JP2001227808A - フラップ - Google Patents

フラップ

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JP2001227808A
JP2001227808A JP2000035194A JP2000035194A JP2001227808A JP 2001227808 A JP2001227808 A JP 2001227808A JP 2000035194 A JP2000035194 A JP 2000035194A JP 2000035194 A JP2000035194 A JP 2000035194A JP 2001227808 A JP2001227808 A JP 2001227808A
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flap
sub
main
outlet
moving
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JP2000035194A
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English (en)
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Masaharu Ebihara
正春 海老原
Yasuhiko Inoue
泰彦 井上
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Nifco Inc
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Nifco Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この種のフラップによる吹き出されるエアの
案内を、空調設備・装置の外観性の低下や大型化・複雑
化を招くことなく、適切かつ効率的になす。 【解決手段】 吹き出し口Hを閉塞する位置Sから開放
する向きに回動可能に組み付けられた主フラップ1と、
主フラップ1における一側部側からの突出移動可能に重
ね合わせ状に組み付けられる副フラップ2と、主フラッ
プ1の開放向きへの移動に伴い副フラップ2を突出させ
る移動手段3とを有する。移動手段3が、内端30a側
を副フラップ2に連係させると共に外端30bに摺動子
30cを備え、付勢手段31により主フラップ1の他側
部側に向けて付勢された移動体30と、吹き出し口H側
に設けられて付勢手段31により移動体30の摺動子3
0cが押し当てられると共に、主フラップ1の開放向き
への移動に伴い副フラップ2を突出させる向きに移動体
30を移動させるカム体32とから構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の空調設備
・装置におけるエアの吹き出し口に備え付けられて、か
かる吹き出し口から吹き出されるエアを案内するフラッ
プの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の空調設備・装置にあっては、エア
の吹き出し口を閉塞する位置から開放する向きに向けて
回動可能に組み付けられたフラップが少なからず備えら
れている。こうしたフラップは典型的には前記吹き出し
口を覆う長さと幅とを備えており、空調設備・装置の運
転に伴って当該吹き出し口を閉塞する位置から開放する
向きに向けて回動され、あるいはまた、開放位置と閉塞
位置との間で正逆の回動を繰り返すように動作され、横
長に吹き出し口が配される場合には吹き出されるエアの
向きを上下に可変するように機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
のフラップは、基本的に、その回動軸線方向に直交する
向きの寸法(一般に幅寸法)を、この向きにある吹き出
し口の寸法に合わせて構成されるものであり、空調設備
・装置の外観上の問題やコンパクト化の要請などからこ
の向きにある吹き出し口の寸法よりもフラップの幅寸法
を大きくし難いものであった。このため、前記フラップ
の回動方向に直交する向きの前記吹き出し口の寸法が比
較的狭い場合、当該吹き出し口から吹き出されるエアを
十分にフラップの内面に沿う向きに案内できない場合も
少なくなく、(つまり、フラップの外面側に吹き出され
