JP2001227556A - 軸連結装置とこの軸連結装置を備えたマッサージ機 - Google Patents

軸連結装置とこの軸連結装置を備えたマッサージ機

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JP2001227556A
JP2001227556A JP2000041340A JP2000041340A JP2001227556A JP 2001227556 A JP2001227556 A JP 2001227556A JP 2000041340 A JP2000041340 A JP 2000041340A JP 2000041340 A JP2000041340 A JP 2000041340A JP 2001227556 A JP2001227556 A JP 2001227556A
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elastic body
motor
connecting device
worm
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JP2000041340A
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Yoshitoshi Morita
芳年 森田
Noriaki Sato
徳揚 佐藤
Toshiki Takama
俊樹 高馬
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを抑制すると共に、駆動軸と従動軸の軸
心のずれや角度のずれを吸収する。 【解決手段】回転自在に支持された駆動軸としてのモー
タ軸6aを軸継手53を介して回転自在に支持された従
動軸としてのウォーム12に連結するものにおいて、前
記モータ軸6aとウォーム12の端部6c、12aの断
面をそれぞれ非円形に形成し、軸継手53に、前記モー
タ軸6aとウォーム12の端部6c、12aがそれぞれ
隙間を有する状態で嵌合される嵌合部54、55を形成
する。 【効果】モータ軸又はウォームの端部と嵌合部とのいず
れか一方の隙間だけでなく、両方の隙間を利用してモー
タ軸とウォームの軸心のずれや角度ずれを吸収すること
ができ、軸心のずれや角度ずれをより多く吸収すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、駆動軸を軸継手にて従
動軸に連結する軸連結装置と、この軸連結装置を備え、
従動軸に設けた施療ローラにてマッサージを行うマッサ
ージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸連結装置を有するマッサージ機
として、図11及び図12に示すように、本体ケース1
内に、駆動軸であるモータ軸6aと反対側を防振用ゴム
7を介して取付金具8により本体ケース1に取り付けら
れたモータ6と、モータ軸6aと連結される従動軸とし
てのウォーム12とウォームホイール11からなる減速
機10とを設け、モータ6の回転を減速機10を介して
ウォームホイール11に連結された回転軸9に伝え、こ
の回転軸9の回転により図示しない施療ローラを回転し
て施療部位をマッサージするものが知られている。
【0003】このマッサージ機の軸連結装置は、図12
に示すように、端部6cを2面カット6d(図13参
照)されたモータ軸6aと、ウォーム12と、このウォ
ーム12の端部12aに、モータ軸6aの2面カット6
dされた幅よりわずかに大きく、2面カット6dと平行
に形成された嵌合部12bとで構成され、モータ軸6a
の2面カット6dをウォーム12の端部12aの嵌合部
12bに嵌合してモータ軸6aとウォーム12とを連結
している。
【0004】このような軸連結装置において部品や組立
のばらつきによりモータ軸6aとウォーム12との軸心
のずれや角度のずれが生じるが、上記軸連結装置におい
ては、モータ軸の端部6cと嵌合部12bとの間のわず
かな隙間でしか、モータ軸6aとウォーム12との軸心
のずれや角度のずれを吸収できないため、部品や組立の
精度によりこの軸心のずれや角度のずれを吸収できない
場合が生じていた。この場合、モータ軸6aが嵌合部1
