JP2001241862A - 脱臭機能付き焼成炉 - Google Patents
脱臭機能付き焼成炉Info
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- JP2001241862A JP2001241862A JP2000386326A JP2000386326A JP2001241862A JP 2001241862 A JP2001241862 A JP 2001241862A JP 2000386326 A JP2000386326 A JP 2000386326A JP 2000386326 A JP2000386326 A JP 2000386326A JP 2001241862 A JP2001241862 A JP 2001241862A
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- firing furnace
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- exhaust hole
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- Incineration Of Waste (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱臭炉を別個に設置することなくバインダー
ガスの無臭化処理が可能で、バインダーガスを無臭化す
る設備のメンテナンスの手間を軽減できる焼成炉を提供
する。 【解決手段】 バインダーを含む製品の焼成に使用する
連続式焼成炉であって、当該焼成炉の脱バインダー領域
の内、炉内温度が所定の触媒の活性温度以上となる領域
に排気孔３を設けるとともに、排気孔３中に前記所定の
触媒を担持した構造体５を内蔵した脱臭機能付き焼成
炉。
ガスの無臭化処理が可能で、バインダーガスを無臭化す
る設備のメンテナンスの手間を軽減できる焼成炉を提供
する。 【解決手段】 バインダーを含む製品の焼成に使用する
連続式焼成炉であって、当該焼成炉の脱バインダー領域
の内、炉内温度が所定の触媒の活性温度以上となる領域
に排気孔３を設けるとともに、排気孔３中に前記所定の
触媒を担持した構造体５を内蔵した脱臭機能付き焼成
炉。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、焼成炉内におい
てガス化したバインダー成分を含む雰囲気を脱臭処理す
るための機能を備えた連続式焼成炉に関する。
てガス化したバインダー成分を含む雰囲気を脱臭処理す
るための機能を備えた連続式焼成炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】 バインダーを含む製品（被焼成体）を
焼成する焼成炉においては、炉内温度が３００〜４００
℃付近に達する領域で、製品中のバインダーがガス化す
る。このガス化したバインダー（以下「バインダーガ
ス」と言う。）は異臭を発するため、そのまま屋外に放
出することができない。そこで、従来、このような焼成
炉を用いた設備においては、焼成炉のバインダーガスが
発生する領域に排気孔を設け、炉内のバインダーガスを
含んだ雰囲気を吸引排気するとともに、この排気ガスを
アフターバーナーを設けた脱臭炉に導入し、バインダー
成分（有機成分）を燃焼させて無臭化した後、屋外に放
出するようにしていた。
焼成する焼成炉においては、炉内温度が３００〜４００
℃付近に達する領域で、製品中のバインダーがガス化す
る。このガス化したバインダー（以下「バインダーガ
ス」と言う。）は異臭を発するため、そのまま屋外に放
出することができない。そこで、従来、このような焼成
炉を用いた設備においては、焼成炉のバインダーガスが
発生する領域に排気孔を設け、炉内のバインダーガスを
含んだ雰囲気を吸引排気するとともに、この排気ガスを
アフターバーナーを設けた脱臭炉に導入し、バインダー
成分（有機成分）を燃焼させて無臭化した後、屋外に放
出するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような無臭化処理方法では、焼成炉から脱臭炉に雰囲気
を導入するためのダクトの内部において、バインダー成
分が凝縮して付着するため、定期的にダクトを開放し、
ダクト内部に付着したバインダー成分を掃除する必要が
あり、メンテナンスに手間がかかった。また、焼成炉と
別個に脱臭炉を設置しなければならないため、設備費が
かかるという問題があった。
ような無臭化処理方法では、焼成炉から脱臭炉に雰囲気
を導入するためのダクトの内部において、バインダー成
分が凝縮して付着するため、定期的にダクトを開放し、
ダクト内部に付着したバインダー成分を掃除する必要が
あり、メンテナンスに手間がかかった。また、焼成炉と
