコンなどの画面上の座標の位置情報が、出力情報
生成部200に出力される(図10の101)。また、
触知位置識別部700は、触覚ピンディスプレイ上での
ユーザの指の位置を識別して、触知位置情報を出力情報
生成部200に出力する(図10の102)。
【0102】触覚ピン出力情報生成部201は、入力さ
れた座標指示装置500により指示された座標を用い
て、画面情報蓄積部301からパソコンなどの画面上の
位置にある図形のサイズ、位置、形状などの図形情報を
取得する。そして、触覚ピン出力情報生成部201は、
画面情報蓄積部301から入力された座標の位置情報に
対応する図形に関する図形情報を表示設定蓄積部302
に対し出力する(図10の103)。
【0103】そして、座標指示装置500により指示さ
れる座標が移動する場合(図10の104)、出力情報
生成部200は、図2に示される203から211まで
の移動表示処理の動作(図10の105)を行い、触覚
ピンディスプレイ100に触覚ピン出力情報の出力また
は移動情報出力装置400に移動情報の出力を行う。
【0104】座標指示装置500により指示される座標
が移動せずに、出力制御指示装置800により図形の倍
率切り替えついての指示が出力情報生成部200に入力
される場合(図10の106)、出力情報生成部200
は、図4に示される404から408までの倍率切替処
理の動作(図10の107)を行い、触覚ピンディスプ
レイ100に触覚ピン出力情報の出力を行う。
【0105】また、座標指示装置500により指示され
る座標が移動せずに、出力制御指示装置800により図
形の切り替えについての指示が出力情報生成部200に
入力される場合(図10の108)、出力情報生成部2
00は、図6に示される603から608までの図形切
替処理の動作(図10の109)を行い、触覚ピンディ
スプレイ100に触覚ピン出力情報の出力を行う。
【0106】更に、座標指示装置500により指示され
る座標が移動せずに、出力制御指示装置800により図
形の輪郭表示についての指示が出力情報生成部200に
入力される場合(図10の110)、出力情報生成部2
00は、図8に示される803から808までの図形輪
郭表示処理の動作(図10の111)を行い、触覚ピン
ディスプレイ100に触覚ピン出力情報の出力を行う。
【0107】本発明の第5の実施の形態では、触覚ピン
ディスプレイの出力が切り替わる場合には、指示装置が
指示する位置の移動前後の関係を示す移動情報を生成
し、また、触覚ピンディスプレイに表示されている図形
が小さい場合や大きい場合に、表示倍率を拡大または縮
小して図形を表示し、また、座標指示装置が指示する位
置に存在する触覚ピンディスプレイに表示されている図
形重なっている場合に、図形の表示を切り替えて一つず
つ表示し、さらに、座標指示装置が指示する位置に存在
する触覚ピンディスプレイに表示されている図形が複雑
な形状をしている場合に、図形の輪郭の一部分の表示を
図形の輪郭に沿って一回りするまで自動的に切り替えて
表示するという構成を採用することにより、ユーザがも
との図形と現在位置の図形との関係が分からなくなると
いう本発明の第1の課題と、図形の大きさが表示領域よ
り小さすぎたり、大きすぎたりするために表示輪郭を辿
って図形を把握することが困難であるという本発明の第
3の課題と、複数の図形が重なっていたり、グラフィカ
ルユーザインタフェースのアイコン等のように似たよう
な形状の図形が密集している場合に、どの線がどの図形
に属するのか、又は図形がいくつあるのかといったこと
を把握することが困難なことであるという本発明の第2
の課題と、円のように曲線等を含む複雑な図形が表示さ
れている場合に、その図形の形状を把握することが困難
であるという本発明の第4の課題を解決している。
【0108】〔第6の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第6の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0109】図11を参照すると、本発明の第6の実施
の形態は、本発明の第1の実施の形態と同様に、触覚ピ
ンディスプレイ100、出力情報生成部200、蓄積部
300、移動情報出力装置400、座標指示装置50
0、移動速度検出部600、触知位置識別部700を備
え、更に出力情報生成プログラムを記録した記録媒体9
00を備える。この記録媒体900は磁気ディスク、半
導体メモリ、CD−ROMその他の記録媒体であってよ
い。
【0110】(動作の説明)出力情報生成プログラム
は、記録媒体900から出力情報生成部200に読み込
まれ、出力情報生成部200の動作を制御し、蓄積部3
00に画面情報蓄積部301と表示設定蓄積部302を
生成する。出力情報生成部200は出力情報生成プログ
ラムの制御により第1の実施の形態における出力情報生
成部200による処理と同一の処理を実行する。
【0111】〔第7の実施の形態〕 (構成の説明)次に、本発明の第7の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0112】図12を参照すると、本発明の第7の実施
の形態は、本発明の第2〜5の実施の形態と同様に、触
覚ピンディスプレイ100、出力情報生成部200、蓄
積部300、移動情報出力装置400、座標指示装置5
00、移動速度検出部600、触知位置識別部700、
出力制御指示装置800を備え、更に出力情報生成用プ
ログラムを記録した記録媒体900を備える。この記録
媒体900は磁気ディスク、半導体メモリ、CD−RO
Mその他の記録媒体であってよい。
【0113】(動作の説明)出力情報生成プログラム
は、記録媒体900から出力情報生成部200に読み込
まれ、出力情報生成部200の動作を制御し、蓄積部3
