JP2001223866A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001223866A
JP2001223866A JP2000363228A JP2000363228A JP2001223866A JP 2001223866 A JP2001223866 A JP 2001223866A JP 2000363228 A JP2000363228 A JP 2000363228A JP 2000363228 A JP2000363228 A JP 2000363228A JP 2001223866 A JP2001223866 A JP 2001223866A
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JP2000363228A
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Osamu Kizaki
修 木崎
Takeshi Endo
剛 遠藤
Hiroshi Masuyama
洋 増山
Ryonosuke Miyazaki
亮乃輔 宮崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報の転送時に蓄積時刻情報を更新して
画像情報の自動削除を回避する。 【解決手段】 画像処理装置の内部記憶装置94と外部
記憶装置95間で、蓄積時刻が付与された画像情報を転
送し、外部記憶装置95から転送された画像情報が蓄積
時刻から所定時間経過後の画像情報である場合、該画像
情報を自動的に削除する画像処理装置70,80であ
り、前記いずれかの記憶装置に転送する画像情報を選択
する手段60により、外部記憶装置95から内部記憶装
置94に転送する画像情報を選択すると、該画像情報の
蓄積時刻を現在時刻に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機な
ど画像処理装置に係わり、特に、画像情報を記憶してお
く画像記憶手段を備え、前記画像記憶手段に画像情報を
記憶する際に前記画像情報に蓄積時刻情報を付与するこ
とにより古くなった画像情報を前記画像記憶手段から自
動的に削除したりすることができる画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機では、コピーする
原稿画像データを記憶しておく半導体メモリや大容量ハ
ードディスクを内蔵して、複数枚のコピーを実行する際
に1回の原稿スキャンでコピーを可能にしたり、ページ
順に出力する電子ソートを可能にしたりしている。ま
た、スキャナから読み込んだ画像データや、文字コード
を展開した(ビットマップ化した)画像データを大容量
ハードディスクに保存しておき、後日、保存された画像
データを出力したりすることもできる。また、前記大容
量ハードディスクに画像データを記憶する際、その画像
データの属性情報の一つとして蓄積時刻(年月日時分)情
報を付与することも従来より行われている。画像蓄積手
段には記憶容量上の制限があるので、蓄積時刻情報を参
考にして古くなった画像データを削除したりするのであ
る。なお、この際の削除を蓄積時刻情報の値が古い順に
自動的に行うようにした方法も従来より提供されてい
る。また、記憶されているなかから画像データを検索す
る際、蓄積した時期を指定して該当する画像データを抽
出する際にもこの蓄積時刻情報を用いる。さらに、従来
技術においては、前記ハードディスク内の画像データを
デジタル複写機に着脱可能な記憶媒体へ転送して、複写
機内部のハードディスクの画像情報のバックアップや長
期保管などを可能にしている。つまり、画像データなど
の画像情報を着脱可能な記憶媒体から読み出したり、そ
の記憶媒体に書き込んだりする外部画像記憶装置、およ
び原稿から読み取った画像データや前記外部画像記憶装
置から転送される画像データなどを蓄積しておく内部画
像記憶装置を備えておくのである。なお、着脱可能な記
憶媒体としては、書き込み可能なCD−Rや、書き込み
書き換え可能なCD−RW、さらに大容量のDVD、デ
ータテープなど大容量記憶媒体が使用されている。例え
ば、特許第2622376号公報に示された画像処理装
置は前記のような画像処理装置の一つであり、着脱可能
な記憶媒体に画像データの他にコピーに必要な情報や操
作手順プログラムを記憶し、操作性の向上を図ってい
る。また、特開平1-256269号公報に示された画
像処理装置では着脱可能な記憶媒体に画像データだけで
なくその画像データを記憶した年月日情報を記憶してお
き、その画像データを再び紙上に出力する際の画像デー
タ取り出しの高速化を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、画像記
憶手段に画像データを記憶する際にその画像データに蓄
積時刻情報を付与し、蓄積時刻情報の値の古い順に画像
データを前記画像記憶手段から自動的に削除することが
行われているが、ハードディスクなど画像処理装置内に
固定された画像記憶手段(内部記憶手段)から着脱可能
な記憶媒体(外部記憶手段)に画像データを移した後、
しばらくの間その記憶媒体を保管しておき、再び必要に
なったその中の画像データをハードディスクなどに戻し
た場合、戻した画像データに付与されている蓄積時刻情
報が古いために、必要で戻したにもかかわらず戻した直
後に自動削除されてしまうというような問題がある。そ
こで本発明は、内部に固定された画像記憶手段に記憶さ
れている古い画像データを自動的に削除するようにして
いる画像処理装置において、前記画像記憶手段から着脱
可能な記憶媒体に、画像データを移した後、しばらく経
過してから再びその中の画像データを内部の画像記憶手
段に戻しても、戻した画像データが戻して直ぐに自動削
除されてしまうことがないようにすることを第1の課題
とする。又、本発明は、古い蓄積時刻情報が有用な情報
となる場合があることに鑑み、内部記憶手段から読み出
した画像情報を外部記憶手段に戻す場合、古い蓄積時刻
情報を継承することを第2の課題とする。更に又、本発
明は、内部記憶手段に戻した画像データが戻して直ぐに
自動削除されてしまうことがないようにするのを簡単な
手段で行うことを第3の課題とし、更には、自動削除を
なくす状態に固定されてしまうと、不都合な事態が生じ
るので、必要な場合には削除ができる環境を確保してお
くことを第4の課題とする。更に又、本発明は、最近、
画像処理装置や画像データを作成するパソコン等がネッ
トワークに接続されて使用されることが多くなっている
ことに鑑み、上記の各課題をネットワークに接続可能な
画像処理装置において実現することを第5の課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
処理装置の内部記憶装置と外部記憶装置間で、蓄積時刻
情報を有する画像情報を転送する手段と、該蓄積時刻情
報を検知する手段と、該検知した蓄積時刻情報に基き所
定時間経過した画像情報を自動的に削除する手段を有す
る画像処理装置であって、前記いずれかの記憶手段から
転送する画像情報を選択する手段と、外部記憶装置から
選択した画像情報の蓄積時刻情報を現在時刻情報に更新
する手段を有することを特徴とする画像処理装置であ
る。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記転送手段は、内部記憶装置から選
択した画像情報に、外部記憶手段から読み出した時の蓄
積時刻情報を付与して転送することを特徴とする画像処
理装置である。
【0006】請求項3の発明は、画像処理装置の内部記
憶装置と外部記憶装置間で、蓄積時刻情報を有する画像
情報を転送する手段と、該蓄積時刻情報を検知する手段
と、該検知した蓄積時刻情報に基き所定時間が経過した
画像情報を自動的に削除する手段を有する画像処理装置
であって、前記いずれかの記憶手段から転送する画像情
報を選択する手段と、外部記憶装置から選択した画像情
報に自動削除を禁止する識別情報を付与する手段を有す
ることを特徴とする画像処理装置である。
【0007】請求項4の発明は、請求項3記載の画像処
理装置において、前記転送手段は、内部記憶装置から選
択した画像情報の前記自動削除を禁止する識別情報を削
除して転送することを特徴とする画像処理装置である。
【0008】請求項5の発明は、請求項3記載の画像処
理装置において、前記自動削除を禁止する識別情報が付
与された画像情報の蓄積時刻情報を更新し、蓄積時刻情
報を更新した画像情報の前記識別情報を削除する手段を
更に有することを特徴とする画像処理装置である。
【0009】請求項6の発明は、請求項2乃至5のいず
れかに記載の画像処理装置において、外部記憶装置から
読出された画像情報を示す情報を前記自動削除を禁止す
る識別情報として使用することを特徴とする画像処理装
置である。
【0010】請求項7の発明は、ネットワークに接続可
能な画像蓄積装置において、蓄積時刻情報が付与された
画像情報を受信する手段と、画像情報の蓄積時刻情報を
検知する手段と、該検知した蓄積時刻情報に基き所定時
間が経過した画像情報を自動的に削除する手段を有する
画像処理装置であって、受信した画像情報の蓄積時刻情
報を現在時刻情報に更新する手段を有することを特徴と
する画像処理装置である。
【0011】請求項8の発明は、ネットワークに接続可
能な画像蓄積装置において、蓄積時刻情報が付与された
画像情報を受信する手段と、受信した画像情報の蓄積時
刻情報を検知する手段と、該検知した蓄積時刻情報に基
き所定時間経過した画像情報を自動的に削除する手段を
有する画像処理装置であって、受信した画像情報に自動
削除を禁止する識別情報を付与する手段を有することを
特徴とする画像処理装置である。
【0012】請求項9の発明は、請求項8記載の画像処
理装置において、前記自動削除を禁止する識別情報を削
除する手段を更に有することを特徴とする画像処理装置
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の画像
処理装置の概略図である。図示したような構成で、この
実施例の画像処理装置では、自動原稿送り装置(AD
F)1の上方にある原稿台2に画像面を上にして原稿束
を置き、後述する操作部上のスタートキーを押下する
