JP2001230674A - 復号化装置および復号化方法 - Google Patents

復号化装置および復号化方法

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JP2001230674A JP2000041433A JP2000041433A JP2001230674A JP 2001230674 A JP2001230674 A JP 2001230674A JP 2000041433 A JP2000041433 A JP 2000041433A JP 2000041433 A JP2000041433 A JP 2000041433A JP 2001230674 A JP2001230674 A JP 2001230674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ品質の劣化を防ぎつつメモリ量を削減す
ることのできる、安価でデータ品質の良い復号化装置を
提供する。 【解決手段】逆量子化回路12で順次逆量子化された2
4ビットのデータに対して、シフト量検出回路21で有
効なビットを欠落させることなくデータをMSB側にシ
フトする最大のシフト量を検出し、シフト制御回路22
で同じブロックのデータに対する最小のそのシフト量が
検出され、これにより第1のシフト回路24でシフトが
行なわれ、上位16ビットがデータ用メモリ回路25に
記憶される。ブロック全てのデータをデータ用メモリ回
路25に記憶したら、順次読み出し、シフト量をブロッ
ク中の最低値に調整し、再度データ用メモリ回路25に
記憶する。そして、これを読み出して変換回路14で復
号化し、第2のシフト回路15で値を調整して出力す
る。データ用メモリ回路25は16ビットで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロックごとに変
換符号化が行なわれた、たとえばオーディオデータなど
の任意の符号化データを復号化する装置および方法に関
し、特に、復号化装置に使用するメモリの容量を少なく
することができる、復号化装置および復号化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオ信号を高能率で圧
縮する符号化方式としては、たとえばMPEGオーディ
オと呼ばれる国際標準化規格ISO/IEC11172
−3(MPEG−1オーディオ)や13818−3(M
PEG−2オーディオ)、13818−7(AAC:Adv
anced Audio Coding)などが知られている。これらの方
式では、オーディオ信号を複数個集めてブロック化し、
ブロック単位で時間領域の信号から周波数領域の信号へ
と変換を行った後、人間の聴覚特性を利用した量子化を
行ってデータ量の削減を行っている。
【0003】たとえばAACの符号化処理では、入力さ
れたオーディオ信号1024サンプルをブロック化し、
ブロックごとにMDCT(Modified Discrete Cosine T
ransform)を行っている。そして、MDCTの結果出力
される変換係数に対して量子化処理を行うことにより、
データ量を圧縮している。AACにおいては、最終的に
量子化された変換係数とヘッダ情報とをマルチプレクス
し、符号化オーディオ信号のビットストリームが生成さ
れる。なお、AACの詳細な内容については、たとえ
ば、Marina BOSI,et al,“ISO/IECMPE
G−2Advanced Audio Coding",Journal of Audio Engi
neering Society,Vol.45,No.10,1997 October に記載さ
れている。
【0004】たとえばこのようなAACで符号化された
オーディオ信号を復号化する、従来のオーディオ復号装
置について、図5を参照して説明する。図5は、従来の
復号化装置の構成を示すブロック図であり、オーディオ
復号装置90は、デマルチプレクス回路91、逆量子化
回路92、データ用メモリ回路93および変換回路94
を有する。このようなオーディオ復号装置90において
は、入力されたビットストリームは、デマルチプレクス
回路91においてデマルチプレクスされて変換係数とヘ
ッダ情報とに分離され、変換係数が逆量子化回路92へ
入力される。
【0005】逆量子化回路92において、変換係数に対
して逆量子化処理が施され、逆量子化された変換係数は
データ用メモリ回路93に一時的に記憶された後、変換
回路94に供給される。そして、変換回路94において
IMDCT(逆MDCT)が行なわれ、周波数領域のデ
ータである変換係数から、時間領域のデータである通常
のオーディオ信号に変換され、元のオーディオ信号が復
号され、オーディオ復号装置90より出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ブロック単位で変換および逆変換を行なうたとえばAA
Cで符号化された信号の復号化装置においては、逆変換
処理をブロック単位で行なう必要がある、すなわち、1
ブロック分の変換係数がそろったところで行う必要があ
る。そのため、図5に示したオーディオ復号装置90の
ように、逆量子化回路92と変換回路94との間には、
逆量子化処理と変換処理時間の時間のずれを吸収するた
めのバッファとしてのメモリが設けられている。