00に画面情報蓄積部301と表示設定蓄積部302を
生成する。出力情報生成部200は出力情報生成用プロ
グラムの制御により第2、第3、第4及び第5の実施の
形態における出力情報生成部200による処理と同一の
処理を実行する。
【0114】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。かかる実施例は本発明の第5の実施の形態
に対応するものであり構成として、図9のブロック図が
対応する。
【0115】本実施例では、座標指示装置としてコンピ
ュータのマウスを、出力情報生成部としてパーソナルコ
ンピュータを、触覚ピンディスプレイ100と移動情報
出力装置400として一つの触覚ピンディスプレイ装置
を、蓄積部としてコンピュータのハードディスクを備え
て構成している。
【0116】図13は、本発明の第1の実施例の全体の
処理を示すフローチャートである。
【0117】まず、出力情報生成部200は、使用する
触覚ピンディスプレイの解像度や触覚ピンディスプレイ
に付随する操作キーなどの触覚ピンディスプレイ情報を
出力情報生成部200に読み込む(1101)。この読
み込みは、蓄積部300に触覚ピンディスプレイ情報を
蓄積する触覚ピンディスプレイ情報蓄積部を別途備え
て、出力情報生成部200が触覚ピンディスプレイ情報
蓄積部から触覚ピンディスプレイ情報を読み込むか、ま
たは、最初から出力情報生成部200に触覚ピンディス
プレイ情報を設定する方法が考えられる。
【0118】次に、出力情報生成部200は、表示設定
蓄積部302から現在の表示設定値を読み込み、初期化
する(1102)。続いて、出力情報生成部200は、
座標指示装置500を操作したことによる座標の移動
や、出力制御指示装置800を操作することにより倍率
切替、図形切替、図形輪郭表示などの各機能を実行する
ためのスイッチの押下といったイベントを検出し(11
03)、それぞれの処理を行う。
【0119】出力情報生成部200が座標の移動のイベ
ントを抽出した場合、移動後のマウスが指示する図形の
表示処理を行う(1120)。倍率切替のイベントを検
出した場合には、図形の倍率切替処理を行う(113
0)。図形切替のイベントを検出した場合、図形の切替
処理を行う(1140)。輪郭表示の開始イベントを検
出した場合には、図形の輪郭表示処理を行う(115
0)。さらに、終了のイベントを検出した場合には、設
定値の保存などの終了のための処理を行った後に、処理
を終了する(1104)。
【0120】次に、図14、15、16を参照して、出
力情報生成部200が座標の移動のイベントを抽出し
て、移動後のマウスが指示する図形を表示するという図
形の表示処理(図13の1120)について説明を行
う。
【0121】図14は、図13の1120に示す図形の
表示処理の具体例を示すフローチャートである。図13
の1103で座標の移動を検出すると、出力情報生成部
200の移動情報生成部202は、座標指示装置500
より移動した座標の値を取得する(1201)。次に、
触知位置識別部700より、指を触覚ピンディスプレイ
装置上に置いた位置の座標を検出する(1202)。こ
の触知位置識別部700は、触覚ピンディスプレイ装置
の触覚ピンに設置されたタッチセンサ、圧力センサやカ
メラなどでユーザの指と触覚ピンディスプレイ100を
撮影し、画像処理を行うなどして検出することができ
る。また、触知位置識別部700を持たない場合には、
触覚ピンディスプレイ100のサイズや解像度からユー
ザが通常指を置くと予想される位置をデフォルト値とし
て保持して置いたものを利用してもよい。
【0122】次に、触覚ピン出力情報生成部201が現
在指示されている位置の周囲の図形のサイズ、位置、形
状などの情報を画面情報蓄積部301より取得し、表示
設定蓄積部302に出力する(1203)。
【0123】次に、移動情報生成部202は、座標の移
動の速度を検出し、低速度、高速度または移動情報提示
中の判定をする(1204)。移動速度は、以前の座標
と、現在の座標と移動の間に経過した時間から、求める
などの方法で実現できる。求めた移動速度に対して、触
覚ピンディスプレイのサイズや解像度から決定したしき
い値により、低速度、高速度を判定する。
【0124】移動速度が低速の場合には、移動情報生成
部202は移動情報の生成及び触覚ピンディスプレイ装
置への出力を行わない。そして、触覚ピンディスプレイ
装置には、座標指示装置500の座標値の変化に従って
低速で変化させて、触覚ピン出力情報が出力される。具
体的には、触覚ピン出力情報生成部201が座標指示装
置により指示される座標の指示情報を逐次受け取り、そ
の座標の位置の情報を用いて、画面情報蓄積部301か
ら図形情報を取得し、続いて、表示設定蓄積部302よ
り現在の拡大率や選択されている図形などの設定情報を
取得する。そして、触覚ピン出力情報生成部201が触
覚ピンの状態により触覚ピンディスプレイ装置に図形等
の情報を表示するための触覚ピン出力情報を生成し(1
205)、触覚ピンディスプレイ装置に出力する(12
06)。触覚ピン出力情報には触覚ピンディスプレイ1
00のどのピンを上下動させるかの情報が含まれてい
る。図15は、座標指示装置500の座標値の変化に従
って触覚ピンディスプレイの出力が3回切り替わる例で
あり、上の図が、パソコンなどの画面上の図であり、下
の図が触覚ピンディスプレイに出力される図である。
【0125】移動速度が高速の場合には、移動情報生成
部202が移動情報を生成し、触覚ピンディスプレイ装
置に出力する。まず、移動情報表示フラグをオンにする
(1207)。これにより一旦高速移動に入ると、その
後途中からゆっくり移動しても、完全に停止するまで
は、移動情報表示を維持する。移動情報として、高速移
