JP2001235173A - 浴室乾燥機 - Google Patents

浴室乾燥機

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JP2001235173A
JP2001235173A JP2000047017A JP2000047017A JP2001235173A JP 2001235173 A JP2001235173 A JP 2001235173A JP 2000047017 A JP2000047017 A JP 2000047017A JP 2000047017 A JP2000047017 A JP 2000047017A JP 2001235173 A JP2001235173 A JP 2001235173A
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motor
bathroom
louver
moisture
ceiling
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JP2000047017A
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Inventor
Sadahiko Watanabe
定彦 渡辺
Takahiro Inoue
孝啓 井上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿性のないステップモーターでも、浴室内
の吹き出し側の可動ルーバーの駆動源として使用可能と
なる。可動ルーバーの電動化を低コストで実現する。 【解決手段】 浴室の天井部に設置される本体15内
に、循環ファンブロック5と熱交換器4とが収納され、
循環ファンブロック5の吹き出し側5bに可動ルーバー
6が設けられた浴室乾燥機1である。可動ルーバー6を
駆動するためのルーバー駆動用モーター7を浴室空間3
と遮断されたモーター配置空間8内に収容すると共に、
このモーター配置空間8を浴室2の天井裏9に連通させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の天井部に設
置される浴室乾燥機に関し、詳しくはルーバー駆動部の
湿度上昇を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の天井に開口部を設け、この
開口部に下面に開口した本体を取り付け、本体内に、浴
室内の空気を循環させる循環ファンブロックと、循環フ
ァンブロックにより浴室内に送り込まれる空気を加熱す
る熱交換器とを収納するようにした浴室乾燥機が知られ
ている。また、本体の下面開口にはグリルカバーを取り
付け、グリルカバーにおける循環ファンブロックの吹き
出し側にルーバーを設け、例えば予備暖房や衣類乾燥の
際に、ルーバーの吹き出し方向を手動で変更させるよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記浴室乾
燥機と類似の商品として、エアコンがあり、暖気の吹き
出し方向を変えるためのルーバーをステップモーターに
て駆動させているものがあるが、一般の浴室乾燥機はモ
ーターの防湿機能を持っておらず、ステップモーターを
ルーバー駆動用モーターとして用いることができなかっ
た。また、一般的に、モーターの防水は、モーターの配
線取出部をモールドしたり、或いはモーター自体に防水
構造を設けたりしているが、ステップモーターにおいて
はこのような防湿タイプのものは製造されておらず、従
って、このような防湿構造を持たないステップモーター
を浴室乾燥機のルーバー駆動源として使用することはで
きなかった。そのために従来では予備暖房や衣類乾燥時
には、最適な角度となるように手動で吹き出し側のルー
バーを調整しなければならないという煩わしさがあっ
た。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、防湿
性のないステップモーターでも、浴室内の吹き出し側の
可動ルーバーの駆動源として使用可能となり、可動ルー
バーの電動化を低コストで実現できる浴室乾燥機を提供
するにあり、他の目的とするところは、結露水によるモ
ーターの絶縁劣化を容易に且つ低コストで防止できる浴
室乾燥機を提供するにあり、他の目的とするところは、
配線作業を容易にすると共に、浴室内の湿気が配線固定
用孔から天井裏に漏れるのを防止できる浴室乾燥機を提
供するにあり、更に他の目的とするところは、モーター
軸からモーター本体内への湿気の浸入を確実に防いで、
モーターの防水性を一層向上させることができる浴室乾
燥機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、浴室の天井部に設置される本体1
5内に、浴室2内の空気を循環させる循環ファンブロッ
ク5と、循環ファンブロック5により浴室2内に送り込
まれる空気を加熱する熱交換器4とが収納され、循環フ
ァンブロック5の吹き出し側5bに可動ルーバー6が設
