JP2001242694A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001242694A
JP2001242694A JP2000056686A JP2000056686A JP2001242694A JP 2001242694 A JP2001242694 A JP 2001242694A JP 2000056686 A JP2000056686 A JP 2000056686A JP 2000056686 A JP2000056686 A JP 2000056686A JP 2001242694 A JP2001242694 A JP 2001242694A
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Ai Ito
愛 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像方式を用いる画像形成装置におい
て、たとえ1回の画像形成動作が長い場合であっても、
現像装置内における二成分現像剤中のトナー濃度をより
適切に調整することができるようにする。 【解決手段】 トナー濃度トナー50で得られる検出情
報を少なくとも利用してトナー濃度を調整する制御を行
う制御手段(60)は、現像装置14の現像ロール44
及び攪拌搬送部材42,43が回転しているときに検出
して得られるトナー濃度センサ50の検出情報を利用し
て当該制御を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分現像方式を
用いる複写機、プリンタ等に代表される画像形成装置に
係り、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容す
る現像装置内における現像剤中のトナー濃度を適切に調
整することが可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二成分現像方式を用いた複写機、プリン
タ等の画像形成装置では、感光ドラム等の像担持体上に
画像情報に応じて形成される静電潜像を二成分現像剤で
現像することにより、二成分現像剤を収容する現像装置
内における現像剤中のトナーが徐々に消費され、そのト
ナー濃度(混合比:現像剤全体に対するトナーの混合
比)が低下してしまう。このため、通常は、その消費量
等にほぼ見合う分のトナーを現像装置内に補給し、これ
により現像装置内におけるトナー濃度がほぼ一定に保た
れるようになっている。
【0003】このような二成分現像剤中のトナー濃度を
調整する方式としては、例えば、現像装置内にある二成
分現像剤による透磁率の変化を検出するトナー濃度セン
サを使用し、このセンサの検出情報を利用してトナー濃
度の調整(直接的にはトナーの補給)を行うものがあ
る。
【0004】そして、このトナー濃度センサを使用した
トナー濃度の調整に際しては、そのトナー濃度を正確に
検出することが重要であるとされており、例えば、特開
平2−1811772号公報には、かかるトナー濃度の
正確な検出を可能にすることを目的とした現像装置とそ
れを用いた複写機が示されている。
【0005】上記公報に示された現像装置は、現像動作
終了後に現像ロール上に現像剤が存在しないように穂切
れを行い、透磁率の変化を検出する磁気センサ(トナー
濃度センサ)による検出を現像剤攪拌用回転体が回転し
かつ現像ロールが停止している間に行うようにしたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うなトナー濃度センサの検出タイミングを採用してトナ
ー濃度の調整を行うタイプの画像形成装置では、画像形
成動作(現像動作)中においてセンサによるトナー濃度
検出を行わないため、特に1回の画像形成動作(ジョ
ブ)が長い場合、次のような問題がある。
【0007】すなわち、長い画像形成動作中にトナー濃
度の変動(低下又は上昇)が発生しても、かかるトナー
濃度の変動を検知することができず、しかも、かかる変
動に対するトナー濃度の調整を行うこともできないた
め、画像形成中に発生するトナー濃度の変動に起因した
画像濃度の変動等を引き起こしてしまうという問題があ
る。このような問題は、画像形成装置が高速機(画像形
成速度が高速のもの)であればある程、画像濃度の変動
したままの画像形成が大量に行われてしまうことになる
ため、その影響もより一層大きなものとなる。
【0008】本発明は、上述したような事情に鑑みなさ
れたものであり、たとえ1回の画像形成動作が長い場合
であっても、現像装置内における二成分現像剤中のトナ