2bに押圧される際に衝突音が発生し、使用者に不快感
を与えたり、モータ軸6aと嵌合部12bの間に無理な
力が働いて振動したりするものであった。また、軸心の
ずれや角度のずれが前記隙間で対応できるように部品や
組立の精度を高くすると、高コストになるものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コストを抑
制すると共に、駆動軸と従動軸の軸心のずれや角度のず
れを吸収できる軸連結装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
1の手段は、回転自在に支持された駆動軸を軸継手を介
して回転自在に支持された従動軸に連結するものにおい
て、前記駆動軸と従動軸の端部の断面をそれぞれ非円形
に形成し、前記軸継手には前記駆動軸と従動軸の端部が
それぞれ隙間を有する状態で嵌合される嵌合部を形成し
たものである。
【0007】これにより、駆動軸と従動軸の端部の断面
を非円形に形成することで、駆動軸の回転を軸継手を介
して従動軸に伝達できると共に、駆動軸又は従動軸の端
部と嵌合部とのいずれか一方の隙間だけでなく、両方の
隙間を利用して駆動軸と従動軸の軸心のずれや角度ずれ
を吸収することができ、軸心のずれや角度ずれをより多
く吸収することができる。
【0008】上記構成において、前記駆動軸側又は従動
軸側の前記嵌合部の少なくとも一方を、奥から開口側に
向かって広くなるテーパ状に形成することが望ましい。
【0009】これにより、駆動軸と従動軸との角度ずれ
が生じても、嵌合部に形成したテーパによっても吸収す
ることができ、より大きな角度ずれを吸収することがで
きる。
【0010】また、前記駆動軸の端部又は従動軸の端部
の少なくとも一方に端部に沿う形状の弾性体を嵌め込
み、該弾性体を軸継手の嵌合部に嵌合させることが望ま
しい。
【0011】これにより、弾性体を嵌め込んだ端部と嵌
合部とが直接接触することなく、弾性体を介して接触す
るので、弾性体を嵌め込んだ端部と嵌合部との間で発生
する音をより低減できる。
【0012】また、前記弾性体の外周に、少なくとも一
つの平面部を形成すると共に、前記嵌合部の前記弾性体
の平面部に対向する面を、前記弾性体の平面部側に突出
する円弧面とすることが望ましい。
【0013】これにより、モータを駆動した際に、弾性
体の平面部と嵌合部の円弧面とが圧接してモータの回転
を伝えるが、圧接している面積が大きくなるので、弾性
体に働く面圧を小さくすることができる。
【0014】また、前記弾性体の外周に、少なくとも一
つの平面部を形成すると共に、前記嵌合部の前記弾性体
の平面部に対向する面の少なくとも周方向の略半分を、
前記弾性体の平面部側に突出する円弧面としてもよい。
【0015】これにより、モータを駆動した際に、弾性
体の平面部と嵌合部の円弧面とが圧接してモータの回転
を伝えるが、圧接している面積が大きくなるので、弾性
体に働く面圧を小さくすることができる。
【0016】また、詳述すれば、上記軸連結装置は、駆
動軸を回転するモータと従動軸により回転される施療ロ
ーラを有し、前記施療ローラにより施療部位をマッサー
ジするマッサージ機に用いられたものである。
【0017】これにより、マッサージ機を使用中に、使
用者に不快感を与える衝突音や振動が発生するのを抑制
でき、快適なマッサージを行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をマッサージ
機を一例として示した図1乃至図8に基づき説明する。
【0019】1は平面形状がコ字型をした合成樹脂製の
本体ケースで、上下2分割可能に構成されている。この
本体ケース1の対峙する取付ベース2、3間に施療ロー
ラである後述する揉みローラと回転ローラが装備され
る。本体ケース1の取付ベース2、3を連結する部分は
ハンドル4となる。5は本体ケースを床面に設置するた
めの脚で、本体ケース1の下面四隅にある。
【0020】この本体ケース1内には、モータ6と、モ
ータ6の回転を減速する減速機10と、モータ6と減速
機10とを連結する軸連結装置とからなる駆動部が配設
されており、この駆動部の駆動により、後述する揉みロ
ーラと回転ローラが取り付けられた回転軸9を回転させ
てマッサージを行うようにしている。13はモータ6を
