JP2001237531A - 電子部品および電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品および電子部品の製造方法

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JP2001237531A JP2000043961A JP2000043961A JP2001237531A JP 2001237531 A JP2001237531 A JP 2001237531A JP 2000043961 A JP2000043961 A JP 2000043961A JP 2000043961 A JP2000043961 A JP 2000043961A JP 2001237531 A JP2001237531 A JP 2001237531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の表面張力を利用した部品実装の場合、
高密度実装や薄型化や小型化や軽量化に限界があった。
また、部品の下面に接続する導電層と基板の表面の導電
層との間を接続するためのコンタクトホール形成プロセ
スが必要となり、実装後での接続の信頼性低下があっ
た。 【解決手段】 基板の部品の実装部に溝部を形成し、か
つ基板に対し部品を表面張力を用いてセルフアライメン
トして、基板に部品を実装することにより実装基板の薄
型化と小型化と軽量化を図る。また、上記の実装方法
は、部品の下面に接続する導電層と、基板の表面の導電
層との間を接続するためのコンタクトホール形成が不要
であるために、実装後での接続の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タやテレビジョン受像機などのディスプレイに利用さ
れ、アドレス素子として薄膜トランジスタ(以下、「T
FT」という)などのスイッチング素子を備えた透過型
あるいは反射型等の液晶表示装置、より詳しくは、ゲー
ト配線と、ソース配線と、ゲート配線とソース配線との
交差部の近傍に設けられたスイッチング素子とを有し、
このスイッチング素子は前記ゲート配線に接続されたゲ
ート電極と、前記ソース配線に接続されたソース電極
と、液晶層に電圧を印加するための画素電極に接続され
たドレイン電極とを有する液晶表示装置や、そのように
多数の配線やスイッチング素子やセンサ部、など繰り返
しパターンを備えて複数の膜のパターンを形成した半導
体素子や、液晶以外の表示装置(例えばDMD)や、イ
メージセンサなどの能動素子や受動素子、あるいはそれ
ら能動素子や受動素子を駆動したり制御する為、抵抗や
コンデンサーや半導体素子や集積回路回路などの部品を
実装した基板などを含む各種電子部品と電子部品の製造
方法に関する。
【0002】尚、ここで、電子部品とは電卓、デジタル
カメラ、ハンディースキャナ、携帯ラジオ、MDプレー
ヤ、電子辞書、電子情報端末手帳などの一体部品として
小型あるいは携帯用の電子機器を含める。
【0003】
【従来の技術】TFT型の液晶表示装置を例に説明す
る。図8はアクティブマトリクス基板を備えた透過型の
液晶表示装置の一般的な構成を示す回路図である。図8
に示すように、アクティブマトリクス基板101には、
数万から数十万個以上と多くの複数の画素電極102が
マトリクス状に形成されており、この画素電極102に
は、スイッチング素子であるTFT103が接続されて
設けられている。このTFT103のゲート電極には走
査信号を供給するためのゲート配線104が接続され、
ゲート電極に入力されるゲート信号によってTFT10
3が駆動制御される。また、TFT103のソース電極
には表示信号(データ信号)を供給するためのソース配
線105が接続され、TFT103の駆動時に、TFT
103を介してデータ(表示)信号が画素電極102に
入力される。各ゲート配線104とソース配線105と
は、マトリクス状に配列された画素電極102の周囲を
通り、絶縁膜を介した状態で互いに直交差するように設
けられている。さらに、TFT103のドレイン電極は
画素電極102および付加容量106に接続されてお
り、この付加容量106の対向電極はそれぞれ共通配線
107に接続されている。
【0004】図9は従来の技術に係る液晶表示装置にお
けるアクティブマトリクス基板のTFT部分の断面図で
ある。図9に示すように、透明絶縁性基板107上に、
図101のゲート配線104に接続されたゲート電極1
08が形成されているとともに、その上を覆ってゲート
絶縁膜109が形成されている。さらにその上にはゲー
ト電極108と重畳するように半導体層110が形成さ
れ、その中央部上にチャネル保護層111が形成されて
いる。このチャネル保護層111の両端部および半導体
層110の一部を覆い、チャネル保護層111上で分断
された状態で、ソース電極112aおよびドレイン電極
112bとなるn+Si層が形成されている。一方のn+
Si層であるソース電極112a上には図101のソー
ス配線105と同一の膜で金属層113aが形成され、
他方のn+Si層であるドレイン電極112b上には、