ー濃度をより適切に調整することができる画像形成装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明の画像形成装置は、画像情報に応じた静電潜像が
形成される像担持体と、この像担持体上の潜像を現像す
るトナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現
像剤収容器と、この現像剤収容器の前記像担持体と近接
対向する部位で回転駆動してその収容器内の二成分現像
剤を担持し前記像担持体の現像域まで供給する現像ロー
ルと、前記現像剤収容器内で回転駆動して二成分現像剤
を攪拌しつつ前記現像ロール側に搬送する攪拌搬送部材
を備えた現像装置と、この現像装置の現像剤収容器内に
臨むように配設され、その収容器内の二成分現像剤によ
る透磁率の変化を検出するトナー濃度センサと、このト
ナー濃度トナーで得られる検出情報を少なくとも利用し
てトナー濃度を調整する制御を行う制御手段とを有する
画像形成装置において、前記制御手段は、前記現像装置
の現像ロール及び攪拌搬送部材が回転しているときに検
出して得られる前記トナー濃度センサの検出情報を利用
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】このような構成からなる画像形成装置によ
れば、制御手段が、現像装置の現像ロール及び攪拌搬送
部材が回転しているとき、即ち少なくとも画像形成動作
がなされているときにおいて得られるトナー濃度センサ
の検出情報を利用するため、画像形成中に発生するトナ
ー濃度の変動がセンサにより検出されるようになるとと
ともに、かかる検出情報に基づいて所要のトナー濃度の
調整が適時行われるようになる。このため、画像形成動
作の長短にかかわらず(特に1回の画像形成動作が長い
場合であっても)、画像形成動作中に発生するトナー濃
度の変動に対するトナー濃度の調整が行われるようにな
る。
【0011】制御手段のトナー濃度の調整に関する制御
は、最終的にトナー濃度が適切に調整されるものであれ
ば特に制約されるものではなく、例えば、トナー濃度セ
ンサの検出情報に基づいてトナー等の補給動作を直接的
に制御するもののほか、その検出情報に加えて像担持体
等に形成する制御用パッチ像の濃度の検出情報を併用し
てトナー等の補給動作を間接的に制御するものであって
もよい。この制御手段による制御は、上記した特定の時
期に検出して得られる検出情報を利用して行われるもの
であるが、トナー濃度センサ自体については、現像装置
の現像ロール及び攪拌搬送部材の少なくとも一方が停止
しているときにも検出動作を行うように構成しても構わ
ない。
【0012】また、この画像形成装置における前記制御
手段は、前記現像装置の攪拌搬送部材の回転立ち上がり
完了時からその回転立ち下がり開始時までの間に検出し
て得られる前記トナー濃度センサの検出情報を利用する
ように構成されていることが好ましい。より好ましく
は、現像装置の現像ロール及び攪拌搬送部材の回転立ち
上がり完了時からその回転立ち下がり開始時までの間に
検出される検出情報を利用するように構成する。
【0013】このように構成した場合には、少なくとも
攪拌搬送部材の回転が安定して現像装置(現像剤収容
器)内の二成分現像剤の挙動(センサ付近を搬送される
ときの状態)も安定した時期にトナー濃度センサの検出
が行われるため、より正確なトナー濃度が検出される。
このため、より正確な検出情報に基づくより適切なトナ
ー濃度の調整が行われるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の実施の形態1に
係る中間転写方式のカラー画像形成装置を示すものであ
る。
【0015】まず、この画像形成装置には、ブラック
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色成分のトナー像をそれぞれ形成する4つの
作像ユニット10K,10Y,10M、10Cと、この
各作像ユニット10K,10Y,10M、10Cで形成
される各トナー像が一時的に転写される中間転写ベルト
21を回転走行させる中間転写機構20とで構成される
作像システムが装備されている。
【0016】上記作像ユニット10はいずれも、電子写
真プロセスによりトナー像を形成するものであり、水平
方向に所定の間隔をあけて配設されている。そして、作
像ユニット10はいずれも、基本的に、矢印A方向に回
転するように配設される像担持体としての感光ドラム1
1と、この感光ドラム11の周囲近傍に所定の位置関係
で配設される帯電装置12、潜像形成装置13、現像装
置14、転写装置(転写ロール)15およびドラム用ク
リーナー16とでその主要部が構成されている。このう
ち現像装置14は、各色成分の非磁性トナーと磁性キャ
