JP2001229038A - マルチオペレーテング計算機システム - Google Patents

マルチオペレーテング計算機システム

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JP2001229038A
JP2001229038A JP2000045122A JP2000045122A JP2001229038A JP 2001229038 A JP2001229038 A JP 2001229038A JP 2000045122 A JP2000045122 A JP 2000045122A JP 2000045122 A JP2000045122 A JP 2000045122A JP 2001229038 A JP2001229038 A JP 2001229038A
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Sunao Kato
加藤  直
Masahiko Saito
雅彦 齊藤
Tadashi Kamiwaki
正 上脇
Hiroshi Ono
大野  洋
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、複数個のオペレーティングシ
ステムを単一のプロセッサで動作させる際に複数個のデ
バイスが同一の割込み番号を共有する場合でも、デバイ
スに必要とするオペレーティングシステムを簡単に割当
てられるマルチオペレーテング計算機システムを提供す
ることにある。 【解決手段】本発明の特徴とするところは、複数個のデ
バイス106〜108のうち共通割込み番号による割込
みをどのデバイス106〜108が発生したかを判定
し、複数のオペレーティングシステム111、112か
ら割込み発生した当該デバイスに割付けられたオペレー
ティングシステムを起動するようにしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のオペレーティ
ングシステムを切換えて一台のプロセッサを動作させ、
複数個のデバイスが共通の割込み線に割当てられた共通
割込み番号で割込みを発生するマルチオペレーテング計
算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機システムは、1つのオペ
レーティングシステムが動作し、それが計算機のプロセ
ッサ、メモリ、および2次記憶装置といった計算機資源
を管理し、計算機が効率よく動作できるように資源スケ
ジュールを行っている。オペレーティングシステムに
は、オンライン処理に向いたオペレーティングシステ
ム、リアルタイム処理向けのオペレーティングシステ
ム、グラフィカルユーザインタフェースに優れたオペレ
ーティングシステムなどがあり、それぞれに特徴を有し
ている。
【0003】このような複数のオペレーティングシステ
ムで一台の計算機を動作させようにしたマルチオペレー
テング計算機システムが知られている。マルチオペレー
テング計算機システムについては、例えば、特開平11
―149385号公報に記載されている。
【0004】ところで、マルチオペレーテング計算機シ
ステムにおいては、マウス、キーボードなどの周辺デバ
イスから発生した割込みは、割込み番号ごとに割込み要
求を受けるオペレーティングシステムを決定し、発生し
た割込みの割込み番号を判定することでオペレーティン
グシステムを切換えている。
【0005】一方、既設の計算機システムにおいては周
辺デバイスを増設することが行われる。この場合、計算
機システムの割込み信号線には限りがあり、簡単に増加
させることができない。このため、PCI(Peripheral Co
mponent Interconnect)バスに接続される周辺デバイス
群のように、複数個の周辺デバイスが一つの割込み信号
線を共通に使用することが多くなっている。また、複数
個の周辺デバイスによる割込みが一つの割込み管理装置
で纏められて、一つの割込み信号線を共通に使用するこ
ともある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、割込み番
号毎に割込み要求を受けるオペレーティングシステムを
決定しているので、同じ割込み番号(共通割込み番号)
で割込みを行う複数個の周辺デバイスは全て同一のオペ
レーティングシステムが制御しなければならない。この
ため、デバイスに必要とするオペレーティングシステム
を割当てられないという問題点を有する。
【0007】本発明の目的は、複数個のオペレーティン
グシステムを単一のプロセッサで動作させる際に複数個
のデバイスが同一の割込み番号を共有する場合でも、デ
バイスに必要とするオペレーティングシステムを簡単に
