JP2001237072A - メタルマスク及びその製造方法 - Google Patents

メタルマスク及びその製造方法

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JP2001237072A
JP2001237072A JP2000048172A JP2000048172A JP2001237072A JP 2001237072 A JP2001237072 A JP 2001237072A JP 2000048172 A JP2000048172 A JP 2000048172A JP 2000048172 A JP2000048172 A JP 2000048172A JP 2001237072 A JP2001237072 A JP 2001237072A
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Isamu Oshita
勇 大下
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Tohoku Pioneer Corp
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F1/00Etching metallic material by chemical means
    • C23F1/02Local etching

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機エレクトロルミネセンス表示パネルの有
機エレクトロルミネセンス媒体などの正確な形成ができ
るとともに製造効率を向上できるメタルマスク及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 蒸着源からの蒸着物質が通過する複数の
貫通開口を有するメタルマスクは、複数の貫通開口の各
々の周りのマスク本体部とマスク本体部の周囲に位置す
るマスク本体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部と
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流の注入によっ
て発光するエレクトロルミネッセンス(以下、ELとも
いう)を呈する有機化合物材料の薄膜からなる発光層
(以下、有機発光層という)を各々が備えた複数の有機
EL素子を所定パターンでもって基板上に形成された有
機EL表示パネルの製造方法に関し、特に該製造方法の
蒸着工程に用いるメタルマスク及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、透明基板上に、透明電
極と、有機EL媒体と、金属電極とが順次積層されて構
成される。例えば、有機EL媒体は、有機発光層の単一
層、あるいは有機正孔輸送層、有機発光層及び有機電子
輸送層の3層構造の媒体、または有機正孔輸送層及び有
機発光層2層構造の媒体、さらにこれらの適切な層間に
電子或いは正孔の注入層を挿入した積層体の媒体などで
ある。
【0003】有機EL表示パネルの例えばマトリクス表
示タイプのものは透明電極層を含む行電極と、有機EL
媒体と、行電極に交差する金属電極層を含む列電極とが
順次積層されて構成される。行電極は、各々が帯状に形
成されるとともに、所定の間隔をおいて互いに平行とな
るように配列されており、列電極も同様である。このよ
うに、マトリクス表示タイプの表示パネルは、複数の行
と列の電極の交差点に形成された複数の有機EL素子の
発光画素からなる画像表示配列を有している。
【0004】この有機EL表示パネルの製造工程におい
て、透明電極層を透明基板上に形成後、有機EL媒体が
成膜される。有機EL媒体は、発光画素に対応する1層
以上の薄膜ではあるが、通常、メタルマスクを用いた蒸
着法により形成される。通常薄膜のパターニングに用い
られるフォトリソグラフィ法を有機EL素子に用いる場
合、フォトレジスト中の溶剤の素子への侵入や、レジス
トベーク中の高温雰囲気や、レジスト現像液またはエッ
チング液の素子への浸入や、ドライエッチング時のプラ
ズマによる有機EL媒体へのダメージにより、有機EL
素子特性が劣化する問題が生じるために、メタルマスク
