JP2001229350A - 個人識別カードシステム - Google Patents

個人識別カードシステム

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JP2001229350A
JP2001229350A JP2000036451A JP2000036451A JP2001229350A JP 2001229350 A JP2001229350 A JP 2001229350A JP 2000036451 A JP2000036451 A JP 2000036451A JP 2000036451 A JP2000036451 A JP 2000036451A JP 2001229350 A JP2001229350 A JP 2001229350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安全性が高い個人識別カードシステムを
提供する。 【解決手段】 本発明の個人識別カードシステムは、
(1)乱数を発生する乱数発生手段と、(2)個人毎に
特有な個人固定コードに、乱数発生手段で発生された乱
数を付加したものを、個人識別コードとして少なくとも
記録している個人識別カードと、(3)所定事象が生じ
たときに、個人識別カードに、乱数が更新された、又
は、新規追加された個人識別コードを記録する個人識別
カード記録手段と、(4)個人識別カードに記録されて
いる個人識別コードと同じコードを照合用に管理してい
る照合用情報管理手段と、(5)個人識別カードに記録
されている個人識別コードを読出し、照合用情報管理手
段に管理されているコードとの照合を行う照合手段とを
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別カードシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】企業等において、従業員等の各個人に、
その人に特有な識別コードを記録している個人識別カー
ドを持たせ、必要に応じて、その個人識別カードによっ
て個人を確認することが多くなってきている。
【0003】個人識別カードによる個人の確認は、例え
ば、勤務時間の計時のために出勤や会社からの退出の際
に行なわれたり、入退室の許可判断のために建物や所定
の部屋の出入口で行なわれたり、昼食等の精算のために
行なわれたりしている。
【0004】さらに、近年においては、ある装置を操作
し得る者を限定しておき、操作しようとする際に、個人
識別カードによってその個人を確認するようなことも行
われている。特に、紙幣や硬貨の貨幣、若しくは、貨幣
と同様な価値を有するものを取り扱う装置では、個人識
別カードによって操作者を確認する機能が設けられてい
ることが多い。
【0005】例えば、パチンコ遊技機やスロットマシン
などを備える遊技場においては、多くの機器で、紙幣や
硬貨やプリペイドカード等の貨幣価値を有するものが取
り扱われ、このような機器では、個人識別カードによっ
て操作者を確認する機能が設けられている。
【0006】上述のように個人識別カードによる個人の
確認は、企業等の活動において重要な事項に関連して行
われるようになってきており、そのような傾向はますま
す大きくなっていくと思われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の個人識別カード
の多くは、単に、個人に特有な識別コードを記憶してい
るだけであり、偽造等が容易であり、盗難されて利用さ
れてもそのことを確認している装置で認識することはで
きない。
【0008】また、個人識別カードに、個人に特有な識
別コードと暗証番号とを記憶しておき、確認時に、入力
部を用いて入力された暗証番号の照合を行うシステムも
あるが、偽造等が容易であることには変わりがなく、暗
証番号の入力時にその入力を盗み見られた場合には、暗
証番号を利用しているメリットはなくなる。
【0009】さらに、指紋照合装置等による個人の確認
と、個人識別カードを用いた個人の確認とを行って安全
性を高めたシステムもあるが、個人識別カードを用いた
個人の確認機能については、上述した課題が存在するこ
とには代わりがない。
【0010】本発明は、以上の点に鑑みなされたもので
あり、より安全性が高い個人識別カードシステムを提供
しようとしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の個人識別カードシステムは、乱数を発生す
る乱数発生手段(87)と、個人毎に特有な個人固定コ
ードに、上記乱数発生手段で発生された乱数を付加した
ものを、個人識別コードとして少なくとも記録している
個人識別カード(20)と、所定事象が生じたときに、
上記個人識別カードに、乱数が更新された、又は、新規
追加された個人識別コードを記録する個人識別カード記
録手段(80)と、上記個人識別カードに記録されてい
る個人識別コードと同じコードを照合用に管理している
照合用情報管理手段(7)と、上記個人識別カードに記
録されている個人識別コードを読出し、上記照合用情報
管理手段に管理されているコードとの照合を行う照合手
段(2、3)とを有することを特徴とする。
【0012】ここで、複数の上記個人識別カードを収納
し得るカード収納部(80)を有し、このカード収納部
に収納されている上記個人識別カードを当該装置外部に
排出し得ると共に、当該装置外部から挿入された上記個
人識別カードを上記カード収納部に回収する筐体状の個
人識別カード装置(5)をさらに備えると共に、この個
人識別カード装置が、上記個人識別カード記録手段を有
することが好ましい。
【0013】また、上記個人識別カード装置は、上記個
人固定コードと上記個人識別カードの排出を求めること
を入力できる入力部(86)を備え、この入力部から上
記個人固定コードが入力されて上記個人識別カードの排
出が求められたときに、上記個人識別カード記録手段に
よって、1枚の個人識別カードに上記個人識別コードを
記録させて、当該装置外部に排出することが好ましい。
【0014】さらに、上記個人識別カードはカード識別
情報を有し、上記個人識別カード装置は、排出された上
記個人識別カードのカード識別情報と、排出された上記
個人識別カードに記録されている上記個人識別コードと
を対応付けた情報を上記照合用情報管理手段に与えて管
理させ、上記照合手段は、照合対象の上記個人識別カー
ドのカード識別情報をも照合処理することが好ましい。
【0015】さらにまた、上記個人識別カード装置は、
個人の所定部位のイメージを得る個人所定部位イメージ
取得部(85)を有すると共に、当該システムのいずれ
かの位置に、得られた所定部位イメージから個人を特定
する個人認識手段(7)を備え、上記個人識別カード装
置は、上記個人認識手段の認識結果が上記個人識別カー
ドを携帯させても良い個人という結果であることを、上
記個人識別カードの排出の1条件としていることが好ま
しい。
【0016】また、上記個人識別カード装置は、挿入さ
れた上記個人識別カードを上記カード収納部に回収する
に先立ち、その挿入された上記個人識別カードから、上
記個人識別コードを消去するコード消去部(80)を有
することが好ましい。
【0017】さらに、上記個人識別カード装置が上記個
人識別カードを排出した時点やその個人識別カードを回
収した時点等の時間情報を管理したり集計したりするタ
イムカード機能手段(7)を有することは好ましい。
【0018】さらにまた、扉体又は蓋体を開いて操作で
きる個人を限定している操作者限定装置(2、3)に関
連して、上記照合手段が設けられていることが好まし
い。
【0019】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明による個人識別カードシステムを、遊技場
の貨幣類管理システムに適用した一実施形態を図面を参
照しながら詳述する。
【0020】この実施形態の貨幣類管理システムに係る
遊技場に設置されている遊技機の種類は問わないが、以
下では、説明の簡単化を考慮し、遊技場に設けられてい
る遊技機はパチンコ遊技機であるとして説明を行う。ま
た、この実施形態の貨幣類管理システムが対象とする貨
幣類が、紙幣及び硬貨であるとして説明を行う。
【0021】(A−1)実施形態の構成及び各部機能 図1は、この実施形態の貨幣類管理システムの全体構成
を示すブロック図である。
【0022】図1において、この実施形態の貨幣類管理
システム1は、現金管理機2、遊技カード発券機3、携
帯金庫4、操作者カード装置(従業員カード装置)5、
防犯用無線機6、及び、システム管理コンピュータ7
が、遊技場における専用回線(例えばLAN)Nで接続
されて構成されている。
【0023】また、現金管理機2、操作者カード装置5
及びシステム管理コンピュータ7は、例えば、遊技場事
務室等に設置されており、遊技カード発券機3及び防犯
用無線機6は遊技場ホール内に設置されており、携帯金
庫4は、現金管理機2及び遊技カード発券機3のいずれ
の内部にも着脱可能なものである。
【0024】(A−1−1)現金管理機2 現金管理機2は、遊技場における現金(貨幣)の一元管
理に供するものであり、必要とする貨幣を払い出した
り、貨幣を回収したりするものである。
【0025】図2は、現金管理機2の機能的構成を示す
説明図であり、電気的な機能構成だけでなく、機構的な
機能構成をも示している。
【0026】現金管理機2は、斜視図の図示は省略して
いるが、箱形状を有し、例えば、床面等に固定設置され
ているものである。
【0027】現金管理機2の内部には、固定金庫10及
び貨幣計数部11が設けられていると共に、携帯金庫4
の装着空間も設けられている。なお、図2は、携帯金庫
4が内部空間に装着されているイメージを示している。
【0028】固定金庫10は、内部構成の図示は省略し
ているが、紙幣や硬貨を収納しているものであり、制御
部12の制御下で、収納している紙幣や硬貨を貨幣計数
部11を介して携帯金庫4に転送したり、収納している
紙幣や硬貨を貨幣計数部11を介して貨幣出入口13に
転送したり、携帯金庫4に収納されている紙幣や硬貨を
貨幣計数部11を介して内部に取り込んだり、貨幣出入
口13から挿入された紙幣や硬貨を貨幣計数部11を介
して内部に取り込んだりするものである。貨幣出入口1
3は、紙幣の出入口と硬貨の出入口とに分かれている
が、図2ではまとめて示している。
【0029】なお、固定金庫10は、内部に、紙幣や硬
貨の収納部だけでなく、その収納部から紙幣や硬貨を繰
り出したり、その収納部に紙幣や硬貨を収納させたりす
るための機構やその駆動部等を有している。このような
構成は、例えば、自販機や銀行のATM装置などの機構
や駆動部と同様であるので、その説明は省略する。
【0030】なお、貨幣出入口13を利用しない固定金
庫10に対する貨幣の補充や取出しは、銀行員や警備会
社の者や遊技場経営者が直接実行するようにしておくこ
とが好ましい。
【0031】貨幣計数部11は、固定金庫10から携帯
金庫4に転送される貨幣や、固定金庫10から外部(貨
幣払出口13)に払い出される貨幣や、携帯金庫4から
固定金庫10に転送される貨幣や、外部(貨幣払出口1
3)から固定金庫10に転送される貨幣を計数するもの
である。
【0032】固定金庫10から出力された貨幣の計数時
においては、貨幣計数部11は、制御部12から指示さ