【0007】しかしながら、このバッファとしてのメモ
リ回路は、決して容量が少ないものではなく、より容量
を少なくしたいという要望がある。たとえば、図5に示
したオーディオ復号装置90において、データ用メモリ
回路93のデータのビット幅BMは、逆量子化処理後の
変換係数の1サンプルあたりのビット幅BQに基づいて
決定される。このような場合、メモリ回路のビット幅B
Mと変換係数のビット幅BQの値を等しくすると、変換
係数のビット幅BQの値が大きい場合にはメモリ回路の
回路規模が著しく大きくなってしまう。具体的には、た
とえば変換係数のビット幅BQが24ビットで、ブロッ
クサイズが1024サンプルの場合に、ステレオ信号左
右2チャネル分のデータを記憶するには、6Kバイトの
容量を有するメモリ回路が必要となる。
【0008】特に、最近では、このような復号化装置は
LSI上に構成する場合が多い。そのような場合には、
他の機能をも同じLSI上に構成したいため、あるいは
安価なLSIを製造したいために、回路規模は少しでも
小さくしたいという強い要望がある。しかしながら、た
とえば前述したような6Kバイトもの容量を有するメモ
リ回路は、たとえが復号化LSIなどを考えた場合に、
LSIの回路規模に対して十分大きい割合を占める回路
であり、少しでも容量を少なくし、回路規模を小さくす
ることが望まれている。
【0009】たとえば、前述したオーディオ復号装置9
0において、データ用メモリ回路93の容量を少なくす
るためには、メモリ回路のビット幅BMを変換係数のビ
ット幅BQよりも小さくすることが考えられる。しか
し、そのような構成にすると、変換係数のビット精度が
落ちるため、音質が劣化するなど、データ精度、データ
品質に問題が生じる。
【0010】さらに、そのような音質などのデータ品質
の劣化を防ぐためには、ブロック単位で変換係数をMS
B側にシフトすることにより、演算精度を必要なだけ確
保するという方法も考えられる。しかし、そのような方
法をとる場合には、一旦ブロック内のオーディオ信号全
部を逆量子化しメモリに記憶してから、ブロック内の最
大振幅を持つサンプルを検索し、そのサンプルのデータ
が飽和しないようにシフト量を決定しなければならず、
結局、変換係数のビット幅BQと同じビット幅のメモリ
回路が必要となってしまう。
【0011】したがって本発明の目的は、データ品質の
劣化を防ぎつつメモリ量を削減することのできる、安価
でデータ品質の良い復号化装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、データ品質の劣化を防ぎつ
つメモリ量を削減することのできる、安価でデータ品質
の良い復号化方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の復号化装置は、順次入力される、ブロック
ごとに変換符号化された所定ビット幅の符号化データに
対して、有効なビットを欠落させることなく当該データ
をMSB側にシフトする最大のシフト量を検出するシフ
ト量検出手段と、前記順次入力される符号化データを、
前記検出されたシフト量以下の仮のシフト量でMSB側
にシフトする第1のシフト手段と、前記シフトされた符
号化データの上位の所定ビット幅部分を順次記憶するデ
ータ記憶手段と、前記記憶された符号化データを読み出
し、同一のブロックの符号化データに対するシフト量を
同じにするための第2のシフトを行なう第2のシフト手
段と、前記シフト量が同じにされた前記符号化データを
復号化する復号化手段とを有する。
【0013】好適には、前記第1のシフト手段は、前記
順次入力される符号化データを、当該符号化データに対
して前記検出されたシフト量以下で、当該符号化データ
と同一のブロックの既に入力された符号化データに対し
て前記出されたシフト量の最小値以上の所定のシフト量
で、MSB側にシフトする。また好適には、前記第2の
シフト手段は、同一のブロックの符号化データに対する
シフト量が、当該ブロックの全て符号化データに対して
前記検出されたシフト量の最小値になるように、前記記
憶された符号化データを読み出しそのシフト量を調整す
る。
【0014】さらに好適には、前記符号化データ各々の
前記第1のシフト手段におけるシフト量を記憶するシフ
ト量記憶手段をさらに有し、前記第2のシフト手段は、
前記記憶された符号化データを読み出し、当該符号化デ
ータを、当該符号化データを含む前記ブロックの全て符
号化データに対して前記検出されたシフト量の最小値と
前記記憶されている当該符号化データの前記第1のシフ
ト手段におけるシフト量との差だけLSB方向にシフト
することにより、そのシフト量を調整する。特定的に
は、前記第1のシフト手段は、前記順次入力される符号
化データに対して、当該符号化データ以前に入力された
符号化データに対して前記検出されたシフト量の最小値
を前記仮のシフト量とし、当該入力される符号化データ
を当該仮のシフト量でMSB側にシフトし、前記シフト
量記憶手段は、前記順次入力される符号化データに応じ
て前記仮のシフト量が変更されるごとに、当該変更位置
および変更結果のシフト量を記憶する。
【0015】特定的には、ブロックごとに変換符号化さ
れ量子化された符号化データを順次逆量子化し所定ビッ
ト幅の逆量子化されたデータを順次生成する逆量子化手
段をさらに有し、前記シフト量検出手段は、前記順次逆
量子化されたデータに対して、前記最大のシフト量を検