を用いた蒸着法が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】メタルマスクを用いた
蒸着によるパターニング方法では、ストライプ状パター
ンなど開口部が大きくスリットが細いパターンの場合に
はマスク強度が不足しメタルマスクが撓む問題により、
微細なパターンが形成できない。メタルマスクの剛性の
問題から300μm以下のラインアンドスペースのパタ
ーンを形成することが難しい。また、細いスペースをも
ったメタルマスクを用いて蒸着した場合、図1に示すよ
うに、蒸着物質がメタルマスク27のスペース部の縁部
27aに妨害され、基板2上に均一な蒸着ができなかっ
たり、パターンがずれる等の問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決すべくな
され、本発明の目的は、有機EL媒体などの正確な形成
ができるとともに製造効率を向上できる有機EL表示パ
ネルの製造方法、そこに用いるメタルマスク及びその製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルマスク
は、複数の貫通開口を有するメタルマスクであって、複
数の貫通開口の各々の周りのマスク本体部と前記マスク
本体部の周囲に位置する前記マスク本体部の厚さより大
なる厚さを有する周縁部とからなることを特徴とする。
【0008】本発明のメタルマスクにおいては、前記周
縁部は階段形状の段差を有することを特徴とする。本発
明のメタルマスクにおいては、前記複数の貫通開口及び
各貫通開口周りの前記マスク本体部はエッチングにより
形成されたことを特徴とする。本発明のメタルマスクに
おいては、前記複数の貫通開口及び各貫通開口周りの前
記マスク本体部は電鋳により形成されたことを特徴とす
る。
【0009】本発明のメタルマスク製造方法は、複数の
貫通開口を有するメタルマスクの製造方法であって、複
数の貫通開口を有する第1レジストパターンを、金属板
上に形成する工程と、前記第1レジストパターンの前記
貫通開口を介してエッチング処理を行い、前記金属板に
複数の貫通開口を形成する工程と、前記第1レジストパ
ターンを除去する工程と、前記複数の貫通開口の各々の
周りの所定幅の金属縁部を各々が露出せしめる複数の第
2貫通開口を有する第2レジストパターンを、前記金属
板上に形成する工程と、前記第2レジストパターンの前
記第2貫通開口を介してエッチング処理を行い、前記複
数の貫通開口の各々の周りのマスク本体部と前記マスク
本体部の周囲に位置する前記マスク本体部の厚さより大
なる厚さを有する周縁部とを形成する工程と、前記第2
レジストパターンを除去する工程と、を含むことを特徴
とする。
【0010】又、本発明のメタルマスク製造方法は、複
数の貫通開口を有するメタルマスクの製造方法であっ
て、各々が第1面積を有する複数の第1貫通開口を有す
る第1レジストパターンを、金属板の第1面上に形成す
る工程と、各々が前記第1面積より小なる第2面積を有
しかつ前記第1貫通開口の各々に含まれるような位置に
配置された複数の第2貫通開口を有する第2レジストパ
ターンを、前記金属板の第1面の反対側の第2面上に形
成する工程と、前記第1及び第2レジストパターンの前
記第1及び第2貫通開口を介してエッチング処理を行
い、前記金属板の前記第1及び第2面にそれぞれ複数の
第1及び第2凹部を所定深さで形成する工程と、前記第
1及び第2レジストパターンを除去する工程と、各々が
前記第2凹部に対応する前記第2面積より大でありかつ
前記第1凹部に対応する前記第1面積より小なる第3面
積を有しかつ前記第1凹部の底部の一部を露出せしめ前
記第1凹部の内壁を覆う複数の第3貫通開口を有する第
3レジストパターンを、前記金属板の第1面上に形成す
る工程と、前記第2凹部を保護する保護膜を前記金属板
の第2面上に形成する工程と、前記第3レジストパター
ンの前記第3貫通開口を介してエッチング処理を行い、
各々が前記第1凹部の底部から前記第1凹部の底部へ貫
通する複数の貫通開口を前記金属板に形成し、前記貫通
開口の各々の周りのマスク本体部と前記マスク本体部の
周囲に位置する前記マスク本体部の厚さより大なる厚さ
を有しかつ階段形状の段差を有する周縁部を形成する工
程と、前記第2レジストパターン及び保護膜を除去する
工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のメタルマスク製造方法