割当てられるマルチオペレーテング計算機システムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、複数個のデバイスのうち共通割込み番号による割
込みをどのデバイスが発生したかを判定し、複数のオペ
レーティングシステムから割込み発生した当該デバイス
に割付けられたオペレーティングシステムを起動するよ
うにしたことにある。
【0009】本発明は共通割込み番号による割込みをど
のデバイスが発生したかを判定し、複数のオペレーティ
ングシステムから割込み発生した当該デバイスに割付け
られたオペレーティングシステムを起動するようにして
いるので、デバイスに必要とするオペレーティングシス
テムを簡単に割当てることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面で説明す
る。
【0011】図1に本発明の実施例における全体構成を
示す。
【0012】図1において、計算機システムは、プロセ
ッサ100、メモリ101、割込み制御装置102、割
込み信号線104、ディスプレイ(画像出力装置)10
5、センサ106、キーボード107、マウス108、
クロック割込み生成器109、割込みバス110、割込
み管理装置130などから構成される。
【0013】プロセッサ100、メモリ101、割込み
制御装置102、ディスプレイ105、センサ106、
キーボード107、マウス108、クロック割込み生成
器109はプロセッサバス103によって接続される。
また、ディスプレイ105、クロック割込み生成器10
9、割込み管理装置130は割込み信号線104によっ
て割込み制御装置102と接続され、入出力動作完了な
どを通知する。
【0014】センサ106、キーボード107、マウス
108は割込み管理装置130に接続される。このた
め、センサ106、キーボード107、マウス108か
らの割込みは同一の割込み番号(共通割込み番号)で割
込み制御装置102に通知される。ディスプレイ10
5、センサ106、キーボード107、マウス108、
クロック割込み生成器109が割込みを発生すると、割
り込み信号線104を経由して割込み制御装置102に
入力される。割込み制御装置102は、この信号を割込
み番号として数値化して、割込みバス110を介してプ
ロセッサ100に与える。
【0015】ディスプレイ105は画面出力完了時など
に割込みを発生させ、センサ106は測定データがある
値以上になった時に割込みを発生し、また、キーボード
107とマウス108はボタン押下などの入力が発生し
た時に割込みを発生させる。クロック割込み生成器10
9は一定周期毎に割込みを発生させる。クロック割込み
生成器109からの割込みはオペレーティングシステム
の計時などに使用される。
【0016】プロセッサ100は複数個のオペレーティ
ングシステムを動作させるためのマイクロプロセッサで
ある。メモリ101は、第1のオペレーティングシステ
ム111、第2のオペレーティングシステム112、各
オペレーティングシステム上で動作するタスク部113
〜118、各オペレーティングシステムのタスクのスケ
ジューリングを行うリスケジューラ部119、120、
各オペレーティングシステムのための入出力ドライバ部
121、122、各オペレーティングシステムのための
割込みハンドラ部123、124、OS間制御部125
を保持する。OS間制御部125には、OSコンテキス
ト切換部126、共通割込みハンドラ部127、割込み
発生デバイス特定部128が含まれる。これらの処理部
はプロセッサ100によって読み出されて実行される。
また、プロセッサ100は割込みバス110によって入
力される割込みを禁止するマスク機能を有する。
【0017】オペレーティングシステム111、112
は、各自に割り当てられたメモリ、及びプロセッサ資源
を用い、タスク113〜118を実行する。タスク11
3〜115は第1のOS111で実行されるタスクであ
り、タスク116〜118は第2のOS112で実行さ
れるタスクである。
【0018】オペレーティングシステム101、102
の割込みハンドラ部123,124は、共通割込みハン
ドラ部127から呼び出され、割込み番号に対応した割
込み処理を実行する。入出力ドライバ部121,122
は、各タスク113〜118から周辺デバイスを制御す
るためのインタフェースを行い、周辺デバイスを読み書
きすることでデータ入出力したり、周辺デバイス105
〜109を制御する。また、制御対象の周辺デバイスに
対する割込み処理も入出力ドライバ部121,122に
含まれる。
【0019】リスケジューラ部119、120は直前に
実行していたタスクの実行環境(プロセッサ100内部
