JP2001227927A - 形状計測装置 - Google Patents

形状計測装置

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JP2001227927A JP2000041620A JP2000041620A JP2001227927A JP 2001227927 A JP2001227927 A JP 2001227927A JP 2000041620 A JP2000041620 A JP 2000041620A JP 2000041620 A JP2000041620 A JP 2000041620A JP 2001227927 A JP2001227927 A JP 2001227927A
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和彦 川▲崎▼
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    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被計測物の観測面の形状計測を正確に行うこ
とができると共に、装置全体の小型化と軽量化を図るこ
とができる形状計測装置を提供する。 【解決手段】 位相シフト干渉縞画像同時計測装置10
0は、主として、レーザ光源11と、全反射ミラー15
と、ビームスプリッタ21と、参照面23と、λ/4波
長板24と、3分光プリズム32と、単一の撮像装置3
6とから成りる。レーザ光源11からの光束は全反射ミ
ラー15で反射され、さらに、ビームスプリッタ21を
透過する。次いで、参照面23の表面からの反射光は参
照光として利用され、そして、この参照光と、被計測物
101の被検面102からの計測光を含む無干渉光束と
は、ビームスプリッタ21により反射される。ビームス
プリッタ21で反射された光学的無干渉状態の光束は、
λ/4波長板31を透過した後、3分光プリズム32に
より、第1分光光束41、第2分光光束42、第3分光
光束43に分光され、夫々、単一の撮像装置36に照射
されて、これにより撮像装置36は3つの干渉縞画像を
取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状計測装置、特
に、複数分光方式位相シフト法を用いて取得された複数
の位相シフト干渉縞画像を同時に撮像することによって
被計測物の形状を計測する形状計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被計測物の平面形状の計測装置に
は、被計測物の平面形状を位相シフト法を用いて非接触
方式で計測する装置がある。この位相シフト法は、光源
から出射した光の一部を参照面で反射させると共に、参
照面を通過した光を被計測物の観測面で反射させ、参照
面からの光学的反射像と被計測物の観測面からの光学的
反射像とを干渉させることにより干渉縞を生起させ、次
いで、所定の位相シフト量で位相シフトを行いながら撮
像装置により被計測物の観測面から少なくとも3つの干
渉縞画像情報を取得するものである。
【0003】この位相シフト法としては、参照面を光軸
に沿って移動させることにより物理的に光路長を微少量
変化させる光路長可変方式や、光路長一定のまま光源の
波長を微小量変化させる波長可変方式により干渉縞の位
相を経時的に変化させるのが一般的である。
【0004】しかし、このような干渉縞の位相を経時的
に変化させる位相シフト法では、解析の基となる干渉縞
を取り込む段階で少なくとも干渉縞画像情報を取得する
のに一定時間を要するから、解析時間が長くなるばかり
でなく、解析結果は、解析中の空気の揺らぎや振動等の
影響を受けるので、解析結果の信頼性を維持するのが困
難であった。
【0005】このような干渉縞画像の位相を経時的に変
化させる位相シフト法における問題を解決するために、
レーザー光源からの光を2つのビームスプリッタにより
3つの光束に分光し、これらの光を夫々異なる波長板に
通した後、各撮像装置で撮像することにより、位相の異
なる3つの干渉縞画像を同時に取得する3分光方式位相
シフト法が用いられている(例えば、特開平10−28
1738号公報及び特開平11−337321号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記3
分光方式位相シフト法では3つの撮像装置を用いて3つ
の干渉縞画像を同時に取得することができるが、各々の
撮像装置間で感度特性等を完全に一致させることは難し
く、実際には、個々の撮像装置の干渉縞画像の位置ず
れ、相対的な大きさ(バイアス値)、及び相対的明るさ
(コントラスト値)が夫々異なり、個々の撮像装置の感
度特性の差が重畳して、これらが誤差を発生させる原因
となるため、正確な形状誤差が得られない等の問題があ
った。
【0007】また、例えば3分光方式位相シフト法で
は、3つの撮像装置が必要なことから、干渉縞画像情報
を取得する際に各々の撮像装置を同期させるための対策