ドレイン電極112bと画素電極114とを接続する金
属層113bが形成されてスイッチング素子であるTF
T115およびその周辺構造を形成している。さらに、
TFT115、ゲート配線およびソース配線の上部を覆
って層間絶縁膜116が形成されている。
【0005】この層間絶縁膜116の上には、画素電極
114となる透明導電膜が形成され、この透明導電膜
は、層間絶縁膜116を貫くコンタクトホール116a
を介して、TFT111のドレイン電極112bと接続
した金属層113bに接続されている。このように、ゲ
ート配線およびソース配線と画素電極1となる透明導電
膜114との間に層間絶縁膜116が形成されているの
で、ゲート配線とソース配線とに対して画素電極1をオ
ーバーラップさせることができる。このような構造は、
例えば特開昭58−172685号公報に開示されてお
り、これによって液晶表示装置の開口率を向上させるこ
とができるとともに、ゲート配線およびソース配線に起
因する電界をシールドすることにより、液晶分子の配向
が崩れるディスクリネーションを抑制することができ
る。
【0006】上記絶縁膜109あるいは層間絶縁膜11
6としては、従来、窒化シリコン(SiN)などの無機
膜をCVD法(プラズマ励起化学気相成長)を用いて膜
厚300〜500nm程度に形成していた。これ以上の
膜厚を形成しないのはデポジションに時間がかかり生産
効率が悪くなったり、残留応力で基板がそったりクラッ
ク等の不良が増すためである。あるいは層間絶縁膜11
6だけは、有機膜を膜厚1〜5μm程度形成する場合も
ある。あるいは、開口率が落ちるが層間絶縁間116を
形成しない場合などもある。また、電卓、デジタルカメ
ラ、ハンディースキャナ、携帯ラジオ、MDプレーヤ、電
子辞書、電子情報端末手帳などの様々な携帯用などの電
子機器も、前述の液晶表示装置と同様に軽薄短小化が進
んでおり、各種民間企業や大学などが高効率製造方式を
を含めた実装技術の開発を競っている。例えば、抵抗や
コンデンサーや半導体素子や集積回路回路などのチップ
部品をサーフェスマウンタで基板に高速で基板上に粗い
位置で供給し、複数の部品を一括して接続材料としての
半田によりセルフアライメントを行いながら実装する技
術は既に開発され、量産化、実用化されているが、マウ
ンタの高速化や、異形状部品や微小ピッチ多端子部品の
接続技術などの更なる開発が進められている。簡単な工
程説明を、図11(a)〜(b)を用い、高密度多端子
の集積回路120の実装プロセスを略図で示す。まず、
図10(a)に示すように、半田バンプ(突起電極をバ
ンプと呼ぶ)121を形成した集積回路120を基板1
22上にマウンタにより供給する。この時点では、マウ
ンタの機械精度などにより、搭載位置にはバラツキ誤差
dが生じている。次に、図10(a)に示すように、リ
フロ炉内などで半田121aが溶融され、その際、半田
の表面張力により、集積化回路120の位置は、補正さ
れる。また、セルフアライメントを利用した位置決めの
研究例が、精密工学学会誌Vol.66.No.2.2
000の282ページから記載されている。ここでは、
液体の表面張力を利用して、微小部品をアライメントす
る技術が紹介されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の液晶表示装置の
場合、半導体層あるいは導電膜層が0〜2層と比較的少
ない領域と、2〜5層程度と比較的多い領域が、繰り返
しパターンの中で混在し、すなわち、生産タクトおよび
不良率の異なる領域を同一基板に同時、同一工程で形成
することになり、基本的に非効率である。また、図10
の場合において、TFT111上に、SiNx ,SiO
2 ,TaOx (Ta:タンタル)などを用いてCVD法
またはスパッタ法により絶縁膜109あるいは層間絶縁
膜116を成膜した場合、成膜された絶縁膜109ある
いは層間絶縁膜116はその下地膜の膜厚による凹凸を
反映する。このような多層のTFTやソース配線とゲー
ト配線のクロス部などの凹凸部では残留応力(大型基板
ほど面内でバラツク)の影響などでクラックA、Bが入
りやすかったり、残留応力その他の影響でエッチング液
がしみこんで短絡や断線の不良が生じやすく、大型基板
ほど残留応力や温度やエッチング液あるいは不純物の濃
度分布等のバラツキが増す影響で不良率が低下したり、
これらの要因の均一化のため、装置や条件をより厳密に
制御する必要が増し、処理時間が増したり、特殊な装置
改良を要したりする。一方、液晶表示装置などでは、全
体の生産効率を向上するため部品の取れ数が多いように
益々大きい基板寸法を採用する動きがあるが、例えば、
量産開始時に思う程のスピードでラインが立ち上がら
ず、需給バランスのうねりの中、収益が十分確保されな
かったり、ユーザーにタイムリーに商品が納入出来ない
場合も多々ある。あるいは、同様の要因で信頼性が低下
す場合もある。あるいは、基板サイズの大型化で製造装
置が大型化して、組立てや搬送に(搬送手段や経路や時
間が制限され)苦労する場合や、工場全体が大きくな
り、用地確保が困難であったり、工場内のラインのクリ