の各レジスタの内容)をリスケジューラ部119、12
0内部のメモリ領域にあるタスク管理テーブルに記憶
し、新たに実行すべきタスクを決定し、そのタスクの実
行環境をタスク管理テーブルから取り出してプロセッサ
100内部の各レジスタに設定することで、選択したタ
スクを実行する。
【0020】割込み管理装置130はセンサ106、キ
ーボード107、マウス108からの割込みを1個の割
込み番号にまとめて、割込み制御装置102に通知す
る。割込み管理装置130は、割込み発生デバイスを特
定するためにデバイス識別レジスタ131を有してい
る。
【0021】デバイス識別レジスタ131の構成例を図
2に示す。デバイス識別レジスタ131の各ビットは、
割込み管理装置130に接続されている各周辺デバイス
からの割込みの有無を示す。例えば、ビット「0」はセ
ンサ106からの割込みの有無を示し、ビット「0」が
「1」の時はセンサ106からの割込みが発生している
ことを示す。逆に、ビット「0」が「0」の時はセンサ
106からの割込みが発生していないことを示す。ビッ
ト「0」と同様に、ビット「1」とビット「2」はそれ
ぞれ、キーボード107とマウス108からの割込みの
有無を示す。
【0022】デバイス識別レジスタ131の各ビット
は、割込み管理装置130に接続されている各周辺デバ
イスからの割込みが通知された時に割込み管理装置13
0によって「1」に設定される。その後、OSの入出力
ドライバ部121、122が割込み処理終了時に「0」
を設定する。
【0023】図3に共通割込みハンドラ部127を中心
とした、それぞれの処理部の関係を示す。図中の実線の
矢印は矢印の指す処理部を呼び出すことを示している。
また、点線の矢印は矢印の指すものを参照することを示
す。
【0024】周辺外部デバイスなどから割込みが発生す
ると、プロセッサ100に割込み制御装置102から割
込みバス110を通じて割込みが通知される。一般に、
単一のオペレーティングシステムによって制御される計
算機システムでは、一旦、全ての割込みを割込みハンド
ラ部が処理し、次いで、各入出力ドライバ部に振り分け
る。しかしながら、本実施例で説明するような複数個の
オペレーティングシステムを動作させる計算機システム
では、この更に前に、共通割込みハンドラ部127が全
ての割込みを受付け、これを対応するオペレーティング
システムの割込みハンドラ部に振り分ける形となる。
【0025】図3を用いて以下に割込み処理の概略を説
明する。図中のからは処理の順番を示す。
【0026】まず、割込みが周辺デバイスから発生する
と、割り込み制御装置110は共通割込みハンドラ部1
27を呼び出す()。共通割込みハンドラ部127
は、共有IRQフラグテーブル(IRQとは割込み番号
を意味する)303を参照し、発生した割込みが割込み
番号を共有するものだった場合は割込み発生デバイス特
定部128を呼び出す()。
【0027】割込み発生デバイス特定部128は割込み
管理装置130のデバイス識別レジスタ131を参照し
て割込み発生デバイスを特定し、共通割込みハンドラ部
127に通知する。共通割込みハンドラ部127は割込
み割振りテーブル302を参照して今回の割込みを処理
するOSを判定し、OSコンテクスト切換部126を呼
び出す()。
【0028】OSコンテクスト切換部126は、今回の
割込みを処理するOSが現在実行中のOSで無い場合
は、OSコンテクスト切換を行う。共通割込みハンドラ
部127は、割込みハンドラテーブル301を参照し
て、今回の割込みを処理するOSの割り込みハンドラ部
(123または124)を呼び出す()。
【0029】割込みハンドラテーブル301には、それ
ぞれのOS111、112の割込みハンドラ部の先頭ア
ドレスが記憶されている。割込みハンドラ部(123ま
たは124)は割込み処理対象デバイスの入出力ドライ
バ部(121または122)を呼び出して()割込み
処理を実行し、割込み処理の結果タスク切換が必要にな
った場合は、リスケジューラ部(119または120)
を呼び出す()。
【0030】図4に割込み割振りテーブル302を示
す。割込み割振りテーブル302は、デバイス番号と割
込み割振り先OSから構成されている。割込み割振り先
OSの項には、そのデバイス番号のデバイスからの割込
みを処理するOSを記憶する。割込み割振り先のOSが
第1のOSの場合は「0」が、第2のOSの場合は
「1」が記憶されている。
【0031】従来は割込み番号で割込み割振り先OSを
決定していたが、本発明ではデバイス番号で割込み割振
り先OSを決定する。このため、他のデバイスと割込み
番号を共有しないデバイスについては、割込み番号をデ
バイス番号とする。他のデバイスと割込み番号を共有す