は、複数の貫通開口を有するメタルマスクの製造方法で
あって、複数の貫通開口とすべき第1レジストパターン
を、導電性の母型板上に形成する工程と、前記第1レジ
ストパターンを有する前記母型板を、陽極を備えた浴内
の金属のイオンを含有する溶液中に浸漬して、前記第1
レジストパターン以外の前記母型板の部分上に、前記金
属を電着させ、各第1レジストパターンの周りの所定幅
の前記金属からなるマスク本体部及び前記マスク本体部
周りのマスク周縁部を形成する工程と、前記マスク本体
部及び第1レジストパターンを個別に覆う第2レジスト
パターンを形成する工程と、前記第2レジストパターン
を有する前記母型板を、陽極を備えた浴内の金属のイオ
ンを含有する溶液中に浸漬して、前記マスク周縁部上
に、前記金属を、電着させ、前記金属からなる前記マス
ク本体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部を形成す
る工程と、前記電着した金属から前記母型板及び前記第
1及び第2レジストパターンを除去する工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。 (メタルマスク)図2は実施の形態の一例のメタルマス
ク30を示す。このメタルマスクは蒸着用の電鋳メタル
マスクであって、蒸着源からの蒸着物質が通過するため
の複数の貫通開口31を有している。このメタルマスク
は例えばニッケルなどの金属からなり、複数の貫通開口
31の各々の周りのマスク本体部30aとマスク本体部
の周囲に位置するマスク本体部の厚さより大なる厚さを
有する周縁部30bとからなる。周縁部30bは階段形
状の段差を有するように形成されている。
【0013】このメタルマスクの複数の貫通開口はエッ
チングにより形成される。また、他の形態では複数の貫
通開口及びメタルマスクの周縁部は電鋳により形成され
る。最初に、エッチングによりメタルマスクを形成する
製造方法を説明する。まず、素材のニッケルなどの金属
板30の平板を用意して、図3に示すように、金属板3
0の周縁部を除く内側部分に複数の貫通開口を有する第
1レジストパターン20を、金属板上に形成する。
【0014】次に、図4に示すように、第1レジストパ
ターン20の貫通開口を介してエッチング処理を行い、
金属板30に複数の貫通開口31を形成する。次に、第
1レジストパターンを金属板30から除去して、図5に
示すように、金属板30の複数の貫通開口31の各々の
周りの所定幅の金属縁部を各々が露出せしめる複数の第
2貫通開口を有する第2レジストパターン21を、金属
板30上に形成する。
【0015】そして、図6に示すように、第2レジスト
パターン21の第2貫通開口を介してドライエッチング
処理を行い、複数の貫通開口31の各々の周りのマスク
本体部30aと、マスク本体部の周囲に位置するマスク
本体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部30bとを
階段形状の段差を有するように所定深さまで形成する。
【0016】次に、図7に示すように、第2レジストパ
ターンを除去する。マスク素材として、単一板材の他に
ニッケル及び銅の積層板を用いてエッチング液を異なら
しめて、異なる金属の界面を段差部分とすることもでき
る。さらに、エッチングによりメタルマスクを形成する
他の製造方法を説明する。まず、図8に示すように、素
材のニッケル(20μm厚)−銅(30μm厚)−ニッ
ケル(20μm厚)の3層積層の金属板30の平板を用
意する。
【0017】次に、図9に示すように、各々が第1面積
Aを有する複数の第1貫通開口を有する第1レジストパ
ターン23を、金属板30の第1面上に形成する。金属
板30の第1面の反対側の第2面上に、各々が第1面積
Aより小なる第2面積Bを有しかつ第1貫通開口の各々
に含まれるような位置に配置された複数の第2貫通開口
を有する第2レジストパターン24を、形成する。
【0018】次に、図10に示すように、第1及び第2
レジストパターン23、24の第1及び第2貫通開口を
介してエッチング処理を行い、金属板の第1及び第2面
にそれぞれ複数の第1及び第2凹部D1、D2を所定深
さ20μmで形成する。エッチング処理は、塩化第2鉄
及び塩酸を含むエッチング液が用いられ得る。次に、図
11に示すように、処理浴槽から金属板を取り出し、第