るエアを漏れ出させてしまう場合が少なからずあり、)
この種のフラップによる送風効率の一層の向上が望まれ
ていた。
【0004】そこでこの発明は、この種のフラップによ
る吹き出されるエアの案内を、空調設備・装置の外観性
の低下や大型化・複雑化を招くことなく、適切かつ効率
的になすことができるようにすることを主たる目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明にあってはフラップが以下の(1)〜
(5)の構成を備えたものとした。 (1)エアの吹き出し口を閉塞する位置から開放する向
きに回動可能に当該吹き出し口に組み付けられた主フラ
ップと、(2)この主フラップに、当該主フラップにお
ける一側部側からの突出移動可能に重ね合わせ状に組み
付けられる副フラップと、(3)前記主フラップの前記
開放向きへの移動に伴い前記副フラップを突出移動させ
る移動手段とを有しており、(4)この移動手段が、内
端側を前記副フラップに連係させると共に外端に摺動子
を備え、付勢手段により前記主フラップの他側部側に向
けて付勢された移動体と、(5)前記吹き出し口側に設
けられて前記付勢手段の付勢により前記移動体の摺動子
が押し当てられると共に、前記主フラップの前記開放向
きへの移動に伴い前記副フラップを突出移動させる向き
に当該移動体を移動させるカム体とから構成してある。
【0006】かかる構成によれば、フラップの構造をい
たずらに複雑化させることなく、前記フラップが吹き出
し口を閉塞する位置から開放する向きに向けて回動され
ることに伴って、主フラップ内から副フラップを突き出
させフラップの幅を広げさせることができ、かかる回動
の過程において吹き出し口から吹き出されるエアをフラ
ップの内面により集中的に(つまり、吹き出されるエア
をできる限りフラップの外面側に漏れ出させないように
して)案内することができる。
【0007】特に、前記吹き出し口を閉塞するフラップ
の回動位置においては、前記副フラップを前記主フラッ
プ内に引き込ませることができることから、フラップに
よる吹き出されるエアの集中的な案内が必要ない状態に
おいてはフラップの幅を必要最小限にしておくことがで
き、外観性を損なわせることなく、また、コンパクトに
吹き出し口の周辺部分を構成することができる。
【0008】また、前記カム体の形状を変更するだけ
で、前記吹き出し口を塞ぐ位置から当該吹き出し口を開
放する向きへのフラップの回動の過程において当該フラ
ップの幅を様々なバリェーションを持つように伸縮させ
ることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載のフラップにおける移動手段を構成する移動
体における移動方向に沿った一側部にラック部が形成し
てあると共に、副フラップ側に当該副フラップの突出移
動方向に沿ったラック部が備えられており、この移動体
のラック部と副フラップ側のラック部との間に当該移動
体のラック部にかみ合わされたギア部と副フラップ側の
ラック部にかみ合わされたギア部とを備えて主フラップ
に回動可能に組み付けられた伝達ギア体が備えられてお
り、しかも、前記移動体の付勢手段が当該移動体の内端
側に一端を押し当てて当該移動体を付勢する前記主フラ
ップに組み付けられたねじりコイルばねとしてある。
【0010】かかる構成によれば、前記ねじりコイルば
ねにより前記移動体を前記主フラップ内から常時突き出
す向きに付勢できると共に、この移動体の当該付勢によ
る移動又は付勢に抗した移動に伴って、この移動体のラ
ック部と副フラップ側に設けたラック部との間に配され
る伝達ギア体を介して前記副フラップを円滑に突出移動
又は引き込み移動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図14に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0012】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かるフラップFと吹き出し口Hを構成するフレームMと
を分離した状態で示した斜視構成図であり、また、図2
は、かかるフラップFを構成する各部品を分離して示し
た斜視構成図である。また、図3は、副フラップ2の移
動手段3の一つを主フラップ1を構成する表プレート1
0を取り外した状態で示した斜視図であり、また、図4
は、かかる移動手段3を構成する各部品を分離した状態