制御するための制御部、14は電源コードを示す。
【0021】前記モータ6は、モータ軸6aと反対側を
取付ベース3に防振用ゴム7を介して取付金具8により
固定される一方、モータ軸6a側に後述するギアケース
に嵌合される円筒状部6bがモータ軸6aと同心円上に
形成されている。また、モータ軸6aの端部6cは2面
カット6d(図5参照)されて断面を非円形としてい
る。この端部6cに弾性体51(この実施の形態ではゴ
ム製)が嵌め込まれている。この弾性体51はモータ軸
6aの端部6cに沿う形状をしており、外周に平行な2
つの平面部51aが形成されている。
【0022】前記減速機10は、2分割されたギアケー
ス10aで外郭を構成している。このギアケース10a
内には、ベアリング52を介して回転自在に保持される
従動軸としてのウォーム12と、ウォーム12により回
転されるウォームホイール11が配設されている。この
ウォームホイール11に上記回転軸9が固定されてい
る。前記ウォーム12はモータ6側をベアリング52よ
り突出しており、この突出させた端部12aを非円形で
ある歯車状に形成している。また、ギアケース10aに
はウォーム12と同軸上に、モータ6の円筒状部6bが
嵌合される嵌合穴10bが形成されており、モータ軸6
aがウォーム12と略同軸上に位置するようにしてい
る。
【0023】前記モータ軸6aと減速機10のウォーム
12は図3に示すようにジュラコン樹脂製の軸継手53
で連結されている。この軸継手53の一端側には、弾性
体51が嵌め込まれたモータ軸6aの端部6cがわずか
な隙間を有する状態(図中この隙間は誇張して描かれて
いる)で嵌合される嵌合部54が形成されている。この
嵌合部54は、弾性体51の平面部51aに対向する面
54aを、奥から開口に向かってその間が広くなるテー
パ状に形成されると共に、図5に示すように平面部51
a側に突出する円弧面に形成している。また、他端側に
は、ウォーム12の端部12aに沿う形状であり、ウォ
ーム12との間にわずかな隙間(図中この隙間は誇張し
て描かれている)を有する状態でウォーム12の端部1
2aが嵌合される嵌合部55が形成されている。
【0024】上記モータ軸6a、ウォーム12、軸継手
53、弾性体51にて軸連結装置を構成する。この軸連
結装置は、部品や組立の精度により、図6に示すように
モータ軸6aの軸心lとウォーム12の軸心mとの間に
軸心ずれn(ここでは左上方にずれた場合を例として示
す)が生じる場合が起こる。この際に、この軸連結装置
は、モータ軸6aの端部6cと嵌合部54の隙間と、ウ
ォーム12の端部12aと嵌合部55の隙間の両方を合
わせた分、モータ軸6aとウォーム12との間の軸心ず
れを吸収することができる。したがって、より大きな軸
心のずれを吸収できる。また、モータ軸6aの端部6c
に弾性体51をはめ込んで嵌合部54に嵌合させている
ので、同図に示すように弾性体51が変形する分より大
きな軸心のずれを吸収できる。
【0025】また、部品や組立の精度により、図7に示
すように、モータ軸6aとウォーム12に角度ずれpが
生じる場合も起こる。この場合、モータ軸6aの端部6
cと嵌合部54の隙間と、ウォーム12の端部12aと
嵌合部55の隙間を合わせた分、角度ずれを吸収できる
と共に、弾性体51が嵌合される側の嵌合部54は奥か
ら開口に向かってその間隔が広くなるテーパが形成され
ているので、このテーパの分傾いても無理な力が働くこ
とがなく、角度ずれを吸収できる。したがって、より大
きな角度ずれを吸収することができる。
【0026】ところで、モータ6を駆動した場合には、
図5に示す状態からモータ軸6aが軸継手53の嵌合部
54内で回転して図8に示すように弾性体51の平面部
51aが、嵌合部54の平面部51aに対向する面54
aに押圧される。嵌合部54の平面部51aに対向する
面54aは平面部51a側に突出する円弧面に形成され
ているので、弾性体51の平面部51aの端部側の狭い
面積で嵌合部54に押圧されることなく、広い面積で押
圧できる。また、円弧面は対称に形成されているので、
図8に示す反時計方向に回転する場合だけではなく、時
計方向に回転する場合においても、同様に、弾性体51
の平面部51aの外周側の狭い面積で嵌合部54に押圧
されることなく、広い面積で押圧できる。これにより、