1及び第2レジストパターン23、24を除去する。
【0019】次に、図12に示すように、金属板30の
第1面上に、各々が第2凹部に対応する第2面積Bより
大でありかつ第1凹部に対応する第1面積Aより小なる
第3面積を有しかつ第1凹部の底部の一部を露出せしめ
第1凹部D1の内壁を覆う複数の第3貫通開口を有する
第3レジストパターン25を、形成する。金属板の第2
面上においては第2凹部を保護する保護膜26を形成す
る。
【0020】次に、図13に示すように、第3レジスト
パターンの第3貫通開口を介してエッチング処理を行
い、各々が第1凹部の底部から第1凹部の底部へ貫通す
る複数の貫通開口31を金属板30に形成する。このエ
ッチング処理は、燐酸、硝酸及び酢酸を含むエッチング
液が用いられ得る。次に、図14に示すように、処理浴
槽から金属板を取り出し、第2レジストパターン及び保
護膜を除去し、貫通開口の各々の周りのマスク本体部3
0a及びマスク本体部の周囲に位置するマスク本体部の
厚さより大なる厚さを有しかつ階段形状の2段の段差を
有する周縁部30bを形成する。
【0021】次に、電鋳によりメタルマスクを形成する
製造方法を説明する。まず、例えばステンレスからなる
母型平板10の主面上に一様にネガ型フォトレジスト層
を形成する。次に、所定のフィルムマスクを介して光を
照射してフォトレジスト層上に、形成すべき所定貫通開
口に対応した潜像をマトリクスパターンに形成する。露
光したフォトレジスト層を現像して、形成すべき開口に
対応するフォトレジスト2の複数の微小凸部(以下凸と
いう)のパターンを設ける。このようにして、図15に
示すように複数の貫通開口とすべき第1レジストパター
ン20を、導電性の母型板10上の周縁部を除く内側部
分に形成する。
【0022】次に、図16に示すように、ニッケルイオ
ンを含む溶液51で満たされた陽極49付きの電鋳槽5
0を用意し、得られたステンレス母型平板10をこの槽
中に浸して、母型平板10を陰極として、一定時間、陽
極陰極間に直流を流す。そして、図17に示すように、
ニッケル(Ni)を凸の周りのステンレス母型平板10
上に電着して肉厚のニッケル層を形成し、その後、母型
平板10を槽から取り出す。このようにして、レジスト
パターン以外の母型板の部分上に、ニッケルを、電着さ
せる。このようにして、金属ニッケルからなる第1レジ
ストパターンの凸の周りの所定幅の金属ニッケルからな
るマスク本体部30a及び該マスク本体部周りのマスク
周縁ベース30cからなるメタルマスク30を形成す
る。
【0023】次に、図18に示すように、マスク本体部
30a及び第1レジストパターン20を個別に覆う第2
レジストパターン20bを形成する。次に、図19に示
すように、第2レジストパターン20bを有する母型板
10を、陽極49を備えた浴50内の金属のイオンを含
有する電鋳溶液51中に浸漬して、マスク周縁ベース3
0c上に、金属ニッケルを、さらに電着させ、ニッケル
からなるマスク本体部の厚さより大なる厚さを有する周
縁部30bを形成する。
【0024】図20に示すように、その後、母型平板1
0を槽から取り出し、図21に示すように、ニッケル層
30であるメタルマスクをステンレス母型平板10から
分離、除去して、完成する。本発明では、メタルマスク
は電鋳法(析出法)で製作するために、従来の圧延板材
からのエッチング法によるメタルマスクの板厚よりも精
度の高い±1μmの範囲での加工も可能となり、板厚精
度が改善される。
【0025】従来の圧延板材からのエッチング法による
メタルマスクではピンホールの発生確率が高いが、本発
明では、析出法で作るために10μm以上のメタルマス
クにおいては、ピンホールの発生は皆無に近くなる。電
鋳法では均一電着性の技術によって大きな面積でも平滑
で厚さ一定の金属を、しかも、偏析や不純物の介在のな
い均質なもので仕上げることができるので、メタルマス
クの機能品質が安定する。メタルマスク貫通開口の縦方
向、横方向の長さのバラツキが減少し、その角部分の曲
率半径が小さくなり先鋭なものになる。
【0026】さらに、メタルマスク貫通開口の内壁断面
に段差を要する場合、凹部の底面の側壁の傾斜や角部の
曲率半径を極めて小さく制御できるので、これにより有
機EL媒体を蒸着して表示パネルにした場合の画素の精
度が向上する。得られた電鋳メタルマスクを用いた有機
EL表示パネルの製造方法を説明する。 (第1表示電極ライン形成)まず、第1及び第2表示電