ーン度を均一に制御することが困難となる。また、装置
各々の外形寸法のバラツキも増し、ライン設計が困難と
なる。また、前述の2件の表面張力を利用した部品実装
の場合、今まで、端子や配線や絶縁膜程度の突起や溝部
を除いては、ほぼ平坦な基板の表面に、部品が実装され
ていた。従って、これらの部品や機器では、高密度実装
や薄型化や小型化や軽量化には限界があった。また、従
来の実装構造で無理に部品を基板に埋込ませようとする
と、部品の下面に接続する導電層と基板の表面の導電層
との間を接続するためのコンタクトホール形成などプロ
セスが増し、接続の信頼性低下を招く場合があった。本
発明の目的は、液晶表示装置以外も含む各種電子部品の
製造方法および電子部品において、特に製造用の元基板
の寸法が大きくなっている、液晶表示装置や半導体装置
などの電子部品において、高信頼性で生産効率を向上
し、装置の大型化を低減して上記の不具合を低減した電
子部品の製造方法および電子部品を提供することを目的
とする。あるいは、表面張力を利用して各種部品が実装
された電子部品あるいは電子機器において、大したプロ
セス増加や信頼性の低下を招く事無く、より高密度実装
を行い、薄型化、小型化あるいは軽量化を達成する電子
部品の製造方法および電子部品を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電子部品の製造方法は、単数または複数の部品を実装し
た基板から成る電子部品の製造方法において、該基板の
該部品の実装部に溝部が形成され、かつ、該基板に対し
該部品を表面張力を用いてセルフアライメントして該基
板に該部品の実装したことを特徴としている。
【0009】本発明の請求項2記載の電子部品の製造方
法は、第1基板上に配線などの同一パターンが多数個形
成されて成り、第1基板上に少なくとも1層の第1の膜層
を形成した第1領域部と、第1の膜層が第1の膜層と異
なる他の第2膜層に積層される第2領域部を有する電子
部品の製造方法において、複数の該第2領域部は第1基
板と異なる第2基板上に第2膜層を形成して複数の第2
領域部を形成して単数または少数の第2領域毎に分割し
て微小な部品を形成し、該第1基板には該部品を実装す
る領域に溝部が形成され、該第1基板に対し該部品を表
面張力を用いてセルフアライメントし、複数の部品を第
1基板上に実装したことを特徴としている。
【0010】本発明の請求項3記載の電子部品の製造方
法は、該基板に該部品の本体部の幅と奥行き方向の外形
寸法より僅かに大きい溝部を形成し、該部品または該基
板の中の少なくとも一方には室温では固体で、室温より
高温で溶融するアライメント用材料を形成し、該部品を
該基板の溝部に粗い位置合せで仮位置に挿入した後、該
材料を溶融した時の表面張力を利用してセルフアライメ
ントにより、該部品の該基板に対する位置合せを完了す
る事を特徴としている。
【0011】本発明の請求項4記載の電子部品の製造方
法は、該材料は、導電性材料である事を特徴としてい
る。
【0012】本発明の請求項5記載の電子部品の製造方
法は、該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで仮位置に
挿入した時、該部品の底面と該基板の溝部の底面に間隙
部を設けた事を特徴としている。
【0013】本発明の請求項6記載の電子部品の製造方
法は、該部品の本体部より突出した該材料を該部品に形
成し、該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで仮位置に
挿入した時、該部品の底面と該基板の溝部の底面に間隙
部を設けた事を特徴としている。
【0014】本発明の請求項7記載の電子部品の製造方
法は、該基板に該部品の幅と奥行き方向の外形寸法より
僅かに大きい溝部を形成し、該部品または該基板の中の
少なくとも一方には室温では液体のアライメント用材料
を形成し、該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで仮位
置に供給して、該材料の表面張力を利用してセルフアラ
イメントにより、該部品の該基板に対する位置合せを行
う事を特徴としている。
【0015】本発明の請求項8記載の電子部品の製造方
法は、該部品の該基板に対する位置合せの後、該部品と
該基板との間に介在する該材料を取除く事を特徴として
いる。
【0016】本発明の請求項9記載の電子部品の製造方
法は、該部品の該基板に対する位置合せの後、該基板上
に該部品の埋込み材料を供給して実質的に基板上に該部
品の位置する溝部を形成した事を特徴としている。
【0017】本発明の請求項10記載の電子部品の製造
方法は、該部品の上面に突起電極を形成し、該部品全体
を埋込む表面が平坦な埋込み材料を供給した後、該埋込
み材料の表面を除去して該突起電極を露出する工程を含
む事を特徴としている。
【0018】本発明の請求項11記載の電子部品の製造
方法は、該基板に該部品の本体部の幅と奥行き方向の外
形寸法より僅かに大きい溝部を形成し、該部品を該基板
の溝部に粗い位置合せで仮位置に配置した後、該部品ま