弾性体51に働く面圧を抑えることができ、弾性体51
の寿命を長くできる。この際に、モータ軸6aの端部6
cが直接嵌合部54に押圧されるのではなく、弾性体5
1を介して押圧されるので、押圧される際の衝突音の発
生を弾性体51により低減することができる。
【0027】上記駆動部に駆動される回転軸9は取付ベ
ース2、3の対峙壁間に、軸受15、15でもって回転
自在に支持されている。軸受15,15は、上側と下側
の本体ケース1間に挟持される。
【0028】この回転軸9には、その中央部に、相反す
る方向に傾斜した一対の揉みローラ16、16が取り付
けられ、また一対の揉みローラ16、16の外側には、
回転ローラ25、25が取り付けられている。
【0029】回転ローラ25は、回転軸9に固定され且
つ一端にフランジ26を有し他端が開放された円筒状の
第1基台27と、この第1基台27の他端開放部を塞ぐ
円盤状の第2基台28と、前記フランジ26と第2基台
28の間に、回転軸9と平行に橋架される複数本のロー
ラ軸29と、このローラ軸29に回転自在に取り付けら
れた2種類のローラ30、31とから構成される。その
一つ30は同じ形をした二つの刺激用突部32が形成さ
れたもので、他の一つは、両側に大きな刺激用突部33
がその間に扁平な刺激用突部34が形成されたものであ
る。ローラ軸9は例えば10本あり、この軸9にローラ
30と31が交互に取り付けられている。
【0030】回転軸9の回転により回転ローラ25が回
転し、ローラ30、31の刺激用突部32、33、34
により例えば足等の被施療部をマッサージする。
【0031】前記揉みローラ16は、回転軸9に対して
回転方向には固定され、軸線L方向には摺動できるよう
に取り付けられた揉み基台17と、揉み基台17の外周
に複数の鋼球18を介して傾斜した状態で回転自在に装
着された遊転部19から構成される。
【0032】遊転部19は、鋼球18に対する摺動面を
夫々有する外側環状押さえ板20と、内側環状押さえ板
21と、これら両環状押さえ板20、21により挟持さ
れる弾性体からなる揉み体22とから構成される。内側
環状押さえ板21には、複数の開口が周方向に配列さ
れ、この開口より揉み体22に形成された弾性突部44
が突出している。これら両環状押さえ板20、21は図
示しないネジにより連結されている。
【0033】そこで回転軸9が回転すると、揉み基台1
7は回転するが、遊転部19は、足を遊転部19、19
間に挿入するなどして負荷が加わった状態になると、剛
球18の転動を伴って非回転状態を保ち、遊転部19が
回転軸9の軸線Lと平行でなく傾斜した状態で取り付け
られているので、回転軸9に対する傾倒角度を変えて、
その対向面を接近離反する動作を繰り返す。従って、こ
の間に挟まれた足等の被施療部を揉むことができる。こ
の時揉み体22の前記弾性突部44は、被施療部と接触
して押圧する。
【0034】一対の揉みローラ16と回転ローラ25の
間には、図1に示す如く揉みローラ16を常時互いに接
近する方向に付勢するコイルスプリング37が圧縮状体
で巻装されている。また一対の揉みローラ16、16間
の回転軸9には、スペーサ40が固定され、前記コイル
スプリング37で付勢される一対の揉みローラ16、1
6の接近量を規制している。
【0035】これにより、揉みローラ16、16間に足
等の被施療部を入れて揉む場合、揉み体22に大きな力
が加わると、コイルスプリング37が圧縮して、一対の
揉みローラ16、16を互いに離れるように退避させ、
被施療部である足に過大な圧力が加わることを防止する
ものである。従って、幅の広い足でもマッサージできる
ようになっている。
【0036】前記スペーサ40には、2個の補助ローラ
38が回転自在に設けられているが、これは、揉みロー
ラ16で足を揉みながら足裏に刺激を与える場合などに
使う。
【0037】上記揉みローラ16、16と回転ローラ2
5は柔軟性に富む例えばナイロン製のカバーシート35
で覆われ、被マッサージ体が直接両ローラ16、25に
接触しないようにして安全性を向上している。また第1
基台27の外周には、マッサージする際のカバーシート
35の巻き込みを防止する多数のリブ36が形成されて
いる。
【0038】以上のような構成であるので、モータ軸6
aの端部6cとウォーム12の端部12aの断面を非円