と、給送ローラ3および給送ベルト4により、原稿束の
最も下の原稿から順に、原稿がコンタクトガラス6上の
所定の位置に給送される。なお、1枚の原稿の給送が完
了したときに原稿枚数をカウントアップするカウント機
能を有している。コンタクトガラス6上の原稿の画像が
読み取りユニット20によって読み取られ、読み取りが
終了した原稿は給送ベルト4および排送ローラ5によっ
て排出される。さらに、原稿セット検知センサ7により
原稿台2に次の原稿があることが検知されると、前の原
稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。また、
第1トレイ8、第2トレイ9、および第3トレイ10に
積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙
装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送
ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬
送される。そして、読み取りユニット20により読み込
まれた画像データが書き込みユニット27からのレーザ
ー光によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット3
1を通過することによってトナー像が形成される。さら
に、搬送ベルト16により感光体15の回転と等速で搬
送される転写紙に感光体15上のトナー像が転写され、
その後、定着ユニット17により画像を定着させ、排紙
ユニット18により後処理装置であるフィニッシャ40
に排出される。フィニッシャ40は、排出された転写紙
を排紙搬送ローラ42の方向かまたはステープル処理部
方向へ導くことができる。切り替え板41を上方向に切
り替えることにより、排紙搬送ローラ42を経由して排
紙トレイ44側に排紙したり、切り替え板41を下方向
に切り替えることで、搬送ローラ45,46を経由し
て、ステープル台47に搬送したりするのである。ステ
ープル台47に積載された転写紙は、1枚排紙されるご
とに紙揃え用のジョガー48によって、紙端が揃えら
れ、コピーが1部完了したときにステープラ49によっ
て綴じられる。そして、ステープラ49により綴じられ
た転写紙群が自重によって、ステープル完了排紙トレイ
50に収納される。なお、通常の排紙トレイ44は紙搬
送方向と直交する方向に移動可能な排紙トレイである。
このような排紙トレイ44が、原稿毎、あるいは自動的
にソーティングされたコピー部数毎に前記直交する方向
に移動し、排出されてくるコピー紙を仕分ける。
【0014】転写紙の両面に作像する場合は、各給紙ト
レイ8,9,10から給紙され、作像された転写紙をフィ
ニッシャ40側に導かないで、経路切り替えのための分
岐爪52を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニ
ット51にストックする。その後、両面給紙ユニット5
1にストックされた転写紙は再び感光体15に作像され
たトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット51
から再給紙され、その後は、下側にセットされた経路切
り替えのための分岐爪52により、切り替え板41の方
へ導かれる。なお、感光体15、搬送ベルト16、定着
ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット31は
メインモータによって駆動され、各給紙装置11,12,
13はメインモータの駆動力が給紙クラッチにより伝達
されて駆動される。また、縦搬送ユニット14はメイン
モータの駆動力が中間クラッチにより伝達されて駆動さ
れる。また、読み取りユニット20は、原稿を載置する
コンタクトガラス6と走査光学系で構成されており、走
査光学系は、露光ランプ21、第1ミラー22、レンズ
23、CCDイメージセンサ24などから構成されてい
る。露光ランプ21、第1ミラー22、第2ミラー25
および第3ミラー26は図示しないキャリッジ上に固定
されている。この走査光学系は、図示しないスキャナ駆
動モータにより駆動される。原稿画像は、CCDイメー
ジセンサ24によって読み取られ、電気信号に変換され
て処理される。書き込みユニット27はレーザ出力ユニ
ット28、結像レンズ29、ミラー30から構成され、
レーザ出力ユニット28の内部には、レーザ光源である
レーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転
する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。
書き込みユニット27からはレーザ光が出力され、その
レーザ光は画像作像系の感光体15に照射される。図示
しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射さ
れる位置には、主走査同期信号を発生するビームセンサ
が配置されている。
【0015】図2に、操作部60の構成を示す。図示し
たように、操作部60には、液晶タッチパネル61、テ
ンキー62、クリア/ストップキー63、プリントキー
64、予熱キー65、リセットキー66、初期設定キー
67、コピーキー68、コピーサーバーキー69があ
り、液晶タッチパネル61には、機能キー、部数、およ
び画像処理装置の状態を示すメッセージなどが表示され
る。このように構成された操作部60内の初期設定キー
67を押すことで、画像処理装置の初期状態を任意にカ
スタマイズすることができる。また、画像処理装置内に
収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のモ
ードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に
設定したり、一定時間操作がないときに優先して選択さ
れるアプリケーションなどを設定したり、国際エネルギ
ースター計画に従った低電力状態への移行時間を設定し
たり、オートオフ/スリープモードへ移行する時間を設
定したりすることもできる。また、予熱キー65を押す
と、画像処理装置は待機状態から低電力状態に移行し、
定着温度を低下させたり、操作部60の表示を消灯させ
たりする。また、コピーキー68を押すことでコピー処
理の内容を設定し、スタートキー64を押すことで原稿
画像のコピーが可能になる。コピーサーバーキー69
は、内部画像記憶装置に蓄積されている画像データを外
部画像記憶装置へ移動させたり、コピーしたりするコピ
ーサーバー機能を実行させるときに使用する。なお、コ
ピーサーバー動作の詳細は、後述する。
【0016】図3に、操作部60の液晶タッチパネル6
1の表示例を示す。これはコピーサーバーキー69を押
下したときに表示される表示例である。このような表示
状態のときに利用者が液晶タッチパネル61に表示され
たキーにタッチすると、そのキーの示す機能が選択さ
れ、そのキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定
しなければならない場合(例えば印刷条件を指定するよ
うな場合)は、所定のキーにタッチすることで、詳細機
能の設定画面が表示される。液晶タッチパネル61は、
ドット表示器を使用しているため、前記のように、その
ときの状況に合った適切な表示をグラフィカルに行うこ
とができるのである。前記したように、図3に示す表示
画面は、図2に示したコピーサーバーキー69を押下し
たときに液晶タッチパネル61に表示された表示例であ
り、表示領域には、既に内部画像記憶部に蓄積されてい
る画像データを特定するための画像管理情報としてユー
ザID(ユーザ識別符号)、文書名、ページ数、蓄積時
刻、印刷順、サイズ(データ量)が表示される。ユーザ
IDはこの画像処理装置に接続されたパーソナルコンピ
ュータのプリンタドライバにおいて付けられるため、プ
リンタ機能によった画像蓄積の場合にのみ表示される。
文書名は画像蓄積を行う毎に付けられる。ページ数は蓄
積した原稿画像の枚数である。蓄積時刻は画像データが
蓄積されたときの時刻であり、印刷順は蓄積されている
複数の画像データを印刷するときに付けられる印刷の順
番である。なお、表示されている画像管理情報は、不揮
発メモリNV−RAMに保持されており、電源断時でも
その画像管理情報は保持され続ける。また、図3に示し
たように、操作部表示画面には、着脱可能な記憶媒体が
装着された外部画像記憶装置へ画像情報(画像データお
よび画像管理情報)をコピーするためのキーである[文
書を外部メディアへコピー]キーが表示されている。図
示していないが、画像情報を外部画像記憶装置へ移した
り、画像情報を外部画像記憶装置からハードディスク装
置など内部画像記憶装置に移したりコピーしたりするた
めの画面を表示させることもできる。
【0017】図4に、メインコントローラ70などから
成る制御装置のブロック図を示す。図示されているメイ
ンコントローラ70は画像処理装置全体を制御する。こ
のメインコントローラ70には、利用者に示す表示や利
用者からの機能設定入力を制御する操作部60、スキャ
ナの制御、原稿画像データを画像メモリに書き込む制
御、画像メモリに記憶された画像データを用いて作像制
御などを行う画像処理ユニット(IPU)80、原稿自
動送り装置(ADF)1などが接続されている。また、
紙搬送などに必要なメインモータ32、各種クラッチ3
4,35,36,37も接続されている。なお、次に述べ
るようにメインコントローラ70はその内部に時計回路
74を有している。図5はメインコントローラ70要部
の構成ブロック図である。図示したように、このメイン
コントローラ70は、CPU71、そのCPU71が実
行するプログラムを記憶しているROM72、各種デー
タを記憶するRAM73、現在時刻を計時する計時手段
であり、年月日時分秒を出力する時計回路74などを備
えている。なお、プログラムは一部をROM72に記憶
し、他はハードディスク装置からRAM73にロードす
るようにしてもよい。図6は画像処理ユニット(IP
U)80などの構成ブロック図である。このような構成
で、画像処理ユニット80は露光ランプ21から照射さ