リアからなる二成分現像剤Gを使用して現像を行う二成
分現像方式の現像装置である。
【0017】上記中間転写機構20は、中間転写ベルト
21と、この中間転写ベルト21を支持して前記各作像
ユニット10における感光ドラム11の転写位置を通過
するように矢印B方向に回転走行させる駆動ロール2
2、従動ロール23、テンションロール24およびバッ
クアップロール25と、ベルト用クリーナー26でその
主要部が構成されている。
【0018】図2において、符号30は前記バックアッ
プロール25と対向して配置されて二次転写部を構成す
る二次転写ロール、31は図示しない給紙トレイ等から
搬送される用紙Pを前記二次転写部にむけて所定のタイ
ミングで送り込むレジストロール、35はロールニップ
式の加熱定着装置、36は二次転写後の用紙Pを定着装
置35まで搬送する搬送ベルト装置である。図2中の一
点鎖線は用紙Pの搬送経路を示す。
【0019】このような作像システムを備えた画像形成
装置では、次のようにして基本的なカラー画像形成が行
われる。
【0020】まず、各作像ユニット10において、矢印
A方向に回転する感光ドラム11が、帯電装置12によ
って所望の帯電電位となるように一様に帯電処理された
後、その帯電表面に潜像形成装置13から色分解された
画像データに応じたレーザビーム(矢印)Bmが走査露
光されることによって所望の潜像電位からなる静電潜像
が形成され、しかる後、その潜像が現像装置14から供
給される所定の色成分の現像剤Gにより磁気ブラシ現像
方式で現像される。これにより、各感光ドラム11上に
はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナ
ー像が個別に形成される。
【0021】続いて、その4色のトナー像は、感光ドラ
ム11と転写ロール15の間(一次転写部)を通過する
中間転写ベルト21の表面に重ね合わせられるようにし
て静電的に一次転写された後、レジストロール31によ
り中間転写ベルト21と二次転写ロール30の間となる
二次転写部に送り込まれる用紙Pに対して静電的に二次
転写される。そして、トナー像が転写された後の用紙P
は、定着装置35における加熱ロール35aと加圧ロー
ル35bのニップ部を通過するように送られてトナー像
が加熱加圧されることにより熱定着された後、所定の排
紙部にむけて排出される。なお、一次転写後の感光ドラ
ム11に転写されず残留して付着する残留トナーはドラ
ム用クリーナー16により除去清掃され、また、二次転
写後の中間転写ベルト21に転写されず残留する残留ト
ナーはベルト用クリーナー26により清掃除去される。
【0022】以上のプロセスを経ることにより、用紙P
の片面にフルカラー画像が形成される。また、白黒画像
形成時には、4つの作像ユニット10のうちブラック用
作像ユニット10Kのみを作動させることにより白黒画
像が形成される。
【0023】そして、この画像形成装置においては、上
記したような画像形成がなされた場合に二成分現像剤の
トナーが消費されてトナー濃度が低下するため、そのト
ナー濃度を所望の範囲におさめるため以下に説明するよ
うなトナー濃度制御を行うようになっている。
【0024】はじめに、この画像形成装置におけるトナ
ー濃度制御に関する構成として、図3及び図4に示すよ
うな現像装置14とトナー濃度センサ50が使用されて
いる。現像装置14は、前記各作像ユニット10におけ
る現像装置14(K,Y,M,C)であり、そのいずれ
も前述したような非磁性トナーと磁性キャリアからなる
二成分現像剤Gをその装置本体40の現像剤収容器41
に所定量ずつ収容しており、かかる二成分現像剤Gがそ
の収容容器41内で回転する攪拌搬送部材としてのオー
ガー42,43によりそれぞれ攪拌されつつ最終的にオ
ーガー42を介して現像ロール44側に搬送されるよう
になっている。
【0025】上記現像剤収容器41は、上下2段からな
る上部現像剤搬送路41A及び下部現像剤搬送路41B
とに分割形成されたものであり、その各搬送路41A,
41Bがその両端部において互いに連通した構造になっ
ている。符号45は、上部現像剤搬送路41A及び下部
現像剤搬送路41Bを仕切る仕切壁である。また、上記
オーガー42,43は、いずれも回転軸42a,43a
とその回転軸に螺旋状に形成された螺旋羽根42b,4
3bとからなる回転体であり、上部現像剤搬送路41A
及び下部現像剤搬送路41B内で現像剤Gを攪拌搬送す
る方向に回転駆動するようになっている。さらに、現像
ロール44は、現像バイアスが印加される円筒状のスリ
ーブ44aとこのスリーブ44aに固定配置されたマグ
ネットロール44bとからなるロール構造からなるもの
であり、装置本体40の上部現像剤搬送路41Aに近い
