JP2001242410A - ミシン目形成装置および形成方法 - Google Patents

ミシン目形成装置および形成方法

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JP2001242410A
JP2001242410A JP2000053941A JP2000053941A JP2001242410A JP 2001242410 A JP2001242410 A JP 2001242410A JP 2000053941 A JP2000053941 A JP 2000053941A JP 2000053941 A JP2000053941 A JP 2000053941A JP 2001242410 A JP2001242410 A JP 2001242410A
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JP2000053941A
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Takaaki Okada
貴章 岡田
Kazuki Takayama
一樹 高山
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシン目の形成速度を十分に高く確保しつ
つ、必要に応じて所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を
形成する。 【解決手段】 レーザービーム(2)をパルス発振する
ためのレーザー光源(1)と、レーザービームを所定の
走査面に沿って用紙(9)上で走査するための走査手段
(6,8)と、走査手段の走査タイミングを制御するた
めの制御手段(7)とを備えている。走査手段の走査タ
イミングを制御することにより、第1の走査によって形
成される第1のミシン目とこれに後続する第2の走査に
よって形成される第2のミシン目との間隔を所望の可変
間隔に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシン目形成装置
および形成方法に関し、特に連続用紙の横ミシン目をレ
ーザー加工により形成する装置および方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータの出力帳票とし
て、いわゆる連続用紙が使用されている。連続用紙は一
方向に沿って長く延びた用紙であり、その長手方向と直
交する方向すなわち幅方向に沿って横ミシン目が多数形
成されている。通常、隣接する2つの横ミシン目の間隔
(長手方向に沿った距離:ミシン目間隔)は一定であ
り、プリンタの出力後に連続用紙を各横ミシン目に沿っ
て切断したときに同じ大きさの単位用紙が得られるよう
に構成されている。このように、横ミシン目は切断用ミ
シン目であって、場合によっては折り畳み用ミシン目を
兼ねることになる。
【0003】従来技術では、いわゆるミシン刃を用いて
横ミシン目を形成していた。しかしながら、ミシン刃を
用いる装置では、その磨耗が激しく、ミシン刃を頻繁に
交換する必要があった。特に、処理すべき用紙のロット
が大きい場合、1つのロットの処理中にミシン刃を交換
する必要があった。また、ミシン刃の使用により、紙粉
が発生したり、いわゆるバリが発生したりするため、こ
の紙粉やバリに起因してプリンタの印字適性が損なわれ
易かった。
【0004】そこで、パルス発振されたレーザービーム
を用紙上で走査することによりその幅方向に横ミシン目
を順次形成するレーザー加工装置が種々提案されてい
る。第1のタイプのレーザー加工装置では、長手方向に
沿って用紙を間欠的に移動させ、用紙が停止している間
にレーザービームを幅方向に走査して横ミシン目を形成
している。また、第2のタイプのレーザー加工装置で
は、長手方向に沿って用紙を連続的に移動させながら、
ポリゴンミラースキャナー(回転多面鏡スキャナー)に
よりレーザービームを幅方向に対して斜めに走査して横
ミシン目を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
連続用紙の形態の多様性に伴って、一定の間隔を隔てて
形成すべき切断用の横ミシン目に加えて、中間の横ミシ
ン目も形成する技術が要望されている。すなわち、一般
的には、所望の可変間隔を隔てた切断用の横ミシン目を
形成する技術が要望されている。
【0006】上述した第1のタイプのレーザー加工装置
では、用紙を間欠的に移動させているので、用紙の間欠
的な移動距離すなわち用紙の送り距離を適宜制御するこ
とにより、所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を形成す
ることができる。しかしながら、用紙を間欠的に移動さ
せながらレーザー加工を行うので、ミシン目の形成速度
が低く、生産性が悪いという不都合がある。
【0007】一方、上述した第2のタイプのレーザー加
工装置では、用紙を連続的に移動させながらレーザー加
工を行うので、ミシン目の形成速度は高く、生産性は良
い。しかしながら、ポリゴンミラースキャナーの等速度
で回転する多面鏡により走査されたレーザービームを等
速度で移動する用紙に照射しているため、ミシン目間隔