出し、前記シフト量検出手段は、前記順次逆量子化され
たデータに対して前記シフトを行う。また好適には、前
記データ記憶手段は、前記シフト量の調整された前記符
号化データを順次記憶し、前記復号化手段は、前記記憶
手段よりシフト量の調整された前記符号化データを読み
出し、復号化する。
【0016】また好適には、前記データ記憶手段は、前
記シフトされた符号化データの上位の、当該データ記憶
手段の1ワード当たりのビット幅に相当する部分を順次
記憶する。また特定的には、前記復号化手段において復
号化された前記データを、当該復号化処理前の前記符号
化データのシフト量に応じて調整する復号化データ調整
手段をさらに有する。さらに特定的には、前記データ
は、オーディオデータである。
【0017】また、本発明の復号化方法は、順次入力さ
れる、ブロックごとに変換符号化された所定ビット幅の
符号化データに対して、有効なビットを欠落させること
なく当該データをMSB側にシフトする最大のシフト量
を検出し、前記順次入力される符号化データを、前記検
出されたシフト量以下の仮のシフト量でMSB側に第1
のシフトを行ない、前記シフトされた符号化データの上
位の所定ビット幅部分を順次記憶し、前記記憶された符
号化データを読み出し、同一のブロックの符号化データ
に対するシフト量が同じになるように第2のシフトを行
ない、前記シフト量が同じにされた前記符号化データを
復号化する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のオーディ
オ復号装置について、図1〜図5を参照して説明する。
【0019】まず、そのオーディオ復号装置10の構成
について説明する。図1は、本発明の一実施の形態のオ
ーディオ復号装置10の構成を示すブロック図である。
オーディオ復号装置10は、デマルチプレクス回路1
1、逆量子化回路12、バッファ処理部20、変換回路
14およびデータ調整回路15を有する。
【0020】デマルチプレクス回路11は、オーディオ
復号装置10に入力されるブロック単位に符号化された
オーディオデータのビットストリームをデマルチプレク
スし、ヘッダ情報と変換係数に分離し、変換係数を逆量
子化回路12に出力する。ヘッダ情報は、図示しない制
御部により、各構成部における処理の制御あるいは復号
化したオーディオ信号の出力の際などに適宜参照され
る。
【0021】逆量子化回路12は、デマルチプレクス回
路11より入力された変換係数に対して逆量子化処理を
行い、逆量子化された変換係数をバッファ処理部20の
シフト回路24およびシフト量検出回路21に出力す
る。なお、本実施の形態において逆量子化された変換係
数のデータ幅(ビット幅)は、24ビットとする。
【0022】バッファ処理部20は、逆量子化回路12
と後段の変換回路14との間の処理時間の差異を吸収す
るために、逆量子化回路12より出力される逆量子化さ
れた変換係数を一時的に記憶するバッファである。そし
て特に本実施の形態のバッファ処理部20は、逆量子化
された変換係数の各サンプルデータをビット幅を縮小し
て記憶することにより、従来より少ないメモリ容量で逆
量子化された変換係数を記憶するようにしている。な
お、バッファ処理部20においては、逆量子化回路12
から入力される逆量子化された変換係数を仮のシフト量
でシフトさせてデータ用メモリ回路25に記憶する第1
段階のシフト処理と、その結果に基づいてブロックごと
に統一したシフト量でシフトさせたデータを生成する第
2段階のシフト処理とを行なう。
【0023】このバッファ処理部20の構成について詳
細に説明する。バッファ処理部20は、図示のごとく、
シフト量検出回路21、シフト制御回路22、シフト情
報用メモリ回路23、シフト回路24およびデータ用メ
モリ回路25を有する。
【0024】シフト量検出回路21は、前述した第1段
階のシフト処理の際に、逆量子化回路12より入力され
る逆量子化された変換係数に対して、1サンプルデータ
ごとに、そのデータを飽和することなく最大限MSB側
に移動させるためのシフト量Stmp 、すなわち、そのデ
ータの有効な最上位のビットをMSBの位置に移動させ
るためのシフト量Stmp を検出し、シフト制御回路22
に出力する。ただし、後段で実際にシフトを行なう際の
最大のシフト量は、逆量子化された変換係数のビット幅
BQと、データ用メモリ回路25に記憶されるデータの
ビット幅BMとの差BQ−BMビットである。したがっ
て、シフト量検出回路21においては、シフト量がビッ
ト幅の差BQ−BMビット以上となった場合には、いず
れもこの最大シフト量BQ−BMビットを検出結果とし
て出力する。
【0025】具体的には、たとえば逆量子化回路12で
逆量子化された変換係数のビット幅BQが24ビット
(LSBをビット0、MSBをビット23とする)であ
り、あるサンプルのデータが18ビットで示される値、
すなわち18ビットのデータであったとする。その場
合、そのサンプルデータの最上位のビットはビット17
となり、これをMSB(ビット23)までシフトさせる
ためには、6ビットのシフトが必要となる。この、たと
えば6ビットというシフト量Stmp を各サンプルデータ
ごとにシフト量検出回路21が検出し、シフト制御回路
22に出力する。
【0026】シフト制御回路22は、シフト回路24で
行なうシフト量の決定およびそのシフトの制御を行な
