JP2001238721A - 合成樹脂製ベルト連結具 - Google Patents

合成樹脂製ベルト連結具

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JP2001238721A
JP2001238721A JP2001016139A JP2001016139A JP2001238721A JP 2001238721 A JP2001238721 A JP 2001238721A JP 2001016139 A JP2001016139 A JP 2001016139A JP 2001016139 A JP2001016139 A JP 2001016139A JP 2001238721 A JP2001238721 A JP 2001238721A
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synthetic resin
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Yoshinobu Takahashi
義信 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト取付部材となす環などの係止部材とを
2軸方向において回動できるベルト連結具を1回の成形
手段で簡易に作製できる。 【解決手段】 ベルト取付部材は、枠体2に軸部4を回
動自在に軸支し、軸部4に係止部材10の首部14と頭
部15を収納できる収納部6を設け、収納部6は軸支方
向と直交する方向に頭部15より大きい貫通孔7を設
け、収納部6の端部に貫通孔7と直交する首部14の径
より大きく切り欠いた切欠溝8を設け、係止部材10は
基部13に小径の首部14と大径の頭部15を設け、係
止部材10の首部14と頭部15とを収納部6に遊嵌さ
せた形で、枠体2、軸部4、係止部材10の3者を一体
成形で形成したベルト連結具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カバン、ナップ
ザック、リュックサックなどの、バッグに用いるなす
環、バンド係止具などに対し、ベルトを取り付けるため
に用いる合成樹脂製ベルト連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の合成樹脂製ベルト連結具
として、図5に示すように、ベルト取付部材はベルト挿
通用の枠体に軸部を回動自在に軸支し、軸部の中央部分
に先端に係止頭部を有する係止脚部を内設し、この係止
頭部と係止脚部に係止できる円筒の内面に連結頭部を設
けた収納部を係止部材としてのなす環の基部に設け、ベ
ルト取付部材の係止頭部となす環の連結頭部とを回動自
在に係合させるため、係止脚部および係止頭部を収納部
に挿入し係合させるなす環が実用平4−126013号
公報に開示されている。
【0003】また、図6に示すようにベルト取付部材
は、コ字状のベルト取付枠体の両側枠に軸部を回動自在
に軸支し、この軸部の中央部分に凹陥部を設け、凹陥部
に円形の取付孔を貫設する。一方なす環は、頂部基部に
四個に分割され、弾性変形ができる首部を設け、この首
部の先端に首部より大径の頭部を設けて連結部を形成
し、この連結部を軸部に設けた取付孔に差し込んで回動
可能に形成したなす環が実公昭63−4813号公報に
開示されている。
【0004】さらに、図7に示すようにベルト取付部材
は、リング状に一体成形された取付枠体の一辺の中央部
分を分厚く形成し、この分厚く形成した部分から方形体
を垂設して中央を左右に分割して脚片を設け、この脚片
になす環に設けた係止頭部より大径の貫通孔を横設して
係止頭部と首部を収納する収納部を設け、なす環は基部
上面に首部を突設し、首部の先端に首部より大径の係止
頭部を設け、ベルト取付部材に設けた収納部になす環の
首部と係止頭部を収納部に収納した状態で合成樹脂を一
工程で一体成形して形成するなす環が特公平5−756
7号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた図5に示
すなす環は、ベルト取付部材の取付枠体に軸部を回動自
在に軸支し、この軸部の中央内部に4本の係止脚部を設
け、係止脚部の先端外側面に係止頭部を設け、かつその