が必然的に一定となり、所望の可変間隔を隔てた横ミシ
ン目を形成することができないという不都合がある。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、ミシン目の形成速度を十分に高く確保しつ
つ、必要に応じて所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を
形成することのできる、ミシン目形成装置および形成方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明では、第1方向に沿って連続的に移動する用
紙に対して、前記第1方向とほぼ直交する第2方向に沿
ったミシン目を順次形成するミシン目形成装置におい
て、レーザービームをパルス発振するためのレーザー光
源と、前記レーザー光源から射出されたレーザービーム
を所定の走査面に沿って用紙上で走査するための走査手
段と、前記走査手段の走査タイミングを制御するための
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記走査手段の第
1の走査によって用紙上に照射されたレーザービームが
形成する第1のミシン目と前記第1の走査に後続する第
2の走査によって用紙上に照射されたレーザービームが
形成する第2のミシン目との間の前記第1方向に沿った
ミシン目間隔を所望の可変間隔に設定するために、前記
走査手段の走査タイミングを制御することを特徴とする
ミシン目形成装置を提供する。
【0010】本発明の好ましい態様によれば、前記走査
手段は、所定の軸線を中心として1枚の反射鏡を所望の
可変タイミングにしたがって往復回動させるガルバノメ
ータースキャナーと、該ガルバノメータースキャナーを
介したレーザービームを集光して用紙上に結像スポット
を形成するための集光レンズとを有する。この場合、前
記ガルバノメータースキャナーおよび前記集光レンズ
は、前記結像スポットが用紙上において等速度で直線的
に移動するように構成されていることが好ましい。
【0011】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記走査手段の走査面と用紙とが交差する交差線と前記第
2方向とがなす走査角度を変更するための走査角度変更
手段をさらに備え、前記制御手段は、前記第1方向とほ
ぼ直交する方向に沿ってミシン目を形成するために、前
記第1方向に沿った用紙の移動速度に応じた所望の走査
角度が得られるように前記走査角度変更手段を制御す
る。この場合、前記走査角度変更手段は、前記走査手段
を固定的に支持するためのステージ手段と、該ステージ
手段を所定の軸線を中心として回転駆動するための駆動
手段とを有することが好ましい。
【0012】また、本発明の別の局面によれば、第1方
向に沿って連続的に移動する用紙に対して、前記第1方
向とほぼ直交する第2方向に沿ったミシン目を順次形成
するミシン目形成方法において、パルス発振されたレー
ザービームの所定走査面に沿った第1の走査によって用
紙上に第1のミシン目を形成する第1形成工程と、前記
第1の走査に後続する第2の走査によって用紙上に第2
のミシン目を形成する第2形成工程とを含み、前記第1
のミシン目と前記第2のミシン目との間の前記第1方向
に沿ったミシン目間隔を所望の可変間隔に設定するため
に、前記第1形成工程および前記第2形成工程における
走査タイミングを制御することを特徴とするミシン目形
成方法を提供する。
【0013】さらに、本発明の別の局面によれば、第1
方向に沿って連続的に移動する用紙に対して、前記第1
方向とほぼ直交する第2方向に沿ってレーザー加工を行
うレーザー加工装置において、レーザービームを出力す
るための光源と、前記光源から出力されたレーザービー
ムを所定の走査面に沿って用紙上で走査するための走査
手段と、前記走査手段の走査タイミングを制御するため
の制御手段とを備え、前記制御手段は、前記走査手段の
第1の走査によって用紙上に照射されたレーザービーム
が形成する第1のレーザー加工線と前記第1の走査に後
続する第2の走査によって用紙上に照射されたレーザー
ビームが形成する第2のレーザー加工線との間の前記第
1方向に沿った間隔を所望の可変間隔に設定するため
に、前記走査手段の走査タイミングを制御することを特
徴とするレーザー加工装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のミシン目形成装置では、
長手方向に沿って連続的に移動する用紙に対して、幅方
向に沿った横ミシン目を順次形成する。この目的のた
め、本発明の装置は、たとえば炭酸ガスレーザー光源の
ようなパルス発振型のレーザー光源と、このレーザー光
源から射出されたレーザービームを用紙上で走査するた
めの走査手段とを備えている。ここで、走査手段とし
て、たとえばガルバノメータースキャナーを利用するこ
とができる。
【0015】ガルバノメータースキャナーでは、所定の
軸線を中心として1枚の反射鏡を所望の可変タイミング
にしたがって往復回動させる。なお、ガルバノメーター
スキャナーの走査タイミング、すなわち反射鏡の往復回
動の動作タイミングは、適当な制御手段によって制御さ
れる。ガルバノメータースキャナーを介したレーザービ
ームは、集光レンズを介して集光され、用紙上に結像ス