けられている浴室乾燥機1において、上記可動ルーバー
6を駆動するためのルーバー駆動用モーター7を浴室空
間3と遮断されたモーター配置空間8内に収容すると共
に、このモーター配置空間8を浴室2の天井裏9に連通
させて成ることを特徴としており、このように構成する
ことで、浴室2内の湿度の高い空気がモーター配置空間
8内に浸入するのを防止でき、仮りに浸入しても、この
モーター配置空間8を湿度の低い天井裏9と連通させて
いるので、湿度の高い空気は天井裏9に抜けるようにな
る。従って、防湿性のないステップモーターでもルーバ
ー駆動用モーター7として使用でき、可動ルーバー6の
電動化を実現できるものである。
【0006】また、内部に上記モーター配置空間8が形
成されたモーターケース10に配線コード11が引き込
まれる引き込み部10aを設け、配線コード11を引き
込み部10aに引き込まれる手前側で巻いて水切り用ル
ープ11aを形成するのが好ましく、この場合、配線部
で生じた結露水が配線コード11を伝ってモーター内部
に浸入しようとしても、水切り用ループ11aにて水切
りされるので、結露水によるルーバー駆動用モーター7
の絶縁劣化を容易に防止できるようになる。
【0007】また上記本体15内部に配線される配線コ
ード12に、本体15の側板15aに開口した配線固定
用孔16に係止される止め具13を取り付け、止め具1
3を湿気漏出防止用のパッキン材14を介して配線固定
用孔16に係止させるのが好ましく、この場合、止め具
13により配線作業を容易にしながら、浴室2内の湿気
が配線固定用孔16から天井裏9に漏れるのをパッキン
材14にて防止でき、天井裏9の湿度を常に低く保つこ
とができるようになる。
【0008】また上記ルーバー駆動用モーター7のモー
ター軸7bに、モーター軸7bからモーター本体7a内
への湿気の浸入を防止するための防湿パッキン20を被
嵌すると共に、この防湿パッキン20を可動ルーバー6
の軸受け部6bとモーター本体7aとの隙間に介在させ
ることを特徴としており、このように構成することで、
防湿パッキン20によりルーバー駆動用モーター7の防
湿性を確保できると共に、可動ルーバー6の軸受け部6
bとモーター本体7aとを利用して、回転するモーター
軸7bに対して防湿パッキン20を外れないように保持
できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0010】本実施形態の天井設置型の浴室乾燥機1
は、図1〜図6に示すように、浴室の天井部に設置され
る本体15内に、浴室2内の空気を循環させる循環ファ
ンブロック5と、循環ファンブロック5により浴室2内
に送り込まれる空気を加熱する熱交換器4とが収納され
ていると共に、本体15の下面開口にグリルカバー43
が取り付けられており、グリルカバー43における循環
ファンブロック5の吹き出し側5bに可動ルーバー6が
設けられている。
【0011】上記循環ファンブロック5は、本体15の
長手方向に沿って延びたシロッコファン41と、このシ
ロッコファン41を駆動するファンモーター42とで構
成されている。また、上記熱交換器4は、たとえば貯湯
器(図示せず)から供給される高温の湯との間の熱交換
で、循環ファンブロック5により循環する浴室2内の空
気を加熱するものであり、例えば本体15内に固着した
基板44に取り付けられている。上記本体15の下面開
口に取り付けられるグリルカバー43は、循環ファンブ
ロック5の吸い込み側5aの下方に位置する部分に、フ
ィルター(図示せず)と固定ルーバー23(図6)とが
設けられており、熱交換器4の下方であって循環ファン
ブロック5における吹き出し側5bとなる位置に可動ル
ーバー6(図2)が設けられている。
【0012】上記可動ルーバー6は、ルーバー駆動部3
0に設けられたルーバー駆動用モーター7によって可動
自在となっている。可動ルーバー6の枚数は特に限定さ
れないが、複数枚の場合には、特定の1枚の可動ルーバ
ー6のみがモーター駆動され、他の可動ルーバー6は連
動機構によって上記1枚の可動ルーバー6に連動して駆
動されるようにしてもよいものである。本例では、ルー
バー駆動用モーター7として、ステップモーターが用い
られている。このステップモーターは、図1に示すよう
に、浴室空間3と空間的に遮断されているモーター配置
空間8内に収容されており、このモーター配置空間8を
浴室2の天井裏9に連通させている。ここでは、モータ
ー配置空間8はモーターケース10内に形成されてお
り、モーターケース10内にステップモーターが収納さ
れると共に、モーターケース10の天井裏9に面した一
面に連通孔10bが形成されている。なお天井裏9とは
屋根裏も含む広い概念である。
【0013】上記モーターケース10は、略箱形に形成
されており、シロッコファン41を挟んでファンモータ
ー42とは反対側に配置されている。モーターケース1
0における可動ルーバー6側の一部に開口部が設けら
れ、この開口部を介してステップモーターのモーター軸
と可動ルーバー6のルーバー軸とが互いに接続されてい