極の交点に発光部が画定されるので、透明基板上に、各
々が水平方向に伸長する複数の第1表示電極即ち陽極を
形成する工程を説明する。
【0027】ガラス等の透明基板2を用意し、その主面
に、図22に示すように、インジウム錫酸化物(以下、
ITOという)などの高仕事関数の材料からなる連結し
た複数の島状透明電極3aを画像表示配列領域となるよ
うにマトリクス状に形成する。次に、図23に示すよう
に、これら島状透明電極3aを水平方向に電気的に接続
する金属のバスライン3bを蒸着などにより形成する。
バスラインの幅は島状透明電極の幅よりも小とする。こ
の島状透明電極及びバスラインからなる第1表示電極ラ
イン3は複数本で互いに平行に成膜する。画像表示配列
領域の外のバスライン端部に接続用パッド3Pも形成で
きる。さらに、後に形成される陰極の接続用パッドも形
成できる。なお、島状透明電極及びその上のバスライン
を除き、第1表示電極ライン上を絶縁膜で被覆すること
もできる。 (隔壁形成)つぎに、図24に示すように、第1表示電
極3a、3bに対して垂直方向に伸長しかつ各々が島状
透明電極間に位置するように複数の電気絶縁性の隔壁7
を形成する。ここでは、隔壁材料をフォトレジストを用
い、通常のフォトリソグラフィ法等の手法を用いて形成
する。隔壁7は隔壁本体及びその上部に基板に平行な方
向に突出するオーバーハング部からなる断面が略T字型
又は逆テーパ(逆等脚台形)の形状を有する。この様に
して、少なくとも第1表示電極の一部分、特に透明電極
を露出せしめかつ全体が基板上から突出する隔壁を形成
する。
【0028】隔壁7の端部7aは後で形成される第2表
示電極間同士の短絡防止のために画像表示配列領域の外
に延在するように形成され、隔壁7の基板からの高さ
は、後に形成される第2表示電極の陰極9と第1表示電
極が電気的に短絡されない様な高さであればいくらでも
よい。 (発光層形成)次に、各々の第1表示電極の一部上に、
有機EL媒体を堆積し、複数の少くとも1層の有機EL
媒体の薄膜を形成する工程を説明する。有機EL媒体の
正孔輸送層を予め一様に形成しておく。つぎに、有機発
光層を成膜し、この工程で電子輸送層も成膜できる。さ
らにこれらの適切な機能層間に電子或いは正孔の注入層
をも成膜できる。
【0029】図25に示すように、例えば有機発光層の
成膜では、メタルマスク30の貫通開口31を、隔壁7
間の露出したITO電極3に位置合わせして、隔壁上に
メタルマスクを載置して、1番目(例えば赤色発光)の
有機EL媒体8aを蒸着方法を用いて所定厚さに成膜す
る。次に、メタルマスクをずらして位置合わせをした
後、同様に、隔壁上にメタルマスクを載置して2番目
(例えば緑色発光)、3番目(例えば青色発光)の有機
EL媒体を所定膜厚に順次成膜する。このように、1つ
の開口が1つの第1表示電極上からその隣接する第1表
示電極上へ配置されるようにメタルマスクを順次移動せ
しめる発光層形成工程を順次繰り返す。このように、有
機EL媒体の薄膜は、同一の電鋳メタルマスクを用いて
蒸着により形成される。有機EL媒体はそれぞれ第1表
示電極上に別個に並置されかつ電圧印加によりそれぞれ
赤、緑及び青色の所定色の光を発光する複数の有機発光
層が形成される。
【0030】RGB3種類の有機EL媒体を所定の個所
に成膜した後、メタルマスクを取り除くと、図26に示
すように、露出した第1表示電極ラインの透明電極部分
の各々上に有機EL媒体8が現れる。 (第2表示電極形成)有機EL媒体の薄膜上に、図27
に示すように、垂直方向に伸長する複数の第2表示電極
9の陰極を形成し、第1表示電極との各交差部にて発光
部を画定する。
【0031】隔壁7の頂上及びオーバーハング部は、金
属蒸気流れに対して屋根及び軒となり、隔壁7の頂上及
びオーバーハング部上に堆積した金属膜が第2表示電極
9から離れているので、有機EL媒体8の薄膜とともに
第2表示電極ライン9間の短絡を防止できる。また、金
属蒸気の垂直入射により、隔壁のオーバーハング部7a
で複数の陰極の第2表示電極ライン9が分断され、電気
的に絶縁されだけでなく、図28に示すように、金属蒸
気流が隔壁のオーバーハング部7aを回り込む程度が、
有機EL媒体材料粒子流の回り込む程度よりも小さいの
で、有機EL媒体8が第2表示電極ライン9からはみ出
し、陰極9とITO陽極3とのショ−トを生じさせな