で示した斜視図である。また、図5は、フラップFの一
部を破断して当該フラップFの内面Fa側から視た状態
を示しており、また、図6は、かかるフラップFを図5
の左側から視た状態で、さらに、図7は、かかるフラッ
プFの断面構成を示している。
【0013】また、図8ないし図12は、かかるフラッ
プFの動作の各段階を、吹き出し口Hの内外方向に沿っ
て当該吹き出し口Hを断面にした状態で、それぞれ示し
ており、また、図13は、吹き出し口Hを当該吹き出し
口Hの内外方向Haに沿って断面にした状態で、また、
図14は、当該吹き出し口Hを前方から視た状態で、そ
れぞれ示している。
【0014】この実施の形態にかかるフラップFは、各
種の空調設備・装置におけるエアの吹き出し口Hに備え
付けられて、かかる吹き出し口Hから吹き出されるエア
を所望の向きに適切に案内する用途で用いられるもので
ある。
【0015】この実施の形態にあっては、かかるフラッ
プFを、細長いエアの吹き出し口Hから吹き出されるエ
アを案内する細長い板状をなすように構成している。ま
た、この実施の形態にあっては、かかるフラップFはそ
の幅方向にある両端部において、前記吹き出し口Hを構
成するフレームMに回動可能に組み付けられている。ま
た、かかるフラップFは、かかる吹き出し口Hを閉塞す
る長さと幅とを備えており、図示しないモータなどの駆
動手段によって、前記フレームMに対する回動組み付け
部Gを中心に当該吹き出し口Hを閉塞する位置Sから開
放する向きに向けて回動可能に構成されている。
【0016】また、かかるフラップFは、主フラップ1
と、この主フラップ1における一側部側(この実施の形
態にあっては、当該主フラップ1の長さ方向に亙る一方
の側部側)からの突出移動可能に当該主フラップ1に重
ね合わせ状に組み付けられた副フラップ2とを備えてい
る。
【0017】具体的には、この実施の形態にあっては、
かかる主フラップ1は、表プレート10と裏プレート1
1の二枚の板体を組み合わせて構成されている。また、
副フラップ2は、かかる表プレート10と裏プレート1
1との間に構成される収納空間に移動可能に納められる
厚さを備えると共に、前記主フラップ1の長さ方向に亙
る長さと、当該主フラップ1内に収納される幅を備えた
板状に構成されている。そして、前記主フラップ1の一
方の側部に、かかる主フラップ1の長さ方向に亙って前
記副フラップ2の突出スリット12が形成されるよう
に、前記表プレート10と裏プレート11とが組み合わ
されている。
【0018】また、かかるフラップFは、前記主フラッ
プ1の前記吹き出し口Hを開放させる向きへの回動に伴
い前記副フラップ2を突出移動させる移動手段3を有し
ている。
【0019】かかる移動手段3は、(1)内端30a側
を前記主フラップ1内において前記副フラップ2に連係
させると共に外端30bに摺動子30cを備えた移動体
30と、(2)この移動体30を前記主フラップ1の他
側部側(突出スリット12が設けられた側と反対の側)
に向けて付勢させる付勢手段31と、(3)前記吹き出
し口H側に設けられて前記付勢手段31の付勢により前
記移動体30の摺動子30cが押し当てられると共に、
前記主フラップ1の前記開放向きへの移動に伴い前記副
フラップ2を突出移動させる向きに当該移動体30を移
動させるカム体32とから構成されている。また、この
実施の形態にあっては、前記フラップFの長さ方向ほぼ
中程の位置を挟んだ両側にそれぞれ、かかる移動手段3
が設けられている。(図1)
【0020】この実施の形態にあっては、前記移動体3
0は、前記主フラップ1を構成する裏プレート11に、
当該裏プレート11の幅方向に沿って形成され、かつ、
当該裏プレート11における前記突出スリット12の側
と反対の側において外方に開放された摺動空所11aに
移動可能に納められた棒状に構成されている。この実施
の形態にあっては、かかる摺動空所11aを構成する前
記裏プレート11の幅方向に沿った側壁に当該幅方向に
沿った案内リブ11bが形成されていると共に、かかる
移動体30の長さ方向に沿った側部にこの案内リブ11
bが納められる案内溝30eが形成されており、これに
よりかかる移動体30を当該裏プレート11の幅方向に
向けて規則的に移動可能としている。
【0021】また、かかる移動体30の一端側は前記突
出スリット12の形成側と反対の側において常時前記摺
動空所11aから突き出される外端30bとされてい
る。そして、この実施の形態にあっては、後述するよう