動前の位置と現在位置を元に、どのくらい座標が移動し
たかをX座標、Y座標を用いて表現したものと、移動中で
あることを示す効果音、移動情報を出力している事を示
すために、ユーザの指がある部分の周りの触覚ピンを上
下動させるものと、移動後に座標指示装置により指示さ
れている画面上の位置に存在する図形に関する情報が、
移動情報生成部202により生成される。そして、図1
4のように触覚ピンディスプレイ装置により効果音、合
成音声及び触覚ピン出力情報として出力される(120
8)。
【0126】図16は、移動情報を触覚ピンディスプレ
イにより出力する例であり、上の図が、パソコンなどの
画面上の図であり、下の図が触覚ピンディスプレイに出
力される図である。図16に示す最初の触覚ピンディス
プレイの図は、座標の移動前で、移動情報が出力されて
おらず、触覚ピン出力情報が出力されている状態を示
す。次の触覚ピンディスプレイの図は、触覚ピンディス
プレイに移動情報が出力されている状態を示す。具体的
には、この図では、触覚ピンディスプレイの真ん中あた
りにユーザの指があることを想定していて、触覚ピンデ
ィスプレイ上のユーザの指のある部分の触覚ピンを上下
動させて、さらに効果音を発生させて、現在座標が移動
中であることを示している。最後の触覚ピンディスプレ
イの図は、座標の移動が終了して、移動情報が出力され
ている触覚ピンディスプレイの図を示す。具体的には、
触覚ピンディスプレイ上のユーザの指のある部分の触覚
ピンを上下動させて、さらに効果音を発生させて、現在
座標が移動中であることを示している。そして、移動後
の座標の指示する画面上の位置に存在する図形について
の情報と、移動量をX座標、Y座標で表した情報を音声に
より出力している。
【0127】触覚ピン出力情報の出力または移動情報の
出力が行われると、停止時間がカウントされ(120
9)、停止時間が経過する以前に座標の移動のイベント
を抽出した場合は、座標取得の処理(1201)に戻
り、 停止時間が経過した場合には、移動情報表示フラ
グをオフにし(1210)、現在座標指示装置が指示し
ている位置に存在する図形を触覚ピンディスプレイ上に
表示する(1211)。
【0128】次に、図17、18を参照して、出力情報
生成部200が倍率切替のイベントを検出した場合の、
図形の倍率切替処理(図13の1130)について説明
を行う。
【0129】図17は図13の1130に示す図形の倍
率切替処理の具体例を示すフローチャートである。ま
ず、図13の1103で図形の倍率切替のイベントを検
出すると、出力情報生成部200の拡大表示制御部20
3は、出力制御指示装置800の倍率切替のスイッチに
従って、拡大、縮小の新たな値を設定し(1501)、
表示設定蓄積部302に保存する(1502)。次に、
触知位置識別部700より、指を触覚ピンディスプレイ
装置上に置いた位置の座標を検出する(1503)。続
いて出力情報生成部200の触覚ピン出力情報生成部2
01が現在指示されている位置の周囲の図形のサイズ、
位置、形状などの情報を画面情報蓄積部301より取得
し、続いて、表示設定蓄積部302から現在の拡大率や
選択されている図形などの設定情報を取得する(150
4)。そして、触覚ピン出力情報生成部201が図形の
形状などの情報を触覚ピンディスプレイ装置に表示する
ための触覚ピン出力情報を生成し(1505)、触覚ピ
ンディスプレイ装置に出力する(1506)。図18は
触覚ピンディスプレイに表示されている図形の表示倍率
を変更する例を示す。
【0130】次に、図19、20を参照して、出力情報
生成部200が図形切替のイベントを検出した場合の、
図形の切替処理(図11の1140)について説明を行
う。
【0131】図19は図13の1140に示す図形の切
替処理の具体例を示すフローチャートである。まず図1
3の1103で図形切替のイベントを検出すると、出力
情報生成部200の触覚ピン出力情報生成部201は、
現在指示されている位置の周囲の図形のサイズ、位置、
形状などの図形情報を画面情報蓄積部301より取得す
る(1701)。続いて、出力情報生成部200の図形
切替表示制御部204が、出力制御指示装置800の図
形切替のスイッチに従って、図形を選択し(170
2)、選択した図形を表示設定蓄積部302に保存する
(1703)。図20に示すように、図形の選択は、図
形1つずつに対して切り替えられ、1周すると全ての図
形表示状態に戻る。続いて、触覚ピン出力情報生成部2
01は、表示設定蓄積部302から現在の拡大率や選択
されている図形などの設定情報を取得し、触覚ピンの状
態により触覚ピンディスプレイ100に図形等の情報を
表示するための触覚ピン出力情報を生成し(170
4)、触覚ピンディスプレイ100に出力する(170
5)。図20は、触覚ピンディスプレイに表示されてい
る図形の表示の切り替えの例を示す。
【0132】次に、図21、22を参照して、出力情報
生成部200が輪郭表示の開始イベントを検出した場合
の、図形の輪郭表示処理(図13の1150)について
説明を行う。
【0133】図21は図13の1150に示す図形の輪
郭表示処理の具体例を示すフローチャートである。本具
体例では、図形輪郭表示は、図形切替処理(図13の1
140及び図19)により、図形が一つだけ選択されて
いる状態で、実行可能として説明する。まず図13の1
103で図形の輪郭表示のイベントを検出すると、出力
情報生成部200の図形輪郭表示制御部205は、図形
が選択されているかどうかを判定し(1901)、選択
されていない場合には終了する。図形が1つだけ選択さ
れている場合、出力情報生成部200の図形輪郭表示制
御部205は、表示設定蓄積部302から選択されてい
る図形を抽出し、その図形の輪郭の表示を輪郭に沿って