ポットを形成する。
【0016】したがって、本発明では、ガルバノメータ
ースキャナーの第1の走査によって用紙上に照射された
レーザービームにより、第1の横ミシン目が形成され
る。次いで、第1の走査に対して時系列的に後続する第
2の走査によって用紙上に照射されたレーザービームに
より、第2の横ミシン目が形成される。このとき、第1
の横ミシン目と第2の横ミシン目との間の間隔が所望の
可変間隔になるように、ガルバノメータースキャナーの
走査タイミングが制御手段によって適時制御される。
【0017】以上のように、本発明では、用紙を連続的
に移動させながらレーザー加工を行うので、ミシン目の
形成速度は高く、生産性は良い。また、多面鏡を等速度
で回転させるポリゴンミラースキャナーとは異なり、た
とえば1枚の反射鏡を所望の可変タイミングにしたがっ
て往復回動させるガルバノメータースキャナーのような
走査手段を用いるので、所望の可変間隔を隔てた横ミシ
ン目を形成することができる。その結果、本発明では、
ミシン目の形成速度を十分に高く確保しつつ、必要に応
じて所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を形成すること
ができる。
【0018】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるミシン目
形成装置の構成を概略的に示す斜視図である。図示の装
置は、パルス発振型のレーザー光源として、たとえば炭
酸ガスレーザー光源1を備えている。レーザー光源1か
ら射出されたレーザービーム2は、コリメータレンズ3
を介して平行ビームとなり、第1ミラー4に入射する。
【0019】第1ミラー4で反射されたレーザービーム
2は、第2のミラー5で再び偏向された後、ガルバノメ
ータースキャナー6の反射鏡6aに入射する。ガルバノ
メータースキャナー6は、1枚の反射鏡6aを所望のタ
イミングにしたがって所定の軸線廻りに往復回動させ
る。ガルバノメータースキャナー6の走査タイミング、
すなわち反射鏡6aの往復回動の動作タイミングは、制
御部7によって制御される。
【0020】また、制御部7は、レーザー光源1のパル
ス発振のオン・オフを制御するとともに、パルス発振の
繰り返し周波数およびデューティ比を制御する。こうし
て、制御部7は、レーザー光源1におけるパルス発振の
繰り返し周波数およびデューティ比を適宜制御すること
によって、ミシン目の形成状態(加工径、加工深さな
ど)を良好に設定する。
【0021】ガルバノメータースキャナー6の反射鏡6
aによって反射されたレーザービーム2は、集光レンズ
8を介して集光された後、処理すべき連続用紙9上に結
像スポットを形成する。上述したように、反射鏡6a
は、所望の可変タイミングにしたがって往復回動する。
したがって、図中時計廻りに回転する反射鏡6aの作用
により、レーザービーム2は参照符号2aで示す位置か
ら参照符号2bで示す位置へ所定の走査面に沿って走査
され、その結果、連続用紙9上においても図中破線で示
す直線軌道10に沿って結像スポットが走査されること
になる。また、ガルバノメータースキャナー6および集
光レンズ8は、結像スポットが連続用紙9上において直
線軌道10に沿って等速度で移動するように構成されて
いる。
【0022】一方、連続用紙9は、その長手方向(図中
矢印F1で示す)に沿って連続的に且つ等速度で搬送さ
れる。図示を省略したが、連続用紙9の搬送手段とし
て、無端ベルトコンベアなどを利用した周知の搬送ユニ
ットを用いることができる。なお、ガルバノメータース
キャナー6の走査面と連続用紙9の表面との交差線すな
わち直線軌道10が連続用紙9の幅方向に対して斜めに
設定され、その角度θが後述するように連続用紙9の移
動速度に応じて調整される。
【0023】この目的のため、第2ミラー5、ガルバノ
メータースキャナー6および集光レンズ8は、ステージ
11上に固定的に支持されている。なお、ステージ11
には、ガルバノメータースキャナー6の反射鏡6aで反
射されて集光レンズ8へ向かうレーザービーム2を通過
させるための切り欠き部11aが形成されている。ま
た、第2ミラー5へ入射するレーザービーム2の中心軸
線を中心としてステージ11を回転駆動するための駆動
手段として、たとえばサーボモータ12が設けられてい
る。
【0024】こうして、サーボモータ12によりステー
ジ11を回転駆動すると、ガルバノメータースキャナー
6および集光レンズ8が一体的に回転駆動され、ひいて
はガルバノメータースキャナー6の走査面が変化する。
その結果、直線軌道10と連続用紙9の幅方向とがなす
走査角度θが変化する。制御部7は、連続用紙9の搬送
手段から供給される移動速度情報に基づいて、サーボモ
ータ12によりステージ11を回転駆動し、ひいてはガ
ルバノメータースキャナー6による走査角度θを制御す
る。
【0025】図2は、連続用紙の移動速度と走査角度と
の関係およびガルバノメータースキャナーの走査タイミ
ングとミシン目間隔との関係を説明する図である。たと
えば、連続用紙9の幅方向の全体に亘って横ミシン目を
形成する場合、横ミシン目の加工長さは連続用紙9の幅
寸法Wと一致する。そして、1つの横ミシン目を形成す
るのに要する走査時間をt1とし、連続用紙9の移動速