う。まず、前述した第1段階のシフト処理の際には、シ
フト制御回路22は、シフト量検出回路21より入力さ
れるシフト量Stmp に基づいて、シフト回路24におい
て逆量子化回路12より出力される逆量子化された変換
係数に対して実際に行なうシフト量Slastを決定し、そ
のシフトを制御する。
【0027】第1段階のシフト処理の際のシフト制御回
路22における処理について具体的に説明する。まず、
シフト制御回路22は、各ブロックの区切りごとに、シ
フト回路24において実際にシフトを行なうシフト量S
lastに、シフト量の最大値である逆量子化された変換係
数のビット幅BQとデータ用メモリ回路25のビット幅
BMとの差BQ−BMを、初期値としてセットする。し
ておく。次に、逆量子化回路12より順次出力される逆
量子化された変換係数に対応してシフト量検出回路21
より入力されるシフト量Stmp を、実際に行なうシフト
量Slastと比較し、シフト量Slast<シフト量Stmp で
あった場合にシフト量Slastをシフト量Stmp で更新す
る。シフト量Slast≧シフト量Stmp の場合には、その
ままシフト量Slastの値を維持する。
【0028】シフト量Slast>シフト量Stmp という状
態は、そのシフト量Slastで変換係数をシフトした場
合、変換係数のMSB側のビットが飽和して欠落し、変
換係数が大きく変更されて音質に影響を与えるという状
態である。したがってそのような場合には、実際にシフ
トを行なうシフト量Slastをその変換係数に対応した最
大のシフト量シフト量Stmp で更新しておくことによ
り、変換係数のMSB側のデータの欠落を防ぐことがで
きる。
【0029】そして、このように適宜更新されたシフト
量Slast分だけ、対応する逆量子化された変換係数をM
SB側にシフトするように、シフト回路24を制御す
る。なお、シフト量Slastの値が更新された場合には、
シフト制御回路22は、その更新が行なわれた変換係数
の、ブロック内での位置および、更新されたそのシフト
量Stmp (=シフト量Slast)を、シフト情報用メモリ
回路23に出力し、記憶する。
【0030】また、前述した第2段階のシフト処理の際
には、シフト制御回路22は、シフト回路24で行なわ
れる、第1段階のシフト処理で順次シフトを行いながら
一旦データ用メモリ回路25に記憶させたブロックごと
の変換係数に対する、シフト量を調整するための再度の
シフト処理に対して、そのシフト量Sadj の決定および
そのシフトの制御を行なう。
【0031】第2段階のシフト処理の際のシフト制御回
路22における処理について具体的に説明する。第2段
階のシフト処理が開始される時点で、データ用メモリ回
路25には、逆量子化回路12から出力された逆量子化
された変換係数が第1段階のシフト処理により各々所定
のシフト量でシフトされた結果のデータが記憶されてい
る。また、その第1段階のシフト処理の際の各変換係数
に対するシフト量は、シフト情報用メモリ回路23に、
シフト量が変更されたデータのぶロック内での位置、お
よび、その際のシフト量という形態で記憶されている。
【0032】さらに、第1段階のシフト処理が終了した
時点で、シフト制御回路22が記憶しているシフト量S
lastは、そのブロック内の全ての変換係数に対して同一
のシフト量でMSB側にシフトを行なう場合に、いずれ
の変換係数についてもMSB側のデータを飽和させるこ
となくシフトを行なうことのできる最大のシフト量が設
定されていることになる。したがってシフト制御回路2
2は、データ用メモリ回路25に記憶されている同一ブ
ロック内の変換係数が、全て同じシフト量SlastでMS
B側にシフトされたデータとなるように、シフト回路2
4において各変換係数のシフト量の調整を行なうよう
に、シフト回路24を制御する。
【0033】すなわち、シフト回路24が順次データ用
メモリ回路25より変換係数を読み出すのに対応して、
シフト情報用メモリ回路23に記憶されている情報を参
照して、その変換係数が第1段階のシフト処理の際にシ
フトされたシフト量Sを検出し、そのシフト量Sと目的
とするシフト量Slastとの差を検出する。この差が、調
整すべきシフト量Sadj となり、シフト制御回路22
は、このシフト量Sadjだけその変換係数をLSB側に
シフトするよう、シフト回路24を制御する。
【0034】シフト情報用メモリ回路23は、前述した
第1段階のシフト処理の際に、シフト制御回路22の制
御によりシフト回路24で行なわれた同一のブロック内
の各変換係数に対するシフトの量を記憶するメモリであ
る。前述したように、シフト制御回路22においては、
順次逆量子化回路12より出力されるブロックごとの変
換係数に対して、最大のシフト量を初期値としておき、
そのシフト量でシフトを行なうとデータが飽和してしま
う場合に順次シフト量をそのデータに適したシフト量減
少させていく。したがって、シフト量の変更は、最大で
も逆量子化回路12より出力される変換係数のビット幅
BQとデータ用メモリ回路25のデータのビット幅BM
との差BQ−BM回となる。
【0035】たとえば、変換係数のビット幅BQが24
ビットでデータ用メモリ回路25のデータのビット幅B
Mが16ビットの場合には、この差は8ビットである。
したがってシフト情報用メモリ回路23は、図2に示す
ように、有効なデータの個数nを示すデータ、変更され