別個に脱臭炉を設置しなければならないため、設備費が
かかるという問題があった。
【０００４】 本発明は、このような従来の事情に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、脱臭
炉を別個に設置することなくバインダーガスの無臭化処
理が可能で、バインダーガスを無臭化する設備のメンテ
ナンスの手間を軽減できる焼成炉を提供することにあ
る。
てなされたものであり、その目的とするところは、脱臭
炉を別個に設置することなくバインダーガスの無臭化処
理が可能で、バインダーガスを無臭化する設備のメンテ
ナンスの手間を軽減できる焼成炉を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、バイ
ンダーを含む製品の焼成に使用する連続式焼成炉であっ
て、当該焼成炉の脱バインダー領域の内、炉内温度が所
定の触媒の活性温度以上となる領域に排気孔を設けると
ともに、当該排気孔中に前記所定の触媒を担持した構造
体を内蔵したことを特徴とする脱臭機能付き焼成炉、が
提供される。
ンダーを含む製品の焼成に使用する連続式焼成炉であっ
て、当該焼成炉の脱バインダー領域の内、炉内温度が所
定の触媒の活性温度以上となる領域に排気孔を設けると
ともに、当該排気孔中に前記所定の触媒を担持した構造
体を内蔵したことを特徴とする脱臭機能付き焼成炉、が
提供される。
【０００６】 なお、本発明において「脱バインダー領
域」とは、連続式焼成炉内における製品（被焼成体）の
移動領域の内、製品に含まれるバインダー成分がガス化
する領域を言う。
域」とは、連続式焼成炉内における製品（被焼成体）の
移動領域の内、製品に含まれるバインダー成分がガス化
する領域を言う。
【０００７】
【発明の実施の形態】 図１は、本発明に係る焼成炉の
実施形態の一例を示す概要図である。本発明の焼成炉で
は、バインダーを含む製品の焼成において、バインダー
成分がガス化する脱バインダー領域の内、炉内温度が所
定の触媒の活性温度以上となる領域に排気孔３を設け
る。排気孔３には、前記所定の触媒を担持した構造体５
が内蔵される。また、排気孔３は、その一端が、炉内雰
囲気を吸引して屋外へ放出するための吸引ファン７に連
結されている。炉の移動領域には製品を搬送するための
ローラー９が多数並設されており、当該ローラー９にて
セッター等の焼成治具に載置された製品を移動させなが
ら焼成が行われる。
実施形態の一例を示す概要図である。本発明の焼成炉で
は、バインダーを含む製品の焼成において、バインダー
成分がガス化する脱バインダー領域の内、炉内温度が所
定の触媒の活性温度以上となる領域に排気孔３を設け
る。排気孔３には、前記所定の触媒を担持した構造体５
が内蔵される。また、排気孔３は、その一端が、炉内雰
囲気を吸引して屋外へ放出するための吸引ファン７に連
結されている。炉の移動領域には製品を搬送するための
ローラー９が多数並設されており、当該ローラー９にて
セッター等の焼成治具に載置された製品を移動させなが
ら焼成が行われる。
【０００８】 このような構造の連続式焼成炉におい
て、吸引ファン７により炉内雰囲気の吸引を行うと、バ
インダー成分を含んだ雰囲気が排気孔３内に内蔵された
構造体５へ導かれ、この構造体５中を通過する間に、構
造体５に担持された活性化した状態の触媒によりバイン
ダー成分が燃焼される。そして、異臭の原因となってい
たバインダー成分の燃焼により無臭化した雰囲気が吸引
ファン７により屋外へと放出される。
て、吸引ファン７により炉内雰囲気の吸引を行うと、バ
インダー成分を含んだ雰囲気が排気孔３内に内蔵された
構造体５へ導かれ、この構造体５中を通過する間に、構
造体５に担持された活性化した状態の触媒によりバイン
ダー成分が燃焼される。そして、異臭の原因となってい
たバインダー成分の燃焼により無臭化した雰囲気が吸引
ファン７により屋外へと放出される。
【０００９】 このように、本発明の焼成炉において
は、炉内雰囲気が排気孔３を通過する際に、雰囲気中の
バインダー成分の燃焼による無臭化が行われるので、無
臭化処理のための脱臭炉を別個に設ける必要がない。ま
た、脱臭炉が不要になることにより、従来のように、焼
成炉から脱臭炉に至るダクト内で凝縮し付着したバイン
ダー成分を掃除する必要が無くなり、バインダーガスを
無臭化するために必要な設備のメンテナンスの手間が軽
減される。なお、構造体５の流入側端部近傍（排気孔３
の側壁の内、構造体５よりも炉内側の位置）には、燃焼
空気導入孔１５を設け、ダクトで連結された燃焼用空気
ファン６より構造体５に空気を送り込んで触媒によるバ
インダー成分の燃焼を促進するのが好ましい。
は、炉内雰囲気が排気孔３を通過する際に、雰囲気中の
バインダー成分の燃焼による無臭化が行われるので、無
臭化処理のための脱臭炉を別個に設ける必要がない。ま
た、脱臭炉が不要になることにより、従来のように、焼