度をvとし、1つの横ミシン目を形成する間に連続用紙
9が移動する距離をL1とすると、次の式(1)に示す
関係が成立する。
【0026】L1=v×t1 (1) したがって、連続用紙9の長手方向と直交する方向に沿
って(すなわち幅方向に沿って)横ミシン目を正確に形
成するには、次の式(2)に示す関係が成立する必要が
ある。 θ=tan-1(v×t1/W) (2)
【0027】式(2)において、連続用紙9の幅寸法W
は一定である。また、走査時間t1は、結像スポットの
走査速度に、ひいてはガルバノメータースキャナー6の
走査タイミングに依存し、その値は既知である。したが
って、制御部7は、連続用紙9の移動速度情報(すなわ
ちvに関する情報)と式(2)とに基づいて所望の走査
角度θを求め、求めた所望の走査角度θと実際の走査角
度θとが一致するようにサーボモータ12を駆動制御す
る。こうして、連続用紙9の移動速度に応じて走査角度
θを適宜調整することにより、連続用紙9の長手方向と
正確に直交する方向に沿って横ミシン目が形成される。
【0028】本実施形態では、走査時間t1を介して1
つの横ミシン目9aの形成を完了した後、次の横ミシン
目9bの形成を開始するまで待機時間t2が設けられ
る。具体的には、ガルバノメータースキャナー6の反射
鏡6aは、走査時間t1に亘って図1中時計廻りに回転
しながらレーザービーム2を直線軌道10に沿って走査
する。その後、反射鏡6aは、図1中反時計廻りに迅速
に逆回転して原点位置(初期位置)へ復帰し、その原点
位置において回転することなく休止状態を維持する。そ
して、反射鏡6aは、直線軌道10に沿って走査の終了
から待機時間t2を経た後に、次の横ミシン目9bの形
成のために時計廻りの回転を再開する。
【0029】前述したように、ガルバノメータースキャ
ナー6では、反射鏡6aを所望の可変タイミングにした
がって往復回動する。すなわち、制御部7は、ガルバノ
メータースキャナー6の走査タイミングを制御すること
によって、走査時間t1および待機時間t2を自在に設
定する。この場合、待機時間t2の間に連続用紙9が移
動する距離L2およびミシン目間隔Lは、次の式(3)
および(4)で表される。 L2=v×t2 (3) L=L1+L2=v×(t1+t2) (4)
【0030】こうして、本実施形態では、たとえば走査
時間t1を一定に保持し且つ待機時間t2を適宜変化さ
せながらレーザー加工を繰り返すことにより、所望の可
変間隔を隔てた横ミシン目を順次形成することができ
る。さらに、一般的には、走査時間t1と待機時間t2
との合計時間を各ミシン目の形成毎に適宜変化させなが
らレーザー加工を繰り返すことにより、所望の可変間隔
を隔てた横ミシン目を順次形成することができる。
【0031】なお、本実施形態では、制御部7によって
レーザー光源1におけるパルス発振のオン・オフを適宜
制御することによって、横ミシン目毎にタイカットパタ
ーンを任意に設定することができる。また、本実施形態
では、制御部7によってレーザー光源1におけるパルス
発振のオン・オフを適宜制御することによって、ミシン
止めの長さを任意に設定することができる。
【0032】以上のように、本実施形態では、連続用紙
9を長手方向に沿って連続的に移動させながらレーザー
加工を行うので、ミシン目の形成速度は高く、生産性は
良い。また、反射鏡6aを所望の可変タイミングにした
がって往復回動させるガルバノメータースキャナー6を
用いるので、所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を形成
することができる。その結果、本実施形態では、ミシン
目の形成速度を十分に高く確保しつつ、必要に応じて所
望の可変間隔を隔てた横ミシン目を形成することができ
る。
【0033】なお、上述の実施形態では、パルス発振型
のレーザー加工によりミシン目を形成しているが、これ
に限定されることなく、ミシン目以外の他の一般的なレ
ーザー加工に対して本発明を適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のミシン目
形成装置および形成方法では、用紙を連続的に移動させ
ながらレーザー加工を行うので、ミシン目の形成速度は
高く、生産性は良い。また、たとえば1枚の反射鏡を所
望の可変タイミングにしたがって往復回動させるガルバ
ノメータースキャナーのような走査手段を用いるので、
所望の可変間隔を隔てた横ミシン目を形成することがで
きる。その結果、本発明では、ミシン目の形成速度を十
分に高く確保しつつ、必要に応じて所望の可変間隔を隔
てた横ミシン目を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるミシン目形成装置の
構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】連続用紙の移動速度と走査角度との関係および
ガルバノメータースキャナーの走査タイミングとミシン