るデバイスのデバイス番号は、割込み発生デバイス特定
部128がデバイス番号テーブル304からデバイス番
号を決定する。
【0032】図6(説明は後述)にあるように、センサ
106、キーボード107、マウス108のデバイス番
号がそれぞれ20、21、22であれば、これらのデバ
イス番号についての割込み割振り先OSが記憶される。
【0033】図5に共有IRQフラグテーブル303の
例を示す。共有IRQフラグテーブル303は割込み番
号と、それぞれの割込み番号に対する共有IRQフラグ
から構成される。共有IRQフラグは各割込み番号が複
数の周辺デバイスから共有されているか否かを示し、共
有されている場合は「1」が、共有されていない場合は
「0」が記憶される。
【0034】例えば、図1ではセンサ106、キーボー
ド107、マウス108が割込み番号を共有しており、
これらのデバイス群からの割込み番号が2であるとすれ
ば、共有IRQフラグテーブル303における割込み番
号が2の項では共有IRQフラグが1になる。
【0035】図6にデバイス番号テーブル304の例を
示す。デバイス番号テーブル304は、デバイス種別と
そのデバイスに対応するデバイス番号から構成されてい
る。センサ106、キーボード107、マウス108の
デバイス番号が、それぞれ20、21、22と定義され
ていれば、デバイス番号テーブル304のデバイス番号
の項に、それぞれの周辺デバイスのデバイス番号20、
21、22が記憶される。
【0036】OSコンテクスト切換部126には、実行
中OS記憶部305というデータが含まれる。OSコン
テクスト切換部126は、実行中OSを切換えるために
現在のOSのコンテクスト(プロセッサ100内部の各
レジスタの内容)をOSコンテクスト切換部126内の
メモリ領域に保存し、OSコンテクスト切換部126内
のメモリ領域に保存してある切換先OSのコンテクスト
をプロセッサ100内部のレジスタに書き戻す。また、
現在どちらのOSが実行されているか分からなければ、
OS切換時にどのOSのコンテクストを保存すれば良い
のか判定できないので、実行中OS記憶部305に現在
実行中のOSがどれかを記憶する。例えば、現在実行中
のOSが第1のOS111ならば「0」を、第2のOS
112ならば「1」を実行中OS記憶部305に記憶す
る。
【0037】図7に共通割込みハンドラ部127の処理
フローを示す。
【0038】共通割込みハンドラ部127は割込みを禁
止した状態で実行する。共通割込みハンドラ部127は
まず、処理700において、割込み制御装置102から
今回発生した割込みの割込み番号を取得する。処理70
1においては、割込み割振り先のOSを決定する。処理
701では、割込み割振り先OSが第1のOS111な
らば0、第2のOS112ならば1という値が得られ
る。処理701により、本発明の特徴である割込み番号
を共有する周辺デバイスからの割込みでも割込み発生元
の周辺デバイスに対応する割込み割振り先OSを決定で
きる。なお、処理701の処理内容の詳細については図
8で説明する。
【0039】処理701から処理702に移行して、実
行中OS記憶部305の内容を取り出して、現在実行中
のOSが第1のOS111であるか第2のOS112で
あるかを判定する。現在実行中のOSが第1のOS11
1ならば「0」、第2のOS112ならば「1」という
値が得られる。
【0040】処理703においては、処理701で得ら
れた割込み割振り先OSが処理702で得られた現在実
行中OSに等しいか否かをチェックする。具体的には、
処理701で得られた値と処理702で得られた値が等
しい場合は、割込み割振り先OSと現在実行中のOSが
同じであると判定する。逆に、処理701で得られた値
と処理702で得られた値が異なる場合は、割込み割振
り先OSと現在実行中のOSが異っていると判定する。
【0041】割込み割振り先OSが現在実行中のOSと
異なっている場合は、一旦、OSの切換えを行わなけれ
ばならない。この場合、処理704において、OS切換
え処理をOSコンテクスト切換部126を呼び出して行
う。OSコンテクスト切換部126は、実行中のOSを
割込み割振り先OSに切換え、実行中OS記憶部305
に割込み割振り先OSを記憶する。
【0042】次に、処理705において、共通割込みハ
ンドラ部127は割込み割振り先OSが第1のOS11
1であるか第2のOS112であるかをチェックして、
対象が第1のOS111であれば、処理706において
割込みハンドラテーブル301を参照して第1のOSの
割込みハンドラ部123を起動する。第2のOS112
への割込みが発生していれば、処理707において割込
みハンドラテーブル301を参照して第2のOSの割込
みハンドラ部124を起動する。