に板状に構成された前記カム体32のカム縁32aを間
に納める間隔を開けて形成された一対のフランジ30
d、30dを備えたボビン状をなす摺動子30cが、か
かる移動体30の外端30bに主フラップ1の長さ方向
に回転軸線を沿わせる向きで回転可能に組み付けてあ
る。
【0022】また、かかる移動体30の移動方向に沿っ
た一側部には、副フラップ2との連係機構Rを構成する
ラック部30fが形成されている。
【0023】また、かかる移動体30の他端側は前記主
フラップ1の内部にあって前記摺動空所11aから突き
出された内端30aとされており、この内端30aに前
記付勢手段31を構成する後述のねじりコイルばね31
aの一端が納められる凹所30gが形成されている。
【0024】この実施の形態にあっては、前記付勢手段
31を長い腕部31bを備えたねじりコイルばね31a
としている。また、この実施の形態にあっては、かかる
ねじりコイルばね31aの巻回部31cに納まる突部1
3を主フラップ1内部の長さ方向ほぼ中程の位置に設け
て当該ねじりコイルばね31aを主フラップ1内に組み
付けてある。また、このねじりコイルばね31aの一方
の腕部31bの端部31dが二カ所の移動手段3、3の
一方を構成する移動体30の内端30aの凹所30gに
納められ、かつ、かかるねじりコイルばね31aの他方
の腕部31bの端部31dが二カ所の移動手段3、3の
他方を構成する移動体30の内端30aの凹所30gに
納められると共に、この状態において当該腕部31bの
端部31dを前記突出スリット12が形成された側と反
対の側に弾発移動させる向きに当該ねじりコイルばね3
1aの巻回部31cが弾性変形された構成としてある。
【0025】これにより、前記二カ所の移動手段3、3
のそれぞれにおいて、当該移動手段3を構成する移動体
30は常時その外端30b側を主フラップ1内から突き
出させる向きに付勢される。
【0026】また、かかるフラップFは、前記付勢手段
31の付勢による前記移動体30の前記主フラップ1内
からの突き出し移動に伴って前記突出スリット12から
副フラップ2を突き出させ、かつ、当該付勢手段31の
付勢に抗した前記移動体30の主フラップ1内への押し
込み移動に伴って突出された副フラップ2を当該主フラ
ップ1内に引き込むように、当該移動体30と副フラッ
プ2とを連係させる連係機構Rを備えている。
【0027】この実施の形態にあっては、かかる連係機
構Rは、(1)前記移動体30と、(2)この移動体3
0のラック部30fにかみ合う小ギア部330と、この
小ギア部330と反対の側に形成された大ギア部331
とを備えた伝達ギア体33と、(3)この伝達ギア体3
3の大ギア部331にかみ合うラック部34bを備える
と共に、前記副フラップ2に連結されるスライド体34
とを備えている。
【0028】前記伝達ギア体33は、前記主フラップ1
を構成する裏プレート11の内面に突設された軸桿14
を納める軸穴332を有すると共に、当該軸穴332を
中心とした約180度の範囲に設けられた歯部330a
よりなる前記小ギア部330を備え、かつ、この小ギア
部330の設けられていない部分を基部331aとして
この基部331aから扇状に広がる扇状板部331bの
突き出し端部331cに歯部331dを備えさせて構成
された大ギア部331を備えている。
【0029】また、前記スライド体34は、前記裏プレ
ート11の内面に当該裏プレート11の幅方向に沿って
形成された案内リブ11cを納める案内溝34aを備え
た板状体として構成されており、主フラップ1の幅方向
に沿って規則的に移動可能とされている。
【0030】また、かかるスライド体34は、その移動
方向に沿った一方側縁部に前記ラック部34bを有する
と共に、その移動方向に沿った他方側縁部側におけるほ
ぼ中程の位置に円柱状をなす連結突起34cを有してい
る。そして、この実施の形態にあっては、副フラップ2
における前記突出スリット12からの突き出し側と反対
の側縁部より突き出す連結突出部20に前記スライド体
34の連結突起34cが納まる連結穴21が形成してあ
り、これによりスライド体34の移動により副フラップ
2が突出移動および引き込み移動されるように構成され
ている。
【0031】具体的には、この実施の形態にあっては、
前記付勢手段31を構成するねじりコイルばね31aの
巻回部31c側から、このねじりコイルばね31aの腕
部31bの端部31dを前記凹所30gに納めた前記移