たは該基板の中の少なくとも一方に形成したアライメン
ト用材料の表面張力を利用してセルフアライメント時又
は後に、該部品を該基板の溝部に挿入したを特徴として
いる。
【0019】本発明の請求項12記載の電子部品の製造
方法は、熱圧着ツールで加圧して、固着する事を特徴と
する。
【0020】本発明の請求項13記載の電子部品は、単
数または複数の部品を実装した基板から成る電子部品に
おいて、該基板の該部品の実装部として溝部を具備し、
かつ、該基板に対し該部品を表面張力を用いてセルフア
ライメント行う材料を該基板と該部品の中に介在したこ
とを特徴としている。
【0021】本発明の請求項14記載の電子部品は、第
1基板上に配線などの同一パターンが多数個形成されて
成り、第1基板上に少なくとも1層の第1の膜層を形成し
た第1領域部と、第1の膜層が第1の膜層と異なる他の
第2膜層に積層される第2領域部を有する電子部品にお
いて、複数の該第2領域部は第1基板と異なる微小部品
としての第1基板と異なる第2基板に第2膜層を具備し
たものであって、該第1基板には該部品を実装する領域
に溝部を具備し、かつ、該基板に対し該部品を表面張力
を用いてセルフアライメント行う材料を該基板と該部品
の中の介在したことを特徴としている。以下、上記構成
による作用を各請求項毎に説明する。
【0022】請求項1では、基板の溝部に部品が実装さ
れるので、電子部品の薄型化、小型化あるいは軽量化を
達成する。また、表面張力を利用したセルフアライメン
トにより、機械的精度などの影響を受けずに微小部品で
あっても、あるいは複数の部品であってもほぼ同時に効
率良く位置合せが可能である。更に上層が平坦化される
場合、その上に形成される配線の断線や多層配線の短絡
不良を低減したり、液晶表示装置の場合は画素電極の寸
法を最大限にして開口率を向上したり、配向処理の均一
性を改善できる。また、溝部の底と部品の底面に間隙を
設けて、セルフアライメント中の静電気力や異物や突起
などがあっても摩擦力を低減し、部品をより高精度に位
置決めすることができる。また、溝部の側面などを端子
部配置に利用して、更に高密度に実装したり、あるいは
他の配線や(画素)電極を広げたりすることもできる。
請求項2では、従来は同一基板内に形成していた、多層
領域と少層領域を別々に作る。これにより、TFTスイ
ッチング部などの多層領域は、他の少層領域と別に製造
でき、より高密度に配置して、小基板上で作れる。信頼
性や品質も、歩留りも容易に向上し効率良く製造でき
る。また、その部分で装置も小型化が可能で、搬送装置
や経路を小さく出来、クリーン度も工程内で均一化が容
易であるので、ライン設計や装置の搬入が容易である。
また、基板の溝部に部品が実装されるので、電子部品の
薄型化、小型化あるいは軽量化を達成する。また、表面
張力を利用したセルフアライメントにより、機械的精度
などの影響を受けずに微小部品であっても、あるいは複
数の部品であってもほぼ同時に効率良く位置合せが可能
である。更に上層が平坦化される場合、その上に形成さ
れる配線の断線や多層配線の短絡不良を低減したり、液
晶表示装置の場合は画素電極の寸法を最大限にして開口
率を向上したり、配向処理の均一性を改善できる。請求
項3では、本体部の寸法より大きい溝部を基板に形成し
たので、少なくとも機械的に部品本体部(下方)を溝部
に挿入できる。また、アライメント材料の固体と液体の
相変化を利用して、最終の位置合せ以前に、一旦予備位
置に配置することができる。請求項4では、アライメン
ト材料が電気接続材料を兼ねるので、材料数を低減し、
製造プロセスおよび装置なども低減できる。請求項5で
は、最終の位置合せ以前の予備位置として、部品の底部
と溝部の底部との間に間隙部を設けているので、アライ
メント中の摩擦力や静電気力や分子間力などを低減して
表面張力による位置制御の妨げとなる力を低減する。特
に、数十μmオーダー以下の微小部品の場合、これらの
不要な力が支配的となって部品が基板に固着することが
あるので有効である。請求項6では、上記アライメント
材料に、上記の一時的な間隙部を設ける機能を付加でき
る。従って、一時的な位置決め用専用の材料を無くし
て、材料数を低減し、製造プロセスおよび装置なども低
減できる。請求項7では、アライメント材料として液体
状のものを使用するので、部品供給時に、瞬時に位置合
せができ、アライメント材料が不要な場合は、除去が容
易である。請求項8では、アライメント材料を除去する
事により、より正確に位置決めされ、例えば、TFT型
液晶表示装置や集積回路のように、水分などで配線腐食
や半導体素子の特性劣化や液晶などの品質低下などを招
き易い場合でも、表示品位や他の機能低下を抑制して、
信頼性を向上できる。請求項9では、部品の大半を保護
するので信頼性が向上し、平坦化処理が容易である。請
求項10では、上層が平坦化されるので、その上に形成
される配線の断線や多層配線の短絡不良を低減したり、
液晶表示装置の場合は画素電極の寸法を最大限にして開
口率を向上したり、配向処理の均一性を改善できる。請
求項11では、部品が溝部に挿入される際もセルフアラ