部位であって前記感光ドラム11と近接対向する部位で
矢印方向に回転駆動するようになっている。また、この
現像装置14では、上記オーガー42,43と現像ロー
ル44は同じ回転駆動源(電動モータなど)により回転
駆動されるように構成されている。図3中の符号46は
現像ロール44に供給されて担持された二成分現像剤G
の層厚(磁気ブラシの穂立ち高さ)を所定量に規制する
スクレーパ、47は現像後の現像ロール44から脱離す
る現像剤Gをオーガー43側に送り込むためのカウンタ
ーオーガーである。また、図4中の符号50aは現像剤
補給装置(図5の符号55)から補給されるトナー(又
はトナーとキャリア)が注入される補給口、48はオー
ガーの回転軸42a,43aに取り付けられた駆動伝達
ギアである。
【0026】一方、トナー濃度センサ50は、現像剤収
容器51内における二成分現像剤Gによる透磁率の変化
を検出するものであり、その透磁率の変化に応じた電圧
が出力され、その電圧値に基づいてトナー濃度(トナー
混合比:TC)を換算測定するものである。この現像装
置14では、そのトナー濃度センサ(TCセンサ)50
を、例えばそのセンサ面51が二成分現像剤Gと接触し
得るように、下部現像剤搬送路41B内に臨むような状
態で取り付けている。図3中の点線は現像装置(現像剤
収容器51)内に収容されている二成分現像剤Gの上面
の状態を示し、この点線で示す下方側には現像剤Gが充
填されている。したがって、トナー濃度センサ50のセ
ンサ面51は、平常時においては下部現像剤搬送路41
B内に存在する現像剤G内に埋没したような状態になっ
ている。
【0027】また、このトナー濃度センサ50は、トナ
ー濃度の調整に関する制御を行うマイクロコンピュータ
等からなる制御装置(制御手段)60に接続されてお
り、そのセンサ出力値が入力されるようになっている。
【0028】さらに、このトナー濃度制御に関する構成
としては、図5に示すように、画像形成動作中等の所定
のタイミングで各作像ユニット10の感光ドラム11上
に通常の画像とともに画像濃度制御用のパッチ像(所定
のパターン及び濃度諧調からなる画像)を形成して中間
転写ベルト21に一次転写させ、そのパッチ像のトナー
濃度を中間転写ベルト21に対向配置したセンサ39に
より読み取るようになっている。また、このセンサ39
は、前記制御装置60に接続されており、そのセンサ出
力値が入力されるようになっている。
【0029】特に、この実施形態においては、制御装置
60によるトナー濃度の調整に関する制御を、トナー濃
度センサ50による検出情報に基づいてトナーの補給量
を直接的に制御するのではなく、感光ドラム11ひいて
は中間転写ベルト21に形成する前記パッチ像のトナー
量をセンサ39で検出した情報に基づいてそのパッチ像
のトナー濃度が一定になるようにトナー補給量を制御す
る方式(いわゆるADC方式)と組み併せて間接的に制
御する構成を採用している。すなわち、図6に示すよう
に、トナー濃度センサ50にて検出されるトナー濃度の
大小に応じてADC方式における目標値(センサ39で
検出される値に対してトナー補給の有無を判断するため
の閾値)を変更したり、パッチ像の潜像電位を変更した
りして、最終的に、ADC方式によってトナー補給につ
いて制御するようにしている。パッチ像の潜像電位の変
更は、潜像形成装置13の出力値を制御することにより
行われるようになっている。
【0030】また、この実施形態においては、図1に示
すように、制御装置60によるトナー濃度の調整に関す
る制御を行うに際し、現像装置14の現像ロール44及
びオーガー42,43が回転しているときに検出して得
られるトナー濃度センサ50の検出情報を利用するよう
になっている。しかも、オーガー42,43(この例で
は現像ロール44も含む)の回転立ち上げ時期T1と回
転立ち下げ時期T2を除く回転動作時期、すなわちその
回転立ち上げ完了時から回転立ち下げ開始時までの間に
検出して得られる検出情報を利用するように構成されて
いる。この回転立ち上げ完了時については、現像ロール
44の回転開始信号から所定時間(例えば1秒)経過し
た後をその完了時とみなすように構成され、また、回転
立ち下げ開始時については回転停止信号から所定時間さ
かのぼった時点をその開始時とみなすように構成され
る。
【0031】以下、この画像形成装置におけるトナー濃
度制御に関する動作について説明する。
【0032】まず、現像装置14においては、画像形成
時になると、現像ロール44及びオーガー42,43が
回転駆動する。これにより、その回転駆動するオーガー
42,43が現像剤収容器の上部現像剤搬送路41A及
び下部現像剤搬送路41B内の二成分現像剤Gを攪拌し
つつ搬送する。この現像装置14の場合、二成分現像剤