を講じなければならず、3つの干渉縞画像情報を同時に
取込み可能な画像入力装置も必要である。
【0008】このように、複数分光方式位相シフト法に
は、撮像装置が複数(例えば、3つ)必要であることに
起因して、撮像装置間の電気的調整及び物理的配置位置
調整が困難であり、もって正確な形状計測が困難である
という問題、撮像系が大きく、且つその構造が複雑であ
る等の問題があった。
【0009】本発明の目的は、被計測物の観測面の形状
計測を正確に行うことができると共に、装置全体の小型
化と軽量化を図ることができる形状計測装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の形状計測装置は、被計測物の観測面
からの光学的反射像と参照面からの光学的反射像とを干
渉させる干渉光学系と、前記干渉により生じた干渉光を
少なくとも3つの光束に分光する分光手段と、前記分光
された少なくとも3つの光束を夫々所定の位相シフト量
シフトするシフト手段と、前記所定の位相シフト量シフ
トして得られた少なくとも3つの干渉縞画像を同時に取
得する干渉縞画像取得手段と、前記取得された少なくと
も3つの干渉縞画像及び前記所定の位相シフト量を用い
て少なくとも3つの干渉縞画像情報を算出し、当該少な
くとも3つの干渉縞画像情報から前記観測面の形状を算
出する算出手段を備える形状計測装置において、前記干
渉縞画像取得手段は前記干渉縞画像の数より少ない数の
撮像装置から成ることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の形状計測装置によれば、干
渉縞画像取得手段は、少なくとも3つの干渉縞画像の数
より少ない数の撮像装置から成るので、位相シフトされ
た少なくとも3つの干渉縞画像を少なくとも3つの干渉
縞画像の数より少ない数の撮像装置により撮像すること
により、該少なくとも3つの干渉縞画像を少なくとも3
つの撮像装置を用いて撮像する場合に生じる各撮像装置
個体間の誤差を低減させることができ、もって被測定物
の観測面の形状を正確に計測することができ、加えて、
装置全体の小型化と軽量化を図ることができる。
【0012】請求項2記載の形状計測装置は、請求項1
記載の形状計測装置において、前記干渉縞画像取得手段
は単一の撮像装置から成ることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の形状計測装置によれば、請
求項1記載の形状計測装置による効果を確実に奏するこ
とができる。
【0014】請求項3記載の形状計測装置は、請求項1
又は2記載の形状計測装置において、前記少なくとも3
つの光束の各光路長が幾何学的に同一であることを特徴
とする。
【0015】請求項3記載の形状計測装置によれば、幾
何学的光路長を同一としたので、位相シフトされた3つ
の干渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉縞
画像を確実に同一の条件で撮像することができる。
【0016】請求項4記載の形状計測装置は、請求項1
又は2記載の形状計測装置において、前記少なくとも3
つの光束の各光路長が光学的に同一となるように前記少
なくとも3つの光束の各光路上に夫々屈折率等が異なる
屈折率媒体が配されることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の形状計測装置によれば、光
学的光路長を同一としたので、位相シフトされた3つの
干渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉縞画
像を確実に同一の条件で撮像することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
形状計測装置であって、3分光方式位相シフト法を用い
た形状計測装置の概略構成を示す構成図である。
【0020】図1において、本実施の形態に係る形状計
測装置は、位相シフト干渉縞同時計測装置100から成
り、この装置100は、主として、発光部10と、参照
部20と、撮像部30と、画像入力部40と、解析装置
50とから成る。
【0021】発光部10は、レーザ光源11と、偏光板
12と、レンズ13と、ピンホール14と、全反射ミラ
ー15とから成る。
【0022】レーザ光源11からの光束は偏光板12に
より直線偏光となった後レンズ13により集光され、さ
らに、ピンホール14を通って拡大光として全反射ミラ
ー15で反射される。
【0023】参照部20は、反射率と透過率が偏光に依
存しないビームスプリッタ21と、コリメートレンズ2
2と、参照面23と、基準面に相当する面精度で加工さ
れたλ/4波長板24とから成る。
【0024】全反射ミラー15で反射された直線偏光拡
大光は、ビームスプリッタ21を透過してコリメートレ
ンズ22により平行光とされる。次いで、参照面23の
表面からの反射光は参照光として利用され、そして、こ
の参照光と、被計測物101の被検面(観測面)102
からの計測光を含む無干渉光束とは、ビームスプリッタ