イメントできるので、溝の寸法を部品寸法に対して最小
にでき高密度実装が可能。かつ、部品の下面と溝部の底
面の間隙部を部品が溝部に落ち込むまで形成することが
できる。請求項12では、熱圧着ツールでアライメント
材料を溶融しながら部品を溝部に押し込むので確実かつ
効率的に部品を下降端に落とす事ができる。また、部品
の浮き防止の熱硬化などの接着剤などがある場合、アラ
イメントと一連で熱硬化と固着ができ効率的である。ま
た、熱圧着ツールがパルスヒート(一時加熱型ツール)
であれば、短時間に冷却してアライメント材が固体化後
に加圧力を解除できるので、部品をより確実に押し込
み、タクトも小さくできる。請求項13では、請求項1
と同様である。請求項14では、請求項2と同様であ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0024】(実施の形態1)本発明に係る本発明の実
施の形態1について、TFT型の液晶表示装置を例に、
以下の図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態に係る液晶表示装置におけるアクティブマト
リクス側基板1の画素近傍の構成を示す平面図と断面図
である。図1に示すように、第1基板としてのアクティ
ブマトリクス側基板1には、複数の透明導電材料からな
る画素電極2がマトリクス状に数万個以上設けられてお
り(図では3個に略)、これらの画素電極2の周囲を通
り、互いに交差するように、走査信号を供給するための
各ゲート配線3と表示信号(データ信号)を供給するた
めのソース配線4が設けられている。また、これらのゲ
ート配線4とソース配線3の絶縁クロス(交差部)分5
の近傍において、画素電極1に接続されるスイッチング
素子としてのTFT6(薄膜トランジスタ)が設けられ
ている。
【0025】このTFT6のゲート電極にはゲート配線
3が接続され、ゲート電極に入力される信号によってT
FT6が駆動制御される。また、TFT6のソース電極
にはソース配線4が接続され、そのソース電極にデータ
信号(表示信号)が入力される。さらに、TFT6のド
レイン電極は、画素電極2と接続されている。更に例え
ば、第2基板としてのチップ7が、アクティブマトリク
ス側基板1に溝部に挿入されており、チップ7上には、
図示しない複数個のチップ7を作る第1基板の製造中の
元基板(通常、液晶表示装置基板が複数個取れ、数10
0mm角以上の面積のガラス基板)より一般的に小さい
元基板(例えば、数インチ径のシリコン基板)の段階
で、あらかじめTFT6よびゲート配線3aとソース配
線4aとそのクロス部5を作りこんでおき、個々のチッ
プ7に分離しておく。図2(a)〜(b)はチップ7近
傍の実装構造および実装方法を示す断面図である。図2
(a)は、チップ7の断面構造を示す、チップ7の側面
には電気接続用の端子8が形成され、更に、端子8上は
半田ボール(突起電極)9を形成しておく。次に図2
(b)に示すように、第1基板1の溝部1aにチップ7
を挿入する。ここでチップ7の下面7aが溝部1aの底
面1bに接するか、あるいは僅かに(例えば設計上数μ
m)の間隙gを設けるように、半田ボール9の形成位置
や寸法を設計して第1基板1の端子10に当接するよう
にしておく。これにより、多端子であっても確実に電気
接続導通が得られ、かつ、特にチップ7が微小で静電気
や他の分子間力などによりチップ7と第1基板が固着し
てセルフアライメントが妨げられることを低減して、次
工程のセルフアライメントが容易に行われる。更に、図
2(c)に示すように、半田ボール9aを溶融し、紙面
のX方向のセルフアライメントが溶融状態の半田ボール
9aの表面張力で行われる。尚、チップ7が微小で軽い
場合には浮きが生じる恐れがあり、浮きを抑える必要が
あれば、図2(c)に示すように、セルフアライメント
が完了した後一旦冷却し、パルスヒート(一時加熱)型
などの加圧ツール11で加圧、加熱、加熱解除、加圧解
除の順に処理しても良い。その際、微小なずれが発生す
る場合もあるが、一例でも0〜5μm程度であり、問題
はない。尚、アライメント用材料として半田の例を示し
たが、これに限るものでは無く、他の導電材料やあるい
は絶縁材料であっても良い。ただし、導電材料の方が、
端子間の接続を同時に処理でき効率的である。以上、液
晶表示装置の例を示したが、本発明の適用はTFT型の
液晶表示装置に限るものでは無く、例えば、プリント基
板に抵抗やコンデンサや半導体集積回路等の部品を搭載
する場合など、各種電子機器および部品に応用できる。
【0026】(実施の形態2)他の実施例を、図3に示
す。本例は、実施の形態1と、ほぼ同様の構造である
が、基板12の溝部12aの側面12bに端子13を設
け、半田14などを介して部品チップ15を接続する。
このような構造では、チップ15全体を基板12に埋込
む事ができ、より薄型化を図ったり、上面の層の平坦化
が容易で、上部に形成する配線などの信頼性を高めた
り、製品によっては品質などを向上できる。液晶表示装
置の場合、輝度を向上したり、消費電力を低減したりで
きる。また、複数チップ間のピッチを小さくしたり、あ