い。
【0032】このようにして、第2表示電極を形成した
あと、防湿処理及び封止してフルカラーの有機EL表示
パネルが得られる。この実施形態では、有機EL媒体の
薄膜を形成する工程において蒸着用メタルマスクを用い
ているが、第1又は第2表示電極を形成する工程におい
て、金属又は透明電極などの第1又は第2表示電極の少
なくとも1種類の成膜について、電鋳メタルマスクを透
明基板近傍にて、蒸着源との間に配置して蒸着により形
成するようにしてもよい。
【0033】図29に示すように、有機EL表示パネル
は、基板2上にマトリクス状に配置されかつ各々が赤
R、緑G及び青Bの発光部からなる発光画素1の複数か
らなる画像表示配列領域1aを有している。第1表示電
極ライン3と垂直方向の第2表示電極ライン9との交差
する部分透明電極3a上で発光部が形成される。以上の
実施形態では、蒸着に用いるメタルマスクを示したが、
このメタルマスクは、スパッタ、CVDなどの成膜方法
における、金属膜、誘電体膜、透明導電膜などを、平板
上に成膜するために用いることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、蒸着源か
らの蒸着物質が通過する複数の貫通開口を有するメタル
マスクが複数の貫通開口の各々の周りのマスク本体部と
該マスク本体部の周囲に位置するマスク本体部の厚さよ
り大なる厚さを有する周縁部とからなるので、機械的物
性の向上したメタルマスクを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メタルマスクの概略部分斜視図。
【図2】 本発明による実施例のメタルマスクの概略部
分斜視図。
【図3】 本発明による実施例のメタルマスク製造工程
における金属板の概略部分拡大断面図。
【図4】 本発明による実施例のメタルマスク製造工程
における金属板の概略部分拡大断面図。
【図5】 本発明による実施例のメタルマスク製造工程
における金属板の概略部分拡大断面図。
【図6】 本発明による実施例のメタルマスク製造工程
における金属板の概略部分拡大断面図。
【図7】 本発明による実施例のメタルマスク製造工程
における金属板の概略部分拡大断面図。
【図8】 本発明による他の実施例のメタルマスク製造
工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図9】 本発明による他の実施例のメタルマスク製造
工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図10】 本発明による他の実施例のメタルマスク製
造工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図11】 本発明による他の実施例のメタルマスク製
造工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図12】 本発明による他の実施例のメタルマスク製
造工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図13】 本発明による他の実施例のメタルマスク製
造工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図14】 本発明による他の実施例のメタルマスク製
造工程における金属板の概略部分拡大断面図。
【図15】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図16】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図17】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図18】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図19】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図20】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図21】 本発明による実施例のメタルマスク製造工
程における母型板の概略部分拡大断面図。
【図22】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の概略部分斜視図。