21により反射される。
【0025】撮像部30は、λ/4波長板31と、3分
光プリズム32と、第1偏光板33と、第2偏光板34
と、第3偏光板35と、単一の撮像装置36とから成
る。
【0026】ビームスプリッタ21で反射された光学的
無干渉状態の光束は、λ/4波長板31を透過した後、
3分光プリズム32により、第1分光光束、第2分光光
束、第3分光光束に分光され、夫々、第1偏光板33、
第2偏光板34、第3偏光板35を介して単一の撮像装
置36に達する。
【0027】画像入力部40は撮像装置36に接続さ
れ、解析装置50は画像入力部40に接続されている。
【0028】本第1の実施の形態において、全反射ミラ
ー15は必ずしも設けなくてもよい。
【0029】以下、被検面102における各位置におけ
る高さ(形状情報)の算出法について説明する。
【0030】位相シフト法では、位相シフトされた3枚
以上の画像データ(光強度分布)が必要となる。例え
ば、レーザの波長を既知の微小量ずつ変化させて、それ
ぞれ3枚の画像を撮像する場合を想定するとき、3種類
の波長をλk=λ−α、λ、λ+βとおき、被検面と参
照面との距離を(x,y)∈Sに対してz(x,y)と
すれば、位相のずれは、(2h/λk)*2π=4πh
/λkとなる。
【0031】よって、3つの干渉縞の光強度分布I
k(x,y)(k=1,2,3)は、任意の位置(x,
y)に対して、
【0032】
【数1】
【0033】なる関係式で表される。但し、光強度分布
k(x,y)は測定値、IB(x,y)は干渉縞のバイ
アス値、IA(x,y)は振幅値である。
【0034】次に、上記式(1)、(2)及び(3)か
ら、
【0035】
【数2】
【0036】が得られる。ここで、
【0037】
【数3】
【0038】における高さ情報z(x,y)は平均的な
値を与えるが、具体的には、
【0039】
【数4】
【0040】を解いて、z(x,y)=θλ/4πから
求めることができる。
【0041】以下、図2を参照して、本実施の形態にお
ける撮像部30を詳細に説明する。
【0042】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
形状計測装置における撮像部30の主要部の説明図であ
る。なお、図2では、撮像部30の主要部である3分光
プリズム32及び撮像装置36の撮像素子36aのみを
示し、λ/4波長板31、第1偏光板33、第2偏光板
34、及び第3偏光板35は省略してある。このこと
は、他の実施の形態においても同様である。
【0043】図2において、3分光プリズム32は、一
組のビームスプリッタ32a及び32bと、ビームスプ
リッタ32aに隣接した全反射ミラー付き直角プリズム
32cと、ビームスプリッタ32bに隣接した全反射ミ
ラー付き直角プリズム32dとの組み合わせからなる。
【0044】3分光プリズム32は、ビームスプリッタ
32aに入射した入射光を、ビームスプリッタ32aに
て一部透過させると共に、残りを反射して90度進行方
向を曲げ、この曲げられた光をさらに直角プリズム32
cにて再度90度進行方向を曲げることにより、撮像装
置36の単一の撮像素子36aに向けて第1分光光束4
1として分光する。次いで、3分光プリズム32は、ビ
ームスプリッタ32aを透過した一部の光を、ビームス
プリッタ32bにて一部透過し、残りを反射して90度
進行方向を曲げ、この曲げられた光をさらに直角プリズ
ム32dにて再度90度進行方向を曲げることにより、
撮像素子36aに向けて第1分光光束41に平行な第2
分光光束42として分光すると共に、ビームスプリッタ
32bにて透過した一部の光を撮像素子36aに向けて
第1分光光束41に平行な第3分光光束43として分光
する。
【0045】これら第1分光光束41、第2分光光束4
2及び第3分光光束43は、夫々、第1偏光板33、第
2偏光板34、及び第3偏光板35を介して撮像素子3
6aに照射される。これにより、撮像装置36は、単一
の撮像素子36aの撮像領域の物理的に異なった部位
で、位相シフトされた3つの干渉縞画像を同時に撮像
し、その干渉縞画像を画像入力部40に送出する。画像
入力部40は、これらの干渉縞画像の位置ずれ、相対的
な大きさ(バイアス値)、及び相対的明るさ(コントラ
スト値)を一致させるような較正処理を行った後、所定
のソフトウェアを用いて各干渉縞画像情報として必要数
切り出した上でそれらの干渉縞画像情報を解析装置50
に送出する。解析装置50は、これらの干渉縞画像情報
を位相シフト解析画像として使用することにより、被計
測物の観測面の形状を算出する。
【0046】本第1の実施の形態に係る形状計測装置に
よれば、位相シフトされた3つの干渉縞画像を単一の撮
像装置で捉えることができるので、該3つの干渉縞画像
を3つの撮像装置を用いて撮像する場合に生じる各撮像
装置個体間の誤差を低減させることができ、もって既存
の解析アルゴリズムを変更することなく被測定物の観測
面の形状計測を正確に行うことができ、加えて、装置全
体の小型化と軽量化を図ることができる。