るいは他の配線領域を広く取って、配線幅などを広く取
る事もできる。
【0027】(実施の形態3)本発明の他の実施例を図
4(a)〜(c)に示す。図4(a)のように、基板1
6には溝部16aが形成され、溝の底部16bには半田
や水などのアライメント用材料17がぬれ性良好な基板
側ぬれ性部材18(水の場合ガラスなどで周辺が撥水材
料または撥水処理がされている)の表面におさまり、ぬ
れ性良好な部材18と同様な材料からなる部品側ぬれ性
部材19を備えた部品20をマウンターなどで供給す
る。尚、溝部の側面16cには傾斜を設けることによ
り、部品供給位置の誤差許容値を大きくできる。次に図
4(b)のように、部品20はセルフアライメントされ
ており、アライメント材が半田などの場合、次の図4
(c)に進める必要は無い。尚、部品20と基板16の
平行度が必要な場合、図示しない突起状の部品受部また
は足部を、各々基板16側または部品20側に形成して
も良い。更に、部品20の強固な固定を行うため、図示
しない光硬化あるいは熱硬化などの接着材を基板16と
部品20の間に介在すれば良く、スペーサ部材の表面に
接着層を形成した構造の固定材などを用いて接続と平行
度および配置高さ制御を兼ねても良い。また図4(c)
のように、水などように、回路部などの信頼性低下など
不具合を発生させる場合や平行度あるいは位置精度を向
上させるため、アライメント用材料は除去する。水など
の場合、蒸発させても良い、あるいは基板側ぬれ性部材
18の中央などに図示しない穴部などを設け、真空や低
圧で引き込んでも良い。尚、アライメント用材料が半田
など場合、複数の端子を設け、端子の電気接続と平行度
制御を兼ねても良い。また、アライメント用材料が水な
どの場合、平行度と配置高さの制御とを兼ねた電気接続
端子としての半田や金属バンプなどを部品の下面に形成
しても良いし、部品の上部を平坦化処理をして信号配線
接続処理をしても良いし、ワイヤーボンド接続で端子接
続を行っても良い。
【0028】(実施の形態4)更に本発明の他の実施例
を図5(a)〜(d)に、および変形例の構造を図6に
示す。図5(a)のように、基板21の表面はほぼ平坦
なままで溝部形成などの加工はなされていない。更に半
田などのアライメント用材料22がぬれ性良好な基板側
ぬれ性部材23の表面におさまり、ぬれ性良好な部材2
3と同様な材料からなる部品側ぬれ性部材24を備えた
部品25をマウンターなどで供給する。
【0029】尚、部品25には突起電極26が形成され
ている。次に、図5(b)のように、部品25はセルフ
アライメントにより高精度に配置される。更に、図5
(c)のように、部品25の全体を覆って平坦化膜27
を形成する。そして、図5(d)のように、基板21の
上面から平坦化膜27aを、突起電極26aが露出する
までエッチングする。以下上層の各種配線や電極や絶縁
層を形成して部品が作られる。また、アライメント用材
料が水などの場合蒸発させたり、図6の構造のように、
基板側ぬれ性部材28の中央などにアライメント用材料
の吸引用の穴部29を設けても良い。
【0030】(実施の形態5)更に本発明の他の実施例
を図7(a)〜(c)に示す。本実施例では、溝部に落
とし込む以前の位置合せにセルフアライメントを利用す
る例を示す。これにより溝の寸法をより小さくして、更
に高密度の実装などが可能となる。まず図7(a)に示
すように、あらかじめ部品30の側部両端などに端子3
1および半田32か場合によっては半田ペーストなどを
形成供給し、基板33の溝部33aの側面にも端子34
を形成しておき、部品30をマウンターなどでやや位置
が粗くても高速で供給する。尚、必ずしも必要では無い
が、溝の底部に部品固定補強用の接着材35を供給して
いても良い。また、アライメントの力を増すため半田3
2などを多く供給する場合、上面への半田の突出を抑え
たり、微小ピッチ接続時の短絡不良を低減するため、半
田の逃げ部として溝の底の隅部に更なる第2の溝36を
形成しても良い。図7(b)に示されるように、部品3
0が基板33に置かれ時点では、部品30は溝部33a
には収まっていない。次に、図示省略するが、一時また
は次工程と連続でリフロー炉で半田を溶融しセルフアラ
イメントにより部品30を溝33の中央に高精度に位置
合せして後、図7(c)に示すようにパルスヒートツー
ル37などで、加熱・加圧して、半田32aを溶融し、
接着剤がある場合は、接着材の硬化を促進し、部品30
を確実に押込み、加熱解除してから、ツール37の加圧
を解除する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
および電子部品の製造方法によれば、部品実装の場合に
凹部の部品を溝部に挿入しアライメントできるために、
電子部品実装基板の薄型化と小型化、軽量化を図ること
ができる効果を奏する。また、部品の下面に接続する導
電層と基板の表面の導電層との間を接続するためのコン
タクトホール形成などプロセスが不要となり、接続の信
頼性を向上させる効果を奏する。また、部品を最終の位
置合せに先だって、溝部に挿入し一旦予備位置に配置す