る最大8回の各シフト量を示すデータS[0]〜S
[7]、および、最大8回のシフト量を変更した位置を
示すデータP[0]〜P[7]が記憶されればよい。こ
のシフト情報用メモリ回路23に記憶されたデータは、
第2段階のシフト処理の際に、シフト制御回路22より
読み出されて参照される。
【0036】シフト回路24は、シフト制御回路22か
らの制御に基づいて、順次入力される変換係数を所望の
方向に所望のビット数だけシフトし、シフトしたデータ
のMSB側より、データ用メモリ回路25のデータのビ
ット幅BM分のデータを抽出し、データ用メモリ回路2
5に記憶する。第1段階のシフト処理の際には、シフト
回路24は、逆量子化回路12から入力される逆量子化
された変換係数を、シフト制御回路22から入力される
シフト量SlastだけMSB方向にシフトし、上位のBM
ビットをデータ用メモリ回路25に記憶する。また、第
2段階のシフト処理の際には、シフト回路24は、デー
タ用メモリ回路25から読み出される変換係数を、シフ
ト制御回路22から入力される調整用のシフト量Sadj
だけLSB方向にシフトし、データ用メモリ回路25に
記憶する。
【0037】なお、このシフト回路24は、特許請求の
範囲に記載の第1のシフト手段と第2のシフト手段の両
方を機能を順に実現する回路である。すなわち、第1段
階のシフト処理を行なっている時のシフト回路24が第
1のシフト手段に相当し、第2段階のシフト処理を行な
っている時のシフト回路24が第2のシフト手段に相当
する。
【0038】データ用メモリ回路25は、逆量子化回路
12と変換回路14との間の処理時間の差異を吸収する
ために、逆量子化回路12より出力される逆量子化され
た変換係数を一時的に記憶する記憶手段本体である。前
述したように、データ用メモリ回路25には、第1段階
のシフト処理により、逆量子化回路12からバッファ処
理部20に入力された逆量子化された変換係数が、一
旦、仮のシフト量でシフトされて記憶される。そして、
第2段階のシフト処理により、この変換係数が読み出さ
れ、シフト量を調整するためにシフト回路24において
再度シフト処理が行なわれ、再度データ用メモリ回路2
5に書き込まれる。そして、第2段階のシフト処理が終
了した変換係数は、変換回路14から順次読み出され
る。以上が、バッファ処理部20の構成である。
【0039】変換回路14は、データ用メモリ回路25
よりブロックごとの変換係数を読み出し、たとえばIM
DCT(逆MDCT)を行なうなどして、周波数領域の
データから時間領域の通常のオーディオ信号に変換す
る。変換結果のオーディオ信号は、データ調整回路15
に出力する。
【0040】データ調整回路15は、変換回路14より
入力される時間領域の信号に変換されたオーディオ信号
を、所定のシフト量だけLSB方向にシフトし、バッフ
ァ処理部20によりシフトされたことによるレベルの変
化を元のレベルに調整し、オーディオ復号装置10から
の復号オーディオ信号として出力する。なお、ここでの
シフト量は、各ブロックごとの変換係数に対するバッフ
ァ処理部20における最終的なシフト量、換言すれば、
シフト制御回路22における第1段階のシフト処理の後
のシフト量Slastと、変換回路14における変換方式に
基づいて決定される。
【0041】次に、このような構成のオーディオ復号装
置10の動作について説明する。なお、以下の説明で
は、逆量子化回路12より出力される逆量子化された変
換係数のビット幅BQは24ビット、データ用メモリ回
路25のデータのビット幅BMは16ビットとする。ま
ず、オーディオ復号装置10に入力された符号化された
オーディオ信号のビットストリームは、デマルチプレス
ク回路11においてデマルチプレクスされ、変換係数と
ヘッダ情報とに分離され、変換係数が逆量子化回路12
へ出力される。逆量子化回路12は、変換係数に対して
逆量子化処理を施し、逆量子化された変換係数をバッフ
ァ処理部20のシフト量検出回路21およびシフト回路
24に順次出力する。
【0042】バッファ処理部20では、まず、第1段階
のシフト処理として、逆量子化回路12の出力である変
換係数を、適宜適応的に変更されるシフト量を用いてシ
フトし、シフト結果の変換係数の上位BMビット(16
ビット)をデータ用メモリ回路25に書き込む。バッフ
ァ処理部20におけるこの第1段階のシフト処理につい
て、図3に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0043】バッファ処理部20は、逆量子化回路12
より新たなブロックの逆量子化された変換係数が出力さ
れることにより新たな一連の処理を開始し(ステップS
30)、まず、初期化を行なう(ステップS31)。具
体的には、図2に示したような、シフト情報用メモリ回
路23の、シフト量の変更個数n、シフト量S[0]〜
S[7]、シフト位置P[0]〜P[7]の各値を0に
初期化する。また、シフト制御回路22で使用するシフ
ト量Slastをシフトの必要のある最大値に初期化し、変
換係数の位置を示す補助変数iiを0に初期化する。な
お、本実施の形態においてシフト量Slastの初期値は、
BQ=24ビット、BM=16ビットであるため、その
差の8となる。
【0044】初期化が終了したら、シフト量検出回路2
1が逆量子化回路12から出力される逆量子化された変