目間隔との関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 レーザービーム 3 コリメータレンズ 4、5 ミラー 6 ガルバノメータースキャナー 7 制御部 8 集光レンズ 9 連続用紙 10 結像スポットの直線軌道 11 ステージ 12 サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB08 AB23 AE03 AE04 AE08 AF06 LA27 LB13 LC02 LC06 LC25 2H045 AB33 AB43 BA02 CA98 4E068 AE01 CA13 CD11 CE02 CE04 DB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1方向に沿って連続的に移動する用紙
    に対して、前記第1方向とほぼ直交する第2方向に沿っ
    たミシン目を順次形成するミシン目形成装置において、 レーザービームをパルス発振するためのレーザー光源
    と、 前記レーザー光源から射出されたレーザービームを所定
    の走査面に沿って用紙上で走査するための走査手段と、 前記走査手段の走査タイミングを制御するための制御手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記走査手段の第1の走査によって用
    紙上に照射されたレーザービームが形成する第1のミシ
    ン目と前記第1の走査に後続する第2の走査によって用
    紙上に照射されたレーザービームが形成する第2のミシ
    ン目との間の前記第1方向に沿ったミシン目間隔を所望
    の可変間隔に設定するために、前記走査手段の走査タイ
    ミングを制御することを特徴とするミシン目形成装置。
  2. 【請求項2】 前記走査手段は、所定の軸線を中心とし
    て1枚の反射鏡を所望の可変タイミングにしたがって往
    復回動させるガルバノメータースキャナーと、該ガルバ
    ノメータースキャナーを介したレーザービームを集光し
    て用紙上に結像スポットを形成するための集光レンズと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ガルバノメータースキャナーおよび
    前記集光レンズは、前記結像スポットが用紙上において
    等速度で直線的に移動するように構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段の走査面と用紙とが交差す
    る交差線と前記第2方向とがなす走査角度を変更するた
    めの走査角度変更手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記第1方向とほぼ直交する方向に沿
    ってミシン目を形成するために、前記第1方向に沿った
    用紙の移動速度に応じた所望の走査角度が得られるよう
    に前記走査角度変更手段を制御することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記走査角度変更手段は、前記走査手段
    を固定的に支持するためのステージ手段と、該ステージ
    手段を所定の軸線を中心として回転駆動するための駆動
    手段とを有することを特徴とする請求項4に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 第1方向に沿って連続的に移動する用紙
    に対して、前記第1方向とほぼ直交する第2方向に沿っ
    たミシン目を順次形成するミシン目形成方法において、 パルス発振されたレーザービームの所定走査面に沿った
    第1の走査によって用紙上に第1のミシン目を形成する
    第1形成工程と、 前記第1の走査に後続する第2の走査によって用紙上に
    第2のミシン目を形成する第2形成工程とを含み、 前記第1のミシン目と前記第2のミシン目との間の前記
    第1方向に沿ったミシン目間隔を所望の可変間隔に設定
    するために、前記第1形成工程および前記第2形成工程
    における走査タイミングを制御することを特徴とするミ
    シン目形成方法。
  7. 【請求項7】 第1方向に沿って連続的に移動する用紙
    に対して、前記第1方向とほぼ直交する第2方向に沿っ
    てレーザー加工を行うレーザー加工装置において、 レーザービームを出力するための光源と、 前記光源から出力されたレーザービームを所定の走査面
    に沿って用紙上で走査するための走査手段と、 前記走査手段の走査タイミングを制御するための制御手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記走査手段の第1の走査によって用
    紙上に照射されたレーザービームが形成する第1のレー
    ザー加工線と前記第1の走査に後続する第2の走査によ
    って用紙上に照射されたレーザービームが形成する第2
    のレーザー加工線との間の前記第1方向に沿った間隔を
    所望の可変間隔に設定するために、前記走査手段の走査
    タイミングを制御することを特徴とするレーザー加工装
    置。
JP2000053941A 2000-02-29 2000-02-29 ミシン目形成装置および形成方法 Pending JP2001242410A (ja)

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