る予備アライメントできるために、一時的な位置決め専
用の材料を無くすることができる。そのために、材料費
を削減できる他に、一時的な位置決め専用設備も不要と
なる。綜合的に電子部品のコスト低減を図る効果を奏す
る。液晶表示装置の例の様に、アクティブマトリクス基
板にゲート配線とソース配線とそのクロス部を作りこん
でおき、TFT型の液晶表示装置を個々TFTのチップ
を実装する実装構造においては、基板の溝部に部品が実
装されるので、製品の薄型化、小型化あるいは軽量化を
達成する。また、表面張力を利用したセルフアライメン
トにより、機械的精度などの影響を受けずに微小部品で
あっても、あるいは複数の部品であってもほぼ同時に効
率良く位置合せが可能である。更に上層が平坦化される
場合、その上に形成される配線の断線や多層配線の短絡
不良を低減したり、液晶表示装置等の場合は画素電極の
寸法を最大限にして開口率を向上したり、配向処理の均
一性を改善できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に示す液晶表示装置にお
けるアクティブマトリクス側基板1の画素近傍の構成を
示す平面図と断面図である。
【図2】チップ7近傍の実装構造および実装方法を示す
断面図である。図2(a)は、チップ7の断面構造であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図8】アクティブマトリクス基板を備えた透過型の液
晶表示装置の一般的な構成を示す回路図である。
【図9】従来の技術に関する液晶表示装置におけるアク
ティブマトリクス基板のTFT部分の断面図である。
【図10】簡単に工程説明をおこなうための高密度多端
子集積回路の実装プロセスに関する概略図である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板 2 画素電極 3 ゲート配線 4 ソース配線 5 ゲート配線とソース配線とのクロス部 6 TFT 7 チップ 8 電気接続用の端子 9 半田ボール(突起電極) 10 第1基板1の端子 11 加圧ツール 12、16、21、33、122 基板 12a、16a 基板の溝部 12b 基板の側面 13 端子 14、32、32a 半田 15 部品チップ 16b 基板溝の底部 16c 溝部の側面 17 アライメント用材料 18 基板側ぬれ性部材 19 部品側ぬれ性部材 20、25、30 部品 22 アライメント用材料 23、28 基板側ぬれ性部材 24 部品側ぬれ性部材 26、26a 突起電極 27、27a 平坦化膜 29 アライメント用材料の吸引用の穴部 31、34 端子 33a 基板の溝部 36 第2の溝 37 パルスヒートツール 101 アクティブマトリクス基板 102 画素電極 103、115 TFT 104 ゲート配線 105 ソース配線 106 付加容量 107 共通配線 108 ゲート電極 109 ゲート絶縁膜 110 半導体層 111 チャネル保護層 112a ソース電極 112b ドレイン電極 113a、113b 金属層 114 画素電極 116 層間絶縁膜 116a コンタクトホール 120 集積回路 121、121a 半田バンプ(突起電極をバンプ
と呼ぶ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田草 康伸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JA03 JC02 JC03 LA04 2H092 GA57 GA60 JA24 MA34 NA19 NA25 PA01 PA06 5E319 AA03 AA07 AB06 AC20 BB04 CC36 CD04 GG09 5E336 AA04 AA08 CC32 CC51 EE01 GG09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数の部品を実装した基板か
    ら成る電子部品の製造方法において、 該基板の該部品の実装部に溝部が形成され、かつ、該基
    板に対し該部品を表面張力を用いてセルフアライメント
    して、該基板に該部品を実装したことを特徴とする電子
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1基板上に配線などの同一パターンが
    多数個形成されて成り、第1基板上に少なくとも1層の
    第1の膜層を形成した第1領域部と、第1の膜層が第1の
    膜層と異なる他の第2膜層に積層される第2領域部を有
    する電子部品の製造方法において、 複数の該第2領域部は第1基板と異なる第2基板上に第
    2膜層を形成して複数の第2領域部を形成して単数また
    は少数の第2領域毎に分割して微小な部品を形成し、該
    第1基板には該部品を実装する領域に溝部が形成され、
    該第1基板に対し該部品を表面張力を用いてセルフアラ
    イメントし、複数の部品を第1基板上に実装したことを
    特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 該基板に該部品の本体部の幅と奥行き方