れた各種紙幣や各種硬貨が指示された枚数だけ転送され
るような計数動作を行う。一方、携帯金庫4から固定金
庫10へ転送される貨幣の計数時には、携帯金庫4に収
納されていた各種紙幣や各種硬貨を全て取り出すよう
に、各種類毎に全て計数し、計数情報を制御部12に与
える。また、外部(貨幣払出口13)から固定金庫10
へ転送される貨幣の計数時には、携帯金庫4に収納され
ていた各種紙幣や各種硬貨を全て取り出すように、各種
類毎に全て計数し、計数情報を制御部12に与える。
【0033】この実施形態の場合、貨幣計数部11は紙
幣や硬貨の真偽を判別する構成を備えていない。当該現
金管理機2に対する高額の補充は、銀行から引き出され
た、その時点で真偽が確認されている貨幣で行われてい
ると共に、携帯金庫4から回収される貨幣も、後述する
遊技カード発券機3で真偽が確認されているためであ
る。このように、貨幣の真偽判別構成を備えないこと
で、当該現金管理機2の構成を簡単にできると共に、計
数動作の時間を短いものとできる。
【0034】携帯金庫4の構成については後述する。上
述のように、当該現金管理機2には携帯金庫4を装着し
得る空間が設けられており、携帯金庫4が装着された際
には、金庫装着センサ14がそのことを検出して制御部
12に通知するようになされている。制御部12は、動
作の説明で後述するようにして、携帯金庫4を、貨幣を
授受できる状態にする。なお、携帯金庫4は、後述する
防犯構成用の電源を内蔵しているが、他の構成用の動作
電源は、図2では省略しているが、携帯金庫4が装着さ
れた際に、当該現金管理機2から供給されるようになさ
れている。
【0035】当該現金管理機2は、2重の扉体15及び
16を備えている。外側の扉体15は、固定金庫10、
貨幣計数部11、及び、携帯金庫4の装着空間の全てを
カバーし、内側の扉体16は、固定金庫10及び貨幣計
数部11をカバーしている。すなわち、固定金庫10及
び貨幣計数部11に対し、何らかの操作を行おうとする
ときは、2重の扉体15及び16の双方を開放しなけれ
ばならないようになされている。
【0036】これら扉体15及び16は、図2では省略
しているが、電磁機構その他の電気的制御可能な施錠機
構を有し、この施錠機構に対するロック/アンロックは
制御部12によって制御されるようになされている。
【0037】外側の扉体15には、上述した貨幣出入口
13が設けられていると共に、図2では設置位置が明確
ではないが、カード出入口17、入力部18及び表示部
19も設けられている。
【0038】カード出入口17は、従業員や、銀行員又
は警備会社員が携帯する、例えばICカードでなる操作
者カード20を出し入れするものである。なお、従業員
が携帯する操作者カード20が、本発明での個人識別カ
ードに該当する。カード出入口17から挿入された操作
者カード20は、カードアクセス部21まで搬送され
る。カードアクセス部21は、操作者カード20に記憶
されている情報を読み取って制御部12に与えたり、制
御部12から与えられた情報を操作者カード20に記憶
させたりするものである。例えば、制御部12は、操作
者カード20から読み取った情報を扉体15や16のア
ンロックの判断の1条件としたりする。また、制御部1
2は、当該現金管理機2に対する操作履歴を操作者カー
ド20に記憶させたりする。
【0039】入力部18は、例えば、複数のキーを備
え、操作者が当該現金管理機2に所定情報を入力させる
際に用いられるものである。入力された情報は、制御部
12に与えられる。
【0040】表示部19は、制御部12の制御下で、操
作を促すガイダンスメッセージや当該現金管理機2の状
態情報などを表示したりするものである。
【0041】また、現金管理機2は、通信処理部22を
備えている。通信処理部22は、制御部12の制御下
で、遊技カード発券機3やシステム管理コンピュータ7
等の他の機器と専用回線Nを介した通信を実行するもの
である。
【0042】さらに、現金管理機2は、無線通信部23
を備えている。携帯金庫4と制御部12との情報授受
は、この無線通信部23を介して実行される。ここで、
無線通信は、電磁波又は光のいずれによるものでも良
い。電磁波による場合には、現金管理機2の筺体が電磁
シールド効果を発揮するものであることが好ましい。な
お、携帯金庫4と制御部12との情報授受を有線で行っ
ても良いことは勿論である。以下では、電磁波を用いて
いるとして説明を行う。また、無線通信部23はアンテ
ナを含んでいるとする。
【0043】制御部12は、例えばマイコンでなり、当
該現金管理機2の全体を制御するものである。この制御
内容については、後述する動作説明で明らかにする。
【0044】以上の構成要素の他、現金管理機2は、当
該現金管理機2の動作や操作の異常を報知するためのブ
ザー24や、操作者カード20の挿入状態などを示すカ
ード挿入ランプ25なども備えている。
【0045】(A−1−2)遊技カード発券機3 遊技カード発券機3は、パチンコ遊技の際のパチンコ球
(遊技球)を貸し出しするために必要となる、遊技カー
ド30を発行したりするものであって、遊技場ホールの
任意の位置に設置されているものである。例えば、いわ
ゆる島単位に1台設置するようにしても良い。この実施
形態では、遊技場に設けられている貨幣類取扱装置の一
例として、遊技カード発券機3を挙げている。
【0046】図3は、遊技カード発券機3の機能的構成
を示す説明図であり、電気的な機能構成だけでなく、機
構的な機能構成をも示している。
【0047】遊技カード発券機3も、斜視図の図示は省
略しているが、箱形状を有し、例えば、床面等に固定設
置されているものである。
【0048】遊技カード発券機3の内部には、遊技カー
ド貯蔵部31及び貨幣判別部32が設けられていると共
に、携帯金庫4の装着空間も設けられている。なお、図
3は、携帯金庫4が内部空間に装着されているイメージ
を示している。
【0049】遊技カード貯蔵部31は、遊技カード30
を貯蔵しているものであり、制御部33の制御下で、貯
蔵されている遊技カード30を1枚繰り出して、遊技カ
ード排出口34から排出させるものである。
【0050】なお、この実施形態においては、遊技カー
ド30はプリペイドカードであるとする。遊技カード3
0は、金額が異なる複数のもの(例えば、1000円、
…、5000円、10000円)があり、繰り出される
遊技カード30は、遊技者によって指定された額(当然
にその分の入金もなされている)のものである。
【0051】勿論、遊技カード30が別な形態のもので
あっても良い。例えば、遊技カード30自体には、遊技
球を供給可能な金額情報が記録されておらず、単に、カ
ードIDだけが記録されていて、入金額をシステム管理
コンピュータ7に転送し、この遊技カード30がパチン
コ球貸出装置(図示せず)に装着されたときに、パチン
コ球の貸出しがなされたときに、システム管理コンピュ
ータ7での金額情報を減額していくような形態の遊技カ
ードであっても良い。
【0052】貨幣判別部32は、紙幣出入口35、硬貨
挿入口36及び硬貨払出口37と、携帯金庫4との間の
貨幣の搬送路に介在して設けられているものであり、挿
入された紙幣や硬貨、又は、払い出そうとする紙幣や硬
貨の真偽を判別したり計数したりするものである。な
お、偽造紙幣や偽造硬貨を検出したときや挿入した貨幣
を計数したときには制御部33に通知するものである。
【0053】紙幣出入口35は、遊技カード30の購入
に必要な紙幣が挿入されたり、入金額に比して購入され
た遊技カード30の金額が安い場合には制御部33の制
御下で釣銭紙幣を払い出したりするものである。なお、
紙幣挿入口と紙幣払出口とが別個に設けられていても良
い。
【0054】硬貨挿入口36は、遊技カード30の購入
に必要な硬貨が挿入されるものであり、硬貨払出口37
は、入金額に比して購入された遊技カード30の金額が
安い場合には制御部33の制御下での釣銭硬貨を払い出
したりするものである。
【0055】なお、遊技カード30の金額種類が紙幣だ
けを対象とできるものの場合には、当該遊技カード発券
機3を紙幣だけを取り扱うものとでき、この場合には、
携帯金庫4も紙幣だけを取り扱い、貨幣判別部32も紙
幣だけを取り扱い、硬貨挿入口36や硬貨払出口37を
不要にできる。
【0056】携帯金庫4の構成については後述する。上
述のように、当該遊技カード発券機3には携帯金庫4を
装着し得る空間が設けられており、携帯金庫4が装着さ
れた際には、金庫装着センサ38がそのことを検出して
制御部33に通知するようになされている。制御部33
は、動作の説明で後述するようにして、携帯金庫4を、
貨幣を授受できる状態にする。なお、携帯金庫4は、後
述する防犯構成用の電源を内蔵しているが、他の構成用
の動作電源は、図3では省略しているが、携帯金庫4が
装着された際に、当該遊技カード発券機3から供給され
るようになされている。
【0057】当該遊技カード発券機3の扉体39は、携
帯金庫4の装着空間を含めた内部空間の全てをカバーし
ている。この扉体39は、図3では省略しているが、電
磁機構その他の電気的制御可能な施錠機構を有し、この
施錠機構に対するロック/アンロックは制御部33によ
って制御されるようになされている。
【0058】扉体39には、上述した紙幣出入口35、
硬貨挿入口36及び硬貨払出口37が設けられていると
共に、図3では設置位置を正確に記載していないが、カ
ード出入口40、表示部41、及び、金額指定ボタン
(複数のボタンでなる)42も設けられている。
【0059】カード出入口40は、従業員が携帯する上
述した操作者カード20を出し入れするものである。カ
ード出入口40から挿入された操作者カード20は、カ
ードアクセス部43まで搬送される。カードアクセス部
43は、操作者カード20に記憶されている情報を読み
取って制御部33に与えたり、制御部33から与えられ
た情報を操作者カード20に記憶させたりするものであ
る。この装置でも、例えば、制御部33は、操作者カー
ド20から読み取った情報を扉体39のアンロックの判
断の1条件としたりする。また、制御部33は、当該遊
技カード発券機3に対する操作履歴を操作者カード20
に記憶させたりする。
【0060】表示部41は、制御部33の制御下で、操
作を促すガイダンスメッセージや当該遊技カード発券機
3の状態情報などを表示したりするものである。
【0061】金額指定ボタン42は、発行させようとす
る遊技カード30の金額種類を指定させるものである。
【0062】また、遊技カード発券機3は、通信処理部
44を備えている。通信処理部44は、制御部33の制
御下で、現金管理機2やシステム管理コンピュータ7等
の他の機器と専用回線Nを介した通信を実行するもので
ある。
【0063】さらに、遊技カード発券機3は、無線通信
部45を備えている。携帯金庫4と制御部33との情報
授受は、この無線通信部45を介して実行される。
【0064】制御部33は、例えばマイコンでなり、当
該遊技カード発券機3の全体を制御するものである。こ
の制御内容については、後述する動作説明で明らかにす
る。
【0065】以上の構成要素の他、遊技カード発券機3
は、当該遊技カード発券機3の動作や操作の異常を報知
するためのブザー46や、操作者カード20の挿入状態
などを示す操作者カード挿入ランプ47や、遊技カード
20の発行状態を示すカード排出ランプ48や、携帯金