れた光の反射光をCCDイメージセンサ24により光電
変換し、A/Dコンバータ81によりデジタル信号に変
換する。デジタル信号に変換された画像データは、シェ
ーディング補正部82によりシェーディング補正された
後、MTF・γ補正部83によりMTF補正、γ補正な
どを施される。そして、変倍処理部84を経由した画像
データが変倍率に合わせて拡大または縮小され、セレク
タ85に流れる。セレクタ85では、画像データの送り
先を、書き込みγ補正ユニット89または画像メモリコ
ントローラ86へ切り替える。書き込みγ補正ユニット
89を経由した画像データは作像条件に合わせて書き込
みγが補正され、書き込みユニット27に送られる。画
像メモリコントローラ86とセレクタ85との間は、双
方向に画像データを入出力可能な構成となっている。ま
た、画像メモリコントローラ86などへの設定や、読み
取りユニット20および書き込みユニット27の制御を
行うCPU88、およびそのプログラムやデータを格納
するROM90、RAM91、NV−RAM92を備え
ている。CPU88は、画像メモリコントローラ86を
介して、画像メモリ87のデータの書き込み、読み出し
が行える。
【0018】画像メモリコントローラ86へ送られた画
像データは、画像メモリコントローラ86内にある画像
圧縮装置によって圧縮され、画像メモリ87へ送られ
る。最大画像サイズ分の256階調のデータを圧縮せず
にそのまま画像メモリ87に書き込むことも可能である
が、この実施例で画像データを圧縮する理由は、画像圧
縮を行うことで限られた画像メモリを有効に利用できる
からである。また、一度に多くの原稿画像データを記憶
することができるため、例えばソート機能を用いる際、
この画像メモリ87を用いて原稿画像データをページ順
に出力することができる。なお、この場合、画像メモリ
87内の画像データを画像メモリコントローラ86内の
伸長装置で順次伸長しながら出力する。また、画像メモ
リ87を利用して、複数枚の原稿画像データを、画像メ
モリ87の転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順
次読み込むことも可能となる。例えば4枚の原稿画像
を、画像メモリ87の転写紙1枚分の4等分されたエリ
アに順次書き込むことで、4枚の原稿が1枚の転写紙イ
メージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可
能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼
ばれている。画像メモリ87内の画像データはCPU8
8からアクセス可能な構成となっている。このため、画
像メモリ87内の画像データの内容を加工することが可
能であり、例えば画像データの間引き処理、画像の切り
出し処理などを行える。加工の際は、画像メモリコント
ローラ86内のレジスタに制御データを書き込むことで
画像データを処理する。また、加工された画像データは
再度画像メモリ87に保持される。画像メモリ87は、
処理される画像データの大きさにより複数のエリアに分
割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をと
っている。分割された各エリアに対して画像データの入
力および出力をそれぞれ並列に実行可能にするため、画
像メモリコントローラ86とのインタフェースにはリー
ド用とライト用の2組のアドレス・データ線が接続され
ている。これにより、エリア1に画像データを入力(ラ
イト)する間にエリア2より画像データを出力(リー
ド)するという動作が可能になる。
【0019】また、画像メモリ87の画像データをCP
U88が読み出し、I/Oポート93を経て、操作部6
0へ転送することが可能な構成となっている。なお、一
般に操作部60の画面表示解像度は低いため、画像メモ
リ87の原画像データは画像間引きを施されて操作部6
0へ送られる。画像メモリ87には大量の画像データが
記憶されるので、記憶容量上の理由からハードディスク
装置94を別に設けることもある。ハードディスク装置
94を用いることにより、電源が切断されても永久的に
画像データを保持できる特徴もある。なお、ハードディ
スク装置94を備えた構成では、画像メモリ87とハー
ドディスク装置94が画像記憶手段である内部画像記憶
装置を構成し、ハードディスク装置94を備えない構成
では画像メモリ87が内部画像記憶装置となる。複数の
定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み
保持するためには、このハードディスク装置94を用い
るのが一般的である。また、外部画像記憶手段として、
CD−R、CD−RW、より記憶容量の大きいDVDな
ど着脱可能な記憶媒体を有した外部画像記憶装置95を
備えている。外部画像記憶装置95はSCSIコントロ
ーラ96によってバスを制御され、画像データの書き込
み、読み出しを実行する。その書き込み、読み出しに際
しては、作像やスキャナからの画像読み出しの処理速度
との差を吸収するために、画像メモリ87に一旦記憶さ
れる。つまり、外部画像記憶装置95にスキャナからの
画像データを書き込む場合、必ず画像メモリ87を経由
して書き込むことになる。また、外部画像記憶装置95
からの画像データを書き込みユニット27に送る際は、
画像メモリ87に一旦記憶してから書き込みユニット2
7に送ることになる。画像データを記憶する画像メモリ
87、ハードディスク装置94、外部画像記憶装置95
対しての画像データの読み書き、スキャナ(読み取りユ
ニット20など)からの画像データ入力、書き込みユニ
ット27に送る画像データの出力は全て画像メモリコン
トローラ86によって画像パスを決められる。画像パス
の入出力の組み合わせの一例を図8に示す。CPU88
が画像データの入力源、出力先を決めることで、CPU
88に接続された画像メモリコントローラ86が画像デ
ータの流れを切り替えることができるのである。
【0020】ここで、図7を用いて、セレクタ85にお
ける1ページ分の画像データの転送タイミングを説明す
る。図7において、/FGATEは、1ページの画像デ
ータの副走査方向の有効期間を表している。/LSYN
Cは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が
立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効とな
る。主走査方向の画像データが有効であることを示す信
号が/LGATEである。これらの信号は画素クロック
VCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画
素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。こ
の実施例では、転写紙への書込密度400dpi、最大
画素数は、主走査方向が4800画素、副走査方向が6
800画素である。また、この実施例では、画像データ
は255に近いほど白画像になるとする。図9は、この
画像処理装置のアプリケーションの一つとして搭載され
ているコピーアプリケーション(原稿画像のコピー)の
操作画面の一例を示したものである。コピーアプリケー
ションに関しては既知のものであるので詳細な説明は省
略する。図10はこの画像処理装置のシステム構成図で
ある。図示したように、内部画像記憶装置に蓄積された
画像データを処理する手段はハードウェアとソフトウェ
アから成るコピーサーバーアプリケーション処理部(図
10には、省略してコピーサーバーアプリと記載)とし
て存在し、同様にハードウエアとソフトウエアから成る
コピーアプリケーション処理部(図10には、省略して
コピーアプリと記載)、プリンタアプリケーション処理
部(図10には、省略してプリンタアプリと記載)と同
レベルの起動対象として起動させることができ、それぞ
れが独立した動作をするものとする。共有資源である操
作部60(図2参照)とそれを制御する操作部コントロ
ーラ、周辺機(例えばADF1など)とそれを制御する
周辺機コントローラ、画像形成装置(例えば、書き込み
ユニット27など)とそれを制御する画像形成装置コン
トローラ、画像読取装置(例えば読み取りユニット20
など)とそれを制御する画像読取装置コントローラ、メ
モリユニットはシステムコントローラにより調停され
る。なお、これらの各コントローラはメインコントロー
ラ70およびIPU80により実現される。各アプリケ
ーション処理部は、操作部コントローラが提供する仮想
画面領域(実画面に対応したメモリ領域)にそれぞれの
操作画面情報を書き込むことが可能である。操作部コン
トローラはシステムコントローラから指示された仮想画
面領域の操作画面情報を実画面に展開・表示するのであ
る。また、外部画像記憶装置95を外部に設ける場合、
図5に示したSCSIコントローラ96の接続ポートに
外部画像記憶装置95を接続し、その外部画像記憶装置
95の制御を前記SCSIコントローラ96により行
う。なお、この実施例では、請求項記載の読み出し手段
および読み書き手段は外部画像記憶装置95により実現
され、転送手段は画像メモリコントローラ86、CPU
88、およびデータバスなどにより実現され、時刻情報
更新手段、自動削除手段、識別情報付与手段、禁止手
段、および蓄積時刻付与手段はメインコントローラ70
により実現される。また、請求項記載の画像情報は単に
前記画像データであるか、少なくとも前記画像データを
含む情報である。また、この実施例では、メインコント
ローラ70が、内部画像記憶装置や着脱可能な記憶媒体
など画像記憶手段に記憶される各画像ファイルの画像デ
ータを1単位画像毎に管理するロケーション管理デー
タ、前記単位画像を一つまたは複数まとめて画像ファイ
ルとして管理するためのファイル構成情報や蓄積時刻情
報など画属性管理データ、および画像ファイルリストデ
ータ(画像ファイル一覧データ)を作成し、前記画像記
憶手段に記憶される画像データに対応付けて記憶する。
【0021】図11に、メインコントローラ70が作成
した前記ロケーション管理データ、画像属性管理デー
タ、および画像ファイルリストデータを含む情報群のデ
ータ構成を示す。このような情報群がハードディスク装
置94や外部画像記憶装置95内の記憶媒体に記憶され