換係数を1つずつ読み込み(ステップS32)、その変
換係数を飽和することなくMSB側にシフトできる最大
のシフト量Stmp を検出し、シフト制御回路22に出力
する(ステップS33)。なお、このシフト量Stmp
も、BQ=24ビット、BM=16ビットであるため、
0から8までの値となる。
【0045】シフト制御回路22においては、このシフ
ト量Stmp をそれまでに設定されているシフト回路
24で使用するシフト量Slastと比較する(ステップS
34)。比較の結果、新たに検出されたシフト量Stmp
が現在のシフト量Slastより小さい場合には、シフト量
Slastを更新してSlast=Stmp とする(ステップS3
5)。そして、シフト量Slastをシフト量S[n]とし
て、データの位置を示す補助変数iiをシフト位置P
[n]として、各々シフト情報用メモリ回路23に記録
し(ステップS36)、シフト量の変更個数nを1カウ
ントアップしておく(ステップS37)。
【0046】ステップS34において、新たに検出され
たシフト量Stmp が現在のシフト量Slast以上の場合に
は、その変換係数のデータは現在のシフト量Slastによ
るシフトで飽和しないことになるので、シフト量の変更
は行なわない。そして、そのようなシフト量Stmp ≧シ
フト量Slastの場合、および、ステップS35〜ステッ
プS37においてシフト量Slastの変更が行なわれた場
合のいずれも、シフト回路24において、シフト量Sla
stを使って、対応する1サンプル分の変換係数を、シフ
ト量SlastビットだけMSB側にシフトし、上位のBM
ビットをデータ用メモリ回路25に記録する(ステップ
S38)。また同時に、変換係数の位置を示す補助変数
iiを1カウントアップする。
【0047】そして、この補助変数iiの値がブロック
内の変換係数の個数に一致するか否かを検出することに
より(ステップS39)、ブロック内の全ての変換係数
に対して、ステップS32〜ステップS38の、シフト
およびデータ用メモリ回路25への記憶の処理を行なっ
たか否かをチェックし、全てのデータに対して処理を行
なっていれば、この第1段階のシフト処理を終了する
(ステップS40)。なお、この時最後に保持されてい
るシフト量Slastが、そのブロックに最適のシフト量と
なる。
【0048】このような第1段階のシフト処理が終了
し、全ての変換係数をデータ用メモリ回路25に書き終
わったら、同じブロックの変換係数を、同一のシフト量
でシフトされたデータにするために、シフト量の再調整
を行う第2段階のシフト処理を行なう。バッファ処理部
20におけるこの第2段階のシフト処理について、図4
に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。ま
ず、第1段階の処理が終了すると、直ちに第2段階の処
理が開始され(ステップS50)、初期設定として、シ
フト情報用メモリ回路23に記録されているシフト量の
個数nがシフト制御回路22に読み込まれ(ステップS
51)、さらに、記憶されているシフト量Sを指示する
ポインタm、および、変換係数の位置を示す補助変数i
iが0にセットされる(ステップS52)。
【0049】次に、シフト量を調整すべきデータの処理
が終了したか否かをチェックするために、ポインタmを
1加算した値(m+1)とシフト量の個数nとを比較す
る(ステップS53)。値(m+1)とシフト量の個数
nとが等しい時には、残りのデータは、最終的なシフト
量Slast(=S[n+1]=S[m])で既にシフトさ
れたデータと言うことになるので、第2段階のこのシフ
ト量の調整処理は終了する(ステップS54)。これら
のデータについては、データ用メモリ回路25に記憶さ
れているデータの書き換えも行なわないものとする。
【0050】値(m+1)とシフト量の個数nとが等し
くない時、すなわち値(m+1)<シフト量の個数nの
時は、シフト量S[m]は最終的なシフト量Slastでは
なく、このシフト量S[m]でシフトされた位置ii〜
(P[m+1]−1)までのデータは、シフト量の調整
が必要なデータということになる。したがって、シフト
回路24は、位置ii〜(P[m+1]−1)の間の変
換係数をデータ用メモリ回路25から読み出し、(Sla
st−S[m])ビットだけLSB側にシフトし、再びデ
ータ用メモリ回路25の同じアドレスに書き込む(ステ
ップS55)。
【0051】そして、位置iiを次のシフト量の開始位
置P[m+1]に変更し、さらに、ポインタmを1カウ
ントアップして(ステップS56)、ステップS53に
戻り、次のシフト量についての調整に移る。このような
ステップS55,S56の処理を、ステップS53にお
いてn=(m+1)となるまで続けることにより、シフ
ト量Slast以外のシフト量でシフトされた全ての変換係
数が、シフト量Slastでシフトされた値に調整される。
【0052】バッファ処理部20において、このように
して、データ用メモリ回路25に変換係数が記憶された
ら、変換回路14がこれを順次読み出し、IMDCTな
どの処理を行なって周波数領域のデータから時間領域の
通常のオーディオ信号に変換する。そして得られたオー
ディオ信号に対して、バッファ処理部20においてシフ
トされた分の補正を、バッファ処理部20におけるシフ
ト量Slastに基づいてデータ調整回路15で行い、復号