【0047】本第1の実施の形態においては、干渉縞画
像の数が3つのときに撮像装置の数は1台であったが、
その数は、干渉縞画像の数より少ない台数であれば、2
台以上であってもよい。このことは、他の実施の形態に
おいても同様である。
【0048】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
形状計測装置における撮像部30の主要部の説明図であ
る。
【0049】本第2の実施の形態に係る形状計測装置
は、上記第1の実施の形態に係る装置100において、
図2の3分光プリズム32を図3の3分光プリズム62
に置き換えたものである。
【0050】以下、図3を参照して、本実施の形態にお
ける撮像部30を詳細に説明する。
【0051】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
形状計測装置における撮像部30の主要部の説明図であ
る。
【0052】図3において、3分光プリズム62は、一
組のビームスプリッタ32a及び32bと、ビームスプ
リッタ32aに隣接した全反射ミラー付き直角プリズム
32cと、ビームスプリッタ32bに隣接した全反射ミ
ラー付き直角プリズム32dとの組み合わせから成る図
2の3分光プリズム32に加えて、直角プリズム32c
の出力側において第1分光光束41の光路上に立方体状
の屈折率調整部材62a,62bと、直角プリズム32
dの出力側において第2分光光束42の光路上に立方体
状の屈折率調整部材62cとを備える。
【0053】3分光プリズム62による、入射光の第1
〜第3分光光束41,42,43への分光の作用は上記
第1の実施の形態の場合と同様であり、第1の実施の形
態との相違点は、第1分光光束41は屈折率調整部材6
2a,62bを経由し、第2分光光束42は屈折率調整
部材62cを経由する点である。屈折率調整部材62
a,62b,62cは、その屈折率に依存して各光学的
光路長が決まる。屈折率調整部材62a,62b,62
cの各屈折率は、第1〜第3分光光束41,42,43
の各光路長が光学的に同一になるように調節される。
【0054】従って、本第2の実施形態に係る形状計測
装置によれば、第1〜第3分光光束41,42,43の
光路長は光学的に同一であるので、位相シフトされた3
つの干渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉
縞画像を確実に同一の条件で撮像することができる。
【0055】図4は、本発明の第3の実施の形態に係る
形状計測装置における撮像部30の主要部の説明図であ
る。
【0056】本第3の実施の形態に係る形状計測装置
は、上記第1の実施の形態に係る装置100において、
図2の3分光プリズム32を図4の3分光プリズム72
に置き換えたものである。
【0057】以下、図4を参照して、本実施の形態にお
ける撮像部30を詳細に説明する。
【0058】図4は、本発明の第3の実施の形態に係る
形状計測装置における撮像部30の主要部の説明図であ
る。
【0059】図4において、3分光プリズム72は、一
組のビームスプリッタ32a及び32bと、ビームスプ
リッタ32aに隣接した全反射ミラー付き直角プリズム
32cと、ビームスプリッタ32bに隣接した全反射ミ
ラー付き直角プリズム32dとの組み合わせから成る図
2の3分光プリズム32に加えて、直角プリズム32c
の出力側において第1分光光束41の光路上に配された
立方体ガラス72a,72bと、直角プリズム32dの
出力側において第2分光光束42の光路上に配された立
方体ガラス72cと、ビームスプリッタ32bの出力側
に配された一対の全反射ミラー付き直角プリズム72d
及び72eとを備える。これらのビームスプリッタ32
a,32b、直角プリズム32c,32d,72d及び
72e、並びに直方体ガラス72a〜72cは、同一の
ガラス材料から成る。
【0060】3分光プリズム72による入射光の第1分
光光束41及び第2分光光束42への分光の作用は、上
記第2の実施の形態と同様である。
【0061】ビームスプリッタ32bを透過した一部の
光は、直角プリズム72d及び72eで夫々直角に進行
方向を曲げられて第3分光光束43として分光される。
【0062】本第3の実施形態に係る形状計測装置によ
れば、第1〜第3分光光束41,42,43の各光路長
は幾何学的に同一であり、しかも、ガラス材料中を通過
する距離も同一であるので、位相シフトされた3つの干
渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉縞画像
を確実に同一の条件で撮像することができる。
【0063】上記第1〜第3の実施の形態において、ビ
ームスプリッタ21,32a,32bは無偏光型のもの
が適しているが、形状計測装置の形態によっては偏光型
のものが使用される。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の形状計測装置によれば、干渉縞画像取得手段は、少
なくとも3つの干渉縞画像の数より少ない数の撮像装置