る。モーターケース10における天井裏9と対向する面
には天井裏9に連通する連通孔10bが設けられてお
り、この連通孔10bを介してモーター配置空間8と天
井裏9とが空間的に連通している。
【0014】しかして、浴室乾燥機1のルーバー駆動用
モーター7を浴室2内と空間を隔てたモーター配置空間
8に収容し、このモーター配置空間8を連通孔10bを
介して浴室2の天井裏9に連通させたことによって、浴
室2内の湿度の高い空気がモーター配置空間8内に入る
のを防止でき、また仮りに入ったとしても、このモータ
ー配置空間8は湿度の低い天井裏9と連通しているの
で、モーター配置空間8内の湿度の高い空気が天井裏9
に抜けることによって、防湿性のないステップモーター
であっても浴室2内に使用可能となる。しかも、防湿性
のないステップモーターに対して別途防湿対策を施す必
要もなくなるので、ステップモーターによる可動ルーバ
ー6の電動化を低コストで実現できると共に、ステップ
モーターの信頼性を向上させることができる。この結
果、可動ルーバー6の電動化によって、例えば予備暖房
や衣類乾燥時において、最適な可動ルーバー角度に自動
的に調整設定することができ、使い勝手が向上する。
【0015】ところで、モーターケース10の連通孔1
0bが形成されている面は、天井裏9の空気に接してお
り、残りの面は浴室2内の空気に接しているため、モー
ターケース10内の空気に温度差が発生する。さらに加
えて、ステップモーターの駆動によっても発熱するた
め、モーターケース10内の空気の温度差が大きくな
る。そこで図1、図7に示す例では、モーター配置空間
8と天井裏9とを連通させるための連通孔10bを、上
側連通孔10cと下側連通孔10dとで構成している。
これにより、下側連通孔10dから天井裏9の湿度の低
い空気が流入して上側連通孔10cから流出するように
なり、これにより図7の矢印イで示すように、モーター
ケース10内で空気の対流が発生し、モーターケース1
0内の湿度を下げることができるようになる。しかも連
通孔10bの数を増やすだけで、上下温度差を利用して
空気の入れ替えがしやすくなるので、モーターケース1
0内の湿気を天井裏9に逃げ易くすることができ、ステ
ップモーターの防湿性を容易に高めることができるとい
う利点がある。さらに上側連通孔10c及び下側連通孔
10dのそれぞれの上部から外側に向けて庇部10eを
突出させることによって、天井裏9のほこり35等が連
通孔10bからモーターケース10内部に入りにくい構
造となり、防塵性を高めることができる。なお連通孔1
0bの数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。
【0016】なお、モーターケース10の他例として図
8に示すように、下面と後面とがそれぞれ開口し、内面
に防水パッキン40が施されたケースボデイ18と、ケ
ースボデイ18の下面及び後面を塞ぐケースカバー19
とをネジ止めにて箱形に組立てるようにしてもよい。こ
の図8の例では連通孔10bの数は1つとしているが、
前記図1、図7のように複数設けてもよいものである。
【0017】次に配線部に発生する結露水対策の一例を
図9〜図12に示す。
【0018】図9は、内部がモーター配置空間8となっ
ているモーターケース10の一側面に配線コード11が
引き込まれる引き込み部10aを設け、配線コード11
を引き込み部10aに引き込まれる手前側で上下方向に
巻いて水切り用ループ11aを形成した場合を示してい
る。このような水切り用ループ11aがない場合には、
配線部で生じた結露水が配線コード11を伝ってモータ
ーケース10の引き込み部10aから内部に浸入してし
まい、特に防湿性を持たないステップモーターを使用し
た場合には、モーターの絶縁不良等を発生させるという
問題があるが、水切り用ループ11aを形成すること
で、引き込み部10aの手前で図10に示すように、配
線コード11を伝う水滴が水切り用ループ11aの最下
端部11bにて水切りされるようになり、上記のような
モーターの絶縁不良等の問題が生じなくなる。また図9
の例では、上記水切り用ループ11aのループ形状を保
持するために、配線コード11の水切り用ループ11a
よりも更に手前側の部分を固着具21を介してモーター
ケース10に保持している。この固着具21は、モータ
ーケース10の組立ネジ22が挿通するネジ孔付きリン
グ部21bと、配線コード11を掴む掴み部21aとが
一体形成されており、組立ネジ22をリング部21bに
貫通させることで、固着具21をケースカバー19と共
にケースボデイ18にネジ止めできるようになり、ステ
ップモーター等の絶縁劣化を容易に且つ低コストで防止
できるものである。
【0019】図11は、本体15内部に配線される配線
コード12に、本体15の側板15aに開口した配線固
定用孔16に係止される止め具13を取り付け、止め具
13と配線固定用孔16との間に湿気漏出防止用のパッ
キン材14を介在させた場合を示している。配線コード
12の配線状態の一例は前記図5に示されている。他の