【図23】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の概略部分斜視図。
【図24】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の概略部分斜視図。
【図25】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の隔壁伸長方向に垂直な概略部分
断面図。
【図26】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の概略部分斜視図。
【図27】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の概略部分断面図。
【図28】 本発明による実施例の有機EL表示パネル
製造工程における基板の隔壁伸長方向に垂直な概略部分
断面図。
【図29】 本発明による有機EL表示パネルの透明基
板側からの概略部分拡大平面図。
【符号の説明】
1 発光画素 2 透明基板 3 第1表示電極ライン 3a 島状透明電極 3b バスライン 7 隔壁 7a オーバーハング部 7b 隔壁端部 8 有機EL媒体 9 第2表示電極ライン 3P 端子パッド 30 メタルマスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通開口を有するメタルマスクで
    あって、複数の貫通開口の各々の周りのマスク本体部と
    前記マスク本体部の周囲に位置する前記マスク本体部の
    厚さより大なる厚さを有する周縁部とからなることを特
    徴とするメタルマスク。
  2. 【請求項2】 前記周縁部は階段形状の段差を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のメタルマスク。
  3. 【請求項3】 前記複数の貫通開口及び各貫通開口周り
    の前記マスク本体部はエッチングにより形成されたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のメタルマスク。
  4. 【請求項4】 前記複数の貫通開口及び各貫通開口周り
    の前記マスク本体部は電鋳により形成されたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のメタルマスク。
  5. 【請求項5】 複数の貫通開口を有するメタルマスクの
    製造方法であって、 複数の貫通開口を有する第1レジストパターンを、金属
    板上に形成する工程と、 前記第1レジストパターンの前記貫通開口を介してエッ
    チング処理を行い、前記金属板に複数の貫通開口を形成
    する工程と、 前記第1レジストパターンを除去する工程と、 前記複数の貫通開口の各々の周りの所定幅の金属縁部を
    各々が露出せしめる複数の第2貫通開口を有する第2レ
    ジストパターンを、前記金属板上に形成する工程と、 前記第2レジストパターンの前記第2貫通開口を介して
    エッチング処理を行い、前記複数の貫通開口の各々の周
    りのマスク本体部と前記マスク本体部の周囲に位置する
    前記マスク本体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部
    とを形成する工程と、 前記第2レジストパターンを除去する工程と、を含むこ
    とを特徴とする製造方法。
  6. 【請求項6】 複数の貫通開口を有するメタルマスクの
    製造方法であって、 各々が第1面積を有する複数の第1貫通開口を有する第
    1レジストパターンを、金属板の第1面上に形成する工
    程と、 各々が前記第1面積より小なる第2面積を有しかつ前記
    第1貫通開口の各々に含まれるような位置に配置された
    複数の第2貫通開口を有する第2レジストパターンを、
    前記金属板の第1面の反対側の第2面上に形成する工程
    と、 前記第1及び第2レジストパターンの前記第1及び第2
    貫通開口を介してエッチング処理を行い、前記金属板の
    前記第1及び第2面にそれぞれ複数の第1及び第2凹部
    を所定深さで形成する工程と、 前記第1及び第2レジストパターンを除去する工程と、 各々が前記第2凹部に対応する前記第2面積より大であ