庫4の当該遊技カード発券機3への装着を検出する装着
センサ49なども備えている。その他、図示は省略して
いるが、現在の処理状態を取り消す取消ボタンや従業員
を呼び出すための係員呼出ボタン等のボタン類や、紙幣
が挿入された際や紙幣を払い出す際に点灯制御される紙
幣投入ランプや、硬貨が挿入された際や硬貨を払い出す
際に点灯制御される硬貨払出ランプ等のランプ類を備え
ていても良い。
【0066】(A−1−3)携帯金庫4 携帯金庫4は、現金管理機2及び遊技カード発券機3間
の現金(貨幣)の移動に利用される金庫である。また、
携帯金庫4は、遊技カード発券機3に装着されている状
態では、遊技カード発券機3における貨幣貯蔵部として
機能するものである。
【0067】図4は、携帯金庫4の概略斜視図であり、
図5は、携帯金庫4の機能的構成を示す説明図であり、
電気的な機能構成だけでなく、機構的な機能構成をも示
している。
【0068】図4及び図5において、携帯金庫4は概ね
筺形状を有している。携帯金庫4の例えば、上面には紙
幣挿入用窓部50、硬貨挿入用窓部51、紙幣排出用窓
部52及び硬貨排出用窓部53が設けられており、これ
ら窓部50〜53はそれぞれ、対応する閉塞板54〜5
8によって筺体内部側から、閉塞可能となされている。
各閉塞板54、…、58は、例えば、回動、揺動又はス
ライド移動によって、対応する窓部50、…、53を開
放又は閉鎖し得るものである。各閉塞板54、…、58
が対応する窓部50、…、53を閉鎖している状態で
は、ロック機構59、…、62が働いて、外部から開放
できないようになされている。
【0069】これらのロック機構59〜62は、電磁ソ
レノイド等のロック解除手段63〜66によってのみ、
ロックを解除でき、言い換えると、窓部50〜53を開
放することができる。ロック解除手段63〜66への電
源は、現金管理機2又は遊技カード発券機3に当該携帯
金庫4が装着された状態で、現金管理機2又は遊技カー
ド発券機3から供給されるようになされており、その供
給ライン上には、制御部67によって開閉制御されるス
イッチ68〜71が設けられている。
【0070】貨幣収納部72は金種別の収納部に分かれ
ており、各金種の貨幣を収納しているものである。現金
管理機2又は遊技カード発券機3から供給された電源
は、後述するように、窓部50〜53と貨幣収納部72
との間の貨幣搬送経路(貨幣収納部72や搬送ローラ
(図示せず)などを含む)での貨幣の搬送を行う駆動電
源ともなっている。
【0071】また、携帯金庫4の例えば表面には、表示
部73が設けられている。表示部73には、例えば、少
なくとも現金管理機2又は遊技カード発券機3から取り
出されて他方の装置に装着されるまでの間、制御部67
の制御下で、装着されるべき又は装着されていた遊技カ
ード発券機3のIDや、この携帯金庫4を運搬している
操作者(従業員)のID等が表示される。なお、金種毎
の枚数をも、運搬時や装置への装着時に表示するように
しても良い。
【0072】現金管理機2又は遊技カード発券機3に装
着されたときに、現金管理機2の無線通信部23や遊技
カード発券機3の無線通信部45のアンテナに対向する
携帯金庫4の一面には、現金管理機2又は遊技カード発
券機3との通信用アンテナ(例えば面状アンテナでな
る)74が設けられており、この通信用アンテナ74
は、制御部67に接続されている無線通信部75に接続
されている。無線通信部75は、制御部67の制御下
で、現金管理機2又は遊技カード発券機3との情報授受
を行うものである。
【0073】また、携帯金庫4の複数の面には、防犯用
アンテナ76が設けられており、この防犯用アンテナ7
6は、制御部67に接続されている無線通信部77に接
続されている。防犯用アンテナ(送受信アンテナ)76
は、防犯用無線機6との間で電波を授受するものであ
る。
【0074】防犯用無線機6については後で詳述する。
ここでは、簡単に説明する。防犯用無線機6は、遊技場
ホール内の天井の所定位置に設けられている。
【0075】防犯用無線機6は、携帯金庫4の絶対的又
は相対的位置若しくは距離を検出するための送信機能を
有する。
【0076】例えば、防犯用無線機6として1個を設
け、その送信パワーを固定にすれば、携帯金庫4の防犯
用アンテナ76での受信パワーは、防犯用無線機6と携
帯金庫4との距離に応じており、無線通信部77が得た
受信パワーに基づいて制御部67は距離を捉えることが
できる。また例えば、防犯用無線機6を遊技場ホールの
4隅の少なくとも3隅の天井に設け(結局3個設け
る)、各防犯用無線機6が時刻情報を送信するようにす
れば、携帯金庫4の無線通信部77が復調して得た各防
犯用無線機6の時刻情報から、制御部67は双曲線等に
従って遊技場ホール内(及び、送信パワーが大きいなら
ばホール外も)での絶対的位置を捉えることができる。
なお、以下の説明は、防犯用無線機6が後者に係るもの
として行う。
【0077】携帯金庫4の無線通信部77は、受信、復
調し、携帯金庫4の絶対的又は相対的位置若しくは距離
を検出できる情報を得て、制御部67に与える。
【0078】防犯用無線機6は、携帯金庫4からの盗難
の恐れ等の警報情報を取り込み、システム管理コンピュ
ータ7に通知する受信機能を有する。
【0079】携帯金庫4の無線通信部77は、制御部6
7から与えられた警報情報を変調して防犯用アンテナ7
6から放射させるものである。
【0080】また、携帯金庫4は、異常センサ78やブ
ザー79などの防犯に機能する構成要素を有する。
【0081】異常センサ78は、衝撃センサや傾きセン
サなどでなり、当該携帯金庫4を破壊しようとした際の
衝撃や、通常の運搬では考えられない当該携帯金庫4の
傾き(当該携帯金庫4を逆さまにする)などの異常を検
出して制御部67に通知するものである。
【0082】ブザー79は、制御部67の制御下で、例
えば、盗難や破壊を防ぐためや誤った装着を防止するた
め等に鳴動されるものである。
【0083】制御部67は、例えばマイコンでなり、当
該携帯金庫4の全体を制御するものである。この制御内
容については、後述する動作説明で明らかにする。制御
部67は、記憶部やタイマ等を内蔵している。この実施
形態の場合に、記憶部には処理用のプログラムの他に、
収納されている貨幣の金種毎の枚数や、当該携帯金庫4
のIDや、装着されていた当該携帯金庫4が現金管理機
2又は遊技カード発券機3から離脱された時刻情報(装
着されたときにはクリアされる)や、当該携帯金庫4が
装着される又は装着されていた遊技カード発券機3のI
D等が適宜記憶される。
【0084】なお、図示は省略しているが、携帯金庫4
は電池を備えている。携帯金庫4は、現金管理機2や遊
技カード発券機3に装着されているときには、現金管理
機2や遊技カード発券機3からの電源供給を受けて動作
し、現金管理機2や遊技カード発券機3からの離脱状態
では内蔵電池で動作する。内蔵電池からの電源は、現金
管理機2や遊技カード発券機3からの離脱時にのみ機能
する構成要素に供給される。
【0085】ここで、内蔵電池としては、当該携帯金庫
4の閉塞性を損なわないように2次電池が好ましい。又
は、電池を他の構成要素とは異なる空間に収納させ、電
池の交換を認めるようにしても良い。
【0086】なお、図示は省略するが、携帯金庫4を電
源接続端子を介して現金管理機2又は遊技カード発券機
3からの電源供給がなされているか否かによって、現金
管理機2又は遊技カード発券機3に装着されているか否
かを検出することができる。ここで、どの現金管理機2
又は遊技カード発券機3に装着されているかの認識は、
無線通信による情報授受で認識する。
【0087】(A−1−4)操作者カード装置5 操作者カード装置5は、現金管理機2や遊技カード発券
機3の操作者となり得る従業員に携帯させる操作者カー
ド20を発行したり、発行した操作者カード20を回収
したりするものであり、タイムカード機能も兼ねている
ものである。なお、操作者カード20の発行は従業員が
出勤してきたときであり、操作者カード20の回収は従
業員が会社から退出するときである。
【0088】図6は、操作者カード装置5の機能的構成
を示す説明図であり、電気的な機能構成だけでなく、機
構的な機能構成をも示している。
【0089】操作者カード装置5は、操作者カード20
を収納する操作者カード収納部80を備えており、操作
者カード収納部80は、制御部81の制御下で、収納し
ている操作者カード20を繰り出したり、カード出入口
82から挿入された操作者カード20を回収したりする
ものである。
【0090】操作者カード収納部80及びカード出入口
82間の操作者カード20の搬送経路上には、操作者カ
ードアクセス部83が設けられている。操作者カードア
クセス部83は、制御部81の制御下で、操作者カード
20に情報を記憶したり削除したりするものである。こ
の実施形態の場合、操作者カード収納部80に収納され
ている状態の操作者カード20には、カードIDだけが
記憶されており、従業員コード等は記憶されていない。
操作者カードアクセス部83は、発行する操作者カード
20に対し、例えば、乱数付従業員固定コードを記憶
し、回収する操作者カード20に対し、乱数付従業員固
定コードを削除する。
【0091】操作者カード装置5は、従業員本人を識別
するための個体情報読取部85を有する。
【0092】個体情報読取部85は、例えば、指紋読取
装置や掌紋読取装置や虹彩読取装置などでなり、読み取
った個体情報(指紋、掌紋又は虹彩情報;イメージ情
報)を制御部81に与えるものである。なお、読み取っ
た個体情報と、予め登録されている登録情報との照合
(従業員特定)は、制御部81又はシステム管理コンピ
ュータ7で実行される。
【0093】また、操作者カード装置5は、入力部8
6、乱数発生部87、表示部88及び通信処理部89な
どを有する。なお、日時などの計時を行うタイマは、制
御部81が有しているとする。
【0094】入力部86は、例えば、複数のキーを備
え、操作者が当該操作者カード装置5に所定情報(例え
ば、従業員固定コード)を入力させる際に用いられるも
のである。入力された情報は、制御部81に与えられ
る。
【0095】乱数発生部87は、制御部81の制御下で
乱数を発生し、発生乱数を制御部81に与えるものであ
る。各従業員には、固定の従業員コードが定まっている
が、従業員が出勤して操作者カード(従業員カード)2
0を発行する際には、乱数も発生され、固定の従業員コ
ードに乱数を付加したもの操作者カード20に記憶さ
れ、発行された操作者カード20における従業員コード
(言い換えると、その日の従業員コード)になるように
なされている。
【0096】表示部88は、制御部81の制御下で、操
作を促すガイダンスメッセージや当該操作者カード装置
5の状態情報などを表示したりするものである。
【0097】通信処理部89は、制御部81の制御下
で、システム管理コンピュータ7等の他の機器と専用回
線Nを介した通信を実行するものである。
【0098】制御部81は、例えばマイコンでなり、当
該操作者カード装置5の全体を制御するものである。こ
の制御内容については、後述する動作説明で明らかにす
る。
【0099】(A−1−5)防犯用無線機6 防犯用無線機6は、携帯金庫4に対する盗難や違法行為
などを防止するための情報を、携帯金庫4との間で授受
するためのものである。
【0100】図7は、防犯用無線機6の機能的構成を示