外側に円筒状の被覆部を設け、そしてなす環の基部に設
けた収納部を被覆部内へ挿入して係止頭部と連結頭部と
を係合させるものであり、ベルト取付部材となす環とは
最初から別体に成形した後に、連結係止させるなす環で
あるため、ベルト取付部材となす環を挿入係止操作が必
要であり、操作が煩雑である。また係止機構が複雑な構
造であるため成形作業が面倒であり、一挙に一体成形で
きないので生産面で問題点がある。
【0006】また、図6に示すなす環は、ベルト取付枠
に軸部を回動自在に軸支した状態で一体成形することは
できるが、ベルト取付部材となす環は最初から別体に成
形した後、なす環の連結部をベルト取付部材に形成した
取付孔に差し込むタイプのベルト連結具であるから、組
立作業が必要で煩わしくコスト高になる。また連結部の
首部は分割されているので、強度的にも中実状の首部よ
り弾性変形が容易であり抜脱するおそれがあるなど問題
点がある。
【0007】さらに、図7に示すなす環は、ベルト取付
部材としての取付枠体と、なす環とを組み合わせて係合
させた状態で一体成形加工ができる点はよいが、ベルト
取付枠体が一体成形であるため、枠体が変形または回動
する機能がなく、ベルト取付部材に対しなす環は、取付
枠体に設けた首部と係止頭部の中心軸においてのみ回動
できるものであり、なす環の使用態様に制約を受け、適
用範囲も限定されるなど問題点がある。
【0008】この発明は、上述の問題点を考慮して発明
されたものであり、請求項1記載の発明は、ベルト取付
部材と係止部材とを回動自在に連結したなす環あるいは
バンド係止具などの合成樹脂製のベルト連結具におい
て、ベルト取付部材をベルト挿通用の枠体と軸部との2
部材から形成し、軸部は枠体に対して回動可能に形成す
るとともに、この軸部に係止部材を連結するための機構
を設け、係止部材と枠体と軸部の3者を遊嵌状に組み合
わせた状態で一体成形し、ベルト連結具を2軸方向に回
動させることができる優れた機能を有し、かつ製作に手
数がかからず、しかも頑丈な連結機構を備えた合成樹脂
製ベルト連結具を提供することが主たる目的である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、ベルト取付部材の軸部に形成する収納
部に係止部材の連結機構を連結するのに簡便に連結する
ことができ、かつ連結機構を的確かつ簡易に一体成形で
きる機構を備えた合成樹脂製ベルト連結具を提供するこ
とが目的である。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の目的に加え、ベルト連結具の係止部材にな
す環を用い、ベルト連結具の使用態様目的に即応するこ
とができ、ベルト連結具の使用範囲の拡張が図れる合成
樹脂製ベルト連結具を提供することが目的である。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の目的に加え、ベルト連結具の係止部材にバ
ンド係止具を用い、ベルト連結具の使用態様目的に即応
することができ、ベルト連結具の使用範囲の拡張が図れ
る合成樹脂製ベルト連結具を提供することが目的であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、ベルト取付
部材と係止部材とを回動自在に連結したなす環、バンド
係止具等の合成樹脂製ベルト連結具において、ベルト取
付部材1は、ベルト挿通用の枠体2に対して軸部4を回
動可能に軸支し、この軸部4の中央部分に係止部材10
に設けた連結機構としての首部14と頭部15を収納で
きる収納部6を設けて係止部材10を連結し、収納部6
は軸支方向と直交する方向に、係止部材10の頭部15
よりも大きく開口する貫通孔7を横設し、収納部6の端
部に貫通孔7と直交する方向に首部14の径よりも大き
く頭部15の径よりは小さい幅の連続して切り欠いた切
欠溝8を設け、係止部材10は頂端の基部に小径の首部
14を突設し、首部14の先端に首部14よりも大径の
頭部15を一体に設け、係止部材10の首部14と頭部
15とをベルト取付部材1の軸部4に形成した収納部6
内に遊嵌させた形で、枠体2、軸部4および係止部材1
0の3者を一体成形して形成した合成樹脂製ベルト連結
具を主な構成とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、ベルト取付部材1の軸部4に形成する