るのである。図11に示したように、最初の領域にはロ
ケーション管理データが記憶される。図12に、ロケー
ション管理データの構成を示す。図示したように、例え
ばブロック番号とロケーション情報と使用中/空きを示
す情報からなる。ブロック番号とは複数の画像データが
記憶される連続する画像データ領域を等サイズの複数の
ブロックに分割し、それぞれのブロックに付けた番号で
ある。並んでいる順に頭から連続する番号をつける。な
お、画像属性管理データ領域は画像データ領域とは別な
連続領域とし、そのブロックサイズは画像データ用のブ
ロックサイズより小さくする。また、ロケーション情報
とは各ブロックの先頭位置を示す情報であり、画像記憶
手段の記憶領域を複数の記憶単位(例えばハードディス
クであればセクタと呼ばれている単位)に配列順に付け
た一連番号で示される。ブロックサイズが固定であるの
で、最初のブロックのロケーション情報だけを設定して
おき、他のブロックの位置はブロック番号から算出する
ようにしてもよい。また、「使用中」とはそのブロック
に有効な画像データが記憶されているということで、例
えば「使用中」であれば「1」、「空き」状態であれば
「0」と設定する。前記ロケーション管理データが記憶
されている領域の次の領域には画像ファイルリストデー
タが記憶される。画像データ領域に記憶されている画像
ファイルの例えばファイル名を記憶するのである。ま
た、各ファイル名に対応付けてそのファイル名の画像フ
ァイルの先頭位置を示すポインタ情報を記憶する。な
お、画像ファイルリストデータ中に、図3に示したユー
ザIDやページ数なども記憶しておく。画像ファイルリ
ストデータに続く領域は画像データ領域および画像属性
管理データ領域であり、ここには複数の画像データなど
が記憶される。図11に示したように、各画像ファイル
の見かけ上の先頭には画像属性管理データが記憶され、
画像ファイルを構成する単位画像がページ画像である場
合には、画像属性管理データの次に1ページ目の画像デ
ータ、次が2ページ目の画像データというように記憶さ
れる。但し、これらが記憶される領域は必ずしも連続し
ているわけではない。画像データ格納時、ロケーション
管理データを参照して空いている複数のブロックのブロ
ック番号を取得し、取得したブロック番号のブロックに
順次記憶するのである。したがって、取得したブロック
番号が飛んでいれば1ファイルの画像データの記憶領域
は不連続になる。1ページの画像データが1ブロックに
収まらなければ1ページの画像データが不連続になる場
合もある。そのため、画像属性管理データ領域には、1
ファイルを構成する各単位画像(この例ではページ)の
ブロック番号を記憶する。図13に、画像属性管理デー
タの一例を示す。この例は、一つの画像ファイルが4ペ
ージから成っていて、例えば1ページがブロック番号0
01のブロックに記憶され、2ページが003,00
4,007の3ブロックに記憶されていることを示して
いる。図示していないが、この画像属性管理データ領域
には、スキャナなどから画像データを入力したときにそ
の画像データに付与されたその画像データを紙に出力す
る際の属性情報、例えば紙サイズ情報、両面コピーか否
かを示す情報、印刷モード情報、および検索用情報など
も記憶される。
【0022】図14は本発明の第1の実施例を示す画像
処理装置の動作フロー図である。以下、図14に示した
動作フローに従って、外部画像記憶装置95に装着され
た記憶媒体(例えばCD-RW)とハードディスク装置
94との間で画像データ転送を行う場合の動作を説明す
る。まず、利用者が操作部60内のコピーサーバーキー
69を押し、表示された液晶タッチパネル61を用い
て、どの画像記憶装置からどの画像記憶装置へ画像デー
タを転送するのか指示する。そうすると、メインコント
ローラ70が、外部画像記憶装置95内のCD-RWな
ど記憶媒体から読み出して転送するのであれば、IPU
80を介して前記記憶媒体から画像ファイルリストデー
タを取得し、ハードディスク装置94から読み出して転
送するのであれば、そのハードディスク装置94から画
像ファイルリストデータを取得する。なお、前記記憶媒
体の装着後初めての読み出しでなくて画像ファイルリス
トデータが例えばハードディスク装置94内に保持され
ていれば、その画像ファイルリストデータを取得する。
そして、メインコントローラ70は取得した画像ファイ
ルリストデータに従ってファイル名一覧を液晶タッチパ
ネル61に表示させ(図3参照,但し、この画面はハー
ドディスク装置94内の画像データを記憶媒体へコピー
させる場合の画面である)、その中から転送する一つま
たは複数の画像ファイル名を選択させる(S1)。こう
して、画像ファイル名が選択され、その画像ファイルの
読み出し、転送が指示されたことを認識すると(S
2)、メインコントローラ70は転送する画像ファイル
数N1、つまり指示された画像ファイルの数を取得する
と共に(S3)、RAM73の所定領域の転送済みファ
イル数N2を0にクリア(設定)する(S4)。続い
て、メインコントローラ70は転送済みファイル数N2
が画像ファイル数N1に達したか否かを判定する(S
5)。つまり、指定された画像ファイルの転送がすべて
終了したか否かを判定するのである。当然ながら、第1
回目の判定では画像ファイル数N1に達していないと判
定されるので(S5でNo)、ここで、メインコントロ
ーラ70は、送信元のロケーション管理データを送信元
から取得すると共に、読み出しておいた送信元の画像フ
ァイルリストデータを用いて転送画像ファイルの画像属
性管理データを取得する(S6)。次に、メインコント
ローラ70は画像データ転送が装着されている記憶媒体
(例えばCD-RW)からハードディスク装置94へな
のか、それともその逆なのかを判定する(S7)。そし
て、前者(S7でYes)であれば、メインコントロー
ラ70内の時計回路74からそのときの現在時刻を取得
し(S8)、ステップS6において読み出しておいた画
像属性管理データ中の蓄積時刻情報を取得した現在時刻
に更新する(S9)。また、ハードディスク装置94の
ロケーション管理データを参照して(まだハードディス
ク装置94から読み出していなければ読み出した後)、
空きブロック番号を取得し、その空きブロック番号を転
送画像ファイルの各ページの画像データ記憶領域として
割り当て、割り当てた情報で画像属性管理データ(ステ
ップS6で読み出しておいた画像属性管理データ,つま
り装着されている記憶媒体の画像属性管理データ)を更
新する。
【0023】さらに、メインコントローラ70は割り当
てたブロックの一つに前記画像属性管理データを書き込
ませ、割り当てた他のブロックにIPU80を介して処
理中の画像ファイルの画像データを書き込ませる(S1
0)。一方、ステップS7において、ハードディスク装
置94から装着された記憶媒体への転送であると判定さ
れたならば(S7でNo)、転送する画像ファイルの画
像属性管理データ中の蓄積時刻情報を更新しないまま、
つまりハードディスク装置94から読み出したままの蓄
積時刻情報をこのとき記憶媒体に書き込まれる画像ファ
イルの蓄積時刻情報として付与し、単に記憶領域を示す
ブロック番号のみ更新して記憶媒体に画像属性管理デー
タを書き込ませ、さらに、処理中の画像ファイルの画像
データを書き込ませる(S10)。その後、二つの画像
記憶装置間で一つの画像ファイルの移動が終了すると、
メインコントローラ70は転送済みファイル数N2の値
を1だけ増やし(S11)、ステップS5に戻る。そし
て、転送済みファイル数N2が画像ファイル数N1に達
したか否かを判定する(S5)。つまり、指定された画
像ファイルの転送がすべて終了したか否かを判定し、終
了していなければ(S5でNo)他の画像ファイルにつ
いてステップS6以下をくり返し、終了していれば(S
5でYes)この動作フローから抜ける。こうして、こ
の実施例によれば、装着された記憶媒体から内部に固定
されたハードディスク装置94など画像記憶手段に画像
ファイル(画像データ)を移す際に蓄積時刻情報がその
ときの現在時刻に更新されるので、その画像記憶手段に
記憶されている画像ファイル中の蓄積時刻情報の古い画
像ファイルを自動的に削除するようにしても、戻した画
像ファイルが戻して直ぐに自動削除されてしまうという
ようなことがなくなる。また、前記画像記憶手段から装
着された記憶媒体に画像ファイルを移す際には蓄積時刻
情報が更新されないので、つまりその画像記憶手段に記
憶されたときに付与された蓄積時刻情報を記憶媒体の蓄
積時刻情報として付与するので、その後、画像記憶手段
への画像ファイル記憶時である蓄積時刻情報を、記憶媒
体から古い画像ファイルを削除する際や画像ファイルを
検索する際などに利用することができる。
【0024】図15は本発明の第2の実施例を示す画像
処理装置の動作フロー図である。以下、図15に示した
動作フローに従って、外部画像記憶装置95に装着され
た記憶媒体(例えばCD-RW)とハードディスク装置
94との間で画像データ転送を行う場合の動作を説明す
る。まず、利用者が操作部60内のコピーサーバーキー
69を押し、表示された液晶タッチパネル61を用い
て、どの画像記憶装置からどの画像記憶装置へ画像ファ
イルを転送するのか指示する。そうすると、メインコン
トローラ70が、外部画像記憶装置95内のCD-RW
など記憶媒体から読み出して転送するのであれば、IP
U80を介して記憶媒体から画像ファイルリストデータ
を取得し、ハードディスク装置94から読み出して転送
するのであれば、そのハードディスク装置94から画像
ファイルリストデータを取得する。なお、記憶媒体の装
着後初めての読み出しでなくて画像ファイルリストデー
タが例えばハードディスク装置94内に保持されていれ
ば、その画像ファイルリストデータを取得する。そし
て、メインコントローラ70は取得した画像ファイルリ
ストデータに従ってファイル名一覧を液晶タッチパネル
61に表示させ、その中から転送する一つまたは複数の
画像ファイル名を選択させる(S21)。こうして、画
像ファイル名が選択され、その画像ファイルの読み出
し、転送が指示されたことを認識すると(S22)、メ
インコントローラ70は転送する画像ファイル数N1を
取得すると共に(S23)、RAM73の所定領域の転