オーディオ信号を得て、オーディオ復号装置10より出
力する。
【0053】このように、本実施の形態のオーディオ復
号装置10においては、第一段階の処理でサンプルごと
に適応的にシフト量を調整しながらブロック全体での最
適なシフト量を求め、第二段階の処理でシフト量の不一
致の分についての修正を行っている。したがって、変換
係数のビット幅BQに比べて少ないビット幅のデータ用
メモリ回路25を用いながらも、音質の劣化を防いで、
復号化処理を行なうことができる。そしてその結果、メ
モリ量の削減を行うことができ、オーディオ復号装置1
0は、安価で音質の良い復号化装置となっている。
【0054】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態においては、オーディオ信号の復号
化装置を例示したが、ブロック単位で符号化が行なわれ
る符号化データであれば、任意のデータの復号化装置と
して適用可能である。たとえばビデオ信号の復号化装置
に適用してもよい。
【0055】また、本実施の形態においては、シフト回
路24において、本発明の第1のシフト手段と第2のシ
フト手段の両方の機能を交互に実現するものとした。し
かし、本発明の第1のシフト手段と第2のシフト手段に
相当するシフト回路を、別個に設けるような構成であっ
てもよい。また、シフト回路24とデータ調整回路15
は、本実施の形態においては実質的に同じシフト機能を
持つ回路である。したがって、各処理間のタイミングを
うまく調整できれば、二つの回路を一つの回路に統合す
るようにしてもよい。また、変換回路14における変換
処理も、AACの逆変換処理に限定されるものではな
く、任意の変換処理を行なってよい。
【0056】
【発明の効果】このように、本発明によれば、データ品
質の劣化を防ぎつつメモリ量を削減することのできる、
安価でデータ品質の良い復号化装置および復号化方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のオーディオ復
号装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したオーディオ復号装置のシ
フト情報用メモリ回路に記憶される、第1段階のシフト
処理の際の各データのシフト量を示すデータを説明する
ための図である。
【図3】図3は、図1に示したオーディオ復号装置のバ
ッファ処理部で行なう第1段階のシフト処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】図4は、図1に示したオーディオ復号装置のバ
ッファ処理部で行なう第2段階のシフト処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】図5は、従来のオーディオ復号装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10…オーディオ復号装置、11…デマルチプレクス回
路、12…逆量子化回路、14…変換回路、15…デー
タ調整回路、20…バッファ処理部、21…シフト量検
出回路、22…シフト制御回路、23…シフト情報用メ
モリ回路、24…シフト回路、25…データ用メモリ回
路、90…オーディオ復号装置、91…デマルチプレク
ス回路、92…逆量子化回路、93…データ用メモリ回
路、94…変換回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される、ブロックごとに変換符号
    化された所定ビット幅の符号化データに対して、有効な
    ビットを欠落させることなく当該データをMSB側にシ
    フトする最大のシフト量を検出するシフト量検出手段
    と、 前記順次入力される符号化データを、前記検出されたシ
    フト量以下の仮のシフト量でMSB側にシフトする第1
    のシフト手段と、 前記シフトされた符号化データの上位の所定ビット幅部
    分を順次記憶するデータ記憶手段と、 前記記憶された符号化データを読み出し、同一のブロッ
    クの符号化データに対するシフト量を同じにするための
    第2のシフトを行なう第2のシフト手段と、 前記シフト量が同じにされた前記符号化データを復号化
    する復号化手段とを有する復号化装置。
  2. 【請求項2】前記第1のシフト手段は、前記順次入力さ
    れる符号化データを、当該符号化データに対して前記検
    出されたシフト量以下で、当該符号化データと同一のブ
    ロックの既に入力された符号化データに対して前記出さ
    れたシフト量の最小値以上の所定のシフト量で、MSB
    側にシフトする請求項1に記載の復号化装置。
  3. 【請求項3】前記第2のシフト手段は、同一のブロック
    の符号化データに対するシフト量が、当該ブロックの全
    て符号化データに対して前記検出されたシフト量の最小
    値になるように、前記記憶された符号化データを読み出
    しそのシフト量を調整する請求項2に記載の復号化装
    置。
  4. 【請求項4】前記符号化データ各々の前記第1のシフト
    手段におけるシフト量を記憶するシフト量記憶手段をさ
    らに有し、 前記第2のシフト手段は、前記記憶された符号化データ
    を読み出し、当該符号化データを、当該符号化データを
    含む前記ブロックの全て符号化データに対して前記検出