から成るので、位相シフトされた少なくとも3つの干渉
縞画像を少なくとも3つの干渉縞画像の数より少ない数
の撮像装置により撮像することにより、該少なくとも3
つの干渉縞画像を少なくとも3つの撮像装置を用いて撮
像する場合に生じる各撮像装置個体間の誤差を低減させ
ることができ、もって被測定物の観測面の形状を正確に
計測することができ、加えて、装置全体の小型化と軽量
化を図ることができる。
【0065】請求項2記載の形状計測装置によれば、請
求項1記載の形状計測装置による効果を確実に奏するこ
とができる。
【0066】請求項3記載の形状計測装置によれば、幾
何学的光路長を同一としたので位相シフトされた3つの
干渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉縞画
像を確実に同一の条件で撮像することができる。
【0067】請求項4記載の形状計測装置によれば、光
学的光路長を同一としたので、位相シフトされた3つの
干渉縞画像を単一の撮像装置で捉える際に、各干渉縞画
像を確実に同一の条件で撮像することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る形状計測装置
であって、3分光方式位相シフト法を用いた形状計測装
置の概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る形状計測装置
における撮像部30の主要部の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る形状計測装置
における撮像部30の主要部の説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る形状計測装置
における撮像部30の主要部の説明図である。
【符号の説明】
10 発光部 11 レーザ光源 12 偏光板 15 全反射ミラー15 20 参照部 21 ビームスプリッタ 22 コリメートレンズ 23 参照面 30 撮像部 31 λ/4波長板 32,62,72 3分光プリズム 33 第1偏光板 34 第2偏光板 35 第3偏光板 36 撮像装置 40 画像入力部 50 解析装置 100 位相シフト干渉縞同時計測装置 101 被計測物 102 被検面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川▲崎▼ 和彦 茨城県つくば市上横場430番地の1 株式 会社ミツトヨ内 (72)発明者 配野 宏 茨城県つくば市上横場430番地の1 株式 会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F064 AA09 CC01 FF01 GG12 GG13 GG23 GG32 GG38 GG53 HH03 HH08 2F065 AA53 DD02 DD04 FF49 FF52 GG04 GG25 JJ03 JJ26 LL12 LL30 LL32 LL36 LL37 LL46 LL47 QQ31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計測物の観測面からの光学的反射像と
    参照面からの光学的反射像とを干渉させる干渉光学系
    と、前記干渉により生じた干渉光を少なくとも3つの光
    束に分光する分光手段と、前記分光された少なくとも3
    つの光束を夫々所定の位相シフト量シフトするシフト手
    段と、前記所定の位相シフト量シフトして得られた少な
    くとも3つの干渉縞画像を同時に取得する干渉縞画像取
    得手段と、前記取得された少なくとも3つの干渉縞画像
    及び前記所定の位相シフト量を用いて少なくとも3つの
    干渉縞画像情報を算出し、当該少なくとも3つの干渉縞
    画像情報から前記観測面の形状を算出する算出手段を備
    える形状計測装置において、 前記干渉縞画像取得手段は前記干渉縞画像の数より少な
    い数の撮像装置から成ることを特徴とする形状計測装
    置。
  2. 【請求項2】 前記干渉縞画像取得手段は単一の撮像装
    置から成ることを特徴とする請求項1記載の形状計測装
    置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも3つの光束の各光路長が
    幾何学的に同一であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の形状計測装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも3つの光束の各光路長が
    光学的に同一となるように前記少なくとも3つの光束の
    各光路上に夫々屈折率が異なる屈折率媒体が配されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の形状計測装置。
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