【0043】割込みハンドラ部123、124は入出力
ドライバ部121,122を呼び出して、割込み発生デ
バイスに対する割込み処理を行う。一般に、割込みハン
ドラ部123、124は、割込み処理でタスク切換えを
行わなければならないとき、リスケジューラ部119、
120を呼び出し、該当するタスクを実行する。一方、
タスク切換えが発生しない場合、割込みハンドラ部12
3、124は、共通割込みハンドラ部127へ制御を戻
し(図10で後述する)、共通割込みハンドラ部127
は処理708から動作を再開する。
【0044】処理708では、割込み発生時にオペレー
ティングシステムを切り替えたかどうかをチェックす
る。処理704によってオペレーティングシステムを切
り替えた場合、処理709において、OSコンテクスト
切換部126を呼び出して、OS切換え処理を実行し、
実行するOSを割込み発生時に実行していたOSに切換
える。
【0045】図8に割込み割振り先OS決定処理701
の詳細処理フローを示す。処理701は、割込み制御装
置102から渡された割込み番号を使用する。まず、処
理800において、共有IRQフラグテーブル303を
参照して指定割込み番号に対応する共有IRQフラグを
取得する。処理801において共有IRQフラグが
「0」だった場合は、割込み番号がデバイス番号と等し
いので、処理802において、割込み番号をデバイス番
号として割込み割振りテーブル302を参照し、割込み
割振り先OSを取得する。割込み割振り先OSの値が
「0」ならば第1のOS111に、値が「1」ならば第
2のOS112に割込みを割り振る。
【0046】処理801において、処理800で取得し
た共有IRQフラグが「1」だった場合は、処理128
において割込み発生デバイスを特定する。処理803に
おいては割込み割振りテーブル302を参照して、割込
み発生デバイスのデバイス番号に対応する割込み割振り
先OSを取得して割込み割振り先OS決定処理701を
終了する。割込み発生デバイス特定処理128について
は図9において説明する。
【0047】図9に割込み発生デバイス特定処理128
の処理フローを示す。まず、処理900において、割込
み管理装置130に備えられているデバイス識別レジス
タ131を参照して、割込み発生デバイスを特定する。
その後、処理901において、デバイス番号テーブル3
04を参照して、処理900で特定した割込み発生デバ
イス種別より、該割込み発生デバイスのデバイス番号を
取得する。例えば、センサ106からの割込みが発生し
た場合、デバイス番号テーブル304のデバイス種別が
センサの項を参照して、デバイス番号20を得る。
【0048】図10は共通割込みハンドラ部127から
呼び出される第1のOS111の割込みハンドラ部12
3の処理フローを示したものである。処理1000にお
いて、プロセッサ100内部の各レジスタの値を割込み
ハンドラ部123内部のメモリ領域に退避する。処理1
001において、割込み制御装置102から割込み番号
を取得する。
【0049】次に、処理1002において、得た割込み
番号に対応する割込み処理を実行する。割込み処理にお
いて、タスクの切換えが必要になった場合は、リスケジ
ューラ部119内部のタスク切換えフラグ部の値を
「1」にする。例えば、センサ106からの割込みを待
って停止しているタスクが存在する状態で、センサ割込
みが発生した場合は、当該タスクが停止状態から実行可
能状態になるため、タスク切換えが必要になり、割り込
み処理はタスク切換えフラグ部の値を「1」にする。
処理1003においては、割込み発生時にオペレーティ
ングシステムがリスケジューリング中か否か(すなわ
ち、リスケジューラ部119の処理実行中か否か)をチ
ェックする。リスケジューリング中とは、次に実行すべ
きタスクを選択している最中であり、実際にはタスクを
実行していないことを意味する。このため、リスケジュ
ーリング中であると判定した場合、処理1008におい
て割込みスタックの退避レジスタを破棄し、処理100
9においてリスケジューラ部119を最初から起動す
る。
【0050】割込みハンドラ部123がリスケジューリ
ング中でないと判定した場合、当該オペレーティングシ
ステムはその時点で何らかのタスクを実行している。こ
のため、処理1004においてタスク切換えが必要か否
かを判定する。具体的にはリスケジューラ部119内部
のタスク切換えフラグ部の値が「1」ならば、タスク切
換えが必要と判定する。タスク切換えフラグ部の値が
「1」以外ならば、タスク切換えが不要と判定する。タ
スク切換えが必要なければ、このまま、割込みハンドラ
部123の処理を終了する。その時は、処理1005に
おいて、処理1000で割込みハンドラ部123内部の