    向の外形寸法より僅かに大きい溝部を形成し、該部品ま
    たは該基板の中の少なくとも一方には室温では固体で、
    室温より高温で溶融するアライメント用材料を形成し、
    該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで仮位置に挿入し
    た後、該材料を溶融した時の表面張力を利用してセルフ
    アライメントにより、該部品の該基板に対する位置合せ
    を完了することを特徴とする請求項1乃至2記載の電子
    部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 該材料は、導電性材料であることを特徴
    とする請求項3記載の電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで
    仮位置に挿入した時、該部品の底面と該基板の溝部の底
    面に間隙部を設けたことを特徴とする請求項3乃至4記
    載の電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 該部品の本体部より突出した該材料を該
    部品に形成し、該部品を該基板の溝部に粗い位置合せで
    仮位置に挿入した時、該部品の底面と該基板の溝部の底
    面に間隙部を設けたことを特徴とする請求項5記載の電
    子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 該基板に該部品の幅と奥行き方向の外形
    寸法より僅かに大きい溝部を形成し、該部品または該基
    板の中の少なくとも一方には室温では液体のアライメン
    ト用材料を形成し、該部品を該基板の溝部に粗い位置合
    せで仮位置に供給して、該材料の表面張力を利用してセ
    ルフアライメントにより、該部品の該基板に対する位置
    合せを行うことを特徴とする請求項1乃至2記載の電子
    部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 該部品の該基板に対する位置合せの後、
    該部品と該基板との間に介在する該材料を取除くことを
    特徴とする請求項7記載の電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 該部品の該基板に対する位置合せの後、
    該基板上に該部品の埋込み材料を供給して実質的に基板
    上に該部品の位置する溝部を形成したことを特徴とする
    請求項1乃至2記載の電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 該部品の上面に突起電極を形成し、該
    部品全体を埋込む表面が平坦な埋込み材料を供給した
    後、該埋込み材料の表面を除去して該突起電極を露出す
    る工程を含むことを特徴とする請求項9記載の電子部品
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 該基板に該部品の本体部の幅と奥行き
    方向の外形寸法より僅かに大きい溝部を形成し、該部品
    を該基板の溝部に粗い位置合せで仮位置に配置した後、
    該部品または該基板の中の少なくとも一方に形成したア
    ライメント用材料の表面張力を利用してセルフアライメ
    ント時又は後に、該部品を該基板の溝部に挿入したこと
    を特徴とする請求項1乃至2記載の電子部品の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 熱圧着ツールで加圧した後、部品を固
    着する事を特徴とする請求項11記載の電子部品の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 単数または複数の部品を実装した基板
    から成る電子部品において、 該基板の該部品の実装部として溝部を具備し、かつ、該
    基板に対し該部品を表面張力を用いてセルフアライメン
    トを行う材料を該基板と該部品の中に介在したことを特
    徴とする電子部品。
  14. 【請求項14】 第1基板上に配線などの同一パターン
    が多数個形成されて成り、第1基板上に少なくとも1層
    の第1の膜層を形成した第1領域部と、第1の膜層が第1
    の膜層と異なる他の第2膜層に積層される第2領域部を
    有する電子部品において、 複数の該第2領域部は第1基板と異なる微小部品として
    の第1基板と異なる第2基板に第2膜層を具備したもの
    であって、該第1基板には該部品を実装する領域に溝部
    を具備し、かつ、該基板に対し該部品を表面張力を用い
    てセルフアライメントを行う材料を該基板と該部品の中
    に介在したことを特徴とする電子部品。
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