切り替えるために、図形の一部分の輪郭表示に関する情
報を触覚ピン出力情報生成部201に出力する(190
2)。図形輪郭表示制御部205はその選択されている
図形の輪郭の表示が輪郭に沿って一周するまで、図形の
一部分の輪郭表示に関する情報を触覚ピン出力情報生成
部201に出力する。出力情報生成部200の触覚ピン
出力情報生成部201は、画面情報蓄積部301から、
図形輪郭表示制御部205により出力された選択されて
いる図形の図形情報を抽出し(1903)、図形の輪郭
の一部分を触覚ピンディスプレイ装置に表示するための
触覚ピン出力情報を生成し(1904)、触覚ピンディ
スプレイ装置に出力する(1905)。図形の部分表示
により輪郭表示のステップが終わるまで、出力を繰り返
す(1906)。輪郭表示のステップは図22のよう
に、選択された図形のドット、辺、頂点や辺の中点など
を単位として行う。図22は、触覚ピンディスプレイに
図形の輪郭表示を行っている例を示す。図22の上の図
は、図22の下の図よりも拡大表示した図形の輪郭表示
を示す例である。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、このような構成を
有する本発明の触覚ピンディスプレイ装置及び記録媒体
にあっては、移動時の速度や移動前後の位置関係を抽出
して触覚ピンや他の手段で提示することにより、視覚に
障害を持つユーザが、触覚ピンディスプレイの表示を切
り替える際の、移動前後の位置関係の把握を容易にする
ことができる。
【0135】また、複数の重なっている図形を一度に表
示するのではなく、順番に提示するなど表示方法を変化
させることで、視覚に障害を持つユーザが、密集した
り、交差している図形の輪郭の区別や個数を把握するこ
とを容易にすることができる。
【0136】触覚ピンディスプレイに表示されている図
形が小さい場合に表示倍率を拡大して図形を表示し、表
示されている図形が大きい場合に表示倍率を縮小して図
形を表示することにより、図形の大きさが表示領域より
小さすぎたり、大きすぎたりする場合においても、視覚
に障害を持つユーザが、図形の形状の把握を容易にする
ことができる。
【0137】さらに図形の輪郭輪郭に沿った表示の切り
替えを自動的に行うことにより、視覚に障害を持つユー
ザが、円のような曲線等を含む複雑な形状をした図形の
把握を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図7】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図8】本発明の第4の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図9】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図10】本発明の第5の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャート
【図11】本発明の第1の実施例の全体の処理の例を示
すフローチャート
【図12】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図13】本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図14】本発明の第1の実施例における図形の表示処
理を示すフローチャート
【図15】本発明の第1の実施例の低速移動時の図形の
表示処理における触覚ピンディスプレイ装置の表示例
【図16】本発明の第1の実施例の高速移動時の図形の
表示処理における触覚ピンディスプレイ装置の表示例
【図17】本発明の第1の実施例における図形の倍率切
替処理の例を示すフローチャート
【図18】本発明の第1の実施例の図形の倍率切替処理
における触覚ピンディスプレイ装置の表示例
【図19】本発明の第1の実施例における図形の切替処
理の例を示すフローチャート
【図20】本発明の第1の実施例の図形の切替処理にお
ける触覚ピンディスプレイ装置の表示例
【図21】本発明の第1の実施例における図形の輪郭表
示処理の例を示すフローチャート
【図22】本発明の第1の実施例における図形の輪郭表
示処理における触覚ピンディスプレイ装置の表示例
【符号の説明】
100 触覚ピンディスプレイ 200 出力情報生成部 201 触覚ピン出力情報生成部 202 移動情報生成部 203 拡大表示制御部 204 図形切替表示制御部 205 図形輪郭表示制御部 300 蓄積部 301 画面情報蓄積部 302 表示設定蓄積部 400 移動情報出力装置 500 座標指示装置 600 移動速度検出部 700 触知位置識別部 800 出力制御指示装置 900 記録媒体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標指示装置によって指示される画面上の
    座標の位置が移動することによって触覚ピンディスプレ
    イの出力が切り替わる場合に、前記触覚ピンディスプレ
    イの出力が切り替わる前後における前記座標指示装置が
    指示する前記画面上の位置の関係を明らかにする移動情
    報を生成し、この生成した移動情報をユーザに対して出
    力することを特徴とする触覚ピンディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】画面上のある位置を指示するための座標指
    示装置と、 前記画面上に表示される図形の位置、形状、配置などの
    図形情報を保持する画面情報蓄積部と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報を保持する表示設
    定蓄積部と、 前記座標指示装置より座標の位置情報を入力し、前記画