送済みファイル数N2を0にクリア(設定)する(S2
4)。続いて、メインコントローラ70は転送済みファ
イル数N2が画像ファイル数N1に達したか否かを判定
する(S25)。つまり、指定された画像ファイルの転
送がすべて終了したか否かを判定するのである。当然な
がら、第1回目の判定では画像ファイル数N1に達して
いないと判定されるので(S25でNo)、ここで、メ
インコントローラ70は送信元のロケーション管理デー
タを送信元から取得すると共に、読み出しておいた送信
元の画像ファイルリストデータを用いて転送画像ファイ
ルの画像属性管理データを取得する(S26)。
【0025】次に、メインコントローラ70は画像デー
タ転送が装着されている記憶媒体(例えばCD-RW)
からハードディスク装置94へなのか、それともその逆
なのかを判定する(S27)。そして、前者(S27で
Yes)であれば、ハードディスク装置94に記憶され
る(書き込まれる)処理中の画像ファイルの画像属性管
理データの一つとして自動削除を行わせないための特定
の識別情報をステップS26において取得した画像属性
管理データ中に付与する(S28)。この識別情報は例
えば着脱可能な記憶媒体から読み出された画像情報(画
像データ、あるいはそれに加えてその管理情報)である
ことを示す情報である。また、ハードディスク装置94
のロケーション管理データを参照して(まだハードディ
スク装置94から読み出していなければ読み出した
後)、空きブロック番号を取得し、その空きブロック番
号を転送画像ファイルの各ページの画像データ記憶領域
として割り当て、ステップS26において取得した画像
属性管理データ中のブロック番号を割り当てたブロック
番号に更新する。さらに、メインコントローラ70は割
り当てたブロックの一つにブロック番号などを更新した
画像属性管理データを書き込ませ、割り当てた他のブロ
ックにIPU80を介して処理中の画像ファイルの画像
データを書き込ませる(S29)。一方、ステップS2
7において、ハードディスク装置94から装着された記
憶媒体への転送であると判定されたならば(S27でN
o)、特定の識別情報を付与せずに、単に記憶領域を示
すブロック番号のみ更新して記憶媒体に画像属性管理デ
ータを書き込ませ、さらに、処理中の画像ファイルの画
像データを書き込ませる(S29)。こうして、二つの
画像記憶装置間で一つの画像ファイルの移動が終了する
と、メインコントローラ70は転送済みファイル数N2
の値を1だけ増やし(S30)、ステップS25に戻
る。そして、転送済みファイル数N2が画像ファイル数
N1に達したか否かを判定する(S25)。つまり、指
定された画像ファイルの転送がすべて終了したか否かを
判定し、終了していなければ(S25でNo)他の画像
ファイルについてステップS26以下をくり返し、終了
していれば(S25でYes)この動作フローから抜け
る。
【0026】次に、図16に示した動作フローに従っ
て、画像ファイルを自動削除する際の動作を説明する。
この実施例では、図示した動作フローを定期的(例えば
1分毎)に実行するようにしておき、この動作フローに
入ると、メインコントローラ70は登録されている画像
ファイルを自動的に削除する自動削除モードが設定され
ているか否かを判定する(S31)。利用者は操作部6
0を用いて自動削除モードにするか否かを予め設定して
おくのである。そして、自動削除モードが設定されてい
ると判定されたならば(S31でYes)、ハードディ
スク装置94に登録されている画像ファイル数Mを取得
する(S32)。続いて、メインコントローラ70は取
得した画像ファイル数が0か否かを判定し(S33)、
0でなければ(S33でNo)M個の画像ファイルすべ
てについて処理が終了したか否かを判定する(S3
4)。そして、この時点では終了していないと判定され
るので(S34でNo)、ハードディスク装置94から
読み出した1番目の画像ファイルの画像属性管理データ
中の自動削除用の識別情報をチェックする(S35)。
こうして、例えば識別情報として着脱可能な記憶媒体か
ら読み出された画像情報であることを示す情報が設定さ
れていないと判定されたならば、つまり、自動削除許可
ファイルであると判定されたならば(S36でYe
s)、画像属性管理データ中の蓄積時刻情報を取得する
と共に時計回路74からそのときの現在時刻を取得する
(S37)。そして、その現在時刻から蓄積時刻を減じ
た値が所定値Aより大か否かを判定し(Aは0でもよ
い)(S38)、所定値Aより大であれば(S38でY
es)、その画像ファイルをハードディスク装置94か
ら削除する処理を実行する(S39)。つまり、古くな
った画像ファイルを自動的に削除するのである。
【0027】この後はステップS34に戻り、登録され
ているM個の画像ファイルについて処理が終了したか否
かを判定し、終了していなければ(S34でNo)ステ
ップS35以下をくり返し、終了していれば(S34で
Yes)、この動作フローから抜ける。なお、ステップ
S31において自動削除モードでないと判定された場合
(S31でNo)、およびステップS33で登録されて
いる画像ファイルが0(つまり、画像ファイルが登録さ
れていない)と判定された場合は(S33でYes)、
直ちにこの動作フローから抜ける。こうして、この実施
例によれば、装着された記憶媒体から内部に固定された
ハードディスク装置94など画像記憶手段に移した画像
ファイル(画像データ)については自動削除が行われな
いので、その画像記憶手段に記憶されている画像ファイ
ル中の蓄積時刻情報の古い画像ファイルを自動的に削除
するようにしても、記憶媒体から戻した画像ファイルが
戻して直ぐに自動削除されてしまうというようなことが
なくなる。なお、第2の実施例において、自動削除を行
わないようにするための識別情報が付与されている画像
ファイルの画像データを更新したり、その画像属性管理
データ中の例えばバージョン(版)情報や検索用情報な
どを更新した結果として、蓄積時刻情報をそのときの現
在時刻などに更新した場合にはその画像ファイルに付与
した前記画像管理データ中の識別情報を削除する。これ
により、着脱可能な記憶媒体から画像ファイルを戻した
後、その画像ファイルの一部については手動で画像ファ
イル削除を行う手間が省ける。
【0028】次に、画像記憶手段に記憶されている各種
管理情報の構成を変えた第3の実施例について説明す
る。この実施例では、メインコントローラ70が、内部
画像記憶装置や着脱可能な記憶媒体など画像記憶手段に
記憶される各画像ファイルの一覧情である画像ファイル
リストデータ、画像データを1単位画像(例えば1ペー
ジ)毎に管理するアロケーションデータ(FAT)、単
位画像を一つまたは複数まとめて画像ファイルとして管
理するためのファイル構成情報、および単位画像を構成
するブロック(クラスタ)の使用状態などを管理するク
ラスタ情報を作成し、画像記憶手段に記憶される画像デ
ータに対応付けて記憶する。なお、アロケーションデー
タが第1の管理情報であり、ファイル構成情報が第2の
管理情報(但し、ここに含まれているアロケーションデ
ータへのポインタである画像番号は第1の管理情報でも
ある)、画像ファイルリストデータが第3の管理情報で
ある(但し、ここに含まれているファイル構成情報への
ポインタであるファイル番号は第2の管理情報であ
る)。図17に、メインコントローラ70が作成した画
像ファイルリストデータ、アロケーションデータ(FA
T)、クラスタ情報、およびファイル構成情報を含む情
報群のデータ構成を示す。このような情報群がハードデ
ィスク装置94や外部画像記憶装置95内の記憶媒体に
記憶されるのである。図17に示したように、最初の領
域には画像ファイルリストデータが記憶され、ここに
は、図18に示すように、各画像ファイルに対応する各
レコード(各行)の情報として、文書名(ファイル
名)、ユーザ識別符号(ユーザID)、蓄積時刻など図
3に示した表示領域106に表示させる各情報および各
画像ファイルに付与したファイル番号を記憶する。
【0029】また、図19に、アロケーションデータの
構成を示す。図示したように、一つのレコード(図示の
1行)は画像ファイルを構成している各単位画像(例え
ば1ページ)に付与される画像番号、その単位画像の画
像データが記憶されている最初のブロック(クラスタ)
の画像スタートアドレス(アドレスとは全体の記憶領域
を等サイズに細分化した各記憶領域に配列順に付与した
一連番号である)、各画像単位のブロック数である画像
サイズ情報から成る。アロケーションデータに続く領域
には図20に示すようなクラスタ情報が記憶される。図
示したように、各レコードは使用中/空きを示す情報と
割り付けられた画像番号の単位画像用に付与された次の
ブロックのアドレスからなる。なお、各単位画像用に付
与された次のブロックがなければ例えば「END」と書
き込む。また、図20に示した例では連続したブロック
が付与されているが、空きブロックは連続しているとは
限らないので、付与されるブロックが飛ぶ場合もある。
また、20に示した左側の番号はブロック番号である。
また、「使用中」とはそのブロックに有効な画像データ
が記憶されているということで、例えば「使用中」であ
れば「1」、「空き」状態であれば「0」と設定する。
なお、最終ブロックに「END」と書き込む代わりに、
実際には存在しないアドレス値(例えば99999のよ
うな)を書き込んでおき、それを最終ブロックとみなす
ようにしてもよい。また、使用中か空きかを示すデータ
領域を設ける代わりに、次ブロックアドレスを示す領域
に実際には存在しないアドレス値(例えば88888の
ような)を書き込んでおき、そのような値が書き込まれ
ているブロックは「空き」状態であるとみなすようにし
てもよい。次の領域には、図21に示すようなファイル
構成情報が記憶される。図示したように、各画像ファイ
ルに対応した各レコードには、画像ファイルを構成する
単位画像が1ページの画像である場合には、各ページに
付与された画像番号がページ順に記憶される。なお、こ
の領域には例えば印刷時に用いる情報など図3に示した
画面に表示されないファイル属性情報なども記憶され
る。次は画像ファイル領域で、ここには複数の画像ファ
イルの画像データが記憶される。画像ファイルを構成す
る単位画像が1ページの画像である場合は、最初が1ペ