メモリ領域に退避したプロセッサ100のレジスタの値
をプロセッサ100の各レジスタに書き戻す。
【0051】次に、処理1006において、共通割込み
ハンドラ部127へ制御を戻す。タスク切換えが必要で
あると判定した場合、処理1007において、処理10
00で割込みハンドラ部123内部のメモリ領域に退避
したプロセッサ100のレジスタの値をリスケジューラ
部119内部のメモリ領域にあるタスク管理テーブルに
コピーし、処理1008において処理1000で割込み
ハンドラ部123内部のメモリ領域に退避したプロセッ
サ100のレジスタの値をを破棄する。この後、処理1
009においてリスケジューラ部119を呼出す。リス
ケジュールの結果、第1のOS111のいずれかのタス
クが動作することになった場合は、そのタスクがそのま
ま実行される。
【0052】第2のOS112の割込みハンドラ部12
4の処理は、第1のOS111の割込みハンドラ部12
3の処理と同じである。ただし、本実施例では、第1の
OS111が第2のOS112よりも優先して実行され
るので、割込みハンドラ部124でのリスケジュールの
結果、第2のOS112のいずれかのタスクが動作する
ことになった場合、第1のOS111において、いずれ
かのタスクが動作していた場合は、第2のOS112の
タスクは動作しない。OS間制御125により、OSコ
ンテキストが第1のOS111に切り換わり、第1のO
S111のタスクが実行される。
【0053】このように本発明は、複数個のデバイスの
うち共通割込み番号による割込みをどのデバイスが発生
したかを判定し、複数のオペレーティングシステムから
割込み発生した当該デバイスに割付けられたオペレーテ
ィングシステムを起動するようにしているので、デバイ
スに必要とするオペレーティングシステムを簡単に割当
てることができる。
【0054】なお、上述の実施例では、割込み発生した
デバイスをデバイス識別レジスタ130を参照すること
で特定しているが、割込み番号を共有している全てのデ
バイスを直接アクセスして割込み発生デバイスを特定す
ることもできるのは明らかなことである。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、複数のオペレーティン
グシステムを単一のプロセッサで動作させ、複数個のデ
バイスが割込み番号を共有する場合でも、複数個のデバ
イスのうち共通割込み番号による割込みをどのデバイス
が発生したかを判定し、複数のオペレーティングシステ
ムから割込み発生した当該デバイスに割付けられたオペ
レーティングシステムを起動するようにしているので、
デバイスに必要とするオペレーティングシステムを簡単
に割当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】デバイス識別レジスタの一例構成を示す図であ
る。
【図3】割込み処理部の詳細を示す構成図である。
【図4】割込み割振りテーブルの一例構成を示す図であ
る。
【図5】共有IRQフラグテーブルの一例構成を示す図
である。
【図6】デバイス番号テーブルの一例構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の動作を説明するための処理フロー図で
ある。
【図8】本発明の動作を説明するための処理フロー図で
ある。
【図9】本発明の動作を説明するための処理フロー図で
ある。
【図10】本発明の動作を説明するための処理フロー図
である。
【符号の説明】
100…プロセッサ、101…メモリ、102…割込み
制御装置、103…プロセッサバス、104…割込み信
号線、105…ディスプレイ、106…センサ、107
…キーボード、108…マウス、109…クロック割込
み生成器、110…割込みバス、111…第1のOS、
112…第2のOS、113…タスクA、114…タス
クB、115…タスクC、116…タスクD、117…
タスクE、118…タスクF、119…第1のOSのリ
スケジューラ部、120…第2のOSのリスケジューラ
部、121…第1のOSの入出力ドライバ部、122…
第2のOSの入出力ドライバ部、123…第1のOSの
割込みハンドラ部、124…第2のOSの割込みハンド
ラ部、125…OS間制御部、126…OSコンテキス
ト切換部、127…共通割込みハンドラ部、128…割
込み発生デバイス特定部、130…割込み管理装置、1
31…デバイス識別レジスタ、301…割込みハンドラ
テーブル、302…割込み割振りテーブル、303…共
有IRQフラグテーブル、304…デバイス番号テーブ