Gは、下部現像剤搬送路41aBの補給口50aのある
側の端部からその反対側の端部に送られた後、その端部
と連通する上部現像剤搬送路41Aの端部側に押し上げ
られるように送り込まれ、続いて、その端部側から上部
現像剤搬送路41Aの補給口40aのある側の端部へ送
られた後、その端部側において連通する下部現像剤搬送
路41B側に落下するように戻されるというように循環
搬送される。そして、その回転駆動する現像ロール44
では、上部現像剤搬送路41A内をオーガー42によっ
て搬送される現像剤Gが磁力で引き寄せられて供給され
た後、スクレーパ46の直下を通過して一定の穂立ち高
さに規制されることにより一様の磁気ブラシを形成した
状態で感光ドラム11と対向する現像域まで搬送され
る。そこで、磁気ブラシを形成する二成分現像剤中のト
ナーが感光ドラム11上に形成された静電潜像に付着す
ることにより、現像が行われる。
【0033】このように画像形成動作中においては、そ
の現像により現像装置14内における二成分現像剤Gの
トナーが消費されてトナー濃度が低下する。また、この
現像装置14に現像剤が補給された直後などにおいて
は、その現像装置内における二成分現像剤のトナー濃度
が上昇することがある。
【0034】この点、本実施形態における制御装置60
では、このように画像形成動作時に現像ロール44及び
オーガー42,43が回転駆動しているときに検出して
得られるトナー濃度センサ50の検出情報に基づいてト
ナー濃度の調整に関する制御が行われる。
【0035】例えば、図6に示すように、トナー濃度セ
ンサ50で検出されるトナー濃度が予め設定するトナー
濃度下限値Aとトナー濃度上限値Bの間にあるときに
は、ADC方式における目標値は変更せず「平常値」の
ままとし、センサ39で検出されるパッチ像のトナー量
がその平常値である目標値に保たれるように制御され
る。具体的には、パッチ像のトナー濃度が目標値を下回
っている場合には、そのトナー濃度が目標値に到達する
まで現像剤の補給が行われ、反対に、パッチ像のトナー
濃度が目標値を上回っている場合には、その目標値にな
るように現像剤の補給が減少又は停止されるように制御
される。
【0036】また、トナー濃度センサ50で検出される
トナー濃度値がトナー濃度下限値Aを下回るような「低
い状態にある」ときには、図6の中段に示すように、A
DC方式における目標値が「濃い側(トナー量が多くな
る側)の値」に変更される制御が実行される。これによ
り、センサ39で検出されるパッチ像のトナー濃度が濃
い側に変更された目標値に対しては下回るようになる
(うすいと検出される)ので、そのパッチ像のトナー濃
度が目標値に到達するまで現像剤の補給が行われるよう
になる。この結果、現像剤補給装置55から現像装置1
4内に現像剤が補給されるため、トナー濃度が高くなる
方向に調整される。
【0037】一方、その検出されるトナー濃度値がトナ
ー濃度上限値Bを上回るような「高い状態にある」とき
には、図6の中段に示すようにADC方式における目標
値を平常値のままとし、図6の下段に示すようにパッチ
像の潜像電位VLを「帯電電位VHとのコントラストが大
きくなる値(現像されるトナー量が多くなる値)VM
に変更するような制御が実行される。これにより、パッ
チ像が濃い目のものとなり、センサ39で検出されるパ
ッチ像のトナー濃度がADC方式における平常値である
目標値を上回るようになる(濃いと検出される)パッチ
像ので、そのトナー濃度が目標値になるように現像剤の
補給が減少又は停止されるように制御される。この結
果、現像剤補給装置55から現像装置14への現像剤の
補給が減少又は停止するため、トナー濃度が低くなる方
向に調整される。
【0038】このように制御装置60では、トナー濃度
の調整に関する制御を行うに際し、特に現像装置14の
現像ロール44及びオーガー42,43が回転している
ときのトナー濃度センサ50による検出情報を利用して
いるため、画像形成中に発生するトナー濃度の変動であ
っても、その変動がトナー濃度センサ50により確実に
検出されるようになり、しかも、かかる検出情報に基づ
いてトナー濃度の調整が適時行われるようになる。この
ため、1回の画像形成動作が長い場合であっても、その
画像形成動作中に発生するトナー濃度の変動によって画
像濃度等が変動するような不具合が発生することはな
く、良好な画像形成を安定して行うことが可能となる。
【0039】また、この制御装置60で利用しているト
ナー濃度センサ50の検出情報は、特にオーガー42,
43の回転立ち上がり完了時からその回転立ち下がり開
始時までの間に検出して得られるものを利用しているこ
とから、現像ロール44(この実施形態ではオーガー4