すブロック図である。防犯用無線機6については、この
構成、機能説明の項において、動作も明らかにする。
【0101】防犯用無線機6における制御部95は、例
えばマイコンでなり、当該防犯用無線機6の全体を制御
するものである。
【0102】制御部95は、携帯金庫4が自己の位置を
検出するために必要な、少なくとも当該防犯用無線機6
のIDと現時刻とを含む送信情報を、例えば、0.5秒
毎に無線送信部96に与える。
【0103】無線送信部96は、与えられた送信情報を
無線周波数帯の信号に変調して(フィルタリングや電力
増幅なども適宜行う)、送受切替回路(いわゆるデュプ
レックス回路)97を介して送受共用アンテナ98に与
えて空間に放射させる。
【0104】送受共用アンテナ98が電波を捕捉して得
られた受信信号は、送受切替回路97を介して、無線受
信部99に与えられる。無線受信部99は与えられた受
信信号を復調して(前置増幅やフィルタリングなども適
宜行う)、いずれかの携帯金庫4からの送信情報を制御
部95に与える。携帯金庫4からの送信情報は、位置異
常や衝撃異常が未装着時間異常などの防犯情報である。
【0105】制御部95は、無線受信部99から情報が
与えられたときには、異常が発生した携帯金庫4のID
や異常の種類などを含む携帯金庫異常情報を形成して、
通信処理部100によって、専用回線Nを経由し、シス
テム管理コンピュータ7に通知する。
【0106】(A−1−6)システム管理コンピュータ
7 システム管理コンピュータ7は、例えば、パソコンなど
の通信機能を備えたコンピュータ装置で構成されている
ものであり、遊技場経営者や運営者による貨幣類管理シ
ステムの全体の管理に資するものである。
【0107】例えば、現金管理機2、遊技カード発行発
券機3、携帯金庫4、操作者カード装置5、防犯用無線
機6等の機器類の数、通信ネットワーク上のアドレス、
各機器のパラメータ設定及びこれらの機器の監視等を含
む、現金管理(貨幣類管理)を行うものである。さら
に、システム管理コンピュータ7は、パチンコ遊技機5
の出玉情報や会員カード45の管理等を行っていた従来
のホール管理コンピュータ(図示せず)に接続されてい
る。むろん、これらのシステムをシステム管理コンピュ
ータ7に組み込むことも可能である。
【0108】システム管理コンピュータ7は、上述のよ
うにコンピュータ装置で構成されているので、図8に示
すように、制御部110、記憶部111、入力部11
2、表示部113、通信処理部114、印刷部115、
外部記憶部116などを備えている。
【0109】ここで、記憶部111及び又は外部記憶部
116には、当該遊技場での現金全体の総額、金種別
(各貨幣種類別)の枚数、各機器(現金管理機2や各携
帯金庫4など)毎の金種別の枚数などの情報が適宜更新
されながら記憶される。
【0110】なお、この実施形態では、パチンコ球の貸
出しが遊技カード30によるパチンコ遊技機だけを有す
る遊技場を対象としている。パチンコ球の貸出し指令を
現金(紙幣や硬貨)の受付けで行うパチンコ遊技間に設
けられている、いわゆるサンド装置がある場合には、サ
ンド装置における現金情報もシステム管理コンピュータ
7に通信させるようにしても良く、また、サンド装置に
対しても携帯金庫4を適用するようにしても良い。ここ
で、サンド装置に対する携帯金庫4は、遊技カード発券
機3用のものと同一の形状でも異なる形状でも良い。異
なる形状の場合、1個の現金管理機2が異なる2種類の
携帯金庫4に対応できる内部構成を適用しても良く、サ
ンド装置に対する携帯金庫4を装着し得る現金管理機2
と、遊技カード発券機3に対する携帯金庫4を装着し得
る現金管理機2とを別個に設置していても良い。
【0111】また、詳述は省略するが、記憶部111及
び又は外部記憶部116には、操作者カード20や従業
員に関する情報や、携帯金庫4の装着、携帯などの状態
情報や、携帯金庫4の装着装置の情報や、各種装置の操
作履歴情報なども記憶されている。
【0112】なお、以下の動作説明において、記憶部1
11及び又は外部記憶部116に記憶されている情報な
ども明らかにする。
【0113】(A−2)実施形態の動作 次に、上述したような構成を有する実施形態の貨幣類管
理システムの動作を説明する。なお、以下では、パチン
コ遊技場での1日の流れに沿った順で、現金管理に係る
動作を説明する。また、以下の説明においては、各種装
置におけるカードや貨幣の挿入状態を表すランプの点
灯、点滅、消灯動作の処理についての説明は省略する。
【0114】(A−2−1)従業員出勤時動作 まず、従業員が出勤してきた際の動作を、図9のシーケ
ンス図を用いて説明する。
【0115】操作者カード装置5の制御部81は、待機
状態においては、表示部88に従業員の固定コードを入
力することを求めるメッセージを表示させており、出勤
してきた従業員は、入力部86を用いて、自己の従業員
固定コードを入力する(T1)。
【0116】このとき、制御部81は、通信処理部89
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
その従業員固定コードが正当か否かが確認される(T2
〜T4)。
【0117】入力された従業員固定コードが正当でない
場合には、制御部81は、表示部88に異常表示を実行
させた後、待機状態に戻る(T5)。
【0118】一方、入力された従業員固定コードが正当
である場合には、制御部81は、個体情報読取部(指紋
読取装置)85に身体に所定部位を接触又は近付けるこ
とを促すメッセージを表示部88に表示させる(T
6)。これにより、従業員は、所定部位のイメージを個
体情報読取部85に読み取らせ、制御部81は、通信処
理部89を介したシステム管理コンピュータ7との通信
により、従業員固定コードに対応するイメージ情報であ
るかを確認する(T7〜T10)。
【0119】読取りで得たイメージデータが妥当でない
場合には、制御部81は、表示部88に異常表示を実行
させた後、待機状態での表示に戻す(T11)。
【0120】一方、イメージデータが妥当であると、制
御部81は、乱数発生部87によって乱数を発生させる
と共に、その時点での時刻(出勤時刻)を内蔵タイマか
ら取り込む(T12)。
【0121】そして、制御部81は、操作者カード収納
部80から1枚の操作者カード20を繰り出させ、操作
者カードアクセス部83から、繰り出された操作者カー
ド20のカードIDを取得すると共に、従業員固定コー
ドに発生乱数を付加したその日の従業員コードと出勤時
刻とを、操作者カードアクセス部83によって、繰り出
された操作者カード20に記憶させて、カード出入口8
2から操作者カード20を排出させ、従業員はこれを受
領する(T13、T14)。
【0122】また、制御部81は、排出させた操作者カ
ード20のカードIDと、従業員固定コードに発生乱数
を付加したその日の従業員コードと、出勤時刻とを、シ
ステム管理コンピュータ7に転送させて記憶させ(T1
5、T16)、その後、表示を待機状態の表示に戻す。
操作者カード20のカードIDとその日の従業員コード
とは対情報となってシステム管理コンピュータ7側で記
憶される。
【0123】(A−2−2)携帯金庫2への営業前の入
金 次に、携帯金庫2への営業前の入金動作(貨幣類の収納
動作)を、図10及び図11のシーケンス図を用いて説
明する。
【0124】営業開始前において、貨幣類が収納されて
いない携帯金庫2へ貨幣類の収納(入金)が行われる
が、この入金時処理は、出勤操作を行って操作者カード
20を受領した従業員(や経営者や遊技場運営者)によ
ってなされる。従業員は、貨幣類が収納されていない携
帯金庫2を持って、現金管理機2の場所に来る。貨幣類
が収納されていない携帯金庫2は、保管専用の場所に保
管していても良く、また、遊技カード発券機3に装着し
て保管していても良い。
【0125】現金管理機2の制御部12は、待機状態に
おいては、表示部19に、操作者カード20を挿入する
と共に操作者コード(ここでは従業員固定コード)を入
力することを求めるメッセージを表示させており、従業
員(操作者)は、カード出入口17に操作者カード20
を挿入すると共に、入力部18を用いて、自己の従業員
固定コードを入力する(T20)。挿入された操作者カ
ード20での記憶情報は、カードアクセス部21によっ
て読み取られる。
【0126】このとき、制御部12は、通信処理部22
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
入力された従業員固定コードが正当で、しかも、挿入さ
れた操作者カード20も正当であるか否かを確認する
(T21〜T23)。挿入された操作者カード20は、
例えば、その操作者カード20のカードIDと、従業員
固定コード(入力された従業員固定コードと一致するこ
とも条件になっている)に発生乱数を付加したその日の
従業員コードと、出勤時刻とがシステム管理コンピュー
タ7に登録されているものと一致すると、正当と判断さ
れる。なお、現金管理機2を操作し得る従業員を限定し
ている場合には、操作者カード20の記憶情報は登録さ
れたものと一致していても、限定されている従業員以外
のものであれば正当でないと判断する。
【0127】入力された従業員固定コード又は挿入され
た操作者カード20が正当でない場合には、制御部12
は、表示部19に異常表示を実行させると共にブザー2
4を鳴動させる(T24)。
【0128】一方、入力された従業員固定コード及び挿
入された操作者カード20が正当である場合には、制御
部12は、動作モードを指示することを求めるメッセー
ジを表示部19に表示させる(T25)。
【0129】これに応じて、従業員は、携帯金庫2への
営業前の入金動作(貨幣類の収納動作)モードであるこ
とを、入力部18から入力し、このとき、制御部12
は、外側の扉体16だけをアンロックにする(T26、
T27)。
【0130】従業員は、扉体16を開け、携帯金庫4を
現金管理機2に装着して扉体16を閉じ、これにより、
図示しない扉体16用のセンサからの閉成信号が制御部
12に与えられ、制御部12は、扉体16をロックさせ
る(T28、T29)。
【0131】現金管理機2内に装着された携帯金庫4の
制御部67は、外部からの電源供給によって装着された
ことを認識し、当該携帯金庫4のIDを無線通信部75
を介して現金管理機2に与え、無線通信部23を介して
携帯金庫4のIDを取り込んだ現金管理機2の制御部1
2は、通信処理部22を介したシステム管理コンピュー
タ7との通信により、装着された携帯金庫4が正当であ
るか否かを確認する(T30〜T33)。例えば、装着
された携帯金庫4のIDがシステム管理コンピュータ7
に登録されていない場合や、装着された携帯金庫4のI
Dが既に貨幣類が収納された携帯金庫4のIDと一致す
る場合には、正当でないと判断される。
【0132】装着された携帯金庫4が正当でない場合に
は、制御部12は、表示部19に異常表示を実行させる
と共にブザー24を鳴動させる(T34)。
【0133】これに対して、装着された携帯金庫4が正
当である場合には、制御部12は、無線通信部23を介
して、携帯金庫4に貨幣類の挿入口となる窓部50及び
51の開放(閉塞板54及び55の移動)を指示し、無
線通信部75を介してその指示を受領した携帯金庫4の
制御部67は、窓部50及び51を開放させる(T3
5、T36)。