    面情報蓄積部から当該座標の位置情報に対応する前記図
    形情報を取得し、前記表示設定蓄積部に蓄積された前記
    表示設定情報と当該図形情報とから触覚ピンの状態によ
    り前記触覚ピンディスプレイに図形等を表示するための
    触覚ピン出力情報を生成する触覚ピン出力情報生成部
    と、 前記触覚ピン出力情報生成部により生成された前記触覚
    ピン出力情報に基づいて触覚ピンにより図形等を表示す
    る触覚ピンディスプレイと、 前記座標指示装置が指示する画面上の位置が移動して、
    前記触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる場合に、
    当該触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる前後にお
    ける前記座標指示装置が指示する前記画面上の位置の関
    係を明らかにする移動情報を生成する移動情報生成部
    と、 前記移動情報生成部で生成された移動情報をユーザに対
    して出力する移動情報出力装置とを備えて構成されるこ
    とを特徴とする触覚ピンディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】前記移動情報出力装置が音響装置を含んで
    構成されており、前記音響装置を介して前記移動情報を
    音で出力することを特徴とする請求項2記載の触覚ピン
    ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記移動情報出力装置が前記触覚ピンディ
    スプレイを兼ねて構成されており、前記触覚ピンディス
    プレイを介して前記移動情報を触覚ピンの状態により出
    力することを特徴とする請求項2記載の触覚ピンディス
    プレイ装置。
  5. 【請求項5】前記座標指示装置の指示する位置が移動し
    た場合に、当該位置の移動速度を検出する移動速度検出
    部を備え、 前記移動情報生成部が、前記移動速度検出部により検出
    された前記移動速度を入力し、当該入力された移動速度
    が高速か低速かを判断し、低速の場合には前記移動情報
    を生成せず、当該入力された移動速度が高速の場合に前
    記移動情報を生成することを特徴とする請求項2〜4の
    いずれか一項に記載の触覚ピンディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】前記触覚ピンディスプレイに出力する図形
    の表示倍率の切り替えについての制御を行う拡大表示制
    御部を備え、 前記拡大表示制御部が、前記表示設定蓄積部に蓄積され
    た前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディスプレイ
    に出力する図形の表示の倍率切り替えに関する情報を生
    成して、前記図形の表示の倍率切り替えに関する情報を
    前記触覚ピン出力情報生成部に出力し、 前記触覚ピン出力情報生成部が、前記拡大表示制御部に
    より入力された前記図形の表示の倍率切り替えに関する
    情報を用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンディ
    スプレイに表示倍率を変更した後の図形を表示するため
    の前記触覚ピン出力情報を生成することを特徴とする請
    求項2〜5のいずれか一項に記載の触覚ピンディスプレ
    イ装置。
  7. 【請求項7】前記触覚ピンディスプレイ上に置いたユー
    ザの指の触知位置を示す触知位置情報を生成する触知位
    置識別部を備え、 前記触覚ピン出力情報生成部が、前記触知位置識別部か
    ら入力された前記触知位置情報を参酌して触覚ピンの状
    態により前記触覚ピンディスプレイのユーザの指がある
    部分に図形等を表示するための前記触覚ピン出力情報を
    生成することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項
    に記載の触覚ピンディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】画面上のある位置を指示するための座標指
    示装置と、 前記画面上に表示される図形の位置、形状、配置などの
    図形情報を保持する画面情報蓄積部と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報を保持する表示設
    定蓄積部と、 前記画面上に複数の図形が重なって表示されている場合
    に、前記触覚ピンディスプレイに出力する図形の切り替
    え表示についての制御を行い、前記表示設定蓄積部に蓄
    積された前記表示設定情報を参酌して、前記触覚ピンデ
    ィスプレイに出力する前記図形の切り替えに関する情報
    を生成し、前記図形の切り替えに関する情報を前記触覚
    ピン出力情報生成部に出力する図形切替表示制御部と、 前記座標指示装置により入力された座標の位置情報を用
    いて、前記画面情報蓄積部から当該座標の位置情報に対
    応する前記図形情報を取得し、前記図形切替表示制御部
    から前記図形の切り替えに関する情報を入力し、前記表
    示設定蓄積部に蓄積された前記表示設定情報と当該図形
    の切り替えに関する情報と当該図形情報とを用いて、触
    覚ピンの状態により前記触覚ピンディスプレイに切り替
    え表示後の図形を表示するための触覚ピン出力情報を生
    成する触覚ピン出力情報生成部と、 前記触覚ピン出力情報生成部により生成された前記触覚