ージ目の画像データ、次が2ページ目の画像データとい
うように記憶する。但し、これらが記憶される領域は必
ずしも連続しているわけではない。画像データ格納時、
クラスタ情報を参照して空いている複数のブロックを取
得し、取得したブロックの配列順に順次記憶するのであ
る。したがって、取得したブロックが飛んでいれば1フ
ァイルの画像データの記憶領域は不連続になる。1ペー
ジの画像データが1ブロックに収まらなければ1ページ
の画像データが不連続になる場合もある。
【0030】このような管理データの構成で、この実施
例では、前記第1および第2の実施例に示した各動作フ
ローとほぼ同様に動作する。以下、第1の実施例である
図14に対応した動作フローを図22に示した動作フロ
ーに従って説明する。まず、利用者が操作部60内のコ
ピーサーバーキー69を押し、表示された液晶タッチパ
ネル61を用いて、どの画像記憶装置からどの画像記憶
装置へ画像データを転送(移動)するのか指示する。そ
うすると、メインコントローラ70は、外部画像記憶装
置95内の記憶媒体から読み出して転送するのであれ
ば、IPU80を介してその記憶媒体から画像ファイル
リストデータ、アロケーションデータ、クラスタ情報、
およびファイル構成情報を取得し、ハードディスク装置
94から読み出して転送するのであれば、そのハードデ
ィスク装置94から画像ファイルリストデータ、アロケ
ーションデータ、クラスタ情報、およびファイル構成情
報を取得する。なお、記憶媒体の装着後初めての読み出
しでなくて画像ファイルリストデータなどが例えばハー
ドディスク装置94内に保持されていれば、その画像フ
ァイルリストデータなどを取得する。そして、メインコ
ントローラ70は取得した画像ファイルリストデータに
従ってファイル名など画像ファイル一覧情報を液晶タッ
チパネル61に表示させ(図3参照,但し、この画面は
ハードディスク装置94内の画像データを記憶媒体へコ
ピーさせる場合の画面である)、その中から転送する一
つまたは複数の画像ファイルに対応した行を選択させる
(S41)。こうして、画像ファイルが選択され、その
画像ファイルの読み出し、転送が指示されたことを認識
すると(S42)、メインコントローラ70は転送する
画像ファイル数N1、つまり指示された画像ファイルの
数を取得すると共に(S43)、RAM73の所定領域
の転送済みファイル数N2を0にクリア(設定)する
(S44)。続いて、メインコントローラ70は転送済
みファイル数N2が画像ファイル数N1に達したか否か
を判定する(S45)。つまり、指定された画像ファイ
ルの転送がすべて終了したか否かを判定するのである。
当然ながら、第1回目の判定では画像ファイル数N1に
達していないと判定される(S45でNo)。次に、メ
インコントローラ70は画像データ転送が装着されてい
る記憶媒体からハードディスク装置94へなのか、それ
ともその逆なのかを判定する(S46)。そして、前者
(S46でYes)であれば、メインコントローラ70
内の時計回路74からそのときの現在時刻を取得し(S
47)、記憶媒体から読み出しておいた画像ファイルリ
ストデータ中の処理中の画像ファイルの蓄積時刻情報を
取得した現在時刻に更新する(S48)。
【0031】さらに、ハードディスク装置94の各種管
理情報を読み出し、そのうちのクラスタ情報を参照して
必要な数(記憶媒体の各種管理情報から求める)の空き
ブロックを取得し、その空きブロックを転送画像ファイ
ルの各ページの画像データ記憶領域として割り当て、そ
の割り当てに従って、ハードディスク装置94から読み
出したファイル構成情報、アロケーションデータ、クラ
スタ情報を更新する。続いて、メインコントローラ70
は読み出しておいた記憶媒体の画像ファイルリストデー
タから処理中の画像ファイルのファイル番号を取得し、
ファイル構成情報中のそのファイル番号に対応付けられ
た画像番号を取得し、アロケーションデータ中のその画
像番号に対応つけられたブロックの画像スタートアドレ
スを取得して、そのアドレスのブロックに記憶されてい
る画像データをIPU80を介して読み出させ、ハード
ディスク装置94内の取得した最初のブロックに書き込
ませる(S49)。そして、記憶媒体から読み出したク
ラスタ情報を参照して後続のブロックのアドレスを取得
し、さらに、ファイル構成情報を介して取得した後続ペ
ージの画像番号に従ってアロケーションデータとクラス
タ情報とによりさらに後続のブロックのアドレスを取得
して、記憶媒体中のそれらのアドレスのブロックに記憶
されている画像データを順次読み出し、ハードディスク
装置94内の取得した後続のブロックに書き込ませる
(S49)。また、記憶媒体の画像ファイルリストデー
タ中の移動させた画像ファイル分をハードディスク装置
94の画像ファイルリストデータへ移す。また、この移
動に伴って、記憶媒体のファイル構成情報、アロケーシ
ョンデータ、クラスタ情報も更新する。一方、ステップ
S46において、ハードディスク装置94から装着され
た記憶媒体への転送であると判定されたならば(S46
でNo)、転送する画像ファイルの蓄積時刻情報を更新
しないまま、つまりハードディスク装置94から読み出
したままの蓄積時刻情報をこのとき記憶媒体に書き込ま
れる画像ファイルの蓄積時刻情報として付与し、記憶媒
体およびハードディスク装置94の各管理情報を更新す
るとともに、処理中の画像ファイルの画像データをハー
ドディスク装置94から読み出させ、記憶媒体に書き込
ませる(S49)。
【0032】その後、メインコントローラ70は転送済
みファイル数N2の値を1だけ増やし(S50)、ステ
ップS45に戻る。そして、転送済みファイル数N2が
画像ファイル数N1に達したか否かを判定する(S4
5)。つまり、指定された画像ファイルの転送がすべて
終了したか否かを判定し、終了していなければ(S45
でNo)他の画像ファイルについてステップS46以下
をくり返し、終了していれば(S45でYes)この動
作フローから抜ける。こうして、第1の実施例と同様
に、装着された記憶媒体から内部に固定されたハードデ
ィスク装置94など画像記憶手段に画像ファイルを移す
際に蓄積時刻情報がそのときの現在時刻に更新されるの
で、前記画像記憶手段に記憶されている画像ァイル中の
蓄積時刻情報の古い画像ファイルを自動的に削除するよ
うにしても、戻した画像ファイルが戻して直ぐに自動削
除されてしまうというようなことがなくなる。また、画
像記憶手段から装着された記憶媒体に画像ファイルを移
す際には蓄積時刻情報が更新されないので、つまり画像
記憶手段に記憶されたときに付与された蓄積時刻情報を
記憶媒体の蓄積時刻情報として付与するので、その後、
その画像記憶手段への画像ファイル記憶時である蓄積時
刻情報を、記憶媒体から古い画像ファイルを削除する際
や画像ファイルを検索する際などに利用することができ
る。また、第2の実施例である図15に対応した図23
に示す動作フローでは、図22に示したステップS47
およびS48がステップS57に置き換わった以外は図
22と同様に動作する。また、ステップS57では、ハ
ードディスク装置94に記憶される(書き込まれる)画
像ファイル分としてハードディスク装置94の画像ファ
イルリストデータに追加するデータの1項目として自動
削除を行わせないための特定の識別情報を付与する。こ
の識別情報は例えば着脱可能な記憶媒体から読み出され
た画像情報(画像データ、あるいはそれに加えてその管
理情報)であることを示す情報である。また、図16に
対応する動作フローは第3の実施例の場合も同様にな
る。但し、第3の実施例では、ステップS35におい
て、自動削除用の識別情報は画像ファイルリストデータ
中から取得される。
【0033】以上は、一台の画像処理装置において、外
部記憶装置から転送された画像データが内部記憶装置に
記憶される場合等において、記憶されるべきデータが削
除されるのを防止するものであるが、近年、複数の画像
処理装置がネットワーク上に接続され、これら画像処理
装置間で画像データのやりとりが行われる場合が多くな
っており、以下の実施例は、このような画像処理装置間
で送受信される画像データが自動的に削除等されること
がないようにするものである。
【0034】図24は、ネットワークに接続された画像
形成システムの全体構成図であり、スキャナやプリンタ
機能を備えた画像形成装置103とパソコン等のホスト
装置104で作成された印刷データは、LAN105及
びパラレルインターフェース(I/F)106を通じて
画像形成装置間でやりとりされる。また、これら画像形
成装置間では各種情報の交換も可能になっている。
【0035】図25は、前記画像形成装置に搭載される
制御装置のブロック構成図であり、基本構成は図4と同
じであり、図25においては、ネットワークシステムに
係るプリンタコントローラ100、LANコントローラ
101、パラレルI/Fコントローラ102が設けられ
ている。図25において、メインコントローラ70は、
図4と同様、画像処理装置全体を制御する。このメイン
コントローラ70には、利用者に示す表示や利用者から
の機能設定入力を制御する操作部60、スキャナの制
御、原稿画像データを画像メモリに書き込む制御、画像
メモリに記憶された画像データを用いて作像制御などを
行う画像処理ユニット(IPU)80、原稿自動送り装
置(ADF)1などが接続されている。また、紙搬送な
どに必要なメインモータ32、各種クラッチ34,35,
36,37も接続されている。また、メインコントロー
ラ70はその内部に時計回路74を有している。更にメ
インコントローラ70には、プリンタコントローラ10
0が接続され、外部から入力される画像及びプリント指
示するコマンドを解析し、画像データとして印刷できる
状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから
解析してここでは図示されないプリンタエンジンへ出力
する等の動作を決定する。更にパソコンや他の画像形成
装置からの画像情報を受信し、画像処理ユニットIPU
80内の画像メモリを介してハードディスク装置94に
記憶する。プリンタコントローラ100には、画像及び
コマンドをLAN及びパラレルI/Fを通じて受信し動
作するためにLANコントローラ101とパラレルI/