【0134】また、現金管理機2の制御部12は、通信
処理部22を介したシステム管理コンピュータ7との通
信により、装着中の携帯金庫4を、営業時間に装着させ
ておく遊技カード発券機3のIDと、その携帯金庫4に
収納させる金種別の枚数とを取り込む(T37〜T3
9)。携帯金庫4を営業時間に装着させておく遊技カー
ド発券機3の決定は、例えば、装着される携帯金庫4が
定まっていない複数の遊技カード発券機3のIDの中で
最も若いものにするような方法で行う。
【0135】なお、携帯金庫4と、遊技カード発券機3
とが1対1で対応している場合には、遊技カード発券機
3の決定やIDの取り込みことを不要にできる。また、
携帯金庫4に収納させる金種別の枚数を予めシステム管
理コンピュータ7に登録させておく方法に加え、又は、
それに代え、従業員が入力部18を用いて指示するよう
にしても良い。
【0136】これにより、両制御部12及び67の制御
下で、現金管理機2の固定金庫10から、貨幣計数部1
1を経由した、携帯金庫4の貨幣収納部72への貨幣の
移動が実行される(T40、T41)。
【0137】指示された金種別の枚数の貨幣の移動が終
了すると、携帯金庫4の制御部67は、開放されていた
窓部50及び51を閉塞させる(閉塞板54及び55の
元の位置への移動及びロック;T42)。
【0138】一方、現金管理機2の制御部12は、指示
された金種別の枚数の貨幣の移動が終了すると、通信処
理部22を介してシステム管理コンピュータ7にその旨
を通知し、システム管理コンピュータ7は、その携帯金
庫4の状態情報等の各種情報を設定記憶する(T43、
T44)。例えば、状態情報を貨幣類の収納状態にした
り、枚数を記憶させたり、携帯金庫4とそれが装着され
る遊技カード発券機3を対応付けたり、携帯金庫4と従
業員を対応付けたり、現金管理機2内の枚数を更新した
り、その携帯金庫4の収納枚数を設定したりする。
【0139】さらに、現金管理機2の制御部12は、無
線通信によって、携帯金庫4の制御部67に所定情報を
与え、携帯金庫4の制御部67は、内蔵する記憶部に所
定情報を記憶すると共に、表示部67に所定情報を表示
させる(T45、T46)。例えば、収納された貨幣の
金種毎の枚数や、当該携帯金庫4が装着される遊技カー
ド発券機3のID等がこの際に記憶される。また例え
ば、遊技カード発券機3のIDや、携帯金庫4を運搬す
る操作者(従業員)のコードや、金種毎の枚数等が表示
される。
【0140】現金管理機2の制御部12は、貨幣類の携
帯金庫4への収納が終了した旨を表示すると共に、外側
の扉体16だけをアンロックにする(T47、T4
8)。
【0141】従業員は、扉体16を開け、携帯金庫4を
現金管理機2から取り出して扉体16を閉じ、これによ
り、図示しない扉体16用のセンサからの閉成信号が制
御部12に与えられ、制御部12は、扉体16をロック
させる(T49、T50)。
【0142】携帯金庫4の制御部67は、外部からの電
源供給の停止によって離脱されたことを認識し、離脱時
間を内部に記憶すると共に、防犯監視用のタイマを起動
するなどの防犯処理に入る(T51)。この処理につい
ては、次の運搬時動作の項で詳述する。
【0143】扉体16がロックされると、現金管理機2
の制御部12は、カードアクセス部21によって、操作
者カード20に今回の操作履歴を記憶させると共に、内
蔵する記憶部にも操作履歴を記憶させ、かつ、システム
管理コンピュータ7にも操作履歴を転送させて記憶させ
る(T52、T53)。
【0144】そして、制御部12は、カード出入口17
から操作者カード20を排出させ、各種動作の待機状態
に戻り、従業員は操作者カード20を受領する(T5
4、T55)。
【0145】なお、以上は、営業開始前の携帯金庫4へ
の入金動作であったが、営業中に実行される携帯金庫4
への補充入金動作もほぼ同様に実行されるので、その説
明は、省略する。
【0146】(A−2−3)携帯金庫4の運搬時動作 次に、運搬されている途中での携帯金庫4での動作(防
犯監視動作)を、図12のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0147】なお、携帯金庫4は、営業開始前において
は、現金管理機2によって貨幣が収納された後、所定の
遊技カード発券機3まで運搬され、営業終了後において
は、収納貨幣を回収するために遊技カード発券機3から
取り出されて現金管理機2まで運搬される。また、営業
中においても、携帯金庫4に貨幣を追加補充したり、収
納されている貨幣が多くなりすぎて一部を回収したりた
めに、現金管理機2及び遊技カード発券機3間で運搬さ
れる。いずれの場合でも、携帯金庫4における運搬時動
作は同様である。
【0148】制御部67は、現金管理機2又は遊技カー
ド発券機3から当該携帯金庫4が取り出されたときに
は、図12に示す処理を開始し、まず、内蔵する防犯監
視用のタイマを起動する(T60)。
【0149】その後は、制御部67は、当該携帯金庫4
が再び遊技カード発券機3又は現金管理機2に装着され
るまで、ステップT61〜T65でなる監視処理ループ
を繰り返す。
【0150】すなわち、制御部67は、防犯用無線機6
からの情報に基づいて、当該携帯金庫4の位置を算出し
てその位置が不適切な位置にあるか否かを監視し(又
は、その移動軌跡がおかしいか否かを監視し;T61、
T62)、また、衝撃センサや傾きセンサ等の異常セン
サ78から異常が通知されたか否かを監視し(T6
3)、ある装置から離脱された時点からの経過時間が所
定時間以上になったか否かを監視し(T64)、さら
に、当該携帯金庫4が再び遊技カード発券機3又は現金
管理機2に装着されたか否かを監視する(T65)。こ
のような監視動作を繰り返す。
【0151】例えば、遊技場ホールの出入口近傍に当該
携帯金庫4にある場合や、遊技場ホールの出入口に向か
って該携帯金庫4が移動している場合には、位置異常と
判断され、このとき、制御部67は、無線通信部77に
よって、当該携帯金庫4のIDや位置異常であることや
そのときの位置等を含む送信信号を無線送信させる(T
66)。
【0152】また、例えば、当該携帯金庫4を破壊しよ
うとして、ある人が当該携帯金庫4に衝撃を加えたり傾
けたりすると、制御部67には、異常センサ78から異
常が通知され、このとき、制御部67は、無線通信部7
7によって、当該携帯金庫4のIDや破壊異常であるこ
とやそのときの位置等を含む送信信号を無線送信させる
(T67)。
【0153】さらに、例えば、後で持ち帰るようにすべ
く遊技場ホール内のいずれかの位置に当該携帯金庫4を
隠したり、当該携帯金庫4から貨幣を取り出そうとした
りして(異常センサ78が作動しない程度)、ある装置
から当該携帯金庫4が離脱された時点からの経過時間が
所定時間以上になっても当該携帯金庫4が遊技カード発
券機3又は現金管理機2に装着されないと、制御部67
は、防犯監視用のタイマの計時時間に基づいてその異常
を認識し、このとき、制御部67は、無線通信部77に
よって、当該携帯金庫4のIDや未装着異常であること
やそのときの位置等を含む送信信号を無線送信させる
(T68)。
【0154】いずれの場合にせよ、制御部67は、異常
に係る送信信号を無線送信させたときには、ブザー79
を鳴動させ、当該携帯金庫4の近傍にいる人に異常発生
を報知したり、異常行為者に音で威嚇したりする(T6
9)。なお、ブザー音は、徐々に大きくなったり、徐々
に高くなったり、間欠的な鳴動であってその間欠周期が
短くなったりするものが、注意喚起力が高くて好まし
い。
【0155】なお、異常情報を含む無線送信信号は、防
犯用無線機6によって受信されてシステム管理コンピュ
ータ7に通知される。このとき、システム管理コンピュ
ータ7は、表示や音声等によって異常発生を報知する。
これにより、遊技場経営者等が対応を取ることもでき
る。なお、システム管理コンピュータ7は、上述した報
知動作に加えて、他のコンピュータ等に異常を通知する
ようにしても良い。例えば、当該遊技場ホールの本社や
警備会社のコンピュータ等に異常を通知するようにして
も良い。
【0156】(A−2−4)携帯金庫4の遊技カード発
券機3への装着動作 次に、携帯金庫4を遊技カード発券機3へ装着させる際
の動作、図13及び図14のシーケンス図を用いて説明
する。
【0157】営業開始前に貨幣が収納された携帯金庫4
は、所定の遊技カード発券機2に、貨幣貯蔵部として用
いられるべく装着される。なお、営業中においても、現
金管理機2によって貨幣が追加補充されたり貨幣が一部
回収されたりした携帯金庫4が、所定の遊技カード発券
機2に再び装着されることがある。いずれの場合にせ
よ、装着動作は同様である。
【0158】制御部33は、携帯金庫4が装着されてい
ない待機状態においては、表示部41に、遊技カード3
0を発行できない状態にあること、操作者は操作者カー
ド20を挿入することを求めるメッセージを表示させて
おり、従業員(操作者)は、カード出入口40に操作者
カード20を挿入する(T75)。挿入された操作者カ
ード20の記憶情報は、カードアクセス部43によって
読み取られて制御部33に与えられる。
【0159】このとき、制御部33は、通信処理部44
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
挿入された操作者カード20も正当であるか否かを確認
する(T76〜T78)。挿入された操作者カード20
は、例えば、その操作者カード20のカードIDと、従
業員固定コードに発生乱数を付加したその日の従業員コ
ードと、出勤時刻とがシステム管理コンピュータ7に登
録されているものと一致すると、正当と判断される。な
お、遊技カード発券機3を操作し得る従業員を限定して
いる場合には、操作者カード20の記憶情報は登録され
たものと一致していても、限定されている従業員以外の
ものであれば正当でないと判断する。
【0160】挿入された操作者カード20が正当でない
場合には、制御部33は、表示部41に異常表示を実行
させると共にブザー46を鳴動させる(T79)。
【0161】一方、挿入された操作者カード20が正当
である場合には、制御部33は、扉体39をアンロック
にし、表示部41にその旨を表示させる(T80)。こ
のとき、従業員は、扉体39を開け、携帯金庫4を当該
遊技カード発券機3に装着して扉体39を閉じ、これに
より、図示しない扉体39用のセンサからの閉成信号が
制御部33に与えられ、制御部33は、扉体39をロッ
クさせる(T81、T82)。
【0162】遊技カード発券機3内に装着された携帯金
庫4の制御部67は、外部からの電源供給によって装着
されたことを認識し、当該携帯金庫4のIDを無線通信
部75を介して遊技カード発券機3に与え、無線通信部
45を介して携帯金庫4のIDを取り込んだ遊技カード
発券機3の制御部33は、携帯金庫4側から、無線通信
により、その携帯金庫4が装着されるべき遊技カード発
券機3のIDと、その携帯金庫4を扱っている操作者コ
ードとを取り込み、そしてまず、自己のIDと一致する
かを確認する(T83〜T86)。
【0163】制御部33は、IDが一致していない場合
には、扉体39をアンロックにし、表示部41に誤装着
であることを表示させると共にブザー46を鳴動させる
(T87)。このとき、従業員は、扉体39を開け、携
帯金庫4を取り出して扉体39を閉じ、これにより、図