    されたシフト量の最小値と前記記憶されている当該符号
    化データの前記第1のシフト手段におけるシフト量との
    差だけ、LSB方向にシフトすることにより、そのシフ
    ト量を調整する請求項3に記載の復号化装置。
  5. 【請求項5】前記第1のシフト手段は、前記順次入力さ
    れる符号化データに対して、当該符号化データ以前に入
    力された符号化データに対して前記検出されたシフト量
    の最小値を前記仮のシフト量とし、当該入力される符号
    化データを当該仮のシフト量えMSB側にシフトし、 前記シフト量記憶手段は、前記順次入力される符号化デ
    ータに応じて前記仮のシフト量が変更されるごとに、当
    該変更位置および変更結果のシフト量を記憶する請求項
    4に記載の復号化装置。
  6. 【請求項6】ブロックごとに変換符号化され量子化され
    た符号化データを順次逆量子化し所定ビット幅の逆量子
    化されたデータを順次生成する逆量子化手段をさらに有
    し、 前記シフト量検出手段は、前記順次逆量子化されたデー
    タに対して、前記最大のシフト量を検出し、 前記シフト量検出手段は、前記順次逆量子化されたデー
    タに対して前記シフトを行う請求項3に記載の復号化装
    置。
  7. 【請求項7】前記データ記憶手段は、前記シフト量の調
    整された前記符号化データを順次記憶し、 前記復号化手段は、前記記憶手段よりシフト量の調整さ
    れた前記符号化データを読み出し、復号化する請求項3
    に記載の復号化装置。
  8. 【請求項8】前記データ記憶手段は、前記シフトされた
    符号化データの上位の、当該データ記憶手段の1ワード
    当たりのビット幅に相当する部分を順次記憶する請求項
    3に記載の復号化装置。
  9. 【請求項9】前記復号化手段において復号化された前記
    データを、当該復号化処理前の前記符号化データのシフ
    ト量に応じて調整する復号化データ調整手段をさらに有
    する請求項3に記載の復号化装置。
  10. 【請求項10】前記データは、オーディオデータである
    請求項3に記載の復号化装置。
  11. 【請求項11】順次入力される、ブロックごとに変換符
    号化された所定ビット幅の符号化データに対して、有効
    なビットを欠落させることなく当該データをMSB側に
    シフトする最大のシフト量を検出し、 前記順次入力される符号化データを、前記検出されたシ
    フト量以下の仮のシフト量でMSB側に第1のシフトを
    行ない、 前記シフトされた符号化データの上位の所定ビット幅部
    分を順次記憶し、 前記記憶された符号化データを読み出し、同一のブロッ
    クの符号化データに対するシフト量が同じになるように
    第2のシフトを行ない、 前記シフト量が同じにされた前記符号化データを復号化
    する復号化方法。
  12. 【請求項12】前記第1のシフトにおいては、当該符号
    化データに対して前記検出されたシフト量以下で、当該
    符号化データと同一のブロックの既に入力された符号化
    データに対して前記出されたシフト量の最小値以上の所
    定のシフト量で、当該符号化データをMSB側にシフト
    する請求項11に記載の復号化方法。
  13. 【請求項13】前記第2のシフトにおいては、同一のブ
    ロックの符号化データに対するシフト量が、当該ブロッ
    クの全て符号化データに対して前記検出されたシフト量
    の最小値になるように、前記記憶された符号化データを
    シフトする請求項12に記載の復号化方法。
  14. 【請求項14】前記第2のシフトにおいては、当該符号
    化データを、当該符号化データを含む前記ブロックの全
    て符号化データに対して前記検出されたシフト量の最小
    値と当該符号化データの前記第1のシフトの際のシフト
    量との差だけ、LSB方向にシフトする請求項13に記
    載の復号化方法。
  15. 【請求項15】前記第1のシフトにおいては、前記順次
    入力される符号化データに対して、当該符号化データ以
    前に入力された符号化データに対して前記検出されたシ
    フト量の最小値を前記仮のシフト量とし、当該入力され
    る符号化データを当該仮のシフト量でMSB側にシフト
    する請求項14に記載の復号化方法。
  16. 【請求項16】前記入力される符号化データは、ブロッ
    クごとに変換符号化され量子化されたデータを順次逆量
    子化した所定ビット幅のデータである請求項13に記載
    の復号化方法。
  17. 【請求項17】前記第2のシフトが行なわれた符号化デ
    ータを、前記第1のシフトを記憶した記憶手段に記憶
    し、 前記復号化は、前記記憶手段より前記第2のシフトが行
    なわれた前記符号化データを読み出し行なう請求項13
    に記載の復号化方法。
  18. 【請求項18】前記復号化されたデータを、当該復号化
    処理前の前記符号化データのシフト量に応じて調整し、
    最終的な復号化データを得る請求項13に記載の復号化
    方法。
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