収納部6の端部に配設する切欠溝8は、枠体2および枠
体2に軸支した軸部4の貫通孔7よりも外側へ突出する
個所に配した合成樹脂製ベルト連結具である。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の構成に加え、ベルト取付部材1に連結する
係止部材10に、なす環11を用いて係止部材10を形
成した合成樹脂製ベルト連結具である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の構成に加え、ベルト取付部材1に連結する
係止部材10に、バンド係止具12を用いて係止部材1
0を形成した合成樹脂製ベルト連結具である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の合成樹脂製ベル
ト連結具の実施の形態について、図面を参照しながら具
体的に説明する。
【0017】この発明の合成樹脂製ベルト連結具は、図
1および図2に示すように、ベルト取付部材1と係止部
材10、すなわちなす環11またはバンド係止具12を
連結して合成樹脂製のベルト連結具を形成し、この合成
樹脂製ベルト連結具は素材にポリアミド、ポリアセター
ル、ポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチ
ックと呼ばれる強化プラスチックを用いて一回の射出成
形加工によって一体成形してベルト取付部材1と係止部
材10とを連結した合成樹脂製ベルト連結具を作製す
る。
【0018】図1に示す第1実施例の合成樹脂製ベルト
連結具は、係止部材10としてなす環11を用いた実施
例であり、ベルト取付部材1は、略コ字状を呈する、あ
るいはこれに類する枠体2で開口部のあるベルト取付用
の枠体2から形成し、枠体2の両側端に軸孔3を穿設
し、この枠体2の開口部分に軸部4を取り付ける。軸部
4の両端には軸孔3に挿入できる枢軸5を設け、この枢
軸5を枠体2の軸孔3に軸支し、軸部4を枠体2に対し
て回動自在に装着する。
【0019】枠体2に軸支した軸部4の中央部分に係止
部材10に設けた頭部15が収納できる収納部6を形成
し、この収納部6は図3に示すように、軸部4の軸支方
向と直交する方向に係止部材10に設けた頭部15の外
形よりも大きい貫通孔7を穿設して収納部6を形成す
る。収納部6の下端には、係止部材10に設けた首部1
4の外径よりも広く頭部15よりは狭い一定の長さを連
続して切り欠いた切欠溝8を凹設し、この切欠溝8の両
側に頭部15を支持できる支持杆9を形成する。そして
軸部4に設ける収納部6は、軸部4の下面よりもやや食
み出した形態に形成する。勿論、枠体2の下端よりも突
出させることによって、射出成形加工の際に、左右から
挿入されるコアすなわち補助金型の作動を妨害しないよ
うに形成する。
【0020】係止部材10は、図1に示すように円形の
基部13の下面にフック状を呈するフック部16、およ
びフック部16に圧接できる舌片状の舌片17を突設し
たなす環11から形成し、基部13の他面には前記収納
部6に設けた支持杆9間に嵌入できる断面円形の首部1
4を突設し、首部14は支持杆9の厚みを残して先端に
首部14よりも外径が大きい円板状の頭部15を一体に
形成する。
【0021】ベルト取付部材1と係止部材10とは、図
1、3に示すように、係止部材10であるなす環11の
基部13に突設した首部14と頭部15を、ベルト取付
部材1に回動自在に装着した軸部4に設けた収納部6に
頭部15、また支持杆9間の切欠溝8に首部14が介在
する形で装着し、なす環11から形成された係止部材1
0は軸部4に対して回動自在に装着し、ベルト取付部材
1と係止部材10とは回動自在に連結する。従ってなす
環11はベルト挿入用の枠体2に対し、2軸方向におい
て自由に回動する。
【0022】この出願の発明の合成樹脂製ベルト連結具
は、ベルト取付部材1と係止部材10とが連結された形
態で、合成樹脂を用いて射出成形加工手段によって一体
に成形する。その手段はベルト連結具は1対のキャビテ
ィすなわち主金型と3対のコアすなわち補助金型を用い
て1回の射出工程で成形する。主金型はベルト取付部材
1の枠体2、軸部4、また係止部材10のなす環11を