Fコントローラ102が接続されることによって、図2
3で示したパソコンや画像形成装置とネットワーク接続
を可能にしている。ネットワークを介する通信手段に
は、インターネットの標準プロトコルとして普及してい
るTPC/IP使用することができる。この通信手段を
介することにより、ネットワークに接続された各画像形
成装置の機械構成情報や動作状況、若しくはリモート出
力、蓄積コマンド等の制御コマンド、設定コマンドの送
受信も行う。
【0036】ここで、ある画像形成装置に記憶したある
画像ファイルをネットワーク上の他の画像形成装置に転
送する場合に、転送先で自動削除されないようにする第
4の実施例について説明する。図26は、本発明の第4
の実施例を示す画像処理装置の動作フロー図である。あ
る画像形成装置103(又はパソコン104)におい
て、既に、蓄積時刻情報を有する画像データがハードデ
ィスク装置等に蓄積されている(図26の外部画像デー
タ蓄積処理)。転送元画像形成装置において、コピーサ
ーバーキー69を押下すると、液晶タッチパネル61に
は、蓄積されているファイルや転送先画像形成装置の一
覧が示されるので、その中から転送するファイルを選択
し、更に転送先の画像形成装置を決定する。転送指示が
検知されると、メインコントローラ70は、転送する画
像ファイルのファイル数等の情報を取得すると共に転送
先の画像形成装置に対して"ファイル転送要求コマンド"
を発行する。以下、転送先の画像形成装置において、図
26のフローにしたがって処理が実行される。なお、図
26は、1ファイルの転送について記述しているが、複
数ファイルの転送には、基本的に1ファイル転送動作を
繰返せばよい。転送先画像形成装置は、メインコントロ
ーラ70により送信元画像形成装置からファイル転送の
要求があったか否かを判定する(S61)。ファイル転
送がなければ(S61のNO)、この処理は終了し、フ
ァイル転送があった場合は(S61のYES)、新規フ
ァイルの蓄積に備えて、メインコントローラ70は、送
信元のロケーション管理データを送信元から取得してロ
ケーション管理データの設定処理を行う(S62)。設
定処理が終了すると受信側から送信元に設定処理終了が
通知され、この通知に対応してファイルの送信が開始さ
れ、受信側画像形成装置は、ファイルの画像データを受
信、処理する(S63)。そして画像データをメモリ記
憶ができるようページ単位で画像展開する(S64)。
メインコントローラ70は、1ページ分の画像展開が行
われたか否かの判定を行い(S65)、1ページに達し
ていなければ(S65のNO)、ステップ63に戻り、
さらに画像データの受信、処理並びに画像展開を1ペー
ジ分に達するまで継続する。1ページ分の画像展開が終
了すると(S65のYES)、当該ページの画像データ
をハードディスク94に蓄積処理すると共にロケーショ
ン管理データを更新し、ハードディスク94への書込み
情報をRAM73に記憶する(S66)。以上の処理が
終了するとメインコントローラ70は、以上の処理が1
ファイルの全ページの最終画像まで実行されたか、つま
りファイルの登録要求がなされたか否かを判定し(S6
7)、最終画像まで処理されていなければ(S67のN
O)、ステップ63に戻り、最終画像の処理が終了する
まで以上の処理を継続する。最終画像の処理が終了し、
ファイル登録の要求がなされると(S67のYES)、
前記ハードディスク94への書込み情報からファイル
名、蓄積時刻情報等が記載されている画像属性管理デー
タ情報を取得し(S68)、また時計回路74から現在
時刻を取得する(S69)。そして、この現在時刻で取
得した画像属性管理データ情報の蓄積時刻情報を更新
し、ハードディスク94に記憶するなどじてファイルの
作成を完了し(S70)、この処理を終了する。本実施
例4によれば、このように転送されたファイルの蓄積時
刻情報が更新されるので、ネットワークに接続された画
像形成装置から他の画像形成装置にファイルが転送され
る場合に、ファイルが転送された直後に転送先の蓄積時
刻による自動削除機能により削除されることはなくな
る。
【0037】更に、ファイルの転送先で自動削除されな
いようにする第5の実施例について説明する。第5の実
施例は、ネットワークに接続されたある画像形成装置か
ら他の画像形成装置にファイルが転送される場合に、フ
ァイルが有する蓄積時刻情報は、それ自身重要であって
転送時に更新したくない場合があるので、この蓄積時刻
情報を更新することなく、転送先にて自動削除されるこ
とがないようにする。図27は、第5の実施例を示す画
像処理装置の動作フロー図である。図27において、あ
る画像形成装置103(又はパソコン104)におい
て、既に、蓄積時刻情報を有する画像データがハードデ
ィスク装置等に蓄積されている(図27の外部画像デー
タ蓄積処理)。転送元画像形成装置において、コピーサ
ーバーキー69を押下すると、液晶タッチパネル61
に、蓄積されているファイルや転送先画像形成装置の一
覧が示されるので、その中から転送するファイルを選択
し、更に転送先の画像形成装置を決定する。転送指示が
検知されると、メインコントローラ70は、転送する画
像ファイルのファイル数等の情報を取得すると共に転送
先の画像形成装置に対して"ファイル転送要求コマンド"
を発行する。以下、転送先の画像形成装置において、図
27のフローにしたがって処理が実行される。なお、図
27は、1ファイルの転送について記述しているが、複
数ファイルの転送には、基本的に1ファイル転送動作を
繰返せばよい。転送先画像形成装置は、メインコントロ
ーラ70により送信元画像形成装置からファイル転送の
要求があったか否かを判定する(S71)。ファイル転
送がなければ(S71のNO)、この処理は終了し、フ
ァイル転送があった場合は(S71のYES)、新規フ
ァイルの蓄積に備えて、メインコントローラ70は、送
信元のロケーション管理データを送信元から取得してロ
ケーション管理データの設定処理を行う(S72)。設
定処理が終了すると受信側から送信元に設定処理終了が
通知され、この通知に対応してファイルの送信が開始さ
れ、受信側画像形成装置は、ファイルの画像データを受
信、処理する(S73)。そして画像データをメモリ記
憶ができるようページ単位で画像展開する(S74)。
メインコントローラ70は、1ページ分の画像展開が行
われたか否かの判定を行い(S75)、1ページに達し
ていなければ(S75のNO)、ステップ73に戻り、
さらに画像データの受信、処理並びに画像展開を1ペー
ジ分に達するまで継続する。1ページ分の画像展開が終
了すると(S75のYES)、当該ページの画像データ
をハードディスク94に蓄積処理すると共にロケーショ
ン管理データを更新し、ハードディスク94への書込み
情報をRAM73に記憶する(S76)。以上の処理が
終了するとメインコントローラ70は、以上の処理が1
ファイルの全ページの最終画像まで実行されたか、つま
りファイルの登録要求がなされたか否かを判定し(S7
7)、最終画像まで処理されていなければ(S77のN
O)、ステップ63に戻り、最終画像の処理が終了する
まで以上の処理を継続する。最終画像の処理が終了し、
ファイル登録の要求がなされると(S77のYES)、
前記ハードディスク94への書込み情報からファイル
名、蓄積時刻情報等が記載されている画像属性管理デー
タ情報を取得する(S78)。取得した画像属性管理デ
ータ中に、画像属性管理データ情報の一つとして、自動
削除を行わせないための特定の識別記号を付与し、ファ
イルの作成を完了(S79)し、この処理を終了する。
このような識別情報の付与は、操作部60を用いて非削
除情報付与モードを設定しておくことにより、メインコ
ントローラ70によって受信した画像情報に前記識別情
報を自動的に付与することが可能になる。
【0038】本実施例5によれば、このように転送され
たファイルに特定の識別情報が付与されるので、ネット
ワークに接続された画像形成装置から他の画像形成装置
にファイルが転送される場合に、ファイルを受信した画
像形成装置は、元の蓄積時刻情報を更新することなく、
つまり残したままファイルの削除をブロックする。
【0039】更に、転送先でこのような画像情報の非削
除のための識別情報を付与した後に、新たに蓄積時刻情
報を書換えて削除対象に変換したい事態が発生すること
がある。このような事態に対処するために、一旦付与し
た識別情報を解消できるようにする。図28は、付与し
た識別情報の解消を行う動作フロー図である。利用者は
操作部60内のコピーサーバーキー69を押し、表示さ
れた液晶タッチパネル61を用いて、どの画像情報の蓄
積時刻情報を更新するかチェックし、更新するファイル
を選択し、更新を指示する(図28)。そうすると、メ
インコントローラ70が、記憶装置95から指示された
ファイルを読み出し、蓄積時刻情報を更新する事象か否
かを判定し(S81)、その事象でなければ(S81の
NO)、処理を終了し、その事象であれば(S81のY
ES)、自動削除を禁止するための識別情報が設定され
ているか否かを判定する(S82)。設定されていれば
(S82のYES)、メインコントローラ70は、画像
属性管理データ中の自動削除を禁止するための識別情報
の設定を解除する(S83)。そして前記データ中の蓄
積時刻情報を現在時刻で更新し(S84)、この処理を
終了する。ステップS82において、自動削除を禁止す
るための識別情報が設定されていなければ(S82のN
O)、画像属性管理データ中の蓄積時刻情報を更新し
(S84)、処理を終了する。
【0040】これにより転送後に設定された自動削除非
対象ファイル状態、即ち自動削除の禁止状態から開放さ
れ、自動削除対象ファイルとして扱うことができるよう
になる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明に対応する効果: 画像
処理装置に接続可能な記憶装置(外部記憶装置)から画
像処理装置の記憶装置(内部記憶装置)に画像情報を転
送した場合、外部記憶装置で蓄積していた古い蓄積時刻
情報は新しい現在時刻情報に更新されるので、転送後す
ぐに画像情報が自動的に削除されることはなくなる。 請求項2の発明の効果: 内部記憶装置から外部記憶装
置に転送した場合、古い蓄積時刻情報が使用されるの
で、その後、外部記憶装置から古い画像情報を削除する