示しない扉体39用のセンサからの閉成信号が制御部3
3に与えられ、制御部33は、扉体39をロックさせ、
携帯金庫4が装着されていない待機状態での表示を表示
部41に実行させる(T88、T89)。
【0164】IDが一致していると、制御部33は、挿
入された操作者カード20に係る従業員と携帯金庫4に
記憶されていた従業員固定コードに係る従業員とが一致
するかを確認する(T90)。
【0165】制御部33は、取り扱い従業員が妥当でな
いと、表示部41に従業員異常を表示させると共にブザ
ー46を鳴動させる(T91)。
【0166】従業員が妥当であると、制御部33は、携
帯金庫4側から、無線通信により、現金管理機2から離
脱された時刻情報や金種別の枚数情報を取り込み、通信
処理部22を介して、携帯金庫4のIDや現金管理機2
から離脱された時刻情報や金種別の枚数情報をシステム
管理コンピュータ7に転送して照合させ、装着された携
帯金庫4が正当であるか否かを確認する(T92〜T9
6)。例えば、携帯金庫4が記憶している金種別の枚数
とシステム管理コンピュータ7での金種別の枚数が一致
しない場合や、装着された携帯金庫4のIDがシステム
管理コンピュータ7に登録されていない場合や、携帯金
庫4が記憶している離脱時刻とシステム管理コンピュー
タ7での離脱時刻とが一致しない場合等には、正当でな
いと判断される。
【0167】装着された携帯金庫4が正当でない場合に
は、制御部33は、表示部41に異常表示を実行させる
と共にブザー46を鳴動させる(T97)。
【0168】これに対して、装着された携帯金庫4が正
当である場合には、制御部33は、無線通信部45を介
して、携帯金庫4に貨幣類の出入口となる窓部50〜5
3の開放(閉塞板54〜57の移動)と、運搬時での表
示の消去とを指示し、無線通信部75を介してその指示
を受領した携帯金庫4の制御部67は、窓部50〜53
を開放させると共に、表示部73における運搬時での表
示を消去させる(T98〜T100)。
【0169】また、遊技カード発券機3の制御部33
は、表示部41に、遊技カード30を発行し得る待機状
態での表示を実行させる(T101)。さらに、制御部
33は、カードアクセス部43によって、操作者カード
20に今回の操作履歴を記憶させると共に、内蔵する記
憶部にも操作履歴を記憶させ、かつ、システム管理コン
ピュータ7にも操作履歴と当該遊技カード発券機3が遊
技カード30を発行し得る運用状態になったことを転送
させて記憶させる(T102〜T104)。なお、シス
テム管理コンピュータ7では、当該携帯金庫4の装着装
置を当該遊技カード発券機3に更新させるようなことも
行われる。
【0170】そして、制御部33は、カード出入口40
から操作者カード20を排出させ、従業員は操作者カー
ド20を受領する(T105、T106)。
【0171】なお、携帯金庫4が装着された遊技カード
発券機3における遊技カード30の発行動作は、携帯金
庫4を貨幣貯蔵庫として利用する点を除けば、従来装置
と同様であるので、その説明は省略する。なお、遊技カ
ード30の発行に伴う金種別の枚数変化は、携帯金庫4
における枚数情報として、遊技カード発券機3内におい
て更新されると共に、遊技カード発券機3からシステム
管理コンピュータ7に通知されて適宜更新される。
【0172】(A−2−5)携帯金庫4の遊技カード発
券機3からの離脱動作 次に、携帯金庫4を遊技カード発券機3から離脱させる
際の動作、図15及び図16のシーケンス図を用いて説
明する。
【0173】営業終了後においては、携帯金庫4は、所
定の遊技カード発券機2から回収される。なお、営業中
においても、現金管理機2によって貨幣を追加補充させ
るべく、また、現金管理機2によって貨幣を一部回収さ
せるべく、携帯金庫4を、所定の遊技カード発券機2か
ら離脱させることがある。いずれの場合にせよ、離脱動
作は同様である。
【0174】携帯金庫4が装着されている待機状態にお
いては、従業員は、操作者カード20を挿入することか
ら遊技カード発券機3に対する操作を開始することにな
っている。
【0175】携帯金庫4が装着されている待機状態にお
いて、従業員が、カード出入口40に操作者カード20
を挿入すると、制御部33は、そのことを認識すると共
に、カードアクセス部43が読み取った記憶情報を取り
込み、通信処理部44を介したシステム管理コンピュー
タ7との通信により、挿入された操作者カード20が正
当であるか否かを確認する(T115〜T118)。正
当でないと判断される場合は、上述した携帯金庫4の装
着時の場合と同様である。
【0176】挿入された操作者カード20が正当でない
場合には、制御部33は、表示部41に異常表示を実行
させると共にブザー46を鳴動させる(T119)。
【0177】一方、挿入された操作者カード20が正当
である場合には、制御部33は、無線通信によって、携
帯金庫4の制御部67に、開放されていた窓部50〜5
3の閉塞を指示し、携帯金庫4の制御部67は、開放さ
れていた窓部50〜53を閉塞させる(閉塞板54〜5
7の元の位置への移動及びロック;T120、T12
1)。
【0178】その後、遊技カード発券機3の制御部33
は、表示部41に、動作モードを指示する旨の表示を実
行させる(T122)。この実施形態の場合、遊技カー
ド発券機3は、入力部を備えていないので、携帯金庫4
が装着されていて、正当な操作者カード20が挿入され
たとき用の動作モードの指定には、例えば、遊技カード
30の金額を指定する金額指定ボタン42の各ボタン等
(各ボタンに動作モードを割り当てておく)を利用す
る。
【0179】すなわち、従業員は、所定のボタンを操作
して、携帯金庫4の取出モードであることを指定する
(T123)。
【0180】その後、遊技カード発券機3の制御部33
は、無線通信によって、携帯金庫4の制御部67に所定
情報を与え、携帯金庫4の制御部67は、内蔵する記憶
部に所定情報を記憶すると共に、表示部73に所定情報
を表示させる(T124、T125)。例えば、収納さ
れている貨幣の金種毎の枚数や、当該携帯金庫4が装着
されていた遊技カード発券機3のIDや、携帯金庫4を
運搬する操作者(従業員)のコードやそのときの時刻が
離脱時刻として、この際に記憶される。また例えば、遊
技カード発券機3のIDや、携帯金庫4を運搬する操作
者(従業員)のコードや、金種毎の枚数等が表示され
る。
【0181】そして、遊技カード発券機3の制御部33
は、扉体39をアンロックにすると共に、その旨を表示
部41に表示させる(T126、T127)。
【0182】従業員は、扉体39を開け、携帯金庫4を
遊技カード発券機3から取り出して扉体39を閉じ、こ
れにより、図示しない扉体39用のセンサからの閉成信
号が制御部33に与えられ、制御部33は、扉体39を
ロックさせる(T128、T129)。
【0183】携帯金庫4の制御部67は、外部からの電
源供給の停止によって離脱されたことを認識し、離脱時
刻を内部に記憶すると共に、防犯監視用のタイマを起動
するなどの防犯処理に入る(T130)。この後の携帯
金庫4の処理については、上述した運搬時動作の項で説
明済みである。
【0184】扉体39がロックされると、遊技カード発
券機3の制御部33は、カードアクセス部43によっ
て、操作者カード20に今回の操作履歴を記憶させると
共に、内蔵する記憶部にも操作履歴を記憶させ、かつ、
システム管理コンピュータ7にも操作履歴や離脱された
携帯金庫4に関する各種情報を転送させて記憶させたり
更新させたり設定させたりする(T131〜T13
3)。
【0185】そして、制御部67は、カード出入口40
から操作者カード20を排出させ、携帯金庫4が装着さ
れていない状態での待機状態に移行し、従業員は操作者
カード20を受領する(T134、T135)。
【0186】(A−2−6)携帯金庫4の貨幣の回収時
動作 次に、現金管理機2によって、携帯金庫4内の貨幣を回
収させる際の動作を、図17及び図18のシーケンス図
を用いて説明する。
【0187】営業終了後においては、携帯金庫4内の貨
幣は、現金管理機2によって回収される。なお、営業中
においても、携帯金庫4内の貨幣が多くなりすぎたた
め、一部が現金管理機2によって回収されることがあ
る。これらの回収動作は、ほぼ同様であるので、前者の
場合として、以下、説明する。
【0188】現金管理機2の制御部12は、待機状態に
おいては、表示部19に、操作者カード20を挿入する
と共に操作者コード(ここでは従業員固定コード)を入
力することを求めるメッセージを表示させており、従業
員(操作者)は、カード出入口17に操作者カード20
を挿入すると共に、入力部18を用いて、自己の従業員
固定コードを入力する(T140)。挿入された操作者
カード20での記憶情報は、カードアクセス部21によ
って読み取られる。
【0189】このとき、制御部12は、通信処理部22
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
入力された従業員固定コードが正当で、しかも、挿入さ
れた操作者カード20も正当であるか否かを確認する
(T141〜T143)。
【0190】入力された従業員固定コード又は挿入され
た操作者カード20が正当でない場合には、制御部12
は、表示部19に異常表示を実行させると共にブザー2
4を鳴動させる(T144)。
【0191】一方、入力された従業員固定コード及び挿
入された操作者カード20が正当である場合には、制御
部12は、動作モードを指示することを求めるメッセー
ジを表示部19に表示させる(T145)。
【0192】以上までの処理は、上述した営業開始前の
携帯金庫4への貨幣の入金処理渡同様である。
【0193】動作モードの入力要求に応じて、従業員
は、携帯金庫2からの全ての貨幣の回収動作モードであ
ることを、入力部18から入力し、このとき、制御部1
2は、外側の扉体16だけをアンロックにする(T14
6、T147)。
【0194】従業員は、扉体16を開け、携帯金庫4を
現金管理機2に装着して扉体16を閉じ、これにより、
図示しない扉体16用のセンサからの閉成信号が制御部
12に与えられ、制御部12は、扉体16をロックさせ
る(T148、T149)。
【0195】現金管理機2内に装着された携帯金庫4の
制御部67は、外部からの電源供給によって装着された
ことを認識し、当該携帯金庫4が記憶している各種情報
を無線通信部75を介して現金管理機2に与え、無線通
信部23を介して携帯金庫4の記憶情報を取り込んだ現
金管理機2の制御部12は、通信処理部22を介したシ
ステム管理コンピュータ7との通信により、装着された
携帯金庫4が正当であるか否かを確認する(T150〜
T153)。例えば、装着された携帯金庫4のIDがシ
ステム管理コンピュータ7に登録されていない場合や、
装着された携帯金庫4のIDが既に貨幣を全て回収され
た携帯金庫4のIDと一致する場合や、その携帯金庫4
を遊技カード発券機3から取り外した従業員と挿入され
た操作者カード20に係る従業員とが一致しない場合
や、携帯金庫4が記憶している金種別の枚数がシステム
管理コンピュータ7に記憶されているものと一致しない
場合等には、正当でないと判断される。
【0196】なお、乗号は、情報を個別に得て逐次行っ
ているが(既述した動作説明を参照)、ここでは、既述
の説明で明白になっているので、まとめて記載してい
る。
【0197】装着された携帯金庫4が正当でない場合に