形である2面カット6dされた形状や歯車状に形成する
ことで、モータ軸6aの回転を軸継手53を介してウォ
ーム12に伝達できると共に、モータ軸6aの端部6c
と嵌合部54又はウォーム12の端部12aと嵌合部5
5とのいずれか一方の隙間だけでなく、両方の隙間を利
用してモータ軸6aとウォーム12の軸心のずれや角度
ずれを吸収することができ、軸心のずれや角度ずれをよ
り多く吸収することができる。したがって、部品や組立
の精度を高くする必要がなく、コストを低減できると共
に、軸心のずれや角度ずれにより生じる使用者に不快感
を与える衝突音や振動の発生を抑制でき、快適に使用で
きる。
【0039】また、上記軸連結装置を上記マッサージ機
が備えることで、マッサージ機を使用中に、使用者に不
快感を与える衝突音や振動の発生を低減でき、快適なマ
ッサージを行うことができる。
【0040】尚、上記実施の形態では、嵌合部54の弾
性体51の平面部51aに対向する面54aを円弧面と
したが、図9に示すように、嵌合部54の前記弾性体5
1の平面部51aに対向する面54aの少なくとも周方
向の略半分を、前記弾性体51の平面部51a側に突出
する円弧面54bとし、この円弧面54bを複数形成し
てもよい。この場合、図10に示すように、弾性体51
の平面部51aを円弧面54bに押圧することができ、
上記実施の形態と同様に、押圧する面積を増やして、弾
性体51に働く面圧を低減することができる。
【0041】ここで、図9の場合のように複数箇所(こ
こでは4カ所)に円弧面54bを形成し、2つの平面部
51aが時計回り及び反時計回りの両方で円弧面54b
に押圧するのが好ましいが、一カ所のみでも良い。
【0042】また、2つの平面部51aを弾性体51に
形成し、嵌合部54の弾性体51の平面部51aに対向
する面54aを円弧面とし、2つの平面部51aを円弧
面に押圧して弾性体51に働く面圧を小さくすることが
望ましいが、一つの平面部51aを弾性体51に形成
し、嵌合部54の弾性体51の平面部51aに対向する
面54aを円弧面に形成してもよい。また、多数の平面
部51aを弾性体51に形成し、嵌合部54の弾性体5
1の平面部51aに対向する面54aを円弧面としても
よい。
【0043】また、弾性体51をモータ軸6aの端部6
cに設けたが、従動軸側であるウォーム12の端部12
aに設けてもよく、両方に設けても良い。
【0044】また、上記実施の形態の如く、モータ軸6
aの端部6cに弾性体51を介して軸継手53の嵌合部
54に嵌合し、弾性体51によりモータの端部6c側が
嵌合部54に押圧される際の音の発生を低減するように
するのが好ましいが、弾性体51を介さずにモータ軸6
aの端部6cを直接軸継手53の嵌合部54に嵌合させ
ても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、駆動軸と従
動軸の端部の断面を非円形に形成することで、駆動軸の
回転を軸継手を介して従動軸に伝達できると共に、駆動
軸又は従動軸の端部と軸継手の嵌合部とのいずれか一方
の隙間だけでなく、両方の隙間を利用して駆動軸と従動
軸の軸心のずれや角度ずれを吸収することができ、軸心
のずれや角度ずれをより多く吸収することができる。し
たがって、部品や組立の精度を高くする必要がなく、コ
ストを低減できると共に、軸心のずれや角度ずれにより
生じる使用者に不快感を与える衝突音や振動の発生を抑
制でき、快適に使用できる。
【0046】請求項2によれば、駆動軸と従動軸との角
度ずれが生じても、軸継手の嵌合部に形成したテーパに
よっても吸収することができ、より大きな角度ずれを吸
収することができるので、軸心のずれや角度ずれにより
生じる使用者に不快感を与える衝突音や振動の発生をよ
り確実に抑制することができ、快適に使用できる。
【0047】請求項3によれば、端部に嵌め込んだ弾性
体が嵌合部に圧接されるので、この端部と嵌合部との間
で発生する衝突音を弾性体により低減でき、より快適に
使用できる。
【0048】請求項4によれば、モータを駆動した際
に、弾性体の平面部と嵌合部の円弧面とが圧接してモー
タの回転を伝えるが、圧接している面積が大きくなるの
で、弾性体に働く面圧を小さくすることができる。した
がって、弾性体の寿命を長くできると共に、弾性体の硬