動体30、この移動体30における当該巻回部31c側
と反対の側に形成されたラック部30fに小ギア部33
0をかみ合わせる伝達ギア体33、この伝達ギア体33
の大ギア部331に当該巻回部31c側に形成されたラ
ック部34bをかみ合わせるスライド体34、このスラ
イド体34におけるラック部34b側と反対の側に形成
された連結突起34cに連結される連結突出部20の順
に連係機構Rを構成する各部品が配されている。
【0032】そして、前記ねじりコイルばね31aの巻
回部31cを挟んだ一方側にある移動手段3を構成する
各部品に対し、この巻回部31cを挟んだ他方側にある
移動手段3を構成する各部品が当該巻回部31cを中心
とした線対称形状をなし、かつ、対称位置に配列された
構成としてある。
【0033】一方、前記カム体32は、この実施の形態
にあっては、前記吹き出し口Hを構成するフレームMに
おける当該吹き出し口Hの長さ方向にある両内側壁M
a、Maの一方に一端を連接させ、かつ、当該両内側壁
Ma、Maの他方に他端を連接させると共に、板面を当
該吹き出し口Hの内外方向Haに沿わせた板状に構成さ
れている。かかるカム体32は、前記二カ所の移動手段
3、3に対応して前記吹き出し口Hの二カ所に設けられ
ており、二カ所のカム体32、32はほぼ同一の構成を
備えるようにしてある。
【0034】そして、かかるカム体32における吹き出
し口Hの外側に向けられた縁の一部が、前記付勢手段3
1により前記主フラップ1から突き出す向きに付勢され
ている移動体30の摺動子30cが押し当てられるカム
縁32aとしてある。
【0035】この実施の形態にあっては、前記カム体3
2の一部(図13に示される例にあっては同図の上側)
に吹き出し口Hの内側に向けて窪まされた凹部32bが
形成されており、この凹部32bを形成するカム体32
の縁がかかるカム縁32aとしてある。そして、このカ
ム縁32aに常時前記付勢手段31の付勢により前記移
動体30の摺動子30cを押し当てさせるように、前吹
き出し口Hを構成するフレームMに対し前記カム体32
の凹部32bに前記突出スリット12が設けられた側と
反対の側を入れ込ませる向きでフラップFが回動可能に
組み付けられている。
【0036】この実施の形態にあっては、前記凹部32
bの両入り口32c、32c側で、かかるカム縁32a
と前記フラップFの回動中心gまでの寸法が小さく、当
該凹部32bの奥側32dに向かうに連れてかかるカム
縁32aと当該フラップFの回動中心gまでの寸法が大
きくなるように、かかるカム縁32aが形成されてい
る。
【0037】また、前記フラップFが前記吹き出し口H
を閉塞した位置Sにおいて、前記移動体30の摺動子3
0cが前記凹部32bの一方の入り口32c側のカム縁
32aに押し当てられて前記主フラップ1内にもっとも
押し込まれ、(図8)かつ、前記フラップFが前記吹き
出し口Hを開放する向きに最大限回動された位置におい
て、再び前記移動体30の摺動子30cが前記凹部32
bの他方の入り口側のカム縁32aに押し当てられて前
記主フラップ1内にもっとも押し込まれると共に、(図
12)この閉塞位置Sと最大限回動された位置において
それぞれ主フラップ1内に前記付勢手段31の付勢によ
り押し込まれる移動体30によって前記副フラップ2が
当該主フラップ1内に完全に引き込まれる構成としてあ
る。(図8、図12)また、かかるフラップFが前記閉
塞位置Sから最大限回動された位置まで回動される間に
おいて、当該フラップFの回動によって前記カム縁32
aに摺動子30cを摺接させながら移動される前記移動
体30が前記付勢手段31の付勢により主フラップ1内
から突き出され、このように突き出される移動体30に
よって前記連係機構Rを介して前記副フラップ2が当該
主フラップ1内から突き出される構成としてある。(図
9ないし図11)
【0038】この結果、この実施の形態にあっては、前
記フラップFが吹き出し口Hを閉塞する位置Sから開放
する向きに向けて回動されることに伴って、主フラップ
1内から副フラップ2を突き出させフラップFの幅を広
げさせることができ、かかる回動の過程において吹き出
し口Hから吹き出されるエアをフラップFの内面Faに
より集中的に(つまり、吹き出されるエアをできる限り
フラップFの外面側に漏れ出させないようにして)案内
することができる。
【0039】特に、前記吹き出し口Hを閉塞するフラッ
プFの回動位置Sにおいては、前記副フラップ2を前記