    ピン出力情報に基づいて触覚ピンにより図形等を表示す
    る触覚ピンディスプレイととを含んで構成されることを
    特徴とする触覚ピンディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】画面上のある位置を指示するための座標指
    示装置と、 前記画面上に表示される図形の位置、形状、配置などの
    図形情報を保持する画面情報蓄積部と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報を保持する表示設
    定蓄積部と、 前記画面上に表示されている図形の形状が複雑である場
    合に、触覚ピンディスプレイに出力する図形の輪郭の表
    示についての制御を行い、前記表示設定蓄積部に蓄積さ
    れた前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディスプレ
    イに図形の輪郭の一部分を該輪郭に沿って切り替えなが
    ら表示するために、該図形の一部分の輪郭表示に関する
    情報を生成し、前記図形の一部分の輪郭表示に関する情
    報を前記触覚ピン出力情報生成部に出力する図形輪郭表
    示制御部と、 前記座標指示装置により入力された座標の位置情報を用
    いて、前記画面情報蓄積部から当該座標の位置情報に対
    応する前記図形情報を取得し、前記図形輪郭表示制御部
    から前記図形の一部分の輪郭表示に関する情報を入力
    し、前記前記表示設定蓄積部に蓄積された前記表示設定
    情報と当該図形の一部分の輪郭表示に関する情報と当該
    図形情報とを用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピ
    ンディスプレイに図形の輪郭に沿って切り替えながら表
    示する図形の輪郭の一部分を表示するための触覚ピン出
    力情報を生成する触覚ピン出力情報生成部と、 前記触覚ピン出力情報生成部により生成された前記触覚
    ピン出力情報に基づいて触覚ピンにより図形等を表示す
    る触覚ピンディスプレイとを含んで構成されることを特
    徴とする触覚ピンディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】前記画面上に複数の図形が重なって表示
    されている場合に、当該重なって表示されている図形か
    ら任意の図形を選択して前記触覚ピンディスプレイに表
    示するために、前記触覚ピンディスプレイに出力する図
    形の切り替え表示についての制御を行う図形切替表示制
    御部を備え、 前記図形切替表示制御部が、前記表示設定蓄積部に蓄積
    された前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディスプ
    レイに出力する前記図形の切り替えに関する情報を生成
    し、前記図形の切り替えに関する情報を前記触覚ピン出
    力情報生成部に出力し、 前記触覚ピン出力情報生成部が、前記図形切替表示制御
    部により入力された前記図形の切り替えに関する情報を
    用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンディスプレ
    イに切り替え表示後の図形を表示するための前記触覚ピ
    ン出力情報を生成することを特徴とすることを特徴とす
    る請求項2〜7のいずれか一項に記載の触覚ピンディス
    プレイ装置。
  11. 【請求項11】前記画面上に表示されている図形の形状
    が複雑である場合に、当該図形の輪郭の一部分を触覚ピ
    ンディスプレイに表示し、前記表示を当該図形の輪郭に
    沿って自動的に切り替えるために、触覚ピンディスプレ
    イに出力する図形の輪郭の表示についての制御を行う図
    形輪郭表示制御部を備え、 前記図形輪郭表示制御部が、前記表示設定蓄積部に蓄積
    された前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディスプ
    レイに図形の輪郭の一部分を輪郭に沿って切り替えなが
    ら表示するための図形の一部分の輪郭表示に関する情報
    を生成し、前記図形の一部分の輪郭表示に関する情報を
    前記触覚ピン出力情報生成部に出力し、 前記触覚ピン出力情報生成部が、前記図形輪郭表示制御
    部により入力された前記図形の一部分の輪郭表示に関す
    る情報を用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンデ
    ィスプレイに図形の輪郭に沿って切り替えながら表示す
    る図形の輪郭の一部分を表示するための前記触覚ピン出
    力情報を生成することを特徴とすることを特徴とする請
    求項2〜7、10のいずれか一項に記載の触覚ピンディ
    スプレイ装置。
  12. 【請求項12】画面上のある位置を指示するための座標
    指示装置と、 前記画面上に表示される図形の位置、形状、配置などの
    図形情報を保持する画面情報蓄積部と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報を保持する表示設
    定蓄積部と、 前記座標指示装置が指示する画面上の位置が移動して、
    前記触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる場合に、
    当該触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる前後にお