成炉から脱臭炉に至るダクト内で凝縮し付着したバイン
ダー成分を掃除する必要が無くなり、バインダーガスを
無臭化するために必要な設備のメンテナンスの手間が軽
減される。なお、構造体５の流入側端部近傍（排気孔３
の側壁の内、構造体５よりも炉内側の位置）には、燃焼
空気導入孔１５を設け、ダクトで連結された燃焼用空気
ファン６より構造体５に空気を送り込んで触媒によるバ
インダー成分の燃焼を促進するのが好ましい。
【００１０】 図２は、本発明に係る焼成炉の実施形態
の他の一例を示す概要図である。この例では、焼成炉が
その加熱手段としてガスバーナー１３を備え、当該ガス
バーナー１３に燃焼用空気を送る燃焼空気ファン１１の
吸い込み側に、排気孔３の一端を連結している。排気孔
３には前記の実施形態と同様に触媒を担持した構造体５
が内蔵されている。
の他の一例を示す概要図である。この例では、焼成炉が
その加熱手段としてガスバーナー１３を備え、当該ガス
バーナー１３に燃焼用空気を送る燃焼空気ファン１１の
吸い込み側に、排気孔３の一端を連結している。排気孔
３には前記の実施形態と同様に触媒を担持した構造体５
が内蔵されている。
【００１１】 このような構成の焼成炉においては、炉
内雰囲気中のバインダー成分が排気孔３を通過する際に
触媒により燃焼され無臭化するだけでなく、無臭化処理
後の雰囲気が燃焼空気ファン１１に取り込まれて、ガス
バーナー１３の燃焼用空気として利用される。当該雰囲
気は、焼成炉内で加熱されているので、これを燃焼用空
気に利用すると、焼成炉の温度維持に必要な燃料使用量
を低減することができる。なお、構造体５の流入側端部
近傍（排気孔３の側壁の内、構造体５よりも炉内側の位
置）に、燃焼空気導入孔１５を設けて、これを燃焼用空
気ファン１１とダクトで連結し、燃焼用空気ファン１１
に取り込まれた無臭化後の雰囲気の一部を構造体５に送
り込んで、触媒によるバインダー成分の燃焼を促進する
のも好ましい。
内雰囲気中のバインダー成分が排気孔３を通過する際に
触媒により燃焼され無臭化するだけでなく、無臭化処理
後の雰囲気が燃焼空気ファン１１に取り込まれて、ガス
バーナー１３の燃焼用空気として利用される。当該雰囲
気は、焼成炉内で加熱されているので、これを燃焼用空
気に利用すると、焼成炉の温度維持に必要な燃料使用量
を低減することができる。なお、構造体５の流入側端部
近傍（排気孔３の側壁の内、構造体５よりも炉内側の位
置）に、燃焼空気導入孔１５を設けて、これを燃焼用空
気ファン１１とダクトで連結し、燃焼用空気ファン１１
に取り込まれた無臭化後の雰囲気の一部を構造体５に送
り込んで、触媒によるバインダー成分の燃焼を促進する
のも好ましい。
【００１２】 図３は、本発明に係る焼成炉の実施形態
の更に他の一例を示す概要図である。この例も前記図２
の例と同様、焼成炉がその加熱手段としてガスバーナー
１３を備えるが、当該ガスバーナー１３に燃焼用空気を
送るための燃焼空気ファン１１とは別個にファン１７を
設け、排気孔３の一端を当該ファン１７を介してガスバ
ーナー１３の燃焼室に連結している。
の更に他の一例を示す概要図である。この例も前記図２
の例と同様、焼成炉がその加熱手段としてガスバーナー
１３を備えるが、当該ガスバーナー１３に燃焼用空気を
送るための燃焼空気ファン１１とは別個にファン１７を
設け、排気孔３の一端を当該ファン１７を介してガスバ
ーナー１３の燃焼室に連結している。
【００１３】 このような構成の焼成炉においては、炉
内雰囲気中のバインダー成分が排気孔３を通過する際に
触媒により燃焼され無臭化するだけでなく、無臭化処理
後の雰囲気がファン１７に取り込まれてガスバーナー１
３の燃焼室に送られ、燃焼空気ファン１１から送られる
燃焼用空気とともにガスバーナー１３の燃焼に利用され
る。当該雰囲気は、焼成炉内で加熱されているので、こ
れを燃焼用空気の一部として利用すると、焼成炉の温度
維持に必要な燃料使用量を低減することができる。な
お、構造体５の流入側端部近傍（排気孔３の側壁の内、
構造体５よりも炉内側の位置）に、燃焼空気導入孔１５
を設けて、これをファン１７とダクトで連結し、ファン
１７に取り込まれた無臭化後の雰囲気の一部を構造体５
に送り込んで、触媒によるバインダー成分の燃焼を促進
するのも好ましい。
内雰囲気中のバインダー成分が排気孔３を通過する際に
触媒により燃焼され無臭化するだけでなく、無臭化処理
後の雰囲気がファン１７に取り込まれてガスバーナー１
３の燃焼室に送られ、燃焼空気ファン１１から送られる
燃焼用空気とともにガスバーナー１３の燃焼に利用され
る。当該雰囲気は、焼成炉内で加熱されているので、こ
れを燃焼用空気の一部として利用すると、焼成炉の温度
維持に必要な燃料使用量を低減することができる。な
お、構造体５の流入側端部近傍（排気孔３の側壁の内、
構造体５よりも炉内側の位置）に、燃焼空気導入孔１５
を設けて、これをファン１７とダクトで連結し、ファン