主フラップ1内に引き込ませることができることから、
フラップFによる吹き出されるエアの集中的な案内が必
要ない状態においてはフラップFの幅を必要最小限にし
ておくことができ、コンパクトに吹き出し口Hの周辺部
分を構成することができる。
【0040】また、前記カム体32の形状、つまり、前
記カム縁32aの形状を変更するだけで、前記吹き出し
口Hを塞ぐ位置から当該吹き出し口Hを開放する向きへ
のフラップFの回動の過程において当該フラップFの幅
を様々なバリェーションを持つように伸縮することがで
きる。
【0041】なお、この実施の形態にあっては、前記吹
き出し口Hを構成するフレームMへのフラップFの回動
状態での組み付けを、前記主フラップ1を構成する表プ
レート10の両端部に設けた軸突部10aを当該フレー
ムMの軸穴Mbに納めることによりなしている。
【0042】
【発明の効果】この発明にかかるフラップによれば、吹
き出されるエアの案内を、空調設備・装置の外観性の低
下や大型化・複雑化を招くことなく、かかる吹き出し口
を閉塞する位置から開放する位置に向けてのフラップの
回動により主フラップの一側部側から突出移動される副
フラップによってフラップの幅を当該回動の過程におい
て広げさせることにより、適切かつ効率的になすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラップFおよび吹き出し口Hの斜視構成図
【図2】フラップFの分離斜視構成図
【図3】フラップFの要部斜視図
【図4】同要部分離斜視図
【図5】フラップFの要部破断背面構成図
【図6】フラップFの側面図
【図7】フラップFの断面構成図
【図8】フラップFの動作説明図(閉塞位置S)
【図9】フラップFの動作説明図
【図10】フラップFの動作説明図
【図11】フラップFの動作説明図
【図12】フラップFの動作説明図(最大回動位置)
【図13】吹き出し口Hの断面構成図
【図14】吹き出し口Hの正面構成図
【符号の説明】
F フラップ 1 主フラップ 2 副フラップ 3 移動手段 30 移動体 30a 内端 30b 外端 30c 摺動子 31 付勢手段 32 カム体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 泰彦 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1株 式会社ニフコ内 Fターム(参考) 3L081 AA02 EA03 FA07 FC04 HA01 HA08 HB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアの吹き出し口を閉塞する位置から開
    放する向きに回動可能に当該吹き出し口に組み付けられ
    た主フラップと、 この主フラップに、当該主フラップにおける一側部側か
    らの突出移動可能に重ね合わせ状に組み付けられる副フ
    ラップと、 前記主フラップの前記開放向きへの移動に伴い前記副フ
    ラップを突出移動させる移動手段とを有しており、 この移動手段が、内端側を前記副フラップに連係させる
    と共に外端に摺動子を備え、付勢手段により前記主フラ
    ップの他側部側に向けて付勢された移動体と、 前記吹き出し口側に設けられて前記付勢手段の付勢によ
    り前記移動体の摺動子が押し当てられると共に、前記主
    フラップの前記開放向きへの移動に伴い前記副フラップ
    を突出移動させる向きに当該移動体を移動させるカム体
    とから構成してあることを特徴とするフラップ。
  2. 【請求項2】 移動手段を構成する移動体における移動
    方向に沿った一側部にラック部が形成してあると共に、
    副フラップ側に当該副フラップの突出移動方向に沿った
    ラック部が備えられており、 この移動体のラック部と副フラップ側のラック部との間
    に当該移動体のラック部にかみ合わされたギア部と副フ
    ラップ側のラック部にかみ合わされたギア部とを備えて
    主フラップに回動可能に組み付けられた伝達ギア体が備
    えられており、 しかも、前記移動体の付勢手段が当該移動体の内端側に
    一端を押し当てて当該移動体を付勢する前記主フラップ
    に組み付けられたねじりコイルばねとしてあることを特
    徴とする請求項1記載のフラップ。
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