は、制御部12は、表示部19に異常表示を実行させる
と共にブザー24を鳴動させる(T154)。
【0198】これに対して、装着された携帯金庫4が正
当である場合には、制御部12は、無線通信部23を介
して、携帯金庫4に貨幣の排出口となる窓部52及び5
3の開放(閉塞板56及び57の移動)を指示し、無線
通信部75を介してその指示を受領した携帯金庫4の制
御部67は、窓部52及び53を開放させる(T15
5、T156)。
【0199】その後、両制御部12及び67の制御下
で、携帯金庫4の貨幣貯蔵部7から、貨幣計数部11を
経由した、現金管理機2の固定金庫10への貨幣の移動
が実行される(T157、T158)。
【0200】このようにして、携帯金庫4に収納されて
いた全ての貨幣の回収(移動)が終了すると、携帯金庫
4の制御部67は、開放されていた窓部52及び53を
閉塞させる(閉塞板56及び57の元の位置への移動及
びロック;T159)。
【0201】一方、現金管理機2の制御部12は、携帯
金庫4に収納されていた全ての貨幣の回収が終了する
と、通信処理部22を介してシステム管理コンピュータ
7にその旨を通知し、システム管理コンピュータ7は、
その携帯金庫4の状態情報等の各種情報を更新させる
(T160、T161)。例えば、携帯金庫4の状態情
報を貨幣の未収納状態にしたり、枚数を0クリアさせた
り、携帯金庫4とそれが装着される遊技カード発券機3
との対応情報をクリアしたり、携帯金庫4と従業員との
対応情報をクリアしたり、現金管理機2内の枚数を回数
した分だけ増額更新したりする。
【0202】また、現金管理機2の制御部12は、無線
通信によって、携帯金庫4の制御部67に回収済みの所
定情報を与え、携帯金庫4の制御部67は、内蔵する記
憶部に回収済みであることなどを記憶すると共に、表示
部67にも回収後用の情報を表示させる(T162、T
163)。
【0203】さらに、現金管理機2の制御部12は、携
帯金庫4からの貨幣回収が終了した旨を表示部19に表
示させると共に、外側の扉体16だけをアンロックにす
る(T164、T165)。
【0204】従業員は、扉体16を開け、携帯金庫4を
現金管理機2から取り出して扉体16を閉じ、これによ
り、図示しない扉体16用のセンサからの閉成信号が制
御部12に与えられ、制御部12は、扉体16をロック
させる(T166、T167)。
【0205】携帯金庫4の制御部67は、外部からの電
源供給の停止によって離脱されたことを認識するが、貨
幣が収納されていないので、何らの処理も実行しない。
なお、貨幣が収納されている場合と同様に、離脱時刻を
内部に記憶すると共に、防犯監視用のタイマを起動する
などの防犯処理を行っても良い。
【0206】扉体16がロックされると、現金管理機2
の制御部12は、カードアクセス部21によって、操作
者カード20に今回の操作履歴を記憶させると共に、内
蔵する記憶部にも操作履歴を記憶させ、かつ、システム
管理コンピュータ7にも操作履歴を転送させて記憶させ
る(T168、T169)。
【0207】そして、制御部12は、カード出入口17
から操作者カード20を排出させ、各種動作の待機状態
に戻り、従業員は操作者カード20を受領する(T17
0、T171)。
【0208】(A−2−7)従業員退出時動作 次に、従業員が会社から退出する際の動作を、図19の
シーケンス図を用いて説明する。
【0209】操作者カード装置5の制御部81は、待機
状態においては、表示部88に従業員の固定コードを入
力することを求めるメッセージを表示させており、退出
しようとする従業員は、入力部86を用いて、自己の従
業員固定コードを入力する(T180)。
【0210】このとき、制御部81は、通信処理部89
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
その従業員固定コードが正当か否かが確認される(T1
81〜T183)。
【0211】入力された従業員固定コードが正当でない
場合には、制御部81は、表示部88に異常表示を実行
させた後、待機状態に戻る(T184)。
【0212】一方、入力された従業員固定コードが正当
である場合には、制御部81は、個体情報読取部(指紋
読取装置)85に身体に所定部位を接触又は近付けるこ
とを促すメッセージを表示部88に表示させる(T18
5)。これにより、従業員は、所定部位のイメージを個
体情報読取部85に読み取らせ、制御部81は、通信処
理部89を介したシステム管理コンピュータ7との通信
により、従業員固定コードに対応するイメージ情報であ
るかを確認する(T186〜T189)。
【0213】読取りで得たイメージデータが妥当でない
場合には、制御部81は、表示部88に異常表示を実行
させた後、待機状態での表示に戻す(T190)。
【0214】一方、イメージデータが妥当であると、制
御部81は、表示部88に、操作者カード20をカード
出入口82に挿入することを求めるメッセージを表示さ
せ、従業員は、これに応じて、操作者カード20をカー
ド出入口82に挿入する(T191、T192)。操作
者カード20の記憶情報は、カードアクセス部83によ
って読み取られて制御部81に与えられる。
【0215】このとき、制御部81は、通信処理部89
を介したシステム管理コンピュータ7との通信により、
挿入された操作者カード20が正当であるか否かを確認
する(T193〜T195)。例えば、乱数付従業員固
定コード(その日の従業員コード)や操作履歴がシステ
ム管理コンピュータ7のものと異なっているときには、
正当でないと判断される。
【0216】挿入された操作者カード20が正当でない
場合には、制御部81は、表示部88に異常表示を実行
させると共にブザー(図示せず)を鳴動させる(T18
6)。
【0217】一方、挿入された操作者カード20が正当
である場合には、制御部81は、カードアクセス部83
によって、挿入された操作者カード20のカードID以
外の情報を消去させた後、操作者カード収納部80に回
収させる(T197)。
【0218】また、制御部81は、その時点での時刻
(退出時刻)を内蔵タイマから取り込み、回収した操作
者カード20のカードIDと、従業員固定コードに発生
乱数を付加したその日の従業員コードと、退出時刻と
を、システム管理コンピュータ7に転送させて各種情報
の更新を実行させ(T198、T199)、その後、表
示を処理終了を表したものにし(T200)、最後に、
待機状態の表示に戻す。システム管理コンピュータ7
は、例えば、従業員のその日の勤務時間等を計算したり
する。
【0219】(A−2−8)その他の動作 以上で詳述した以外の動作を図面を用いずに簡単に説明
する。特に、現金管理機2についての動作を説明する。
【0220】(ア)まず、現金管理機2の固定金庫10
に貨幣を補充させたり固定金庫10から貨幣を回収させ
たりする場合(貨幣出入口13を利用しない固定金庫1
0に対する貨幣の補充や取出しの場合)の動作を説明す
る。
【0221】銀行員や警備会社の者や遊技場経営者に
は、従業員とは異なる操作者カード20が与えられてお
り、現金管理機2にその操作者カード20を挿入するこ
とで固定金庫10の貨幣を取り扱う者であることを確認
させる。この場合において、現金管理機2を取り扱う前
に、システム管理コンピュータ7に操作可能の暗号を設
定し、操作者が、現金管理機2に対してその暗号を入力
することも操作可能の条件とするようにしても良い。
【0222】操作者の確認ができたときには、現金管理
機2は、2重の扉体15及び16をアンロックにし、操
作者が扉体15及び16を共に開放し、固定金庫10に
貨幣を直接挿入したり、固定金庫10から貨幣を直接取
り出したりする。そして、扉体15及び16を閉成、ロ
ックする。なお、固定金庫10についての扉体となって
いる内側の扉体16は、電磁的なアンロックの他、物理
的なキーの挿入を条件として開放するようにしても良い
(外側の扉体15も同様な条件を付加しても良い)。
【0223】以上のようにして固定金庫10の枚数が変
化したときには、貨幣計数部11によって枚数を計数し
直し、システム管理コンピュータ7での管理枚数等を更
新させる。
【0224】(イ)現金管理機2は、銀行などにおける
いわゆるATM装置としての機能も有する。
【0225】例えば、景品球としてのパチンコ球が交換
される景品の搬入業者に支払いを行うような場合等、遊
技場運営上で、現金が必要となったときには、現金管理
機2から取り出される。
【0226】この場合には、現金管理機2に、操作者カ
ード20を挿入したり従業員固定コードを入力したりし
て、操作者を確認した後、現金出金モードと、払出金額
とを指定して、貨幣出入口13から現金(貨幣)を払い
出させる。当然に、システム管理コンピュータ7での現
金管理機2での金種別の枚数は更新される。
【0227】逆に、例えば、景品の購買等において釣り
銭を受領した場合等、遊技場運営上で、現金を入手した
ときには、現金管理機2に収納される。
【0228】この場合にも、現金管理機2に、操作者カ
ード20を挿入したり従業員固定コードを入力したりし
て、操作者を確認した後、現金入金モードを指定して、
貨幣出入口13から現金(貨幣)を入金させる。入金さ
れた貨幣計数部11によって計数され、システム管理コ
ンピュータ7での現金管理機2での金種別の枚数は更新
される。
【0229】(ウ)現金管理機2は、上述のように、A
TM装置としての機能も有するので、給料やパート代の
支給にも利用できる。
【0230】上述したように、操作者カード装置(従業
員カード装置)4及びシステム管理コンピュータ7との
機能により、従業員毎の各勤務日での勤務時間を捉える
ことができ、システム管理コンピュータ7は、それに基
づいて、従業員毎のその月の給料やパート代を計算す
る。なお、システム管理コンピュータ7より上位のホス
トコンピュータ(図示せず;例えば、本社に設けられて
いる)が給料やパート代を計算するようにしても良い。
【0231】給料等の支給日になると、従業員は、現金
管理機2に、操作者カード20を挿入したり従業員固定
コードを入力したりして、自己を確認させた後、給料支
給モードを指定する。このとき、支給額の情報が、シス
テム管理コンピュータ7から現金管理機2に転送され、
貨幣出入口13から給料(貨幣)が払い出される。シス
テム管理コンピュータ7での現金管理機2での金種別の
枚数は更新され、その従業員に係る情報には支給済みが
記憶される。なお、現金管理機2に印刷機能を持たせ
て、支給明細を印刷させるようにしても良い。
【0232】(A−3)実施形態の効果 上記実施形態の貨幣類管理システム(個人識別カードシ
ステム)によれば、操作者カード(個人識別カード)2
0に記憶されている従業員コード(個人識別コード)
は、従業員固定コードにその日に発生された乱数でなる
ものであり、毎日異なっているので、偽造を行い難いも
のとなっている。
【0233】また、操作者カード20が盗難されたとし
ても、その日に用いない限りでは、現金管理機2や遊技
カード発券機3を操作することができず、盗難に対する
防犯機能も従来より充実している。
【0234】さらに、操作者カード20は、会社からの
退出時には回収されるので、この点でも、偽造を行い難
いものとなっている。
【0235】さらにまた、操作者カード20が出勤時に
装置から排出されると共に、その繰り出しは1番上のも