１７に取り込まれた無臭化後の雰囲気の一部を構造体５
に送り込んで、触媒によるバインダー成分の燃焼を促進
するのも好ましい。
【００１４】 本発明において、排気孔３に内蔵される
構造体５としては、触媒を分散担持させやすく、また雰
囲気との接触面積を大きくできる等の理由で、ハニカム
構造体を用いることが好ましい。ここで、「ハニカム構
造体」とは、隔壁により仕切られた多数の貫通孔（セ
ル）を有する構造体を意味する。ハニカム構造体の材料
としては、コーディエライト、ムライト等のセラミック
質のもの、Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ合金等の耐熱性ステンレス
鋼よりなるフォイル型のメタル質のもの、粉末冶金を利
用してハニカム構造体に成形したメタル質のものが好適
に用いられる。
構造体５としては、触媒を分散担持させやすく、また雰
囲気との接触面積を大きくできる等の理由で、ハニカム
構造体を用いることが好ましい。ここで、「ハニカム構
造体」とは、隔壁により仕切られた多数の貫通孔（セ
ル）を有する構造体を意味する。ハニカム構造体の材料
としては、コーディエライト、ムライト等のセラミック
質のもの、Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ合金等の耐熱性ステンレス
鋼よりなるフォイル型のメタル質のもの、粉末冶金を利
用してハニカム構造体に成形したメタル質のものが好適
に用いられる。
【００１５】 ハニカム構造体のセル密度は、１００〜
４００セル／ｉｎ2（１６〜６２セル／ｃｍ2）の範囲で
あることが好ましい。セル密度が１００セル／ｉｎ
2（１６セル／ｃｍ2）未満では接触効率が低すぎて作用
（触媒反応）が不十分であり、一方、セル密度が４００
セル／ｉｎ2（６２セル／ｃｍ2）を越えると圧力損失の
問題が大きくなる。セルの断面形状は、丸、四角、多角
形、コルゲート等任意の形状を取り得る。
４００セル／ｉｎ2（１６〜６２セル／ｃｍ2）の範囲で
あることが好ましい。セル密度が１００セル／ｉｎ
2（１６セル／ｃｍ2）未満では接触効率が低すぎて作用
（触媒反応）が不十分であり、一方、セル密度が４００
セル／ｉｎ2（６２セル／ｃｍ2）を越えると圧力損失の
問題が大きくなる。セルの断面形状は、丸、四角、多角
形、コルゲート等任意の形状を取り得る。
【００１６】 ハニカム構造体に担持する触媒は、製品
からガス化したバインダー成分の燃焼を促進する作用を
持つもので、具体的には、Ｐｔ、Ｐｄ、Ａｇ2Ｏ、Ｃｏ3
Ｏ4、ＣｕＯ等を挙げることができる。これらの触媒
は、活性温度が２００〜３５０℃程度であるので、バイ
ンダーのガス化が活発となる３００〜４００℃の領域で
は十分な活性状態にあり、雰囲気中に含まれるバインダ
ー成分を効果的に燃焼し無臭化することができる。
からガス化したバインダー成分の燃焼を促進する作用を
持つもので、具体的には、Ｐｔ、Ｐｄ、Ａｇ2Ｏ、Ｃｏ3
Ｏ4、ＣｕＯ等を挙げることができる。これらの触媒
は、活性温度が２００〜３５０℃程度であるので、バイ
ンダーのガス化が活発となる３００〜４００℃の領域で
は十分な活性状態にあり、雰囲気中に含まれるバインダ
ー成分を効果的に燃焼し無臭化することができる。
【００１７】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の焼成炉
においては、炉内雰囲気が排気孔を通過する際に、当該
排気孔に内蔵した構造体に担持した触媒によって、バイ
ンダー成分の燃焼による無臭化が行われるので、無臭化
処理のための脱臭炉を別個に設ける必要がない。また、
脱臭炉が不要になることにより、従来のように、焼成炉
から脱臭炉に至るダクト内で凝縮し付着したバインダー
成分を定期的に掃除する必要が無くなり、メンテナンス
の手間が軽減される。
においては、炉内雰囲気が排気孔を通過する際に、当該
排気孔に内蔵した構造体に担持した触媒によって、バイ
ンダー成分の燃焼による無臭化が行われるので、無臭化
処理のための脱臭炉を別個に設ける必要がない。また、
脱臭炉が不要になることにより、従来のように、焼成炉
から脱臭炉に至るダクト内で凝縮し付着したバインダー
成分を定期的に掃除する必要が無くなり、メンテナンス
の手間が軽減される。
【図１】 本発明に係る焼成炉の実施形態の一例を示す
概要図である。
概要図である。
【図２】 本発明に係る焼成炉の実施形態の他の一例を
示す概要図である。
示す概要図である。
【図３】 本発明に係る焼成炉の実施形態の更に他の一
例を示す概要図である。
例を示す概要図である。
３…排気孔、５…構造体、６…燃焼空気ファン、７…吸
引ファン、９…ローラー、１１…燃焼空気ファン、１３
…ガスバーナー、１５…燃焼空気導入孔、１７…ファ
ン。
引ファン、９…ローラー、１１…燃焼空気ファン、１３