成形し、補助金型の一つはサイド方向から枠体2の軸孔
3と軸部4の枢軸5を成形し、他の補助金型は前後方向
から軸部4に設ける収納部6の貫通孔7および係止部材
10に設ける頭部15を成形し、さらに他の補助金型は
サイド方向から収納部6の下端に設ける切欠溝8と係止
部材10の首部14を成形する。これらの成形は同時に
行われベルト取付部材1と係止部材10とが連結された
状態のベルト連結具が一挙に成形できる。なお、前後か
ら主金型に挿入する1対の補助金型を最初から1対の主
金型に彫り込んでおいてもよい。
【0023】図2に示す第2実施例の合成樹脂製ベルト
連結具は、係止部材10としてバンド係止具12を用い
た実施例であり、ベルト取付部材1は前記実施例と同様
に略コ字状を呈するベルト取付用の枠体2から形成し、
この枠体2の両側端に軸孔3を設け、枠体2の開口部分
に軸部4を装着する。軸部4の両端に枢軸5を設け、こ
の枢軸5を枠体2に設けた軸孔3に軸支して軸部4を枠
体2に対して回動自在に装着する。
【0024】軸部4の中央部分に頭部15を収納できる
収納部6を形成し、この収納部6は図4に示すように軸
部4の軸支方向と直交する方向に係止部材10に設けた
首部14の外径よりも広く頭部15よりも狭い切欠溝8
を凹設し、切欠溝8の両側に支持杆9を形成して頭部1
5を支持する。そして軸部4に設ける収納部6は軸部4
内に設置し、支持杆9のみが軸部4から食み出した形態
に形成する。勿論枠体2の下端よりも支持杆9が突出す
るように形成する。
【0025】係止部材10は、図2に示すように雄体2
0と雌体21とから形成し、雄体20と雌体21は差し
込みタイプのバンド係止具12であり、雄体20は板状
の基部13の一面から1対の板状の係止脚部23を突設
し、この係止脚部23の先端外側に、側方へ突出する係
止爪24を設け、基部13の他面には前記軸部4に設け
た切欠溝8に嵌入できる首部14を突設し、首部14の
先端に収納部6に遊嵌できる頭部15を形成する。
【0026】雌体21は扁平状のハウジングから形成
し、一端に雄体20の係止脚部23を差し込むことがで
きる差込口29を設け、ハウジングの中央長手方向に中
仕切30を設けて係止脚部23を収容し、中仕切30の
両側に間隔をおいて小片状の係止片26を設け、この係
止片26に係止脚部23の係止爪24が係止できるよう
に形成する。
【0027】雌体21のハウジングの両側には、差込口
29側がハウジングに連接し、先端側が切り離され弾性
変形ができる押圧片27を設け、押圧片27の先端に直
角に曲がる押圧突起28を曲設して、係止脚部23の先
端部分を押圧できるように形成して係止爪24との係止
を解除する。またハウジングの他端にはベルト挿通孔2
5を設けてベルトを取り付けることができるように形成
する。
【0028】バンド係止具12の雄体20に設けた首部
14と頭部15は、図2、4に示すようにベルト取付部
材1に回動自在に装着した軸部4に設置した収納部6に
頭部15、また支持杆9間の切欠溝8に首部14が介在
する形で装着し、このバンド係止具12から形成した係
止部材10を軸部4に対し回動自在に装着し、ベルト取
付部材1と係止部材10とを回動自在に連結する。従っ
てバンド係止具12はベルト挿入用の枠体2に対し、2
軸方向において自由に回動する。
【0029】この合成樹脂製ベルト連結具の作製は、前
記第1実施例と同様に合成樹脂を用いて一体成形し、係
止部材10のバンド係止具12における雌体21は、雄
体20とは別工程の射出成形加工手段によって別個に成
形し、成形後雄体20と組み合わせて使用する。
【0030】第1実施例および第2実施例で説明したベ
ルト取付部材1の枠体2に装着する軸部4は、使用する
ベルトの大きさによって枠体2の大きさが決まり、細い
ベルトの場合は枠体2が小形になり、したがって軸部4
も小形に形成するが、軸部4に設置する収納部6を余り
小形に成形することができないので、軸部4を短尺化し
て収納部6の両側に枢軸5を設置するのが好適である。
【0031】
【発明の効果】この発明の合成樹脂製ベルト連結具は、
以上説明したとおりの構成であり、この構成によって下
記の効果を奏する。
【0032】この発明のうち請求項1記載の発明は、ベ
ルト取付部材と係止部材とを回動自在に連結したなす
環、バンド係止具等の合成樹脂製ベルト連結具におい