のから行われるので、従業員が携帯する操作者カード2
0は、毎日変化することの方が多く、操作者カード20
のカードIDも、従業者の確認に利用しているので、こ
の点でも、確認の安全性が高くなっており、また、偽造
を行い難いものとなっている。
【0236】(B)他の実施形態 上記実施形態の説明にも、種々他の実施形態に言及した
が、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げ
ることができる。
【0237】上記実施形態においては、操作者カード2
0によって操作者(従業員)を確認する装置の例とし
て、現金管理機2や遊技カード発券機3を示したが、他
の装置でも良いことは勿論である。
【0238】また、上記実施形態においては、操作カー
ド装置(従業員カード装置)4が営業終了後に操作者カ
ード20を回収するものを示したが、回収を実行しない
ものであっても良い。この場合でも、出勤時に、操作者
カードに、乱数を付加した従業員固定コード(その日の
従業員コード)を記憶し、退出時に乱数部分を消去する
ことが好ましい。
【0239】さらに、操作者カード(従業員カード)
は、現金管理機2や遊技カード発券機3を操作するため
に用いるだけでなく、社内食堂での精算等、他の用途に
用いて良いことは勿論である。
【0240】さらにまた、操作カード装置(従業員カー
ド装置)4がタイムカード機能を備えないものであって
も良い。
【0241】また、操作カード20に対する新たな乱数
の記録は、操作カード20を出力するときではなく、操
作カード20の回収時に、翌日のために、記録するよう
にしても良い。
【0242】さらに、操作カード20に従業員に割り当
てた暗証番号を記録し、入力部によって入力された暗証
番号との照合をも行うようにしても良い。この場合、従
業員毎の暗証番号は、システム管理コンピュータ7に記
録しておき、出勤時に、案数等を記録する際に合わせて
暗証番号を記録することを要する。
【0243】さらにまた、操作カード20に記録されて
いる乱数の更新の周期は、1日毎に限定されるものでは
ない。例えば、現金管理機2や遊技カード発券機3から
操作者カード2を排出する直前に乱数を書き換えるよう
にしても良い。この場合、現金管理機2や遊技カード発
券機3が乱数発生部を備えていても良く、システム管理
コンピュータ7が乱数発生部を備えて、現金管理機2や
遊技カード発券機3に与えるようにしても良い。
【0244】本発明の個人識別カードシステムの利用シ
ステムは、遊技場の貨幣類管理システムに限定されるも
のではない。
【0245】
【発明の効果】以上のように、本発明による個人識別カ
ードシステムによれば、乱数を発生する乱数発生手段
と、個人毎に特有な個人固定コードに、乱数発生手段で
発生された乱数を付加したものを、個人識別コードとし
て少なくとも記録している個人識別カードと、所定事象
が生じたときに、個人識別カードに、乱数が更新され
た、又は、新規追加された個人識別コードを記録する個
人識別カード記録手段と、個人識別カードに記録されて
いる個人識別コードと同じコードを照合用に管理してい
る照合用情報管理手段と、個人識別カードに記録されて
いる個人識別コードを読出し、照合用情報管理手段に管
理されているコードとの照合を行う照合手段とを有する
ので、より安全性が高い個人識別カードシステムを実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の遊技場の貨幣類管理システム(個人
識別カードシステムが適用されているシステム)の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の現金管理機の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】実施形態のカード発券機の構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図4】実施形態の携帯金庫の外観を示す概略斜視図で
ある。
【図5】実施形態の携帯金庫の構成を示す機能ブロック
図である。
【図6】実施形態の操作者カード装置(従業員カード装
置)の構成を示す機能ブロック図である。
【図7】実施形態の防犯用無線機の構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図8】実施形態のシステム管理コンピュータの構成を
示す機能ブロック図である。
【図9】実施形態の従業員出勤時動作を示すシーケンス
図である。
【図10】実施形態の携帯金庫への営業前の入金動作を
示すシーケンス図(1)である。
【図11】実施形態の携帯金庫への営業前の入金動作を
示すシーケンス図(2)である。
【図12】実施形態の携帯金庫の運搬時(装置離脱から
装置装着の期間)の携帯金庫での動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】実施形態の携帯金庫の遊技カード発券機への
装着動作を示すシーケンス図(1)である。
【図14】実施形態の携帯金庫の遊技カード発券機への
装着動作を示すシーケンス図(2)である。
【図15】実施形態の携帯金庫の遊技カード発券機から
の離脱時動作を示すシーケンス図(1)である。
【図16】実施形態の携帯金庫の遊技カード発券機から
の離脱時動作を示すシーケンス図(2)である。
【図17】実施形態の携帯金庫の貨幣の回収時動作を示
すシーケンス図(1)である。
【図18】実施形態の携帯金庫の貨幣の回収時動作を示
すシーケンス図(2)である。
【図19】実施形態の従業員退出時動作を示すシーケン
ス図である。
【符号の説明】
1…遊技場の貨幣類管理システム、2…現金管理機、3
…カード発券機、5…操作者カード装置(個人識別カー
ド装置)、7…システム管理コンピュータ、20…操作
者カード(個人識別カード)、80…操作者カード収納
部、81…制御部、83…カードアクセス部、85…個
体情報読取部、86…入力部、87…乱数発生部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G07C 1/00 G07F 7/10 G07F 7/10 G06K 19/00 R S Fターム(参考) 2C088 BA88 BA89 BB21 BB23 BB27 BB30 BC78 BC79 CA31 CA35 3E038 AA01 AA11 BA20 BB04 FA03 GA02 JA01 JA03 3E044 AA02 AA06 BA01 BA02 BA04 BA06 CA01 CA03 CA06 CB05 CC10 DA01 DA02 DA04 DA05 DA06 DB02 DB03 DB05 DB14 DB15 DC05 DC06 DC10 DD02 DD03 DE01 DE02 DE07 EA01 EA20 EB01 EB08 EB09 FA15 5B035 AA14 BC01 BC02 CA38 5B058 CA27 KA38 YA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乱数を発生する乱数発生手段と、 個人毎に特有な個人固定コードに、上記乱数発生手段で
    発生された乱数を付加したものを、個人識別コードとし
    て少なくとも記録している個人識別カードと、 所定事象が生じたときに、上記個人識別カードに、乱数
    が更新された、又は、新規追加された個人識別コードを
    記録する個人識別カード記録手段と、 上記個人識別カードに記録されている個人識別コードと
    同じコードを照合用に管理している照合用情報管理手段
    と、 上記個人識別カードに記録されている個人識別コードを
    読出し、上記照合用情報管理手段に管理されているコー
    ドとの照合を行う照合手段とを有することを特徴とする
    個人識別カードシステム。
  2. 【請求項2】 複数の上記個人識別カードを収納し得る
    カード収納部を有し、このカード収納部に収納されてい
    る上記個人識別カードを当該装置外部に排出し得ると共
    に、当該装置外部から挿入された上記個人識別カードを
    上記カード収納部に回収する筐体状の個人識別カード装
    置をさらに備えると共に、 この個人識別カード装置が、上記個人識別カード記録手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載の個人識別
    カードシステム。
  3. 【請求項3】 上記個人識別カード装置は、上記個人固
    定コードと上記個人識別カードの排出を求めることを入
    力できる入力部を備え、この入力部から上記個人固定コ
    ードが入力されて上記個人識別カードの排出が求められ
    たときに、上記個人識別カード記録手段によって、1枚
    の個人識別カードに上記個人識別コードを記録させて、
    当該装置外部に排出することを特徴とする請求項2に記
    載の個人識別カードシステム。
  4. 【請求項4】 上記個人識別カードはカード識別情報を
    有し、 上記個人識別カード装置は、排出された上記個人識別カ
    ードのカード識別情報と、排出された上記個人識別カー
    ドに記録されている上記個人識別コードとを対応付けた
    情報を上記照合用情報管理手段に与えて管理させ、 上記照合手段は、照合対象の上記個人識別カードのカー
    ド識別情報をも照合処理することを特徴とする請求項2
    又は3に記載の個人識別カードシステム。
  5. 【請求項5】 上記個人識別カード装置は、個人の所定
    部位のイメージを得る個人所定部位イメージ取得部を有
    すると共に、 当該システムのいずれかの位置に、得られた所定部位イ
    メージから個人を特定する個人認識手段を備え、 上記個人識別カード装置は、上記個人認識手段の認識結
    果が上記個人識別カードを携帯させても良い個人という
    結果であることを、上記個人識別カードの排出の1条件
    としていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに
    記載の個人識別カードシステム。
  6. 【請求項6】 上記個人識別カード装置は、挿入された
    上記個人識別カードを上記カード収納部に回収するに先
    立ち、その挿入された上記個人識別カードから、上記個
    人識別コードを消去するコード消去部を有することを特
    徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の個人識別カー
    ドシステム。
  7. 【請求項7】 上記個人識別カード装置が上記個人識別
    カードを排出した時点やその個人識別カードを回収した
    時点等の時間情報を管理したり集計したりするタイムカ
    ード機能手段を有することを特徴とする請求項2〜6の
    いずれかに記載の個人識別カードシステム。
  8. 【請求項8】 扉体又は蓋体を開いて操作できる個人を
    限定している操作者限定装置に関連して、上記照合手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の個人識別カードシステム。
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