…ガスバーナー、１５…燃焼空気導入孔、１７…ファ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２７Ｂ 9/30 Ｆ２７Ｂ 17/00 Ｃ 17/00 Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｌ
Claims (4)
- 【請求項１】 バインダーを含む製品の焼成に使用する
連続式焼成炉であって、 当該焼成炉の脱バインダー領域の内、炉内温度が所定の
触媒の活性温度以上となる領域に排気孔を設けるととも
に、当該排気孔中に前記所定の触媒を担持した構造体を
内蔵したことを特徴とする脱臭機能付き焼成炉。 - 【請求項２】 焼成炉の加熱手段としてガスバーナーを
備え、当該ガスバーナーに燃焼空気を送る燃焼空気ファ
ンの吸い込み側に、前記排気孔の一端を連結した請求項
１記載の脱臭機能付き焼成炉。 - 【請求項３】 焼成炉の加熱手段としてガスバーナーを
備え、前記排気孔の一端をファンを介して前記ガスバー
ナーの燃焼室に連結した請求項１記載の脱臭機能付き焼
成炉。 - 【請求項４】 前記排気孔の側壁の内、前記構造体より
も炉内側の位置に、触媒によるバインダー成分の燃焼を
促進する空気を送り込むための燃焼空気導入孔を設けた
請求項１ないし３のいずれか１項に記載の脱臭機能付き
焼成炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000386326A JP2001241862A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | 脱臭機能付き焼成炉 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-361519 | 1999-12-20 | ||
| JP36151999 | 1999-12-20 | ||
| JP2000386326A JP2001241862A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | 脱臭機能付き焼成炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001241862A true JP2001241862A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=26581280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000386326A Pending JP2001241862A (ja) | 1999-12-20 | 2000-12-20 | 脱臭機能付き焼成炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001241862A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100408148C (zh) * | 2003-04-14 | 2008-08-06 | 光洋热***株式会社 | 带有排出气体处理单元的连续烧成炉 |
| JP2008292012A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Espec Corp | 熱処理装置 |
| KR101308278B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2013-09-13 | 고요 써모시스템 주식회사 | 연속 소성로 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000386326A patent/JP2001241862A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100408148C (zh) * | 2003-04-14 | 2008-08-06 | 光洋热***株式会社 | 带有排出气体处理单元的连续烧成炉 |
| KR101308278B1 (ko) * | 2005-12-15 | 2013-09-13 | 고요 써모시스템 주식회사 | 연속 소성로 |
| JP2008292012A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Espec Corp | 熱処理装置 |
| JP4630307B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2011-02-09 | エスペック株式会社 | 熱処理装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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