際や画像情報を検索する際、それを基点として判断する
ことができる。 請求項3の発明の効果: 画像処理装置に接続可能な記
憶装置(外部記憶装置)から画像処理装置の記憶装置
(内部記憶装置)に画像情報を転送した場合、自動削除
禁止の識別情報の付与という簡単な手段で、転送後すぐ
に自動的に削除されることをなくすことができる。 請求項4の発明の効果: 内部記憶装置から外部記憶装
置に転送する場合、自動削除禁止の識別情報は削除され
るので、削除対象の画像情報として残すことができ、将
来必要な場合、削除可能にすることができる。 請求項5の発明の効果: 前記識別情報を付与された画
像情報の画像データを更新したり、そのデータ中の例え
ばバージョン(版)情報や検索用情報等を更新した結
果、蓄積時刻情報を現在時刻などに更新した場合には、
付与された前記識別情報が削除可能になる。又、その画
像情報の一部については手動でファイル削除を行う手間
が省ける。 請求項6の発明の効果: 当該画像情報が外部記憶装置
から読み出された画像情報であることことを示す情報を
識別情報に使用するので、容易に識別情報を付与するこ
とができる。 請求項7の発明の効果: ネットワークに接続可能な画
像蓄積装置において、請求項1の発明の効果と同様の効
果が得られる。 請求項8の発明の効果: ネットワークに接続可能な画
像蓄積装置において、請求項3の発明の効果と同様の効
果が得られる。 請求項9の発明の効果: ネットワークに接続可能な画
像蓄積装置において、画像情報を削除対象として残すこ
とができ、将来必要な場合、削除可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各実施例の画像処理装置の概略図で
ある。
【図2】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の構成
図である。
【図3】 本発明の各実施例の画像処理装置の画面図で
ある。
【図4】 本発明の各実施例の画像処理装置要部のブロ
ック図である。
【図5】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の他の
ブロック図である。
【図6】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の他の
ブロック図である。
【図7】 本発明の各実施例の画像処理装置要部のタイ
ミングチャートである。
【図8】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の説明
図である。
【図9】 本発明の各実施例の画像処理装置の他の画面
図である。
【図10】 本発明の各実施例の画像処理装置のブロッ
ク図である。
【図11】 本発明の各実施例の画像処理装置要部のデ
ータ構成図である。
【図12】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の他
のデータ構成図である。
【図13】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の他
のデータ構成図である。
【図14】 本発明の第1の実施例を示す画像処理装置
の動作フロー図である。
【図15】 本発明の第2の実施例を示す画像処理装置
の動作フロー図である。
【図16】 本発明の第2の実施例を示す画像処理装置
の他の動作フロー図である。
【図17】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
要部のデータ構成図である。
【図18】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
要部の他のデータ構成図である。
【図19】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
要部の他のデータ構成図である。
【図20】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
要部の他のデータ構成図である。
【図21】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
要部の他のデータ構成図である。
【図22】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
の動作フロー図である。
【図23】 本発明の第3の実施例を示す画像処理装置
の他の動作フロー図である。
【図24】 本発明が適用されるネットワークシステム
の概略構成図である。
【図25】 本発明の各実施例の画像処理装置要部の他
のブロック図である。
【図26】 本発明の第4の実施例を示す画像処理装置
の動作フロー図である。
【図27】 本発明の第5の実施例を示す画像処理装置
の動作フロー図である。
【図28】 本発明の第5の実施例における識別情報の
解消を行う動作フロー図である。
【符号の説明】
27 書き込みユニット、60 操作部、61 液晶タ
ッチパネル、62 テンキー、68 コピーキー、69
コピーサーバーキー、70 メインコントローラ、7
1 CPU、73 RAM、74 時計回路、80 画
像処理ユニット、85 セレクタ、86 画像メモリコ
ントローラ、87 画像メモリ、88CPU、91 R
AM、94 ハードディスク装置、95 外部画像記憶
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 増山 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内 (72)発明者 宮崎 亮乃輔 東京都大田区中馬込1丁目3番6号株式会 社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置の内部記憶装置と外部記憶
    装置間で、蓄積時刻情報を有する画像情報を転送する手
    段と、該蓄積時刻情報を検知する手段と、該検知した蓄
    積時刻情報に基き所定時間経過した画像情報を自動的に
    削除する手段を有する画像処理装置であって、前記いず
    れかの記憶手段から転送する画像情報を選択する手段
    と、外部記憶装置から選択した画像情報の蓄積時刻情報
    を現在時刻情報に更新する手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記転送手段は、内部記憶装置から選択した画像情報
    に、外部記憶手段から読み出した時の蓄積時刻情報を付
    与して転送することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像処理装置の内部記憶装置と外部記憶
    装置間で、蓄積時刻情報を有する画像情報を転送する手
    段と、該蓄積時刻情報を検知する手段と、該検知した蓄
    積時刻情報に基き所定時間が経過した画像情報を自動的
    に削除する手段を有する画像処理装置であって、前記い
    ずれかの記憶手段から転送する画像情報を選択する手段
    と、外部記憶装置から選択した画像情報に自動削除を禁
    止する識別情報を付与する手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、
    前記転送手段は、内部記憶装置から選択した画像情報の
    前記自動削除を禁止する識別情報を削除して転送するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像処理装置において、
    前記自動削除を禁止する識別情報が付与された画像情報
    の蓄積時刻情報を更新し、蓄積時刻情報を更新した画像
    情報の前記識別情報を削除する手段を更に有することを
    特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかに記載の画像
    処理装置において、外部記憶装置から読出された画像情
    報を示す情報を前記自動削除を禁止する識別情報として
    使用することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続可能な画像蓄積装置
    において、蓄積時刻情報が付与された画像情報を受信す
    る手段と、画像情報の蓄積時刻情報を検知する手段と、
    該検知した蓄積時刻情報に基き所定時間が経過した画像
    情報を自動的に削除する手段を有する画像処理装置であ
    って、受信した画像情報の蓄積時刻情報を現在時刻情報
    に更新する手段を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続可能な画像蓄積装置
    において、蓄積時刻情報が付与された画像情報を受信す
    る手段と、受信した画像情報の蓄積時刻情報を検知する
    手段と、該検知した蓄積時刻情報に基き所定時間経過し
    た画像情報を自動的に削除する手段を有する画像処理装
    置であって、受信した画像情報に自動削除を禁止する識
    別情報を付与する手段を有することを特徴とする画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像処理装置において、
    前記自動削除を禁止する識別情報を削除する手段を更に
    有することを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514286B2 (en) 2008-04-18 2013-08-20 Nikon Corporation Image transmission apparatus and image reception apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514286B2 (en) 2008-04-18 2013-08-20 Nikon Corporation Image transmission apparatus and image reception apparatus

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