    りかつ前記第1凹部に対応する前記第1面積より小なる
    第3面積を有しかつ前記第1凹部の底部の一部を露出せ
    しめ前記第1凹部の内壁を覆う複数の第3貫通開口を有
    する第3レジストパターンを、前記金属板の第1面上に
    形成する工程と、 前記第2凹部を保護する保護膜を前記金属板の第2面上
    に形成する工程と、 前記第3レジストパターンの前記第3貫通開口を介して
    エッチング処理を行い、各々が前記第1凹部の底部から
    前記第1凹部の底部へ貫通する複数の貫通開口を前記金
    属板に形成し、前記貫通開口の各々の周りのマスク本体
    部と前記マスク本体部の周囲に位置する前記マスク本体
    部の厚さより大なる厚さを有しかつ階段形状の段差を有
    する周縁部を形成する工程と、 前記第2レジストパターン及び保護膜を除去する工程
    と、を含むことを特徴とする製造方法。
  7. 【請求項7】 複数の貫通開口を有するメタルマスクの
    製造方法であって、 複数の貫通開口とすべき第1レジストパターンを、導電
    性の母型板上に形成する工程と、 前記第1レジストパターンを有する前記母型板を、陽極
    を備えた浴内の金属のイオンを含有する溶液中に浸漬し
    て、前記第1レジストパターン以外の前記母型板の部分
    上に、前記金属を電着させ、各第1レジストパターンの
    周りの所定幅の前記金属からなるマスク本体部及び前記
    マスク本体部周りのマスク周縁部を形成する工程と、 前記マスク本体部及び第1レジストパターンを個別に覆
    う第2レジストパターンを形成する工程と、 前記第2レジストパターンを有する前記母型板を、陽極
    を備えた浴内の金属のイオンを含有する溶液中に浸漬し
    て、前記マスク周縁部上に、前記金属を、電着させ、前
    記金属からなる前記マスク本体部の厚さより大なる厚さ
    を有する周縁部を形成する工程と、 前記電着した金属から前記母型板及び前記第1及び第2
    レジストパターンを除去する工程と、を含むことを特徴
    とする製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に複数の発光部を備えた有機エレ
    クトロルミネッセンス表示パネルの製造方法であって、 透明基板上に、複数の第1表示電極を形成する工程と、 各々の前記第1表示電極の一部上に、有機エレクトロル
    ミネッセンス媒体を堆積し、複数の少くとも1層の有機
    エレクトロルミネッセンス媒体の薄膜を形成する工程
    と、 前記有機エレクトロルミネッセンス媒体の薄膜上に、複
    数の第2表示電極を形成し、前記第1表示電極との各交
    差部にて発光部を画定する工程とを含み、 第1表示電極を形成する工程、薄膜を形成する工程及び
    第2表示電極を形成する工程において、前記第1表示電
    極、前記有機エレクトロルミネッセンス媒体の薄膜、及
    び前記第2表示電極の少なくとも1種類は、メタルマス
    クを前記透明基板近傍の蒸着源との間に配置して蒸着に
    より形成されること、 前記メタルマスクは、複数の貫通開口を有するメタルマ
    スクであって、複数の貫通開口の各々の周りのマスク本
    体部と前記マスク本体部の周囲に位置する前記マスク本
    体部の厚さより大なる厚さを有する周縁部とからなるメ
    タルマスクであることを特徴とする製造方法。
  9. 【請求項9】 前記有機エレクトロルミネッセンス媒体
    の薄膜は、それぞれ前記第1表示電極上に別個に並置さ
    れかつ電圧印加によりそれぞれ所定色の光を発光する複
    数の有機発光層を含み、前記有機発光層は同一の前記メ
    タルマスクを用いて蒸着により形成されたことを特徴と
    する請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記第1表示電極の一部分
    を露出せしめかつ全体が前記基板上から突出しかつ各々
    が前記第2表示電極間に位置する複数の電気絶縁性の隔
    壁を形成する工程を含むことを特徴とする請求項8記載
    の製造方法。
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