構成は図2〜図4と同様であり、異なる点だけを述べ
る。図11に示す例では、止め具13が、ゴムなどの弾
性材料からなり、軸部13bの一端に配線コード12に
挿入されるリング部13aが設けられ、他端に円錐形状
の係止部13dが設けられており、軸部13bの外周面
に放射状に延びた複数の押さえ部13cが設けられてい
る。そして、軸部13bの外周にリング状のパッキン材
14を嵌め込んだ状態で、係止部13dを本体15の側
板15aに設けられた配線固定用孔16に挿入係止させ
ることで、配線固定用孔16に係止部13dが引掛って
抜け止めされ、止め具13による配線コード12の固定
が容易にできる。またこのとき複数の押さえ部13cが
パッキン材14を配線固定用孔16周辺に押しつけるこ
とによって、配線固定用孔16がパッキン材14にて完
全に塞がれた状態となり、浴室2内の湿気が配線固定用
孔16から天井裏9に漏れるのを防止できる。この結
果、天井裏9の湿度を常に低く保つことができ、ステッ
プモーターや天井構造材への悪影響を防止できるもので
ある。
【0020】図12は、ステップモーター等のモーター
軸7bに、モーター軸7bからモーター本体7a内への
湿気の浸入を防止するための防湿パッキン20を被嵌す
ると共に、この防湿パッキン20を可動ルーバー6の軸
受け部6bとモーター本体7aとの隙間に介在させた場
合を示している。本例では、モーターケース10の可動
ルーバー6側の一面に開口部10fを設け、この開口部
10fにルーバー軸6aの外周面を回転自在に支持する
ための軸受け部6bを嵌め込んである。軸受け部6b
は、つば部6cがモーターケース10の外面と可動ルー
バー6の端面との間に介在され、筒状部6dがモーター
ケース10の開口部10fの内周面と可動ルーバー6の
軸受け部6bの外周面との間に介在されている。可動ル
ーバー6の軸受け部6bの内面にはモーター軸7bの先
端が嵌入固定されている。モーター軸7bの外周部に被
嵌されるリング状の防湿パッキン20は、上記軸受け部
6bの筒状部6dとモーター本体7aの外側面との隙間
に挟み込まれている。しかして、防湿パッキン20によ
りモーター軸7bからモーター本体7a内への湿気の浸
入を抑えることができるので、防湿構造をもたないステ
ップモーターでも浴室2内での使用が可能となる。ま
た、可動ルーバー6の軸受け部6bとモーター本体7a
との隙間に防湿パッキン20を挟みつけることで、可動
ルーバー6の軸受け部6bとモーター本体7aとを利用
して、回転するモーター軸7bに対して防湿パッキン2
0が外れないように保持できるようになり、ステップモ
ーターの防湿性を長期に亘って維持できるものである。
【0021】前記実施形態では、ルーバー駆動用モータ
ー7の一例として防湿性のないステップモーターを例示
したが、ステップモーター以外の他のモーターであって
もよいのは勿論のことである。
【0022】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、浴室の天井部に設置される本体内に、浴室内の空
気を循環させる循環ファンブロックと、循環ファンブロ
ックにより浴室内に送り込まれる空気を加熱する熱交換
器とが収納され、循環ファンブロックの吹き出し側に可
動ルーバーが設けられている浴室乾燥機において、上記
可動ルーバーを駆動するためのルーバー駆動用モーター
を浴室空間と遮断されたモーター配置空間内に収容する
と共に、このモーター配置空間を浴室の天井裏に連通さ
せて成るので、浴室内の湿度の高い空気がモーター配置
空間内に浸入するのを防止でき、仮りに浸入しても、こ
のモーター配置空間を湿度の低い天井裏と連通させてい
るので、湿度の高い空気は天井裏に抜けるようになる。
従って、防湿性のないステップモーターでも浴室用に使
用できると共に耐湿性を高めることでモーターの信頼性
の向上を図ることができる。さらにモーターに別途防湿
対策を施す必要がないので、低コストで可動ルーバーの
電動化を実現できるうえに、可動ルーバーを電動で駆動
させることで、予備暖房、衣類乾燥など、最適な可動ル
ーバー角度に自動的に調整設定することも可能となる。
【0023】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、内部に上記モーター配置空間が形成さ
れたモーターケースに配線コードが引き込まれる引き込
み部を設け、配線コードを引き込み部に引き込まれる手
前側で巻いて水切り用ループを形成したので、配線部で
生じた結露水が配線コードを伝ってモーター内部に浸入
するのを水切り用ループにて水切りできるようになり、
これにより、結露水によるルーバー駆動用モーターの絶
縁劣化を容易に且つ低コストで防止することができる。
【0024】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、本体内部に配線される配線コードに、
本体の側板に開口した配線固定用孔に係止される止め具
を取り付け、止め具を湿気漏出防止用のパッキン材を介