    ける前記座標指示装置が指示する前記画面上の位置の関
    係を明らかにする移動情報を生成する移動情報生成部
    と、 前記移動情報生成部で生成された移動情報をユーザに対
    して出力する移動情報出力装置と、 前記触覚ピンディスプレイに出力する図形の表示倍率の
    切り替えについての制御を行い、前記表示設定蓄積部に
    蓄積された前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディ
    スプレイに出力する図形の表示の倍率切り替えに関する
    情報を生成する拡大表示制御部と、 前記画面上に複数の図形が重なって表示されている場合
    に、前記触覚ピンディスプレイに出力する図形の切り替
    え表示についての制御を行い、前記表示設定蓄積部に蓄
    積された前記表示設定情報を参酌して、前記触覚ピンデ
    ィスプレイに出力する前記図形の切り替えに関する情報
    を生成する図形切替表示制御部と、 前記画面上に表示されている図形の形状が複雑である場
    合に、触覚ピンディスプレイに出力する図形の輪郭の表
    示についての制御を行い、前記表示設定蓄積部に蓄積さ
    れた前記表示設定情報を参酌して、触覚ピンディスプレ
    イに図形の輪郭の一部分を該輪郭に沿って切り替えなが
    ら表示するために、該図形の一部分の輪郭表示に関する
    情報を生成する図形輪郭表示制御部と、 前記拡大表示制御部により前記図形の表示の倍率切り替
    えに関する情報を入力した場合、前記座標指示装置によ
    り入力された座標の位置情報を用いて、前記画面情報蓄
    積部から当該座標の位置情報に対応する前記図形情報を
    取得し、前記図形の表示の倍率切り替えに関する情報を
    用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンディスプレ
    イに表示倍率を変更した後の図形を表示するための触覚
    ピン出力情報を生成し、前記図形切替表示制御部から前
    記図形の切り替えに関する情報を入力した場合、前記座
    標指示装置により入力された座標の位置情報を用いて、
    前記画面情報蓄積部から当該座標の位置情報に対応する
    前記図形情報を取得し、前記前記表示設定蓄積部に蓄積
    された前記表示設定情報と当該図形の切り替えに関する
    情報と当該図形情報とを用いて、触覚ピンの状態により
    前記触覚ピンディスプレイに切り替え表示後の図形を表
    示するための触覚ピン出力情報を生成し、前記図形輪郭
    表示制御部から前記図形の一部分の輪郭表示に関する情
    報を入力した場合、前記座標指示装置により入力された
    座標の位置情報を用いて、前記画面情報蓄積部から当該
    座標の位置情報に対応する前記図形情報を取得し、前記
    前記表示設定蓄積部に蓄積された前記表示設定情報と当
    該図形の一部分の輪郭表示に関する情報と当該図形情報
    とを用いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンディス
    プレイに図形の輪郭に沿って切り替えながら表示する図
    形の輪郭の一部分を表示するための触覚ピン出力情報を
    生成する触覚ピン出力情報生成部と、 前記触覚ピン出力情報生成部により生成された前記触覚
    ピン出力情報に基づいて触覚ピンにより図形等を表示す
    る触覚ピンディスプレイとから構成されることを特徴と
    する触覚ピンディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】前記触覚ピンディスプレイに出力する図
    形の表示倍率の切り替えを行いたい場合、前記拡大表示
    制御部に対し触覚ピンディスプレイに出力する図形の表
    示倍率の切り替えを要求する倍率切り替えについての指
    示を出力し、前記画面上に複数の図形が重なって表示さ
    れているため、前記触覚ピンディスプレイに出力する図
    形の切り替えを行いたい場合、前記図形切替表示制御部
    に対し触覚ピンディスプレイに出力する図形の切り替え
    を要求する図形の切り替えについての指示を出力し、前
    記画面上に表示されている図形の形状が複雑であるた
    め、触覚ピンディスプレイに出力する図形の輪郭の表示
    の一部分を輪郭に沿って切り替えながら表示したい場
    合、前記図形輪郭表示制御部に対し触覚ピンディスプレ
    イに出力する図形の輪郭の一部分を輪郭に沿って切り替
    えながら表示することを要求する図形の輪郭表示につい
    ての指示を出力する出力制御指示装置を備え、 前記拡大表示制御部が前記出力制御指示装置から入力さ
    れた前記倍率切り替えについての指示に従い、前記触覚
    ピンディスプレイに出力する前記図形の表示の倍率切り
    替えに関する情報を生成し、 前記図形切替表示制御部が前記出力制御指示装置から入
    力された前記図形の切り替えについての指示に従い、前
    記触覚ピンディスプレイに出力する前記図形の切り替え
    に関する情報を生成し、 前記図形輪郭表示制御部が前記出力制御指示装置から入
    力されたの前記図形の輪郭表示についての指示に従い、
    前記触覚ピンディスプレイに出力する前記図形の一部分
    の輪郭表示に関する情報を生成することを特徴とする請
    求項12に記載の触覚ピンディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】コンピュータの画面上に表示されている
    図形の位置、形状、配置などの図形情報をコンピュータ