ル、305…実行中OS記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上脇 正 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 (72)発明者 大野 洋 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 Fターム(参考) 5B098 BA03 BA11 BB11 EE06 GA02 GC01 HH04 HH08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のオペレーティングシステムを切換え
    て一台のプロセッサを動作させ、複数個のデバイスが共
    通の割込み信号線に割当てられた共通割込み番号で割込
    みを発生するマルチオペレーテング計算機システムにお
    いて、前記複数個のデバイスのうち共通割込み番号によ
    る割込みをどのデバイスが発生したかを判定し、前記複
    数のオペレーティングシステムから割込み発生した当該
    デバイスに割付けられたオペレーティングシステムを起
    動するようにしたことを特徴とするマルチオペレーテン
    グ計算機システム。
  2. 【請求項2】複数のオペレーティングシステムを切換え
    て一台のプロセッサを動作させ、複数個のデバイスが共
    通の割込み信号線に割当てられた共通割込み番号で割込
    みを発生するマルチオペレーテング計算機システムにお
    いて、前記複数個のデバイスの割込みを管理して前記共
    通割込み番号の割込み発生時に前記複数個のデバイスの
    うち共通割込み番号による割込みを発生したデバイスを
    判定し、前記複数のオペレーティングシステムから割込
    み発生した当該デバイスに割付けられたオペレーティン
    グシステムを起動するようにしたことを特徴とするマル
    チオペレーテング計算機システム。
  3. 【請求項3】複数のオペレーティングシステムを切換え
    て一台のプロセッサを動作させ、複数個のデバイスが共
    通の割込み信号線に割当てられた共通割込み番号で割込
    みを発生するマルチオペレーテング計算機システムにお
    いて、前記複数個のデバイスにそれぞれデバイス番号を
    定めておき、前記共通割込み番号の割込み発生時に前記
    複数個のデバイスのうち共通割込み番号による割込みを
    発生したデバイスを判定し、当該デバイスのデバイス番
    号に基づき前記複数のオペレーティングシステムから割
    込み発生した当該デバイスに割付けられたオペレーティ
    ングシステムを起動するようにしたことを特徴とするマ
    ルチオペレーテング計算機システム。
  4. 【請求項4】複数のオペレーティングシステムを切換え
    て一台のプロセッサを動作させ、複数個のデバイスが共
    通の割込み信号線に割当てられた共通割込み番号で割込
    みを発生するマルチオペレーテング計算機システムにお
    いて、前記複数個のデバイスの割込み発生を管理する割
    込み管理手段と、前記割込み管理手段から割込み線を介
    して共通割込み番号による割込み信号を入力する割込み
    制御手段と、前記複数個のデバイスのうち割込みを発生
    したデバイスを判定するデバイス特定手段と、前記デバ
    イス特定手段で特定したデバイスに基づき前記複数のオ
    ペレーティングシステムから割込み発生した当該デバイ
    スに割付けられたオペレーティングシステムを起動する
    割込みハンドラ手段とを具備することを特徴とするマル
    チオペレーテング計算機システム。
  5. 【請求項5】複数のオペレーティングシステムを切換え
    て一台のプロセッサを動作させ、複数個のデバイスが共
    通の割込み信号線に割当てられた共通割込み番号で割込
    みを発生するマルチオペレーテング計算機システムにお
    いて、前記複数個のデバイスの割込み発生と割込みを発
    生したデバイスを管理する割込み管理手段と、前記割込
    み管理手段から割込み線を介して共通割込み番号による
    割込み信号を入力する割込み制御手段と、前記複数個の
    デバイスのうち割込みを発生したデバイスを判定し、当
    該デバイスのデバイス番号を特定するデバイス特定手段
    と、前記デバイス特定手段で特定したデバイス番号に基
    づき前記複数のオペレーティングシステムから割込み発
    生した当該デバイスに割付けられたオペレーティングシ
    ステムを起動する割込みハンドラ手段とを具備すること
    を特徴とするマルチオペレーテング計算機システム。
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