して配線固定用孔に係止させたので、パッキン材が止め
具と配線固定用孔との間に挟まれることで、配線固定用
孔がパッキン材にて塞がれた状態となる。これにより、
止め具により配線作業を容易にして作業性の向上を図る
ことができると共に、浴室内の湿気が配線固定用孔から
天井裏に漏れるのを防いで、天井裏の湿度を常に低く保
つことができ、ルーバー駆動用モーターや天井構造材へ
の悪影響を防止できるものである。
【0025】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ルーバー駆動用モーターのモーター軸
に、モーター軸からモーター本体内への湿気の浸入を防
止するための防湿パッキンを被嵌すると共に、この防湿
パッキンを可動ルーバーの軸受け部とモーター本体との
隙間に介在させたので、防湿パッキンによりモーター軸
からモーター本体内への湿気の浸入を抑えることがで
き、防湿性のないステップモーターの防湿性を高めるこ
とができ、しかも可動ルーバーの軸受け部とモーター本
体とを利用して、回転するモーター軸に対して防湿パッ
キンが外れないように保持できるので、モーターの防湿
性を高めるのが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)は浴室
の概略構成図、(b)は浴室乾燥機の概略斜視図であ
る。
【図2】同上の本体内に内蔵される循環ファンブロック
及び熱交換器を示す下面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】同上の本体のグリルカバーを取り除いた状態の
正面図である。
【図6】同上のグリルカバーを取り付けた状態の正面図
である。
【図7】同上のモーターケースの連通孔の説明図であ
る。
【図8】同上のモーターケースの他例を示す分解斜視図
である。
【図9】同上の配線コードの水切り用ループを説明する
斜視図である。
【図10】同上の水切り用ループによる水切りを説明す
る図である。
【図11】(a)(b)は同上の配線コードの止め具の
説明図である。
【図12】他の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 浴室乾燥機 2 浴室 3 浴室空間 4 熱交換器 5 循環ファンブロック 5b 吹き出し側 6 可動ルーバー 7 ルーバー駆動用モーター 7a モーター本体 7b モーター軸 8 モーター配置空間 9 天井裏 10 モーターケース 10a 引き込み部 10b 連通孔 11,12 配線コード 11a 水切り用ループ 13 止め具 14 パッキン材 15 本体 15a 側板 16 配線固定用孔 20 防湿パッキン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の天井部に設置される本体内に、浴
    室内の空気を循環させる循環ファンブロックと、循環フ
    ァンブロックにより浴室内に送り込まれる空気を加熱す
    る熱交換器とが収納され、循環ファンブロックの吹き出
    し側に可動ルーバーが設けられている浴室乾燥機におい
    て、上記可動ルーバーを駆動するためのルーバー駆動用
    モーターを浴室空間と遮断されたモーター配置空間内に
    収容すると共に、このモーター配置空間を浴室の天井裏
    に連通させて成ることを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 【請求項2】 内部に上記モーター配置空間が形成され
    たモーターケースに配線コードを引き込む引き込み部を
    設け、配線コードを引き込み部に引き込まれる手前側で
    巻いて水切り用ループを形成したことを特徴とする請求
    項1記載の浴室乾燥機。
  3. 【請求項3】 本体内部に配線される配線コードに、本
    体の側板に開口した配線固定用孔に係止される止め具を
    取り付け、止め具を湿気漏出防止用のパッキン材を介し
    て配線固定用孔に係止させたことを特徴とする請求項1
    記載の浴室乾燥機。
  4. 【請求項4】 ルーバー駆動用モーターのモーター軸
    に、モーター軸からモーター本体内への湿気の浸入を防
    止するための防湿パッキンを被嵌すると共に、この防湿
    パッキンを可動ルーバーの軸受け部とモーター本体との
    隙間に介在させたことを特徴とする請求項1記載の浴室
    乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180524A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機
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KR102351602B1 (ko) * 2021-09-09 2022-01-14 장현실 천장형 공기조화기

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