2,43と同一の駆動源で回転駆動される現像ロール4
4も含まれる)の回転が安定して現像剤収容器41(特
に下部現像剤搬送路41B)内の二成分現像剤Gの挙動
(センサ付近を搬送されるときの状態)が最も安定した
時期にトナー濃度センサ44による検出が行われるよう
になり、このため、より正確なトナー濃度が検出される
ようになる。したがって、より正確なトナー濃度に関す
る検出情報に基づくより適切なトナー濃度の調整が行わ
れるようになるため、良好な画像形成を安より一層定し
て行うことが可能となる。
【0040】つまり、オーガー42,43等の回転立ち
上げ時や立下り時においては、現像ロール等の回転が不
安定であったり、センサ50(センサ面51)の前方位
置におけるオーガーの攪拌羽根の通過状態(羽根の有
無)によって現像剤が不安定な状態にあることから、そ
のときに検出されるトナー濃度が不安定となり、その検
出精度が低下することがあり、かかる検出情報に基づく
不適切なトナー濃度調整に関する制御を行うことを確実
に回避することができる。
【0041】なお、この画像形成装置においては、現像
装置14の現像ロール44及びオーガー42,43の少
なくとも一方が停止しているときのトナー濃度センサ5
0の検出情報を利用しないようにしているが、必要であ
れば、かかる時期の検出情報であっても、画像形成中の
トナー濃度の制御以外の目的の制御を行うために利用す
るようにしてもよい。
【0042】また、前記実施の形態では、本発明を複数
の作像ユニット10と中間転写ベルト21を用いた方式
の画像形成装置に適用した場合について例示したが、本
発明は、二成分現像装置を使用し、トナー濃度センサに
よる検出情報を利用してトナー濃度制御を行う必要があ
る画像形成装置であれば、その構成等については特に制
約されることなく適用することが可能であり、同様の作
用効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、たとえ1回の画像形成動作が長い場合で
あっても、現像装置内における二成分現像剤中のトナー
濃度をより適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トナー濃度センサ(TCセンサ)、現像装置
等の動作タイミングを示すタイミングチャート。
【図2】 実施の形態に係るカラー画像形成装置を示す
概要図。
【図3】 現像装置の正面側から見たときの内部構成を
示す概略断面図。
【図4】 現像装置の背面側(オーガーのある側)から
見たときの内部構成を示す概略断面図。
【図5】 トナー濃度の調整に関する制御を行う制御系
の構成を示す要部説明図。
【図6】 トナー濃度の調整に関する主な制御内容を示
す説明図。
【符号の説明】
11…感光ドラム(像担持体)、14…現像装置、41
A,41B…上部及び下部現像剤搬送路(現像剤収容
器)、42,43…オーガー(攪拌搬送部材)、44…
現像ロール、60…制御装置(制御手段)、G…二成分
現像剤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じた静電潜像が形成される
    像担持体と、 この像担持体上の潜像を現像するトナーとキャリアから
    なる二成分現像剤を収容する現像剤収容器と、この現像
    剤収容器の前記像担持体と近接対向する部位で回転駆動
    してその収容器内の二成分現像剤を担持し前記像担持体
    の現像域まで供給する現像ロールと、前記現像剤収容器
    内で回転駆動して二成分現像剤を攪拌しつつ前記現像ロ
    ール側に搬送する攪拌搬送部材を備えた現像装置と、 この現像装置の現像剤収容器内に臨むように配設され、
    その収容器内の二成分現像剤による透磁率の変化を検出
    するトナー濃度センサと、 このトナー濃度トナーで得られる検出情報を少なくとも
    利用してトナー濃度を調整する制御を行う制御手段とを
    有する画像形成装置において、 前記制御手段は、前記現像装置の現像ロール及び攪拌搬
    送部材が回転しているときに検出して得られる前記トナ
    ー濃度センサの検出情報を利用するように構成されてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記制御手段は、前記現像装置の攪拌搬送部材の回
    転立ち上がり完了時からその回転立ち下がり開始時まで
    の間に検出して得られる前記トナー濃度センサの検出情
    報を利用するように構成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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