て、ベルト取付部材は、ベルト挿通用の枠体に軸部を回
動自在に軸支し、軸部の中央に係止部材の首部と頭部を
収納できる収納部を設け、収納部は軸支方向と直交する
方向に頭部より大きく開口する貫通孔を設け、収納部の
端部に貫通孔と直交する方向に首部の径より大きく連続
して切り欠いた切欠溝を設け、係止部材は基部に小径の
首部を突設し、首部の先端に首部より大径の頭部を設
け、係止部材の首部と頭部とをベルト取付部材の収納部
内に遊嵌させた形で3者を一体成形したことにより次の
効果がある。
【0033】ベルト挿通用の枠体に軸部を遊嵌させ、し
かも軸部に内設した収納部に係止部材に突設した首部と
頭部を遊嵌させ、これらを一回の成形加工で一体成形す
るから、組立作業が省略でき、しかも係止部材は2軸方
向に回動可能で使い易く優れた機能を有し、中実状の頑
丈な連結部を容易に形成することができ、コストの安い
製品が得られる効果がある。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、収納部の端部に配設する切欠溝は、枠
体および枠体に軸支した軸部の貫通孔より外側へ突出状
に配した形態に形成することにより、ベルト取付部材と
係止部材とをきわめて強固に連結させることができ、か
つ成形加工が簡易に行える効果がある。
【0035】請求項3および4記載の発明は、それぞれ
請求項1または2記載の発明の効果に加え、ベルト取付
部材に連結する係止部材になす環を用い、あるいはバン
ド係止具を用いることによって、ベルト連結具における
係止部材を使用する商品の態様によって、適用範囲に即
した形態のベルト連結具を容易に供給でき、ベルト連結
具の拡販が図れる効果があるなど、この発明が奏する効
果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】係止部材になす環を用いた合成樹脂製ベルト連
結具の一部破断した正面図である。
【図2】係止部材にバンド係止具を用いた合成樹脂製ベ
ルト連結具の一部破断した正面図である。
【図3】軸部に設けた収納部の一部破断した斜視図であ
る。
【図4】軸部に設けた収納部の変形例を示し、一部破断
した斜視図である。
【図5】公知のベルト連結具の一部破断した正面図であ
る。
【図6】他の公知のベルト連結具の正面図である。
【図7】さらに他の公知のベルト連結具の一部破断した
正面図である。
【符号の説明】
1 ベルト取付部材 2 枠体 4 軸部 6 収納部 7 貫通孔 8 切欠溝 10 係止部材 11 なす環 12 バンド係止具 13 基部 14 首部 15 頭部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト取付部材と係止部材とを回動自在
    に連結したなす環、バンド係止具等の合成樹脂製ベルト
    連結具において、ベルト取付部材1は、ベルト挿通用の
    枠体2に軸部4を回動自在に軸支し、軸部4の中央に係
    止部材10の首部14と頭部15を収納できる収納部6
    を設け、収納部6は軸支方向と直交する方向に頭部15
    より大きく開口する貫通孔7を設け、収納部6の端部に
    貫通孔7と直交する方向に首部14の径より大きく連続
    して切り欠いた切欠溝8を設け、係止部材10は基部1
    3に小径の首部14を突設し、首部14の先端に首部1
    4より大径の頭部15を設け、係止部材10の首部14
    と頭部15とをベルト取付部材1の収納部6内に遊嵌さ
    せた形で3者を一体成形してなることを特徴とする合成
    樹脂製ベルト連結具。
  2. 【請求項2】 収納部6の端部に配設する切欠溝8は、
    枠体2および枠体2に軸支した軸部4の貫通孔7より外
    側へ突出状に配してなる請求項1記載の合成樹脂製ベル
    ト連結具。
  3. 【請求項3】 ベルト取付部材1に連結する係止部材1
    0は、なす環11から形成してなる請求項1または2記
    載の合成樹脂製ベルト連結具。
  4. 【請求項4】 ベルト連結部材1に連結する係止部材1
    0は、バンド係止具12から形成してなる請求項1また
    は2記載の合成樹脂製ベルト連結具。
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