    に備える記憶手段に記憶させる第1の処理と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報をコンピュータに
    備える記憶手段に記憶させる第2の処理と、 前記コンピュータの画面上の表示したい位置を指示する
    ための座標指示装置により入力された座標の位置情報を
    用いて、前記第1の処理で記憶された当該座標の位置情
    報に対応する前記図形情報を取得し、前記第2の処理で
    記憶された前記表示設定情報を参酌して、当該図形情報
    から触覚ピンの状態により前記触覚ピンディスプレイに
    図形等を表示するための触覚ピン出力情報を生成する第
    3の処理と、 前記座標指示装置が指示する前記画面上の位置が移動し
    て、前記触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる場合
    に、当該触覚ピンディスプレイの表示が切り替わる前後
    における前記座標指示装置が指示する前記画面上の位置
    の関係を明らかにする移動情報を生成する第4の処理
    と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とする触覚ピンディスプレイ装置をコンピ
    ュータによって実現するための記録媒体。
  15. 【請求項15】コンピュータの画面上に表示されている
    図形の位置、形状、配置などの図形情報をコンピュータ
    に備える記憶装置に記憶させる第1の処理と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報をコンピュータに
    備える記憶装置に記憶させる第2の処理と、 前記画面上に複数の図形が重なって表示されている場合
    に、当該重なって表示されている図形から任意の図形を
    選択して前記触覚ピンディスプレイに表示するために、
    前記触覚ピンディスプレイに出力する図形の切り替え表
    示についての制御を行い、前記第2の処理よって記憶さ
    れた前記表示設定情報を参酌して、前記触覚ピンディス
    プレイに出力する前記図形の切り替えに関する情報を生
    成し、前記図形の切り替えに関する情報を出力する第3
    の処理と、 前記画面上の表示したい位置を指示するための座標指示
    装置により入力された座標の位置情報を用いて、前記第
    1の処理によって記憶された当該座標の位置情報に対応
    する前記図形情報を取得し、前記図形切替表示制御部か
    ら前記図形の切り替えに関する情報を入力し、前記第2
    の処理によって記憶された前記表示設定情報と前記第3
    の処理により入力される当該図形の切り替えに関する情
    報と当該図形情報とを用いて、触覚ピンの状態により前
    記触覚ピンディスプレイに切り替え表示後の図形を表示
    するための触覚ピン出力情報を生成する第4の処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とする触覚ピンディスプレイ装置をコンピ
    ュータによって実現するための記録媒体。
  16. 【請求項16】コンピュータの画面上に表示されている
    図形の位置、形状、配置などの図形情報をコンピュータ
    に備える記憶装置に記憶させる第1の処理と、 触覚ピンディスプレイの表示設定情報をコンピュータに
    備える記憶装置に記憶させる第2の処理と、 前記画面上に表示されている図形の形状が複雑である場
    合に、当該図形の輪郭の一部分を触覚ピンディスプレイ
    に表示し、前記表示を当該図形の輪郭に沿って自動的に
    切り替えるために、触覚ピンディスプレイに出力する図
    形の輪郭の表示についての制御を行い、前記第2の処理
    によって記憶された前記表示設定情報を参酌して、触覚
    ピンディスプレイに図形の輪郭の一部分を輪郭に沿って
    切り替えながら表示するための図形の一部分の輪郭表示
    に関する情報を生成し、前記図形の一部分の輪郭表示に
    関する情報を出力する第3の処理と、 前記画面上の表示したい位置を指示するための座標指示
    装置により入力された座標の位置情報を用いて、前記画
    面情報蓄積部から当該座標の位置情報に対応する前記図
    形情報を取得し、前記図形輪郭表示制御部から前記図形
    の一部分の輪郭表示に関する情報を入力し、前記前記表
    示設定蓄積部に蓄積された前記表示設定情報と当該図形
    の一部分の輪郭表示に関する情報と当該図形情報とを用
    いて、触覚ピンの状態により前記触覚ピンディスプレイ
    に図形の輪郭に沿って切り替えながら表示する図形の輪
    郭の一部分を表示するための触覚ピン出力情報を生成す
    る第4の処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とする触覚ピンディスプレイ装置をコンピ
    ュータによって実現するための記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012084096A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Utsunomiya Univ 知覚刺激情報生成システム
JP2013196340A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Aisin Aw Co Ltd 操作入力システム
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