度を下げて振動や衝突音をより効果的に抑制することが
できる。
【0049】請求項6によれば、マッサージ機を使用中
に、使用者に不快感を与える衝突音や振動が発生するの
を抑制でき、快適なマッサージを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマッサージ機の平面横断面図である。
【図2】同マッサージ機の側面縦断面図である。
【図3】図2におけるA部詳細図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】図3におけるC−C断面図である。
【図6】図1のモータと減速機においてモータ軸と減速
機とが軸心ずれを起こしている状態の平面図である。
【図7】図3においてモータ軸と減速機のウォームとが
角度ずれを起こしている場合の側面断面図である。
【図8】図3においてモータ軸が回転して弾性体が嵌合
部の円弧面に押圧されている際の断面図である。
【図9】嵌合部における他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図10】図9においてモータ軸が回転して弾性体が嵌
合部の円弧面に押圧されている際の断面図である。
【図11】従来のマッサージ機の側面断面図である。
【図12】図11におけるE部詳細図である。
【図13】図12におけるF−F断面図である。
【符号の説明】
6 モータ 6a モータ軸(駆動軸) 6c モータ軸の端部 12 ウォーム(従動軸) 12a ウォームの端部 16 揉みローラ(施療ローラ) 25 回転ローラ(施療ローラ) 51 弾性体 51a 平面部 53 軸継手 54、55 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高馬 俊樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C100 AE06 AE11 AF02 AF04 AF05 AF11 BB03 BC03 CA09 DA10 DA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された駆動軸を軸継手を
    介して回転自在に支持された従動軸に連結するものにお
    いて、前記駆動軸と従動軸の端部の断面をそれぞれ非円
    形に形成し、前記軸継手には前記駆動軸と従動軸の端部
    がそれぞれ隙間を有する状態で嵌合される嵌合部を形成
    した軸連結装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸側又は従動軸側の前記嵌合部
    の少なくとも一方を、奥から開口側に向かって広くなる
    テーパ状に形成した請求項1に記載の軸連結装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸の端部又は従動軸の端部の少
    なくとも一方に端部に沿う形状の弾性体を嵌め込み、該
    弾性体を軸継手の嵌合部に嵌合させた請求項1又は請求
    項2に記載の軸連結装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性体の外周に、少なくとも一つの
    平面部を形成すると共に、前記嵌合部の前記弾性体の平
    面部に対向する面を、前記弾性体の平面部側に突出する
    円弧面とした請求項3に記載の軸連結装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性体の外周に、少なくとも一つの
    平面部を形成すると共に、前記嵌合部の前記弾性体の平
    面部に対向する面の少なくとも周方向の略半分を、前記
    弾性体の平面部側に突出する円弧面とした請求項3に記
    載の軸連結装置。
  6. 【請求項6】 駆動軸を回転するモータと従動軸により
    回転される施療ローラを有し、前記施療ローラにより施
    療部位をマッサージする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かの軸連結装置を有するマッサージ機。
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